◆−魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)−ドラマ・スライム (2002/10/3 00:27:31) NEW No.10122
 ┗Re:魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)−Yuppy (2002/10/3 10:57:34) NEW No.10133
  ┗Re:魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)−ドラマ・スライム (2002/10/3 11:13:07) NEW No.10135


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10122魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)ドラマ・スライム 2002/10/3 00:27:31


私:これはオーフェン第一巻の2章のアザリーの葬儀の場面のパロです。
あんまり笑えないかもしれませんが
それでは〜

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

金魚のうんちアザリーの葬儀は、その生前の業績や人気から考えれば、
意外なほどそっけないものだった。
早死にした犬猫の葬式とほとんど変わらない。少なくとも少年とその他大勢はそう思った。
だが明らかに嫌悪の表情を浮かべておる者もおったとさ。

「まさか彼女が・・・」
「しかし目撃者が多数」
「王宮の方は・・・以下略!」
「しかし、それは緊急の――」
「以下略だと言っただろうが!」
「致命的な汚点――」
「うるせえぞこら、ガス欠の車で轢き殺すぞ!」
〜し殺すぞ。
波紋のようにくりかえされる単語を、少年は我が身に焼き付けられる焼き印のように震えながらじっと聞いていた。

葬列は裏門から始まった。
そしてゆっくりと共同墓地へと続く丘を登ってゆく。
少年も処分される家畜のようにうなだれて金魚のうんちの棺のすぐ後を歩いていた。
誰もその位置を歩きたがるものがいなかったのだ。

「キリマンジャロ」
名前を呼ばれて彼は、はっと顔を上げた。
見ると彼と同じ位の年齢の、ハゲの少年が並んで歩いている。
「ハーティアか」
キリマンジャロと呼ばれた少年――モカ=キリマンジャロ=ブルーマウンテン――は、ハゲの少年に、虚ろな瞳で言った。
「君も葬列に参加していたなんて、気が付かなかった。」
「チャイルドメン教室の人間では、ぼくらだけだよ。」

今日は日の光はない。
いやらしいほど雰囲気にぴったりな、大理石模様の暗い雲が渦巻いている。
「先生は?」
キリマンジャロが聞くと、ツルピカののハーティアは呆れたように、
「君はよほど、参っているみたいだな。先生なら、すぐそこにいるだろ。」
こいつの方がよっぽど参っているような気がするのは気のせいか。

「先生質問です。」
キリマンジャロは明るく言った。
できるだけ・・・
それを聞いた男――20代半ばの背が高く、屈強そうである――は答えた。
「言え。」
「これは誰の葬式なんですか〜」
出来るだけ明るく心がけた。
「・・・チャイルドメン教室のアザリーの葬儀だよ。ブルマン。」
「じゃあこの中にアザりんの死体が入っているというんですか。」
「いいや――お前も承知のとおり、その棺はチョコレート入りだ。」
「だったらこれは彼女の葬式じゃない。」
「屁理屈をいうな。」
「屁理屈なものか!自分たちだけチョコを食べるつもりだろう!」
「ぎくっ!」
「彼女は生きているんですよ。」
「だからチョコパーティをするのだ。」
「それは彼女に対しての冒涜だ。」
「うるさいチョコが食いたいんだ。」
引き下がらないチャイルドメン。
どーいう口論だこれ。

話は続いたそして
「お前はエリートだぞ。いずれは王宮にも上がれる。」
これはハーティアのものだ。
「黙れよハーティア、そんなものはお前にやるさハゲ!」
「・・・ハゲと言ったな・・・殺す。」
「落ち着け。」
チャイルドメンがそう言った瞬間ハーティアが倒れた。
魔術を使ったのだ。
「あんたらは菓子入りの棺を埋葬しようとしている。だからぼくは、その棺に本当に必要な中身を提供してやるさ。」
「お前が毎日通っている古本屋のポイントカードか?」
「違うこのぼくをだ。」
「なんだとならばこの、悪夢を統べる王チャイルドメンがスリッパで叩き殺してくれるわ。」
それを無視してキリマンジャロは
「このぼくをだ!このぼくの名前を、お前たちは埋葬するがいいさ!アザりんのセーブデータと一緒にな!ぼくは彼女を探し出す。それまでは――しばしばだ≪オーフン≫だ。」
「いい加減にしろ、汚れたベッドで殴り殺すぞ!」
―――殴り殺す―――殴り殺すだと。

後書き
私:いやあ終わりました。
所要時間一時間ほどです。
それではまた〜



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10133Re:魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)Yuppy 2002/10/3 10:57:34
記事番号10122へのコメント

