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    タイトル : 裏で手を引く物は何を企むその十一
    投稿者  : コウ
    投稿時間 : 2009年6月28日09時00分20秒

【中国妖怪とか言うやつは、さすがに何処にいるかネズミ男でもわからないらしい。
 でぇぇぇい。無能な、あんたは情報収集能力をのぞいたら部下S以下の能力よ。
 さすがに海外は無茶だとわめくネズミ男を血の池地獄に沈めておく。あとで、召使いに助け出させるつもりだから良いだろう。
 まぁ、西洋妖怪の方はどうにかできそうだが、………ショーがない丁度良い場所を見つけたから、そこで遊ぶか。】

 横町内にアメリアとゼルガディスが住み着いてしばらくたった。
 アメリアはリナと一緒に人間界でバイトをしている。横町の妖怪達は最初、あのナーガの妹と言うことで警戒をしていたが、意外と常識があった。
 やや、正義感が強すぎる気がするがナーガよりはまともで常識がある。それを、リナが聞いたら………比べる存在が根本的に間違っている気がしないでもない。と、訳のわからないことを言った。
 ゼルガディスは夜業さんという横町内で研究や情報を持っている人のところで手伝いをしながらキメラになった体を元に戻す方法などを調べている。
 ナーガがひたすら悪い噂を言っていたため最初警戒していたが、リナはお茶目なゼルちゃん。だと言って当人は、基本的にクールで時にお茶目な魔剣士だ。と叫んだ。
 横町内の妖怪の結論はリナさんの便利アイテムみたいな人と言う結論に到達しかけていた。
 そして、
「なぁによ。黒カラス」
 と、二階から降りてきたリナが聞くと
「……エルから招待状が届きました。」
「へぇ。今度はそっちに届いたんだ。」
 と、リナが言うとお茶を飲む。
「今度は魔族を手下として呼んだと言っていますが、………」
『………!』
 リナが飲みかけの茶をふいてナーガの顔がお茶でびしょ濡れしてそれにおどろいたナーガがこけてアメリアにぶつかって、アメリアの持っていたお茶がゼルガディスに頭からぶつかる。
『魔族ぅぅぅ』
 と、言う叫び声にガウリィが一言
「………魔族って何だっけ」
 ずごしゃぁぁぁぁっぁぁぁぁ
 砂煙を上げてリナ達ご一行のガウリィ以外は倒れ込んだ。
「……おい、大丈夫か。………冗談だぞ。」
 と、リナを起こしながら言うガウリィに
「まぎらわしぃわぁ」
 と、叫んでリナはガウリィの頭にスリッパではたいた。
「どっから、そのスリッパを出したんですか?」
 と、鬼太郎が聞くと
「持っていると便利なのよ。」
 と、リナは言った。
「スリッパはどうでも良いとして、問題は………魔族だな。」
 と、ゼルガディスが癖になった髪の毛を直しながら言う。
「そうですね。」
 と、アメリアも沈痛な表情で言うが
「おーほほほほほほほ。たかがブラス・デーモンやレッサー・デモーンなんぞ、この白蛇のナーガ様なら味方事ぶっ飛ばしてあげるわよ。」
『味方事吹っ飛ばすな』
 と、全員の叫び声が美技と言うまでに重なった。
「………まぁ、たしかに普通に考えれば出てくるのはそのあたりだが………、どうやらエルはリナのことを調べていたらしい。
 リナがそんな雑魚でどうにかできるとは思っていないだろう。」
「って、ことはなに……純魔族が出ると思っているの。
 安心しなさい人生の内そう何度も純魔族にあうわけ無いじゃない。」
 リナはその言葉にため息をついた。
「………あたしはその言葉が当てはまらない人生を送っているのよ。」
 と、リナはつぶやいた。
「で、魔族って何ですか。」
 と、猫娘が聞くと
「生ゴミ以下の災害」アメリア
「ゴミ捨て場にたかるはえ取り紙」ゼルガディス
「生きとし生けるものの天敵」ナーガ
「陰険根暗破滅願望者」リナ
「………えーと、ゼロスと同類。」ガウリィ
「わかりません。」
 と、鬼太郎が全員を代表してそう言った。


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