◆-はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。-sasa(10/21-14:14)No.172
 ┣Re:はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。-一姫 都(10/21-15:10)No.173
 ┃┗ありがとうございます!-sasa(10/21-22:30)No.177
 ┣Re:はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。-TOM(10/21-23:31)No.179
 ┃┗ありがとうございます!-sasa(10/22-15:14)No.195
 ┣すっごいわかるきがする(笑)-ようこ(10/22-13:28)No.194
 ┃┗Re:すっごいわかるきがする(笑)-sasa(10/22-15:46)No.196
 ┗第二投稿・「ぜろりな」なゼロスくん+ゼラス様(はぁと)-sasa(10/24-13:15)No.231
  ┗うひょ?ゼラス様だぁ。-TOM(11/2-01:43)No.317


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172はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。sasa E-mail 10/21-14:14

はじめまして! 突然の投稿をお許し下さい。
今まで只の読者だったのですが、ついに道をはずして(?)しまいました(笑)。
短編ほのぼのですので、よろしければ読んでやって下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[あいびき]

その日、久しぶりに大きな町に着いたあたしたちは、ちょっとハメをはずして食堂で宴会になった。小さな宿屋で、貸切りのようなものだったのだ。
ごはんはおいしいし、いつの間にかお酒がテーブルにまぎれている。
ま、たまにはいいでしょ。
ほろ酔い加減でふと周りを見ると、屍のように泥酔している仲間の姿が目に映った。
テーブルに散乱した空き瓶と大差ない格好だ。
「ちょっとぉ〜・・みんなもうつぶれたのぉ〜?」
あたしは節度をもったオトナな飲み方でボトル2本にとどめたというのに。
「むにゃむにゃ・・・わたしの正義の力で・・・・」
「おれのメシかえせぇ・・・」
「う〜んう〜ん・・俺の体がぁ・・・」
みんなわかりやすい寝言である。どうでもいいけどゼル、あんた体ぴくぴくしてるわよ。金縛りか?(←起こさないヤツ・笑)
しばらくぼぉーと仲間をみていたあたしだが、お酒でほてった体を冷やすために外へ散歩に行くことにした。宿の近くに小さな公園があるのだ。

深夜ともなれば人影もなく、噴水のあるその公園には静かな水音だけが響いていた。秋も半ば。公園も落ち葉色に染まっている。
「・・ふう。もうマントなしじゃあ寒いわね」
取りに帰ろうかとも思ったが、ふと見上げた星の美しさに噴水のふちに腰かける。
澄んだ夜空にまたたく、数々の星。
「こんばんは。リナさん」
「ゼロス!?あんたこんなところで何してるのよっ!」
突如あらわれたそいつに、思わず立ち上がるあたし。
「いやぁ・・夜空の美しさに引かれまして」
「魔族が美の鑑賞?へえぇ?」
腕を組んで嫌味たっぷりに斜め見る。こいつにはさんざん利用されてるし、底の見えない奴なのだ。
「あははは。ウソです。仕事の帰りです」
仕事の帰りに偶然合うなんて出来すぎ。今度は何を企んでいることやら。油断は出来ない。
あたしはゼロスのへろへろ笑いを睨つけ、その裏を読もうとする。急激に覚めた酔いに、秋の夜風。適度の緊張。あたしは無意識のうちに腕をさすっていたらしい。
「寒いのですか?リナさん」
ふと気づいたように言うと、ゼロスは闇を渡ってあたしのとなりに来た。
優しく肩を抱くようにあたしをマントで包み、そのまま後ろに引いて噴水に腰かけさせる。
「ちょっ・・ちょっと何をっ!?」
「しー・・・真夜中ですよ、リナさんっ」
「う・・・」
―――― あったかい。魔族のくせに。
優しいくせに強引な力で、あたしを離さない。さらに悔しいことに、そのあたたかさは魅力的で、ふりはらうことができない。
星は夜空を飾り、水音がかすかに耳をくすぐる。

