◆-植民地 〜プロローグ〜-amy(12/5-11:57)No.766
 ┣Re:植民地 〜プロローグ〜-えもん(12/5-18:51)No.768
 ┗Re:植民地 〜プロローグ〜-ティーゲル(12/5-20:57)No.771
  ┗Re:植民地 第一章-amy(12/6-11:15)No.780
   ┗Re:植民地 第一章-葵(12/7-13:42)No.785
    ┗Re:植民地 第二章-amy(12/7-17:27)No.790
     ┗Re:植民地 第二章-えもん(12/8-09:54)No.796
      ┗Re:植民地 第二章-葵(12/8-11:30)No.797
       ┗Re:植民地 第三章-amy(12/8-21:19)No.802
        ┗Re:植民地 第三章-葵(12/9-06:16)No.807
         ┗Re:植民地 第三章-えもん(12/9-09:48)No.808
          ┗Re:植民地 第四章-amy(12/9-15:43)No.812
           ┗Re:植民地 第四章-葵(12/10-06:19)No.819
            ┗Re:植民地 第四章-えもん(12/10-09:48)No.821
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               ┗Re:植民地 第五章-葵(12/11-10:27)No.827
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                 ┣Re:植民地 第六章-まりえ(12/11-18:21)No.833
                 ┃┗Re:植民地 第六章-葵(12/12-13:39)No.843
                 ┗ご無沙汰しておりました。-ティーゲル(12/11-21:51)No.837
                  ┗Re:植民地 第六章-amy(12/12-15:42)No.844
                   ┣Re:植民地 第六章の訂正-amy(12/12-16:41)No.845
                   ┗Re:植民地 第六章-葵(12/13-12:38)No.853
                    ┗Re:植民地 第八章-amy(12/19-22:58)No.900
                     ┣Re:植民地 第八章-ティーゲル(12/20-20:17)No.902
                     ┣Re:植民地 第八章-えもん(12/22-09:54)No.929
                     ┗Re:植民地 第八章-葵(12/22-11:33)No.930
                      ┗Re:植民地 第九章-amy(12/23-22:34)No.948
                       ┗Re:植民地 第十章-amy(12/25-12:23)No.962
                        ┗Re:植民地 第十一章-amy(1/3-20:58)No.991


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766植民地 〜プロローグ〜amy E-mail 12/5-11:57

「方角1013,生命反応あり,」
「降下しろ。」
「了解。」
 女の声のアナウンスに一人の男が命令を下す。
「生命反応、、、、、、か。
         どこの植民地だ?」
「データにはありません。
    組織,もしくは国の管理下にあると思われます。
        真新しい星ではありえません。
           人間の生体エネルギー以外のものも感知しました。」
「人間以外?動植物か?」
「不明です。」
「どういうことだ?」
「色々に物がごちゃ混ぜにしてあります。
     レーダーによる反応だけでは対処しきれません。」
「分かった。
   とりあえず,食料やエネルギーの交渉をしてくれ。」
「了解。」
 アナウンスが切れ,部屋がシンと静まり返る。
 男はため息をついてから椅子にどかっと腰を降ろした。

「国はともかく、、、、組織の管理下だった場合の対処方法を考えといた方が
 いいな。なにが起こるかわからん。」
 言って机の引き出しから拳銃を取り出す。
「問題はどう隠すか、、、、、だな。」

 呟いて男、、、、、ゼルガディスは拳銃に弾を一つずつ入れ始めた。

===================================

 はいプロローグ終わりです!!
  アクションというよりSFかもしんない。いや絶対そーだ。

  あんまし面白くないかもしんない、、、、、、、。

  でも見捨てないで下さいね。
      ちなみにこれはゼルアメです。

  
 あと私の書いた小説全部でいくつあるのか,という質問を受けました。
  ので,ここでお知らせしときます。


 過去の小説に載っている小説。

  1,シャドウリフレクタ−の恐怖

  2,ゼルモテモテシリーズ

  3,死神降臨

 まだツリーがある小説。

  1,学園ものゼルリナ&ゼルアメ

  2,ゼロゼルの小説(無題)

  3,この『植民地』の小説

               以上です。

 過去の〜2はなかなか好評でした。
      ゼルとの全カップリング小説です。
  ゼルリナ,ぜルアメ,ゼロゼル,ゼルシル,ゼルフィリ,ガウゼル,レゾゼル
           と,本当に全パターンあります。

 過去の〜の3も特定のファンがいてとても嬉しかったです。
        内容はホラーもののゼルアメです。

 まだ〜の方はぜひ読んで下さい。
     ゼロゼルはホモ嫌いの人にはキツイかもしれないので
               そういう人はお気をつけ下さい。

  ではこの『植民地』。
    がんばって書くので応援お願いします。


                 ーでは
                   AMYより

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768Re:植民地 〜プロローグ〜えもん E-mail 12/5-18:51
記事番号766へのコメント
amyさん、こんちは。えもんです。

ようやく、このHPに入れました。
なんだか、ず〜っと入れなくって...。
やっと入ったらクリスマスバージョンになってた〜。かわいい〜。

また、amyさんのお話が始まりましたね。
んっ?SFだけど、スレものじゃないのかなー。って思ってたら、
> 呟いて男、、、、、ゼルガディスは拳銃に弾を一つずつ入れ始めた。
安心、安心、ちゃんと「ゼル」さま登場じゃないですかー。ふふふ。

amyさんのお話は、ほんと楽しみなんですよ。
仕事の合間のオアシスって感じ。
(あー、一応社会人なんで...。仕事中に見るなってか。)

>  ではこの『植民地』。
>    がんばって書くので応援お願いします。
はい!応援させていただきます。
あー。私の楽しみが、また増えるのね〜。
ふにゃぁ〜。仕事したくないよ〜。(ちょっとだけ現実逃避...)

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771Re:植民地 〜プロローグ〜ティーゲル 12/5-20:57
記事番号766へのコメント
 どーもティーゲルです。おお、アクションのゼルアメ。自分がリクエストしたのはこれなので楽しみにしております。
 あとゼロゼルの話ってそーいう話ダメなひとでも大丈夫だと思いますよ。(実際自分そーいうのダメですし。)
 程度にもよるんでしょうけど。結構笑えるお話なので食わず嫌いはもったいない気がします。
 では。

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780Re:植民地 第一章amy E-mail 12/6-11:15
記事番号771へのコメント
「エネルギーと食料の補給を快く了諾して下さいました。
         必要ならば宿も提供してくれるそうです。
          正し,案の定武器の持ち込みは禁止のようです。」
「そうか。
   今回も一応武器を持ってくぞ。
    念には念を入れる。いつも通り隠して持ち運べ。」
「船員全員に連絡しますか?」
「ああ,そうしてくれ。」
「了解。」
 ニ度目のアナウンスにゼルは指示を下す。
 アナウンスは切れ,部屋がまた静かになる。
 簡易ベッドと机&椅子しかない質素な部屋である。
 ゼルはそのベッドの下から補充用の拳銃の弾を取り出し,胸のポケットに入れ
る。
 膝下まである長いブーツには何かを留める金具が付いている。
 その金具に小さな拳銃をセットして上から革の布を巻く。
 これでこの銃は目立たない。
 もう片方も同じようにする。
 それからブーツの下にナイフを差し込む。
 服の下には防弾チョッキを着込み、上着の袖の内側にあるポケットに銃の弾
を入れる。
 迷彩服に近い服である。
 準備を整えゼルは部屋から出る。
 着陸までにあと10分しかなかった。

***********************************
「準備出来たか?」
 ゼルの言葉にガウリィは肩を竦める。
「うまく動かない。」
 手に巻き付いているベルトに直接くっついた2丁の拳銃。
 手を伸ばし,パーに開くと銃がベルトから外れるようになっているのだが、、
「外れないのか?」
 ガウリィがこっくりと頷く。
 その様子にゼルはため息を漏らしながら拳銃を肘で叩く。
「もう一度やってみろ。」
 言われた通りガウリィが手を伸ばし,開く。
 ガシャン、、、、、
「おお!!外れた!
   うんうんやっぱこういうのはゼルだよなあ。」
 満足そうに頷くガウリィにデッキに行くよう伝えてから他の船員のいる方へ足
を向ける。
「リナ。いいか?」
「うん。ちょっちナイフの切れ味が悪いこと以外はね。」
 言ってリナは腕時計のボタンを一つ押し,中から出て来た飛び出しナイフをち
らつかせる。
「銃は?」
 ゼルの質問にリナはニタリと笑ってからゼルの耳にこそこそっと話す。
 少しゼルは赤くなってからリナにもデッキに集まるよう言い含める。
 それからやはり他の船員を捜す。

