◆-寄り道5-まりえ(11/30-21:04)No.707
 ┗Re:寄り道5-葵(12/1-12:49)No.711
  ┗おこちゃますれいやーず11-まりえ(12/2-21:26)No.729
   ┗Re:おこちゃますれいやーず11-葵(12/3-11:47)No.731
    ┗魔術研究同好会1-まりえ(12/3-19:43)No.735
     ┗魔術研究同好会2-まりえ(12/3-19:44)No.736
      ┣Re:魔術研究同好会2-葵(12/4-11:24)No.746
      ┗Re:魔術研究同好会2-朱夏(12/4-11:52)No.747
       ┗魔術研究同好会3-まりえ(12/4-17:44)No.754
        ┗Re:魔術研究同好会4-まりえ(12/4-21:09)No.757
         ┗魔術研究同好会4-まりえ(12/4-21:11)No.758
          ┗Re:魔術研究同好会4-葵(12/5-10:37)No.762
           ┗Re:魔術研究同好会4-amy(12/5-11:22)No.765
            ┗Re:魔術研究同好会4-まりえ(12/6-10:36)No.776
             ┗うわー間違えたっ(大汗)これ5です!-まりえ(12/6-10:38)No.777
              ┗おこちゃますれいやーず12-まりえ(12/6-10:39)No.778
               ┗Re:おこちゃますれいやーず12-葵(12/7-13:35)No.784
                ┗おこちゃますれいやーず13-まりえ(12/7-20:06)No.791
                 ┗魔術研究同好会6-まりえ(12/7-20:07)No.792
                  ┗Re:魔術研究同好会6-葵(12/8-11:44)No.798
                   ┗おこちゃますれいやーず14-まりえ(12/8-20:46)No.800
                    ┗魔術研究同好会7-まりえ(12/8-20:47)No.801
                     ┗Re:魔術研究同好会7-葵(12/9-13:07)No.809
                      ┗魔術研究同好会8-まりえ(12/9-19:20)No.814
                       ┗Re:魔術研究同好会8-葵(12/10-06:24)No.820
                        ┗信頼-まりえ(12/10-17:36)No.824
                         ┗魔術研究同好会9-まりえ(12/10-17:37)No.825
                          ┗Re:魔術研究同好会9-葵(12/11-10:36)No.828
                           ┗魔術研究同好会10-まりえ(12/11-16:18)No.830
                            ┗魔術研究同好会11-まりえ(12/11-18:17)No.832
                             ┗魔術研究同好会12-まりえ(12/11-20:09)No.834
                              ┗魔術研究同好会13-まりえ(12/12-09:25)No.839
                               ┗Re:魔術研究同好会13-葵(12/12-13:35)No.842
                                ┗魔術研究同好会14-まりえ(12/12-19:26)No.846
                                 ┗彼女から彼に(ぜるりなです♪)-まりえ(12/12-22:17)No.847
                                  ┗彼女から彼に(あめがうです♪)-まりえ(12/13-09:48)No.850
                                   ┗現代スレ〜クリスマス〜-まりえ(12/13-12:06)No.851
                                    ┗Re:現代スレ〜クリスマス〜-葵(12/13-12:34)No.852
                                     ┗信頼ぜるあめ(上と別もん)-まりえ(12/14-22:14)No.868
                                      ┣めちゃくちゃ短い話-まりえ(12/14-22:15)No.869
                                      ┃┗Re:めちゃくちゃ短い話-葵(12/15-07:59)No.872
                                      ┃ ┗Re:めちゃくちゃ短い話-まりえ(12/15-09:34)No.873
                                      ┃  ┗↑また題名まちがえました・・・がうりなです-まりえ(12/15-10:58)No.875
                                      ┗わーい、兄妹ネタだ!-穂波(12/16-01:11)No.878
                                       ┗Re:わーい、兄妹ネタだ!-まりえ(12/16-13:51)No.879
                                        ┗↑また題名まちがえました・・・・・(死)おこちゃまの15です-まりえ(12/16-13:53)No.880
                                         ┗おこちゃますれいやーず番外3-まりえ(12/16-13:54)No.881
                                          ┗信頼ぜるあめ・アメリアばーじょん-まりえ(12/17-13:57)No.884
                                           ┗Re:信頼ぜるあめ・アメリアばーじょん-葵(12/17-14:33)No.885
                                            ┗信頼がうりな・リナばーじょん-まりえ(12/17-21:48)No.887
                                             ┗Re:信頼がうりな・リナばーじょん-葵(12/18-12:14)No.892
                                              ┗ふたりのひみつ-まりえ(12/18-22:27)No.895
                                               ┗きゃっほおおおおお。(お馬鹿)-葵(12/19-14:27)No.898
                                                ┗素直になれる日-まりえ(12/20-20:54)No.903
                                                 ┣Re:素直になれる日-(12/21-07:17)No.905
                                                 ┗そして世界はガウリナさっ-祝もとむ(12/21-11:47)No.908
                                                  ┗祝もとむさん&葵ちゃんへ♪-まりえ(12/22-14:45)No.932


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707寄り道5まりえ E-mail 11/30-21:04

ぐはっ…ツリーが落ちとる…


寄り道5がうあめです。ぜるりなは結構見るけど、がうあめって見ないですよね…

「はぐうううぅぅぐぐぅ!ガウリイ!それあたしの肉っ!!」
「食わないからいらないのかと思ってたぜ!」
あ…リナさん…思いっきり青筋たってます…
「ふーんそういうこと言うんだ?じゃあいただきっ!!」
「あぁっ!?俺のローストチキンサンド!!」
……いつもながらすごいですよね…リナさん達の食事風景って…リナさんのお皿に手を出そうもんなら、本気でフォークで突き刺されそうになるんですよね……
「おまえら…よくやるな…」
ゼルガディスさんもあきれてます。当然ですよね…
「何よゼル!なんか文句あんのっ!?」
…すごい…食べながら喋ってる…いつ見てもなれませんね…わたし…
びくっ
リナさんと目が合っちゃいました…
「…そういえば、アメリア今日元気無いわね、どうかしたの?」
「いえ、別に…」
わたしは慌てて手をぱたぱたと振ります。
あらためてガウリイさんとリナさんって仲いいなあと思ったくらいで…
つきん
「…本当に、仲がいいですよね…お二人共」
「むぐはっ…なっ!何言ってんのよっ!?」
リナさん…汚いです…
「仲良いだろう?おまえらは。毎日間接キスしてるしな」
ゼルガディスさんが言います。
……どういうことでしょう…?
「なんのことよっ!?」
リナさんは真っ赤になって怒っています。
「食事中、フォークとナイフ、ぶつけあってるだろう?そうしたら、いつも間接キスしてるって言えるだろ?」
そういう考え方もあるんですね…
わたしは思わず感心してしまいました。
「あのねぇっ!?そーいうのは間接キスって言わないわよ!生きるための戦いよっ!?」
…生きるための戦いって…
「リナさん、照れてばっかりいないで、素直に認めたらどうですか?」
「…随分不機嫌ね、アメリア。やっぱり今日変よ?」
リナさんが眉をよせてわたしの顔を覗き込みます。
「ほうっておいてください!わたしだって考え事の一つや二つあるんですから!」
あ…しまった…つい怒鳴ってしまいました…リナさんは心配してくださってたのに…こんなの正義じゃないです。正義のヒーロー失格ですぅ…
「あ…」
ばこっ!!
ガウリイさんが何かを言いかけたとき、リナさんがからになった皿をガウリイさんの顔面になげつけました。
痛そうですぅ…
でも…『あ…』ってなんでしょう?
「あんたは何も言うなあっ!!」
すっぱあああああああぁぁぁぁんっ☆
リナさんがスリッパで殴りなおします。
「で、どうしたんだ?アメリア、っときかないほうがいいんだっけか…」
ガウリイさんが心配そうに見ます。
どくん
顔が火照ってきます。
どうしましょう…
「アメリア、あんた熱あるんじゃない?ほら、やっぱり少し熱いわよ」
リナさんが額に手をあてます。
「…そうですか?」
そう言われてみると、頭がぼーっとする気がします。
「今日は寝てなさい。ほら!立って!部屋行くわよ?」
リナさん、こう見えて結構面倒見がいいわよね…
ガウリイさん、リナさんの何処が好きなんだろう?


「アメリア、あんた悩みあるでしょう?」
え!?
「リナさん…どうして…」
「やっぱりね。超合金娘のあんたが風邪なんて考えらんないから、知恵熱だろうと思ったの!」
リナさんはわたしの布団を整えながら、なんか酷いことを言われたような気がしましたが、どうやらかまをかけられたみたいです…
「ずるいです…リナさん…」
「何がよ?」
リナさんがわたしのベットの端に座りながら怪訝な顔をします。
「リナさん、ガウリイさんスキなんでしょう?」
「なっ!?アメリアっ!!?」
リナさんの顔に朱がさします。
「どうなんです?」
「…ちがうわよ…」
とても小さな声でした。
「とぼけないでくださいっ!!」
「とぼけてなんかないわ!ほんとに違うのよ…」
リナさんは目をふせます。
綺麗です…
でもとてもしんどそうで、罪悪感がしてきました。
「でも…ガウリイさんは…」
「ガウリイはあたしの保護者。それだけよ」
つきん
わたしは…リナさんよりも、子供で…
「でも…」
「アメリア、なんでこんな事聞くの?」
「え…」
それは…
リナさんの緋の瞳がわたしを直視します。
「それは…」
はじめは、光の剣士。とても正義っぽくて、わたしは憧れて…それで…
リナさん
とても興味がありました。宮殿で、なにも楽しい事がない。正義とは、必ずそれらしいものだと信じていました。
でも、リナさんに出会って
正義を語っても正義じゃないこともあって、自分に正直に、おもうまま、自らが正しいと思うことが、その人にとっての…正義…
見かけだけ正義じゃだめなんです。正義を語るだけじゃだめなんです。
見守る強さ。守る強さ。全部を守りたい。
「わたしは…」
「アメリア、もしかして…ガウリイ…」
「やっ…!……わたしは…リナさんよりも…子供なんですよ?どうして…そんな…」
リナさんの目にはありありと信じられない色がうかんでいる。
「アメリア」
リナさんが優しく微笑んだ。
「リナ…さん…」
「聞いちゃったからね…あたしの好きな人も教えてあげる」
リナさんがわたしの耳傍で囁いた。
「実は…ゼルなの」
え゛え゛えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!??
「ちょっと!恥ずかしいじゃないっ!そんなにじろじろ見ないでよねっ」
リナさんが赤くなって睨む。
でも、でも、でも
リナさんが目を宙に泳がせながら頬をかき言う。
「あたしはアメリアもゼルのこと好きなんだとばっかり思ってたんだけど…」
えっ!?
「なんでですかぁっ!?」
「…まあいいじゃない♪誤解もとけたことだしぃ…お互い頑張りましょ!あいつら結構鈍感そうだし、ね?」
リナさんは最近とても綺麗です。それはゼルガディスさんに恋をしていたからなのでしょうか?
「はい!負けませんよっ!」
ぷっ
リナさんがふきだす。
「なっによそれ〜!」
リナさんがわたしの頭をかるくこづきました。
わたし達はお互い顔を見合わせて笑い出してしまいました。

どこか心が軽くなりました!
覚悟していてくださいね!ガウリイさん!
わたしのせい…じゃなくて愛の炎を見せてあげましょうっ!!

                          おわり

う〜ん…がうあめ?…かなぁ…アメリア→ガウリイ→(?)リナ→ゼル…かな?これ……めずらしいもの好きなのかなぁ…私……途中何度りなあめにしたかったか……(一部だけ読むとりなあめかも?)
それでは
                         まりえ



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711Re:寄り道512/1-12:49
記事番号707へのコメント

今日はぁ。葵です。
ガウアメってすっごい新鮮ですねぇ。
一番歳の差あるし。
そう言えばガウリイっていくつなんでしょう。
アメリアは十六ぐらいでしょうけど。
うーん。ま、愛にとしなんて関係ないわ!!

それではこの辺で。葵







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729おこちゃますれいやーず11まりえ E-mail 12/2-21:26
記事番号711へのコメント
おこちゃますれいやーず11

「姉ちゃん、もしかしてすっごく怒ってたのかなぁ…」
「へっ?なんでだ?」
「リナさぁんっ!手伝ってくださいよぉ〜!リナさんがやったんじゃないですかっ!」
今あたしの鬱憤晴らしのあとかたずけをしていた。
「きりきり働くっ!あんた達のせいでしょっ!」
あたしはそこらへんにあった雑誌をまるめてアメリアをびしっとさす。
「おいリナっ!」
「うっさいよ!ゼル!あんたも覗きしてたんだから!…まったくこのくらいで済んだんだから、感謝して欲しいわよねっ」
3人が無言で埴輪のような顔をこちらへ向ける。
な…なによ……ちょっとこわひ……
「…そーいえばな、リナ、リナの姉ちゃんのことだけどな」
ぴくっ
「あれ…えーっと…そう!あの張り紙でたときに俺のとこ来てリナは無理やりキスされたって」
「なんですってぇ!?そんなの嘘よっ!されてないわよっ!」
「…人の話は…ってまあいいや。無理やりほっぺたにされたって言って行ったぞ俺も見てたし…」
はぇっ!?見てたっ!?ガウリイが…!?
「リナさん、恥ずかしいですね」
アメリアやかましいいいぃぃっ!
「リナ、消毒してやろっか?」
はぁ?
ガウリイはあたしに近寄ってきて、あたしの頬に口づけた。
「がっ…」
「消毒終了♪」
!!
あたしはガウリイに天誅したあと照れ隠しに暴れておいた。


「そーいえば…アメリア…あんたあたしに泊まりに来いって言ったのよね?」
「はい。それはいいですから、手伝ってくださいよーっ!」
それは却下。
「ガウリイとゼルも泊まるわけ?」
ガウリイとゼルは顔を見合わせる。
「俺達は聞いてないぞ」
ゼルが言う。
「泊まってって下さいね(はぁと)」
をひをひ…
ばぁんっ!!
扉が乱暴に開かれた。
「見つけたわよ!リナ=インバース!!こんなところに隠れていようとはね!」
…ナーガっ!?
「な…なんであんたがここにいんのよっ!不法侵にゅ…」
「グレイシア姉さん!」
「そう、グレ…ってええええぇぇっ!!?」
アメリアのお姉さんが…ナーガ!?
「あら、アメリアじゃない」
「姉さん酷いですぅ…ここわたしの部屋ですよぉっ!」
「そういえばそうだったわね!おーっほっほっほっほっほっほっほ!おーっほ」
どやかましいいいぃぃっ!!
「教科書アタ―――ック!」
あたしの放った教科書がナーガの眉間に当たる。
おもいっきしかどっこが。
うひゃぁ――…いたそ―――…あたしがやったんだけど…
「なにするのよっ!…まあいいわ、約束のアイス10個で許してあげるわ!」
…一年くらい前の話なのにきっちし覚えてやんのでも10個ってどっからでてきたのよ…まったくしつこいわね……
「え?そういえばリナさん、姉さんとなんで知り合いなんですか?」
「…まあ…昔、ちょっと…ね…」
あたしは頬をかきながら曖昧に返事をする。
…知り合い…
いやぢゃああああぁぁぁぁぁっ!!こいつと知り合いなんて思われたくなひぃぃぃっ!!
あたしが思わず屈み込んで頭を抱えているとナーガが話しかけてきた。
「リナ、アイス」
………
ってゆーか!このくそ寒い中なんで一年前のと同じ水着なのよ!
「なあ、リナこいつおまえの友達か?」
ガウリイがとぼけた事を言う。
すっぱああああんっ!
あたしの必殺お客様用スリッパがガウリイの頭をとらえた。
「友達じゃないわよっ!今度言ったら張ったおすわよ!」
「リナさん、どうでもいいですけどスリッパねこばばしないで下さいね」
アメリアがじと目であたしを見る。
う゛…しまった!ねこばばしようと隠しといたスリッパをつかってしまった…おにょれガウリイめぇぇええ!!
あたしは埋まっているガウリイを睨む。
………ん?ということは、ナーガは金持ちのお嬢様!?
ああっもう!早くわかってたら最初の時に慰謝料がっぽりとれてたのに!
「リナ、アイス…」
「やかましいっ!あんた金持ちなんだから自分で買えばいいでしょ!」
「リナちゃぁん」
すがってくるナーガ。
「…アメリア、ナーガっていっつもこういう格好してるの…?」
「はい!母の形見なんだそうです。わたしは…いらないので、姉さんが受け継いでます」
どーいう親子だ!
アメリアはまだまともみたいだけど、…まあアメリアのお姉さんってだけで絶対まともじゃないとは思ってたけど、まさかここまでとは……
「リナさん、ナーガってなんですか?」
ん?そういえば…ナーガって本名グレイシアなのよね…
あたしとアメリアはじっとナーガを見る。
「え?かっこいいじゃない?白蛇のナーガ!なんてわたしにぴったりなのかしら(うっとり)あなた達にはこの天才の美的感覚は理解できないのね…」
だれが天才…
「ナーガ、あんた初めてあんたがあたしの前に涌き出てきたとき、言ったわよね?」
「涌き出…」
「生徒会長になりたいのよね?もうちょっとであたしは任期切れるんだけど」
「そういえばそうだな…俺達の任期ってもうすぐ切れるな…」
それまで静かだったゼルが口をはさむ。
「そうですね、もうちょっとで総選挙ですよね今年は立候補出るでしょうか?」
ナーガとガウリイがわからないような顔をしている。
まったくこひつらは……
「い〜い!?ナーガ、あたしはもう生徒会長じゃなくなるの。それならあたしに金魚のうんちよろしくついてくる必要無くなるでしょ?それからガウリイ、あんたはどうせ仕事してなかったんだから変わらないのよ!」
「…しかし…なぁ、リナ」
「なによ」
ガウリイがのんびりした声で話しかけてくる。
いらいらするったらもう!
「おまえさん、たしか2年連続で生徒会長しただろう?推薦で。また推薦されたらまた生徒会長じゃないか」
うぐっ!ガウリイがまともなこと言ってる…
「それは…!ナーガが立候補するからないのよ!」
「ちょっとリナ!勝手にきめないでよ!」
…勝手にってナーガが生徒会長になりたがってたんじゃ……
「リナを倒してわたしが生徒会長になる!これがいいんじゃない!ってことで、今年もリナを生徒会長に推薦するわよ!」
…………………ちょっと待て!今年もってなんだ“も”って!?
まさか今までナーガがあたしを生徒会長なんかに押し上げてたわけ!?
「いくらなんでも3年連続なんてあたしは嫌だからね」
「そういえばリナさん、もうちょっとでクリスマスですね♪私立の中学受験する6年生もいるから、最後の娯楽として毎年クリスマス会やるんですよね!リナさんを除くわたし達の最後の仕事ですね♪」
「リナさんを除くって何かなぁ〜?」
あたしはアメリアの首を締めながら言う。
「リナさんロープロープ!!」
アメリアが涙を流しながら言う。
ちょっとシメただけなのに、だめねぇ
「そーね…クリスマスなのよね……かったる〜」
あたしはおよそ子供らしからぬ事を言い、天井を仰ぎ見た。

                       つづく

はい!ナーガ本編でも出ました!番外かいてたら本編にもだしたくなっちゃったんで……ははは…つぎはクリスマス会編ですねたぶん。
                           まりえ

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731Re:おこちゃますれいやーず1112/3-11:47
記事番号729へのコメント

ああ!ナーガさんが本編に!!
やったぁああ!
しかもグレイシアとして。

ガウリイも、消毒!とかいって・・・キャー!ゼロスが見たら怒るだろうなぁ。
すみません。一人、盛り上がってますうう。

そろそろ、ほんとクリスマスですよねぇ。
クリスマスといえば!!と、言うことで次回楽しみにしてます!!
何だかわけの分からない葵でした。

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735魔術研究同好会1まりえ E-mail 12/3-19:43
記事番号731へのコメント
葵さんいつもありがとうございます!今回は、また新しいものを書きましたので、投稿します♪


    魔術研究同好会

「きゃっ先生(はぁと)手とり足とり教えてくださぁい(はぁと)」
女生徒の黄色い声。
むか
「きゃぁ!やだぁ失敗しちゃったぁ美奈子ってば♪」
むか
いーかげんにしなさいよねっうるさいったらありゃしないのよっ!
「きゃっきゃっせんせー(はぁと)」
金色のものに群がる女生徒達
むか
まったく授業になんないじゃないのっ!
あたしは立ちあがる
「リナさん?何処行くんですか?」
友達のアメリアが話しかけてくる。
「サボる!」
「えぇっ!リナさんって悪…ってちょっと待ってくださいよ〜!」
すたすたと歩き出したあたしにアメリアが走って追いつく。
「何よ?何か用なの?」
「いえ。わたしはリナさんが悪に染まりきってしまわないように見張ろうと思いまして」
アメリアが手をぱたぱた振りながら答える。
…それってあたしがもう少しでも染まってるみたいじゃないの!
だいたい素直に自分もヒマだからサボるって言いなさいよね!
「リナさん、随分機嫌悪いですね?」
アメリアが手を口に当てながら言う。
顔が笑ってる。
何よ何よ!
「ガウリイさんが…」
「関係無いわよっ!あんなばか!!」
う…顔が赤くなってるかも…
アメリアもニヤニヤ笑ってるし……
「お前ら!こんなとこで何してるんだっ!」
ひえっ!?
「なーんてな、サボりか?リナ、アメリア」
「ゼル!驚かさないでよっ!」
窓から顔を出してこちらを見ているゼルガディス。教育実習中の大学生だ。
もっとも教育実習に来る前から知っていたけどね。
「今日部活出る?」
あたしはゼルに話しかける。
「ああ。おもしろいもの持ってきたぞ」
やった!ゼルのものって信用性あるのよね♪
「わたしも今日部活出ますから。おいしい紅茶買ったんです♪」
アメリアもゼルに言う。
「ああ。後でな」
ゼルが引っ込んだ。
その瞬間
「こらっ!何してるんだっ!!」
げっ…本物の先生……
あたし達はダッシュでその場を去った。

きーんこーんかーんこーん

よっしゃ終わり♪今日はどんなもの見れるのかなっ♪
あたしはチャイムと同時に教室を飛び出した。
向かう先はただひとつ。
部室だ。

だんっ
部屋のドアを開けるともうゼルが来ていた。
「遅いぞリナ」
「遅いっ…てねぇ!チャイム…鳴って…から全力疾走……したわよ!」
あたしはむっとして怒鳴った。あまり大きな声はでないしとぎれとぎれだが。なにしろ全力でここまではしってきたのだ。
「それで?今日は何持ってきたの?」
ようやく落ち着いてゼルに本題を切り出す。
「ああ。これを見てくれ」
ゼル鞄から分厚い本を取り出す。
『異世界黙示録』
「…へぇ…」
あたしは思わず身震いする。
わくわくする。

    ここは、『魔術研究同好会』


                          つづく

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736魔術研究同好会2まりえ E-mail 12/3-19:44
記事番号735へのコメント

  魔術研究同好会2

『魔術研究同好会』あたしが何故この同好会に入ったか。
こんなうさんくさいとこにあたしが入った理由。それは
あたしの姉ちゃんにある。
あたしの姉ちゃんは、人間離れした力を持っている。何故、何処で聞きつけたのか、『刺客』というのにも、遭遇している。妹のあたしも同じだと誤解しているのかあたしも狙われた。残念ながら…かな?あたしに姉ちゃんのような力は無い。でも、姉ちゃんは、あたしに対刺客用のあらゆる体術などをしこんだ。だからあたしの要所要所には金属板もしこんであるし、飛びくないや手裏剣も一応隠し持っている。姉ちゃんの力をこめて。
ときどき見せる寂しげな顔。人と違う力を持つ苦しみ、あたしはあまりわからない。欲しいとさえ思うくらいだ。でも、妹というだけであたしを巻き込んでしまっていることで、かなり苦しんでいる。だから、あたしは力をつけないといけない。自分の身を守るためにも、姉ちゃんのためにも。
力を持ったものに集う力。どこぞの寺院のお偉いさんも訪ねてくる。
その時々に持ってくる『手土産』の数々。
それにはかなり常識から考えられないことが記されてあったりする。
あるときは何かの召還呪文。あたしはこれを試したが、発動しなかった。だが、確かな力の流れを感じ取れた。
あるときは何か得体のしれないものの絵。表現するなら怪物……


まあそういったわけで、この同好会に入ったわけだ。
でも、こんな同好会怪しいだけで、あたしのような人もいないだろうとおもっていたのだが、この部屋の前を通りかかったとき、なにか強力な力を感じたのだ。
その力を調べるためにここに仮入部して、わかったこと。
それは、体育教師のガウリイの持ちこんだ『光の剣』のもつ力だという事だった。
譲ってくれと人が頭下げて頼んでもいいっていってんのにガウリイは頑固としてよこそうとしない。
こんなとこで、力あるものとめぐり合えたことに鳥肌さえ立った。
それで、正式な入部届を出したのだ。


「いせかいのもくじろく?」
「クレアバイブルと言うらしい。どうだ?何か感じるか?」
へぇ…本物みたいね……何か力を感じる……
あたしがその本に手をかざしたとき、何かが語りかけてきた。
「力を持つものよ、何を知りたい?」
へっ!?ゼル…の声じゃない!誰……
「我は異世界黙示録の意思。汝、我に問うことあり?」
「…えっと…それじゃ…力を高める方法…力を持つ方法を知りたい」
こういう特殊な状況って結構慣れてんのよね…あたし……
「汝既に力を内に秘めている。封魔がかけてあるようだ」
封じてある!?一体誰が……
「それは赤の竜神の騎士。汝の身近にいるもの汝の力、今スィーフィードナイトの力をかりているのみ、汝の力、既に汝の内にあり」
喋ってないのに!
「我、汝の精神に接触しておる、それゆえ汝の考えは全て我に接触している」
なるほど……それじゃぁなんで姉ちゃんはあたしの力を封じたりしたのかしら?
「我、人の心は読めぬ、ただ、わかることのみ話そう。スィーフィードナイトは汝の力を恐れた。その強大な力を」
強大な…力……?
スィーフィードナイト…?

