◆−竜の見る夢−キツネノテブクロ (2002/10/18 13:11:17) No.10714
 ┣――竜の見る夢―― 第一章−キツネノテブクロ (2002/10/18 13:19:24) No.10715
 ┃┗Re:――竜の見る夢―― 第一章−Yuppy (2002/10/18 13:43:39) No.10716
 ┃ ┗Re:――竜の見る夢―― 第一章−キツネノテブクロ (2002/10/18 17:57:39) No.10723
 ┣――竜の見る夢―― 第ニ章−キツネノテブクロ (2002/10/19 14:31:47) No.10737
 ┃┗せ、戦闘不能です……(待て)−Yuppy (2002/10/19 19:17:18) No.10753
 ┃ ┗Re:せ、戦闘不能です……(待て)−キツネノテブクロ (2002/10/20 14:18:44) No.10768
 ┣――竜の見る夢―― 第三章−キツネノテブクロ (2002/10/20 14:06:38) No.10767
 ┃┗りゅ・・・・竜王様・・・って。−猫楽者 (2002/10/21 01:23:41) No.10783
 ┃ ┗Re:りゅ・・・・竜王様・・・って。−キツネノテブクロ (2002/10/21 20:28:53) No.10801
 ┣――竜の見る夢―― 第四章−キツネノテブクロ (2002/10/21 18:30:12) No.10800
 ┃┗天・・・・天竜王さま・・・・・。−猫楽者 (2002/10/22 20:10:14) No.10814
 ┃ ┗Re:天・・・・天竜王さま・・・・・。−キツネノテブクロ (2002/10/23 20:00:45) No.10832
 ┣――竜の見る夢―― 第五章−キツネノテブクロ (2002/10/22 13:03:21) No.10809
 ┃┗Re:――竜の見る夢―― 第五章−Yuppy (2002/10/22 13:38:11) No.10810
 ┃ ┗Re:――竜の見る夢―― 第五章−キツネノテブクロ (2002/10/23 20:17:41) No.10833
 ┣――竜の見る夢―― 第六章−キツネノテブクロ (2002/10/23 17:40:20) No.10829
 ┃┗あああ!暫く来ないうちにこんなに続きが!?−らん (2002/10/23 20:58:05) No.10835
 ┃ ┗Re:あああ!暫く来ないうちにこんなに続きが!?−キツネノテブクロ (2002/10/24 09:45:50) No.10838
 ┣――竜の見る夢―― 第七章−キツネノテブクロ (2002/10/24 11:07:49) No.10839
 ┃┣Re:――竜の見る夢―― 第七章−Yuppy (2002/10/24 20:52:28) No.10848
 ┃┃┗Re:――竜の見る夢―― 第七章−キツネノテブクロ (2002/10/25 13:30:42) No.10860
 ┃┣はじめまして。−人見蕗子 (2002/10/24 21:20:12) No.10850
 ┃┃┗Re:はじめまして。−キツネノテブクロ (2002/10/25 13:49:40) No.10861
 ┃┗うきゃv続きです♪−らん (2002/10/24 22:09:53) No.10852
 ┃ ┗Re:うきゃv続きです♪−キツネノテブクロ (2002/10/25 14:00:43) No.10862
 ┣――竜の見る夢―― 第八章−キツネノテブクロ (2002/10/25 14:04:11) No.10863
 ┣――竜の見る夢―― 第九章−キツネノテブクロ (2002/10/26 10:22:23) No.10871
 ┃┣Re:――竜の見る夢―― 第九章−由季まる (2002/10/26 17:57:22) No.10883
 ┃┃┗Re:――竜の見る夢―― 第九章−キツネノテブクロ (2002/10/26 22:28:22) No.10892
 ┃┗ヴァルフィリだv−Yuppy (2002/10/26 18:25:41) No.10884
 ┃ ┗Re:ヴァルフィリだv−キツネノテブクロ (2002/10/26 22:59:14) No.10895
 ┣――竜の見る夢―― 第十章−キツネノテブクロ (2002/10/27 10:56:18) No.10900
 ┣――竜の見る夢―― 第十一章−キツネノテブクロ (2002/10/28 07:12:48) No.10912
 ┃┗続きですね♪−らん (2002/10/28 14:31:39) No.10913
 ┃ ┗Re:続きですね♪−キツネノテブクロ (2002/10/28 18:47:39) No.10915
 ┣――竜の見る夢―― 第十二章−キツネノテブクロ (2002/10/29 07:58:50) No.10922
 ┃┗戦争になるのですか。−猫楽者 (2002/10/29 11:58:22) No.10923
 ┃ ┗戦争になる可能性が・・・−キツネノテブクロ (2002/10/29 15:57:06) No.10924
 ┣――竜の見る夢―― 第十三章−キツネノテブクロ (2002/10/30 11:30:36) No.10932
 ┃┗Re:――竜の見る夢―― 第十三章−Yuppy (2002/10/30 20:37:07) No.10934
 ┃ ┗Re:――竜の見る夢―― 第十三章−キツネノテブクロ (2002/10/31 10:46:35) NEW No.10942
 ┣――竜の見る夢―― 第十四章−キツネノテブクロ (2002/10/31 10:26:40) NEW No.10941
 ┣――竜の見る夢―― 第十五章−キツネノテブクロ (2002/11/1 11:59:34) NEW No.10949
 ┃┗はじめまして−白樹 (2002/11/1 22:24:27) NEW No.10975
 ┃ ┗Re:はじめまして−キツネノテブクロ (2002/11/2 09:38:45) NEW No.10995
 ┗――竜の見る夢―― 第十六章−キツネノテブクロ (2002/11/2 19:45:04) NEW No.11014


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10714竜の見る夢キツネノテブクロ 2002/10/18 13:11:17


ども、キツネノテブクロです。
懲りずに新シリーズなんですが、何故だか自分の首を絞めるだけな気がひしひししてます。
『――沙――』の方もまだ途中ですし・・・あのシリーズも長くなりそうな気が・・・(滝汗)
で、『竜の血の連なり・・・か?』『龍皇奇譚』に続く話で、『竜の見る夢』です。
竜つながりなんで、いっそ『竜シリーズ』とでもしましょう(適当)
今回こそはフレイを主役らしくしたいと思いつつ、始まりです。

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10715――竜の見る夢―― 第一章キツネノテブクロ 2002/10/18 13:19:24
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第一章





空が黒く覆われる夢を見た。



フレイはこの夢が何か嫌なことに繋がるのではと思い、友でもある天竜王の下を訪れていた。
天竜王バールウィンの神殿は、空に浮かぶ島に建てられ、その名も『蒼穹の宮殿(スカイパレス)』と呼ばれている。
通された部屋は広いが、けして華美ではなく、シンプルな家財しか置いてない部屋だった。
「よく来たな、ヴラバザード」
バールウィンは、フレイたちに席を勧めつつ、言葉をかける。
「急に訪ねてすまぬ、夢を見てな・・・」
「もしかして空が黒くなる夢か?」
天竜王の表情が僅かに曇る、それを見たフィリアがそっと、隣に居るにヴァルに問いかけるが、それをフレイが聞き咎めて答える。
「我ら竜王は夢など見ぬ、我らの見る夢には力が宿るゆえに・・・」
「聞いたことねえか?竜の見る夢は不思議な力があるって。
実際には普通の竜族とかにはそんな力ねえけど、さすがに神でもある竜王にはその不思議な力があるんだろうさ」
フレイの説明に、ヴァルが付け足すように答えている。
「では、何かの暗示なのでしょうか?」
「神託を降ろそうにも、ただ空が黒くなるだけでは、解り難いしな・・・どうしたものか・・・」
悩みこんでしまった竜王二人に、フィリアはおろおろと他に二人を見るが、ヴァルもガーヴも出されたお茶を呑気に飲んでるだけで、別段慌てた様子は無かった。
「何でそんなに落ち着いてられるんですか?」
「今の段階でどうこう言ってもしょうがねえし」
「離反してても一応魔族だぜ、俺は」
とまあ、投げやりな答えが返ってくるだけだった。
「・・・」



結局何が起きているのか、解らないまま夜になり、それぞれに用意された部屋へと落ち着くと、フィリアは疲れが出たのか、そのまま眠りに落ちていた。
一方、フレイはガーヴとヴァルの二人と共に、改めて天竜王と話をしていた。
「昼間はあの巫女が居たから言わなかったが・・・あの夢もしかすると、この世界ではない神か魔か・・・もしくは狂気か・・・」
「もし狂気なら・・・あの巫女は知らぬ方が良いのか悪いのか、判断がつかぬ」
天竜王の言葉に、フレイも表情を曇らせたまま、呟く。
「おい、狂気ってのは?」
ガーヴがいかぶしげに二人に聞いてくるが、フレイも天竜王も困ったように顔を見合わせる。
「あんた達の言ってるのは、神の狂気≠フことか?」
横から言葉を挟むのはヴァル。
ヴァルには例の神と魔の力以外にも、知識なども受継いでいるため、二人の会話が何と無くだが読めていた。
「なんだ、その神の狂気ってのは?」
ガーヴも聞きなれない言葉に、ヴァルに向かって問いかける。
「説明してもいいか?」
二人に確認するように問いかけると、二人は暫く黙ったままだったが、渋々と言った感じで頷く。
「違う所があったら訂正してくれよ。
神の狂気ってのは、簡単に言うと言葉通りなんだが・・・そこの二人にも地竜王にある破壊の衝動の事だ。
世間一般的には、神ってのは慈悲と慈愛をもったものと思われがちだが、実際は違う事をガーヴ様も知ってるだろ?」
その言葉に頷くガーヴ、確かに慈悲だの慈愛だのだけでは、神は魔と戦う琴はできないだろう。
「神魔戦争にしたって、神のそういった破壊衝動を昇華させるために、行われたようなとこもあるからな。
神をただ、慈愛だとかで導くだけの存在とか、思ってる奴が多すぎなんだよ、あくまで『神』と言う属性なだけで、本質的なところは魔と大差無いから」
「そうだな、本来は一つのもから生まれた存在。
ただ、あり続けるよう望むように創られただけで、本質はなんら変わりは無い」
ヴァルの言葉に頷きながら、天竜王が続ける、神=守るものと言う考え方をしている者には、きつい内容だろう。
神と魔が本質的には同じ、たまたま生きる者と同じ側に居ただけ・・・考えようによってはこれ程きつい現実も無いだろう、特に神に仕えるものには。
「で、神の狂気は、この破壊衝動が昇華せず残り続けるとやがてそれらは、近くに居るものに伝播する事を言う」
「私に仕えるゴールドドラゴンの、エンシェントドラゴンへの暴挙も、私の中の狂気があの者たちに移った為でもあろう。
特にあの頃はアクアを失い、まともな状態ではなかったから、余計周りへの影響は酷かったのだろう」
微かに哀しそうな色を声に滲ませ、フレイは話す。
命あるものを守りたいと言う思いはある、だが血を見たい、目に映るものを破壊したいと言う暗い衝動もある・・・特に火の勢いを持つ火竜王の自分には、他の竜王たちよりも強い衝動を抱えている。
それが、特に強い狂気となってゴールドドラゴンに伝わっている可能性もある。
「まあ、何と無くは解ったが、それだと空が黒くなるとは思えん。
何か別の要因だろうな・・・」
ガーヴのセリフに、その場に居るものは頷いてはいるが、何か納得できてない表情を浮かべていた。


「また、何時ぞやの様に異界の魔王とかが、来るんじゃねえだろうな」
ヴァルの呟きに、みな遠い目をしてしまった・・・それにしても呪われてるのでは思うほど、トラブルの多い世界である・・・

<続>

―あとがき―

始まりました。

フレイ:うむ

しょっぱなから説明だらけです。

フレイ:神の狂気の説明だが、あれはお前の神に対する考え方なのだろう?

そう、さらに言うと神は何もしないもの、どんなに泣こうがわめこうが手なんか差し伸べないで、ただ見てるだけの存在。
そのくせ、やたらと裁きたがる奴、私の中で一番強く認識してるのはこれなんだけどね。

フレイ:おまえ・・・結構たち悪いな;;

ま、いいでしょ。
これも気長に書いてくと思うし。

フレイ:まあ、気楽に付き合ってやってくれ。


ではこの辺で、よろしくです。

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10716Re:――竜の見る夢―― 第一章Yuppy 2002/10/18 13:43:39
記事番号10715へのコメント


>――竜の見る夢―― 第一章
ぱちぱちぱち(拍手)
>悩みこんでしまった竜王二人に、フィリアはおろおろと他に二人を見るが、ヴァルもガーヴも出されたお茶を呑気に飲んでるだけで、別段慌てた様子は無かった。
が、ガーヴ……あんた、いたんだ(かなり失礼)。
ごめんなさいです。(↑魔族ファンの言うセリフじゃねぇし)
>神の狂気ってのは、簡単に言うと言葉通りなんだが・・・そこの二人にも地竜王にある破壊の衝動の事だ。
>世間一般的には、神ってのは慈悲と慈愛をもったものと思われがちだが、実際は違う事をガーヴ様も知ってるだろ?」
>「神魔戦争にしたって、神のそういった破壊衝動を昇華させるために、行われたようなとこもあるからな。
へぇ。設定が細かいです。尊敬。
>「で、神の狂気は、この破壊衝動が昇華せず残り続けるとやがてそれらは、近くに居るものに伝播する事を言う」
>「私に仕えるゴールドドラゴンの、エンシェントドラゴンへの暴挙も、私の中の狂気があの者たちに移った為でもあろう。
>特にあの頃はアクアを失い、まともな状態ではなかったから、余計周りへの影響は酷かったのだろう」
へぇ(以下省略)
>「また、何時ぞやの様に異界の魔王とかが、来るんじゃねえだろうな」
今度は白霧かっ!?それとも蒼穹の王かっ!?(待て)
って決め付けてどうするよ私。
>ヴァルの呟きに、みな遠い目をしてしまった・・・それにしても呪われてるのでは思うほど、トラブルの多い世界である・・・
闇を撒くものは来るはL様は降臨するはフィブは滅ぶは(をい)……
>
>フレイ:神の狂気の説明だが、あれはお前の神に対する考え方なのだろう?
>
>そう、さらに言うと神は何もしないもの、どんなに泣こうがわめこうが手なんか差し伸べないで、ただ見てるだけの存在。
>そのくせ、やたらと裁きたがる奴、私の中で一番強く認識してるのはこれなんだけどね。
私も似たような(ていうかほとんど同じ)認識の仕方してます。
>フレイ:まあ、気楽に付き合ってやってくれ。
>
>
>ではこの辺で、よろしくです。
はいです。頑張ってください。

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10723Re:――竜の見る夢―― 第一章キツネノテブクロ 2002/10/18 17:57:39
記事番号10716へのコメント

>>――竜の見る夢―― 第一章
>ぱちぱちぱち(拍手)
>>悩みこんでしまった竜王二人に、フィリアはおろおろと他に二人を見るが、ヴァルもガーヴも出されたお茶を呑気に飲んでるだけで、別段慌てた様子は無かった。
>が、ガーヴ……あんた、いたんだ(かなり失礼)。
>ごめんなさいです。(↑魔族ファンの言うセリフじゃねぇし)
何気にいました・・・っつうより、魔族にお茶出す天竜王も相当な天然入ってる気が(滝汗)
まだ出てないですが、一番天然入った神は地竜王にしようかと・・・

>>神の狂気ってのは、簡単に言うと言葉通りなんだが・・・そこの二人にも地竜王にある破壊の衝動の事だ。
>>世間一般的には、神ってのは慈悲と慈愛をもったものと思われがちだが、実際は違う事をガーヴ様も知ってるだろ?」
>>「神魔戦争にしたって、神のそういった破壊衝動を昇華させるために、行われたようなとこもあるからな。
>へぇ。設定が細かいです。尊敬。
私も結構、設定魔なとこがあるので(^^;
使わないような設定とかもつい考えてたりする事が・・・

>>「で、神の狂気は、この破壊衝動が昇華せず残り続けるとやがてそれらは、近くに居るものに伝播する事を言う」
>>「私に仕えるゴールドドラゴンの、エンシェントドラゴンへの暴挙も、私の中の狂気があの者たちに移った為でもあろう。
>>特にあの頃はアクアを失い、まともな状態ではなかったから、余計周りへの影響は酷かったのだろう」
>へぇ(以下省略)
>>「また、何時ぞやの様に異界の魔王とかが、来るんじゃねえだろうな」
>今度は白霧かっ!?それとも蒼穹の王かっ!?(待て)
>って決め付けてどうするよ私。
白霧が来たら一番にラダ氏のとこに行くでしょうね(笑)
蒼穹の王・・・今の所出る予定は無いですね・・・多分。

>>ヴァルの呟きに、みな遠い目をしてしまった・・・それにしても呪われてるのでは思うほど、トラブルの多い世界である・・・
>闇を撒くものは来るはL様は降臨するはフィブは滅ぶは(をい)……
そうですね・・・L様降臨は寿命が縮む思いをする方多いでしょうし。

>>そう、さらに言うと神は何もしないもの、どんなに泣こうがわめこうが手なんか差し伸べないで、ただ見てるだけの存在。
>>そのくせ、やたらと裁きたがる奴、私の中で一番強く認識してるのはこれなんだけどね。
>私も似たような(ていうかほとんど同じ)認識の仕方してます。
ちょっとホッとしました。
信仰の深い方だと喧嘩売ってるようなセリフですので・・・

>>ではこの辺で、よろしくです。
>はいです。頑張ってください。
有難う御座います。
Yuppy様も無理せず頑張ってください。

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10737――竜の見る夢―― 第ニ章キツネノテブクロ 2002/10/19 14:31:47
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第ニ章





翌朝、清々しい朝なのだが・・・

「ヴァルちゃんおはよ〜ん♪」

昨日は会わなかったが、この神殿にはヴァルの叔父が神官修行に来ていた。
で、朝一番に顔を会わせた時にこの挨拶をされ、ヴァルは思わずその場でひっくりこけてしまった。
「ちゃん付けはやめろ(怒)」
怒気もあらわに睨みつけてくるのを、飄々とかわしながら・・・
「いやん怖い顔、怒っちゃやーよ(涙)」

ずべええええっ!

しな作っていやいやしながら、潤んだ目でヴァルを見るその姿に違和感はゼロ。
そのせいか、周りで見ていたガーヴとフィリアが盛大にすべる。
「気色悪い真似すんな!!(怒)」
「あ〜・・・ヴァル、そいつ誰?」
何とか身を起こしながらガーヴが問いかけてくる。
「・・・・・親父の弟、あれでも妻帯者。
名前はヴィシュヌ、奥さんのラクシュミは美人さんだ」
棒読みするように答えるヴァル、そのセリフに改めてヴィシュヌの方を見る。
碧にも見える黒髪に、琥珀色の目で綺麗な女性的な顔だちで、黙っていればまず間違いなく女性と間違われるだろう。
しかも声は低い。
「あれでもとは何よ〜、失礼しちゃうわね!ぷんっ!」
「・・・・ニュー●ーフ・・・」
ガーヴはつい、ぽつっと呟く。

「で、冗談はそのぐらいにしろよ」

いい加減呆れたようにヴァルが言うと、ヴィシュヌはすっと背筋を伸ばし、優雅な礼をする。
「改めて、自己紹介いたします。
古代竜族長家、アガレスの名を抱く者にてヴィシュヌと申します。
以後お見知りおきを願いたく・・・」
「え?族長家・・・」
フィリアはそう呟くとヴァルの方を見るが、別段表情を変えている様子は無い。
「ま、今は神官修行のためこちらの天竜王様の下におりますが、いずれ神官として戻る事になりますが」
そう言ってふっと笑う。
「朝食の用意は出来ております、案内いたします。




「意外そうですね、巫女殿」
ヴィシュヌは微笑みながらフィリアに話しかける。
「いえ・・・・」
フィリアは食後のお茶を飲みながら、返事を返す。
「ところで・・・ヴァルちゃ〜ん♪
この可愛い巫女さんは彼女かなあ〜?」

ぶぴっ!

その言葉に思わず口に含んでいたお茶を噴出す。
「げほげほっ・・・ったく(怒)親父たちみたいなこと言うな(怒)」
「おぉぉぉ違ったのか、俺はてっきりあの姉ちゃんはお前の恋人かと思ったのに」

ごんっ!

ガーヴのセリフに今度はテーブルに突っ伏すヴァル、フィリアの方は顔を真っ赤にして何か言ってるが、言葉になっていない。
「・・・からかわれとるのお・・・」
それを見ていたフレイはぽつっと呟いていた。




食事の後、別室に移ってヴァルはヴィシュヌと話をしていた。
「親父たちとは連絡とってるのか?」
「いや・・・私がここに居るのさえも、気に入らぬと思ってる奴らもいるしな」
苦笑しながらヴィシュヌは言う、実際ここに来る際に嫌がらせを言われたり、されたりしたものだった。
それは殆どやっかみから来るものではあったが・・・
「気を使ってるな、今の俺の置かれてる状況も知らないんだろ?」
「・・・何かあったのか?」
「まあな、けど知らないなら知らない方がいい」
そう言葉にするヴァルの表情は寂しげでさえある、その様子にヴィシュヌは一瞬眉を寄せたが、すぐに表情を緩め柔らかい笑みを浮かべる。
小さい頃のヴァルしか知らない自分が、今の事で何かを言えるわけではない、それでも・・・
「ヴァル、何時でも頼っていいぞ・・・私はお前の味方だからな・・・」
一瞬きょとんとした表情を見せたが、すぐに嬉しそうにヴァルは頷いた。

――何時までも子供のままでいるわけがないか・・・

記憶の中のヴァルはまだ小さく、親の庇護を必要とするような弱い存在だった。
それがいつの間にか大きくなり、最早大人達の手を必要としなくなっている、それが妙に淋しいと感じてしまう。

――お前の背負うものが何であれ、私たちはお前の支えになってやりたいんだよ・・・

言葉にはしない、言葉にする事も無い・・・・しなくても伝わっていると信じているから、とヴィシュヌは思う。
自分達は最後まで彼を守れなかった、一緒にいてやれなかった、だからこそそこに居てやる事しか出来ないだろうし、見守る事しか出来ないだろうことを自覚していた。



――お前は希望か・・・それとも・・・

<続>

―あとがき―

ヴァルの叔父ちゃんええ味出してます( ̄ー ̄

ヴァル:なんだあのキャラクターは(汗)

いいでしょ、書いてて面白かったし。

ヴァル:見た目が女にしか見えなくて、声は思いっきり男なんだよな?
それじゃまるでニ●ーハーフ・・・

ごすっ!(通りすがりの神官さんが錫杖で殴った音)

・・・・いまのは?(滝汗)
ヴァル・・・生きてるか〜?(汗)

ヴァル:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(黙)

・・・・えーと、この辺で。
次もよろしくです(^^;

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10753せ、戦闘不能です……(待て)Yuppy 2002/10/19 19:17:18
記事番号10737へのコメント


>――竜の見る夢―― 第ニ章
ぱちぱちぱちぱちぱちぱち〜(拍手)
>>翌朝、清々しい朝なのだが・・・
>
>「ヴァルちゃんおはよ〜ん♪」
ずるっ(滑った音)
>
>昨日は会わなかったが、この神殿にはヴァルの叔父が神官修行に来ていた。
叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父…………叔父がこういう口調…………はぅっ(卒倒)
>で、朝一番に顔を会わせた時にこの挨拶をされ、ヴァルは思わずその場でひっくりこけてしまった。
(復活)私もこけ(滑り)ました。
>「ちゃん付けはやめろ(怒)」
>怒気もあらわに睨みつけてくるのを、飄々とかわしながら・・・
>「いやん怖い顔、怒っちゃやーよ(涙)」
>
>ずべええええっ!
するずるずるっ(更に滑った音)
>
>しな作っていやいやしながら、潤んだ目でヴァルを見るその姿に違和感はゼロ。
しな……しな……………………はぅ……(戦闘不能)←をい
>「・・・・・親父の弟、あれでも妻帯者。
(フェニックスの羽で復活)奥さんが…………いるんだぁ…………ははは(汗)
>「あれでもとは何よ〜、失礼しちゃうわね!ぷんっ!」
>「・・・・ニュー●ーフ・・・」
はぅっ……(戦闘不能)
>古代竜族長家、アガレスの名を抱く者にてヴィシュヌと申します。
>以後お見知りおきを願いたく・・・」
>「え?族長家・・・」
(ファイナルアタック:フェニックスで復活)族長の家だったんですか。ヴァルの家は。
>この可愛い巫女さんは彼女かなあ〜?」
>「げほげほっ・・・ったく(怒)親父たちみたいなこと言うな(怒)」
>「おぉぉぉ違ったのか、俺はてっきりあの姉ちゃんはお前の恋人かと思ったのに」
>
>ごんっ!
えっ!?違うのっ!?(かなり待て)
>
><続>
>
>―あとがき―
>
>ヴァルの叔父ちゃんええ味出してます( ̄ー ̄
ある意味すごくいい味で……す………………ね………………(戦闘不能)←いい加減にしろ私。
>
>ヴァル:なんだあのキャラクターは(汗)
>
>いいでしょ、書いてて面白かったし。
>
>ヴァル:見た目が女にしか見えなくて、声は思いっきり男なんだよな?
>それじゃまるでニ●ーハーフ・・・
(アレイズすら効かない)←だから待て
>
>ごすっ!(通りすがりの神官さんが錫杖で殴った音)
>
>・・・・いまのは?(滝汗)
>ヴァル・・・生きてるか〜?(汗)
>
>ヴァル:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(黙)
(なんとか復活)あああっ!!ヴァルがぁぁぁっ!!!
>
>・・・・えーと、この辺で。
>次もよろしくです(^^;
はいです。頑張ってください。

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10768Re:せ、戦闘不能です……(待て)キツネノテブクロ 2002/10/20 14:18:44
記事番号10753へのコメント

