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◆− アニマルパニック?その3−コウ (2009/5/3 22:32:05) No.18477
 ┗ アニマルパニック?その4−コウ (2009/5/4 17:00:00) No.18478
  ┗ アニマルパニック?その5−コウ (2009/5/4 20:48:50) No.18479
   ┗ アニマルパニック?その6−コウ (2009/5/4 21:03:53) No.18480


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18477 アニマルパニック?その3コウ 2009/5/3 22:32:05


 えーと、書けば書くほどクレヨンしんちゃんの映画に、にてきているような気がする。………でも、見ていないんだよなぁ。まぁ、あらすじなら知っているけれどオチとか知らないし、まんまパクリだとしたら、偶然だと思ってほしいです。真実だし。
 前回までのあらすじ
 リナがある町で目を覚ますとアメリアとゼルガディスには猫耳としっぽ、ガウリィには犬耳としっぽが生えていた。現れたゼロス曰く元凶はクレアバイブルの写本を手に入れた『動物保護団体』の仕業らしい。リナは一体どうするのか!下手すると、知らんぷりして逃げるかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 動物保護団体その言葉が脳内に広まると同時にあたしは動く
「あ、いっけない。あたしったらお鍋を火に掛け放しだった。てへ。」
 そういうと、宿の外へと行こうとして
「リナさーん。どこへ行くんですかー。」
「おい、リナ。台所はあっちだぞ。」
「現実逃避してないで、ちゃんと話を聞け。」
 と、アメリアにマントをつかまれガウリィに肩をつかまれゼルにそう言われて、あたしはおとなしくあきらめる。と、言うかガウリィ本当にあたしが鍋の火を消しに行くと思ったのかおまいは、
「ゼロス。今、動物保護団体って言った?」
 と、あたしが聞くと
「ええ、何でも昔何かトラブルを起こしてラルティーグで衛兵に捕まったことがあるらしいんですけれど、団員達の手で脱走したそうですよ。」
 思いっきり心当たりのある地名を言われあたしは、ちょっと泣きたくなる。
 ラルティーグの動物保護団体とは、実は昔関わったことがあるのだ。
「でも、なぜリナさんだけは動物化していないんでしょうね。」
 と、アメリアが言うと
「ふ、そのものには動物になる資格など無いのだ。」
 と、突如としてその声が響き渡る。
 驚いて声の方へと振り向くとそこにいたのは、動物耳と鳥の羽をはやした女が、いた。
「久しぶりだな。リナ=インバース。貴様への恨み忘れておらんぞ。」
 と、その女はそう言うと懐から耳から生えている動物耳のついた飾りをつける。………意味あるのか、そりは、
「リナ。知っているのか」
 と、ガウリィが聞く。
「昔、いろいろあって動物保護団体と戦って組織をつぶしたことがあるのよ。」
 その言葉に、
「そいつら、盗賊でもしていたのか。」
「だから、衛兵に捕まったんですね。」
「なるほど。」
 と、勝手に納得する三人に、
「失礼な。我ら動物保護団体は盗賊なぞしとらん。
 その女は、珍しい種類のコボルトを攻撃呪文で倒し、そのため我らが体裁を加えようとしたらその女は逃げそれを追いかけていくと、動物保護のための多少の被害が重なり卑劣にもその女は衛兵にそれを逆手に通報したのだ。」
 と、叫ぶ。
「………それって、逆恨みじゃないのか。」
 と、ガウリィが聞くと
「何を言う。貴様、動物好きには悪いやつはいない。と言う言葉を知らないのか。」
 と、言う。いや、ガウリィなら本当に知らない可能性もあるぞ。
「まぁ、確かに言いますね。」
 と、ゼロスがうなずくと
「つまり、動物好きは正義」
『嫌、それは違うだろう』
 と、宿にいたおっちゃんやおばちゃんに、お客さんすら交えてそう突っ込みを入れられた。………よかった。下手すると宿の中の客全員保護団体かと思っていたのだが、違ったらしい。
「ふ。そして組織の会長は、貴様に復讐を誓い研究に研究を重ねたのだ。」
 と、全員の突っ込みを聞いていないのか女は言う。
 ちなみに、この女おそらくミミズクだろう。一度戦ったことがある。
「その結果。クレアバイブルの写本を元に、ついにアニマル変化薬を作り上げたのだ。
 その薬をまずこの町でジュースとして村人や旅人に振る舞いこの村をアニマルパラダイス第一号に変えるのだ。
 今はまだ人としての記憶や理性があるようだが三日もすれば完全に動物となる。
 しかし、リナ=インバース。貴様は卑劣な女だ。そのようなやつを動物に変化するわけに拝観。よってここで排除する。」
 そう言うと攻撃するための呪文を唱えようとするが
「フリーズアロー」
 ちんたら話をしていた間にすでにあたしは、攻撃呪文を唱え終えている。
 こうしてミミズク女の氷付けができあがったのだ。
 しかし、ここで話は終わらない。何しろ、こいつらは動物保護のためならたとえ数万人の血を流そうと気にしないのだから、おそらく。
 こいつらの言ったことはすべて本当だろう。むろんあたしが卑劣な手段を使ったというのは別だが、
 おそらく村の人全員三日後には動物になってしまうのだろう。あたしの背に嫌な汗が流れた。
 動物保護団体との戦いは終わったと思っていた。しかし、それは間違いだった。動物保護団体は止まることはないのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 と、言うわけでやっと敵さんを出せました。
 動物保護団体は実は結構好きです。まぁ、本当にいたら嫌ですけれどね。
 つーか、動物保護団体がどうやってクレアバイブルの写本を見つけたんだ?と、言う説がありますけれどあえて言うなら『それは、秘密です。』と、言うやつだと言うことでお願いします。
 ちなみにこれ、カップリングなしのギャグです。
 と、言うかこれ最初に書いとくべきだよなぁ。………すみません何しろ未熟な物で、

