◆−初投稿です。−ひたき(4/3-16:36)No.9317
 ┣Re:はじめまして・・・−扇(4/3-19:03)No.9322
 ┃┗Re:はじめまして・・・−ひたき(4/3-21:47)No.9323
 ┃ ┗はっはっは、堅くなさらずに−扇(4/4-18:02)No.9342
 ┃  ┗Re:はっはっは、堅くなさらずに−ひたき(4/5-01:44)No.9355
 ┃   ┗ちゃれんぢゃー−扇(4/5-17:37)No.9374
 ┃    ┗Re:ちゃれんぢゃー−ひたき(4/8-13:10)NEWNo.9427
 ┣Re:初投稿です。−いちご(4/3-22:56)No.9324
 ┃┗Re:初投稿です。−ひたき(4/3-23:35)No.9326
 ┣はじめまして−一坪(4/4-16:46)No.9338
 ┃┗Re:はじめまして−ひたき(4/5-01:19)No.9354
 ┗あーあ。−天邪鬼(4/5-07:56)No.9358
  ┗Re:あーあ。−ひたき(4/5-12:44)No.9364


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9317初投稿です。ひたき E-mail 4/3-16:36


初めまして、ひたきという者です。初投稿です。
唐突ですが、ある日友人からメールが来ました。何でも『ゼロフィリ』という字面を見たときに三つのカップリングを連想したとのこと。
私はその『意外』を通り越した組み合わせに大笑いしました。が、気が付けばファイルの中には何故か三つのお話が。
『ゼロフィリ』誤解からきた話なので三つともゼロスが出てきますが、警告させていただきます。
熱狂的ゼロスファンの方は見ないほうが良いです。
いいですね、警告しましたよ。お願いですから罵詈雑言は私の知らない所でこっそりと呟いてください。
三つ目のカップリングは、予想してみてください。これが本命です。きっと多分もしかしたらびっくりします。
それでは、心と時間に余裕のある方に、どうぞ。



1.ゼロス&フィブリゾ
  (ガウリイお姫様事件の前と思ってくれると嬉しいです)

「ねーねーゼロス。新しい職場には、もう慣れたかしら?」
 しがない中間管理職のゼロス君に、茶目っ気たっぷりに聞いてくるのは、他でもない彼の上司のゼラスさん。
「慣れるも何も、仕事が多過ぎて。何しろ僕一人しか使えるのがいませんから。」
 「こき使われて滅びちゃいそうです」と冗談を返してはいるが、瞳で「もうイヤこんな生活っ」と訴えている。器用だ。
 ゼラスは変わらずにこにこと話しかける。黙殺攻撃。主従の間に火花が散った。
「フィブちゃんったら、久々に破壊行為が出来るって張りきってるのよねー。頑張りなさいね。」にーっこり。
 ゼロスにとって絶対の存在にそう言われてしまっては、どんな事でも「是」しか返答の余地はない。と言う事でゼロスは目尻をきらりと光らせながら頷いた。
(じゃ、早速役に立ってもらおうか。)
 計っていただろうナイスタイミングで虚空から噂の主の声が響く。
 ああ、悲しいかな中間管理職。ゼロスはその声に呼応するのようにまた、いずこかへ消えて行った。
「ふふ、うちのゼロスを随分と気に入ってくれたみたいね。」
 孤独の影さえ吸い込む闇の中、妖艶な美女は、何もない空間に一人微笑む。
(ああ。彼はとても役に立ってくれてるよ。…じゃあ、僕も行かなきゃ。彼だけに任せる訳にもいかないからね。
 それに…君の下僕を信用してない訳じゃないけど、ちゃんと仕事をするのか気になるし、ね?)
 冗談めかした響きを残し、冥王の気配も消え去った。後に残るは。
「気になる、ね…。どこまでが本音で、どこまで自分の心を理解しているのかしら…?」
 それは魔族にはありうべからざる疑問。存在の根本、本質に関わるものだから。
 けれど、そんな事に獣王が頓着するはずもなく。
「さて、何が起こるのかしら?」
 何かが間違ったまま起こるゲームの果てに、100%の勝率などあるはずがない。何より、自分の子供がどう動くのかが楽しみでならない。
 真紅の唇を笑みに歪めて彼女もまたいずこかへと溶けてゆく。
 くすくす、くす。
 もうすぐ分かる………結果は見てのお楽しみ………。



2.ゼロス&シルフィール

「そう言えばどちらもお揃いの黒髪ですね。」
「そう言えば実は顔を合わせた事ってありませんわね。」
「でもまあ、容姿は人間の基準では良い方ですし。」
「でもまあ、ガウリイ様ほどではないけれどそこそこの顔ですし。」
「結構魔族好きするしたたかな所がありますよね。」
「姑息だけれどそれもまた彼の個性の一つではありますわね。」
「最悪の場合の最終手段としての気紛れの相手くらいにはしてもいいかもしれませんね。」
「ガウリイ様の望みが完全に断たれた時の慰めのキープ君くらいにはしてもいいかもしれませんわね。」
 誉めてない誉めてない。



3.お待たせしました。今度の相手は誰でしょう?