ドラマ・スライムさんは No.10122「魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)」で書きました。
>
>私:これはオーフェン第一巻の2章のアザリーの葬儀の場面のパロです。
>あんまり笑えないかもしれませんが
>それでは〜
>
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>金魚のうんちアザリーの葬儀は、その生前の業績や人気から考えれば、
金魚のうんちッ!? アザリーがッ!?
>意外なほどそっけないものだった。
>早死にした犬猫の葬式とほとんど変わらない。少なくとも少年とその他大勢はそう思った。
>だが明らかに嫌悪の表情を浮かべておる者もおったとさ。
>
>「まさか彼女が・・・」
>「しかし目撃者が多数」
>「王宮の方は・・・以下略!」
>「しかし、それは緊急の――」
>「以下略だと言っただろうが!」
>「致命的な汚点――」
>「うるせえぞこら、ガス欠の車で轢き殺すぞ!」
>〜し殺すぞ。
ボルカン………………。
>波紋のようにくりかえされる単語を、少年は我が身に焼き付けられる焼き印のように震えながらじっと聞いていた。
>
>葬列は裏門から始まった。
>そしてゆっくりと共同墓地へと続く丘を登ってゆく。
>少年も処分される家畜のようにうなだれて金魚のうんちの棺のすぐ後を歩いていた。
>誰もその位置を歩きたがるものがいなかったのだ。
>
>「キリマンジャロ」
……あれ?
>名前を呼ばれて彼は、はっと顔を上げた。
>見ると彼と同じ位の年齢の、ハゲの少年が並んで歩いている。
>「ハーティアか」
ハーティアがハゲ……(汗)
>キリマンジャロと呼ばれた少年――モカ=キリマンジャロ=ブルーマウンテン――は、ハゲの少年に、虚ろな瞳で言った。
>「君も葬列に参加していたなんて、気が付かなかった。」
>「チャイルドメン教室の人間では、ぼくらだけだよ。」
チャイルド『メ』ン…………。
>
>今日は日の光はない。
>いやらしいほど雰囲気にぴったりな、大理石模様の暗い雲が渦巻いている。
>「先生は?」
>キリマンジャロが聞くと、ツルピカののハーティアは呆れたように、
つ、ツルピカ……(笑)。
>「君はよほど、参っているみたいだな。先生なら、すぐそこにいるだろ。」
>こいつの方がよっぽど参っているような気がするのは気のせいか。
>
>「先生質問です。」
>キリマンジャロは明るく言った。
>できるだけ・・・
>それを聞いた男――20代半ばの背が高く、屈強そうである――は答えた。
>「言え。」
>「これは誰の葬式なんですか〜」
>出来るだけ明るく心がけた。
>「・・・チャイルドメン教室のアザリーの葬儀だよ。ブルマン。」
>「じゃあこの中にアザりんの死体が入っているというんですか。」
>「いいや――お前も承知のとおり、その棺はチョコレート入りだ。」
>「だったらこれは彼女の葬式じゃない。」
そうだそうだッ!
>「屁理屈をいうな。」
>「屁理屈なものか!自分たちだけチョコを食べるつもりだろう!」
>「ぎくっ!」
>「彼女は生きているんですよ。」
>「だからチョコパーティをするのだ。」
>「それは彼女に対しての冒涜だ。」
>「うるさいチョコが食いたいんだ。」
……………………。
>引き下がらないチャイルドメン。
>どーいう口論だこれ。
>
>話は続いたそして
>「お前はエリートだぞ。いずれは王宮にも上がれる。」
>これはハーティアのものだ。
>「黙れよハーティア、そんなものはお前にやるさハゲ!」
>「・・・ハゲと言ったな・・・殺す。」
>「落ち着け。」
>チャイルドメンがそう言った瞬間ハーティアが倒れた。
>魔術を使ったのだ。
>「あんたらは菓子入りの棺を埋葬しようとしている。だからぼくは、その棺に本当に必要な中身を提供してやるさ。」
>「お前が毎日通っている古本屋のポイントカードか?」
古本屋ッ!?
>「違うこのぼくをだ。」
>「なんだとならばこの、悪夢を統べる王チャイルドメンがスリッパで叩き殺してくれるわ。」
>それを無視してキリマンジャロは
>「このぼくをだ!このぼくの名前を、お前たちは埋葬するがいいさ!アザりんのセーブデータと一緒にな!ぼくは彼女を探し出す。それまでは――しばしばだ≪オーフン≫だ。」
>「いい加減にしろ、汚れたベッドで殴り殺すぞ!」
>―――殴り殺す―――殴り殺すだと。
>
>後書き
>私:いやあ終わりました。
>所要時間一時間ほどです。
早ッ!?
>それではまた〜
>
面白かったです。思いっきり笑いました。
ではっ!
>
>

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10135Re:魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)ドラマ・スライム 2002/10/3 11:13:07
記事番号10133へのコメント

