◆−使命を守りし者 1−gure-to masa (2002/10/22 18:55:01) No.10812
 ┣Re:使命を守りし者 1−gure-to masa (2002/10/22 19:14:08) No.10813
 ┣Re:始めまして−闇竜翔 (2002/10/24 21:23:40) No.10851
 ┗使命を守りし者 2−gure-to masa (2002/10/25 14:24:11) No.10865
  ┗使命を守りし者 3−gure-to masa (2002/10/26 17:16:43) No.10881
   ┗使命を守りし者 4−gure-to masa (2002/10/27 13:21:20) No.10901


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10812使命を守りし者 1gure-to masa E-mail 2002/10/22 18:55:01


「獣王様も人(?)使いが荒いですね」
そうぼやきながら、ゼロスは廊下を歩いていた。
ここは群狼の島にある獣王・ゼラス=メタりオムの居城……
ちょうど書類整理に1段落ついたゼロスは、急に主人に呼び出されたのである。
「獣王様、獣神官ゼロス入室します」
ゼラスの執務室のドアをノックをしてゼロスが中に入ると、そこには椅子に座り
のんきにお菓子を食べながら読書している主人の姿があった。
「やっと来たか、ゼロス」
「済みません、誰かが書類を溜め込んでいたもので……」
少し嫌味っぽいことを言うゼロスに、何の関心もないのかゼラスを読書を続ける。
「一体、何のご用でしょうか?」
「そうだった。すぐにある者の居場所をお前だけで調査してもらいたい」
「ある者?誰ですか?」
「セフィクス・ラファールだ」
「彼女ですか!?」
ゼロスは、その名前に驚いた。
彼は一応、彼女の名前も顔も素性も知っている。
「そして奴を見つけ次第、すぐに私に精神世界経由で報告しろ」
「どうしてですか?」
「この数年で、お前では奴に勝てないからだ」
ゼラスの言葉に、ゼロスは沈黙した。
(最後に彼女を見て、そんなになりますか)
「しかし、なぜ彼女を捜すのですか?」
「奴がある事にかかわっているかだ」
「どんな事にですか?」
「お前に知る権利はない」
ゼラスの返答に、ゼロスは静かに礼をして執務室を退出した。
(一体、何を考えていらっしゃるのでしょう……)
そんな事を考えながら、ゼロスは群狼の島を出発した。

それがことの始まりとも知らずに…………


あとがき兼挨拶……
はじめまして、gure-to masaと申します。
この小説には、オリキャラが出てきますので、待っていてください。
長い付き合いになるかもしれないので、皆さんよろしくお願いします(土下座)
後、あるところで投稿小説を書いていますので、見つけて呼んでみてください。

プロフィ−ル 
名前――gure-to masa (グレート魔鎖)
年齢 17歳(高校二年)  性別 男
好きな小説 フルメタル・パニック スレイヤーズ まほらぼ 等など
好きなキャラ 相良宗介 ガウルン ガーヴ ゼルガディス シルフィ―ル 
ラルターク ラーシャート カリ−ニン少佐
嫌いなキャラ  セイグラム レナード 
趣味 競艇観戦 バドミントン 寝ること 小説を書く事
好きな言葉 明日は明日の風が吹く


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10813Re:使命を守りし者 1gure-to masa E-mail 2002/10/22 19:14:08
記事番号10812へのコメント

誰かコメントくれ〜〜(泣)!!

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10851Re:始めまして闇竜翔 E-mail 2002/10/24 21:23:40
記事番号10812へのコメント


闇:始めまして、読んでいたんですがレスがかなり遅くなりました。小説一と荷に投稿している闇竜翔というものです。それでは、感想いきます

>「獣王様も人(?)使いが荒いですね」

闇:やはり人では無いですからね

>そうぼやきながら、ゼロスは廊下を歩いていた。
>ここは群狼の島にある獣王・ゼラス=メタりオムの居城……
>ちょうど書類整理に1段落ついたゼロスは、急に主人に呼び出されたのである。