 白魔術都市の誉れ高い聖王都、セイルーン。その中心の六芳星のど真ん中、つまりは王宮の一番高い塔の屋根の上に、相応しからぬ暗い影。ふわりと頂に降り立ち、笑みの形に顔を形作る。
「さて…暇になっちゃいましたねぇ。リナさんとガウリイさんの所には先週行きましたし、ゼルガディスさんの所には先日行ってしまいましたし…。
 となると、やはりここは順番通りに、平等にするべきですね。」
 誰も答えてくれる者のいない所為で独り言の多い寂しんぼな存在は、ある一角に目を止めてまたにこりと笑い、ゆらりと空に消えた。

「…はっ!!」
 果てしなく嫌な予感で目が覚めた。しかしベッドの周りには何も不審なものは無い。何よりも、ここは厳重な警備体制が敷かれている。
 けれど、私には分かる。
 心臓がどきどきする。何か…何か、とても嫌なものがもうすぐここへ………
「こんばんは、アメリアさん♪」
 気配は感じなかった。振り返れば、高位魔族。人間にとっては絶対的と言って差し支えない実力者。リナさんでさえかなわないと言った、あの旅を一時共にした、よく知る者。それが、いつもと変わらぬ笑みで自室の窓枠にちょこんと腰掛けていた。
 部屋の主、セイルーンの第二王女であるアメリアは、ぽつりと呟いた。
「なぁんだ、ゼロスさんか。」
「『なぁんだ』って……そんな残念そうにしないで下さいよ。」
「だってゼロスさんが来たってあんまり楽しい事無いじゃないですか。大体、魔族が来て喜ぶ人なんて……はっ!!そうか、そうだったんですね!分かりました!」
 アメリアは叫んだ。
 夜に男女が二人きり。種族が違えど相手が人間らしく振る舞っている限り羞恥くらいはありそうなもので、叫ぶにあたっては恐怖やら怒りやらが詰まってるのが太古の昔からのお約束と言うものである。
 しかしアメリアは、部屋の中に入って来たゼロスの手をおもむろにがしっ、と掴み、目を輝かせながらずいずいと迫った。
「とうとう真人間になる覚悟が出来たのですね!!」
「…え……?」
 予想とちょっと違う反応をされてゼロスは戸惑った。ここは「曲者、であえー」とかあって然るべきなのではないか?
 しかし現実に目の前にある光景は、『アメリア』だった。ゼロスは自身の読みが甘かった事を悟った。
「ああ…信じて待っていた甲斐がありました。思えば苦節千年…ぐれるにもほどがあると普通ならば責めるところなのでしょうが、いいえ私はそんな事はしませんとも。今日からあなたを待つ素晴らしき愛と正義と真実の生活に、何の異議を立てましょうか!!」
「いや…あの、僕はそういう用件で来たのではなくてですね…」
「ゼロスさんっ!さあ今日今この時を記念して歌いましょう!愛を!高らかに健やかに!
愛〜!素晴らしきこのせーかーいー!生きぃるぅことぉ〜、素敵な素敵なぁ〜」
 聞いちゃいない。ゼロスは思わず胸を押さえた。
「あっアメリアさん…そ、それは…」
 その時。
 バン!
「アメリアー!真夜中に一体何事じゃあぁ!」
 固めた拳ひとつでアメリア姫の寝室の扉をぶち壊し、中に駆け込んできた男が一人。
 それは、固有名詞でフィリオネルと称される言わずと知れた第一王位継承者様の、シルクの寝間着姿を纏いし御姿、だった。
「父さん!」
「アメリア!」
 ぐわしっ!
 親子の挨拶は真夜中でも濃いらしい。ゼロスには愛らしい少女が盗賊の親分に襲われているように見えた。
「さて、アメリア。こんな夜更けに歌い出すとは一体何事じゃ?」
 ゼロスはにこやかに人差し指を立て、
「それは秘…」
「よくぞ聞いてくれました!父さん、わたし、とうとう正義を貫きました!」
「あの、別に僕は…」
「おお!素晴らしい!でかしたぞアメリア!」
「いえ、ですか…」
「で、それと歌とどういう関係があるのじゃ?」
「……………」
「あそこにいるゼロスさんが、とうとう真人間になったのです!」
 アメリアはびしっと、無視され続けて後ろ向きにののじを書いているゼロスを指差した。
「…どーせどーせ、僕は虐められっ子キャラなんです。降魔戦争で大活躍した凄い魔族だけど、所詮しがない中間管理職なんです。どーせ僕なんて僕なんて。」
 しかし、そんなゼロスの『いじいじ表示』も、フィル殿下には敵わなかった。殿下は御自らゼロスに声を掛けられる。
「ゼロス殿か!娘のアメリアには感謝してもし足りないであろう。明日明後日を使って存分に感謝されよ。部屋は用意させてもらおう。」
 後ろで何度も頷くアメリア。ゼロスは正の感情の蔓延した空気に辟易しながら、よろよろと立ち上がった。
「いえ、…ですから、僕はですね…」
 気合いを入れて向き直る。
―――――そ の と き、時 が 止 ま っ た。
「………」
 一言も発することの出来ぬままに派生する感情に飲まれる。
 ただ二人見詰め合い、その奥にある答えを見つけようとするかのように見入り魅入られる。
 闇の瞳、光の瞳。
 その何処に何がある?共通のものなど無いはずのその中に確かに見つけた何かは、一体?
「父さん?ゼロスさん?一体どうしたんですか?」
 静寂を破ったのはアメリアだった。
 二人は我に返る。
 一体自分は何をしていたのだ?
 互いに僅かに視線を逸らせながら笑顔を作る。
「では僕はこの辺で…言っておきますが、僕はまだ真人間になる予定はありませんよ。」
「そうか。それは残念。」
 別れれば。時間が経てば一笑に付すことも出来よう。
「『まだ』という事は、いつかは真人間になるのですね!それなら明日も今も同じ事!けれどまあ心の準備くらいは必要でしょう。明日もまたわたしが愛と真実と正義の素晴らしさを説いて、あなたの真人間への道を後押しして差し上げます!」
 二人は無邪気な言葉に微かに笑う。
 『明日』…その意味するところを無意識に捉えながら。
「では…」
「うむ…」
 また、明日。

