◆-残し往きし者、残されし者〜プロローグ〜-真琳(1/12-02:08)No.1053
 ┣残し往きし者、残されし者  第1話-真琳(1/12-02:10)No.1054
 ┃┗まだまだ道は長い-神楽奈津(1/14-10:24)No.1091
 ┃ ┗なんの道?(ぉ-真琳(1/18-23:57)No.1126
 ┣残し往きし者、残されし者  第2話-真琳(1/12-02:12)No.1055
 ┃┗あけちゃってごめんね-神楽奈津(1/21-14:39)No.1139
 ┃ ┗いえいえ、こちらこそ(爆)-真琳(1/24-14:13)No.1151
 ┣残し往きし者、残されし者  第3話-真琳(1/12-02:14)No.1056
 ┃┣残し往きし者、残されし者  第3.5話-真琳(1/13-00:46)No.1077
 ┃┃┗今日もがむばるぞ・・・-神楽奈津(1/25-13:08)No.1154
 ┃┃ ┗あうぅぅぅ・・・・・・-真琳(1/26-04:51)No.1159
 ┃┗1日一個が限度か?-神楽奈津(1/22-12:52)No.1142
 ┃ ┗そうかもしんない(汗)-真琳(1/24-14:20)No.1152
 ┣残し往きし者、残されし者  第4話-真琳(1/12-02:15)No.1057
 ┃┗あと・・・いくつだったけ?-神楽奈津(1/26-12:00)No.1160
 ┃ ┗あたしも覚えとらん(ぉ-真琳(1/28-20:46)No.1176
 ┣残し往きし者、残されし者  第5話-真琳(1/12-02:17)No.1058
 ┃┗さあ!時間がない!さくさくいくぞ!-神楽奈津(1/27-11:00)No.1171
 ┃ ┗書く時間?それとも試験までの時間?(自爆)-真琳(1/28-20:48)No.1177
 ┣残し往きし者、残されし者〜エピローグ〜-真琳(1/12-02:21)No.1059
 ┃┣しくしく・・・・・・-かばにゃ(1/12-05:44)No.1061
 ┃┃┗かばにゃさんへ-真琳(1/13-01:01)No.1078
 ┃┣Re:残し往きし者、残されし者〜エピローグ〜-る〜ら(1/12-18:50)No.1068
 ┃┃┗る〜らさんへ-真琳(1/13-01:05)No.1079
 ┃┣すっ素晴らしいです!-マミリンQ(1/13-14:54)No.1081
 ┃┃┗マミリンQさんへ-真琳(1/14-00:30)No.1088
 ┃┗やっと・・・終われる・・・真っ白に・・・なれる・・-神楽奈津(1/27-13:42)No.1172
 ┃ ┗(爆笑)もう一年以上も昔になるのね・・・・・・(遠い目)-真琳(1/28-21:05)No.1178
 ┗・・・全部書いていい?-神楽奈津(1/14-10:20)No.1090
  ┗いいですよ(苦笑)-真琳(1/18-23:43)No.1125


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1053残し往きし者、残されし者〜プロローグ〜真琳 E-mail URL1/12-02:08


ども、真琳です。
なんだか長い文を書いてしまいましたねぇ・・・・・・(遠い瞳)
(って人によりけりか・・・・・・)
ガウリナらしきものです(苦笑)・・・・・・・・・たぶん(ぉ


********************************************************


―――季節は冬から、ひときわ鮮やかな季節である春へと移り変わろうとしていた。
そんな中……―――



雲一つない真っ青な空。
その下に佇むごく普通の街の、これまたごく普通の宿。
そして朝食の席。
そこではいつもの食事争いが繰り広げられるはずであった……


「……リナさん遅いですねぇ」
マイペースに食べ物を口にほおり込みながらアメリアがふと思いだしたように言った。
「たまにはこうゆうこともあるだろう」
と、いつものことだがコーヒーを飲みながらゼルガディスが答える。
ガウリイはこれまたいつもの事だが目の前の食べ物と格闘している。ただリナがいないせいかいつもよりはペースは遅い。
ざわ……
またたく間に食堂がざわつく。
客の視線が一点に集中していた。食堂へと続く階段を降り来る1人の、女性と呼ぶにはいま少し早いといった感じの小柄な少女。
「リナ!?」
注目を浴びる主とはちょうど向かいに座っていたゼルガディスが一番に気づく。
そして驚いたようにその名を呼んだ。
アメリア、ガウリイもゼルガディスの声に振り向き、続き急いでそちらへと向かう。
リナ自身はなぜ自分が注目を浴びているか理解していないようだ。
いつもは決してありえない事である。リナは寝間着のまま、つけ加えればネグリジェのままここに降りてきたのだ。
「リナ?お前どうしたんだ?」
駆けつけたガウリイが客の好奇の目から庇うようにリナの前に立つ。
「あ、あの……?」
眉を微かにひそめ、リナは小さく言った。
その様子にはまったく気づいてないようでアメリアが意見する。
「ここじゃ目立ちます。とりあえずリナさんの部屋へ……」
「そうだな、その方がいい」
なんとなくリナの行動をおかしくも思いつつゼルが後押しした。
リナだけが疑問を顔に浮かべていた。
そう、まるで今の状態をまったく理解していないような……

「あ、あの、あなた方は?」
リナが怯えたように周りを取り囲む3人に誰にともなく話しかける。
「な、何冗談言ってるんですかぁ……リナさんてば……」
あまりにも冗談に見えなくて冷や汗を流しながらアメリアが言う。
「そうだぞ、リナ。人をからかうのはいけないぞ?」
こちらはといえばリナの様子に気づいているのかいないのか、いつもの通りのほほんとした口調で保護者然とした物言いをする。
ただリナのあまりもの変化を認めたくなかったからなのかもしれない。認めてしまえば次に待ち受けているであろう何かすらも、同時に認めなくてはならないのだから。
3人の会話をゼルガディスが冷静に後ろから聞いていた。
おそらくこのリナの、突然といえばあまりにも突然な変化を、わずかながらも認めていたのはゼルガディスだけなのだろう。
「ほらほら、早く入って着替えてきて下さいっ!」
言いつつ半ば強引にアメリアがリナを部屋に押し込める。
その時でさえリナは状況をつかめていない様子だった。
「どうしたんだ? リナの奴……」
ガウリイが不思議そうに口に出す。
「なんかいつもと違いますよね……?」
いつもと違うリナに多少なりとも怖れを抱いたのか、すがるような目つきで男二人を見るアメリア。
「そのことなんだが……」
ゼルが話そうとしだした寸前、静かにドアが開く。
「あ、リナさん。ってまだ着替えてないんですかぁ!? 何やってるんですっもうっ!!」
呆れの中にいらだちさえ芽生える。
リナがそれに顕著な反応を見せた。
誰がみても怯えの色だ。
「その……着替えるってこれに、ですか?」
びくびくした様子でながら小さな声で、しかしリナには不似合いなくらい丁寧な台詞回しで聞いてくる。
差しだした腕にはいつもリナが着ている服が綺麗にたたまれて掛けられている。
いつの間にかその顔色は羞恥の色に変わっていた。
さすがにガウリイもアメリアもただ事ではないと思い始めるほかなかった。
「ほ、ほんとにリナさん……ですか?」
アメリアが額に汗を浮かべながら恐る恐るリナに尋ねる。
息を呑み、そしてリナの言葉を待つ。

「その、リナさんて、誰なんですか?」
このリナの発言にその場に居る誰もが言葉を失った。


****************************************************************


ここで切ったら鬼と言われた・・・・・・なじぇ?

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1054残し往きし者、残されし者 第1話真琳 E-mail URL1/12-02:10
記事番号1053へのコメント

「な、何言ってるか分かってるんですか?」
アメリアが深呼吸をし、気を落ち着けながらゆっくりと言った。
「え、ですから……」
「待て」
隣からゼルガディスが静止をかける。
少なくともこの状況で一番理解をしているのが彼であろう。
「ゼルガディスさん!?」
驚きアメリアは振り返り、ゼルガディスを仰ぎ見る。
ガウリイはリナの突拍子もない言葉に止まったままである。無理もあるまい。
「お前、名は何という?」
ゼルガディスは静かに問う。恐らくは彼女を怖がらせないためにも。
アメリアは黙って彼らの行動を見守っていた。
普通ならすでに見知っている相手に対し名前を聞くことなどありえないことだが、今の状況はそれには当てはまらず、今一番事を理解しているゼルガディスに任せるより他はなかった。
「名前ですか? レイチェル……レイチェル=フリークルトと申します」
リナとは明らかに違う言葉使い、身の振る舞い。
それらが、目の前にいる少女がリナであってもリナではない、ということを如実に物語っている。
「レイチェルか……オレはゼルガディス、こっちがアメリア。そこでぼーっとしてるのがガウリイだ」
「いったい……?」
いまいち状況を掴めないでいるアメリアがおそるおそる声を出す。
「どうゆうことなんだ?」
ガウリイがいつになく低い声を出した。
「その前に部屋に入ろう」
ゼルガディスの言葉に周りを見れば、すでに朝食を終えた人たちが部屋に戻り始めている。
そのうちの何人かは好奇の目をこちらに向けていた。
廊下のど真ん中で寝間着姿のままの少女を取り囲んでいれば、誰もが不審に思ってあたりまえであろう。
「わかった」
それだけ言うと、ガウリイは他の客に睨みを利かせさっさとゼルガディスの部屋に向かっていった。
やり場のないやるせなさから生まれた怒りの矛先がそちらに向いたのかもしれない。
その上、今回の事態の中心にリナがいるのだから、それは当然であろう。
「アメリア、リナの荷物から『コイツ』が着れそうなものを選んでやってくれ。着替えが済んだら俺の部屋に……」
「あ、はい」
アメリアの返事を聞くとゼルガディスも部屋へ向かう。
「あのっ! でもわたくしこうゆうのは……」
レイチェルが焦ってゼルガディスを呼び止める。
「後でどうにかするから、とりあえずは着替えてくれ……」
こちらを振り向きゼルガディスが疲れたように応えた。
「は、はい、分かりました」
それに仕方なさそうに頷く。
それを確認した上でアメリアがレイチェルを部屋へと促す。
「さ、リ……えっと、……」
「レイチェルです」
「あ、ごめんなさい、レイチェルさんですね」
短い会話の後、パタリとドアが閉じて女2人が消える。
その後をガウリイが不安そうに眺めていた。
「ガウリイ」
「ああ、分かっている」
そこにガウリイが立っていることで部屋に入ることができないゼルガディスの呼び掛けに応え、ガウリイはドアを開け部屋の中へと姿を消す。


トントン。
「開いてる」
ゼルガディスがぶっきらぼうに答えた。
部屋に入ればガウリイは窓際に背を預けて立っており、ゼルガディスは木製の椅子に腰を掛け片腕をテーブルに乗せていた。
「ごめんなさい、遅くなってしまって……レイチェルさんがどうしてもズボンは嫌だって、説得するのに時間がかかっちゃいまして」
「わたくし、ズボンてあんまりはいた事なくて、どうしても苦手で……」
仕方なくはいたのだろうが、やはり気になるようでしきりに目はそちらにいっている。
パンツルックが当たり前の人間にとっては考えられないことではあろうが。
「まるでリナとは正反対だな」
苦笑しつつゼルガディスが言った。
「あの、さっきから気になっていたんですけど、リナさんって?」
「ふざけんな、リナはっ……!!」
ガウリイがつかみ掛かるような勢いで声を荒げた。
「ガウリイっ!!」
ゼルガディスが慌ててそれを静止する。
レイチェルは当たり前だが身を硬くしていた。
それを見てガウリイの表情がどうしようもないやるせなさを含む。
「すまん、つい、な……」
「お前の気持ちが分からんでもないが少し落ち着け。といってもさすがにこれじゃ無理か……」
小さく溜息を漏らす。
「ガウリイさん……」
アメリアが心配そうにガウリイを見つめた。
ゼルガディスがレイチェルを手前のもう一つの椅子に勧める。レイチェルは素直にそれに従った。
「さて、話に入ろう」
レイチェルがその言葉に反応する。
無理もない。見知らぬ人から突然そんな事を言われれば誰でもそうだろう。
とりわけレイチェルはさほど身分が低いとも思えない。
リナの体ではあるがその仕種一つ一つからは気品すら感じられさえする。
一日や二日で簡単に身につけられるものではない。
過去に誰からか自分のことを聞かれることがあっただろうか?
「レイチェル、落ち着いて聞いて欲しい。今君が入っている体は君本来のものではない。リナ=インバースという、俺たちの仲間のものだ」
ゆっくりと一つ一つ言葉を紡いでいく。
……レイチェルに理解してもらうために。
「そう、なのですか?」
驚いたように言葉を返す。
「たぶん、何らかの影響でリナの意識の上にいるのだろう」
超一流の魔道士であるリナがそんなに簡単に意識を乗っ取られることはないだろう。
それも極普通の娘に。
何かきっかけみたいなものがあるはずである。
「ではこの体はわたくし自身のものではなく……?」
静かにゼルガディスが頷く。
「君の本体が今現在どこに所在しているかは分からないが……」
「別にこの体が他の人の物だとは思わないのですが……」
言って自分の体を見下ろす。
「かなり意識が混じっちゃってるみたいですね」
ようやく事態を理解してきたのかアメリアが割り込んできた。
「そうだな……」
「ガウリイさん?」
レイチェルがノブに手を掛け部屋を出て行こうとするガウリイを呼ぶ。
「ほっといてやれ」
静かにドアが閉まる。
「ゼルガディスさん……」
アメリアがゼルガディスとガウリイが出ていったドアを交互に見つめる。
「さて続けよう。君の本体の事だが、家は?」
「セイルーンです」
「セイルーンなんですか!?」
アメリアが驚きの声を上げる。
「はい。でもなぜかそこまでしか分からないんです。覚えてないというか、記憶が途切れているとでも言いましょうか……」
「セイルーンか……調べるっていったってあそこは広いからな……」
半ば途方に暮れたようにゼルガディスが呟き、頬杖を突く。
「ごめんなさい、お手数かけてしまって……」
「いや……」
「大丈夫ですっ!!」
ゼルガディスの言葉を遮り、どこからその自信が湧いてくるのか、アメリアが絶対の自信を持った表情で握りこぶしなどを作る。
「セイルーン内のことでしたら任せて下さいっ!!! このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの名にかけて絶対に探し出してみせますっ!!」
「ま、まあ燃えるのは一向に構わんが……とりあえずセイルーンに連絡を頼む」
バックにどこから取り出したのか炎などを背負うアメリアに、額に汗を流しつつゼルガディスは言う。
「わっかりましたっ!!」
本人言う所の正義の炎を瞳に宿らせつつ、アメリアがドアに向かおうとする所をレイチェルが呼び止める。
「あのっ、アメリアさんて、あのアメリア姫なんですか!?」
嬉々とした表情。
それに一瞬たじろぐアメリア。
「はぁ、いちおうそうなりますね……」
普段の行動からするに一向に姫には見えないがこれでもれっきとしたセイルーンの第二王女である。
セイルーンに住んでいて知らない者はいないだろう。俗世との縁を切っていない限り……
「まあ、嬉しいですわ。セイルーンに住む者として姫君に直接お会い出来るなんて……」
「いえ……」
どう対応していいのか分からず、困った表情になる。
「とりあえず連絡が終わったら俺たちもセイルーンに向かうぞ」
「あ、そうですね」
横から上手く出された助け船に乗る。
「それと、レイチェルを連れて買い物に行ってこい」
「分かりました」
「姫君とご一緒に行ってよろしいのですか?」
再び感激の表情になるレイチェル。
おそらく一般の人にとってはこれが普通の反応だろう。
もしくは恐れ多くてそんなことはできないと言うかどちらかであるはず。
「えぇーっと、レイチェルさん。姫君っていうのは止めて下さい。アメリアでいいですから」
焦りつつアメリアが言葉を出す。
「でも……」
困った顔をするレイチェルにアメリアも困惑の色を隠せない。
「いいですか? 仮にも姫が護衛も付けずにいるといろいろと問題があるでしょう。ですから姫というのは止めて下さい」
「それもそうですね」
訳がわからないアメリアの理屈にそれでも納得したのかレイチェルは頷く。
「では、アメリア様」
「様も止めて下さい」
「じゃ、じゃあ、アメリアさん……」
どすの利いたアメリアの声に冷汗を流しつつ小声で呼ぶ。
「……何かまだ抵抗ありますけど、とりあえずはそれでいいです」
その言葉にほっと息をつくレイチェル。
王族相手に呼び捨てを使う事など、リナたちならともかく、レイチェルには常識並はずれた事にほかならない。
中には王子様と呼ぶにはかなり、いやとてつもなく抵抗を感じる方もいたりもするが、ここでその話をするのはやめておこう。
「じゃ、ゼルガディスさん行ってきますね」
「ああ、ガウリイも連れて行け。どうせ外にでもいるだろう。
その様子じゃ自分の身さえも護れそうにないしな、護衛の代わりだ」
―――もっともそうでも言わなきゃついていくかもわからんが……
「……そうですね」
言ってレイチェルを見つめる。
そんな二人のやり取りを不思議そうにレイチェルは眺めていた。