「おいリナ!大丈夫かっ!?」
あたしの視界がもとの世界に戻る。
「…ガウリイ?」
視界一杯に広がる青い瞳
っだぁあああっ!!?
「ちょっと!離れなさいよ!!」
あたしはガウリイを押しのけた。
ったく…!油断も隙もありゃしない…!
「リナ、この本、なにかあるのか?」
ゼルが本を持って近づいてくる。
ゼルはあの本を持っても何も感じないの…?
あの本…力あるものって言ったわよね……あたしが…強大な…力を…?

                             つづく

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746Re:魔術研究同好会212/4-11:24
記事番号736へのコメント
やったあああああああああ!!
学園もの!!しかも、なんかいいぞおおおおおおおおお!!
と、言うことで、毎度の葵ですぅ。
魔術研究同好会。結構シリアスですね。
リナの封じ込められた力・・・。いいですねぇ。
ふふふふふふふふふふふふふふふ。
と、いうわけで、続きがたのちみ・・・。

分けのわかんない葵でした。

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747Re:魔術研究同好会2朱夏 12/4-11:52
記事番号736へのコメント
どうも初めまして、話を読みました。
楽しいです。いいな、こういう風に話が書ける人は。
続きがすごく楽しみです。
また来ます。

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754魔術研究同好会3まりえ E-mail 12/4-17:44
記事番号747へのコメント
朱夏さん、葵さん、ありがとうございます!!
おこちゃまのほう終わってからのせようとおもってたんですけど・・・・・・
おこちゃまが・・・ぐふっ


魔術研究同好会3

「おいリナ、どうなんだ?」
素直に言っていいものなのだろうか…?
言って信じてもらえるだろうか?
「おい!よせよゼル、リナなんか疲れてるみたいだし…」
そうか…あたし疲れてるんだ…力を持つものしかあの声を聞けないって言うんだから、あたしの力はあの本に接触するためにかなり消費されたのね…ってことは…
封魔がとけてるかも…!
……
「おいリナ?何を言ってるんだ?」
今ここで答えられない。呪文が途切れてしまう。
「リナ?」
ガウリイの心配そうな声。ったく!過保護なんだから!
輝き燃える赤き炎よ 我が手に集いて力となれ!
「ファイヤーボール!!」
あたしが手をかざしたその先に現れる火の玉。
…ホントに…あたしに力が…
部室の花瓶にぶち当たり、カーテンに引火する。
「わあああああっ!!リナぁああああっ!!」
アクアクリエイト!
あたしの水召還の呪文で、火は消える。
…すごい…
あれ?たしか消火用の呪文あったはず……
勉強しなきゃ…
「おい…リナ…」
おぉっ!やっぱり驚いてるっ!!
「掃除しろよ」
ずがしゃあああっ
「なんっでここでそういうことを言うのよあんたはっ!!」
ガウリイの馬鹿まるだしの言葉にあたしはおもわずころげる。
「しかし…リナ、どういうことだ?」
そうよね……この本一応今はゼルのだし……
「100円でゆずらない?その本(はぁと)」
おおっあたしってば太っ腹ぁっ!100円も出しちゃおうなんてっ♪
「いやだ」
あいやあっ
「なんでよっ人が折角100円も…」
「お前が欲しがるって事は、これ相当の力があるんだろう?」
ぐっ…!
しまった!でもゼルには関係無いじゃないのっ!どうせ使えないんだし!
「リナ、この本は一体なんなんだ?中には何も書かれていないんだが……」
ゼルが本をぱらぱらとめくる。
何も書かれていない?
あたしは再び本に手をかざす。

「我に何を問う?人間よ」
……人間?人間じゃない者もあんた使えるの!?
「魔族と呼ばれるもの、竜族と呼ばれしもの達も無限なる知識たる我に接触する」
この…本…って…何で何にも書かれてないの?
「それは我が本の形をを取っているだけのこと」
はー…そんなことできるんだ……
「我をみくびってもらっては困る」
…結構人間らしいじゃないの……自慢してやんの……
だいたいあんなに分厚い形とる意味無いじゃない!
「悪かったな」
聞こえてるんだっけか……
「聞こえているとも」
……いちいちうっとーしーわね!
「わるかったな」
っだああああぁぁぁぁ!!

「おいリナっ!!」
「リナっ!?しっかりしろ!!」
あたしの視界がまた元に戻る。
こりゃあ説明しないと何度あの本と接触しても叩き起こされるわね…
う゛…でも…結構力消耗すんのね……
あたしは肩で息をしている。
はっ!?
あたしは一瞬思考回路が停止した。
前がはだけてる……
「っきゃあああああっ!!」
「リナさんっ!?」
アメリアがいつ来たのか近寄ってくる。
あたしの姿を見てガウリイとゼルを睨みつける。
「ガウリイさん…ゼルガディスさん…?」
ゼルとガウリイが汗を流しながら手をパタパタ振る。
「ほ…ほら!俺って体育教師だろう?当然保健の授業もやってるよな?だから、気絶した人の衣服は緩めるって俺が教えているわけで……」
気絶……?
アレと接触してるときって、あたしの体気絶しちゃってるんだ……
「気絶?リナさん、気絶してたんですか?!」
アメリアが心配そうにあたしの顔を覗き込む。
……こーなったら説明しないといけないんでしょうね……

                         つづく

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757Re:魔術研究同好会4まりえ E-mail 12/4-21:09
記事番号754へのコメント
まりえさんは No.754「魔術研究同好会3」で書きました。
>朱夏さん、葵さん、ありがとうございます!!
>おこちゃまのほう終わってからのせようとおもってたんですけど・・・・・・
>おこちゃまが・・・ぐふっ
>
>
>魔術研究同好会3
>
>「おいリナ、どうなんだ?」
>素直に言っていいものなのだろうか…?
>言って信じてもらえるだろうか?
>「おい!よせよゼル、リナなんか疲れてるみたいだし…」
>そうか…あたし疲れてるんだ…力を持つものしかあの声を聞けないって言うんだから、あたしの力はあの本に接触するためにかなり消費されたのね…ってことは…
>封魔がとけてるかも…!
>……
>「おいリナ?何を言ってるんだ?」
>今ここで答えられない。呪文が途切れてしまう。
>「リナ?」
>ガウリイの心配そうな声。ったく!過保護なんだから!
>輝き燃える赤き炎よ 我が手に集いて力となれ!
>「ファイヤーボール!!」
>あたしが手をかざしたその先に現れる火の玉。
>…ホントに…あたしに力が…
>部室の花瓶にぶち当たり、カーテンに引火する。
>「わあああああっ!!リナぁああああっ!!」
>アクアクリエイト!
>あたしの水召還の呪文で、火は消える。
>…すごい…
>あれ?たしか消火用の呪文あったはず……
>勉強しなきゃ…
>「おい…リナ…」
>おぉっ!やっぱり驚いてるっ!!
>「掃除しろよ」
>ずがしゃあああっ
>「なんっでここでそういうことを言うのよあんたはっ!!」
>ガウリイの馬鹿まるだしの言葉にあたしはおもわずころげる。
>「しかし…リナ、どういうことだ?」
>そうよね……この本一応今はゼルのだし……
>「100円でゆずらない?その本(はぁと)」
>おおっあたしってば太っ腹ぁっ!100円も出しちゃおうなんてっ♪
>「いやだ」
>あいやあっ
>「なんでよっ人が折角100円も…」
>「お前が欲しがるって事は、これ相当の力があるんだろう?」
>ぐっ…!
>しまった!でもゼルには関係無いじゃないのっ!どうせ使えないんだし!
>「リナ、この本は一体なんなんだ?中には何も書かれていないんだが……」
>ゼルが本をぱらぱらとめくる。
>何も書かれていない?
>あたしは再び本に手をかざす。
>
>「我に何を問う?人間よ」
>……人間?人間じゃない者もあんた使えるの!?
>「魔族と呼ばれるもの、竜族と呼ばれしもの達も無限なる知識たる我に接触する」
>この…本…って…何で何にも書かれてないの?
>「それは我が本の形をを取っているだけのこと」
>はー…そんなことできるんだ……
>「我をみくびってもらっては困る」
>…結構人間らしいじゃないの……自慢してやんの……
>だいたいあんなに分厚い形とる意味無いじゃない!
>「悪かったな」
>聞こえてるんだっけか……
>「聞こえているとも」
>……いちいちうっとーしーわね!
>「わるかったな」
>っだああああぁぁぁぁ!!
>
>「おいリナっ!!」
>「リナっ!?しっかりしろ!!」
>あたしの視界がまた元に戻る。
>こりゃあ説明しないと何度あの本と接触しても叩き起こされるわね…
>う゛…でも…結構力消耗すんのね……
>あたしは肩で息をしている。
>はっ!?
>あたしは一瞬思考回路が停止した。
>前がはだけてる……
>「っきゃあああああっ!!」
>「リナさんっ!?」
>アメリアがいつ来たのか近寄ってくる。
>あたしの姿を見てガウリイとゼルを睨みつける。
>「ガウリイさん…ゼルガディスさん…?」
>ゼルとガウリイが汗を流しながら手をパタパタ振る。
>「ほ…ほら!俺って体育教師だろう?当然保健の授業もやってるよな?だから、気絶した人の衣服は緩めるって俺が教えているわけで……」
>気絶……?
>アレと接触してるときって、あたしの体気絶しちゃってるんだ……
>「気絶?リナさん、気絶してたんですか?!」
>アメリアが心配そうにあたしの顔を覗き込む。
>……こーなったら説明しないといけないんでしょうね……
>
>                         つづく
>

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758魔術研究同好会4まりえ E-mail 12/4-21:11
記事番号757へのコメント
うわぁ!間違えました!!すいません!!(大汗)こっちがほんとの4です!!


 魔術研究同好会4

あたしはあの本から聞いたことなど、大分かいつまんで話した。姉ちゃんに封魔をかけられていたらしいことは、もちろん省いた。
「そう…なのか…?この本が…意思を持っているのか?」
ゼルも大分驚いている。無理も無いとは思うけどね……
「その本に接触出来るのは、力を持つもののみ、だからゼルには関係ないっしょ?だったらさぁ50円で譲ってよ(はぁと)」
ゼルはこちらをじと目で睨む。
「いやだ」
「なぁんでよっ!使えないって言ってるでしょっ!!」
ゼルは本に視線を戻し言う。
「力が無いと決まったわけじゃないだろう?俺にも封魔が誰かにかけられているとか」
「ありえないでしょ!もしそうだったとしても、あたしは封じられていても本から話しかけてきたんだから、ゼルに力があるのなら、その本があんたに問いかけるはずよっ!」
「う…でも、その力にも大きさがあるわけで、リナが異常に強い力を持っているからとか…」
!!
これって…もしかして…やばい…?
ゼルって怖いわよね…もしかしたらその通りかもしれない…でも…
「それじゃあ、あたしは本をあきらめるから、ちょっとかしてよ。まだ、聞きたいことがあるのよ」
ゼルがどこか渋々といった感じであたしに本を手渡す。

「まだ我に聞きたいことがあるようだな」
…本のくせに耳でもついてんの?
「……空気をつたって精神を感じ取るくらいできる。侮るなと言ったであろう」
ふーん。それじゃぁ人の心読めるんじゃないの?
「それは無理だ。近くにいるならまだしも、遠く離れた所の精神はいくらなんでも感じ取れない」
…なるほど…近くにいたらわかっちゃうのね……
ま、それはいいわ。
ゼルが言ってた事も聞いて…っと感じとっているんでしょう?
「ああ。なかなか鋭い男だ。我がここで目覚めたとき知った事を話そう。それは、我の知った世界とこの世界。二つの世界は干渉しあっているということ。ここではほとんどの人間が魔力を封じられている。それゆえ我はこうして魔力許容量の高い力を感じるものと出会うまで、何百年というときをすごした」
な…何百年っ!!そんなに希少価値なんだ……
我の知る世界って何?
「ここと似たようで、全く異なる世界」
…?
「干渉しあい、力を持つものはこちらでも力を持つ」
ちょっと待って!それってあたしがもう一人いるって事!?
「そういうわけではない。似て異なるのだ。似ているものがいるのは真実だが、その意思、力には多少のずれがある」
……似て異なる…多少の誤差しかない…もう一人のあたし……
気にしてもしょうがないわね、あたしはあたし一人よっ!
で、さっきあんた言ったわよね?ゼル達でも、封魔がかけてあるって、それって誰がやったの?
「…あんたって…まあよい…その問いには答えられない。ただ、すべてのものの母、あのお方のしるところ。あのお方の気まぐれだと思えばいいであろう」
…むかっ
それってその『すべてのものの母』っていう奴がこの世界を暇つぶしにでも作ったようにきこえるんだけど
「まことその通り、人だけが争う世界を創造したのはあのお方の気まぐれ」
…かなり腹は立つんだけど、人だけが争う世界ってことは、他のとこでは別の者が住まっていることになるの?
「…その理由は考えてはならぬこと」
……答えらんないわけね、それじゃあ別の質問。ゼル達の封魔を解くには?
「それより強い力をもって干渉すること」
…あたしが干渉したら、ゼル達の封魔ってとけるの?
「いかにも。だがそれはあのお方の意思をやぶるもの」
でも!あたしは姉ちゃんに封魔を…
「汝が特別だった故、スィーフィードナイトは汝の力を封じた」
…特別…
ぐっ…しんどい…これって……いわゆる力の…使い…すぎ……

あたしの意識は暗転した。

                             つづく

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762Re:魔術研究同好会412/5-10:37
記事番号758へのコメント

異世界黙示録・・・。うーん結構おしゃべり!
あの方、すべての母ってのはもちろんあの、金髪の方ですよね。
赤竜の騎士のねぇちゃんもいろいろ大変みたいだし。
もう一人のリナ、まさか・・・シャドウ?(多分違う・・・。)

いろいろと謎も深まってきましたが、この辺で。葵。

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765Re:魔術研究同好会4amy E-mail 12/5-11:22
記事番号762へのコメント
お久しぶりですううううう!!

 読ませていただきました!!
   はうううううう面白いいいいいいいいい!!

 そーかー、、、学園もののシリアス。
        おいしいなあ、、、、、、。

 これからもバンバン書いちゃって下さい。
      応援してます。

         ーでは
           AMYより

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776Re:魔術研究同好会4まりえ E-mail 12/6-10:36
記事番号765へのコメント
ばんばん書きますよ〜(たぶん)
すべてのものの母は金髪の方です♪神坂一によると可憐すぎらしいですが(笑)


魔術研究同好会5

「リナ、この本…処分したほうがいいんじゃないか?」
げっ!ガウリイっ!?何言い出すのよっ!!?
「そうだな…危険だな、こう何度も意識を失われると」
ちょっと!ゼルまで!
「…そうですね、いくらなんでもこれ以上リナさんに倒れられたらガウリ…むぐっ!」
何か言いかけたアメリアの口をガウリイがふさぐ。
…?
「はぁ〜…ちょっとまってよ…ちょっとした力の使いすぎってだけじゃないの…毎日時間を決めればいいじゃない…」
あたしは言った。かなり弱っているらしく、あんまり喋りたくない。
「そんなこと言っても、一分ももたないじゃないか!」
は…?
「一分…?」
「もしかして、リナ。時間の過ぎ方もちがうのか?」
そっか…こっちでは一分もたってないんだ……へぇ…
でも…あたしがへたにゼル達に干渉して封魔をといてしまったら、ゼル達はあの本に魔力を全部とられて衰弱死してしまう可能性だってあるかもしれない……
そうしたら、あの本は処分したほうがいいのかもしれない……でもやっとあたしが…ここにいる意味がわかってきたような気がするし……もったいないわよね……姉ちゃん守る力を手に入れられるかもしれないのに……
あたしがゼル達から離れれば………
「あたし、今日でここやめる!餞別にそれ、ちょうだいね!」
あたしは固まってしまった3人の横をゼルから本を奪ってすり抜け走り去る。
ごめん…

あたしは何故かそのすべを知っていた。
本に干渉しないように意識をガードした。
これであたしは大丈夫……きっとゼル達もそこそこに力はあるだろう。ガウリイはなんか…そういうこととは無縁にみえる。何故だろう……
何故、あたしは……
ばんっ
「はぁっはぁっ…はぁっ……」
家が近くてよかった。
あたしは学校を飛び出して、ひたすら走った。力の使いすぎで多少しんどかったものの、なんとか無事に家にたどり着いた。
「姉ちゃん、ウェイトレスのバイトにいってんのよね……」
とりあえず、姉ちゃんが帰ってくるのをまたないと、ね。
あたしは手中の本を見た。
なんだか怖くなってきてその本を少々乱暴に机に置いた。
自分の肩を抱きしめ、ずるりとその場に落ちた。
「どうなっちゃうんだろう…これから……」
あたしにも力があるとわかれば、前よりも刺客が増える事だろう。
姉ちゃん…
今になってやっと姉ちゃんの苦しみがわかった気がする。
「ごめん…ごめんね…姉ちゃん……」
ぴんぽーん
…誰?
「リナ!」
……ガウリイっ!?なんであたしの家しってんの!?
「入るぞ!!」
がちゃ…がちゃがちゃ…
「くそっ!」
鍵をかけておいて良かった……
「ガウリイさんっ落ち着いてください!」
アメリアが連れてきたのか…余計な事を……
「そこ、退いてくれないかしら?」
姉ちゃんっ!
「ルナさん」
アメリアの声
なんで来ちゃうかな…どうもゼルもいるわね……
がちゃ…
「リナ、お客様には帰っていただいたわよ」
「姉ちゃん……」
姉ちゃんが真剣な顔をしている。
あたしはおもわず唾を飲み込む。
「…どうして…?なんで……」
姉ちゃんの肩が震える。
「ね…ちゃん…?」
「リナ、その本をよこしなさい。これ以上余計な事されちゃたまらないわ」
これを処分する気?
「…嫌よ。姉ちゃん、ちゃんと説明して!」
姉ちゃんは一瞬驚いたような顔をした。あたしが姉ちゃんに逆らった事などほとんどないからだろう。でも、まだこれを処分するのは早い。あたしはまだ知りたい事がたくさんあるのよ。
姉ちゃんは目蓋をふせ、あたしの方を見た。
「…あんたの魔力封じはやぶられた。その強大な力は人以外の者を寄せ付けるわ。きっと辛くなるわよ」
「もう、後戻りなんて出来ないでしょう?だったら打ち倒すだけよっ!」
「リナ…あんたなら出来るかもしれないわね…」
――――わたしの守りたい者――――
「姉ちゃん、色々教えてねっ!」
あたしはウィンクをした。
あたしが姉ちゃんを守る。

                             つづく


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777うわー間違えたっ(大汗)これ5です!まりえ E-mail 12/6-10:38
記事番号776へのコメント
上のやつ、魔術研究同好会5でした(大汗)

ってことで・・・・・・・

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778おこちゃますれいやーず12まりえ E-mail 12/6-10:39
記事番号777へのコメント

おこちゃますれいやーず12

「クリスマス会ねー…なんかすることあるぅ?」
あたしは頬杖をつきながら皆に尋ねる。
だが、だれひとりとしてあたしの問いに答えなかった。
そう、今生徒会室にいるわけなのだが……最後の仕事、とクリスマス会の計画を立てなきゃなんないワケなんだが……
みんなやる気ないなぁ……
「ガーヴ、なんか良い案ない?」
「知るかよ!俺はどうせ関係ねぇよ!」
……そうきっぱり言われてもなー…
しかも、フィリアの弟君のヴァルがこっち睨んでるし……ったく!どういうしつけしてんのよっ!
「シェーラぁ…」
「知らないわよ、あーやっと生徒会から解放されるのね♪」
てめぇ……
あたしははっきり青筋が立っているだろう事を感じる。
「アメリアは?」
アメリアは正義がどうとか語り出した。
しまった……
「ゼル…」
「前回の学芸会のようなことはゴメンだからな」
あう…根にもってる……
「ガウリ…は聞くだけ無駄ね、ゼロスもどうせまともな意見なんて言わないだろうし……フィリア、なんかない?」
「そうですね…やっぱり神への感謝の意をこめて、全員で聖歌を合唱するとか…」
却下!そんな精神にわるいこと……
「姉ちゃん、なんかない?」
「あんたが何とかしなさい」
しくしく
「ゼラス…さん…なんかないですかぁ?」
「そーね…フィーリングカップルとか……ミスコンとか……面白いんじゃない♪」
自分がやりたいだけなんじゃ……まあ、自分がしたくないようなもの人もしたくないと思うけど……小学生がフィーリングカップルって……
「いーわね、それ。そうしましょう!」
い゛!?姉ちゃん?
「異議は無いですよ?僕は」
ゼロス…あんたは黙ってろ
「俺は何でもいーからな」
ガーヴ…
「俺も!」
ヴァル…
「ヴァルがやりたいのなら…」
フィリア…
「へ?何だ何だ?」
くそくらげえええっ!!
あたしはこめかみを押さえた。
「アメリアちゃんとゼル君は?」
姉ちゃんがにっこりとアメリアとゼルに笑いかける。
アメリアとゼルは首をぶんぶん縦に振った。
……姉ちゃん……アメリアとゼルに何したのよ……
「リナは?」
……姉ちゃんに言われてことわれるはずないでしょ………
「……OK、それじゃあフィーリングカップルってことで募集を明日放送で流すから、シルフィ―ル原稿書いて、明日の昼休みに流して」
あたしはシルフィ―ルの方を向いていった。
それからゼルとアメリアの方を向いて、
「アメリア、ゼル、あんた達はもちろんさくらよ(はぁと)よろしくね(はぁと)」
「皆に愛と正義を知らしめましょうっ!」
ゼルはしくしく泣きながら姉ちゃんにも笑顔を向けられて頷いた。
おちゃめなやつめ♪
「それじゃあシルフィ―ルはあしたの原稿作り。あたしたちは募集をどうやってするか考えましょう」
ゼロスが手を挙げた。
「なに?ゼロス」
「リナさぁん、そう露骨に嫌な顔しないでくださいよぉ……」
めちゃくちゃ嫌そうな顔をしたんだろうあたしにゼロスが情けない声を出す。
「…まあいいですけどね、それがリナさんですから……でですね、リナさんは当然生徒会長なんですから出るんですよね?フィーリングカップル」
「私はミスコンに出てあげるわよ?」
ゼラスが口出す。
「……二つもやんないから一個にしてください」
ゼラスが舌打ちしながら『せっかくわたしが学校一の美女ということを全校生徒にわからせてやろうと思ったのに…』とかぼやきながら自分の席につく。
…良い性格してるわよね…
「それで、リナも出場決定ね(はぁと)」
「…ね…姉ちゃん…?」
姉ちゃんのいつもより笑みの多い顔を見て涙を飲んで頷いたのだった。
おにょれゼロスめぇっ!!ギッっと睨むといつもの笑顔のまま肩をひょいとあげた。どこまでもむかつくううぅうううぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
「リナさん、原稿できました。生徒玄関に申し込み用紙を置いて、各クラスの担任の先生に提出という形で集めていいですよね?」
「おっけ〜…そういうことで…きょうはかいさ〜ん……」
うふふふふふふふふふふふふふふふふふ
「リ…リナさん……?」
かくてあたし達は無事…じゃないけどクリスマス会に向けて一歩、歩み出したのだった。

                                つづく


ん〜…まあ会議を書きたかったので……折角生徒会に入ってるんだし……
うちの学校はこないだ総選挙があったんですよ。選挙管理委員やってるので、開票が忙しかったですね…疲れました。どこが気に入らなくて不信任にすんだぁっ!開票する身にもなれっ!ああまた間違えたああっ最初からっ!!(怒)って感じに壊れてました(笑)
それでは。

                          まりえ

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784Re:おこちゃますれいやーず12E-mail 12/7-13:35
記事番号778へのコメント
こんにちは。葵です。
クリスマス会に向け、着々と準備が進んでますね!
フィーリングカップル・・・。本当に末恐ろしい小学生・・・。
でも楽しいからなんでも許しちゃう。(^^)

魔術研究同好会も、キャー面白い!!ガウリイがいいですうう。

という訳で、続きを楽しみにしています。

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791おこちゃますれいやーず13まりえ E-mail 12/7-20:06
記事番号784へのコメント
葵さんありがとうございます!!


