◆−冥王の騎士−D・S・ハイドラント (2002/11/13 14:20:07) No.11312 ┣冥王の騎士:16章:――は自信に満ちた−D・S・ハイドラント (2002/11/13 14:23:49) No.11313 ┃┣和牛松坂牛霜降肉(なんのこっちゃ)−陽月 (2002/11/13 15:03:40) No.11315 ┃┃┗Re:和牛松坂牛霜降肉(なんのこっちゃ)−D・S・ハイドラント (2002/11/13 15:47:33) No.11318 ┃┗はじめまして。−白樹 (2002/11/13 15:41:47) No.11317 ┃ ┗Re:はじめまして。−D・S・ハイドラント (2002/11/13 15:50:39) No.11319 ┣冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った−D・S・ハイドラント (2002/11/13 15:39:25) No.11316 ┃┣Re:冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った−渚 (2002/11/13 17:12:15) No.11325 ┃┃┗Re:冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った−D・S・ハイドラント (2002/11/13 17:16:47) No.11326 ┃┗ドナドナドーナ、ド〜ナ〜−エモーション (2002/11/13 20:34:11) No.11328 ┃ ┗Re:ドナドナドーナ、ド〜ナ〜−D・S・ハイドラント (2002/11/13 20:51:04) No.11331 ┣冥王の騎士:18章:彼女は再び天を−D・S・ハイドラント (2002/11/13 20:46:06) No.11330 ┃┣Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を−渚 (2002/11/13 21:13:30) No.11333 ┃┃┗Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を−D・S・ハイドラント (2002/11/14 13:28:13) No.11342 ┃┣Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を−エモーション (2002/11/13 21:24:53) No.11334 ┃┃┗Re:冥王の騎士:18章:実はコーヒー飲んでたら浮かんだネタ−D・S・ハイドラント (2002/11/14 13:32:31) No.11343 ┃┣冥王の騎士:19章:いつしか眠りについた−D・S・ハイドラント (2002/11/14 18:32:21) No.11349 ┃┣冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ−D・S・ハイドラント (2002/11/14 20:20:50) No.11356 ┃┃┣Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ−エモーション (2002/11/14 21:15:17) No.11359 ┃┃┃┗Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ−D・S・ハイドラント (2002/11/14 21:28:11) No.11361 ┃┃┗Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ−渚 (2002/11/14 22:32:47) No.11365 ┃┃ ┗Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ−D・S・ハイドラント (2002/11/15 12:58:19) No.11378 ┃┣冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から−D・S・ハイドラント (2002/11/15 15:51:06) No.11379 ┃┃┣冥王の騎士:22章:・・・絶対に!−D・S・ハイドラント (2002/11/15 16:28:46) No.11380 ┃┃┃┣Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に!−渚 (2002/11/15 16:53:22) No.11383 ┃┃┃┃┗Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に!−D・S・ハイドラント (2002/11/15 17:37:22) No.11385 ┃┃┃┗Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に!−エモーション (2002/11/15 21:48:25) No.11392 ┃┃┃ ┗Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に!−D・S・ハイドラント (2002/11/15 22:09:30) No.11393 ┃┃┗Re:冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から−渚 (2002/11/15 16:46:33) No.11382 ┃┃ ┗Re:冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から−D・S・ハイドラント (2002/11/15 17:33:39) No.11384 ┃┗冥王の騎士:23章:目標へ−D・S・ハイドラント (2002/11/16 11:36:37) No.11405 ┃ ┣Re:冥王の騎士:23章:目標へ−渚 (2002/11/16 12:26:17) No.11408 ┃ ┃┗Re:冥王の騎士:23章:目標へ−D・S・ハイドラント (2002/11/16 12:30:24) No.11409 ┃ ┣Re:冥王の騎士:23章:目標へ−由季まる (2002/11/16 12:55:23) No.11410 ┃ ┃┗Re:冥王の騎士:23章:目標へ−D・S・ハイドラント (2002/11/16 13:05:57) No.11411 ┃ ┗冥王の騎士:24章:その紅蓮の焔は−D・S・ハイドラント (2002/11/16 21:41:55) No.11424 ┃ ┣人気投票−渚 (2002/11/16 23:50:58) No.11429 ┃ ┃┗Re:人気投票−D・S・ハイドラント (2002/11/17 12:47:08) No.11432 ┃ ┗冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす−D・S・ハイドラント (2002/11/17 14:16:54) No.11433 ┃ ┣冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−D・S・ハイドラント (2002/11/17 15:52:45) No.11435 ┃ ┃┣追記・・・。