◆−外伝・命短し恋せよ少女−CANARU(4/2-22:21)No.9302
 ┗すっかりレギュラー(誰が?・笑)−P.I(4/3-22:59)No.9325
  ┗あのお方がですね〜♪−CANARU(4/4-15:06)No.9333


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9302外伝・命短し恋せよ少女CANARU E-mail 4/2-22:21


今回は「気まま〜」の外伝です〜♪
多分・・本編とは・・関係出てくると思います。
書いてるやつがいい加減なので・・・(汗)
一応リナの過去があります〜!!

*************************:
在る日のことである・・・・。
「なあ・・。リナ・・。俺お前の過去の事何も知らないよな?」
はへ・・・・?
ナポリ、ヒチリアを仕切るまだしも合法的なマフィア・・・。
そして其処の若き総帥ゼロスの妹にして・・・。
シエナの名門女子大を主席、特待、飛び級で卒業。
さらには七ヶ国語、古代ギリシャ、ラテン語を解して欧米諸国の企業から
のヘッドハンティングも絶えない・・・。
そういえば・・思い出される一人の人物・・・・・・。
このリナの相棒にして側近のガウリイがふっとリナに言う。
「まあ・・ね・・・。」
確かに・・何を書くそうルクセンブルクの王女であり・・本来ならガウリイの許婚である
筈だったリナ。だが・・・。
何をどう間違ったか幼い頃にガウリイと引き離されたのである。
「まあ・・・知らないといってもね・・・・。アンタは昔マカオにいたし。
アタシは・・・。」
ここでふっと考えてリナは沈黙する。
「・・・馬鹿兄がお呼びだわ。」
「ああ・・・・・。」
去って行くリナの背中をガウリイは追う。
「・・・・ポケベル音なんて聞こえなかったけど・・・。」
まあ・・良い・・・。
「それで・・本当に良い訳?」
ふと聞きなれた嫌味な声が聞こえる。
座り込んだ階段。俯いた顔を上向けてガウリイはその人物を見やる。
「あ・・・。お前は・・・。」
「ちちち・・。『貴方様』と呼んで欲しいものだね。」
「・・・(無視して)お前は・・。リナの中学時代の同級生の・・・。
『自称』超絶美形、銀髪、イギリス貴族と日本人女性のハーフの子、ロクデナシ、ナルシスト
危な系、超浪費家の・・氷(ひょう)じゃないか〜。」
「・・・・・・。余計な事をベラベラと言ってくれるね・・。君も・・・・・。」
言いながら氷は何処からとも無く刀を取りだしガウリイの額に付きつける。
「おいおい・・。冗談きついぜ〜〜・・。銃刀法違反で逮捕されても知らないぞ?
って・・リナ?」
「ガウリイ〜〜〜!!『そんなの』と関わっちゃだめよ〜〜〜〜〜〜〜!!」
絶叫しながらリナはガウリイを氷から引き離す!!
「ご挨拶だね!!リナ!!ったく・・。これだから君は昔から『ドラマタ』なんていわれれてんだよ!」
「何よ〜〜!!こんのイカレ男!!ガウリイに何の用なのよ!!」
「別に。ただね、数年前・・僕を差し置いてシエナのパーリオで優勝しなかったか・・・。
って聞こうと思ってね。」
はへ・・・・?????
「・・・・・。確か・・・。修学旅行で・・・・・・・。」
ここまで考えてリナは記憶がまとまらない自分に気付く。
「・・・・・。俺も・・そんな記憶無いけどな・・。まあ、シエナには一回行って・・。
すっげ〜〜イカレたヤロ〜に会った気はするけど・・。リナ、コイツにその時会った覚えは
無いぜ?」
「あったりまえよ!!あの時の修学旅行は班別行動だったし。アタシもアンタに会った事は
覚えてないわよ。もっとも・・。それってこんなイカレ男がこの世に二人居る事を意味するわね・・。」
少々考えながらリナが言う。


