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18496 | 裏で手を引く者は何を企む その五 (ナーガ登場) | コウ | 2009/5/30 20:09:35 |
記事番号18494へのコメント 【ぬらりひょんとか言う妖怪は、ナーガの実力を見て信用した。 たしかに、山の形を変化させれば信用するだろう。 そう言えば、挑戦状はだれに届けさせようか。 シェーラもガーウもフェブリゾもリナ達に顔がわれている。 ネズミ男は、猫娘とか言う妖怪が苦手のそうだ。 しょうがないから、部下Sを呼び寄せて行かせることにした。 あたしは、ぬらりひょんの用意したごちそうに舌鼓を打つのに忙しいしね。 部下S……お土産持ってこないとひどいわよ。】 「で、ナーガとか言う者はどういう者なんですか。」 黒カラスもやってきてリナに聞いたのは、まずそれだった。 「………昔、いろいろあって戦ったり………協力したこともあったわ。………彼女の方から依頼を持ってくることもあったし、………あたしの依頼に首を突っ込んでいることもあった。 ………いろんな、事件に関わったわ。………できることなら、………戦いたくない相手ね………。」 と、リナは途切れ途切れだが、そう言った。 その瞳には恐怖と戸惑いがあり、つらい決意を固めた用に見えた。 「戦えるんですか。」 「戦えるのか。」 鬼太郎とガウリィに聞かれリナは、 「………戦うか………。もちろんよ。戦って勝つわ。」 と、リナは決意を込めていった。そこに、 「犯罪者のぬらりひょんと手を組んだ以上、逮捕しなくてはなりませんが……。よろしいですか……。」 その言葉に、リナは一瞬だけなにかを考え込むような感じになり、そして、 「いいわ。」 と、答えた。 そして、 「ところで、何処で戦えば良いんだ。」 「………聞いていないわ。と、言うか言ってもいないわ。」 と、猫娘が言った。 ナーガらしい。と、リナはつぶやいた。 「おーほほほほほほほほ」 甲高い高笑いが森の中で響く。 「やかましいなぁ。」 と、エルの召使いその三のフェブリゾが言う。 「それより、Sでしたっけ、」 と、エルに酒をくんでいる朱の盆が聞く。先ほど、ナーガとあの格好のシェーラと一緒に町を歩いて恥ずかしくなかったのかと聞かれ、遠い目をした。 「あの人ちゃんととどけるんすか」 と、朱の盆に聞かれエルはにこやかな笑みで(悪魔の笑みとも言える) 「いくら、無能でもそのくらいできるでしょ。」 と、言った。 そこには、勇気を褒め称えられ服装がウサギの着ぐるみになったシェーラ(ましなのか、どうなのかは不明だが……。)に、するめを持ってこさせながらリナと鬼太郎達を待ち望んでいた。 「あのー。」 突如声をかけれリナと鬼太郎達は振り向くとそこに一人の男がいた。 「あの、これを届けに来たんですけれど……。」 と、疲れた口調で言う。その後ろには先ほど買ったばかりの横町の名物菓子が大量にある。 「……ネズミ男さんに行くならこれをかってあの方にお土産として渡しとけと言われて、買ったのはいいけれど……。気に入るかなぁ。」 と、ぶつぶつと言いながら手紙を渡す。 黒い用紙に金色の字で『招待状』 と、書かれていた。 そこには地図がつけてこう書かれていた。 『ゲゲゲの鬼太郎および、デモンスレイヤーリナ=インバースへ あなた方の因縁ある方々が手を結んで勝負を挑んでおります。 このたび私エルは、その方々をあわせてみました。 また、場所もセッティングしておきました。 あなた方が、この場所に来ることを望んでいます。 その場に私がいる以上、あなた方は私を捕まえに来ると思いますが念には念を入れて、もし来ない場合……日本から一つ人間の町が廃墟となることを申し上げておきます。』 と、書かれていた。 「招待状と挑戦状の違いも知らないのかしらね。」 と、手紙を読み終えたリナはつぶやいた。 「町を一つ消すとはおっかないこと言うな。」 と、一反木綿が言う。(鹿児島弁はよくわからないため標準語で書きます。) 「……ナーガが一緒なら町を一つ破壊するのも簡単よ。」 と、リナが言った。 ふと、見ると手紙を届けに来た男はすでにいなかった。 「あの、男。何者なんでしょう。」 と、鬼太郎は言った。 「……どっかであったようなあわなかったようなやつだったぞ。」 と、ガウリィが言う。 「……あんたの記憶は信用できないんだけど……。」 と、リナに言われたが………。 | |||
18495 | Re:裏で手を引く者は何を企む その四 (ナーガ登場) | コウ | 2009/5/30 13:40:38 |
記事番号18494へのコメント k さて、ナーガ登場編です。 部下S なにやら、騒動の予感が……。 >【ネズミ男がなんとかと言う妖怪と商談をしている最中あたしは、ある者を造っていた。 部下S 名前は覚えましょうよ。L様 > 本格的に遊ぶつもりだから、遊ぶのに必要な部下をそう簡単に殺されてはこまる。 > それに、あの魔道士にこういうのを渡してみるのもまた一興だ。 k 渡すなよ。L様………。 > ふと、見てくるとシェーラとなんとかといったか妖怪があの魔道士を連れて帰ってきた。 > ………服装、そのままで言ったのか……。 > と、あたしが聞くと涙ながら聞かないでくださいと言い続けた。 k 恥ずかしかったでしょうね。何しろナーガも一緒なんだから……。 部下S もっと、恥ずかしいのはなんとかと言う妖怪でしょう。 k ちなみに正体は朱の盆です。 部下S 同情します。 > そして、魔道士にあたしはある物を渡した。】 > > バイトも休みの昼下がりリナは日当たりの良い屋根の上で居眠りをしていた。 > そして、 >「にょわぁぁぁぁ」 > と、絶叫をあげ飛び起きバランスを崩して落ちた。 k まぁ、リナだから無事でしょう。 >「大丈夫かリナ。」 > と、ガウリィに助け起こされリナは >「大丈夫よ。………ちょっと、悪夢を見ただけだから。」 > と、答えた。 >「どんなゆめなんだ。」 > と、同じアパートに住むカワウソと言う妖怪に訪ねられたリナは、 >「あはははは。昔の知り合いが出てきたのよ。 > あー。びっくりした。」 > と、言った。 k 答えはいくつかありますね。たとえばゼルとかアメリアとかゼロスとか………、ルークやレゾやミリーナでも良いし。 >「友達ですか。」 > と、鬼太郎が言うと >「友達じゃなぁぁぁぁぁぁい」 > と、ものすごい勢いで鬼太郎をつかむとものすごい勢いで揺さぶる。 >「だれが、あんなのと友達になるもんですか。 > つーか、あれと友達になるくらいなら魔族と契約した方がまだましよ。」 > と、叫び名がら鬼太郎をシェイクする。 部下S あ、誰だかわかりましたよ。………カンは良いんですよね。 >「わ、わ、わか、か、わかりました。」 > と、がっくんがっくん揺さぶれているなか、 >「鬼太郎。リナさーん。」 > と、猫娘がやってきた。 >「エルがぬらりひょんと手を結んだ?」 > と、鬼太郎が声をあげる。 部下S ひぃぃぃぃぃあの方を呼び捨てにするとわぁぁぁ k まぁ、偽名だから良いじゃないのかなぁ。エルが何者か知らないし。……… >「うん。そうみたい。」 > と、猫娘がうなずく。 >「エルと、えーと、ぬ………なんだっけ」 >「ぬらりひょんよ。 > 覚えときなさい。とにかく、そのエルとぬらりひょんとか言うやつが一緒にいるのを見たの?」 > と、ガウリィのボケにスリッパではたきながらリナが聞くと 部下S たしかに、覚えにくそうな名前でスモンね。 k ガウリィは絶対間違えると思います。 >「いいえ。ただ、エルの手下のたしか、女の子と朱の盆とが一緒になってあと、変なのと一緒で、リナさんと鬼太郎に挑戦状をたたきつけたんです。」 >『変なの?』 > と、猫娘の言葉に鬼太郎達は声を合わせて聞き返す。 >「うん。女の子は、エルの手下で服装が変なんだけどとっても強いんです。」 >「どんな格好なんだ。」 > と、ガウリィが猫娘に聞くと >「三つ編みの女の子なんですけれど、………ピンク色のメイド服に猫耳と鈴つき首輪とねこのしっぽをつけています。」 >『痛』 > おもわずリナとガウリィが声をそろえて言う。 k たしかに、この説明でシェーラだと思わないわな。 部下S グラウも、まさか部下がこんな痛い格好をしてナーガと町を歩くとは思っていなかっただろうに、………。 k 三つ編みがさらに痛さを倍増させていますね。 >「………それで、変なのって?」 > と、鬼太郎が聞くと >「えーと、黒い長い髪の毛にトゲつきショルダーガードに黒いマント………むやみに露出度の高い黒服に………どくろのネックレスをつけていて……。」 > 猫娘のせつめいをきいたリナは思わず頭を抱えてうずくまった。 k ナーガ………異世界でもその姿か………。 部下S ………というか、良く信用しましたね。………ぬらりひょん >「………それがあたしのバイト先にやってきて。リナさんを訪ねてきたと行ってきて、……。 > いないと言ったら、 >『白蛇のナーガが来たからには、あなたとその手下の鬼太郎とか言うやつも終わりよ。』 > ………て、」 部下S 手下? k ナーガですから、リナが手下を見つけたと解釈したんだと思います。 部下S 手下………。 k ちなみに、猫娘はそのとき『鬼太郎はリナさんの手下になんかなっていないわよ。』 と、果敢にも言い返したんです。 部下S おおー。勇者と言っても言い勇気ですな。 k 少なくともキメラマニアよりは勇者の名にふさわしいですな。 >「なぁ、鬼太郎。おまえいつリナの手下になったんだ。」 > と、猫娘の言葉にガウリィが聞く。 >「それより、猫娘。おまえバイト中じゃなかったか。」 >「うむ。……そこは、早退をめったに認めてくれんといっとたじゃろう。」 > と、砂かけと子鳴きが言う。 k 無視されてますよ。ガウリィさん。 部下S かわいそうに………。 >「………あれが、来ておもわず店長に返らせてくださいと言ったら、認めてくれた。………三日は来なくていいて」 部下S それは、解雇に近いぞ。 k まぁ、店長も猫娘の責任じゃないことぐらいわかっていたから………。 >「ごめん。」 > と、リナはとりあえず謝った。 > リナの頭の中にさっき夢で聞いたばかりの高笑いが響いていた。 > リナは > とりあえず、ぬらりひょんとやら………人選選べよ。あと、エルも……。 > と、思ったのだった。 > > リナの最大にして最後のライバルを名乗る魔道士白蛇のナーガが鬼太郎の宿敵ぬらりひょんと手を組んだ。 > その背後のエルは一体何を考えているのか。 部下S 本当に、くだらないとも言える理由なんですけどね。 k まぁ、………ナーガを出せば退屈はしないわな。………端から見てて楽しいが、関わり合いになるのは嫌。それが、白蛇のナーガですから………。 | |||
18494 | 裏で手を引く者は何を企む その四 (ナーガ登場) | コウ | 2009/5/30 13:26:55 |
