◆−初投稿です−tsubame(4/1-17:10)No.9281
 ┣はじめまして−一坪(4/2-05:23)No.9289
 ┃┗Re:はじめまして−tsubame(4/2-10:01)No.9290
 ┣初めまして☆−扇(4/2-16:47)No.9297
 ┃┗Re:初めまして☆−tsubame(4/2-18:08)No.9298
 ┃ ┗Re:ふふふ・・・(謎)−扇(4/2-23:45)No.9304
 ┃  ┗Re:どうも有り難うございます−tsubame(4/3-07:34)No.9309
 ┣考えたくない事−tsubame(4/2-18:22)No.9299
 ┣リナの悲劇(前編)−tsubame(4/3-08:58)No.9311
 ┣リナの悲劇(中編)−tsubame(4/3-17:39)No.9318
 ┣ある授業風景−tsubame(4/3-18:14)No.9319
 ┗リナの悲劇(後編)−tsubame(4/4-08:51)No.9329


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9281初投稿ですtsubame E-mail 4/1-17:10


 はじめまして。tsubameと言う物です。
実力も無いのに投稿させていただきます。
駄文ですが、見て下さると有り難いです。



 起こったら恐ろしい出来事


 始業前の教室でリナとゼロスがお喋りをしている。
「暑いし、うるさいし、最悪。いっそのこと校長先生でも脅迫して、全教室冷暖完備にしてもらおうかしら?」
「仕方ないですよ、ここは教室なんですから。そんなにおっしゃるんならやりましょうか、リナさん?」
 暑くてイライラして物騒なことを言うリナに、涼しげな顔をして止めずに賛成するゼロス。
 そんなやり取りを中断するように、アメリア先生が入って来る。
 アメリア先生は、リナとゼロスのやり取りを聞いていたらしく延々と説教をし始めた。
「正義の心で暑さはなんとでもなるんです! 正義を愛する心させあれば、人間不可能なことは無いんです!…」
 しかも、暑いのにアメリア先生のバックには、きちんと炎が燃えている。
 結局、アメリア先生の説教は四限目まで続いた。
 <恐るべし、アメリア先生…>
 こう、思った生徒はたくさんいるだろう。
    終わり



 すみません、リナ&ゼロス&アメリアファンのみなさま。これでも、みんな好きなんです。最後に、ここまで読んで下さったみなさま。本当に、どうもありがとうございました。では、失礼します。

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9289はじめまして一坪 E-mail 4/2-05:23
記事番号9281へのコメント

投稿ありがとうございました!


アメリアさんのスーツにメガネの先生ルック、めちゃ似合いそうです(はぁと)


よかったら、また投稿してくださいね。

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9290Re:はじめましてtsubame E-mail 4/2-10:01
記事番号9289へのコメント

一坪さんは No.9289「はじめまして」で書きました。
>
>投稿ありがとうございました!
いえ、どういたしまして。
>
>アメリアさんのスーツにメガネの先生ルック、めちゃ似合いそうです(はぁと)
確かに似合いそうです。そうおっしゃっていただけて嬉しいです。
>
>よかったら、また投稿してくださいね。
こんな駄文でよろしければ、また投稿させていただきます。

感想を下さり、本当にどうも有り難うございました。
では、失礼します。


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9297初めまして☆4/2-16:47
記事番号9281へのコメント

tsubameさんは No.9281「初投稿です」で書きました。

> はじめまして。tsubameと言う物です。
 はじめまして、tsubameさん。わたしは扇という謎の者です♪

>実力も無いのに投稿させていただきます。
 大丈夫です。みんな最初はそういうものですよ。

> 起こったら恐ろしい出来事
 題名だけで恐ろしい(笑)

> 始業前の教室でリナとゼロスがお喋りをしている。
>「暑いし、うるさいし、最悪。いっそのこと校長先生でも脅迫して、全教室冷暖完備にしてもらおうかしら?」
 お金がかかりますよ(笑)

>「仕方ないですよ、ここは教室なんですから。そんなにおっしゃるんならやりましょうか、リナさん?」
 よし、やっちゃいましょう(おいおい)

>「正義の心で暑さはなんとでもなるんです! 正義を愛する心させあれば、人間不可能なことは無いんです!…」
> しかも、暑いのにアメリア先生のバックには、きちんと炎が燃えている。
 よけい暑くしないで下さい〜(とある生徒の悲鳴)

> 結局、アメリア先生の説教は四限目まで続いた。
> <恐るべし、アメリア先生…>
> こう、思った生徒はたくさんいるだろう。
 たしかに恐ろしい・・・授業は・・・?

