◆−女神の冒険 10−雪畑(4/15-21:21)No.9590 ┣気になるぅぅぅっっっ−響 飛鳥(4/16-01:13)No.9595 ┃┗Re:久しぶりです!−雪畑(4/16-09:37)No.9599 ┗修正・削除 連絡伝言板で−一坪(4/16-13:36)No.9605 ┗Re:修正・削除 連絡伝言板で−雪畑(4/16-21:44)No.9616
9590 | 女神の冒険 10 | 雪畑 E-mail | 4/15-21:21 |
女神の冒険 10 「天帝君様っ!」 何かというとルナの本名である。 「のっぴきならぬ事情があるのですっ!!」 「よーするに・・・」 流石のルナも疲れた顔をして言葉を返す。 その視線は目の前に居るリナ=インバース親衛隊(自称)に向かっている。 「リナを追っかけて人間界に行きたいと・・・・?」 「我々は心配なのですっ!」 ぴかぴか光るたすきをかけた男が言う。 ちなみにそのたすきには『リナ様命!』などと書かれているが・・・・ 「あの『うぶ』で『しゃい』なリナ様が・・・・っ どこぞの男に襲われてはいないかと・・・・」 「無い絶対無い。」 「今ごろ泣き暮らしておられるかと思うと・・・」 ルナの言葉を思いっきり無視して男が続ける。 「人間界への降臨を承諾してくださらないとおっしゃるならばっ 我らここで自刃して果てる覚悟にございますっ!」 懐から短剣を取り出す総勢約20名。 リナの像を出して拝み始める奴まで居る。 「一人に限り・・・・許可します・・・・」 怒鳴る気力も失せてルナは渋々、承諾した。 かくて―― -------------------------------------------------------------------------------- 「離してよ。」 「嫌だ。」 城のテラスにて―― 飽きもせずに何度も同じことを繰り返す一組のカップルが居た。 勿論リナとガウリイである。 「ガウリイにはあの・・・女の人たちが居るじゃない。 綺麗な人達・・・・」 その言葉は――リナの胸の深くに鈍い痛みを残した。 自分が言った科白にも関わらず。 「何で逃げたんだ?」 リナは答えない。 自分でも分からない事に答えられるはずが無いではないか。 「離してっ!」 「答えるまで離さない。」 ガウリイの瞳が暗く――光った。 「行っちゃいましたね・・・・」 「お約束、って奴だ。」 呆然としながら言うアメリアに酒を飲みながらルークが答える。 会場は元の騒がしさを取り戻していたが―― 影でガウリイを探しているのは明らかだった。 「な、ミリーナ・・・・」 何時もの如く。 ミリーナの傍に陣取っていたルークが眉を顰める。 「ミリーナ?」 「誰かが・・・・この世界に入り込んだ・・・・?」 ゼルが反射的に懐の剣に手を伸ばし――意味が無い事に気付いてやめる。 その視線の先には鏡。 普通の場合、降臨は鏡を介して行われる。 理由は簡単。空間と空間を繋ぐのには鏡が丁度良いからである。 「着替えた方がよさそうね。」 ミリーナの科白に頷く一同。 もし敵がきた場合。今の状態ではろくに戦えない―― 部屋へ向かおうとしたその矢先に。 傍の鏡から光が満ち溢れた。 「答えろよ・・・」 繰り返される問いかけ。 もしかしたら彼女は自分を取り巻く女に嫉妬してくれたのではないか。 それとも自分など彼女にとって嫉妬の対象にも入らないのか。 2つの可能性の中でガウリイの心が動く。 「あたしが何処で何しようがあたしの自由でしょ? あんたには関係ない!」 「関係・・・・っ」 怒鳴ろうとして言葉が凍る。 リナの頬に光る一筋の涙を認めて。 「リナ・・・・?」 オレが――泣かせたのか? 呆然とするガウリイにはリナの紡ぐ呪文は聞こえなかった。 「眠り(スリーピング)。」 光が――消える。 その後には一人の男。 「ご安心下さい。私は怪しい者ではありません。 ある女性を探してここに――。」 きんきら光るたすきを身に付け鎧と剣で完全武装した男が言う。 「・・・・捕らえろっ!!」 「何故だぁっ!?」 宮廷兵がわらわら集まる。 貴族達が悲鳴を上げて我先に部屋から飛び出す。 「眠り(スリーピング)!!」 とりあえずその場に居る全員を呪文で眠らせる男。 「何と野蛮な。 こんなに友好的に接していると言うのに・・・」 「なんか違う・・・」 アメリアの呟きに男が振り向く。 ゼルとルークが展開した防御結界が消えた。 