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裏で手を引く者は何を企む その八(アメリア・ゼルガディス登場編)
コウ
2009年6月7日21時54分45秒
【ようやっとついたようだ。
トロピカルジュースのおかわりを召し使いその二に命じながらあたしは、彼らが動き出した光景を見る。
パイナップルの飾りをかじる。
そして、
「彼らはもうすぐ来るみたいよ。」
と、それらに言う。
彼らは特性ジュースを飲んでまた元気の良い声を上げる。】
沖縄の小さな孤島。人もいない小さな島にそのゼルガディスがいると言う。
沖縄の妖怪代表アカマタと合流してゼルガディスについて情報を伝える。
だが、リナは魔を逃してゼルと知り合いだと言うことを言えないで居た。
「しかぁぁぁし、この白蛇のナーガが居れば百万人力よ。
おぉほほほほほほほほ」
と、高笑いをあげるナーガを見ながらリナは頭を抱えぶつぶつとつぶやく。
「ったく。ナーガがゼルを知っているのはわかるけど、………。ガウリィのクラゲの頭が溶けかけのゆるゆるゼリーだと言うこともわかっていたわよ。
なんで、ゼルがここに現れるのよ。あと、……なんだって、……忘れるのよ。」
と、ぶつぶつとつぶやいている。
「リナさん。どうしたんだ。」
と、ついてきたかわうそに聞かれリナは、
「………知り合った存在のまともなやつを数えていたのよ。」
と、答えた。
南国の島。
彼=ゼルガディスはそこにいた。
突如として響いた高笑いに、眉をひそめたが人の笑い声にも聞こえたため、こっそりとそこへと向かう。
先ほど食べ終えた焼き魚の骨を捨てて……。
そして、
「どわぁぁぁぁぁぁっぁ」
高笑いをあげる奇っ怪な女(ナーガ)と見たこともない珍妙な生物(妖怪)に、追いかけられるはめになった。
「すなわち、正義のためににはたとえ昔共に正義のために戦った仲間とはいえ、ここに正義の鉄槌を喰らわせる事をここに誓います!」
と、力一杯に叫ぶ一人の少女がいた。
黒い短めの髪の毛に愛らしいと言う表現が似合う少女。
リナよりやや低めの身長だが、胸の方はリナの方が大きい。
名前をアメリアと言う。
その側にいるのは、南方妖怪と言われる妖怪である。
アササボンサン、ランスベイル、椰子落とし、ポ。も、同じく興奮した口調で声をあら上げる。
「このジュース必要なかったんじゃねえか。」
と、ネズミ男は隣の召使いその一にこっそりと耳打ちした。
『えぇぇぇぇぇぇぇ』
全員の叫び声にリナは、
「つーか。ナーガ。たしかあたしとガウリィゼルと一緒に賞金首になったことあるから、知っていたとしてもおかしく無いと想うけど……。」
と、リナがつぶやく。そこに、
「おお。そうだ。ゼルだ。ゼル。」
と、ようやっと思い出したガウリィの言葉にゼルは
「……旦那。それは、俺を忘れていたと言うことか。」
と、ドまじめな顔でガウリィをにらみつける。
「いやぁ。はははは」
と、にこやかな笑みを浮かべる。
「………うっすらと覚えているだけなら成長したのかもしれないな。」
と、あきれた口調のゼルに
「でしょうね。まったく、元の世界に戻ったら何処に行くかまで忘れたんじゃないでしょうね。
………行くって言い出したのは、あんたなんだからね。」
と、リナがうめいたのだった。
「それより、ゼル。
あんたしばらく見ないうちに剣を買い換えたの?」
と、剣を見る。
「エルとか言うあやしい女に渡された。元あった剣は砕かれたしな。
アメリアも、無事かどうか………」
その言葉に、
『アメリアぁぁぁ!』
と、リナとナーガの声が響きそして
「………アメリアって聞いた事あると想うけどどう思う。リナ?」
その言葉に、
「一回死んで、脳みそを作り直してこぉぉぉい」
と、リナの声と一緒に発動したダム・ブラスが爆発しガウリィは青海原にでっかい水柱を創ったのだった。
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裏で手を引く者は何を企む その七(アメリア・ゼルガディス登場編)-投稿者:コウ コメント:
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