「おやおや・・。イカレ男さん・・。なかなか鋭いですね。宜しいです。リナさんと
ガウリイさんには都合で『忘れて』頂いた事・・。一寸語らせていただきますよ〜♪」


「だああああああああああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!」
リナ(当時15歳)の絶叫が兄ゼロス(当時、副総裁にしてたんなる大学生)の耳に
届く・・・。
「おやおや・・。ど〜しました?リナさん?」
「・・・・・。馬鹿兄〜〜〜〜〜〜〜!!コレを見なさい〜〜〜〜!!」
やおら目の前に叩きつけられる一枚の紙切れ。
「おやぁ・・。修学旅行の案内状ですね〜♪ふんふん。シエナですか。リナさんが行きたがってる
大学のある場所ですね〜♪ふんふん・・フィレンツェも〜♪楽しんできてくださいね〜♪」
「ばか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!その下よ!!良く見て!!」
「・・・・。班員振り当てですね・・。班長リナさん。副班長ゼルガディスさん。
出納係りアメリアさんに・・・・・。」
『・・・・・班員 氷・・・・・・・。』


「あ〜〜あ・・・。運が無いと言うかナンというか・・・。」
これまたことらも場所こそ違えども同じようにシエナ行きを嘆いているガウリイ
(当時20歳)である。
「何が悲しくて・・・シエナ何かにいななくちゃなんないのかねえ・・・。」
しかも・・上層部から伝えられたのは『修学旅行の護衛』とだけである・・・。
「あ〜〜あ・・。俺はこんな事のタメに無く子も黙るマカオのマフィアやってるんじゃ
ないぞ・・・・・。」
ブツブツ文句言いながら荷造りするガウリイ。
「馬鹿兄・・・・。」
ふっと隣で退屈そうにポルトガル語の本を読みふける弟のガストン。
「馬鹿だ・・・・・お前・・弟の癖に生意気だゾ?ガストン・・・。」
「だってよ。俺達兄弟は誇り高き『フレイの騎士団』団員だぜ?今はマフィア連中に
紛れてるが。忘れたわけじゃないよな?」
う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「忘れてた・・・・・・(汗)」
「・・・・100っぺん死んで来い・・・・。」
かなり冷たい奴・・である・・・。


「100っぺん死んで来い〜〜〜〜〜!!」
「リナさん。下品な言葉は慎みましょう。」
「人種差別は非人道的だゾ。リナ。」
南国のナポリから中央イタリアのフィレンツェに至るまでの飛行機の機内での事。
ブツクサ文句を言いながらリナは機内食にかぶりつく!!
「だって〜〜!!『エコノミーなんてダサいコースで旅行するのはご免だね!!』とか
何とか言って氷だけ別行動なのよ!!あ〜〜腹立つ!!只の我侭小僧じゃないのよ!!
こ〜なったら!!機内食全部食って・・・」
なおもガツガツ食べながらリナ。
「あのな・・リ・・・」
ゼルが文句を言いかけたその時だった・・・。
「危ない!!!」
不意に誰かが飛び出し、機内になにかの音が響き渡る。
「な・・・・・。」
すぐ・・背後・・正確に言えば最後部の座席に陣取っていたリナの真後ろの壁に撃ち込まれた
ような・・弾けたような音・・?
「まさか!!」
言うが早いかリナは横に思いっきり足を伸ばして蹴り上げる!!
「ぐわ!!」
やおら倒れ伏す一人の男・・・・・・。
「ハイジャック?」
「そのようだな・・・・。」
既に数人のハイジャック犯人を倒した張本人・・・金髪の背の高い男の背後に回る。
「ったく!!」
言いながらリナはすでに背後に回った男を何とか倒す!!
「狙われる理由は?どうやら・・お前を狙ったものらしいぞ?」
全員を倒し終わった後にガウリイがリナに言う。
「・・・。在りすぎるわよ。アタシは合法マフィアのカタートの総帥の
娘、リナ、リナ=インバースよ。くっだらない敵対組織の連中がヤって程アタシを狙ってる
のよ。あ〜やだやだ。」
「その割には・・強かったよな。お前。」
「・・・ま〜ね。こう見えてもアタシ、プロですし。」
つまらなそうにリナは言う。
「アンタの名前は?」
「ガウリイ=ガブリエフ・・。どうやら・・。護衛しなければならないのは・・・。
お前さんのことだったみたいだな〜〜・・リナ。」
かくして・・・・・・。


