◆−大盗賊4−DAICHI(4/25-23:16)No.9758
9758 | 大盗賊4 | DAICHI E-mail | 4/25-23:16 |
あたし達はカイラスト村に到着した。 気づけば、もう夜になっていた。 「あと二日あるがどうするんだ?」 ガウリイがあたしに尋ねる。 「そうねえ。まあ、二手に分かれて、カイラスト村の内部を調べるグループとカイラスト村の門を見張るグループに分かれましょ」 「そうだな」 しかし、こんな村があったとは・・・・ カイラスト村に着いた時、あたしは自分の魔力が消えるのを感じた。 さすがに黒魔法や強力な精励魔法は使えるが、そんな強力な魔法をレーダーには使わないだろう。 これでカイラスト村の調査をすれば、勝ったも同然! 「とにかく、今日は寝ましょ」 あたしの言葉にも皆(ガウリイ除く)は反応なし。 クレアバイブル・逮捕・リベンジを目的で「デュモンに勝つ」のと、逃げる事を目的とした「デュモンに勝つ」のとはちょっぴし意味が違った。 「はあ〜。こんなので勝っても私、満足できません」 「クレアバイブルが手に入らないのだから・・・・・」 「デュモンを滅殺したいのに〜」 三人は勝手に意見を述べる。 ったく・・・・・・・ 「仕方ないでしょ。優先権は、あたしのおたからにあるんだから」 「いつ決めた・・・・・」 ゼルの抗議は無視。 「とにかく、明日からはちゃんとしてよ」 あたしは話を切り上げて、部屋に戻った。 調査は簡単だった。内部調査と外部調査も異常無し。そして三日目の夜が訪れた。 あたし達は宿の部屋に戻った。 「デュモン来ないじゃない」 「リナさん来てほしかったんですか?」 「いや、別にそうゆう訳じゃないけど。盛り上がらないじゃない」 「では、盛り上がろうか。リナ・インバース君」 ・・・・来たか。 「よくここが分かったわね」 「なめないでいただこう」 「ラ・ティルト!!」 アメリアが唱えておいたらしい魔法を発動する。デュモンは青白い炎に包まれた って・・・・・ 「あんた、なにしてんのよ!」 「ラ・ティルトです!」 「堂々というなあああああ!!あたしのデュモンのおたからぶん取り大作戦はどうなんのよ!!」 「悪滅びればそれで良しです」 「乱暴な友人をお持ちのようだな」 なっ! 「だが、私はそんなに弱くない・・・・・・いくぞ!!」 ---------------------------------------------------------------------- ど〜も、DAICHIです。いよいよ大盗賊も佳境に入ってきました。 がんばります。 |