>>――竜の見る夢―― 第ニ章
>ぱちぱちぱちぱちぱちぱち〜(拍手)
>>>翌朝、清々しい朝なのだが・・・
>>
>>「ヴァルちゃんおはよ〜ん♪」
>ずるっ(滑った音)
>>昨日は会わなかったが、この神殿にはヴァルの叔父が神官修行に来ていた。
>叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父叔父…………叔父がこういう口調…………はぅっ(卒倒)
大丈夫ですか!?
>>で、朝一番に顔を会わせた時にこの挨拶をされ、ヴァルは思わずその場でひっくりこけてしまった。
>(復活)私もこけ(滑り)ました。
ヴァルのキャラ知ってる方には、この挨拶はこけますよね?(何故疑問系?)
>>「ちゃん付けはやめろ(怒)」
>>怒気もあらわに睨みつけてくるのを、飄々とかわしながら・・・
>>「いやん怖い顔、怒っちゃやーよ(涙)」
>>ずべええええっ!
>するずるずるっ(更に滑った音)
>>しな作っていやいやしながら、潤んだ目でヴァルを見るその姿に違和感はゼロ。
>しな……しな……………………はぅ……(戦闘不能)←をい
ああああ、大丈夫ですかああ!!!??
アレイズは何処だっけ・・・?
>>「・・・・・親父の弟、あれでも妻帯者。
>(フェニックスの羽で復活)奥さんが…………いるんだぁ…………ははは(汗)
何故かいるんです(汗)
>>「あれでもとは何よ〜、失礼しちゃうわね!ぷんっ!」
>>「・・・・ニュー●ーフ・・・」
>はぅっ……(戦闘不能)
>>古代竜族長家、アガレスの名を抱く者にてヴィシュヌと申します。
>>以後お見知りおきを願いたく・・・」
>>「え?族長家・・・」
>(ファイナルアタック:フェニックスで復活)族長の家だったんですか。ヴァルの家は。
何とか復活されたんですね(ほっ)、一応族長家にしてみました。
>>この可愛い巫女さんは彼女かなあ〜?」
>>「げほげほっ・・・ったく(怒)親父たちみたいなこと言うな(怒)」
>>「おぉぉぉ違ったのか、俺はてっきりあの姉ちゃんはお前の恋人かと思ったのに」
>>
>>ごんっ!
>えっ!?違うのっ!?(かなり待て)
いや、この二人鈍そうですし(^^;
さり気にらぶらぶな気が、しないでもないんですがねえ・・・
>>―あとがき―
>>
>>ヴァルの叔父ちゃんええ味出してます( ̄ー ̄
>ある意味すごくいい味で……す………………ね………………(戦闘不能)←いい加減にしろ私。
いい味出しすぎです(遠い目)
>>ヴァル:なんだあのキャラクターは(汗)
>>
>>いいでしょ、書いてて面白かったし。
>>
>>ヴァル:見た目が女にしか見えなくて、声は思いっきり男なんだよな?
>>それじゃまるでニ●ーハーフ・・・
>(アレイズすら効かない)←だから待て
ザオリクかけなきゃ(byドラ●エ)
>>ごすっ!(通りすがりの神官さんが錫杖で殴った音)
>>
>>・・・・いまのは?(滝汗)
>>ヴァル・・・生きてるか〜?(汗)
>>
>>ヴァル:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(黙)
>(なんとか復活)あああっ!!ヴァルがぁぁぁっ!!!
ヴァル:何とか生きてるよ。
>>・・・・えーと、この辺で。
>>次もよろしくです(^^;
>はいです。頑張ってください。
ありがとうございます。

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10767――竜の見る夢―― 第三章キツネノテブクロ 2002/10/20 14:06:38
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第三章





天竜王は地竜王と連絡を取り、蒼穹の宮殿へと呼び寄せた。
「竜王が全てここに来るとはな・・・」
「うむ・・・本当は地竜王と話してると疲れるのだがな・・・・」
フレイと天竜王の二人は、何故か既に疲れた表情を浮かべている、それをみて不思議そうな顔をしているのは、ヴァルとフィリア。
ガーヴとヴィシュヌの二人は苦笑している、この二人は地竜王の事を知っているため、竜王たちの疲れた表情の意味を知ったいた。

「天ちゃん、火ぃちゃん、ひさしぶりん♪♪」

無意味に明るい声がして入ってきたのは、ブロンドに近いライトブラウンの髪にグレーの瞳の少女。
「ランゴート・・・」
「もう、天ちゃんってば、ランちゃんて呼んでv」

ずるる・・・

その場の何人かがソファーからずり落ちる。
「地竜王久しいな;;」
何とかずり落ちずにいたフレイが声をかける。
「火ぃちゃん、お久しぶりね。
アクア見つかった?」
「いや・・・なかなか見つからないものだ、それに最近は色々と有ったしな」
そういうとため息をつくフレイ。
ヴァルはと言えば、金色の魔王が何も言っていない事に気がつく。

――水竜王のことは黙ったままか・・・今はそれが良いかも知れねえな・・・

それで無くとも不安定な神に、これ以上暴走するかもしれないような要因を、増やす必要は無いだろう。
「本題に入るぞ、地竜王。
連絡を取るときに聞いたが、お前も夢を見たのだな?」
「そーよ。
そのことで神託降ろそうかとも思ったけど、意味不明になりそうだから止めた」
竜王たちは同じ判断を下したらしい。
異界の魔王が来るならまだ解りやすい方だろう、だが今回の事は魔の気配が感じられないのだ。
「おい、ヴァル。
まだダークスターの欠片とかはねえだろうな?」
ガーヴがヴァルに訊くがヴァルは首を振って否定する、この世界にだけでなく、ダークスターが本来いた世界にも気配は無く、あるとすれば残留思念ぐらいだろう。
「そうか」


沈黙が落ちたまま暫しの時が流れる。
「外行って気分転換してくる」
そう言って席を立ったのはヴァル、それを見送って何か思うことでもあったのか、天竜王が後に続く。
「・・・ヴァルちゃん、下に落ちなきゃいいけど・・・心配ね」
頬に軽く手をやって、ため息なんぞ突いて見せるのはヴィシュヌ、妙に色っぽいその仕草に固まるもの数名(笑)(一応他にも何人か神官達がいる)
とにかく声さえ覗けば、まるで女性のような容姿をしているので、全く違和感が無い。

――結構反応が面白いなこいつら・・・

等とヴィシュヌが思ってることなど、その場の者には解らなかったりするが。





蒼穹の宮殿は島一つ浮かべたようなもので、神殿の外に出れば普通に大地がある。
何よりこの浮遊島には天竜王の張った結界があるため、簡単には中に入れないようになっている、一応は。
「雲が下に見えるな」
「そうだな」
いつの間にか後ろに来ていた天竜王を軽く一瞥し、ヴァルは雲の海を眺める。
雲の切れ間から覗くのは、緑の大地と青い海。
「ここに来てから思ったんだけどよ、フレイのオッサンの神殿は部屋なんて殆ど無いけど・・・」
「ああ、それな、あいつが方向音痴なのは知ってるな」
「ああ」
答えたヴァルの顔がひくついている、今までそれのせいでとんでもない所に出たこともあったため、今では絶対にフレイに地図を持たせる事はしていないし、歩かせもしない。
下手に迷われては大変でしょうがない。
「あいつな、最初はここと似たような造りの神殿に住んでたんだけどな・・・・自分の神殿なのに迷子になってな・・・」
天竜王が遠い目していると、見ていなくても何と無く解ってしまう。
「それで、とことんシンプルな造りに建替えたんだ。
流石にあれは水竜王も呆れていたらしい・・・」
「神が方向音痴・・・・良いのかそれで」
呆れたように呟く。

「ま、こんなことを話しに来たのではない」

表情の変わった天竜王に、訝しげにヴァルは見る。
「・・・」
「大体のことは火竜王から聞いているが、いまいち納得できない事がある。
異界のもが集めた魂の中に、水竜王のものは無かったのか?」
一番無防備な神の魂を見逃すはずが無い、天竜王の表情はそう言っている様でもある。
「・・・」
ヴァルはただ、静かな表情のまま天竜王を見ていたが、すっと視線をそらす。
「それは知るのは金色の王だけだ・・・」
それだけ言うと踵を返し、ヴァルは神殿へと戻った。
天竜王は暫くその後姿を見送っていたが、何か釈然としないまでも、触れてはならない事なのだと、無理に納得する事にした。


――希望・・・絶望・・・どちらだろう?


<続>

―あとがき―

地竜王登場。

ヴァル:方向音痴な神・・・・

自分の神殿ですら迷う方、それが私の書く火竜王。
ま、それはおいといて。

ヴァル:フレイのオッサン霞んでるぞ、早くも・・・

何とかせねば(−ー;
ヴィシュヌや地竜王見たいなキャラ出すと、地味なキャラは霞むから・・・って、フレイは地味キャラか?

ヴァル:さあな・・・

ま、いいや。
このへんで、失礼。

ヴァル:次もよろしくな。

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10783りゅ・・・・竜王様・・・って。猫楽者 E-mail 2002/10/21 01:23:41
記事番号10767へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん。
お元気ですか、猫楽者です。

続き♪お待ちしておりました。

>「天ちゃん、火ぃちゃん、ひさしぶりん♪♪」
>
>無意味に明るい声がして入ってきたのは、ブロンドに近いライトブラウンの髪にグレーの瞳の少女。
>「ランゴート・・・」
>「もう、天ちゃんってば、ランちゃんて呼んでv」
>
>ずるる・・・
>
>その場の何人かがソファーからずり落ちる。

・・・・・あの・・・地・・・地竜王さん・・・・ですよね(汗)
世界を支えている、大地を司っておられる・・・偉大な竜王様ですよね(滝汗)
ま・・・・まあ・・神様が美人ではいけない、というわけでもありませんからね。
美少女で、とても明るい性格の方が地竜王様とは、とても驚きました。
しかも・・・・『天ちゃん』・・・『火ぃちゃん』・・ですか(滝汗X10)

>「火ぃちゃん、お久しぶりね。
>アクア見つかった?」
>「いや・・・なかなか見つからないものだ、それに最近は色々と有ったしな」
>そういうとため息をつくフレイ。
>ヴァルはと言えば、金色の魔王が何も言っていない事に気がつく。
>
>――水竜王のことは黙ったままか・・・今はそれが良いかも知れねえな・・・
>
>それで無くとも不安定な神に、これ以上暴走するかもしれないような要因を、増やす必要は無いだろう。

エル様は、もう少し時間が経ってからお伝えすることにしたのですね。

>「本題に入るぞ、地竜王。
>連絡を取るときに聞いたが、お前も夢を見たのだな?」
>「そーよ。
>そのことで神託降ろそうかとも思ったけど、意味不明になりそうだから止めた」
>竜王たちは同じ判断を下したらしい。

『赤の世界』の三人の竜王様方が、全て同じ『夢』を見たのですね。
もし、この『夢』が見せられたものだとしたら・・・・・。
今度のお相手の方も、恐ろしいほどの『力』を、持っていそうですね。

>「・・・ヴァルちゃん、下に落ちなきゃいいけど・・・心配ね」
>頬に軽く手をやって、ため息なんぞ突いて見せるのはヴィシュヌ、妙に色っぽいその仕草に固まるもの数名(笑)(一応他にも何人か神官達がいる)
>とにかく声さえ覗けば、まるで女性のような容姿をしているので、全く違和感が無い。
>
>――結構反応が面白いなこいつら・・・
>
>等とヴィシュヌが思ってることなど、その場の者には解らなかったりするが。

・・・・え゛っ・・・・・(汗)
あ〜の〜〜。『声さえ覗けば、まるで女性のような容姿をしている』・・・って
たしか・・・『ブロンドに近いライトブラウンの髪にグレーの瞳の少女』・・だったのでは
・・・まっ・・・ましゃか・・・地竜王さま・・・そおいうご趣味が(滝汗)

>「あいつな、最初はここと似たような造りの神殿に住んでたんだけどな・・・・自分の神殿なのに迷子になってな・・・」
>天竜王が遠い目していると、見ていなくても何と無く解ってしまう。
>「それで、とことんシンプルな造りに建替えたんだ。
>流石にあれは水竜王も呆れていたらしい・・・」
>「神が方向音痴・・・・良いのかそれで」
>呆れたように呟く。

いや・・・・あんまり良くないような気が・・・・あっ、でも・・・・・・
空間を渡れば・・・物質世界の方向は、あまり関係ないから・・・きっと・・・
大丈夫なのではないでしょうか?

>「大体のことは火竜王から聞いているが、いまいち納得できない事がある。
>異界のもが集めた魂の中に、水竜王のものは無かったのか?」
>一番無防備な神の魂を見逃すはずが無い、天竜王の表情はそう言っている様でもある。
>「・・・」
>ヴァルはただ、静かな表情のまま天竜王を見ていたが、すっと視線をそらす。
>「それは知るのは金色の王だけだ・・・」
>それだけ言うと踵を返し、ヴァルは神殿へと戻った。
>天竜王は暫くその後姿を見送っていたが、何か釈然としないまでも、触れてはならない事なのだと、無理に納得する事にした。

おおおおおおおおお、流石は天竜王様ですね。
なんだか、竜王らしく威厳に満ちた、そして正確な洞察力をお持ちの方ですね。
戦闘力もフレイさんを止めようとする事が出来るほどのお方ですし。
なんだか、竜王様の中では一番苦労なさって居られそうですね。

>――希望・・・絶望・・・どちらだろう?

希望であって・・・・・欲しいですね。
『神』といえども『希望』が無くては生きて行けないのではないでしょうか。

>自分の神殿ですら迷う方、それが私の書く火竜王。

そんなフレイさんが大好きです。
暖かく、優しいお心をお持ちであるが故に、悩んで苦しんで後悔している。
フレイさんには、ぜひ幸せになって欲しいですね。

そして、『神の狂気』が、今後、どんな風に現れて来るのか。
とても気になります。


>このへんで、失礼。
>
>ヴァル:次もよろしくな。

はい、とても楽しく読ませて頂きました。
面白かったです。

続きを、お待ちしております。

一雨毎に少しずつ寒くなって参りますが、お体にお気を付けて、お元気で。

では、失礼します。

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10801Re:りゅ・・・・竜王様・・・って。キツネノテブクロ 2002/10/21 20:28:53
記事番号10783へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
こんにちは、猫楽者さま。
>続き♪お待ちしておりました。
有難う御座います。
>>「天ちゃん、火ぃちゃん、ひさしぶりん♪♪」
>>無意味に明るい声がして入ってきたのは、ブロンドに近いライトブラウンの髪にグレーの瞳の少女。
>>「ランゴート・・・」
>>「もう、天ちゃんってば、ランちゃんて呼んでv」
>>
>>ずるる・・・
>>
>>その場の何人かがソファーからずり落ちる。
>・・・・・あの・・・地・・・地竜王さん・・・・ですよね(汗)
>世界を支えている、大地を司っておられる・・・偉大な竜王様ですよね(滝汗)
>ま・・・・まあ・・神様が美人ではいけない、というわけでもありませんからね。
神様が可愛い女の子でもいいかと(^^;
>美少女で、とても明るい性格の方が地竜王様とは、とても驚きました。
>しかも・・・・『天ちゃん』・・・『火ぃちゃん』・・ですか(滝汗X10)
ははははは・・・(乾いた笑)
>>――水竜王のことは黙ったままか・・・今はそれが良いかも知れねえな・・・
>>
>>それで無くとも不安定な神に、これ以上暴走するかもしれないような要因を、増やす必要は無いだろう。
>エル様は、もう少し時間が経ってからお伝えすることにしたのですね。
今は様子見の状態ですね。
>>「本題に入るぞ、地竜王。
>>連絡を取るときに聞いたが、お前も夢を見たのだな?」
>>「そーよ。
>>そのことで神託降ろそうかとも思ったけど、意味不明になりそうだから止めた」
>>竜王たちは同じ判断を下したらしい。
>『赤の世界』の三人の竜王様方が、全て同じ『夢』を見たのですね。
>もし、この『夢』が見せられたものだとしたら・・・・・。
>今度のお相手の方も、恐ろしいほどの『力』を、持っていそうですね。
今度の相手も面倒かも知れないです。
今回は色んな『力』が出てきそうです。
>>「・・・ヴァルちゃん、下に落ちなきゃいいけど・・・心配ね」
>>頬に軽く手をやって、ため息なんぞ突いて見せるのはヴィシュヌ、妙に色っぽいその仕草に固まるもの数名(笑)(一応他にも何人か神官達がいる)
>>とにかく声さえ覗けば、まるで女性のような容姿をしているので、全く違和感が無い。
>>
>>――結構反応が面白いなこいつら・・・
>>
>>等とヴィシュヌが思ってることなど、その場の者には解らなかったりするが。
>・・・・え゛っ・・・・・(汗)
>あ〜の〜〜。『声さえ覗けば、まるで女性のような容姿をしている』・・・って
>たしか・・・『ブロンドに近いライトブラウンの髪にグレーの瞳の少女』・・だったのでは
いえ、地竜王さんではなくて、ヴィシュヌ(ヴァルの叔父)が、周りの方達からかって、女の仕草をしてるんです。(苦笑)
>・・・まっ・・・ましゃか・・・地竜王さま・・・そおいうご趣味が(滝汗)
地竜王さんにはそういう趣味は無いです(^^;
>>「あいつな、最初はここと似たような造りの神殿に住んでたんだけどな・・・・自分の神殿なのに迷子になってな・・・」
>>天竜王が遠い目していると、見ていなくても何と無く解ってしまう。
>>「それで、とことんシンプルな造りに建替えたんだ。
>>流石にあれは水竜王も呆れていたらしい・・・」
>>「神が方向音痴・・・・良いのかそれで」
>>呆れたように呟く。
>いや・・・・あんまり良くないような気が・・・・あっ、でも・・・・・・
>空間を渡れば・・・物質世界の方向は、あまり関係ないから・・・きっと・・・
>大丈夫なのではないでしょうか?
流石に方向音痴は褒められませんけど;;
確かに空間を渡れば問題は無いですね。
>>「大体のことは火竜王から聞いているが、いまいち納得できない事がある。
>>異界のもが集めた魂の中に、水竜王のものは無かったのか?」
>>一番無防備な神の魂を見逃すはずが無い、天竜王の表情はそう言っている様でもある。
>>「・・・」
>>ヴァルはただ、静かな表情のまま天竜王を見ていたが、すっと視線をそらす。
>>「それは知るのは金色の王だけだ・・・」
>>それだけ言うと踵を返し、ヴァルは神殿へと戻った。
>>天竜王は暫くその後姿を見送っていたが、何か釈然としないまでも、触れてはならない事なのだと、無理に納得する事にした。
>おおおおおおおおお、流石は天竜王様ですね。
>なんだか、竜王らしく威厳に満ちた、そして正確な洞察力をお持ちの方ですね。
>戦闘力もフレイさんを止めようとする事が出来るほどのお方ですし。
>なんだか、竜王様の中では一番苦労なさって居られそうですね。
苦労人ですね、天竜王さんは・・・
フレイが狂ったら彼が殺します、そういう約束を交わしてます。
>>――希望・・・絶望・・・どちらだろう?
>希望であって・・・・・欲しいですね。
>『神』といえども『希望』が無くては生きて行けないのではないでしょうか。
この希望と絶望はヴァルのことを差してます。
天竜王はヴァルの待つ力が不安なんです、希望であって欲しいですが・・・
>>自分の神殿ですら迷う方、それが私の書く火竜王。
>そんなフレイさんが大好きです。
>暖かく、優しいお心をお持ちであるが故に、悩んで苦しんで後悔している。
>フレイさんには、ぜひ幸せになって欲しいですね。
フレイは幸せになって欲しいです。
フレイは縛られてますので、アクアの言葉に・・・
>そして、『神の狂気』が、今後、どんな風に現れて来るのか。
>とても気になります。
神の狂気が現れるときは、もしかしたら救いの無い時かもしれないです。
>>このへんで、失礼。
>>
>>ヴァル:次もよろしくな。
>はい、とても楽しく読ませて頂きました。
>面白かったです。
有難う御座います。
>続きを、お待ちしております。
>一雨毎に少しずつ寒くなって参りますが、お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。
猫楽者さまも体にお気をつけ下さい。
失礼します。

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10800――竜の見る夢―― 第四章キツネノテブクロ 2002/10/21 18:30:12
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第四章





天竜王は別室にフレイと地竜王を呼び、三者だけで話し合いをもった。
「夢の事は神官たちに調べさせよう、何かの兆候が現れればすぐに知らせるようには言っておいて。
で、ヴラバザードよ・・・あの古代竜のことだが・・・」
「ヴァルがどうかしたか?」
フレイは訝しげな表情を見せ、天竜王のほうを見る。
「お前はあの者の言葉を全て鵜呑みにしているのか?」
「・・・ふっ、アクアの事か?
神と魔の魂を集めていた者たちの所に、水竜王の魂があったかどうか・・・その行方を何も話さないのは何故か。
であろう?」
「うむ・・・」
天竜王は険しい表情を浮かべているが、フレイの方は穏やかな微笑を浮かべている。
その二人の様子を地竜王は黙ってみている、今自分が何かを言うべきではないと知っているため。
「あの者なりの気遣いだ、本当にあったとしても伝えられるものでもなかろう?
もし、あったとしたら、私は自分の手でアクアを殺していた可能性さえある・・・不器用な男だが、優しい男なのだ」
「何故そこまで信じられる?
我には解らぬ、あの者がしてきて事を思えば・・・」
そこまで言って天竜王ははっとする、フレイの浮かべる表情に言葉が続かない。
寂しげで今にも泣き出しそうな・・・・それでも無理に微笑を浮かべているその表情に・・・
「そうさせたのは、私にも責がある・・・」
「・・・すまぬ・・・だがなヴラバザード、あの者の力は危険ではないのか?」
「力に善悪は無い、それをふるう者の心次第。
私は今のヴァルなら大丈夫だと思っている」
「・・・我はそこまで信頼できぬ、だが無理に何かを仕掛けようとも思わぬ。
今はただ、見守るとしよう・・・」
そう言うと、天竜王は軽くため息を吐く。

――どの道、我らの力では抑えられぬしな・・・・




何故かゼロスがいた、しかも半透明になって・・・
「・・・ゼロス、何してるんだ?」
脱力したようにヴァルが問いかけると、うつろな表情でゼロスがゆっくりと向き直る。
「ああ、ヴァルガーヴさん・・・お元気でした?」
声に抑揚がない、と言うより目の焦点が合ってない。
ゼロスのその様子に、ヴァルは半目になってヴィシュヌの方に向くと、何処と無く疲れたような調子で・・・
「よかったな、手のいい玩具がいて」
「面白いネエ、魔族ってv
一番反応が面白かったよvv」
両手で握りこぶしつくって、それを口元に持っていきにっこり微笑んで見せる。
そのままゼロスの方に向きウインクをする、それを見たゼロスは顔を引きつらせ、さらにすーと色が薄くなっていく。
一体どんな目に合わされたのか・・・
「・・・ゼロス、何しにきたんだ?」
そのままにしておくと、自然に滅びそうな気がしながらも、用もないのにこの獣神官が姿を見せるわけがない。
助け舟を出す気は無いが、一応聞くことだけ聞いてから滅びてもらおうと、そう思って問いかけてみる。
「ああそうでした、皆さんに伝えなきゃいけない事があったんでした」





「ねえ、火ぃちゃんはあの子が怖くないの?」
地竜王はフレイに訊く、先程会った時にプレッシャーを感じ、それに恐怖を抱いた。
それは天竜王も同じだったらしく、問いかけるような視線をフレイに向ける。
「怖い?
いや、なぜ怖いなどと・・・」
フレイは不思議そうに二人を見返す、その表情を見て天竜王も地竜王も、ヴァルに対してフレイが何の恐怖も抱いていない事が解る。
「ヴラバザードは普段から一緒の行動している、それゆえ感じないかも知れぬが・・・」
「あの子から物凄いプレッシャーを感じるの、私達より強い力を持つあの子が危険だと感じさせるの」
その二人の言葉に、険しい表情を見せるフレイ。
彼らの言い分から推察すると、次に出てくる言葉は、良くてヴァルの封印か・・・・・・悪ければ死・・・・
「ヴラバザードよ、汝があの者に肩入れしているのは知っている、だがあのままにしておくのは・・・」

「天竜王、地竜王・・・・・・お前たちがかつての、私と同じ愚を犯すのか?」

フレイの悲しげな声に、二人共に言葉に詰まる。
「危険だからという理由で、あの者を殺すなど言うのでは無いだろうな」
哀しさと寂しさと、そして自嘲的な表情を浮かべた顔を、フレイは二人に見えぬようふせる。

「ヴラバザード・・・・・・あの者は希望か?
・・・・・それとも絶望か?・・・・・・・あの者がこの世界の害にならぬと断定できるか?」
もし、この時フレイが天竜王を真っ直ぐ見ていたなら、その瞳に僅かに宿る狂気を、見ることが出来ただろう・・・
その狂気がゆっくりと広がっていく事を、止める事もまた・・・・



――狂気もまた真実・・・・・




<続>

―あとがき―

ゼロスが不幸。

ヴァル:ホントにな

何人かのプロフィールみたいなの載せます。

■ヴィシュヌ
[本名]
ヴィシュヌ=アガレス
[種族]
古代竜
[性別]

[年齢]

[容姿]
翠に見える黒髪
琥珀色の目
[武器]
錫杖
[備考]
ヴァルの叔父、シヴァ(ヴァルの親父)の弟。
おネエ言葉を使って人をからかう癖がある(^^;

■天ちゃん(笑)(←地竜王曰く)
[本名]
バールウィン
[種族]

[性別]
♂(一応)
[年齢]

[容姿]

[武器]

[備考]
天竜王、神様です。
苦労人(T▽T)

■ランちゃん(自称)
[本名]
ランゴート
[種族]

[性別]
♀(一応)
[年齢]

[容姿]
ライトブラウンの髪
グレー目
[武器]

[備考]
地竜王、すっとぼけな神様・・・。



とりあえずこれだけかな、今のとこ。
そう言えば天竜王って容姿とか決めてなかった・・・そのうち決めます。

ヴァル:おい(汗)

じゃあこの辺で。

ヴァル:次もよろしくな。

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10814天・・・・天竜王さま・・・・・。猫楽者 E-mail 2002/10/22 20:10:14
記事番号10800へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん。
お元気ですか、猫楽者です。

ごめんなさい。
すみませんでした。
ヴィシュヌさんと地竜王さんを間違えてしまいました(泣)
大変失礼致しました。申し訳ありません。
とんでもない勘違いを、本当にすみませんでした。

あの・・・・・大変な失礼をしてしまいまして・・・・・何なのですが・・・。
自分のことを、『さま』と呼んで頂けるのは、大変ありがたい事なのですが
出来ましたなら・・・呼び捨てか、「さん」として頂けると嬉しいなあと思っております。
(我ままな事を言ってしまいまして、申し訳ありません)

続き♪お待ちして居りました♪
1日に1話づつ、お話を投稿なさっていますね。
すごいですね。


>天竜王は別室にフレイと地竜王を呼び、三者だけで話し合いをもった。
>「夢の事は神官たちに調べさせよう、何かの兆候が現れればすぐに知らせるようには言っておいて。

『赤の世界』の神族を代表する、3人の竜王が話し合う程の、『夢』・・・・・・。
今後、どんなことがおこるのでしょうか。

>「あの者なりの気遣いだ、本当にあったとしても伝えられるものでもなかろう?
>もし、あったとしたら、私は自分の手でアクアを殺していた可能性さえある・・・不器用な男だが、優しい男なのだ」
>「何故そこまで信じられる?
>我には解らぬ、あの者がしてきて事を思えば・・・」

『過去』は、付いて回ってしまうのでしょうか。
たしかに・・・・・『世界』に計り知れない程の影響と、消しきれない爪跡を残してしまったとは、思いますが・・・。
この世界を守護する、『神』の立場では・・・そんな風に考えてしまうのでしょうね。