> すみません、リナ&ゼロス&アメリアファンのみなさま。これでも、みんな好きなんです。最後に、ここまで読んで下さったみなさま。本当に、どうもありがとうございました。では、失礼します。
 いやぁ、面白かったですよ。また投稿お願いします☆

 ではでは、扇でした〜☆

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9298Re:初めまして☆tsubame E-mail 4/2-18:08
記事番号9297へのコメント

扇さんは No.9297「初めまして☆」で書きました。
>
>tsubameさんは No.9281「初投稿です」で書きました。
>
>> はじめまして。tsubameと言う物です。
> はじめまして、tsubameさん。わたしは扇という謎の者です♪
謎ですか? 何が謎なのか、私にはさっぱりです。

>>実力も無いのに投稿させていただきます。
> 大丈夫です。みんな最初はそういうものですよ。
有り難うございます。なんてもったいないお言葉。
>> 起こったら恐ろしい出来事
> 題名だけで恐ろしい(笑)
そうですね。タイトルが思い付かなくて、こんなタイトルにしちゃいました(笑)

>> 始業前の教室でリナとゼロスがお喋りをしている。
>>「暑いし、うるさいし、最悪。いっそのこと校長先生でも脅迫して、全教室冷暖完備にしてもらおうかしら?」
> お金がかかりますよ(笑)
確かにそうですね。ウチの学校にはクーラーが無いので、どれくらいお金がかかるのか分からないんですよ。いったい、どれくらいかかるんでしょうか?

>>「仕方ないですよ、ここは教室なんですから。そんなにおっしゃるんならやりましょうか、リナさん?」
> よし、やっちゃいましょう(おいおい)
あははは…。

>>「正義の心で暑さはなんとでもなるんです! 正義を愛する心させあれば、人間不可能なことは無いんです!…」
>> しかも、暑いのにアメリア先生のバックには、きちんと炎が燃えている。
> よけい暑くしないで下さい〜(とある生徒の悲鳴)
同感です。暑い日に説教くらうほど、恐怖な事はないでしょうから(私にとって)

>> 結局、アメリア先生の説教は四限目まで続いた。
>> <恐るべし、アメリア先生…>
>> こう、思った生徒はたくさんいるだろう。
> たしかに恐ろしい・・・授業は・・・?
たぶん、どこかで補習でもやるんでしょう、きっと。

>> すみません、リナ&ゼロス&アメリアファンのみなさま。これでも、みんな好きなんです。最後に、ここまで読んで下さったみなさま。本当に、どうもありがとうございました。では、失礼します。
> いやぁ、面白かったですよ。また投稿お願いします☆
本当に有り難うございます。そうおっしゃって頂けて本望です。
扇さんの小説もおもしろいですよ。いつも楽しく読んでます。

>
> ではでは、扇でした〜☆
では、失礼します。

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9304Re:ふふふ・・・(謎)4/2-23:45
記事番号9298へのコメント

tsubameさんは No.9298「Re:初めまして☆」で書きました。

 こんにちは、扇ですよ☆

>> はじめまして、tsubameさん。わたしは扇という謎の者です♪
>謎ですか? 何が謎なのか、私にはさっぱりです。
 そう思ってもらえると嬉しいです。ともかく謎なんです(笑)

>>>実力も無いのに投稿させていただきます。
>> 大丈夫です。みんな最初はそういうものですよ。
>有り難うございます。なんてもったいないお言葉。
 いえいえ、そんな・・・
>>> 起こったら恐ろしい出来事
>> 題名だけで恐ろしい(笑)
>そうですね。タイトルが思い付かなくて、こんなタイトルにしちゃいました(笑)
 タイトルを考えるのは難しい。