おこちゃますれいやーず13

次の日募集をした。
結構な人数集まったから、さくらを何組かと関係無い人を抽選で20名ほど出した。
…しっかし…こんなの出たい人いるのね……
まあ無理も無いかもしれない。ガウリイもゼルもゼロスも出るのだ。結構年齢問わず人気者だからな〜…ゼルにはアメリアいるのに…まだ諦めてないおねえ様方がいるみたい。
フィブリゾのやった壁新聞のせいで、かなり睨まれたが、あたしにんなことしても意味ないっての!
「職員会議で今日例のダンスパーティーもすることになったわ。前回のが結構好評だった見たい…というのはたて前かもしれないわね折角練習させたんだからもっとおどらせようとかね。どうせ保護者こないし。それで今回も照明係りと会場の掃除を生徒会でしなきゃなんないので、決めましょう。誰か立候補は?」
しーん……
自分からやろうってやつはいないわよね、やっぱり。
「あたしが照明やるから、フィーリングカップル出場取り消しね♪」
あたしはそう切り出した。フィーリングカップルなんて出るより照明でもやって高見の見物でもしておいた方がましだわ。
「リナ、だめよ。あんたは出るの!わたしが照明やるから」
ひっ…姉ちゃん…
……かなり面白がってるわね……
くっそーメタリオム姉弟めっ!!
笑顔がむかつくっ!
「掃除は全員でやることになるからね。さぼんないでよ?ガーヴ」
「てめぇなんで俺に言うんだよっ!!」
ただのやつあたりよっ!

会議はとりあえず終わった。
「ガウリイ」
「なんだ?リナ」
とりあえず疑問に思ったことを聞いてみる。
「なんでフィーリングカップルに出ようと思ったの?わざわざ、めんどくさいこと自分から出ようなんて」
「忘れた」
ずるっ
ガウリイだよ…ったくしょうがないわよね……
ん?
ガウリイが小さく呟いた。普通の人なら聞こえないだろうけど、あたしの聴力をなめてもらってはこまる。
『ゼロスが出るからなぁ……』
……?へ?
何でゼロス?
ガウリイ……もしかして……
ゼロスのこと好きだったり!?
……なーんて……あほらし………
最近考えてもワケわかんない事多いなぁ
あたしの性にあわないわね!


なんだかどたばたしたままクリスマス会当日。クリスマス会と言ってもクリスマスにやんないしなぁ……12月といえばクリスマス♪…ってやつかしら?
「ゼ〜ル〜さぼんないでよぉ〜?」
ぎくっ!
…ぎくってサボるきだったんかい…おまいは…
あぁもういっそのこと熱でも出てくれればサボれ…ないか……姉ちゃんがゆるすはずないもんね……
はぁ
あたしは盛大に溜息をついた。
ゼラスさん張り切ってるなぁ……あたしは思わずうらやましくなった。
……い〜よね〜悩み無さそぉで…
ゼラスの今日の格好は
真っ赤な足元までのスリップドレス、しかし腰のあたりまでスリットが入っている。生足丸見え(をいをい)真っ白いふわふわの毛皮のマフラーみたいなのを首に巻いている。腕や首には派手なアクセサリー。いつ開けたのか、ピアスまでしてるし…髪の毛もアップにしてうなじがよく見える。目元も化粧で青くなってるし、唇もワインローズのルージュを塗っているみたいだ。
……なんか……ねぇ…まだ成長途中なわけだし……
もとが美人だから、似合わないわけじゃぁないけどね。
「リナちゃん♪見て見てっ♪」
あたしがぼけっとゼラスさんの観察をしていると笑いながら駆け寄ってきた。
写真?
「こぉんなにおっきくなったの(はぁと)商店街デビューももうちょっとね(はぁと)」
ひくっ
あたしは写真とゼラスさんの言葉を聞いて固まった。
「右がレゾで左がレイよ♪かわいいでしょう?シャブラニグドゥそっくり〜(はぁと)良い子に育つわよぉっ♪」
浮かれた様子のゼラス…さん。でも、あたしは……かなり顔面蒼白だろう。スィーフィードに似たのならまあ姉ちゃんにしこまれたお行儀が遺伝してるかも…とかちょっと思ったりしてみたのだが、これじゃぁ……
「もうシャブラニグドゥそっくりでよく食べるしよくなついてくれてるのよっ」
ああ…そう…2匹……シャブラニグドゥが……あの馬鹿犬の分身が2匹……うふ…うふふふふふ……
「リナ!メタリオムさん!さぼってないでさっさと掃除しなさい!時間無いのよっ」
姉ちゃんのかつで正気に戻ったあたしはひたすら掃除をした。


ぴんぽんぱんぽーん
『生徒の皆さんは速やかにトイレをすませてから静かに廊下に並び、体育館に集合して下さい。くりかえします……』
シルフィールの可憐な声で放送がある。
クリスマス会のはじまりだ。
                            つづく


はいっ!お掃除編です!(殴)おこちゃまをやろうと思った原点、犬シャブの子供を思い出し、どうなったのか考えたわけです。ははははは。
最近ふと思ったのですが、リナはガウリイに頭撫でられるとき髪の毛がぼわってなんないのでしょうか?バンダナをあの位置にしてたらちょっと動くだけでもかなり頭が四角いようにぼわっとなるとおもうのですが……やっぱり変な事しか考えないですね…(大汗)最近このツリー間違い多いですね……ボケてますね……うふふ…(撲殺)
それでは。
                          まりえ

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792魔術研究同好会6まりえ E-mail 12/7-20:07
記事番号791へのコメント

魔術研究同好会6

リナが生まれたとき本当にびっくりしたわよ。だって普通の人間は生まれてくる前から魔力は封じられているものなのに、あんたときたら生まれてきてすぐに強大な魔力を辺りに放出したわ。それが最初。あたりにいた魔の者――魔族に気付かれたのは。その魔族はわたしを見てわたしが魔力を辺りに撒いたと勘違いしたの。魔族のネットは広かった。刺客を送ってきた。
魔力を発したのがあんただって気付かれたら、あんたはきっと殺されてしまっているわ。だから、わたしの力であんたの魔力を封じた。きっと年頃になったらもっと強大な魔力に膨れ上がった結果破られてしまうだろうとは思っていたけれど、ね。赤ん坊のあんたが力の使い方も知らずに魔力を放出したら、周りの者すべてに干渉してしまうわ。それだけは避けなくてはならなかったの。世界の秩序を守るため。
――――それが…わたしが記憶を受け継ぎ……世界を見る為にここにいる理由―――


はぁ…
「魔族…スィーフィードナイト……異世界黙示録……あたし」
ぐるぐる頭の中で回る。
―――あたしは、何で生まれてきたんだろう?

――!!?
あたしは夜中急に目が覚めた。
嫌な予感がする。
あたしは傍にあったカーディガンを羽織り、部屋を出る。

どごおおおおんっ

刹那あたしの部屋から爆音と爆風が吹き荒れる。
「誰っ!?」
ふと部屋の中に気配を感じて睨む。
「リナ=インバースか」
…!!
何で…
“魔族のネットは広かった”
もう、あたしはマークされてしまったの?それとも今までのようにただ“姉ちゃんの妹”をねらってきただけ?
どちらにしても、いきなり問答無用で部屋を爆破するなんて普通じゃないわよっ!
……まぁ…普通じゃない…んだけど……
「リナ=インバースだな」
「……そうよ。何の用?こんな夜中にレディーの部屋に土足であがりこむなんて感心しないわよ?」
違うと言ってやろうかとも思ったけど、無駄だろぉなぁ〜……
「リナ!」
「姉ちゃんっ!!」
姉ちゃんが何かを抱えて走りよってきた。
「リナ、油断しないでね。この程度の魔族は中級の下ってところだけど、下級でさえ苦労する相手よ!」
「中級の下とは言ってくれたものだな、スィーフィードナイト、ルナ=インバース!」
怒ったように言う中級の下の魔族。
あんまり賢くないみたいね。この程度の挑発に怒ってるようじゃ。
「それで?リナに何の用?…――場合によってはわたしが相手よ!」
姉ちゃんが左手であたしを後ろにやって右手に抱えてきた物をかまえる。
どこにそんな物を隠していたのか、姉ちゃんの手にかまえられているのは、立派な細工の剣だった。
「我はお前に用事があってきたのではない。そのリナ=インバースに用があるのだ」
あたしに…用ってことは、やっぱりもう知られてるのね、あたしが力を持つ者だってことを。
「何でしってんの?」
あたしはとりあえず聞いてみることにした。怯えているような演技をして。
あの程度の挑発にのるような奴だ。きっと自慢げにぺらぺら喋ってくれるだろう。
「ふん。我らが支配下の者達は星の数ほどいるのだ。どこで何が起こってもすぐに知れる。ある程度の力が傍にいれば見ずともいる場所くらいはわかる」
学校にも奴等の手の者がいるということか?!
ざんっ!
ぺらぺら喋っているうちに周りこんだ姉ちゃんの一撃が魔族にきまる。
ぐっ……ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!
「ふん!人間なめてると痛い目みるわよ」
魔族は塵になって空気に消えた。
「リナ、いつまでぼーっとしてんのっ!さっさと寝なさい!」
え…そんなこといってもさっきので部屋は丸焦げに………ってあれ?なってない?
姉ちゃんがこっちを見て少し笑った。
「さっさと寝るのっ!明日も学校でしょ」
姉ちゃんがあたしの背中をぐいぐい押して部屋に入れる。
あれ?
「おやすみ!リナ」
姉ちゃんがなおしたの?そんなこともできるのぉっ!?

明日は学校。
学校にも魔族はいるかもしれない。
でも……
今はそれ以上にガウリイ達に会いたくない。
きっと巻き込んでしまう。

あたしは姉ちゃんに言われた通りさっさと寝ることにした。
………寝る努力は一応しておかないと姉ちゃんに殺されるっ!

                               つづく

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798Re:魔術研究同好会6E-mail 12/8-11:44
記事番号792へのコメント
おこちゃまスレイヤーズ。爆笑っす。
あの、犬達。そして、その飼い主。
くくう。この飼い主にしてこの犬あり。
しかも二匹ともシャブラニグドゥウ似。
ゼラス様も、おいおいって感じでいい!!
何言ってんでしょうか・・・。あたし。

ガウリイの、ゼロスもでるから。という科白。
やはし、リナのことが心配なのね。(^^)
別にゼロスとできてるとかそういう分けじゃないことを信じます。

魔術研究同好会。
魔族がいよいよ登場!ねぇちゃんのかっこいいシーン。
シリアスでほんと、いいですうう。
ガウリイや皆のことを心配するリナちゃんがけなげで。
ではでは。これにて。葵

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800おこちゃますれいやーず14まりえ E-mail 12/8-20:46
記事番号798へのコメント

おこちゃますれいやーず14

クリスマス会は順調に進んでいった。しょうもないクラスの出し物に、それでも皆は笑って見ている。
い〜わよねぇ〜お気楽で〜…
あたしはもう完全にいじけていた。
あれからゼロスとまともに話しをしていない。会議などでしょうがなく発言を聞くことはあったけれど、ほとんどあたしが……一方的に無視をしていた。
「リナ」
ガウリイがあたしに話しかける。
なぁによぉぉまぁたくらげ的な質問じゃないでしょうねぇ〜
あたしは机に頬を預けたままガウリイの方を見た。
「リナ、一つ聞いていいか?」
ほら、来たよ。
「…おまえって…」
さっさと言いなさいよね!はっきりせんかい男のくせにぃぃぃいいっ!!
あたしは頭の中で絶叫したが、口には出さない。
べらぼうに体がだるい。
「…何よぉ…早く言いなさいよね〜…」
めんどくさげに言った。
「…リナってさ、好きな奴いるのか!?」
どげしゃぁっ!
あたしは椅子を転げ落ちた。
「…はでなリアクションだな…まぁリナだからな…ってそーじゃなくって!…いるのか?」
ガウリイはあたしに手を差し伸べながら言った。顔が…笑ってない。
は…?
「いっ…いないわよ……」
わかんないと言った方がよかったかもしれない……いないと言いきれ……ない…かも…
あたしはガウリイの顔をじっと見る。
「…なんだ?リナ」
ガウリイはこころなしか顔が赤い。…ような気がする…
…しっかしガウリイも結構野次馬根性あるんじゃない。いっつものほほ〜んとしてるからそんなことに興味持つなんて思わなかったわよ。
「そーゆーこと言うんだから、ガウリイにはいるのね?」
「えっ!?それは…」
「どーなのよぉさっさと言っちゃいなさいよね」
ガウリイが返事に詰まっている。
これは…いるな…
つきんっ
…う…っ!?
あたしは急に痛んだ胸を押さえた。
「…リナ?」
ガウリイがあたしの顔を覗き込む。
アップになった心配そうな顔。
どきんっ!
「っだぁ!」
ごちっ
あたしはガウリイに頭突きをかました。
いってー!痛い!痛い!痛いよぉ…っ
あたしは頭を抱え込んでその場にしゃがみ込んだ。
ガウリイは平気そうな顔をしている。くぉんの石頭ぁっ!!
完全に逆恨みだとはしりながらガウリイを睨む。
「リナ、静かにしなさい」
「はいっ!!」
あたしはシャキッと立って椅子に腰掛けた。
今一応このクリスマス会は生徒会主催ということで、生徒会執行部の面々は、サイドの机についているのだ。だから、歳の違うガウリイや姉ちゃんがいるわけだ。
「ほんっとにお前姉ちゃんに弱いな」
ガウリイが苦笑した。
…姉ちゃんがこっち見てる……うぅ…怖いよぉおっ!
『次は、4年2組による出し物、手品ショーです』
あ、あたしのクラスこの次だ。


『本日のため、生徒会から公募した内の20名が参加を致します。あとはおなじみ生徒会から数名参加をします。カップルが成立した場合、拍手をお忘れなく』
シルフィールの放送。ああ…きてしまった……
本当は、シルフィールもガウリイが出ると言ってから、自分も出たいと言っていたのだが、姉ちゃんがあんたは放送係!と説得(?)をし、断念したわけだ。折角出るって言ったんだから出てもらえばよかったのに!そしたらあたしは出なくて済んだかもしれないのにっ!………ありえ…ないわね……姉ちゃんだもんね……
その時シルフィールにどれだけ睨まれたか……ほんと女って怖いわね……あの普段おとなしい娘が……
そんなに、…ガウリイがいいのかなぁ…?
どきっ
?…??
あたしは舞台裏に整列しながら関係無いかもしない事を考えていた。

ぱっ
ライトがまぶしー…
『お待たせ致しました!それでは生徒会主催、フィーリングカップルを行います!』
わああああっ…
関係無い生徒達はひたすら騒いでいる。ちっ
司会の少年(年上)が手作りらしい金ラメタキシードをきて、マイクを持って登場する。
『それでは出場者の紹介を致します!まずは男性の方から、1番……』
ガウリイとゼロスとゼルには黄色い歓声がおこったのは、まあ言うまでもない。そして、あたしとアメリアの紹介の時には主に5,6年のおねえ様方からブーイングが飛んだ。
ったく!あたしは死ぬほど交代してあげたいっていうのに!アメリアはブーイングの瞬間いきなり立ちあがり何か語り出そうとしたが、あたしがやつあたりがてらちょこっっっとだけ強く静めておいた。ふっ!
姉ちゃんが二階のライトの傍で笑っている。
くっそぉ……
『それでは、まずは好きなタイプをいってもらいましょー』
順々にマイクが渡され、ガウリイの番まで来る。
『え…お…俺…?あー……まあ元気が一番……』
わけのわからないことを言った。
ゼロスの番。
『僕が心に決めている人はただひとりですよ(はぁと)』
言った瞬間あたしに刺のような視線がささる。何よっあたしが何したっていうの!!?
ゼルの番。
『…………………』
無言のまま何秒か経って、そのまま次の人へと移った。
をいをい…しらけさせるなよ……
あたしはどうしよー……まぁ…目指せ玉の輿!!とかはやめとこー…ゼロスいるしなぁ…ゼロスって金持ちなのよねぇ………むかつくことに……
アメリアの番。
『正義を愛する人です!!』
ゼルを見つめて言う。ゼル、赤くなってるし……ラブラブねぇ……
あたしの番。
『…えーっと……や…さしいひとかな…?』
とりあえず定番のとこを言っておいた。う〜なんか緊張するかも……
誰もこなかったらさみしーよねー……姉ちゃんは馬鹿うけするかもしれないけど。
それからいくつか生徒から集められた質問を答えた。

『それでは最後に自分のいいな、と思った人をボードに書いて出してください。絶対誰かの名前書かないと駄目ですよ!』
う゛
考えてなかった……わけでもないけど……アメリアって書いて横恋慕しちゃおっか♪とかしか……ん〜……意表をついて金ラメタキシードとか!…しらけたらヤだしなぁ……
どきっ!
ガウリイの方を盗み見ようと思ったらガウリイと目が合った。
何でこっち見てんのよ……まさか…いや、まさか…ね……
ガウリイはにっこり笑った。
ガウリイが目を逸らせようとしないからあたしは目を逸らした。
…ガウリイ…
どきんどきん
あたしは真っ白いボードを見る。
サインペンの蓋を抜き、真っ白いボードに陰を落とす。

『それでは一斉にボードをあげてください!』
ざわっ
ゼルのボードにはアメリア、と小さく綺麗な字で書かれてあった。
もちろんアメリアのボードには、大きくゼルガディスさん、と書かれてあった。
女の子側はほとんどガウリイ・ゼル・ゼロスにかたまっているのだろう。こっちがわのボードはあんまり見えないけど、だいたいわかるよね、このくらい……
男子のボードは大体見えた。ゼロスのボードには、しっかりリナ=インバースと書かれてあった。……冗談……じゃない…のよね……
ガウリイのボードは前の女の子のあげたボードで隠れていて見えない。

どくんどくん
ゼロスがこっちを見て寂しそうに苦笑した。
どくんどくん
ゼルはやっぱりな、という顔をする。
どくんどくん
姉ちゃんは…見上げると親指を立ててウィンクした。
どくんどくん

『それでは成立したカップルを呼びます!拍手をお願いします!!
まずはこのお二人!学芸会でもう有名!ゼルガディス=グレイワーズ・アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン!』
わあっ
拍手と歓声、ブーイングが起こる。いいかげんにあきらめなさいよねぇ……
あたしはこめかみを押さえた。
『つづきまして、山田太郎さんと田中花子さんです!』
こんなちょうしでさくらの何人かが言われる。
『次に、校内での有名人ガウリイ=ガブリエフ……』
どくっ!
心臓が激しく波打つ。
『リナ=インバース!!』
わっ
歓声を遠くに聞く。
どくんどくん
本当に……?
「リナさん、やりましたね(はぁと)これで公認の仲ですよっ(はぁと)」
アメリアが言う。
それは今のあたしにとても嬉しい言葉だった。わかなかった実感をもてたのだ。

たぶん最近ガウリイといてどぎまぎしたりしたのはあたしが……
ガウリイを好きだったから。
もう気付いていたかもしれないけど、あんまり気付きたくなかったのかもしれない。どこかにしまいこんで出したくなかった。今が一番幸せだと思っていたから。

椅子に座ったままぼーっとしているとガウリイが目の前に立つ。
「リナ、行こうぜ」
照れくさそうに笑いながら手を引く。
『それでは、ラストにダンスパーティーを行いますっ!!!』
…うあ。シルフィール怒っとる………
あとが怖いかも……
ガウリイを見ると、こっちをみて笑って頭を撫でた。
やっぱり、あたしはガウリイが好きなんだなあ……
顔が赤くなるのを感じて、
「子供扱いしないでよねっ!」
照れ隠しの一撃でガウリイを静めたのだった。


はい。ひっつけちゃいました!
かなりもう変ですね……(泣)手作り金ラメタキシードと少年!誰だかわかります?うふふふふ(死)
シリアスとギャグの同時進行ってむずかしいっす……
それでは。

                           まりえ

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801魔術研究同好会7まりえ E-mail 12/8-20:47
記事番号800へのコメント