「シルフィール,フィリア。
      どうだ?準備は?」
「あ,もういいですよ。」
「はい,私も。」
 アナウンスのシルフィールがゼルとよく似たブーツを見せ,フィリアは服に隠
れて見えない太ももを手で軽く叩く。
「デッキに行くぞ。」
 言ってさっさとゼルはデッキの方へ歩いて行く。
 それをシルフィールとフィリアが追った。

***********************************
『身体検査をします。両腕を上に挙げて下さい。』
 アナウンスの言う通りに5人は手を挙げる。
 若い男が一人一人手のひらにつけた小さな金属探知機で体を調べる。
 ゼルの胸ポケットで金属反応が出る。
 胸ポケットから弾を抜き取られる。
「武器は禁止です。」
「忘れてた。」
 けろっと言うゼル。
 若い男は呆れて腕や足を調べずに次の人間の方へ行く。
 ゼルの胸ポケットのことがあってか若い男は全員の手足を調べない。
 リナも金属反応が出る。
「武器は、、、、。」
「ブラジャーの針金よ?」
 男の声を遮って茶化すようにリナは笑いながら言う。
 男は少し赤くなって黙って5人を中へ通した。


「にしてもよく毎度毎度上手く行くわね?」
「本当に。ゼルガディスさんの胸ポケットのことで手足を調べませんし。」
「いつも誰でも引っ掛かりますよね。」
 口々に言って女達は笑う。
「そうだよなあ。
  ゼルといいリナといい,騙すの上手いよなあ、、、、。」
「いいだろ。
  こちらは用心してるだけだ。犯罪を起こすわけじゃあない。」
 ガウリィの言葉にゼルは静かに言う。
「あ,ゼル。こっちのお偉いさんと話してきてね?
           なんかあるわよこの星。」
「ああ,分かった。かまかけてみる。」
 リナの言葉に頷きゼルは責任者との面談を申し出る。
 第一責任者は今仕事中で断られたが,第二責任者との面談を許された。


「お久しぶりですね。ゼルガディスさん。」
「ゼロス。」
 自分を呼んだ声に多少驚きながらゼルが相手の名を口に出す。
 知り合いだった。
「お前、、、、どうしてこんなとこに?」
「転職ってやつです。
    国がヨーロッパ社会ですから,優秀な人間は転職しまくりなんです。」
 ゼロスは笑って言う。
 ある意味自慢である。
「で?国の船でありながらなんでこんなデータにない星で,
    しかも太陽系に近い上,規定のルートを外れた星で
       こんな科学者がいる船がある?おかしいな?
            定期便でもなさそうだし?
           他国に知らせたらどうなるだろうな?」
 少し意地悪くゼルは言う。
「そうですね。何がお望みです?」
 いともあっさりと折れてゼロスが問う。
「この船で人間以外の生体反応があった。
      正体はなんなんだ?それをまず聞きたい。」
「、、、、、、話したら僕の望みも叶えてくれます?」
「何だ?」
 ゼロスはしばし口ごもり、、、
「僕と一人の女の子を連れ出して下さい。」

===================================

 はい第一章終わりです!!

 次は第二章です。

 えもんさん,ティーゲルさん。
  感想ありがとうございました。
   私も昨日の夕方ここに来れませんでした。
  あと二人とも誉めて下さってありがとうございます。

  しょうしょう急いでるので、、、、、

              ーでは
                AMYより

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785Re:植民地 第一章E-mail 12/7-13:42
記事番号780へのコメント

こんにちは!葵です。
読みました!新しい物語。ゼルアメアクションものなんですよね。
くくうううう、最初っから面白おいいいい。
皆勢揃いだし。
近未来って感じでいいですねぇ。
では、続きを楽しみにしてまーす。

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790Re:植民地 第二章amy E-mail 12/7-17:27
記事番号785へのコメント
「『女の子』?」
「はい。」
 ゼロスの言葉をオウム返しに聞くゼル。
「お前さんの女か?」
「まさか。
  ただの顔見知りですよ。」
 何が『まさか』なのかは知らないが笑いながら否定するので実際違うのだろう。
「人に頼みごととは珍しいな。」
「一人じゃどうにもできないことですんでね。」
「連れ出すだけでいいのか?」
「はい。連れ出した後は責任を持ちます。」
「、、、、、、、、、。」
 ゼロスが差し出したコーヒーに口を付けながらゼルは考える。
 
 頼みを聞くべきか否か、、、、、、、、、

 このゼロスが一人ではできない代物だ。決して楽な仕事ではないと思うが、、、、。

「、、、、、、分かった。話を聞こう。」
 悩んで行き着いた答えはほとんど好奇心が働いたものだった。

****************************************
「この国が今,隣国と冷戦状態であることは周知の事実です。
    まさに一触即発。いつ交戦が始まってもおかしくありません。」
「ああ,知ってる。
    最近話題になっていたな。」
 船から見たニュースを思い出して言うゼル。
 確かに学生の間ではすでに暴動が起きていたくらいだ,交戦が始まると考える
のが普通であろう。

「でしたら話は早いですね。
     この国の政府は戦争用の『あるもの』を作り出しました。」
「『あるもの』?」
「、、、、、、、、生物兵器っといったところです、、、、、、、。」
 端切れの悪いゼロスにゼルは嫌なことを予感しつつも黙っている。
 『話を聞く』と言ってしまったのだ,後戻りは不可能である。
「ゼルガディスさん達が感知した『人間以外』はたぶんそれでしょう。
           人間よりも遥かに強い生物です。
            さっき話した『女の子』は、、、、、、、、、。」
 そこでゼロスは口をつむぐ。
 ゼルはただただ次の言葉を待つ。

 しばしして,ゼロスがため息をつく。
 そして口を開いた。
「『女の子』はその生物兵器達の細胞を組み込まれた子です。」
「組み込んだ!!??!」
 思わず椅子を蹴って立ち上がり,声を挙げるゼル。
「ちょっ、、、、静かにして下さい。
     外に聞こえます!!聞こえたら殺されますよ!!??」
 慌ててゼルをいさしめる。
 ゼルも慌てて椅子に座り直した。
「貴方が怒るのもよく分かります。
   貴方もその犠牲者ですしね。でもまだ貴方は良かった。
    体に異常はありませんしね。彼女の場合,
      かなり精神が衰弱してしまって危険です。
       それでも政府は彼女を放さないんです。
        彼女事体,兵器になってしまって、、、、、、、、、、。」
「どういう意味だ?」
 声は押し殺してはいるが,かなり怒った声で問うゼル。
「生物は力の代償に知能が低いんです。
    だから命令なんて聞きません。
   ただ細胞が組み込まれている彼女の命令は聞くんです。
     ですから政府は彼女を使って、、、、、、、。
    それでも問題は残ります。命令する際に精神力を蝕まれます。
           だから彼女はすっかり衰弱してしまってるんです。」
「、、、、、、、、、。」
「貴方はここに来た時,何も感じなかったんですか?」
「全く。」
 ゼロスの問いにゼルは静かに答える。
「あの生物は貴方の中に組み込まれた細胞と89%シンクロしています
           何か感じてもおかしくはないのですが、、、、、。」
「89%?
  植物形なのか?」
「ま,似たような物です。」
 肩をすくめながらゼロスは答える。
 ゼルは手術の跡が残っている胸と腹の間を撫でる。
 ここに細胞が埋め込まれた。

「まあ,そんな場面に遭遇,なおかつ戦争を望んでいない僕がいれば
              そりゃあ裏切り者も出て来ますよね?」
 誰かとは敢えて言わず,ウインクをするゼロスにゼルはぎこちない笑みを返し
た。

***********************************
「、、、、、ということだ。」
 全て話しおえ,ゼルは言う。
 5人はただ黙っていた。
「お前達は協力しなくてもいい,俺が決めたことだ。
        ただ,邪魔だけはしないでくれ、、、、。」
「私は、、、、協力するわよ?」
 ゼルの言葉にリナがぽつりと言う。
「いいのか?」
「ん、、、、。同じ『女の子』としてそいつら懲らしめて助けてやんなきゃ。」
 リナの言葉に他の女三人も頷く。
「そーだな。
    女ばっかじゃ危ないよなー。」

「どうなっても知らんぞ。
     下手すりゃ国家反逆罪だからな。」
 言ってゼルはあてがわれた自分の部屋に向かう。
 少しだけ微笑みながら、、、、、、、、。




 助ケテ、、、、、、。
「?」
 声が聞こえた気がしてゼルは起き上がる。
 少し堅いベッドである。
 白い清潔な布団の下には相変わらず迷彩服もどきを着ている。

 モウ嫌、、、、、、。
 助ケテ、、、、、、。

 また女の声。
 発音からいってまだ子供であろう。
 ゼルの頭にゼロスの話した女の子のことがよぎった。

 痛イ、、、、、、、。
 疲レタ、、、、、、。

(テレパシー、、、、、、?)
 あの手術の後,そんな能力が備わったわけではない。
 だが89%というゼロスの言葉にゼルは直感的にそう感じた。

 キャアアアアアアアアアアッ!!