「・・・・・。」
「・・・・・・。(ゴチン!!)」
「一寸!!何すんのよ!!氷!!」
いきなり殴られたことに抗議の声をリナはあげる。
「修学旅行に保護者同伴?良い度胸してるよね〜。」
嫌味たらしく氷は言う。
「・・・・・。アタシだって・・好きでそうしてるんじゃ無いわよ!!」
ここぞとばかりにリナは文句を言う。
「ま、僕には関係無いけどね。」
「リナさん・・。先生こっち睨んでますよ。」
「・・・悪いが・・一寸の間だけエスケープしてくれないか・・・?」
「・・・・。鬼か・・あんたらは。」
リナは『特待生』と言う特権を利用してガウリイと一緒にエスケープする事に
なったのである・・・・・。

「もう!!いい加減にしてよね!!何でマカオマフィアがアタシの護衛をするの!!?」
流石に頭に来ているリナは怒鳴りながらガウリイに言う。
「いや・・。上からの命令で・・・・。」
申し訳なさそうにガウリイ・・一体全体・・ど〜ゆ〜上だ!!
「まあ・・。良いけど。護衛なんて無くたってどうにでもなるわよ・・。
アタシ一人で。今までだって・・。」
何度も立場上殺されそうになったことはある。
幼い頃は泣きながらも死地を自力で切り抜けた。
そして・・今は問答無用で敵を倒して生き抜いてきたのである。
不意に二人の間に広がるくらい雰囲気・・・。
「修学旅行なのに・・大変だな・・・。」
確かに・・これは楽しい行事でなくてはならないのに。
「リナ。お詫びにナンか買ってやる!!記念だ!!何が良い?」
「・・・・。安月給が・・。無理言うんじゃないの!!アタシの年俸なんて!!
こ〜みえても100リラなのよ?」
「げげ・・・(汗)・・まあ・・お手柔らかに・・・(汗)。」
「だ〜〜め!!そんな記念メダル一個で騙せやしないわよ!!」
「じゃ・・じゃあ・・この湯のみ茶碗で・・・(汗)!!」
「あほ〜〜!!日本の京都じゃあるまいし!!そんなモンあるか〜〜って・・。ん・・。」
ふっとリナはガウリイがのみの市の山から取り出した皿・・と言うか陶器に目を止める。
安物だがなかなかの品・・である。
「・・ファレンツァ製品・・・。マンフレディーの都市ね・・・・。」
ふっと500年前の出来事にリナは思いを馳せる。
「・・・マンフレディー????」
「500年前のファレンツァはマンフレディーと言う15歳・・今のアタシと同い年の
少年領主が治めていたイタリア都市国家なの。母親が浮気した父親を嫉妬し・・恨んで
殺してしまったと言う恐ろしい女性でね。可哀想なこの少年領主を民衆はとても
愛したわ。けれども・・。当時イタリアを統一すると言う野望を持った男・・・。
チェーザレ=ボルジアに彼の治めるファレンツァは敗れたのよ。一応マンフレディーと弟の命は
保証されたんだけど・・・・・・。」
「・・・どうなったんだ?」
「彼は・・すっかりチェーザレに魅せられたのよ。その強大な力、意志・・・。
そして残忍さ。チェーザレに1年間付き従い・・ローマのテヴェレ河で・・無残な・・。」
そこまで言ってリナは言葉を切る。
「この皿に決めたわ。買ってくれる?」
「別にいいけど・・・。けど・・・。」
さっきの逸話と言い・・いちいち気にかかることを言うリナである。
「『Quante bella giovinezza che sia fugge tuttavia、 Chi vuol 
essere lieto、 sia: di doman ce certezza―』青春とは何と美しいものか。
とはいえ見る間に過ぎ去ってしまう。愉しみたい者はさあ、すぐに。確かな明日なんて
無いのだから。この皿にかかれている一文。ロレンツォ=イル=マニ―フィコの詩よ。」
まあ・・・在る意味それが気に入っただけ・・の話なのだが・・・・。
「くっだらないね〜〜♪」
不意に聞こえるお邪魔虫の声!!
「げげげ・・氷!!あ、アメリア、ゼル!!」
押さえて・・と身振りで頼もうとしたのだが・・無理無理・・と
アッサリ否定されてはさしものリナとて頼むわけにはいかない・・・(汗)
「いのち短し、恋せよ乙女。赤き唇、褪せぬ間に。熱き血潮の冷めぬ間に。
明日の月日は無いものを〜!!どうだい?この方が美しいだろ〜〜♪」
ま・・まあ・・。
この詩を日本語に無理やり訳せばそ〜なるらしいが・・・・。
「へえ・・・。お前・・良い事言うな〜〜!!」
下らない事にガウリイが感心する。
「ふふ・・・。ま、僕の人徳だね。一言いいたいんだけど。僕は君やリナみたいな
人間に感心される事が一番気分良いんだけどね。」
不意に氷が口調を変えながら言う。
「・・・?何でよ?」
「『良い子』だからさ。実際に君達、誰がどう見たって真っ直ぐな『良い子』
だろ?ハッキリ言って。そう言うのって僕は一番腹立つんでね。」
「・・・・。腹が立つ・・だって・・・?」
ふっとガウリイが言う。
「ああ〜そうさ。悪いけど。僕は通常『耐える』なんて面倒な事しないタイプの人間だからね。
その分必然要領も悪くなるのさ。で・・要領の良いだけの『良い子』を見ると・・
腹が立つね〜。」
なるほど・・・ね・・・・・。
「確かに・・・。アタシも『良い子』は好きじゃないわ。」
「・・・俺も・・だ・・・・・。」
ココの所・・自分の『使命』にしばれれて・・どうもそんな自分になっていたらしい。
「おい・・。アメリア。」
「はい。ゼルガディスさん・・・。」
「こら〜〜〜〜〜〜〜!!僕を回収して行くな〜〜〜〜!!」
「はいはい・・。帰りますよ。氷さん。」
言いながら氷を引きずって帰るゼルとアメリアだった。



