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ポコタの放浪記  その三
コウ
2009年5月16日14時45分56秒


 一と二はスレイヤーズ一期ですけれど今回からは二期です。
 丁度、病気の治療法が発見された時期のつもりです。ここから、レゾ探しが本格化します。
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「ヒデェ……。」
 ポコタがそうつぶやいたのは、ある銅像を見たときだった。
 赤法師レゾの銅像がなにやら面妖なポーズを取って固まっている。
「おいこれ、何でこんなポーズを取っているんだ。」
「いや、何でもどっかの魔道士がごろつきとケンカしたとき、ゴーレムにして操ったらしいぜ。」
「でも、これ。赤法師の銅像だろ。
 根性あるなその魔道士」
 と、野次馬の言葉にその魔道士に対しして怒りがわき上がりそうになった。
 伝説の魔道書が閲覧できると聞き、レゾが来ているかもしれないと思ってきたのだがどうやら来ていないようだ。
 近くでは、セイルーンの使者が来ていると聞いた。
「………ここに、もうようはねえな。」
 と、つぶやくとポコタはその王国から去った。
 その後風の噂でその王国が世界征服を企みそれをしったとある一人の女魔道士の手によって滅びたと聞いた。
 その魔道士の名前までは、聞かなかったのだが………。
 その後あらゆる場所を探してみたが、レゾの名をかたる不届き者だったり聞き間違いの噂だったりと本物に出会えなかった。
 そんな中、妙な噂を聞いた。
 神聖樹が無くなって代わりに大きなドームがサイラーグにできたと聞いた。
 神聖樹を切り倒したと聞いてポコタはおもわずレゾを探すのを一時やめてサイラーグへと向かった。
 サイラーグに到着したとき、そこには神聖樹も町もなかった。
 近くではこの前滅びたと言われた王国の王女がとある傭兵と結婚したとことを祝っていた。
 サイラーグの前でディクリスと出会った。
「………ポコタよ。おまえも来たかこの地へ。」
 と、ディクリスが言う。
「もはや、神聖樹すら無くなりタフォーラシアを伝える国は無くなったのかもしれんな。
 ………もはや、タフォーラシアは過去の国になったのだろうかな。」
 と、ディクリスが言うと
「そんなことはねぇ。」
 と、ポコタは叫ぶ。
「タフォーラシアは確かに今も存在する。俺とおまえがその証明だ。
 たとえサイラーグが消えて神聖樹が無くなろうともタフォーラシアは必ず復活するんだ。」
 と、叫ぶ。
 その声は、死霊都市サイラーグと呼ばれ冥王が世界を滅ぼそうと計画したときの本拠地とし、金色の魔王が降臨した地に響いたのだった。
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親記事: ポコタの放浪記  その一-投稿者:コウ
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