「!!!」
 女の悲鳴と同時にゼルの額が今にも割れんばかりに痛くなる。
 今のも声ではなくテレパシーもどきである。
「くそっ!!」
 頭を押さえながらゼルは布団から抜け出す。
 立とうとして,そのまま座り込む。
 すると今度は頭だけでなく,あの手術の跡も痛くなる。
 まるで体から何かが飛び出そうとしているかのように、、、、、。

  ゼルの意識はそのまま暗転した。

===================================

 はい!!第二章終わりです!!

  葵さん,感想+応援ありがとうございます!!
   嬉しいです!!

 これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!!

 少々急いでますので(またかい!!)

                ーでは
                  AMYより

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796Re:植民地 第二章えもん E-mail 12/8-09:54
記事番号790へのコメント
こんにちわ。
ようやく、続きを見る事ができました。
ちょっと、仕事が忙しくって、こっそりインターネットをやることができなくて...。(^−^;

なんだか、緊迫してきましたねぇ。わくわく。
ゼルの迷彩服...。やっぱ何を着ても似合いそう。ニヤリ。(^ー^)
これから、どんな活躍をするのかなー。楽しみ。楽しみ。
やっぱ、ゼルはかっこいい役が似合いますよね。

でも、ゼロスがいい人(?)っていうのは、やっぱり裏がありそうで...。こっちも気になります。

では、また読みにきます。

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797Re:植民地 第二章E-mail 12/8-11:30
記事番号796へのコメント
こんにちは。葵です。
ゼロスが、今回いい人っぽいですねぇ。
うんうん。やっと更生したかい。(?)
ゼルガディスも、カッコよくて、キャーっと思わず叫んでしまいます。
(さっき、姉に怒られました。(TT))
という訳で、続きを楽しみにしてます。葵

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802Re:植民地 第三章amy E-mail 12/8-21:19
記事番号797へのコメント
「、、、、、、、、、。」
 目が覚めた。
 昨日の後遺症か頭がまだズキズキとする。
 身体中汗でびっしょりだった。
 ゼルは痛む頭を右手で押さえながら部屋を出る。

「ちょっ!!どうしたのゼル!!??
         こんなに汗かいて!!頭痛いの!!??」
 ちょうどばったり出くわしたリナが心配そうに聞く。
「ああ,平気だ。少し、、、、頭痛がするが、、、、、、。」
 ゼルの言葉に多少心配しながらもリナはそれ以上聞かない。
 ふとリナがはっとした顔をする。
「まさか、、、、、やらしーことしてたんじゃあ?」
「もうちょっと心配しろよお前は!!」
 思わず叫ぶゼル。
 少し顔が赤いことあたりがまだまだ青い。
「冗談よ,じょーだん。
    ま,そんだけ元気があれば平気だね。」
 いって笑いながら食堂へ向かう。
 ゼルも奮然としたままその後に続いた。


***********************************
「やあ,お目覚めですか?
    ゼルガディスさん?」
 食堂にはすでにゼルの船の船員全員とゼロスが食事を囲んでいた。
「昨日、、、、、あの『女の子』とやらに何かあったのか?」
「、、、、、、感じたんですか?」
 ゼルの言葉にゼロスが真剣な顔つきで聞く。
「ちょっとな、、、、、で,どうなんだ?」
「、、、、、、、科学者達が彼女を実験材料に使いましたよ、、、、、。」
 ゼロスの答えに表情を硬くするゼル。
 自分も似たようなことがあった。
「それでそんなに汗を?」
「ああ、、、、、、、。」
 ゼロスの問いに適当に答えながらゼルは思考を巡らせる。
 寝起きのためか頭が上手く回らない。
 最後に彼女は悲鳴を挙げた。
 『痛い』とも『疲れた』とも言っていた。
 あの悲鳴は痛みによるものであろう。
 『実験材料』、、、、、、。

 ゼロスの言った単語を思い出し,またまた顔をしかめるゼル。
(『実験材料』だと?ヘドが出る、、、、、、!!)
 腹が立つ。
 未だに痛む頭を支え,簡単な食事を取る。
 あまり食欲が湧かず,食事の大半を残し回りの人間にいらぬ心配をかけたが,
いた仕方ない。
 ゼルは昼,ほとんどの作業員が休みを取る時間に基地の中を歩いて回る。
 武器は手放さない。

 どこもかしこも似たような部屋ばかりでどこに何があるのか検討もつかない。
 一応,全部の部屋を覗いて見たがどこも『これだ』と思う場所がない。
 まあ,そんなにすぐ分かっては意味がないが、、、、、、。

 ゼロスにも場所を聞いたが,正確な位置は科学者でも第一責任者でもないゼロ
スには分からないらしい。
 大体は基地の中心部にいると言っていたが、、、、、、、、。

 これだけ部屋があるとどこがどこだかさっぱり分からない。

 また新しい部屋を見つけ,中に入る。
 途端、、、、、。
(右?)
 ふとそんな気がして右を見る。
 窓のない白い,目立たないドアが一つ。
 中に入る。
(奥の床の、、、、、、、、、下?)
 直感に従い奥の床を指でなぞる。
「、、、、、、。」
 ゼルは驚きのあまり声を失う。
 そこには隠し部屋の飛び出し扉があった。

***********************************
「、、、、、、、、、。」
 なるべく息をしないよう気を使いながら足音を忍ばせてゼルは歩く。
 あちらこちらに水槽があり,中には大量の赤ん坊が入っている。
 どれも死んでいた。
(悪趣味だな、、、、、、、、。)
 思いながらひたすら歩く。
 奥へ奥へと進む。
 一番奥には人間が6,7人入れるくらい大きな鳥かごがあった。
 その中にはたった一人ぽつんと女の子がいる。
「、、、、、、おい。」
 うずくまっている女の子にゼルは小さな声で呼び掛ける。
 女の子が振り向いた。
 黒髪の女の子である。
 まだ15,6といった所か、、、、、、、、。
「お前が、、、、、、その、、、、、。
     細胞を組み込まれたって子か?」
 ゼロスに名前を聞くのを忘れていたことを悔やみつつもゼルは問う。
 女の子が花が咲いたように微笑む。
「うん。」
「昨日、、、、、悲鳴挙げた子か?」
「そう。」
 ゼルの問いに女の子はまたまた微笑んで答える。
「貴方、、、、、、知ってる。」
 言って彼女がまた微笑む。
 ゼルも小さく微笑み返した。

===================================

 はい,第三章終わりです!!

 葵さん,えもんさん。
  感想ありがとうございました!!
   そうですねーこのゼロス,いい人っぽいですねー。

 少々急いでますんで(また、、、、、、?)


                  ーでは
                    AMYより

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807Re:植民地 第三章E-mail 12/9-06:16
記事番号802へのコメント

やったー。アメリア登場!!
しかも、すっごいかわいいですう。
アメリアの微笑みを見て、微笑みを返すゼル。
ええのぉ。と、言ってられる場合じゃないんですよね。
水槽の中の赤ん坊の死体。
一体、どんな事をしているのでしょうか・・・。

それでは。葵続きを楽しみにしてまーす

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808Re:植民地 第三章えもん E-mail 12/9-09:48
記事番号807へのコメント
こんにちは。

>やったー。アメリア登場!!