>そこまで言って天竜王ははっとする、フレイの浮かべる表情に言葉が続かない。
>寂しげで今にも泣き出しそうな・・・・それでも無理に微笑を浮かべているその表情に・・・
>「そうさせたのは、私にも責がある・・・」
>「・・・すまぬ・・・だがなヴラバザード、あの者の力は危険ではないのか?」

独りの悲しみと絶望が・・・・更なる悲しみと絶望を増大させて行くのでしょうか。
亡くなってしまった方々の為にも、これ以上繰り返すことが無いと良いですね。

>「力に善悪は無い、それをふるう者の心次第。
>私は今のヴァルなら大丈夫だと思っている」

『力』・・・・前に何かの本で呼んだ事があるのですが
『力の無い正義は虚しいだけ、正義の無い力は悲劇を呼ぶだけ』、との言葉を思い出しました。

>「・・・我はそこまで信頼できぬ、だが無理に何かを仕掛けようとも思わぬ。
>今はただ、見守るとしよう・・・」
>そう言うと、天竜王は軽くため息を吐く。
>
>――どの道、我らの力では抑えられぬしな・・・・

信じて・・・・見守ってあげてください・・・天竜王さま。

>何故かゼロスがいた、しかも半透明になって・・・
>「・・・ゼロス、何してるんだ?」
>脱力したようにヴァルが問いかけると、うつろな表情でゼロスがゆっくりと向き直る。
>「ああ、ヴァルガーヴさん・・・お元気でした?」
>声に抑揚がない、と言うより目の焦点が合ってない。

わ〜い♪ゼロスさんだ〜♪
すいません、失礼しました。
自分、ゼロスさんのファンなんです、つい嬉しくて。

相変わらず、不幸が良くお似合いのゼロスさんてすね。

>ゼロスのその様子に、ヴァルは半目になってヴィシュヌの方に向くと、何処と無く疲れたような調子で・・・
>「よかったな、手のいい玩具がいて」
>「面白いネエ、魔族ってv
>一番反応が面白かったよvv」
>両手で握りこぶしつくって、それを口元に持っていきにっこり微笑んで見せる。
>そのままゼロスの方に向きウインクをする、それを見たゼロスは顔を引きつらせ、さらにすーと色が薄くなっていく。
>一体どんな目に合わされたのか・・・

・・・ヴィ・・ヴィシュヌさん・・・・・・・(汗)
獣神官であるゼロスさんが・・・・・・・・・・ここまでダメージを受けるとは。
あの・・・・いったい・・ゼロスさんに何を・・(滝汗)

>「・・・ゼロス、何しにきたんだ?」
>そのままにしておくと、自然に滅びそうな気がしながらも、用もないのにこの獣神官が姿を見せるわけがない。
>助け舟を出す気は無いが、一応聞くことだけ聞いてから滅びてもらおうと、そう思って問いかけてみる。
>「ああそうでした、皆さんに伝えなきゃいけない事があったんでした」

ヴァルさん・・・・・・なかなか良い性格をしてますね。

>「天竜王、地竜王・・・・・・お前たちがかつての、私と同じ愚を犯すのか?」
>
>フレイの悲しげな声に、二人共に言葉に詰まる。
>「危険だからという理由で、あの者を殺すなど言うのでは無いだろうな」
>哀しさと寂しさと、そして自嘲的な表情を浮かべた顔を、フレイは二人に見えぬようふせる。

天竜王さま、地竜王さま・・・『危険だから、とりあえず殺しとくか』・・・・・では、魔族と変わらないのでは。
何かあっては大変ですが・・・・『神』である、お二人も、そんな風に考えてしまうのですね。

フレイさんには、とても辛いことですね。

>「ヴラバザード・・・・・・あの者は希望か?
>・・・・・それとも絶望か?・・・・・・・あの者がこの世界の害にならぬと断定できるか?」
>もし、この時フレイが天竜王を真っ直ぐ見ていたなら、その瞳に僅かに宿る狂気を、見ることが出来ただろう・・・
>その狂気がゆっくりと広がっていく事を、止める事もまた・・・・
>
>――狂気もまた真実・・・・・

天・・・・天竜王さん・・・・・・狂気が広がってゆくのですか。
『神』でさえも狂ってしまったら・・・・・・この世界は、どうなってしまうのでしょう。

>ゼロスが不幸。
>
>ヴァル:ホントにな

はい、でも不幸な姿が、よく似合う(笑)のは、何故なのでしょうね。


>じゃあこの辺で。
>
>ヴァル:次もよろしくな。

はい、とても楽しく、そして今回は読ませて頂いて、怖かったです。
静かに狂気が広がってゆく・・・・・・・どうなってしまうのでしようか。
続きがとても気になります。

先日は、本当に失礼しました。
ごめんなさい。

寒くなって参りましたね。お体にお気を付けて、お元気で。

では、失礼します。

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10832Re:天・・・・天竜王さま・・・・・。キツネノテブクロ 2002/10/23 20:00:45
記事番号10814へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
こんにちはキツネノテブクロです。
感想有難う御座います。
>ごめんなさい。
>すみませんでした。
>ヴィシュヌさんと地竜王さんを間違えてしまいました(泣)
>大変失礼致しました。申し訳ありません。
>とんでもない勘違いを、本当にすみませんでした。
いえ気になさらないで下さい。

ヴィシュヌ:私も気にしてませんし。
>あの・・・・・大変な失礼をしてしまいまして・・・・・何なのですが・・・。
>自分のことを、『さま』と呼んで頂けるのは、大変ありがたい事なのですが
>出来ましたなら・・・呼び捨てか、「さん」として頂けると嬉しいなあと思っております。
>(我ままな事を言ってしまいまして、申し訳ありません)
では、猫楽者さんと呼ばせていただきますね。
>続き♪お待ちして居りました♪
>1日に1話づつ、お話を投稿なさっていますね。
>すごいですね。
いつまで続くか(^^;
>>天竜王は別室にフレイと地竜王を呼び、三者だけで話し合いをもった。
>>「夢の事は神官たちに調べさせよう、何かの兆候が現れればすぐに知らせるようには言っておいて。
>『赤の世界』の神族を代表する、3人の竜王が話し合う程の、『夢』・・・・・・。
>今後、どんなことがおこるのでしょうか。
ただの夢ではないですし・・・
何が起きるか解らないからこそ、不安を感じているからでしょう。
>>「あの者なりの気遣いだ、本当にあったとしても伝えられるものでもなかろう?
>>もし、あったとしたら、私は自分の手でアクアを殺していた可能性さえある・・・不器用な男だが、優しい男なのだ」
>>「何故そこまで信じられる?
>>我には解らぬ、あの者がしてきて事を思えば・・・」
>『過去』は、付いて回ってしまうのでしょうか。
>たしかに・・・・・『世界』に計り知れない程の影響と、消しきれない爪跡を残してしまったとは、思いますが・・・。
>この世界を守護する、『神』の立場では・・・そんな風に考えてしまうのでしょうね。
過去は消せないからこそ、気にするのでしょう。
彼らは神ですし・・・・神で滅ぶまで己の立場に縛られた存在なのでしょう。
>>そこまで言って天竜王ははっとする、フレイの浮かべる表情に言葉が続かない。
>>寂しげで今にも泣き出しそうな・・・・それでも無理に微笑を浮かべているその表情に・・・
>>「そうさせたのは、私にも責がある・・・」
>>「・・・すまぬ・・・だがなヴラバザード、あの者の力は危険ではないのか?」
>独りの悲しみと絶望が・・・・更なる悲しみと絶望を増大させて行くのでしょうか。
>亡くなってしまった方々の為にも、これ以上繰り返すことが無いと良いですね。
哀しみの連鎖を切ることがいつかできるといいのですが。
>>「力に善悪は無い、それをふるう者の心次第。
>>私は今のヴァルなら大丈夫だと思っている」
>『力』・・・・前に何かの本で呼んだ事があるのですが
>『力の無い正義は虚しいだけ、正義の無い力は悲劇を呼ぶだけ』、との言葉を思い出しました。
「力に善悪は無い、ふるう者の心次第」というセリフは実際の世界では、奇麗事だと思っています。
それでもフレイはヴァルの事を信じていますから、そう言えるのだと思います。
>>「・・・我はそこまで信頼できぬ、だが無理に何かを仕掛けようとも思わぬ。
>>今はただ、見守るとしよう・・・」
>>そう言うと、天竜王は軽くため息を吐く。
>>
>>――どの道、我らの力では抑えられぬしな・・・・
>
>信じて・・・・見守ってあげてください・・・天竜王さま。
この時点の天竜王と後半の天竜王とは、微妙に思考が変わってきています。
>>何故かゼロスがいた、しかも半透明になって・・・
>>「・・・ゼロス、何してるんだ?」
>>脱力したようにヴァルが問いかけると、うつろな表情でゼロスがゆっくりと向き直る。
>>「ああ、ヴァルガーヴさん・・・お元気でした?」
>>声に抑揚がない、と言うより目の焦点が合ってない。
>わ〜い♪ゼロスさんだ〜♪
>すいません、失礼しました。
>自分、ゼロスさんのファンなんです、つい嬉しくて。
ゼロスの登場ですね。
前回の『龍皇奇譚』では余り出てこなかったので、今回は多めに出せたら良いなと思ってます。
>相変わらず、不幸が良くお似合いのゼロスさんてすね。
似合うんですか;;
>>ゼロスのその様子に、ヴァルは半目になってヴィシュヌの方に向くと、何処と無く疲れたような調子で・・・
>>「よかったな、手のいい玩具がいて」
>>「面白いネエ、魔族ってv
>>一番反応が面白かったよvv」
>>両手で握りこぶしつくって、それを口元に持っていきにっこり微笑んで見せる。
>>そのままゼロスの方に向きウインクをする、それを見たゼロスは顔を引きつらせ、さらにすーと色が薄くなっていく。
>>一体どんな目に合わされたのか・・・
>・・・ヴィ・・ヴィシュヌさん・・・・・・・(汗)
>獣神官であるゼロスさんが・・・・・・・・・・ここまでダメージを受けるとは。
>あの・・・・いったい・・ゼロスさんに何を・・(滝汗)
本当に何したんでしょう?(汗)
ヴィシュヌ氏は?(滝汗)
>>「・・・ゼロス、何しにきたんだ?」
>>そのままにしておくと、自然に滅びそうな気がしながらも、用もないのにこの獣神官が姿を見せるわけがない。
>>助け舟を出す気は無いが、一応聞くことだけ聞いてから滅びてもらおうと、そう思って問いかけてみる。
>>「ああそうでした、皆さんに伝えなきゃいけない事があったんでした」
>ヴァルさん・・・・・・なかなか良い性格をしてますね。
一度死んで再生してからは、図太くなってますね、私の書くヴァルは(^^;
>>「天竜王、地竜王・・・・・・お前たちがかつての、私と同じ愚を犯すのか?」
>>
>>フレイの悲しげな声に、二人共に言葉に詰まる。
>>「危険だからという理由で、あの者を殺すなど言うのでは無いだろうな」
>>哀しさと寂しさと、そして自嘲的な表情を浮かべた顔を、フレイは二人に見えぬようふせる。
>天竜王さま、地竜王さま・・・『危険だから、とりあえず殺しとくか』・・・・・では、魔族と変わらないのでは。
>何かあっては大変ですが・・・・『神』である、お二人も、そんな風に考えてしまうのですね。
この二人、本来は危険だからという理由だけでこういった事を言ったりする様な、方達では無いのですが・・・
>フレイさんには、とても辛いことですね。
そうですね・・・。
>>「ヴラバザード・・・・・・あの者は希望か?
>>・・・・・それとも絶望か?・・・・・・・あの者がこの世界の害にならぬと断定できるか?」
>>もし、この時フレイが天竜王を真っ直ぐ見ていたなら、その瞳に僅かに宿る狂気を、見ることが出来ただろう・・・
>>その狂気がゆっくりと広がっていく事を、止める事もまた・・・・
>>
>>――狂気もまた真実・・・・・
>天・・・・天竜王さん・・・・・・狂気が広がってゆくのですか。
>『神』でさえも狂ってしまったら・・・・・・この世界は、どうなってしまうのでしょう。
神が狂う、この世界にとってどうなっていくか・・・・
自分で書いときながら怖いかもしれないです;;
>>ゼロスが不幸。
>>
>>ヴァル:ホントにな
>
>はい、でも不幸な姿が、よく似合う(笑)のは、何故なのでしょうね。
それはいつもリナ達にいぢめられてるからでしょうか?(笑)
>>じゃあこの辺で。
>>
>>ヴァル:次もよろしくな。
>はい、とても楽しく、そして今回は読ませて頂いて、怖かったです。
>静かに狂気が広がってゆく・・・・・・・どうなってしまうのでしようか。
>続きがとても気になります。
色んな狂気が出てくる予定です。
それがどういった感じで広がっていくか・・・・
>先日は、本当に失礼しました。
>ごめんなさい。
>寒くなって参りましたね。お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。
有難う御座いました、猫学者さんも体調にお気をつけ下さいませ。
失礼します。

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10809――竜の見る夢―― 第五章キツネノテブクロ 2002/10/22 13:03:21
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第五章





北の魔王の下に、艶やかな黒髪と光の加減で黒に見える銀の瞳の持った、妖艶な美女が訪れていた。
「久しぶりね、ルビーアイ。
それぞれの世界が創られる前だから、どの位会って無かったかしら?」
そう言って、口元に笑みを浮かべる。
「で、何でお前がここにいる?」
何処か呆れたような声で、北の魔王は氷の奥から訊いてくる。
「せっかちね・・・・それを言いにここへ来たのよ。
それより、周りで殺気を放ってる子達を何とかして貰えるかしら?
滅(ころ)すと貴方機嫌が悪くなるでしょ」
くすりと嘲笑って女は周りを見る、その視線にさらされた者達は背筋に冷たいものを感じる。
「あまり脅すな、白霧(デスフォッグ)」

・・・・ざわっ・・・

ルビーアイが女を白霧(デスフォッグ)と呼んだ時、その場の空気が蠢く。
そして、その場にいたのは魔王の腹心たち。
「あら、数が減ってない?」
「・・・色々あってな・・・用件を言え」
「ホントに気が短いんだから・・・・・・あたしをこの世界に召喚したバカが居るのよ。
何のために召喚したのか知らないけど、どうもあたし以外にも召喚されたのが居るみたい、それもお母様が創った世界じゃなくて、別の混沌世界から召喚したみたいなのよ」
妖艶な笑みを浮かべ、白霧はルビーアイの方を見ながら言う。
「・・・・・・・・・何か今・・・・・いっそこのままさっさと滅びたくなったぞ・・・・・・」
氷の奥で器用に遠い目しながら、ルビーアイは呟き、腹心達の方も、主の言葉に頷いている。
「何どしたの?
ルビーアイ、何遠い目してんのよ、そこの三人、何泣いて頷いてんの?(汗)」
ちょっと引きつつ、デスフォッグは一応聞いてみる・・・・で、ふと思い出す。

――そう言えばこの世界って、不幸続きだったわよね;;;

そう、この世界はとにかく不幸だった。
金色の魔王は降臨するは、異界の魔王は暴れるは、挙句の果ては神や魔の高位の存在は襲われるは・・・・
それがここ数年のこと。
「・・・・あ、えーと・・・・ねえ、ルビーアイ、白っぽい銀髪に銀の目の男の子、知らない?」
何処か哀しげな表情を浮かべて、白霧はルビーアイに問いかける。
「いや・・・・その様な者には会った事が無いと思うが・・・・」
ルビーアイは腹心達の方に視線を向けるが、腹心達も心当たりが無いらしく首を横に振る。
それを見た白霧はただ「そう・・・」とだけ呟き、しゅんとなる。
「ここにも居ないのね・・・・・玻璃・・・・」
白霧の呟きは、誰にも聞こえてはいなかった。





天竜王の神殿に来たゼロスは、白霧が北の魔王の下に来ている事と、白霧以外の何者かがこの世界に召喚されたことを告げた。
「・・・・で、それで俺達にどうしろと?」
ヴァルがいかにも嫌そうな顔をしながら、一応聞いてみる。
「はあ・・・僕に言われましても(汗)、僕はただこちらの方達に伝えるよう言われただけで・・・」
聞かれたゼロスも、困ったように、頬をぽりぽりとかきつつ言う。
「相変わらずお役所仕事だな、ゼロス」
ガーヴもジト目でゼロスを見つつぼやく。
何故か殺気が混じっていたりするが・・・・
「それより僕はもう失礼しますね。
じゃっ!」
そう言うとさっさと空間を渡って行ってしまった。
「ちっ、勘が良いな」





「獣王様、ただいま戻りました」
ゼロスが戻ってくると、獣王は白霧と海王と一緒に優雅にティータイム中だった。
「ご苦労、伝言は伝えたか?」
「はい、一応言われ事だけ伝えました」
ゼロスの答えに、獣王は軽く頷く。
「ゼロスと言ったな、お前にも聞こう。
白っぽい銀髪で銀の目の男の子を知らぬか?
名は玻璃というのだが」
「針?」
白霧の問いに、ゼロスはちょっと考える・・・何気に字が違っているが・・・・
「いえ、そういう方は記憶に無いです。
あの、失礼ですがどういう方なんですか?」
「あたしの息子のようなものだ。
白の竜神リュシフィードとの間に創ったな」

ぴしっ!

白霧の言葉に固まる三名。
「どこで何をしているのか・・・・」
寂しげな笑みを浮かべ、ポツリと呟く。



「はっくしょん!」
「あら、ラダ風邪でもひいたの?」
「いや、誰か噂でもしてるかな」



ゼルガディスは元の体に戻ってからは、ゼフィーリアの両親の下に戻っていた。
そして何故か父親の仕事を手伝わされていたりする。
「親父、書類はまとめといたから、目を通してサインを入れといてくれよ」
そう言いながら、書類の束を手にゼルガディスがラダマンティスの執務室に入ってくる。
「おお、すまんな。
時間があるようなら、団員達の剣の稽古の相手でもしてくれるか」
「それは構わない」
軽く返事を返すと、ゼルガディスは部屋を出て行った。
「・・・いつ、あいつに言うかな・・・」
ため息を吐きつつ、一人呟く。
ラダマンティスは自分の生まれに関することや、ゼルガディスがその影響を受けていることを、未だ話せずにいた。
ゼルガディスが、事実を受け止められるだけの強さを持ったら、その時は話そうと思っていた・・・
だが、それ以上に自分がその話を出来るかどうか、それが怪しくなってきた。
話すことによって、息子に憎まれたら嫌われたら・・・・そう思うと、どうしても気分が重くなる。
それ以上に、化け物扱いされたら・・・・・今でさえ人間離れしてる等と言ってるが、それでも嫌っているわけでもないのを、知っている。
「・・・・知られるのがこんなに怖いとはな・・・」
その顔には、自嘲の笑みが浮かんでいた。



――真実は美しいものとは限らない・・・・



<続>

―あとがき―

グレイワーズ親子登場。

ラダ:白霧が来てんのかああああああああ!!!!!!!!!???

落ち着こう、ラダ氏;;
まだ、ラダ氏がいること知らないんだから(^^;

ラダ:あああああああ絶対あの女のことだ!!
孫の顔見せろって言うに決まってるううううううう!!!!!!!

孫って(汗)
いや、ホントに落ち着こうよ(汗)

ラダ:・・・・

なるべく、ラダ氏と白霧が顔を合わせない様にはしてみるけど、断言できないからな。

ラダ:・・・・・・ゼルにばれないでくれよ・・・・・

・・・・ラフィ(ラフィリアス←ゼルの妹、今までの話で殆ど出番の無い方)はいいんかい?

ラダ:ラフィは普通に生まれてるけど、ゼルはな・・・・

はいはい、これ以上は愚痴だけになりそうだからこのへんで。
次回もよろしくです。




ラダ:・・・・・・・・あー会いたくねえ(−ー;

・・・諦めろ。

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10810Re:――竜の見る夢―― 第五章Yuppy 2002/10/22 13:38:11
記事番号10809へのコメント


>――竜の見る夢―― 第五章
>北の魔王の下に、艶やかな黒髪と光の加減で黒に見える銀の瞳の持った、妖艶な美女が訪れていた。
銀ってことは白霧ですね。…………って、女性形態っ!?

>「久しぶりね、ルビーアイ。
>それぞれの世界が創られる前だから、どの位会って無かったかしら?」
白りん(待て)。あんた魔王……だよね?………………いえ、口調が。

>そう言って、口元に笑みを浮かべる。
>「で、何でお前がここにいる?」
>何処か呆れたような声で、北の魔王は氷の奥から訊いてくる。
>「せっかちね・・・・それを言いにここへ来たのよ。
>それより、周りで殺気を放ってる子達を何とかして貰えるかしら?
>滅(ころ)すと貴方機嫌が悪くなるでしょ」
めちゃめちゃ悪くなること必至ですね(をい)。

>くすりと嘲笑って女は周りを見る、その視線にさらされた者達は背筋に冷たいものを感じる。
>「あまり脅すな、白霧(デスフォッグ)」
ああ。やっぱり(待て)

>
>・・・・ざわっ・・・
>
>ルビーアイが女を白霧(デスフォッグ)と呼んだ時、その場の空気が蠢く。
>そして、その場にいたのは魔王の腹心たち。
>「あら、数が減ってない?」
2人ほど魔晄……じゃなくて混沌に還りましたよ?白りん(だから待て)

>「・・・・・・・・・何か今・・・・・いっそこのままさっさと滅びたくなったぞ・・・・・・」
>氷の奥で器用に遠い目しながら、ルビーアイは呟き、腹心達の方も、主の言葉に頷いている。
>「何どしたの?
>ルビーアイ、何遠い目してんのよ、そこの三人、何泣いて頷いてんの?(汗)」
>ちょっと引きつつ、デスフォッグは一応聞いてみる・・・・で、ふと思い出す。
>
>――そう言えばこの世界って、不幸続きだったわよね;;;
>
>そう、この世界はとにかく不幸だった。
>金色の魔王は降臨するは、異界の魔王は暴れるは、挙句の果ては神や魔の高位の存在は襲われるは・・・・
ついでに言うとフィブは滅ぶは・・・(をいをい)

>天竜王の神殿に来たゼロスは、白霧が北の魔王の下に来ている事と、白霧以外の何者かがこの世界に召喚されたことを告げた。
>「・・・・で、それで俺達にどうしろと?」
>ヴァルがいかにも嫌そうな顔をしながら、一応聞いてみる。
>「はあ・・・僕に言われましても(汗)、僕はただこちらの方達に伝えるよう言われただけで・・・」
>聞かれたゼロスも、困ったように、頬をぽりぽりとかきつつ言う。
>「相変わらずお役所仕事だな、ゼロス」
(小声で)中間管理職魔族・・・(死)

>ガーヴもジト目でゼロスを見つつぼやく。
>何故か殺気が混じっていたりするが・・・・
>「それより僕はもう失礼しますね。
>じゃっ!」
>そう言うとさっさと空間を渡って行ってしまった。
>「ちっ、勘が良いな」
????