【ネズミ男がなんとかと言う妖怪と商談をしている最中あたしは、ある者を造っていた。 本格的に遊ぶつもりだから、遊ぶのに必要な部下をそう簡単に殺されてはこまる。 それに、あの魔道士にこういうのを渡してみるのもまた一興だ。 ふと、見てくるとシェーラとなんとかといったか妖怪があの魔道士を連れて帰ってきた。 ………服装、そのままで言ったのか……。 と、あたしが聞くと涙ながら聞かないでくださいと言い続けた。 そして、魔道士にあたしはある物を渡した。】 バイトも休みの昼下がりリナは日当たりの良い屋根の上で居眠りをしていた。 そして、 「にょわぁぁぁぁ」 と、絶叫をあげ飛び起きバランスを崩して落ちた。 「大丈夫かリナ。」 と、ガウリィに助け起こされリナは 「大丈夫よ。………ちょっと、悪夢を見ただけだから。」 と、答えた。 「どんなゆめなんだ。」 と、同じアパートに住むカワウソと言う妖怪に訪ねられたリナは、 「あはははは。昔の知り合いが出てきたのよ。 あー。びっくりした。」 と、言った。 「友達ですか。」 と、鬼太郎が言うと 「友達じゃなぁぁぁぁぁぁい」 と、ものすごい勢いで鬼太郎をつかむとものすごい勢いで揺さぶる。 「だれが、あんなのと友達になるもんですか。 つーか、あれと友達になるくらいなら魔族と契約した方がまだましよ。」 と、叫び名がら鬼太郎をシェイクする。 「わ、わ、わか、か、わかりました。」 と、がっくんがっくん揺さぶれているなか、 「鬼太郎。リナさーん。」 と、猫娘がやってきた。 「エルがぬらりひょんと手を結んだ?」 と、鬼太郎が声をあげる。 「うん。そうみたい。」 と、猫娘がうなずく。 「エルと、えーと、ぬ………なんだっけ」 「ぬらりひょんよ。 覚えときなさい。とにかく、そのエルとぬらりひょんとか言うやつが一緒にいるのを見たの?」 と、ガウリィのボケにスリッパではたきながらリナが聞くと 「いいえ。ただ、エルの手下のたしか、女の子と朱の盆とが一緒になってあと、変なのと一緒で、リナさんと鬼太郎に挑戦状をたたきつけたんです。」 『変なの?』 と、猫娘の言葉に鬼太郎達は声を合わせて聞き返す。 「うん。女の子は、エルの手下で服装が変なんだけどとっても強いんです。」 「どんな格好なんだ。」 と、ガウリィが猫娘に聞くと 「三つ編みの女の子なんですけれど、………ピンク色のメイド服に猫耳と鈴つき首輪とねこのしっぽをつけています。」 『痛』 おもわずリナとガウリィが声をそろえて言う。 「………それで、変なのって?」 と、鬼太郎が聞くと 「えーと、黒い長い髪の毛にトゲつきショルダーガードに黒いマント………むやみに露出度の高い黒服に………どくろのネックレスをつけていて……。」 猫娘のせつめいをきいたリナは思わず頭を抱えてうずくまった。 「………それがあたしのバイト先にやってきて。リナさんを訪ねてきたと行ってきて、……。 いないと言ったら、 『白蛇のナーガが来たからには、あなたとその手下の鬼太郎とか言うやつも終わりよ。』 ………て、」 「なぁ、鬼太郎。おまえいつリナの手下になったんだ。」 と、猫娘の言葉にガウリィが聞くと 「それより、猫娘。おまえバイト中じゃなかったか。」 「うむ。……そこは、早退をめったに認めてくれんといっとたじゃろう。」 と、砂かけと子鳴きが言う。 「………あれが、来ておもわず店長に返らせてくださいと言ったら、認めてくれた。………三日は来なくていいて」 「ごめん。」 と、リナはとりあえず謝った。 リナの頭の中にさっき夢で聞いたばかりの高笑いが響いていた。 リナは とりあえず、ぬらりひょんとやら………人選選べよ。あと、エルも……。 と、思ったのだった。 リナの最大にして最後のライバルを名乗る魔道士白蛇のナーガが鬼太郎の宿敵ぬらりひょんと手を組んだ。 その背後のエルは一体何を考えているのか。 | |||
18493 | 裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません) | コウ | 2009/5/25 13:16:18 |
記事番号18492へのコメント 地獄での暮らしにもネズミ男はそこそこなれいた。 うまく、情報は簡単に手に入るのだから捜査の裏をかくのも簡単だ。 ちなみに召使いとしてエルが呼び寄せたのは、普段は攻撃することができないという制御がかかっているとネズミ男は聞いた。 シェーラちゃんは比較的扱いも良くネズミ男も、かわいいし有能だと気に入っている。………多少考えなしの行動を取るが、……。 フェブリゾは、姿はまだ見えるのだが、扱いがめちゃくちゃ悪い。 いわく、昔エルを攻撃したからとエルにとことん嫌われているのだ。その結果、今日の朝食は犬のえさといわれ本当に犬のえさを食べさせられていた。 あしたは、虫を食べさせると鬼畜な事をエルは言っていた。性格は、悪くネズミ男もにがてとしていたが、道場はしていた。 ガーウは、見ていて吐き気が起きるためなるべく視界に入れないようにしている。フェブリゾが買い物に行くときガーウもついて行っている。 ようするに、フェブリゾに対する嫌がらせなのだ。おもわずネズミ男は同情した。 そんな、こんなで、とうとう最後のゆがみ作りとなった。 エルは 「思いっきり派手に行きたい。」 と、言った結果鬼太郎達は集まっていた。 鬼太郎は走っていた。 途中妨害者としてなぜかメイド服を着た三人組がいたが猫娘達が相手をして鬼太郎は、エルの元へと向かっていた。 出たとき、かわうそは、 「変態だ。」 と、思わずうめく相手だったから心配はないと思うのだがなぜか不安はつきない。 走りついにエルとネズミ男の元へと鬼太郎はたどり着いた。 「どうして、ゆがみを造るんですか。」 と、鬼太郎が聞く。 エルは、 「この世で一番の恐怖に対抗するためよ。」 と、答えた。 「どういう意味ですか。」 と、鬼太郎が言ったがエルは 「ふ。この世で一番恐ろしいことは、死なんかじゃないわ。坊やももうちょっと大人になればわかるわよ。」 と、答え 「それより仲間は心配じゃないの。あの三人見た目は間抜けだけど、強いわよ。」 と、いった。 ネズミ男は、だれが間抜けな格好をさせたんだか。と思ったが口には出さなかった。 妖怪達は苦戦していた。相手はメイド服を着た変態と思っていたのだが、三人とも強敵だった。 名前も名乗らなかったが、その三人とも人とは思えないほど強かったが、妖怪とも思えなかった。 赤毛の男が言った。 「俺らで苦戦しているなら、あの方を止めるなんて不可能だと思うけどな。」 と、 「ふざけないでよ。鬼太郎は負けないんだから」 と、猫娘は叫んだが猫娘の胸の奥のは不安があった。 「うわぁぁ」 と、鬼太郎は大地にたたきつけられる。 「うふ。ちょっと手を振っただけなのに……。」 と、エルは笑う。 「鬼太郎あきらめろよ。」 と、ネズミ男が地面を掘りながら言う。 エルは鬼太郎に向かって手を振っただけだった。手は鬼太郎に触れてもいないと言うのに、鬼太郎は十メートルはふっとんだ。 鬼太郎が全力で攻撃しているというのに、エルはまるで何も感じずだた少し体を動かすだけで、直接触れていないというのに鬼太郎を吹っ飛ばしたり地面にめり込ませていたりした。 鬼太郎の元に連絡が入ったのはその時だった。 地獄の鍵の使用許可が入ったのだ。 「地獄………究極……奥義・・。獄炎乱舞」 鬼太郎の究極奥義が炸裂した。 ものすごい轟音がして音の震源地をみると、炎の柱がたっていた。 「あれは、鬼太郎の獄炎乱舞」 と、猫娘がおどろく。 「へぇ。すごいね。あの子。………でも、あの方を倒すのは無理だろうね。」 と、黒髪の少年はつぶやいた。 「………おもしろいわね。」 そう言うとエルはおもむろに漆黒の鎌を取り出す。 鬼太郎の獄炎乱舞がやってくるのをその鎌で受け止める。 そして、 「えい。」 と、ちょっと本気を出した程度の声で獄炎乱舞を打ち消した。 「なっ」 鬼太郎がおどろいた声を上げたのと、エルが鎌で鬼太郎を殴りつけたのはほぼ同時だった。 鬼太郎は倒れて動かない。もはや意識もないのだろう。 エルはネズミ男がほった穴に液体を入れる。 「これで、数日後にはあの子達を呼び寄せれるわね。」 と、機嫌良くにエルは言う。 ネズミ男は鬼太郎のけがを治そうとしていた。 「ちょっと、待ちなさい。」 と、エルが言うと手をかざす。 すると、鬼太郎の傷が治る。 「気に入ったわよ。ゲゲゲの鬼太郎。」 と、エルは笑みを浮かべながら言った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 部下S 鬼太郎敗北しましたね。 コウ エル強しと言ったところでしょうかね。 部下S 地獄よく許可出しましたね。 コウ ああ、地獄のトップに、部下にも秘密にしとけでないとつまらん。と、エルが言ったんですよ。 部下S なるほど、 コウ こうしてエルは鬼太郎が気に入ったんですよ。 部下S こうして、本編に続くというわけですな。 コウ あたり。 | |||
18492 | 裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません) | コウ | 2009/5/24 18:24:58 |
「ゆがみ……ですか。」 カラス天狗の期待のエースで妖怪四十七士と呼ばれる都道府県の代表妖怪の一人黒カラスに言われ鬼太郎は眉をひそめた。 「はい。鬼太郎殿。 最近人間界や妖怪界で空間がゆがんでいるのです。 その、原因となる行動を取る存在もわかったのですが、………、その、………。」 と、黒カラスは口ごもる。 「どうしたんですか。黒カラスさん」 「うむ。おぬしが口ごもるとはそんなに凶悪な妖怪なのか。」 と、鬼太郎と目玉親父に言われ 「いえ、その、………。まったく、あいつは……。」 と、黒カラスはつぶやく。 「……あ、もしかして、………。」 と、お茶を出していた猫娘が気づく。 「これを見てください」 と、見せた写真には 「………やっぱり。」 「まったくあやつは、」 「ネズミ男か。」 と、写真に写る金髪美女とネズミ男の写真を見て三人はため息をついた。 森の奥深くで適当な大きさの穴を開けそこに、金色の液体を流し込む。 地面は一瞬漆黒の闇色に輝いたかと思うと普通の大地となる。 「いやぁ。エルお嬢様。不思議な液体ですな」 と、地面を掘り終え疲れた口調だがヨイショを忘れないネズミ男だった。 そこに、 「見つけたぞ。ネズミ男。今度は何を企んでいるんだ。」 と、鬼太郎の声が響いた。 「げ、鬼太郎」 現れた友人におどろくネズミ男 「ちょと、まてよ。おれはエルお嬢様に頼まれて、観光案内をしているだけだぜ。地面に穴掘って水を流し込んだのが悪いことなのかよ。」 と、ネズミ男が言う。 「それのせいで、空間が変な風にゆがんでいるらしいのよ。」 と、猫娘が言う。 空にはカラス天狗ポリスが宙に舞っている。 「えぇぇぇ。」 初耳だったネズミ男は真剣におどろく それを見て鬼太郎は、 「どうやら、知らなかったみたいだけど、………。 エルさん。でしたっけ、あなたネズミ男をつかって何を企んでいるんですか。」 と、言った。 その言葉にエルは何も言わずただ、指を鳴らしただけだった。 そして、消えた。 「え。」 突如として消えたそれにおもわず唖然とする一同だった。 「どういうことっすか。エルお嬢様」 と、ネズミ男が聞くと 「空間をゆがませるのは下準備よ。 退屈だから、ある物をこの世界に呼び寄せたのよ。」 と、エルはいけしゃぁしゃぁと答えた。 「でも、そんな事したら地獄からも目をつけられますよ。やめましょうよ。」 と、ネズミ男が言った瞬間だった。 体の上半分と下半分がとれたのは、 「え、」 漆黒の色の巨大な鎌が自分を真っ二つに切ったのだとかじろうてわかった。 そして、倒れたネズミ男を鎌でたたく。 すると、切れた体がくっつきよみがえるネズミ男 「のわぁぁぁぁぁぁぁ。」 一回死んだことと死んだ後生き返ったこと両方におどろくネズミ男。 「大丈夫よ。 なにしろ、あたしは………。」 そして、エルが自分について話し出したのだった。 「はっ」 ネズミ男が気がつくと自分の別荘の前にいた。 むかし、クイズ大会の時鬼太郎が優勝したのだが、いろいろあって自分にくれた物だった。 知恵と体力と根性と友情で優勝した思い出あふれる別荘なのだが、もらってから一度も使っていないのだ。 なぜなら、場所が場所だからだ。 地獄の一等地にあるという別荘。どうしろと言うんだそんなもん。 おもわずそう愚痴ってしまったぐらいだ。 エルに言われて用意し解いた物をもって自分はその別荘にいた。 