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18478 アニマルパニック?その4コウ 2009/5/4 17:00:00
記事番号18477へのコメント

 ここまで呼んでいただいたらわかると思いますが、元ネタはスレイヤーズすぺしゃるのけもの耳よさらばを元にしています。しつこいようですがあの映画は、無関係のつもりです。
 氷付けとなったミミズク女曰く三日後には村人全員動物になってしまう。リナは一体どうするのか。下手するとここで動物園を開くのかもしれない……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 氷づけにしたミミズク女をどうしようかと考えていると、
「ふ。フィネジアを倒したか。」
 と、声を掛けられ振り向くとそこには一人の男その耳には二重の動物耳。
「あの。何で動物耳が生えている上からさらに動物耳をつけるんですか。」
 と、アメリアがおそるおそるという感じで聞くと
「何を言う。これが動物保護団体の正装なのだ。
 一般人にはわからんかもしれんが、王族とかならきっと理解するだろう。」
「できません!」
 王族のアメリアが叫ぶように否定する。と、言うかそれを理解する王族って一体何なんだろう。
「アメリア。話したところで無駄だ。
 それよりこいつらを引っ捕らえてクレアバイブルの写本を手にした方が早い。少なくとも中和剤なら作れるだろう。」
 と、ゼルが立ち上がり剣を抜く。
 ガウリィも剣を抜きアメリアも立ち上がり拳を握る。もちろんあたしも立ち上がりいつでも戦う準備はできている。
 たしかに、ゼルの言うとおり薬の作り方が書いてある写本なら、十中八九中和剤も作れるだろう。………まぁ、ゼルガディスを人間に戻す方法は、期待できないが。
 ちなみにこの男の動物耳は狐のようだ。しっぽが狐のしっぽだからわかるだけで、しっぽがなかったら犬耳だと思っていたところだった。
「ふ。野生の動物の力を宿した我らに勝てると思ったのか。」
 そう叫ぶと男は四本足で走る。
 って、早い。
 おそらく動物の身体能力も手にしたのだろう。うまく組み合わせればけものの力を持つ兵士の軍隊ができあがるかもしれない。それが動物保護団体の手に渡ったのは幸か不幸か難しいところであるが、
 とっさに、腰のショートソードを手に取り一撃をはじくが、そう何度も何度もできる芸当ではない。だが、一対四+αのあたし達を相手にするのは、分が悪い。
 一撃を与え床に足をついたその瞬間に、ガウリィが剣の柄で首筋をたたく。そして、狐男はあっさりと倒れた。
 その男の懐には一枚の地図が、おそらくここが組織の本拠地なのだろう。
 しかし、かなり遠いところにある。おそらく、片道一日はかかるだろう。
 急いで出発する必要がある。
「急ぐわよ。ゼル、アメリア、ガウリィ」
 そう言うとあたしはまず食べかけの料理を片付けようとしてゼルとアメリアに引き面れていくこととなった。
 食べかけだったのに、しくしく………。

