◆−大盗賊3−DAICHI(4/23-00:14)No.9726 ┗Re:大盗賊3−seria(4/24-21:24)No.9748
9726 | 大盗賊3 | DAICHI E-mail | 4/23-00:14 |
デュモンにやられた翌日の朝。 あたしは不機嫌な顔で朝食を口に運んだ。 「リナさんどうしたんですか?そんな、魔族も逃げ出すよーな顔して」 アメリアがおどおどと声をかける・・・・・このアマ。 「実はね、昨日の夜、デュモンとか言うヤツが来たの」 「デュモン!!」 ガウリイを除く全員が声をハモらす。 「・・・・って、ゼロスも知ってんの?」 まさか、魔族と関わってるわけじゃないでしょうね。 「はい。大盗賊デュモンの事なら少しは」 「何で?」 「いや〜確か半年前にクレアバイブルを、みなさんに内緒でディルス王国へ取りに行った時に会いました」 「なにぃ!」 案の定ゼルガディスが怒る。 「ま、まあまあゼルガディスさん、落ち着いて。別に完全に内緒って事でもなかったんです。そもそも、そのクレアバイブル・・・・取られちゃいましたから」 「!!」 「・・・・・嘘でしょ」 「僕は嘘は言いませんよ」 ・・・・・・・こりはマズイ。あたしのおたからも危なくなってきた。 「で、そのデュモンが何だってお前のとこに来たんだ?」 格別驚いた様子も無く、ガウリイがあたしに問う。 「なんか、三日後に・・・今で言うと二日後にお前のおたからをいただく。って」「なっ!!!!!!!!」 今の言葉に皆は驚く。 「おい、相当のバカだな」 「全くです。リナさんのおたからを狙うなんて」 「誰かデュモンとか言うヤツのところに行って、とめて来いよ」 「殺してくださいと言ってる様なもんですね」 ・・・・・・・・・待てや、コラ。 「と、とにかくね、あと二日しかないの。しかもあたしは昨日デュモンにしてやられたわ。これはけっこうやばいわね」 あたしは攻略を練る。 「ゼロス。なんであんたがデュモンにクレアバイブルをみすみす取られたわけ?」 「はい。なんというか・・・・強かったんです」 「強い?」 「はい。その人はいろんな意味で」 う〜ん。魔族に自分の失敗談を話させるのは無理か・・・・・ 「それでどうするんだ?」 ガウリイがあたしに問う。 「・・・・カイラスト村って知ってるか?」 ゼルがいきなり話を切り出した。 「なんなの、カイラスト村って」 「噂では,カイラスト村には常に結界がはってあるらしい。そこは魔力が封じられるんだ」 「で、結界がはってあるからってどうなのよ?」 あたしは、いぶかしげに尋ねた。 「分からんか?つまり二日といえども、あちらにとって、俺達がここを動く可能性は充分あるわけだ。すると、デュモンはどうするか」 「あっ!」 ・・・・なるほど。 「気づいたようだな。つまり、リナのおたからに自分の魔力を付加させたんだ。おたからがレーダーになるようにな」 「そのレーダーをカイラスト村でシャットアウトしようってわけね」 なかなか、良い作戦である。 「でもよ。俺達がフッとレーダーを消しても、それはそれでばれないのか?」 おお!ガウリイにしてはまともな意見。 「大丈夫だ。あちらさんも昼夜レーダーを探知するわけじゃない。決行の時に、レーダーを探知するだけだろう」 ゼルの意見に皆、賛成したようだ。 「まあ、お前さんについていくさ」 「セイルーンの国宝盗難などの罪を見逃すわけにはいきません」 「そいつをつかまえれば、クレアバイブルが手に入るんだな」 「デュモン・・・・・・この間の借りは返させてもらいます」 皆、それぞれの思いを胸にカイラストへと向かった。 ・・・・・しかし、ゼロス達は分かっているのだろうか? 勝つということはデュモンから逃げることだということを。 ・・・・・会うわけないだろ。まあ、いいや。あたしのおたからが無事なら。 ---------------------------------------------------------------------- こんばんはDAICHIです。いや〜まだまだ続きますね。どっちが勝つのか。 お楽しみに! |
9748 | Re:大盗賊3 | seria E-mail URL | 4/24-21:24 |
記事番号9726へのコメント こんばんは。 お話楽しみに読んでます♪ デュモン強いですねv まさかゼロスからお宝(?)奪っちゃうとは・・・・・・・ リナちゃんにも呪文使ってたりもするし・・・・・・ どっちが勝つのかわくわく☆ 続き楽しみに待ってます!! ではでは。 |