−D・S・ハイドラント (2002/11/17 15:57:42) No.11436 ┃ ┃┣Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−gure-to masa (2002/11/17 17:11:24) No.11437 ┃ ┃┃┗Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−D・S・ハイドラント (2002/11/17 20:08:12) No.11442 ┃ ┃┣Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−渚 (2002/11/17 17:28:18) No.11438 ┃ ┃┃┗Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−D・S・ハイドラント (2002/11/17 20:09:57) No.11443 ┃ ┃┗Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−エモーション (2002/11/17 22:26:28) No.11453 ┃ ┃ ┗Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮)−D・S・ハイドラント (2002/11/17 22:34:39) No.11455 ┃ ┗Re:冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす−エモーション (2002/11/17 22:20:13) No.11450 ┃ ┗Re:冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす−D・S・ハイドラント (2002/11/17 22:31:30) No.11454 ┣人気投票日曜日の集計−D・S・ハイドラント (2002/11/17 22:39:20) No.11456 ┃┗人気投票変更点(すみません。)−D・S・ハイドラント (2002/11/18 12:52:59) No.11460 ┣冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−D・S・ハイドラント (2002/11/18 14:12:43) No.11461 ┃┣Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−陽月 (2002/11/18 14:35:49) No.11462 ┃┃┗Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−D・S・ハイドラント (2002/11/18 14:41:27) No.11463 ┃┣Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−渚 (2002/11/18 15:42:22) No.11464 ┃┃┗Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−D・S・ハイドラント (2002/11/18 15:51:14) No.11465 ┃┣Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−エモーション (2002/11/18 20:59:35) No.11471 ┃┃┗Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと−D・S・ハイドラント (2002/11/18 21:14:24) No.11474 ┃┗冥王の騎士:27章:世界を震わす−D・S・ハイドラント (2002/11/18 21:10:42) No.11473 ┃ ┗冥王の騎士:28章:秘密−D・S・ハイドラント (2002/11/19 14:23:32) No.11484 ┃ ┣この辺で第三部完なので中書き−D・S・ハイドラント (2002/11/19 16:44:23) No.11487 ┃ ┃┗Re:この辺で第三部完なので中書き−渚 (2002/11/19 20:09:06) No.11500 ┃ ┃ ┗Re:この辺で第三部完なので中書き−D・S・ハイドラント (2002/11/19 20:15:15) No.11501 ┃ ┗シェーラちゃんっ??!!−エモーション (2002/11/19 21:26:45) No.11505 ┃ ┗Re:シェーラちゃんっ??!!−D・S・ハイドラント (2002/11/19 21:58:40) No.11513 ┣人気投票月曜日までの集計−D・S・ハイドラント (2002/11/18 21:39:24) No.11475 ┃┗Re:人気投票月曜日までの集計−陽月 (2002/11/19 19:35:08) No.11497 ┃ ┗Re:人気投票月曜日までの集計−D・S・ハイドラント (2002/11/19 19:41:16) No.11499 ┃ ┗Re:人気投票月曜日までの集計−gure-to masa (2002/11/19 21:38:34) No.11506 ┃ ┗Re:人気投票月曜日までの集計−D・S・ハイドラント (2002/11/19 21:40:42) No.11507 ┣火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません)−D・S・ハイドラント (2002/11/19 23:06:34) No.11518 ┃┣Re:火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません)−gure-to masa (2002/11/20 17:38:04) No.11527 ┃┃┗Re:火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません)−D・S・ハイドラント (2002/11/20 17:46:02) No.11528 ┃┗どの記事にいれようか迷いましたよ(をい)−陽月 (2002/11/20 20:50:28) No.11534 ┃ ┗Re:どの記事にいれようか迷いましたよ(をい)−D・S・ハイドラント (2002/11/20 21:07:48) No.11538 ┣では、本日の投票分。