>>> 始業前の教室でリナとゼロスがお喋りをしている。
>>>「暑いし、うるさいし、最悪。いっそのこと校長先生でも脅迫して、全教室冷暖完備にしてもらおうかしら?」
>> お金がかかりますよ(笑)
>確かにそうですね。ウチの学校にはクーラーが無いので、どれくらいお金がかかるのか分からないんですよ。いったい、どれくらいかかるんでしょうか?
 わたしもわかりませんが・・・そうとう沢山でしょう。

>>>「仕方ないですよ、ここは教室なんですから。そんなにおっしゃるんならやりましょうか、リナさん?」
>> よし、やっちゃいましょう(おいおい)
>あははは…。
 よっしゃ、バット用意!(何故!?)

>>>「正義の心で暑さはなんとでもなるんです! 正義を愛する心させあれば、人間不可能なことは無いんです!…」
>>> しかも、暑いのにアメリア先生のバックには、きちんと炎が燃えている。
>> よけい暑くしないで下さい〜(とある生徒の悲鳴)
>同感です。暑い日に説教くらうほど、恐怖な事はないでしょうから(私にとって)
 あっちいよ〜、アメリアせんせ〜・・・

>>> 結局、アメリア先生の説教は四限目まで続いた。
>>> <恐るべし、アメリア先生…>
>>> こう、思った生徒はたくさんいるだろう。
>> たしかに恐ろしい・・・授業は・・・?
>たぶん、どこかで補習でもやるんでしょう、きっと。
 みんなかわいそう・・・

>>> すみません、リナ&ゼロス&アメリアファンのみなさま。これでも、みんな好きなんです。最後に、ここまで読んで下さったみなさま。本当に、どうもありがとうございました。では、失礼します。
>> いやぁ、面白かったですよ。また投稿お願いします☆
>本当に有り難うございます。そうおっしゃって頂けて本望です。
>扇さんの小説もおもしろいですよ。いつも楽しく読んでます。
 それはうれしいです〜。今後もよろしくです☆

 ではでは、扇でした〜☆

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9309Re:どうも有り難うございますtsubame E-mail 4/3-07:34
記事番号9304へのコメント