 次の日から、セイルーン王宮内では、第一王位継承者の横には必ず黒服の神官の姿が見られるようになった。
 噂によれば殿下は黒服の神官にたぶらかされたのであり、または神官はグレイシア王女の婚約者であり、でなければレイ=マグナスの弟子であり、果ては次期王位継承者でさえあった。
 何にせよ二人が一時も離れないのは事実であり、その事実は王宮内の人間をゴシップ生産機に変えた。
 最新情報によれば、黒服の神官の正体は、グレイシア王女の呪いをかけられて変身した姿なのである。

 渦中の二人はといえば、今日もまた共にいた。王宮内の薔薇園―――と、言ってしまえばそれまでだが、侵入者よけに迷路になっているそれの大きさは『森』と呼ぶに値するものだった―――その薔薇の濃い空気の中で、ただ二人は何をするでもなく、歩いていた。
 何度目かの同じ言葉が繰り返される。
「………本当に良いのか、おぬしは。」
「………ええ。獣王様には怒られちゃいますけどね。むしろ本当に考え直さねばならないのはあなたでしょう。」
 フィリオネルがゼロスを見る。ゼロスがフィリオネルを見る。片方が歩を進めることが出来なくなり、それで片方は立ち止まる。
「わしは…。それでも、おぬしが……」
 挑むのでもない。嘆くのでもない。ただ事実を述べる。それは年数を知る者の瞳。
 しかし、感情は果たして時間によって老廃するものだろうか。
 望みは決して年齢に対応しない。それは不完全な真理。けれど、少なくともこの場合には当てはまった。
 ゼロスが口を開きかける。
「とお〜さぁ〜ん!ぜろすさあぁ〜ん!」
 ゼロスは発するはずだった言葉をのみこんだ。
 アメリアの声だ。だから二人は同時に空を仰ぎ、次の瞬間には首の無いアメリアが地面から生えているのを確認した。
「やれやれ。我が娘ながら丈夫な子じゃのう。」
「論点違ってません?」
 今は二人の間に重い空気は無い。同時に思い至り同時に溜息を吐く。安堵か、失望か。
 そんな事にお構いなしにアメリア姫は元気に復活した。
「正義の心が私を守ったのです!」
「今の一連の現象のどこにも正義は無かったと思うのですが……」
「そこかしこに溢れてました!」
 奥義!リナさん直伝・言い切ったもん勝ち!
 さすがはリナ直伝の奥義。ゼロスは黙った。
 アメリアは髪に付いた土を落としながらフィリオネルに向き直った。
「さて。とうさん。一体どう言う事なのか、説明して。」
「何の事じゃ?」
「とぼけないで。父さんがいつもゼロスさんと一緒にいるものだから、王宮内はいろんな意味で大混乱なのよ。せめて娘の私には、教えて。何があったの?」
 ゼロスとフィリオネルは顔を見合わせた。言うべき時なのかもしれない。
 同時にこくり、と頷く。アメリアは身構えた。
 フィリオネルは、ゼロスの肩に手を置いた。
「実はな、アメリア………わしはゼロス殿との再婚を考えておる。」
「………………………………………………はい?」
 小鳥が爽やかにさえずる。薔薇は花の香りでこの空間の主が自分達だという事を示し、ミツバチがぶんぶんと気だるげな音を出してアメリアの肩に止まった。そして二、三回ぐるぐると周りを回ってから、ようやく蜜がない事を悟ったのか、どこかへと飛んでいった。
「おーい、アメリアさーん?」