えっ?少女ってアメリアのことだったのかー。
気づかなかった...。すみません。
どーりで、名前が出てこないなぁと思ってましたよ。ははは。

これからは、アメリアとのからみ(ちょっとHっぽい表現だなぁ。)がでてくるんですね。
続きが楽しみっ。

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812Re:植民地 第四章amy E-mail 12/9-15:43
記事番号808へのコメント
「私,アメリア。
    貴方はゼルガディス=グレイワ−ズさん?」
「何で知ってる?」
「知ってるんです。
    なんとなく。」
 アメリアの答えにゼルは釈然としないものを憶えながらも相槌を打つ。
「ねえ,ゼルガディス=グレイワ−ズさん。」
「フルネームじゃなくていい。」
「、、、、、、じゃあ,グレイワ−ズさん。」
 ゼルの言葉にアメリアは少し考えてからそう呼ぶ。
「何だ?」
「昨日,頭,痛かったですか?」
「少し、、、、、、、な。」
「ごめんなさい。」
 しゅんとしてアメリアが謝るのを見て,ゼルは慌てた。
「いや,もう平気だから安心しろ。」
 実際にはまだ頭痛は続いていたがなんとなくゼルは彼女を慰めた。
「はい。」
 言ってまた微笑む。
「でも、、、、、どうしてここに?
      よく私のいる所、、、、、、分かりましたね?」
「なんとなく、、、、、、、な、、、、。」
「、、、、、早く、、、、、部屋を出ないと、、、、。」
 言いかけたアメリアの口をゼルは手で押さえる。
「?」
「ここ、、、、出たいか?」
 ゼルの問いに驚いたのか,アメリアが瞳を大きく見開く。
「出たいなら、、、、、出してやる。
        ゼロスにも頼まれてるし、、、、、な。」
 鳥かごの鉄格子の間から入れたゼルの手とそれが触れている自分の口とを交互
に見ながら,アメリアは考える。
「出たいですけど、、、、、。
    グレイワ−ズさんが捕まっちゃいますよ?」
「捕まらんよう上手くやるさ。」
「、、、、、、、、、、、、。」
 大きな瞳を左右に動かしながらアメリアは考える。
「迷惑、、、、、、じゃないですか?」
 長い沈黙の後,アメリアは媚びるような目でゼルにそう問いた。

************************************
「彼女に会ったんですかっ!!??」
「ああ。」
 ゼロスの問いに平然とゼルは答える。
「明日、、、、、、、この基地から連れ出そうと思う。」
「ちょっ!!
  明日!!??なんでまた急に!?」
「そう約束したからだ。
   何か都合が悪いか?」
「いえ、、、、、別に。」
 やや憮然とした面もちでゼロスは言う。

 ゼルのあてがわれた部屋にゼロスとゼルの二人がトランプ片手に話をする。
 誰かがこの部屋へ来た時用のカモフラージュだ。
 ちなみに今はゼロスが優勢である。
「リナ達には連絡しておいた。
       荷物でもまとめとけよ。」
「そうですね。」
 返事をしながらゼロスが山からカードを抜く。
 ゼルもそれに続く。

「フルハウスだ。」
 ぺっとゼルがカードをゼロスの方に投げてよこす。
「ツーペア、、、、、負けました。」
 同じくぺっとカードをゼルの方に見せてゼロスが言う。
 ゼロスは胸ポケットからコインを取り出し,ゼルに投げてよこす。
「最後の最後で強いんですよね。貴方は。
     なんか細工でもしてるんですか?」
「負け犬の遠吠えに耳はかさん。」
 ジト目のゼロスに前髪をかきあげながら言うゼル。
「そう言えば,お前武器持ってるのか?」
「いいえ,ここは作業員も武器の所持を許されませんから。」
「そうか。」
 ゼロスの答えに相槌を打つ。
 まだこの星には空気がない。この基地からは船に乗る以外,外に出れないのだ。
 ゼルにはそれが閉じ込められているように感じられた。

************************************
「、、、、、、、。」
 巨大な鳥かごの中でアメリアは体育座りのまま微動だにしない。
 白いワンピースは肌寒く感じられた。
「グレイワ−ズさん、、、、、、、ゼルガディスさん、、、、、、、。」
 ゼルの名前を反対から繰り返す。
「グレイワ−ズさん、、、、、、、ゼルガディスさん、、、、、、、。」
 疲れたかのようにアメリアはその場に寝っ転がる。
 ふと声を止める。
 自分の口を自分の手で撫でる。
「私と似てる、、、、、。」
 アメリアは嬉しそうに微笑んだ。

***********************************

 ズル、、、、、、ズルズル、、、、、、。

 何かを引きずるような音。
 薄暗い電気の下で巨大な物が蠢く。

 それは動物のようで植物のようでもあった。

 巨大な狼、、、、、、だが身体中の体毛は全て植物である。
 その体毛が音を立てて成長していた。
 狭い部屋の中でその植物の根は行き場をなくし,天井にまで這っている。
 部屋の外からガラス越しに白衣を来た男達がそれを観察していた。

 なにごとか話し,小豚を一匹その部屋へ投げ入れる。
 途端!!

 じゃっ!!

 植物の先がパッカリと開き小豚を押しつぶすように襲う。
 小豚に悲鳴を挙げる時間も与えず,植物は小豚を食いつくした。

===================================

 はい,第四章終わりです!!

 葵さん,えもんさん。
  感想ありがとうございました!!
  葵さん鋭い、、、、アメリアだってすぐ当てちゃいましたね。

  あとえもんさんの『からむ』、、、、、、、、、(笑)

  二人ともいつも感想ありがとうございます。
    嬉しいです。

 葵さんも小説書き始めてて先が気になりますねえ。
    この次も読ませていただきます。

   あと,最近弟が遊幽白書にはまって(古い?)私もレンタルビデオで見ま
  した。そして、、、、、、ハマッタ、、、、(爆笑)

 どなたか遊幽白書のHP知りません?
      知っていたら教えて欲しいんですけど、、、、、、。
 くっ!
  アニメはスレ一筋で行こうと思ってたのに、、、、、、。

 でも知りたい HP、、、、、、(←しつこい)


                 ーでは
                   AMYより


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819Re:植民地 第四章12/10-06:19
記事番号812へのコメント


amyさんこんにちは!!
葵です。いよいよアメリア救出作戦開始、といったところでしょうか・・・。
ゼルはいったに何をしたのか・・・。
それより何より、あの植物!!こ、こわひ・・・。
子豚君がアメリアやゼルにならないことを祈ります。

そう言えば・・・Amyさん読みましたね・・・私の駄文。
しかも、感想までくれるなんて!!
ありがとうございますうううううううう!!
うれしいうれしいうれしい×100

ガウリイがお兄さんを殺したことにしたのは、
なんとなく、あの人には暗い過去があってもいいかな。
なんて思って、してみたら、ほんとに暗くなってしまった。
ははは。
頑張って書いてみます。
ではでは。続きを楽しみにしてます。葵

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821Re:植民地 第四章えもん E-mail 12/10-09:48
記事番号819へのコメント
こんにちは。

またまた、動きのある展開になりましたね。
いよいよ救出大作戦ですね。

カードゲームでゼロスに勝っちゃう勝負強さ、いいですねぇ。
やっぱ、男は勝負に強くなくちゃ。うんうん。

今回のアメリアは、ちょっとしめっぽい(変な意味じゃなくて..)感じが、いいですねぇ。
いつもの「ヒーローおたく」風もいいですけど、薄幸の少女風もいい!
なんだか、ちょっと違うアメリアも楽しめます。

それと、葵さん。小説出されたんですね。
後程(お昼休み)に、拝見させていただきます。楽しみっ。

では、お二人とも私の密かな楽しみのためにがんばってください。(じょ、冗談です...。許して。)

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823Re:植民地 第五章amy E-mail 12/10-17:25
記事番号821へのコメント
「でも、、、、、、、珍しいですよね、、、、、。」
「何が?」
 フィリアの呟きにリナが目ざとく反応し,聞く。
「だって、、、、、あのゼロスの頼みなんか聞くなんて、、、、、。」
「自分と同じ立場の女の子がらみだよ?
        普通は嫌いな奴の頼みでも聞くと思うなあ。」
 ゼルよりもゼロスを嫌っているフィリアはまだ不満そうである。
「それにさ,ゼルってあーみえて結構優しくて面倒見いいから。
                  人助けくらい当たり前でしょ。」
 軽く言ってリナは微笑む。
 喋りながらも武器のチェックは忘れない。
「シルフィールもそう思わない?」
「、、、、、、、、、恋の匂いですわ。」