扇さんは No.9304「Re:ふふふ・・・(謎)」で書きました。
>
>tsubameさんは No.9298「Re:初めまして☆」で書きました。
>
> こんにちは、扇ですよ☆
こんにちは。tsubameです。
>
>>> はじめまして、tsubameさん。わたしは扇という謎の者です♪
>>謎ですか? 何が謎なのか、私にはさっぱりです。
> そう思ってもらえると嬉しいです。ともかく謎なんです(笑)
嬉しいですか? ともかく謎なんですね。
>
>>>>実力も無いのに投稿させていただきます。
>>> 大丈夫です。みんな最初はそういうものですよ。
>>有り難うございます。なんてもったいないお言葉。
> いえいえ、そんな・・・
本当の事ですから。
>>>> 起こったら恐ろしい出来事
>>> 題名だけで恐ろしい(笑)
>>そうですね。タイトルが思い付かなくて、こんなタイトルにしちゃいました(笑)
> タイトルを考えるのは難しい。
同感です。でも、扇さんのタイトルはおもしろいですよ。
>
>>>> 始業前の教室でリナとゼロスがお喋りをしている。
>>>>「暑いし、うるさいし、最悪。いっそのこと校長先生でも脅迫して、全教室冷暖完備にしてもらおうかしら?」
>>> お金がかかりますよ(笑)
>>確かにそうですね。ウチの学校にはクーラーが無いので、どれくらいお金がかかるのか分からないんですよ。いったい、どれくらいかかるんでしょうか?
> わたしもわかりませんが・・・そうとう沢山でしょう。
たぶん、そうでしょう。こんな質問に答えて下さり、有り難うございます。
>
>>>>「仕方ないですよ、ここは教室なんですから。そんなにおっしゃるんならやりましょうか、リナさん?」
>>> よし、やっちゃいましょう(おいおい)
>>あははは…。
> よっしゃ、バット用意!(何故!?)
何故に、バット?
>
>>>>「正義の心で暑さはなんとでもなるんです! 正義を愛する心させあれば、人間不可能なことは無いんです!…」
>>>> しかも、暑いのにアメリア先生のバックには、きちんと炎が燃えている。
>>> よけい暑くしないで下さい〜(とある生徒の悲鳴)
>>同感です。暑い日に説教くらうほど、恐怖な事はないでしょうから(私にとって)
> あっちいよ〜、アメリアせんせ〜・・・
炎だけでも、消してほしいです。
>
>>>> 結局、アメリア先生の説教は四限目まで続いた。
>>>> <恐るべし、アメリア先生…>
>>>> こう、思った生徒はたくさんいるだろう。
>>> たしかに恐ろしい・・・授業は・・・?
>>たぶん、どこかで補習でもやるんでしょう、きっと。
> みんなかわいそう・・・
アメリア先生ですから(意味不明)
>
>>>> すみません、リナ&ゼロス&アメリアファンのみなさま。これでも、みんな好きなんです。最後に、ここまで読んで下さったみなさま。本当に、どうもありがとうございました。では、失礼します。
>>> いやぁ、面白かったですよ。また投稿お願いします☆
>>本当に有り難うございます。そうおっしゃって頂けて本望です。
>>扇さんの小説もおもしろいですよ。いつも楽しく読んでます。
> それはうれしいです〜。今後もよろしくです☆
そうおっしゃって頂けて光栄です。
>
> ではでは、扇でした〜☆
では、失礼します。

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9299考えたくない事tsubame E-mail 4/2-18:22
記事番号9281へのコメント