 動物保護団体の本拠地への道は、簡単とはいえなかった。何しろ幾度となく動物保護団体の刺客がやってくるわ。ガウリィ達の動物化はどんどん進行するわ。
「ちょっとアメリア。木で爪を磨かかない。ガウリィ地面を掘るのはやめなさい。………ゼル。蔓草にじゃれて楽しい?」
 と、そこら辺の木で爪を研いでいるアメリアとその横でなにやら霧中になりながら地面を掘っているガウリィとその近くで垂れ下がり揺れていた蔓草に、じゃれているゼルガディスにあたしは冷たい目線で言う。
 ゼロスはと言うと、その光景をひたすら楽しそうに見ている。……悪趣味なやつ。
 ちなみにクレアバイブルの写本は中和剤を造るために見せてくれないと、生きているってすばらしいと朝昼晩ずっと言い続けると、脅したらおとなしく約束してくれた。
「あうー。すみません。りにゃさん」
 いつの間にか『なにぬねの』が『にゃににゅねにょ』になってしまっているアメリアが言う。耳もへたれていてちょっとかわゆい。ちなみに髭まで生えている。
 ゼルもじゃれるのをやめてそっぽを向いている。ちなみにゼルは語尾に「にゃ。」と、つけるようになってから一切しゃべらなくなってしまった。
 ………もしかしたらあたしとゼロスが爆笑しまくったのが原因かもしれない。………だぁぁって、ゼルが語尾に「にゃ。」をつけているのだ。ここで爆笑しなければ天才美少女魔道士の名が廃るというもんである。まぁ魔道士は関係ないかもしれないけれど。
「良いじゃないかリナ。」
 と、ガウリィが言う。ガウリィはほっとくと四本足で動こうとする。
「良いから立つ。早く行かないと中和剤を作る時間もなくなるわよ。」
 と、ガウリィの首根っこをつかんであたしはずんずんすすむのだった。
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 うみゅみゅ書いといてなんだけれどゼルの語尾に「にゃ」は、ちょっと聞いてみたい気がする。でも、どうやって書けばいいのかわからなかったので掛けませんでした。文章力がないんです。すみません。
 だれか、書いてくれると幸いです。

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18479 アニマルパニック?その5コウ 2009/5/4 20:48:50
記事番号18478へのコメント

