◆-死神降臨 第十二章-amy(11/15-11:31)No.514
 ┗Re:死神降臨 第十三章-amy(11/16-17:53)No.543
  ┗ラリホー-葵(11/17-11:59)No.548
   ┗Re:死神降臨 第十四章-amy(11/17-18:07)No.549
    ┗Re:死神降臨 第十四章-葵(11/18-06:09)No.552
     ┗Re:死神降臨 第十五章-amy(11/18-16:47)No.555
      ┣Re:死神降臨 第十五章-ティーゲル(11/18-22:48)No.557
      ┗アメリアかっこいい!!-葵(11/19-13:21)No.563
       ┗Re:死神降臨 第十六章-amy(11/19-17:57)No.571
        ┗Re:死神降臨 第十七章-amy(11/19-21:02)No.573
         ┗Re:死神降臨 第十七章-まりえ(11/19-21:56)No.577
          ┗Re:死神降臨 第十七章-葵(11/20-12:06)No.584
           ┗Re:死神降臨 第十八章-amy(11/20-17:32)No.589
            ┣Re:死神降臨 第十八章-ティーゲル(11/20-22:46)No.598
            ┗Re:死神降臨 第十八章-葵(11/21-13:00)No.601
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              ┗Re:死神降臨 第十九章-葵(11/22-11:03)No.614
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                ┗Re:死神降臨 第二十章-ティーゲル(11/23-15:08)No.619
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                  ┗Re:死神降臨 〜エピローグ〜-amy(11/23-19:43)No.621
                   ┣Re:死神降臨 〜エピローグ〜-まりえ(11/23-22:02)No.622
                   ┃┗Re:死神降臨 〜エピローグ〜-葵(11/24-09:50)No.623
                   ┃ ┗ ありがとうううううううう!!-amy(11/24-16:33)No.624
                   ┣死神降臨の感想です!-謎氏(11/25-00:27)No.626
                   ┣最終回おめでとうございます♪-ティーゲル(11/25-15:19)No.630
                   ┗Re:死神降臨 〜エピローグ〜-穂波(12/1-00:17)No.709


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514死神降臨 第十二章amy 11/15-11:31

案の定,ツリー沈んじゃいました、、、、
 第十一章読んでない人は「過去の小説」で読んでからの方がいいかと、、、
  では第十二章,どうぞ
===================================
「アメリア、、、、、、
           最後まで,聞いてくれ、、、、、、、。」
 長い沈黙の後,ゼルは静かに言った。
「アルフレッドの額に37が刻んであったのを俺とリナは見た。」
 ゼルの言葉にアメリアはゆっくりと頷く。
「次の日,アルフレッドは死んだ。
       レストランで死んだ男も額に38と、、、、、、」
「、、、、、死んだんですか、、、、、?」
 震える声でアメリアが聞く。
「ああ。そのつぎは39と額に刻まれた男が、、、、、
            そのまた次はリナが、、、、額に40、、、と、、、」
 長過ぎる沈黙が辺りを覆う。
 ゼルは覚悟を決めた。
「お前の額には41の文字が、、、、、、刻んである。」
 一気にアメリアの表情が引きつる。
「私も、、、、死ぬんでしょうか、、、、、、、、?」
 右手で額を押さえながらアメリアが問う。
 ゼルはその問いに答えられない。
「私、、、、死にたくないです、、、、、、。」
 蚊の泣くような声でアメリアは言う。
 当たり前だ。
 誰だって死にたくない。
「アメリア、、、、」
 何を言えば良いのか分からず,ゼルはただアメリアの名を呼ぶ。
「、、、、、、、、、私が死んだら、、、、悲しんでくれます?」
 見上げるようにアメリアがゼルの方に顔を上げ,問う。
「死にたくないんだろう?!!」
 ゼルは何かに憤りを感じて怒ったかのような口調でアメリアに問い返す。
 アメリアはかすかに頷く。
「だったら何故そんなことを聞くんだ!!」
 ゼルの迫力に押されながらもアメリアが答えようとした時だった。

「ゼル!!黒マントが来た!!」
「逃げて下さい!!今レゾさんが足留めをしてます!!」
 ガウリィとゼロスは口々に言う。
「アメリア!黒マントが来た!!」
「黒マント、、、?」
「数字刻んである奴を片っ端から殺してる真犯人だ!!
          黒いマントで顔が見えないんだよ!!」
 口早にゼルは説明をしてアメリアの手を掴む。
「とにかくここから逃げるぞ!!
       知り合いのゴーストが足留めをしてくれる!!」
「知り合いのゴーストって、、、、ゴーストと仲が良いなんて
                         不健康な、、、、、。」
「んなこと言ってる場合か!!」
 なにやらぶつぶつ呟いているアメリアを引っ張ってドアノブに手をかける。
「うわっ!」
 いきなりドアから出現した来るマントに驚くゼル。
 それは片手にぐったりしたレゾを抱えていた。
「レゾ!!」
 ゼルの声と同時にレゾの体が一瞬で消える。
「ゼルガディスさん!!早く!!」
 ガウリィとゼロスが同時に黒マントを押さえ込む。
「死ぬなよ!!」
「もうこれ以上死ねませんよ!!」
 ゼルの言葉にゼロスは軽い調子で言った。
 急ぎゼルはドアを蹴破るとアメリアを連れて廊下を走る。
「ゼルガディス!!」
「どけ!!」
 途中で出て来たスチュワートを殴り飛ばし,ゼルはアメリアを連れてひたすら
走る。
「警察を殴ったら問題になりますよ!!」
「もう遅い!!もう殴った!!」
 その時だった。
 ボトボトッ、、、、、、
「なっ、、、!!」
 目の前にゼロス達がボロボロになって落ちて来た。
「しくじっちゃいました、、、、、、、」
「早く、、、、もう近くに、、、、」
 二人が交互にゼルに言う。
(ゼロスに勝つほどの、、、、?)
「ゼルガディスさん?」
 いきなり立ち止まったゼルにアメリアが声をかける。
「早く逃げてください、、、、、。」
 ゼロスの言葉にゼルはアメリアの手を引いてまた走り出した。

      ゼルの後ろ姿が完全に見えなくなった頃,
         ゼロスはガウリィが消えたことに気付いた。
「もうそろそろ僕の番ですか、、、、」
 自嘲気味に笑って追って来た黒マントと対峙する。
「もう少し遊んでやって下さい。」
 そのままゼロスは黒マントに突っ込んで行った。
***********************************
「あいつからはお前を守れん!!
       こうなったら俺自信がゴーストになって、、、、」
 言ってゼルはスチュワートからすった(犯罪)拳銃を自分の頭につきつける。
「待ってください!!
   死んじゃダメです!!」
 慌ててアメリアがゼルから拳銃をひったくる。
「、、、、一時的に心臓を止める方法なら、、、、あります。」
 しばらく後、、、アメリアが決意の表情で言った。


===================================

 はい!!まだまだ続きそうなこのシリーズ!!(笑)
   一時的に心臓を止める方法とは?

  次回もぜひぜひ読んで下さい。

    ではここらへんで、、、、、、
        
            AMYより
 

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543Re:死神降臨 第十三章amy 11/16-17:53
記事番号514へのコメント

「冷凍して心臓を止め,体を腐らせずにいれば蘇生できます。
                  魚では実験は成功しました。」
(俺は魚じゃないぞ、、、、、、)
 アメリアの言葉に思わず心の中で突っ込みを入れるゼル。
「ここに入って下さい。」
 アメリアが扉を開く。
 そこは解剖用の死体を保存するための冷凍用の倉庫だった。
(まあ、、、ここは病院だし、、、、こんなのがあってもいいとは思うが、、)
 そう,ここはアメリアが勤めている病院だった。
「まじで寒そうだな、、、」
「寒いですよ。
    だってでなきゃ心臓は止まりませんし、、、」
 あっけらかんと言う。
「分かったよ。
   急いでくれ。
     見失うかもしれないし,その冷凍中であんたが襲われるかもしれん」
 半ば諦めてゼルはその中へ入る。
「制限時間は30分。
     それ以上経つと蘇生できません。」
「、、、、分かった。」
「、、、、我慢、、、できますか、、、、、?」
 アメリアの心配そうな顔を見て,ゼルは小さく頷く。
「、、、、始めます。」
 言ってアメリアは扉を閉め,中の気温を一気に低くした。


(寒いな、、、、)
 すでに吐いた息が白くなっている。
(死体も可哀相だな。)
 思って辺りを見回す。
 死体はすでに干涸びている。
 実験に使ったと言う魚もこんな思いをしたのだろうか?
 気がつくとアメリアがこちらを心配そうに見ている。
 ゼルはアメリアにガラス越しに笑いかける。
 顔の水分も氷ってきているので,不器用な笑顔ではあったが、、、、、、
(寒いと眠くなるってのは本当なんだな)
 ゼルはそのまま倉庫の隅に座り込む。
 手で腕を抱えるようにしながら,ゼルはそのまま眠りについた。


(あと2時間45分!!)
 アメリアは時間が経つのが遅いと感じながら時計を見つめる。
 このままゼルの心臓は止まる。
(失敗したら、、、、、)
 アメリアの心に焦燥が走る。
 祈るような気持ちでゼルを何度もガラス越しに見る。
(蘇生できますように、、、、、!!)