 ゼロスはアメリアの前で手を振ってみた。
「動きませんねぇ。」
「むぅ…やはり親の再婚というものは、子供にはショックなのであろうな。」
「いや、多分違う事がショックだったのではないかと………それはともかく、これでは話が出来ませんね。アメリアさーん、起きてください。」
 ゼロスはアメリアを揺する。動かない。
「えいっ。」
 でこぴん。
「はっ!?あ、あれ、父さん、ゼロスさん!?」
 なぜかじんじんする額を押さえて、アメリアは目の前の人物二人を見比べた。
「大丈夫か?アメリア?」
 心配そうな父さん。呆れたように頬を掻いているゼロスさん。二人一緒にどうして、それにしても薔薇に溢れたここは、まるで愛の物語の告白シーンの背景に出張しそうな……告白……………
「あああああああぁぁぁ!!??」
 アメリア姫、混乱。
「お、落ちつけアメリア、落ちつくのじゃ!」
「おおおおおお落ち着けって言ったって落ち着かず落ち着くとき落ちつくべき落ちつかなきゃいけない人は、と、父さんじゃないですか!!ぜ、ゼロスさんとさ、さ、『再婚』だなんて!!」
「アメリア。」
 フィリオネルは静かにアメリアを見つめた。
「お前が混乱するのも分かる。この歳で再婚なんて、わしも色々と考えた。しかし、だ。わしはゼロス殿と共に在りたいと願っておる。
 父さん……本気じゃよ。」
 アメリアは白くなった。
 父親を見る。小さい頃から優しくて強くて格好良くて、とても大好きな父さん。大国の王子と言う身分をかさに着ることなく、その身を持って王道を示してくれた父さん。
 が、今ゼロスの方に手を回して真剣な目でこちらを見ている。
 アメリアはごくりと唾を飲み込んだ。
「本気………なの?」
 フィリオネルは頷いた。
「もちろんじゃ。」
「もちろん、ぼくも本気ですよ。」
「ゼロスさん………」
 忘れていた。
「父さん、念の為に聞くけれど、ゼロスさんは男よ?」
「分かっておる。」
「ついでに魔族よ?」
「承知の上じゃ。」
「何よりも、父さんよりも950年くらい年上なのよ?」
「愛があれば年の差なんてじゃ。」
「そう、………じゃあ、わたしは何も言わないわ。」
「では、アメリア…」
「ええ。おめでとう、父さん。ゼロスさん、父さんをよろしくお願いしますね。」
「え!?…良いんですか!?ぼくは魔族なんですよ?一時は敵でもあったのに……」
 反対されるとばかり思っていたゼロスは、アメリアの意外過ぎる反応に驚愕した。
 対するアメリアは、ちっちっち、と指を振った。いつもゼロスがするように。
「愛と正義と真実を貫く者に、救いは必ず訪れるのです!」
「……よく分からないですけど、ありがとうございます。」
 ちょっと脱力したゼロスに、フィリオネルはそっと肩から抱き寄せた。
「ゼロス殿……」
「フィルさん……」
「あ、じゃあ二人ともごゆっくり。わたしは再婚を王宮内で納得させるための細工を仕掛ける事にします!」
 アメリアはにこにこと、けれど慌ててレイ・ウイングで飛び立っていった。
「ああ、祝福は出来るけど……愛の語らいを見るのはちょっと鳥肌が立っちゃったわ。まだまだわたしも、修行が足りないわ!」
 そして残された薔薇園の奥深く、フィリオネルおうぢと獣神官ゼロスは手と手をとりあい、愛の囁きをいつまでも、いつまでも、いつまでも……………。

