◆−絶望の未来−tsubame(4/26-20:09)No.9767
 ┗Re:絶望の未来−風和(4/28-18:18)No.9777
  ┗Re:絶望の未来−tsubame(4/28-21:15)No.9779


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9767絶望の未来tsubame E-mail 4/26-20:09


こんにちは、tsubameです。とてつもなく暗いモノを思い付いたので、投稿させていただきます。先ほど言いました通り、かなり暗いです。明るいモノが好きな方は、読まないほうが良いと思います。それでも良い方は、どうぞ。



      絶望の未来


「ガウリィ。あたしたち、別れましょ?」
 あたしは、前から決めていた事をガウリィに言う。
「え?ああ、そうだな」
 ガウリィは驚いたようだったけど、すぐに納得したみたい。なぜ?とも、聞かずに。
「今まで有り難う。さよなら、ガウリィ」
 あたしは、別れの言葉を口にする。たぶん、もう会う事はない。
「リナ、元気でな」
 ガウリィが優しく微笑んで言う。ガウリィは優しい、どんな時でも…。
「ガウリィもね」
 おそらく、これがガウリィとあたしの最後の会話。もう、二度と会えない…。
 そして、あたしたちは、正反対の方向へに歩き始める。これからの、あたしたちのように…。

「ゼロス。あんたのお望み通りに、あたしはガウリィと別れたわ」
 あたしは、ガウリィがあたしの様子に気付かない距離までしばらく歩き、そして、虚空を見つめて言う。ゼロスはどうせ、どこかで見ているから。
「さすがは、リナさん。では、行きましょうか?」
 ゼロスが虚空から現れ、あたしに手を差し出す。
「行くって、どこによ?それに、まだあんたの言う事、聞かなきゃなんないの?」
 あたしはゼロスに聞く。手を取らずに。
「おや、リナさん。いいんですか、アメリアさんとゼルガディスさんが、どうなっても?」
 ゼロスが驚いたように聞いてくる。この事さえ、なければ、あたしは…。
「分かったわよ。あの二人の命を握られたら、従うしかないじゃない。もしかして、ガウリィの命も握る気?」
 あたしは、半ば呆れつつ言う。そうならないで欲しい事を願いながら。
「ご名答ですよ、リナさん」
 ゼロスがにこやかな笑みで言う。
「やっぱり。ゼルやアメリアと別れろと言った時点で、うすうす予想してたけど…」
 予想した通りの答えで、あたしはあきらめて答えた。いつからこんな事になったんだろうと、考えながら。
「本当にリナさんは、鋭い頭脳をお持ちで」
 ゼロスが感嘆しつつ言う。
「どうも。それより、どこに行くの?」
 あたしは、ゼロスに聞く。
「獣王様の所ですよ」
 あっさり答えるゼロス。
「ふーん。そこで、あたしを魔族にでもするつもり?」
 半分当てずっぽうで、あたしは言う。
「バレてましたか?」
 悪戯が見つかった子どものように笑いながら、ゼロスが言う。
「まあね。でも、あんたにしては、ずいぶんと回りくどいやり方だったんじゃない?」
 ゼロスの答えに、あたしはいやみたらしく言う。
「ガウリィさんたちに助けに来られては、こちらが困りますから」
 いけしゃあしゃあとゼロスが言う。
「なるほど。自分から別れたんなら、みんなも怪しまないもんねえ?それに、あくまであたしが選んだって、事にもなるんだもんねえ?」
 あたしは、相変わらずいやみたらしく言う。
「本当に感服しますよ、リナさん。では、行きましょうか?」
 ゼロスが改めて、あたしに手を差し出す。この手を取ってしまったら、あたしは…。
「分かったわよ」
 そして、あたしはゼロスの手を取った。強制されたとはいえ、選んだのは自分だから。いつか後悔する日が来るのかもしれない。でも、あたしは生きたい。どんな事があっても、生きていきたい。

