◆-姉ちゃん漫遊記-ティーゲル(10/18-17:14)No.108
 ┣Re:姉ちゃん漫遊記-あーり(10/18-19:21)No.109
 ┃┗ありがとうございます〜♪-ティーゲル(10/19-03:59)No.123
 ┗故郷のねーちゃん漫遊記2-ティーゲル(10/19-06:09)No.124
  ┣Re:故郷のねーちゃん漫遊記2-あーり(10/19-18:30)No.132
  ┃┗どうもです〜♪-ティーゲル(10/21-08:42)No.164
  ┗故郷のねーちゃん漫遊記3-ティーゲル(10/21-09:39)No.165
   ┗故郷のねーちゃん漫遊記4-ティーゲル(10/22-23:54)No.209
    ┣Re:故郷のねーちゃん漫遊記4-あーり(10/23-06:44)No.211
    ┃┗お礼♪-ティーゲル(10/23-11:47)No.213
    ┗故郷のねーちゃん漫遊記5-ティーゲル(10/23-15:53)No.215
     ┣Re:故郷のねーちゃん漫遊記5-あーり(10/24-13:31)No.232
     ┃┗お礼♪-ティーゲル(10/24-21:20)No.236
     ┗故郷のねーちゃん漫遊記6-ティーゲル(11/1-03:59)No.304
      ┗Re:故郷のねーちゃん漫遊記6-あーり(11/2-10:52)No.329
       ┗お礼-ティーゲル(11/2-23:32)No.348


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108姉ちゃん漫遊記ティーゲル 10/18-17:14

 え〜投稿二回目のティーゲルです。またおもいついたのでいきたいとおもいます。
故郷のねーちゃん、ルナがゼロスとナーガをおともに諸国を旅するとゆー・・・・
・ではどうぞ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 序章 旅立つ前に

「ねぇ、聞いてる?ルナ。」
 長い話を打ち切ってルナの母、ドナが言った。ルナは一見神妙に聞いているよう
に見えるが、実はきいていないというのは長い経験から分かっている。
「はあ・・・・・・あのねぇ、私も別にあなたにすぐに身を固めろとは言わないわ。
でもね、リナだってもう相手を見つけたのよ?あなただってもう24、そう言うこ
とを考えてもいいんじゃない?」
 ドナがルナにこんな話をしているのはついこの間、はす向かいのマーティがちょ
っとした旅行先でリナにあったという話を聞いたからだ。なかなかの美青年といい
かんじで一緒に旅をしているというマーティの話を聞き、まだなんの浮いた話もな
いもう一人の娘、ルナが気になりだしたというわけである。  
「私に言い寄ってくる人なんてゼフィーリアにはもういないわ。それに・・・・・」
 実は聞いていたらしい。ルナがやっとドナの言葉に反応した。だがそれは肯定で
はなく・・・・・
「わかってる。あなたが気にしているのはスィーフィードナイトの力でしょう?で
もそれは私も・・・・・」
「父さんみたいな人はそうそうころがってない。それに私が動けばいろいろややこ
しいことになるわ。」
 そう言われてしまうとドナには言葉がない。ドナの家系は代々スィーフィードナ
イトの力を継いできた家系である。もっとも特にきまった姓は持たない。スィーフ
ィードナイトはなぜか代々女性であり、結婚する度に姓を変え、その存在を巧妙に
隠してきたのである。まあもっとも、魔族や神族には大分ばれてはいるようだが。
 だが、ルナがゼフィーリアからでれば魔族たちは過剰反応を起こす可能性がある。
「父さんは母さんの力と運命を知って、なお母さんと歩む事を決意したわ。でも、
私の周りにはそんな人はいない。そしてゼフィーリアから出るわけにもいかない。 
相手がいないんじゃお話にもならない・・・・・・そう言う事よ母さん。お休み。」
 ルナは淡々と言ってさっさと自分の部屋に引きこもった。後にはドナが残るだけ・・・・
「でもね、ルナ。私はあなたにも幸せになって欲しいのよ。」
 ドナのつぶやきはルナにはとどかなかった。

 三日後、ドナはしばらく旅に出るといって、でていった。ルナはウェイトレスの
バイトに精をだす日々にもどり、2ヶ月がすぎた。
 あるうららかな日、リアランサーに一人の客が入った。
「いらっしゃいませ!」
 ルナの明るい声に迎えられたのは黒衣をまとった神官だった・・・・・・・