『はあ?』
 シルフィールの言葉に思わず間の抜けた声を出すリナとフィリア。
「きっとその女の子にお惚れになったに違いありません!!
           さあ,皆でお祝いたしましょう!!!」
「シ、、、、シルフィール?」
 少しタガが外れたシルフィールを見て,思わず立ちすくむリナだった。

***********************************
 きっかけは自分の祖父であるレゾの言葉だった。
 レゾは生物学の科学研究員であり,医者の免許も持っている偉大な祖父だった。

 ゼルが科学者級の頭脳を持ちながらもこんな船に乗り,物の移送や戦域への援
護船の仕事をしたのはその偉大過ぎる祖父が関係していたのかもしれない。
 回りの人間から期待され,プレッシャーをかけられ続けた者の行き着く先は親
不孝といえども,自由気侭なこの世界くらいだった。
 いつもいつも偉大な祖父と比べられ,何かにつけて文句を言われた。
 ゼルにとっては鬱陶しいだけの勉学。
 やろうと思えばいくらでもいい点数は取れる。
 やらなかったのは面倒だったし,親のいいなりになるのはご免だったから。

 親はとっくに死んでいる。
 200年以上も前の話だ。

 ゼル達のような人間は何度も宇宙の端から端へ移動するのでコールドスリープ
(体をカプセルの中で氷らせて眠る。)しながらあちこちを移動する。
 コールドスリープをしてしまえばその間は年を取らない。
 それを何度も繰り返すうちにほとんどゼル達の体はほとんど成長しなくなった。

 いや,成長はしているがコールドスリープしている時間が長いせいでこうなった。

 ゼロスなぞ転勤の繰り返しのため何度もコールドスリープを繰り返し,まだ20
代そこそこにしか見えないのにも関わらず,もう1012才以上と聞いた時はさすが
のゼルも驚いた。
 まあ,ゼルも200と20は軽く超えているわけだが、、、、、、、。

 それに比べリナ達はまだ100年ちょっとしか生きていない。
 他の人間に言わせれば同じような物だが、、、、、、、。

 ただ,そんなに生きているにも関わらず姿が未だに20歳前後であることにゼル
は疲れを感じ初めていた。

  いつまで経っても子供のような自分自身に、、、、、、、、、。

***********************************
「ゼロス。」
「はい?なんでしょうガウリィさん?」
 後ろを向いたままゼロスは声の主に問う。
「ここを出るのにコードが必要だろう?
       お前のコードで出られるのか?」
「ええ。」
「船員全員に伝えるから教えてくれるか?」
「コード、、、、ですか。
      このカードを差し込んで暗証番号は4649です(はあと)」
「よろしく、、、、、?」
 思わず冷や汗をかくガウリィ。
「ええ,コンピューターに挨拶として、、、、、、、、。」
 何やら嬉しそうに解説を始めるゼロス。
 それを手で止めてガウリィはカードを受け取る。
「じゃあ皆に伝えて来る。
    ゼロスも早く荷造りしちまえよ?
          明日は午前2:00に起きろよ。」
 言って彼はそのまま部屋を出る。

 一人残されたゼロスは自分の服に隠された左腕を眺めながらため息をつく。
「明日の昼までにここを出なくては、、、、、、、ね。」
 袖をめくったゼロスの左腕には大きな手術の跡があった。

***********************************
「、、、、、、、、。」
 鳥かごの中のベッドに入ったアメリアは小さく息を吐く。
「グレイワ−ズさん。」
 ぽつりといきなりそうつぶやいて目を薄く開くアメリア。
「何かに、、、、、、腹を立ててます、、、、、、、ね?」
 昨日の白のワンピースではなく,丈の短いチャイナのような物にスパッツをは
いている。
 チャイナの襟を少し開く。
 肩口の大きな手術跡。
 そこを少し押さえてアメリアは目を閉じる。
 何かに祈るように。
「グレイワ−ズさんとメタリオムさんの考えてること、、、、
    全部分かります。二人とも、、、、私と同じだから、、、、、。」
 メタリオム、、、、ゼロスのことであろうか?
 とにかくアメリアは二人の人物に対してそう呟く。
「グレイワ−ズさん。
     怒っちゃダメです。β(ベータ)達が、、、、、。」
 言い終わらないうちにアメリアはまた眠りに着く。
 静かな吐息で、、、、、、、、、。
 
***********************************
「どうしました?」
 ゼロスの声にゼルは振り向く。
「何がだ?」
「ため息ついてらっしゃいましたよ?」
 自分では気付かなかったがゼロスがそう言うのだからため息をついていたのだろう。

「別に、、、、、、、。」
 ゼルの答えと同時にゼロスがこちらの顔を伺うように見る。
「アメリアさんの、、、、手術跡。見ました?」
「ああ,見た。」
 ワンピースの間から見えた肩口の跡を思い出してゼルは頷く。
「貴方と、、、、、同じですね。
       場所は違いますが。」
「お前もだろう?
    左腕の手術跡。」
 ゼルの言葉に驚いたようにゼロスが目を見開く。
「いつから気付いてました?」
「だてにお前と腐れ縁はしていない。」
 質問には答えずにゼルは言う。
「そうですね、、、、、、、、。」
 電気の付いていない外の星明かりだけの部屋でゼロスがくすりと笑う。
「電気は付けた方がよろしいかと。
        目が悪くなります。」
 ゼルが片手に持っている本を目で指してゼロスは言う。
「いい。
  ここは星が明るい。」
 二人の会話はそこで途切れ,ゼロスは部屋から出ていった。

 同時にアメリア,ゼロス,ゼルの三人は自分の手術跡に手を置く。

 まるでそれが当たり前かのように、、、、、、、。

===================================
 はい!
  第五章終わりです!!

 葵さん,えもんさん。
   感想ありがとうございます!!

 いつもいつも誉められてなんか悪いような気が、、、、、、、。

 友人にもこのシリーズ好評で(何故?)なんか嬉しいです。
 にしても本当に元気ないなあ,うちのアメリア。
 まあ精神が衰弱してるし、、、、、、。
 う〜ん、、、、、、、。

 ま,いっか(殴っ!!)

 あと幽遊白書のHP、、、、、、。

 本当に見つからない物ですねえ、、、、、、、。
 何故かしら?
 知ってる人。お願いです。教えて下さい。
 私は蔵馬飛影が好き。(ホモだーね、、、、、これ、、、、、。)
 いや、、、、だってゼロゼルも好きだし、、、、、、。
 でもでもゼルリナもゼルアメも好きだし〜〜〜〜〜〜〜〜!!
 ふっ!
 私って広範囲な人、、、、、、、、。

   そろそろここらへんで

               ーでは
                 AMYより

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826Re:植民地 第五章まりえ E-mail 12/10-17:50
記事番号823へのコメント
コンピューターに挨拶!!いいですね!優しいゼロス君だわっ(はぁと)でもやっぱりゼルが一番っ♪なのになんで私はガウリナばかり書いてるんだろう・・・・・・(汗)

壊れてるシルフィ―ル・・・あはははははっ恋の匂いですか!いいですね!シルフィ―ルのいうとおり!!これは神託っ!?

って・・・なんだか変ですが、このへんで・・・

                       まりえ

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827Re:植民地 第五章12/11-10:27
記事番号826へのコメント

こんにちは、amyさん。
植民地、第五章読みました。
うーーーん、個人的にはあのシルフィールの言葉が好きだな。
恋の匂い。このスレイヤーズのメンバーの中で、一番そういう事に敏感ですよね。この人。
リナが一番、鈍感かな。あ、ガウリイか・・・。

ははは。それでは。葵

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831Re:植民地 第六章amy E-mail 12/11-16:43
記事番号827へのコメント
 ガンガン!!