 それからしばらくして、白魔術都市セイルーンが壊滅したとの噂が、世界中に広まった。なんでも、綺麗な栗色の髪と悲哀に満ちた紅い瞳が特徴の、哀愁な雰囲気を漂わせている少女がやったと言われている。が、真実は闇の中であり、定かではない…。


 すみません。とっても、暗いです。しかも、よく分からないし、リナ、ガウリィ、ゼロスの性格が違うし…。許して下さい。『大事な人が人質に取られたら、人はどう行動するんだろう』そう、思いながら作りました。リナだったら、どうするんだろうとも、思いながら。最後まで読んで下さった方、本当に有り難うございます。では、tsubameでした。

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9777Re:絶望の未来風和 E-mail 4/28-18:18
記事番号9767へのコメント

>こんにちは、tsubameです。とてつもなく暗いモノを思い付いたので、投稿させていただきます。先ほど言いました通り、かなり暗いです。明るいモノが好きな方は、読まないほうが良いと思います。それでも良い方は、どうぞ。
こんにちわvひつこくひつこく風和ですv
また読ませていただきました〜v

>「ガウリィ。あたしたち、別れましょ?」
ああっ!初っ端から悲しいっ・・・(泣)

> あたしは、前から決めていた事をガウリィに言う。
>「え?ああ、そうだな」

ああっ!ガウりん納得したし。
 あ〜でも、ひょっとしたらリナのことを考えていたのかも知れないですねv

> そして、あたしたちは、正反対の方向へに歩き始める。これからの、あたしたちのように…。
あ〜ココいいです〜
何だかイイ感じ。かっこいいです。(自分言ってる事ワケわかんないです)

> あたしはゼロスに聞く。手を取らずに。
>「おや、リナさん。いいんですか、アメリアさんとゼルガディスさんが、どうなっても?」
おにょれゼロス〜〜(怒)
 でもでも、そんな貴方も大好きよんv(殴)


> それからしばらくして、白魔術都市セイルーンが壊滅したとの噂が、世界中に広まった。なんでも、綺麗な栗色の髪と悲哀に満ちた紅い瞳が特徴の、哀愁な雰囲気を漂わせている少女がやったと言われている。が、真実は闇の中であり、定かではない…。
いや〜〜んリナちゃんがぁぁぁっ!
悲し過ぎですぅ〜
あー、でもやっぱし大切な人が人質に取られたら同じ行動取るかな・・僕も・・・
>
> すみません。とっても、暗いです。
ふふっ・・・甘いですよtsubameさんっ!
tsubameさんのが『とっても暗い』なら、僕なんて『混沌より暗い』になっちゃいますよぉ〜ははははははははははは・・・(笑涙)

しかも、よく分からないし、リナ、ガウリィ、ゼロスの性格が違うし…。
ふふっ・・・甘いですよtsubameさんっ!
 tsubameさんのが『性格が違う』なら、僕なんて『全くの別人』になっちゃいますよぉ〜ははははははははっははははは・・(暴走)
許して下さい。『大事な人が人質に取られたら、人はどう行動するんだろう』そう、思いながら作りました。リナだったら、どうするんだろうとも、思いながら。最後まで読んで下さった方、本当に有り難うございます。では、tsubameでした。
いやー今回のも良かったですーv
 リナちゃん・・・悲しいですぅ・・・
あーでも大好きなんですこーいうお話v
 いいなぁ・・・色んなお話が書けて・・・(羨望)
それぢゃあ、何だかよく分からない感想になってしまってスイマセンでした。
 次はもっとまともに書けるように努力します・・・(汗)
と。いう事で。(どーいう事なんだ?)
 次の作品を楽しみにしてますv風和でした。

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9779Re:絶望の未来tsubame E-mail 4/28-21:15
記事番号9777へのコメント