ゼロスの腕に包まれたまま、しばらくの時が流れる。あたしはその心地好さを何とか振り切ろうと、ゼロスをにらむ。
「・・で?本当は何しにきたのよ。言っとくけど、それは秘密ですってのはナシよナシ!?」
格好が格好なだけに実は情けないセリフなのだが、あたしは言った。
ゼロスは楽しそうにくすりと笑い、指を一本立てる。
「もちろん ――――― 」
そのままさりげなく顔を寄せ、あたしの耳元にささやいた。
「リナさんとあいびきをしに(はぁと)」
「あっあいあいあいっ!?」
とんでもないセリフに、ゼロスの体を突き放す。
「くすくす・・真っ赤ですよ、リナさん。脈アリですね」
「ゼロスっ!!」
両腕を振り上げるが、すでにゼロスはそこにいない。
降るような笑い声に空を見上げると、星空を背景に奴が浮いていた。
「ガウリィさんに飽きたら、いつでも呼んで下さいねっ」
「どっどういうイミよっ」
「くすくすくす・・・」
そのままゼロスの体は闇に溶け、笑い声だけがかすかに風に残る。
あたしは茫然と奴の消えた虚空を見つめるが、そこにはもう星空が透けて見えるのみだった。
「・・・か、かえろうっと」
誰にともなくそう呟き、あたしは星空に背を向ける。
暖まった体に風が吹いて、なぜか寂しい気分になるのが不思議だった・・・・。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いかがだったでしょうか?
つくづくゼロスって、愛人タイプだと思うのですが・・・・。
ガウリィは永遠のキープ君(笑)。
あ、カミソリやめて下さい〜。

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173Re:はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。一姫 都 10/21-15:10
記事番号172へのコメント
はじめましてっ
自称ゼロリナ作家の一姫都ですぅぅぅぅっっ(はぁと)
今回は、初投稿っっおめでとうございますぅぅぅぅっっ
やっぱし、ゼロリナは良いですぅぅぅぅぅぅっっ
もーーーーーー、結構結構ラブラブな二人が、見てて幸せになる位
良かったですぅっ
やーーーーーー、ゼロス愛人タイプですかーー(笑)
愛人でもなんでも、二人には幸せになって欲しいですねぇ。
それでは・・・・・
また、次回作を楽しみにしております。

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177ありがとうございます!sasa 10/21-22:30
記事番号173へのコメント
一姫都 様、はじめまして!
こんなに早く読んでもらえるなんて思いませんでした。
今、心臓がばくばく言ってます。ありがとうございますっ!

読者側が多いと思いますが、これからもよろしくお願いします。
また「ぜろりな」書いてくださいねっ!


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179Re:はじめまして&初投稿「ぜろりな」です。TOM E-mail 10/21-23:31
記事番号172へのコメント
はじめまして。TOMと申します。
ゼロリナですか。あなたもついに魅せられたのですね(笑)

ゼロリナには耽美、耽美と言えば泉鏡花と、
読んでて思わず口の端を歪めてしまいました。
いいかんじです。
これからも頑張って下さい。
ともにゼロリナに墜ちていきましょう…(ぉぃぉぃ

では、またどこかで会えることを願って

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195ありがとうございます!sasa 10/22-15:14
記事番号179へのコメント
TOM 様。はじめまして、こんにちは!
読んでくださってありがとうございます。

創作をやっていると、時々むしょーにこっぱずかしいモノを書きたくなります(笑)。
最近寒くなったせいかも知れません(笑)。
ところでこれ、耽美ですか? 知らなかった(笑)。でもハマリそうです(大笑)。

基本的に読者のつもりですが、また書いてしまったらよろしくお願いします。

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194すっごいわかるきがする(笑)ようこ 10/22-13:28
記事番号172へのコメント
本文も素敵でしたが、あたし的には後書きが…(笑)。

>つくづくゼロスって、愛人タイプだと思うのですが・・・・。
>ガウリィは永遠のキープ君(笑)。

すっごくその気持ちよく分かるんですけど…。
思わずにやり、としてしまいました。
はっ、こんなこと書いたら某くらぶの方々に殺されてしまう〜。
でもあたしガウリナとゼロリナのバイだし(笑)。
それってただの節操なしだという声もありますが。
でもガウリナもゼロリナもあたしにとってはそれぞれの魅力があるんですー。
というかスレ二大いい男に(あ、ゼルもいた…)リナちゃんがもてもてな
シチュエーションがうれしいんですよねー(うっとり)。


こんなところで熱く語ってどおすんでしょお。
みーやんさんの小説に火をつけられてしまいました。
とにかくあたしがいいたかったのは、ありがとう、ということなんです
けどね。←早く言えよ。

それではつまらぬ呟きをお聞かせして申し訳ありませんでした。



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196Re:すっごいわかるきがする(笑)sasa 10/22-15:46
記事番号194へのコメント
ようこ 様。はじめまして、こんにちは!