 強化ガラスを物凄い勢いで叩く音。
「βが暴れ出したぞ!!」
「ガラスをもう3枚被せろ!!」
 あわただしく白衣を着た男達が命令を下す。
 あの狼の体毛が植物のー、、、、βが植物の体全体で強化ガラスに体当たり
をしている。

 バリィ、、、、ン、、、、、

 静かな音で,強化ガラスが割れる。
 白衣の男達は同時に足を止め,そちらを見る。

 男達の顔には諦めが漂っていた。


***********************************
 ビーッビーッ!!!
『基地内の非戦闘員に告ぐ!
    ”β”暴走!!至急脱出命令を下す!!
  これは訓練ではない!緊急事体である!!
 繰り返す!!緊急事体発生!!
  基地内の非戦闘員に、、、、、、、、』
 けたたましいサイレンと同時にアナウンスが流れる。
 その音に基地内の人間は当然。
 ゼル達も全員目が覚めた。
「ゼロス!!」
 必要な物を全て身につけ,ゼルは部屋から出てゼロスを捜す。
 この基地は彼の方が詳しい。
 しばしして,ゼル達は全員集まり,ゼロスも見つけた。
「ゼロス!”β”って何だ!!?
   どうなってる!?暴走!!??」
 サイレンの音で声がお互いよく聞こえず,ゼルは大きな声で問う。
「あの生物兵器です!!
  さあ早くアメリアさんを!!」
 ゼロスも大きな声で返してゼルを先頭にアメリアの元へ向かう。

 あちらこちらで基地の人間が走り回っている。
 転ぶ者。
 泣叫ぶ者。
 ただただ走り回る者。

「皆知ってるのか!!?
  ”β”ってのを!!?」
「はい!!
  ここにいる人間は全員知っています!!
      その恐ろしさもね!!直に見せられるんです!!
    ここに職を求めるということはこういうことだぞと教えるために!!」
 ガウリィの問いにゼロスは走りながら答える。

「βの食事は小豚です!!肉食なんですよ!!
     植物に近いので生命力が物凄いですよ!!
     動物の部分は狼ですから植物に気を取られると狼の方に食われます!!」
「どっちにしろ食べられるんですかあああああ!!??」
 解説をするゼロスにシルフィールが悲鳴を挙げる。
「はい!!そうなりま、、、、、」
「ここだ!!」
 ゼロスの声を遮ってゼルがアメリアのいる部屋の扉に手をかけ、、、、、。

「開かない!!??」
 急いでゼルはブーツから銃を取り出し,カギに向けて発砲する!
 カギが開いたのを確認し,ゼルは扉を蹴る。
 昨日と同じように進み,アメリアの鳥かごにやってくる。

「グレイワ−ズさん!!」
 いつもより活発な様子でこちらに手を伸ばしてくる。
 かごにもカギがかかっており,開かない。
「ちっ!!」
 焦ったゼルはまた銃でカギを破ろうとする。
「ちょっ!
  失敗したらこの子に当たるでしょーが!!」
 リナが慌ててそれを止め,自分の腕時計から針金を出す。
「私の腕を見習いなさいよね!!」
 言ってカギ穴に差し込み,いじる。
 カシャン!

 いとも簡単にカギを開け,リナがアメリアに手招きする。
 アメリアは急いでリナの方へ駆け寄る。
「ったく!!
  少しはいつもの冷静さを取り戻しなさい!!」
 ゼルに向かってそう言い放つリナ。
 アメリアはそれを聞いてきょとんとした顔になった。

===================================
 ちょっと、、、、、今日は真面目に急いでるのでここまで!

 ひやあああああああ!!ごめんなさい!!

  あと,葵さん,まりえさん。
 感想ありがとうございました!!

    二人ともシルフィールのことについてのツッコミ。
  なんか自分で笑っちゃいました。

  では少ないですが、、、、、、。

              ーでは
                AMYより

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833Re:植民地 第六章まりえ E-mail 12/11-18:21
記事番号831へのコメント
アメリア脱走おめでとう!

ああっやっぱりリナちゃんは鍵あけですね!!ゼルも冷静ならあの道具セットと聴診器が・・・

それでは、                  まりえ

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843Re:植民地 第六章12/12-13:39
記事番号833へのコメント
こんにちは。葵です。
とうとうアメリアが救出!!
でもあの狼植物が何かしそうですねぇ。
鍵開けリナちゃんもあってたし。
「そ、そんなもんどこで覚えたんだ・・・?」
「ふ、きょうび乙女の必須技術!!」
「そうなのか?ゼル?」
「知らん!!」
とかいってるかも・・・。ふふふ。
では、葵。

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837ご無沙汰しておりました。ティーゲル 12/11-21:51
記事番号831へのコメント
リクエストした分際でご無沙汰しておりました。ティーゲルです。卒論書いて泣いてました。
まだ終わってません(泣)現在現実逃避中です。
 しょーもないことはこれぐらいで感想を。amyさんのゼロスって基本をきっちり押さえていてなおかつ
バリエーションに富んでいると思います。
とてもいいかんじです。
そろそろ現実に帰るので短いですがでは。 

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844Re:植民地 第六章amy E-mail 12/12-15:42
記事番号837へのコメント
「ゼロス!!格納された船までここからどれくらい距離があるっ!!??」
「10キロはあります!!
   最短距離で!!
    ここからキッチンを通って2Fへ,そこから広間を通って屋上への最短の
     エレベーターに乗って、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
「だああああ!!まどろっこしいいいいいい!!」
 ゼロスの説明にリナが頭を掻きむしりながら叫ぶ。
 いつの間にか消えた警報の音に誰も気付かない。
 ほとんど人の気配さえしなくなったことにも7人は気付かなかった。
「とにもかくにもキッチンを、、、、、、、。」
 言いかけて声を止めるフィリア。
「どうした?」
 それに気付いたゼルがフィリアに問う。
「、、、、、、、、。」
 無言でフィリアは通路の右の奥を指差す。
 全員が『どうした?』といった顔でそちらを見る。
 アメリアが目を反らす。

 そこにはとてつもなくデカイ狼に植物が生えたような、、、、、、。

 アメリアやゼロスがβと呼んだ物、、、、、、、、。

 そのβが、、、、、、、人を喰っていた。
 
 
 根のようなもので人間の体を絡め取り,普通なら花と思われる場所で人間の頭
を貪るように食らいついている。
 もうその人間は絶命していただろう。
 頭のほとんどが割れ,喰い尽くされていた。

 本当の地の海とはこの光景をいうのだろう。
 辺り一面まさに地の海で,壁も床も天井も赤く染まっている。
 赤くない所を捜す方が難しい。
 その光景も大量の血の匂いも吐き気を誘ったが,何よりも音が気味悪かった。

 骨や筋肉を蝕む『カリコリ』という音。
 人間を喰っているのにも関わらず,何かのスナック菓子を食べる時の音のよう
で生命の欠片も感じさせない音。

「っいやあああああああああああああああ!!」
 たまらずシルフィールが悲鳴を挙げる。
 βがこちらに気付いた。

 ポイッとさっきまで喰っていた人間を投げ捨て,こちらにゆっくりとやってく
る。
 進むたびにズルズルという音がした。

 狼の体がこちらに向く。
 その狼は死んでいるようにしか見えない。
 白目をむき,口は半開きでよだれがしたたっている。
 だが,しっかりとした足取りだった。
===================================
 すみません。
  今日中に続きを書きますんで、、、、、。(もしかしたら書けないかも)


                   ーでは
                     AMYより

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845Re:植民地 第六章の訂正amy E-mail 12/12-16:41
記事番号844へのコメント
すみません。
  第七章でした。

  やっぱり書く暇がありません。


              ーでは
                AMYより

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853Re:植民地 第六章12/13-12:38
記事番号844へのコメント