 とゆーところで序章は終わりです・・・・・ってゼロスがラストでちょっとでた
だけ・・・・・・あうっ!石を投げないでください〜。つぎからはもっと軽くなり
ます(ナーガでるし)とりあえず今回のテーマはルナの恋物語!誰とくっつくかは
・・・・・全然決めてませんが。リナの恋物語は世間にあふれてるのでルナッ!
 ちょっと根性入れて書くつもりなので(どーせたいしたもんはできんでしょーが)
お慈悲のある方はなんかつけてやってください(祈り)

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109Re:姉ちゃん漫遊記あーり E-mail 10/18-19:21
記事番号108へのコメント
ティーゲルさん、初めましてあーりと言います。
リナのねーちゃんルナ=インバースが、主役(?)というのがすっごく、
おもしろくていいなぁ(^o^)
あとルナの恋物語ってのがめずらしいです。
それから、ゼロスとナーガがおともって・・・・・・・。

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123ありがとうございます〜♪ティーゲル 10/19-03:59
記事番号109へのコメント

>ティーゲルさん、初めましてあーりと言います。

 どうも、はじめまして♪

>リナのねーちゃんルナ=インバースが、主役(?)というのがすっごく、
>おもしろくていいなぁ(^o^)

ありがとうございます〜☆

>あとルナの恋物語ってのがめずらしいです。
>それから、ゼロスとナーガがおともって・・・・・・・。

ゼロスは何巻かのあとがきでゼロスとルナの話で・・・・というのがあったのでい
れました。ナーガはギャグ担当です。私は書くときはギャグなしだと心臓麻痺おこ
して死ぬので(笑)では続きも読んでください♪

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124故郷のねーちゃん漫遊記2ティーゲル 10/19-06:09
記事番号108へのコメント
タイトルちょっとかえました。混乱したらすいません。

「なんになさいますか。」
 あくまでにこやかにルナは言った。
「ルナ=インバースをお一つ・・・・・なんてのはいかがです?」
 黒衣の神官、ゼロスはそう答えた。
「あいにくうちではそういったものはとりあつかっておりません(はあと)」
 ルナはそう言って特上の笑みを浮かべた。それと同時にゼロスはとんでもないプレッシャーをかんじる。
 どうやらとんでもない仕事をおしつけられたようですね・・・・ゼロスはいつもの笑みを顔にはりつけつつ考えた。
 さて、どう話をすすめるか・・・・・・
「ほーっほっほっほっ!!」
 ゼロスとルナのそんな緊迫感を一気にぶちこわす高笑いが起きた。そちらを見た二人が見たものはテーブルの上で高笑いする皆さんご存じサーペントのナーガ!
「話は後で。」
 いいすてるとルナはナーガに近寄っていく。
「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください。」 
 営業スマイルをあくまで崩さずルナが言う・・・・・がそんなものでナーガの高笑いが止まるわけもない。
「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください。」
 こんどはちょっとプレッシャーを加える。だがとまらない。さらにルナは本気でプレッシャーをかけた。
 ちょっと、洒落じゃすみませんよこれは・・・・見物していたゼロスは思う。精神生命体である彼にはこのプレッシャーは痛みすら感じる。他の客もそそくさと
席を立っているし・・・・・だがゼロスにとってもっと驚くべき事が起きていた。これだけのプレッシャーのもとでナーガは高笑いを打ち切り、言葉を返したのだ。
「ふっ、その程度のプレッシャーでこのサーペントのナーガをびびらせようなんて百年早いわっ!!」
 その程度って・・・・・魔族でもトップクラスの実力のぼくが痛みを感じるほどのプレッシャーですよ?ゼロスのそんな考えにはおかまいなくルナに指を突きつけ
ナーガはつづける。
「そもそも!この私がなんの理由もなくここで高笑いしているわけがないでしょう!!」
「じゃあなんでなんです?」
 ルナが言った。営業スマイルはくずれない。
「ふっ、知れたこと。さんざん飲み食いしたはいーけれどお金が足りないことに気づいて高笑いしてごまかしてたのよっ!!」
「そうなんですか(はあと)」
 ルナはそう言うとナーガをひょいとかつぐとそのまま裏口からでていった。しばらくして・・・・・・
「あっきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
 ナーガの悲鳴が聞こえたかと思うと、次の瞬間静寂が訪れた。
 ああ、獣王さま・・・・・僕は生きて帰れるんでしょーか・・・・・・リナを相手にするぐらいのつもりで来たゼロスは思わず創造者に祈った。
 

