◆-それゆけ!冥王魔竜王シャドウ!-覇王フィブリゾ(10/15-22:14)No.60


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60それゆけ!冥王魔竜王シャドウ!覇王フィブリゾ 10/15-22:14

「冥王と魔竜王のシャドウをやってみよう」続編!
あのあと、シャドウ&オリはいったいどうなった!?
彼らの活躍(!?)を描く!

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「・・・ぐぇふぇ!
ったく、なんだよあの女は!こんなにキツくガムテープ貼りやがって・・・」
やっとのことでみかん箱から脱出したガーヴが、伸びをしながら、不満そうにブツブツ言う。
彼の入っていたみかん箱の中で、彼のシャドウが
『暴力はいけない・・・』だの、『話し合いましょ・・・』だのと蚊のなくような声で言っている。
それを見て、小さく舌打ちをするガーヴ。
向こうでは、やはりみかん箱から脱出したフィブリゾが、ごほごほ咳き込んでいる。
「なあ・・・おい、インケン野郎・・・」
話し掛けるガーヴ。
「いーかげん、げほっ、インケン野郎ってのは、ごほっ、やめてくんない・・・・」
「まあ、それはいーとして・・・」
なんにも良くないっての。
フィブリゾはそう思った。
「いーとして、なにさ?」
おうむ返しに問うフィブリゾ。
「・・・どうするんだ?これ・・・・」
「・・・・・・・・」
フィブリゾも、ガーヴの視線の先を見て沈黙する。
そう。二人の視線の先には・・・・・・
今だ、『戦いなんて・・・・』だの、『ラガン様・・・・』だのと呟き続ける二人のシャドウ。
「う゛・・・・・・」
「どうするよ?
こんなモン、とんだお荷物になるだけだぜ?」
二人はしばし考え・・・・・・
@@@@@@@@@@@@@(中略)@@@@@@@@@@@@@@
「いっそのこと、連れてっちゃう?」
「げー!なんだよそれ」
「だって・・・・ほかにどうしろって言うんだい?
なにかいい意見でもあるのかい?ガーヴ」
・・・・・・・
しばしの沈黙。
「・・・・・ねえな。
ちっ・・・・・しょうがねえ・・・・・・そうするか。」
そして二人は、この二つのお荷物を、こともあろうに連れていくハメになったのである。

・・・・・ここは良く分からん森の中(をぃをぃ・・・・)。
いかにも、ゴロツキだの野盗だのが出そうなとこである。
そして・・・・噂をすれば影がさす。
「おいっ!おめーら!」
がさっ!がさっ!
突然、数人の野盗が姿をあらわす。
『きゃああ!』
いかにも乙女ちっくな声をあげながら、木の影に隠れて震え出すシャドウ達。
・・・・マジでお荷物である。
「命が惜しければ金だしな!」
月並みなセリフを吐く。
「・・・・いや。」
はっきりと断言するフィブリゾ。
ここで、もしこいつらを殺そうとしようもんなら、たちまちシャドウのお説教が始まると悟ってのことである。
・・・・もっとも、持ってもいない金なんぞ出せる訳が無い。
「・・・・・へっ。
そうか。そっちがその気なら・・・・・
やれ!」
野盗の声と同時に、聞こえる悲鳴。
「きゃああああああああ!」
・・・・フィブリゾ・シャドウの声である。
「こいつが一番扱いやすそうだったんでね・・・・・
さあ!こいつの命が惜しければ、金だしな!」
・・・はっきし言って、ぜぇんぜぇん惜しくない(冷酷非情)。
むしろ、嬉しいくらいである。
こいつが殺されてくれれば、なんのことはない、お荷物がひとつ、減るのである。
ただ・・・・・・
この野盗たちに、こいつは殺せない。
ガーヴ・シャドウはというと・・・・・
きゃいきゃいさわいで走り回っていやがる。
「いやー!離して下さい!」
叫ぶフィブシャドウ。
「うるせー!黙れぇ!」
「はなしてくださいぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
・・・・その時である。
ずっごおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!
フィブシャドウを中心に、ものすげー大爆発がおこった。
そして、黒い闇のプラズマが、野盗たちの体を這い回る!
術で言うならば・・・・冥王降魔陣(ラグナ・ブラスト)。
しゅー・・・・・・・
煙の消えた後には、へたりこむフィブシャドウと、ケシズミと化した野盗たち。
「・・・・・・・・・」
「なあ・・・・・おまえ・・・・・・・」
「ああっ!なんてひどいっ!」
二人の言葉を遮り、ケシズミに駆け寄るフィブシャドウ。
「しっかりしてくださいっ!」
ケシズミを揺さぶるフィブシャドウ。
ガーヴシャドウは・・・・へたりこんで震えている。
まだひたすら、ケシズミをゆすっているフィブシャドウ。
「ああっ!だれがこんな酷い事をっ!ゆるせないっ!」
・・・・おまえだよ、おまえ。

・・・・・こいつらと会ってから、運命が変わった二人・・・・・
今後も、こんな物と付き合っていかなくちゃならないと思うと、頭が痛くなる二人であった・・・・・・。
ほんっと、先が思いやられるなァ・・・・・・


・・・・なんか、フィブシャドウ中心になっちゃった・・・
全然面白くないし・・・・・・
これを読んだ人、ごめんなさい。
貴重なお時間、こんなゴミのためにつかってしまって・・・・・
ほんっとーに、すいません・・・・・・・・(;;)
続編はだすつもりありませんので、その辺はご承知ください。