こんにちは。Amyさん
今回・・・恐かったです。
人をおおおおお食べてるうううううううううう。
血だらけええええええええ。
ほねがすなっくううううううう。

は、すみません。恐怖のあまり・・・。
アメリアを無事救出できるのか、
無事脱出できるのか・・・。
続きが楽しみです!!葵

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900Re:植民地 第八章amy E-mail 12/19-22:58
記事番号853へのコメント
「皆さん、、、、、、。
    いきなり走り出さないで下さい、、、、、、。
   βは動くものに敏感です。
     なるべく、、、、、ゆっくりと後ろに下がって下さい、、、。」
 ゼロスの忠告に全員が体を凍り付かせる。
 ゆっくりとゼロスが後ろへ下がる。
 全員が息をひそめ,動かない。
 急な沈黙に戸惑ったのか,βが動きを止める。
「狼をベースにしてるだけあって足は早いですよ。
      植物の方は成長も物凄く早いし、、、、。
   植物に捕まったら死ぬまで放してくれません。
       大ケガですむと思わないで下さい、、、、。」
 不吉なことを言うゼロス。
「あと、、、、、言いにくいんですが、、、、、、。
   このβのほかに”α”(アルファ)と”Ω”(オメガ)がいます。
       全部で三匹。
   檻から出たのはこのβだけですが、、、、、他の二匹もすぐに、、、。」
「どういう、、、、、、ことだ?」
 ゼロスの説明にゼルが問う。
「何がです?」
「”Σ”(シグマ)はどうした?」
「?」
 何かを知ったかのようなゼルの言葉にゼロスとアメリア以外の人間が訝しげ
にゼルを見る。
「Σは、、、、、、、、死にましたよ。
  この星の大気汚染に負けました。
    βはΣの子供です。まあ、、、Σが残したのは種ですが、、、、。」
 すでに次元の違う二人の話にリナ達はついてゆけない。
 たまらず問いただしたリナにゼルは後で答えると告げた。
「とにかく、、、、今はこいつとどうやっておさらばするか、、、、、だ。」
 つぶやいてゼルはゆっくりと銃をβに向ける。
「撃つか?」
「いえ、、、、、。」
 ゼルの質問にゼロスは首をこれまたゆっくり左右に振る。
「撃てば攻撃されます。」
「じゃあどうする?」
「アメリアさん、、、、、。」
 ゼロスは小さな声でアメリアを呼ぶ。
「頼めますか?」
「難しいですね、、、、、。βは、、、、、。Ωなら簡単ですけど、、、、。」
 アメリアも小さな声で返す。
「こいつとΩって奴。
   どう違うんだ?」
「Ωはアメリアさん。
   αは僕。
   そしてβはゼルガディスさんの担当だと説明しときます。」
「?」
 今度はゼルも表情を困惑させる。
「ついでに、、、、Σも貴方の担当ですよ。」
「、、、、、成る程な。」
 ゼロスの言葉にゼルは納得する。
 やはりその他の人間は訝しげな顔をするだけだ。
「じゃあ,俺なら、、、、なんとかなる、、、、か?」
「望み薄ですね、、、、訓練してませんし、、、、、。」
 言ってゼロスはゆっくりと脇の壁に手を添える。
 そこには部屋に入るためのボタンがあった。
「僕が合図したらすぐに部屋に入って下さいね?
     もたもたしてると喰われますよ。」
 言いながらゆっくりとコードを入力する。
 ピッピッと定期的に音がした。
 そして、、、、
「今です!!」
 ゼロスのかけ声と同時に全員が部屋に飛び込む。
 全員入ったのを確認し,ゼロスは急いでドアを閉める。
 しまった途端。
 ドンッ!!

 すさまじい音と共にドアがこちら側にへこむ。
「いそいで!!こっちです!!」
 ゼロスが叫びながら先頭きって走る。
 皆はそれに続いた。


***********************************
「で?Ωだのβだのっていうのと,ゼルの関係。
         全部話してくれる?後で話すって言ったわよね?」
 安全な部屋の一角で,最初の一声がそれだった。
 リナ言葉に全員が頷く。
 ゼルとゼロスは顔を見合わせた。
「、、、、、、あれは、、、、まあ,俺達のクローン+植物+狼ってので,
            なんつーか、、、、ゼロス。パス。説明よろしく。」
 あっさりとゼロスに説明をまかせ,ゼルはそっぽを向く。
「、、、、、最初に造られたのはΣでした。
     ゼルガディスさんの細胞を使ったものです。」
 一つため息をついてからゼロスは慎重に言葉を選んで言う。
「細胞といっても内臓の一部や骨の一部。
        筋肉の一部を移植します。
    それだけ大量の細胞が必要なわけです。
   彼の場合,腎臓の一部を移植しました。」
 言ってゼロスはゼルを指差す。
「その細胞と植物・狼の細胞を混ぜたのがΣでした。
  ただ,やはり初めての実験ということもあってΣは大気の汚染に耐えられず,
                枯れました。最後の力を振り縛って残したのがあのβ。」
 ふうっとゼロスは息を吐く。
「そのβは当時『種』でした。
  研究者達はそれを保管しました。
  次に研究者達が行ったのは同じ狼と植物の細胞に僕の細胞を埋め込むことでした。」
 言いながらゼロスは袖を捲り,腕の手術の後を見せる。
「結果は、、、、ある程度成功でした。
     知識も力もあります、、、、が寿命が短い。
  あと確か2年半の命、、、でしたか。
       それがαです。
  研究者達はその成功に舞い上がりました。
   『今度は子をうめる女で試してみよう』
     その意見の元にアメリアさんの細胞が使われました。
  しかし、、、、失敗でした。
    力も寿命もありますが命令を聞かないものが出来上がりました。
 正し唯一アメリアさんの命令だけは聞きますが、、、、。
     それがΩです。
    そして最後に『種』が孵化したのがあのβです。」
「それで?」
 今の説明に満足しなかったのかリナが先を促す。
「何が聞きたいんです?」
 ゼロスの言葉にリナはいささかムッとする。
「弱点は?」
「寒さに弱いはずです。
   あと火にもたぶん。」
「私が聞いてるのは『はず』や『たぶん』じゃなくてもっと確実なものよ!!」
 バンッとリナは壁を力一杯叩く。
「さっさとあれを倒すかあれから逃げ切らなきゃなんないのよ!!??
             分かってる!!??何でそんなに冷静なの!!??」
 ヒステリー気味に言うリナの瞳をじっと見るゼロス。
「簡単なことです。」
 ゼロスの視線に押されるリナ。
「僕達三人はこの状況の中で89%生き残れるからですよ。」
 その言葉にリナ達4人は固まった。

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 はい!!第八章終わりです!!

  長らくお待たせしてました!!
    続き楽しみにしてた人(いる?)ごめんなさい!!

  ちょっとコンピューターを改造しまして、、、、、、、、。

 Eメールが変わりました!!
  amyというペンネームにちなんでamyを入れました!!

 あと葵さん。
   感想ありがとうございました!!
  これからもまだまだ頑張りますので応援よろしくお願いします!!

                 ーでは
                   AMYより

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902Re:植民地 第八章ティーゲル 12/20-20:17
記事番号900へのコメント
 どーも、ティーゲルです。おお、一週間ぶりですね。だんだんホラー系の色がつ
よくなっているよーな・・・・・みじかいですがでは。

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929Re:植民地 第八章えもん E-mail 12/22-09:54
記事番号900へのコメント
こんにちは、amyさん。

おぉ。やっと続きが掲載されましたね。
ひさびさなので、ワクワクしながら読みました。
なんだか、週間雑誌のようで、ワクワク度が増しました。ははは。
しかも、読み応え抜群ですよぉ。(^−^)
SF入ってて、ストーリーとしてもほんとに面白いです。
続きを楽しみにしてます。

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930Re:植民地 第八章12/22-11:33
記事番号900へのコメント
こんにちは。葵です。
今明かされるベータ達の謎、なんだかすごいです。
ゼルやゼロス、アメリアの細胞、から作られてたんですね。
ふむふむ。

それでは、短いですが。葵でした。









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948Re:植民地 第九章amy E-mail 12/23-22:34
記事番号930へのコメント
「89%ってどういうことよ?」
 リナの言葉に三人は答えない。
 ただ黙っている。
「聞いてることに答えなさいよ。」
 すさまじい形相でリナがゼロスに聞き直す。
 少しゼロスは迷う素振りを見せる。
「、、、、、コンピューターが出した数値です。」
「そういう意味じゃないでしょう?」
 静かに言い放ったシルフィールの言葉にフィリアが頷く。
「大切なことはすぐはぐらかす。
      それが貴方の最も悪いところですね。」
 皮肉たっぷりに言ったフィリアのその言葉はゼロスには決定的なダメージを
加えていなかったが,ゼロスは観念したかのように肩をすくめる。
「簡単に言うとアメリアさんと僕は自分の細胞を持ってるのには殺されません。
      βはともかくとしてですが、、、、
        ゼルガディスさんも訓練すれば何とかなりますし、、、、、、。」
「つまりは,だ。
   俺達三人は一緒に居れば何とかなるかもしれないということだ。」
 口ごもったゼロスの言葉を継いでゼルは言う。
「つまり、、、、あんた達は助かっても私達は助かんないってこと?」
「いや、、、、俺達といればそれはないと思うが、、、、
        俺は訓練していないし、、、、。
           可能性としてはこの大人数で俺の問題を含めると,
             まあ,五分五分ってところだろうな、、、、、。」
 リナの殺気を含んだ声にゼルは冷静に答える。
 その冷静さにリナは少し腹をたてる。
 自分の余裕のなさと三人の余裕のありようにイラついているのだ。

 しばしの気まずい沈黙。

「なあ,話の内容がさっぱり分からんのだが、、、、、。」
 おずおずとガウリィがゼロスに顔を向ける。
「結局,
  あれとゼル達は兄妹ってことか?」
『はあ?』
 ガウリィのまと外れな言葉に全員がそろって聞き返す。
「いや、、、だって
    細胞、、、、、。」
 ぶちぶちと小さく何か呟くガウリィを眺めながらリナ達は,
 β達との攻防よりもガウリィに全てを理解出来るよう説明する方が難しいような気がした。

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 はい!!
  第九章終わりです!!