「閻魔からは、ちゃんと許可もらっているからね。」 と、エルは言う。 それが、ネズミ男にとって、自分が聞いた事が事実だと言うことだと言う証明でしかなかった。 でっかい漆黒の鍋に、いろんな物を入れ血の池地獄の血を入れ真っ赤な目をした兄ちゃんから血を抜き取り、その兄ちゃんが持ってきた血液をいれる。 そして、しばらくするとその鍋から三人の何かが出てきた。 「やっほー。ガーウにフェブリゾ。ついでにシェーラ。」 と、鍋から現れたそれにエルは笑顔で言う。 「あんた達をよみがえらせたのは退屈しのぎ中のすみかをどうにかする召使いがほしかったのよ。 と、言うわけでこの世界で見つけた部下に持ってこさせた服に着替えて相似と料理とあと死霊どもがかってに来ないようにする事。 お風呂もためといてね。」 そう言うと、エルはすたすたとネズミ男の別荘へと向かった。 ネズミ男はおずおずと飼ってこいと言われた服を渡し言った。 「おれが、選んだんじゃなくて。あの人がこれを買えと言ったんですよ。」 と、ピンクのエプロンのメイド服(猫耳としっぽに鈴つき首輪のオプション付き)を、差し出した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 部下S あーいたかった。 コウ モーニングスターで一撃だもんね。 部下S しかし、シェーラに百歩譲ってフェブリゾはともかくなんでガーウまで猫耳セットつきのメイド服を コウ ああ、ガーウはエルの造ったルールを破りかけたとからお仕置きのつもり、フェブリゾも同じく。シェーラはおまけ 部下S かわいそうに、シェーラ コウ ガーウにフェブリゾは同情しないのか 部下S あのかたに逆らったんだからしょうがないじゃん。 コウ ガーウがぐれた理由もわかるな。うん。 | |||
18491 | Re:裏で手を引く者は何を企む その三 | コウ | 2009/5/24 17:47:42 |
記事番号18490へのコメント コウ 相も変わらず続いている話です。 部下S 騒動はあまり起きてませんね。(比較的ですが、) >【ネズミ男のおかげで手に入っている本拠地も住み慣れてきたわね。 コウ 場所は番外編で教えます。 > あたしの城に比べるとまだまだだけど、まず誰にも見つからないしね。 部下S まぁ、まず誰も思いませんな。 > ちゃんと召使いもいるし、快適快適。ネズミ男はちょっと居心地悪そうだけど、この家の持ち主なんだからちゃんと優遇しているのよ。 コウ 召使いは番外編で誰だかわかります。 部下S 召使いのために私とグラウはどれだけ、いたい思いをしたのやら……。 > あたしって、なんてやさしいのかしら。 部下S ………やさしい? コウ あ、 部下S ぐはぁぁ コウ なぜか空から槍が降ってきて直撃したな。 まぁ、死なないだろう。 > リナ達はこの世界でどうするのかしらね。】 > > 妖怪のすむ横町の妖怪アパートでリナ達は鬼太郎の話を聞いていた。 > エルを調査しているというカラス天狗の黒カラスに鬼太郎の仲間の砂かけ婆に子泣きじじいに一反木綿にぬしかべから説明を受けリナはうめいた。 >「まったく。つい最近大きな事件を解決したばっかりなのに、………今度は異世界。 > 勘弁してほしいわね。」 コウ これもリナの才能の一つかな。 部下S どんな才能ですか。 コウ 厄介事に巻き込まれる才能。………あと、血はふいてね。 > と、小豆洗いと言う妖怪が持ってきたまんじゅうを食べながらリナはうめく。 >「とにかく。お主らすみかはどうするつもりなんじゃ」 > と、砂かけに言われリナは、 >「うーん。この世界じゃあたし達のお金は使えないみたいだし、服装も目立つみたいだし………。」 >「じゃ、バイトして見ます。 > あたし洋服いっぱい持っていますし、バイト先あたしが紹介しますよ。」 > と、猫娘に言われ >「うむ。それが良い。家賃を払うならわしのアパートに住まわせてやろう。」 > こうして、リナ達は異世界でとりあえず妖怪アパートに住みながら人間の世界でバイトをすることとなった。 > ガウリィは仕事内容を覚えれなく、人間の世界でのバイトをやめて横町ないで手伝いをすることとなったが………。 コウ クラゲだからね。 部下S クラゲですからな。 > > こうして、一週間が過ぎた。 > リナによる魔法のトラブルや全く無関係の妖怪との騒動もあったが、エルは何もしていなかった。 部下S どういうことでしょうか……。 コウ ほら、嵐の前の静けさというやつだよ。 部下S なるほど > しかし、妖怪の世界では鬼太郎と共に現れるなぞの『妖怪』二人組としてリナとガウリィは有名となった。 > ………人間とは思われなかったのだ。 > エルはそれを知って笑い転げた。 コウ まぁ、火の玉を出したり妖怪を切り裂くなんて現代の人間には不可能だもんね。 部下S その気になれば山をも破壊しますから、大変だって出しょうな。鬼太郎 > それは、いろんなところに伝わった。未知の力を使う妖怪として……。 > 日本の悪徳妖怪の総大将や西洋の妖怪に中国妖怪。南方妖怪にまで伝わったのだった。 コウ ふふふ。これらを利用するつもりなのだよ。エルは、 部下S あの方にしてみれば、ただのゲームの駒というわけですな > ある日エルは言った。 >「そろそろ、動きましょうか。 > ………そうね。まずは、こいつを呼び寄せましょうか。」 > と、オーブに一人の魔道士の姿が映ったのだった。 > コウ 次回は天才ならず人災魔道士の登場です。 部下S 耳栓必須、高笑い警報発令 コウ 妖怪扱いされても納得のお方 部下S 鬼太郎達のいる世界でも変わらぬお姿 コウ 部下S 次回お楽しみに | |||
18490 | 裏で手を引く者は何を企む その三 | コウ | 2009/5/24 17:37:03 |
記事番号18485へのコメント 【ネズミ男のおかげで手に入っている本拠地も住み慣れてきたわね。 あたしの城に比べるとまだまだだけど、まず誰にも見つからないしね。 ちゃんと召使いもいるし、快適快適。ネズミ男はちょっと居心地悪そうだけど、この家の持ち主なんだからちゃんと優遇しているのよ。 あたしって、なんてやさしいのかしら。 リナ達はこの世界でどうするのかしらね。】 妖怪のすむ横町の妖怪アパートでリナ達は鬼太郎の話を聞いていた。 エルを調査しているというカラス天狗の黒カラスに鬼太郎の仲間の砂かけ婆に子泣きじじいに一反木綿にぬしかべから説明を受けリナはうめいた。 「まったく。つい最近大きな事件を解決したばっかりなのに、………今度は異世界。 勘弁してほしいわね。」 と、小豆洗いと言う妖怪が持ってきたまんじゅうを食べながらリナはうめく。 「とにかく。お主らすみかはどうするつもりなんじゃ」 と、砂かけに言われリナは、 「うーん。この世界じゃあたし達のお金は使えないみたいだし、服装も目立つみたいだし………。」 「じゃ、バイトして見ます。 あたし洋服いっぱい持っていますし、バイト先あたしが紹介しますよ。」 と、猫娘に言われ 「うむ。それが良い。家賃を払うならわしのアパートに住まわせてやろう。」 こうして、リナ達は異世界でとりあえず妖怪アパートに住みながら人間の世界でバイトをすることとなった。 ガウリィは仕事内容を覚えれなく、人間の世界でのバイトをやめて横町ないで手伝いをすることとなったが………。 こうして、一週間が過ぎた。 リナによる魔法のトラブルや全く無関係の妖怪との騒動もあったが、エルは何もしていなかった。 しかし、妖怪の世界では鬼太郎と共に現れるなぞの『妖怪』二人組としてリナとガウリィは有名となった。 ………人間とは思われなかったのだ。 エルはそれを知って笑い転げた。 それは、いろんなところに伝わった。未知の力を使う妖怪として……。 日本の悪徳妖怪の総大将や西洋の妖怪に中国妖怪。南方妖怪にまで伝わったのだった。 ある日エルは言った。 「そろそろ、動きましょうか。 ………そうね。まずは、こいつを呼び寄せましょうか。」 と、オーブに一人の魔道士の姿が映ったのだった。 | |||
18489 | Re:裏で手を引く者は何を企む その二 | コウ | 2009/5/23 13:44:17 |
記事番号18488へのコメント コウ 第二話登場です。 部下S ネズミ男も不運ですな。わたしより扱い良いですけれど………。 コウ まぁ。エルもお土産を買ってくれているって 部下S そう言って扇風機を買ってきてくれたことありました。 何に使えと言うんですか。あそこで………。怖くて使いましたけれど コウ つーか、電気をどうやったんだ。 >【いやー。まさか、あれを見てクリと答えるとはねぇ。 > ネズミ男も口を大きく開けておどろいているわ。 > まぁ。なんでそう思ったかはわかるんだけどね。 コウ さすがエル。なぜリナがそう思ったのかわかりますか。 > 思わず笑い声を上げたのがいけなかったのか、聞こえたみたいね。 > まぁ。いいわ。出てきてあげる。】 部下S 登場というか降臨というか………。 > > 笑い声がする方を見るとそこには黒い服を着た金髪の美女のエルとそのそばに縄で縛られているネズミ男がいた。 > ちなみに宙に浮いてである。ネズミ男は風にふかれて揺れている。 コウ ネズミ男がちゅーぶらりん。 部下S アニメであったギャグですね。 コウ うん。だから、書かなかったの。 >「おまえは!」 > 鬼太郎はエルを見ておどろく。 >「あー。楽しい。 > あたしが呼び寄せたそいつらとあんた達の会話。なかなかおもしろかったわよ。」 > と、エルは楽しそうに言う。 コウ 本気で楽しんでいますね。 部下S まぁ。あのお方ですから……。 >「ちょっと、なんなのよ。あいつ」 > と、鬼太郎にリナが聞くと >「エルと名乗っているんですけれど、詳しいことはわかりません。 > いろんな場所の空間を変な風にゆがめているらしいですけれど」 コウ リナ達の方が知識はあるんだよね。 >「空間をゆがめてリナ達をここに落としたのよ。 > リナ達は、異世界から来たのよ。あなたたちから見ればね。 > リナ達から見たら異世界に来てしまったというところかしら……。」 > と、鬼太郎の説明の途中でエルはそう答える。 >「あたしを捕まえたら元いた世界に戻るわ。 > 鬼太郎達と協力しても良いわよ。 > むしろ協力した方が良いわよ。この世界には魔法はないんだから……。 > 鬼太郎だっけ、あなたも一緒にいた方が良いわよ。下手すると世界を滅ぼすことができるんだから彼女たちは。 部下S まぁ、そう簡単に滅ぼさせてはくれないんですよね。 > あ、そうそう。ついでにこれをあげるわ。リナ。 > 使い方はわかっているでしょ。あげた方がおもしろそうだからね。」 > そう言うとエルはネズミ男を連れ虚空へと消える。 > 大地に落ちたのはリナが昔とある神官から買い取りいろいろあって無くなったタリスマンだった。 部下S うう。あるならこっちにくれたって良いじゃないですか。 ゼロスの馬鹿野郎。あっさりだまし取られやがって………。あれがなければ今頃、……。 コウ まぁ。いいじゃん。まだ四つ希望があるんだから。………絶望かもしれないけれど……。人間から見たらね……。 >「じゃぁね。」 >「鬼太郎。じゃぁな。」 > エルとネズミ男はそう言うと消えた。 コウ ネズミ男おとなしいね。 部下S 賢いでしょうな。あのお方と一緒にいるときは目立たず騒がずに。が、基本ですから。 > >「で、どういうことなんだ。」 > ガウリィの言葉にリナはこめかみを押さえながら >「要するに、あのエルとか言うやつがあたし達を異世界へと運んで自分を捕まえないと戻さないと言っているのよ。」 >「なるほど。」 > と、リナの言葉にガウリィは納得する。 >「………たく、このクラゲ頭は、」 > と、リナはため息をつく。 部下S 本編終了の設定ですけれどリナもガウリィも相変わらずなんですね。 コウ むしろタリスマンを手にしてパワーアップですね。 部下S ああ、野望が遠のく遠のく……。 コウ まあ、リナ達も長生きして三百年程度ですよ……。魔力で寿命を延ばしてもね。 部下S それまでおとなしく死んだふりをするしかないんでしょうか私たちは……。 コウ さぁ。 > そして、手のひらにあるタリスマンを見る。 >「本物。………みたいね。」 コウ なにしろあの人が渡したんだからね。 部下S あの方なら百個造ろうと思えば造れますよ。 > そう言って身につけて >「じゃ、あなたがたは、本当に異世界から来たんですか。」 > と、鬼太郎が言う。 >「そうみたいね。少なくとも日本なんてあたしは聞いたこともないわ。」 >「俺も知らないぞ。」 > と、ガウリィが言う。 コウ ガウリィならへたするとセイルーンを忘れているんじゃ。 部下S あり得ますね。ガウリィですから……。故郷もどこか忘れていたりして……。 コウ どっちにしようと帰れないと思いますよ。 家宝を無くしたんだから。 部下S 本来あるべき場所に戻したんですけれどね。 >「うーむ。あのエルとか言うもの一体何者なんじゃ。」 > と、目玉が言う。 >「あ、ちなみに僕の父さんで、目玉親父と言います。 > しつこいようですけれど、妖怪でクリじゃありませんから。」 > と、鬼太郎がリナに説明をする。 コウ クリと言われたのが尾を引いているな。 >「と言うか、リナさん達の世界では親父さんみたいなのがクリなの。」 > と、猫娘が聞くと >「いや、普通ないけどあるケーキ屋さんが頻出改良して栽培しているのよ。」 コウ 何というか畑が怖いな。 部下S 肥料に魔族とかを使っていませんよね。 コウ ………あり得そうで怖いな。 >『どんなケーキ屋?』 > と、ガウリィと鬼太郎に猫娘、目玉親父になぜか携帯電話までもが言う。 >「なにこれ、」 > と、リナは携帯電話を持つ。むろんリナ達は携帯電話を知らないためしゃべる赤い箱としか思えなかったが、……。 >「あ、携帯電話の妖怪のバケローです。」 >「うむ。よろしくな」 >「携帯電話?」 >「小型の通信機と言ったらいいでしょうか。電話………ないんですか。」 >『無い。』 > リナとガウリィに言われ鬼太郎は苦笑を浮かべながらエルとの因縁という者を説明する。 > エルが現れたのはほんの一ヶ月前というごく最近の話なのだが、地方各地で空間が変な風にゆがんでいると言うことを天狗ポリス。リナ達の世界で言う衛兵みたいなものに聞いて調査をしていて出会ったという。 > 腐れ縁みたいな友人のネズミ男を雇いいろんな場所に現れる金髪の美女。 > 実力行使に出たが、あまりの強さに完敗したという話だった。 >「獄炎乱舞もきかなかったもんね。」 コウ ちなみに獄炎乱舞とは鬼太郎の体内にある地獄の鍵をつかった必殺技で、地獄の業火を現世に召還させる強力な技です。 部下S あの方に聞くんですか。 コウ うーん。本家本元の閻魔大王ならエルも本気を出さないといけないと防げないけど……。 鬼太郎は、借り物の力だからエルがちょっと本気を出す程度で防がれちゃうんだよね。 部下S ちょっと本気が必要なだけでもすごいですよ。 > と、猫娘が言う。 >「うーん。エルはあたし達のことを知っていたみたいだけど、あった記憶なんて無いのよね。 部下S たしかに直接の出会いはありませんな。 コウ 面識がないと言えば間違いなんだけどね。 > あたしがタリスマンを持っていたなんてかなり親しいひとでもないと知らないんだけれど……。」 コウ タリスマンの効果までわかるとなるとガウリィにゼルにアメリアにゼロス。後は魔族の上層部かな。 > と、リナも首をかしげる。 > > 丁度その頃、エルとネズミ男はとあるレストランにいた。 > ちなみにエルの持っているカードで代金を払っている。ネズミ男はそのカードは何なのか聞いたのだが、にこやかな笑みで聞き逃し、今はこの女性がめちゃくちゃ強いことに気づいておりへたなことを言うと命が危ないと感じていた。 部下S 賢いぞ。 コウ ちなみにカードはこの世界に参上した際脅迫したかなり高位の存在のカードです。 > 自分が払うんじゃないからと大量に食べているが、エルはそれ以上食べている。 > 二人の目の前にある水晶玉には、鬼太郎とリナのやりとりが写っている。 > ネズミ男は食べている最中自分の手首についた金色の腕輪を見て、すこし後悔をした。 > 雇われたときつけられたこの腕輪どうやっても外れないうえ、どうやらこの腕輪は発信器みたいな者であり、何処へ行こうと何をしようと行動がばれてしまうのだ。 > 一度裏切ろうとしたときネズミ男は冗談抜きで一回死んだ。 > 死んでそして蘇生されたのだ。エルに………。 > 鬼太郎でも勝てない。地獄の力をつかった鬼太郎を苦もなく倒したエルで死者をよみがえらせるというとんでもないことをやる相手……。 コウ 地獄だってしないようなことなんだもんね。 部下S 不可能じゃないんですね。 コウ すべての生と死を司るだから、しようと思えばできるんだろうけど……やっちゃいけないことだから。 > はっきり言って、美女という外見が本当の姿かどうかもあやしい。 コウ そこは疑っちゃあとが怖いぞ。 部下S 同感 > 金が手に入るから一緒にいるが、裏切ったら今度こそ死ぬ。 > だから一緒にいるのだ。 >「ふふふ。楽しいわ。 > 部下Sあたりに連絡してあいつの手下を送ってもらおうかしら。………まずは、あそこの姫君と、………キメラの坊やも良いわね。 > ………あの便利そうなやつもいいかもね。」 > と、エルはステーキを食べながら楽しげにつぶやいた。 部下S ああ、私の部下のピーンチ! コウ 魔族側の第一の被害者は一体? > 一体何を企んでいるのか。エルのそばにいるネズミ男もそれはわからなかった。 コウ 答えは意外と簡単なんだけどね。 部下S 次回は横町へと行くんですよね。 コウ あと、リナ達は服を着替えます。 部下S 目立ちますからな。 | |||
18488 | 裏で手を引く者は何を企む その二 | コウ | 2009/5/23 13:20:18 |
記事番号18485へのコメント 【いやー。まさか、あれを見てクリと答えるとはねぇ。 ネズミ男も口を大きく開けておどろいているわ。 まぁ。なんでそう思ったかはわかるんだけどね。 思わず笑い声を上げたのがいけなかったのか、聞こえたみたいね。 まぁ。いいわ。出てきてあげる。】 笑い声がする方を見るとそこには黒い服を着た金髪の美女のエルとそのそばに縄で縛られているネズミ男がいた。 ちなみに宙に浮いてである。ネズミ男は風にふかれて揺れている。 「おまえは!」 鬼太郎はエルを見ておどろく。 「あー。楽しい。 あたしが呼び寄せたそいつらとあんた達の会話。なかなかおもしろかったわよ。」 と、エルは楽しそうに言う。 「ちょっと、なんなのよ。あいつ」 と、鬼太郎にリナが聞くと 「エルと名乗っているんですけれど、詳しいことはわかりません。 いろんな場所の空間を変な風にゆがめているらしいですけれど」 「空間をゆがめてリナ達をここに落としたのよ。 リナ達は、異世界から来たのよ。あなたたちから見ればね。 リナ達から見たら異世界に来てしまったというところかしら……。」 と、鬼太郎の説明の途中でエルはそう答える。 「あたしを捕まえたら元いた世界に戻るわ。 鬼太郎達と協力しても良いわよ。 むしろ協力した方が良いわよ。この世界には魔法はないんだから……。 鬼太郎だっけ、あなたも一緒にいた方が良いわよ。下手すると世界を滅ぼすことができるんだから彼女たちは。 あ、そうそう。ついでにこれをあげるわ。リナ。 使い方はわかっているでしょ。あげた方がおもしろそうだからね。」 そう言うとエルはネズミ男を連れ虚空へと消える。 大地に落ちたのはリナが昔とある神官から買い取りいろいろあって無くなったタリスマンだった。 「じゃぁね。」 「鬼太郎。じゃぁな。」 エルとネズミ男はそう言うと消えた。 「で、どういうことなんだ。」 ガウリィの言葉にリナはこめかみを押さえながら 「要するに、あのエルとか言うやつがあたし達を異世界へと運んで自分を捕まえないと戻さないと言っているのよ。」 「なるほど。」 と、リナの言葉にガウリィは納得する。 「………たく、このクラゲ頭は、」 と、リナはため息をつく。 そして、手のひらにあるタリスマンを見る。 「本物。………みたいね。」 そう言って身につけて 「じゃ、あなたがたは、本当に異世界から来たんですか。」 と、鬼太郎が言う。 「そうみたいね。少なくとも日本なんてあたしは聞いたこともないわ。」 「俺も知らないぞ。」 と、ガウリィが言う。 「うーむ。あのエルとか言うもの一体何者なんじゃ。」 と、目玉が言う。 「あ、ちなみに僕の父さんで、目玉親父と言います。 しつこいようですけれど、妖怪でクリじゃありませんから。」 と、鬼太郎がリナに説明をする。 「と言うか、リナさん達の世界では親父さんみたいなのがクリなの。」 と、猫娘が聞くと 「いや、普通ないけどあるケーキ屋さんが頻出改良して栽培しているのよ。」 『どんなケーキ屋?』 と、ガウリィと鬼太郎に猫娘、目玉親父になぜか携帯電話までもが言う。 「なにこれ、」 と、リナは携帯電話を持つ。むろんリナ達は携帯電話を知らないためしゃべる赤い箱としか思えなかったが、……。 「あ、携帯電話の妖怪のバケローです。」 「うむ。よろしくな」 「携帯電話?」 「小型の通信機と言ったらいいでしょうか。電話………ないんですか。」 『無い。』 リナとガウリィに言われ鬼太郎は苦笑を浮かべながらエルとの因縁という者を説明する。 エルが現れたのはほんの一ヶ月前というごく最近の話なのだが、地方各地で空間が変な風にゆがんでいると言うことを天狗ポリス。リナ達の世界で言う衛兵みたいなものに聞いて調査をしていて出会ったという。 腐れ縁みたいな友人のネズミ男を雇いいろんな場所に現れる金髪の美女。 実力行使に出たが、あまりの強さに完敗したという話だった。 「獄炎乱舞もきかなかったもんね。」 と、猫娘が言う。 「うーん。エルはあたし達のことを知っていたみたいだけど、あった記憶なんて無いのよね。 あたしがタリスマンを持っていたなんてかなり親しいひとでもないと知らないんだけれど……。」 と、リナも首をかしげる。 丁度その頃、エルとネズミ男はとあるレストランにいた。 ちなみにエルの持っているカードで代金を払っている。ネズミ男はそのカードは何なのか聞いたのだが、にこやかな笑みで聞き逃し、今はこの女性がめちゃくちゃ強いことに気づいておりへたなことを言うと命が危ないと感じていた。 自分が払うんじゃないからと大量に食べているが、エルはそれ以上食べている。 二人の目の前にある水晶玉には、鬼太郎とリナのやりとりが写っている。 ネズミ男は食べている最中自分の手首についた金色の腕輪を見て、すこし後悔をした。 雇われたときつけられたこの腕輪どうやっても外れないうえ、どうやらこの腕輪は発信器みたいな者であり、何処へ行こうと何をしようと行動がばれてしまうのだ。 一度裏切ろうとしたときネズミ男は冗談抜きで一回死んだ。 死んでそして蘇生されたのだ。エルに………。 鬼太郎でも勝てない。地獄の力をつかった鬼太郎を苦もなく倒したエルで死者をよみがえらせるというとんでもないことをやる相手……。 はっきり言って、美女という外見が本当の姿かどうかもあやしい。 金が手に入るから一緒にいるし、裏切ったら今度こそ死ぬ。 だから一緒にいるのだ。 「ふふふ。楽しいわ。 部下Sあたりに連絡してあいつの手下を送ってもらおうかしら。………まずは、あそこの姫君と、………キメラの坊やも良いわね。 ………あの便利そうなやつもいいかもね。」 と、エルはステーキを食べながら楽しげにつぶやいた。 一体何を企んでいるのか。エルのそばにいるネズミ男もそれはわからなかった。 | |||