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132Re:故郷のねーちゃん漫遊記2あーり E-mail 10/19-18:30
記事番号124へのコメント
ティーゲルさんは No.124「故郷のねーちゃん漫遊記2」で書きました。
>タイトルちょっとかえました。混乱したらすいません。
>
>「なんになさいますか。」
> あくまでにこやかにルナは言った。
>「ルナ=インバースをお一つ・・・・・なんてのはいかがです?」
> 黒衣の神官、ゼロスはそう答えた。
>「あいにくうちではそういったものはとりあつかっておりません(はあと)」
> ルナはそう言って特上の笑みを浮かべた。それと同時にゼロスはとんでもないプレッシャーをかんじる。
> どうやらとんでもない仕事をおしつけられたようですね・・・・ゼロスはいつもの笑みを顔にはりつけつつ考えた。
> さて、どう話をすすめるか・・・・・・
>「ほーっほっほっほっ!!」
> ゼロスとルナのそんな緊迫感を一気にぶちこわす高笑いが起きた。そちらを見た二人が見たものはテーブルの上で高笑いする皆さんご存じサーペントのナーガ!
>「話は後で。」
> いいすてるとルナはナーガに近寄っていく。
>「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください。」 
> 営業スマイルをあくまで崩さずルナが言う・・・・・がそんなものでナーガの高笑いが止まるわけもない。
>「お客様、他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください。」
> こんどはちょっとプレッシャーを加える。だがとまらない。さらにルナは本気でプレッシャーをかけた。
> ちょっと、洒落じゃすみませんよこれは・・・・見物していたゼロスは思う。精神生命体である彼にはこのプレッシャーは痛みすら感じる。他の客もそそくさと
>席を立っているし・・・・・だがゼロスにとってもっと驚くべき事が起きていた。これだけのプレッシャーのもとでナーガは高笑いを打ち切り、言葉を返したのだ。
>「ふっ、その程度のプレッシャーでこのサーペントのナーガをびびらせようなんて百年早いわっ!!」
> その程度って・・・・・魔族でもトップクラスの実力のぼくが痛みを感じるほどのプレッシャーですよ?ゼロスのそんな考えにはおかまいなくルナに指を突きつけ
>ナーガはつづける。
>「そもそも!この私がなんの理由もなくここで高笑いしているわけがないでしょう!!」
>「じゃあなんでなんです?」
> ルナが言った。営業スマイルはくずれない。
>「ふっ、知れたこと。さんざん飲み食いしたはいーけれどお金が足りないことに気づいて高笑いしてごまかしてたのよっ!!」
>「そうなんですか(はあと)」
> ルナはそう言うとナーガをひょいとかつぐとそのまま裏口からでていった。しばらくして・・・・・・
>「あっきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
> ナーガの悲鳴が聞こえたかと思うと、次の瞬間静寂が訪れた。
> ああ、獣王さま・・・・・僕は生きて帰れるんでしょーか・・・・・・リナを相手にするぐらいのつもりで来たゼロスは思わず創造者に祈った。
> 
おー!すっごいおもしろかったです(^o^)
ナーガはどんなめにあったのか!
ゼロスは生きて帰れるのか!
期待して待っています。
あーりでした。


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164どうもです〜♪ティーゲル 10/21-08:42
記事番号132へのコメント
ど〜も書くたんびにコメントくださってありがとうございます〜♪
まだまだかかりそうですけど、よろしくおねがいします。

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165故郷のねーちゃん漫遊記3ティーゲル 10/21-09:39
記事番号124へのコメント
続き〜♪

「結局、あなたはなにをしに来たんですか。」
 営業スマイルをくずさずにルナが言った。
 これはリナさんの時みたいにそれは秘密ですなんて言ったら殺されますね・・・
「先日、あなたのお母様が獣王様の所にいらっしゃって、今度あなたが旅にでられ
るとおっしゃられまして、僕があなたのお目付役として派遣されたというわけです。」
「え・・・・・・」
 ルナの脳裏に2ヶ月前のドナとの会話がおもいだされた。
「母さんも余計なことを・・・・・・」
「じゃ、やめますか?」
「母さんはどうしてるの。」
 ルナが全く様子を変えずに言う。
「カタートにいます。獣王様がおもてなししているはずですよ。」
「わかった。私はカタートへ行くわ。案内して。」
「わかりました。」
 ゼロスは理由を聞くようなまねはしなかった。ただこういうところはリナと姉妹
であるとおもっただけだった。 
 