闇:頑張ってますねパシリ魔族

>「獣王様、獣神官ゼロス入室します」
>ゼラスの執務室のドアをノックをしてゼロスが中に入ると、そこには椅子に座り
>のんきにお菓子を食べながら読書している主人の姿があった。
>「やっと来たか、ゼロス」
>「済みません、誰かが書類を溜め込んでいたもので……」
>少し嫌味っぽいことを言うゼロスに、何の関心もないのかゼラスを読書を続ける。

闇:ゼラス様・・・・

>「一体、何のご用でしょうか?」
>「そうだった。すぐにある者の居場所をお前だけで調査してもらいたい」
>「ある者?誰ですか?」
>「セフィクス・ラファールだ」

闇:オリキャラですか

>「彼女ですか!?」
>ゼロスは、その名前に驚いた。
>彼は一応、彼女の名前も顔も素性も知っている。
>「そして奴を見つけ次第、すぐに私に精神世界経由で報告しろ」
>「どうしてですか?」
>「この数年で、お前では奴に勝てないからだ」

闇:へ〜、結構な実力ですね

>ゼラスの言葉に、ゼロスは沈黙した。
>(最後に彼女を見て、そんなになりますか)
>「しかし、なぜ彼女を捜すのですか?」
>「奴がある事にかかわっているかだ」

闇:あることってなんでしょうね

>「どんな事にですか?」
>「お前に知る権利はない」
>ゼラスの返答に、ゼロスは静かに礼をして執務室を退出した。
>(一体、何を考えていらっしゃるのでしょう……)
>そんな事を考えながら、ゼロスは群狼の島を出発した。
>
>それがことの始まりとも知らずに…………
>
>

闇:物語ですね〜

>あとがき兼挨拶……
>はじめまして、gure-to masaと申します。

闇:はい、はじめまして

>この小説には、オリキャラが出てきますので、待っていてください。
>長い付き合いになるかもしれないので、皆さんよろしくお願いします(土下座)

闇:こちらこそよろしく

>後、あるところで投稿小説を書いていますので、見つけて呼んでみてください。

闇:ある所?

>
>プロフィ−ル 
>名前――gure-to masa (グレート魔鎖)

闇:ほえ〜、自分は闇竜翔ですね

>年齢 17歳(高校二年)  性別 男

闇:ふ〜ん、自分は種族が妖魔なので年齢は知りませんが男です

>好きな小説 フルメタル・パニック スレイヤーズ まほらぼ 等など

闇:????う〜ん、ぜんぜん読んでない

>好きなキャラ 相良宗介 ガウルン ガーヴ ゼルガディス シルフィ―ル 
>ラルターク ラーシャート カリ−ニン少佐

闇:多いですね!

>嫌いなキャラ  セイグラム レナード 

闇:ははははは

>趣味 競艇観戦 バドミントン 寝ること 小説を書く事

闇:むにゅ、自分は・・・・ラグビー、小説を書く事、ですかね〜

>好きな言葉 明日は明日の風が吹く
>

闇:ははははは、僕は、『運命の輪は回りつづける』って言う感じのが好きですね

>

闇:ふふふふふ、一度試験中だったのでレスできませんでした。ちょっと遅れましたがこれからもよろしく。それでは、今回はこの辺で・・・・

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10865使命を守りし者 2gure-to masa E-mail 2002/10/25 14:24:11
記事番号10812へのコメント
「聖魔の森に住む魔物退治!?」
食後の一杯に紅茶を飲みながらリナは隣で水を飲んでいるゼルガディスに言った。
「ああ、セイルーンの農業開発大臣の依頼でな。
路銀稼ぎにちょうど良いから引き受けた」
「で、どのくらい?」
「経費+金貨300枚に銀貨500枚だ」
「すごい額ね」
リナはそう言いながら、紅茶を全部飲み干した。
聖魔の森……セイルーンの北に広がる広大な森である。
そこには幻獣達がたくさん生息しているため、ハンター達の格好の狩場になるはずだった。
しかし、その反面にそこには魔物が生息しているとの噂があり、一度入ったら
決して出てくる事はないといわれている。
リナも姉から決して行くなときつく言われている為に、行った事もない。
「で、情報とかないの?」
「そう言う類のものはいっさい貰っていない」
「俺達も行こうか?」
リナの正面で、食後のデザートのプリンを食べているガウリイが言った。
ゼルガディスは少し顔をしかめた。
「どれくらい必要だ?」
「うんとね、依頼料の半分くれたらね!!」
「……金の亡者……」
そう呟いたぜルガディスだったが、最終的にそれを受けいれ、3人は一路聖魔の森に向かった。