「こまりましたねえ・・・。ガウリイさんじゃなくって・・。『ガストン』
さんを派遣する様に言ったんですか?」
ゼロスがフレイの騎士団団長・・さらにいえばガウリイとガストンの父である男に
抗議を言う。
「申し訳ありませんでした・・・。当方の・・・。」
「手違い・・ですね・・・。分かりました。此方で何とか『対処』はします。」
そうとだけ言いさっさと電話を切るゼロス。
「さて・・と・・。どう出るか・・ですね・・・。」
そう。これから彼ら・・強いて言えばガウリイの所属する『フレイの騎士』
とリナに敵対する『連中』が動き出す事は間違い無いだろう。
「ガストンでは役者不足ですしね・・・。あえて向こうがガウリイさんを派遣する様に
手違いを起こさせましたが・・。ま、やっぱりこうは言った手前・・。」
リナさん、ガウリイさん・・ついでに言えばアメリアさんとゼルガディスさんにも
今日の事を忘れていただきましょう。
それだけです・・とゼロスは心中で呟いたのだった。


「氷がパーリオ出場辞退・・ですって?」
今回の修学旅行のメイン・イベントであるパーリオ。
それに出場すると意気揚揚していたのに急に辞退とは・・。
「ほんっきであの男!!何考えてるのかしら!!」
「ローズティーに・・当たったそうです・・。」
「あっそ・・・・。」
アメリアの困り果てた返答にリナは呆れ果てた反応で答える。
「なあ・・・リナ。パーリオって何だ?」
不意に現れたガウリイがリナに問いかける。
「ああ・・・。要は・・競馬競争よ。伝統的な衣装を着けなくちゃイケナイ点では・・。
ちょっと大変だけど・・。穴があくわね・・今日の大会・・・・。」
「・・・・・。なら・・俺が出てみようか?代役として?」
不意なガウリイの申し出・・。だが・・・。
「悪くないわね〜〜♪」
『良い子』などととんでもなく不愉快なことを・・よりによって
シリアスバージョンにまでなってあの男に言われたのである!!
「よっしゃ!!ガウリイ!!出なさい!!」
かくして・・・・・・・。