***********************************
「まさか本当に上手くいくとはな、、、、」
 つぶやいてゼルは自分の体をしげしげと眺める。
 透き通って床が見えた。
「蘇生しろよ?」
 生前の体に言う。
 ゼル(ゴースト)はそのまま壁を通り抜け,アメリアの方へ行く。
 生前の体をみているアメリアの近くにあるペンを手に取る。
 『上手くいった』
 そう紙に書いてアメリアの目の前でひらひらと振る。
「、、、、、、!!!」
 あきらかに驚いた顔でアメリアがその紙を手に取る。
 続いて嬉しそうに少し微笑んだ。
「良かった。」
 その言葉と、、、
 バンッ!!
 奥の扉が開かれる音は同時だった。
「何をしている!!」
 スチュワートである。
 拳銃を手にアメリアに言う。
「ゼルガディスを連れて行くとはなんという、、、、」
 いいかけてガラス越しにゼルが倉庫の中で死んでいるのを見つける。
「なっ!!」
(しまった、、、)
 ゼルはそう思った。
===================================
 はいお終いです!!
 ちょっと急いでるのでここらへんで、、、、、、

               AMYより

 

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548ラリホー11/17-11:59
記事番号543へのコメント

こんにちは!AMYさん
葵です!!
読みました。
ラリホーですね(意味不明)
シリアスゼルアメ。
かんどおおおおお。
カッコよすぎいいいい。謎めいてるとこもいいっすねぇ。
ゴースト三人もなかなか(^^)
ゼルほんとかっこいいですねぇ。アメリアのために自分からゴーストになるなんて。(仮だけど)これこそ愛の、正義の力だ!!

刑事ヴァルもかっこいいですう。ふふふ。

それでは、続きを楽しみにしてます。






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549Re:死神降臨 第十四章amy 11/17-18:07
記事番号548へのコメント
「どういうつもりだ!!??」
 言ってスチュワートはアメリアに銃口を向ける。
「何故ゼルガディスを殺した!!??」
「殺してなんか、、、、、、」
「じゃあどう説明するんだ?!!この死体は!!??」
「まだ生きてます!!
     あと20分後に蘇生します!!」
(やばいな、、、、、、)
 ゼルはそう思った。
 あと20分しかない、、、、、、、
 黒マントの居場所も分からない、、、、、、、
 このスチュワートもアメリアに何をするか、、、、、、
「こっちへ来い!!」
 言ってスチュワートはアメリアの手を引き,病院からでる。
 ゼルはついていってはいるが,どうするべきか考えている。
「どこにつれてく気!!??」
「警察だ!!お前は重要参考人として拘束する!!」
「あと20分しかないって言ったでしょう?!!」
「うるさい!!」
 荒々しくスチュワートはアメリアを車の方へ引きずって行く。
 その時だった。
 
 ゼルは気配を感じて振り向きざまに横へ移動する。
 ブワッ!!
 音と共に鎌がゼルの横を通り過ぎる。
「!!」
 黒マントだった。
 黒マントはゼルの脇を通り過ぎ,アメリアに近ずく!
「っの野郎!!」
 言ってゼルは手近にあった鉄パイプで黒マントを殴り付ける!!
 ぎりぎりで黒マントを殴り倒し,入れ違い様にアメリアはスチュワートと車で
どこかへ行ってしまう。
「っち,今回は感謝しとくぞ鼻高のFBI野郎。」
 スチュワートに対して謝礼(?)を述べ,ゼルは黒マントと対峙する。
(ゼロスでさえ勝てなかった、、、、俺だけじゃあ役不足だな。)
 そう思ったが今さら後に退けない。
 黒マントが動いた。
 こちらへ向かって来る、、、ゼルのそんな予想に反し,黒マントはアメリアの
乗っている車の後を追う。
(ちいっ!!)
 ゼルも急ぎ黒マントの後を追う。
 ゴーストになった影響か,信じられないほど足が早い。
 あっという間に車に追い付く。
 当然,黒マントも、、、、だが。
「マントなんか被って顔隠すな!!鬱陶しい!!」
 叫び様にゼルは黒マントを蹴り飛ばす。
 信じられないほどあっさりと黒マントは吹っ飛ぶ。
(何でこんなのにゼロスが負けたんだ?)
 ふと疑問に思う。
 思った途端、、、、、、
 ドガッ!!
 一瞬目の前が暗くなったのをゼルは感じながら前のめりに倒れる。
 腹を思いっきり蹴りあげられたのだ。
(この、、、!!)
 悪あがきで腕を振り回す。
 当然のごとく黒マントはそれを軽く避ける。
 つまり、、、、、黒マントは不意打ちで今までゼロス達を倒していたのだ。
「くそっ!!」
 黒マントはゼルには目もくれず,アメリアを追う。
 ゼルも急いで立ち上がり,後を追おうとした時だ。

 右二マガッテ、、、、

 あの時の声がした。
(何?)
 右二マガッテ、、、、
 また同じことを繰り返す。

(一か八か!!)
 少しの逡巡の後,ゼルはその声を信用することにした。
 頼るものがないのだ。
 賭けるしかない。
 近くの曲がり角を右に曲がる。

 急イデ真直グ、、、、、

「真直ぐだな!!」
 思わず確認して走る。
 道を通り終わった途端,アメリアの乗った車が目の前にあった。
「アメリア!!」
 呼んで車に近ずく。
 黒マントはまだ来ていない。
 
 車が急に止まる。

          そこはアルフレッド達の合同墓地だった。

===================================
 短くてすみません、、、、、
 都合のいいところで切ってるンで、、、、、

 あと,葵さんお帰りなさい!!
  久々に感想ありがとうございます!!

   感動してもらえて嬉しいです!!
      これからも頑張りますね!!

    次は第十五章です。
   少々急いでるので,

                    ーでは
                      AMYより

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552Re:死神降臨 第十四章E-mail 11/18-06:09
記事番号549へのコメント

こんにちはー葵です!!
死神降臨第十四章読みました。
アメリアはどうなっちゃうんでしょう・・・どきどきの展開ですね。
後あの声も気になりますね。
私の読みでは多分あの人だ!
でも当たった事ないよな。自分の直感て。

あたしもうAmyさんワールドから抜けられなくなってますよ。
続き!期待してますううう!!
葵                

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555Re:死神降臨 第十五章amy 11/18-16:47
記事番号552へのコメント
「何で墓地で止まるんですか!!??」
 多少の怯えを声に隠してアメリアがスチュワートに問う。
「、、、、、、、、エンスト、、、、、、、。」
(格好わるい、、、、、)
 思わず呆れてゼルはそう思った。
「じゃあ,どうやってあの病院に戻るんです!!??」
「戻す気はない」
「ふざけないで!!」
 アメリアの大きな声を聞いてスチュワートは口を押さえる。
「降ろして下さい!!早く!!」
 急いでスチュワートは車から出ると,木の下で嘔吐する。
 そんなことにも構わず,アメリアはあらん限りの大声で悪口雑言まくしたてる。
 スチュワートは苦しそうに喉元を押さえながらアメリアを睨み付ける。
 アメリアはその鋭い眼光を見て,沈黙する。
「黙ってろ。」
「やあ,男。お前もゴーストに?」
 スチュワートの厳しい声とは裏腹に,柔らかい声を聞いてゼルは振り向く。
「死んじまったのか、、、可哀相に、、、」
「じいさん、、、、、。」
 話し掛けてきたのはゼロス達の事で色々うるさかったあの老人のゴーストだった。


**************************************
「ふむ。いいぞ。
     手助けしてやる。」
 事情を話すと.老人は意外なほどあっさりと言った。
「、、、、、だが武器がない。」
「ある。」
 ゼルの言葉に笑いながら老人が言う。
「お前さんはまだゴーストになりたてだからできないが、、、、
             慣れれば体の一部を武器化できる。」
 言って手をかざす。
 一瞬でそれはマシンガンになった。
 透けて地面が見えたりするが、、、、、、。
「ゴースト相手になら撃てるし,弾ぎれにはならんし、、、、」
「いや、、、その前にどうやりゃんなことが、、、、、?」
 思わず尋ねるゼル。
「ん?まあ,ゴーストってのは心霊プラズマで,プラズマを感知できる奴がゴース
 トをみれるんだが、、、、、、
            まあ,プラズマだし。」
「理由になってないよーな、、、、、、」
 老人の言葉に突っ込みをいれずにはいられないゼルだった。