>名は玻璃というのだが」
>「針?」
>白霧の問いに、ゼロスはちょっと考える・・・何気に字が違っているが・・・・
かなり違うと思いますが(をい)
ゼロスがこぉいうボケかますとかわいいvですね。(自壊)

>―あとがき―
>
>グレイワーズ親子登場。
ぱちぱちぱちぱちぱち(拍手)

>
>ラダ:白霧が来てんのかああああああああ!!!!!!!!!???
>
>落ち着こう、ラダ氏;;
>まだ、ラダ氏がいること知らないんだから(^^;
>
>ラダ:あああああああ絶対あの女のことだ!!
>孫の顔見せろって言うに決まってるううううううう!!!!!!!
孫……

>
>孫って(汗)
>いや、ホントに落ち着こうよ(汗)
落ち着けそして眠れラダ氏。スリプルっ!(かなり待て)
いえ。冗談ですから。

>
>ラダ:・・・・
>
>なるべく、ラダ氏と白霧が顔を合わせない様にはしてみるけど、断言できないからな。
>
>ラダ:・・・・・・ゼルにばれないでくれよ・・・・・
>
>・・・・ラフィ(ラフィリアス←ゼルの妹、今までの話で殆ど出番の無い方)はいいんかい?
>
>ラダ:ラフィは普通に生まれてるけど、ゼルはな・・・・
>
>はいはい、これ以上は愚痴だけになりそうだからこのへんで。
>次回もよろしくです。
は〜い。頑張ってください。
>
>
>
>
>ラダ:・・・・・・・・あー会いたくねえ(−ー;
>
>・・・諦めろ。

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10833Re:――竜の見る夢―― 第五章キツネノテブクロ 2002/10/23 20:17:41
記事番号10810へのコメント

>>――竜の見る夢―― 第五章
>>北の魔王の下に、艶やかな黒髪と光の加減で黒に見える銀の瞳の持った、妖艶な美女が訪れていた。
>銀ってことは白霧ですね。…………って、女性形態っ!?
そうです、女性形態です。
>>「久しぶりね、ルビーアイ。
>>それぞれの世界が創られる前だから、どの位会って無かったかしら?」
>白りん(待て)。あんた魔王……だよね?………………いえ、口調が。
白りん・・・・リュシフィードにそう呼ばせてみようかな(笑)
>>そう言って、口元に笑みを浮かべる。
>>「で、何でお前がここにいる?」
>>何処か呆れたような声で、北の魔王は氷の奥から訊いてくる。
>>「せっかちね・・・・それを言いにここへ来たのよ。
>>それより、周りで殺気を放ってる子達を何とかして貰えるかしら?
>>滅(ころ)すと貴方機嫌が悪くなるでしょ」
>めちゃめちゃ悪くなること必至ですね(をい)。
悪くなるでしょう、多分。
>>くすりと嘲笑って女は周りを見る、その視線にさらされた者達は背筋に冷たいものを感じる。
>>「あまり脅すな、白霧(デスフォッグ)」
>ああ。やっぱり(待て)
やっぱりです。
>>
>>・・・・ざわっ・・・
>>
>>ルビーアイが女を白霧(デスフォッグ)と呼んだ時、その場の空気が蠢く。
>>そして、その場にいたのは魔王の腹心たち。
>>「あら、数が減ってない?」
>2人ほど魔晄……じゃなくて混沌に還りましたよ?白りん(だから待て)
一人は混沌に還り、一人は何気にしぶとく生き残ってます。(おい)
>>「・・・・・・・・・何か今・・・・・いっそこのままさっさと滅びたくなったぞ・・・・・・」
>>氷の奥で器用に遠い目しながら、ルビーアイは呟き、腹心達の方も、主の言葉に頷いている。
>>「何どしたの?
>>ルビーアイ、何遠い目してんのよ、そこの三人、何泣いて頷いてんの?(汗)」
>>ちょっと引きつつ、デスフォッグは一応聞いてみる・・・・で、ふと思い出す。
>>
>>――そう言えばこの世界って、不幸続きだったわよね;;;
>>
>>そう、この世界はとにかく不幸だった。
>>金色の魔王は降臨するは、異界の魔王は暴れるは、挙句の果ては神や魔の高位の存在は襲われるは・・・・
>ついでに言うとフィブは滅ぶは・・・(をいをい)
フィブリゾ滅んじゃってましたね・・・・・
>>天竜王の神殿に来たゼロスは、白霧が北の魔王の下に来ている事と、白霧以外の何者かがこの世界に召喚されたことを告げた。
>>「・・・・で、それで俺達にどうしろと?」
>>ヴァルがいかにも嫌そうな顔をしながら、一応聞いてみる。
>>「はあ・・・僕に言われましても(汗)、僕はただこちらの方達に伝えるよう言われただけで・・・」
>>聞かれたゼロスも、困ったように、頬をぽりぽりとかきつつ言う。
>>「相変わらずお役所仕事だな、ゼロス」
>(小声で)中間管理職魔族・・・(死)
そうでした(^^
>>ガーヴもジト目でゼロスを見つつぼやく。
>>何故か殺気が混じっていたりするが・・・・
>>「それより僕はもう失礼しますね。
>>じゃっ!」
>>そう言うとさっさと空間を渡って行ってしまった。
>>「ちっ、勘が良いな」
>????
このセリフはガーヴです。
このまま残ってると、ガーヴにこずかれるか、ヴィシュヌに玩具にされるか・・・どっちにして逃げて正解ですね。
>>名は玻璃というのだが」
>>「針?」
>>白霧の問いに、ゼロスはちょっと考える・・・何気に字が違っているが・・・・
>かなり違うと思いますが(をい)
>ゼロスがこぉいうボケかますとかわいいvですね。(自壊)
かわいいんですか?
>>―あとがき―
>>
>>グレイワーズ親子登場。
>ぱちぱちぱちぱちぱち(拍手)
ぱちぱちぱちぱち(拍手)
>>
>>ラダ:白霧が来てんのかああああああああ!!!!!!!!!???
>>
>>落ち着こう、ラダ氏;;
>>まだ、ラダ氏がいること知らないんだから(^^;
>>
>>ラダ:あああああああ絶対あの女のことだ!!
>>孫の顔見せろって言うに決まってるううううううう!!!!!!!
>孫……
孫・・・
>>
>>孫って(汗)
>>いや、ホントに落ち着こうよ(汗)
>落ち着けそして眠れラダ氏。スリプルっ!(かなり待て)
>いえ。冗談ですから。
いやこのまま寝て落ち着いてもらったほうが・・・(待て自分)
>>
>>ラダ:・・・・
>>
>>なるべく、ラダ氏と白霧が顔を合わせない様にはしてみるけど、断言できないからな。
>>
>>ラダ:・・・・・・ゼルにばれないでくれよ・・・・・
>>
>>・・・・ラフィ(ラフィリアス←ゼルの妹、今までの話で殆ど出番の無い方)はいいんかい?
>>
>>ラダ:ラフィは普通に生まれてるけど、ゼルはな・・・・
>>
>>はいはい、これ以上は愚痴だけになりそうだからこのへんで。
>>次回もよろしくです。
>は〜い。頑張ってください。
レス有難う御座いました。

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10829――竜の見る夢―― 第六章キツネノテブクロ 2002/10/23 17:40:20
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第六章





リナとガウリイはまた、旅を続けていた。
異界の暴走した神族との戦いで得た力もあったが、普段は使う事など殆ど無い。
魔法が効かない相手には効果があるが、そういう相手がそうほこほこ居るわけも無く、概ね平和だといえた。



「アメリアから連絡が入ってたわ、至急セイルーンに来てくれって・・・」
セイルーンからそれ程離れていない、街道筋の町の魔道士協会にリナ宛のメッセージが入れられていた。
「何だろうな?」
「さあね、いってみれば解るっしょ」
「そうだな」



「ゼル、セイルーンに行ってくれ」
「はあ?」
リナがアメリアからのメッセージを見た頃、ゼルガディスはラダマンティスからセイルーンに行くように言われる。
「何だ、急に・・・」
「先程、アメリア王女より当家に連絡があった。
イモータル公ゼルガディスにセイルーンまで来て貰いたいそうだ、意味は解るな?」
「・・・・公爵家への正式な依頼」
「必要になると思ってんだろう、公爵家の肩書きが・・・まあ、あのお姫様の事だ、本当はそういうのは使いたくないんだろうけどな」
確かに、ただの一般人でなく貴族ならば失礼な事も出来ない、ましてやイモータル家は降魔戦争以前から続く名家、ゼフィーリアの王国内でも発言力は強く、そのことはセイルーンならば知っていてもおかしくない。
「政治闘争に使われなければ良いが・・・」
「・・・・だな・・・」
アメリアのそのつもりは無くても、利用しようとする者も居るかもしれない。
そう思うと、二人は自然にため息がでて来るのだった。





フレイたちは天竜王の神殿を離れ、一度火竜王の神殿に戻る事にした。
現在、火竜王の代行をしているザードと話し合うためでもある。
「ディアも呼ばねばならないだろうな・・・・」
「フレイ、俺は一度北に行って来る。
何か解るかも知れないからな」
それだけ言うと、ガーヴは空間を渡って姿を消す。
「ヴァルはどうする?」
フレイはヴァルの方を向いて訊いてくる。
「・・・そうだな・・・・親父たちのとこにでも顔見せてから、そっちに行くさ」
「あの・・・私も行って良いですか?」
フィリアの言葉に、ヴァルは驚いたような表情を見せる。
「止めといた方が良い、あんたはゴールドドラゴン・・・・・何も好き好んで、エンシェントドラゴンの居る場所に来なくても・・・」
何と無く困ったような表情で、フィリアにヴァルは言うが・・・

――連れてったら親父たちが何言い出すか・・・・(ため息)

本心は、孫の顔が見たいと言っている父親や、祖父連中がそのまま結婚しろだの言い出しそうな、そんな気配がひしひししている為。
他のエンシェントドラゴンに関しては、ヴァルがフィリアに言った通り事なのだが。
「わりいけど・・・」
「解りました、私は火竜王様の神殿にお供します」
「ところで巫女よ、店は大丈夫なのか?」
『・・・・(汗)』
フレイに店のことを言われて思わず黙り込む二名・・・・忘れていたらしい・・・・




ガーヴは北の魔王の所に居る白霧の下を訪れていた。
「貴方が魔竜王?
ルビーアイから離反したって子ね」
「子ってがらじゃあねえけどな」
「知りたいのは何かしら?」
白霧はくすりと笑うと、ガーヴに問いかける。
「召喚されたって奴らについて、知りうるかぎり」
「・・・そうね・・・あたしも余り解らないから、詳しくは言えないけど。
あたしの他に呼び出されたのは3体だったと思うわ、ただね・・・魔の感じはしなかったけど・・・」
それだけ言うと小首をかしげる。
「貴方に訊いてみようかしら、白に近い銀髪に銀の目の男の子知らない?」
「うーん・・・・記憶に無えなあ」
「そう・・・」

――あの子に会ってそれでどうしたいのかしら、あたしは・・・・



セイルーンに着くと直ぐに、リナ達はアメリアに面会を求める。
が、何故か会わせて貰えず、追い返される。
「ちょっと、あたし達はアメリアに呼ばれてきたのよ!
通しなさいよ!!(怒)」
「生憎ですが、それを証明する物を何もお持ちで無い以上、お通しするわけにはいきません」
散々門番相手に文句を言うが、取り合ってもらえず苛つくリナは、おもむろに呪文を唱えだす。
「わあああ!!!!!!!
やめろリナ!!!
どらぐすれいぶだけは止めてくれええええええ!!!!!!!!(泣)」
慌ててガウリイが止めにかかる、しかもガウリイセリフを聞いて、門番達は一気に顔を青ざめさせている。

「いい加減にしろリナ」

聞き覚えのある声に振り向けば、見知った顔・・・・
「ゼル!?
何であんたがここに居るのよ??」
「それは後で言う。
おい、そこの・・・」
ゼルガディスは門番の一人を指して、手招きする。
「アメリア王女に、イモータル家の者が来たと伝えてくれ」
ゼルガディスの言葉に、門番の一人がおくに走っていく。
「それから、リナ」
「なに?」
「この国に居る間は、ガウリイの旦那と一緒に俺の護衛って事にしとけ。
俺がここに来た理由と一緒にまとめて説明する、今はアメリアと会うのが先だ」
奥に走って行った門番が戻り、ゼルガディスに身分を示す物の提示を求める。
ゼルガディスは軽く頷き、公爵家の紋が入った指輪と短刀を見せ、それを確認した門番は中へと通す。
「この二人は私の護衛として連れて行く、構わないな。
身の証は、私と王女そしてフィリオネル殿下がたてよう」
「承知いたしました、ご案内いたします」
そう言うと、門番の一人が先に立って三人を案内する。
「ゼル、あんた貴族の名前持ち出してたけど・・・・何かあるの?」
「まだ俺にもはっきりしないが、アメリアがイモータル家の子息である俺をよんだ。
共に旅をした仲間のグレイワーズでなく・・・」
「ふーん、何かありそうね・・・」



――何が始まるのか・・・・


<続>

―あとがき―

何かと動いてます。

ヴァル:いつもの四人組はセイルーンに集まったみたいだな。

そだね。

ヴァル:白霧が探してるはラダの旦那のことだよな?

そ、ヴァルはラダ氏の事知ってるから、白霧が探してるのが誰か解るけど。
他の面々は、ラダ氏が本当は銀の目だって事を知らないから、白霧が探してるのがラダ氏だとは気づかない。

ヴァル:白霧はこの後どうなる?

この世界の敵にはならないと思うな、多分旦那が迎えに来るのを待つんじゃないかな。

ヴァル:旦那?

白い竜神リュシフィード。

ヴァル:・・・・・神様かい(汗)

そ、神様(^^;
しかもかなり仲良いし・・・

ヴァル:・・・・(−ー;

とりとめなくなってきたから、この辺で。

ヴァル:次は多分ルースが出る・・・・・・・・・・・・・・・と思う。

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10835あああ!暫く来ないうちにこんなに続きが!?らん URL2002/10/23 20:58:05
記事番号10829へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん♪
暫く来ないうちに続きが沢山あってほくほくの私ですv

>リナとガウリイはまた、旅を続けていた。
>異界の暴走した神族との戦いで得た力もあったが、普段は使う事など殆ど無い。
>魔法が効かない相手には効果があるが、そういう相手がそうほこほこ居るわけも無く、概ね平和だといえた。

ああ、例の力ですね。そんな力を使うような相手が沢山いたら大変ですよ。
でも・・・・・リナさんですから引き寄せる可能性大ですね。(待て)
リナ:あのねぇ・・・・・・
エル様:確かに(笑)リナはトラブルメーカーよねv
リナ:あのねぇえええぇぇ!!!

>――連れてったら親父たちが何言い出すか・・・・(ため息)

私も見たいですv子供さんv結婚式は派手にやりましょうね。

>フレイに店のことを言われて思わず黙り込む二名・・・・忘れていたらしい・・・・

・・・・・・・・・・・・・ということは、お店はあの二人が何とかしているんですね。

>「わあああ!!!!!!!
>やめろリナ!!!
>どらぐすれいぶだけは止めてくれええええええ!!!!!!!!(泣)」
>慌ててガウリイが止めにかかる、しかもガウリイセリフを聞いて、門番達は一気に顔を青ざめさせている。

リナですから、やりかねないですね。流石にドラスレの名前は覚えていましたか(笑)

>「まだ俺にもはっきりしないが、アメリアがイモータル家の子息である俺をよんだ。
>共に旅をした仲間のグレイワーズでなく・・・」
>「ふーん、何かありそうね・・・」

政治的な絡みもしくは、世界規模の絡み・・・・どちらにしても厄介そうですね。

>この世界の敵にはならないと思うな、多分旦那が迎えに来るのを待つんじゃないかな。
>ヴァル:旦那?
>白い竜神リュシフィード。
>ヴァル:・・・・・神様かい(汗)
>そ、神様(^^;
>しかもかなり仲良いし・・・

ラブラブでいいことですね!!(現実逃避)当てられるような仲のよさですか?

>ヴァル:次は多分ルースが出る・・・・・・・・・・・・・・・と思う。

楽しみです♪続きお待ちしておりますね。
それではこれにて失礼いたします。

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10838Re:あああ!暫く来ないうちにこんなに続きが!?キツネノテブクロ 2002/10/24 09:45:50
記事番号10835へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん♪
>暫く来ないうちに続きが沢山あってほくほくの私ですv
こんにちはです。
感想有難う御座います。
>>リナとガウリイはまた、旅を続けていた。
>>異界の暴走した神族との戦いで得た力もあったが、普段は使う事など殆ど無い。
>>魔法が効かない相手には効果があるが、そういう相手がそうほこほこ居るわけも無く、概ね平和だといえた。
>ああ、例の力ですね。そんな力を使うような相手が沢山いたら大変ですよ。
>でも・・・・・リナさんですから引き寄せる可能性大ですね。(待て)
>リナ:あのねぇ・・・・・・
>エル様:確かに(笑)リナはトラブルメーカーよねv
>リナ:あのねぇえええぇぇ!!!
リナって確かにトラブルメーカーですよね(^^;
>>――連れてったら親父たちが何言い出すか・・・・(ため息)
>私も見たいですv子供さんv結婚式は派手にやりましょうね。
道は遠い・・・ヴァルもフィリアも鈍いですから、周りが言わないと気づきそうに無いですよね。
結婚式は派手にいきたいですね、出来ればエンシェントドラゴンとゴールドドラゴンの両種族に祝福されて・・・
>>フレイに店のことを言われて思わず黙り込む二名・・・・忘れていたらしい・・・・
>・・・・・・・・・・・・・ということは、お店はあの二人が何とかしているんですね。
そうです、クラボスとジラスが頑張ってると思います。
>>「わあああ!!!!!!!
>>やめろリナ!!!
>>どらぐすれいぶだけは止めてくれええええええ!!!!!!!!(泣)」
>>慌ててガウリイが止めにかかる、しかもガウリイセリフを聞いて、門番達は一気に顔を青ざめさせている。
>リナですから、やりかねないですね。流石にドラスレの名前は覚えていましたか(笑)
覚えてたけど、そこはガウリイなのでひらがなです(笑)
ここでホントにぶっ放すと、リナお尋ね者に・・・・
>>「まだ俺にもはっきりしないが、アメリアがイモータル家の子息である俺をよんだ。
>>共に旅をした仲間のグレイワーズでなく・・・」
>>「ふーん、何かありそうね・・・」
>政治的な絡みもしくは、世界規模の絡み・・・・どちらにしても厄介そうですね。
どっちにしても厄介です。
そして巻き込まれるリナ達も、抜けられなくなっていく様な気がしてます。
>>この世界の敵にはならないと思うな、多分旦那が迎えに来るのを待つんじゃないかな。
>>ヴァル:旦那?
>>白い竜神リュシフィード。
>>ヴァル:・・・・・神様かい(汗)
>>そ、神様(^^;
>>しかもかなり仲良いし・・・
>ラブラブでいいことですね!!(現実逃避)当てられるような仲のよさですか?
ええもうらぶらぶなのはいい事です!(現実逃避)
仲いいですよ、『スレイヤーズな人々7』で白霧と白い竜神出してますけど、白霧甘えてますから・・・・痴話喧嘩は凄まじいですが・・・
>>ヴァル:次は多分ルースが出る・・・・・・・・・・・・・・・と思う。
>楽しみです♪続きお待ちしておりますね。
>それではこれにて失礼いたします。
有難う御座いました。
失礼します。

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10839――竜の見る夢―― 第七章キツネノテブクロ 2002/10/24 11:07:49
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第七章





ててててぽて。
「兄ちゃん♪」
ヴァルが姿を見せるとルースが一番に走り寄ってきて、ひしっと足にしがみつく。
「ルース、少し背が伸びたか?」
ルースを抱き上げそのまま奥に向かう。
「何時の間にこんなに広がってんだ?
この家は・・・・(汗)」
以前、ルースを帰しに来た時より何故か間取りが増えている。
「(お嬢さん連れてこなくて正解だったかも知れねえ(滝汗))」
「あれ、ヴァル帰ってたの」
ヴァルに気づいてカーリーが声をかけてくる、食事の用意でもしていたのだろう、手には色んな野菜入った籠を持っている。
「なあ、何でこんなに部屋が増えてんだ?」
「ヴァルの部屋増やしただけよ、何の為か聞きたい?」
「聞きたくない」
悪戯っぽい笑みを浮かべて母が言うのをみて、ヴァルは何と無く理由が解ってしまった。

――まだ、若いくせに孫を欲しがる年でもねえだろ・・・・(汗)

この時ほど、フィリアが付いて来なくて良かったと思ったヴァルだった・・・・




ぱたぱたぱた・・・ぽてん。

「ふみゅぅぅ」
最近飛ぶ事を覚えたルースは、ヴァルの前で飛んでいたのだが、一mほど飛ぶとぽてんと落ちては、泣きそうな顔をしていた。
「兄ちゃん(;x;)」
何度かそうやって飛んでいたが、終いにはヴァルにしがみつく。
ヴァルも苦笑しながらも抱き上げて膝の上に座らせ、泣き出さないようにあやしている、その様子を見ていたカーリーは一言。
「シヴァより父親みたいに見えるわね」
「・・・カーリー、それじゃ俺の立場は?(−ー;」
シヴァは妻のセリフに情けない声を出して、抗議するが聞いてはもらえなかった。
ヴァルの方はカーリーの言葉に、座っていた椅子からずり落ちそうになるが、ルースを落とすわけにいかず何とか踏みとどまる。
「・・・・マジでいい加減にしてくれ」
「♪(^^)」
ルースの方はとにかく大好きな兄にかまって貰えて上機嫌だった。




一方セイルーンでは、謁見の間に通されたゼルガディスたちが、フィリオネルとアメリアと謁見していた。
「フィリオネル殿下、お久しぶりです。
母メティス=イモータルの名代としてまいりました、ゼルガディス=G=イモータルです」
「よく参られました、イモータル公。
遠路よりご苦労様です」
ゼルガディスとアメリアの完全に形式だけの挨拶。
だが、イモータルの名に周りに居た重臣と思しき者達に、どよめきが走る。

・・・ゼフィーリアのイモータル家か?

・・・あの若さで名代を務めるとは・・・

・・・このセイルーンに何の用があるというのか・・・

エルフ並みの聴力を持つリナは、周りで見ている臣下達の囁き交わされる言葉に、不快感を覚える。
謁見の前にゼルガディスからきつく言われてなければ、この場で暴れだしているだろう。
ゼルガディスはリナ達に、何を言われても手も口も出すなと言われている、もし手を出せば最悪ゼフィーリアとセイルーンは戦争になりかねない為。
リナはそれを聞いた時笑い飛ばしたが、そのあとの言葉で顔が引きつったのを思い出す。

「いいか、俺の家・・・イモータル家は降魔戦争以前から続く名家として、国政に携わるものには知られている、ただ古いだけなら他にもあるがな。
イモータル家はゼフィーリアの王家と繋がりが深い、何代か前の国王の下に嫁いだものも居るくらいだ。
いいかリナ、セイルーンは表向きは非武装国家だが、軍が存在しないわけでは無い。
つまり・・・・どっかのバカが、俺のせい・・・いやイモータル家のせいにしたらどうなる?
勘のいいお前のことだ、ここまで言えばわかると思うが」
つまり・・・・罪を強引にでっち上げて、国同士の諍いに持っていくことも出来る。
それが最悪戦争に発展するかもしれない・・・・ゼルガディスが貴族の名と身分を持ち出す事は、そういう危険さえ孕んでいる。
そこまで考えると一気に血の気が引いたのが解る、しかもそれが姉ルナ=インバースに知れた時の事も考えて・・・・・
「ワカッタハキヲツケル」


「お疲れでしょう、部屋を用意させてあります。
ゆっくり休まれては?」
「お気遣い有難う御座います。
お言葉に甘えさせていただきます」
ゼルガディスはそう言うと、微笑を浮かべ優雅に非の打ち様の無い礼をする。
その姿に見ていた女官達からため息が漏れる、さらりとした銀髪に端正な顔だち、蒼から碧へと揺らめくように変わる孔雀色の瞳。
それら全てがこの男を美しく見せている。


――それはまるで茶番劇・・・


<続>

―あとがき―

ルース登場♪

ヴァル:ルース飛ぶ様になったのか?

あれを飛ぶと言うのならね。
今回は前半と後半が雰囲気違うかも。

ヴァル:なんだかな・・・・

リナ達四人組とフレイ達は今の所接点は無いです。
この後どうなっていくか・・・・

ヴァル:どうせ面倒ごとだろ(ジャベリン(投げ槍))

まあ、そうなんだけどね(^^;
じゃ、この辺で。

ヴァル:次もよろしく。

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10848Re:――竜の見る夢―― 第七章Yuppy 2002/10/24 20:52:28
記事番号10839へのコメント

大ボケやらかしましたっ!!
ガーヴ生きてるんだったぁっ!!!!
しまったっ!!
ごめんなさいですっ!!




ゆ「よし、前置き(をい)おっけぃっ!!
  ということで、なんとなくクラウド連れて来ました」
雲「何となく………………なのか?俺は……」
ゆ「だったらスコールを変わりに呼ぶけど」
雲「い、いや。呼ばなくていいっ!!!」

>――竜の見る夢―― 第七章
(ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち)
雲「最近あんた拍手多くないか?」
ゆ「最近タイトルが書いてあると拍手したくなると言うか…………」

>ててててぽて。
>「兄ちゃん♪」
>ヴァルが姿を見せるとルースが一番に走り寄ってきて、ひしっと足にしがみつく。
ゆ「ルースだルースだルースだルースだvvvvv」
雲「ショタ……」
ゆ「何か言ったか?」
雲「…………………………………………………………興味ないな」
ゆ「…………………………。
  きょぉみないって……………………。
  ん?ルース………しまったっ!!バレット連れて来ればよかったっ!(待て)」

>以前、ルースを帰しに来た時より何故か間取りが増えている。
>「(お嬢さん連れてこなくて正解だったかも知れねえ(滝汗))」
>「あれ、ヴァル帰ってたの」
>ヴァルに気づいてカーリーが声をかけてくる、食事の用意でもしていたのだろう、手には色んな野菜入った籠を持っている。
>「なあ、何でこんなに部屋が増えてんだ?」
>「ヴァルの部屋増やしただけよ、何の為か聞きたい?」
ゆ「気のお早いご両親ですねv」
雲「vつけるなvを」

>「聞きたくない」
ゆ「私はめっちゃ聞きたいです」
雲「待て。」

>ぱたぱたぱた・・・ぽてん。
>
>「ふみゅぅぅ」
ゆ「か、かわゆい……vv」
雲「ああかわいいな(私に呆れているらしい)」

>最近飛ぶ事を覚えたルースは、ヴァルの前で飛んでいたのだが、一mほど飛ぶとぽてんと落ちては、泣きそうな顔をしていた。
>「兄ちゃん(;x;)」
ゆ「はぅっ。お願いルースちゃん。私の弟になってちょうだ」
(ばきっ!)
雲「少し落ち着け」
ゆ「いたぃ……」

>何度かそうやって飛んでいたが、終いにはヴァルにしがみつく。
>ヴァルも苦笑しながらも抱き上げて膝の上に座らせ、泣き出さないようにあやしている、その様子を見ていたカーリーは一言。
ゆ「あやしたいあやしたいっ!!」
雲「こいつのショタ暴走(をい)はもう止められないな」

>「♪(^^)」
>ルースの方はとにかく大好きな兄にかまって貰えて上機嫌だった。
ゆ「かまってあげたいvvv」
雲「もう放っておこう…………」

>だが、イモータルの名に周りに居た重臣と思しき者達に、どよめきが走る。
>
>・・・ゼフィーリアのイモータル家か?
>
>・・・あの若さで名代を務めるとは・・・
>
>・・・このセイルーンに何の用があるというのか・・・
ゆ「何があったんでしょうか……」
雲「お。暴走が止まった」

>そこまで考えると一気に血の気が引いたのが解る、しかもそれが姉ルナ=インバースに知れた時の事も考えて・・・・・
>「ワカッタハキヲツケル」
ゆ「カタカナ…………。
  緊張かな?」

>―あとがき―
>
>ルース登場♪
ゆ「待ってましたっ!!」
雲「また暴走が始まった……」

>
>ヴァル:ルース飛ぶ様になったのか?
>
>あれを飛ぶと言うのならね。
ゆ「言います。かわいいからあれでも飛ぶと言いますっ!!」
雲「アルティメットエンドなら止められるだろうが………………」

>ヴァル:どうせ面倒ごとだろ(ジャベリン(投げ槍))
ゆ「投げ槍のことはジャベリンって言うんですかぁ。確かZのシドの武器にもありましたよね」
雲「ち。アルティメットエンドを恐れて暴走を止めたか」
ゆ「違うっ!!」
>
>まあ、そうなんだけどね(^^;
>じゃ、この辺で。
>
>ヴァル:次もよろしく。
ゆ「はいっ!!さようなら〜〜」

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10860Re:――竜の見る夢―― 第七章キツネノテブクロ 2002/10/25 13:30:42
記事番号10848へのコメント

>大ボケやらかしましたっ!!
>ガーヴ生きてるんだったぁっ!!!!
>しまったっ!!
>ごめんなさいですっ!!
そう、何気にしぶとく生きてました。
気になさらないで下さい。
>ゆ「よし、前置き(をい)おっけぃっ!!
>  ということで、なんとなくクラウド連れて来ました」
>雲「何となく………………なのか?俺は……」
>ゆ「だったらスコールを変わりに呼ぶけど」
>雲「い、いや。呼ばなくていいっ!!!」
>>――竜の見る夢―― 第七章
>(ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち)
>雲「最近あんた拍手多くないか?」
>ゆ「最近タイトルが書いてあると拍手したくなると言うか…………」
じゃ、私も(ぱちぱちぱちぱちぱちぱち(拍手←かしわでとも言う))
>>ててててぽて。
>>「兄ちゃん♪」
>>ヴァルが姿を見せるとルースが一番に走り寄ってきて、ひしっと足にしがみつく。
>ゆ「ルースだルースだルースだルースだvvvvv」
>雲「ショタ……」
>ゆ「何か言ったか?」
>雲「…………………………………………………………興味ないな」
>ゆ「…………………………。
>  きょぉみないって……………………。
>  ん?ルース………しまったっ!!バレット連れて来ればよかったっ!(待て)」
バレットはヴァルがしてたんですよね。
>>以前、ルースを帰しに来た時より何故か間取りが増えている。
>>「(お嬢さん連れてこなくて正解だったかも知れねえ(滝汗))」
>>「あれ、ヴァル帰ってたの」
>>ヴァルに気づいてカーリーが声をかけてくる、食事の用意でもしていたのだろう、手には色んな野菜入った籠を持っている。
>>「なあ、何でこんなに部屋が増えてんだ?」
>>「ヴァルの部屋増やしただけよ、何の為か聞きたい?」
>ゆ「気のお早いご両親ですねv」
>雲「vつけるなvを」
気が早いというより、脅迫ですよ(笑)
>>「聞きたくない」
>ゆ「私はめっちゃ聞きたいです」
>雲「待て。」
ヴァル:・・・・・