>本文も素敵でしたが、あたし的には後書きが…(笑)。

うふふ。バレましたね(笑)。実は私もそれが言いたかっただけだったりします(大笑)。

>というかスレ二大いい男に(あ、ゼルもいた…)リナちゃんがもてもてな
>シチュエーションがうれしいんですよねー(うっとり)。

いい男はみんなリナちゃんにあげたくなる気持ち、私もわかります(そこまで言ってない?)。
ただ、私がゼロスファンなので、ぜろりなによってしまうのです(笑)。
恋愛経験の浅そうな(?)リナちゃんが、もてもてで振り回されるのはちょっと可愛い気がしますね。

長くなりましたのでこの辺で。読んでくださってありがとうございました。

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231第二投稿・「ぜろりな」なゼロスくん+ゼラス様(はぁと)sasa 10/24-13:15
記事番号172へのコメント
ああっ・・ハマった気がします。どうしましょう・・・(笑)。
別に続きではないです(かぶってるけど)。前回のイメージ崩れるかも・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[MAYOI]


 はじめはただの興味。それが今も興味のままだと、僕には言い切れません。

  『ガウリィさんに飽きたら、いつでも呼んで下さいねっ』
   ・・・・・なんて、ウソですね。

    幾万の人間を殺そうと、幾千の町を燃やそうと、僕は何とも思いません。
    けれど・・それで貴女が傷つくのを見ると、何故かどこかが痛くなります。
    ・・・・・・どうしてでしょう。

      貴女のことが好きだと言ったら、貴女は困るでしょう?
      自虐的な恋・・・なんて、魔族には似合いませんけどね。
      ・・・・・・貴女を泣かせたくはありません。


「・・・・・・・・・・・・・・(怒)」
グレーター・ビースト、ゼラス=メタリオムは、失敗したマニキュアを恨めしそうに見つめ、右手で
筆を握り折った。先ほどから流れ込んでくる、我が子と言うべき部下の魔族らしからぬ感情。
どうやら主が隣の部屋にいることに気づいていないらしい。
ゼラスは筆の残骸を放り出して立ち上がった。

「ゼロスっ!」
ドアを通過するのももどかしく、闇を渡って部下の前に現れる。
「ゼラス様。いらしたのですか?」
主の呼びかけに、瞬時にいつもの笑顔に戻るゼロス。だがゼラスは直前の表情を見逃さなかった。
「・・・・なに捨てられた犬みたいな顔してるのよ」
「そうですか?そんなことありませんよ?」
その見え見えの嘘にあきれ果て、心の中でばか・・と呟く。
「・・まったく。自分で創っといて言うのも何だけど、ほんっと〜に魔族らしくないわねー」
「はあ・・・もうしわけありません」
まるで他人事のようなおざなりな返事に、ゼラスは多少意地悪をしたくなる。
「・・・唯一の部下がこうだと、世間体が悪いのよねー・・・創りなおしちゃおっかなー」
「!・・それはっ・・・・」
見開かれた紫暗の瞳。荒げられた声。
「・・なーに?忘れたくないことでもあるの?」
「・・・・いえ・・・ゼラス様のよろしいように・・・」
目をそらし、従順な言葉を絞り出す。
「くすくす・・冗談よ。本っ当、かわいいわねー」
「・・・・・・・・・・・」

「あんた今日、使い物にならないから、休暇あげるわ」
「・・・は?」
「好きなトコ行けっつってんのっ」
「は・・はあ・・・?」
「みやげはアカフクね。ほら、さっさと行きなさいっ!」
背中を叩いて闇の中に押し出し、しばらく黙って行き先を見届ける。
「・・・・・・・よしよしっ」
ゼロスがようやく方向を定めたのを感じ、面白そうに笑みを浮かべた。
「・・・・ちょっと妬けるわねー・・」
ぬりかけのマニキュアを見つめながら、彼女はそう呟いた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・・・何か親バカなゼラス様になってしまいました。ベタ甘ですみません(笑)。
ぜんぶ季節のせいです。寒いのが悪いんです。こっぱずかしいですぅ(←死)。

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317うひょ?ゼラス様だぁ。TOM E-mail 11/2-01:43
記事番号231へのコメント
ゼラス様ったら、お茶目♪
こんにちは、TOMです。
また読ませて貰いました。

最初のゼロス君の感情が良かったです。
切なげ〜〜〜〜っなとこが。
(TOMは悲恋愛好家♪)

あとはアカフクですね(笑)
わたしも赤福好きです。
ゼラス様もお好きだったんですね

であ、またどこかで会いませふ。