「うああああああああ!!!」
 ばっ!!
 ゼロスは飛び起きた。
「………ゆ、め………?」
 ゼロスは自身の手を見る。この手は、一体さっき………。
 人間であれば青ざめているであろう顔に当て、落ち着け、と自身に言い聞かせる。
「夢、そう、夢。夢なんですよね。夢に決まってます。」
 眠ると言う作業の不必要な魔族が、しかも獣神官ともあろうものが気付かぬ内に『夢』を見るとは。
 何事か、と言ってもいい事態である。―――まさか。
「予知夢、なんてことは………。はは、ま、まさか、ね、ははは……。」
 から笑いが静かな夜空に溶け込む。
 ゼロスはしばらく呆然と突っ立っていたが、やがて一言ぽつりと洩らしてふわりと浮かび上がった。
「今日のところは、勘弁してあげましょう……」
 セイルーン王宮の一番高い塔の上から、闇色の影がちょっとよろめきながら静かに消えた。
                           〜Fin〜



三つ目のカップリング、答えは『ゼロス&フィリオネルおうぢさま』でした。分かった人、います?
………ああっ!なんだか刺さったら痛そうなものを持った人の影が見えてきそう!
初投稿。こんなものが初投稿。……ごめんなさい。
言い訳すると、ここまで感想の持ちようのないもの書いたのは私も初めてです。
あ、それと、こんな異色の域をちょっと出てしまった代物を恥かしげもなく堂々と出していますが、私も友人も、決してこの三つ――特に最後の――を支持しているわけではありませんので、あしからず。
こんなブツをここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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9322Re:はじめまして・・・4/3-19:03
記事番号9317へのコメント

ひたきさんは No.9317「初投稿です。」で書きました。

>初めまして、ひたきという者です。初投稿です。
 初めまして、ひたき様☆ わたしは扇と申す者です。

>『ゼロフィリ』誤解からきた話なので三つともゼロスが出てきますが、警告させていただきます。
>熱狂的ゼロスファンの方は見ないほうが良いです。
 見ちゃいました。熱狂的ではないけれど、ゼロスファンです(笑)
 でも、面白かったです。

>いいですね、警告しましたよ。お願いですから罵詈雑言は私の知らない所でこっそりと呟いてください。
 (こっそり陰で)ふふふ・・・わたしにそんなことをいったらどうなることか・・・(謎)

>三つ目のカップリングは、予想してみてください。これが本命です。きっと多分もしかしたらびっくりします。
 心のどこかでいやな予感がします(笑)

> 「こき使われて滅びちゃいそうです」と冗談を返してはいるが、瞳で「もうイヤこんな生活っ」と訴えている。器用だ。
 そう、ゼロス君は器用なんですよ。異常に。

>「最悪の場合の最終手段としての気紛れの相手くらいにはしてもいいかもしれませんね。」
>「ガウリイ様の望みが完全に断たれた時の慰めのキープ君くらいにはしてもいいかもしれませんわね。」
> 誉めてない誉めてない。
 そうとう誉めてませんね(笑)

>3.お待たせしました。今度の相手は誰でしょう?
 ああ、いやな予感がする・・・

>「ゼロスさんっ!さあ今日今この時を記念して歌いましょう!愛を!高らかに健やかに!
>愛〜!素晴らしきこのせーかーいー!生きぃるぅことぉ〜、素敵な素敵なぁ〜」
 ららら〜、わたしはオペラ風に歌うわ〜(やめいっ)

>「実はな、アメリア………わしはゼロス殿との再婚を考えておる。」
>「………………………………………………はい?」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?

>「えいっ。」
> でこぴん。
 かわいいでこぴん(笑)

>「父さん、念の為に聞くけれど、ゼロスさんは男よ?」
>「分かっておる。」
>「ついでに魔族よ?」
>「承知の上じゃ。」
>「何よりも、父さんよりも950年くらい年上なのよ?」
>「愛があれば年の差なんてじゃ。」
>「そう、………じゃあ、わたしは何も言わないわ。」
 愛あらば何だって平気です!! ・・・たぶん。

>「ああ、祝福は出来るけど……愛の語らいを見るのはちょっと鳥肌が立っちゃったわ。まだまだわたしも、修行が足りないわ!」
 その気持ち、ようわかります(激爆)

>「夢、そう、夢。夢なんですよね。夢に決まってます。」
 暗示ですね。もう。

>三つ目のカップリング、答えは『ゼロス&フィリオネルおうぢさま』でした。分かった人、います?
 だからいやな予感がしたのね(笑)

>………ああっ!なんだか刺さったら痛そうなものを持った人の影が見えてきそう!
 あ、わたしの知り合い(爆)