カーリー:早くお嫁さん(フィリア)連れてらっしゃいvv
>>ぱたぱたぱた・・・ぽてん。
>>
>>「ふみゅぅぅ」
>ゆ「か、かわゆい……vv」
>雲「ああかわいいな(私に呆れているらしい)」
>>最近飛ぶ事を覚えたルースは、ヴァルの前で飛んでいたのだが、一mほど飛ぶとぽてんと落ちては、泣きそうな顔をしていた。
>>「兄ちゃん(;x;)」
>ゆ「はぅっ。お願いルースちゃん。私の弟になってちょうだ」
私もルースが弟になって欲しいです(><)
>(ばきっ!)
>雲「少し落ち着け」
>ゆ「いたぃ……」
大丈夫ですか?
>>何度かそうやって飛んでいたが、終いにはヴァルにしがみつく。
>>ヴァルも苦笑しながらも抱き上げて膝の上に座らせ、泣き出さないようにあやしている、その様子を見ていたカーリーは一言。
>ゆ「あやしたいあやしたいっ!!」
>雲「こいつのショタ暴走(をい)はもう止められないな」
ショタ暴走・・・・ですか;;;
>>「♪(^^)」
>>ルースの方はとにかく大好きな兄にかまって貰えて上機嫌だった。
>ゆ「かまってあげたいvvv」
>雲「もう放っておこう…………」
クラウド氏、投げやりになってません?
>>だが、イモータルの名に周りに居た重臣と思しき者達に、どよめきが走る。
>>
>>・・・ゼフィーリアのイモータル家か?
>>
>>・・・あの若さで名代を務めるとは・・・
>>
>>・・・このセイルーンに何の用があるというのか・・・
>ゆ「何があったんでしょうか……」
>雲「お。暴走が止まった」
色々あるんです、そのうち出ますが面倒ごとが起きてますので・・・
>>そこまで考えると一気に血の気が引いたのが解る、しかもそれが姉ルナ=インバースに知れた時の事も考えて・・・・・
>>「ワカッタハキヲツケル」
>ゆ「カタカナ…………。
>  緊張かな?」
緊張というより、姉への恐怖でしょう。
>>―あとがき―
>>
>>ルース登場♪
>ゆ「待ってましたっ!!」
>雲「また暴走が始まった……」
>>ヴァル:ルース飛ぶ様になったのか?
>>
>>あれを飛ぶと言うのならね。
>ゆ「言います。かわいいからあれでも飛ぶと言いますっ!!」
>雲「アルティメットエンドなら止められるだろうが………………」
アルティメットエンドは流石に痛いのでは?(痛いってレベルか?)
>>ヴァル:どうせ面倒ごとだろ(ジャベリン(投げ槍))
>ゆ「投げ槍のことはジャベリンって言うんですかぁ。確かZのシドの武器にもありましたよね」
>雲「ち。アルティメットエンドを恐れて暴走を止めたか」
>ゆ「違うっ!!」
そうです、投げ槍のことをジャベリンといいます。
FF7のシドの武器にもありましたね。
>>
>>まあ、そうなんだけどね(^^;
>>じゃ、この辺で。
>>
>>ヴァル:次もよろしく。
>ゆ「はいっ!!さようなら〜〜」
有難う御座いました。

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10850はじめまして。人見蕗子 E-mail 2002/10/24 21:20:12
記事番号10839へのコメント

 す・・・凄過ぎるッッ!!!
 と、突然暴走してスミマセン;キツネノテブクロさま、はじめまして〜。
 お絵描きBBSで「龍皇奇譚」を知りまして、現在読ませてもらっている最中なのですが・・・もうッ素晴らしいです!!!表現力が無いので悩みましたが、やはりこの感動を作者さまに伝えたくて参上しました。
 「――竜の見る夢――」、先に読んだのですが、やっぱり「龍皇〜」の方を先に読んだ方がいいみたいですね。オリキャラ満載だし、何よりヴァルの出番が多いのでかなり興奮してますッ!!!(←ヴァル好き)
 ストーリーも既存の「スレイヤーズ」を見事に消化してオリジナルストーリーを加えて・・・どんどん引き込まれてます。早く「龍皇〜」を読了してきちんと感想を伝えたいと思います。
 私もかつて小説1の方で地味に活動していたのですが、また小説書きたくなってしまいました。

 それでは。興奮のあまり乱筆乱文(いつもだ)スミマセンでした。
 これからも応援しております〜。

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10861Re:はじめまして。キツネノテブクロ 2002/10/25 13:49:40
記事番号10850へのコメント

> す・・・凄過ぎるッッ!!!
> と、突然暴走してスミマセン;キツネノテブクロさま、はじめまして〜。
はじめまして、キツネノテブクロです。

> お絵描きBBSで「龍皇奇譚」を知りまして、現在読ませてもらっている最中なのですが・・・もうッ素晴らしいです!!!表現力が無いので悩みましたが、やはりこの感動を作者さまに伝えたくて参上しました。
あの長い話読んでくださってるんですね、有難う御座います。

> 「――竜の見る夢――」、先に読んだのですが、やっぱり「龍皇〜」の方を先に読んだ方がいいみたいですね。
この、『竜の見る夢』は、『竜の血の連なり・・・か?』『龍皇奇譚』の続編に当たる話です。
確かに先に『龍皇奇譚』を読まないと、解らない設定とかもでてますので、先に読まれたほうが良いとは思います。

>オリキャラ満載だし、何よりヴァルの出番が多いのでかなり興奮してますッ!!!(←ヴァル好き)
と言うよりオリキャラ出し過ぎな気が(^^;
私もヴァルは好きなので、かなり出張ってます。(でも主役はフレイ・・・霞んでますが;;)

> ストーリーも既存の「スレイヤーズ」を見事に消化してオリジナルストーリーを加えて・・・どんどん引き込まれてます。早く「龍皇〜」を読了してきちんと感想を伝えたいと思います。
> 私もかつて小説1の方で地味に活動していたのですが、また小説書きたくなってしまいました。
> それでは。興奮のあまり乱筆乱文(いつもだ)スミマセンでした。
> これからも応援しております〜。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
では、失礼します。

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10852うきゃv続きです♪らん URL2002/10/24 22:09:53
記事番号10839へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん♪

>ててててぽて。
>「兄ちゃん♪」
>ヴァルが姿を見せるとルースが一番に走り寄ってきて、ひしっと足にしがみつく。

可愛いですぅぅううぅううう><
ルース君相変わらず可愛らしいですv
フィリアとヴァルとの間の子供とのやり取りの未来風景図ですか!?
リナ:・・・・・・・・・・妄想に走っているこれは気にしないでねv

>――まだ、若いくせに孫を欲しがる年でもねえだろ・・・・(汗)

私も見たいですv
それにしても(笑)孫のための部屋を用意するなんて手はずがいいですね♪
フィリアも一緒に帰ったらやはり
もっと騒動が凄かったのでしょうか(笑)


>ぱたぱたぱた・・・ぽてん。
>
>「ふみゅぅぅ」
>最近飛ぶ事を覚えたルースは、ヴァルの前で飛んでいたのだが、一mほど飛ぶとぽてんと落ちては、泣きそうな顔をしていた。
>「兄ちゃん(;x;)」
>何度かそうやって飛んでいたが、終いにはヴァルにしがみつく。
>ヴァルも苦笑しながらも抱き上げて膝の上に座らせ、泣き出さないようにあやしている、その様子を見ていたカーリーは一言。

いい父親になれますね(笑)これならフィリアさんも安心ですね。
フィリア:////!?

>リナ達四人組とフレイ達は今の所接点は無いです。
>この後どうなっていくか・・・・

楽しみですv今後どのような展開になるのか(どきどき)
続き頑張ってくださいね☆応援しております!
それでは、これにて失礼いたします。

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10862Re:うきゃv続きです♪キツネノテブクロ 2002/10/25 14:00:43
記事番号10852へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん♪
こんにちはです。
>>ててててぽて。
>>「兄ちゃん♪」
>>ヴァルが姿を見せるとルースが一番に走り寄ってきて、ひしっと足にしがみつく。
>可愛いですぅぅううぅううう><
>ルース君相変わらず可愛らしいですv
>フィリアとヴァルとの間の子供とのやり取りの未来風景図ですか!?
そう、ここにフィリアが居ればまさに親子!
早く結ばれちゃいなさい、ヴァル。

ヴァル:あのな・・・;;;
>>――まだ、若いくせに孫を欲しがる年でもねえだろ・・・・(汗)
>私も見たいですv
>それにしても(笑)孫のための部屋を用意するなんて手はずがいいですね♪
部屋を増やしたのは、早く孫の顔を見せろと脅迫もかねてます(笑)
>フィリアも一緒に帰ったらやはり
>もっと騒動が凄かったのでしょうか(笑)
ふふふふ・・・・フィリアが一緒にいたら、あれよと言う間に結婚式挙げさせられるでしょう。
>>ぱたぱたぱた・・・ぽてん。
>>
>>「ふみゅぅぅ」
>>最近飛ぶ事を覚えたルースは、ヴァルの前で飛んでいたのだが、一mほど飛ぶとぽてんと落ちては、泣きそうな顔をしていた。
>>「兄ちゃん(;x;)」
>>何度かそうやって飛んでいたが、終いにはヴァルにしがみつく。
>>ヴァルも苦笑しながらも抱き上げて膝の上に座らせ、泣き出さないようにあやしている、その様子を見ていたカーリーは一言。
>いい父親になれますね(笑)これならフィリアさんも安心ですね。
>フィリア:////!?
いい父親になれますよ。
ねえ、フィリアvv

フィリア:///(更に顔を真っ赤にしてる)
>>リナ達四人組とフレイ達は今の所接点は無いです。
>>この後どうなっていくか・・・・
>楽しみですv今後どのような展開になるのか(どきどき)
今後の展開、イメージは出来上がってるんですが、上手く文章になってくれるかどうか・・・・
その内脳ミソが機能停止しそうです(まて
>続き頑張ってくださいね☆応援しております!
>それでは、これにて失礼いたします。
ありがとうございます。
それでは、失礼します。

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10863――竜の見る夢―― 第八章キツネノテブクロ 2002/10/25 14:04:11
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第八章





用意された部屋で寛ぐリナ達の所に、アメリアとフィリオネルが訪れた。
「リナさん、呼んでおいてすいません。
あのメッセージを入れた時点ではまだ、ここまでの状態にはなってなかったんです」
アメリアはそう言い、頭を下げる。
「何が起きてるわけ?」
「はい、いま魔族が張った結界の中の世界、つまり私たちの居る大陸ですが・・・」
「宣戦布告を受る事になる」
横からゼルガディスが、静かな声で割り込む。
「ゼルガディスさんご存知だったんですね」
「どういうことよ、ゼル」
「今この情報を得ているのは、それぞれの国のトップの中でも限られた者だけだろう。
俺は今ゼフィーリアの軍事面で、親父の補佐をしてるから知ってはいたが・・・そのことでセイルーンやエルメキア、ディルスと言った国々と連絡を取る必要があると、思っていた所だった」
「それって、あたし達が知ってもいいことなの?」
「知らずに戦争に突入するのと、知ってて回避するために動くのと・・・・どちらを選ぶ?」
「回避する方よ」
ゼルガディスの問いかけに、即答するリナ、それを見たゼルガディスとアメリアは笑顔で頷く。
「情報が余りに少ない、宣戦布告を出しそうなのは、海を挟んだ向こうの大陸の国の一つと思われる」
「でもさ、何で相手は解らないのに、宣戦布告を受けるってわかるのよ?」
「書状だ」
「?」
「私が説明します、最初に其々の国に宛てて、書面が送られてきました。
これはその写しです」
そういって、アメリアはリナに一枚の紙を手渡す。
そこに書かれていた文面は・・・

魔王を抱きし、穢れし大地に住まう者達へ。

その罪を贖い、浄化の焔に焼かれ我らの生み出せし、新たなる秩序と繁栄を受けるが良い。

我らにも慈悲はある、我らに従うなら・・・その罪は赦される

「何これ・・・」
読み終わってリナは呟く、この文面から相手の正気を疑いたくなってくる。
「これが何時の間にか玉座に置かれていたんです。
最初は魔族・・・ゼロスさんの悪戯かと思ったんですが・・・」
「これは写しだから解らんかも知れんが・・・・元の紙には天竜王のマークと、何かの紋章のようなものがすかしで入っていた」
「ゼフィーリアにもこれが来たの?」
「ああ、セイルーンも同じものだったんだろ?」
「はい」
ゼルガディスの言葉に、頷くアメリア・・・少し顔色が悪い・・・
「アメリア・・・顔色悪いけど大丈夫なの?」
「すまんなリナ殿、アメリアは連日の会議で疲れが出たのじゃろう」
それまで黙って様子を見ていたフィリオネルは、アメリアを抱えあげてベットに移す。
「アメリア、ここで少し休ませて貰いなさい、リナ殿、構わないであろう。
ゆっくり休む事ができんからのお、色々とあってな・・・」
「仕方ないだろう、セイルーンは表向きは非武装国家。
軍事関係のことで、動くのは難しい・・・・それらをアメリアがこなしていたんだろ?」
「うむ、よく解ったのお、ゼルガディス殿」
そういうフィリオネルは自嘲的な笑みを浮かべ、娘を見ている。
アメリアはベットに移されと、直ぐに寝息を立てゼルガディスの言葉は、聞こえてはいないだろう。
「そういう性格だろ、アメリアは」
苦笑を浮かべ、ゼルガディスはアメリアを見やる。
この国で戦闘経験が多く、少しでも外の世界の知識があるのは、アメリアだけ・・・そして、この正義を邁進するお姫様は、この布告状を赦せないモノとして映った事だろう。
「なあリナ、これってどういう意味だ?」

スパーーンッ!!

ガウリイの間延びした問いかけに、何処から出したのかハリセンでシバキ倒す。
「ったく!少しは考える事しなさいよ!!(怒)」
「まあ、落ち着けリナ。
ガウリイ、ここに書いてあるのはな、自分達に従え、従わなきゃ焼き払う≠チて事だ」
「なにいいいいい!!!!
そんなリナみたいなことする奴がいるのか!!!!??????」

ごすっ!

鈍い音がしてガウリイが突っ伏す・・・・
ゼルガディスはゆっくりと視線を向けると、据わった目でガウリイを見下ろしているリナが、目に入る。
「・・・・・旦那生きてるか?」
擦れる声で聞けば、リナはにぃーと笑い・・・
「この程度で死ぬほど軟じゃないでしょう?」

【教訓、何が有ってもリナを怒らせてはいけません。】
そのことを背筋が寒くなる思いで、実感したゼルガディスだった。


――魔とは穢れなのだろうか・・・・

<続>

―あとがき―

登場人物少ないです。

ゼル:旦那生きてるか?

手加減無しで殴っただけだろうから・・・・ガウリイ丈夫だしダイジョブなんじゃないですかね。

ゼル:ひたすら会話だけ・・・・

頭から煙噴くかと思ったよ、まだ説明が足りないし・・・・

ゼル:どうせこれも無駄に長い話に、なるんじゃないだろうな?

・・・・・(−ー;

ゼル:ま、何とかしろ。

あい(TT)
今回はこの辺で。

ゼル:次回もよろしく。

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10871――竜の見る夢―― 第九章キツネノテブクロ 2002/10/26 10:22:23
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第九章





エンシェントドラゴンの集落に、見慣れぬ神官服に身を包んだ男たちが現れた。
「ここの長に会いたい」
神官たちの一人がそう告げる、それを聞いた者が族長の下に走り、判断を仰ぐ。
族長は建設中の、神殿の中の既に出来上がった部分の一室に、その者たちを連れてくるように言いつける。


「儂がこのエンシェントドラゴンを束ねておる者だ、おぬし達は何者か?」
「私どもは、天竜王様に仕える神官。
こちらに、ヴァル=アガレスが居ると思うのですが、彼にあわせて頂きたい」
「何故にか?」
ヴァルの名前が出ると、族長はすっと目を細める。
「貴方が理由を知る必要はありません」
神官は表情を変えることなく、言い切る。
その様子は、何処か相手を小ばかにしてる風にさえ見える・・・・
「ほう、何故知る必要がないなどと言われるのか?
ヴァルは我らエンシェントドラゴンの一族であり、儂の血筋の者でもある。
知る権利ぐらいはあろう」
「・・・・では、貴方方に問おう・・・・あの者が何者かご存知か?
あの者が唯のエンシェントドラゴン等ではないのですぞ」
神官は哀れみの色をその目に浮かべ、淡々と問いかける。
「何を言い出すかと思えば・・・・それがどうしたと言うのだ。
あれが何者であろうと、我らの一族に変わりは無い。
・・・それに、その様子ではろくな事を考えてはおらぬのだろう、ここまで来たのはご苦労だが、立ち去るが良い」
「いま、ここでヴァル=アガレスを差し出せば、貴方方に危害は加えません。
ですが、拒むと言うなら・・・」
神官たちがそこまで言って、表情を険しくしていった時。

「滅ぼす・・・てか」

いつの間に来ていたのか、ヴァルが戸口のところで神官たちを見ていた。
「天竜王の命令じゃあねんだろ?
お前らの独断か、居るんだなお前らみたいなバカが・・・・竜王たちも大変だな」
鼻先で笑い飛ばすような、相手を小ばかにした言い様に、神官たちは険悪な表情を浮かべる。
「死にたくなければさっさと帰れ、そして二度と俺に構うな。
次も同じ事や、俺の一族に手を出そうってんなら・・・・・楽な死に方は出来ねえぜ」
口調こそ軽いが、静かに放たれる殺気に神官たちは背筋に、冷たいものを感じる。

「失せろ」

低く発せられた呟きに、神官たちは慌ててそこを出て行く。
その様子を呆れたように、族長は見ていた・・・・ヴァルがからかっている事に気づかぬ者達を・・・



ヴァルの足元で、小さな影が動く。
「兄ちゃん?
あれ、わるい?」
神官たちは気づいていなかったが、ヴァルの足元にルースが居た事を。
ルースは小さな手でヴァルにしがみつき、少し震えている。
「怖かったか?」
ヴァルはしゃがんで視線を合わせ、そっと頭を撫で抱き上げる。
「なあ、爺様・・・・俺のせいでまた追われる事になったら、どうする?」
「何を言っておるか、儂らは争いは好まぬが、ただ言われ無き虐殺を受け入れる気は無いぞ。
我らに喧嘩を売る事がどういうことになるか・・・・・・目にもの見せてやるわ!」
「・・・・・いっぺん死んで性格変わったな爺様・・・・(汗)」
自分が知らない間に、随分血の気の多くなった族長に、ヴァルは遠い目をしてしまう・・・・

――いいのか長がそれで・・・・(汗)






ヴァルはルースを連れて近くの森まで来て、木の根元に座り、ヴァルはルースを目の届く範囲で遊ばせていた。
そのルースは何かを見つけたのか、じっと何かを見ている、不思議に思って、ヴァルはルースが見ているものに視線を向ける。
視線の先には、丸い目丸い顔丸いからだの羽根の生えた生き物。
「ほう、ふくろうの子供か」
ふわふわなボールのようなふくろうの子供が、木の根元で蹲っていた。
「ふくりょん?」
ルースが大きな目をいっぱいに開いて、ふくろうを見ている。
小さな手を伸ばして触ろうとするが、ふくろうの子供は後ろに下がり、それでも触ろうとする、ルースの手を鋭い嘴で突っつく。
「ふみゃああああああ(><)」
痛さに泣き出したルースをあやし、泣き止ませると・・・・

「来るなって言ったのにな」

ついため息が出るが、けして嫌な感じは無い・・・・・・むしろ何処か嬉しく思う自分が居る・・・・
「来ちゃいました、迷惑でした?」
そう言ってにっこりと微笑むのは、金の髪の女性・・・・
「・・・・俺の親には見つからない方が良いぞ・・・・マジで」
ヴァルも笑いながら言葉を返す。
「何故か、お嬢さんは親父たちに気に入られてるからな」
「そうなんですか?」
そう言いつつ、ヴァルの側まで行くフィリア。


むんずっ。


「え?」
「おい?」
ルースが片手でヴァルの髪を、もう片方の手でフィリアの髪を、小さな手で掴む。
で、それを引っ張る・・・・








ちゅっv










暫し固まる二人・・・・顔を真っ赤にして・・・・・





<続>

―あとがき―

ああああああ甘いいいいいいいいいいいい!!!!!

ヴァル:////////

顔赤いね、違う人呼ぼうか?
フィリアとか・・・・

ヴァル:だあああああああ!!!!
何書いてんだあああああああ!!!!!!!!(顔真っ赤)

あフィリア。

ヴァル:ぼんっ!(更に真っ赤に)

違った(笑)
それよりルースもっと二人をくっつけるんだよ。

ルース:うん♪(よく解ってない)

じゃあ、この辺で。
次もよろしくです。
(ヴァルってからかうと面白いかも)

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10883Re:――竜の見る夢―― 第九章由季まる 2002/10/26 17:57:22
記事番号10871へのコメント


どうも、こんにちはー。

>「滅ぼす・・・てか」
>
>いつの間に来ていたのか、ヴァルが戸口のところで神官たちを見ていた。
>「天竜王の命令じゃあねんだろ?
>お前らの独断か、居るんだなお前らみたいなバカが・・・・竜王たちも大変だな」
ムムム…そんなにヴァルは嫌われてたりするんですか。

>「失せろ」
>
>低く発せられた呟きに、神官たちは慌ててそこを出て行く。
>その様子を呆れたように、族長は見ていた・・・・ヴァルがからかっている事に気づかぬ者達を・・・
おおう、カッコいいですね!

>ヴァルの足元で、小さな影が動く。
>「兄ちゃん?
>あれ、わるい?」
>神官たちは気づいていなかったが、ヴァルの足元にルースが居た事を。
>ルースは小さな手でヴァルにしがみつき、少し震えている。
かあいいですv
ルース君はヴァルと違ってフツーの子供ドラゴンですもんね。

>「何を言っておるか、儂らは争いは好まぬが、ただ言われ無き虐殺を受け入れる気は無いぞ。
>我らに喧嘩を売る事がどういうことになるか・・・・・・目にもの見せてやるわ!」
>「・・・・・いっぺん死んで性格変わったな爺様・・・・(汗)」
>自分が知らない間に、随分血の気の多くなった族長に、ヴァルは遠い目をしてしまう・・・・
あはは。長老様かっこいいー!(ヴァルは大変そうですけど・笑)

>ヴァルはルースを連れて近くの森まで来て、木の根元に座り、ヴァルはルースを目の届く範囲で遊ばせていた。
…それ、まるっきり『おとーさん』なのきづいてる?ヴァルー。

>「ほう、ふくろうの子供か」
>ふわふわなボールのようなふくろうの子供が、木の根元で蹲っていた。
>「ふくりょん?」
ぎゃああああー!かわわわあ!v(はなぢ)

>「ふみゃああああああ(><)」
>痛さに泣き出したルースをあやし、泣き止ませると・・・・
おとーさんだ、おとーさん。

>ついため息が出るが、けして嫌な感じは無い・・・・・・むしろ何処か嬉しく思う自分が居る・・・・
おおうぅ…微妙な感じですね。

>
>むんずっ。
>
>「え?」
>「おい?」
>ルースが片手でヴァルの髪を、もう片方の手でフィリアの髪を、小さな手で掴む。
>で、それを引っ張る・・・・
>
>
>
>ちゅっv
>
>
>
>暫し固まる二人・・・・顔を真っ赤にして・・・・・
>
おおおおぅ!?
><続>
おおおおおおおおううぅ!?
つ、続いちゃいましたね…(汗・どぎまぎ)

>それよりルースもっと二人をくっつけるんだよ。
>
>ルース:うん♪(よく解ってない)
な、なるほどルース君の役目はそれだったのか…(違っ)

>じゃあ、この辺で。
>次もよろしくです。
うううう、私のヴァルが…(違っ)うーむ、実は複雑な心境です…。
でも、くっつくならばフィリアがいいですしねー。
「いいかなー」って思います。

ではでは!かなり長くなりましたがまた縁がありましたら!

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10892Re:――竜の見る夢―― 第九章キツネノテブクロ 2002/10/26 22:28:22
記事番号10883へのコメント

>どうも、こんにちはー。
こんにちはです。

>>「天竜王の命令じゃあねんだろ?
>>お前らの独断か、居るんだなお前らみたいなバカが・・・・竜王たちも大変だな」
>ムムム…そんなにヴァルは嫌われてたりするんですか。
嫌われていると言うより、危険視されています。

>>「失せろ」
>>
>>低く発せられた呟きに、神官たちは慌ててそこを出て行く。
>>その様子を呆れたように、族長は見ていた・・・・ヴァルがからかっている事に気づかぬ者達を・・・
>おおう、カッコいいですね!
ヴァル:ありがとな。

>>ヴァルの足元で、小さな影が動く。
>>「兄ちゃん?
>>あれ、わるい?」
>>神官たちは気づいていなかったが、ヴァルの足元にルースが居た事を。
>>ルースは小さな手でヴァルにしがみつき、少し震えている。
>かあいいですv
>ルース君はヴァルと違ってフツーの子供ドラゴンですもんね。
ヴァルが特殊すぎるんです。
ルースには神官たちの怖い顔は嫌でしょうし(^^;

>>「何を言っておるか、儂らは争いは好まぬが、ただ言われ無き虐殺を受け入れる気は無いぞ。
>>我らに喧嘩を売る事がどういうことになるか・・・・・・目にもの見せてやるわ!」
>>「・・・・・いっぺん死んで性格変わったな爺様・・・・(汗)」
>>自分が知らない間に、随分血の気の多くなった族長に、ヴァルは遠い目をしてしまう・・・・
>あはは。長老様かっこいいー!(ヴァルは大変そうですけど・笑)
ヴァルは大変かも(笑)

>>ヴァルはルースを連れて近くの森まで来て、木の根元に座り、ヴァルはルースを目の届く範囲で遊ばせていた。
>…それ、まるっきり『おとーさん』なのきづいてる?ヴァルー。
カーリーさんの企みが着々と実り始めてます・・・・(笑)

>>「ほう、ふくろうの子供か」
>>ふわふわなボールのようなふくろうの子供が、木の根元で蹲っていた。
>>「ふくりょん?」
>ぎゃああああー!かわわわあ!v(はなぢ)
ルースは私の話の中で、唯一ほんわかした子です。

>>「ふみゃああああああ(><)」
>>痛さに泣き出したルースをあやし、泣き止ませると・・・・
>おとーさんだ、おとーさん。
シヴァよりお父さんしてる・・・・

>>ついため息が出るが、けして嫌な感じは無い・・・・・・むしろ何処か嬉しく思う自分が居る・・・・
>おおうぅ…微妙な感じですね。
微妙です。

>>むんずっ。
>>
>>「え?」
>>「おい?」
>>ルースが片手でヴァルの髪を、もう片方の手でフィリアの髪を、小さな手で掴む。
>>で、それを引っ張る・・・・
>>
>>
>>
>>ちゅっv
>>
>>
>>
>>暫し固まる二人・・・・顔を真っ赤にして・・・・・
>>
>おおおおぅ!?
>><続>
>おおおおおおおおううぅ!?
>つ、続いちゃいましたね…(汗・どぎまぎ)
妙なとこで切ってしまいました(汗)

>>それよりルースもっと二人をくっつけるんだよ。
>>
>>ルース:うん♪(よく解ってない)
>な、なるほどルース君の役目はそれだったのか…(違っ)
ルースには無理があるかな・・・・・兄ちゃんに甘えてるだけなので・・・

>>じゃあ、この辺で。
>>次もよろしくです。
>うううう、私のヴァルが…(違っ)うーむ、実は複雑な心境です…。
>でも、くっつくならばフィリアがいいですしねー。
>「いいかなー」って思います。
私は以前ヴァルフィリ駄目だったんですが、最近はこの二人良いかなとか思うようになってます。
>ではでは!かなり長くなりましたがまた縁がありましたら!
レス有難う御座いました。

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10884ヴァルフィリだvYuppy 2002/10/26 18:25:41
記事番号10871へのコメント


>――竜の見る夢―― 第九章
ぱちぱちぱちぱちぱちぱち(やっぱりやる拍手)

>エンシェントドラゴンの集落に、見慣れぬ神官服に身を包んだ男たちが現れた。
>「ここの長に会いたい」
ヴァルの爺さんにですか?