魔術研究同好会7

「おはよー……」
あたしは欠伸をかみ殺しながら言った。結局あんまし寝れなかったのだ。
「おはよう、リナ」
姉ちゃんが笑顔を向ける。
……普通の…人、よね……
つきん
学校…行きたくないなぁ……クラスにはアメリアいるし、今日は教育実習生の授業もあるし、体育の授業まであるのだ。
最っ悪!
ったく!なんだってこんな日に!夜寝れなくても日が昇ってから眠くなり始めるのよねっ!ああもうっ!!
「リナ、サボったりなんかしたらどうなるかわかってるわよね?」
姉ちゃんが笑顔……目だけ笑ってなかったり……器用な……ま、あたしの特技の中にもそういうのあるけれど。


憂鬱だなぁ……
あたしは家を出てから何度目かの同じ言葉を頭に浮かべた。
「リナさん!おはようございます!」
アメリアが駆け寄ってきた。
え……
「今日数学の宿題ありますよね、リナさんやってますか?」
「ま…まあね…」
いつもと変わらないやりとりにあっけにとられる。どうなってるの……?
「リナさん、部をやめてもわたし達は友達ですよねっ!」
!!
……あたしはアメリアから目をそらした。
誰か、あたしの傍にいたら巻き込んでしまう。絶対あたしのせいで危険な目にあわせるなんて嫌!あたしさえ傍にいなきゃ誰も非常識な生活に足を踏み入れるはめにはならない!
「アメリア、もうあたしに話しかけないで!」
あたしはアメリアの顔を見ずに言った。
心臓が押し潰されるようだ。
「迷惑よっ!!」
吐き捨てるように言って走り去った。
もう、どうしてこうなったんだろ………


教室に行ってしばらくしてもアメリアは現れなかった。
帰っちゃったのかな…あたしがあんなこと言ったせい?
はは……ただの、自惚れね…あたしがそんなにアメリアにとっての重要人物とはあんまり思えない。だって4月に会ったばっかりで、話すようになったのも2学期に入ってから。
共通の話題、といえば部活のことくらいだけれど、アメリアはついこないだ入ってきて、あたしはびっくりしたことを覚えてる。
だって魔術研究同好会、なんてほんとは一般の生徒も知らないもの。女生徒が知ったらどうなるか。ガウリイとゼルがいるのだ。あたしが入る前はその二人だけだった。
OBはいるようだが、あったことないし、ゼルが口に出さないのだから、たいした人物じゃなかったんだろう。
あたしがこの同好会を知ったのは本当に偶然。まぁ、学校の情報は結構詳しい方だったし、あたしは何故かやっかいなものはあっちから顔を出す。って場合が多いし。

まさか……もう…アメリアまで巻き込まれてるなんてこと………

あたしの胸に不安が満ちていく。
まさか…まさか…ね、そんなことないわよね……ありえな……

ふっ

「な…何っ!?」
あたりは先程と変わらない教室の中、しかし……
「人が…誰もいない……」
違和感をおぼえた瞬間辺りのざわめきが消えたのだった。
やっぱり…魔族の仕業なんでしょうね……
どこ…?
あたしは周囲に気配を探った。
ぴくっ!
廊下の方に…人間の気配……魔族じゃない?
「またせたな!リナ=インバース!」
入ってきたのは薄い腹に細長い奇妙な形をしている腕と足をもったのっぺらぼうの魔族だった。さっきまで気配なかったのに……空間を渡るって便利ね…
さっきの人の気配は…?
「まずはこれを見てもらおうか?」
!!
アメリア!!
魔族の差し出した腕の伸びるその先にアメリアがいた。頭を鷲づかみにされている。
くっ!
「どうして……」
そうか…!姉ちゃんに聞いたんだった。魔族はあたし達、生きとしいける者の負の感情を食うのだと。
「流石に力のある人間の負の感情は美味いな」
やっぱり!そのためにアメリアを巻き込んだわけっ!?
「あんた、魔族の中でも中級の下ってところかしら?」
あたしは表面には余裕たっぷりと言った。内心は焦っている。
アメリアをあいつの傍から離さないと!
「そうだな、でも我は中級の中くらいのものだろう」
…そうみたいね…昨日みたいな馬鹿じゃないのね……
どくんどくん
こういうとき、姉ちゃんならどうする…?
どくん
「ん…リナさんっ!」
アメリアが気が付く。そのまま逃げられるか…?
「きゃぁっ!」
「アメリアっ!!」
魔族の放った魔力弾がアメリアの右腿をかすめる。
苦痛の顔になるアメリア。
「すぐには殺さん。我が腹を満たすくらいまではな」
魔族はいって哄笑をあげた。
許さない
あたしは黙って見ていたわけじゃない。
「エルメキアランス!」
あたしの放った魔力は魔族に当たる。
…避けようともしない!?
「馬鹿めこの程度の魔法、どうとでもなるわ!」
…ファイヤーボールとかは効かないのよね……
「エルメキアフレイム!!」
しゅんっ!
魔族がかき消える。
空間を渡ったのか……どこへ…
あたしは背中に嫌な予感を覚え、左に飛び退く。
じゃっ!
あたしの立っていたところに焦げ目がつく。
「逃げたか…まあそうでなくては面白くない」
何もない空中から声がして魔族があらわれる。
面白いって…!
「のっぺらぼう!なんで…」
あたしが問いかけようとしたとき、目の前に黒い布が現れる。
へ?
「おやおや、こんなところで人間いぢめですかぁ?嫌ですねぇ人質までとるなんて。魔族としての自覚、足りないんじゃないですかぁ?」
「くっ!貴様…」
えらく間延びをした声で入ってきたのは…やっぱり魔族なんだろう、浮いてるし…でも瘴気は感じない…?
「一旦僕の顔をたてて退いてもらえないでしょうかね」
おとこのはなつプレッシャーに負けたのかのっぺらぼう魔族はかき消える。
くるりとターンして見せたその顔は笑みが浮かんでいた。
でも、その笑みから受けるプレッシャー……こいつ…!かなり高位の魔族ってやつ!?
「初めまして、リナさん。僕はゼロスと言います」
その男…なのだろうかは謎だが、優雅に一礼して見せた。

                        つづく

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809Re:魔術研究同好会712/9-13:07
記事番号801へのコメント
おこちゃまスレイヤーズ
とうとう!とうとう!!リナとガウリイが引っ付きましたね!!
フフフ。これからラブラブだわ・・・。(小学生だって)
でも、何と無くゼロスが間に割って入って来そうなのは気のせいでしょうか・・・。
うーーん。

ゼロスといえば!!
魔術研究同好会にも出て来ましたね。
また、上司の命令でしょうか?
とにかく,リナが助かって良かったです。

続きが楽しみです!!葵


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814魔術研究同好会8まりえ E-mail 12/9-19:20
記事番号809へのコメント
葵さんありがとうございます!ガウリイがテクニシャンガウリイになれないのが(小学生だから)ちょっとやだなーとか思ったんですけどね。(小学生が経験豊富っていやですもん)それでは。魔術研究同好会つづきです♪短い……(汗)


魔術研究同好会8

ゼロス、と名乗った魔族が優雅に一礼して見せたらすぐに緊張がとけた。
プレッシャーが消えた…とでもいうのであろうか?
「で、あんたはあたしに何の用なの?」
とりあえず、あたしに用があってここまできているのだろう。
「いえ、ここであなたに死なれたらおもしろくないじゃないですかぁ!」

あたしは眉根を寄せた。
どういうこと?
「ああ。そうですね…説明要ります?」
あたしは無言で頷いた。
「つまりはですね、魔族のなかにもいろいろありまして……つまり、リナさんの力を恐れる者はあなたをさっさと始末してしまおう、とでも思うのでしょうね」
それって…
「つまり、あたしにあんたは倒せない。だから殺さない。ってことかしら?」
「そういうことになるかもしれませんね。…それよりいいんですかぁ?彼女」
ゼロスの視線の先にいるのはアメリア。
右腿が血で染まっている。
「アメリアっ!」
あたしはアメリアに近づいてリカバリイの呪文を唱えようとする。
アメリアがそれを手で制した。
「アメリア?」
「リナさん。わたし自分でやりますから」
言ってアメリアはあたしのしらない呪文を唱えた。
え?
「リザレクション!」
アメリアがかざした手のひらがほんのり輝く。
魔法!?
「驚きました?わたし、本当は使えるんです♪」
アメリアがぺロっと舌を出して見せる。
へっ!?いつからっ…!?
「なにか妙な予知…みたいなのもできるんですよね、神託ってやつでしょうか?それであの部室になってる旧校舎を見つけたんです」
気付かなかった………あたしとしたことが…………
……詳しく聞いてなかったけど……アメリアが、自分の力を使ってあの部室を見つけたって事……?学校にも知らされていない、あの部屋を?
あたしはゼルと仲が良かったアメリアがゼルの後でもつけていって見つけでもしたのだろうか?などと思っていたのだが……
あたし達魔術研究同好会は校舎裏の森の奥の旧校舎を部室に使っている。部、とは言っても同好会だし、本当はこの学校にそんなもの無いのだ。勝手に作っている。いつ、誰が、何の為に作ったのか。それは誰も知らないのだ。

ふっ

…!?
結界がとけたみたい……なのだが…いきなり消えたあたしがいきなりさっきの場所と違う所に、しかもアメリアをつれて登場したのだ。ふつうみたら誰だって驚くだろう。
だが…――なんと都合の良い事か、体育の授業で皆外に出ていた。
らっきー!
「リナさん、わたし達、友達ですよね!!」
アメリアが手を差し出す。
「…もちろんっ!」
あたしはその手を握りかえす。
誰もいない教室であたしとアメリアは笑いあった。

                          つづく

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820Re:魔術研究同好会812/10-06:24
記事番号814へのコメント

こんにちは!!葵です。
ゼロスが登場して、アメリアとの友情も語り合って、
後は、ゼルとガウリイ、といったとこですね。
おこちゃまのように、ガウリイとリナがしあわせになることを祈ってまーす。

そうそう。あの、私の駄文に感想をありがとうございました。
2をのっけときますんで、読んでみてください。

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824信頼まりえ E-mail 12/10-17:36
記事番号820へのコメント
葵さんありがとうございます!がうりなラブラブにしたいんですけどね・・・なんかもうわけわかめ状態(死)もういっこちょっとリナ←ガウリイのものかきましたので、のせますね。


信頼

青年はバイトの帰り道、見なれた栗色の頭を見つけた。
「リナ!」
栗色の少女は振りかえる。
「ガウリイっ♪」
少女は駆け寄り兄の腕にからむ。
「お前なぁ、いつもお兄ちゃんって呼べっていってるだろ……今日の晩飯なんだろうな?」
「お母さんはエビフライだって言ってた!」
少女は明るくほほえむ。
ありふれた日常。


俺はいつも通りバイトの帰り道の公園の所でリナを見つけた。
「リ……」
リナが泣いていた。
「リナっ!?どうした!!?」
俺は慌ててリナの腕を掴み問う。
「がうりぃ…」
リナは俺に抱きついてきた。
どくん
このまま掻き抱けたなら
俺は頭を振る。
「リナ?どうしたんだ?何かあったのか?」
リナの肩をつかんでリナの目を見て問う。
赤い大きな瞳が潤んでいる。
かわいい
欲しい
「あのね…あたしのクラスにゼルガディスっていう男子がいるって前に話したよね?」
俺は我にかえり頷く。
頷く…がそんなやつ覚えてない……
とりあえず何も言わずにリナの言葉を待つことにした。
「今日ね、学校休みだったじゃない?だから、遊びに行こうって誘ったの」
どくん
リナ…そのゼ…なんとかが好きなのか…?
「あたしの友達に…アメリアっていう娘がいるの。いつも言ってるでしょ?」
頷く。
聞いたこと有るような気はする。
「その娘、ゼルが好きなの」
…三角関係ってやつ…か…?
俺は…やっぱりリナにとっては兄貴でしかないのか……
「それでね、ゼルとアメリアをどうにかしてくっつけたくって一緒に遊びに行ったの。3人で……そしたら………」
リナが言いよどむから俺は先をうながした。
「そしたら?」
「ゼルが……あたしに…キス…」
!!?
「されたのか!?」
俺は思わずリナの肩を掴む手に力をこめる。
「ちがうっ!!されそうだったから逃げたのっ!」
リナの目から涙がこぼれる。
リナ……
「あたしは……ゼルのこと…嫌いじゃないけど……特別にスキとか…思ったことなかったの……アメリアが…その時見ちゃって…あたし……」
リナは大粒の涙をぽろぽろこぼしながらとぎれとぎれに言った。
「その、ゼ…なんとかの家はどこだ?」
「ガウリイ?」
「一発殴ってやる」
「ガウリイっ!!」
「リナを泣かせたんだから、当然の報いだ!」
リナが俺に抱きついた。
華奢な体、温もりが俺の理性を崩そうとする。
「誰かに…聞いてもらいたかっただけだから…!ちょっと楽になったから…!」
リナの涙が俺を罪悪感に浸らせる。
リナに泣かれたら…俺は…
「わかった。リナ、もし殴ってやりたいと思ったら俺に言えよ?俺が思いっきりなぐってやるから」
俺はリナの頭をくしゃくしゃに撫でる。
いつも通り穏やかな口調で言ってやる。
リナが俺の顔をみて泣き笑いのような顔をする。
「もうっ!子供扱いしないでったら!」
手を払いのける仕草が可愛くて俺はつい手を出してしまいそうになる。
リナの泣き顔はとてもいじらしくて俺だけのものにしたくなる。
俺はリナが俺の傍にいて安心されている。今その信頼を壊したくない。

でも…俺があとどれだけもつのか……いつか無理やりにも俺は………

                                  おわり


ん〜…ガウリナ……かな?(苦笑)保護者保護者言ってぇ♪ホントに保護者にしちゃえっ♪ってな感じで朝バスの中で思いついた話なんですけどね……ほんとはもっと設定が違ってたけど…そうすると長くなりそうだったのでやめました♪(撲殺)くらいっすね……(汗)もっとラブコメ漫画みたくするつもり…だったんですが……私の書くのって少女漫画ですよねー……なんか抜けれないというか……題名つけるのとことん苦手だし……

それでは。
                                まりえ

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825魔術研究同好会9まりえ E-mail 12/10-17:37
記事番号824へのコメント

魔術研究同好会9

「それにしても…アメリアが魔法つかえたなんて……何で黙ってたのよっ!」
「だって…わたしがリナさん達の前で魔法が使えるんです!なんて言ったら絶対使って見せろ!使えないなら嘘だ、みたいに言われるだろうと思ったんです」
…?…そうかっ
「あたし達の封魔を解いてしまうかもしれないから?」
「…そうです。むやみに封魔を解いたりなんかしたら魔族とか、そういった輩に付きまとわれますからね」
でも待って…あたし、アメリアからなにも感じなかったわよ……?
アメリアがあたしの顔を見て言う。
「魔力を嗅ぎ取られない方法ですか?」
エスパーかい…とか思いながらあたしは頷いた。
「念じるんです。正義を!」
は?
あたしはじと目でアメリアを見つめる。
アメリアは大粒の汗を頬に貼りつけながら言った。
「冗談は置いといて」
アメリアは何か空中で手を右から左へ動かす。
「気配を消すのと同じです。魔力を外に出さないように常に意識を張るんです」
「…それって疲れない?」
「習慣みたいなものですよ。慣れればどうってことありません!」
慣れればって……
「あんた、いつから?」
「生まれた時からです!うちの家系は皆そうなんですって!」
生まれた時から…本当は、あたしは生まれた時から力を放出していたのよね……姉ちゃんが危険に犯されるようになったのは…あたしの…せい……
「リナさん?どうかしましたか?暗い顔して…」
アメリアが心配そうな顔でこちらを見る。
あたしは…アメリアまで巻き込んでしまったのよね……あたしと関わり合いにならなかったら、魔族に誘拐される事もなかっただろうし……あたしと関わり合いにならなかったら、アメリアは魔族に己が存在を知られず平和に暮らせていたのに……
「ごめん…アメリア…ごめんね…」
謝って許されるようなものじゃない。
でも、あたしは言わずにはいられなかった。自己満足だとしても、言っておきたいと思った。
「気にしないで下さいよぉわたし達友達じゃないですか!あんなの本気じゃないってことくらいわかってましたよっ!」
アメリアはあたしの“傍に寄るな、迷惑”宣言のことを言っているのだろう。
アメリアって…天使みたい……
こんなこれから大変になるだろう時に、笑ってあたしを励ましてくれる。
あたしはありがたすぎて、泣きたくなった。
「ありがとう」
がらっ
どきんっ
心臓が大きく鳴り、開いたドアにむけて気を張る。
聞かれた…!?誰……?
「よう」
「!!ゼル!」
「ゼルガディスさんっ!?」
あたしとアメリアは扉から顔を覗かせた人物に驚きの声をあげる。
「おいおい、でかい声だな……となりは真面目に授業してるんだぞ?」
ゼルは呆然としているあたし達のほうに歩み寄ってくる。
もしかして…聞こえなかったとか……
「…俺の封印、もう解けているみたいなんだが……」
!!?
あたしは息が詰まる程驚いた。
思い当たるところがあるからだ。
まさか…まさか……
「あたし…の…せい…?」
ようやくそれだけ言った。
ゼルはにやっと笑って言った。
「願ってもみないことだ」
あたしは座り込んだ。
巻き込むまいと思っていたのに、すでにもう巻き込んでしまっていた。
きっと、ガウリイも。
「あたしの…ファイヤーボールのせいね…?」
「どうやらそうだったみたいだな」
あたしがあの封魔の解けてしまった日、部室でファイヤーボールを使った。そのときの魔力の余波みたいなものが、ゼルとガウリイの封魔を破ってしまったのだ。
「ガウリイの旦那はあんまり変わったふうじゃなかったがな」
え…?それって…
「ガウリイの…封魔は解けていない…?」
「違うだろうな、たぶん俺が思うに、魔力には個人差がある。だが…おもしろいものを見れたぞ」

「ガウリイが持ってきてた剣あったろ?」
あの妙に力を発してる剣……
あの剣の力じゃあたし達の封魔ってとけなかったわね……
「リナが出ていって追いかけて、帰ってから俺はなんだか妙だと思ってな、ためしにリナが唱えてた呪文を唱えてみたんだ。」
あれを覚えたのっ!?
「そしたら目の前に水が現れた。驚いたガウリイがな、光の剣持ってきて刀身はずして“光よ!”って叫んだ。そうしたらガウリイの剣の柄から光の刀身が現れたんだ」
…!!光の…刀身…!?
「しばらくあっけにとられてたんだが、ガウリイにあのアクアクリエイトの呪文を唱えさせてみたけど何もおこらなかった」
……今まで何も起こらなかった剣に刀身が出て呪文は発動しない……?
「だから、ガウリイはもとから魔力はあんまりもってなくて、そのかわり、精神力を具現化させられるようになったんじゃないか?」
…そう…なの……
「今日はよく喋るわね…ゼル…」
「ほっとけ!」
アメリアが傍に来て囁く。
「ゼルガディスさんも、心配してくれてるんじゃないですか?リナさんが自分を責めないように」
……ゼル…アメリア……
「さ、ガウリイにさっさと顔見せて安心させてやれよ」
ゼルは言って教室から出ていった。
「安心って……ガウリイ…そんなに心配してくれたのかな……」
「リナさんって鈍いですよね。ガウリイさん、あんなに寂しそうでしたのに」
アメリアがぶちぶち言ってる。過保護な保護者ってほんと……なんだかなぁ……

                                   つづく

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828Re:魔術研究同好会912/11-10:36
記事番号825へのコメント

こんにちは。葵です。
信頼・・・いいですねぇ。
ああいうガウリイ好きです私。
お兄さんって結構大変っすねぇ。
ああ、ガウリイみたいなお兄さんが欲しい。ゼルみたいな人はいないかなぁ。
ゼロスみたいな先生がいたら面白いかも・・・。
質問しても「それは秘密です(はあと)」とかいって?って授業にならん!!

は、いつのまにか話しがそれてる!!

魔術研究同好会も、ゼルガディス登場!!
ガウリイも、どうやら光の剣をマスターしたし。
やっぱり4人は4人よ!!ですよね。
それでは。葵でした。

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830魔術研究同好会10まりえ E-mail 12/11-16:18
記事番号828へのコメント
葵さんありがとうございます!ほんとにガウリイ達みたいなのがいたらおもしろいのに・・・・・・ゼルの合成獣じゃないとこみてみたいかも・・・(はぁと)


魔術研究同好会10

「リナ!」
部室に顔を出したあたしにガウリイが顔を輝かせる。
なんでこう照れるような反応を平気ですんのよこいつは……
「ガウリイ」
「…なんだ?」
あたしは両手を口元にあてて言う。
「光の剣ちょーだいっ!」
ずるっ
ガウリイが椅子から滑り落ちた。
「ねえ、ちょーだいよっ♪あ、もちただとは言わないわよ?んー…500円!500円でどう?」
きゃーっ最近あたし結構ふとっぱらじゃーんっ♪…異世界黙示録ただで奪い取った…いや、譲り受けたけど……
「お前なぁ、前から言ってるだろうが!これは俺んちの家宝なのっ絶対にやれない!」
「だったら何でここに持ってきてんのよっ!」
「いーじゃないか!そんなことどーだって!それより…リナ、ここやめないんだろう?」
ガウリイが真顔になって言う。
その真剣な瞳にすこしたじろぐ。
「…そのつもりだけど…あんたやめさせたいわけ?」
すこし視線をはずして言う。
「そんなわけないだろっ!俺は、リナがここに来てくれてすごく嬉しいんだから」
すっぱあああああんっ
あたしはスリッパでガウリイの頭を殴った。
さらっと言うなぁぁああああっ照れるじゃないよっ!!
あたしは顔が赤くなるのを感じた。
うっ…
ガウリイこっち見てにやにや笑ってるし……
「なんだか割り込めない雰囲気ですね」
「そーだな」
アメリアとゼルが紅茶を飲みながら言う。
「なっ何いってんのよっアメリア!…っあたしにも紅茶ちょーだい!!」
「あ、俺も」
あたしは棚から乱暴にカップを出す。
「いやあ、僕にも一杯いただけませんか?」
うきゃああああああああああああああああああああああああああああっ!?
「ゼロスっ!!」
「何!?ゼロスだと!?」
「え…?知ってるの?ゼル」
ゼルが何か嫌な顔をした。
「おまえ……朝会さぼってるだろ」
うっ何故……
「あ!そういえば!リナさん、ゼロスさんって教育実習生ですよ!たしか」
「そーいうことだ」
なるほど…そーだったのかぁ……ゼルも教育実習生だもんね〜……
「アメリアも一緒にサボったのに何でしってんの?」
たしか最近の朝会は全部アメリアと一緒にサボってるはずだけど…………
「サボってるんじゃありませんっ!リナさんを見張ってるんです!ゼロスさん、ゼルガディスさんに負けないくらい人気有りますからね。リナさんくらいじゃないですか?興味持たないのって」
何よっその言い方!!たしかに興味ないけどさぁそんな変わり者みたいに言わなくてもさあ……しかもちょっとじと目はいってるし……あたし以外にもいるわよきっと!
「はあ、人気ですか?ちょっと鬱陶しいですねぇ…まぁ嫉妬やその他の負の感情はいただけますけどね」
いやみとしかとれん!
「そうよねぇ…あんた魔族だもんね、何の用なの?」
あたしは腕組しながら言う。顔は笑ってるけど目は笑っていないという特技を使う。
「リナさん…そんなに冷たくしなくてもいいじゃないですかぁ…僕はたしかに魔族ですけど、別に今リナさんに危害を与える気はないんですから」
ゼロスが情けない声で言う。
本当に高位の魔族なのか疑わしくなるが、隙がありまくるのが余計に怪しい。
「今はでしょう?一分後どうなってるかさえわかったもんじゃないじゃないの」
「まあ…今日のところはほしょうしますよ(はぁと)」
どうだか
「それで?何の用?」
「それは」
それは…?
ゼロスが口元に人差し指を当てて言う。
「秘密です♪」
ずるっ
「あほかああああああああああっ!!何考えてんのよぉっ!!?何が秘密ですだああああっ!!」
あたしはゼロスの胸倉をつかんで揺さぶる。
「あぁありぃなさ…ぉちつぃてくぅだぁさいよぉお」
あたしは完全にキレた。
――――黄昏よりもくらきもの
     血の流れより紅きもの
「リナさんっそれドラグスレイブじゃないですかっ!!そんなのここでぶっぱなしたら森が消えちゃいますよっ!!」
ゼロスが慌てて止めようとする。
…は?森が一つ消える………?
あたしは呪文を中断する。
「もっとちゃんと考えてくださいよぉっリナさんの魔力許容量はすごいですからね、世界を滅ぼしかねない呪文だって操れますよ」
……世界を…滅ぼす……!?
「ということで、紅茶おいしかったですよ」
ゼロスはいつのまにとったのか、紅茶を飲み干したカップをテーブルに置いて消えた。
「リナ、説明してくれないか?」
ゼルが真剣な表情で問う。
説明しろと言われても…どの呪文がどの程度の力かなんて知らないわよぉ…
「あたしが知ってる事なら説明できるけど……ねえ、あたしの家に来ない?クレアバイブルに聞きたいことあるから……」
ゼル達は頷いた(ガウリイを除く)
あたし達は部室に鍵を閉めてあたしの家に向かった。