−エモーション (2002/11/20 20:34:11) No.11533 ┃┗最後くらいは私は票入れないで置こう−D・S・ハイドラント (2002/11/20 21:09:18) No.11539 ┗人気投票、最終的集計−D・S・ハイドラント (2002/11/21 12:37:42) No.11548 ┗おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも)−D・S・ハイドラント (2002/11/21 13:39:53) No.11553 ┣Re:おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも)−渚 (2002/11/21 16:26:22) NEW No.11562 ┃┗Re:おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも)−D・S・ハイドラント (2002/11/21 16:44:50) NEW No.11564 ┗フィブリゾ優勝記念フィブ&ガーヴ特別短編(ここに入れます。)−D・S・ハイドラント (2002/11/21 17:58:22) NEW No.11567
11312 | 冥王の騎士 | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 14:20:07 |
さて、第3部です。 まだまだこの話終わらないです。 半端にペース速かったりしていますので、ついていけない方すみません。 それにしても昨日は疲れたなあ(理由を聞きたければ、ここのチャットで聞きましょう) それでは、ここから少し説明くさくなるはずです。 |
11313 | 冥王の騎士:16章:――は自信に満ちた | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 14:23:49 |
記事番号11312へのコメント 魔法は芸術であるとよく言われる。 事実そうなのかもしれない。 そうこのカタート国内、いや世界でも数の少ない魔道士――魔道騎士、純魔道士などの総称――ならば、誰もがそう思えても不思議ではないだろう。 魔法とは芸術である。 心の中に絵を描く、それが魔法だ。 想像とは違う・・・。 描くのだ。 心の中の一枚の紙に絵を描き込む。 それが魔法だ。 魔法使用時の精神集中は精神に魔法を描き込むためのものだ。未熟な魔道士などは同時に呪文を唱える場合もある。それは魔道具起動時のものとは違い、描き込みを助けるためのものだ。 また精霊信仰者は容易に浮かべられる精霊を描くなど、そう言ったことで描き込み時間を短縮したり出来る。 ちなみに魔法を作るための描き込みを構成と言い、呪文を補助音声と言う。 思い描いたそれを、魔法発生音声(ソーサル・ワーズ)によって発動させることを魔法というが、構成を完了させた時点のものも魔法である。 魔法はいかなることも可能とする。 ただしそれを使う力、つまり魔力があってのことだ。 あまりに度の過ぎた高度な魔法は構成を完了ことは出来ようとも、魔力が足りず、それを解放することは出来ないし、たとえそれを放てても、自らの精神が崩壊するだろう。 魔道具作成に関してはなおさらだ、思い描いた魔法を封じ込めるという行為を同時に行うため、高度な魔法だと魔力が足りなくなり、失敗することが多い。 魔力は魔力質を含むものを摂取することにより、回復させられるが限界が必ずある。 魔力の限界は人それぞれである。 訓練などで増幅させることも出来るが、先天的な魔力限界を大きく上回ることはないらしい。 魔道具は魔力を必要としない。 比較的簡単な構成とその魔道具によっての条件を満たせば、魔力は必要としない。 だが一般の魔道具は先ほど言ったように高度な魔法を封じてはいない。 転移装置などの高等な魔道具はけして開発されない。 元より転移魔法など一握りの魔道士が使えるものなのだ。その魔道士達ですらも作成は難しいだろう。 そして必ず破損や魔法消失などが起こる。 これは避けられない。 だがそれはすべて、一般の魔道具のみでだ。 特殊な魔道具は存在する。 けして壊れず高度な魔法を放ち続ける。 そんな魔道具も少なからず存在する。 そして自分もそれを持っている。 それも他の比にならない強力な・・・。 その力を使う日を・・・。 アルバート・ヴァン・スターゲイザーはその日を待ち侘びていた。 そしてその彼の虚ろだった表情が妖しく照した。 その若々しさを保つ、上等で派手さのない服を着た老人はその容貌に輝きを蘇らせた、1人の姿を捉えつつも・・・。 彼のそれは衰えた白から真新しい雪の白銀となり、その区画を照らした。 その光はすぐに消えたが、その輝きは今も続く。 「これはこれは、冥神官殿。素晴らしい転移魔術見せていただきました。」 スターゲイザーは湧き上がる歓喜を完全近くまで隠し、暗い声でその視線の先へ言葉を向けた。 薄暗い部屋だが、閉め切られた黒のカーテンの隙間から微かに差し込む昼の光は、さほど広くないこの部屋中を完全に見渡すには充分だった。 彼の視界には先ほどまでそこに存在しなかったはずの1人の男がいた。 スターゲイザーのその瞳には法衣姿の美しい容貌とそれに劣らず美しき、闇の中でも映える夜色の輝ける髪、人間離れした美しさだが、その微笑んだどこか怪しげな表情により、彼は人間味を帯びていた。 「お久しぶりですねスターゲイザーさん。」 微笑を絶やさずに人懐っこそうな口調でなおかつ軽い、何かの術のような声だった。 「こちらこそ、神官殿。」 