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1091まだまだ道は長い神楽奈津 1/14-10:24
記事番号1054へのコメント

だけど全部つっこみいれてもいいのかな・・・(まだ迷ってるし)

>「レイチェルか……オレはゼルガディス、こっちがアメリア。そこでぼー
>っとしてるのがガウリイだ」
ぼーっとしてるのね、ガウリイ…(いや、気持ちはわからんでもないけど…)
でもまだ気付いてない…
>「どうゆうことなんだ?」
>ガウリイがいつになく低い声を出した。
ああ、でも慌ててる…っていうか切れてる…
>「わかった」
>それだけ言うと、ガウリイは他の客に睨みを利かせさっさとゼルガディス
>の部屋に向かっていった。
>やり場のないやるせなさから生まれた怒りの矛先がそちらに向いたのかも
>しれない。
>その上、今回の事態の中心にリナがいるのだから、それは当然であろう。
あ、やっぱ切れてるし。けどなんかいらいらしてるね。ガウリイ。
ま、気持ちはわからんでもないが…
>その後をガウリイが不安そうに眺めていた。
…不安なんだね…ガウリイ…

>「あの、さっきから気になっていたんですけど、リナさんって?」
>「ふざけんな、リナはっ……!!」
>ガウリイがつかみ掛かるような勢いで声を荒げた。
こらこら、ガウリイ。女の子脅えさせちゃいかんよ(汗)
>レイチェルは当たり前だが身を硬くしていた。
ほらみろ。女の子は虐めちゃいかんぞ
>「すまん、つい、な……」
いや、気持ちはめっちゃ分かるぞ。だけど「つい」ですますなよ…
>「ガウリイさん?」
>レイチェルがノブに手を掛け部屋を出て行こうとするガウリイを呼ぶ。
現実逃避。わからんでもないが受けとめてやれ。ガウリイ。
いくら他の人格だからって身体はリナなんだからな
>「ああ、ガウリイも連れて行け。どうせ外にでもいるだろう。
> その様子じゃ自分の身さえも護れそうにないしな、護衛の代わりだ」
>―――もっともそうでも言わなきゃついていくかもわからんが……
ガウリイがリナを守るのは当然でしょう。でも…いわなきゃついてかないのか…

どうやらリナにつっこみを入れるとハイになるらしいが、ガウリイにつっこみをいれるとテンション下がるらしい…。
っていうかガウリイの取り乱した姿ってのは格好良くないので嫌みな突っ込みしか出来ない…。
ああ!ハイな突っ込みしたい!

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1126なんの道?(ぉ真琳 E-mail URL1/18-23:57
記事番号1091へのコメント

>だけど全部つっこみいれてもいいのかな・・・(まだ迷ってるし)
いいよん、ごめんなさいね、返事遅くなっちゃって・・・・・ちびっとネットできない状態だったので・・・・・・
>
>>「レイチェルか……オレはゼルガディス、こっちがアメリア。そこでぼー
>>っとしてるのがガウリイだ」
>ぼーっとしてるのね、ガウリイ…(いや、気持ちはわからんでもないけど…)
>でもまだ気付いてない…
いや、もう気づいてる・・・・・・
たぶん・・・・・・なんだよ(なじょ)
>>「どうゆうことなんだ?」
>>ガウリイがいつになく低い声を出した。
>ああ、でも慌ててる…っていうか切れてる…
ちょっとね、納得できないらしいよ、彼は・・・・・・(あたしの中でも混乱してたし)
>>「わかった」
>>それだけ言うと、ガウリイは他の客に睨みを利かせさっさとゼルガディス
>>の部屋に向かっていった。
>>やり場のないやるせなさから生まれた怒りの矛先がそちらに向いたのかも
>>しれない。
>>その上、今回の事態の中心にリナがいるのだから、それは当然であろう。
>あ、やっぱ切れてるし。けどなんかいらいらしてるね。ガウリイ。
>ま、気持ちはわからんでもないが…
普通、そうなんじゃないの?あたしは男じゃないからわからへんけど・・・・・・
(推測でもの書くなよ・・・・・・)
>>その後をガウリイが不安そうに眺めていた。
>…不安なんだね…ガウリイ…
不安でしょう、何がどうなっているのかも分からないし・・・・・・
>
>>「あの、さっきから気になっていたんですけど、リナさんって?」
>>「ふざけんな、リナはっ……!!」
>>ガウリイがつかみ掛かるような勢いで声を荒げた。
>こらこら、ガウリイ。女の子脅えさせちゃいかんよ(汗)
そそ、いくらリナがいないっていったって・・・・・・でも複雑だよなぁ(苦笑)
>>レイチェルは当たり前だが身を硬くしていた。
>ほらみろ。女の子は虐めちゃいかんぞ
(今思うに、レイチェルってば最初と最後で性格違うでやんの(爆死))
>>「すまん、つい、な……」
>いや、気持ちはめっちゃ分かるぞ。だけど「つい」ですますなよ…
いいの、ガウリイだから(死)
でもな、ガウリイつらいよな、多分(ぉ
>>「ガウリイさん?」
>>レイチェルがノブに手を掛け部屋を出て行こうとするガウリイを呼ぶ。
>現実逃避。わからんでもないが受けとめてやれ。ガウリイ。
>いくら他の人格だからって身体はリナなんだからな
そんなに簡単に受け止められるほどの存在じゃないでしょう、ガウリイにとってのリナは。少しは時間がないとねぇ・・・・・・
>>「ああ、ガウリイも連れて行け。どうせ外にでもいるだろう。
>> その様子じゃ自分の身さえも護れそうにないしな、護衛の代わりだ」
>>―――もっともそうでも言わなきゃついていくかもわからんが……
>ガウリイがリナを守るのは当然でしょう。でも…いわなきゃついてかないのか…
当然・・・・・・ってそうゆう問題かどうかも(苦笑)
>
>どうやらリナにつっこみを入れるとハイになるらしいが、ガウリイにつっこみをいれるとテンション下がるらしい…。
>っていうかガウリイの取り乱した姿ってのは格好良くないので嫌みな突っ込みしか出来ない…。
たまにはそうゆう姿も見てみたいね、本音って言うか、なんというか・・・・・・
>ああ!ハイな突っ込みしたい!
君はガウリイよりは、リナなのね・・・・・・そうよね、なんと言っても●女だし?(ぉぉぉ
そんな一部の人たちにしか分からんようなことを・・・・・・(ぉ

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1055残し往きし者、残されし者 第2話真琳 E-mail URL1/12-02:12
記事番号1053へのコメント

「ねえ、レイチェルさん。ずっと気になってたんですけど、そのブレスレットって?」
連絡の手続きや何やらで時間を食われ、結局買い物に行けたのは昼を食べてからになってしまっていた。
同行するのをかなり渋っていたガウリイを半ば強引に連れ、3人で街中を歩く。
もとはといえば、この街に来たのはリナの『おいしいお店があるのよ』の一言であった。今となってはそれはすでに意味を成していないが……
「あ、これですか?」
途端嬉しそうに目を輝かせながら話し出す。
「実は一ヶ月後に結婚する人から貰ったものなんです」
プラチナにダイヤをあしらえた割とシンプルで上品なデザイン。
かなり高価なものだという事は一目見れば誰にでも分かるだろう。
「結婚!?」
「はい、子どもの頃からいつも一緒で……一年前に約束したんです」
「そ、そうなんですか……それはおめでとうございます」
祝うべきことではあるのだが、リナの体で言われるとまるでリナ自身がそれを言っているのではないかという錯覚を覚え、つい戸惑ってしまう。
もっともリナはそんなことを簡単に人に言う気がしないでもないが……
「どうかなさいましたか?」
「あ、いや……」
ガウリイの言葉を最後にしばらく会話が途切れた。
「あ、あそこですね、お洋服屋さんっ」
アメリアが指差す。
今の雰囲気を打開するかのように少々焦り気味に早口で言う。
「本当ですね。よかった、いつまでもこんな格好でいるのかと思うと……」
言いつつ、羞恥に染まった頬に手を当てる。
ごずっ!!
2人が頭から突っ伏す。
「大丈夫ですか? 石でもあったのですか?」
石の方がまだましだったのかもしれない。
「い、いや……大丈夫だ……」
「ははは……やっぱりリナさんの姿でそれ言われると、……恐いですね……それもかなり……」
気を持たせつつ、なんとかといった感じで立ち上がるガウリイとアメリア。
日頃のリナを知っている人の反応はこれが正しいのかもしれない……
「そ、そうだな……」
「と、とりあえず行きましょう」
アメリアが気を取り直して言う。
レイチェルはやはり分からないという顔をしているのだった。


「これなんかどうでしょう?」
レイチェルが取り出してきたのは薄いクリーム色に花柄のワンピース。いかにも春といった感じである。
ここでもまたもやすっこける2人。
「いえ、もうレイチェルさんの好きなのでいいです……」
汗だく流しながらアメリアが立ち上がる。
「そうですか?」
アメリアのその言葉を聞いて再び物色を開始する。
初めは拍子抜けていたアメリアも吹っ切れたようにレイチェルに混ざる。その辺はやはり女同士と言うべきか。
そして当然ながらガウリイ1人が取り残される。
「姿はリナなのにな……」
遣り切れない口調で言葉をこぼす。

それから数時間後、女の買い物に付き合う事に心底後悔したガウリイであった。


「レイチェルさんの恋人ってどうゆう方なんですか?」
買い物を終えた宿までの帰り道、特に話す事もなかったのでアメリアが思い出したように口に出した。
「とても優しくて……わたくしそれほど体が強い方でもなかったので、いつも手助けしてくれて……みんなの人気者でしたわ」
どこか遠くを見るような眼差しで言うレイチェル。
それでもその表情には幸せが満ち溢れている。
「すっごく好きなんですね、その人のこと」
「ええ、彼、アリエルって言うのですけど、わたくしの自慢ですわ」
にっこりと微笑みながらそう語る。
幸せの中にいる人ってこんな感じなんだろうなとアメリアは思う。
リナの姿を借りてはしゃぐレイチェルにガウリイは複雑な表情を向ける。
「アリエル……なんていうんですか? レイチェルさんの恋人さん」
一つの考えが頭に浮かび、問い掛ける。
「アリエル、アリエル=ロードウェルですわ」
「ロードウェル……そちらの方も調べてみましょう」
人差し指を顎に当て、視線を下にしながら考え込む。
「本当ですか? 彼もわたくしの家もいちおう上流階級には属する家柄なんです」
「上流階級ですか、それなら少しは絞れてきますね。他に思い出せる事は?」
レイチェルに向き直して再び問う。
「えっと……ごめんなさい」
しばらく黙り込んでから、諦めたように言う。
「あっと、いいんです。誤らないで……! 無理なんてしなくていいですからっ!!」
「はい、本当に申し訳ございません……」
「あっ、ほら、もう夕食の時間になりますから、さっさと宿に戻りましょう!! さっ、ガウリイさんもっ!!」
場を取りつくるように話題を出す。
「お、おう……」
今まで沈黙していたガウリイもこの時になってアメリアに急っつかれ答える。
そしてそれぞれの想いを秘めつつも宿へと足を運んだ。


「なるほど……レイチェル、それちょっと見せてくれないか?」
ゼルガディスが手をだしそれを差す。
他の客はすでに部屋に戻ってしまっているのか、一階の食堂には彼ら以外は誰もいない。
「これ、ですか?」
手首に手を回し大事そうにそれを撫ぜる。
「ああ」
「はい、どうぞ」
手渡されたそれをじっくりと見ても別に変わった所はない。傷が付いているという事もないし、それほど古い物とも思えない。
「それって、よくみれば最近のデザインですね」
アメリアが横からひょいと顔をだし覗き見る。
「そうなのか?」
「ええ、王都で結構流行ってたデザインですよ。私もいくつか持ってますし」
「今もか?」
「そうですね。まだ続いているはずですよ。2、3ヶ月前くらいからですから」
それを聞いてゼルガディスはしばし考え込む。
「となると……」
「そうですね」
2人の会話についていけないのか、後の二人は黙ったままである。
しばらくの沈黙の後、
「今日はもう休もう。ガウリイ、おまえはレイチェルの隣の部屋だ。何かあった時その方が対応しやすいだろう」
―――ことリナに関してはな……
「そうですね、ここ1人部屋しかありませんし」
ゼルガディスの意見にアメリアも賛同する。
「ああ、分かった」
納得しているのかいないのか、適当に返事をする。
「レイチェル、明日からはセイルーンに向けて発つからしっかりと睡眠を取っておけ。強行軍にもなるだろうからな」
「あ、はい、わかりました」