**************************************
「来たぞ。じいさん。」
「んじゃ,お前さんは黒いのの気を引いとけよ。」
「分かってる。」
 一つ頷いてゼルは黒マントの前に躍り出る。
 アメリア達はついさっき移動したのでとっばちりの心配はない。
「じいさん!!」
 声と共にゼルは横へ飛ぶ。
 その隙間を縫って弾が黒マントに当たる。
 倒れた黒マントの腹をゼルは蹴飛ばす。
「さっきのお返しだ。」
 言った途端!!
 さっと黒マントは身を翻し,老人の所へ走る!!
「避けろ!!じいさん!!」
 声も空しく,老人は吹っ飛ばされる。
 同時に武器化したマシンガンがゼルの方へ飛んできた。
「このっ!!」
 ゼルはそれをさっと拾い,黒マントに向かって撃ちまくる!!
 撃った弾のほとんどが当たり,黒マントが倒れる。
 その上に乗ってさらに頭に撃ちまくる。
 黒マントの体がちぎれ,バラバラになる。
 その中の頭と思われる部分をゼルは地面に叩き付ける!!
「この野郎!!一体誰だ!!??
         マントなんか羽織いやがって!!」
 顔に今もなおくっついているマントを剥がす。
 そこには、、、、見覚えのある顔があった。

***********************************
 スチュワートはもう一度車に乗るためにアメリアの病院の近くに戻って来て
いた。
 そのことにスチュワートは気付いていないが、、、、、。
 手近にいた若者に車を貸してもらうため,スチュワートはアメリアに背を向け,
手帳を若者に見せている。
(今なら、、、、!!)
 アメリアは気付かれぬようスチュワートの後ろに回り,
  そのままスチュワートの首のつけねに踵落としを決める!!
 ドオッ!!
 音を立ててスチュワ−トが倒れる。
「日本で空手やってたんですよ?」
 にまりと笑ってアメリアは言う。
 若者はそのまま逃げて行った。

======================================
 はい!!第十五章終わりです!!

 アメリアの強さがここでやっと出てきました(笑)
 スチュワ−ト、、、、弱い、、、、、、。
 ゼル、、、、、マシンガン扱えるのか、、、、?
 色々な疑問を残す作品です(爆笑)

 あと,葵さん感想ありがとうございます!!
  私なんかのシリーズにハマッてくれて嬉しいですう(はあと)
  あの声が気になりますか、、、、予想,聞きたいですねえ、、、、
 まあ,当たってると思いますけど、、、、、
    最後に分かりますよ(はあと)
  この次は◯△□×が@:/<”#$&%です。
                   (意味不明)
 お楽しみに!!(でもあんまり期待するとあとでがっかりするかも、、、、)
 
 次は第十六章です。

                     ーでは
                       AMYより

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557Re:死神降臨 第十五章ティーゲル 11/18-22:48
記事番号555へのコメント
 どもティーゲルです。さすがプラズマ(笑)なんでもできるもんです。
それはおいといて・・・・とーとー次回で黒マントの正体判明っ!!
あとアメリカ人が空手習うと聞くと胡散臭さ爆発なきがするのは私だけでしょーか・・・・
ちょっとむちゃくちゃですが、次を楽しみにしております。では。

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563アメリアかっこいい!!E-mail 11/19-13:21
記事番号555へのコメント

こんにちは!葵です!
踵落とし・・・すごいわアメリア!!
そんな裏技が!
ゼルガディスも素晴らしいいいいいいいいい!
マシンガンもって。
ゴーストって便利だなぁ。

そうそう!あの声の主。
あたしの予想では・・・リナか、ゼロス。か、レゾかなぁと
思ってるんですけれど、どうでしょう?
レゾはないかな。
それか、ゼルガディスにだけ聞こえるアメリアの声とか・・・。
ううん。
考えがまとまらなくなってしまいましたよ。

ではこの辺で。楽しみにしてまーす。(はあと)

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571Re:死神降臨 第十六章amy 11/19-17:57
記事番号563へのコメント
「お前、、、、地獄に落ちたはず、、、、」
「逃げ出してきたのさ。」
 顔だけなのにも関わらず,苦もなく話す男。
 ゼルも直接の面識はないが、、、、この街に住む人間は大抵知っている相手。
 男の正体はパトリシアと一緒に病院で12人殺したジョンだった。
「、、、ありがとう。」
 不意に声がして,ゼルは後ろを振り向く。
 額に50と刻まれた男のゴーストが立っていた。
「額、、、、、」
「この男が刻んで行った。
      あんたがこいつを倒してくれた、、、、。」
 にこにこと笑って男が言う。
「そんなことより,こいつを地獄に送り返さないとアメリアが、、、、、」
「心配ない。
   私で最後だ。
      こいつは『50人殺す』と言っていた。」
 男が手を差し出す。
 その様子を見てジョンが笑った。
「まだ終わってないさ!!
      50人はアメリカの最高記録!!
         次は62人だ!!
              あの女もまだ殺してない!!
                パトリシアもだ!!
                    50人にも達してない!!」
(こいつ!!変質者か?!!)
 再度撃とうとして,ゼルは硬直する。
 泥状にバラバラだったジョンの体が手からずるりと落ち,マンホールの中へ落
ちて行く。
「このっ!!」
 急ぎゼルもマンホールの中に飛び下りる。
 ジョンの体が集まり,そのまま逃げようとしていた。
「逃がすか!!」
 そのままゼルは飛び掛かり,後ろからジョンの首を絞める。
 ジョンは暴れるがゼルは離さない。
 マシンガンを突きつける。
 撃とうとしたまさにその時だった。
(何だ!!??)
 体にふわりとした感覚がし,ゼルの手から力がなくなる。
 最後に見えたのはジョンが逃げて行くところだった。

************************************
「ゼルガディスさん!!」
 ゼルの視界いっぱいにアメリアの顔が映る。
「、、、、?」
「良かった、、、、大丈夫ですか?」
 少し涙目になっているアメリアを虚ろに眺めながら,ゼルは混乱する頭を整理
する。
(そうか、、、、上手く蘇生出来て、、、、、、)
「!!」
 バッと起き上がり,ゼルは早口で言う。
「取り逃がした!!パトリシアがやばい!!
           あいつ!!
            昔死んだあのジョン=バレットだ!!」
 急いで立ち上がろうとし,ゼルは目眩を覚える。
「ダメです!!もう少し寝てて下さい!!
    パトリシアさんの所には私が行きます!!」
 強引に言ってアメリアは部屋から出て行く。
「アメリア!!」
 止めようと身を起こし,また目眩をおこす。
 足にまだ感覚が戻っていない。
「くそっ!!!」
 床を叩いてゼルは立つことを諦め,手で床を這って行った。
===================================
 ちょっと急いでるのでここまで。
  今日中に続き書きます。

              ーでは
                AMYより

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573Re:死神降臨 第十七章amy 11/19-21:02
記事番号571へのコメント
「パトリシアさん!!」
「先生、、、、?来ちゃダメって言って、、、、」
「そんなこと言ってられませんよ!!
     ジョンさんがゴーストになってて,
           あなたを殺しに来ます!!」
 言ってから始めてアメリアは矛盾に気付いた。
(あれ?黒マントはパトリシアさんのお母さんじゃあ、、、?)
「知ってるわ。」
 アメリアの言葉に淡々とパトリシアは言う。
「いつも夜中にやってくるもの。」
(じゃあなんで嘘を、、、、、?)
「でも私は家から出ないわ。母さんと一緒にいるの。」
 疑問を口に出そうと口を開いた途端,パトリシアはそれを遮るように言う。
 アメリアは慌てた。
「じゃあ,お母さんも一緒に!!
    ここはいくらなんでも危険です!!
         もうすぐ彼が来ます!!
             私じゃあどうしようもないんです!!」
 パトリシアは答えない。
 黙ってアメリアを見ている。
 一層アメリアの焦燥感が強くなる。
「パトリシアさん!!」
 アメリアの呼び声が聞こえたか否か、、、、、パトリシアは小さく微笑んだ。

***********************************
「パトリシア、、、、、こいつも殺そう?」
 パトリシアの隣でジョンが呟く。
 当然アメリアにその姿は見えていない。
「あれも君が殺せたんだ。
      こんな子供みたいな子,簡単だろう?
          俺は殺さない。
            君が殺すんだ。」
 パトリシアの耳もとでジョンは囁く。
 パトリシアは微笑みながら小さく頷く。
「台所に行く時間を稼げ。」
 もう一度ジョンが囁く。
 パトリシアももう一度頷くと,アメリアに言った。
「分かったわ。
   コートを持って来るからあなたが母さんを連れてきて。」
「っはいっ!!」
 嬉しそうに頷いて二階に上がるアメリアを見てから,パトリシアは台所へ向かう。

「パトリシア,好きなのを使え」 
 言ってジョンが指し示したのは,大きな包丁の数々だった。
*************************************
「ブラッドリ−さん!!
    一緒に来て下さ、、、、、、」
 アメリアはブラッドリ−夫人(パトリシアの母親)の部屋で絶句する。
 ブラッドリ−夫人はベッドで血まみれになって死んでいた。
 寝ていた時に殺されたのだろうか?
 目をつむり,仰向けのままベッドと血の海に文字どおり沈んでいる。
「パ,パ,パトリシ、、、、、、、」
 アメリアはパトリシアを呼ぼうと声を出すが,上手く喋れない。
 頭が混乱し,口のろれつが回らない。
 生理的に死体に近づくのが嫌で,後ろに後退する。
 まさにその時だった。

 ブンッ!!