 その夜ルナは父ガナレオに旅にでるとつげ旅支度を始めた。ちなみに娘が旅に出
ると聞いたガナレオの反応は簡単だった。
「ん、わかった。」
 どういう形にせよルナは翌朝にはもう出発できるようになっていたのである。
 ルナがゼロスとまちあわせた街の出入り口にいくとそこにはゼロスとナーガが待
っていた。
「なんであなたがいるの?」
 さすがにおどろいたルナがナーガに聞く。
「ほーっほっほっほっほっほっ!!あの程度のことでこの私、サーペントのナーガ
が参るとでも思っているの、ルナ=インバース!
 そもそも私がゼフィーリアにきたのはあなたに挑戦するため!ならばあなたの行
くところに行くのが大自然の摂理!」
 どきゃ。
 ルナはナーガを蹴り倒してゼロスに「行きましょ」というとさっさと歩き出した。
「やれやれ・・・・」
 ゼロスは一言ぼやくとルナにつきしたがった。


 てなところで序章おわりです。旅立つだけで3つも使うなというおしかりの言葉
が聞こえてきそうですが、とにもかくにもやっと次回から事件です。ではまた次回
に・・・・・

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209故郷のねーちゃん漫遊記4ティーゲル 10/22-23:54
記事番号165へのコメント
 カタートへむけての旅路は割合のんびりとしたものになった。ルナはあちこち寄
り道するし、ゼロスはゼロスで適当な事件を引っかき回すし、ナーガは当然のよう
に行く先々で事件をおこした。
 結果、一行はカタートとは正反対のゾアナ王国にいたりするわけである。
「いや〜、まいりましたね。全然カタートにたどり着きませんよ。」
 ゼロスが紅茶をすすりながら言う。
「まあ、母さんのことだから魔族の総本山に行ったくらいでどうにかなるわけでも
なし。もともと、あたしに旅をさせたいってのが母さんの狙いなんだからのんびり
したところでかまわないわ。」
 そういってルナは上品に料理を口に運んだ。リナよりはるかに上品だが量自体は
リナと大して変わらない。ゼロスは大分このルナ=インバースと言う女性を把握で
きてきたように思う。
 ようするにもっと怖くなったリナさんと言うことですね・・・・・・・
「でも、ルナ。これからどうするのよ。」
 ものすごい勢いで料理をかっこみながらナーガが言った。
 よく普通にしゃべれますね・・・・・・ゼロスはこのナーガも苦手だった。
 とにかく常識が通じない。しかもその強烈きわまる自意識はゼロスに苦手意識を
おぼえさせた。
 特にナーガに魔族であることがばれてしまったとき彼女の強烈な自意識から発せ
られる生の賛歌はゼロスに大ダメージをあたえた。
 どうも調子がちがうんですよね・・・・・・
 この二人と旅するようになってからどうもろくな目にあっていないゼロスは心の
中でため息をついた。
「さすがにそろそろカタートへ行きましょう。めぼしいところはもうまわっちゃっ
たし・・・・・」
「捜し物はみつかったんですか?」
 旅の本当の目的を知っているゼロスはきいてみることにした。
「分かってることはきかないで・・・・怒るわよ?」
「ルナさん、目がマジですよ・・・・・・」
 ゼロスが迂闊な冗談を後悔したとき、3人にとって懐かしい声が耳に入ってきた。
「おばちゃーん!Aセット10人前〜!!」
「俺はメニューの上から下まで全部だ。」
「リナ(さん)!?」
 おもわず三人の声が重なった。
「えっ!?・・・・・・・・・・ねーちゃん!?なんで!?なんでねーちゃんがこ
んなとこに!?それにナーガにゼロス!?」
「ん、誰だ?」
 大騒ぎするリナとあくまでのんびりしたガウリィの反応を無視してルナはつかつ
かとリナに歩み寄り、リナの首に抱きついた。
「げっ!?」   
「あら、リナどうしたの?」
 にこにこしてルナは腕の中で白目剥いて悶絶しているリナに言った。
「な、なんで・・・・・・・(がくっ)」
「あ、気絶した。」
 ガウリィがあくまで呑気に言った。

