◆−大盗賊−DAICHI(4/22-01:02)No.9711 ┣はじめまして。−たかこ(4/22-11:20)No.9715 ┗大盗賊 2 −DAICHI(4/22-15:16)No.9718
9711 | 大盗賊 | DAICHI E-mail | 4/22-01:02 |
ベットにもぐったが、あたしは眠れなかった。いや、厳密に言うと「眠らせてくれくれない」のだ。 ・・・・いや、別に変な意味じゃなくてね。 何か変な感じがする。抑圧されるような気。何か意図的に出している気。 無論それが盗賊などといった、ザコのたぐいでない事はわかっている。 かといって超一流アサシンといった、たぐいでもない。そもそもヤツらは気なんか表さない。ではどういったヤツか?簡単である。挑戦してるのだ、あたしに。 フレア・アローの詠唱も終わっていることだ。油断したところをやるか。 そう考えてる刹那!! ガバッ!! あたしは口を押さえられた。 「ムムムム」 油断したわけではない、速すぎたのだ。相手のスピードが。 「リナ・インバース君か?」 「ムガガ!!」 「ムガガ、じゃ分からないのだが」 「ムガガガ!(あんたが口を押さえてんだろーが!)」 「ああ、失礼」 ヤツはあたしの口を離した。 ・・・よく今ので通じたな。 「ちょっと、一体どういうことよ!」 あたしは攻撃することも忘れて、相手に抗議をした。 「リナ・インバース君だね」 「そーよ!それがどうかしたの!」 「ああ、良かった。違ったらどう謝ろうと思っていたよ」 待てや、コラ。 あたしの場合はいいんかい。 「まあ、本人で良かった」 「で、覆面ぐらい取ったらどうなの」 「そうだな。では」 スルスル・・・・・ 「おお〜!なかなかというかメチャクチャいい男じゃないの。高く売れそうね」 「・・・・・」 「どうしたの?」 「・・・・いや、某国王を思い出した」 「それより、いったい何の用?こんな夜更けに」 「ああ、そうだった。私の名はデュモン」 「え?デュモンというと・・」 「そのデュモンだ」 デュモン・・・たしか、1年くらい前に突然現れた盗賊。 盗賊といってもアジトや仲間は一切もたず、たった一人で活動をしているという男 凄いのは、おたからの質である。たしか以前にセイルーンの国宝を半分盗み、ディルス王国の国宝を、なんと全部盗んだ男。 「で、その大盗賊デュモンさんが何の用?」 「盗賊が人と会うということは・・・・」 「あたしのおたからがターゲットなわけね」 「正解だ」 「わるいけどあたしのおたからへの執念はもの凄いわよ」 「だろうな。だから私も準備期間を設ける。三日後に、君のおたからをいただく」 ・・・・・・勝手な男である 「このまま帰さない。と言ったら?」 「うぬぼれないでいただこう。君はかなりの魔術師と聞いてるが、上には上がいる のだぞ」 むかっ! ---------------------------------------------------------------------- どうも、はじめまして。DAICHIと申します。 どうでしたか「大盗賊」お楽しみいただけたでしょうか? 中途半端なところで終わって申し訳無いのですが、まあつづくということで。 さあ、ここで皆さん問題です。 デュモンVSリナ一行(リナ・ガウリイ・ゼルガディス・アメリア・ゼロス) どっちが勝つのでしょう?もうオチは決めていますので、良かったら予想してください。また、土曜日の11時ごろに書きますので、良かったら見てください。 呼んでくれた人、ありがとうございました。 |
9715 | はじめまして。 | たかこ | 4/22-11:20 |
記事番号9711へのコメント なぁぁぁんて面白そうな展開。 リナちゃん、ちょっと切れ気味モード。 一体、どっちが勝つんでしょうねぇ。 これから出てくるであろうガウリイ、アメリア、ゼルを楽しみにしつつ、 続きを待ってまーす。頑張ってくださいね。 たかこ |
9718 | 大盗賊 2 | DAICHI E-mail | 4/22-15:16 |
記事番号9711へのコメント 「言ってくれるじゃない!」 「真実だからな」 むかかかかかかかかかか!! 「甘いわよ、ディグ・ボルド!」 あたしは魔法を発動させた。軽いジャブのつもり、だったが。 バチバチバチ! 「なに!」 あ、くらってやんの。・・・・今のはよけられても当然のつもりで放ったのだが。 「く・・・・」 デュモンはまともにくらったらしく、動けないでいる・・・・よわ〜。 「見掛け倒しね」 あたしはため息とともにそう漏らした。 「よく言われる」 デュモンは怒る風でもなく、そう答える。 「あんた、ほんとに大盗賊なんでしょうね?」 「当然だ」 ・・・・・いや、そうはっきり答えるなよ。こんなんよくても2流アサシンだぞ。 「・・・・まあいいわ。ところで、セイルーンの国宝のありか教えて」 いくら弱くても、国宝を奪った大盗賊。セイルーンの国宝をいただき、アメリアに高く売れば、あたしの心も落ち着くだろう。 「・・・・いいだろう」 「ずいぶんあっさりしてるわね」 「あそこの国宝は、わけが分からん。「正義の掟・全500巻」だの「正義の歌」 だの、あげくのはてには「フィリオネル生記(写真入)」だの・・・・・」 ・・・・・なるほど、そりゃあっさり白状するわな。まあ、それでもセイルーンの国宝だし、アメリアも高く買うことだろう。 「まあ、とにかく教えて」 「分かった、耳を貸せ」 あたしは、耳を寄せた。 「セイルーンの国宝のありかは・・・・・」 「どこよ?」 「・・・・・・・・ディグ・ボルド」 な! バチバチバチ! 「く・・・・」 「やれやれ」 デュモンは呆れたようにスクっと立ち上がった。 「あんた・・・・やられてなかったの?」 「当然だろう。あんな不意打ちとも言えない不意打ち」 ムカッ!! 「まあ、とにかく三日後にいただく。お仲間にも知らせておけ。私を一人で相手す るのは、少し早すぎたかな?」 ムカカカカカカカカカカカカッ!! 「では、失礼」 デュモンは窓から去っていった。 あたしは、痺れが残ったままだ・・・・・・・・ ---------------------------------------------------------------------- どうも、こんにちは。DAICHIです。 デュモン強し、ですね。さあ、どっちが勝つのでしょうか? 遅れてすいません。3は0:00までに書き上げたいです。では、さようなら。 |