◆−大盗賊5−DAICHI(4/29-01:19)No.9784
9784 | 大盗賊5 | DAICHI E-mail | 4/29-01:19 |
デュモンが駆け出す。あたし達は宿屋を出た。 「リナさん、なんで逃げてるんですか!」 アメリアが抗議の声をあげる。 「だって、しょうがないでしょ。ガウリイ達は門で見張ってるんだから。それに外へ出た方が戦いやすいからよ」 そうこう言ってるうちに、門の所にガウリイ達がいた。 「リナ、アメリア!」 「ほぅ、おでましですか」 デュモンの殺気に気付いたか、ガウリイ達は武器を持ってあたし達に駆け寄った。 「って、ゼルは?」 確かゼルも見張りをしていたはずだが・・・・・・・・・・・ 「ああ、ちょうど数分前に「怪しいヤツがいた」とか言って、出てったぞ」 ああああ〜〜〜〜ここにいるっつうの!!全く・・・・・・ 「ほう、お仲間の登場か」 デュモンが現れた。そこにすかさずゼロスが前に出た。 「ふっふっふっふ・・・・お久しぶりです・・・・デュモンさん」 うあ・・・・・なんかメチャクチャ殺気放ってるんですけど・・・・・ 「久しぶりだな、下等魔族・ゼロス君」 ・・・・・・殺気倍増・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「この間の借りは返させてもらいますよ」 「あまりムリに返そうとするな。生きるものには限度というものがあるからな」 う〜ん、挑発が得意だなあ・・・・・・・・ 「いきます!!」 ゼロスがブラスト・ボムを放った。しかし、デュモンは動じない。しかし! 「ブレイク!」 なっ! ゼロスの放った複数の火球がさらに複数に分かれ、爆発した。 ったく、人の技を盗むとは・・・・・・・・あとで使用料もらお。 「フン」 なにいいい!! ゼロスの「ブラスト・ボム・ブレイク」にもデュモンは動じず、手でかき消した。 「でやああああああ!!」 しかしガウリイの光の剣が斬りこむ。 「ちっ!」 デュモンは持っていた杖でガードする。フッ。ガウリイの光の剣がそうやすやすと受け止められるはずが・・・・・・・・・・・・・ 「ガキイイイイイイイ!!!」 なにいいい!! なんと、ガウリイの光の剣が受け止められた。 「気を付けてくださいリナさん。デュモンの持ってる杖は餓骨杖です!」 なにいいい!! |