 結局、目を覚ましたリナが聞いた事情はリナの想像を上回っていた。
「ちょっと、なんであたしとガウリィがんなことになってることになってるのよ!?
ゼロス、あんたほんとの事知ってるんだから、説明したっていいでしょ!?」
「だってリナさんほんとの事じゃないですか。」
 リナの顔が真っ赤に染まる。ぜんぜん進展してないわけね・・・・・・心中でため
息をついてルナは言った。
「まあいいわ。ガウリィさん、自己紹介がまだでしたね。私はリナの姉でルナと言い
ます。お噂はかねがね・・・・・って・・・・・・」
 ガウリィは寝ていた。どうも事情説明が彼の眠気をさそったらしい。
「リナ・・・・あんたほんとにこんなのがいいわけ?」 
「言わないで。」
 言ってリナは懐から出したスリッパ(鉄板仕込み)でガウリィの頭をはたいた。
「いってぇ・・・・・なにすんだよリナ!」
「なにすんだよじゃないわよ!あんたいつもの事とはいえどーして話の最中に寝る
のよ!?」
「だってよくわかんないしなぁ・・・・・・・」
「努力しなさいよ、努力を!!」
 二人のやりとりを見守るルナの目がいつになく優しいのをゼロスは見て取った・・・
    

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211Re:故郷のねーちゃん漫遊記4あーり E-mail 10/23-06:44
記事番号209へのコメント
ティーゲルさんは No.209「故郷のねーちゃん漫遊記4」で書きました。
> カタートへむけての旅路は割合のんびりとしたものになった。ルナはあちこち寄
>り道するし、ゼロスはゼロスで適当な事件を引っかき回すし、ナーガは当然のよう
>に行く先々で事件をおこした。
> 結果、一行はカタートとは正反対のゾアナ王国にいたりするわけである。
>「いや〜、まいりましたね。全然カタートにたどり着きませんよ。」
> ゼロスが紅茶をすすりながら言う。
>「まあ、母さんのことだから魔族の総本山に行ったくらいでどうにかなるわけでも
>なし。もともと、あたしに旅をさせたいってのが母さんの狙いなんだからのんびり
>したところでかまわないわ。」
> そういってルナは上品に料理を口に運んだ。リナよりはるかに上品だが量自体は
>リナと大して変わらない。ゼロスは大分このルナ=インバースと言う女性を把握で
>きてきたように思う。
> ようするにもっと怖くなったリナさんと言うことですね・・・・・・・
>「でも、ルナ。これからどうするのよ。」
> ものすごい勢いで料理をかっこみながらナーガが言った。
> よく普通にしゃべれますね・・・・・・ゼロスはこのナーガも苦手だった。
> とにかく常識が通じない。しかもその強烈きわまる自意識はゼロスに苦手意識を
>おぼえさせた。
> 特にナーガに魔族であることがばれてしまったとき彼女の強烈な自意識から発せ
>られる生の賛歌はゼロスに大ダメージをあたえた。
> どうも調子がちがうんですよね・・・・・・
> この二人と旅するようになってからどうもろくな目にあっていないゼロスは心の
>中でため息をついた。
>「さすがにそろそろカタートへ行きましょう。めぼしいところはもうまわっちゃっ
>たし・・・・・」
>「捜し物はみつかったんですか?」
> 旅の本当の目的を知っているゼロスはきいてみることにした。
>「分かってることはきかないで・・・・怒るわよ?」
>「ルナさん、目がマジですよ・・・・・・」
> ゼロスが迂闊な冗談を後悔したとき、3人にとって懐かしい声が耳に入ってきた。
>「おばちゃーん!Aセット10人前〜!!」
>「俺はメニューの上から下まで全部だ。」
>「リナ(さん)!?」
> おもわず三人の声が重なった。
>「えっ!?・・・・・・・・・・ねーちゃん!?なんで!?なんでねーちゃんがこ
>んなとこに!?それにナーガにゼロス!?」
>「ん、誰だ?」
> 大騒ぎするリナとあくまでのんびりしたガウリィの反応を無視してルナはつかつ
>かとリナに歩み寄り、リナの首に抱きついた。
>「げっ!?」   
>「あら、リナどうしたの?」
> にこにこしてルナは腕の中で白目剥いて悶絶しているリナに言った。
>「な、なんで・・・・・・・(がくっ)」
>「あ、気絶した。」
> ガウリィがあくまで呑気に言った。
>
> 結局、目を覚ましたリナが聞いた事情はリナの想像を上回っていた。
>「ちょっと、なんであたしとガウリィがんなことになってることになってるのよ!?
>ゼロス、あんたほんとの事知ってるんだから、説明したっていいでしょ!?」
>「だってリナさんほんとの事じゃないですか。」
> リナの顔が真っ赤に染まる。ぜんぜん進展してないわけね・・・・・・心中でため
>息をついてルナは言った。
>「まあいいわ。ガウリィさん、自己紹介がまだでしたね。私はリナの姉でルナと言い
>ます。お噂はかねがね・・・・・って・・・・・・」
> ガウリィは寝ていた。どうも事情説明が彼の眠気をさそったらしい。
>「リナ・・・・あんたほんとにこんなのがいいわけ?」 
>「言わないで。」
> 言ってリナは懐から出したスリッパ(鉄板仕込み)でガウリィの頭をはたいた。
>「いってぇ・・・・・なにすんだよリナ!」
>「なにすんだよじゃないわよ!あんたいつもの事とはいえどーして話の最中に寝る
>のよ!?」
>「だってよくわかんないしなぁ・・・・・・・」
>「努力しなさいよ、努力を!!」
> 二人のやりとりを見守るルナの目がいつになく優しいのをゼロスは見て取った・・・
>    
おーーリナがいよいよ出てきた。
おもしろいですー(^o^)
ルナって強いけど、優しいですね。
次も期待して待っています。