 すみません!!
  27日から旅行に行くので家の掃除をやってまして、、、、、。
    最近あんまり書いてない上今回もほとんど書いてない、、、、、。

 しかも面白くない、、、、、。
  明日はもうちょっとちゃんと更新(っていうのかな?)しますから。

       では少々急いでるので、、、、、、、、


                       AMYより

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962Re:植民地 第十章amy E-mail 12/25-12:23
記事番号948へのコメント
「ともかく、、、だ。
     ここから俺達の船までどれくらいの距離があるか、、、、だ。」
「たぶん、、、、そんなには遠くないとは思うんですが、、、、。」
 完璧にガウリィを無視して話を進めるゼルとゼロス。
「どっちみちいったん地下にいかなきゃならんのだからここから行くのは?
          そこらを銃で無理矢理壊して、、、、、、、、、、。」
「でもβは動きに,αは音に敏感ですから、、、、、。」
「Ωは?」
「Ωは敏感なものが少ないかわりに物凄く動きが素早いですし、、、、。」
 言ってゼロスが胸ポケットから手帳を取り出す。
 ペラペラとめくり、、、、、。
「βは、、、、さっき見ましたね。
   αはもっと大きくて色が黒いです。
     Ωは小さくて狼の背にある花はとても可愛らしいのですが,
              花粉が毒ですんでお気を付けを、、、、、。」
 手帳片手にゼロスはそれぞれの特徴をおおまかに話す。
 全員静かに聞いていたがやはり奮然として,どこか納得していなかった。

***********************************
「じゃあ,いい?
   ヘマしないでよ?」
 言ってリナは腕時計から出した飛び出しナイフで太い紐を切る。
 切った先を空き缶を半分にしたような形の物にテープでとめる。
 それをシルフィールが受け取り中に粉を詰める。
 今度はフィリアがそれの口をガムテープで塞いだ。
 
 この流れ作業を三人は黙々と続ける。
 即席の爆弾である。
 他の男三人は扉やその他の隙間と言う隙間に綿をつめて糸をかけ,天井まで張
りめぐらせると糸の先に金物を付ける。
 何処から何が侵入してきてもすぐ気付くようにである。
 相手は植物なのでこんな方法気休めにもならないが、、、、、。

 一方アメリアは扉の前でいつβ達がきても対処できるよう構えている。

 即席の爆弾では全て爆発するかどうかも怪しいし,簡単に壊れてしまう。

 一同はそのことに多少の不安を持ちながらもただただ各々の作業を続けた。

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 はい!!
  第十章終わりです!!

   何かそろそろこのツリーも落ちちゃいますね、、、、。

    うーん、、、、、。
 あ,あと
   今まで私の書いた小説を新しく出来た著者別作品リストに載せました。

  ぜひぜひ読んで下さい。

  あと今回もあまり書けなくてすみませんでした。

 やっぱり年末は忙しいです、、、、、、、。

                      ーでは
                        AMYより

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991Re:植民地 第十一章amy E-mail 1/3-20:58
記事番号962へのコメント
 ふとゼルが作業の手を休める。
「どうしました?」
 それに気付いたゼロスがゼルに問う。
「今、、、、、聞こえた。」
「何がです?」
「、、、、、、、。」
「え?」
 ゼルの声がよく聞き取れず,ゼロスは眉をひそめる。
「βが、、、、。」
 βという言葉にその場の全員が反応する。
 ゼルは唖然としたように虚空を凝視している。
「βがどうしたんです!?」
 ゼルの肩を揺さぶってゼロスが問う。
「呼んでる!!」
 一声叫ぶとゼルは扉に駆け寄り,外に出ようとする。
「ちょっ!ゼルガディスさん!!??」
 慌ててゼルを止めようとゼロスが前に立ちふさがる。
「どけ!!」
 がんっ!!

 扉を蹴って無理矢理壊す。
 ゼルはそのまま後ろも見ず,何処かへ走って行った。

「何よあれ!!??」
 驚いたのか声の裏返ったリナがゼロスに問う。
「たぶん、、、、、シンクロしたんです。」
「シンクロお?」
 アメリアの言葉にリナが声を挙げる。
「何か、、、、、接点があるんだと、、、、思います。
         βと、、、ゼルガディスさんに、、、、、。」
「そんなことはどーでもいいけど!!
   放っといていいの!!??ゼルが危ないじゃない!!」
「いえ、、、、『呼んでる』って言ってましたから、、、、、。」
「それだけ心が通じてるなら、、、、βにはゼルガディスさんは殺せませんよ。」
 ふっとゼロスが自嘲気味に笑う。
「だからって安全だと言えるわけ!!??
         もういい!!私ゼルの後を追い掛ける!!」
 言ってリナはゼルの後を追いかけようとする。
「リナさん!!」
 それをシルフィールが厳しい声で止める。
「貴方は危ないです。
   止めて下さい。」
「ゼルはどうするのよ!!??」
 リナのその言葉にシルフィールは顔を背ける。
 それを見てリナは声を荒らげた。
「ああそう!!
  あんた達はゼルのことはどーでもいいわけね!!??
      ゼルが死のうが生きようがどっちでもいいわけなのね!!??」
「そうは言いませんよ。
   大丈夫,ゼルガディスさんは無事戻って来ます。」
「何でそんな確信があるのよ!!??」
「当事者だからです。」
 きぱりといったゼロスにリナは対抗できなくなる。
 リナは当事者ではないからだ。
「大丈夫。保証しますから。」
 そんなリナにアメリアは優しく言った。

************************************
 ゼルは長い廊下を息を弾ませて走る。
 曲り角や何かがあっても不思議と迷わない。
 まるで誰かに手を引かれてるかのようにゼルは真直ぐ走った。

 やがて開けた場所に出る。
「、、、、、、。」
 ゼルはその場で立ち止まり,黙って佇む。
 少し待つとズルズルと引きずるような音がしてきた。
「、、、、、、、β。」
 ポツリとつぶやいた言葉に反応するかのようにβの動きが止まる。
「大丈夫だ。
   俺しかいない。」
 言葉を理解しているのかいないのか、、、、、βはゼルの方へ近付いてくる。
 ゆっくり触手を伸ばし,ゼルに触れる。
 ゆっくり,ゆっくりとその触手がゼルの肩や腕に巻き付いて行く。
 ゼル本人と確認したのか,やがてβの狼の部分がゼルの足にじゃれ付く。
 小さく犬のじゃれ付く時の声が聞こえた。
「兵器、、、、、、、か、、、、、、、。」
 βの狼の頭を撫でながら,誰にともなくつぶやく。
 βはそれに気付いたのか顔を(狼の)上げてゼルをじっと見る。
 リナ達といた時の死体のような顔ではなく,純粋な犬の顔、、、、、。
「、、、、、、、、。」
 それを見たゼルは優しく微笑みながらβの頭を撫で続ける。
「あれは、、、、、お前の記憶か?」
 撫でながらゼルはβに聞く。
 βはまた犬のように鳴いてゼルの足にじゃれ付いた。

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 はい!!第十一章終わりです!!

 遅くなってすみませんでした!!
    昨日まで新潟に家族で旅行に行ってたので、、、、、。
 スキーを滑りに行ってたんですけどね。
   楽しかったです。
     筋肉痛になりましたが、、、、、、、。

 ところでこのシリーズ,まだまだ続きます。
   何か『死神降臨』シリーズより長くなるかも、、、、、。
 テーマが難しすぎたかな、、、、、?

 あ,あと!!
   神坂 一さんに年賀状を頂きました!!
             嬉しいですよおおおおお!!
  L様がかっこいいいいいいいいいいいいいい!!
  でも私はゼルファン(笑)

                ーでは
                  AMYより