18487 | Re:裏で手を引く者は何を企む その一 | コウ | 2009/5/22 21:55:11 |
記事番号18486へのコメント コウ ふふふ。ちゃんと登場できたぞリナと鬼太郎を 部下S と言うか、普通登場させるとしたら主役からでしょう。 コウ えー。でもプロローグなんだからいいじゃん。 部下S まあ。良いですけれどね。私もL様の機嫌が良いと安全ですし。 コウ それで、よいのか魔王よ。 >【 ドガシャァァァ > けたたましい音が響いた。 コウ ここは、黒幕。といってもバレバレだけどの一人称なの。 部下S だれかの一人称から始まるというわけですな。 コウ もっぱら黒幕の一人称だけどね。 > ツリーハウスと言うべきいえ。ぼろぼろの家で古い小屋と言った方が正しいかもしれない。 コウ まぁ趣のあるとか言い様はあると思うけど………。 部下S あの方に、そう言う思いやりはありませんよ。………ごっふぅ コウ あ、謎の落下物によって部下Sは千のダメージをくらった。 > あそこに、彼女たちを出現させたのはこの世界で気に入った存在がそこにいるからだ。 > 彼女たちのいる場所とこの場所をつなぐために行動している最中に、それは現れてあたしと戦おうとしたのだ。 部下S ………ここ、書かないんですか。 コウ それより、止血しとけよ。 書いても良いけれど、リナ達が出ないから番外編みたいで書こうと思っているのよ。 部下S なるほど。 > もちろんあたしにしてみれば軽くなでる程度であっさりと倒されたのだが、………。途中見せた力に興味を持ったのだ。 > この世界で見つけた情報力だけなら部下Sなんかより使えるネズミ男といったやつ曰くこの世界の妖怪と呼ばれる存在の中でもかなり有名なやつだという。 コウ 言われているぞ部下S 部下S しょうがないじゃないですか。 水竜王に氷づけにされているんですから。そう簡単にうごけるわけ無いじゃないですか。しくしく コウ よしよし、泣かない泣かない。 > あいつらと一緒に行動させたらおもしろそうだ。 > そう思ったのだ。 > さてさてできるだけおもしろくしてちょうだいね。】 コウ さて、ここから本編が本当の意味で始まります。 部下S 気に入られた人も不幸に、………あ、人じゃありませんでしたね。 > ものすごい音が響き外で洗濯物を干していたピンク色のワンピースをきてピンクのリボンをつけたショートヘアーのどこか猫をおもわす少女が慌てて音のした方へと向かう。 > 木の上の友人の家だ。 コウ まるで、奥さんかお姉さんみたいだね。 部下S もしくは母親ですね。私の母親みたいな存在は、洗濯物なんてしないでしょうけど コウ 口に気をつけないと、……… 部下S ごふぅぅ コウ ほら、謎の飛行物体に狙撃された。 > 見るとそこはめちゃくちゃになっていた。 > 家具が少ないのが幸いしているのだろうが、屋根に大きな穴が開いている。 > 先日の騒動で重傷に重度の過労が重なっているだろう友人の上に一人の女性が倒れていた。 > 栗毛色の髪の毛のショルダーガードに黒いマントに腰にショートソードをつけた少女にとなりに金色の髪の毛をした水色の軽い鎧をきて腰に剣をつけた青年が倒れていた。 > 家の住人である少女の友人の少年は濃いめの茶色い髪の毛もしくは薄い黒い髪の毛とも言える髪の毛で、水色の服に黄色と黒のちゃんちゃんこを着て寝ていたところに降ってわいてきた来訪者におどろいているようだった。 >「だ、だれですか。あなた方は」 > 少年に聞かれ少女はしばし、周りをきょときょとと見た後 >「……えーと、リナよ。リナ=インバース」 >「リナの保護者のガウリィ=ガブリエフだ」 > と、少女が名乗り青年が名乗る。 >「僕は鬼太郎と言います。 > そっちが猫娘」 > と、少年がなのり少女を紹介した。 >「で、どこから振ってきたんですか。リナさん達は」 > と、鬼太郎に聞かれリナは >「いや。故郷へ帰ろうと道を歩いていたら落ちていたのよ。」 > と、リナも困ったように言い >「ここ何処よ。 > えーと、あたし達ゼフィリーナを目指していたんだけど、ここからどの方角へ向かえばいいの。 > あと、徒歩で何日ぐらい?」 > と、リナが言う。 > 猫娘が眉をひそめて >「はぁ。何言っているのよ。 > ゼフィリーナなんて世界地図を探したって無いわよ。そんなこと」 訂正があります。 >「へ?」 > 猫娘の言葉にリナはすっとンきょんなこえをあげる。 > そのとき >「なぁ。リナこれなんだ。」 > と、ガウリィが何かをつかんで聞いた。 > 目玉に小さなからだが生えた物。そうとしか表現できない物体をリナはしばし見る。 部下S よくつかめましたね。 コウ まぁ、確かにね。 >「これ、はなさんか。」 > と、目玉はじたばたと暴れる。 > リナは正体がわかった >「わかった。クリよ。」 コウ すぺしゃるのネタを使わせていただきました。 スイートポテトによって影が薄いですけどね。挿絵見たとき似ていると思ったんですよ。 部下S どれどれ、あーほんとだ。似てますね。 コウ よく生きてましたね。血だらけで………。さすが魔王だ。 >『違います。』 > 鬼太郎と猫娘は速攻で否定した。 コウ 鬼太郎も父親をクリ呼ばわりした人間は初めてでしょうね。 部下S そして、最後でしょうね。 > そこに、 >「あははははははは。」 > 心底楽しそうな笑い声が聞こえた。 > コウ 次回は謎になっていないけど謎の金髪美女エル登場です。 部下S リナ達を呼んだその理由とは? コウ ゼルにアメリアついでにゼロスなどのキャラクターは登場するのか。 部下S 魔族は一体何をすればいいのか。 コウ 部下S 次回をお楽しみに。 | |||
18486 | 裏で手を引く者は何を企む その一 | コウ | 2009/5/22 21:35:24 |
記事番号18485へのコメント 【 ドガシャァァァ けたたましい音が響いた。 ツリーハウスと言うべきいえ。ぼろぼろの家で古い小屋と言った方が正しいかもしれない。 あそこに、彼女たちを出現させたのはこの世界で気に入った存在がそこにいるからだ。 彼女たちのいる場所とこの場所をつなぐために行動している最中に、それは現れてあたしと戦おうとしたのだ。 もちろんあたしにしてみれば軽くなでる程度であっさりと倒されたのだが、………。途中見せた力に興味を持ったのだ。 この世界で見つけた情報力だけなら部下Sなんかより使えるネズミ男といったやつ曰くこの世界の妖怪と呼ばれる存在の中でもかなり有名なやつだという。 あいつらと一緒に行動させたらおもしろそうだ。 そう思ったのだ。 さてさてできるだけおもしろくしてちょうだいね。】 ものすごい音が響き外で洗濯物を干していたピンク色のワンピースをきてピンクのリボンをつけたショートヘアーのどこか猫をおもわす少女が慌てて音のした方へと向かう。 木の上の友人の家だ。 見るとそこはめちゃくちゃになっていた。 家具が少ないのが幸いしているのだろうが、屋根に大きな穴が開いている。 先日の騒動で重傷に重度の過労が重なっているだろう友人の上に一人の女性が倒れていた。 栗毛色の髪の毛のショルダーガードに黒いマントに腰にショートソードをつけた少女にとなりに金色の髪の毛をした水色の軽い鎧をきて腰に剣をつけた青年が倒れていた。 家の住人である少女の友人の少年は濃いめの茶色い髪の毛もしくは薄い黒い髪の毛とも言える髪の毛で、水色の服に黄色と黒のちゃんちゃんこを着て寝ていたところに降ってわいてきた来訪者におどろいているようだった。 「だ、だれですか。あなた方は」 少年に聞かれ少女はしばし、周りをきょときょとと見た後 「……えーと、リナよ。リナ=インバース」 「リナの保護者のガウリィ=ガブリエフだ」 と、少女が名乗り青年が名乗る。 「僕は鬼太郎と言います。 そっちが猫娘」 と、少年がなのり少女を紹介した。 「で、どこから振ってきたんですか。リナさん達は」 と、鬼太郎に聞かれリナは 「いや。故郷へ帰ろうと道を歩いていたら落ちていたのよ。」 と、リナも困ったように言い 「ここ何処よ。 えーと、あたし達ゼフィリーナを目指していたんだけど、ここからどの方角へ向かえばいいの。 あと、徒歩で何日ぐらい?」 と、リナが言う。 猫娘が眉をひそめて 「はぁ。何言っているのよ。 ゼフィリーナなんて世界地図を探したって無いわよ。そん後こと」 「へ?」 猫娘の言葉にリナはすっとンきょんなこえをあげる。 そのとき 「なぁ。リナこれなんだ。」 と、ガウリィが何かをつかんで聞いた。 目玉に小さなからだが生えた物。そうとしか表現できない物体をリナはしばし見る。 「これ、はなさんか。」 と、目玉はじたばたと暴れる。 リナは正体がわかった 「わかった。クリよ。」 『違います。』 鬼太郎と猫娘は速攻で否定した。 そこに、 「あははははははは。」 心底楽しそうな笑い声が聞こえた。 | |||
18485 | 裏で手を引く者は何を企む プロローグ | コウ | 2009/5/22 21:08:25 |
ゲゲゲの鬼太郎とスレイヤーズのコラボです。 コラボを考えるのが好きなんですよ。うふ。 さて、裏で手を引く者は何を企む。さぜなにが起きるかな。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ざわざわとした町並みの中一人の男が歩いていた。 黄土色の布きれをまとっただけの貧相な男。何となくネズミを彷彿させる。 「ねぇ。ちょっと」 その男は声をかけられ振り向くとそこには一人の女性がいた。 「はいはい。なんでしょー、 おっわ。」 男は、振り向きおどろく。 金色のロングヘアの絶世の美女がそこにいた。真っ黒いノースリーブのワンピースを着ている。 「なんでしょう。金色の髪がお美しいお姉様。(ハート)」 眼をハートマークにしながら男は聞く。 「あたし、退屈しているのよ。 丁度いい。退屈しのぎを見つけたんだけど手伝ってくれないかしら。 もちろんお礼はするわよ。」 と、札束を一つちらりと見せる。 金に美女これがそろった以上男の答えは一つだった。 「やります。やります。 このビビビのねずみ男がどのような望みでもかなえて見せましょう。」 と、男=ネズミ男はそう言って、 「ところで、お名前は何でしょうか。」 と、聞く。 女性は 「あたしの名前、そうね。………エルとでも名乗っておくわ。」 と、金髪の女性=エルはそう答えたのだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コウ あ、主役がどちらとも出てない。 部下S まったくですな。 コウ あれ、L様は、 部下S 行き来するのが面倒だからと、私に押しつけました。 コウ うーん。最初から出たから後書きには興味ないのか。 部下S あと、余計な悪口を言ったらどんな状況だろうと体裁を加えに現れるとも、 コウ L様らしいな。 部下S まぁ。あの方ですからね。 コウ 次回はリナも鬼太郎も出すつもりです。 部下S しかし、L様はともかくネズミ男が出るとは。 コウ まぁ、プロローグだから。 | |||
18484 | ポコタの放浪記 その四 | コウ | 2009/5/16 15:08:51 |