                                つづく

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832魔術研究同好会11まりえ E-mail 12/11-18:17
記事番号830へのコメント

魔術研究同好会11

まずはクレアバイブルが何であたしとは話ししたのに、封印の解けていたゼルと話しをしなかったのか。
世界を滅ぼすかもしれない呪文について。
―――あたしがここにいる理由―――
「リナ」
「…なぁに?ゼル…」
「クレア…」
「あぁっ立ちくらみがっ!!」
あたしは額に手をあててよろけてみせる。
さっきから数えるのも馬鹿らしいくらいこれを続けている。
「リナ、自分のものにしたつも…」
すっぱああああん!
「あら、手が滑っちゃった(はぁと)」
このリアクションははじめてだ。
「返せよ」
ひくっ
「な…なんのことかしらぁ?」
あたしは両手のひらを上に向けて視線を泳がせる。
そう、今ゼルはあたしにクレアバイブルを返せと言っているのだ。
折角手に入れたのにあたしが手放すはず無いじゃないの!
「返せよ??」
ゼルはじと目で繰り返し言う。
っだあ!しつこいっ!!
「リナさん、人の物を盗るなんてすなわち悪!このアメリアが正義を」
「わかったわよっ!!かえしゃいんでしょかえしゃ!!」
あたしはアメリアが語り出す前に叫んだ。この娘が語り出したら止まらないからなぁ
…はぁ…
「リナ」
「何よガウリイ」
あたしはひたすらうんざりした顔でガウリイに振り向く。
「たしか、昨日来た家ってあれだよな?」
ガウリイが後方を指差す。
「過ぎてるぅぅぅぅっ!!?もっと早くに言いなさいよぉおおおおっ!!」
あたしは頭を抱えて叫んだ。ゼルとのやりとりに気をとられているうちに家の前を過ぎてしまっていた。


「ココア飲む?」
「はい!お願いします!」
あたしの問いかけにアメリアは元気に答える。
「俺はコーヒーの方がいい」
「俺はなんでもいーぞー!」
ガウリイはほっといて、ゼル…てめぇ調子こいてんじゃねーぞーオイ
あたしは何も言わずにインスタントコーヒーを作ってゼルに渡す。
「クレアバイブル代ね(はぁと)」
ぶぴゅっ
ゼルがコーヒーを吐いた。
うあ。きちゃない!誰が掃除するとおもってんのよ!
まあクレアバイブル貰うということで許してあげるわ♪
「どーしてそーなるんだ!!?お前はぁっ!!」
ゼルが手の甲で口元を吹きながら怒鳴る。
「どーしてって…リナだもんなぁ?」
「ええ。そうですよね」
ガウリイとアメリアが言って、ゼルが角っこで座り込んで涙を流している。
あたしだからじゃないわよ!けっして!これが世の中の常識ってもんよっ!
「それじゃ、あ・た・しの異世界黙示録とってくるね(はぁと)」
あたしは自分の部屋へと階段をあがった。
姉ちゃんはやっぱり今日もバイトなのね…
姉ちゃんの部屋に気配がなかった。


「それじゃ、聞きたいことあるからちょっと聞いてくる。魔族のこととかに関してはアメリアも何か知ってるみたいだから、ゼルはアメリアに話しでも聞いてなさいね♪」
言ってからあたしは異世界黙示録に手をかざした。
皆が周りにいてくれるからか、不安はあまりない。

「我に問いたい事とは何だ?」
…ま〜…関係ないことかもだけど、一つ聞いていい?
クレアバイブルは何も言わない。あたしは肯定と受け取る。
本の形ってとってるだけよね?だったら他の形にもなれるし本当の姿ってあるのよね?
「うむ。本来の形は光の宝球。普通には見えぬもの。我は無限の知識をもつもの。あらゆる形にかえられる」
そう、なら携帯用にキーホルダーかなんかになってもらうってのもできるわね(はぁと)
「…き…きーほるだぁ……」
天○よしみ魔除けキーホルダーとかいいかもね(はぁと)
「……」
本当に人間らしいわね……からかいがいがあるわ……
ま、それはまた今度ってことで
「冗談じゃないのか…?」
あったりまえじゃないの(はぁと)
…じゃなくて、なんで封印の解けたゼルが触れても何も反応なかったわけ?
「我は自分の意思にて相手を選ぶ。本当に我に接触するにたるものか、魔力許容量がたりているか」
そう…つまり…あんたのわがままってこと?
「う゛」
まじかい!
まあいいわ、あたしが―――…
――…あたしが世界を滅ぼすことができるって本当…?
「うむ。世界を創造せしあのお方の力を身に宿し、世界をあのお方に還すことは汝にしかできぬであろう」
あのお方って…例のすべてのものの母、ってやつ?
「そうだ」
それじゃあ、あたしが…何故力を持って生まれてきたかは…?
「汝が生まれし理由はあのお方のしるところでしかない。あのお方のきまぐれか…偶然、汝等が呼ぶところの運命」
…あたしは運命なんて信じないわ!運命なんて、そんなの後から振りかえるだけのものじゃない!あたしの人生にあるのは運命なんかじゃない!必然よ!!


「リナ!」
ガウリイ…?
あたしが目を開けるとガウリイが…ドアップだった。
「なぁにやってんのよっ!」
あたしはガウリイを遠ざけた。
心臓に悪いわ!
「リナさぁん…すいませぇん…ガウリイさん止めたんですけど、遅すぎるって…」
遅い?
「ねえ、何分くらいたってたの?」
「一分二十五秒だ」
ゼルが答える。
正確にはかっとったんかいおのれは……
でも、前より疲れていない。封魔が解けるって少しずつ解けているんだろうか?
「ゼル、その本触ってもなんにも感じない?」
「ああ」
人見知りってわけじゃないわよね……まさか………まじにそうだったり…
あたしは本をじと目で見てしまう。
「天○よしみキーホルダーになって!!」
言うとなんだかしぶしぶという感じがひしひしとつたわってくるようだったが、まじで天○よしみ魔除けキーホルダーになった。
おもしろい……
「リナ、得た知識を説明してくれないか?」
「OK」
あたしはゼルとアメリアに話し出した。得た知識を……

                                 つづく

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834魔術研究同好会12まりえ E-mail 12/11-20:09
記事番号832へのコメント

魔術研究同好会12

「魔族…か、ゼロスの奴も魔族なんだろう?」
ゼルが言う。
「ん、そうみたいね」
あたしは答える。
「でも、あいつは今のとこ、こっちをどうにかするつもりないみたいだしぃ?」
来た。
「リナ…」
ガウリイが辺りに気を配りながら言う。
「わかってる!」
「どうした…」
「あいつが傍にいないみたいだからな!今日こそお前をしまつしてやるリナ=インバース!!」
ゼルの言葉を遮って哄笑とともに聞こえる。
「結界、張られているみたいですね…」
アメリアが言う。
でも、逃げられないけど、逆に元の世界にはあんまり支障がでないことがありがたい。
「でてきたらどう?ゼロスに恐れをなして逃げた中級魔族さん?」
あたしは空中にむかって挑発する。
この程度の挑発、こたえないことはわかっているけど、たんなる景気づけってやつよ。
「ふん。お前等はあいつがどれだけ高位の魔族かわかっていないみたいだな!」
あいつ…やっぱり高位なのよね……
「そりゃああたりまえでしょ?最近やっとその手のことがわかってきたんだから」
そうよね、最近覚える事多くって…ガウリイが羨ましいかも。
「それは無駄な事を!どうせ今から殺してやるのに!!」
空間から魔族があらわれる。現れたのは薄い腹に細長い奇妙な形をしている腕と足をもったのっぺらぼうの魔族、あの時と同じ魔族だった。
「ブラストアッシュ!」
あたしの呪文が魔族にあたる…と思ったがかわされてしまった。
「光よ!」
ガウリイが吼えた。
ガウリイが持ってきていた剣の柄から光の刃が現れる。
「光の剣…!?」
魔族が驚愕の色を浮かべる。
光の剣って有名なんだ…こんな中級らしい魔族が知ってる…ま、中級とは言っても今のあたし達が勝てるか…?
「ラ・ティルト!」
アメリアが放った呪文にガウリイの光の剣に気を取られていた魔族は光の柱に包まれる。
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおっ
魔族の悲鳴。
「やった?」
光がなくなったところには何もなかった。
「まだだ!!」
ガウリイがこっちへ走ってくる。
ざしゅっ!
あたしの後ろに現れたものをガウリイが光の剣で切り裂く。
ぎょああああああああああああぁぁぁっ!!
魔族は黒い塵になって風に溶けた。
終わった…?
あたしが呆然としていると、ふっと結界がとけた。
「リナ!」
姉ちゃん!!?
リビングに走って入ってきたのは姉ちゃんだった。
「今ここに魔族いなかった!?…あら、いらっしゃい」
姉ちゃんはガウリイ達を見てにっこりと笑う。
「魔族いたけど…ガウリイが倒した」
あたしは素直に姉ちゃんに言う。あたしはなにも役にたたなかった。
「え…!?どうや…光の剣っ!?」
姉ちゃんはガウリイの手にするものを見て目を見開く。
「それ譲って!!」
ずるっ
その場にいたもの全員こけた。
「流石…リナの姉さんだな…」
どういう意味よっゼル!
「ほんとうに…胸以外は似て」
「何か言ったかしらぁ?アメリアちゃ〜ん」
あたしはアメリアににっこり笑う。
アメリアは慌てて首を横に振る。ちっ!
「これは…俺の家の家宝なんで、譲れません」
ををっ!ガウリイが敬語つかっとる!?
「…そう、残念ね…」
姉ちゃんがすごく残念そうな顔をする。
ここですんなりガウリイが姉ちゃんにぷれぜんとしたら暴れるわよあたしは!
「こんにちは(はぁと)ふぅ〜」
うっひゃあああああああああああああっ
「ゼ…ゼロス!なっ何すんのよっあんたはっ!!」
ゼロスはいきなりあたしの首筋に息を吹きかけたのだ。
「魔族!!」
「あ、スィーフィードナイトさんじゃないですかぁ、いやぁお久しぶりですね。はっはっは」
ゼロスがにこにこ顔で姉ちゃんに挨拶をする。
「なんであんたがここにっ!!成敗してくれる!!」
姉ちゃんがいつぞや使っていた剣をどこからともなく取り出してゼロスに切りかかる。
「だめですよぉ?無抵抗の人に剣をむけちゃあ。ま、人じゃないですけどね〜」
すばやく消えて声だけがする。
「僕は挨拶しに来ただけなんで、お仕事ありますし、帰らせていただきますね」
「待ちなさいっ…!」
ゼロスは消えた。何しに来たんだあいつは……
「リナ!何であの性悪魔族と知り合いなわけ?」
姉ちゃん目がこわひ…
「姉ちゃんこそ…」
「わたしは、記憶を受け継ぐと言ったでしょ!」
ゼル達いるのにそんなこと言ってもいいんだろうか?あたしはゼル達に話しをするときできるだけ姉ちゃんのところは省いて話をしていたんだけど……
「記憶を受け継ぐ?」
ああ、ほらゼルだったら絶対興味あるだろうと思ったのよ……
「そうよ。わたしは世界を見るため、記憶を受け継いできてるの」
姉ちゃんは隠さず話した。全部。あたしの魔力を封じたことも。

                                つづく

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839魔術研究同好会13まりえ E-mail 12/12-09:25
記事番号834へのコメント

魔術研究同好会13

「リナ、聞いてなかったぞ」
ゼルがこっちにじと目を向ける。
「そりゃ、言ってなかったもん」
あたしはさらっと答える。
ゼルは何も言えなくなった。まあ内容が内容だから、言えなくてもしかたがないとでも思ってくれたのだろう。
「リナ、わたしこのお嬢さん達の名前聞いてなかったんだけど」
「わたしアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンです!」
アメリアがしゅたっ!と手を挙げて元気良く言った。
「セイルーンっ…!?」
あたしは姉ちゃんが小さく言ったのを聞き逃さなかった。
「姉ちゃん、何か知ってるの?」
「え…まあ、あんたも聞いたんだろうけど?一族の大半が生まれたときから力を持ってそれように鍛えられるのよね」
「…はい」
アメリアが小さく言う。鍛えられるとかって聞いてなかったけど、さっきの様に戦えたのだから、そうとう鍛えられている事になるのだろう。
「それで、そっちは?」
「ゼルガディス=グレイワーズだ」
「あ、ガウリイ=ガブリエフです」
「ゼガルディス君」
『ゼルガディス!』
あたし達ガウリイを除く3人の声がはもった。
「ああ、失礼。あなたの親族にレゾっているわね?」
「何故っ!!?」
へ…?
「それから、ガブリエフ家ってやっぱりいたのね、光の剣を受け継ぐ家系」
「!!」
へ…?
「姉ちゃん?」
「リナ、すごい顔ぶれね、このメンバーは。ま、この四人なら何でもござれね」
姉ちゃんは手をひらひら振って二階へあがっていった。
「ゼル?なんか凄い人が親族にいるわけ?」
「…俺が何のきっかけもなしにこんな怪しさ大爆発の同好会に入るわけ無いだろうが……」
ゼルがそっぽを向いて言う。
それもそうねぇ…
「それで?」
「…うちの曾爺さんになるんだが…見た目が…20代にしか見えないんだ」
は?
あたしはいきなり常識からかけはなれたことを告げられたので頭が少々麻痺してしまった。
「そんなわけでこういう情報を探していたんだ」
……ん〜…よくわからんっ何がそんなわけになるのっ?
「…で?…ガブリエフ家ってなんか有名なの?」
「忘れた」
すっぱあああああああああああああんっ
「わあすれたですってぇええええっ!!?ちったあご先祖様を大切にしろおおおおおおおおおおっ!!!」
あたしはむしゃくしゃしてたもんだからやつあたりもかねてうちのお客様用スリッパ特製合金板入り(はぁと)でどついた。
「いてええええっ!?何入ってんだよそれっ!!?」
ガウリイが頭を押さえてうずくまる。
「内緒(はぁと)」
にっこり言った。
「ガウリイさん…不憫です…愛す…いえ!何でもないです!」
あたしと何故かガウリイの視線をうけて黙るアメリア。
アイス?この寒いのに……ま、アメリアは絶対風邪ひかないと思うけど。
ガウリイが少し赤くなってせき払いをした。


ガウリイ達が帰ってしばらくして、チャイムが鳴った。
「はい。どちらさまでしょうか…」
あたしが扉を開けるとゼルが立っていた。
「どうしたの?」
「ちょっと、な」
「とりあえず入って」
あたしはゼルをリビングまで連れて行く。

「で、どうしたの?」
ゼルは真剣な表情で言った。
「呪文を教えて欲しい」
「呪文?」
「今日、俺一人何も出来なかった」
あ…!
「そっか、アメリア守れないもんね♪」
ちょっとからかってみたらゼルは真っ赤になって反論したが、あたしにはいいおもちゃになっていた。
とりあえず呪文をいくつか紙に書いてゼルに渡した。
どれがどういう呪文なのかは知らないのだが……


はふぅ…
あたしはベットに横になっていろいろ考えていた。
結局あたしも役に立ってなかったのよね………
あたしはちらっと天○よしみキーホルダーを見る。
すべてのものの母
どういう者なんだろう?それは……それの力をかりたやつってどの呪文なんだろう?
ドラグスレイブってかなり強力そうだけど、世界を滅ぼすほど、じゃないわよね……あの山を一つくらいって言ってたし。
あたしは起きあがって姉ちゃんの部屋に行き、ノックする。
「リナ?」
「そう。入っていい?」

「で、どうしたの?」
姉ちゃんは優しく問いかけてくる。
「姉ちゃん…あたし…世界を滅ぼすかもしれないって……」
「!リナ!?」
「すべてのものの母ってやつの呪文を使ったら、あたしは…世界を…滅ぼすかも…しれないって……」
「リナ…よく聞きなさい……」
姉ちゃんは諭す様に話し出した。

すべてのものの母。それは、理解するには大きすぎる存在だわ。でも、その力を借り受ける呪文があるの。あんたが5歳くらいの時の大晦日、遠くの神社に行ったでしょ?そこで、住職さんが見せてくれたあの書物。覚えてる?

あの書物、あんたが持って帰ってきた異世界黙示録の書き写し、写本ってやつなの。
だから、知りたければあの異世界黙示録に聞いたほうが早いかもしれないけど……
あの呪文…あの呪文だけは使ってはいけないわ。もし使おうというなら、わたしは力ずくであんたを止めないといけないの。世界の秩序を守る。わたしは、リナの姉であって…スィーフィードナイト、あの呪文だけはいけない。
―――…キガスレイブ…――――

                                 つづく

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842Re:魔術研究同好会1312/12-13:35
記事番号839へのコメント
こんにちはぁ。葵ですぅ。

何故か短い感想は遅れるからおかしい。うう。(TT)

今回の見所は、ずばり天○よしみキーホルダーとお客様用特製合金入りスリッパでしょう!!何故あんなものが!!それでいいのか異世界黙示録!!
魔族も倒したし、ゼロスは教育実習生だし。うちの学校に来てくれえええ!!
って感じです。そしたら、たとえ一番嫌いな科目もたちまち大好きに!!
ねぇちゃん、スイフィードナイトも結構大変ですねぇ。しかも、ゼロスと知り合い。顔ひろいなぁ。
続き楽しみにしてます。葵でした。

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846魔術研究同好会14まりえ E-mail 12/12-19:26
記事番号842へのコメント
葵さんありがとうございます!楽しみと言ってくれて・・・もう、感動ですぅぅ!!でも、今回でおしまいです。昨日の夕方から一気にがーっと書いてますからね。やっとこさおわれることになりました。混乱中です。(汗)


魔術研究同好会14

ギガスレイブ……ロードオブナイトメアの力をかりた呪文…姉ちゃんと言った神社の神主に聞いた。

天○よしみキーホルダーに知識を求めた。
あっているようで本当は違う。
ロードオブナイトメアの力をかりるのではなくロードオブナイトメアそのもの。
すべてを混沌へ導く呪文。
暴走させれば世界は滅ぶ。


「いってきまーす」
あたしは家を出て学校へ向かう。
鞄には天○よしみキーホルダーがついている。
もちろんあたしみたいに封魔をといてしまわないように指示しておいた。
あたしはあの後姉ちゃんに呪文をいろいろ説明してもらった。使える呪文と、使えない呪文。場所に応じての、場面に応じての呪文を叩きこまれた。
魔族にはファイヤーボールなどが使えないこと。
エルメキアランス等では、一応効くけどあんまり効果ないかもしれないこと。
まあ、いろいろ興味のあることを聞いた。

「リナさ〜んっおはようございますっ!」
アメリアだ。
「おはよう」

「おう、リナ、アメリア、早いな」
ガウリイだ。
「おはようございますっ!」
「……おはようございます。ガブリエフ先生」
一応あの同好会は秘密になってるし、名前で呼んだりすると周りの女生徒がうるさいのだが……ガウリイめ…あれほど言ったのにあたしとアメリア名前で呼び捨てだし……(怒)
ま、今はあんまり周りに人いないけどね。

「ゼルガディスさんっ!」
アメリアが見覚えのある背中を見つけて嬉しそうに呼ぶ。
こちらは皆勝手に名前で呼んだりしてるからあんまりぐちゃぐちゃ言われない。
「おはよう、ゼル」
「早いな」
そうかなぁ…
「だろ?ゼルも思うよなぁ?今日朝会あるし」
げ…忘れとった…そっかぁ…今日朝会あるのよね……
「学校着いてから保健室にでも行こうかなぁ……」
あたしがつぶやいた一言に3人はじと目を向ける。
なによぉっいつもの事じゃないのっ!

