◆−マッチ売りの青年−雅山 彰(3/12-13:27)No.8967 ┣Re:マッチ売りの青年−あうぃす・らーら(3/12-14:13)No.8968 ┣はじめまして−一坪(3/12-14:47)No.8971 ┗Re:マッチ売りの青年−貴秋&あっちゃん(『あっちゃん』誰のことだか・・)(3/12-17:41)No.8981
8967 | マッチ売りの青年 | 雅山 彰 | 3/12-13:27 |
はじめまして。 まだパソコン歴も浅い中学生の馬鹿の書いた駄文なので、文法の間違いとかあったら、指摘してやってください。 では、本編どうぞ。 * * * * * * * 昔々、とある所に一人の青年がおりました。 青年はマッチを売り、家の家計を支えておりました。 「マッチ、マッチはいりませんか?」 青年の名はゼロス、彼は貧乏な家に生まれ、幼い頃からマッチを売っていました。 ゼロスは自分の手のひらに、はあっと息を吹きかけました。 「ああ寒い。でもこれを売って帰らないとゼラス様にどんなお叱りを受けることやら・・・」 そう、青年は孤児だったのです。青年が凍えて死にそうなところを、ゼラスという男に助けられたのです。しかしそれから半年も経たないうちに、ゼラスは本性を見せ始めました。 昼間から酒を飲み、金が足りなくなればゼロスに稼いで来いと言い、ゼロスの稼ぎが足りなかったときには殴るけるの暴力と、そんな日々を十何年、ゼロス青年は続けてきたのです。 しかしゼロスも負けてはいませんでした。 耐えられなくなれば、ゼラスを週末の酒場に売り飛ばしたり、今夜はマッチが一本も売れなかったので家には帰りませんといい、実はマッチは全部売れていて、そのお金でホテルに泊まったり・・・と。不幸なようで、実は不幸じゃなくて、本当は不幸な人生を送ってきたのです。(なんのこっちゃ) 青年は身を刺す寒さにも耐え、マッチを売りつづけました。 しかし、可愛げのあった子供の頃ならまだいいとして、若い青年が売っているのでは、同情もへったくれもあったものではありません。そんな時でした。 「あの〜マッチ、買って頂けませんか?」 「はい?」 ゼロスが声をかけた金髪の女性が、奇蹟的にも振り返ったのです。 「何をしていらっしゃるんですか?」 「いや・・・マッチを売っているんですよ・・・」 「なぜマッチを売っているんですか?」 女性はのほほんとした口調で尋ねました。 それがゼロスには少々カチンときました。恐らく彼女はお嬢様なのでしょう。苦しみとは何たるかを知らないお嬢様。 しかしそれはゼロスにとっては絶好のチャンスでした。このまま同情に任せてマッチを売りつけてしまえばいいのですから。 「実は・・・マッチを全部売っていかないと・・・ゼラス様・・・いえ、お父さんに怒られてしまうんです。」 「ふつつかな事ですが・・・貴方ぐらいのお年でしたら、一人で生活できるのでは・・・」 「出来るものですか!あの方・・・ゼラス様はそれこそこの街を裏から牛耳ってらっしゃるような方・・・僕ごときに何が出来るとお思いですか・・・」 彼女はその言葉にうろたえました。その隙を、ゼロスは見逃しませんでした。 「ですから、ね。マッチ買っていって下さいよ。そうじゃないと僕・・・今夜こそ四十八手全部試されちゃうかもしれないんですよ?」 彼女は四十八手、という辺りに首をかしげましたが、青年が哀れになり、マッチを買うことを決めました。 「じゃあ・・・マッチを買わせて下さい・・・」 そう言うと彼女は何かを思い付いたように手をポンッと叩き、 「そんなに辛いんでしたら家に来て下さい。こう見えても家の父はここら一体の領主をやっているので・・・うかつには手を出せないと思いますよ?」 その言い分に少々ムカッと来た所はあるものの、ゼロスは彼女の家にお邪魔させてもらうことにしました。 「処で・・・貴方の名前は?」 「僕はゼロスといいます。」 「私はフィリアと言いますどうぞ宜しく。」 フィリアはそう言うとにこりと微笑み、握手を求める手を差し出しました。 しかしゼロスはその手を取らずに、代わりにフィリアを抱きしめました。 