記事番号18481へのコメント スレイヤーズ第三期の時期です。 と言っても、リナ達は外の世界へと言ってしまっているのでリナ達の冒険とリンクできませんけれどね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とある港町でレゾを探していた。 ここで外の世界へと向かう船が出ると聞いてレゾが現れるかもしれないと思い探していたのだ。 そんな中、ディクリスと再会し森の中へ場所を移し話し始める。 「………ポコタよ。 どの国も一緒だな。自国の富のために外の世界へと争うように向かっている。」 「……なんだよ……。ディクリス。 今まで行けなかった場所へ行くんだぜ。誰だって言ってみたいと思うだろう。 ………俺だって、レゾのことが無ければ向かっていたかもしれねぇし。 ………タフォーラシアを目覚めさせたら、外の世界へと言ってみようと思っているんだ。」 と、ポコタは言う。 「………もしかしたら、赤法師殿は我々を見捨てたのかもしれん。」 ぽつりと漏らしたディグラスの言葉は、突如起きた爆風によってポコタの耳に入らなかった。 ポコタもディクリスもまた当てのない赤法師レゾを探す旅を続けることとなった。 外の世界へと行く船は突如飛来した黄金竜を倒すためにある魔道士が放った竜破斬によって崩壊したと聞いた。 ポコタがタフォーラシアへ帰ったのはとある不安があったからだ。 最近ディクリスの様子が変だった。 そして、ルヴィナガルト王国で魔道戦車と呼ばれるものが造られていると聞いたのだ。 あくまで噂で聞いたのだが、妙な胸騒ぎが起きたのだ。 タフォーラシアへの道が開きその王国の城の中の奥深くに封印されていた場所へと向かう。 そこにあった一冊の魔道書が無くなっていた。 それは、ザナッファーアーマーの製作方法だった。 「……やっぱり、魔道戦車は、……。でも、どうして………まさか、ディクリスおまえが、………。」 そうつぶやきながらポコタはさらに奥にある剣を手に取る。 刃のない柄だけの剣。 光の剣の複製品だ。 手に取りチャックの中へとしまう。 そして、母国を後にした。 しばらくして、ルヴィナガルト王国内で魔道戦車を販売しているという話を聞いてポコタはそれを破壊することを決意した。 完全体ではない者なら魔法で破壊することはできる。 そう思い破壊を繰り返した。 並大抵の魔法では不可能なため、竜破斬を幾度となく使った。 もう一度失った王国を取り戻すためにレゾを探し、魔道戦車を破壊していった。 そして、ポコタがとんで言っていると栗毛色の魔道士と金髪の剣士が海賊をいじめていた光景を見た。 「………いい気なもんだぜ。 まったく。」 と、ポコタはつぶやいた。 その魔道士と剣士にその後深く関わり合いになるとは、そのときにはわからなかった。 リナとガウリィそしてゼルガディスにアメリアと呼ばれる四人にポコタは出会い魔道戦車とザナッファーとの事件。 そして、冥王の壺と赤法師レゾの魂の中に眠る魔王の亡霊と戦う物語は、始まろうとしていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 投了デス。 ポコタはリナ達と出会うまで何をしていたんだろうなぁ。と思って書いてみました。 ディクリスは徐々に世界への不信感を募らせていたんですけれど、ポコタは気づかなかったんですね。 リナ達と微妙にすれ違ったりしているんですね。 少なくとも第一期の賞金首騒動で名前を覚えていてもおかしく無いんですよね。 ……少なくとも、その賞金首の話を持ちかけたのがレゾだと言うし賞金額はものすごい額ですからね。 ………まぁ、レゾを見つけることで頭がいっぱいだったと言うことにしといてください。 | |||
18483 | ポコタの放浪記 その三 | コウ | 2009/5/16 14:45:56 |
記事番号18481へのコメント 一と二はスレイヤーズ一期ですけれど今回からは二期です。 丁度、病気の治療法が発見された時期のつもりです。ここから、レゾ探しが本格化します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ヒデェ……。」 ポコタがそうつぶやいたのは、ある銅像を見たときだった。 赤法師レゾの銅像がなにやら面妖なポーズを取って固まっている。 「おいこれ、何でこんなポーズを取っているんだ。」 「いや、何でもどっかの魔道士がごろつきとケンカしたとき、ゴーレムにして操ったらしいぜ。」 「でも、これ。赤法師の銅像だろ。 根性あるなその魔道士」 と、野次馬の言葉にその魔道士に対しして怒りがわき上がりそうになった。 伝説の魔道書が閲覧できると聞き、レゾが来ているかもしれないと思ってきたのだがどうやら来ていないようだ。 近くでは、セイルーンの使者が来ていると聞いた。 「………ここに、もうようはねえな。」 と、つぶやくとポコタはその王国から去った。 その後風の噂でその王国が世界征服を企みそれをしったとある一人の女魔道士の手によって滅びたと聞いた。 その魔道士の名前までは、聞かなかったのだが………。 その後あらゆる場所を探してみたが、レゾの名をかたる不届き者だったり聞き間違いの噂だったりと本物に出会えなかった。 そんな中、妙な噂を聞いた。 神聖樹が無くなって代わりに大きなドームがサイラーグにできたと聞いた。 神聖樹を切り倒したと聞いてポコタはおもわずレゾを探すのを一時やめてサイラーグへと向かった。 サイラーグに到着したとき、そこには神聖樹も町もなかった。 近くではこの前滅びたと言われた王国の王女がとある傭兵と結婚したとことを祝っていた。 サイラーグの前でディクリスと出会った。 「………ポコタよ。おまえも来たかこの地へ。」 と、ディクリスが言う。 「もはや、神聖樹すら無くなりタフォーラシアを伝える国は無くなったのかもしれんな。 ………もはや、タフォーラシアは過去の国になったのだろうかな。」 と、ディクリスが言うと 「そんなことはねぇ。」 と、ポコタは叫ぶ。 「タフォーラシアは確かに今も存在する。俺とおまえがその証明だ。 たとえサイラーグが消えて神聖樹が無くなろうともタフォーラシアは必ず復活するんだ。」 と、叫ぶ。 その声は、死霊都市サイラーグと呼ばれ冥王が世界を滅ぼそうと計画したときの本拠地とし、金色の魔王が降臨した地に響いたのだった。 | |||
18482 | ポコタの放浪記 その二 | コウ | 2009/5/16 08:22:53 |
記事番号18481へのコメント 朽ちた神殿の中にでっかい焼き魚の骨があるだけの場所にポコタはいた。 「何で、赤法師を探していて……焼き魚の骨を見つけるんだ。」 ポコタは疲れたようにつぶやく。 神殿内部には切れて数日たったような縄がつるされており人の気配はない。 ある者と言えば焼き魚の骨だけ………。 「レゾが、食った。………んなわけねえか」 一瞬レゾがでっかい魚を食べている光景を想像しポコタは頭を振る。 しかも、どうも空模様がおかしいのだ。 魔力の濃度が上がりまくり、闇の獣が強力なり暴れまくっている。 「一体何が、起きてるんだ。」 と、ポコタはつぶやいた。 数週間はたっただろうポコタはサイラーグへと向かっていた。 異常気象のような事件は始まったのと同じようにぱたりと終わった。 今ポコタはディクリスと共にサイラーグへと向かっている。 サイラーグに赤法師レゾがいるという話を聞いたのだ。 何でもある罪人に賞金首をかけたという。 「なぁ。ディクリス えーと、なんて名前だっけその賞金首」 と、ポコタが聞くと 「いや。俺も知らん。 何より俺たちには関係ないことだ。赤法師殿が賞金をかけたと言うことはかなりの罪人と言うことだ。 なにより、俺たちは賞金が目的で向かうわけではない。」 「……ああ、そうだな。 レゾにあってタフォーラシアを救ってもらうんだ。」 そう言うとポコタ達はサイラーグへの旅路を急いだ。 しかし、両方ともできるならサイラーグへ向かうのに少し考えていた。 サイラーグ。実際に行くのは初めてだがその昔自分たちの先祖が滅ぼしかけてしまった国。 今でもザナッファーの亡霊のような存在が封印されているという。 急がなくてはと自分に常に言い聞かせねば、足は遅くなっていたかもしれない。 賞金首に対して興味を抱かなかったのはそれもあると思われる。 すこし、興味を抱いて名前と顔ぐらい確かめればそれがリナとガウリィそして、ゼルガディスと言う名前で顔も覚えていたかもしれない。 旅路を続け向かったときにはサイラーグはなかった。 神聖樹を残して町が跡形もなく消え去っていたのだ。 ここまでくるのに、大変な苦労をしてきたというのにあんまりな光景に立ち尽くす二人。 途中、女性恐怖症となった金持ちの兄ちゃんに癒しのためとポコタが捕まったり、途中本物の獣人を使って劇をしたいという変な劇団の団長にディクリスが捕まったり、さらに一緒にララーさんを探してくれと言う自称勇者に頼まれたりと大変だった。 ちなみに最後のやつはララーさんに似ていると体格の言い兄ちゃんにプロポーズをしていたのを見て寒気を覚えて逃げ出したのだった。 二度と関わり合いになるかと二人の心にしっかりと刻み込んだ。 そんな一言では語り尽くせないほどの苦労をしてついたサイラーグの前で 「………一体何が起きたんだろうな。」 と、ディクリスがつぶやくそばでポコタはこぶしを地面にたたきつけながら叫ぶ。 「またかよ。 レゾの情報を探していて、どうしてこうも途中で情報が消えるんだよ。 もうすぐ、もうすぐ治療法が見つかるかもしれないのに。」 「あるいは、赤法師殿はもう………。」 と、ディクリスがつぶやくのをポコタは 「そんなはずない。 あのレゾが死ぬはずない。あんないい人がそう簡単に死んでたまるかよ。 ………それに、仮に死んだとしてもそれならタフォーラシアの封印は解けるはずだろ。」 「そうだな。……すまん。忘れてくれ。 ………しかし、ザナッファーか。」 と、ディクリスが言う。 ポコタは気づかなかったがディクリスの脳裏にザナッファーを使い魔獣をよみがえらせ、タフォーラシアを見捨てた国に復習をすると言う考えが浮かんだのは、このときだった。 また、ポコタとディクリスは別々の道を歩み始めた。 ………赤法師レゾをさがして、…………。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 記念すべきスレイヤーズ一期のザナッファーは造られたときの際できた偶然の産物のようなもう一つのザナッファーだと思われます。 たとえば二タイプのザナッファーを造っていてそのうち一つは光の剣士=ガウリィの先祖が倒し。 もう一つは封印をしていたと思われます。 もしかしたら、レゾはその情報も求めてタフォーラシアを実験場に決めたのかもしれませんね。(勘ぐりすぎ?) ちなみにリナ達はすでにフェルさんが言う大事件のためセイルーンへと向かっています。 いやぁ、ポコタのサイラーグへの旅路を書いてみたかったんですけれど、ご想像にお任せします。 ……書いてみたい方は書いて良いですよ。 | |||
18481 | ポコタの放浪記 その一 | コウ | 2009/5/16 07:50:36 |