Yuppyさんは No.10133「Re:魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)」で書きました。
>
>ドラマ・スライムさんは No.10122「魔道士オーフン誕生編(ギャグパロです。)」で書きました。
>>
>>私:これはオーフェン第一巻の2章のアザリーの葬儀の場面のパロです。
>>あんまり笑えないかもしれませんが
書いてて自分でも笑いましたが
>>それでは〜
>>
>>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>
>>金魚のうんちアザリーの葬儀は、その生前の業績や人気から考えれば、
>金魚のうんちッ!? アザリーがッ!?
これしか浮かばなかったので
>>意外なほどそっけないものだった。
>>早死にした犬猫の葬式とほとんど変わらない。少なくとも少年とその他大勢はそう思った。
>>だが明らかに嫌悪の表情を浮かべておる者もおったとさ。
>>
>>「まさか彼女が・・・」
>>「しかし目撃者が多数」
>>「王宮の方は・・・以下略!」
>>「しかし、それは緊急の――」
>>「以下略だと言っただろうが!」
>>「致命的な汚点――」
>>「うるせえぞこら、ガス欠の車で轢き殺すぞ!」
>>〜し殺すぞ。
>ボルカン………………。
ボルカンです。(多分)
>>波紋のようにくりかえされる単語を、少年は我が身に焼き付けられる焼き印のように震えながらじっと聞いていた。
>>
>>葬列は裏門から始まった。
>>そしてゆっくりと共同墓地へと続く丘を登ってゆく。
>>少年も処分される家畜のようにうなだれて金魚のうんちの棺のすぐ後を歩いていた。
>>誰もその位置を歩きたがるものがいなかったのだ。
>>
>>「キリマンジャロ」
>……あれ?
ちなみにタイトルのオーフンも誤字では有りません。
>>名前を呼ばれて彼は、はっと顔を上げた。
>>見ると彼と同じ位の年齢の、ハゲの少年が並んで歩いている。
>>「ハーティアか」
>ハーティアがハゲ……(汗)
赤毛をハゲに変えてみました。
>>キリマンジャロと呼ばれた少年――モカ=キリマンジャロ=ブルーマウンテン――は、ハゲの少年に、虚ろな瞳で言った。
>>「君も葬列に参加していたなんて、気が付かなかった。」
>>「チャイルドメン教室の人間では、ぼくらだけだよ。」
>チャイルド『メ』ン…………。
なんとなく
>>
>>今日は日の光はない。
>>いやらしいほど雰囲気にぴったりな、大理石模様の暗い雲が渦巻いている。
>>「先生は?」
>>キリマンジャロが聞くと、ツルピカののハーティアは呆れたように、
>つ、ツルピカ……(笑)。
ツルピカにしました。
>>「君はよほど、参っているみたいだな。先生なら、すぐそこにいるだろ。」
>>こいつの方がよっぽど参っているような気がするのは気のせいか。
>>
>>「先生質問です。」
>>キリマンジャロは明るく言った。
>>できるだけ・・・
>>それを聞いた男――20代半ばの背が高く、屈強そうである――は答えた。
>>「言え。」
>>「これは誰の葬式なんですか〜」
>>出来るだけ明るく心がけた。
>>「・・・チャイルドメン教室のアザリーの葬儀だよ。ブルマン。」
>>「じゃあこの中にアザりんの死体が入っているというんですか。」
>>「いいや――お前も承知のとおり、その棺はチョコレート入りだ。」
>>「だったらこれは彼女の葬式じゃない。」
>そうだそうだッ!
確かに
>>「屁理屈をいうな。」
>>「屁理屈なものか!自分たちだけチョコを食べるつもりだろう!」
>>「ぎくっ!」
>>「彼女は生きているんですよ。」
>>「だからチョコパーティをするのだ。」
>>「それは彼女に対しての冒涜だ。」
>>「うるさいチョコが食いたいんだ。」
>……………………。
これ書いて自分で笑いました。
>>引き下がらないチャイルドメン。
>>どーいう口論だこれ。
>>
>>話は続いたそして
>>「お前はエリートだぞ。いずれは王宮にも上がれる。」
>>これはハーティアのものだ。
>>「黙れよハーティア、そんなものはお前にやるさハゲ!」
>>「・・・ハゲと言ったな・・・殺す。」
>>「落ち着け。」
>>チャイルドメンがそう言った瞬間ハーティアが倒れた。
>>魔術を使ったのだ。
>>「あんたらは菓子入りの棺を埋葬しようとしている。だからぼくは、その棺に本当に必要な中身を提供してやるさ。」
>>「お前が毎日通っている古本屋のポイントカードか?」
>古本屋ッ!?
ちなみにBOO○OFFのことです。
>>「違うこのぼくをだ。」
>>「なんだとならばこの、悪夢を統べる王チャイルドメンがスリッパで叩き殺してくれるわ。」
>>それを無視してキリマンジャロは
>>「このぼくをだ!このぼくの名前を、お前たちは埋葬するがいいさ!アザりんのセーブデータと一緒にな!ぼくは彼女を探し出す。それまでは――しばしば≪オーフン≫だ。」
>>「いい加減にしろ、汚れたベッドで殴り殺すぞ!」
>>―――殴り殺す―――殴り殺すだと。
>>
>>後書き
>>私:いやあ終わりました。
>>所要時間一時間ほどです。
>早ッ!?
>>それではまた〜
>>
>面白かったです。思いっきり笑いました。
>ではっ!
ありがとうございます。
それでは〜
>>
>>
>