!!
あたしは嫌な予感がして左によける。
しゅあっ
あたしの横を炎の矢が通りぬける。
「何っ!?」
あたし達が振り向いた先には一匹の巨大な化け物。
「デーモンっ!?」
「知ってるの?アメリア!」
驚愕の声をあげるアメリアにあたしは聞く。
「はいっ我家の伝承にあります!下級魔族のはずです!」
下級…
あたしは呪文を唱える。
「エルメキアランス!」
ぐおおおおおおおっ
「ブラムブレイザー!」
アメリアの放った魔法でデーモンにとどめがささる。
「一体…なんでこんなものが……」
「リナ!あっちだ!!」
ゼルが叫んで走り出し、あたし達は一斉にその方向に向かう。
「ブラストアッシュ!」
ゼルの呪文で一匹倒される。
「何でこんなにたくさん…!」
そこには十数匹のデーモンが破壊行動を繰り返していた。
家は焼かれ、人々は瓦礫に埋もれる。
「光よ!」
ガウリイの光の剣が次々とデーモンを切り倒し、あたしとゼルとアメリアの呪文でデーモンは全て倒れふす。

あたりに転がる瓦礫。
「ガウリイ!この瓦礫のけるの手伝って!」
瓦礫に埋もれる人の救出をこころみる。
アメリアの呪文で傷を治療する。
あたしとゼルの呪文で応急処置をほどこす。あたし達が使えるのはリカバリイだけ。この呪文は怪我を治すかわりに体力を奪う。アメリアのリザレクションにかけるしかなかったが、アメリアはもう疲れ果てていた。
「頑張ってますねぇ」
「ゼロス!!あんたも手伝いなさい!!」
「嫌ですよ。僕は魔族なんですよ?こんなに負の感情がいただけるいいチャンスなんですから」
!!
「この世界はもう駄目ですねぇ…あちこちで魔力は解放されていますけど、呪文も知識もないですからねぇ普通は」

「あちこちって…世界中…この状態なの……?」
「そうです。負の感情を得るためにあちこちで僕みたいな魔族達が宴会してますからね」
「なんですって!?」
魔族…!
あたしはぎりっと奥歯を噛み締める。
魔族達がたくさんいる…世界を……滅ぼす…呪文…あたしが…使える………
「リナ!」
「っ!姉ちゃん!?」
姉ちゃんがあたしの手を掴んだ。
「あの呪文だけは許さないわよ!たとえ……あんたを殺しても!!」
姉ちゃんが言う。
「でも…もう……」
ぱんっ
「しっかりしなさい!あんたわたしの妹でしょう!?」
姉ちゃんがあたしの頬を叩く。
「…――どうしたらいいのか教えて…!」
くすっ
「それでこそリナよ」
――その強い瞳がわたしを引きつける。永い記憶の中のただ一つの存在――
「ガウリイさん、ゼルガディスさん、アメリアさん。来てください」
姉ちゃんは澄み渡るような声でガウリイ達を呼んだ。
「今から唱えるのはわたしの力そのもの。わたしが、一番大切に思うものが存在するとき、わたしの守りたいものがあるときにしかできない。そして、人とは異なるわたしのみだけでは使えない。強大なキャパシティの人を必要とする、―――神聖呪文―――」
言って姉ちゃんがあたしに触れた。
ふ…
体が軽くなった様だ。回復した!?
姉ちゃんがあたしを見てにっこり笑う。
姉ちゃんはガウリイから光の剣を受け取った。
「ゴルンノヴァ、こんな風に使うとは思わなかったわ」
「どういうこと?」
「魔力を増幅…する、力があるの」
へぇ、そうなんだ…
あたしは何故か落ち着いていた。
姉ちゃんはあたし達が立っている中央に光の剣をつきたてた。手をはなれてもなお光の刃は失われない。
あたし達は光の剣を囲んで手をつないでいた。周りから見れば、あたりに転がる怪我人をほっておいて、なんのまじないをするのか、と非難されそうなものだが。
姉ちゃんがあたし達に頷くと、この世界にすまうものには聞き取れないだろう、人外の言葉で呪文だろうものを唱える。

ぱぁっ……

光の剣を中点にドーム状に光が広がる。
ざああああああああああああああああああああああっ
木の葉は揺れ、人々は眠りに落ちる。瓦礫はもとの形へとかえる。
遠くに聞こえる悲鳴はなく、ただ視界に闇が広がる。世界のあちこちが見えてきて、デーモンたちが黒い塵と化す。
死んだ人々も蘇生して、意識はまだ闇の中。
すべてのものの母のもとへ一時全部をゆだね、母なるものの気まぐれか、スィーフィードナイトの期待にこたえるものか、すべての魔力を抜いて創りなおす。
あたし達はひろがる闇の中で声を聞いた。
闇の中に広がる金色の髪。その少女がふっと微笑むと世界が光で覆われる。
――本当に人間って面白いわよね、魔族弱くって嫌んなっちゃう―――
くすくすくす
――ほんと、見てて飽きないわよ。まだあたしのとこに還ってくるのは早いわ―――

「ん…」
あたしは目を覚ました。
いつものベットの中。
「何かすごい夢見た気がする……」
ぼんやりとした頭を振り払って一階へおりる。
「姉ちゃん母ちゃん父ちゃんおはよう」
先に起きてきていた家族に挨拶をする。
「おはよう、リナ」
いつもの光景なのに、なぜかそれが凄く嬉しかった。
「姉ちゃん、今日学校がえりに行ってもいい?」
「ちゃんとマナーを守って、食べ過ぎないならいいわよ」
あたしはベーコンエッグにかぶりつく。
「あたしは大丈夫。でも、連れが駄目かもしれない」
姉ちゃんが苦笑した。
「連れって?」
「そりゃあ、アメリアやゼルは大丈夫として、ガウリイが……何で知り合いなんだっけ?あれ?」
あたしがいくら考えても何故か答えが出てこない。
あれ?ん?おやぁ…?
まさかっ…ガウリイのくらげって伝染するのっ!?
「むぐむぐごくんっああっ!遅刻する!それじゃいってきます!!」

いってらっしゃい。
魔術研究同好会…か、わたしが6年前に遊びで作った同好会よね……世の中かわったこともあるものね。もう、存在しないものだけど。
わたしは世界の秩序を守るため、記憶を受け継ぐ者。

――…でも、すべての必然は、あのお方にも予知はできないもの……―――――――


                                 おしまい。


はいっ終わりました!やっぱりわけがわかりません!!(撲滅)
ただただ同好会を作りたい。というささやかな欲がこんなものを……(死)結局らぶらぶにできなかったし……(汗)ゼル活躍してないし……キャラ個人部門では私の中で一番なのに……(泣)
私の中でこれはあとがきなしシリーズと呼んでいた。(爆)何故……
姉ちゃんに勝手に作った魔法つかわせとるし……リナの記憶抜けとるし……たぶん他の皆も記憶ない……でも、同好会の存在はないものになったのに、しっかり知り合いです。っとどうしてかわけのわからんことに………(蹴)
ゼロスも出てきただけで意味がないし……(壊)
神主を住職と間違えてるし……(13話で)
点々(…←これ)が異常に多いいし……これは私の書いたものすべてにあてはまるのですが……(消滅)

                             まりえ

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847彼女から彼に(ぜるりなです♪)まりえ E-mail 12/12-22:17
記事番号846へのコメント

彼女から彼に

「おい、リナ次の街で宿取るんだろ?」
「そうよっゼル!なんでもこのへんではクリスマスとか言う行事があるらしくってその時はすっごいご馳走をふるまって皆でさわぐんですって♪」
リナは振り向いてすごく可愛い笑顔で言う。
無邪気なもんだな……人の気も知らないで……
俺は軽く苦笑する。
今俺とリナは二人旅だ。アメリアはガウリイと前の町で別れてしまった。例によって例のごとく食事のメニューで喧嘩をはじめて、めずらしくガウリイがアメリアについたからリナはよけいに怒って別れたというわけだ。しばらくしたら合流すると思うが、別に俺はこのままでも……
「まってなさいよ〜(はぁと)あたしのご馳走っ♪」
リナは駆け出した。
「お…おいリナ待てよ」
俺は慌てて後を追う。
目を離すと走って行ってしまいそうで
目を離すと置いて行かれそうで
俺の体のことも知っていて何も気にせず普通に話してくれる、光。手が届きそうでも、あっというまに遠ざかる。
どうせ、こいつはガウリイが………


「あっねえ、ゼル見てよ、やどりぎだよっ」
「やどりぎ?かわった形してるな……」
リナはそのやどりぎに近寄って先を折ると俺の手に押し付けた。
「…プレゼント」
リナが少し赤くなる。
?何だ…?
「意味がわかったら何か一つ言う事聞いてあげる」
リナが背を向けると小さくつぶやく。
もう少し小さかったら聞き取れなかっただろうが、何とか聞き取れた。
「意味?」
「…あっ人に聞いたら駄目だからね!!」
リナは大声で言って歩幅を大きくしてずんずん行く。
耳が真っ赤だ。リナの顔は今たぶんすごく赤くなっているはずだ。
「リナ?こっち向いてみろよ」
俺は少し苛めたくなった。
「…さっさと行くわよっ宿とって早めに評判のお店聞きこみしなきゃいけないんだから!!」
リナは一度ぴくっと反応した後でこっちを向かずに言った。
何をそんなに照れる事があるのだろう?
俺は押し付けられた手のひらの中のやどりぎを見つめた。

「うわーきれーいっ!!」
俺達は宿で部屋をとって評判の店めぐりをしていた。俺達、と言うよりリナがなのだが…俺はコーヒーをあちこちで飲み比べているだけだ。店によって渋みや苦味などが異なるから結構おもしろい。
「見て見てこの木!!すっごい飾り付け!!」
リナが子供の様にはしゃぐ。
「ああ。ツリーとかいうやつだな」
たしかに綺麗だ。リナが。
今リナはいつもの魔道師姿ではない。ちゃんとしたドレスを宿でレンタルして着ている。もちろんスカートだ。いつもは隠れている白いすらっとした脚が俺の動悸を高ぶらせる。胸も思っていたよりもあるみたいだし、なにより華奢な体が……
「ゼル?」
「ん?どうした」
「や。考え事してたみたいだから…次何処いこっか?」
言ってリナは俺の腕に絡む。
「リナっ?」
「いいじゃない。こうしないと周りから浮くんだもん……」
リナは顔を赤くして言う。
たしかに…まわりはカップルだらけだ。
しかし…この状態は……
「やっぱり嫌だよね、ゼル…もしアメリアに見られでもしたら……」
リナは俯いて少し離れる。
「何を…」
「ゼル、アメリアのこと好きなんだよね……」
違うっ
リナは背を向ける。その肩が小刻みに震えている。
「アメリア、可愛いもんね……」
リナがたまらなく愛しくて後ろから抱きしめる。
「リナ……」
「ゼルっ!?」
リナが苦しいのか少しもがいた。俺は放したくなかった。だから力をこめて抜け出せない様に抱きしめた。
「ゼル…放して…あたし同情なんてされたくない……」
なんでわからないんだろうか
俺は少し力を緩めてリナの体を俺の方へ向けた。
「リナ」
俯いているリナの顔はあがらない。
両手でリナの顔を挟み上を向かせる。
少し潤んだ紅い瞳が俺の理性を壊した。
「んっ!?」
左手で頭をおさえて右手を腰にまわす。
唇はリナの紅い唇に押し当てる。そのまま割ってリナのものを絡めとる。

しばらくして周りに視線を感じる様になり、正気にかえってリナを放した。
…やっちまった……
「…リナ、宿に帰ろう」
俺の腕の中でぐったりして呆けているリナを肩を抱いて連れかえる。


宿でまだ正気に戻らないリナを俺の部屋のナイトテーブルの椅子に座らせ、頬を少し叩く。
ぺちぺち
「おい、リナ」
「あ…ゼル…」
ようやく正気に戻ったか……
「乙女の頬叩くなんでいい度胸してるじゃないの…」
「え゛」
「しかも乙女…あたしの唇奪うなんて……」
リナがそっぽを向く。また瞳がうるみだす。
「どういうつもりよ…」
「…俺は、…俺が一番愛しているのはリナだ」
ぴくん
「…本当…?」
「ああ」
リナがそろっとこっちを見る。
「ゼル…やどりぎの花言葉知ってる?」
「いや…」
花言葉?
「女性から男性へ送った場合…キスしてって花言葉になるの…」
ふっ
「何よ…ゼル…」
「いや、リナがあんまり可愛い事言うから…女だったんだなぁと思って…」
リナがすねた様に頬を膨らませる。だがその頬は赤い。
「どうせあたしは子供よっ」
「俺は大人の女しか相手にする気はない」
俺は再度リナの唇をいただいた。

「なあ、リナ。あのやどりぎの意味、わかったら一つ言う事聞いてくれるんだったな?」
「え…うん…」
にやり
「それじゃ、リナをもらおう」
リナが呆けているうちに、宿のおやじにリナの方の部屋をキャンセルして荷物はもう運んで来てある。
真っ赤になって抵抗するリナをベットに運んで俺のものになってもらった。

                                 おしまい

ん〜…リナちゃんゼルのものにしちゃった(はぁと)へへへ(核爆)
ちょっと暇だったからサンタリナちゃんをらくがきしてプレゼントはリナ自身(はぁと)とかって考えてたら、花言葉の本にヤドリギはクリスマスのヒイラギとともに欠かせない植物で花言葉はキスして。しかも女性から男性へ贈る場合のみ!!やどりぎの元でキスをすると幸福になります!これは使わなきゃでしょ!!(もうひとつ困難に打ち勝つという意味もありますです・笑)
クリスマスをテーマにすると結構いろいろ書けますからねぇ…ぐへへへへ(←死)

それでは

                                 まりえ

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850彼女から彼に(あめがうです♪)まりえ E-mail 12/13-09:48
記事番号847へのコメント

彼女から彼に〜アメガウ〜

「絶対にマルモンのステーキです!」
「絶対ダメっ!ムラワロのお鍋よっ!」
「何でですか!?リナさんっていっつも自分の意見ばっかり正当化しようとしますよね!」
「アメリアこそ何でも自分の意見と違うものは悪と決め付けるでしょっ!?こんなに寒いんだからお鍋に決まってるでしょっ!」
ばちばちばち(火花)
「行きましょう!!ガウリイさんっ!」
「あ、おいアメリア…っ?」
「ゼルっ!行きましょっ!!」
「……」

「何であんなこと言ってしまったのでしょうか……」
「さあな、ま。時間がたてば忘れてくれるんじゃないかぁ?」
そりゃガウリイさんならそうですけどぉ……
わたしは心の中でぼやきました。
前なら、はっきりと言えたんですけど…最近…自覚してしまったから……
わたしが…ガウリイさんのことを好きだって……
ガウリイさんをちらっと盗み見ると、やっぱり綺麗だなぁと思ってしまいます。
普通に歩いていても、背が高いだけでも目立つのに、髪だってこんなに綺麗なブロンドで、…わたしよりすごく長いですし…すごく大人で、ハンサムだし……
「どうした?アメリア、早く行かないと混んじまうぞ?」
ガウリイさんがわたしに向かって笑います。
とても綺麗でいつもどきどきします。
「そうですね!早く行きましょうっ!」
わたしは顔が火照ってきたのを冷やすためにも少し早足であるきました。
でも、ガウリイさんが好きなのは………

「リナさん達何処行ったんでしょうね?ガウリイさん」
ガウリイさんはさっきからずっと落ち着かない様子です。
やっぱり…リナさんがゼルガディスさんと一緒にいるからでしょうね…仮にも好きな女性が他の男性と一緒にいたらやっぱり嫌なんですよね……
つきん
リナさんには敵わないな……
わたしはこのあいだリナさんに不満をぶつけてしまいました。
その時、リナさんはとても綺麗だと思いました。ゼルガディスさんに恋をしているからだと思います。
とても、大人の人に見えました。わたしもいつかああなれるんでしょうか…?
「アメリア何頼む?」
ガウリイさんがメニューから顔をあげて聞きました。
「あ、じゃあ日替わりセットをお願いします」
「そんだけで足りるのか?まぁいいか。上から下まで2人前づつと日替わりセット一つ!」
…いつもより少ない…
目立ちます…ゼルガディスさんじゃないですけど、ここまで目立つのは……
周りの女性の目が痛いです。ありありとわたしに対する敵意を感じます。
そんな目で見られても、わたしはガウリイさんとも何でもないし…
つきん
ガウリイさんには他に好きな人がいるんですから……
「アメリア、日替わりセット、来たぞ」
ガウリイさんがウェイトレスさんからお盆ごと受け取ってわたしの前に出します。
リナさんのでしたら、ガウリイさんは遠慮せずにつまむのに…わたしのは手を出しません。
「ガウリイさん、わたしの少し食べてもいいですよ?」
「そっか?それじゃぁ」
ガウリイさんは付合わせの野菜を少し食べただけでした。
「気にせずに食べろよ?大きくなれないぞ?」
やっぱり子供扱いなんですよね。
ぽた
や…やだ涙が……
「アメリア?」
「あ、ちょっとゴミが目に入っただけですから」
わたしは慌てて手をぱたぱた振りました。
「見してみ?」
ガウリイさんが至近距離でわたしの顔を覗き込みました。
どくん
ぱしっ
…あ…
自己嫌悪です…ガウリイさんの手を払ってしまいました。こんな嫌な子嫌われてしまいますぅ……
「だ、大丈夫ですから…わたし、先に次の街へいって宿をとっておきます!お金ここに置いておきますね!」
多分リナさん達は次の街へ行っているだろう。今日中に行くと言っていたから…
ガウリイさんと二人、嬉しかったけど…もう、ガウリイさんがリナさんじゃないと駄目なのが目の前につきつけられたようです……
わたしはお店を走って出て行きました。
早く次の街へ行って宿を取って少しだけ泣きましょう。
わたしは走りつづけました。


「アメリア!」
肩をつかまれて止まりました。
「ガウリイさんっ!?」
振りかえると肩で荒い息をして呼吸をととのえるガウリイさんがいました。
「どうして…」
「次の街の宿って言ったって俺、何処の宿かわからないし……アメリア足速いなぁ」
ガウリイさんは髪をかきあげながらいつもの笑顔を見せました。
もうやですぅ…
「ガウリイさん…ガウリイさんは…リナさんが好きなんですよね……」
ぽたぽた
頬にしずくが跡をつけて落ちていく。
「アメリア…?」
「答えてください」
「…ああ」
っ…やっぱり……
「でも…リナには好きな男いるし……」
っ!!
「知ってたんですかっ!?」
ガウリイさんは苦笑しました。
「そりゃ、いつも見てれば…な」
わたし…いつも一緒にいたけど、リナさんに直接聞くまでわからなかったのに……
「ガウリイさん……」
!!
あれ…リナさん達じゃ……
「ガウリイさんっあっちで宿をとりましょうっ!!」
「え…あ…おいアメリア?」
わたしはガウリイさんの腕をひっぱりました。
あっちを向かせるわけには……
「リ…ナ……」
あっ…
「ひ…人違いですよっ行きましょう!!」
引っ張るけどガウリイさんは動きません。
どうしましょう……
向こうで綺麗に飾り付けられたもみの木、リナさん。そのリナさんは……
ゼルガディスさんにキスされてます……
「行こうか、アメリア……」
ガウリイさんはリナさん達と反対方向に歩き出しました。
「…はい…」

空いている宿を見つけてわたし達は部屋を二部屋とりました。
お互いになにも話さず部屋に入ったのですが、わたしは今ガウリイさんの部屋の前にいます。
こんこん
「アメリアか?…一人にしておいてくれ…」
わたしのノックにガウリイさんはとても暗い声で答えます。
「ガウリイさん、入りますよ」
わたしはガウリイさんの言葉を無視してガウリイさんの部屋に入りました。
部屋にはいるととても暗かったです。わたしは明りの呪文を唱えて明るくしました。
「ガウリイさん」
「アメリア…ほうっておいてくれないか…!」
びくっ
すごく怖いです。でも、わたしは……
「ガウリイさん、私…ガウリイさんが好きです!」
ガウリイさんの前まで行って言いました。
ガウリイさんは驚いたような顔をあげました。
「アメリア!?」
「わたしは…ずっと…ガウリイさんが好きでした…でも、ガウリイさんがリナさんを好きなのは知っていましたから……言う事もないと思っていました……でも……こんなガウリイさんほうっておけません…!!」
一気に言いました。
「俺は…これからも…リナしか……」
「わかってます!でも、わたしの愛の炎で絶対ガウリイさんを振り向かせてみせます!!」
ガウリイさんはこっちをみて、苦笑しました。
「アメリアはいい子だな」
どきっ
子供扱いされただけでも、ガウリイさんにすくなくとも嫌われてはいないようです!
「覚悟していてくださいね!ガウリイさん!!」
ガウリイさんは何も言いませんでしたけど、静かに笑いました。
今はその笑顔だけで十分です。

絶対、振り向かせてみせますからね
待っててくださいね。すぐに大人になりますから

                                     おわり


はい。アメガウバージョンです。ん〜リナ達見られていました♪はっはっは
結局最後が全然まとまってないような気もしないでもない(←絶対まとまってない)ですが、まぁ私のはこんなもんでしょう(汗)
それでは

                              まりえ

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851現代スレ〜クリスマス〜まりえ E-mail 12/13-12:06
記事番号850へのコメント

現代スレ〜クリスマス〜

「もうちょっとで冬休みだね」
「そうだな」
ゼルがコーヒーを飲みながら答える。
「あのさ、ゼル…」
「何だ?リナ」
頬をぽりぽりかきながら。
「クリスマス…一緒にいられる?」
ゼルは少し驚いた様に目を開く。
「当たり前だろう、でも、午前は剣道の練習がある」
そっかぁ…
「昼からは一緒にいられるが、どこへ行きたい?」
「え?あたしは…どこでもいいよ」
ゼルと一緒なら…
「そうか?それじゃあ……図書館にでも行くか?」
…ゼルだよ……
「いいよ、それで」
クリスマスに図書館ってどうかと思うけど……ま、ゼルだもんね……


「図書館、さすがにクリスマスだけあって人少ないな……」
結構広い図書館で、いつもは来てもなかなか多く人がいるのだ。
「リナ」
え?
「んっ!?」
ゼルはいきなりあたしにキスをした。
「こういうことしても、大丈夫なわけだ」
ゼルがにやりと笑った。
こういう顔してるときって危ない……
あたしは身の危険を感じて逃げた。
つかまってしまいそうなところで、図書館の人に注意されて助かった。
ゼルって最近触り魔……(汗)

                               おわり

めちゃくちゃ短いっ!!(撲殺)
読みまくれ!のほうの過去の記事に沈んでるはずの現代スレしりーず。ゼルリナばかっぷるだったなぁと思い、こんな短い話をかんがえました。リナはずっと赤面です♪
それでは。

                               まりえ

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852Re:現代スレ〜クリスマス〜12/13-12:34
記事番号851へのコメント

まりえさん!!全部読ませてもらいました!!
もういっきいっき!!
魔術研究同好会も終わってしまった。
最後、カッコよかったですぅ。すっごく。
ゼロス、それにしてもいぢわるうう・・・。

彼女から、彼に
もよかったですう。
花言葉って結構好きです。でも、やどりぎって何ですか?
(はうううう!!恐ろしい無知。)
最近思うのですが、ぜるさんってガウリイよりも手が早い!!様な気が・・・。
アメリアも、頑張ってガウリイを!!
それにしても、ガウアメって少ないですよね。
なんでだろ。

クリスマスも、いいですう。
図書館かぁ。そうか。ゼルってばやっぱり勉強家だぁ。
と、思ったら他に目的があったと言う。リナちゃんぜるさんにやられっぱなしですねぇ。

それでは。葵でした。

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868信頼ぜるあめ(上と別もん)まりえ E-mail 12/14-22:14
記事番号852へのコメント

信頼ゼルアメばーじょん(上のとは別物です)

「ゼルガディス兄さん!今日は二人共暇ですし、どこかへ遊びに行きませんか?」
妹のアメリアが朝起きて階段をおりながら欠伸をしていた俺に聞く。
「どこか?たとえば?」
俺は今日特にすることなかったし、それに……
「遊園地とかどうですかっ!?」
子犬みたいだな……
苦笑してしまう。
可愛い
可愛い妹
近親相姦だとわかっていても、想いは馳せることだけなら自由だろうと思う。
でも、誰か他のやつにやる気なんてない。
誰か他のやつにやるくらいなら……閉じ込めて、俺の目しか届かなくして……
「兄さん?朝ご飯冷めちゃいますよ?それで、一緒にいってくれますか?」
「ああ」
最近のアメリアは本当にめまぐるしく成長する。
息をのむくらい愛らしい表情をする。
今も昔も変わることなく、その表情は俺を引きつけて放さない。
「兄さん、ジェットコースター一緒に乗りましょうね(はぁと)」
う゛
こいつ…俺がそういうの苦手だと知ってて……
忘れてるだけかもしれんな。
俺は無邪気に微笑む妹を見て、悪意はないことはわかった。俺のクラスの学級委員の女なんかそりゃ……
「アメリア、進路希望調査書いたわよ」
「ありがとう母さん」
進路希望調査か…アメリア中三だもんな。
「アメリアどこの高校へ行くんだ?」
俺はひょいっとアメリアの手にする紙を覗く。
「あっ!まだ言ってませんでしたね!わたし、兄さんと一緒の学校へ行こうと思ってるんです!わたしが兄さんの生徒会を継ぎます!!」
言って握りこぶしを作る。
なにやら夕日をバックに波しぶきが見えるのだが……
「たのもしいな……アメリア中学で生徒会長やってるんだよな…?」
それでその副会長の男の話が最近多い。
「そうです!悪のない正義の学校にしてからでないと卒業できませんっ!」
…そんな事言ってたら一生かけてでも卒業できんと思うが……
「あぁっ兄さん!冷めちゃいますってば!早く食べましょうよっ!!」
アメリアは俺の腕にからみついてぐいぐいひっぱる。
腕に当たる感触。
「?兄さん顔が赤いですよ?熱あるんですか?だったら遊園地、無理ですね……」
「大丈夫だ。心配するな」
俺はアメリアの頭を撫でる。
言えるか。おまえが…その…胸大きくなったなぁなんて……
よけいに顔が赤くなるのを俺は必死で抑えようとした。


「次!あれ乗りましょうよ!!」
アメリアは俺の手をひっぱり、子供のようにはしゃぐ。
「俺は…休憩しとくからアメリアだけで行って来い」
俺は視界にベンチと自動販売機をとらえて言った。
「…はい…」
アメリアが少ししゅんとなった。
どくん
「行って来ます!」
アメリアはすぐにいつもの笑顔を向けて走って行く。
いつか…こんなふうにアメリアは俺の元を去るのか…?
アメリアが遊びに来た友達にブラコンだとからかわれるのを聞くとき、すごく嬉しかった。アメリアの自慢の兄貴でいてやることが、俺の自己満足へとなった。
でも、それだけじゃたりない。
素直に表現をできる少女。俺にはないもの。
人は誰でもなにかのボタンがとれていて、それを持つ者をうらやみ、愛し、憎みもする。
俺にないもの。
アメリアがもつもの。
アメリアが愛しくて、どうにもならない。何故兄妹に生まれたのだろうか?