図々しくも、また投稿させて頂きます。
こんな駄文でも読んで下さると、有り難いです。

  考えたくない事


 リナ、アメリアの二人が、午後のお茶のお時間を楽しんでいる。
 最初は思い出話に花を咲かせていたが、話題が途切れたとき、ふと思い出したように質問するリナ。
リナ:ねえねえ、男の中で誰が一番女装が似合わないと思う?
アメリア:…ど、どうしたんですか?! リナさんが、突然そんなこと聞くなんて…
 アメリアが、飲みかけていた紅茶を一気に飲み干してから聞く。
リナ:うん、フェミール王国の事を思い出して…
 アメリアの質問に、懐かしげに答えるリナ。NEXT17話を参照。
アメリア:そうだったんですか
 リナの答えに納得顔のアメリア。
リナ:でさあ、女装は誰が一番似合わないと思う?
 改めて質問するリナ。その顔には、少し意地悪な笑みが浮かんでいる。
アメリア:でも、ゼルガディスさんも、ガウリィさんも、ゼロスさんも、みんな女装が似合うんですよね」
 そのときのことを思い出したのか、顔を少ししかめながら言うアメリア。
フィリア:ゼロスも、あの生ゴミも、女装したのですか?!
 ゼロスの名前が出たことに、どこからともなく登場するフィリア。
アメリア:ところで、フィリアさん。なぜ、出てきたんですか?
 もっともな質問をするアメリア。
フィリア:作者の都合です!(きっぱり)
リナ:けっこう似合ってたわよ、ゼロスの女装姿(はあと)
 おもしろがるように言うリナ。
フィリア:似合ってたですってぇ! はうぅ
 きちんと想像したらしく、力尽きたように倒れるフィリア。
 バターン!!
アメリア:フィ、フィリアさん!! 気を失ちゃったみたいですね
 心配そうに言うアメリア。
リナ:そんなの放っておけば、そのうちに復活するわよ
 心配するだけ無駄という感じで言うリナ。
アメリア:まあ、それもそうですね
 リナの言葉にアメリアは納得したようだ。
 アメリアはだいぶリナに感化されているらしい。
アメリア:そんなことないです!
 本当?
アメリア:本当です!! これ以上言うと、生の賛歌をフルコーラスで、一晩中歌っちゃいまーす(はあと)
 うっ、そ、それは…(冷や汗)。
アメリア:イヤなら、そんなこと言わないで下さい
 ハ、ハイ…(ビクビク)。
アメリア:分かればいいんです(にっこり)
 り、立派な脅迫だ。そんなの正義では…。
アメリア:なんか言いました?(引きつった笑顔)
 い、いえ、何も言ってません(ぶんぶん)。
アメリア:なら、いいんですけど(にっこり)
 ふう、危なかった(ほっ)。
リナ:誰と喋ってるの、アメリア?
 疑問の表情のリナ。
アメリア:い、いえ、何でもないです(冷や汗)
リナ:ふーん、そう。で、誰が一番だと思う?
 納得したらしく、三度目の質問をするリナ。
アメリア:やっぱり、ガーヴじゃないですか?
リナ:確かに、ガーヴのセーラー服姿は…
アメリア:それ以上言わないで下さい!!
 アメリアは、大声でリナの言葉を遮る。どうやら、ガーヴのセーラー服姿を想像しそうになったらしい。
アメリア:そういうリナさんは、どうなんですか?
 逆に質問するアメリア。
リナ:あたしは、フィルさん、かな
 思い出したくないように言うリナ。
アメリア:ひっどーいです!! リナさんがそういう目で、父さんを見ていたなんて!
リナ:お、落ち着きなさいよ、アメリア! アメリアはフィルさんのドレス姿が、似合うと思うの?
アメリア:う、うーん…、た、確かに似合わないと思います
 だいぶ顔色が悪い。どうやら、きちんと想像してしまったらしい。
フィリア:一番女装が似合わないのは、火竜王の長老様です!!(きっぱり)
 いつのまにやら復活したフィリア。気を失っている間も話しは聞いていたらしい。
リナ:…
アメリア:…
 二人とも、顔色が悪い。火竜王の長老の水着姿を想像したらしい。
リナ:考えるのやめよう、アメリア(冷や汗)
アメリア:ええ、もう考えたくありません(泣)
 そうして、二人は世の中には考えてはならないことがあることを悟った。
                     終わり


 ガーヴ&フィルさん&長老ファンの方、本当にすみません。これでも、みんな好きですから。最後まで読んで下さった心優しい方、有り難うございます。長くなってしまいました、すみません。

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9311リナの悲劇(前編)tsubame E-mail 4/3-08:58
記事番号9281へのコメント

 またまた投稿させていただきます。
今回は続き物です。駄文ですが、どうぞ。
          
  
   リナの悲劇(前編)


 ある晴れた日の昼下がり。
「ねえ、リナさん。一週間後に私と二人で歌のコンテストに出てみません? 優勝者には、金貨50枚だそうですよ」
 アメリアが、リナを誘っている。どうやら、賞金で釣る作戦らしい。
「出る! 金貨50枚絶対あたしの物よ!」
 金貨50枚と聞いた途端、目の色を変えるリナ。アメリアの作戦成功。
「で、分け前はあたしが35枚の、アメリアが15枚ね」
 さっそく交渉を始めるリナ。なぜか、リナの方が多い。
「分け前はそれでいいですけど、何を歌うのか決めません?」
 あっさり折れるアメリア。歌の方を早く決めたいらしい。
「うーん…、そうねぇ。何かいい歌ないの、アメリア?」
「あるには、あるんですけど…」
 歯切れが悪い言い方だ。あまり歌いたくない歌らしい。
「早く言いなさいよ、アメリア」
 歯切れが悪い言い方にイライラしたリナは、アメリアをせかす。
「でも…」
 やっぱり、歯切れが悪いアメリア。
「もう、早く言ってよ!」
 かなりイライラしているリナ。
「乙女の祈りです」
 観念してしぶしぶ言うアメリア。
「…い、今、なんて…」
 聞いた事に対するショックからか、もう一度聞き直すリナ。
「だから、乙女の祈りです」
 今度ははっきり言うアメリア。
「お、乙女の祈りって、あの?」
「ええ、そうです。あの乙女の祈りです」
 おそるおそる問いかけるリナに、きっぱりと答えるアメリア。NEXT14話参照。
「…分かったわ、アメリア。やってやろうじゃない。このあたし、リナ=インバースに不可能はない!!」
 かなり自棄になっているリナ。どうやら、金貨50枚を見逃すのは惜しいらしい。
「分かりました、リナさん。早速、衣装着て練習しましょう」
 嬉しそうに言うアメリア。
「アメリア、何で衣装があるの?」
 まさかとは思いつつ尋ねるリナ。
「こんな事もあろうかと、念の為に衣装をこっそり縫っておいたんです」
「アぁメぇリぃアぁ。騙したわねぇ」
 アメリアの言葉に騙されたと思ったリナは、アメリアに詰め寄る。
「そ、そんなぁ、リナさんひどいです。それにリナさん、さっき出るって、言いましたよね? まさか、嘘をつくんじゃありませんよね、リナさん?」
「うっ、分かったわよ。さっさと練習しましょ、アメリア」
 笑顔で聞いてくるアメリアに、うんとは言えずに結局出ることになってしまったリナ。
 リナの悲劇は始まったばかりである。
                         続く