「リナ……」
1人、燭台の灯だけが灯った薄暗い部屋の中で姿だけを残したまま消えてしまった少女の名を呟く。
「どこに行ったんだ? おまえは……」
虚空を見つめながらぼんやりと時を過ごす。
!?
―――気のせいか? 隣から何かの音が聞こえたような……
むくりと起き上がり、剣だけを携えて部屋を出る。
「レイチェル……?」
ドアの外で名を呼んでみる。
夜もかなり更けている。あのご令嬢が起きているはずはない。
そうは思っても外見はリナなのだ。
魔族達の襲撃がないとも考えられない。それに襲ってくるのが必ずしもそれとは限らない。同じ人間と言う事もありえる。
むろんリナのような人生を送っていれば、だが。
「誰よそれ……」
帰ってきた言葉は予想とは全く違っていた。
「リナっ!?」
「開いてるわよ」
「リナっ!!」
急ぎドアを開け部屋に入ると、窓際で不敵な笑みを浮かべていたリナの腕を掴み、一気に引き寄せた。そのまま腕の中に包み込む。
「!? が、ガウリイ!?」
ガウリイの突然の行動にリナは始め何が起こったのか上手く掴めないでいた。
「リナっ、リナっ……!」
「ちょっ、ガウリイってばっ!」
自分の置かれている状況を把握したとたん抜けだそうと試みる。
「リナ……」
顔を真っ赤に染めながら抗うリナに対し、ガウリイはただただひたすら名前を呼びきつく抱きしめる。
「……苦しいってば……」
どんなに言ってもこの調子では放してはくれないだろうと踏んでそれだけを言う。
「ごめん……」
リナの推察とは裏腹にすぐにその戒めを解いた。
しばらくの間を置いてリナが尋ねる。
「どうしたのよ?」
「どうしたって……覚えてないのか!?」
驚きを露にガウリイが問い返す。
「え? 何を?」
リナは不思議そうに聞き返した。
それにガウリイが言葉を詰まらせた。
「昨日盗賊いじめに行って……」
「また行ったのか?」
不機嫌そうにガウリイが口を挟む。
「いいでしょっ!!
んで戻ってきて……それで気づいたらこーんな格好になってたのよ……
おかしいわよねぇ、こんなの着た覚えぜんっぜんないんだけど……」
言いながら自分を見おろす。
リナが着ているのは確かに寝間着である。ただしネグリジェではあるけれど。
リナの性格からしてそんな物は着ないはずである。ほかに着るものがないというのなら仕方もあるまいが、この宿にはちゃんとパジャマもあるのだ。
それでも寝る前はリナではなく確かにレイチェルであったのだから、今ネグリジェを着ているのは仕方のない事なのだが……
「さっきの物音は?」
今だきょろきょろと自分の姿を見ていたリナに唐突に問う。
「あ、あれね……」
乾いた笑い。
「びっくりした拍子につまづいてこけたのよ……」
額に汗を流し、明後日の方向を見ながらそう言う。
その答えにひとまずは安心するガウリイ。
「そっか……」
―――でもレイチェルの事は記憶にないのか……なぜ?
「あたしそろそろ寝るね」
「あ、ああ」
らしくもなく考え込んでいたガウリイにリナが言った。
「ほら、出た出た」
リナに背中を押されドアへと向かう。
「リナ」
「何?」
ドアを出ようという所でガウリイが不意に振り向いた。
「お前、レイチェルってやつ、知ってるか?」
―――さっきの……
「女の……人?」
リナが小さく顔をしかめる。
「ああ、そうだけど?」
「知らないわよ。
……その人、どうかしたの?」
上目遣いにガウリイを見上げる。
「いや、知らないんならいいんだ。ちゃんと大人しく寝ろよ」
言ってポンポンとリナの頭に手を置く。
「んもうっ!! またそうやって子ども扱いするぅ〜!!」
ふくれっつらをしながらリナが文句を言う。
いつものごく当たり前のことなのに、ガウリイはそれを妙に懐かしく感じていた。
「おやすみ」
そのままきびすを返す。
「おやすみ……」
ガウリイのそれに同じようにリナは応える。
そして何かを言いたそうにガウリイの背を送っていた。

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1139あけちゃってごめんね神楽奈津 1/21-14:39
記事番号1055へのコメント

だって、テスト中なんだもん・・・

>「姿はリナなのにな……」
>遣り切れない口調で言葉をこぼす。
がんばれ!我慢しろガウリイ!

>「誰よそれ……」
おお!

>「リナっ!!」
>急ぎドアを開け部屋に入ると、窓際で不敵な笑みを浮かべていたリナの腕を掴み、一気に引き寄せた。そのまま腕の中に包み込む。
ガウリイ・・・そんなに寂しかったんだね・・・(ほろり)

>「!? が、ガウリイ!?」
あわててる〜♪

>「リナ……」
>顔を真っ赤に染めながら抗うリナに対し、ガウリイはただただひたすら名前を呼びきつく抱きしめる。
手放したくないから、そうするんだよね(ほろり)

>「どうしたのよ?」
>「どうしたって……覚えてないのか!?」
覚えてないんじゃない?なんかそれらしい反応帰ってくるだろうし・・・

>「昨日盗賊いじめに行って……」
またいっとんたんかい(笑)

>「さっきの物音は?」
>今だきょろきょろと自分の姿を見ていたリナに唐突に問う。
そんなに心配?ガウリイ(笑)

>「びっくりした拍子につまづいてこけたのよ……」
着なれてないからつまづいちゃったんだね(苦笑)

>「ほら、出た出た」
>リナに背中を押されドアへと向かう。
乙女の寝室に近づくのはいくら保護者といえ・・・ねえ(笑)

>言ってポンポンとリナの頭に手を置く。
うん、ガウリイよね!これって>頭を置く

>いつものごく当たり前のことなのに、ガウリイはそれを妙に懐かしく感じていた。
なんか哀しい・・・

「リナ」がでてきたらこんなに書く・・・許してやって!(涙)
あ、「レイチェル」に関して何も書かないのは「リナ」じゃないからです(死)

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1151いえいえ、こちらこそ(爆)真琳 E-mail URL1/24-14:13
記事番号1139へのコメント

>だって、テスト中なんだもん・・・
これから試験期間なんだもん・・・(ぉ
>
>>「姿はリナなのにな……」
>>遣り切れない口調で言葉をこぼす。
>がんばれ!我慢しろガウリイ!
そーよ、リナちゃんのためにがんばるのよっ!!(ぉぉぉ
>
>>「誰よそれ……」
>おお!
ナイスっ!!(意味不明言動)
>
>>「リナっ!!」
>>急ぎドアを開け部屋に入ると、窓際で不敵な笑みを浮かべていたリナの腕を掴み、一気に引き寄せた。そのまま腕の中に包み込む。
>ガウリイ・・・そんなに寂しかったんだね・・・(ほろり)
どうなんだろう・・・・・・?(をひ)
>
>>「!? が、ガウリイ!?」
>あわててる〜♪
くくく・・・・・・(にやり)
>
>>「リナ……」
>>顔を真っ赤に染めながら抗うリナに対し、ガウリイはただただひたすら名前を呼びきつく抱きしめる。
>手放したくないから、そうするんだよね(ほろり)
こくこく(頷)
>
>>「どうしたのよ?」
>>「どうしたって……覚えてないのか!?」
>覚えてないんじゃない?なんかそれらしい反応帰ってくるだろうし・・・
覚えてるものなのかなぁ?
体乗っ取られてるときの記憶って・・・・・・?
>
>>「昨日盗賊いじめに行って……」
>またいっとんたんかい(笑)
彼女の趣味ですから(ぉ
>
>>「さっきの物音は?」
>>今だきょろきょろと自分の姿を見ていたリナに唐突に問う。
>そんなに心配?ガウリイ(笑)
うん(爆死)
>
>>「びっくりした拍子につまづいてこけたのよ……」
>着なれてないからつまづいちゃったんだね(苦笑)
着慣れていないものは着るもんじゃないよ・・・・・・(遠い目)
>
>>「ほら、出た出た」
>>リナに背中を押されドアへと向かう。
>乙女の寝室に近づくのはいくら保護者といえ・・・ねえ(笑)
でもよくやってるよね(笑)
>
>>言ってポンポンとリナの頭に手を置く。
>うん、ガウリイよね!これって>頭を置く
そそ、ガウリイの特権♪(ぉ
>
>>いつものごく当たり前のことなのに、ガウリイはそれを妙に懐かしく感じていた。
>なんか哀しい・・・
えへ・・・・・・(ぉ
>
>「リナ」がでてきたらこんなに書く・・・許してやって!(涙)
>あ、「レイチェル」に関して何も書かないのは「リナ」じゃないからです(死)
いいのよ、別に・・・・・・しょせんはオリキャラ・・・・・・(苦笑)
でも名前とかはべちゅ(ぉぉぉ

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1056残し往きし者、残されし者 第3話真琳 E-mail URL1/12-02:14
記事番号1053へのコメント

「おはようございます」
レイチェルが気品溢れる笑顔を振り撒く。
「おはようございます、レイチェルさん」
言いながらアメリアは内心ほっとしていた。昨日とは違い今朝はちゃんと洋服に着替えているからだ。
それはゼルガディスも同じようである。
「おはよう……」
まだ寝たりないのか、ガウリイが眠たげに席へと回る。
「おはようございます、ガウリイさん」
「え?」
レイチェルのそれに一瞬躊躇する。
「どうかしたんですか? ガウリイさん」
不思議そうにアメリアがのぞき込む。
「リナ……じゃ、ないのか……?」
「何言ってるんです、もう忘れたんですか? 今のリナさんは中身が……」
「違うっ!!」
ガウリイの張り上げた声がアメリアの言葉を遮る。
「ガウリイさん……?」
不安そうな眼差しをガウリイに向けるレイチェル。
「昨日の夜は確かにリナだったんだっ……!!」
悲痛な声でガウリイが叫ぶ。
「それって……!?」
「詳しく話してくれないか? そうだな、食事が終わってからでいい」
ゼルガディスの冷静な呟きに反対する者は誰一人としていなかった。


「ということは、リナは意識下で眠っているというわけか……」
顎に手を置きながら、ゼルガディスが言う。
「でも変じゃありません? だってリナさんの体なんですよ? それなのにレイチェルさんの意識の方が強いだなんて……」
「それはそうだな……」
ふとレイチェルに視線を移す。
「何か……」
アメリアもレイチェルを見てやおら考え込む。
レイチェルは部屋続きのベランダで餌を求めてやってきた小鳥たちと戯れていた。
周りを和ませるようなやわらかな微笑み。だがここにいる人間にとっては和んでいられるような余裕などはない。
そんなリナとは全く違う行動を始終見せるレイチェルを、ガウリイは窓越しに複雑そうな眼差しで見守っていた。
「あのブレスレット……!」
レイチェルに視線を巡らせていたアメリアがやっと出せたかのような掠れた声を漏らす。
さすがに彼らの視線に気づいたのかレイチェルがこちらを振り向いた。
「何か?」
「いや」
フっと小さく笑ってそれに応える。
「ゼルガディスさん?」
アメリアが驚く。
「彼女は何も知らないだろう。今夜リナが現れるのを待って聞くしかない」
「それもそうですね」
「行くのか?」
二人の間に会話が途切れたところをガウリイが聞いてきた。
「そうだな」
「もう出発しないと日が暮れる前に次の街に着きませんからね」


「本当にリナさん出てくるんでしょうか?」
アメリアがいぶかしげに言葉を紡ぐ。
「さぁな……」
初めからあまり期待をしていないような口調。ゼルガディスらしいといえばそうなのかもしれない。
ガウリイは黙ったままベッドの側に椅子を持っていきそこに座ってリナの様子を見ている。
レイチェルは眠りに就くのが早い。
良家のお嬢様などは存外そのようなものなのかもしれない。
同室のアメリアがレイチェルが眠りに就いたのを見計らって男2人を招き入れたのだ。
ガウリイが言っていることが本当であるならばリナとして目を覚ますはずである。
「うん……?」
「……リナ……?」
「ガウリイ? なんでこんなとこにいるのよ……?」
どうやら寝ぼけているらしい。
寝起きなのだから当たり前かもしれないが……
「リナさんっっ リナさんなんですねっ!?」
そう言ってやっとベッドに身を起こしたリナにアメリアがひしっと飛びつく。
「ちょっ、アメリア!?」
アメリアの勢いに押され、2人してベッドに倒れ込む。
「アメリア……重い……」
「あ、ごめんなさい。つい嬉しくて……」
涙の浮かぶまなじりをこすりつつゆっくりと起き上がる。
「ほんとに、出たな……」
出てくるとは思っていなかったのだろうか。目を見開きながらゼルガディスがかすれた声で呟く。
「リナ、気分は?」
「え? 別に何ともないけど……?」
ガウリイの問いに答えるリナにほっとする一同。
「それにしても何してるのよ? 人の部屋に勝手に、しかもこんな夜更けに入ってきて……」
「それがだな……」
ゼルガディスは静かに低い声で話し出した。


「レイチェルって、昨日ガウリイが言ってた?」
「ああ、覚えは、ないんだよな?」
「ないわよ……そんな人……」
言いつつどことなくほっとした表情。
「それにしても記憶がやけに飛び飛びになるのはその人の所為ってわけね。ったく人の体に勝手に入ってきて……」
「リナさんて、やっぱしリナさんですね」
アメリアがうれしそうに小さく笑う。
「何よ……?」
いぶかしげにリナが返す。
「いえ、リナさんらしくていいです」
「そ……?」
面と向かって言われて少し照れたようだ。
「ところでリナ。そのブレスレットどうしたんだ?」
ゼルガディスが唐突に聞いてきた。
「ああ、これ?」
言いながら指差す。
「こないだ盗賊いぢめに行ってきた時に見つけたのよ」
「そんなもの付けるなよ……」
呆れた口調。
昨日すでにそのことを聞いていたガウリイ以外、つまりはゼルガディスとアメリアだが、じとぉっとリナを見た。
「ははは。だって結構デザインいいし、かわいいかなぁって……」
彼らの視線に笑いながら冷汗を流す。
「で、その後どうしたんだ?」
溜息を附きながらゼルガディスが続きを聞いてくる。
「そ、それからって……」
腕を組んだり、こめかみに指を置いたりしてしばらく考え込んだ後、再び口を割る。
「分かんないわ……やっぱり思い出せない」
「気づいたらあの時だったってわけか……」
「そうゆう事」
珍しくがっくりと肩を落すリナにガウリイが昨日の会話を付け加える。
「その後すぐに寝て……気づいたのが今よ」
「恐らくやっぱりそれが原因ですよね」
アメリアがリナの腕を飾るブレスレットを見ながら言った。
燭台の灯に反射して鈍く光る。
「そのレイチェルって人があたしに出てくるのが?」
アメリアに視線を移して尋ねる。
「ああ」
アメリアに代わって応えるゼルガディス。
「じゃあ、これ外せばその人は出てこなくなるわけ?」
「それはどうでしょう? 結構意識が同調しちゃっているみたいだし……」
「そうよねぇ……ぢつはあたしもあんましこれ外したくないのよ……」

……………………

冷たい空気が一瞬流れる。
「け、結局そのレイチェルの事を解決しなきゃだめって訳か……」
ガウリイが息を大きく吐きながら言う。
「おおっ!? ガウリイがまじめな事を言ってる!?」
明らかに大袈裟な言い方である。
確かに日頃のガウリイの言動を考えればそれも当たり前ではあるが……
「あのなぁ〜……」
言いつつもその表情は心なしか嬉しそうである。リナがいるというだけでそれだけ安心するのだろうか。昼間とはまるっきり違い、張り詰めたような緊張感がない。
「とりあえずはレイチェルの家があるセイルーンに向かっている途中なんだ」
彼らのやり取りに呆れた物腰でゼルガディスが横から口を出す。
「なるほどぉ……ってセイルーンったって広いじゃないっ!!」
「それは任せておいて下さいっ!! レイチェルさんとその恋人さんの家柄とかも分かっていますし、それなりに絞れますから。
あとは王室の情報網を駆使してでも絶対に見つけ出してみせますっ!!!」
「ああ、そう、ありがとう……」
半ばアメリアの迫力に押され額に汗さえ浮かべつつ答えるリナ。
「で、その調べた結果は?」
気を取り直して聞き直す。
「あと2日ほどでセイルーンの国境に着きますからその時に」
「分かったわ。とりあえず2日は何もないわけね」
「そうですね」
リナの問いに頷くアメリア。
「んじゃあたしは寝るわ。どうも眠くて眠くて……」
言って欠伸を一つ。
「大丈夫か?」
ガウリイが心配そうにリナの顔を覗き込む。
「そりゃ疲れますよ。1つの体に2つも入ってるんですから……」
「そうだな、とりあえず休める時に休んでおけ」
ゼルガディスもアメリアの言葉に賛同する。
「じゃ、おやすみ」
ポンとリナの頭に手を置きつつ、にっこりと笑いガウリイが言う。
「おやすみ」
と、リナ。
「じゃあアメリア、後は頼む」
「はいっ、任せて下さいっ!!」
ゼルガディスの言葉に拳を作り、思いっきり胸を張るアメリア。
静かにぱたりとドアが閉まった。