その口調は、少し慌ただしく、それでいて怪しげな笑みを含んでおり、彼から滲み出る威厳の流れを遮ったような口調であった。 法衣の男は即座にそれでいて緩やさを感じさせるように言葉を紡ぐ。 「まあそんなに畏まらずに、僕のことは・・・。」 「とにかく用件をお聞きしたいのですが。」 まだいい終わらぬ内にスターゲイザーが急いだ口調で軽く叫びように発する。 部屋中が微かに震えた。 「ああ、そのことですが・・・。」 そして、言葉を終えると・・・。 「ですが、あなたのが行かれた方が・・・。」 スターゲイザーの言葉はまるでその言葉への否定を待っているようだった。 「いえ、そうしたいのですが、あの方が・・・。」 演技くさい汗をたらしながら言う法衣の男。 「そうでしたか、私はあなたほどの者ならば、あの方に意見くらい出来るのではないかと思ったのですがゼロス殿・・・。」 皮肉げ言い。 「分かりました。」 そうとだけ言って、目で法衣の男を追い返す。 法衣の男はその視線を感じ取ると、 「あっ、あれだけは絶対に使わないでくださいね。」 そう言って、消え去る。 後には静寂だけが残った。 その後、視線の方向とその意味を自然的に変化させ、 「黒毛和牛の鎧(ダーク・スター)よ、準備は出来たか。」 「カンペキダ。」 どこからか聞こえる声はくぐもった、まるで闇を連想させる声であった。 「残念だが、あれは使えないようだ。」 スターゲイザーは動揺してたが、恐怖はなかった。 「ホウ、ダガ、ムッツノブキガワレニハアル。」 黒毛和牛の鎧(ダーク・スター)は自信に満ちた声を発した。 |
11315 | 和牛松坂牛霜降肉(なんのこっちゃ) | 陽月 | 2002/11/13 15:03:40 |
記事番号11313へのコメント > 魔法とは芸術である。 > 心の中に絵を描く、それが魔法だ。 > 想像とは違う・・・。 > 描くのだ。 > 心の中の一枚の紙に絵を描き込む。 難しそうですね……。 > 魔法はいかなることも可能とする。 > ただしそれを使う力、つまり魔力があってのことだ。 > あまりに度の過ぎた高度な魔法は構成を完了ことは出来ようとも、魔力が足りず、それを解放することは出来ないし、たとえそれを放てても、自らの精神が崩壊するだろう。 結構訓練を必要としそうですね。 私には無理です。(←飽きやすい性格) あと度胸がいりそうですね。精神が崩壊する危険性があるんですから。 > 魔力の限界は人それぞれである。 > 訓練などで増幅させることも出来るが、先天的な魔力限界を大きく上回ることはないらしい。 デモン・ブラッドみたいなのがあればいいんですけどねー。 > 元より転移魔法など一握りの魔道士が使えるものなのだ。その魔道士達ですらも作成は難しいだろう。 それでも人間が使えるあたり凄いですよ。 『我は踊る天の楼閣』でしたっけ。あれみたいに難しいんですね。 > アルバート・ヴァン・スターゲイザーはその日を待ち侘びていた。 ここに出演(をい)でしたか。 > 「これはこれは、冥神官殿。素晴らしい転移魔術見せていただきました。」 冥神官……? オリキャラですか? > 「お久しぶりですねスターゲイザーさん。」 > 微笑を絶やさずに人懐っこそうな口調でなおかつ軽い、何かの術のような声だった。 > 「こちらこそ、神官殿。」 ってまさか……(汗) > 「そうでしたか、私はあなたほどの者ならば、あの方に意見くらい出来るのではないかと思ったのですがゼロス殿・・・。」 ゼロスでしたかぁ。(何を期待していたんだ私) > 「黒毛和牛の鎧(ダーク・スター)よ、準備は出来たか。」 あーステーキ食べたい(関係ない) > 「ホウ、ダガ、ムッツノブキガワレニハアル。」 6つなんですね。『巨人(ヘカトンケイル)』が6つ目ですか。(ロスユニそのまんまを書いてみました) > 黒毛和牛の鎧(ダーク・スター)は自信に満ちた声を発した。 笑うシーン…………ですよね。 > 展開が面白くなってきましたね。期待です。 ではこの辺で〜 |
11318 | Re:和牛松坂牛霜降肉(なんのこっちゃ) | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 15:47:33 |
記事番号11315へのコメント >難しそうですね……。 シェーラ辺りにはそんなに難しくないようです。 >結構訓練を必要としそうですね。 まあかなり・・・。(魔法がそれなりに出来て剣が超一流なシェーラ・・・天才かも) >私には無理です。(←飽きやすい性格) >あと度胸がいりそうですね。精神が崩壊する危険性があるんですから。 まあそうでしょう・・・。 オーフェンの魔術に近いかな >デモン・ブラッドみたいなのがあればいいんですけどねー。 魔血玉(デモン・ブラッド)・・・食べ物の名前にするとすれば・・・。 >それでも人間が使えるあたり凄いですよ。 まあ特殊な人種だけです。 ・・・ゼロスとか。 >『我は踊る天の楼閣』でしたっけ。あれみたいに難しいんですね。 ああ死の危険があるようですしね。 ・・・擬似空間転移だけど >ここに出演(をい)でしたか。 そうです。 >冥神官……? >オリキャラですか? >ってまさか……(汗) お分かりの通り >ゼロスでしたかぁ。(何を期待していたんだ私) です。 >あーステーキ食べたい(関係ない) 私も(待て) >6つなんですね。『巨人(ヘカトンケイル)』が6つ目ですか。(ロスユニそのまんまを書いてみました) そうです。 >笑うシーン…………ですよね。 です。 >展開が面白くなってきましたね。期待です。 ありがとうございます。 でもスターゲイザーいつになったら出れるか・・・。 >ではこの辺で〜 では〜 FF7か白鯨のレス辺りでお会いしましょう |
11317 | はじめまして。 | 白樹 | 2002/11/13 15:41:47 |
記事番号11313へのコメント はじめまして。D・Sハイドラントさん。最近ちょくちょく出没してる白樹と申します。今までレスつけてなかったんですが、今回あまりにツボにハマッたのでいてもたってもいられなくなり、こうしてレスをつけました。 ・・・・すいません。ひとつ言わせてください。 ダークスターが黒毛和牛かぁぁあぁぁぁぁっ! ・・・失礼しました。どーにもこれにハマってしかたがなかったもので。 赤いキツネとか緑のタヌキとかが出てきてたので次は黒い(白だったかもしれないです)豚かな〜とか思ってたんですが、黒毛和牛ですか。いや、本気でおもしろいです。親がいなかったら絶叫してました。それにスレキャラオンリーかな、と思ってたんですが、スターゲイザーも出てきましたか。てことは、他のロスユニキャラもでるんですか? 脈絡のない感想でしたが、こんなものでも受け取ってくださったら幸せです。 それでは〜 |