 嫌な予感がして,アメリアが右に素早く移動する。
 見ると包丁が床の絨毯に突き刺さっていた。
「っ!!??」
 上を仰ぎ見るとパトリシアが恍惚とした笑みを浮かべ,こちらを見下ろしている。
『あの子は本当なら精神病院に、、、、、、』
 いつか言ったブラッドリ−夫人の言葉を思い出す。
『精神病院、、、、』
 アメリアは自分でも気付かないほど素早くその場から逃げる。
 急ぎ隣の部屋に入り,内側からカギを掛ける。
「ああああああああああああ!!」
 奇声を上げてパトリシアがドアに包丁を突き立てる!!

 ザンッ!!

 音を立てて包丁がドアを突き破り,こちら側に刃の先がはみでる。
「ひっ!!」
 間の抜けた声を出して,アメリアがドアから離れる。
「ちっ」
 舌打ちが聞こえ,静かになる。

 ドンッ!!

 安心し始めた頃,いきなり銃声が聞こえた。
 ブラッドリ−夫人が絨毯を羽織ったジョンに撃った時の鉄砲だ。
「きゃあああああ!!」
 思わず悲鳴を挙げるアメリア。

 ガシャガシャ、、、

 ドアノブを回す音。
 まだかろうじてカギはかかっているが,破られるのも時間の問題である。
(どうしよう?どうしよう?どうしよう?)
 混乱し,ただただオロオロするアメリア。
 その時。

 ガシャンッ!!

 ドアとは反対方向の後ろの窓で,ガラスの割れる音がした。
(入ってきた!!??)
 身構え,後ろを振り向くアメリア。
 そして、、、、、、
「大丈夫か?!!」
 アメリアの体から力が抜けた。
「良かった、、、敵だったらどうしようかと、、、、」
 心底安心した顔でアメリアが呟く。
 窓には,足に沢山の擦り傷を作ったゼルが立っていた。

***********************************
「ケガ、、、、ないか!??」
「はいっ!大丈夫です!!
    それより足、、、、、?」
 アメリアの言葉にゼルはそっぽを向きながら答える。
「足に、、、感覚がなかなか戻らなかったから。
       その、、、わざとケガさせて感覚を、、、、、」
「ちょっ,大丈夫ですか?!!」
 心配するアメリアに大丈夫だと首を振るゼル。
「よし,ケガないんなら逃げられるな。」
 ゼルの言葉にアメリアはふと疑問を持つ。
「どうやって窓から?」
 ゼルはまたまたそっぽを向き。
「外にある木を登って,枝伝いに、、、、、、」
「危ないじゃないですか!!」
「いや、、、、その、、、、、。」

 ドンッ!!

 無視するなとばかりにパトリシアがまたドアを撃つ。
「ッアメリア!!逃げるぞ!!」
「あっはいって,きゃう!?」
 何かにつまずき,転倒するアメリア。
「え?あっと、、、大丈夫か、、、、?」
「はい、、、ああ!??!」
 足下には蓋の開いたパトリシアの父親の灰が入った壷があった。
「どーしましょう?!!
   パトリシアさんのお父さんの灰を足蹴に!!」
「いいから来いって、、、、これは、、、、」
 落ちてる壷を拾い上げ,ゼルはホコリにまみれた壷の足を手で拭く。
「『ジョン=バレットここに眠る。』」
 ゼルは書いてあることをそのまま読む。
「え?ジョン=バレット?」
「これは父親のなんかじゃない!!
    ジョン=バレットの灰だ!!
      くそっ!!蓋が半開きになってやがる!!」
「半開きっていけないんですか?!!」
「ここからジョンの霊が開放されたんだよ!!」
 言って壷を持ったまま窓に行く。
「持ってくんですか!!??」
「どっかでジョンをここに入れ直して,チャペルのあろとこで浄化しなけりゃならん!!」
 言いながら枝に跳び移る。
 アメリアも慎重にゼルの方へ跳び移る。
「私,いつも小さい頃木から必ず落ちて、、、、、、」
 アメリアの言葉にゼルはアメリアを抱きかかえ,他の枝に跳び移る。
「ゼゼゼ、、、、ゼルガディスさん!!??」
 真っ赤になってアメリアがゼルに講議する。
「恥ずかしがってる場合か!!??」
 言ってゼルは面倒になったのかアメリアを抱きかかえたまま飛び下りる!!
「うきゃうううううううううううううううう!!」

 すとっ!

 綺麗に着地し,そのままゼルは走り出す。
「なんでそんな簡単に着地できるんですかあああああああああ!!??」
「だあああああ!!気にするな!!」
 無茶苦茶なことを言い,ゼルはそのまま逃走した。

===================================
 はい!
  第十七章終わりです!!
 ちょっと出かけたんで,十六章が短くなったこと,お許し下さい。
 今日はちゃんとゼルアメです(はあと)
  ギャグ入ってるケド、、、、、、
 次は第十八章です!
  ぜひ読んで下さい!!
   もうすぐこのシリーズも終わっちゃいますねえ、、、(しみじみ)
  最後まで頑張ります。
   これの後はまりえさん希望の『学園ものゼルリナ』です。
(その次って『学園ものゼルアメ』なんだよね、、、、)

 あと,
 ティーゲルさん,葵さん。
 感想ありがとうございました!!
 嬉しいです!!

 ティーゲルさんの言う通り,なんか胡散臭いですね、、、、
 でもアメリアなら違和感ないし、、、、エへ(はあと)
 葵さんの声について,
   おしいですね。
    あの三人と共通するものがある人物です。
      これ以上は内緒(はあと)
        分かったらパターンでつまんないかも、、、、、

  ではここらへんで、、、、、

              AMYより


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577Re:死神降臨 第十七章まりえ E-mail 11/19-21:56
記事番号573へのコメント
死神降臨おもしろいですね・・・やっぱり・・・もうすぐ終わりですか・・・ん先が楽しみだー!!ゼルアメな話もいいですねえ・・・ほう・・・

学園ゼルリナがんばってください!すっごく楽しみです!!


                短くてすみません(汗)まりえ

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584Re:死神降臨 第十七章11/20-12:06
記事番号577へのコメント

今回ちょっとホラーでしたね。
ちょっと恐かったです。アメリアが追われるとこなんか・・・。
ゼルが来てくれて良かったぁ、と本気で思いましたもん。

死神降臨もいよいよ終盤。
謎が解けていくのはうれしいけれど、このまま終わってほしくないなぁなんて気持ちもあります。

いつもいつも面白い小説をありがとうございます!
続き期待してます!!


PS学園ものゼルリナ。楽しみ(^^)

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589Re:死神降臨 第十八章amy 11/20-17:32
記事番号584へのコメント
「壷に灰を平らに入れてから,水入れろ!!
       それからすぐに蓋をして、、、、」
「この状況じゃできませーん!!」
「分かったよ!!
   この近くに公園かなんかないか!!??」
「そこ,左に曲がって下さい!!」
 アメリアの指示に従い,ゼルは角を左に曲がる。
 公園があった。
「灰を平らにして,水入れろ。」
「あの、、、、降ろしてくれます?」
 アメリアを抱きかかえたまま指示するゼルに,アメリアは懇願する。
 途端に真っ赤になってゼルがアメリアを降ろす。
「、、、、す,すぐに蓋、、、しろよ、、、?」
 しどろもどろで言うゼルにアメリアがこくこくと頷く。
 こちらも真っ赤だ。

「蓋、、、しましたけど、、、、?」
「ああ,すまん。」
 言ってゼルはアメリアから壷を受け取る。
「あとはあいつが来て,俺が合図したら蓋を開けろ。
     もう一度合図したら今度は蓋を閉めろよ?」
 言った途端。

 ゴウッ!
 
