◆-ある日の街道沿い-雪(1/12-05:30)No.1060
 ┗Re:ある日の街道沿い-千恵風味(1/16-00:27)No.1108


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1060ある日の街道沿いE-mail 1/12-05:30



「ねー…ガウリイ」

天気の良い街道沿いを歩きながらあたしは、傍らにいるガウリイに話しかける。

「なんだ?」

「クリスマスも、お正月も終わっちゃったわねー…」

「そうだっけ?」

頭の悪い自称保護者は、今日が何月何日であるかも忘れているらしい。

「そうよ、クリスマスもお正月もてきとーにパーティーしたでしょ?」

「あー、そう言えばそんな気もするなぁ?」

午後の日差しが暖かい。

「で?それがどうかしたのか?」

口調からして、クリスマスもお正月も覚えていなさそうだ。

「別に、なんかイベントが無くてつまんないなーって」

「そうかー?俺は別につまならくないぞ?」

そりゃああんたは何にも考えてないんだから、つまらなくもないわよね。
あたしと過ごした思い出ぐらい覚えてなさいよね。
もしあたしと離れた時、思い出してもらえないなんて寂しいじゃない。
それじゃなくったって旅人なんていつ別れるか分かんないような職業なのに。

「あんたはつまんなくなくても、あたしがつまんないの!」

「俺はリナと一緒にいれば退屈しないからなー?」

あたしがいなくなったらどーすんのよ?
どうせガウリイのことだから、何にもすることなくなっちゃうわよ?

「どういう意味よ!」

退屈しのぎとしてなら、ガウリイの役に立つのか?

「リナがいれば退屈だけはしないからな」

「じゃあ、あたしがいなくなったらガウリイ退屈で死んじゃうわね!」

「俺はリナから離れたりしないから大丈夫だぞ!」

それじゃあアンタ一生ヒモじゃない。
でも…ずっと一緒にいてくれるなら、確かにあたしとの思い出なんか覚えてなくったっていいもんね?
だったらガウリイは頭が悪いままでもいいや。

「あっそー。じゃあ晩御飯おごってね!」

「何で俺がおごらなきゃいけないんだー?」

「あんたの退屈しのいであげてるじゃない!」

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寒ッ!!

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1108Re:ある日の街道沿い千恵風味 1/16-00:27
記事番号1060へのコメント

>寒い!

え?ぜんぜんそんなことありませんよ?
 そっかー。そうですよね。リナといたらそりゃ誰だって暇しませんよね。いくらガウリイでも。
 ちょっとあついッスよ。 ///  はは(←彼氏いない歴17年じんせいそのまんまに悲しさ)。
でわ。 千恵。