「はなして下さいっ!」
聞き覚えのある声
「アメリアっ!?」
俺は声が聞こえた方に走り出した。

「あっゼルガディス…さんっ!」
え…?
「ほら!わたしホントに連れがいるんです!」
アメリアは俺の元に走り寄ってきて、二人の男に振りかえる。
ナンパされてたのか…
「…悪いがそういうことだ。行くぞアメリア」
俺はアメリアの肩に腕をまわしてその場を去る。男達は舌打ちしてどこかへ行った。

「兄さん…」
「………」
「あの、手…」
アメリアが真っ赤になって俯きながら言う。
無言で俺はアメリアの肩から手をのける。
アメリアがナンパされるなんて…まだガキだと思っていたが……
俺はかなり複雑な心境だった。
「あの…兄さん、えっと……次は観覧車に乗りましょう!!」
アメリアは観覧車を指差しながら大きな声で言った。
こいつ…高いとこ好きなんだよな……
だからと言って屋上から語り出すのもどうかと思うが…俺は中三のときを思い出した。アメリアは一年だったが、屋上でいきなり校庭に向かって正義を語りだしたことがある。
「兄さん、わたし、ブラコンだと言われても兄さん好きですよ!」
どくん
深い意味はないだろうが…
今はこのままで十分だ。アメリアが安心して笑っていられる。

…今は…

                                  おわり

へぇい。ゼルアメでした。
ボタンがどうのというあたり、私の友達の会話から出てきました。
友人S:制服のボタンが一個ない…
友人H:頭のボタンもたりんのんじゃないん?
私:(おおっ使える!)メモ帳メモ帳……
↑です。これからポエム調にすこし書いてたんですが……メモ帳鞄から出すのめんどい…という理由であの部分しか(覚えている部分しか)書きませんでした(撲滅)
ゼルが最近の私の駄文でいいめ見てるので、こらしめてやろうと…(馬鹿)
それでは
                                 まりえ

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869めちゃくちゃ短い話まりえ E-mail 12/14-22:15
記事番号868へのコメント
ショートギャグです。

ぷれぜんと♪でぃあガウリイふろむリナ

「ガウリイってさあ、今何歳なの?」
「へ?さあ…あ、今日俺誕生日だ」
「えっうそ!聞いてないよっ!?」
「そりゃぁ…俺も忘れとったし…言ってないし…」
「なんかほしいものある?」
「え?飯食いたい」
「やっぱりあんたってそれよね…(怒)」
「わー!まてリナ!呪文は…!」
「ゼラス・ゴート!」
「わー…あれ?ををっ!!」
「プレゼントよ」
「サンキュー!!リナ!!」

あの呪文はくらげ召還用の呪文だ。ある高笑い女魔道師が使っていたのをあたしが覚えたのだ。こんな所で役にたとうとは…(汗)世の中わかんないもんね……

                                  おわり

ああっ短い!!もしかしてもしかしなくても短すぎ…!?
あちこちのホームページさんへお邪魔して、呪文一覧みたいなとこで、ゼラス?獣王の力かりたやつ?と思ったらくらげ召還用呪文!!おぉっこれはめっけもん!!(爆)

それでは
                                 まりえ

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872Re:めちゃくちゃ短い話12/15-07:59
記事番号869へのコメント
二つともよませてもらいました。(^^)
ゼルがお兄さんだったらまじでブラコンになっちゃいますよ!!
ガウリイが学校の先生で、ゼロスが学校の先輩で、ゼルがお兄ちゃんで、一緒に通ってて、
ああ、ンな学校があったらいきたい!!
ゼラス・ゴートもそうか・・・そんな使い道があったのか・・。
もしかしたら、ナーガさんとガウリイって、むちゃくちゃきがあうかもしれないですねぇ。
「ふ,リナ・・・あたしやっと話の合う人を見つけたわ・・・。」
「ふぅん。これまた奇特な人がいたもんね。」
「紹介するわ!ガウリイさん!!」
「ガウリイ!?」
「あれ?リナ知り合いだったのか・・・この人と。」
「ええ!知り合いだったの・・・そういう事!いいわリナ!その挑戦受けてあげる!!ガウリイさんは渡さないから!!」
「何の挑戦だ!!」
とかなったら面白いかも・・・。

それでは・・・。葵でした。

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873Re:めちゃくちゃ短い話まりえ E-mail 12/15-09:34
記事番号872へのコメント
葵さんありがとうございます!
やっぱりナーガとガウリイ…うへへへへへ

シリアスがうりな

「ガウリイ、あたしガウリイ好きだよ」

冗談だろうか?それとも本気だろうか?
心臓が大きく鳴る。
リナの顔を見てもわからない。
ただ、微笑をしていた。
たしかなことはリナが今俺を好きだと言った。
でも
「…大人をからかうもんじゃないぞ」


やっぱり、ガウリイはあたしのことを子供としか思っていない。
でも、伝えたかった。どうしても。
何でだろうな…
「きっぱり振られてすっきりしたわ。これでもう、未練ない」
あたしはガウリイに背を向けて歩き出した。


リナ?
「もう、ガウリイのことはきっぱり諦めるから、安心してもいいよ。あたし、可愛いし、すぐにガウリイよりいい男つかまえてやるんだから。
………だから、気にしないでね。忘れて……」
リナ!?


「ガウリイ…放して……」
あたしはガウリイに後ろから抱きしめられていた。
「振ったくせに……子供としか見てないくせに……ひどいよ…優しくしない…で」


ほうっておけるか!好きな女が泣いているのに……
後ろから抱きしめているから、リナの顔は見えないが地面は見える。
地面にリナの涙があとをつくる。
「リナ…」


折角人が諦めようとしてるのに……ひどい…ガウリイひどいよ……
「何で優しくするのよ……あたしこんなことされても嬉しくない…!!」
嬉しくないなんてホントは嘘。
ひどいと思いながらすごく嬉しいの。


「愛してる」
ぴくっ
リナの体が反応する。
「リナ、愛してる」
本気か本気じゃないのかわからなかった。
いつも子悪魔のように俺の心をかきみだす。


「あたしは…あんたにとって、子供でしか……」
っ!!
ガウリイがあたしの体をガウリイの方に向けた。
「ガウリイ?」


リナ…何でわからないんだろう。
俺は何よりもリナが一番大事なのに。
「リナ、愛してる」
リナの頭の後ろに手を固定して顔を近づける。



ガウリイの顔が離れた。
立っていられなくなったあたしをガウリイの太い腕が腰にまわり支える。


「リナ、ごめん。泣かせて……でも、俺は好きな女が俺のことを好いてくれてるのに手を出さずにいるなんて出来ないからな…」
リナの華奢な体を抱きしめる。


「…大丈夫、心の準備なんて出来てるから……」
ガウリイを好きだと思い始めた時から、もう大分たつし……
「リナ…」
ガウリイの顔がまた近づいた。
「ガウリイ、愛してるよ……」


                                  おわり


愛してる連発(汗)ですね……シリアスで告白させたかったもんで。
今日昼から三者懇談ですよぅ…成績表……もらってきます……うふふふふふ

                                まりえ

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875↑また題名まちがえました・・・がうりなですまりえ E-mail 12/15-10:58
記事番号873へのコメント
また題名間違えました……これ、いちおう、しりあすガウリナということで
すいませんでした

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878わーい、兄妹ネタだ!穂波 12/16-01:11
記事番号868へのコメント
初めまして、まりえさん。
「信頼ぜるあめ」拝見しました!
最近某ゲームの影響で、とっても兄妹なゼルアメが見たかったので、なんか読みたい物が目の前にって感じで嬉しかったです!!
と言うわけで、感想書かせてやって下さいね。

>「遊園地とかどうですかっ!?」
>子犬みたいだな……
あ、確かに♪
アメリア子犬じみた印象強いですよね。

>近親相姦だとわかっていても、想いは馳せることだけなら自由だろうと思う。
>でも、誰か他のやつにやる気なんてない。
>誰か他のやつにやるくらいなら……閉じ込めて、俺の目しか届かなくして……
ゼルの兄ちゃん、朝からすごいこと考えてますね(笑)。
いや、そのまんま突っ走って下さい(笑)。

>俺は無邪気に微笑む妹を見て、悪意はないことはわかった。俺のクラスの学級委員の女なんかそりゃ……
学級委員・・・おそらく、リナのことでしょうねぇ(笑)。

>なにやら夕日をバックに波しぶきが見えるのだが……
朝なのに・・・アメリア、相変わらずですねぇ(^^)

>言えるか。おまえが…その…胸大きくなったなぁなんて……
>よけいに顔が赤くなるのを俺は必死で抑えようとした。
・・・大きくなった・・・ってことは、小さかった頃も知ってるんだよな(笑)。
いやまぁ、兄妹だから・・・当たり前なのだろうか(^^;)

>人は誰でもなにかのボタンがとれていて、それを持つ者をうらやみ、愛し、憎みもする。
>俺にないもの。
>アメリアがもつもの。
ある意味正反対だから、惹かれるんでしょうかねぇ。
ということは、妹のほうは?

>アメリアが愛しくて、どうにもならない。何故兄妹に生まれたのだろうか?
いけっ、近親相姦(笑)!

>「兄さん…」
>「………」
>「あの、手…」
>アメリアが真っ赤になって俯きながら言う。
おお、脈あるじゃないか(笑)!

>…今は…
先は?(はっ、突っ込んではいけなかったでしょうか(^^;))

とっても面白かったです、ではこれにて。

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879Re:わーい、兄妹ネタだ!まりえ E-mail 12/16-13:51
記事番号878へのコメント
穂波さんはじめましてありがとうございます!近親相姦・・・やばいかなぁとかすこしだけ(←汗)思ってたのですが・・・よかったです。
やっぱり学級委員の女ってリナだってわかりますよね♪自分もそのつもりだったんです♪


おこちゃますれいやーず15

「ちょっと!いい気になってんじゃないわよ!?リナ=インバース!!」
はぁ…またこれか……
「そうよっ!!冗談じゃないわよ!なんでこんなぺちゃぱいのガキがよりにもよってゼロス様とガウリイ様に好かれるのよっ!!うちらガウリイ様&ゼロス様公認ファンクラブのメンバーをさしおいて!!」
そりゃ、一人によってたかってこんなに大勢でかかってくるような女よりあたしのほうが数倍ましだと思うけどぉ?
あたしは心の中でつっこみをいれた。

リナ=インバース様(はぁと)
放課後、体育倉庫裏にきてください(はぁと)
あなたを好きな男の子より(はぁと)
………

こんなメモがあたしの靴箱に入っていた。自分の事を男の子と書くとこもはぁとだらけの文章もたれぱんだのメモ帳も怪しさ大爆発だから、暇つぶしがてらちょっくらおねえ様方の相手でもしようかなぁと思って来たんだけど。
目の前には10人くらいの女生徒。歳はまばらだ。
結構美少女と呼べる娘もいる。
それにしても……ぺちゃぱいって何よっ!!あたしまだ小4よっ!?
「ちょっと!なんとか言ったらどうなのよっ」
はぁ…
あたしはわざとらしく溜息を一つついた。
「うるさい」
あたしはきっぱりはっきり不自然にならない程度に低く言った。
「なっこの!!」
目の前にいる先輩が手をあげる。
ここであたしが下手に手を出したら、あいては人数にまかせてあたしを悪者にしたてあげるかもしれない。だから先程から何も言わないし、しないのだ。
じっと我慢してあとで先生の人の良さそうなのに泣きながら訴えればそれでオッケーなんだけど、黙ってなぐられるのってなぁ……
「リナっ!こんなとこにいたのか!探したぞ!」
渡り廊下からガウリイが駆けて来る。
手をあげた先輩が一瞬ひるんで動きを止める。
「あ。やっほ〜ガウリイ」
お〜いいタイミングだね〜…
あたしはこのファンクラブさん達の横をすり抜けてガウリイの傍へ寄る。
「ちょっと…どうするのよ…」(ひそひそ)
「行こっ!」
わらわらと自称公認ガウリイ&ゼロスファンクラブさん達は去って行った。
「なんだ?リナ、友達か?」
このくらげは……
「さぁね、知らない?」
「へっ?おれ?」
…まぁこのくらげが覚えてるはずはないとおもうけど…っていうか彼女らの嘘だろうけど。
「彼女達、公認のあんた(とゼロス)のファンクラブなんですって」
「こうにん?」
「そう」
「おまえ、難しい言葉知ってるなぁ、こうにんって何だ?うまいのか?」
ずべっ
「…うわぁ〜派手なリアクション……」
あたしは前にスライディングした。
「あっあっあんたねぇ〜!!こんくらいの単語の意味も知らないわけ〜っ!?」
あたしはがばぁっと起きあがってガウリイのむなぐらをつかむ。
「うん。くらげだから」
きっぱりあっさり言ってにぱっと笑う。
う゛
あたしは顔が赤くなるのを感じた。
くやしいけど……ガウリイってかっこいいのよね……まだあどけなさって言うのかな…かわいいし……
「ガウリイの髪の毛ってきれーよね」
ほんとにきれーな髪の毛よね……淡いブロンドの……あたしは肩にかかる自分の髪の毛を見た。自慢だけど、あたしだって綺麗な髪だとほめられる。けど……
「そうか?俺はリナの方が好きだぞ?」
髪の毛って単語を入れろぉぉぉぉっ!!!
耳まで赤くなる。
「あたし帰るっ!」
あたしは踵をかえし、早足で校門へ向かった。
「あっおいリナぁっ…」
ガウリイがあたしの横に並ぶ。
「何、怒ってるんだよ」
「怒ってないわよ?あたし」
「…それにしてはずいぶんと機嫌悪いのな」
だって…なんかさぁ……彼氏…の方が可愛いなんて……
「リーナ?」
「何よ」
それに……あの娘、かわいかったな。あの自称公認ファンクラブのなかでも、ちょっと小さめの娘、あの場にいるのが不思議なくらいだったし……
「リナ?」
「だから何っ!?」
「やっぱり怒ってる…」
ガウリイがしゅんとした顔になった。
「怒ってないってば!」
「リナ」
「だからな…っ!?」
ガウリイがあたしの額にキスをした。
「なっ…何すんのよぉっ!」
「やっぱりリナって可愛いな」
ぼんっ
その一言にあたしは真っ赤になった。
ガウリイが肩を震わせて笑う。
人をおもちゃにしないでよ……
今真っ赤な顔で何か言っても、絶対笑われるだけだから黙ってそっぽを向く。
「やっぱりリナが一番可愛い」
っ!!
なんでこいつはあっさりこういうこと言うかな!!
頬がゆるんでくる。
絶対遊ばれてるっガウリイにやにやしてるもん!
あたしは家までずっとガウリイから顔をそむけて帰った。
ガウリイはずっと笑っていた。
くやしいなぁ…
いつか絶対ガウリイをからかって遊んでやるんだから!!
やられたままじゃあたしの気がすまないっ!!
固い誓いを胸に秘め、家に着く直前あたしはガウリイの頬にキスをした。
「おかえし」
ガウリイの顔が赤くなった。
あたしはすごく楽しい気分になった。
これだけじゃまだ遊び足りないんだから!覚悟してなさいよっ!!
あたしは走って玄関に駆け込んでくすくす笑った。



なんなんでしょうか?これは……甘い…甘すぎ…公認ファンクラブ…ガウリイはほっといてゼロスは笑顔で公認してそう……そういえばゼロスはどうなったんだろう?(殺)
本当はこの間のでおこちゃまおしまいにしようかなぁと思っていたのですが……続きました。特につながりを持たずに書けるから……(汗)前の方のもう忘れてるからどっかくい違ってるかも(大汗)

それでは

                              まりえ

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880↑また題名まちがえました・・・・・(死)おこちゃまの15ですまりえ E-mail 12/16-13:53
記事番号879へのコメント
おこちゃますれいやーずの15でした。ぼけまくってすいません(大汗)

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881おこちゃますれいやーず番外3まりえ E-mail 12/16-13:54
記事番号880へのコメント

おこちゃますれいやーず番外3

今日は日曜日。あたしは暇だったから散歩していた。
「芸能人になる気はないですか?」
「は?」
あたしはいきなり声をかけられた。
「芸能人になる気はないですか?」
「ありません」
きっぱり断った。
こんな怪しいおっさん、信じられるはずがない。
サングラス・マスク・帽子・黒いスーツ・ティディベアの絵の入った名刺。どれをとっても怪しい。
こまるのよね〜あたしみたいに可愛いと、ろりろりおじさんに目をつけられちゃうから。
「おーほほほ!リナ!!久しぶりね!!」
「なっナーガっ!?」
あたしはこのおっさんがおりてきた車の中から不吉この上ない声を聞いた。
「ほ――っほっほっほっほっほ!!情けないわよリナ!このわたし、白蛇のナーガに恐れをなして逃げるとはね!!」
うあ。
「おじさん……あたし、あの露出狂高笑い女と同じに見えるわけ?」
あたしがじと目を向けるとおっさんは首を横に振って涙を流した。
「他の子をスカウトしてたらあの子が勝手に車に乗り込んできて……」
泣くなよ…大人のくせに……
「それじゃ、頑張ってね(はぁと)」
あたしはひらひら手を振ってその場を後にしようとした。
が、
がしっ
「あの子どうにかして下さいぃぃぃ…」
あたしの腕にとりついて泣くおっさん。
「…どうにかって言われても…」
あたしはちらっと高笑いをあげつづけるナーガを見た。
「無理ね、誰にもとめらんないわ」
「じゃあ、一緒に来てくださいよぉ…」
冗談っ!
「あのねぇ…あんたみたいに怪しい格好してるやつにあいつ以外に誰がついていくっていうのよっ!!」
あたしは額を押さえながら言った。
「怪しい?」
おっさんが怪訝な顔をする。
「そのサングラス!そのマスク!その帽子!その黒ずくめスーツ!このティディベア付の名刺!!」
「え…」
自覚ないんかいっ!!
「これは…サングラスは僕光に弱いからで…マスクは風邪ひいてるからタレントに風邪をうつしでもしたら大変だし…黒いのは僕の一番好きな色だし…ティディベアは僕の趣味だし……」
…最初の方はいいとして…最後の二つ……
ふぅっ
「いんばーすろいやるすとらああああいっく!!!」

ばきょっ

面白い音を立てて車の上にあがって高笑いをはっしていたナーガが沈黙する。
あたしが傍にあったオロナイ○Cのビンを蹴りあてたのだが……もろ頭に直撃した。
ナーガだからいいけど。
「ちょっとリナ!痛いじゃないのっ!急に人にビンを蹴りつけるなんて教育がなってないわよ!!」
教育のことをナーガに言われたくない!!
それにしても…もう復活したか……はやすぎるぞ……
ブロロロロロロロロ
車が急発進して去って行った。
何だったのよ…一体……

あれから数日たった。
「リナさん、見ましたよ〜!いつものリナさんそのものですねっ!!」
は?
「リナ、いつのまにあんなのやってたんだ?」
へ?
「…何のこと?」
アメリアがぱたぱた手を振りながら言う。
「やだなーとぼけないでくださいよぉっあれですよあれ!!」
アメリアが指差した。
あれ?
「なっ」
あたしは絶句した。
目の前の電柱にはってあるポスター。
見覚えのある顔。
これ…あたしじゃないの……
「なんっなのよこれはあああああっ!!」

そのポスターは『ゴミのポイ捨てはやめよう』とでかでかと赤文字で書いてあり、あろうことかあたしがナーガに缶を蹴りつけていた時の写真がレイアウトしてあった。
こんなものがあちこちにはってある。
学校で後ろ指さされてどれだけ笑われたか…姉ちゃんにもおおうけしてたし……
あたしはあのおっさんに貰った名刺の電話番号にかけた。
『この番号は現在使われておりません』
……ああああああっどうしてくれるのよぉぉぉぉおおおおおおおっ!!!
アメリア、たしか“いつものリナさんそのもの”とか言ってたわよね……ふふふふふ
あたしはやり場のない怒りをすべてアメリアに放出したのだった。


番外です〜ナーガはやっぱり高笑いあげてます……アメリア…気の毒に…(自分で書いといて)番外のほうは何でもネタになりますね…結構……うふふ

                                  まりえ

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884信頼ぜるあめ・アメリアばーじょんまりえ E-mail 12/17-13:57
記事番号881へのコメント
信頼ぜるあめ・アメリアバージョン

兄さん、あなたはわたしがあなたをどう思っているのか知らないのでしょう。
遊園地に誘ったのも、わたし達を知らない人が見れば兄妹になんて見えないのです……

こんこん
「ゼルガディス兄さん、いますか?」
「入っていいぞ」
兄さんの声。わたしはノブを回して中に入る。
「ちょっといいですか?」
「ああ。何だ?」
兄さんは机の椅子を回してわたしの方を向きました。
普段はずしている眼鏡をかけています。
「あ…あの、宿題を教えて欲しいんですけど…」
「どこだ?」
兄さんは立ちあがってわたしの方へ来てわたしの持っている教科書を覗き込みました。
どきっ
「こ…こ、ここですっ!」
わたしは教科書の問題を指差しました。
「これか?…これはそこに載ってる定理を使って証明するんだ」
兄さんが鉛筆でわたしの教科書に少し説明を書きました。
本当は、こんな問題わかるんですけど……わたしは…兄さんと話がしたかったんです。兄さんの顔を見たかったんです。
「まだわからないか?」
黙り込んでいるわたしの顔を覗きこんで兄さんは困ったような顔をしました。
「え…あっいえ!わかりました!ありがとうございました!!」
くすっ
兄さんが笑いました。

「何ですか?」
わたしは不思議に思って兄さんに聞きました。わたし、何かへんなことしたでしょうか?
「いや…何、学級委員の女を思い出してな」
どくん
女の人……
「その人…がどうかしたんですか…?」
兄さんの…彼女でしょうか……
最近よく聞きます。
「ああ。あいつもわからん問題があると俺のところへ来るんだが……」
兄さんは思いだし笑いをしています。
「教えてやったら、『あたしが教えさせてあげてるんだから!感謝してっ!』とか言う奴なんだ。アメリアとは大違いだ」
ずきん
兄さんの好きな人はわたしと正反対のタイプ……
わたしは…もし、兄妹でなくても兄さんに好いてもらえないのですか…?
「その人…兄さんの彼女さんですか?」
兄さんに両思いのひとがいるなら、わたしも諦められるかもしれません。
「いや、違うぞ。あいつはうちの学校の英語教師と付き合ってる」
……え゛ええっ!!?
「驚くだろ?内緒にしてるつもりなんだろうが、見れば誰でもわかる」
兄さんはとても優しい笑みを浮かべました。
「兄さん、その人の事好きなんですか?」
兄さんは一度驚いたような顔で目を見開いてから、わたしの頭を撫でました。
「いいのか?もうすぐギン○マン始まるぞ?」
…子供扱い……
「あぁっ!?そうですねっ!!それじゃ、ありがとうございました!!」

わたしは部屋に戻ってテレビをつけてから少し涙が出ました。
いいなぁ…兄さんのクラスの学級委員さん…教師との恋愛でも、血は繋がっているわけではないんですから。法律上では結婚できるんですから……

兄さん…遊園地でゼルガディスさん、と呼んだとき、照れくさかったけど、とても嬉しかったんです。何故、あなたは兄さんなんでしょうか?