11319 | Re:はじめまして。 | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 15:50:39 |
記事番号11317へのコメント >はじめまして。D・Sハイドラントさん。最近ちょくちょく出没してる白樹と申します。今までレスつけてなかったんですが、今回あまりにツボにハマッたのでいてもたってもいられなくなり、こうしてレスをつけました。 初めまして〜。 読んでくださって大変ありがとうございます。大感激です。 > ・・・・すいません。ひとつ言わせてください。 ハイ。いくらでも >ダークスターが黒毛和牛かぁぁあぁぁぁぁっ! 多分、彼黒ですから > ・・・失礼しました。どーにもこれにハマってしかたがなかったもので。 >赤いキツネとか緑のタヌキとかが出てきてたので次は黒い(白だったかもしれないです)豚かな〜とか思ってたんですが、黒毛和牛ですか。いや、本気でおもしろいです。親がいなかったら絶叫してました。それにスレキャラオンリーかな、と思ってたんですが、スターゲイザーも出てきましたか。てことは、他のロスユニキャラもでるんですか? さあ? 出したくなったキャラを出しているので・・・。 > 脈絡のない感想でしたが、こんなものでも受け取ってくださったら幸せです。 こちらこそ、レスいただけて大変嬉しいです。 > それでは〜 それでは〜 ありがとうございます〜 |
11316 | 冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 15:39:25 |
記事番号11312へのコメント 「「「創造に祝福を――」」」 「主より愛を――」 「「「運命に忠誠を――」」」 「主より慈悲を――」 「「「救済に希望を――」」」 「主より救いを――」 繰り返される祈り、三神崇拝のものである。 大聖堂に集う神の従者達――天仕達の祈りと教主の言葉によって長々しく続く。 天仕達が教主とともに見る、奥部の壁には上下に、3つの紋章が描かれている。 中央に位置する紋章は創造神ウニのものであり、世界創造時に闇を吸い取って黒く染まった、太陽を表わす、黒丸と、渦巻くようにそこから伸びる無数の線によって出来ている。 上部には、運命神カラスミを表わす、月に似た筆の紋章。 教主の背に当たる下部には、魂の翼を描いた救済神コノワタの紋章がある。 三神崇拝で最重要な神は救いを司るコノワタ神である。 その救いとは死のことである。 だが、すべての死が救いなわけではない。 強い信仰心と汚れなき魂、そして何より重要なもの・・・。 それは他の二神に対する信仰である。 まず創造神の加護を受けて誕生したすべての存在は生きる必要がある。生きなければいけない。 死に急ぐものは救われない。 生きるものはすべて創造神に愛される。 そして運命に従い、運命を受け入れる。 自分の置かれた境遇を恨んではいけない。 そして努力するのだ。 運命神はすべての運命を司る。 すべての運命を決めることが出来る、そして運命を受け入れ、なおかつ努力したものには慈悲を与える。 神を信じ、神に祈り、2つの偉大なる主により愛と慈悲を受けたものはコノワタに救われる。 これが三神崇拝のサンチーンミ教の教えである。 ◇◆◇◆ コノワタは死によって人を救う。 そして彼らもそうだ。 神の加護を受けたものはどんな死に方をしようとも救われる。 特に天寿を全うするなど、神に殺められたものはなお救われると言う。 だから彼らは殺す。 彼らは神だから・・・。 ◇◆◇◆ 「何かやけに暑いな。」 その異変を感じたのは彼が歯磨きを済ませ、ベッドへ入り、寝ようとして少し経った頃だった。 彼の感覚は優れている。 アイン・オーフェン本人はそれを信じていた。 面倒くさそうに外着から黒皮の服だけを脱いだだけのシャツ姿で起き上がる。 そして窓の方へ眠そうな目で体のバランスを整えつつゆっくり歩いた。 外は賑やかだ、それはいつものことなのだが・・・。 だがこの辺りは賑やか過ぎる。 「火事だ!」 叫んでおいて、彼はゆっくりと床に脱ぎ捨ててある靴との上着を身に付け、デスクに置いてある悪魔のペンダントに触れる。 (行くぞ。) 胸中でそれに呼びかけるように言って、それを素早くポケットに入れる。 ペンダントの側面が怪しく輝いた。 そして素早く駆け出した。 古びた床がミシミシ音を立てる。 階段を駆け下り、辺りを見回す。 (裏か。) 発火の原点らしきところは見当たらなかった。 即座に建物の裏側に向かう。 空気はやや冷たい。 暗黒は進むごとに強くなる。 裏側は光が希薄で不気味ですらある。 「ついに見つけたな。」 ペンダントを取り出し、 「『9歳のザリガニ』だか『給料日のヤシの実』だか忘れたが、死んだやつのことくらい事故だと思って忘れやがれ!」 微かに見える黒い影を捉え、怒鳴り掛ける。 「・・・『救済の宿し身』だ。」 冷たい声で人影は訂正する。 「まあ何でもいいが・・・。」 そこで切って息を吸い。 「とにかく火消さねえと殺すぞ!」 と同時にその双眸が先ほどまでとは全く別のものになる。 それは殺人者の目だった。 「面白い冗談だ。我らは5人いる、それもすべて暗殺訓練を受けたものばかりだ。」 息を思いっきり吸って、 「貴様1人で我らに勝てると思うなよ!」 「悪いがお前以外全員、殺した。」 その声は人影が向いている方向からではない。荒れ狂いつつ闇を微かに引き裂く焔の輝きと、闇の中で研ぎ澄まされる感覚がそれを伝えていた。 「どこだ。どこにいる。」 アインはいつの間にか人影の後に立っていた。 「君・・・殺人はいかんよ。」 急に焦りだす。 「それが暗殺者の、サンチーンミ教の信者が言うことか・・・。それに喋りすぎだな。」 「ぎゃああああああああ。」 冷徹なアインの声と、暗殺者の叫びは互いに会い見えようとせぬ不協和音となって夜の街にこだまし、すぐに消えた。 血塗られた悪魔を掲げアインは精神を集中させる。 思い描く像が即座に明白なものとなり、 「防火封陣!(ヴァイス・シールド)」 そして静寂が戻った。 |
11325 | Re:冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った | 渚 | 2002/11/13 17:12:15 |