「ねぇ、リナさん。どう思います?」
「何が?」
ガウリイ達が出ていった後しばらくしてアメリアが切り出した。
なんとなく男たちには聞けないでいた疑問。
「レイチェルさんですよ。彼女の話だと一ヶ月後に結婚するはずだったらしいんですよ……」
そのことにまともに驚くリナ。
「嫁入り直前の娘が何で!?」
「でしょう? それにそのブレスレット」
2人は静かにそれに目を落す。
「そうよねぇ……大体盗賊団が持ってるって事自体が……」
「もしかして彼女もうこの世には……」
しばし静寂が訪れる。
その沈黙を破ったのはリナだった。
「でもどうしても気になるからって?」
「そうですよ、きっと……」
うっとりと虚空を見つめ空想の世界にひた走るアメリア。
そして言葉を続ける。
「ですから、ここはやはり彼女の願いを……って、そうした後はリナさんはどうなるんでしょうね……?」
突然、現実の世界に引き戻される。自分自身の放った言葉で。
「……」
「リナさん?」
静かな寝息が聞こえてくる。
「……大丈夫ですよね? リナさんの体はリナさんのもの、ですよね?」
誰にともなく問いを掛ける。
無論、その問いかけに応える者はいない……


「見つかった!?」
道中何事も無く過ぎていき、一行はセイルーンの国境に足を踏み入れていた。
午後の柔らかい陽射しが辺りを照らしだしている。
「はい、ここから約半日ほど北へと向かった所です」
「そうですか……」
王女然とした言い方。付け加えてその物腰に気品が感じ取れるのはやはり、セイルーンの第2王女というのが名前だけではないという事の証明である。
「姫。今からそちらへ参られますと、恐らくは夜になると思われます。今日はこちらにお泊りになられた方がよろしいかと……」
ここの国境の警備隊長であろうか、傅きながら意見をする。
「そうですね。ではお言葉に甘えて……」
「はっ、では直ちに街の方に宿を用意させていただきます。今少々お待ち下さい」
振り向き立ち上がると部下たちに命令を下す。
「どうします? 街の方に行ってみますか? それほど大きな街ではないんですけど……」
「レイチェル?」
ガウリイがふと声を上げた。
見ればレイチェルの姿がない。
辺りを見渡せばぼーっとした感じで外へと出て行こうとしていた。
慌ててガウリイがその後を追った。
アメリアとゼルガディスもそれに続く。
「ここ、来たことあります……」
「ま、セイルーンを出るならここを通るはずだしな」
ゼルガディスが言い終わるより早く、レイチェルが再び歩き出す。記憶を辿るような足取りで。


「これは……」
ガウリイが感嘆の声を漏らした。
足元には色とりどりの花が咲き乱れていた。
「フェーハの花ですね」
アメリアが呟く。
「フェーハ?」
聞いたことのない名前にゼルガディスが顔をしかめた。
「ええ、セイルーンでも、いえ、世界中でもこの地域にしか生息しない花です。と言っても確認されてない、ということなんですけど。
色とりどりに見えても実は一種類なんですよ」
「1種類?」
驚きの声でガウリイが問う。
「はい。よく見てください。花びらは主に白なんですけど、一枚だけ違うんです。それが個体によって色が違うので……」
「へぇ……」
ガウリイが感心したようにしゃがみこんでそれを見る。
「さすがにこれだけ咲き乱れるとってわけか……」
「国外持ち出し禁止なんですよ。もっとも持っていってもここを離れればすぐに枯れますけどね」
そう言って苦笑し、付け加えた。
「学者の間でも全くこの花の生態は解明されてないんです」
暖かみを帯びた風が花を扇ぐ。小さな花たちは抵抗を知らない。
「……わたくしの街には古い言い伝えがあるんです。それでもそれを知る人は少なくなりましたけど。うちが古い家柄のせいかわたくしは幼い頃から知っていたんです」
一輪、その花を摘み取りそしてレイチェルは続ける。
「プロポーズにこの花を贈られた者は幸せになれるって……」
「アリエルさんも?」
アメリアが静かにレイチェルの方に視線を移す。
「はい。わたくし達の街からちょっと外れた所にもフェーハの群棲地があるんです。そこで……」
どこか遠い瞳をしながら答える。
「なのにあの時……」
「レイチェル?」
ガウリイが驚いたようにその名を呼んだ。
すーっとレイチェルの頬に涙が伝っていた。
「え? あ……」
気づき慌てて涙を拭う。
「ごめんなさい、なんだか訳の分からないこと口走っちゃって……」
「レイチェルさん」
無理して笑おうするレイチェルを心配そうに見つめるアメリア。
「ほんとう、なんであんなこと言ったのかしら……?」
やわらかな春の風が吹きゆく中で時折、激しい風が吹き、そして静かな時が流れていった。

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1077残し往きし者、残されし者 第3.5話真琳 E-mail URL1/13-00:46
記事番号1056へのコメント

ぬ、抜けてる・・・・・・・・・・・・・・(汗)
ぜんぜん気づきませんでした。
指摘してくだされた方々、どうもありがとうございました。

しかしなぁ・・・・・・一番おもろい所を抜かしてどないすんねん、自分・・・・・・(←どうやら制御ができなくなったらしい)

ではどうぞよろしければ、お読みください。



************************************************************


ガチャ……
「ん?」
隣の部屋のドアが開く音。
なんとなく眠れないでいたガウリイがそれに気づく。
隣の部屋にはリナの姿を借りたレイチェルが眠っているはずである。
今までの事からしてこの時間であれば起きたとしてもすでにリナであろうが。
そっとベッドを抜け出し部屋を出る。
「あいつ、いったいどこへ……?」
追ってみればすでに外へ出てしまっている。
上着も着ないで、寝間着のままの姿で。
「仕方ないな」
一旦部屋に戻ると上着を引っ掛けて再びリナの後を追う。


リナは横になって空を仰いでいた。
一面フェーハの花の咲き乱れる野原の中で。
雲一つない空で輝く満点の星を眺めていた。
「リナ……? どうしたんだ?」
「ガウリイ……」
ゆっくりと近づいてきたガウリイに顔だけをそちらに向ける。
「そんな格好で……風邪ひくぞ……」
隣に腰を下ろし、リナの上に上着を掛ける。
「なんとなく歩いてきたらここに来たの……」
起き上がりながら辺りを見る。
その拍子にずり落ちた上着などまるで気にも止めていないようだ。
どうやら夢うつつの中にいるらしい。
仕方なくガウリイはもう一度上着をリナの肩に掛ける。
「この花、夜でも咲くんだな」
立ち上がり月光に白く照らしだされているフェーハの群生に目を向ける。
「そうよ。この花はね、一日中咲き続けてそして枯れてしまうの」
差し出されたガウリイの手に捕まり、立ち上がりながらガウリイの問いに答える。
まるで昔からそのことを知っているかのように。
「リナ? おまえなんでそんなこと知ってるんだ……!?」
繋がれた手はそのままにガウリイが言った。
「あれ? そうよねぇ……見るのも始めてなのにどうして知っているんだろう……?」
今気づいたかのように首を傾げる。
突然ガウリイの腕がリナを攫う。
「ちょっ、ガウリイ!?」
「……おまえはおまえだよな?」
「な、何言ってんのよっ!? 当たり前でしょう!?」
「不安なんだよ……おまえがこのままレイチェルに持っていかれちまうんじゃないかって……!」
微かに震えるような口調。
「ガウリイ……」
重い沈黙が訪れる。
「なーに弱気なこと言ってんのよっ!!」
赤い顔をしながら声を荒げる。
「あんたあたしの保護者なんでしょう!? だったらしっかりと守ってりゃいいのよっっ!! 昼間はあたしが自分自身の身、守ることできないんだから……!」
言い終わってガウリイからプイっと顔を背ける。きっとその顔は真っ赤に染まっているのだろう。
それにガウリイが苦笑した。
「リナはいつでもリナだな……」
「何よ、文句あんの?」
今だ朱に染まった顔をしながら上目遣いに睨んでくる。
「いや……そうだな、オレがしっかりしないとな」
「そーよ、よろしくね。自称保護者さんっ」
言ってウインク一つ。
「……ああ」
答えてガウリイも笑った。

「お、そうだ」
リナを包む腕を放し、おもむろにしゃがみ込む。
つられてリナも腰を下ろした。
「どしたの?」
「ほら」
言いつつリナの髪に差したのは一輪のフェーハの花。
「うん、かわいいかわいい」
満足げに頷くともう一輪摘む。
「ちょ、ちょっとぉ、何するのよぉっ……!」
焦って後ずさりしてもいつのまにかしっかりと手首が握られていて、それ以上は下がれない。
次々と頭に飾られていくフェーハの花。
「いいじゃん、かわいいんだし」
「か、かわいいってそんなこと急に言われてもっ……!」
一気に顔を上気させる。
そんな事にはまるで構わずひたすらガウリイは楽しげに作業を続ける。

「おまえはリナだからな……」
「はぁ?」
抵抗をあきらめたのかガウリイの行動に従順になって、すっかりとフェーハの花で髪の毛を飾られたリナが間の抜けた声を出した。
「お前はリナであってレイチェルじゃないし、アリエルのものでもないってことっ」
ぽんとリナの頭に手を置く。
飾ったフェーハの花が落ちてしまわないよう加減をしながら。
「……アリエルって、レイチェルの恋人?」
「そっ!」
軽く答え、ガウリイはひょいと立ち上がった。
「……ガウリイ……」
「ん?」
伸びをしながらリナを見下ろす。
「……嫉妬、してんの?」
じぃっと上目遣いでガウリイを見上げる。
ほんのりと顔を赤くしながら。
「ばっ、馬鹿っ。何言ってるんだよっ!」
そっぽを向きつつもその頬がかすかにはあるが赤くなっているのがリナの位置から遠目にも分かった。
それに満足したのかそうでないのかリナが小さく微笑む。
ガウリイからは見ることはできなかっただろう。
「そっか」
やがてリナがそれだけを言った。


「さぁてと……」
突然ひょいとリナを抱き上げる。
「うひゃあ!?」
不意を衝かれて奇妙な声を出す。
「もう帰らないとな」
「だからって……自分で歩けるわよっ!!」
「おまえ、自分が裸足のままだっての知ってた?」
その言葉に自分の足に目をやるリナ。
「あ、あれ……?」
「まったく」
苦笑しながらもガウリイは歩き出した。

「そうだ、ガウリイ」
「ん、なんだ?」
さくさくと草の上を歩くガウリイの肩に頭を預けながら呼びかける。
それに優しくガウリイは応える。
「レイチェルは……」
ふいに突風が巻き起こる。この地方特有の春を伝えに来る風。
その拍子にリナの髪の毛を飾っていたフェーハの花もいくつか舞い落ちていく。
「そうか……」
ガウリイの腕の中でいつしかリナは眠りに落ちていった。


国境の街で迎えた朝。
リナが表に現れなくなってから少しは静かに迎えるようになったであろう朝食の席。
「リナさんがそんなことを?」
「ああ」
アメリアの問いに静かに応えるガウリイ。
「とにかくこれはまだ言わない方がいいだろう」
朝食のコーヒーを飲みつつゼルガディスが言う。
「そうですね。あ、おはようございます、レイチェルさん。」
「おはようございます」
レイチェルのあいさつにも戸惑う者はいなくなった。
「んじゃ、これ食べたら行くかっ!」
言い終わるが速いがガウリイはテーブルの上に並んでいる皿から一気に食料を食い漁る。
「そうですねっ!! 真実を確かめにっ!!」
「アメリア……燃えるのは一向に構わんが、人の前でっていうのは止めてくれ。それにまだ食べている途中なんだ……テーブルに片足を掛けるな……」
見ればアメリアは握りこぶしを作り明後日の方向を差しながら椅子の上に陣取って、片足はテーブルに乗っかっている。
それでもそんなことを気にせずに食事をしているガウリイもすごいが……
しかし、そんなやり取りを微笑みながら見ているレイチェルの方がさらに大物なのかもしれない。


古い町並みが佇んでいる。昔から栄えた町のようで通りには人が絶えない。
露店も並んではいるが割と静かな印象を受ける街である。
「ね、聞いてるの? アリエル?」
金髪に碧の瞳をした20くらいの女性と、黒い髪に茶色の瞳をしたこれまた20くらいの男性が街の街道を歩いている。
話し掛けているのは専ら女性のようであった。
「あ、ごめん、聞いてるよ。セレナーデ」
「セレナでいいって言ってるでしょう。もう子どもの頃はそう呼んでたくせに……
それにまだレイチェルのこと忘れられないの? あの子はもう……」
「分かってるっ!!」
セレナーデのセリフを声を上げて遮る。
それに一瞬怯むセレナーデ。
「アリエル……」

「アリエルっ!!」
街道の先から見た事のない女の子が駆けてくる。
女性というにはいま少し幼すぎるその風貌。
華奢な体にくるっとゆるくウェーブのかかった茶色の髪。
そしてなんといっても印象的なのがその赤い瞳。
「知ってる子?」
セレナーデが怪訝そうにアリエルに問う。
「いや……」
それでもその物腰に記憶があった。
愛しくてたまらない、今は失われた彼女の。
「レイチェル……?」
なぜそう思ったのかはアリエル自身も分からなかった。
「何言ってるのよ、アリエル。あの子のどこがレイチェルだって……」
確かにレイチェルはもっと大人びていた。
それよりも何よりも、今の姿はレイチェルとは似ても似付かない。
「アリエル、会いたかったっ……!」
涙を浮かべながらその少女は目の前に飛び込んできた。
「レイチェル……なのか……?」
「そうよ、レイチェルよ。レイチェル=フリークルトよ。アリエル……アリエル=ロードウェル……」
しばし見つめ合う2人。
お互いを確かめるかのように。
アリエルにはそこにレイチェルの姿が見えているのかもしれない。
「嘘よっ! だって、レイチェルは……!」
明らかに動揺の色を浮かべながらセレナーデが抗議する。
「嘘ではありません」
ようやく追いついたアメリアがそれに答える。
「あなたは……?」
「アメリア。アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン」
「アメリア姫!?」
アリエルが声を上げた。
「そ……なん、ここ……!?」
セレナーデの方は言葉になっていない。
それだけ衝撃が大きいのだろう。
「姿こそ違えど、今はレイチェルさんです。そのブレスレットに見覚えはありませんか? アリエルさん」
レイチェルの腕についているブレスレットに目を落す。
「これは……!」
驚き目を見開く。
「覚えているでしょう? フェーハの花の中であなたがくれた……」
目尻に涙をいっぱいに溜めてレイチェルは言う。
ブレスレットをはずしその内側をそっと見せた。
恐らくは彼らしか知らないであろう、その刻印とも言えるイニシャルがそこにはあった。
「そうだ、僕がレイチェルにあげたものだ。婚約指輪の代わりにって……」
「信じて……くれる?」
「本当に君なんだな、レイチェル……」
「アリエル……」
再び見つめ合う2人。
セレナーデがそれを納得がいかないといった様子で睨んでいた。
「とまぁ、再会の喜びはそこまでにして、くわしく話してくれないか?」
笑顔の中に鋭い殺気を撒き散らしながらガウリイが割り込んできた。
「そうですね。元々それが目的でここに来たんですし……」
内心、ガウリイの様子が気になって仕方ないのを懸命に堪えつつ平静を装う。
ここでガウリイが切れたら元も子もない。
「アリエル、どこか落ち着ける場所はないか?」
一行の後ろから冷静に様子を伺ってたゼルガディスがアリエルに問う。
「あ、では、僕の家に……」
理由が全くわからないままに、それでも自分の家に案内をする。