 風の音と共にジョンが追いかけてきた。
「まだだぞ、、、、」
 アメリアにそう言ってゼルがジョンの方へ飛び出す。
 ジョンがゼルの間近まで来る。
「アメリア!!」
「はい!!」
 アメリアは急いで蓋を開ける。
 するとジョンが水状になって壷に入って行く。
 ジョンが奇妙な声を挙げる。
「閉めろ!!」
「はい!!」
 蓋を閉めると声が聞こえなくなった。

***********************************
「これで2日は持つが、、、、」
「それしか持たないんですか!!??」
 ゼルの言葉にアメリアが驚く。
「ああ,一度開いちまうとな、、、、、チャペルのあるとこで浄化しちまえばも
 う二度と出てこないが、、、、、この近くにチャペルなんて、、、、」
「あります!!」
 沈むゼルとは打って変わってアメリアが意気込んで言う。
「今は廃屋なんですけど,34年前は病院で、、、、」
「それって、、、、パトリシア達の、、、、」
「あ,ばれちゃいました?」
 テへッとアメリアが舌を出す。
 そんないわくありげな所は嫌だったが,他に思い至らなかったため,ゼルはその
病院へ向かった。

「で,チャペルはどこにあるんだ、、、、?」
「さ,さあ?そこまでは、、、、、、、、、」
 蜘蛛の巣が張り,ホコリの積もった病院内で二人が力なく呟く。
「、、、とりあえず,お前は向こう。
           俺はこっちを探す。
        無ければ今度は二階だ。」
 ゼルの言葉に頷き,アメリアは壷を持ったまま向こう側へ行く。
 自分も探そうとゼルが反対側へ足を踏み入れた途端。

(え、、、、?)
 回りが明るくなり,病院内が綺麗になる。
 人が歩き,話をしている。
 医者や患者の姿も見えた。
(んな馬鹿な、、、、)
 一人の男が布を被せたワゴンを押して廊下を歩いて行く。
 きちんと白衣を着ていたので,普通の人間には病院の物に見えただろう。
 だが,ゼルには見覚えのある顔だった。
 一人の医師らしき人間がそのワゴンを押す人間に声をかけるが,当人は何度呼
んでも振り向かない。
 5,6度目の呼び掛けにやっとワゴンを押す人物が振り向く。
『まずはお前だ。』
 言って男はワゴンの上の布を取る。
 そこには、、、、、大き目の拳銃が一つ,置いてあった。
 男は銃を医師に向け、、、、、
(やめろ!!)
 ゼルは咄嗟に医師をその場から突き飛ばそうとするが届かず,男、、、ジョン
は,微笑みながら引き金を引いた。
 勢いあまってゼルは壁に激突する。
 その音に驚いたのはアメリアだった。
「ゼルガディスさん!!??」
 呼んでもゼルはこちらを見ない。
 反対側の廊下を凝視している。
 、、、、アメリアには何も見えなかった。
***********************************
 ゼルの方へゆっくりと15,6才の女の子が歩いてくる。
 片手にナイフを持ち,微笑みながら、、、、、、
(パトリシア、、、、、?)
 あの老いたパトリシアからは想像が出来ないが,ゼルはなんとなくそう思った。

 チャペルハ二階ニアルヨ、、、、、、

(?!!)
 今まで何度も聞いた声がまたする。
 と,同時に今まで見えていた物が消え,暗く,汚い廊下に戻る。
(何だったんだ?!!)

 チャペルハ二階ニアルヨ、、、、、、、

 また同じ声。
「ゼルガディスさん!!??」
 再度呼んだアメリアの声にはっとして,ゼルが振り向く。
「大丈夫ですか!!??」
「チャペルは二階にある。
         先に行け。」
「でもっ!!」
「行け!!」
 ゼルの声に押され,アメリアは壷を持って階段を上がって行った。

 一人残されたゼルは,ゆっくりと腰を床に落とす。
 それだけでホコリが舞う。
 壁によりかかってゼルは虚ろな目をする。
(あの声は、、、、、、、)
 聞いたことのある声だった。
 自分の間違いでなければ、、、、、
 いや,聞き間違えなどするものだろうか、、、、、?
「まさか、、、、お前なのか、、、、?」
 虚空に向かってゼルが問う。
「なんで俺なんかを助ける?」
 答えは帰ってこない。
「本当に、、、、、お前か?」
 昔の事を思いだす。
 懐かしい、、、、、、。
 自分を恨んでると思ってた。
 あれは自分のミスだったから。
 許してもらおうなどとは思っていなかった。
 あんな若さで死なせてしまったのだから、、、、、、。
「お前なのか、、、、?」
 体から力が抜け,ゼルはずりずりと下に下がっていく。
 三度目の問いにも誰も答えない。
「、、、、、、、、。」
 悲しそうな顔で,ゼルは天井を見上げる。
 もう一度呼び掛けるために息を吸い,声を出す。

         「エリス?」

===================================

 はい!
  第十八章終わりです!!
 なんかムチャクチャどシリアスです!!
 次かその次にリナが出てきます!!
     お楽しみに!!
  次は第十九章です!!

 あと,まりえさん,葵さん。
  感想ありがとうがざいました!!
 まりえさん,読んでくれてありがとうがざいます!!
 葵さん,誉めてくれてありがとうがざいます!!
     どんどん頑張りますから!!

    ではもうそろそろこの辺で、、、、、、、

                  AMYより

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598Re:死神降臨 第十八章ティーゲル 11/20-22:46
記事番号589へのコメント
 ティーゲルです。なんか前回のコメント読み返すと無茶苦茶失礼な事書いた気が・・・・(汗)
御気分を害されたようでしたらごめんなさい。
 さあいよいよクライマックスですねっ!!ゼルとアメリアがどうなるのか、ゴーストリナはどーなるのか?
楽しみにしております。
 短いですがでは。

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601Re:死神降臨 第十八章E-mail 11/21-13:00
記事番号589へのコメント

そうかああああそうだったのかあああああああああ!!
あの声の主はエリスだったのかぁああああああああああ!!
ああああああああああああああああああああああああああ

はぁはぁはぁ。はっ
っこ、こんにちは、エキサイトしてる葵です。
やっぱり私の読みは当たりませんでしたね。
(いいんです。いつものことです)(TT)

赤くなるゼルがかわいかったです。きゃー!(?)
それでは!また、どきどきしながら続きを待ってます!




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605Re:死神降臨 第十九章amy 11/21-20:27
記事番号601へのコメント
「チャペルさ〜ん。出てきてェ、、、、、」
 半泣きでアメリアが部屋を一つ一つ覗きながら言う。
  チャペルはどこにも見当たらない。
「ゼルガディスさぁ〜ん、、、、、」
 零れた涙を拭おうともせず,アメリアはゼルを呼びながら部屋をまわる。
 すでに全ての部屋を回り終わり,これが3度目の見回りである。
 だが見つからない。
「チャペルなんてないですう〜。」
 最後の部屋を点検し,アメリアはとうとう座り込む。
「もう見つかりません〜、、、、」
「そう,ご苦労様。」
 唐突に聞こえた声にアメリアの体が硬直する。
 後ろを振り向くと、、、、、、

        パトリシアが居た。

***********************************
「、、、、、アメリア、、、、、?」
 アメリアの声が聞こえた気がしてゼルは二階へと続く階段を見上げる。
(何か、、、、、あった?!!)
 直感がそう告げる。
 急いで階段を駆け登る。
「!!」
 女の悲鳴が聞こえた。
「、、、、くそっ!!」
 吐き捨てて声のした方に走る。
(あれか!!)
 半開きの扉を蹴飛ばす。
「アメリア!!」
 ドンッ!!
 銃声。
「きゃっ」
 小さい悲鳴を挙げ,アメリアがこちらへ走ってくる。
「何でパトリシアが、、、、?!!
     一階にはいなかったのに!!」
「私はここをよく知ってるもの。」 
 ゼルの声にパトリシアが呟く。
「ジョンを返しなさい。」
「あんたも、、、、殺されるぞ!!??」
「返しなさい。」
 ゼルの言葉が聞こえないのか、、、あるいはあえて無視しているのか、、、
  パトリシアは淡々と言う。
(こいつも狂ってやがる!!)
 ゼルはそう判断し,アメリア(&壷)を抱きかかえ,部屋を出る。
 ドンッ!!
 銃声がゼル達の後を追う。
「チャペルはあったか?!!」
「どこにも、、、、」
 すまなさそうに言うアメリアの頭を撫でながら,ゼルは走る。
(くそっ!!絶対あるはずだ、、、、、)
 あの声がエリスだと思った時点でゼルはその声を疑わなくなった。
(一体どこに?!!)
 ドンッ!!
「!!」
 銃弾がゼルの腕に直撃した。
 痛みからゼルはアメリアを腕から落とす。
「ゼルガディスさん!!」
「先に逃げろ!!」
「でも!!」
「さっさと行け!!」
 ゼルの指示に従い,アメリアは渋々ながら病院の奥へ足を運ぶ。
 ゼルは自分の服の袖を破り,包帯がわりに腕に巻き付ける。
(ジョンを浄化できてもあの女がいる。)
 やっかいだ、、、、、とゼルは感じた。
(いざとなったら、、、、、)
 ゼルは覚悟を決める。
 パトリシアはアメリアを狙っている。
 そうするしかない。
(パトリシアを殺す。)

***********************************
(ゼルガディスさん、、、、大丈夫かしら、、、)
 壷を落とさぬよう気を使いながら,アメリアは思う。
(弾は貫通してたけど、、、、出血を止めなきゃ、、、、ああ,それよりチャペルを!!)
 焦燥感を募らせながら,アメリアは走る。
 誰かに足を引っ張られ,アメリアは転ぶ。
「誰ッ!!?」
 振り向くが誰もいない。
 頭の上にハテナマークを乗せて,アメリアは立ち上がろうと壁に手をつき、、、、、

 ばきっ!