記事番号11316へのコメント > 神を信じ、神に祈り、2つの偉大なる主により愛と慈悲を受けたものはコノワタに救われる。 > これが三神崇拝のサンチーンミ教の教えである。 ほうほう。 神ですか、私あんまり信じないからコノワタ様には救われませんね。 > 特に天寿を全うするなど、神に殺められたものはなお救われると言う。 > だから彼らは殺す。 > 彼らは神だから・・・。 救うために、神が殺すんですか? 殺すほかに、救い方はないんでしょうかねー。 >デスクに置いてある悪魔のペンダントに触れる。 > (行くぞ。) 悪魔のペンダント!!何か重要なものですか!? > 階段を駆け下り、辺りを見回す。 > (裏か。) > 発火の原点らしきところは見当たらなかった。 > 即座に建物の裏側に向かう。 すごい行動力ですね。こうゆうのに慣れてるんでしょうか? うう〜、寒くなってきました。 体に気をつけてこれからもがんばって下さい!! |
11326 | Re:冥王の騎士:17章:そして静寂が戻った | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 17:16:47 |
記事番号11325へのコメント >ほうほう。 >神ですか、私あんまり信じないからコノワタ様には救われませんね。 まあいい加減な宗教ですし・・・。 >救うために、神が殺すんですか? >殺すほかに、救い方はないんでしょうかねー まあ彼らは頭のおかしい人たちと考えてください。 >悪魔のペンダント!!何か重要なものですか!? まあ重要ですよ。 >すごい行動力ですね。こうゆうのに慣れてるんでしょうか? なれていると思います。 >うう〜、寒くなってきました。 さむいですねえ >体に気をつけてこれからもがんばって下さい!! まあ風邪気味直りかけぶり返し気味ですから今のところ大丈夫です。 それでは〜 |
11328 | ドナドナドーナ、ド〜ナ〜 | エモーション E-mail | 2002/11/13 20:34:11 |
記事番号11316へのコメント こんばんは。 黒毛和牛の鎧……頭の中でドナドナが流れてます。 ゼロスが冥神官だとしたら、ゼラス様の肩書きは何でしょう?将軍? サンチーンミ教……どうも変な集団のような……。 アイン……当然ながら平穏に暮らせないのね。予想してたけど。 しかも前回から出てたけど、名字がオーフェンだし……名前が悪いわ、それは(笑) >給料日のヤシの実 ……一瞬、給料として現物支給されたら、嫌だなと思ってしまいました。 >「君・・・殺人はいかんよ。」 ほんとに、あんたが言うか、ですね。 >「ぎゃああああああああ。」 >冷徹なアインの声と、暗殺者の叫びは互いに会い見えようとせぬ不協和音となって夜の街にこだまし、すぐに消えた。 木霊しているのに、誰も起きてこないのですか?(汗)みんな平和ボケ? それとも「ん〜? ま〜た隣のオーフェンさんかあ?」「明日文句いってやろ。 頼むから夜中に友達と騒ぐなって」と言うノリで、生暖かく観察されているの でしょうか?……それはそれで、何か嫌だけど。 では、この辺で。 |
11331 | Re:ドナドナドーナ、ド〜ナ〜 | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 20:51:04 |
記事番号11328へのコメント >こんばんは。 こんばんは >黒毛和牛の鎧……頭の中でドナドナが流れてます。 大丈夫ですか >ゼロスが冥神官だとしたら、ゼラス様の肩書きは何でしょう?将軍? でしょう。 > >サンチーンミ教……どうも変な集団のような……。 まあ一応あれが国の宗教なんですけど >アイン……当然ながら平穏に暮らせないのね。予想してたけど。 そりゃあそうでしょう。平穏だと退屈だし >しかも前回から出てたけど、名字がオーフェンだし……名前が悪いわ、それは(笑) そうですね。 > >>給料日のヤシの実 >……一瞬、給料として現物支給されたら、嫌だなと思ってしまいました。 嫌ですねえ、ヤシの実は > >>「君・・・殺人はいかんよ。」 >ほんとに、あんたが言うか、ですね。 ですね。 > >>「ぎゃああああああああ。」 >>冷徹なアインの声と、暗殺者の叫びは互いに会い見えようとせぬ不協和音となって夜の街にこだまし、すぐに消えた。 >木霊しているのに、誰も起きてこないのですか?(汗)みんな平和ボケ? まあ裏は多分あんまり人のいない地域ですし、木霊は比喩かも >それとも「ん〜? ま〜た隣のオーフェンさんかあ?」「明日文句いってやろ。 >頼むから夜中に友達と騒ぐなって」と言うノリで、生暖かく観察されているの >でしょうか?……それはそれで、何か嫌だけど。 そうかも・・・。 > >では、この辺で。 ではさようなら〜 |
11330 | 冥王の騎士:18章:彼女は再び天を | D・S・ハイドラント | 2002/11/13 20:46:06 |
記事番号11312へのコメント 精霊という言葉は自然を司るものの名詞、または代名詞である。 凄い力を持ち、自然を管理するというものらしいのだが、あまりにも曖昧だ。 しかも地方や国々で精霊とは違ったものになる。本質的な意味はほとんど変わりないのだが・・・。 このカタート国では炎、水、大地、風の4大精霊を否定的肯定しているのだが、別の国では、天空、大地、大海を司る3大精霊だとか天地の2大、唯一精霊を認めるところもあれば、光や闇、さらには固有名詞の精霊までいるところもあるとか、ないとか・・・。 信仰するものでもある。 カタートではとうに廃れたはずのものだが、存在は否定しないし、細々と信仰するものもいる。 精霊とはつまり・・・何なのだ? ◇◆◇◆ 闇がそこにある。 暗く底は見えない。 その暗黒から姿を見せる、白の焔、それはゆっくりと光を帯びて頂点へと上る。 それは絶え間なく続くがけして闇が照らし明かされることはない。 彼女は闇に近づいた。 いや、彼女が闇に近づいてるのではなく、闇が彼女へと近づいてるのだ。 いやそれも違うのだ。 彼女は闇を支配していた。 闇を自らの元へと寄せたのだ。 闇は徐々に広がりを見せる。 だが彼女は恐れない、元より恐れる要素などないのだから・・・。 彼女は悪戯に闇へと吹をかけた。 無明の湖面が揺れる。 彼女はそれを見て笑顔を見せた。 闇は当然それに反応などしない。 鏡面の揺れが収まると彼女は闇を口元へと運ぶ。 闇は彼女の体に浸透していくが、けして凍てつくような寒さではなく、むしろ温かみを帯びていた。 彼女は息を吐く。 凍てつくような世界の中でも彼女は熱を保っていた。 