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213お礼♪ティーゲル 10/23-11:47
記事番号211へのコメント
 どうも♪毎度ありがとうございます。やっとでてきたリナですが・・・・たぶん
次回で去ります。ルナの性格についてはリナの性格に大分反映されていると思われ
るのでああなりました。では。

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215故郷のねーちゃん漫遊記5ティーゲル 10/23-15:53
記事番号209へのコメント
「ふう・・・・ゼロス、あたしの部屋に勝手に入らないでって何度言えば分かって
もらえるのかしら?」
 ルナの声に応えてゼロスが現れる。
「いや〜やっぱりばれちゃいましたか。今度はうまくいくと思ったんですが。」
「嘘つきなさい。あなたごときが私から見つからずにすむわけないじゃないの。
それはあなたも分かってるはずよ?」
「まあ、そうなんですが・・・・・」
「で、何の用なの?ただ忍び込みましたなんて言ったら・・・・・わかってるわね」
 ルナはいつもの笑顔をゼロスにむける。ゼロスもいつもの笑顔でかえし・・・・
一種異様な空間ができあがる。
「いえ、さっきリナさんと話してた時のあなたが普段と違って見えまして。ちょっと
きになったもので。」
「魔族のあなたが?冗談でしょう。」
「いえいえ、僕としては本気ですよ。スィーフィードナイトのあなたの心理は僕に
とっても重大な関心事ですから。」
「それがあなたに与えられたあなたの上司の本当の命令?なるほどね。私の人物像
をさぐって戦うときの参考にでもしようとでも?」
「情報はあって困るものでもないですから。」
 すこし殺気だったルナにゼロスはさらっと返す。ルナはあきらめたようにため息
をついた。
「べつに大したことじゃないわ。ただもうリナもあたしの手からはなれちゃったな
と思っただけ。」
「はあ・・・・・」
「あなた達魔族にはわかんないでしょうけどね。娘を嫁にやる父親とか母親ってこ
んな気持ちかなって思ったのよ。」
「そうでもないですよ。魔族にも自分が創ったものに愛着をみせる人がいますしね。
それに僕は仕事柄人間たちと接することも多いですからだいたいのことはわかりま
す。」
「ふうん・・・・・」
 それからルナはぽつぽつとリナとの思い出話を話し始めた。ゼロスは適当に茶々
をいれながら、ルナの話を聞いていた・・・・・・

「じゃ、ねーちゃん、ゼロス、ナーガ。あたし達は城に用ががあるから。」
 そう言ってさっさといこうとするリナの髪をルナはつかんだ。
「まちなさい。なんであなた城なんかに用があるのよ。」
「ここの王様のザングルスとマルチナに呼ばれたのよ。子供が生まれたから祝いに
こいって。」
「ふーん。あなたそんなのと知り合いなの。わかった私も行く。」
「えっ?・・・・・・わかった。」
 一瞬リナはいやそうな顔をしたがことわればなにをされるか分からないので応諾
した。
 