「あ、、、、か,壁が!!」
 壁が割れ,穴が開く。
「、、、、?!!」
 その穴をなんとなしにアメリアは覗き込み、、、、そこにチャペルがあるのを
見つけた。
「あった!!」
 無理矢理壁を剥がす。
 思った以上に簡単に壁の穴が広がる。
 人一人が通れる穴が開いた。
「よし,浄化し、、、、、、」
 そこでアメリアは気付いた。
 自分は浄化の仕方を知らない事を、、、、、、

****************************************
 息を弾ませながらゼルが走る。
 アメリアの後を追っているはずなのにも関わらず,一向にアメリアの姿は見え
ない。
 腕のケガのせいで意識が朦朧とし,足が絡む。
 額には脂汗も出て来ていた。
 身体中ボロボロである。
 腕の出血は一向に止まる様子がない。
(くそっ!!)
 胸の中で毒づく。
 銃声は聞こえない。
 パトリシアの狙いはあくまでもアメリア一人のようだ。

 パタ、、、パタタ、、、、

 ゼルの腕から血がしたたる。
 走ったせいで出血が増えたらしい。
 腕の痛みとともに頭痛もし始めた。
 すでに手の先の感覚はなく,動こうとしない。

 ゼルの体は限界を超えていた。
 ジョンと追いかっけ子もしたし,冷凍されてゴーストにもなった。
 その後,足の感覚を戻すために足にも傷を付けた。
 さらにアメリアを担いであちこちを走り回り,今は腕を銃で撃たれたのだ。
 傷がないところを探す方が難しい。

 ズキッ!!

 急に腕が痛み出す。
 
 ドンッ!!

 同時に銃声が後ろから聞こえた。
 ゼルもターゲットに入ったらしい。
(くそお!!)
 腕を抱え,ゼルは後ろにパトリシアの姿がまだ見えないことを確認してから,
一つの部屋に入る。

 バンッ!!
 扉を乱暴に閉めたため,閉まる音が病院内に響く。
(まずった!!)
 思いながらゼルは部屋のベッドの下に潜り込む。
 せめて腕の包帯代わり布を巻き直す時間だけでも欲しい。
 急ぎ包帯を外すともう一度巻き直す。
 血でベタベタだが,そんなことに構ってはいられない。

 バンッ!!
 信じられないほど早く,パトリシアが部屋に入ってくる。
 片手には懐中電灯を持っている。
(一体どこから、、、、?)
 疑問に記憶が答える。
『私はここのことをよく知ってるもの。』
 下に落ちていた掛け布団を壁にして,懐中電灯で照らしてもすぐには分からな
いようにする。
 一瞬光が布団越しに通り過ぎ,安心する。
 途端に手から布団が消え,当たりが明るくなる。
(見つかった?!!)
 身構えるが何も起こらない。
 ドン、、、、
 さきほどとは撃って変わってまだ柔らかい銃声が聞こえる。
 ベッドの上が激しく揺れ,手が上から降りてくる。
 その手から血がしたたり,声がした。
 この場には似つかわしくない、、、、、笑い声。
 ゼルは前の方を凝視する。
 ジョンが若いパトリシアを抱きかかえて笑っている。
 パトリシアも笑っている。
(これは何なんだ、、、、、?)
 
 いきなり自分の視点が切り替わり,映画のようになる。
 自分の位置うんぬんは関係無く,全てが見えた。
『何人目だ?』
 ジョンが若い、、、、いや,幼いパトリシアに聞く。
 パトリシアがベッドの上の死体を見下ろす。
 死体の額には11の数字が刻み込まれている。
 パトリシアはそれを見て、、、、、微笑んだ。
『11人よ。』

===================================

 はい!
  第十九章終わりです!!

   うわ、、、、血だらけ、、、、

    本当にもうすぐ終わっちゃうなあ、、、、、、
       
      次回は『忘れられてるナンバーワン』が出て来ます。(笑)
    次は第二十章です。

 あと,ティーゲルさん,葵さん。
    感想ありがとうございます!!
      皆感想早いですね。
       嬉しいです!!
  ティーゲルさん,気なんて悪くしてません!!
          安心して書きたいことバンバン書いちゃって下さい!!
 葵さんもいつもいつも感想ありがとうございます!!
       無茶苦茶嬉しいです!!
 (あと,予想外してスミマセン、、、、)
   次章も早く書きますので,ぜひ読んで下さい。

                   ーでは
                     AMYより

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614Re:死神降臨 第十九章E-mail 11/22-11:03
記事番号605へのコメント
こんにちは。!おなじみの葵です!!

ほんと面白いです。ふふ。もうamyさんからは抜けられない・・・。

ゼル、大丈夫でしょうか・・・血が!!
パトリシアさんもなかなか恐いし。
それでは短いですが・・・。続きを超期待しつつ今回はこの辺で。

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616Re:死神降臨 第二十章amy 11/22-12:26
記事番号614へのコメント
(過去、、、、、、、、、、、、、、?)
 ゼルの脳裏にそんな偶像的な言葉がかすめる。
 自分の見ているものが信じられなかった。
 どうやって見ているのだろう?
 ゼルはまだ『過去』を凝視している。
 パトリシアはゼルの後ろに回り,ベッドの下を覗こうと身をかがめる。
 見つかればゼルは殺されるだろう。
 逃げ道がない。

 パトリシアが懐中電灯をベッドの下に、、、、、、
 かしゃん!!
 何かの金属同士がぶつかったかのような音がする。
 パトリシアはそれを敏感に察知し,音のした方へ走っていく。
 ゼルもやっとそれに気付き,音のした方へ、、、、、

  反対二イッテ、、、、、
 
「エリス!!??」
 声は答えない。
 だが,それよりもゼルは言葉に従い少しでもチャンスが欲しかった。
 螺旋状に続く廊下を走り,アメリアを発見する。
 アメリアは,扉が柵でできたエレベーターに乗っており,エレベーターが故障
したらしく中途半端なところで止まっていた。
「アメリア!!」
「チャペルを見つけました!!
   西棟の奥です!!壁の穴の中です!!
           先に行って下さい!!」
 言ってアメリアは壷をゼルに柵の隙間から手渡す。
「出れるか!!??」
「今は無理です!!」
「なら待つ!!」
「ダメです!!先行って下さい!!」
 アメリアの剣幕に押され,ゼルはアメリアの言っていた西棟へ急ぐ。
「早く、、、、、私もここから出ないと、、、、、。」
 言って下に下がるボタンを押す。
 動かない。
「どうしよう、、、、、、?」

 ドンッ!!
 チャリン!

 銃声の後,金属が路上に落ちたかのような音がする。
「!!??」
 見るとエレベーターの床に銃の弾が落ちていた。

***********************************
「まさか、、、、こんなところにあるとはな、、、、、、、。」
 身を屈め,壁の穴からチャペルのある所へ入る。
 壷を落とさぬようにケガをしていない手で壷を持っているので屈みながら壁
の穴を通る時のバランスがとりづらい。
 ゼルの撃たれた腕は痛みを感じなくなったほど感覚がない。
 痛みがないのは良いが,動かないことと腕を重く感じることで疲れが多くなる。
 血が足りないせいか,頭がボーッとするしとてつもなく眠い。
(寝るな、、、、、ジョンを浄化できてもまだパトリシアがいる。)
 自分に言い聞かせ,ゼルはチャペルの方へ歩み寄り、、、、、
「動くな!!」
 声が聞こえ,振り向くと、、、、スチュワ−トがこちらに銃口を向けて立って
いた。
「銃声が聞こえたと通報を受けて来てみればお前がいるとはな、、、。」
 銃口はこちらに向けたままでスチュワ−トが言う。
「アメリアさんはどうした、、、、?殺したのか!!??」
 声をあらげ,こちらに歩いてくる。
「その後生大事に抱えている物はなんだ?」
 壷に手を伸ばす。
「触るな。」
 じろりと睨む。
 一瞬スチュワ−トは後ろに後退するがゼルが傷だらけなのを見て壷を取り上げる。
 体力のないゼルの腕から簡単に壷が抜けた。

「何か入っているのか、、、、、?」
 蓋を開ける。
「ッバカッ!!」
 急いで取り戻そうとするが,間に合わない。
「灰じゃないか、、、、、」
 言ってスチュワ−トは壷をひっくり返す。
 壷から灰がこぼれた。
「なんてことを、、、、、、」
 ゼルのつぶやきと共に,ジョンのゴーストがゆらりと出てくる。
 そして大きな鎌を振りかぶり,スチュワ−トに振り降ろす!!
 スチュワ−トの首が飛び,血が吹き出る。
「きゃああああああああああ!!」
 同時にジョンが消え,女の悲鳴が聞こえる。
「アメリア!!」

*************************************
 エレベーターを,下ではなく上に移動することでエレベーターから脱出したア
メリアはパトリシアと出っくわした。

 ドンッ!!