「いいものですわね。」 そう言って天を見上げれば、夜空に瞬く星々がただ夜空に幻想の黄金を描き上げている。 光がなくとも、幻想的な色に染まった空は充分に賞賛に値する美しさだ。 空の星とは何なのだろう。 そんな疑問を持つものもいるが、この夜空を見ればたちまち忘れ去るだろう。 美しいそれはくだらない考えなど軽く消し去る魔力がある。 大陸の北の極点に比較的近いカタート国内でも最北端に位置するダイナスト領、その宮殿から見上げる夜空は他のどの空も及ぶことがない。 金や銀、上質な高級樹などを併せて造られたテラスに豪華な椅子に座った1人の女性、人間種族が見れば紛れもなく美人と呼べる人種に間違いはない。 ゆったりとした高価そうな衣服を身に付けており、幻想的な夜空に見劣りしない、その美しい黒髪や美貌は滲み出る気品を隠せずにいられなかった。 片手にコーヒーを持ったダルフィン、ダルフィン=オレンジ=ディープシー=ダイナストはもう一口その温かな闇を口に含むと、横に置かれた椅子と釣り合う高さの台に置き、 「お空はこんなに美しいのに主人はさっぱり分かってくれませんのね。」 その主人、ダイナスト公領の領主である、グラウシェラー=グレープ=ダイナストは 今も腹心達と怪しげな謀略を楽しんでいることだろう。 ダルフィンはコーヒーを飲みつつ、眠くなるのをただ待った。 コーヒーを飲むと全然眠れなくなるタイプなのだが・・・。 体内で焔が荒れ狂う錯覚を覚えながら、彼女は再び天を見上げた。 |
11333 | Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を | 渚 | 2002/11/13 21:13:30 |
記事番号11330へのコメント > 精霊とはつまり・・・何なのだ? 精霊についていろんな考えがあるんだな〜。 私は単純に、木の精霊とか・・・・死者の魂とかかな? > 「いいものですわね。」 > そう言って天を見上げれば、夜空に瞬く星々がただ夜空に幻想の黄金を描き上げている。 > 光がなくとも、幻想的な色に染まった空は充分に賞賛に値する美しさだ。 ほえ〜。最近夜空なんて見てないな〜・・・・星見えるかな。 読んだら早速見てみよう!! > 片手にコーヒーを持ったダルフィン、ダルフィン=オレンジ=ディープシー=ダイナストはもう一口その温かな闇を口に含むと、横に置かれた椅子と釣り合う高さの台に置き、 > 「お空はこんなに美しいのに主人はさっぱり分かってくれませんのね。」 > その主人、ダイナスト公領の領主である、グラウシェラー=グレープ=ダイナストは ダルの主人がグラウ何ですよね? フルーツの名前はなんだかイメージに合いますね。 > ダルフィンはコーヒーを飲みつつ、眠くなるのをただ待った。 > コーヒーを飲むと全然眠れなくなるタイプなのだが・・・。 > 体内で焔が荒れ狂う錯覚を覚えながら、彼女は再び天を見上げた。 さーて、私も見てきます!! では!! |
11342 | Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を | D・S・ハイドラント | 2002/11/14 13:28:13 |
記事番号11333へのコメント >精霊についていろんな考えがあるんだな〜。 そうですね。 >私は単純に、木の精霊とか・・・・死者の魂とかかな? そういうのもあるでしょう >ほえ〜。最近夜空なんて見てないな〜・・・・星見えるかな。 私は最近結構見てます。 コーヒー飲みながらとか・・。 >読んだら早速見てみよう!! でも星全然見えない。 >ダルの主人がグラウ何ですよね? そうです。 >フルーツの名前はなんだかイメージに合いますね。 まあ適当につけました。 >さーて、私も見てきます!! >では!! では〜 |
11334 | Re:冥王の騎士:18章:彼女は再び天を | エモーション E-mail | 2002/11/13 21:24:53 |
記事番号11330へのコメント まあ! レス返しをしていたら、次が! ……ダルフィンとグラウシェラー……ここでは夫婦ですか? 何か凄い組み合わせ……。しかもご主人、完璧に尻に敷かれてそう……。 旦那が謀略を練っているなか、夜空を見上げてコーヒーを飲む妻……。 何かいいです、このシチュエーション。 でも、ほくほくと謀略を練りおえて戻ってきた旦那から、さりげなーくその手段を 聞き出して、不備な点と致命的な問題点をズバズバ指摘して、楽しんでいそうな気が ヒシヒシするのは何故かしら……ダルフィン……。 >コーヒーを飲むと全然眠れなくなるタイプなのだが・・・。 完璧なカフェイン中毒になると、コーヒーや紅茶を飲んでもぐっすり眠れます。 私がそうですから(笑) では、失礼します。 |
11343 | Re:冥王の騎士:18章:実はコーヒー飲んでたら浮かんだネタ | D・S・ハイドラント | 2002/11/14 13:32:31 |
記事番号11334へのコメント >まあ! レス返しをしていたら、次が! すみません。 書こうと思ったこと即座に書いて投稿したくなるんです。 > >……ダルフィンとグラウシェラー……ここでは夫婦ですか? です。 >何か凄い組み合わせ……。しかもご主人、完璧に尻に敷かれてそう……。 ですねえ。 > >旦那が謀略を練っているなか、夜空を見上げてコーヒーを飲む妻……。 >何かいいです、このシチュエーション。 まああんまりそういうこと気にしないで書きました。 >でも、ほくほくと謀略を練りおえて戻ってきた旦那から、さりげなーくその手段を >聞き出して、不備な点と致命的な問題点をズバズバ指摘して、楽しんでいそうな気が >ヒシヒシするのは何故かしら……ダルフィン……。 まああまり興味はないようですけど > >>コーヒーを飲むと全然眠れなくなるタイプなのだが・・・。 >完璧なカフェイン中毒になると、コーヒーや紅茶を飲んでもぐっすり眠れます。 >私がそうですから(笑) 私は結構飲んでるのに眠気に効くよ。 > >では、失礼します。 それでは〜 |
11349 | 冥王の騎士:19章:いつしか眠りについた | D・S・ハイドラント | 2002/11/14 18:32:21 |