 城へは簡単に通された。国王夫妻の私室へ通され待つことしばし・・・・・・
「おっそいわねぇ・・・・」
 リナが出されたお茶菓子をナーガと奪い合いながらぼやいた。そんなリナの頭を
ルナがはたく。
「やめなさいみっともない。」
 そんな事をしていると赤ん坊をだいたザングルスとマルチナがやってきた。
「やっほーマルチナにザングルス久しぶりっ!・・・・・ってマルチナあんたまだ
そんなかっこしてるの?」
「いいセンスしてるじゃないの。」
 ナーガが余裕の論評をする。
「あらあなたもいいセンスしてるじゃないの。やっぱり・・・・」
 ナーガとマルチナがルナ達には理解できない世界の会話を始める。そんな二人は
ほっておくことにしてルナはザングルスに挨拶した。
「お初におめにかかります、ザングルス王。私はリナの姉でルナ=インバースとも
うします。このたびは世嗣誕生おめでとうございます。」
「んなに堅苦しく話さなくてもいいぜ。リナ、ガウリィ、ゼロス、ルナさん、今日
は俺達の子供の誕生祝いありがとな。」
「呼びつけたのはそっちでしょーが。でその子が?」
「ああ、マルチネス=ゾアナ=メル=ナブラチロワってんだ。」
「まんまだな・・・・・」
 ガウリィがあきれた声をあげる。
「結構かわいいじゃない。」
「男の子?」
「おう、将来は腕利きの剣士になるぜ。」
 ザングルスが親バカ丸出しで言う。
「まあせっかく来てくれたんだ。メシでもどうだ。」
 しばらくぎゃいぎゃいやったあとにザングルスが提案した。
 その提案は全員に受け入れられた。 

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232Re:故郷のねーちゃん漫遊記5あーり E-mail 10/24-13:31
記事番号215へのコメント
おぉっ今度は、マルチナとザングルスが出てきた!!!。
やっぱり、ナーガとマルチナって、気が、あいそうですよね。
それに、性格も似てるし。(^^;
次はどーなるのかなぁ。(^−^)
とっても気になるーーー。

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236お礼♪ティーゲル 10/24-21:20
記事番号232へのコメント
>おぉっ今度は、マルチナとザングルスが出てきた!!!。
>やっぱり、ナーガとマルチナって、気が、あいそうですよね。
>それに、性格も似てるし。(^^;
>次はどーなるのかなぁ。(^−^)
>とっても気になるーーー。
 あと2つか3つで終わるっす。でもリナが今回で去ると言った分際でばっちり
いる様なまねした自分ですからもっとかかるかも・・・・(汗)では。

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304故郷のねーちゃん漫遊記6ティーゲル 11/1-03:59
記事番号215へのコメント
 都合によりながらく続きをかきませんでした・・・・・・・読んでくれてた人ご
めんなさい。とくにかくたびにコメントつけくださったあーりさんごめんなさい。
 では続き。


 会食はいたって平穏であった。小国とはいえさすがに王宮だけあってかなり豪華な料理が出さ
れたし、量もこの大食い集団を満足させるものだった。
「そういえばリナ、ガウリィとの仲ちょっとは進んだんでしょうね。あれからもう3年たってるのよ?」
 食後のお茶などのみながらマルチナが言った。リナがのんでいたお茶をぶちまけた。
「げほっ、げほっ・・・・・いきなりなにいいだすのよマルチナ!!」
「どうもすすんでないみたいね。」
 マルチナがザングルスと顔を見合わせた。ルナとガウリィはだまってお茶を飲み続け、ゼロスとナーガ
はおもしろそうに見物している。
「だいたいなんでいきなりんな話になんのよっ!!」
「だって・・・・」
「なあ・・・・・」
 マルチナとザングルスがうなずきあう。 
「あのときあれだけやっといていまさらなんでもありませんって言われても・・・」
「なあ・・・・・」
 さらにうなずきあうマルチナとザングルス。
 こいつら〜・・・・・・などとリナが思っていると、ルナがガウリィをみすえてに言った。
「私も聞きたいわね。あなたこれからどうするつもり?」
「ん〜俺はリナから離れる気ないし・・・・・・」
「そういうことじゃなくて。あなたリナと結婚するつもりなの?」
「ねーちゃんっ!!」
 リナが顔を真っ赤にして叫ぶ。しかしガウリィの答えは皆の度肝を抜いた。
「うん。」
 彼はうなずいた。そりゃあもうさっくりとうなずいた。はっきり言ってルナはもうすこしで「あっ、そう。」と
流してしまうところだった。
「ちょっとガウリィ!?」
 さらにリナが顔を赤くして叫んだ。
「べつにいいだろ?俺お前の事好きだし・・・・・もしかしてお前俺の事嫌いだったか?」
「え・・・・いや・・・・そーじゃなくてっ!!なんでいきなりそーゆーことをいきなりさっくり言うかということをあた
しはきいているわけ!」
「だっておまえのねーちゃんが聞いたから。」
「いや、だからね・・・・」
「ほーっほっほっほっ!!!まだまだ青いわねリナ=インバース!!!!その程度のことでそこまで動揺するとは!!!!」
 いきなりナーガが割ってはいる。
「う、うっさいわねっ!!だいたい、そんな悩みなさそーなあんたに言われたくないわよっ!!」
「ふっ、私と釣り合う男なんてこの世に何人もいないわっ!!!」
 そりゃいたら・・・・・どんなのだろう?なんとなくルナとゼロスとリナの視線がザングルスに向く。
「ん?」
 ザングルスは怪訝な表情になったが、気にとめず目の前に展開される大漫才を見物していた。