「というと、リナさんの体にレイチェルの魂というか、意識が入ってしまってるんですね?」
どうやら理解はしてくれたらしい。それほど頭も悪くないといった感じだ。
アリエルの家の執務室。
父親が2年ほど前に亡くなったため、今は彼がここの家の主人だという。
家もそれなりの立派な家である。さすがは古くからある上流階級の家とでも言うべきか。落ち付いた雰囲気が漂っている。
「ああ」
ガウリイが頷く。
「あの、聞きにくいんですけど、レイチェルさん自身は……?」
アメリアが遠慮ながらも聞く。
最も元の原因を知らなければどうにもならないのだから、それは最終的には辿り着く疑問ではある。
それを聞いてアリエルはまともに顔に影を落とす。
「レイチェルは……1ヶ月前に、結婚前に一度祖母に会いに行くと行ったきり……」
悲しげな声で静かに呟くように言った。
「やはり、か……」
ゼルガディスがため息を零すように言った。
しばし重い空気が流れる。
「1ヶ月前って、では結婚式は?」
アメリアが思い出したように口に出した。
「今日……だったんですよ……」
悲しげな笑みを浮かべる。
「ご、ごめんなさいっ!」
「いえっ」
姫に誤られるなどとんでもないといった感じである。
「ところでレイチェルはどうしたんだ?」
ガウリイがきょろりと部屋の中を見回す。
それに気づきほかのメンバーも周りを確認する。
「あ、疲れたそうなので、別室で……」
顔を上げ、アリエルが答えようとした時だった。
「きゃあっ!?」
「レイチェル!?」
誰よりも早くアリエルが叫んでいた。


「セレナーデっ!?」
「ア、アリエル……」
アリエルの声にレイチェルが怯えた声でその名をつぶやく。
大きく開かれた窓の向こう、ベランダにレイチェルは追いつめられていた。
ベランダにはそれほど高いとはいえないフェンスがかけられている。
「どうして戻ってくるのよ!? あの時確かに死んだって……っ!!」
セレナーデの右手には小さな小刀。
人を殺せるほどのものではない。
ただおどしにでも使おうと思っているのであろう。
とは言ってもやはり刃物は刃物である。
「それじゃあ、セレナーデさんがっ!?」
「そうよっ、盗賊団にお金を払ってやらせたのよっ!!」
アリエルたちの方を見ようとはせずに、ただレイチェルに憎しみに瞳を向けている。
「なんでそんなことを!?」
アリエルが悲痛な声で叫んだ。
「あなたに振り向いて欲しかったからよっ!! アリエルっ!!」
この時になってようやく振り向く。その瞳には涙が溢れていた。
キッとアリエルを睨んだままで……
「だからって殺す必要なんてなかったでしょうっ!?」
アメリアが憤慨する。
すぐにでも飛び込んでいきそうなのをゼルガディスがやむなく止めている。
この場所で争ったら危険は誰の目に見えている。
それを分かっていてガウリイも何もしないのだ。
そうでなければ、一番先に彼がセレナーデを止めに入るだろう。
……リナを護るために。
「うるさいわよっ!!」
アメリアの言葉にセレナーデは苛立ちを大きくする。
分かってはいるのだろう。自分が何をしているのか、何をしようとしているのか。でももう彼女には戻る事ができない……
「きゃっ!!」
強引にレイチェルを立ち上がらせその首筋にナイフを当てる。
明らかに素人腕である。
その手は震えていた。
一歩間違えれば大惨事になる。
「やめろっ!!」
それを分かってか、ガウリイが叫び、そして一歩を踏み出す。
「近寄らないでっ!! 近寄ったら……きゃああっ!!?」
突然だった。
それこそあっという間の出来事。
セレナーデとレイチェルがベランダの一番端近くに来た時だった。
この地方特有の春を告げる突風が彼女らの体をすくう。
もともとこのベランダは出入りをするところではないのだろう。
それほど高くないフェンスは何も意味を成さない。
次の瞬間には2人の姿は他の4人の視界から消えていた。
「レイチェルっ!! セレナーデっ!!」
アリエルの叫びに他の3人の硬直が溶ける。
「リナぁぁっ!!!」
すぐさまベランダに向かう。
『よろしくね、自称保護者さん……』
昨夜のリナの言葉が頭に浮かぶ。鮮やかな彼女の笑顔は未だに頭の中に残っている。
「ここ、3階なんだぞ……」
絶望的なゼルガディスの声。
「じゃ……もう……」
最悪の結果がアメリアの頭をよぎった。

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1154今日もがむばるぞ・・・神楽奈津 1/25-13:08
記事番号1077へのコメント

>しかしなぁ・・・・・・一番おもろい所を抜かしてどないすんねん、自分・・・・・・(←どうやら制御ができなくなったらしい)
ええ、だめですよ〜

>「リナ……? どうしたんだ?」
ふふ、心配してる♪
>「そんな格好で……風邪ひくぞ……」
>隣に腰を下ろし、リナの上に上着を掛ける。
風邪ひいたら大変だもんねえ〜
>突然ガウリイの腕がリナを攫う。
うきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ(・・・なんか変にハイだな・・・)
>「ちょっ、ガウリイ!?」
慌ててるし(笑)
>「不安なんだよ……おまえがこのままレイチェルに持っていかれちまうんじゃないかって……!」
君が守っていれば平気よ♪
>「あんたあたしの保護者なんでしょう!? だったらしっかりと守ってりゃいいのよっっ!! 昼間はあたしが自分自身の身、守ることできないんだから……!」
>言い終わってガウリイからプイっと顔を背ける。きっとその顔は真っ赤に染まっているのだろう。
ふふ、リナらしい言葉だなあ。照れるとこもリナだし(笑)
きちっとまもったげなよ!保護者さん!
>今だ朱に染まった顔をしながら上目遣いに睨んでくる。
ふふ、照れてる照れてる・・・(くっくっくっっくっくっく)
>「そーよ、よろしくね。自称保護者さんっ」
素直じゃない言い方ねえ(苦笑)でも甘えてるから許す(笑)

>リナを包む腕を放し、おもむろにしゃがみ込む。
ちえ、離しちゃやだ(我が儘言うでない)

>言いつつリナの髪に差したのは一輪のフェーハの花。
>「うん、かわいいかわいい」
はうあうあー!(壊れた)
前言撤回!こういう時だけ許す!(笑)
>「ちょ、ちょっとぉ、何するのよぉっ……!」
>次々と頭に飾られていくフェーハの花。
何って・・・くすくすくすくすくす(壊れてます)
>「いいじゃん、かわいいんだし」
>「か、かわいいってそんなこと急に言われてもっ……!」
>一気に顔を上気させる。
うんうん、かわいいよねえ。刺した姿も可愛いし、照れてるところも可愛いし(笑)

>ぽんとリナの頭に手を置く。
>飾ったフェーハの花が落ちてしまわないよう加減をしながら。
なんか・・・ガウリイ・・・きざ?(笑)
>「……嫉妬、してんの?」
してるしてる。おもいっっっっっっきりしてる(笑)
>ほんのりと顔を赤くしながら。
自分で言ったことに照れるなよ・・・
>「ばっ、馬鹿っ。何言ってるんだよっ!」
>そっぽを向きつつもその頬がかすかにはあるが赤くなっているのがリナの位置から遠目にも分かった。
あら、否定してる。珍しい。いつもなら「悪いか」くらい言うのに(笑)
いつもと違うから調子くるってる?(笑)
>それに満足したのかそうでないのかリナが小さく微笑む。
あ、うれしいのね。やっぱり(笑)

>突然ひょいとリナを抱き上げる。
うっきゃあ(はあと)

・・・極端ですね。いや、仕方ないんですけど・・・
だけどラブラブ・・・(壊れてます)ああ、あともうちょっと・・・がんばらなきゃ・・・(ふらふら)

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1159あうぅぅぅ・・・・・・真琳 E-mail URL1/26-04:51
記事番号1154へのコメント

>>しかしなぁ・・・・・・一番おもろい所を抜かしてどないすんねん、自分・・・・・・(←どうやら制御ができなくなったらしい)
>ええ、だめですよ〜
(滝涙)
>
>>「リナ……? どうしたんだ?」
>ふふ、心配してる♪
保護者としての心配なんだか、男としての心配なんだか・・・・・・?
>>「そんな格好で……風邪ひくぞ……」
>>隣に腰を下ろし、リナの上に上着を掛ける。
>風邪ひいたら大変だもんねえ〜
世話できるからそれはそれでまたいいんじゃないの?(ぉぉぉ
>>突然ガウリイの腕がリナを攫う。
>うきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ(・・・なんか変にハイだな・・・)
いつもと違うよ、壊れかたが、なんとなく(^^;;
>>「ちょっ、ガウリイ!?」
>慌ててるし(笑)
いつものことさ・・・・・・
>>「不安なんだよ……おまえがこのままレイチェルに持っていかれちまうんじゃないかって……!」
>君が守っていれば平気よ♪
それはどうだろう・・・・・・?(ぉ
>>「あんたあたしの保護者なんでしょう!? だったらしっかりと守ってりゃいいのよっっ!! 昼間はあたしが自分自身の身、守ることできないんだから……!」
>>言い終わってガウリイからプイっと顔を背ける。きっとその顔は真っ赤に染まっているのだろう。
>ふふ、リナらしい言葉だなあ。照れるとこもリナだし(笑)
こうゆうリナって好き(はあと)
>きちっとまもったげなよ!保護者さん!
そだねぇ・・・・・・自分から言ったんだし。
>>今だ朱に染まった顔をしながら上目遣いに睨んでくる。
>ふふ、照れてる照れてる・・・(くっくっくっっくっくっく)
壊れてるって(^^;;
>>「そーよ、よろしくね。自称保護者さんっ」
>素直じゃない言い方ねえ(苦笑)でも甘えてるから許す(笑)
いいのか、それで・・・・・・?(汗)
>
>>リナを包む腕を放し、おもむろにしゃがみ込む。
>ちえ、離しちゃやだ(我が儘言うでない)
ここで言っても(笑)
>
>>言いつつリナの髪に差したのは一輪のフェーハの花。
>>「うん、かわいいかわいい」
>はうあうあー!(壊れた)
>前言撤回!こういう時だけ許す!(笑)
をひ・・・・・・
>>「ちょ、ちょっとぉ、何するのよぉっ……!」
>>次々と頭に飾られていくフェーハの花。
>何って・・・くすくすくすくすくす(壊れてます)
ええ壊れてますねぇ・・・・・・
>>「いいじゃん、かわいいんだし」
>>「か、かわいいってそんなこと急に言われてもっ……!」
>>一気に顔を上気させる。
>うんうん、かわいいよねえ。刺した姿も可愛いし、照れてるところも可愛いし(笑)
見てみたいなぁ、こうゆうリナちゃん♪
>
>>ぽんとリナの頭に手を置く。
>>飾ったフェーハの花が落ちてしまわないよう加減をしながら。
>なんか・・・ガウリイ・・・きざ?(笑)
元からでしょう(ぉぉぉ←違う違う。
>>「……嫉妬、してんの?」
>してるしてる。おもいっっっっっっきりしてる(笑)
そりゃしてるでしょう、多分←もう忘れてる人間(死)
>>ほんのりと顔を赤くしながら。
>自分で言ったことに照れるなよ・・・
リナだからOKっ!!(ぉ
>>「ばっ、馬鹿っ。何言ってるんだよっ!」
>>そっぽを向きつつもその頬がかすかにはあるが赤くなっているのがリナの位置から遠目にも分かった。
>あら、否定してる。珍しい。いつもなら「悪いか」くらい言うのに(笑)
>いつもと違うから調子くるってる?(笑)
ちょっと状況も違うしねぇ(苦笑)
>>それに満足したのかそうでないのかリナが小さく微笑む。
>あ、うれしいのね。やっぱり(笑)
そそ、嬉しいのよ、きっと(爆死)
>
>>突然ひょいとリナを抱き上げる。
>うっきゃあ(はあと)
壊れてますな・・・・・・(笑)
>
>・・・極端ですね。いや、仕方ないんですけど・・・
しくしくしくしくしく・・・・・・
言わないで下さい・・・・・・(涙)
>だけどラブラブ・・・(壊れてます)ああ、あともうちょっと・・・がんばらなきゃ・・・(ふらふら)
ふふふふ・・・・・・あたしもこんなところにお邪魔しているほど時間があるわけじゃないのに・・・・・・(遠い目)

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11421日一個が限度か?神楽奈津 1/22-12:52
記事番号1056へのコメント

時間ないしおうちでも勉強あるから書く暇ないし・・・

>「リナ……じゃ、ないのか……?」
そうみたいねえ。せっかくあえたのに・・・
>「昨日の夜は確かにリナだったんだっ……!!」
うん、リナだった。だけどこの取り乱しよう・・・大切なんだねえ(苦笑)

>「……リナ……?」
ほら、起きた(笑)
>「それにしても何してるのよ? 人の部屋に勝手に、しかもこんな夜更けに入ってきて……」
乙女の部屋に入るのはいけないこと(笑)

>「こないだ盗賊いぢめに行ってきた時に見つけたのよ」
またいっとんたんかい。ガウリイも言ってるけどそんなのつけるなよ・・・
>「ははは。だって結構デザインいいし、かわいいかなぁって……」
おや、リナが珍しい。身につけることなんか滅多にないのにねえ

>「そうよねぇ……ぢつはあたしもあんましこれ外したくないのよ……」
>
>……………………
>
>冷たい空気が一瞬流れる。
リナ・・・気持ちは分かるけど・・・(汗)

>「大丈夫か?」
>ガウリイが心配そうにリナの顔を覗き込む。
心配してる♪やっぱガウリイって「リナ」の保護者だよね♪

・・・なんか書き方極悪?いくらレイチェルのこと書かないって言ったってねえ・・・(汗)
だけどレイチェルに突っ込むとキリがない・・・

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1152そうかもしんない(汗)真琳 E-mail URL1/24-14:20
記事番号1142へのコメント