風和さんは No.9777「Re:絶望の未来」で書きました。
>
>>こんにちは、tsubameです。とてつもなく暗いモノを思い付いたので、投稿させていただきます。先ほど言いました通り、かなり暗いです。明るいモノが好きな方は、読まないほうが良いと思います。それでも良い方は、どうぞ。
>こんにちわvひつこくひつこく風和ですv
>また読ませていただきました〜v
本当に、どうも有り難うございます。毎回毎回、幸せです。
>
>>「ガウリィ。あたしたち、別れましょ?」
>ああっ!初っ端から悲しいっ・・・(泣)
私も書いていて、悲しかったです。別れのシーンはつらいものがあるんです…。
>
>> あたしは、前から決めていた事をガウリィに言う。
>>「え?ああ、そうだな」
>
>ああっ!ガウりん納得したし。
> あ〜でも、ひょっとしたらリナのことを考えていたのかも知れないですねv
ええ、もうガウリィですから。リナのことをちゃんと考えていますし(謎)
>
>> そして、あたしたちは、正反対の方向へに歩き始める。これからの、あたしたちのように…。
>あ〜ココいいです〜
>何だかイイ感じ。かっこいいです。(自分言ってる事ワケわかんないです)
有り難うございます。もう、幸せです。風和さんに誉めていただけるなんて。
>
>> あたしはゼロスに聞く。手を取らずに。
>>「おや、リナさん。いいんですか、アメリアさんとゼルガディスさんが、どうなっても?」
>おにょれゼロス〜〜(怒)
> でもでも、そんな貴方も大好きよんv(殴)
>
>
>> それからしばらくして、白魔術都市セイルーンが壊滅したとの噂が、世界中に広まった。なんでも、綺麗な栗色の髪と悲哀に満ちた紅い瞳が特徴の、哀愁な雰囲気を漂わせている少女がやったと言われている。が、真実は闇の中であり、定かではない…。
>いや〜〜んリナちゃんがぁぁぁっ!
>悲し過ぎですぅ〜
>あー、でもやっぱし大切な人が人質に取られたら同じ行動取るかな・・僕も・・・
書いていて、一番悲しかったシーンです。こんなに悲しいモノが思い付くなんて、私も思ってませんでした。現実逃避してただけなんですけど…。
>>
>> すみません。とっても、暗いです。
>ふふっ・・・甘いですよtsubameさんっ!
> tsubameさんのが『とっても暗い』なら、僕なんて『混沌より暗い』になっちゃいますよぉ〜ははははははははははは・・・(笑涙)
甘いんでしょうか?風和さんのが、『混沌より暗い』わけありません。そんなに謙遜なさらないで下さい。
>
>しかも、よく分からないし、リナ、ガウリィ、ゼロスの性格が違うし…。
>ふふっ・・・甘いですよtsubameさんっ!
> tsubameさんのが『性格が違う』なら、僕なんて『全くの別人』になっちゃいますよぉ〜ははははははははっははははは・・(暴走)
また、甘いんですか?安心して下さい。風和さんのは、『全く同一人物』になってますよ(言葉が変です)
>許して下さい。『大事な人が人質に取られたら、人はどう行動するんだろう』そう、思いながら作りました。リナだったら、どうするんだろうとも、思いながら。最後まで読んで下さった方、本当に有り難うございます。では、tsubameでした。
>いやー今回のも良かったですーv
> リナちゃん・・・悲しいですぅ・・・
>あーでも大好きなんですこーいうお話v
> いいなぁ・・・色んなお話が書けて・・・(羨望)
あ、有り難うございます!嬉しいです。風和さんに、そんなふうに誉められると、有頂天になって、舞い上がっちゃいます。でも、私は風和さんがうらやましいです。詩が書けて。私が書くお話も詩も、風和さん以上にド下手ですから(当たり前ですけど)
>それぢゃあ、何だかよく分からない感想になってしまってスイマセンでした。
> 次はもっとまともに書けるように努力します・・・(汗)
がんばって下さい。応援してます。次こそは、一番乗りです(あきらめません)
>と。いう事で。(どーいう事なんだ?)
> 次の作品を楽しみにしてますv風和でした。
本当に、有り難うございます。幸せ過ぎます。風和さんにそうおっしゃっていただけて。次もがんばります。では、tsubameでした。
>