 また銃声。
「ゼルガディスさん!!」
 叫びながら逃げる。

 ドサアッ!!

 何かに押し倒され,アメリアが後ろに転ぶ。
 起きようとするが起きれない。
 ジョンが上から押さえているのだ。
「さあ,やれパトリシア!!これでアメリカの記録を超える!!」
 パトリシアが恍惚とした笑みを浮かべ,頷く。
 銃で撃とうとし,弾切れに気付く。
「あああああああ!!!」
 小さな子供のようにヒステリーを起こし,パトリシアは銃を打ち捨てる。
 おもむろに,そばに置いてあった包丁を取り出す。
「そんなのじゃダメだ。」
 ジョンの言葉を聞き,子供が怒られた時のような顔をしてから当たりをひっか
きまわす。
 手でつかんだ物を片っ端から投げ捨てる。
 嬉しそうに笑ってからパトリシア斧を取り出す。
 それにもジョンは首を左右に振る。
 また同じことをしてから今度は鎌のような物を取り出す。
「そう,それだ。」
 興奮した顔でジョンが頷く。
 それを見て,パトリシアも嬉しそうに笑う。
 パトリシアがそれを振りかぶり,アメリアの首に降ろそうとした時だった。

「!!」
 パトリシアが声にならない悲鳴を上げ,倒れる。
 ゼルがパトリシアにタックルをしたのだ。
「ゼルガディスさん!!」
 嬉しそうにアメリアが顔を輝かせる。
 しかしそれもすぐに曇った。
 ゼルの顔は蒼白である。
 血が足りないのだ。
 足下もふらついているし,息も荒い。
 腕からはまだ血がしたたっている。
 
 パトリシアは起き上がるとゼルの首を鎌のような物のつかで締め上げる!!
 体力のないゼルは抵抗できない。
 しばらくしてゼルは動かなくなり,パトリシアはそれを打ち捨てるかのように
下にたたき落とす。
 ゼルはそれっきりピクリとも動かない。
「ゼルガディスさん!!」
 アメリアの声にも全く反応しない。
 アメリアは手足をばたつかせるが,やはり起き上がれない。
「ゼルガディスさん!!」
 何度呼んでもダメだった。

          ゼルガディスは死んだのだ。

===================================

 はい!!
  第二十章終わりです!!

    ゼル、、、、、死んじゃいました。

 あと,葵さん。
    素早い感想ありがとうございます。

  『書きなぐり』に来たときにちょうど書いていってくれたみたいで、、、

 くっ一足違い!!

    次は第二十一章です。

     ちょっと急いでるので、、、、

              ーでは
                AMYより

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617Re:死神降臨 第二十章E-mail 11/23-06:14
記事番号616へのコメント
こんにちは。葵です。
ゼル、死んじゃったんですか?(TT)
Oh!NO!状態です。いま。
は、もしかしたらこれでエリスと出会う事になったりとか・・・。
ゼルにはたとえゴーストになってもアメリアを護ってもらいたいです。
なんちゃって。

それでは!この辺で。葵

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619Re:死神降臨 第二十章ティーゲル 11/23-15:08
記事番号616へのコメント
 おおっ!?ゼル死んだ!?どうなるんでしょうか・・・・・・・ホラーものって
ことは・・・・全滅モード?
 ではどうなるか楽しみにしつつ・・・・
 

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620Re:死神降臨 第二十一章amy 11/23-19:15
記事番号619へのコメント
「パトリシア!!今だ!!」
 ジョンの声にパトリシアが頷く。
 鎌のような物を振り上げ,アメリアに再度降ろそうと、、、、、、

 がしいっ!!

 そんな事が聞こえそうなほど,パトリシアを何かが押さえ込んだ。
「馬鹿が、、、、ゴーストになればケガの痛みはないんだよ。」
 ゼルである。
 パトリシアを後ろから押さえ込み,ジョンに不敵に笑いかける。

 パアアアアア、、、、、、、、、

 だ円形の光が落ちてくる。
「ジョン。急がないとパトリシアもあの世へ巻き添えだぞ?」
 光が落ち,ゼルのゴーストの体が浮く。

 ずずずずず、、、、、、

 布を引きずるような音を立てて,パトリシアの体からゴーストが抜ける。
 生前のパトリシアの体が力なく倒れる。
 パトリシアのゴーストと,それを押さえ付けるゼルのゴーストが光に乗り,上
へと上がっていく。
「このっ!!」
 一声あげて,ジョンがパトリシアの足を掴む。
 三人がそのまま光に吸い込まれるのをアメリアは黙って見上げていた。


「放して!!」
「パトリシア!!」
 二人の声を完全に無視し,ゼルはパトリシアを取り落とさぬように気を付けな
がら上を見上げる。

(早く,早く完全に地獄だか天国だかに着け!!どっちでもいいから!!)
 ゼルの心とは裏腹に,未だに先は見えない。
 当たりは色々な色のトンネル内のような,または何かの内臓の中のような、、、 
 そんな中,ゼルは身体中から力が抜けるのを感じた。
(くそっ!!早く,早く着け!!!)

 ビュオッ!!

 強い風が吹き,ゼルの手の中からパトリシアとその足を掴んでいたジョンが下
にゆっくりと落ちる。
(まずった!!!!)
 急いでもう一度掴もうとするが届かない。
 ゼルは何処かに着地する。
 もう一度飛び込もうと足を曲げた時だった。

「行かなくて良い。見てろ。」
 ゼルは慌てて振り向くが誰もいない。
「ゼルガディス!!ざまーみろ!!俺達はまた戻って記録を更新してやる!!」
 ジョンの声とパトリシアの笑い声が聞こえ,ゼルが声のした方を凝視する。

 穴が開いていた。
 そこから見下ろすと二人が下へ落ちていっている。
「、、、、目を覆う光景ですよ。」
 さっきとは明らかに違う声,
 振り向くとゼロスがいた。
「ゼロス!!??」
「見ていた方が面白いかと。」
 目でジョン達を指しながらゼロスは言う。

 悲鳴が聞こえた。
「!!??」
 驚いてそちらを見ると,二人が大きいヘビに体を絞められている。
 ヘビはとぐろを捲きながら二人をぐるぐる巻にしていく。
 ヘビの同体から出て来た小さいが長いミミズが二人の体の中に入っていく。
 耳や鼻,口などの穴と言う穴へミミズが体を潜り込ませる。
「、、、、、、、、、。」
 生理的に気持ち悪く,ゼルは顔をしかめる。
「地獄へのノン・ストップバスですよ。
         ちなみに着くまでずーっとああなってるそうです(はあと)」
 ゼロスが嬉しそうに笑う。
「地獄へのって、、、、ここって天国か?」
「僕がいるんですよ?
    当たり前でしょう?」
(いや,お前がいるから聞いたんだが、、、、、)
 ゼロスの顔を見て,ゼルは訝しげな顔をする。
「天国はいいですね、、、、、
     綺麗ですし,美味しいものもいっぱいあります。
      女性も綺麗ですよ?リナさんやエリスさんなんかの例外もいますが、、、」
 クスリと笑ってゼロスがゼルの後ろを指差しながら言う。
 ゼルは振り返り,
    そこにはリナとエリスがいた。

****************************************
「ゼルガディスさあーん、、、、、、起きてくださいよおー。」
 泣きながらアメリアはゼルの死体を揺さぶる。
 揺さぶり初めて30分は経つが一向に起き上がる気配はない。
「やですうー死なないでくださいいー、、、、。」
 疲れたのか揺さぶるのを止め,アメリアはゼルの体に顔を埋める。
(冷たい、、、、、。)
 アメリアはそう思った。
 氷の様に冷たい。
 それはすでに彼が死んでいることを示していた。
 アメリアはその考えを振払うかのように体を起こし,首を左右に振る。
 
 ゼルの手を掴み,自分の頬に寄せる。
(暖かい、、、、、、?)
 ふとそう感じて,アメリアはゼルの顔を覗き込む。
 そこには,少し顔を赤くしたゼルがこちらを見ていた。


「うきゃあああああああああ!!」
 アメリアが真っ赤になって悲鳴をあげる。
 ゼルはそのまま身を起こし同じく赤くなりながら服のホコリを払っている。
「ゼゼゼゼ、、、、、、、、。」
「ただいま、、、、、」
 ゼルがボソリと言う。
「あ、、、。お帰りなさい。」
 条件反射でアメリアが返事をする。
「っってどーして?!!」
「リナ達に会った。
    お前さんが泣いてるから早く帰れ、、、、だとよ。」
 『リナ』という名前にアメリアが一瞬いやそうな顔をするが,最後の言葉を聞
いて,またまた赤くなる。
「リナには『アメリア泣かしたら殺す』とまで言われたぞ。」
 言ってゼルはクスリと笑う。
 アメリアはますます赤くなる。
「妹のエリスにも同じこと言われた。」
「い,い,妹さんにも?!!」
 慌てるアメリアにゼルは二人の意図に気付いていないのか気軽に頷く。
「ジョン達は地獄行きだ。
   一度こっちに来たからもう来れない。
      要注意人物だからな。見張られる。」
 ポンポンとアメリアの頭を撫でながらゼルが言葉を続ける。
「もう大丈夫だ。」
 優しくアメリアにゼルは笑いかける。
 早く治療をしなければまた危うい体だが、、、、、、
 そのことに気付いているアメリアも,それを忘れてゼルに微笑んだ。
「はい。」

===================================

 はい!
  第二十一章+『死神降臨』
    終わりです!!