 ああ、笑った。恐ろしかった(笑)
 こういうのがもっとあったら、面白い反面恐ろしいですね(爆)
 楽しかったです。また、こういうのをご友人と組んでお書き下さい(おいおい)
 ではでは、扇でした〜☆

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9323Re:はじめまして・・・ひたき E-mail 4/3-21:47
記事番号9322へのコメント

> 初めまして、ひたき様☆ わたしは扇と申す者です。
初めまして。こんなものよく見る気になられましたね。しかも有難い事にコメントまで…。チャレンジャーの称号をあなたに。

> 見ちゃいました。熱狂的ではないけれど、ゼロスファンです(笑)
> でも、面白かったです。
ありがとうございます、ありがとうございますうぅっ!!(涙)

> (こっそり陰で)ふふふ・・・わたしにそんなことをいったらどうなることか・・・(謎)
あ…あの……やっぱり怒ってます?

> そう、ゼロス君は器用なんですよ。異常に。
ソラマメの皮とかきれいにむきそうですよね。

>> 誉めてない誉めてない。
> そうとう誉めてませんね(笑)
もはや『カップリング』じゃないですよね……。

>>「実はな、アメリア………わしはゼロス殿との再婚を考えておる。」
>>「………………………………………………はい?」
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
大丈夫ですか!?お気を確かに!(by仕掛人)

>>三つ目のカップリング、答えは『ゼロス&フィリオネルおうぢさま』でした。分かった人、います?
> だからいやな予感がしたのね(笑)
『いや』だなんてそんな……これがメインなのに(笑)

> ああ、笑った。恐ろしかった(笑)
> こういうのがもっとあったら、面白い反面恐ろしいですね(爆)
楽しんでいただけて良かったです。
はて。恐ろしい?う〜ん…『ゼロフィル』の跋扈するページ…嫌だ。

> 楽しかったです。また、こういうのをご友人と組んでお書き下さい(おいおい)
> ではでは、扇でした〜☆
>
また、ですか…どうでしょう。書いてて「ぐはぅっ」ときましたからね。

こういうレスしたのって初めてでちょっとどきどきでした。失礼な所があったら、すいません。
私の書いたものなどに感想をくださり、本当にありがとうございました!

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9342はっはっは、堅くなさらずに4/4-18:02
記事番号9323へのコメント

ひたきさんは No.9323「Re:はじめまして・・・」で書きました。

>> 初めまして、ひたき様☆ わたしは扇と申す者です。
>初めまして。こんなものよく見る気になられましたね。しかも有難い事にコメントまで…。チャレンジャーの称号をあなたに。
 と言うことで、チャレンジャーの称号をもらった扇です(笑)
 ありがたくいただいておきます(でも、バンジーみたいな怖いのにはチャレンジできないわたし)

>> 見ちゃいました。熱狂的ではないけれど、ゼロスファンです(笑)
>> でも、面白かったです。
>ありがとうございます、ありがとうございますうぅっ!!(涙)
 はっはっは、堅くなさらずに。

>> (こっそり陰で)ふふふ・・・わたしにそんなことをいったらどうなることか・・・(謎)
>あ…あの……やっぱり怒ってます?
 いえ、そうじゃなくて。わたしにそういっちゃったら、陰で相当言われるような気がしないでもなくなるわけです(笑)

>> そう、ゼロス君は器用なんですよ。異常に。
>ソラマメの皮とかきれいにむきそうですよね。
 すげぇ(笑)

>>>「実はな、アメリア………わしはゼロス殿との再婚を考えておる。」
>>>「………………………………………………はい?」
>> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
>大丈夫ですか!?お気を確かに!(by仕掛人)
 ハハハ・・・たぶん大丈夫さ(爆)

>>>三つ目のカップリング、答えは『ゼロス&フィリオネルおうぢさま』でした。分かった人、います?
>> だからいやな予感がしたのね(笑)
>『いや』だなんてそんな……これがメインなのに(笑)
 だから恐ろしいんやねん(笑)

>> ああ、笑った。恐ろしかった(笑)
>> こういうのがもっとあったら、面白い反面恐ろしいですね(爆)
>楽しんでいただけて良かったです。
>はて。恐ろしい?う〜ん…『ゼロフィル』の跋扈するページ…嫌だ。
 【書き殴り】一面『ゼロフィル』だったら、そうとう嫌っす。

>> 楽しかったです。また、こういうのをご友人と組んでお書き下さい(おいおい)
>> ではでは、扇でした〜☆
>>
>また、ですか…どうでしょう。書いてて「ぐはぅっ」ときましたからね。
 そういうもんです(今回は特別?)