「うわ〜〜・・。すっごい!!ガウリイ!!」
「そっか〜〜♪」
ルネサンス時代の水色のマントに灰色のタイツ。
更には明るい色の上着がめをひく。
「剣は?」
「あ〜〜・・。飾りって言ってたけど・・良く切れるらしい。」
「・・・。それって・・本物じゃ・・・(汗)」
かくして・・・パーリオが始まろうとしたその時だった・・・・。
グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンン!!!!!
唐突に聞こえるこの爆発は・・・・?
真坂・・・・・・・。
『ミッドガルズ!!!?の・・・』
リナとガウリイの挙げた同時の一言。
「リナ。下がってろ!!ミッドガルズは俺がこの手で仕留めなければならないんだ!!」
そう。あくまでコレは『けじめ』として・・・。
まだかくたる『証拠』は無いのだが・・・。
予想が正しければ・・恐らく・・・・・!!!
「馬鹿言ってるんじゃないわよ!!これは・・・」
リナ自身の因縁の戦い・・・・。
「昔ね・・アタシは・・こいつ等に・・兄を殺されたのよ!!」
そう・・最愛の兄・・ジョヴァンニを・・・・。
「何だって・・・?」
不意に隣に並びながら頑張って走っているリナにガウリイは目をくれる。
「ええ・・・。壮年の・・・肩くらいまでの髪の・・・淡い・・プラチナ・ブロンドっぽい
金髪の男だったわ・・・・。」
更に走りながらリナは言う。
「乗れ!!」
既に逃亡しかけている『ミッドガルズ』の連中を手身近に居た馬に乗り・・。
ガウリイが手綱を取ってリナがその後ろに跨る!!
「・・・。俺の予想が・・・。」
正しかった・・。その人物は・・・
「ガウリイ!!其処!!」
言いながら人込みに逃げ込もうとした一人の敵!!
「させるか!!」
言ってさらにガウリイが馬に鞭を・・
「当てるな!!考えがあるの!!ギャロップ程度のスピードにして!!」
「・・・・・??ああ????」
質問より早く・・である・・・。
何かがガウリイの耳元を掠り・・・・・・・・。
「げげげげげげげげげげげげげげげげげ〜〜〜〜〜〜ざ・・残酷な・・・。」
「アンタに殴られるよりもよっぽども穏便よ!!はい!!ギャロップかける!!かける!!」
「へ〜〜〜〜い・・・・。ったく。言う事聞かないと・・・。」
便乗して耳をそり落とされかねない・・・・。

「リナさ〜〜ん!!捕まえてしばっておきました!!」
「爆発物も回収したぞ。」
アメリアとゼルがリナとガウリイに言ってくる。
「ご苦労様〜〜♪」
意気揚揚とリナ・・正反対にガウリイは・・・。
「リナ〜〜〜〜〜〜・・何時も・・ンなモン持ち歩いてるのか〜〜(涙)」
「・・・・・。悪い・・・?」
「・・・・・。さっすが・・マフィアの娘・・・。」
百発百中!!悪者ドモの足にナイフを的中させたリナに・・・・。
「サーカスに売られない事の・・幸在れ・・・。」
半泣きでガウリイはそうとだけ言うのだった・・・。

ぱちぱちぱちぱち〜〜〜♪
「いや〜♪ご苦労様でした〜♪皆様!!」
「ゼロス!!」「馬鹿兄!!」「誰だ〜〜?」
それぞれの声が見事に・・アンバランスにハモる・・・・・・。
「ちょっと!!何であんたがココに!!」
「はい〜♪皆様、大変だったでしょう?ジュースです〜♪ど〜ぞ♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
まあ・・・貰えるものは貰うが・・・・・・・・。

飲んだ瞬間・・・・・。
「見事に皆さん・・失神しましたね。今日の事は、忘れて頂きますよ。特にガウリイさん・・。
『ミッドガルズ』に関する貴方の憶測はすべて・・ね♪はい、救護班の皆様。後は
よろしくお願いしますよ〜〜♪」

と・・言うわけで・・それが彼らの失われた修学旅行の一端です。


「なあ・・・。リナ・・。俺お前に会った事あったけ〜?」
「さあ・・・。ま、別にどっちだっていいじゃないの?ど〜せ今は・・・。」
「『恋人だし』か?」
「どあほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「だああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
食器棚をひっくり返すな〜〜〜!!」
「でえ〜〜い!!皿が割れなければ何しても良いのよ!!」
そう・・・。
良く分からないけど・・お気に入りの皿・・・・・。