一日置き所が時間が空いたら書いている物です。もはや呼んでいる暇もないぐらいかもしれない。
 やっとついた本拠地です。もうすぐ最終話です。
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「ダム・ブラッス」
 呪文一撃で扉に穴を開ける。そして、
「何だ。敵襲か。」「己、動物虐待者め」「世界の敵」
 等と、勝手なことを良いながら襲ってくる二重動物耳。
 ………誰が、世界の敵だ。ゼロスなら世界の敵と言われても良いかもしれないが、あたしがどうして世界の敵だというのだ。
 魔王や冥王に魔竜王を倒したあたしに感謝したところでだれも文句は言わないだろう。……魔族は言うかもしれない。
「ファイヤー・ボール」
 あたしの攻撃呪文により閃光がきらめく。ちなみに動物化の影響か言葉がおかしくなったゼルとアメリアは呪文が唱えられなくなっている。
「食らえ、正義の鉄拳。平和主義クラッシュ」
 と、アメリアの拳がウサギ耳を飛ばしゼルとガウリィの刃が猿耳とラクダ耳を地に倒す。
 ゼロスも時たまに、余計なチャチャを言ってゼルを怒らせたり動物保護団体にケンカを売ったりとしている。
 そして、家畜もとい破竹の快進撃でとうとうボスのところまでたどり着いたのだった。
 まぁ、動物愛護じゃなかった所詮保護団体である。あのときのあたしより今のあたしははっきり言って場数を踏んでいる。
 ガウリィが扉を開けてあたしは言う。
「おとなしく降参しなさい。そーすれば全財産奪って衛兵に引き渡す程度で勘弁してあげる。」
 その言葉に中にいたライオン男は声を上げて笑い出した。
「ふははは。愚かな。貴様達だけでどうしようというのだ。み、」
 と、ライオン男が何か言おうとした瞬間にゼルのけりが見事に顔にめり込んだのだった。
「いいからも戻せにゃ。」
 と、ゼルがものすごい形相で似合わない語尾をつけていった。
 ………よっぽど嫌だったんだな語尾に『にゃ』は、
 こうしてあっけないことこの上ない動物保護団体とクレアバイブルの写本の事件は終わったのだった。

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18480 アニマルパニック?その6コウ 2009/5/4 21:03:53
記事番号18479へのコメント

 プロローグ
 あたしと近くの魔道士協会の力を合わせて見事中和剤を完成させた。
 魔道士協会は、そのままクレアバイブルの写本を持って行ったが途中で謎の襲撃に遭い写本は燃やされてしまったという。
 まぁ。犯人はわかっているのだけれども
 ちなみに中和剤の効き目はゆっくりだった。
 三日もすれば完全に戻ったのだが、それまで獣化した村の中で肉食動物になっている人がうっかり他の人を食べそうになったり、草食動物の人がうっかり売り物の野菜を食べたり。
 ゼルとアメリアもキウイで酔っぱらったりしていた。キウイにはマタタビの成分が含まれているのだ。
 しかし、ほとんど戻った日のことだった。
「なぁ、リナ。」
 と、ガウリィに言われあたしは食事の手を止めて聞く
「何よガウリィ。」
「いや。あの動物保護団体どうなったんだ。」
 その言葉にあたしはにんまりと笑顔を浮かべて応えた。
「あいつらのことだからまた動物の楽園云々でろくでもないことをやるでしょ。なら、彼らの言う楽園を与えてやったのよ。
 あいつら中和剤を捜査して動物かを押さえていて半獣化していたみたいだけれどその効果をゼロスに頼んで、消してもらったのよ。」
「なるほどな。」
 と、ゼルが苦笑を浮かべ(ちなみに言葉は、戻った)
「リナさんも、結構えぐいですね。」
 と、アメリアもそう言いながら口元が笑っている。
「どうしたんだ。」
 と、クラゲ頭がいうのであたしは説明してやる。
「そんなに動物が好きなら動物になればいいのよ。
 まぁ、動物の生活をきっと気に入っているでしょうね。
 何しろあんなに動物が好きだったんだから。」
 と、あたしはにんまりと笑っていった。

 その後とある村で群れからはぐれて途方に暮れている動物がよく見かけるようになったという。
 その動物たちが昔っから動物だったか、どうかはご想像にお任せしようと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 と、言う訳で終了です。
 呼んでくれると幸いです。
 なんか呼んでいると狂乱家族日記も混ざっている気がしますね。
 スレイヤーズファンの方は知らない話かもしれないけれど、わりと有名ですよ。