 おまけで『〜エピローグ〜』をどうぞ。


                 AMYより

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621Re:死神降臨 〜エピローグ〜amy 11/23-19:43
記事番号620へのコメント
 ゼルとアメリアは丘で一緒にお弁当を開いている。
 見晴しがよく,フェアウォーターの街が全て見渡せた。
 丘には適度に草が生えており,青々しい,いい香りが当たりを包んでいる。
「ゼルガディスさん。はい。あ〜ん。」
「いや,いいって,自分で食う。」
「利き手ケガしてるのに何言うんです!!
      直るまでずうーっと私が面倒みてあげますから(はあと)」
 ゼルの首から吊るしている右手を指差してアメリアは言う。
 ゼルは傷だらけで,
    身体中バンソ−コ−や,湿布が貼ってあったりする。
 まさに満身創痍。

「ようっ!ラブラブだなあ。」
 パトカーでやってきたヴァルガ−ヴがゼルをちゃかす。
 案の定,ゼルは真っ赤になる。
「あ,ヴァルガ−ブさん。
      こんにちわあー。」
 よほど機嫌がいいのかアメリアがニコニコしながらヴァルガ−ブにあいさつを
する。
「おう,
  ところでゼルガディス。
    この間の事件の事,本にして売りに出してみるっての、、、、どーだ?」
 ポケットに手を突っ込みながらヴァルガ−ブが言う。
「んーそうだなあ、、、、。」
 ゼルは少し考え,パトカーの方を眺めてから言った。
「そこのパトカーにいる天使さんに協力してもらえよ。」
「?」
 ヴァルガ−ヴは振り返り,パトカーを見るが,誰もいない。
 
「、、、、負けたよ。諦めるさ。
       じゃあ,俺,仕事あるンで。」
「ああ,またな。」
 笑ってからヴァルガ−ヴはパトカーに乗り,丘から出ていく。
 パトカーの後ろの席にはスチュワ−トのゴーストが座っている。
(とりつかれるかもなあ、、、、あいつ。)
 教えた方がいいかもしれないとゼルが考え始めた時だった。

「スチュワ−トさん。
     ヴァルガ−ヴさんにとりつかないといいですけど、、、、」
(?)
 アメリアの言葉に驚き,ゼルはアメリアの方へ振り返る。

「な、、、、んで?!!」
 ゼルの言葉にアメリアは笑いながらゼルに顔を近づけ,ゼルの言ったことのあ
るセリフを口に出す。


「そういう大きな事件にまきこまれると霊感に目覚めることがあるんです。」

 そのままアメリアはゼルに勢い良く抱き着く。
 ゼルは病み上がりのせいでそのまま倒れる。
 アメリアはゼルの上に乗ったまま,ゼルの耳もとで囁く。

「大好きです(はあと)」

 ゼルの顔はその日,
    リンゴより真っ赤になったとさ。


            ーENDー

===================================

 はい!!

 『死神降臨』終わりですううううう!!!!!!

 最後はなんか甘々!!

   あと,葵さん,ティーゲルさん。
      感想ありがとうございました!!
        
  次は『学園もののゼルリナ』です!!
    その次が『学園もののゼルアメ』なので,同じツリーに書こうと思いま
     す。

  ただ、、、、、その、、、、ギャグになっちゃうかと、、、、、
  
 その上,シリーズじゃないです。

    リクエストしてくれたまりえさん,謎氏さん、、、、、
       すみません、、、、、

    では急いでるので、、、、、

                    AMYより

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622Re:死神降臨 〜エピローグ〜まりえ E-mail 11/23-22:02
記事番号621へのコメント
りんごより赤い顔のゼル!かわいいですね!ほしいです!(←おいおい)

次の、学園ものたのしみです!ギャグわらかしてもらいます!

それでは、短いですが。
                    まりえ

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623Re:死神降臨 〜エピローグ〜E-mail 11/24-09:50
記事番号622へのコメント

終わってしまいました。
一言いわせていもらうなら・・・
超!面白かったですうウウウウウウウウ!!
最後がとくによかった(^^)です。
ヴァルはちょっと気の毒ですけど・・・

恐い2人も地獄に落ちたし。これから幸せだねぇゼルガディス。

さて、次は学園物しかもギャグ。笑わしてもらいます!
でわでわ 葵

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624 ありがとうううううううう!!amy E-mail 11/24-16:33
記事番号623へのコメント
葵さん,まりえさん。
  感想ありがとうございますううううう!!
   物凄く嬉しいですううううううううううう!!

  次の学園ものは新規投稿にするので,表示は上の方です。
  ぜひぜひ読んでやって下さい。

   あと,シリーズにするほどのネタがないのでシリーズじゃないです。
   その上,『ラブラブ』じゃないです。
       思いっきりギャグです。

  リクエストして下さったまりえさん,謎氏さん。
    重ねてお詫びします。

     すみませんんんんん!!

 あっ,そうそう,『学園もの』のあとは『アクションもの』なんですが,
     ちょっと(?)寄り道して遊んじゃうかもしれません。

 ゼロゼルが無性に書きたくって、、、、、、

      では今日中に書こうと思っています。
                  (『学園もの』ゼルリナ)

      頑張りますので応援して下さい。

                  ーでは
                    AMYより

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626死神降臨の感想です!謎氏 11/25-00:27
記事番号621へのコメント
こんにちは。
リクエストしてから今まで沈黙を守ってきた謎氏です・・・。
死神降臨、最後まで読ませて頂きました!

すごく、面白かったです!パトリシアちゃんが怖い・・・
最後辺りでアメリアを殺そうと武器を探しているところが、特に。
弾切れでヒステリックをおこす所とか、この辺りのパトリシアは
どこか童女じみていて、その様子とやっている事のギャップに
ぞくぞくものです。手に釜を・・・じゃなくて鎌を持って
微笑む女の子・・・怖い〜!!!でもこの怖さが
たまらなく良いです!

ゼルガディスもすごく格好良かったです。ゼル好きな私には
とても嬉しい!あそこで死んじゃうとは思わなかったので
少し驚いてしまいました。かと思えばリンゴよりあかくなったり
アメリアを姫抱きしたまま指示を出すなどちょっとお間抜け(・・・)
な所もあったりして可愛い!

アメリアも可愛くて良い娘だったけど、リナもエリスも女の子は
皆良い子ばかりで・・・あと、実はアルフレッドがかなり気に入ってました。情けなくて兄馬鹿で・・・いい味だしてました。

学園物も、楽しみにしています。実はゼルリナVer.の続きも、
とても楽しみだったりします。死神降臨のリナもすごく好きでした。
死んじゃったのは勿体無かったなぁ・・・。

最後の二人、とても可愛かったです。らぶり〜♪
ただヴァル刑事(カッコイイ!)の行く末がとても不安ですが(笑)
では、これからも頑張って下さいね。
感想、すごくヘタでごめんなさい・・・・・・。

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630最終回おめでとうございます♪ティーゲル 11/25-15:19
記事番号621へのコメント
 最終回おめでとうございますっ!!スチュワートがヴァルにとりついてますね〜
ゼロスが成仏してるし・・・・・なんかほんわかしたラストでいい感じでした。
なにしろ途中で全滅かっておもえるほどピンチになってましたからね〜緊張したあとに
ほんわかするのはいいものです。
 あとちょっとしたことですが、ヴァルってやっぱ元ストリートギャングとかそう言う
のから堅気になったんですか?
 なんとなくきになったっす(笑)では。

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709Re:死神降臨 〜エピローグ〜穂波 12/1-00:17
記事番号621へのコメント
えーと、リクエストしたくせに感想遅くなりましたが(^^;)、死神降臨、全部読ませていただきました!

アルフレッドの兄バカぶり、ゼルとリナの微みょ〜な関係、ゴーストなゼロス達(笑)、ゼルアメラブラブ、楽しく拝見しました。

刃物振り回してるシーンとか、ゼルがゴーストになってアメリア守ろうとするくだりとか、結構好きです(刃物と守りが同一線にあるって一体・・・笑)。

まぁ、全ては
>「大好きです(はあと)」
>
> ゼルの顔はその日,
>    リンゴより真っ赤になったとさ。
これに要約されている気もしますが・・・(笑)。
ゼル〜、押し倒されて告白されて・・・なんか、しみじみと幸福者だな。

面白かったです、リクエスト応えて下さりありがとうございました!