続きます。全部読んで下さると、嬉しいです。最後まで読んで下さった方、どうも有り難うございます。続きなんかどうでもいいと、おっしゃられても載せます。
では、失礼します。



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9318リナの悲劇(中編)tsubame E-mail 4/3-17:39
記事番号9281へのコメント

 誰も待ってはいないと思いますが、投稿させて頂きます。
まだまだ、続きます。では、こんなモノですが、どうぞ。
              
 
    リナの悲劇(中編)



 あれから三日後。
「完璧ですね、リナさん」
 あの衣装を着て、さすがという感じで言うアメリア。
「当然でしょ。やるからには、きちんとやらなきゃ」
 リナもまたあの衣装を着て、当然とばかりに言うリナ。
「でも、練習厳しすぎよ。踊りはともかく、何でコメントまで…」
「そんなの当然です! 優勝する為には、これくらいの練習は必要です」
 文句を言うリナだが、アメリアの言葉からこれ以上言ったら、練習量を増やされるとでも思ったのか、何も言わなくなった。
「では、リナさん。今日も食事はいつもの半分の量ですからね。私も半分ですから」
 リナが何も言わない事で満足したのか、リナにとっては悔しい事をさらりと言うアメリア。
「えー、今日も?! いい加減にしてよ、アメリア。もう三日も続けてるじゃない」
「ダメですよ、リナさん。金貨50枚がなくなってもいいんですか?」
 もうイヤとばかりに反論するリナだが、アメリアはリナにとって無視出来ない事を言う。
「うっ、分かったわよ。でも、ガウリィとゼルにはどう言うの? だいぶ疑ってるわ」
 しぶしぶ認めるリナだが、仲間にはどう言うのかまだ決めてないらしい。
「そんなの、二人でダイエットしているとでも言えば、いいんです!」
 きぱっり言うアメリア。
「はいはい、分かったわよ。ダイエットね」
 呆れつつも、理由はそれに決めたらしい。
「ねえ、何でそんなに一生懸命になるの、アメリア?」
 今までずっと疑問に思っていたらしく、何気なく尋ねるリナ。
「そ、それは、このコンテストに優勝すると、幻のドレスがもらえるんだそうです」
 照れて恥ずかしげに言うアメリア。
「セイルーンの王女でも、手に入らないドレス?」
 幻のドレスという言葉に、目の色を変えるリナ。どうやら、高く売りつけるつもりらしい。
「ええ、そうなんです。それに、そのドレスを着て好きな人に想いを伝えると、上手くいくという言い伝えがあって…」
「ふーん、なるほど。それを着て、ゼルに告白するつもりね。絶対に優勝しましょ、アメリア」
 アメリアの言いたい事が分かったリナは、協力することに決めたようだ。
「はい!!」
 満面の笑顔のアメリア。
「じゃあ、練習の続きをしましょう!」
 リナが協力してくれる事が嬉しかったらしく凄くはりきっている。
「えーっ!! まだやるの? もうイヤーっ!!」
 リナの叫びが街に響き渡る。
                           続く
 なんか短くなってしまいました。次が最後になります。
歌のコンテストの当日に一体何が起こるのか?!
勝手に予告させていただきます。ここまで読んで下さった方、有り難うございます。ついでですから最後まで読んで下さると有り難いです。
では、失礼します。