「ここが聖魔の森……」
森の中を歩きながら、リナはそう呟いた。
静かな森の中では、鹿やリスなどの動物達が走り回っている。
「ここって、生の気の方が強くない?」
「よくこんな所に、魔物が住んでるな」
そんな会話をしながら、3人はどんどん森の中に入った。
「ああ〜〜!!」
いきなりリナが大声を上げ、前方を指差した。
2人が指差した先を見ると、そこには優雅に草を食べるユニコーンがいた。
「ユニコーンがどうかしたか?」
ガウリイの問いに答えず、リナは静かに腰のブロードソード抜いた。
「あのツノ取って、ユニコーンを白馬にするのよ」
『やめろ!!!』
2人の制止の声を無視し、リナはユニコーンに襲いかかった。
ユニコーンもリナの存在に気づいたのか、即座に逃げる。
「待て〜〜!!お金になるツノ!!」
『待てと言って、待つような愚か者はいないぞ、リナ=インバースよ』
リナとユニコーンの前に、いきなり1匹のブラスデーモンが現れた。
『ここは任せて、行け』
ブラスデーモンの声を理解したのか、
ユニコーンはブラスデーモンの横を通りぬけた。
ゆっくりと減速したリナは、そのままブラスデーモンと対峙した。
その後ろから、ガウリイとゼルガディスもやって来る。
『リナ=インバースとその仲間よ、何故この森に入った?』
「質問はこちらがするわ。アンタがこの森に住む魔物?」
『違う…お前達が言っていると思われる魔物は、私でない。私の主だ』
「私達は、アンタの主を退治しに来たの」
『主を倒すだと!?』
すると、ブラスデーモンは豪快に笑い始めた。
『ハハッハハ!!いくらお前達でも、あのゼロスを恐れるようでは相手にならん』
「あのゼロスより強いの?アナタの主は」
『当然だ。主に勝てるのは、魔王様や腹心様達、そして四代竜王のみよ
いいだろう、主のところに案内してやる。
そして、その身で主の強さを思い知るが良い』
そう言うと、ブラスデーモンはゆっくりと歩き出した。
「いくわよ」
「行くのか!?」
「ワナかもしれないぞ!?」
ガウリイとゼルガディスが止めようとしたが、リナも
ブラスデーモンの後ろを歩き出した。
(このリナ様にケンカ売って、無事では済まさん!!)

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10881使命を守りし者 3gure-to masa E-mail 2002/10/26 17:16:43
記事番号10865へのコメント

『ここで待っているといい』
3人を野原のようなところまで案内したブラスデーモンはそう言って、
森の奥へ去っていった。
「なあリナ。ゼロスより強いのかな?」
「さあ……ただのはったりかもよ」
リナとガウリイがそんな会話をしていると、さっきのブラスデーモンが
1人の女性に付き従って戻って来た。
二十代をを迎えてから、誕生日をいくつか数えた程度だろう。
安っぽい娼婦のようなやせた顔に、鋭いナイフを思わせる双眸が輝き
耳はハーフエルフの物だった。
つやつやかな黒髪を腰まで伸ばし、それは身体にぴったりと吸い付くような
黒い革のボディスーツに溶けこんでいる。
どこにでもいそうな町娘とは違うが、それでも美女である事に違いはない。
背中にはちょっと大きめの弓に、腰には身体には不似合いな大剣がある。
「ロブ……お前は森の警備を」
『御意』
そう言って、ブラスデーモンは又森に入っていった。
「アナタがあのデーモンの主?」
「ああ……名をセフィクス……セフィクス・ラフィ―ル」
「セフィクスだと!!??」
その名前に反応したのは、ゼルガディスだった。
「ゼル、彼女知ってるの!?」
「ああ、レゾの書物で呼んだ事がある。
セフィクス・ラフィール…降魔戦時にカタートの水竜王神殿で巫女長を務め、
レイ=マグナスと双璧を成すとも言われた賢者ハーフエルフだ」
「レイ=マグナスと!?」
リナも驚いた。
レイ=マグナスと言えば、竜破斬などの強力な呪文を作り上げた賢者ではないか…
確かに彼と双璧を成した者はいたと聞いていたが……
「で、何でその賢者がここにいるの?」
「ある命令で、ここを守護しているだけだ」
「誰の?」
「言うつもりはない」
リナ達を睨みつけるセフィクスの視線には、わずかだがさっきが混じっている。
「ニ度とくるな。もし来たら、間違いなく殺す」
「その前にこの森からあなたがいなくなるかもしれませんよ」
いきなり後ろから声がしたので3人が振り向くと、そこにはあの顔がいた。