>「儂がこのエンシェントドラゴンを束ねておる者だ、おぬし達は何者か?」
>「私どもは、天竜王様に仕える神官。
>こちらに、ヴァル=アガレスが居ると思うのですが、彼にあわせて頂きたい」
死にたくないなら(殺されたくないなら)さっさと帰れ(ひどっ)

>「何故にか?」
>ヴァルの名前が出ると、族長はすっと目を細める。
>「貴方が理由を知る必要はありません」
ケンカ腰ですね。

>神官は表情を変えることなく、言い切る。
>その様子は、何処か相手を小ばかにしてる風にさえ見える・・・・
やっぱケンカ売ってた。

>いつの間に来ていたのか、ヴァルが戸口のところで神官たちを見ていた。
>「天竜王の命令じゃあねんだろ?
>お前らの独断か、居るんだなお前らみたいなバカが・・・・竜王たちも大変だな」
>鼻先で笑い飛ばすような、相手を小ばかにした言い様に、神官たちは険悪な表情を浮かべる。
>「死にたくなければさっさと帰れ、そして二度と俺に構うな。
私、似たようなことを書いてしまった(汗)

>次も同じ事や、俺の一族に手を出そうってんなら・・・・・楽な死に方は出来ねえぜ」
>口調こそ軽いが、静かに放たれる殺気に神官たちは背筋に、冷たいものを感じる。
ヴァル、かっこいいv
私もヴァルかっこよく書かねば。

>
>「失せろ」
>
>低く発せられた呟きに、神官たちは慌ててそこを出て行く。
情けない。
でもまぁヴァル相手だから……。

>その様子を呆れたように、族長は見ていた・・・・ヴァルがからかっている事に気づかぬ者達を・・・
かっこいいっ!!ヴァル最高っ!!

>ヴァルの足元で、小さな影が動く。
>「兄ちゃん?
>あれ、わるい?」
>ルースは小さな手でヴァルにしがみつき、少し震えている。
ルース可愛いっ!!

>「怖かったか?」
>ヴァルはしゃがんで視線を合わせ、そっと頭を撫で抱き上げる。
兄というより父親……。

>「なあ、爺様・・・・俺のせいでまた追われる事になったら、どうする?」
>「何を言っておるか、儂らは争いは好まぬが、ただ言われ無き虐殺を受け入れる気は無いぞ。
>我らに喧嘩を売る事がどういうことになるか・・・・・・目にもの見せてやるわ!」
争いは好まないのでは…………?(汗)

>ヴァルはルースを連れて近くの森まで来て、木の根元に座り、ヴァルはルースを目の届く範囲で遊ばせていた。
もはや父親代わり。

>そのルースは何かを見つけたのか、じっと何かを見ている、不思議に思って、ヴァルはルースが見ているものに視線を向ける。
>視線の先には、丸い目丸い顔丸いからだの羽根の生えた生き物。
鳥→人の食事を邪魔する上にプレステのコントローラーのアナログスティックをかじってボロボロにした挙句更にはプレステのコードまで噛み千切ろうとする私のインコは傍迷惑な生命体。(関係無い)

>「ほう、ふくろうの子供か」
>ふわふわなボールのようなふくろうの子供が、木の根元で蹲っていた。
ふわふわなボールっ!?欲しいっ!!飼うっ!!!(待て)

>「ふくりょん?」
か、かわいいッ!!

>ルースが大きな目をいっぱいに開いて、ふくろうを見ている。
>小さな手を伸ばして触ろうとするが、ふくろうの子供は後ろに下がり、それでも触ろうとする、ルースの手を鋭い嘴で突っつく。
ふくろうの嘴って痛いですからね。形状がインコと似てますからいっつもインコに噛まれている私にはよくわかります。

>「ふみゃああああああ(><)」
>痛さに泣き出したルースをあやし、泣き止ませると・・・・
父親になってる……。

>むんずっ。
>
>
>「え?」
>「おい?」
>ルースが片手でヴァルの髪を、もう片方の手でフィリアの髪を、小さな手で掴む。
>で、それを引っ張る・・・・
>
>
>
>
>
>
>
>
>ちゅっv
ははははははっ。
ルースお茶目〜〜。わかっててやってるのかい、ルース?

>
>
>暫し固まる二人・・・・顔を真っ赤にして・・・・・
ヴァルが赤面…………(笑)

>
>ヴァル:だあああああああ!!!!
>何書いてんだあああああああ!!!!!!!!(顔真っ赤)
>
>あフィリア。
あ、ついでにカメラ持ったシヴァさんが。(をい)

>それよりルースもっと二人をくっつけるんだよ。
どんどんくっつけなさいルースっ!(待て)

>
>ルース:うん♪(よく解ってない)
わかってなくてOKっ!!

>
>じゃあ、この辺で。
>次もよろしくです。
>(ヴァルってからかうと面白いかも)
ホント面白いですね。
ではこの辺で〜〜

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10895Re:ヴァルフィリだvキツネノテブクロ 2002/10/26 22:59:14
記事番号10884へのコメント

こんにちは。
キツネノテブクロです。
>>エンシェントドラゴンの集落に、見慣れぬ神官服に身を包んだ男たちが現れた。
>>「ここの長に会いたい」
>ヴァルの爺さんにですか?
曾爺さんですね。
>>「儂がこのエンシェントドラゴンを束ねておる者だ、おぬし達は何者か?」
>>「私どもは、天竜王様に仕える神官。
>>こちらに、ヴァル=アガレスが居ると思うのですが、彼にあわせて頂きたい」
>死にたくないなら(殺されたくないなら)さっさと帰れ(ひどっ)
ホントですね。
>>「何故にか?」
>>ヴァルの名前が出ると、族長はすっと目を細める。
>>「貴方が理由を知る必要はありません」
>ケンカ腰ですね。
>>神官は表情を変えることなく、言い切る。
>>その様子は、何処か相手を小ばかにしてる風にさえ見える・・・・
>やっぱケンカ売ってた。
喧嘩売ってることすら気づいてません、この方達は。
>>いつの間に来ていたのか、ヴァルが戸口のところで神官たちを見ていた。
>>「天竜王の命令じゃあねんだろ?
>>お前らの独断か、居るんだなお前らみたいなバカが・・・・竜王たちも大変だな」
>>鼻先で笑い飛ばすような、相手を小ばかにした言い様に、神官たちは険悪な表情を浮かべる。
>>「死にたくなければさっさと帰れ、そして二度と俺に構うな。
>私、似たようなことを書いてしまった(汗)
ああいう手合いには、同じような事を思ってしまうんでしょう。
>>次も同じ事や、俺の一族に手を出そうってんなら・・・・・楽な死に方は出来ねえぜ」
>>口調こそ軽いが、静かに放たれる殺気に神官たちは背筋に、冷たいものを感じる。
>ヴァル、かっこいいv
有難う御座いますvv
>私もヴァルかっこよく書かねば。
>>
>>「失せろ」
>>
>>低く発せられた呟きに、神官たちは慌ててそこを出て行く。
>情けない。
>でもまぁヴァル相手だから……。
確かに情けないですね・・・
>>その様子を呆れたように、族長は見ていた・・・・ヴァルがからかっている事に気づかぬ者達を・・・
>かっこいいっ!!ヴァル最高っ!!
ヴぁる:ありがとな。
>>ヴァルの足元で、小さな影が動く。
>>「兄ちゃん?
>>あれ、わるい?」
>>ルースは小さな手でヴァルにしがみつき、少し震えている。
>ルース可愛いっ!!
ルース:ふみゅ♪(嬉しいらしい)
>>「怖かったか?」
>>ヴァルはしゃがんで視線を合わせ、そっと頭を撫で抱き上げる。
>兄というより父親……。
ですねー・・・・。
>>「なあ、爺様・・・・俺のせいでまた追われる事になったら、どうする?」
>>「何を言っておるか、儂らは争いは好まぬが、ただ言われ無き虐殺を受け入れる気は無いぞ。
>>我らに喧嘩を売る事がどういうことになるか・・・・・・目にもの見せてやるわ!」
>争いは好まないのでは…………?(汗)
争いは好まない、でも泣き寝入りはしない。
と言う事を学んだようです(^^;
>>ヴァルはルースを連れて近くの森まで来て、木の根元に座り、ヴァルはルースを目の届く範囲で遊ばせていた。
>もはや父親代わり。
ははははは(乾いた笑)
>>そのルースは何かを見つけたのか、じっと何かを見ている、不思議に思って、ヴァルはルースが見ているものに視線を向ける。
>>視線の先には、丸い目丸い顔丸いからだの羽根の生えた生き物。
>鳥→人の食事を邪魔する上にプレステのコントローラーのアナログスティックをかじってボロボロにした挙句更にはプレステのコードまで噛み千切ろうとする私のインコは傍迷惑な生命体。(関係無い)
インコってそんなにはた迷惑な事するんですか??
>>「ほう、ふくろうの子供か」
>>ふわふわなボールのようなふくろうの子供が、木の根元で蹲っていた。
>ふわふわなボールっ!?欲しいっ!!飼うっ!!!(待て)
実際にふくろうの子供を見たことありますが、ホントにボールみたいで可愛いですvv
>>「ふくりょん?」
>か、かわいいッ!!
ルース以外でこういう言い方しそうなのは・・・・・・・・・・・・ヴィシュヌと地竜王かな;;
>>ルースが大きな目をいっぱいに開いて、ふくろうを見ている。
>>小さな手を伸ばして触ろうとするが、ふくろうの子供は後ろに下がり、それでも触ろうとする、ルースの手を鋭い嘴で突っつく。
>ふくろうの嘴って痛いですからね。形状がインコと似てますからいっつもインコに噛まれている私にはよくわかります。
子供であろうと猛禽類、生肉食いますから・・・・
>>「ふみゃああああああ(><)」
>>痛さに泣き出したルースをあやし、泣き止ませると・・・・
>父親になってる……。
ヴァル:・・・・・・
>>むんずっ。
>>
>>
>>「え?」
>>「おい?」
>>ルースが片手でヴァルの髪を、もう片方の手でフィリアの髪を、小さな手で掴む。
>>で、それを引っ張る・・・・
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>ちゅっv
>ははははははっ。
>ルースお茶目〜〜。わかっててやってるのかい、ルース?
ルース:?(解ってないようです)
>>
>>
>>暫し固まる二人・・・・顔を真っ赤にして・・・・・
>ヴァルが赤面…………(笑)
赤面です(笑)
>>
>>ヴァル:だあああああああ!!!!
>>何書いてんだあああああああ!!!!!!!!(顔真っ赤)
>>
>>あフィリア。
>あ、ついでにカメラ持ったシヴァさんが。(をい)
どこ?(まて
>>それよりルースもっと二人をくっつけるんだよ。
>どんどんくっつけなさいルースっ!(待て)
>
>>
>>ルース:うん♪(よく解ってない)
>わかってなくてOKっ!!
>>じゃあ、この辺で。
>>次もよろしくです。
>>(ヴァルってからかうと面白いかも)
>ホント面白いですね。
>ではこの辺で〜〜
レス有難う御座いました。

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10900――竜の見る夢―― 第十章キツネノテブクロ 2002/10/27 10:56:18
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十章





火竜王の居城、とことんシンプルな造りの神殿。
フレイは久々に戻っていた、フィリアは店の方に顔を出すと言ってはいたが、そのままヴァルの所に行ったのだろうと思っていた。
「親父お帰り」
フレイの息子、火の竜神ザードが入り口のところで待っていた。
「天竜王から連絡あった、親父がこっちに戻ってくるって。
何かあったのか?」
「うむ・・・・」



「夢ね・・・・俺は見てないな、天竜王から聞いてはいたけど、それで直ぐディアにも聞いたけど、ディアも見てないってさ」
ザードはお茶を飲みつつ、父の言葉に答えている。
「空が黒くなる・・・・闇に食われるって事かな・・・・」
「解らぬが・・・・異界の魔王、白霧がこの世界に来ているらしい。
今回の夢の事と関係有るかも知れん」
「デスフォッグって・・・・(汗)
ダークスターの次はそれかよ(ため息)」
ザードは過去数年の出来事を思い出す、あのお方は降臨する、ダークスターは来る、異界の者の襲撃は受ける・・・・・そして今度は異界の魔王・・・・。
ため息が出るのも当然だった。
フレイも同じことを思って、何も言えなかった、一筋の汗を浮かべて。

「おいおい、辛気くせーな」

呆れたような声がして、ガーヴが姿を現す。
「デスフォッグのとこに行ってきたぜ、何者かに召喚されたとか言ってたな。
で、白霧以外に三人ほど召喚されたようだって、言ってたぜ」
ずかずかと座り込み、そこにあった茶菓子をつまみつつ、ガーヴは言う。
どっかりと胡坐をかいて、ガーヴは室内を見回す、誰の趣味なのか床は畳で土足厳禁、古めかしい茶箪笥に、目の前にはどっしりとした平台。
極めつけは囲炉裏があることだろう・・・・・・ちなみにガーヴはちゃんと靴脱いで、靴置きの所に置いている。
「いつも思うがよ・・・・・この部屋誰の趣味だ?」
「親父の趣味」
ガーヴの問いに、ザードがスパッと答える。
フレイの方は囲炉裏の火を起こして、鉄瓶などかけつつ、いつの間に用意したのか、徳利とお猪口をがその側に置いてある。
「ガーヴ、お前も飲むか?」
「おう!」




「先にオッサン達のとこに行っててくれ、俺はこいつを家に帰してから行く」
ヴァルはまだ少し赤い顔で、フィリアに言いながら、ルースを指差す。
「あ、はい・・・・あの、ヴァル」
「ん?」
「私、ヴァルのご両親に会いたいのですけど・・・・謝罪したいのです」
「いや、マジで来るな;;」
「え、でも・・・」
フィリアは困ったような、不思議そうなそんな表情でヴァルを見るが、ヴァルの方はフィリアから視線をそらし、そっぽを見ているので、フィリアからはヴァルの表情が見えなかった。
見えていたら、どう反応してよいか困ったかもしれない、ヴァルの顔はさっき以上に赤くなっていたから・・・・
「とにかく、親父たちに会わなくて良い!
と言うより会うな、何言われるか分かったもんじゃねえ;;;」
「・・・はあ;;」
何と無く会わない方が良さそうなのは解る、ヴァルが困るような事になるのだろう。
「じゃあ、私は先に火竜王様のとこに行きます」
それだけ言って、フィリアは立ち去った。
ようやく顔から赤みが消えると、ヴァルはルースに言わないように約束させ、家へと戻った。

――どうせその内ばれるんだろうな・・・・(−ー;


ルースをおきに戻るとヴァルはひっくりこけた、何故かヴィシュヌが居たのだ・・・・
「いやん、ヴァルちゃん置いてっちゃv
私も行くからねvvv」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・断る(怒)」
妙に間が空き答えるヴぁる。
「いいじゃねえか、ヴァル。
持ってけば、何かの弾除けぐらいにはなるぞ」
からからと笑いながらシヴァが言うのを聞いて、ヴィシュヌはよよよっと泣き崩れながら一言。
「おにいちゃんのいけず〜(涙)」

ざわわあああああ・・・

ヴァルは鳥肌が立つのを感じ、一瞬意識が遠のきそうになる。
「おーい、ヴァル〜。
大丈夫か?」
「連れて行きたくねえ(遠い目)」
「え〜なんでえ〜私のこと嫌いなのぉ〜?」
目をうるうるさせ、ヴァルを上目遣いで見るヴィシュヌ。

ぴしっ。

「今この場で灰にしても良いか?」
焦点の合わない目をして、手に魔力球を生み出し、ヴァルは呟く。
「その辺にしろ、ヴィシュヌ。
ホントに消し炭にされるぞ(呆)」
流石に長い事兄弟してるだけあって、シヴァは全く動じていない。
「慣れって・・・・・怖い・・・・・(汗)」
そう呟くヴァルだった(笑)



フィリアは神殿に着くと、手鏡を出して顔色を見る。
顔の赤みは引いてはいるが、ふとした事で思い出しては赤面していた。

――・・・・キス・・・・ですよねあれ・・・・

そっと唇に手をやり、またも顔が赤くなっていく。
「意識しないで居られるかしら」

「何がかな?巫女殿」
聞いたような声に振り向けば、柔らかな微笑を浮かべたヴィシュヌと・・・・
「からかうなよ、ヴィシュヌ」
聞き心地の良いハスキーな声の持ち主。
「ひど〜い、ヴァルちゃんのイジワル(><)
私泣いちゃうよぉ〜」
「ああそうか。
出来れば、北の魔王のとこ行って泣いてくれ」
ヴィシュヌがいやいやしながら抗議すれば、ヴァルはただ投げやりに返す。
「・・・・・ヴィシュヌさんも来られたんですか(汗)」
「天竜王様に許可は貰ってますよ。
甥のことが気がかりですし・・・」
すっと真面目な表情に戻り、フィリアに話しかける。
「・・・はあ;;」
何とも気の抜けた返事しか返せないフィリアだった。


――真実を知りたい・・・・


<続>


―あとがき―

ヴィシュヌ再臨(笑)

ヴィシュヌ:やっほ〜キツネvv
きったよ〜んvvv

いらっしゃい。
おネエ言葉と仕草で周りの方達からかってますなあ(^^;

ヴィシュヌ:まあな、反応見てると面白いしな。
それにな、ちょっと耳かせ・・・

何々?

ヴィシュヌ:(何か耳打ちしてる)

ふーん、なるほどねえ・・・・( ̄ー ̄

ヴィシュヌ:私を活躍させてよねv

考えてみます。
じゃあ、この辺で。

ヴィシュヌ:次もよろしくね〜vv

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10912――竜の見る夢―― 第十一章キツネノテブクロ 2002/10/28 07:12:48
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十一章





「で、ゼルこれを布告状だと決めた何かが起きたんでしょ?
でなきゃこんな緊張は生まれないわ」
まだ突っ伏したままのガウリイはほっといて、リナはゼルガディスに話しかける。
「ああ、最初はただの悪戯だと思っていたんだが・・・・一週間ほど前、沿岸の一国で暗殺騒ぎがあった。
犯人は不明、その国自体は政治的に安定していたし、他国に対してトラブルも抱えていなかった。
何より、この布告状と同じものが現場に置かれていた・・・・・・文面は・・・。

魔王を抱きし、穢れし大地に住まう者達へ。

罪を認めぬ者たちよ、浄化の焔は汝らの側にある。

許しを請え・・・・我らは慈悲深きものなり

だったかな、実物は見ていないが」
そこまでを淡々と語り、ゼルガディスはリナの表情を伺う。
リナは何かを考え込む・・・・・。
「ねえ、それホントに国≠ネのかしら?
何処と無く宗教っぽく感じるんだけど」
「ほう・・・流石だな、その線でも調べさせている」
唇の片方だけを軽く上げ、ゼルガディスは満足そうに言う。
「ゼルガディス殿、見ての通りアメリアは連日この件で疲れきっておる。
儂から貴殿に依頼したい、この布告上に関する指揮を頼みたい」
フィリオネルはそう言うと、頭を下げる。
「それはこちらから頼みたかった事だ、フィルさん頭を上げてくれ」

「あ〜星がいっぱいまわってる(@▽@)」
何とか復活したガウリイが、間の抜けたことを言いながら、起き上がる。
「旦那;;;」
「う〜ん;;
更にクラゲ化が進んだらどうしよう(滝汗)」
「どの道リナが面倒見るんだろ」
「なっ、何言ってるかなあ!!!(赤面)」
しれっと言ったゼルガディスのセリフに、リナは顔を赤くする。
「ま、ガウリイのことは置いといて・・・・・・クルス、居るな」

『はい、若』

「ええええ?????
何処に居るのおおおおお???????????」
ゼルガディスの普通な呼びかけに、声だけが聞こえる。
ガウリイも気配が感じ取れないのか、きょろきょろと見回している。
「クルス、今わかっていることは?」
『暗殺者が人間でない事程度しか・・・・それと海の向こうの大陸では、政治に神官達が口出しするようです』
「そうか、よしオニキスを使え。
俺が許可する」
『承知しました』
「ちょっと、ゼル今の・・・」
淡々としているゼルガディスに、リナは問いかける、声に聞き覚えがあるのだが。
「何だ、忘れたのか?
俺の実家でも、ここでもあっただろ、クロイセルだ」
「・・・あ」
言われて思い出す、黒髪に褐色の肌の青年、ゼルガディスの実家に遊びに言った際紹介されている。
「ガウリイ、気配感じ取れた?」
「全然、相当な使い手だな」
ガウリイは表情を引き締める、彼に気配を感じさせない程の腕の持ち主、それが敵でなかった事にホッとしながらも・・・
「あいつは親父にすら気配を読み取らせない、ガウリイの旦那でも難しいだろ」
苦笑しながら、ゼルガディスは言う、それを聞いたリナは一筋の汗を浮かべる。

――ラダさんって、ガウリイとゼルの2人がかりでも、圧勝しちゃう人よね(滝汗)

そんな人物にさえ気配を感じさせずに居るとは・・・・どのような修練を積めば可能なのか?
「ねえ、気になったんだけど、オニキスって?」
「悪いがそれには答える訳には行かない・・・・と言いたい所だが、一つだけならいいだろう。
オニキスってのはクルスが指揮する部隊、だと思ってもらえればいい」
「・・・・ふーん」
何処か納得しきれていない表情で、リナはゼルガディスを見るが、当のゼルガディスはしれっとしている。







天竜王の守護する大地、大陸の三分の一を占める帝国がある。
隣接する国々は帝国の侵攻に怯え暮らしていた。




――動くのは国か時代か・・・




<続>

―あとがき―

話が無意味にでかくなりそうな気がひしひしと・・・・

ゼル:まったくだ、政治がらみにリナとガウリイを巻き込んでも大丈夫なのか?

いざとなったら、リナに暴れてもらえれば。

ゼル:おい(汗)

まあ、冗談ですが。
国をつぶす事が目的じゃないんで、リナが暴れる事はないかと・・・・

ゼル:これは侵略戦争か?

さあ、どうだろうね( ̄ー ̄

ゼル:何を企んでる?

・・・・・・・教えません。

ゼル:ちっ!

じゃあ、この辺で。

ぜる:次もよろしくな。

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10913続きですね♪らん URL2002/10/28 14:31:39
記事番号10912へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん♪
続きが沢山読めて幸せほくほくの私ですv


>「あ〜星がいっぱいまわってる(@▽@)」
>何とか復活したガウリイが、間の抜けたことを言いながら、起き上がる。

星が沢山回ってよかったですね(滝汗)ま、大丈夫です!!!
ゼルガディスさんの言うとおり!!!!!!どの道リナさんが面倒みるのですぅぅうう!!(どがん)
リナ:な・・・・////////////あんたはぁぁあぁ!!何言っているのよ!!
アメリア:リナさん!!ガウリイさんの面倒を見るのはリナさんの義務なのです!これこそ正義です!!
リナ:無茶苦茶なこと言うなぁぁあぁぁ!!!!!//////////////

>「あいつは親父にすら気配を読み取らせない、ガウリイの旦那でも難しいだろ」

うどわ!!!素晴らしいですね!!気配探知機であるガウリイさんでも駄目なんて・・・・
ガウリイ:気配・・・たん・・・なんだったけ??
リナ:・・・気配探知機よ!!!!!!
頭がくらげになる症候群進行していません・・・??(ぼそっと呟くらん)
リナ:こいつはいつもの通りよ!!
(しかし、リナの額には一筋の汗が・・・・・)

>話が無意味にでかくなりそうな気がひしひしと・・・・

どきどきvv楽しみですv大きくしても大丈夫です!!!
最近寒くなったので朝布団から出たくない私です(待て)
そちらも体調には十分に気をつけてくださいねv
それではこれにて失礼いたします。

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10915Re:続きですね♪キツネノテブクロ 2002/10/28 18:47:39
記事番号10913へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん♪
>続きが沢山読めて幸せほくほくの私ですv
こんにちはキツネノテブクロです。
感想有難う御座います。
>>「あ〜星がいっぱいまわってる(@▽@)」
>>何とか復活したガウリイが、間の抜けたことを言いながら、起き上がる。
>星が沢山回ってよかったですね(滝汗)ま、大丈夫です!!!
ガウリイですし(おい
>ゼルガディスさんの言うとおり!!!!!!どの道リナさんが面倒みるのですぅぅうう!!(どがん)
>リナ:な・・・・////////////あんたはぁぁあぁ!!何言っているのよ!!
あらら、照れてますね(^^
>アメリア:リナさん!!ガウリイさんの面倒を見るのはリナさんの義務なのです!これこそ正義です!!
正義か?