>時間ないしおうちでも勉強あるから書く暇ないし・・・
・・・・・・・・勉強・・・・・・・・・(遠い目)
>
>>「リナ……じゃ、ないのか……?」
>そうみたいねえ。せっかくあえたのに・・・
>>「昨日の夜は確かにリナだったんだっ……!!」
>うん、リナだった。だけどこの取り乱しよう・・・大切なんだねえ(苦笑)
そんなに簡単にリナに戻るわけがないじゃない。
だって邪道とか外道とか言われてるし・・・・・・・・(涙)
>
>>「……リナ……?」
>ほら、起きた(笑)
>>「それにしても何してるのよ? 人の部屋に勝手に、しかもこんな夜更けに入ってきて……」
>乙女の部屋に入るのはいけないこと(笑)
無断に入っちゃいけませんて(笑)
(思うに、許可取ったらいいのかな・・・・・・?たとえ寝てても(をひをひ))
>
>>「こないだ盗賊いぢめに行ってきた時に見つけたのよ」
>またいっとんたんかい。ガウリイも言ってるけどそんなのつけるなよ・・・
あたしもそう思う。
>>「ははは。だって結構デザインいいし、かわいいかなぁって……」
>おや、リナが珍しい。身につけることなんか滅多にないのにねえ
ま、リナちゃんも女の子ですから♪(とか言いつつかなり抵抗を感じるのはなじぇ?)
>
>>「そうよねぇ……ぢつはあたしもあんましこれ外したくないのよ……」
>>
>>……………………
>>
>>冷たい空気が一瞬流れる。
>リナ・・・気持ちは分かるけど・・・(汗)
って、ゆーか、レイチェルの意識が混じっちゃったから、なんだな・・・・・・はずしたくないのは・・・・・・
でもかなり抵抗を感じる・・・・・・・・・・(^^;;
>
>>「大丈夫か?」
>>ガウリイが心配そうにリナの顔を覗き込む。
>心配してる♪やっぱガウリイって「リナ」の保護者だよね♪
いつまでその仮面をかぶっているのか・・・・・・・・(にやり)
>
>・・・なんか書き方極悪?いくらレイチェルのこと書かないって言ったってねえ・・・(汗)
>だけどレイチェルに突っ込むとキリがない・・・
でも突っ込めるのか?レイチェルに・・・・・・
なんかレイチェルに突っ込んだらかわいそうな気がする・・・・・・(涙)
いや、なんとなく・・・・・・

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1057残し往きし者、残されし者 第4話真琳 E-mail URL1/12-02:15
記事番号1053へのコメント

「ったく、のんきに寝てらんないわよ……」
一番先にベランダに駆けつけたガウリイがその姿を確認する。
「リナっ……!?」
「レイチェルが気を失ったんで出てこれたみたいね。まったくびっくりするわよ。いきなり空中にほうり出されてるんだもん」
リナらしい、不敵な笑み。
そのことにガウリイは心底ほっとする。
それはほかのアメリアたちも同じだったようで。
体の脇にはレイチェルと同じく気を失ったままのセレナーデが抱えられていた。
ガウリイはリナからセレナーデを受け取り部屋のソファに寝かせる。
「リナ、さん……?」
アリエルはここになってようやくことを理解してきたらしい。
リナがアリエルに向き直る。
「あんたね、アリエルって」
「え、ええ……」
その迫力に一瞬たじろぐ。
レイチェルにはない、秘められた大きな輝き。
同じ体であるのにこうまで違うのかと驚かされる。
「あんたねぇ、恋人が死んだからっていつまでもくよくよしてるんじゃないわよっ!」
一つ息を置いたと思えば一気にしゃべり倒す。
「ちょっと、リナさんそれって……」
フォローを入れようにもこうも直接的に言われては何も言えないアメリア。
「そんなんじゃいつになったってレイチェルが浮かばれないわよっ!!」
「ではレイチェルがあなたの体にいるのは……?」
「さあね。それに、そーんなに大事だったら片時も離さずにそばに置いておけば良かったじゃないのっ!」
「……」
リナの一方的な意見にうつむくアリエル。
それの全てが合っているわけでないが勢いで言われるとそうも思えない。
「で……」
くるっと振り向く。
そこにはようやく気づいたのかセレナーデがボーっとしていた。
レイチェルの変化に驚いている、というのもあるかもしれない。
「セレナーデ、あんたもね。そんなにアリエルを振り向かせたかったらレイチェルが生きているうちにするんだったわね」
「……え?」
リナの意図していることに気づいていないようだ。
軽く小さな溜息を付き言葉を続ける。
「わからない? レイチェルはね、アリエルの心を持っていったのよ……」
「あ……」
そうぽつりとこぼして、涙を流す。
「それから……」
もう一度アリエルに向いた。
「アリエル、今日だけレイチェルに体を貸してあげるわ。ただし、日没までね」
「え……?」
驚いて顔をあげる。
アメリア達も同じようにリナを見た。
「天地の理には逆らえないってことかしら……?」
少し悲しそうに笑う。
その場に居た誰もが皆、何も言うことができなかった。

「ガウリイ……」
「え……あ、なんだ?」
微かに物憂げな瞳を向けたが、それには気づかなかったようでガウリイは返事をする。
「ごめんね……」
それだけを微笑みながらいうと静かに目を閉じた。
「リナさんっ!!」
アメリアが慌てて駆け寄ろうとする。
「わ、わたくし……?」
すでにそこにはリナはいなく、代わりにレイチェルがリナの体を借りて出てきていた。
思わず反射的に足を止めてしまうアメリア。
「レイチェル……よかった……」
アリエルが優しく抱きしめる。
「アリエル……?」
レイチェルが不思議そうにアリエルを見る。
「ちょっとぉ、それリナさんの体なんですよぉ〜!」
「アメリア」
ガウリイがぽんとアメリアの肩に手を置く。
「ガウリイさんもぉ、何か言って下さいよぉっ!!」
「いいんだよ……」
切なげに、少し悲しげに、そして苦しげに2人を見るガウリイ。
『ごめんね……』
「あ……」
リナが何を言いたかったのかアメリアは理解した。


「分かりました……」
時を置いてアメリアが静かに呟く。
「何がだ?」
ゼルガディスが腕を組んだまま視線だけをアメリアに移して聞いてくる。
「結婚式あげましょうっ!!」
『はぁ?』
妙に熱のこもったアメリアに対して一同は変な声を上げた。
「この際場所なんてどこでもいいです。お2人の好きな場所にしましょう!!」
「おーい、アメリアぁ?」
1人暴走を始めるアメリアにガウリイが顔を覗き込むように声を掛ける。
無論届いてはいないだろうが……
加えてこの時点でアメリアの視界には誰も入ってないだろう。
「日没まであんまり時間はないんです。リナさんも言ったでしょう」
「あ……」
アリエルはリナの言葉を思い出す。
「もともと体がすでにないのに、それでも存在してること自体が奇跡なんです」
アメリアはいちおうは巫女である。
その辺のことはこの場にいる他の人間よりは理解しているだろう。
「それもそうだな」
理解しているのかいないのか、ガウリイが力いっぱい頷く。
「あのリナが許可したんだ。思う存分やってやれ」
「そうと決まれはっ!!」
ゼルガディスは苦笑し、アメリアがお得意の握りこぶしをつくる。
「みなさん……」
アリエルとレイチェルが同時に言った。
その様子を見ていたセレナーデはどこか吹っ切れたような顔をしていた。


かくてアメリアの指示のもと、大忙しに準備が始まった。
「ドレスはレイチェルの母から預かったものがあります。持っているのが辛いそうなので……
サイズはたぶん大丈夫ですよ。レイチェルもわりと小柄な方でしたので」
「そうですか。じゃ、ちょっと着付けてみましょう。さ、レイチェルさん」
アメリアがレイチェルの背にそっと手を置き促す。
「わたしも手伝うわ……」
「セレナーデ……」
「幼なじみですものね」
そう言って小さく微笑んだ。
「ありがとう、セレナーデ……」
レイチェルもただ優しい微笑みを返すだけだった。
ただそれだけなのになにか会話でもあったような……そんな感じを受ける微笑みだった。


「ほんと、ぴったしですね」
アメリアが感心の声を上げる。
背丈から袖の長さまで申し分ないくらいに丁度いい。
ただ胸元が少々緩めだがそれほど気にするほどのものではないだろう。
「そうね、レイチェルはもとからそんなに体が強い方でもなかったし……」
裾を整えてセレナーデが立ち上がった。
「おかげで2人にはいつも迷惑ばかりかけてしまって……」
「そうそう、あまりにも楽しくて、つい時間を忘れちゃった時もあったわね」
過ぎ去った時を懐かしむように2人は微笑む。
アメリアはただ黙って2人の会話を聞いていた。
レイチェルとセレナーデ。
小さな、でも決定的な離別こそあったとはいえ、そこにはやはり幼なじみという絆がある。
アメリアには決して入ることはできない。
「いつまでも帰ってこないって心配した父様や母様が仕事を残してでも探しに来てくれたのよね」
「あの時は本当に懲りたわ。家に帰れば親に怒られたし……「レイチェルは体が弱いのよ。知っているでしょう」って……」
「ごめんなさいね、本当に」
レイチェルが寂しげに微笑んだ。
セレナーデはそれを見て首を横に振る。
「いいのよ。楽しかったのは事実なんだから。レイチェルは違った?」
「ううん、そんなことないわ」
しばし微笑み合う。
「いいですね……」
アメリアがさびしそうにぽつりと呟いた。
「アメリアさん?」
「私子どもの頃から周りはいつも大人ばかりで、それに幼なじみなんていないし……」
「姫様……」
気が付いても、セレナーデはどう答えればいいのかうまく思い付かない。
王族の姫がそんな簡単に下のものと付き合うことはない。
それも子どもの頃に、だ。
かといって成長してからもせいぜいが国家間の信頼関係を作るために付き合ったりする程度で、後はだいたいに於いて婚姻ということになってしまう。
まあ、中には例外もあろうが。
「その代わり父さんに付いていろんな国には行きましたけどね。外交などで」
俯きかげんに自嘲的な笑い方をする。
「そんなことはありません。わたくしは姫がうらやましいです」
レイチェルのはっきりとしたその声にアメリアが驚き顔を上げた。
「え?」
「そうですよ。リナさんのためにここまでするんですもの。そんな方々とご一緒しているのですから。それに姫様ご自身も」
「あ……」
レイチェルとセレナーデが交互に言うその指摘に改めて気が付く。
「レイチェルのように、わたしみたいな人間がそばにいなくてよかったですよ……」
「セレナーデ……」
レイチェルはセレナーデをただ見つめた。
アメリアが微笑む。
自分にはかけがえのない、信頼の出来る仲間がいる。
身分とかそんなものは取り去って、駆け引きなしでつきあってくれる仲間がいる……
「さ、行きましょう! 男どもが待っているわよっ!」
セレナーデは言ってウインクする。
「そうですね。さ、レイチェルさん」
「ええ」
両脇から差し出された2人の手の上に自分の両手をそっと重ねた。

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1160あと・・・いくつだったけ?神楽奈津 1/26-12:00
記事番号1057へのコメント

ああ、もう数も数えられなくなっている・・・

>「アリエル、今日だけレイチェルに体を貸してあげるわ。ただし、日没までね」
>「え……?」
・・・何する気だ・・・リナ・・・

>「ガウリイ……」
>微かに物憂げな瞳を向けたが、それには気づかなかったようでガウリイは返事をする。
>「ごめんね……」
>それだけを微笑みながらいうと静かに目を閉じた。
・・・何がごめんなんだああああああああああああ!(号泣)
>「アメリア」
>ガウリイがぽんとアメリアの肩に手を置く。
・・・ガウリイ物わかりいいねえ。でもいいの?ガウリイ

>「結婚式あげましょうっ!!」
>『はぁ?』
・・・アメリア・・・・・・・・・・・・・・・・・(目して語らず)

なんかパワー不足でいまいち語れない・・・力あんまりでなさすぎだと逆に変に壊れてるし・・・
どうした?おれ・・・
なんか「信頼できる関係」っていいですねえ。絆がひしひしと感じられていいです。
あと・・・いくつだ?佳境入ってるけどがんばって書くからねえ

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1176あたしも覚えとらん(ぉ真琳 E-mail URL1/28-20:46
記事番号1160へのコメント

>ああ、もう数も数えられなくなっている・・・
さすがにそれはやばいかと・・・・・・(^^;;
>
>>「アリエル、今日だけレイチェルに体を貸してあげるわ。ただし、日没までね」
>>「え……?」
>・・・何する気だ・・・リナ・・・
ひみちゅ(爆死)
>
>>「ガウリイ……」
>>微かに物憂げな瞳を向けたが、それには気づかなかったようでガウリイは返事をする。
>>「ごめんね……」
>>それだけを微笑みながらいうと静かに目を閉じた。
>・・・何がごめんなんだああああああああああああ!(号泣)
君が泣いてどうする?(爆)
>>「アメリア」
>>ガウリイがぽんとアメリアの肩に手を置く。
>・・・ガウリイ物わかりいいねえ。でもいいの?ガウリイ
しゃぁ?でもいいんじゃないの?たぶん。あたしにはよう分からん(死)
>
>>「結婚式あげましょうっ!!」
>>『はぁ?』
>・・・アメリア・・・・・・・・・・・・・・・・・(目して語らず)
アメリアだしね(遠い目)
>
>なんかパワー不足でいまいち語れない・・・力あんまりでなさすぎだと逆に変に壊れてるし・・・
いけませんねぇ、某くらぶの方々がぱわぁがないだなんて(自分もそうだが)
>なんか「信頼できる関係」っていいですねえ。絆がひしひしと感じられていいです。
いいですよねぇ、うらやましい限りです(苦笑)
>あと・・・いくつだ?佳境入ってるけどがんばって書くからねえ
ありがと(はあと)

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1058残し往きし者、残されし者 第5話真琳 E-mail URL1/12-02:17
記事番号1053へのコメント

あたりはきれいなオレンジ色に染まっていた。
空も雲も森の木々さえもその色に染まっているかのように見える。
フェーハの花もその影響を受け、辺り一帯はまるで燃える野のようである。
「すごい……こんなにきれいな景色見たの何年ぶりかしら……」
セレナーデが感嘆の声を上げていた。
幼い頃には何度となく足を運んだのだろう。恐らくは毎日のように。
いつしか足も遠のき、そして忘れられてしまった空間。
それでもその空間は今でも変わることなく在り続けていた。
「さあ、始めようか」
不意を付かれるように現実に引き戻される瞬間……
日没までもうあまり時間はない。残された時間は少ない。
「ではこれに……」
ゼルガディスが神父役を務める。この中でこの役がまともにできるとしたら彼くらいしかいないだろう。
それはゆっくりと始まりを告げた。


「汝、アリエル=ロードウェルはこの者レイチェル=フリークルトを妻とし、病める時も健やかなる時も変わらぬ愛を誓いますか?」
「誓います」
「汝、レイチェル=フリークルトはこの者アリエル=ロードウェルを夫とし、病める時も健やかなる時も変わらぬ愛を誓いますか?」
「誓います……」
「では指輪の交換を……」
そっと差し出されたお互いの手に静かに指輪をはめていく。
本来はレイチェル自身の指にはまるはずだったその指輪は『リナ』であるにもかかわらずしっくりとはまっていた。
果たして偶然だったのだろうか? レイチェルがリナに入り込んだのは。
「誓いのキスを……」
「ちょっとゼルガディスさんっ!! それはっ……!!」
「あ゛……」
ゼルガディスの後ろから慌てて口を挟むアメリア。
しかし時はすでに遅かったようだった。
静かに目を閉じるレイチェル。
ガウリイが目を背ける。
アリエルは静かに口づけを落とした。
その額に。
「あ……」
アメリアが呟く。
「僕たちにはこれで十分です」
ふっとこちらを振り向くアリエル。
レイチェルも同じように微笑んでいた。