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9319ある授業風景tsubame E-mail 4/3-18:14
記事番号9281へのコメント

 リナの悲劇はどうしたと思われるでしょうが、ふと思い付いたので投稿させて頂きます。
前に投稿した「起こったら恐ろしい出来事」のガウリィが先生バージョンです。では、どうぞ。


   ある授業風景


 休み時間の教室。リナとゼロスがお喋りしている。
「ねえ、ゼロス。確か、次は数学だったよね?」
 恐る恐るゼロスに聞くリナ。
「ええ、そうですよ。それが何か?」
 それが何かと逆に聞き返すゼロス。
 リナが答えようとした瞬間に始業のチャイムが鳴る。
 そして、数学担当の教師――ガウリィ先生が入って来る。
「今日も適当に問題集やっておくように」
 ガウリィ先生は、それだけ言うと寝始めた。
 これまでマトモに授業をした事がないガウリィ先生。
<マトモに授業して下さい、ガウリィ先生。でも、どうしてこんな人が教師になれたのだろう?>
 こう思った生徒はおそらくたくさんいるだろう。
                       終わり
 
 ガウリィファンの方、本当にすみません。ガウリィの性格が、かなり違います。それとむちゃくちゃ短く、なんか変です。読んで下さった方、有り難うございます。
では、失礼します。

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9329リナの悲劇(後編)tsubame E-mail 4/4-08:51
記事番号9281へのコメント

 これでこの話も終わります。誰も待っていないと思いますが、載せました。
このようなモノですが、どうぞ。


      リナの悲劇(後編)


 歌のコンテストの当日。
「なんか緊張します。リナさんは、緊張しませんか?」
「別に。これくらいで緊張してたら、世の中やっていけないわよ」
 緊張気味に尋ねるアメリアに、リナは平然と答える。
「さあ次は、注目の美少女アイドル二人組の歌です。タイトルは、乙女の祈り! では、どうぞ!!」
 司会者の言葉に、リナとアメリアが登場する。
 途端に、会場内がざわめく。
「では、歌うので聞いてください」
 リナとアメリアが声を揃えて言う。
 会場内は静かになる。

 ♪恋に恋するオンナノコには まぶしすぎるの マイダーリン(はあと)

 キラキラ ルージュ あこがれドリーム 
 ピンクのピーチ(はあと) とどいてほしいの 乙女の祈り

 夜空に浮かぶ 銀の小船 好きと嫌いの 波間にゆれる
 小さな胸を キュンキュン焦がし 心は飛ぶの あなたのもとに
 おねがい とどいて 乙女の願い ぜんぶあげちゃう 無垢なわたし

 恋に恋するオンナノコには まぶしすぎるの マイダーリン(はあと)

 クラクラ コロン ゆらめきドリーム
 みずいろ パラソル かなえてほしいの 乙女の願い

 夜空に浮かぶ 銀の小船 好きと嫌いの 波間にゆれる
 小さな胸を キュンキュン焦がし 心は飛ぶの あなたのもとに
 おねがい とどいて 乙女の願い 投げたキッスはブーメラン 
 片道キップのブーメラン