スレイヤーズ四期までポコタが何をやっていたのか想像して書いてみました。 予想としては、もうすぐ治療法が見つかりそうだという情報を手に入れて、レゾを探しているという状態から始まるつもりです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 森の中を昔はよく歩いていたと、ポコタは思う。 今はレイウイングでとんでいるが、これは余り目立つわけにも行かないからだ。 でっかい手の代わりにもなる長い耳のぬいぐるみのみたいな体。 と、言うか本当にぬいぐるみなのだろう。………材質は知らないけれど。 あの英雄=赤法師レゾの手によって与えられたかりそめの体。 もう一人体を与えられたディクリスは白虎の獣人の体を与えられていて、どっちがましなのかはわからない。 だけれど、救援物資すら送られなかった国にただ一人救いの道を与えてくれた人が与えてくれた体だ。 悪く思う理由なんてない。 ………とはいえ、下手に村を歩くと子供にいじり倒されてしまうと言う悩みがあるのだが……。 先ほど通った村での騒動を思い出しどっと疲れがわき上がるポコタ。 「わーかわいい。」「ふかふかぁ」「なんだこれ」 と、村のガキどもに耳を引っ張られたり、しっぽを引っ張られたりチャックを開かれそうになったりと、ひどい目に遭った。 ディクリスに比べれば村に入りやすい体なんだけれども、ガキの扱われ方に悩みはつきない。 ポコタが今旅している理由は、レゾを探しているのだ。 国を襲った病気の治療法が開発されそうだと言う情報をディクリスが手に入れたのだ。 一年も待たずに開発されそうだと言われ、レゾを探しているのだ。 レゾによってタフォーラシアを目覚めさせてもらうにもまた、開発を手伝ってやれたらさらに、開発される時間がさらに短縮されるかもしれない。 赤法師レゾが現れたという町へとポコタは文字通り飛ぶように向かっていった。 「なんじゃこりゃぁぁぁぁ。」 思わず絶叫してしまうポコタの気持ちも光景を見た者ならわかるだろう。 ちょっとした村の中央にでっかいクレータができているのだ。 「……一体なにが、あったんだこの村で」 「いや。何でもドラゴンを倒すために、どっかの魔道士がドラグ・スレイブを使ったそうだよ。」 「……そりゃもしかして、あの………」 と、近くで旅人が話している。 「ったく。 赤法師を探していて無駄足を踏んじまったぜ。」 そう言うと、ポコタが赤法師をよく見かけるという朽ちた神殿へと向かった。 ポコタがもう少しよく聞いていれば、その魔道士がリナ=インバースと言う魔道士だと聞こえただろう。 しかし、ポコタはそれを聞かなかったのだった。 | |||
18480 | アニマルパニック?その6 | コウ | 2009/5/4 21:03:53 |
記事番号18479へのコメント プロローグ あたしと近くの魔道士協会の力を合わせて見事中和剤を完成させた。 魔道士協会は、そのままクレアバイブルの写本を持って行ったが途中で謎の襲撃に遭い写本は燃やされてしまったという。 まぁ。犯人はわかっているのだけれども ちなみに中和剤の効き目はゆっくりだった。 三日もすれば完全に戻ったのだが、それまで獣化した村の中で肉食動物になっている人がうっかり他の人を食べそうになったり、草食動物の人がうっかり売り物の野菜を食べたり。 ゼルとアメリアもキウイで酔っぱらったりしていた。キウイにはマタタビの成分が含まれているのだ。 しかし、ほとんど戻った日のことだった。 「なぁ、リナ。」 と、ガウリィに言われあたしは食事の手を止めて聞く 「何よガウリィ。」 「いや。あの動物保護団体どうなったんだ。」 その言葉にあたしはにんまりと笑顔を浮かべて応えた。 「あいつらのことだからまた動物の楽園云々でろくでもないことをやるでしょ。なら、彼らの言う楽園を与えてやったのよ。 あいつら中和剤を捜査して動物かを押さえていて半獣化していたみたいだけれどその効果をゼロスに頼んで、消してもらったのよ。」 「なるほどな。」 と、ゼルが苦笑を浮かべ(ちなみに言葉は、戻った) 「リナさんも、結構えぐいですね。」 と、アメリアもそう言いながら口元が笑っている。 「どうしたんだ。」 と、クラゲ頭がいうのであたしは説明してやる。 「そんなに動物が好きなら動物になればいいのよ。 まぁ、動物の生活をきっと気に入っているでしょうね。 何しろあんなに動物が好きだったんだから。」 と、あたしはにんまりと笑っていった。 その後とある村で群れからはぐれて途方に暮れている動物がよく見かけるようになったという。 その動物たちが昔っから動物だったか、どうかはご想像にお任せしようと思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と、言う訳で終了です。 呼んでくれると幸いです。 なんか呼んでいると狂乱家族日記も混ざっている気がしますね。 スレイヤーズファンの方は知らない話かもしれないけれど、わりと有名ですよ。 | |||
18479 | アニマルパニック?その5 | コウ | 2009/5/4 20:48:50 |
記事番号18478へのコメント 一日置き所が時間が空いたら書いている物です。もはや呼んでいる暇もないぐらいかもしれない。 やっとついた本拠地です。もうすぐ最終話です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ダム・ブラッス」 呪文一撃で扉に穴を開ける。そして、 「何だ。敵襲か。」「己、動物虐待者め」「世界の敵」 等と、勝手なことを良いながら襲ってくる二重動物耳。 ………誰が、世界の敵だ。ゼロスなら世界の敵と言われても良いかもしれないが、あたしがどうして世界の敵だというのだ。 魔王や冥王に魔竜王を倒したあたしに感謝したところでだれも文句は言わないだろう。……魔族は言うかもしれない。 「ファイヤー・ボール」 あたしの攻撃呪文により閃光がきらめく。ちなみに動物化の影響か言葉がおかしくなったゼルとアメリアは呪文が唱えられなくなっている。 「食らえ、正義の鉄拳。平和主義クラッシュ」 と、アメリアの拳がウサギ耳を飛ばしゼルとガウリィの刃が猿耳とラクダ耳を地に倒す。 ゼロスも時たまに、余計なチャチャを言ってゼルを怒らせたり動物保護団体にケンカを売ったりとしている。 そして、家畜もとい破竹の快進撃でとうとうボスのところまでたどり着いたのだった。 まぁ、動物愛護じゃなかった所詮保護団体である。あのときのあたしより今のあたしははっきり言って場数を踏んでいる。 ガウリィが扉を開けてあたしは言う。 「おとなしく降参しなさい。そーすれば全財産奪って衛兵に引き渡す程度で勘弁してあげる。」 その言葉に中にいたライオン男は声を上げて笑い出した。 「ふははは。愚かな。貴様達だけでどうしようというのだ。み、」 と、ライオン男が何か言おうとした瞬間にゼルのけりが見事に顔にめり込んだのだった。 「いいからも戻せにゃ。」 と、ゼルがものすごい形相で似合わない語尾をつけていった。 ………よっぽど嫌だったんだな語尾に『にゃ』は、 こうしてあっけないことこの上ない動物保護団体とクレアバイブルの写本の事件は終わったのだった。 | |||
18478 | アニマルパニック?その4 | コウ | 2009/5/4 17:00:00 |
記事番号18477へのコメント ここまで呼んでいただいたらわかると思いますが、元ネタはスレイヤーズすぺしゃるのけもの耳よさらばを元にしています。しつこいようですがあの映画は、無関係のつもりです。 氷付けとなったミミズク女曰く三日後には村人全員動物になってしまう。リナは一体どうするのか。下手するとここで動物園を開くのかもしれない……。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 氷づけにしたミミズク女をどうしようかと考えていると、 「ふ。フィネジアを倒したか。」 と、声を掛けられ振り向くとそこには一人の男その耳には二重の動物耳。 「あの。何で動物耳が生えている上からさらに動物耳をつけるんですか。」 と、アメリアがおそるおそるという感じで聞くと 「何を言う。これが動物保護団体の正装なのだ。 一般人にはわからんかもしれんが、王族とかならきっと理解するだろう。」 「できません!」 王族のアメリアが叫ぶように否定する。と、言うかそれを理解する王族って一体何なんだろう。 「アメリア。話したところで無駄だ。 それよりこいつらを引っ捕らえてクレアバイブルの写本を手にした方が早い。少なくとも中和剤なら作れるだろう。」 と、ゼルが立ち上がり剣を抜く。 ガウリィも剣を抜きアメリアも立ち上がり拳を握る。もちろんあたしも立ち上がりいつでも戦う準備はできている。 たしかに、ゼルの言うとおり薬の作り方が書いてある写本なら、十中八九中和剤も作れるだろう。………まぁ、ゼルガディスを人間に戻す方法は、期待できないが。 ちなみにこの男の動物耳は狐のようだ。しっぽが狐のしっぽだからわかるだけで、しっぽがなかったら犬耳だと思っていたところだった。 「ふ。野生の動物の力を宿した我らに勝てると思ったのか。」 そう叫ぶと男は四本足で走る。 って、早い。 おそらく動物の身体能力も手にしたのだろう。うまく組み合わせればけものの力を持つ兵士の軍隊ができあがるかもしれない。それが動物保護団体の手に渡ったのは幸か不幸か難しいところであるが、 とっさに、腰のショートソードを手に取り一撃をはじくが、そう何度も何度もできる芸当ではない。だが、一対四+αのあたし達を相手にするのは、分が悪い。 一撃を与え床に足をついたその瞬間に、ガウリィが剣の柄で首筋をたたく。そして、狐男はあっさりと倒れた。 その男の懐には一枚の地図が、おそらくここが組織の本拠地なのだろう。 しかし、かなり遠いところにある。おそらく、片道一日はかかるだろう。 急いで出発する必要がある。 「急ぐわよ。ゼル、アメリア、ガウリィ」 そう言うとあたしはまず食べかけの料理を片付けようとしてゼルとアメリアに引き面れていくこととなった。 食べかけだったのに、しくしく………。 動物保護団体の本拠地への道は、簡単とはいえなかった。何しろ幾度となく動物保護団体の刺客がやってくるわ。ガウリィ達の動物化はどんどん進行するわ。 「ちょっとアメリア。木で爪を磨かかない。ガウリィ地面を掘るのはやめなさい。………ゼル。蔓草にじゃれて楽しい?」 と、そこら辺の木で爪を研いでいるアメリアとその横でなにやら霧中になりながら地面を掘っているガウリィとその近くで垂れ下がり揺れていた蔓草に、じゃれているゼルガディスにあたしは冷たい目線で言う。 ゼロスはと言うと、その光景をひたすら楽しそうに見ている。……悪趣味なやつ。 ちなみにクレアバイブルの写本は中和剤を造るために見せてくれないと、生きているってすばらしいと朝昼晩ずっと言い続けると、脅したらおとなしく約束してくれた。 「あうー。すみません。りにゃさん」 いつの間にか『なにぬねの』が『にゃににゅねにょ』になってしまっているアメリアが言う。耳もへたれていてちょっとかわゆい。ちなみに髭まで生えている。 ゼルもじゃれるのをやめてそっぽを向いている。ちなみにゼルは語尾に「にゃ。」と、つけるようになってから一切しゃべらなくなってしまった。 ………もしかしたらあたしとゼロスが爆笑しまくったのが原因かもしれない。………だぁぁって、ゼルが語尾に「にゃ。」をつけているのだ。ここで爆笑しなければ天才美少女魔道士の名が廃るというもんである。まぁ魔道士は関係ないかもしれないけれど。 「良いじゃないかリナ。」 と、ガウリィが言う。ガウリィはほっとくと四本足で動こうとする。 「良いから立つ。早く行かないと中和剤を作る時間もなくなるわよ。」 と、ガウリィの首根っこをつかんであたしはずんずんすすむのだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ うみゅみゅ書いといてなんだけれどゼルの語尾に「にゃ」は、ちょっと聞いてみたい気がする。でも、どうやって書けばいいのかわからなかったので掛けませんでした。文章力がないんです。すみません。 だれか、書いてくれると幸いです。 | |||
18477 | アニマルパニック?その3 | コウ | 2009/5/3 22:32:05 |