「もう、時間ね……」
次第に帳を下ろす空を仰ぎながら静かに呟く。
一瞬その姿が揺らいだ様に見えた。
「レイチェルっ!!」
引き留めるようにセレナーデはレイチェルに抱き付く。
「セレナーデ……」
「わたしあなたのこと本当に好きだったわよ。あんなことして今更だけど……
小さい頃からいつも一緒で……」
「よく3人で遊んだね」
「今でも覚えているわ」
「フェーハの花の中で花冠作ったり……」
「日が暮れるまで駆け回って」
口々に思い出を紡ぐ。
「アリエルがレイチェルのこと好きなのも知っていたわ……でもどうしても……!」
俯きながらセレナーデは今にも泣きそうな声を絞り出す。
「もういいのよ、セレナ」
突然に昔の呼び方をするレイチェル。
「レイチェ……?」
「過ぎてしまったことですもの」
「レイチェル……」
驚きの表情を見せるセレナーデにレイチェルはただやさしい微笑を送るだけ。
「わたくしのことより自分のことを考えて、セレナ。あなたならきっと素敵な人が見付かるわ」
にっこりと微笑んだ。
その全身に地平線に片足をかける夕陽が当たって、さながら女神のように……
「レイチェル……ごめんなさいっ……!」
大粒の涙を零す。
「レイチェル」
「アリエル、もうお別れの時間だわ」
「レイチェル……!」
「ごめんなさい、ずっと側にいてあげられなくて……」
「でももうリナさんに返して差し上げなくては……そして」
ゆっくりとガウリイの方を向いた。
ガウリイもまたレイチェルに視線を向けるだけ。
でもその視線はすぐにアリエルに戻し、そして自分の薬指にしっくりとはまっている指輪を静かに引き抜いた。
「アリエル。わたくしのことに縛られないで……あなた自身が幸せになって。そうでないとわたくしも心配だわ」
そっとアリエルの手のひらにそれを置く。
驚き目を見開くアリエル。
「レイチェル、でも僕はっ……!」
「自分を大切にね、セレナーデも」
アリエルを振り切るようにセレナーデに向くレイチェル。見てる方が辛いくらいの苦しげな表情。
「レイチェルっ!?」
アリエルが叫ぶ。
「さようならアリエル、セレナーデ……」
「レイチェルっ!!」
もう一度、愛しい人の名前を呼ぶ。
引き止めることが無理と分かっていても叫ばずにはいられない。
「セレナーデ……あたしもあなたの事大好きよ……セレナーデ……」
セレナーデはすでに声も出ない状態だった。
何を言えばいいのか、分からなかった……


アリエルは気づいていたのだろうか、レイチェルが「愛している」という言葉を紡がなかったことを。
それを言ってしまえばアリエルを自分に繋ぎ止めてしまうということを分かっていたからこそ、敢えて言わなかったことに。
新しい道を歩いて欲しい、という彼女の願いを……―――



「いっちゃった、みたいね……」
見れば太陽は地平線の下に姿を消していた。黄昏色が空に広がっていく。
「リナ……さん?」
「レイチェルの気持ち、ちゃんと汲んであげなさいよ、アリエル。セレナーデもね」
言い残して自分の仲間たちのほうへと足を運ぶ。
「なんだか疲れちゃったわ」
「リナ?」
こてんとガウリイの胸に寄り掛かる。
「……おかえり、リナ」
意識を手放したリナをガウリイが愛しげにそっと抱き上げる。
「ガウリイさん、それじゃまるで花嫁をかっさらうの図ですよ……」
「いいじゃないか、オレは花嫁の保護者なんだし」
からかい口調のアメリアにからからと笑う様に答える。
「まったくもう……」
「いったいどこまでが本心なんだか……」
「なんか言ったか?ゼル」
「いや、別に……」
ガウリイの表情を見て、苦笑するほかないゼルガディスであった。



夕闇が辺りを覆っていた。
アリエルとセレナーデはレイチェルの喪失感を味わっているのか、一歩も動こうとはしない。
「これは罰よね……」
涙のひいたセレナーデがぽつりと呟いた。
「セレナーデ?」
ゆっくりと振り向きながらアリエルは問う。
「あたしね……レイチェルが死んだって聞かされた時涙が止まらなかったわ……変よね、自分から……そう、思ったのに……」
再び涙が湧いてくる。
アリエルはただ黙って彼女を見つめていた。
「もう一度、失う哀しみを味わうなんて……」
その瞳からは大粒の涙が溢れて止まらない。

「行こう……」
ゼルガディスが切り出した。
「アリエルさんたちは……」
「俺たちにはもう何もできない。あいつらが自分で切り開くしかないんだ」
「そうだな……」
各々がアリエルとセレナーデに視線を向ける。やりきれないような視線を。
「なんか、寂しいですね……」
「それも仕方ないさ……」
「この事がなければたぶん一歩も前に踏み出せなかっただろう。アリエルも、そしてセレナーデも……な」
「一番つらかったのはきっとレイチェルさんだったんですよね、きっと……」
一緒に未来を歩けないということ。何よりも大切な人たちと一緒に……
「大丈夫、ちゃんと気づくよ。立って進まなきゃいけないことに」
ガウリイがいかにも楽観的に言う。
「そう、ですね……」
レイチェルさんもきっとそれを伝えたかったのだろうと……アメリアは空を見上げた。今はすっかりと蒼く染まってしまった空を。

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1171さあ!時間がない!さくさくいくぞ!神楽奈津 1/27-11:00
記事番号1058へのコメント

今日を逃すと全部書ききれないので・・・

>アリエルは静かに口づけを落とした。
>その額に。
・・・わかってんね。だけど額じゃなかったら刺し殺されるかも・・・

>「リナ?」
>こてんとガウリイの胸に寄り掛かる。
>「……おかえり、リナ」
>意識を手放したリナをガウリイが愛しげにそっと抱き上げる。
ふふふふふふふふふふふふうふ(だからやめなさい)
>「ガウリイさん、それじゃまるで花嫁をかっさらうの図ですよ……」
>「いいじゃないか、オレは花嫁の保護者なんだし」
保護者・・・ね(にやり)

ああ、時間ないし突っ込めないのでこれにてごめん。では!(どろんっ)

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1177書く時間?それとも試験までの時間?(自爆)真琳 E-mail URL1/28-20:48
記事番号1171へのコメント

>今日を逃すと全部書ききれないので・・・
なじぇぇ??
>
>>アリエルは静かに口づけを落とした。
>>その額に。
>・・・わかってんね。だけど額じゃなかったら刺し殺されるかも・・・
うしろからさっくりと?
(笑いたいけど笑えないような・・・・・・)
>
>>「リナ?」
>>こてんとガウリイの胸に寄り掛かる。
>>「……おかえり、リナ」
>>意識を手放したリナをガウリイが愛しげにそっと抱き上げる。
>ふふふふふふふふふふふふうふ(だからやめなさい)
>>「ガウリイさん、それじゃまるで花嫁をかっさらうの図ですよ……」
>>「いいじゃないか、オレは花嫁の保護者なんだし」
>保護者・・・ね(にやり)
くっくっくっく・・・・・・(妖)
>
>ああ、時間ないし突っ込めないのでこれにてごめん。では!(どろんっ)
うーみゅ、確かに突っ込めないかも(^^;;

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1059残し往きし者、残されし者〜エピローグ〜真琳 E-mail URL1/12-02:21
記事番号1053へのコメント

一夜明けた後、国境の街に戻ればフェーハの花を見れるのが今年は今夜が最後だと聞いて、夕食を食べてから遊びに出かけてきた。
満天の星が輝く夜空の下、2人の少女は無邪気に花を摘んでは先ほどから何かを編んでいる。
何がそんなに楽しいのか、その表情からは笑顔が絶えない。
そんな2人を残りの男2人は静かに見守っていた。
明らかに苦笑しながら。


「じゃあ〜ん。ガウリイ、見てみてっ」
「はいゼルガディスさんっ」
同時に差し出したのは先ほどから作っていた花冠。
「「綺麗でしょう!」」
2人の声が綺麗にハモる。
「へぇ、おまえこんなの作れるんだ……」
「あったりまえでしょ!? あたしを誰だと思ってるのよっ!!」
明らかにびっくりした声のガウリイに、口調は荒いがそれでも微笑みながらうれしそうに言う。
「ほう……単なるお姫様って訳じゃなかったのか」
「なんですか、それはっ!」
からかいの口調にそれでも声は怒っていても表情はにこやかにアメリアは応えた。
久しぶりにまともにそろう4人。
たった一週間ほどだというのに、それ以上はゆうにかかったような感じを彼らは受けていた。
リナは別としてもいいだろうが、その自称保護者はさらなる時間を感じていたかもしれない。

「じゃ、俺たちは先に戻っているから」
もともと夜更かしは得意ではないのだろう。
はしゃぎすぎて眠ってしまったアメリアを抱きかかえながらゼルガディスは言う。
「うん」
「あんまり遅くなるなよ」
少々ひにくった言い方。
それにリナは気づかないようでガウリイだけが答える。
「分かってるよ」


「ねぇ、残していく方と、残される方ってどっちが辛いんだろうね……?」
摘み取ったフェーハの茎をくるくると回しながら唐突にリナは聞いてみた。隣に座るガウリイに。
「さぁ、な」
「ガウリイはどっちがいい?」
どこか遠い目をしながら答えるガウリイに再び聞いてみる。
「残す方と残される方か?」
「うん、そう」
「そーだなぁ……残していったらやっぱり心配だよな。どっかで何かに巻き込まれてないとか、ちょっとしたミスでどつぼにはまってないとか……」
にやりと笑いながらリナの方を見て答える。
「ちょっとぉ、それってあたしに言ってるみたいじゃないの!」
「ははは、そんなことないって」
「んもうっ!」
「でもやっぱし心配だから置いてなんて逝けないな」
「なんで……?」
突如真剣な瞳をしたガウリイにリナは聞き返した。
「人知れず泣いてないとか」
「あたしは泣かないわよ」
「誰もお前のことだなんていってないだろう?」
「わかってるわよ、そんなことくらい」
「いじっぱり」
「うるさいっ!」
お互いを見る事はせず、違う方向を見ながら言い合う二人。それでもその表情から笑顔が絶えないことを本人達は気づいているのだろうか?
「んでもう片っ方の方はどうなのよ」
「置いていかれる方か?」
「ん……」
「そっちの方が楽って言えば楽だよな」
「なんで?」
驚いた様にガウリイに振り向いた。それに気づいたのかガウリイもリナを見る。
「だってさ、先に逝っちまった方はもう他の誰かを想うことなんてできないだろう? だからただ想ってればいいだけじゃないか」
「いつかは心変わりとかもするんじゃないの?」
「それはないな」
再び視線を虚空に向けて言った。
「なんでそうゆう風に断言できるの?」
「ほかにこーんないい女なんていないって」
「ばっ……!」
ポンとリナの頭に手を置きウインクしながら言うガウリイにリナは熟れたトマトのように真っ赤になる。
「そうゆうリナはどうなんだよ……」
今だ顔の熱がひかないリナにガウリイは聞く。
「ど、どうって……?」
「だからオレに聞いてきたことだよ」
「残す残さないって?」
「そうそう」
「あたしはいいのよ」
「おいおい」
「言わぬが花っていうじゃない」
「……まったく」
どこぞのおとぼけ神官のように人差し指をピンと立てながら言うリナにガウリイは苦笑いする。


「もし……」
「もし?」
空を見上げるガウリイにリナは復唱する。
「もし仮に残すことになったらオレの心はお前にやるよ……」
「……え……?」
一瞬の間を置いて、ぽむっと赤面するリナ。
「おまえのはオレにくれる?」
意地悪そうににっこりと笑うといけしゃあしゃあとそんなことを言ってのける。
「しっ知らないわよっ!!」
ぷいっとそっぽを向いて黙り込むリナを、ガウリイは笑いを堪えながら見ていた。
「……でもそんなことはありえないわね」
しばらくしてリナが不意に口を開いた。
「なんで?」
「だってあんたはあたしを守ってくれるんでしょう?」
「まぁな」
リナが何を言わんとしているのか分からずに不思議そうな顔をする。
「それにあんたが先に死んだらあたしを守ることができないじゃない」
「そうだな……」
「だからどっちがどっちを残す、なんてことはありえないのよっ!!」
「……確かにな……」
真っ赤な顔をしてびしっと言い放つリナにガウリイは苦笑した。
愛しげな眼差しを向けて……




頭に花冠を乗せた少女が青年の背に自分のそれを預けて目を閉じていた。
眠ってしまっているのか……それはきっと金の髪の青年だけが知っているだろう。
風に乗った雲が時折月の光を遮り2人の上を光と影が交互に訪れる。
伝わるのはお互いの温もりと鼓動。
「いつか……保護者とか、そんな建前みたいなこと全部とっぱらってもオレはお前を護るよ……ずっと……………」
「……うん……」
寝言なのかそうでないのか、ただそれだけが青年の耳に届く。
優しい風にのって……

風の音だけが辺りに響く。
何かを伝える春の風の音が…………―――



*******************************************************


最後までお付き合い下さってありがとうございました。
何はともあれ、言葉は難しい・・・・・・(遠い瞳)それだけは実感できましたね(涙)

ではでは・・・・・・また何か機会があったらお付き合いくださいませ。

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1061しくしく・・・・・・かばにゃ E-mail 1/12-05:44
記事番号1059へのコメント

真琳ちゃん
3話と4話が繋がらないよ・・・・・・・(T_T)
しかし、お上品で乙女チックで、物腰柔らかなリナって・・・・・・・
どこぞの魔族が見たらのたうち回って苦しむかもしれんなぁ・・・・・・
けっこうな精神攻撃だと思うぞ、これって(^_^;)
つーわけで、3話と4話の間の話、アップしてね(^_^)

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1078かばにゃさんへ真琳 E-mail URL1/13-01:01
記事番号1061へのコメント

>真琳ちゃん
はい、なんでせう、かばにゃん(ぉ
>3話と4話が繋がらないよ・・・・・・・(T_T)
ええもう繋がってません(涙)
3話と4話でUPした年(爆)が違うのでこっちの方で混乱したようですね(涙)

>しかし、お上品で乙女チックで、物腰柔らかなリナって・・・・・・・
>どこぞの魔族が見たらのたうち回って苦しむかもしれんなぁ・・・・・・
>けっこうな精神攻撃だと思うぞ、これって(^_^;)
・・・・・・(爆笑)
くっくっくっく・・・・・た、確かにそうかもしんない。
あたしも見たくないけど(笑)

>つーわけで、3話と4話の間の話、アップしてね(^_^)
てなことでUPしました。
見てやっておくんなさいまし(爆)

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1068Re:残し往きし者、残されし者〜エピローグ〜る〜ら E-mail 1/12-18:50
記事番号1059へのコメント


こんにちわ、はじめまして。
感想書かせて頂ました。
おもしかったよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
いきなりリナが丁寧な言葉づかいしてて、
「ん?なんぞや?」
なんて思ってしまいましたが・・・ (;^_^A アセアセ

あとしつもーん。
なんか途中からとんでいたよーな気がするんですが・・・・・
気のせい?

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1079る〜らさんへ真琳 E-mail URL1/13-01:05
記事番号1068へのコメント

>こんにちわ、はじめまして。
はじめまして(^^)
>感想書かせて頂ました。
>おもしかったよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
ありがとうございますm(_ _)m

>いきなりリナが丁寧な言葉づかいしてて、
>「ん?なんぞや?」
>なんて思ってしまいましたが・・・ (;^_^A アセアセ
えへ(爆死)
想像だに恐ろしくて叶いませんが(ぉ
>
>あとしつもーん。
>なんか途中からとんでいたよーな気がするんですが・・・・・
>気のせい?
き、気のせいじゃないです(^^;;;
本当に抜けてました・・・・・・
ご指摘ありがとうございます。
それではでは、よろしければ途中を見てやって下さいませ。

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1081すっ素晴らしいです!マミリンQ E-mail 1/13-14:54
記事番号1059へのコメント

素晴らしかったですぅ〜〜〜!!
レイチェルとアリエルの悲恋もぐっとくるものが
ありましたし、レイチェルさんにリナさんが
乗っ取られてしまうんじゃないかと、心配する
ガウリイがぁぁ!たまりませんでした!(をい)
リナさんもレイチェルのことを理解したりとすっごく
優しくて、あたたかい気持ちになれました。

最後のリナさんとガウリイの会話もらぶらぶでぇぇ!!!
(やっぱりこういうとこではしゃぐ自分。(爆))
うきゃああああああ!