アメリア:正義です!
>リナ:無茶苦茶なこと言うなぁぁあぁぁ!!!!!//////////////

>>「あいつは親父にすら気配を読み取らせない、ガウリイの旦那でも難しいだろ」
>うどわ!!!素晴らしいですね!!気配探知機であるガウリイさんでも駄目なんて・・・・
ゼフィーリアの方は人間離れしすぎな方多し!
>ガウリイ:気配・・・たん・・・なんだったけ??
>リナ:・・・気配探知機よ!!!!!!
>頭がくらげになる症候群進行していません・・・??(ぼそっと呟くらん)
進んでますよね・・・・?
>リナ:こいつはいつもの通りよ!!
>(しかし、リナの額には一筋の汗が・・・・・)
リナ、その汗は?
>>話が無意味にでかくなりそうな気がひしひしと・・・・
>どきどきvv楽しみですv大きくしても大丈夫です!!!
>最近寒くなったので朝布団から出たくない私です(待て)
>そちらも体調には十分に気をつけてくださいねv
>それではこれにて失礼いたします。
ありがとうございました。
最近は一気に寒くなってきたので、体調を崩しやすいと思います。
らん様も風邪などに気をつけてくださいませ。
では、失礼します。

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10922――竜の見る夢―― 第十二章キツネノテブクロ 2002/10/29 07:58:50
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十二章





オニキス(黒い宝石)――ゼルガディスはクロイセルが指揮する部隊と言った。
それは正しいくもあり、違ってもいる、オニキスとは、イモータル家が抱える隠密集団――それを束ねる者がクロイセル。
オニキスを動かせるのは、イモータル家の当主であるメティスと夫のラダマンティス、そしてゼルガディスの三名のみ。
通常は、各地に散って情報収集を主にしているが、命が下れば暗殺から情報操作まで、何でもこなす特殊な者達。
イモータル家が恐れられている要因の一つは、このオニキスの存在がある。

「若の許可がでた、解っているな」
クロイセルは、普通に街道を歩きながら、オニキスの間で使われる特殊な言語で話をする。
『承知、既に数名の者が海を渡りました。
第一報もまもなくかと』
「うむ、エルメキアやディルスの動きは?」
『ディルスはここ数年の王家の不幸により、戦力が低下、布告状に関しても動きが取れていないようです。
エルメキアは独自に、布告状を出した国を探っているようですが・・・成果は上がっていないようです』
「その情報は若の下へ、俺はラダマンティス様の下に」
『承知』
「忙しくなる、若も俺も・・・・」



「フィルさん、ゼフィーリアとヴィジョンを繋いで貰えるか?」
ゼルガディスは持ってきた荷物の中から、書類らしきものを出して、何かを書き込んでいる。
「うむ、直ぐに用意させよう」


ゼフィーリアの王宮とヴィジョンで繋いでもらうと、ゼルガディスはラダマンティスを呼び出し、報告を兼ねて打ち合わせをする。
「・・・とまあ、一応ここまでが報告だ。
で、何人かこっちに寄越してくれ・・・・そうだな、アイゼリナル=ミーズ、あいつとラフィもついでだ」
『ま、それはいいが。
それから、この布告状に関することでお前に特別権限が下りる、俺が女王と掛け合った。
騎士団員の中から何人か選んでそっちに行かせるが、そいつらは今度おこす部隊に配属予定の連中だ、お前の直属として使え』
「そうか・・・。
ああオニキスを動かした、近いうちにクルスが親父のとこに行くと思う。
俺から正式に依頼してもいいのか?」
『協力の事か?
お前に任せる、メティが近いうちにセイルーン入りする、お前の補佐として。
この件に関してはお前が陣頭指揮を執れ、各国の状況は俺よりお前の方が詳しい、頭空っぽなバカ貴族どもに任せられん』
「口が悪いな・・・」
ゼルガディスはラダマンティスの言葉に、ふっと笑みを見せる。
『ホントの事だ、あいつら俺を馬鹿にして見下してる癖して、何かあると頼ろうとする・・・・特にメティの縁者達は・・・』
最後の部分をぽつっと呟いた時のラダマンティスの表情は、苦いものを飲み込むような、不愉快気に歪んでいた。
その表情を見て、ゼルガディスは親族たちに自分とラフィリアス、ラダマンティスが陰で悪し様に言われているのを思い出す。
曰く、どこぞの馬の骨・・・粗暴な野蛮人・・・・曰く、公爵家の汚点・・・・
無能ゆえに公爵家を継ぐ事が出来なかった、能無しどもの陰口、未だに未練があるのか、事あるごとに母であり公爵家当主のメティスに、難癖つける愚か者達。
イモータル家は代々直系である必要はなく、分家であっても時の当主が時期当主に名指しすれば、当主となる事が出来る。
そうすることで、千年以上もの間力ある貴族としてあり続けてこられたのだ。
「何か言ってきたのか?」
『ああ、こう言った政治的なことはあの若造には無理だ。
とな・・・・無能者がぎゃんぎゃん吠えついてな』
「言わせとけ、能無し連中にどうにかできるモノでもないだろ」
ラダマンティスのセリフに鼻で嘲笑って、ゼルガディスは言葉を返す。
その言葉にラダマンティスも意地の悪い笑みを浮かべる。
『じゃあ、何かあれば連絡しろ。
軍事関係は俺の許可が居る場合があるからな』
「知ってるさ」


通信を終え、部屋に戻ったゼルガディスに、オニキスの一人が報告に来ていた。
その者は、クロイセルに報告したのと同じ内容を告げると、直ぐに姿を消す。
「エルメキア、ディルス、ライゼール・・・大国が動き出している、これが互いの不信感に繋がらなければいいが・・・」



――戦争・・・平和・・・・・



<続>

―あとがき―

後半暗いです;;

ラダ:ホントにな、お前貴族に偏見持ってないか?

さあね、言い古された言葉かもしれないけど、貴族も王族も制度化した盗賊って考え方してるから。

ラダ:それで無能者とかバカ貴族とか言ってんのか。

さよです。

ラダ:で、本当は何書きたいんだ?

無理かも知れないけど・・・・艦隊戦。

ラダ:無理!(きぱ

・・・・・・・・

ラダ:キツネが沈黙した所でこの辺で、次もよろしくな〜。

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10923戦争になるのですか。猫楽者 E-mail 2002/10/29 11:58:22
記事番号10922へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロさん。
お元気ですか、猫楽者です。

毎回とても楽しく読ませて頂いております♪
あんまりレス出来てません・・・・・・ごめんなさい。

>それは正しいくもあり、違ってもいる、オニキスとは、イモータル家が抱える隠密集団――それを束ねる者がクロイセル。
>オニキスを動かせるのは、イモータル家の当主であるメティスと夫のラダマンティス、そしてゼルガディスの三名のみ。
>通常は、各地に散って情報収集を主にしているが、命が下れば暗殺から情報操作まで、何でもこなす特殊な者達。
>イモータル家が恐れられている要因の一つは、このオニキスの存在がある。

イモータル公爵家直属の情報部、忍者集団のような組織ですか。

>「若の許可がでた、解っているな」
>クロイセルは、普通に街道を歩きながら、オニキスの間で使われる特殊な言語で話をする。
>『承知、既に数名の者が海を渡りました。
>第一報もまもなくかと』

もしかしたら・・・・・『狂気』に捕らわれ始めているかも・・・・しれない方の支配地域への潜入・・・。
任務とはいえ・・・・・どうかご無事で・・・・。

>「うむ、エルメキアやディルスの動きは?」
>『ディルスはここ数年の王家の不幸により、戦力が低下、布告状に関しても動きが取れていないようです。
>エルメキアは独自に、布告状を出した国を探っているようですが・・・成果は上がっていないようです』

ディルスの戦力低下・・・・竜将軍の計画を潰そうとしてゼロスさんが首都を炎上させて・・・・
覇王将軍さんと覇王様の連続デーモン発生事件・・・・国王さまも変わり果てた姿に・・・
アルス将軍に頑張って戦力の回復をして頂くしかないですね。

>『協力の事か?
>お前に任せる、メティが近いうちにセイルーン入りする、お前の補佐として。
>この件に関してはお前が陣頭指揮を執れ、各国の状況は俺よりお前の方が詳しい、頭空っぽなバカ貴族どもに任せられん』

ゼフィーリアにも居るのですね・・・腐れ貴族。
『貴族』として様々な特権を持っているのですから、それに伴う義務のことも頭の中に残っていると良いのですが。

>「口が悪いな・・・」
>ゼルガディスはラダマンティスの言葉に、ふっと笑みを見せる。
>『ホントの事だ、あいつら俺を馬鹿にして見下してる癖して、何かあると頼ろうとする・・・・特にメティの縁者達は・・・』
>最後の部分をぽつっと呟いた時のラダマンティスの表情は、苦いものを飲み込むような、不愉快気に歪んでいた。
>その表情を見て、ゼルガディスは親族たちに自分とラフィリアス、ラダマンティスが陰で悪し様に言われているのを思い出す。
>曰く、どこぞの馬の骨・・・粗暴な野蛮人・・・・曰く、公爵家の汚点・・・・

バカ貴族にとっては、誇るべきは家柄と血統・・・自分がいかに特権を持っているか・・・・。
自分自身のことは遠くの棚の上に置いておいて・・・・少しでも毛並みが違う人種を蔑む。
ラダさん・・・脳ミソ空っぽの野良犬の集団が、野生の狼に怯えて小声でキャンキャン言っているだけです。
とはいえ・・・・あっさりと二度と喋れない様にするわけにもいきませんし。
陰険で無能で何も出来ないくせに口だけは一人前の親族の集団・・・大変ですね。

>無能ゆえに公爵家を継ぐ事が出来なかった、能無しどもの陰口、未だに未練があるのか、事あるごとに母であり公爵家当主のメティスに、難癖つける愚か者達。

何故、自分が公爵家を継げなかったか・・・・当主に選ばれた方の能力も認めることが出来ない。
こおいう方々は・・・・すこし辛い目に遭って苦労しないとダメなのですかね(溜息)

>イモータル家は代々直系である必要はなく、分家であっても時の当主が時期当主に名指しすれば、当主となる事が出来る。
>そうすることで、千年以上もの間力ある貴族としてあり続けてこられたのだ。

流石です。この方法ならば後継者争い・・・お家騒動も大分減るのでしょうか。
当主の絶大な権限と強力する方々・・・・血筋と自分の子供に権力を譲ろうとしない・・・・ご立派です。

>「何か言ってきたのか?」
>『ああ、こう言った政治的なことはあの若造には無理だ。
>とな・・・・無能者がぎゃんぎゃん吠えついてな』
>「言わせとけ、能無し連中にどうにかできるモノでもないだろ」
>ラダマンティスのセリフに鼻で嘲笑って、ゼルガディスは言葉を返す。
>その言葉にラダマンティスも意地の悪い笑みを浮かべる。
>『じゃあ、何かあれば連絡しろ。
>軍事関係は俺の許可が居る場合があるからな』
>「知ってるさ」

ラダさんの所に軍関係の行動許可が集中していて、本当に良かったです。
戦争にはなって欲しくは無いのですが・・・・・・もし戦争になってしまったら
口うるさいバカ貴族たちを集めて・・・・・真っ先に最前線で戦ってもらいましょう。
誇りある血統と家、『貴族の御威光』が通用しない相手に、自分達が何処まで戦えるか・・身をもって思い知ってもらいましょう。

>「エルメキア、ディルス、ライゼール・・・大国が動き出している、これが互いの不信感に繋がらなければいいが・・・」

強大な国・・・・しかも政治に宗教家が口出しするような怖い国が相手なのですから
結果以内の人達がうまく力を合わせていけると良いですね。

>――戦争・・・平和・・・・・

平和が続いてくれると良いですね。
普通に暮らしている方々が、どうしても犠牲になってしまう・・・戦争。

>ラダ:ホントにな、お前貴族に偏見持ってないか?
>
>さあね、言い古された言葉かもしれないけど、貴族も王族も制度化した盗賊って考え方してるから。
>
>ラダ:それで無能者とかバカ貴族とか言ってんのか。
>
>さよです。

その通りですね。
何処かの国の貴族は・・・・元をただせば皆・・・海賊でしたし。
どうして貴族とか、彼らが言う所の下賎の者に養ってもらっている方が偉そうなのでしょうか。

>ラダ:で、本当は何書きたいんだ?
>
>無理かも知れないけど・・・・艦隊戦。
>
>ラダ:無理!(きぱ

おおおおおおおおおおおおおおお、艦隊戦♪
楽しみにお待ちしております。

>・・・・・・・・
>
>ラダ:キツネが沈黙した所でこの辺で、次もよろしくな〜。

少しずつ事態の緊迫感が増してゆきますね。
ドキドキしながら読ませて頂きました。

あの竜王さまは・・・・自分の支配地域の方々の、この行動をご存知なのでしょうか。

寒くなって参りましたので、お体にお気を付けて、お元気で。
では、失礼します。

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10924戦争になる可能性が・・・キツネノテブクロ 2002/10/29 15:57:06
記事番号10923へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロさん。
>お元気ですか、猫楽者です。
こんにちはです。
感想ありがとうございます。

>毎回とても楽しく読ませて頂いております♪
ありがとうございます(^^

>あんまりレス出来てません・・・・・・ごめんなさい。
気になさらないで下さい。

>イモータル公爵家直属の情報部、忍者集団のような組織ですか。
忍者集団みたいな組織です、裏の仕事専門ですね。

>もしかしたら・・・・・『狂気』に捕らわれ始めているかも・・・・しれない方の支配地域への潜入・・・。
>任務とはいえ・・・・・どうかご無事で・・・・。
狂気に囚われない事を祈りつつ、潜入した方達が無事に戻ってきてくれればと思ってます。

>ディルスの戦力低下・・・・竜将軍の計画を潰そうとしてゼロスさんが首都を炎上させて・・・・
>覇王将軍さんと覇王様の連続デーモン発生事件・・・・国王さまも変わり果てた姿に・・・
>アルス将軍に頑張って戦力の回復をして頂くしかないですね。
ディルスの戦力低下、これから先の事を思うと・・・

>ゼフィーリアにも居るのですね・・・腐れ貴族。
>『貴族』として様々な特権を持っているのですから、それに伴う義務のことも頭の中に残っていると良いのですが。
腐れ貴族・・・居るんです、ゼフィーリアにも、困った事に(苦笑)

>バカ貴族にとっては、誇るべきは家柄と血統・・・自分がいかに特権を持っているか・・・・。
>自分自身のことは遠くの棚の上に置いておいて・・・・少しでも毛並みが違う人種を蔑む。
貴族たる所以、それが血統だと信じている者達・・・
淀んだ血の流れは正常な思考さえ奪うのかもしれません。

>ラダさん・・・脳ミソ空っぽの野良犬の集団が、野生の狼に怯えて小声でキャンキャン言っているだけです。
ラダ氏にとっては、まさにそこらの犬がただ吠えてるに過ぎないんですが、やはり五月蝿いと思います。

>とはいえ・・・・あっさりと二度と喋れない様にするわけにもいきませんし。
>陰険で無能で何も出来ないくせに口だけは一人前の親族の集団・・・大変ですね。
メティス:困ったものよ、能無しな方達は(ため息)

ラダ:あっさり喋れなく出来ればな・・・ホントに楽だろうな。

>何故、自分が公爵家を継げなかったか・・・・当主に選ばれた方の能力も認めることが出来ない。
>こおいう方々は・・・・すこし辛い目に遭って苦労しないとダメなのですかね(溜息)
辛い目にあっても無理でしょう、実際は・・・・辛い思いをしても、そこから学ぶ気持ちがなければ・・・

>流石です。この方法ならば後継者争い・・・お家騒動も大分減るのでしょうか。
>当主の絶大な権限と強力する方々・・・・血筋と自分の子供に権力を譲ろうとしない・・・・ご立派です。
多分、この方法は貴族の間ではかなり異端だと思います。
貴族にとっては直系こそが、最も誇れる事でしょう、それによって正当な血筋を重んじる方達でしょうし。

>ラダさんの所に軍関係の行動許可が集中していて、本当に良かったです。
それが一番の救いです。
ゼフィーリアの女王は能力主義だと思ってます、ことに軍事面においては。

>戦争にはなって欲しくは無いのですが・・・・・・もし戦争になってしまったら
>口うるさいバカ貴族たちを集めて・・・・・真っ先に最前線で戦ってもらいましょう。
>誇りある血統と家、『貴族の御威光』が通用しない相手に、自分達が何処まで戦えるか・・身をもって思い知ってもらいましょう。
彼らを前線に送っても、あっさり死ぬか、一般の歩兵を無駄に犠牲にするだけか・・・どちらかだと思えます。

>強大な国・・・・しかも政治に宗教家が口出しするような怖い国が相手なのですから
宗教家が政治に口出しする、これ程怖い国はないです。
一歩間違えば、自分達以外全てが悪とされますから。(ちょっと偏見入ってます)

>結果以内の人達がうまく力を合わせていけると良いですね。
力をあわせて欲しい所ですが・・・上手くいって欲しいです。

>平和が続いてくれると良いですね。
>普通に暮らしている方々が、どうしても犠牲になってしまう・・・戦争。
それが戦争だと言ってしまうと、みもふたも無いですが・・・・戦争を起こす者たちは、それすら見ていないのかも知れません。

>何処かの国の貴族は・・・・元をただせば皆・・・海賊でしたし。
>どうして貴族とか、彼らが言う所の下賎の者に養ってもらっている方が偉そうなのでしょうか。
選民意識がそのまま生きて歩いているから。
何故、王侯貴族と呼ばれ、税を納めてもらっているのかを、忘れています。
そう言ったどうしょうも無い、腐れ貴族も出そうかとは思っています。(書いてて気分が悪くなりそうですが)

>おおおおおおおおおおおおおおお、艦隊戦♪
>楽しみにお待ちしております。
がふっ!(吐血)
あああああああああああああ(汗)
楽しみにされてしまったああああああああああ(滝汗)
はい、頑張ります。(目が泳いでる)

>少しずつ事態の緊迫感が増してゆきますね。
>ドキドキしながら読ませて頂きました。
緊迫してますねえ・・・・戦争を回避できるか、それとも起きてしまうのか?
それは其々の国家元首をはじめとする、国のトップ達の行動にもかかってきます。
リナ達四人組のうち、ゼルとアメリアは国のトップで動き、リナとガウリイはそれを補佐していく事になると思います。

>あの竜王さまは・・・・自分の支配地域の方々の、この行動をご存知なのでしょうか。
おそらく知っているとは思いますが、干渉はしないでしょう。
あくまで人間同士の諍いですので・・・

>寒くなって参りましたので、お体にお気を付けて、お元気で。
>では、失礼します。
有難う御座いました。
猫楽者さんも風邪などに気をつけてくださいませ。
失礼します。

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10932――竜の見る夢―― 第十三章キツネノテブクロ 2002/10/30 11:30:36
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十三章





「た〜い〜く〜つ〜」
特に何するでもない白霧はかなり退屈していた。
ゼラスとダルフィンの二人を相手に、お茶やおしゃべりで暇をつぶしていたが、いい加減飽きていた。
「ねえルビーアイ、何か面白い事ない?」
「・・・何を期待して聞いてるかは、あえて聞かんが・・・我に聞くだけ無駄だぞ」
氷の奥から呆れたように言葉を返す。
魔族のほうはいたって平和のようだった。




ヴァルとフィリア、ヴィシュヌは火竜王の居城に入ろうとして、入り口に見知らぬ男が立っているのを見る。
銀髪混じりのグレーの髪に、冷たいブルーグレーの瞳の青年。
「誰でしょう?」
「・・・・」
「どうしたんですか、ヴァル?」

――何でここに居る白竜神(汗)

ヴァルたちに気づいたのか、青年が近寄る。
「すまぬが、汝たちはこの神殿のものか?」
低く良く通る声で問いかける。
「いえ、私たちはこちらに用があって来た者です」
「では、ここが竜王の館だと知っての上か?」
「はい」
フィリアが青年と受け答えしている。
「とりあえず中入ろうぜ、白の竜神さんよ」
「!」
ヴァルの言葉に驚きの表情を青年はするが、ヴァルの方はさっさと中に入ってしまった。

――あの者は何者か・・・・





部屋に一歩入ると、むっとする様な酒の匂いに眉間にしわがよるヴァル。
足元に転がる瓶を見てさらに、すっと目が細められ・・・・・・
「巫女殿・・・・物凄くヴァル怒ってない?(滝汗)」
「・・・・(滝汗)」
流石のヴィシュヌも、場の空気を凍りつかせるような怒気に、そーと後ずさりしている。

「・・・・おい」

低く呻くように発せられた声に、ぎぎぃぃっと首を動かすのは、フレイとガーヴ。
ちなみにザードはヴァルたちが入ってくる前に、非難・・・・じゃなくて、お茶を入れに部屋を出ている。


十分後。
ずたぼろ状態のフレイとガーヴをそこらに転がし、ヴァルたちは寛いでいた。
「ここって、コタツもあるんですね(汗)」
視界の端に転がる二人を見なかったことにしつつ、フィリアは出されたお茶を飲んでる。
「まだ名乗っていなかったな、俺は白の世界の竜神、名はリュシフィード。
恋人を探しにここまで来たのだ」
「恋人さんですか?」
フィリアが恋人と言う単語に反応して、目をきらきらさせてる。(苦笑)
「うむ、ところで汝たちは?」
「火竜王様の巫女をしていました、フィリア=ウルコプトと申します」
「天竜王様の下で神官修行中の者で、ヴィシュヌ=アガレスです」
「・・・ヴァル=アガレス。
ヴィシュヌは俺の叔父だ」
順々に挨拶していくが、ヴァルの言葉を聞いた時、リュシフィードは「おや?」と言う様な表情をした。
「汝・・・・気のせいか、ヴォルフィードとデュグラディグドゥの気配がするが・・・」
「え?
どう言う事かな、ヴァルちゃん」
リュシフィードの言葉に、反応したのはヴィシュヌ、フィリアはそっとヴァルの方を見る。
「気のせいじゃねえよ、多分」
ヴァルはと言えば、しれっと答え返す。
その言葉に驚いた表情を見せたのは、ヴィシュヌとリュシフィード。

「俺は闇を撒くもの≠ニ黒の竜神≠フ力を受継いでる。
二つの気配を感じられてもおかしくないだろ」

余りにさらりと言われ、リュシフィードは目を丸くして硬直し、ヴィシュヌまじまじとヴァルの事を見ている。
「ヴァル・・・何時からだ?」
ヴィシュヌは硬い声でヴァルに問う、ヴァルはヴィシュヌを一瞥するが・・・
「・・・・・・・・」
「何故黙っている!」
声を荒げるヴィシュヌに、フィリアは驚いたように見る、どちらかと言えば穏やかな印象があるため、意外に思えた。
「・・・どう説明しろって言うんだ・・・・・・俺でさえそのときの記憶は曖昧なのに」
どこか不貞腐れた様に言うヴァルに、ヴィシュヌはきょとんとする。
「ぷっ。
ふふふふ(笑)」
子供のようにふくれっ面になったヴァルに、フィリアふき出す。
まさかヴァルの子供っぽい表情を、見れるとは思って居なかった為。
そのせいで更にヴァルがむくれてしまったが・・・・・(笑)




「で、リュシフィードよ、お前が探しに来たのは白霧ではないのか?」
何時の間にか復活したフレイが、リュシフィードに訊く。
「何故解った?」
「いや、神や魔王の間では有名だしな(汗)」
「ああ、白の世界の神と魔の争いの原因は、痴話喧嘩だって(汗)」
きょとんと聞き返すリュシフィードを見て、フレイとヴァルがボソッと呟く。
「白霧なら北の魔王のとこで、茶でも飲んでんじゃねえか」
こちらも何時の間にか復活したガーヴが、茶菓子に手を伸ばしながら喋っている。
「北の魔王?」
「氷付けにされたルビーアイの欠片だ」
ヴァルが答える、ついでに手近なメモ用紙にカタートの地図を書いて渡している。
暫く地図を見ていたリュシフィードは、礼を言って空間を渡って行った。

「あそこの下級魔族あたりが滅んだりして(汗)」

ぽつっと呟かれたフレイの言葉に、ヴァルは乾いた笑を浮かべていた。




「リュシ〜vvvvvv」
カタートの氷の前に来た時、リュシフィードはいきなり抱きつかれていた。
「ルグ!
会いたかったぞvv」
頭をよしよしと撫でながら、リュシフィードはこれでもかと言うような、甘い声をかける。
周りに居た中級以上の魔族たちは、滅ぶ前にさっさと逃げて、数名の下級の純魔族が、ころっと滅んでたりする・・・・(汗)

「あー・・・・他所行って甘えてくれんか、白霧」

氷の奥から、完全棒読みでルビーアイが声をかけてるが・・・・・・・当人達には聞こえていない。
ひたすららぶらぶな二人に、ルビーアイは脂汗ながしつつ、さっさとどっか行ってくれることを願っていた。
「誰かこいつら何とかしてくれ(滝涙)」
流石に腹心達も、滅ばないまでもダメージを受けるため、かなり遠巻きに見てるだけだった。
「異界の魔王って(滝汗)」
「・・・・近付いたらダメージ受けますし(汗)」
「魔王様には悪いが(汗)」

『(ここは我慢していただこう)』





――哀れ魔王・・・・(合掌)


<続>

―あとがき―

北の魔王、生きてるかな(汗)

ヴァル:さあな;;

ま、いっか。
オリキャラさんのプロフィールみたいなものです。

■クルス
[本名]
クロイセル=ディ=ルクセル
[種族]

[性別]

[年齢]

[容姿]
黒髪
藍色の瞳
褐色の肌
[武器]
?(剣、刃物全般)
[備考]
狼をイメージさせる様な、精悍な顔立ち。
隠密集団オニキスのリーダー。

■白の竜神
[本名]
リュシフィード
[種族]

[性別]
♂(一応)
[年齢]

[容姿]
銀混じりのグレイの髪
冷たいブルーグレーの瞳
[武器]

[備考]
白い世界の神。
玻璃(ラダマンティス)の創造主。

■白霧[デスフォッグ]
[本名]
ルグラディグドゥ
[種族]

[性別]
♀(一応)
[年齢]

[容姿]
黒髪
銀色の瞳
[武器]

[備考]
白い世界の魔王。
玻璃(ラダマンティス)の創造主。

白の竜神と白霧は『龍皇奇譚』のキャラ紹介で出した気がしますが、載せてみたり。

ヴァル:クルスの種族が「?」ってのは?

それは秘密ということで、じゃあこの辺で。

ヴァル:次もよろしくな。

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10934Re:――竜の見る夢―― 第十三章Yuppy 2002/10/30 20:37:07
記事番号10932へのコメント


>――竜の見る夢―― 第十三章
(ぱちぱちぱちぱちぱちぱち〜)←拍手

>「ねえルビーアイ、何か面白い事ない?」
>「・・・何を期待して聞いてるかは、あえて聞かんが・・・我に聞くだけ無駄だぞ」
Sは白霧さんが何を期待してるのかわかってるんですね。
何を期待してるんでしょーか…………

>氷の奥から呆れたように言葉を返す。
>魔族のほうはいたって平和のようだった。
魔族が平和でいいんですか?