 ではでは、これから貴方もチャレンジャーになって(笑)いろいろがんばって下さいな。
 扇でした〜☆

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9355Re:はっはっは、堅くなさらずにひたき E-mail 4/5-01:44
記事番号9342へのコメント

扇さんは No.9342「はっはっは、堅くなさらずに」で書きました。

> と言うことで、チャレンジャーの称号をもらった扇です(笑)
> ありがたくいただいておきます(でも、バンジーみたいな怖いのにはチャレンジできないわたし)
私、バンジー大好きなんです。でも命綱が足だけとか、あれは嫌ですね。よくテレビで「ぷちっ。」っていうのやってますし。

> はっはっは、堅くなさらずに。
いえいえ、ゆるくなったら私は壊れます。ここでしっかりふんばらねば。(まだマトモなつもり)

> いえ、そうじゃなくて。わたしにそういっちゃったら、陰で相当言われるような気がしないでもなくなるわけです(笑)
おにょ!?

>>ソラマメの皮とかきれいにむきそうですよね。
> すげぇ(笑)
だってゼロスって、獣王様に色々と雑用を言いつかってるじゃないですか。
「ゼロス、暇つぶしに玉の上で皿回しやって。」とか。
獣王様に仕えるにはそれくらい出来なければいけないのです。

> 【書き殴り】一面『ゼロフィル』だったら、そうとう嫌っす。
私も嫌です。鬼門だ。TOPが二人のらぶらぶだったりした日にはもう…ぞわぞわ。

> ではでは、これから貴方もチャレンジャーになって(笑)いろいろがんばって下さいな。
> 扇でした〜☆
私もチャレンジャーの称号いただいちゃいました。
しかしそれは、また新たなマイナーカップリングを探すのですか?
『S様とガウリイ』とか?…近くの女性に尻に敷かれてる者同士気が合うかもしれません。やだなあ。お互いの苦労話をして「ワカル…同士よ!」とか言ってがしっと抱き合うの図。

お返事までくれて、ありがとうございました。すごく嬉しいです。
ひたきでした。

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9374ちゃれんぢゃー4/5-17:37
記事番号9355へのコメント

ひたきさんは No.9355「Re:はっはっは、堅くなさらずに」で書きました。

>> と言うことで、チャレンジャーの称号をもらった扇です(笑)
>> ありがたくいただいておきます(でも、バンジーみたいな怖いのにはチャレンジできないわたし)
>私、バンジー大好きなんです。でも命綱が足だけとか、あれは嫌ですね。よくテレビで「ぷちっ。」っていうのやってますし。
 という、ひたきさんをおそれ多くも尊敬する扇です。
 ・・・バンジーとか、絶叫マシンとかはダメダメ人間なんです、わたし・・・(;;)

>>>ソラマメの皮とかきれいにむきそうですよね。
>> すげぇ(笑)
>だってゼロスって、獣王様に色々と雑用を言いつかってるじゃないですか。
>「ゼロス、暇つぶしに玉の上で皿回しやって。」とか。
>獣王様に仕えるにはそれくらい出来なければいけないのです。
 玉の上ですか・・・ふふふ・・・

>> 【書き殴り】一面『ゼロフィル』だったら、そうとう嫌っす。
>私も嫌です。鬼門だ。TOPが二人のらぶらぶだったりした日にはもう…ぞわぞわ。
 無いと思いますけどね・・・恐ろしい。

>しかしそれは、また新たなマイナーカップリングを探すのですか?
>『S様とガウリイ』とか?…近くの女性に尻に敷かれてる者同士気が合うかもしれません。やだなあ。お互いの苦労話をして「ワカル…同士よ!」とか言ってがしっと抱き合うの図。
 ・・・ヤダ。「L様とリナ」並におそろしいって(違うか)

 ではでは、扇でした〜☆

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9427Re:ちゃれんぢゃーひたき E-mail 4/8-13:10
記事番号9374へのコメント

扇さんは No.9374「ちゃれんぢゃー」で書きました。

> ・・・バンジーとか、絶叫マシンとかはダメダメ人間なんです、わたし・・・(;;)
大丈夫!この話を読めたんですから、「れっつバンジー」なんてちょちょいのちょい(死)ですよ!