『Quante bella giovinezza che sia fugge tuttavia、 Chi vuol 
essere lieto、 sia: di doman ce certezza―』青春とは何と美しいものか。
とはいえ見る間に過ぎ去ってしまう。愉しみたい者はさあ、すぐに。確かな明日なんて
無いのだから。・・・・じゃなくって・・・・。
いのち短し、恋せよ乙女。赤き唇、褪せぬ間に。熱き血潮の冷めぬ間に。
明日の月日は無いものを・・・とね・・・・。



(本編『14』に続きます)




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9325すっかりレギュラー(誰が?・笑)P.I E-mail 4/3-22:59
記事番号9302へのコメント

CANARUさん、こんばんは〜!
うふふふ〜リナの過去モノ♪消された記憶編ですか?ゼロス兄、問答無用ですね〜。
一人だけ記憶を消されそこねた氷殿下、ある日
「修学旅行のときリナは、金髪碧眼長身でボクには負けるけどまーまー美形の
保護者に仲良さげに記念品なんか買ってもらってたぞ〜♪」
なーんて喋っちゃったりしたら、ガウリイくんどーゆー反応するでしょーね!
案外ガストンくん辺りが疑われたりして・・・(笑)
んで、シエナに行ったことは覚えてるのにその時の記憶がないガウリイ兄、逆に
「しっかりしろっ馬鹿兄!!オレ達は名誉ある・・・・」
とかなんとかガストンくんにお説教されたりして(^0^)どっちにしても
ガウリイくん不幸!!
でもリナに「恋人だし」って言っても、怒られはしたけど否定されなかったから
ま〜いっか!
バーリオの殿下とガウリイ・・・チェーザレとミケちゃんですね(笑)殿下が
出場してたら演出に大量のバラの雨が降りそう!(汗)
余談ですが、修学旅行を歌った名曲と言えば、さだまさしの「昨日京奈良、飛鳥
明後日」ですね〜。
 あ〜美しき思い出の しゅうが〜くりょ〜こ〜お〜〜〜♪♪
それではまた!

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9333あのお方がですね〜♪CANARU E-mail 4/4-15:06
記事番号9325へのコメント

>CANARUさん、こんばんは〜!
>うふふふ〜リナの過去モノ♪消された記憶編ですか?ゼロス兄、問答無用ですね〜。
はい〜〜!!
必用上ちょっくら記憶は消させていただきました〜♪
いずれ謎も明らかにしたいです〜〜!!
>一人だけ記憶を消されそこねた氷殿下、ある日
>「修学旅行のときリナは、金髪碧眼長身でボクには負けるけどまーまー美形の
>保護者に仲良さげに記念品なんか買ってもらってたぞ〜♪」
>なーんて喋っちゃったりしたら、ガウリイくんどーゆー反応するでしょーね!
>案外ガストンくん辺りが疑われたりして・・・(笑)
ありえます〜〜!!
「ガストン・・オマエ。まさか〜〜!!」
とか怖い形相して食って掛かりうそうですしね!!
氷さん・・ああ見えて結構口が軽そうで・・・・・。
しかも「僕には負けるけど」はお約束ですね!!
>んで、シエナに行ったことは覚えてるのにその時の記憶がないガウリイ兄、逆に
>「しっかりしろっ馬鹿兄!!オレ達は名誉ある・・・・」
>とかなんとかガストンくんにお説教されたりして(^0^)どっちにしても
>ガウリイくん不幸!!
やっぱりガウリイ!!
しっかりモノの弟には負けてる兄貴です〜〜!!
次回辺り形成逆転を考えたいです!!
>でもリナに「恋人だし」って言っても、怒られはしたけど否定されなかったから
>ま〜いっか!
ですね〜〜!!
食器棚ひっくり返されてもそれでよし!!です!!
>バーリオの殿下とガウリイ・・・チェーザレとミケちゃんですね(笑)殿下が
>出場してたら演出に大量のバラの雨が降りそう!(汗)
あああ〜〜!!
自分に自己陶酔しているあのお方なら!!
絶対にやります!!
>余談ですが、修学旅行を歌った名曲と言えば、さだまさしの「昨日京奈良、飛鳥
>明後日」ですね〜。
> あ〜美しき思い出の しゅうが〜くりょ〜こ〜お〜〜〜♪♪
あうあうあう!!
奈良には行けずに大阪に行った修学旅行〜〜〜(汗)
>それではまた!
ではでは・・またかきます!!