兄さんへの気持ちに気付いたのは、いとこのアルフレッドに会ったとき。家族愛としてアルフレッドを好きなのに、兄さんへの『好き』は違う好きだと気付いた。
何故、気付いてしまったのでしょうか?

この関係をなくすことができるのなら、わたしはなんでもします。でも、どうにもならないんです……

兄さん……あなたの想う人は誰ですか?

しだいに眠くなって眠りについてしまいました。

                                    おわり

調子に乗ってアメリアばーじょんです。暗いアメリアってなんか…アメリアじゃない……(汗)って気がしますけど…あかるく親近相姦って…なんか…

                              まりえ

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885Re:信頼ぜるあめ・アメリアばーじょん12/17-14:33
記事番号884へのコメント

まりえさん、全部読ませてもらいました。(はぁと)
おこちゃまは、もういいっすねぇ。
ガウリイ、お前小学生のくせに!!とは絶対言わない。
呼んでるとついつい、小学生、って事を忘れて、そこだ!ガウリイ!!いっきに行け!!(おいおい)とか言っちゃいます。

番外編も、ナーガさん。いい味だしてます・・・。
スカウトの人も大変だあ。でも・・・テディベア・・・。
アメリア、ってなんかかわいそうな役・・・。
ゼルさん。護ってあげて(はあと)

ガウリナ。はう。らぶらぶだわぁ。ガウリイって、一回ネジはずれると、止まんなそうデスよね。うんうん。

ゼルアメの話も、例のゼロス様の心境で読んでます。
あんな兄弟だったら、近親相姦も許せますね。いや、逆に美しい!!
実は密かに、学級委員の女と、その恋人、英語の先生の話もよみたいな、と・・・。
昔っからこの設定大好きなもんで・・・。

それでは、葵でした。




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887信頼がうりな・リナばーじょんまりえ E-mail 12/17-21:48
記事番号885へのコメント
葵さんありがとうございます!
うふふ・・・やっぱりおこちゃまっておこちゃまじゃないですね・・・書いてる私さえ小学生って忘れてる・・・(死)ま、そういうもんだということで・・・(殴)


信頼がうりな・リナばーじょん

「ガウリイっ!」
腕に絡みつく。いつもの光景。

「お前なぁ、いいかげんに兄ちゃんって呼んでくれよ。ルナのことは姉ちゃんって呼ぶくせに」
ガウリイがぶーたれる。
「いいじゃない♪気にしない気にしないっ!だってガウリイお兄ちゃんって気がしな…あっ焼き芋だよ!買ってよ!今日給料日だったんでしょう?」
「なっなんで知ってるんだよっ!?」
ガウリイが驚いた声を出す。
「んっふっふ〜あたしの情報力をなめちゃいけないなぁ」
母さんに聞いただけだけど。母さんが出かける前に『お兄ちゃん今日お給料日だわリナ、何か買ってもらいなさい(はぁと)』と言ったのだ。
「しょうがないな、母さん達の分も買っていこう」
ガウリイは少し苦笑した。
母さんはこれを狙ってたのね……
ガウリイは焼き芋の屋台に向かって走って行く。
まったく、人が良いんだから。だから、
スキ
兄妹としてじゃない。
ガウリイをお兄ちゃんなんて思えない。ガウリイはガウリイなの。だから、『お兄ちゃん』なんて呼んでやらない。
いつも優しく接してくれる。保護者保護者ってうるさいけど、心配性であたしのことを第一に考えてくれる。
このくらげは気付いてないんだろうなぁ…いっそのこと兄妹として扱ってくれなくなればいいのに、ガウリイが……
あたしを抱いてくれたら。
言うのは簡単。でも、今の関係も壊したくない。矛盾してるってわかってるけど……
何で、人より常識人のはずのあたしがこんなことで悩まなきゃなんないんだろう…
はぁ…
「きゃあっ」
目の前が真っ暗になった。
「ちょっと!!ガウリイっ!?」
「あれ?わかっちゃったか」
わからいでかっ!!
あたしはガウリイに目隠しされたのだ。いつのまに後ろにまわったんだか…
「リナ」
「何よ」
そんな顔して笑わないで!あたしは……
「なんか、悩みでもあるのか?溜息なんかついて」
どうしてこう優しいのよ?
「なんでもないわよ」
言えるわけないでしょう?あんたが好きだから悩んでる、なんて。
「またゼルガディスが何かしたのか?」
とたんにガウリイの顔に影が差したような気がする。こういうときのガウリイてちょっと怖い…
「あら、めずらしい。ガウリイが長い人の名前覚えてるなんて」
話しをそらすきっかけができたとばかりにあたしはからかいまじりに言った。
言ったのだけど…ガウリイの顔…真剣……
「さっさと帰ろ!焼き芋冷めちゃう」
あたしはくるりと背を向けて家に向かって歩き出した。
「痛い!」
ガウリイがあたしの腕を掴んだ。
「何かされたら言えよ?」
「何もされてないってば!」
声がうわずる。
「リナ」
「あんたはそんなにあたしに誰かを何かさせたいわけ!?」
ふいをついて涙がでる。
や…やだ何で泣いちゃうのっ?!
「…あ…リナ、ごめん。帰ろう」
ガウリイがまわりからあたしが泣いてるのが見えない様に肩を抱いて家まで帰った。

なんでそんなに優しいのよ?
なんでそんなに怖いのよ?

あたしガウリイがわかんないよ……
「ばかぁ…あたしは……あんたにしか…何かさせる気はないのよ……?」
部屋に閉じこもってからあたしは泣いた。
「ガウリイ…お兄ちゃん…?」
駄目…やっぱりお兄ちゃんなんて……
あたしはどうにかしてガウリイを好きな事を忘れたいと思った。
でも、それは……

今は、このままでたえられる。けど、ガウリイがお嫁さんでもつれてきたら?
ずきん。
「あくまで仮定よ…あのくらげを世話できる人なんて…いるわけないわよ……」
あたしは自分に言い聞かせた。でも、
不安はいつでも消えない……

                                    おわり

信頼の女組泣きまくり!!(撲殺)アメリアも泣かしたし…リナも泣かせたし……いやぁ…ごめんっ!!

                              まりえ

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892Re:信頼がうりな・リナばーじょん12/18-12:14
記事番号887へのコメント
こんにちは。まりえちゃん。
はっはっは。らぶらぶはやっぱりいいっすねぇ。
兄弟かぁ。はふ。
お兄ちゃんが欲しい・・・ガウリイのような。ゼルガディスのような・・・。
最近こればっかりかもしれません。
ガウリイ!リナちゃんを泣かせるな!!ってかんじでしょうか・・・。
それでは。葵でした。

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895ふたりのひみつまりえ E-mail 12/18-22:27
記事番号892へのコメント
葵ちゃんありがとうっ!ということで、葵ちゃんのレスであった学級委員の女(←あ・・・学級委員って忘れてた・・・)と英語教師のらぶ話です(はぁと)


ふたりのひみつ

あたし達は勉強会をしよう!ということで、ゼルの家に集まった。
「こいつが俺の妹のアメリアだ」
ゼルがお菓子とジュースを持ってくれた女の子の紹介をする。
「よろしくね。あたしはリナ=インバースよ」
「宜しくお願いしますっ!」
他の皆も紹介を終えた。
「リナさん、リナさん」
アメリアちゃんが耳傍に寄って来る。
「学校の、英語の先生と付き合ってるってホントですか?」
なっ
「ゼルっ!アメリアちゃんに何教えてんのよっ!!」
あたしは真っ赤になった。
ゼルはにやりと笑った。
「聞きたいです〜っ」
目を輝かせているアメリアちゃん。
他の皆は何のことか?と不思議そうな顔をしている。
「アメリアちゃんの部屋行こうか?」
あたしは苦笑して言った。
断っても諦めなさそうだし、ね。


ザアアアアアアアアアアアッ
「やあっだ降ってきちゃった……」
あたしは生徒玄関から外を見て絶望した。
「天気予報の嘘吐きっ!折りたたみもってきてないのよぉ〜っ!」
涙まで出てくる。
「あれ?インバースさん?」
あたしが絶叫をあげていると声をかけてくるのは…
「ガブリエフ先生。今日は誰もひっつけてないんですね」
あたしはにっこり言った。
皮肉のつもりだったが、この先生にはつうじないようだ。
こいつはいつも女生徒をはべらしている英語教師だ。スペルは間違えるし、言った事はすぐに忘れるし、どうしてこんな奴が教師をやっているのかすっごい不思議なのよね。
「あぁ…雨降ってるな、傘持ってないのか?」
いかにも教師らしい口調で言う。傘かしてくれるのかなぁ…
「ええ。傘持ってきてなくって……」
「そっか…じゃ、ちょっとおいで」
らっき♪

「さ、入って」
先生は英語科準備室という札のついている部屋の扉を開けた。ストーブがついている。
「失礼します」
あたしは入ってストーブの傍に行った。
あったかぁい(はぁと)
「インバースさん、何か温かい物飲む?」
「あ、はいお願いします(はぁと)」
いや〜こいつにキャーキャー言ってる女の子達見たら馬鹿みたいって思うけど、こうしてみると結構いい男よね。優しいし、もしかして下心があったりして。あっはっは。
「雨、やみそうにないな。やむまでここにいていいからな」
はっ?傘かしてくれるんじゃなかったの?
「…先生?あたし、帰ります」
なんか……やばくない?一応密室に二人きりだし……こいつ…もしかしてこんな調子で女生徒つれこんで何かやらしいことを……
「まあいいじゃないか、俺も一人じゃ退屈だし、話し相手になってくれないか?」
にぱっと笑う。
何かこんな顔されると……
「はぁ…わかったわよ。雨がやむまでね」
その時あんまり話しはかみ合わなかったけど、なんだか心が温かくなった。


「インバースさん」
「ガブリエフ先生」
あれから廊下ですれ違うたびに話しをするようになった。
友達のシルフィールとかは抜け駆けだとか許せないとかどういう関係なの?とか言うけど……あたしが聞きたいわよ…そりゃ、嫌いではないけど……
「英語の小テスト、インバースさんが一番だったな」
…そうなのだ。ガウリイと話しをするようになってから、少しまじめに英語を勉強する様になったのだが、それがいけなかった。ガウリイと通じてテストの問題を教えてもらってるんじゃないのか。などと噂がたってしまった。こいつは知ってか知らずかまだあたしにちょっかいをかけてくる。
あたしの実力で良い点とってんのよっ馬鹿にしないでよねっ!
「当然でしょ?このあたしに不可能はないのよ」
あたしはつんっと横を向いた。
周りの視線が痛い。
ガブリエフ先生が少し笑ったのがわかる。
耳傍に吐息がかかる。
きゃぁっ
「こんどのテストで100点とれたら何か一つ言う事聞いてやるよ」
言って先生は頭をポンっと叩いて去って行った。
なんなのよ?なん…何?
「リナ」
「ゼル!」
同じクラスのゼルガディスだ。
「今回はやられたな」
ゼルが言った。今回のテストはゼルに勉強を教えてもらったのだ。
「んっふっふ〜当然よっあたしが教えさせてあげたんだから、感謝してよね」
ゼルはずるっとこけた。
「お前と言う奴は……」
ゼルはくすっと笑って続けた。
「今日もえらく目立ってたな」
「なっ何がよっ」
あたしは顔が火照る。
「あいつ、お前に気が有るんじゃないか?」
「何馬鹿なこといってんのよ?そんなわけないでしょ」
あたしは言った。でも声が上ずってる。
そんなあたしを見てゼルはまた笑う。
くっそぉおおっいつか覚えてなさいよぉっ!!
そうなのだ。あたしは前は何も思わなかったのだが、最近はガブリエフ先生を…意識してる。
どうせ、あの人にとってあたしはいち生徒でしかなにのに……


「インバース今日俺んとこ寄って行かないか?」
鞄を持って玄関に向かっていたあたしにガブリエフ先生が声をかける。
「え?なんでですか?」
何か用があるならここで言ってくれればいいのに。
「いいじゃないか。最近ゆっくり話す事がないだろ?」
それはそうだけどぉ……
あたしはガブリエフ先生を上目遣いに見た。
あんまり一緒にいたくないのよね……意識しちゃうから……
「いいだろ?」
そんな子犬みたいな目で見ないでよ…
「わかったわよ」
あたし達は並んで英語科準備室に向かった。

「それで?なんか用だったの?」
あたしは少し冷たかったかな、と反省する。
「今日、インバース誕生日だっただろ?」
「えっ!?」
なんで知ってるの!?
「あれ、違ったっけ?」
あたしは頭を横に振る。
「…何で知ってるの?」
「生徒の個人プロフィール、職員室のパソコンに入ってた」
いいのか…?職権濫用なんじゃ…
「プレゼントでもくれるの?」
「…うん。目つぶって?」
あたしは言われた通り目をつぶって手を前に出す。
手を前に出したらガウリイが笑った。
「何よっさっさとちょうだいよっ」
あたしはいらついて言った。
「はいはい」
顔にガブリエフ先生の髪がかかる。
え…?
あたしの唇にやわらかいものが触れた。
っ!?何っ…!?
「リナ?」
どきっ
はじめて先生に名前で呼ばれた。それだけであたしの鼓動はまた早くなった。
「プレゼント。平凡過ぎた?」
ガウリイがあたしの顔を覗き込んで笑う。だけど、その瞳には寂しげな光をたたえている。
「平凡すぎるっ……でも…ありがとう…ガウリイ…」
あたしは赤くなった顔を見られたくなくてそっぽをむいたけど、ガウリイは引き寄せて覆い被さった。
それから……


「それから?」
アメリアちゃんはずいっと乗りこんできてあたしの次の言葉を待つ。
「こっから先は内緒っ(はぁと)」
「えーっずるいですよぉっ正義じゃないです!!そんなのっさあ!教えて下さい!!」
せ…正義?

それから先はガウリイとあたしだけの秘密(はぁと)

                                    おわり


ガブリエフ先生と書くのとインバースさんと書くのにどれだけ抵抗があったか……アメリアのこともアメリアちゃんって呼んでるし……(汗)それから先どうなったんですかね♪ご想像におまかせします(はぁと)

それでは
                           まりえ

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898きゃっほおおおおお。(お馬鹿)12/19-14:27
記事番号895へのコメント













やっほ。まりえちゃん。

はうううう。
気になる・・・続きが・・・。(はあと)
すっごい面白かったよおおおおお!!まりえちゃん。
特に呼び方が、インバースさんから、いつのまにか、インバースに変わってるあたりが(はあと)
誕生日にキスだなんて、やるううううう!!(はあとおおおお)
そう言えばもうすぐ誕生日だ・・・。
はぁ。ガウリイのような人は居ないかい・・・?うちの学校、若い先生居ないし。
それでは。
葵でした。

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903素直になれる日まりえ E-mail 12/20-20:54
記事番号898へのコメント
葵ちゃんありがとう♪続き・・・18禁になるかも・・・それをここにのせるのはやっぱりやばいよね・・・うふ。


素直になれる日

「さっむ〜いっ!!」
あたしは絶叫した。
「リナ…」
「寒い寒い寒い寒い寒い寒い……」
はぁ…
ガウリイが溜息をついた。
「次の街で宿取っちまおうぜ?リナ」
「…そうね、次の次の街まで行く予定だったけど…うぅっ寒いよぉ〜」
「リナ…寒いのはあたりまえだろうが…雪降ってるんだから…」
今日は朝から雪がちらちら降っていた。
でもぉこの寒さは異常よっ!!
「寒いよぉ〜」
「……人を雪よけにしといて文句を言うなよなぁ…」
何よ細かい事気にしちゃって!ガウリイらしくないっ
横殴りに来る雪をガウリイでよけたって寒いものは寒いのよっ!!
「リナ、次の街見えたぞっ!」
あったかいご飯〜ふかふかベットぉぉぉおおっ!!
「ガウリイっ!走るわよ!!」
「はいはい」
ガウリイは苦笑してあたしの後につづく。


街についた。
「うわぁ〜すっごぉ〜今日って何かあるのかしら?」
街中光だらけだった。蝋燭やライティングの光で街中輝いている。
輪の形をした植物が鈴やリボンをつけられ家やお店の入口についている。
「何々?メリークリスマス?」
その輪の形をしたものについていた文字を読む。
「クリスマス?なんだ?それ、うまいのか?」
すっぱあああああんっ
「くらげは黙ってなさいっ!」
あたしのスリッパが炸裂した。
とは言ってもあたしもわかんないんだけど……
「すいません」
あたしはその辺を歩く女の人に声をかけた。
「はい?」
「クリスマスってなんですか?」
女の人は少し笑い言った。
「あなた達恋人同士ですか?」
なっ!!
ぼっ
あたしは顔が赤くなる。
「ち…ちがっ…」
「恋人達にとって大切な日なんですよ」
「なんでですか?」
「…少し素直になれる日かな?」
女の人は少し顔を赤くした。
「お〜いっリネアっ!」
「待ち合わせしてるので、これで…」
女の人は男の人の元へ走って行った。
はにかむような笑顔がきれいだと思った。
素直に…なれる?
あたしはガウリイをちらっと見た。
ガウリイはにっこり笑って言った。
「さっさと宿取ろうぜ」
「そーね」
ガウリイ…言わなきゃ気付かないんだろうな……



「見ろよリナ、この草葉っぱが赤いぞっ」
「ああ、ポインセチアね」
「へぇ…」
草って言うのやめろよ…
「なんかめでたい日みたいだから、飯は少し豪華になるな」
あんたはそれしかないんかい!
「そうね…」
「リナ?」
ガウリイがあたしの額に手をあてた。
「なっ何すんのよっ!」
「え?…いや、元気無いから熱でもあるのかなぁと思って」
あたしはあんたと違って考え事す…
「わぁ…綺麗…」
あたしは素直にそう思った。
大きな木にいろんな飾り付けがしてある。傍で魔道師がライティングを唱えて淡い光の球がいくつも木にくっついていく。
それに雪が積もって綺麗に輝く。
「本当に綺麗だな…」
ガウリイの淡い金色の髪がライティングの光に照らされていつもより綺麗に見える。
「ん?どうしたんだ?じっと見たりして」
うっ気付かれたっ…
「なんでもないわよ…」
ぷいっと横に顔を逸らす。
ガウリイがくすっと笑った。
「何笑ってんのっ」
ガウリイがすっとからだを沈めてあたしの唇に触れた。
「っ…!何するのよ…っ!」
たしかに…今あたしの唇に…ガウリイの…触れた……
「何って…そんなにヤだったか?」
「ヤじゃないけど…」
いきなり…
「俺、リナが好きだ」
!!いきなりなんてこと言うのよこいつは…っ
「リナは?」
ガウリイがあたしの顔を両手でつつんで自分のほうに向かせる。
「わかるでしょ?」
「…リナから直接聞きたい」
わかってるくせに…
「…好き」
「聞こえない」
!!
絶対に聞こえてる!顔がにやにや笑ってるもん!!
「二度と言ってあげないんだから!」
ガウリイの髪の毛を一房掴んでひっぱった。
「いてっ」
ガウリイの顔があたしのところまで来たとこで耳元で囁いた。
あたしの素直な気持ち。

クリスマスは少しだけ素直になれる日なの……

                                   おわり


何も考えないで書いたので…かなり…ありきたりですかもしれないです…テーマはクリスマス!!って書いたので、それ以外は…(汗)一応クリスマスです。あははは…

                             まりえ

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905Re:素直になれる日12/21-07:17
記事番号903へのコメント

や、まりえちゃん!!元気?
確かに、十八禁はまじいやね。って言うか読めないし。
素直になれる日、最高!!
こいうタッチのお話、大好き。
ほんわかああって感じの。ガウリイっていいよねええ。
リナちゃん、素直にガウリイの愛を受け入れなさい!!(意味不明)
ははは。このままだと暴走しちゃうので逃げよう!!(最近逃げてばっかりだわ・・・。)
それでは。葵。









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908そして世界はガウリナさっ祝もとむ E-mail 12/21-11:47
記事番号903へのコメント
くっくっくっくっ
こんにちは・・・まりえさん・・・祝もとむです・・・。
くっくっくっ
ガウリナだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ぜーはーぜーはー(←叫び疲れ)
ついに来た来た!!クリスマスネタ!!
まりえさんファンクラブ会長(←おいっ)の私としては
ガウリナクリスマスネタを(←何だかカタカナばっかで読みにくい・・・)
待ってましたぁ!!!
ガウリイついに告白!!
いやぁぁぁぁぁぁんもう照れちゃいますねぇ(・・・・?)

ガウリナ大好きな、祝もとむとしては、まりえさんの小説は
心のオアシス(・・・・・)!!

しっかし・・・色んなカップリングの小説書けるなんて、凄い!!
ガウリナ一直線の私はガウリナ小説しか書けません(←しかも下手)
はっはっはっは(汗)

それでわっ

BY祝もとむ

→まりえさん

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932祝もとむさん&葵ちゃんへ♪まりえ E-mail 12/22-14:45
記事番号908へのコメント

ああっ今日で二学期終了!!
ってここに来たら・・・もうすぐツリーおっこっちゃいますね・・・(汗)ということで、レスのお礼をば先に書いちゃおうと思いまして・・・

祝もとむさんっファ・・・ファンクラブっ!!(爆笑)いやぁ・・・ありがとうございます〜!!!いつも面白いレスをいれていただいて・・・
がうりな小説大好きですので、祝もとむさん書きまくって下さい(はぁと←あつかましい!・汗)

葵ちゃん。ありがとうっ♪リナちゃんに素直にガウリイの愛を受け入れていただいたら私かなり壊れちゃうと思うわ。叫びまくり転がりまくり。(←をいをい・汗)素直でないリナちゃんも大好きだからなぁ私ふふふふふ(はぁと)逃げても私は葵ちゃん追っかけちゃうよん(はぁと)たとえ迷惑だろうと・・・うふふふふふふ☆

クリスマスネタ・・・クリスマス!!クリスマスを現代でなくスレの世界でやりたいっ!!うっしゃああああっ!!がうりなで行こうっ☆ということで一気一気って書きました。時間かかってないうえに読み返してない・・・書いてそくこっちへ投稿したものですから・・・(死)不安だったのですが、うけてくださってよかったです。


それでは

                            まりえでした