>>「ゼロス、暇つぶしに玉の上で皿回しやって。」とか。
>>獣王様に仕えるにはそれくらい出来なければいけないのです。
> 玉の上ですか・・・ふふふ・・・
???あと、「私に化けてみて♪」とかどうでしょう。

> 無いと思いますけどね・・・恐ろしい。
『ゼロフィル』は精神攻撃ですね。ゼロスの必殺自滅技。必殺です。

> ・・・ヤダ。「L様とリナ」並におそろしいって(違うか)
二人が通った後の街に、累々と横たわる男共…。
なまじ気が合いそうで、別の意味で怖いです。

コメントとレスでこのツリーどんどん大きくなっていってて、正直、「この話でこの大きさ、本当にいいの!?皆それで良いの!?」って思ってます。
ありがたやありがたや。ほんと…ゼロスったらすごい。マイナーカップリングでここまでツリーを成長させるなんて。
扇さん、ありがとうございます。あなたさまのおかげです。

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9324Re:初投稿です。いちご E-mail URL4/3-22:56
記事番号9317へのコメント

はじめまして。小説読ませていただきました。ゼロス&フィブリゾ、
ゼロス&シルフィールは個人的に好きです。…が、ゼロス&フィルは
精神的にきついです…(汗)つい想像してしまいました。あぁ…夢に
出て来そう…。何か続きが見たいような見たくないような、複雑です。
…でも、やっぱり見たいかも。楽しませてくれて有難うございます。


           

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9326Re:初投稿です。ひたき E-mail 4/3-23:35
記事番号9324へのコメント

コメント二つ目…感動中です。
初めまして、いちごさん。読んでくださり、ありがとうございます。

ゼロス&フィブリゾのカップリングはあるみたいですね。
でも私には、ゼロスとフィブリゾが一つのオレンジジュースにストロー二本突っ込んで幸せに向かい合ってる図なんて想像できないです。第一王位継承者様ではやってしまいましたが。

これが夢に出てくるなら確実に悪夢ですよね。ご愁傷様です。生憎、このお話に保険はきかないのです。製作者としては心中お察し申し上げる他に、38℃くらいの熱視線で温かく見守るしかありません。ぐっすりとおやすみくださいませ。
続きは書かないと思います。これは、ちょっときついものがあります。

楽しんでくれて、しかもコメントまで書いてくださり、こちらこそありがとうございます。

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9338はじめまして一坪 E-mail 4/4-16:46
記事番号9317へのコメント

投稿ありがとうございまーーす!


豪華3本立てですね。
私は2番目のが好きです。
ところで3番目ので気になったのは、再婚した場合ゼロスさんはアメリアさんの
「お母さん」になるのでしょうか?
というか王女?


では、これからもよろしくお願いします。

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9354Re:はじめましてひたき E-mail 4/5-01:19
記事番号9338へのコメント

一坪さんは No.9338「はじめまして」で書きました。
>
>投稿ありがとうございまーーす!
管理人様御自らのお言葉を頂けるとは……こちらこそありがとうございまーーす!(軽い)

>豪華3本立てですね。
ご、豪華、ですか?

>私は2番目のが好きです。
でもあの二人がくっついたら、恐ろしそうですよね。

>ところで3番目ので気になったのは、再婚した場合ゼロスさんはアメリアさんの
>「お母さん」になるのでしょうか?
>というか王女?
そりゃあもちろん、
「お母さんって呼んでも良いんですよ、アメリアさん」
「い、いえ!『ゼロスさん』の方が馴染んでるって言うかイメージに合うって言うか怖くないのでこのままで良いです!」
「遠慮はいりませんよ。さ、勇気を出して『ママ』と…」
「ぜひ!これからも『ゼロスさん』と呼ばせてください!」
真っ青なアメリアと残念そうなゼロスが毎日攻防戦を繰り広げる事でしょう。

>では、これからもよろしくお願いします。
はい、こちらこそよろしくお願いします!

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9358あーあ。天邪鬼 E-mail 4/5-07:56
記事番号9317へのコメント

やったよ……。
ほんとにやったよ。
まぁなんだ、ここまで具体的な形にされるなんて思ってもみなかったけど君だけが矢面に立つのはどうかと思うしね……実際楽しんでるけど。
みなさま、初めまして。
ひたきの友人兼この作品の元ネタ提供者です。
後が怖いのでではさようなら。
(何しにでてきたんだオマエ?)

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9364Re:あーあ。ひたき E-mail 4/5-12:44
記事番号9358へのコメント

天邪鬼さんは No.9358「あーあ。」で書きました。

>やったよ……。
>ほんとにやったよ。
やだなあ、そんなジト目で私を見ないで。

>まぁなんだ、ここまで具体的な形にされるなんて思ってもみなかったけど君だけが矢面に立つのはどうかと思うしね……実際楽しんでるけど。
>みなさま、初めまして。
>ひたきの友人兼この作品の元ネタ提供者です。
>後が怖いのでではさようなら。
>(何しにでてきたんだオマエ?)
名乗り出てくれてありがとう。一緒に矢面に立とうね。
こんな友人を持った私は果報者。
またこんなネタが出てきそうなお話をしようね。色々と。