>――何でここに居る白竜神(汗)
やっぱりヴァルは気づくんですね。

>「すまぬが、汝たちはこの神殿のものか?」
>「では、ここが竜王の館だと知っての上か?」
なにやら格式ばった(をい)な口調ですねぇ。さすが神。

>――あの者は何者か・・・・
ヴァルです(かなり待て)。

>低く呻くように発せられた声に、ぎぎぃぃっと首を動かすのは、フレイとガーヴ。
>ちなみにザードはヴァルたちが入ってくる前に、非難・・・・じゃなくて、お茶を入れに部屋を出ている。
ちゃっかり逃げたんですね(笑)。

>ずたぼろ状態のフレイとガーヴをそこらに転がし、ヴァルたちは寛いでいた。
あはは。ガーヴまでずたぼろにされてるー(笑)。

>「ここって、コタツもあるんですね(汗)」
まるで日本の家。

>「ヴァル・・・何時からだ?」
>「何故黙っている!」
口調が変わった……。

>声を荒げるヴィシュヌに、フィリアは驚いたように見る、どちらかと言えば穏やかな印象があるため、意外に思えた。
穏やかというより…………いえ。なんでもないです……(をい)

>子供のようにふくれっ面になったヴァルに、フィリアふき出す。
>そのせいで更にヴァルがむくれてしまったが・・・・・(笑)
うわぁ。見てみたい。

>「ああ、白の世界の神と魔の争いの原因は、痴話喧嘩だって(汗)」
上司の痴話喧嘩で戦争させられる両者の部下たちはどう思ってるんでしょう(待て)

>ヴァルが答える、ついでに手近なメモ用紙にカタートの地図を書いて渡している。
カタートの地図。レア物かも(違)。
町なんてあるのでしょーか。山の中に。

>頭をよしよしと撫でながら、リュシフィードはこれでもかと言うような、甘い声をかける。
>周りに居た中級以上の魔族たちは、滅ぶ前にさっさと逃げて、数名の下級の純魔族が、ころっと滅んでたりする・・・・(汗)
ある意味災厄(爆)。

>『(ここは我慢していただこう)』
口に出したら滅ぼされ……なくてもお仕置きくらいあるでしょうからね。

>――哀れ魔王・・・・(合掌)
Sには哀れ以外の単語は似合いませんっ!!!!!(待て)

>■クルス
>[本名]
>クロイセル=ディ=ルクセル
>[種族]
>?
え゛。

>[武器]
>?(剣、刃物全般)
ロッドかレミーの様です。

>[備考]
>狼をイメージさせる様な、精悍な顔立ち。
>隠密集団オニキスのリーダー。
忍者団体……?

>
>白の竜神と白霧は『龍皇奇譚』のキャラ紹介で出した気がしますが、載せてみたり。
>
>ヴァル:クルスの種族が「?」ってのは?
気になりますねぇ。
>
>それは秘密ということで、じゃあこの辺で。
>
>ヴァル:次もよろしくな。
は〜い。頑張ってください。
それではこの辺で〜〜

(あ。プレステつけっぱなしだ…………。しかも戦闘シーンでPAUSEかけたまま……。)

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10942Re:――竜の見る夢―― 第十三章キツネノテブクロ 2002/10/31 10:46:35
記事番号10934へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロです。

>>「ねえルビーアイ、何か面白い事ない?」
>>「・・・何を期待して聞いてるかは、あえて聞かんが・・・我に聞くだけ無駄だぞ」
>Sは白霧さんが何を期待してるのかわかってるんですね。
>何を期待してるんでしょーか…………
漠然と解ってるみたいです、S氏は;;

>>魔族のほうはいたって平和のようだった。
>魔族が平和でいいんですか?
さあ?
今の魔族は戦力はかなり落ちてますし・・・今は戦力回復が先でしょう、多分。

>>――何でここに居る白竜神(汗)
>やっぱりヴァルは気づくんですね。
気づいちゃうんです。

>>「では、ここが竜王の館だと知っての上か?」
>なにやら格式ばった(をい)な口調ですねぇ。さすが神。
白霧の前だとキャラ変わりそうですが(^^;
神様ですので、それなりに固い口調です、一応。

>>――あの者は何者か・・・・
>ヴァルです(かなり待て)。
他に言い様が無い気もします・・・。

>>ちなみにザードはヴァルたちが入ってくる前に、非難・・・・じゃなくて、お茶を入れに部屋を出ている。
>ちゃっかり逃げたんですね(笑)。
ええもうさっさと逃げました(笑)

>>ずたぼろ状態のフレイとガーヴをそこらに転がし、ヴァルたちは寛いでいた。
>あはは。ガーヴまでずたぼろにされてるー(笑)。
最近上司の扱いが;;;

ヴァル:酒代だけで破産しちまうからな、あの二人が飲むと(怒)

>>「ここって、コタツもあるんですね(汗)」
>まるで日本の家。
ですね。
なにせ、畳に囲炉裏もありますから。

>>「ヴァル・・・何時からだ?」
>>「何故黙っている!」
>口調が変わった……。
>>声を荒げるヴィシュヌに、フィリアは驚いたように見る、どちらかと言えば穏やかな印象があるため、意外に思えた。
>穏やかというより…………いえ。なんでもないです……(をい)
穏やかと言うより、おっ軽い性格・・・・いえなんでもないです(汗)

>>子供のようにふくれっ面になったヴァルに、フィリアふき出す。
>>そのせいで更にヴァルがむくれてしまったが・・・・・(笑)
>うわぁ。見てみたい。
私も見てみたい、可愛いかもvv

ごすっ!

ヴァル:(怒)

い゛だい゛・・・

>>「ああ、白の世界の神と魔の争いの原因は、痴話喧嘩だって(汗)」
>上司の痴話喧嘩で戦争させられる両者の部下たちはどう思ってるんでしょう(待て)
きっと遠い目して、またかとか思ってるかと・・・

>>ヴァルが答える、ついでに手近なメモ用紙にカタートの地図を書いて渡している。
>カタートの地図。レア物かも(違)。
>町なんてあるのでしょーか。山の中に。
町はないでしょうが、元は水竜王の霊山ですし、神殿跡とかはありそうです。

>>周りに居た中級以上の魔族たちは、滅ぶ前にさっさと逃げて、数名の下級の純魔族が、ころっと滅んでたりする・・・・(汗)
>ある意味災厄(爆)。
まさしく。(まて

>>『(ここは我慢していただこう)』
>口に出したら滅ぼされ……なくてもお仕置きくらいあるでしょうからね。
>>――哀れ魔王・・・・(合掌)
>Sには哀れ以外の単語は似合いませんっ!!!!!(待て)
L様のお仕置きに慣れてるであろう、S氏なら!(おい
白竜神と白霧のらぶらぶにも耐えられるでしょう!多分(まて
それにしても、あわれと言う単語が似合いますよね・・・・(−ー;

>>■クルス
>>[本名]
>>クロイセル=ディ=ルクセル
>>[種族]
>>?
>え゛。
>>[武器]
>>?(剣、刃物全般)
>ロッドかレミーの様です。
人切りマニアと刃物マニアな兄弟・・・・

>>[備考]
>>狼をイメージさせる様な、精悍な顔立ち。
>>隠密集団オニキスのリーダー。
>忍者団体……?
見たいなものです。

>>ヴァル:クルスの種族が「?」ってのは?
>気になりますねぇ。
謎です。(おい

>>ヴァル:次もよろしくな。
>は〜い。頑張ってください。
>それではこの辺で〜〜
レス有難う御座いました。
寒くなってきましたので、風邪などに注意してくださいませ。

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10941――竜の見る夢―― 第十四章キツネノテブクロ 2002/10/31 10:26:40
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十四章





世界の中心近くの小さな島、人はおろか生き物の気配のない、死の匂いのする島の奥に、小さな洞窟がある。
その洞窟の中に、人影が動いていた。
血の様に赤い髪に赤い瞳の男、もし見るものが居たならその人形めいた容姿に、背筋が寒くなる事だろう・・・・
何処から持ち込んだのか、赤い男は豪奢な家具を揃え、優雅に椅子に腰掛け、水鏡に映るモノを静かに見ている。
水鏡には様々なものが写っていた、竜王たちの行動、リナ達四人の動きにあらゆる国々の動き。
それをただ、じっと見ていた・・・・





黒髪に琥珀の目をした、30代から40代位に見える女性が街道を一人歩いていた。
見た目は質素な印象だが、見るものが見れば上等な布で作られた服だと知れる。
急ぐように歩みを進めていくが、その足取りに疲れの色はない。
女性の行く手の先の方に、馬車が止めてある、御者と誰かが口論をしているようだ、女性はその馬車に近付く。
馬車の中には姉妹なのだろうか、どちらも美しい容姿に銀の髪をした若い女性が二人、乗っている。
その馬車を守るように、剣士らしき者たちが、馬上から口論の相手を見据えている。
「もし、何かあったのですか?」
黒髪の女は、近くにいる者に問いかける。
「いえ、我らは急ぎの旅をしているのですが、あの者が道を塞いでしまって・・・」
剣士の一人が答える、確かに御者口論している相手は、灰色のローブを着た魔道士風の老人。
何かわめいているのだが、不明瞭な言葉で聞き取りにくく、老人の後方には何体かのゴーレムが道を塞ぐように立っている。
「流石に切って捨てるわけにもいきませんし・・・困ったものです」
剣士は本当に困った顔を浮かべている、ゴーレムで道を塞いではいても何か乱暴働いているわけでは無さそうだった。
「ご老人、あの方達は道を通りたいのですよ、このままでは通れません。
あの方達だけではありません、この道を通る方達が皆通れず困る事になります」
黒髪の女は、穏やかな口調で老人に話しかける。
「・・・あんたもここを通りたいのか?」
「はい」
「・・・ふむ、あんたはあやつらの様に偉そうには言わんのだな。
まあ、良かろう・・・ゴーレムはどかすが、この先は治安が良くない、野党の類も多い。
気をつけていきなされよ」
「はい、お気遣いありがとうございます」
黒髪の女は、軽く頭を下げると、御者の方に行き老人が道をあけてくれる事を告げる。
そしてそのまま、立ち去ろうとした女に、馬車から声がかかる。
「お待ちください、この先は野党が多いとの事、女性の一人歩きは危ないでしょう。
私たちの馬車で一緒に参りませんか?」
年が上に見えるほうの女性が声をかける。
「すみません、お言葉に甘えさせていただきます」
黒髪の女も一瞬考えたが、女一人で歩くには少々危ない場所らしい。
先程から見ていると、馬車の仕立てもかなり良く、どこかの貴族のものなのだろう、一緒にいる剣士たちも、おそらくは騎士。
「どうぞ中へ」
「それでは、お邪魔します・・・」




黒髪の女はティアワスと名乗った、銀髪の女性二人は姉妹ではなく親子と言うのに、ティアワスはかなり驚いた。
「とても親子には見えませんね、最初に見た時姉妹かと思いました」
「これでも二児の母ですよ、私は。
夫など息子と兄弟のように見えるほど、若く見えるらしくて」
「私にも子はおりますが、今は離れ離れでして・・・」
そう言うと、淋しげな笑みを浮かべるティアワス。
「その気持ち、解ります・・・・私も息子が長い事、行方知れずでしたから・・・」

――何処にも行かないでねゼルガディス・・・・

「メティスさんもですか」
「ええ・・・・・そう言えば、ティアワスさん次の町まででよろしいの?」
「特に宛があるわけでもないのですが・・・」
「もしよろしければ、暫く私に付き合って頂けませんか、セイルーンまでの間の話し相手として」
「はい、私は構いません」
ティアワスはにっこりと微笑んで、メティスの申し出を受けた。





赤い男は、水鏡に映る女達を見ていた。
そこに写っているのは、メティスと娘のラフィリアス。
そして・・・・・ティアワス。

「・・・・・動き出したか・・・・」

赤い男の呟きを聞くものは居ない・・・・。


赤い男が居る島の直ぐ側の海の底に、暗い闇が沈んでいる。
ゆっくりと緩やかに蠢く闇は、意思があるかのように、空に向かってその闇を伸ばしていく。



――闇こそ最後の自由なり・・・



<続>

―あとがき―

ようやく出せた、ティアワス。

L:ティアワスって、何者?

ネタバレのため秘密です。

L:ふーん・・・今回はみぢかいわね。

うっ!(何かが刺さるしぐさ)
・・・・・・・・・・・・・・・・精進します(TT)

L:ところでさ・・・

ぎくっ!

L:あたしの出番は?

・・・・・・(滝汗×100)

L:ないの?(鎌を構えつつ)

・・・・・何とか考えます(滝涙×∞)

L:カッコよく登場させなさいねv

あい(TT)
・・・・・・・・・・・・・・この辺で・・・・

L:次回もよろしくね〜んvv

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10949――竜の見る夢―― 第十五章キツネノテブクロ 2002/11/1 11:59:34
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十五章





ヴァルとヴィシュヌが火竜王の神殿に向かった後、再び天竜王に仕える神官達が訪れていた。
その数は、前回よりも多くなって・・・



「ヴァル=アガレスを今、この場に、呼んでいただこう」
神官の一人が、険しい表情で告げる。
「隠し立てすればそれなりの行動を取らせてもらう」
言外に、ヴァルが居なければ、力づくで探すと言っているようなもの。

「ヴァルはこの地にはおらぬ、立ち去るが良い」
族長が一人、神官たちの前に立つ。
その一歩後にシヴァがすっと立つ、その手に双竜刀を持ち、油断なく神官たちを見ている。
「俺の息子に何か用か?
腐れ神官ども」



フレイたちがやっと落ち着いた頃、その報告が来た。
「真か?
何故天竜王の神官達がそのような暴挙を・・・」
報告を受けたとき、フレイは愕然とした、どう考えても神官たちの行動は神の狂気によるもの・・・
火竜王の神官であるゴールドドラゴンたちも異変に気づき、止めに入ったが逆に深手を負わされた者も居る。
ゴールドドラゴンたちも一度死んで蘇った為か、神の狂気は抜け、以前のような暴挙をとる様なことは無く、エンシェントドラゴンとも距離をとってはいたが、何かをするようなことは無くなっていた。

天竜王に仕える神官達がエンシェントドラゴンの集落を襲っている

先ごろ会ったばかりの天竜王に、狂気があった事に気づかなかった・・・・それだけでフレイは目の前が暗くなる、そんな感覚に襲われる。
「神の狂気がどうかは知らねえが、舐めたマネしてくれる」
唸るような言葉に、フィリアはヴァルの方を見る。
表情が一切消え、その目には強い怒りの色が見える、そして無言で部屋を出て行く。
「ホントに・・・バカどもが」
ヴィシュヌも眉根にしわを寄せ不快気な表情を見せると、ヴァルの後を追う様に部屋を出て行く。
「・・・・・ヴァル・・・」
「俺達も行くか、姉ちゃん」
呟きを聞いたガーヴが、フィリアに声をかける。
フィリアは頷くと、ヴァルの後を追う、フレイも何か思うことでもあるのか、同じように出て行った。




ヴァルとヴィシュヌが着いた時には、夥しい数の死体が転がっていた・・・・・・それらの殆どが、天竜王に仕える神官たちだったが・・・
「この傷・・・親父か!」
神に仕える神官たちは主に棍やメイス、良くて槍を使う。
刃のある物を持ち歩く事はない、それに神官たちの傷は明らかに刀傷、同士討ちになった訳ではないだろう。
エンシェントドラゴンの中でも、刃のある武器を使うものは少ない・・・・となれば誰がやったかは知れる。
「まずいね、戦闘の中心が動いてる。
ヴァル、この傷って兄さんの双竜刀だよね、マジ切れしてなきゃいいけど」
ヴィシュヌの言葉に、ヴァルは一筋の汗が浮かぶ・・・・・
「探すか」

どおおぉぉぉぉん・・・・・・・

『・・・・(汗)』
ヴァルとヴィシュヌはぎぎぃぃっと音の方に顔を向ける、そこには口元に笑みを張り付かせ、据わった目で神官たちを吹き飛ばすシヴァの姿。
「・・・・キレてる(滝汗)」
「ああ(滝汗)」



「スットプ!!」
声に反応して、シヴァは動きを止める。
「ヴァル!?
何でお前がここに居る???」
「兄さん、派手にやったね;;」
「ヴィシュヌ!?」
ヴィシュヌの名に数名の神官達が反応する。
「なんでここ居るかって言うと、どっかのバカどもが暴挙に出たから止めにきたの。
それにしてもまあ、派手に暴れたねえ・・・」
ヴィシュヌの呆れまくった言葉に、シヴァはうっとなって黙る。
ヴァルはと言えば、神官たちの中に以前ヴァルのことを、差し出せといった者が居るのに気づく。
「そんな、後の方の安全な場所で、仲間がやられていくのを見てたのか?
言ったはずだな、俺の一族に手を出せば楽な死に方は出来ないってな」
薄い笑みを浮かべ、静かに放たれる殺気は、シヴァが放っていたものに比べ、冷たく重い・・・・
ヴァルの右後方にシヴァが立ち、左後方にヴィシュヌが立つ、三者三様の殺気に神官たちは声も出ず、ただ立ち尽くす。
「困った方達だね、私のこと忘れてるんだから。
お仕置きしなきゃねv」
語尾にハートマークをつけ、妖艶に微笑むが、その瞳は冷たい光がある。
シヴァも無造作に愛刀をさげ、冷たく見ている。
「神に祈ろうが、神は助けねえ」
冷たく言い放たれ・・・そして・・・・





フィリアがガーヴと共にヴァルに追いついた時は、その場で動いていたのは三人だけ。
他のエンシェントドラゴンたちは、族長達が非難させたため、特に被害は無かったが・・・・・・攻め込んできた神官たちは、たった三人のエンシェントドラゴンに全滅させられていた。
「これが・・・・エンシェントドラゴンの力・・・」
神官たちは少なくとも、自分達ゴールドドラゴンと同等の力はあるように見える、おそらく高位の竜族だろう。
それをたった三人で、ざっと見た感じグロス単位で居ると思われる神官たちを、全滅させている。
フィリアは思う、かつて自分達一族がエンシェントドラゴンを追い立てたが、逆に滅ばされていたら、あのダークスターの悲劇は起こらなかっただろうし、自分は生まれることすらなかったのだろうと・・・・
「何か勘違いしてねーか、あんた。
あいつらが無駄に強すぎるんだ;;」
ガーヴはフィリアの言葉に呆れたように言う、普通のエンシェントドラゴンはここまで強くは無い。
「おやあ、巫女殿にガーヴちゃんだvv」

ずべしゃああああああああ!!!!!!!

ヴィシュヌの言葉に一斉にこける一同。
「いや、あの、ガーヴちゃんは止めてくれ(汗)」
何とか上体を起こしつつ、ヴァルが抗議するがヴィシュヌは聞いちゃいなかった。
「あ、ガーちゃんのほうが良いかなvv」

ずべぇぇぇっ!!

更にこける。
先程までのシリアスな空気は最早欠片も無い!
「・・・・ヴィシュヌ、流石にあのオッサンをチャン付けはやめれ(滝汗&目が泳いでる)」
シヴァの魂が抜けたようなセリフに、頷く一同。

何故か遠くで、カラスが「あほーあほー」と鳴いてたりする。


――竜族って・・・・(滝汗)


<族>

―あとがき―

カラスが鳴いてるぅ(遠い目)

L:何現実逃避してんのよ(呆)

おおうっ!
L様いつの間に!?

L:いつの間にって・・・・それにしても、ガーヴをちゃん≠テけする?
普通の神経じゃないわね、ヴィシュヌって;;

はははははははは・・・(乾いた笑)
あのヴィシュヌなら、どこぞのおうぢ様もしわくちゃなどっかの最長老もちゃん付けハートマークつきで呼ぶでしょう。

L:・・・・・はうっ(卒倒)

あ・・・・想像しちゃったんですね;;

L:いまお花畑が見えたわよ(汗)
ヴィシュヌってつわものね。

と言うかかなりぶっとい神経してます。

L:ふーん、あたしだったらどう呼ぶのかしら?

ヴィシュヌ:金髪ちゃんv
もしくはえるちゃんv

だそうです;;;

L:・・・・・・

えーとこの辺で、次回もよろしくですぅぅぅぅぅ!!(脱兎のごとく逃走)

L:はっ!まちなさい!(追跡)

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10975はじめまして白樹 2002/11/1 22:24:27
記事番号10949へのコメント

はじめまして。今まで読み逃げしてた白樹と言います。今回は、いい加減読み逃げやめようと思いレスつけてみました。
 あのヴィシュヌがガーヴを「ちゃん」付けしたシーン・・・・机の上に突っ伏しました。ガーヴにちゃんづけ・・・・似合わない・・・・ それまでシリアスだったのに、その一言で雰囲気ぶち壊しに・・・・ なんだかいろんな意味でヴィシュヌが剛の者だと思った話でした。
 なんの脈絡もない感想ですが、よろしければ受け取ってください。では、続き楽しみにしております。

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10995Re:はじめましてキツネノテブクロ 2002/11/2 09:38:45
記事番号10975へのコメント

>はじめまして。今まで読み逃げしてた白樹と言います。今回は、いい加減読み逃げやめようと思いレスつけてみました。
はじめまして、キツネノテブクロです。
以後よろしくお願いします。

> あのヴィシュヌがガーヴを「ちゃん」付けしたシーン・・・・机の上に突っ伏しました。ガーヴにちゃんづけ・・・・似合わない・・・・ それまでシリアスだったのに、その一言で雰囲気ぶち壊しに・・・・ なんだかいろんな意味でヴィシュヌが剛の者だと思った話でした。
ヴィシュヌがそこに居るだけでシリアスぶち壊し・・・・重くなりがちな時には良いですが、ガウリイのボケとタメ張るほどではと思ったりすることも(汗)
ヴィシュヌはつわものです、ガーヴにちゃん付けするぐらいですから(滝汗)

> なんの脈絡もない感想ですが、よろしければ受け取ってください。では、続き楽しみにしております。
感想有難う御座いました。
寒くなってきましたので、白樹さまも体調などに気をつけてくださいませ。
ではこの辺で、失礼します。

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11014――竜の見る夢―― 第十六章キツネノテブクロ 2002/11/2 19:45:04
記事番号10714へのコメント

――竜の見る夢―― 第十六章





フレイは一人、天竜王の神殿に来ていた。
浮遊島自体には来れたのだが、何故か神殿に入ることは出来なかった。
「天竜王居るのだろう!!
天竜王私だ、火竜王だ!!!」
大声を上げ、フレイは天竜王を呼ぶが、何の反応も無い。
「ここには居ないというのか?
しかし・・・この結界は一体・・・?」
神殿の中には人の気配が無い・・・・無いのだが、神殿覆う結界が判断を鈍らせている気がしてなら無い。
そして、何より僅かだが天竜王の力の流れを感じ取れる。
一瞬残留した思念がそう感じさせたのかとも思ったが、それにしては薄れていく様子が無い。
「何が起きている・・・・天竜王よ・・・・」





ヴァルたちはとりあえず、神殿の方に集まっていた。
流石に、ゴールドドラゴンのフィリアや、魔竜王ガーヴを他のエンシェントドラゴンたちの前には、さらしたままにしてはおけなかった。
「しかし、派手にやったのう、お前たち。
あの遺体を片付けるだけで骨じゃぞ」
「なんなら、俺が全部焼いてもいいぜ。
灰も残らずな」
族長の言葉に、ガーヴが神官たちを焼き払うという。
「そうじゃのう、その方が楽じゃな。
頼まれてくれるか」
「おう」
族長はガーヴの提案をあっさり受け、ガーヴも軽く頷いて承諾する。
「ところで・・・・・・・ヴァル」
「ん、何だ爺様?」
「玄孫の顔・・・・」
「今この場で天寿を全うしたいかぢぢい(怒)」
据わった目を向けながら、その手には魔力球。
「そう怒らんでも良かろう、老い先短いこの老人の頼みを聞いてやろうと言う、優しい心遣いは無いのか(泣)」
ワザとらしい泣きまねなんぞしつつ、族長は何故かフィリアの後に隠れ、ヴァルも額に青筋を浮かべながらも、とりあえず魔力球だけは引っ込める。

――くそぢぢいがああああ(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)

「あの、なんで私の後に隠れるんですか?(汗)」
フィリアは汗を一筋浮かべ、後に居る族長に訊いている。
「ほっほっほ、何故じゃろうな♪」
ヴァルの方をニヤニヤと見ながら、族長は言う。

――ぢぢい・・・・(怒)(怒)(怒)

「まあ、お爺様あんまりヴァルの事からかってると、ホントに三途の川を渡る事になりますよ」
ヴィシュヌがフォローになってないフォローをしている。
「儂はまだ、あの世になんぞ行きたくないのお。
ところでヴィシュヌ、ラクシュミには会ったのか?」
「いえ、まだです。
これから会いに行ってこようかと」

「久しぶりですね、ヴィシュヌ。
会いたかったですよ」

声がしてその方を見れば、ダークブラウンの髪に琥珀の肌、碧の瞳のオリエンタルな美女。
ヴィシュヌの側まで来て、そっと微笑む。
「本当に久しぶりだね・・・・元気にしてたかい・・・・・ラクシュミ」
そう言うと、ヴィシュヌはラクシュミを抱き寄せる。
「本当に会いたかったです・・・」
ラクシュミの目に薄っすらと涙が浮いている、およそ二年近く離れていたのだから、無理も無いが・・・
ヴァルは目のやり場に困り、一応魔族のガーヴはさり気なくダメージを受けている。




フレイは言い知れぬ不安に、地竜王の神殿に訪れるが・・・・

「申し訳ありません、火竜王様。
地竜王様はご気分が優れぬとのこと、日を改めてお越し願えませんか」
取次ぎに出た神官からこのセリフ・・・・

――おかしい・・・・何があった・・・・?

フレイは膨らんでいく不安を打ち消せずにいた。




カーリーとラクシュミが淹れたお茶で、ひと心地つくと当面のことでどうするかを話し合う。
「天竜王の命令じゃねえと思う、俺の事を危険視はしていても、実際行動に起こすとは思えねえ」
「確かに、あやつらは天竜王の命令とは言ってはいなかったが・・・」
ヴァルの言葉に、族長も言葉を返す。
「天竜王の支配地域に行く必要があるんじゃねえか?」
「・・・・そうだな・・・」
ガーヴの言葉に頷きながらも、何かしっくり来ない表情を浮かべるヴァル。

――誰かに踊らされている気が・・・

竜王たちの夢が何かの暗示なら、今神に属する者達の暴挙も、誰かの意思が働いているのではないか。
ヴァルは、不安とは違う、疑念のようなものを抱く・・・・ただ、それはまだ答えは出ない・・・



――何かが歪み始めている?

<続>

―あとがき―

比較的シリアスかな?

ヴァル:なかなか終わりが見えねえな。

そだね;;
この話のリナ達四人組の方も、なかなか進んでないから;;

ヴァル:俺らの方もだろ。

あうっ・・・・そうなんだけどね;;
何とかしなきゃとは思ってるけどさ・・・・

ヴァル:ま、何とかしろ。

・・・・・了解。
ではこの辺で・・・・・しかしツリーが長くなったなあ・・・・

ヴァル:次回もよろしくな。