「ルーク殿!こんな所に!」 「いや・・・お前のほうが問題だと思うんだが。」 「リナは何処に?」 「聞いてねえ・・・」 すれ違いまくった会話をしているルークたちをよそにミリーナが問い掛ける。 「リナさんの自称親衛隊がどうして此処に?」 「何故俺の正体がっ!? さては貴女。只者ではない・・・」 「たすきに『愛しているぜリナ=インバース』って書いてありますけど。」 驚愕する男に珍しく覚めた突っ込みを入れるアメリア。 「そうそう。その話だったな。」 「その話だったのか?」 「リナが何処かの馬の骨に誑かされてないか見に来たんだが・・・」 「聞いてくれよ・・・」 ゼルがルークに哀れみの視線を送る。 「リナは何処だ?」 2度目の問いにはアメリアが答えた。 「男の人に追いかけられて行っちゃいましたよ。」 「ガウリイの馬鹿。くらげ。にんじんっ!!」 意味不明な陰口を叩きながらテラスに腰掛けるリナ。 月の光に照らされて儚い雰囲気を醸し出している。 「盗賊いぢめにでも行こうかな・・・」 ただし雰囲気だけである。 そしてその雰囲気ですらぶち壊す男が居た。 「リナぁぁぁぁっっっ!!!」 「っ!?」 駆け寄るなりリナに抱きつき(命知らず)あまつさえその唇を・・・・ 「やめんかぁっ!!」 奪う事など出来るはずも無く地面とキスをする。 「・・・って、どうしてあんたが此処に?」 「心配で・・・」 「は?」 何を言われたのか理解できず気の抜けた声を上げるリナ。 それにしても復活が早い・・・(とりあえずこの男も神様だから・・・) 「リナ・・・?」 「何?」 「・・・綺麗だ。」 リナが顔を赤くする。 何となく流れるいい雰囲気―― 「リナっ!」 ――を、またもやぶち壊す男が一人。 眠り(スリーピング)からどうやって脱出したのか。 「ガウリイ!?」 ∇続く |
9595 | 気になるぅぅぅっっっ | 響 飛鳥 E-mail URL | 4/16-01:13 |
記事番号9590へのコメント にゃは〜〜っ雪畑様っっ どっかに生息している響 飛鳥ですっ 読ませて頂いちゃいましたよ(にやり) もう一気に!! はにゃ〜〜〜ん・・トロトロ〜(とろけるなっ今は!!) はいですっ ってこと出再結晶! いいっすねぇぇぇぇっツ、ツボ突きまくり! メチャメチャ続きが気になります!! 私的にリナちゃん親衛隊っもうお気に入り!! あーゆーキャラスキスキスキ!! ガウリイとのカンケイもビミョーーでもう次回が楽しみですっっ でわでわっ暴走したまま失礼します☆ |
9599 | Re:久しぶりです! | 雪畑 E-mail | 4/16-09:37 |
記事番号9595へのコメント >にゃは〜〜っ雪畑様っっ >どっかに生息している響 飛鳥ですっ 久しぶりです!飛鳥さんっ☆ >読ませて頂いちゃいましたよ(にやり) >もう一気に!! くはっ・・・ は、恥ずかしいぃぃっ!! >はにゃ〜〜〜ん・・トロトロ〜(とろけるなっ今は!!) >はいですっ ってこと出再結晶! 理科の授業ですね♪(違) >いいっすねぇぇぇぇっツ、ツボ突きまくり! >メチャメチャ続きが気になります!! ああああああ。 私の駄文を何時も誉めて下さってくれて(なんか変)ありがとうごぜえますぅぅっ!! >私的にリナちゃん親衛隊っもうお気に入り!! んむ。なぜかあれは大好評。(笑) >あーゆーキャラスキスキスキ!! 書いてて喜んでたよ自分。(爆) >ガウリイとのカンケイもビミョーーでもう次回が楽しみですっっ >でわでわっ暴走したまま失礼します☆ 感想ありがとうございましたっ! うう・・・貴女はいい人だっ! |
9605 | 修正・削除 連絡伝言板で | 一坪 E-mail | 4/16-13:36 |
記事番号9590へのコメント いつもお世話になってます。 というわけで削除しておきましたが、 これからは『修正・削除 連絡伝言板』で連絡お願いします。 それなら確実に対処できるので。 |
9616 | Re:修正・削除 連絡伝言板で | 雪畑 E-mail | 4/16-21:44 |
記事番号9605へのコメント >いつもお世話になってます。 こちらこそ。何時も迷惑かけてすみません。 >というわけで削除しておきましたが、 >これからは『修正・削除 連絡伝言板』で連絡お願いします。 >それなら確実に対処できるので。 分かりました。 ありがとうございます。 |