◆-魔族の夏休み-邪神官リィザー(12/12-23:07)No.849
 ┗Re:魔族の夏休み-覇王樹けーな(12/13-20:29)No.858
  ┗Re:魔族の夏休み-邪神官リィザー(12/15-21:24)No.876


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849魔族の夏休み邪神官リィザー 12/12-23:07

カタートの夏・・・・・
それは魔族たちにとっては悲しい季節だった。
この季節は、ロード・オブ・ナイトメアから、年に一度の休暇がもらえるのである。
ただ・・・・・・
夏休みといえば『宿題』。
この『宿題』なるものも、もちろんたんまりとだされるのである・・・・

今日も、ゼロスは泣いていた。
・・・目の前に積み上げられた、宿題の山を眺めながら。
「ううううううううううう・・・・・
いくらなんでも・・・・・この量はひどいよぉ・・・・・」
しかし、休暇明けまでに終わらせなければ、L様から、滅びをプレゼントされてしまう。
しぶしぶながら、『しんかん・しょうぐんきゅうまぞくのさんすうドリル』に手をつけはじめるゼロス。
と、そこへ・・・
「ゼーロースッ。あーそびーましょっ(はぁと)」
ゼラスが、ソフトクリーム片手に走ってきた。
「ゼラス様・・・・・・・
僕の部屋でアイス食べないでください・・・・・」
「なに言ってんの!
あたしがあんたの部屋でアイス食べるのは、大自然の摂理というものよっ!」
「大自然の摂理って・・・」
呆れ返るゼロス。
自分の部下に呆れられるとは・・・ゼラス、情けないぞ。
「それにゼラス様・・・・・宿題やらなくていいんですか?」
ゼロスの問いに、ゼラスは手をパタパタ振って、
「あ、だいじょぶだいじょぶ。フィブに押し付けてあるから」
「・・・・冥王様に?」
「100万tハンマーで殴りまくってボコボコにしたら、快く引き受けてくれたわよ♪」
「それって強制じゃあ・・・・・」
そんなゼロスに向かって、ゼラスは人差し指をおっ立て、
「終わればそれでいいのよ♪」
「・・・・・・・・・」
返す言葉がないゼロス。
そして、何かを忘れようとするかのように首を振り、
「っと・に・か・く!僕は宿題してるんですから!邪魔しないでください!」
そして、ゼロスの剣幕におされたか、
「ちぇー。つまんないのー。
しょうがない・・・・グラウシェラーんとこでも行ってみよっかなぁ・・・」
と、しぶしぶながら出て行くゼラス。
ぱたん・・・・
そして、あとには静寂が残った。
「ふぅーっ」
思わずため息をつくゼロス。
「さて!改めて宿題始めよう!」
そして、机に向かう・・・・
カリカリカリカリカリカリ・・・・・
@@@@@@@@@@@十時間後@@@@@@@@@@@@@
「できたぁぁあああああぁ!」
エンピツとドリルを投げ上げ、ゼロスは歓声をあげた。
「さあっ!あとは漢字ドリル五冊と作文九つと自由研究と工作だけだっ・・・・・」
・・・そして、またしゃがみこみ、
「・・・・まだ・・・・・こんなにあるじゃ・・・・ないですかぁ・・・・」
・・・ゼロス君の宿題が終わるのはいつの日か・・・・
彼の果てしない戦いは続く・・・・

ーぢ・えんどー

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858Re:魔族の夏休み覇王樹けーな 12/13-20:29
記事番号849へのコメント

>しかし、休暇明けまでに終わらせなければ、L様から、滅びをプレゼントされてしまう。
魔族には嬉しいのではあ、そ羽化全部滅ぼさないと意味ないんだよねぇ・・

>しぶしぶながら、『しんかん・しょうぐんきゅうまぞくのさんすうドリル』に手をつけはじめるゼロス。
あぁぁぁっなつかしの計算ドリル。中学校ではないからなぁ。

>「100万tハンマーで殴りまくってボコボコにしたら、快く引き受けてくれたわよ♪」
ゼラスさまこわひ(はあと・・)

>しょうがない・・・・グラウシェラーんとこでも行ってみよっかなぁ・・・」
はうあっ覇王様のききっっちゃんと宿題やってらっしゃるのかしら?
覇王様の部屋には、ここんとこいっつも立入禁止の札がかかっているけど。

>・・・ゼロス君の宿題が終わるのはいつの日か・・・・
>彼の果てしない戦いは続く・・・・
夏休みに辛いのは人間だけではなかったのですね。


すっっっごいかわいい(はあと)
現身的に言わせていただければ、私これ系好き(はあと)
ってかんじです。

で、けーなとしては、同じ魔族として・・・
みたいな。でもわたしのとこには宿題回ってきてないわ(はあと)
覇王様やシェーラの手伝ってあげようかしらおほほほほって感じです。

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876Re:魔族の夏休み邪神官リィザー 12/15-21:24
記事番号858へのコメント
ありがとっ読んでくれてこんな駄文を!
こんな駄文で良ければ、またべつの駄駄駄駄駄文、書きます。
お楽しみに(無理にしなくていいよ)。