どうもありがとうございました♪


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1088マミリンQさんへ真琳 E-mail URL1/14-00:30
記事番号1081へのコメント

毎度毎度、ありがとうございますm(_ _)m

>素晴らしかったですぅ〜〜〜!!
>レイチェルとアリエルの悲恋もぐっとくるものが
>ありましたし、レイチェルさんにリナさんが
>乗っ取られてしまうんじゃないかと、心配する
>ガウリイがぁぁ!たまりませんでした!(をい)
>リナさんもレイチェルのことを理解したりとすっごく
>優しくて、あたたかい気持ちになれました。
いや、もうそこまで言っていただけると嬉しくて嬉しくてたまりません(^^)
レイチェルとアリエル・・・・・彼らねぇ・・・・・ごめんねぇ、あたしのせいで悲恋になってしまってよぉ・・・・・(あたし何者・・・・・)
>
>最後のリナさんとガウリイの会話もらぶらぶでぇぇ!!!
>(やっぱりこういうとこではしゃぐ自分。(爆))
>うきゃああああああ!
ああ、崩壊していらっしゃる・・・・・・さすがは某くらぶの方(ぉぉぉ
あれ書いてて、いいのだろうか、こんなんでとか思っちゃったりとかしたんですけど、喜んでいただけたようなので、きっと構わないのでしょう(をひ)
>
>どうもありがとうございました♪
こちらこそ、ありがとうございました。

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1172やっと・・・終われる・・・真っ白に・・・なれる・・神楽奈津 1/27-13:42
記事番号1059へのコメント

あとちょっとだから突っ込みます(爆)
時間・・・大丈夫!マークシート式だからテストなんかかんでやれ!(ひでえ)

>一夜明けた後、国境の街に戻ればフェーハの花を見れるのが今年は今夜が最後だと聞いて、夕食を食べてから遊びに出かけてきた。
>満天の星が輝く夜空の下、2人の少女は無邪気に花を摘んでは先ほどから何かを編んでいる。
>何がそんなに楽しいのか、その表情からは笑顔が絶えない。
>そんな2人を残りの男2人は静かに見守っていた。
ふふふふふふふふふふふふ。いいですねえ(にやり)

>「じゃあ〜ん。ガウリイ、見てみてっ」
何を?(にっこり)
>同時に差し出したのは先ほどから作っていた花冠。
なるほど・・・リナちゃん・・・ああいうの作るか?
>「へぇ、おまえこんなの作れるんだ……」
リナちゃん器用だから

>「じゃ、俺たちは先に戻っているから」
・・・気をきかせたのか?
>「あんまり遅くなるなよ」
>少々ひにくった言い方。
・・・何を言いたい?ゼルガディス?(笑)
>「分かってるよ」
ふうん。分かってるよ・・・か(何か不満か?)

>「ねぇ、残していく方と、残される方ってどっちが辛いんだろうね……?」
んー。残していく方がつらいとおもうじょ・・・
>「そーだなぁ……残していったらやっぱり心配だよな。どっかで何かに巻き込まれてないとか、ちょっとしたミスでどつぼにはまってないとか……」
ははははは。そうだよな、やっぱり(笑)
>「ちょっとぉ、それってあたしに言ってるみたいじゃないの!」
うん、言ってるんだと思う(笑)
>「でもやっぱし心配だから置いてなんて逝けないな」
他の良からぬ男どもにたぶらかされてないか?(笑)
>「ほかにこーんないい女なんていないって」
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
>「ばっ……!」
>ポンとリナの頭に手を置きウインクしながら言うガウリイにリナは熟れたトマトのように真っ赤になる。
くすくす。照れてる照れてる(はあと)

>「もし仮に残すことになったらオレの心はお前にやるよ……」
っていうか永遠にリナのものでないか?(笑)
>一瞬の間を置いて、ぽむっと赤面するリナ。
また照れてるし(笑)
>「おまえのはオレにくれる?」
んーむ・・・くれると思うぞ。ていうかいつのまにかあげてそう(笑)
>「しっ知らないわよっ!!」
えー、知らないの?ほんとに?(笑)
>「だってあんたはあたしを守ってくれるんでしょう?」
うんうん。ガウリイはリナの保護者だもんね(はあと)
>「それにあんたが先に死んだらあたしを守ることができないじゃない」
うん、守ること出来なくなっちゃう。っていうかそばにいられなくなっちゃうよ?ガウリイ
>愛しげな眼差しを向けて……
・・・リナは気づかんのか?その視線・・・

>頭に花冠を乗せた少女が青年の背に自分のそれを預けて目を閉じていた。
>眠ってしまっているのか……それはきっと金の髪の青年だけが知っているだろう。
>風に乗った雲が時折月の光を遮り2人の上を光と影が交互に訪れる。
>伝わるのはお互いの温もりと鼓動。
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ
>「いつか……保護者とか、そんな建前みたいなこと全部とっぱらってもオレはお前を護るよ……ずっと……………」
・・・これは遠回しにプロポーズか?
>「……うん……」
お、返事したね。ってことは意味分かってるんか?リナ・・・

>最後までお付き合い下さってありがとうございました。
いえいえ、こちらこそお手数かけて申し訳ないです(爆)

>ではでは・・・・・・また何か機会があったらお付き合いくださいませ。
こっちこそよろしくお願いします。

・・・日数・・・2週間か?よく根性続いたね・・・

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1178(爆笑)もう一年以上も昔になるのね・・・・・・(遠い目)真琳 E-mail URL1/28-21:05
記事番号1172へのコメント

>あとちょっとだから突っ込みます(爆)
>時間・・・大丈夫!マークシート式だからテストなんかかんでやれ!(ひでえ)
ああ、よくやったね。
センター試験なんか分からないところなんぞ、うりゃっ!!時間がないから適当でいいやっ!!とかほざいてたし(死)
>
>>一夜明けた後、国境の街に戻ればフェーハの花を見れるのが今年は今夜が最後だと聞いて、夕食を食べてから遊びに出かけてきた。
>>満天の星が輝く夜空の下、2人の少女は無邪気に花を摘んでは先ほどから何かを編んでいる。
>>何がそんなに楽しいのか、その表情からは笑顔が絶えない。
>>そんな2人を残りの男2人は静かに見守っていた。
>ふふふふふふふふふふふふ。いいですねえ(にやり)
(つられてにやり(をひ))
>
>>「じゃあ〜ん。ガウリイ、見てみてっ」
>何を?(にっこり)
何か。(←こう答えるとよく突っ込まれてなお且つ鉄槌が(涙))
>>同時に差し出したのは先ほどから作っていた花冠。
>なるほど・・・リナちゃん・・・ああいうの作るか?
アメリアが誘ったんじゃない?
あの子好きそうだし、なにしろやっぱり女の子(はあと)
>>「へぇ、おまえこんなの作れるんだ……」
>リナちゃん器用だから
昔は作ってたけど、今はなぁ・・・・・・忘れた(爆)
>
>>「じゃ、俺たちは先に戻っているから」
>・・・気をきかせたのか?
だと思うが・・・・・・
>>「あんまり遅くなるなよ」
>>少々ひにくった言い方。
>・・・何を言いたい?ゼルガディス?(笑)
まぁゼルやんの考える事だし♪(解答になってない)
>>「分かってるよ」
>ふうん。分かってるよ・・・か(何か不満か?)
(不満とは違うと思うけど・・・・・・)
>
>>「ねぇ、残していく方と、残される方ってどっちが辛いんだろうね……?」
>んー。残していく方がつらいとおもうじょ・・・
そーなのかな?やっぱし・・・・・・
残される方もつらいよねぇ、やっぱし・・・・・・(考え中)
>>「そーだなぁ……残していったらやっぱり心配だよな。どっかで何かに巻き込まれてないとか、ちょっとしたミスでどつぼにはまってないとか……」
>ははははは。そうだよな、やっぱり(笑)
絶対ありえそうだしね、リナの場合(苦笑)
>>「ちょっとぉ、それってあたしに言ってるみたいじゃないの!」
>うん、言ってるんだと思う(笑)
”みたい”じゃなくて君に言ってるんだよ、リナちゃん(笑)
>>「でもやっぱし心配だから置いてなんて逝けないな」
>他の良からぬ男どもにたぶらかされてないか?(笑)
ああ、ありそうそれ(爆笑)
>>「ほかにこーんないい女なんていないって」
>くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
壊れてる、壊れてる♪(←人が壊れていく姿を見るのが楽しい(が、いつも見られているような・・・・・・(爆)))
>>「ばっ……!」
>>ポンとリナの頭に手を置きウインクしながら言うガウリイにリナは熟れたトマトのように真っ赤になる。
>くすくす。照れてる照れてる(はあと)
かわい(ぉぉぉぉ
>
>>「もし仮に残すことになったらオレの心はお前にやるよ……」
>っていうか永遠にリナのものでないか?(笑)
(爆笑)<永遠に
くっくっく・・・・・・やはしそうでなくては・・・・・・くっくっくっく←ついに壊れたらしい(爆)
>>一瞬の間を置いて、ぽむっと赤面するリナ。
>また照れてるし(笑)
リナちゃんだし(ぉ←それで片づけるなよ
>>「おまえのはオレにくれる?」
>んーむ・・・くれると思うぞ。ていうかいつのまにかあげてそう(笑)
(爆笑)なんじゃそりゃぁっ!!
でも結局はあげちゃうのがリナだよね(笑)
>>「しっ知らないわよっ!!」
>えー、知らないの?ほんとに?(笑)
天邪鬼だから(苦笑)
>>「だってあんたはあたしを守ってくれるんでしょう?」
>うんうん。ガウリイはリナの保護者だもんね(はあと)
しょうしょう(頷)
>>「それにあんたが先に死んだらあたしを守ることができないじゃない」
>うん、守ること出来なくなっちゃう。っていうかそばにいられなくなっちゃうよ?ガウリイ
そうそう、だからいじでも死んじゃだめだよね(鬼)
>>愛しげな眼差しを向けて……
>・・・リナは気づかんのか?その視線・・・
しゃぁ?
(つーかもう文章忘れてる(死))
>
>>頭に花冠を乗せた少女が青年の背に自分のそれを預けて目を閉じていた。
>>眠ってしまっているのか……それはきっと金の髪の青年だけが知っているだろう。
>>風に乗った雲が時折月の光を遮り2人の上を光と影が交互に訪れる。
>>伝わるのはお互いの温もりと鼓動。
>ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ
あ、妖しいって(((((^^;;
>>「いつか……保護者とか、そんな建前みたいなこと全部とっぱらってもオレはお前を護るよ……ずっと……………」
>・・・これは遠回しにプロポーズか?
そうゆうふうにも取れるねぇ・・・・・・(←全然そうゆうふうには考えてなかった人間)
>>「……うん……」
>お、返事したね。ってことは意味分かってるんか?リナ・・・
その前に起きてるかも分からん。
(個人的には夢と現実の狭間を漂ってるって感じなんだけどね、この時のリナは)
>
>>最後までお付き合い下さってありがとうございました。
>いえいえ、こちらこそお手数かけて申し訳ないです(爆)
そんなことないでし。最後まで感想くださって本当に感謝しています。
ありがとうございましたm(_ _)m
>
>・・・日数・・・2週間か?よく根性続いたね・・・
すごいよ・・・・・・うん。
ごくろうさまでしたっ!!

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1090・・・全部書いていい?神楽奈津 1/14-10:20
記事番号1053へのコメント

いや、そこここを突っ込みたい…だけど今日中に全部書けるかな?
おうちで一部書いてきたけど…

>ガウリイはこれまたいつもの事だが目の前の食べ物と格闘している。ただ
>リナがいないせいかいつもよりはペースは遅い。
ガウリイ、リナいなくて寂しいの?(にっこり)
>ざわ……
>またたく間に食堂がざわつく。
え、何々?
>リナは寝間着のまま、つけ加えれば
>ネグリジェのままここに降りてきたのだ。
…ちと疑問。リナってネグリジェ着るか?
>「リナ?お前どうしたんだ?」
>駆けつけたガウリイが客の好奇の目から庇うようにリナの前に立つ。
可愛い姿見せないように?(にやり)
>「そうだぞ、リナ。人をからかうのはいけないぞ?」
>こちらはといえばリナの様子に気づいているのかいないのか、いつもの通
>りのほほんとした口調で保護者然とした物言いをする。
>ただリナのあまりもの変化を認めたくなかったからなのかもしれない。認
>めてしまえば次に待ち受けているであろう何かすらも、同時に認めなくて
>はならないのだから。
…変化に気付かないんだね…。ガウリイ…(かなり不満らしい)
だけど変化っていうか心変わり(意味ちゃうて(爆笑))を恐れているガウリイがまたいいです
>「どうしたんだ? リナの奴……」
>ガウリイが不思議そうに口に出す。
だーかーら気づけ!ガウリイ!

書く気はあるがリナでつっこめるとこはないのでガウリイに突っ込んでみました(笑)
だけどそれでもつっこめない…。

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1125いいですよ(苦笑)真琳 E-mail URL1/18-23:43
記事番号1090へのコメント

根性・・・・・・あるよね・・・・・・(^^;;
>
>いや、そこここを突っ込みたい…だけど今日中に全部書けるかな?
>おうちで一部書いてきたけど…
う、うちで書いてきたんかいっ!!なんて用意周到な(全然合ってない)
>
>>ガウリイはこれまたいつもの事だが目の前の食べ物と格闘している。ただ
>>リナがいないせいかいつもよりはペースは遅い。
>ガウリイ、リナいなくて寂しいの?(にっこり)
争う相手が居なければ、やっぱし遅くなるんじゃない?
あせって食べる必要あるわけじゃないし・・・・・・
>>ざわ……
>>またたく間に食堂がざわつく。
>え、何々?
>>リナは寝間着のまま、つけ加えれば
>>ネグリジェのままここに降りてきたのだ。
>…ちと疑問。リナってネグリジェ着るか?
着ないだろう。絶対!!
>>「リナ?お前どうしたんだ?」
>>駆けつけたガウリイが客の好奇の目から庇うようにリナの前に立つ。
>可愛い姿見せないように?(にやり)
つーか、普通パジャマで人前出るか?(^^;;
お嬢様な彼女はわからんのだよ、きっと(絶対違うと思う)
>>「そうだぞ、リナ。人をからかうのはいけないぞ?」
>>こちらはといえばリナの様子に気づいているのかいないのか、いつもの通
>>りのほほんとした口調で保護者然とした物言いをする。
>>ただリナのあまりもの変化を認めたくなかったからなのかもしれない。認
>>めてしまえば次に待ち受けているであろう何かすらも、同時に認めなくて
>>はならないのだから。
>…変化に気付かないんだね…。ガウリイ…(かなり不満らしい)
>だけど変化っていうか心変わり(意味ちゃうて(爆笑))を恐れているガウリイがまたいいです
気づいてても認めたくないってぇのが、ここんとこのガウリイかな?(笑)
>>「どうしたんだ? リナの奴……」
>>ガウリイが不思議そうに口に出す。
>だーかーら気づけ!ガウリイ!
だから認めたくないんだってばっ!!(笑)
>
>書く気はあるがリナでつっこめるとこはないのでガウリイに突っ込んでみました(笑)
>だけどそれでもつっこめない…。
十分つっこんでると思うのはあたしの気のせい?(にっこり)