「え、あ!? ちょっと?!」 「今・・・寒いですよね・・・ 僕が温めてあげますよ・・・」 それからその路地裏で、何があったかは言う余地もありません。(はあと) ―フィリアの家― あれから一時間程度たって、ようやくフィリアは自分の家にたどり着きました。勿論ゼロスもいっしょです。 フィリアがただいまと言い、居間のドアを開けると、そこには一人の少年が寝そべりながらテレビを見ていました。 「ああ、帰ってきたのか。」 そう言って少年は振り向き、そして驚いたようにゼロスの顔を見ました。 「ひょっとして、俺、邪魔か? だったら帰るぜ。」 「な、何を言ってるんですか!変な事を言わないで下さい、ヴァルガ―ヴ!」 そうか、と一言言うと、ヴァルガ―ヴはまた寝そべりました。 「とにかく、あなたもそこに座っていてください。お茶持ってきますから。」 苛立ち気味にフィリアは言うと、キッチンの方へ行ってしまいました。 彼女がいなくなるのを見計らうと、ゼロスはヴァルガ―ヴに声をかけました。 「あなた・・・ひょっとしてあのヴァルガ―ヴさんですか?」 「あのってどのだよ・・・」 「いえ〜ガーヴ殿の片腕と名高い・・・あの?」 「お前、ガーヴ様のこと知ってんのか?!」 「ええ。まあ、一応ですけどね。」 ヴァルガ―ヴはゼロスに興味の眼差しを向けました。 「でも・・・本当に噂通りですね・・・特に・・・」 ゼロスはヴァルガーヴの服に手を忍び込ませました。 「お、おい?」 「この細い腰とか・・・」 そう言うとゼロスはヴァルガ―ヴの腰を撫で上げました。 「実に・・・僕好みですよ・・・」 そう言うと、ゼロスはヴァルガ―ヴの頬に手を当て、自分の方へと引き寄せ、そのまま――― その瞬間、ガシャン、という音がしました。 ヴァルガ―ヴとの愛の接吻を終えたゼロスがそちらの方向を振り向くと、そこにはフィリアが立っていました。 「おや・・・フィリアさん・・・見られちゃい、ましたか?」 その次の瞬間、その辺りは火の海になりました。 事の発端は誰も知らないことになっています。ですから、この事は誰も知らないあなたも知らない私も知らない。 ぢ・えんど 終わり・・・です。こんな駄文に最後までお付き合いしてくれた皆様、有り難うございます。異様なカップリングでしたよね、最後。でも好きなんです! そしてこの話のカップリングは、ゼラゼロ、ゼロフィリ、ヴァルフィリ、ガーヴァル、ゼロヴァル! 機会があったらまた何か書きたいと思うので、宜しくお願いします。中一の馬鹿ですが。 P・S ゼロヴァルの方(いるのか?!)お友達になりましょう。 |
8968 | Re:マッチ売りの青年 | あうぃす・らーら | 3/12-14:13 |
記事番号8967へのコメント どうも。あうぃすと申すしがない小娘です。 さっそくですが!(しぴっ)私もヴァルゼロ大好きです! てーか、この話で一応ちょっち好きになりました(はぁと) ほんじゃ、短いですがこの辺で。 さよーなら。 by あうぃす・ら−ら |
8971 | はじめまして | 一坪 E-mail | 3/12-14:47 |
記事番号8967へのコメント こんにちは一坪です。 投稿ありがとうございました!! >「ああ寒い。でもこれを売って帰らないとゼラス様にどんなお叱りを受けることやら・・・」 なんかリアルです。(笑) では、またよかったら投稿してくださいね。 ああ……またこんな感想……な一坪 |
8981 | Re:マッチ売りの青年 | 貴秋&あっちゃん(『あっちゃん』誰のことだか・・) | 3/12-17:41 |
記事番号8967へのコメント 雅山 彰さんは No.8967「マッチ売りの青年」で書きました。 > こんにちは。雅山様。 貴方の御投稿になった名文を拝見させていただき恐縮ながらも・・・ いいや、めんどい。要するに、まちがいはっけ〜ん!っちゅーことで。 週末は場末の間違いじゃないのですか〜!? それだけっす。そんじゃ。 P、S うちらが誰だか分かるよね、み・や・び・や・ま(はあと) |