えーと、書けば書くほどクレヨンしんちゃんの映画に、にてきているような気がする。………でも、見ていないんだよなぁ。まぁ、あらすじなら知っているけれどオチとか知らないし、まんまパクリだとしたら、偶然だと思ってほしいです。真実だし。 前回までのあらすじ リナがある町で目を覚ますとアメリアとゼルガディスには猫耳としっぽ、ガウリィには犬耳としっぽが生えていた。現れたゼロス曰く元凶はクレアバイブルの写本を手に入れた『動物保護団体』の仕業らしい。リナは一体どうするのか!下手すると、知らんぷりして逃げるかもしれない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 動物保護団体その言葉が脳内に広まると同時にあたしは動く 「あ、いっけない。あたしったらお鍋を火に掛け放しだった。てへ。」 そういうと、宿の外へと行こうとして 「リナさーん。どこへ行くんですかー。」 「おい、リナ。台所はあっちだぞ。」 「現実逃避してないで、ちゃんと話を聞け。」 と、アメリアにマントをつかまれガウリィに肩をつかまれゼルにそう言われて、あたしはおとなしくあきらめる。と、言うかガウリィ本当にあたしが鍋の火を消しに行くと思ったのかおまいは、 「ゼロス。今、動物保護団体って言った?」 と、あたしが聞くと 「ええ、何でも昔何かトラブルを起こしてラルティーグで衛兵に捕まったことがあるらしいんですけれど、団員達の手で脱走したそうですよ。」 思いっきり心当たりのある地名を言われあたしは、ちょっと泣きたくなる。 ラルティーグの動物保護団体とは、実は昔関わったことがあるのだ。 「でも、なぜリナさんだけは動物化していないんでしょうね。」 と、アメリアが言うと 「ふ、そのものには動物になる資格など無いのだ。」 と、突如としてその声が響き渡る。 驚いて声の方へと振り向くとそこにいたのは、動物耳と鳥の羽をはやした女が、いた。 「久しぶりだな。リナ=インバース。貴様への恨み忘れておらんぞ。」 と、その女はそう言うと懐から耳から生えている動物耳のついた飾りをつける。………意味あるのか、そりは、 「リナ。知っているのか」 と、ガウリィが聞く。 「昔、いろいろあって動物保護団体と戦って組織をつぶしたことがあるのよ。」 その言葉に、 「そいつら、盗賊でもしていたのか。」 「だから、衛兵に捕まったんですね。」 「なるほど。」 と、勝手に納得する三人に、 「失礼な。我ら動物保護団体は盗賊なぞしとらん。 その女は、珍しい種類のコボルトを攻撃呪文で倒し、そのため我らが体裁を加えようとしたらその女は逃げそれを追いかけていくと、動物保護のための多少の被害が重なり卑劣にもその女は衛兵にそれを逆手に通報したのだ。」 と、叫ぶ。 「………それって、逆恨みじゃないのか。」 と、ガウリィが聞くと 「何を言う。貴様、動物好きには悪いやつはいない。と言う言葉を知らないのか。」 と、言う。いや、ガウリィなら本当に知らない可能性もあるぞ。 「まぁ、確かに言いますね。」 と、ゼロスがうなずくと 「つまり、動物好きは正義」 『嫌、それは違うだろう』 と、宿にいたおっちゃんやおばちゃんに、お客さんすら交えてそう突っ込みを入れられた。………よかった。下手すると宿の中の客全員保護団体かと思っていたのだが、違ったらしい。 「ふ。そして組織の会長は、貴様に復讐を誓い研究に研究を重ねたのだ。」 と、全員の突っ込みを聞いていないのか女は言う。 ちなみに、この女おそらくミミズクだろう。一度戦ったことがある。 「その結果。クレアバイブルの写本を元に、ついにアニマル変化薬を作り上げたのだ。 その薬をまずこの町でジュースとして村人や旅人に振る舞いこの村をアニマルパラダイス第一号に変えるのだ。 今はまだ人としての記憶や理性があるようだが三日もすれば完全に動物となる。 しかし、リナ=インバース。貴様は卑劣な女だ。そのようなやつを動物に変化するわけに拝観。よってここで排除する。」 そう言うと攻撃するための呪文を唱えようとするが 「フリーズアロー」 ちんたら話をしていた間にすでにあたしは、攻撃呪文を唱え終えている。 こうしてミミズク女の氷付けができあがったのだ。 しかし、ここで話は終わらない。何しろ、こいつらは動物保護のためならたとえ数万人の血を流そうと気にしないのだから、おそらく。 こいつらの言ったことはすべて本当だろう。むろんあたしが卑劣な手段を使ったというのは別だが、 おそらく村の人全員三日後には動物になってしまうのだろう。あたしの背に嫌な汗が流れた。 動物保護団体との戦いは終わったと思っていた。しかし、それは間違いだった。動物保護団体は止まることはないのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と、言うわけでやっと敵さんを出せました。 動物保護団体は実は結構好きです。まぁ、本当にいたら嫌ですけれどね。 つーか、動物保護団体がどうやってクレアバイブルの写本を見つけたんだ?と、言う説がありますけれどあえて言うなら『それは、秘密です。』と、言うやつだと言うことでお願いします。 ちなみにこれ、カップリングなしのギャグです。 と、言うかこれ最初に書いとくべきだよなぁ。………すみません何しろ未熟な物で、 | |||
18475 | アニマルパニック?その2 | コウ | 2009/5/2 21:47:05 |
記事番号18474へのコメント 続きです。クレヨンしんちゃんの映画とは、関係ないつもりです。ただの偶然のはずです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 扉を開けたあたしは、ガウリィとゼルの部屋を開けたあたしは扉を閉めようかと考えた。なぜならば、キメラという銀色の髪の毛と岩の肌と言うロック・ゴーレムとブロウ・デーモンと人間が混ざったゼルにさらに白い猫耳としっぽが生えている。 さらに、ガウリィの頭にはたれた犬耳と犬のしっぽが生えている。髪の毛とおそろいの金色の耳としっぽだ。 ふと、怖くなって自分の頭を触るが変な物は生えていない。 「よぉ。リナ」 何も考えてないような口調でガウリィが言う。そこに、 「『よぉ。』じゃ、なーい。」 と、跳び蹴りをガウリィに喰らわせた。 途方に暮れながら宿の下の食堂に行き 「うわぁ……。」 宿の下にいる人間のみんながみんなうさ耳、犬耳、猫耳、ほかにもわからないがいろんな動物の特徴が混ざっていたりする。 なんか、こうなるとあたしが変みたいだ。 朝食を食べながらあたしはとにかく現状を整理する。 1 起きたらあたし以外動物と混ざっていた。 2 どうやら町中の人間がそうなったらしい 3 それでどーした。 ………ひょっとしたら、何の問題も解決になっていないだけかもしれない。 「一体どうしてこうなったのか。が、問題だな。リナだけなっていないと言うことは、リナだけ違う行動をしたと言うことだな。」 と、ゼルが焼き魚を食べながら言う。 ガウリィは骨付き肉をかじり、アメリアは鶏のささみ肉を食べている。 どーでも良いが、三人とも食事内容が変化した動物とどうかしているぞ。 そこに、 「いやぁ。皆さん可愛らしくなっていますねぇ。」 と、声と共にゼロスが現れた。 『ゼロス!』 思わず声を上げるあたしとアメリアと、ゼル。 ちなみにガウリィは相変わらず骨付き肉を食べている。しっぽがぱたぱたと振っているところを見ると、気に入っているのだろう。 ゼロスの頭には耳もしっぽも生えていない。と、言うことは 「貴様が元凶か。」 と、ゼルが剣を抜きゼロスに突きつける。と、言ったところでゼロスに普通の剣が聞くわけ無いのだから、無意味なのだが。 「違いますよ。今回僕は何もしていませんよ。ただ、その元凶が何なのかは知っていますけれど。」 と、ゼロスはにこやかな笑みを浮かべる。 「その元凶って?」 と、あたしはいつでも呪文を唱えられるように警戒をしながら聞く。まぁ、こいつと本気で戦ったとしても必ず勝てると思わないけれど………。 「とある魔道士が、魔法薬の研究をしていましてその薬を使ったんです。」 と、ゼロスはにこやかに答える。………変だ。普段なら「それは、秘密です。」と、無意味ににこやかな笑顔で言うはずだというのに あたしの考えていることがわかったのか、ゼロスは 「イヤー。実は、その魔道士はクレアバイブルの写本の情報を持っているんですけれど、その魔道士はものすごく個性的な方で、」 むぅ。ゼロスに個性的と言われるとは一体何者だその魔道士は、………まさか。 「ゼロス。 まさかそいつ無意味に露出度の高い悪の魔道自然とした服を着て高笑いをあげるトゲつきショルダーガードをつけたどくろのネックレスをした女魔道士じゃないでしょうね。」 と、あたしが聞くと 「ははは。リナさん。そんな人間いるわけ無いでしょう。」 「そうだぞリナ。そんな変なやついるわけ無いじゃないか。」 「何、言っているんだリナ。」 「そうですよ。リナさん。」 と、ゼロス、ガウリィ、ゼル、アメリアに言われあたしは笑い声を上げたのだが、その笑いは引きつりまくっていただろう。 「そういう人ではなく。以上に動物に愛情を持っている団体の魔道士なんです。たしか動物保護団体と名乗っていましたね。」 あたしは、むしろさっき言った魔道士の方がよかったと心の底から思った。 | |||
18474 | アニマルパニック? | コウ | 2009/5/2 20:16:26 |
記事番号18473へのコメント 「リナさん!!起きてください。」 朝早くから、雨リアにそういう大声を聞かされてあたしは、思わずさらに深く毛布の中に入る。あたしは昨日の夜、盗賊退治をしてきたのだ。できるならば、もうちょっと寝ていたい。 「リナさーん。お願いですから起きてください。」 叫ばれて、あたしはしょうがなく目を開けて雨リアに文句を言おうと、口を開けた。 「ちょっと、アメリア。あたしを無理矢理おこ……そうと、………。」 あたしを無理矢理起こそうとなんて良い読経しているじゃない。と、言おうとした言葉が、口からでない。黒髪の父親であるフェルさんになくて(よかったと思う。)、愛らしいという言葉が似合う少女の頭に三毛柄の猫耳とおそろいの柄のしっぽが生えている。 「……お休み。」 そういうと、あたしは布団に潜り込む。 「リナさん。現実逃避しないでください。現実逃避されたらあたしは、このまま一人で外に出ないといけないんです。」 悲痛な悲鳴をあげながらあたしの体をがくがく揺さぶる。 「わ、わか、わかった。」 視界が、がくがく揺れながらあたしはそう叫んだ。 今の私にわかることと言えば、なにやらものまたもやすごい厄介事に巻き込まれたと言うことだけだった。 ………だからって猫耳はないと思うけれどなぁ。と、どこかさめた頭でそう思った。 「で、何だって猫耳をはやしているのよ。」 と、パジャマ姿であたしが言うと同じくパジャマ姿のアメリアは 「わかりません。起きたら生えていたんです。 リナさんには、生えていないんですね。」 と、アメリアが困ったように言う。 生えてたまるか。そんなもん。 「……とにかく、ガウリィ達にも相談しましょ。まぁ、ガウリィがまともな意見を言うわけ無いでしょうけど、ゼルならまともな意見を言えると思うわ。」 そういうと、あたしはとにかく着替えを始める。 「……そうですね。ガウリィさんは、だめでしょうけれど、ゼルガディスさんなら、良い意見を言えるでしょうしね。」 アメリアもあっさりと肯定して、着替えを始める。やっぱり、アメリアに猫のしっぽも生えていた。 | |||
18473 | はじめまして | コウ | 2009/5/2 13:07:48 |
はじめまして、初めて投稿する者です。下手な文章でしょうけれど呼んでくれるとうれしいです。 これから、書くつもりです。今回は、自己紹介だけです。 | |||
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