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10901使命を守りし者 4gure-to masa E-mail 2002/10/27 13:21:20
記事番号10881へのコメント

「ゼ……ゼロス…」
そう、リナ達の後ろにはあの降魔戦争で数多の竜族を殺した事で
≪竜殺し≫と呼ばれ、リナ達からは≪パシリ魔族≫・≪生ゴミ魔族≫・≪後ろ姿がゴキブリ似≫等と呼ばれている自称・謎の神官こと獣神官・ゼロスが立っていた。
「何であんたがここにいるの?」
「それはこちらのセリフですよ、リナさん。」
いつもの笑顔でゼロスは答えると、セフィクスと対峙した。
「お久しぶりですね、セフィクスさん。降魔戦争以来でしょうか…」
「貴様のような奴が何のようだ、獣神官?」
「ちょっと、ゼロス!?アンタ、彼女知ってるの?」
「はい、知ってますよ。リナさん達も知らない彼女の顔も」
「私達も知らない顔?」
ゼロスの答えに、3人は首を傾げた。
「確かに、彼女はゼルガディスさんの言った様に水竜王の巫女長でした。
しかし、降魔戦争時の死亡者の中に彼女の名前はありました?」
「いや、名前だけはあったが降魔戦争前に失踪している」
ゼロスの問いに、ゼルガディスが答えた。
「じゃ、ゼロスは彼女のその後の事を知っているの?」
「はい、詳しく知っていますよ。なんてたって、彼女はその時魔族として……
いえ、魔竜王ガーヴの部下達の長――魔竜将軍(カオス・ジェネラル)として
その戦争に参加していたのですから」
「カ……カオスドラゴン!?」
その名前に、リナとゼルガディスは驚いた。
魔竜王ガーヴ……
赤眼の魔王シャブラニグドゥ五腹心の1人。
魔族をも倒せる光の剣を素手で掴み、金色の魔王の力をかりた完全版神滅斬も
あまり効かない体育系魔族……
おじいちゃんや中年親父、エロ腰青年と言った個性あふれる部下を従え、
ガウリイをも上回る剣技の持ち主で、君主である赤眼の魔王から離反した。
そして、最近同僚の冥王フィブリゾによって消滅された。
リナ達も彼の部下3人と会い、戦った経験もある。
「どうして、ガ―ヴの部下がまだいるの?アンタが全部始末したんでしょ!?」
「彼女以外は始末しましたけど、彼女の居場所がわかったのは最近なんです」
ゼロスはそう言いながら、錫杖を構えた。
彼の前には、腰のから漆黒に光り輝く大剣を抜き構えたセフィクスがいた。
「逃げなくて良いんですか?今頃、獣王様がこちらに向かっている頃ですよ?」
「貴様を倒し、少し雲隠れする。そして獣王のおばさんが立ち去ったら、
又ここで暮らせば良い。それだけの事」
「そんなに僕は弱くないですよ?」
「貴様など、冥王のクソガキにくらべれば、まだいい」
「では、始めますか?」
「ああ……獣王と魔竜王様の名誉と・……」
その時セフィクスが1歩踏み出す。
「お前の獣神官と私の魔竜将軍の称号を賭けて」
その言葉を合図に、高位魔族による死闘が始まった。