 結局、そのあと話はナーガと釣り合う男の話になってしまいリナとガウリィのことは後に回された。
 会食後、ルナの部屋・・・。
「ちょっとねーちゃん!!どういうつもり!?」
 ちょっとこわかったがさすがにリナもルナにくってかかる。
「どうもこうも・・・・・言った通りよ。あなたたちがこれからどうするか聞きたかっただけ。」
「でもっ・・・・!!」
「ゼフィーリアじゃもう結構有名よ。リナ=インバースが旅先で男こさえたってね。こういうことはさっさと決着つけた方がいいのよ。」
 そう、はやく・・・・・・ルナにはわかっていた。本当に決着をつけなくてはならないのは自分のリナへの想い。
子供はいつか親の元を離れていく。今日ルナが言わなくとも、いつか二人は自分の所に報告に来ただろう。そしてルナははやくリナしかなかった自分の世界を新しくしたかった。
はやく決着をつけたいのは私・・・・・リナが自分の手から完全に離れれば、母さんみたいに誰か好きになれるかもしれない。
「とにかく、彼は意志をしめしたわあなたはどうするの?」
「・・・・・・」
 リナは沈黙し、ガウリィと話すと一言言ってルナの部屋から出ていった。
「ふう・・・・はっ!」
「いたっ!!」
 ルナの短い気合いとともにゼロスが姿をあらわす。
「痛いじゃないですか〜」
「痛いようにやったのよ。そ・れ・と・も滅びないと分からないのかしら?」
「それは・・・・」
「秘密とか言ったら居合で斬るわよ。」
「うっ・・・・わかりました。僕は退散しますよ。」
「まあ待ちなさい。一杯つきあいなさいな。」
 そう言ってルナが備え付けのグラスと上等のワインをだす。
「どういう風の吹き回しです?」
「ゆっくり差し向かいで飲める相手があなたしかいないのよ。ナーガじゃやかましいし、リナ達はどうせ今夜は忙しいだろうから。」
「なるほど。」  
 いつもの笑顔をさらに深くしてゼロスはグラスをとった。スィーフィードナイトと差し向かいで飲む魔族なんて僕だけですね・・・・そう思うとゼロスは妙におかしくなった。
「まったく・・・・・飽きませんね。」 
 皆がさまざまな思いを巡らす夜・・・・・・ナーガはすぴょすぴょ平和に寝ていた事を追記しておく。

 



 いや、もうやっとラストがみえてきました。あとはカタート編とリナの結婚式で終わりです。とりあえず今回やっとルナが子離れしてくれたのでほっとしております。
で、肝心のルナのお相手ですが・・・・・ゼロスで決定しました。というか第1候補だったんですけどね。フェイントでオリジナルキャラとかフィルさんとか、ゼルガディスとかグラウシェラーとか
考えたんですが・・・・・やっぱゼロスです。ラストはゼロスにはちと酷かもしれませんが。では次を早く書けるよう月にでも祈りつつ・・・・

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329Re:故郷のねーちゃん漫遊記6あーり E-mail 11/2-10:52
記事番号304へのコメント
こんにちわ。
たびたび読ませてもらっています。
うーんリナの結婚かー・・・どうなるんだろ。
あールナって、よくわかんないから・・・・・。
でも、続き楽しみに待ってます。
それでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

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348お礼ティーゲル 11/2-23:32
記事番号329へのコメント
>こんにちわ。
>たびたび読ませてもらっています。

毎度ありがとうございます〜♪

>うーんリナの結婚かー・・・どうなるんだろ。

とりあえず全員集合です。誰がそろうかは・・・・・お楽しみと言うことで。

>あールナって、よくわかんないから・・・・・。

 私もよく分かりません(爆)ですがリナの性格から見てかなり本質的にやさしい
人物だとおもっております。
>でも、続き楽しみに待ってます。
>それでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 次を書くときにはツリー沈んでるかも・・・・・(汗)では。