 ぜんぶあげちゃう 無垢なわたし 白い天馬に想いをのせて
 届けたいの 恋のジクソー ラストピース♪

 振り付きで完璧に歌いきったリナとアメリア。
「かわいい歌ですね。審査員判定を!」
 司会者の言葉と同時に、審査員が点数を挙げていく。同時に、会場内がざわめく。
「10点、10点、10点、10点、10点。おお、パーフェクトです! では、優勝の賞金と商品です」
 司会者がリナに優勝の賞金と商品のドレスを手渡す。途端に会場内は、拍手の嵐になる。
 そこに突然、謎の高笑いと共に、ゴーレムが乱入してくる。
「おーほっほっほっほっ! その賞金を渡しなさい、リナ=インバース!!」
 高笑いの主は、白蛇のナーガ。どうやらこの瞬間を待っていたらしい。
 ゴーレムの乱入で、会場内は大混乱である。
「リナがそんな衣装を着て、何をするのかと思いみていたら、賞金を貰っているじゃない。ここは当然その賞金は、この白蛇のナーガに譲るべきよね。というわけで、その賞金を渡しなさい」
 すごい理論で、ナーガは言う。
「グレイシア姉さん?!」
「アメリアじゃない。久しぶりね」
 驚きと感激の感情でナーガを呼ぶアメリアに、今気づいたとばかりに挨拶をするナーガ。
「えーっ!! 二人が姉妹?! 確かに似ている…。って、そんなことより見てたのね、ナーガ?」
 初めて知った真実に驚きを隠せなかったリナだが、すぐに納得してナーガに尋ねる。
「当然よ。この白蛇のナーガ、全部見せてもらったわ」
 きっぱり言うナーガ。
「忘れてさせてあげるわ、ナーガ」
 ナーガの言葉を聞き、引きつった笑顔で言うリナ。
「リ、リナ? わ、私達、友達よね? 友達に攻撃なんかしないよね?」
 リナの表情と言葉から、危険を悟ったらしく慌てるナーガ。
「リナさん? …まさか、その呪文は…! やめて下さい、リナさん!」
 何かをぶつぶつ言っているリナに、疑問を抱いたアメリアが声をかけるが、その内容に気づいたのか必死に止める。
「ドラグ・スレイブ!!」
 アメリアの言葉も聞こえなかったのか、ナーガに向けてドラグ・スレイブを放つリナ。
「あーれー」
 そう言いながら、空の彼方に飛んで行くナーガ。
 会場内は、荒野と化して、ゴーレムもどこぞに消えた。

 後日。
「何で、賞金も商品のドレスもないわけ?! しかも金貨10枚まで持ってかれたし…。あんなにがんばって優勝までしたのに…」
 文句ばっかり言うリナ。
「あれは、リナさんが悪いんですよ。会場内でドラグ・スレイブなんか放つから、弁償代として、金貨10枚と賞金と商品のドレスが持ってかれたんですよ」
 自分は悪くないと言うアメリア。
 そう、ドラグ・スレイブを放ったリナは、弁償代として金貨10枚と優勝賞金と商品のドレスを持ってかれたのだった。
「あのときに、ナーガさえ現れなければ…。今ごろ、優勝しておいしい物をたくさん食べたのに…」
 まだ文句を言ているリナ。
「それより、アメリア。ドレスは良かったの?」
「いいんです、リナさん。言い伝えなんかに頼ろうとしたのが、そもそもの間違いなんです。だから、気にしないで下さい、リナさん」
 文句を言うのをやめて悪かったという感じで聞くリナに、平気ですと答えるアメリア。
「ふーん、分かった。なら、気にしない」
「リナさん、少しは気にして下さいよ」
 あっさり言うリナに、泣きながら言うアメリア。
「気にすんなって、言ったのはアメリアでしょう?」
「まあ、それはそうですけど…」
 リナの言う事に納得してないのか、アメリアはまだぶつぶつ言っている。
「あたしの苦労は一体なんだったのよーっ!! ナーガめ、今度会ったら絶対にとっちめてやるんだから!! あたしのお金と時間を返せぇーっ!!!」
 リナの叫びが半径3キロ以内に響き渡る。
 

 ナーガの性格が違うかもしれません。ナーガファンの方、すみません。結局、あんなふうに予告したのに、こんなふうになってしまいました。どこが悲劇?と思われる方もいるかもしれません。そう言う方、すみません。最後まで読んで下さった心優しい方、有り難うございます。
では、失礼しました。