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アニマルパニック?その5
コウ
2009年5月4日20時48分50秒
一日置き所が時間が空いたら書いている物です。もはや呼んでいる暇もないぐらいかもしれない。
やっとついた本拠地です。もうすぐ最終話です。
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「ダム・ブラッス」
呪文一撃で扉に穴を開ける。そして、
「何だ。敵襲か。」「己、動物虐待者め」「世界の敵」
等と、勝手なことを良いながら襲ってくる二重動物耳。
………誰が、世界の敵だ。ゼロスなら世界の敵と言われても良いかもしれないが、あたしがどうして世界の敵だというのだ。
魔王や冥王に魔竜王を倒したあたしに感謝したところでだれも文句は言わないだろう。……魔族は言うかもしれない。
「ファイヤー・ボール」
あたしの攻撃呪文により閃光がきらめく。ちなみに動物化の影響か言葉がおかしくなったゼルとアメリアは呪文が唱えられなくなっている。
「食らえ、正義の鉄拳。平和主義クラッシュ」
と、アメリアの拳がウサギ耳を飛ばしゼルとガウリィの刃が猿耳とラクダ耳を地に倒す。
ゼロスも時たまに、余計なチャチャを言ってゼルを怒らせたり動物保護団体にケンカを売ったりとしている。
そして、家畜もとい破竹の快進撃でとうとうボスのところまでたどり着いたのだった。
まぁ、動物愛護じゃなかった所詮保護団体である。あのときのあたしより今のあたしははっきり言って場数を踏んでいる。
ガウリィが扉を開けてあたしは言う。
「おとなしく降参しなさい。そーすれば全財産奪って衛兵に引き渡す程度で勘弁してあげる。」
その言葉に中にいたライオン男は声を上げて笑い出した。
「ふははは。愚かな。貴様達だけでどうしようというのだ。み、」
と、ライオン男が何か言おうとした瞬間にゼルのけりが見事に顔にめり込んだのだった。
「いいからも戻せにゃ。」
と、ゼルがものすごい形相で似合わない語尾をつけていった。
………よっぽど嫌だったんだな語尾に『にゃ』は、
こうしてあっけないことこの上ない動物保護団体とクレアバイブルの写本の事件は終わったのだった。
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