記事番号11330へのコメント シェーラ達は森での夜を迎えようとしていた。 「お腹すいたねシェーラ。」 フィブリゾの力ない声。 「すみません私が未熟だったために・・・。」 シェーラは陽のある内は狩りをしていたのだが、サバイバル経験が皆無なためうまくいかなかったのだ。 剣は一流であるが、それは役に立たない。 予備の剣を持って来た――と言うより騎士服に装備されていた――ために身の安全くらいなら護れるのだが。 水は偶然あった防水の魔法が掛かった袋に入れてある。 量はそれほどでもないが、ないより幾分マシだ。 「いいんだよ。」 フィブリゾの声は疲れとも悲しみとも取れた。 シェーラは横でうなだれている。 だがそんな自分に気付くと、無理矢理でも笑顔を作り 「大丈夫です。私が必ず。」 騎士である自分が主を落ち込ませてはいけない。 「シェーラ・・・。」 少しの希望の灯がともる。 だが現状は何も変わっていない。 どうせ夜に何かが出来るわけではない。 ただでさえ迷ってるというのに、闇はなお惑うものを欺く。 出来ることなどない、この森の中では・・・。 眠ることにしよう・・・。 だがそれも危険である。 秋を過ぎようとするこの季節に残った僅かな木の実などである程度は食事を取っている。 もしかしたら魔法の1つは使えるかも知れない。 シェーラは自分の魔力がそれを使うに十分であって欲しいと祈った。 神にである。 「創造に祝福を――」 「何してるの。」 フィブリゾが声を掛ける。 「運命に忠誠を――」 フィブリゾを無視してしまった自分を責めつつも 「救済に希望を――」 祈りを終える。 「すみません。」 即座にフィブリゾに謝る。 「いいけど、シェーラって神様信じないんじゃなかったの。」 フィブリゾは楽しそうに聞いてきた。 その美しい容貌が歪んでいるがそれはなお魅力を生んでいる。 「・・・すみません。」 そうとだけ言って再び集中を始める。 今度は魔法使用のためである。 頭の中に白紙の絵画が浮かぶ。 それがはっきりと明白に・・・。 シェーラから一滴の汗が出る。 フィブリゾはシェーラのすることに気付いたのか口を閉じてただ見守っている。 黒の髪が冷たい風に吹かれる。 シェーラは集中を続けている。 頭の中に焔をイメージする。 そしてそれを描く。 荒々しい焔ではなく、穏やかで明るいすべてを照らす焔。 それを描き始める。 慎重に、慎重に・・・。 フィブリゾはその美貌を歪めることなくただそれを見守った。 それは永かった。 だが時間はそれほど経ってはいない。 錯覚だ。 だがそれで片付けられないほど不思議なそれだ。 シェーラはそれを完成させた。 そして即座に・・・。 それを崩さないように、それでいて魔力が足りますようにと心のどこかで祈りつつ。 「常照!(フレア・ライト)」 魔法発生音声(ソーサル・ワーズ)は冷たく寂しい森に響き、やがて静寂に戻る。 だがその頃にはシェーラの近くの地面より白に近く明るい火柱が現れた。 「さあ、これで獣避けにはなるはずです。」 シェーラはそう言って、自分の上着――つまり騎士制服――を脱ぎ、シャツ姿になるとその服をフィブリゾに手渡し、 「大変失礼かと思いますが、この際すみませんがそれを羽織って眠られては・・・。」 慌てて言葉を紡ぐ。 「ありがとう。」 フィブリゾは素直に受け取り、そのまま倒れ込んだ。 すぐに眠りに付いたようだ。 疲れているのだろう。 シェーラは失礼と思いながらもその顔を覗き込んだ。 (可愛い。) その後、シェーラは赤面しつつもごまかそうとあれこれ言いながら、いつしか眠りについていた。 |
11356 | 冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ | D・S・ハイドラント | 2002/11/14 20:20:50 |
記事番号11330へのコメント 焔がいつしか止んだ。 それは今このときかも知れないし、ずっと前から止んでいたのかも知れない。 あれからどれだけ経った? まだ数分かも知れないし、 数10年かも知れない。 時間など感じることも出来なかった。 立てるか? いや、それは出来ない。 体が動かない。 いやそれは適切な言い方ではない。 体はもう失われた。 存在などしない。 死んだのだ。 もう死んだ。 諦めろ。 嫌だ。 絶対に嫌だ。 生きる。 絶対に生きる。 ・・・何を馬鹿なことを言っているんだ俺は。 もう死んだのではないか。 俺はもう死んだのだ。 それは絶対的な事実。 抗うことなど出来ない。 俺は死んだのだ。 信じられない。 信じたくない。 生きる。 生きる? だから無理だ。 俺は死んだんだ。 それは無理だ。 だが生きる。 生きる? さっきから本当に何を言ってるんだ。 本当に何を考えているのだ俺の頭は。 いやもう頭などない。 ならなぜ俺が考えられる。 いや考えているのではないのか。 それは分からない。 だがどうでもいい気がする。 だが生きたい。 何か目的があるのか? 思い出せない。 思い出せない? 思い出せないことなど重要なことではない。 眠るのだ。 死の安息を得るのだ。 さっきから俺は何を言ってやがる。 いやすべてを俺じゃねえ。 コノワタ神、貴様か! いや俺は神など信じねえ。 絶対にだ。 神などいるわけがねえ。 誰だ貴様は! (ホウ、ワレガ、ワカルカ。) ああしっかりとな。 (ナンジハ、チカラガアル。ワレハ、ナンジニ、チカラヲ、アタエヨウ。) 力・・・か。 だが俺の思い残したことがあるらしいが、思い出せねえんだ。 (ナンジノ、オモイノコシ・・・ソレハ、メイオウサマノ、ダッカント、ジャマヲスルキシのシマツダ。) そうか分かったぜ。 (ケントウヲイノル。) ああ。 視界が戻った。 体も元通りだ。 生き返ったのか。 どうやって・・・。 まあいい。 俺はやる。 冥王様・・・よく思い出せんがまあいい。 待ってやがれ・・・。 俺は近くに落ちていた『赤いキツネ』を身に付けると、この忌まわしい廃墟を後にした。 無数の存在するはずの墓標の群れの地を・・・。 だがどこにいやがるんだ。 |
11359 | Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ | エモーション E-mail | 2002/11/14 21:15:17 |
記事番号11356へのコメント こんばんは。 ああ、シェーラとフィブリゾ、らぶらぶ逃避行中!! らぶらぶですねぇ……散々戦っていたので、このまったり感が何とも言えません。 サバイバル知識なし……。食べられる野草の知識くらいは、教えておけばいいのに……教官……。 誰が教官かは知らないけど(爆)……ああ、でも「テントで人が殺せるか」の 名言がありますしね(笑)何の小説か忘れましたが。そっちのサバイバル知識はありそう……。 再び「赤いキツネ」。 復活したのは……ガーヴ……ですか? だとすればいいように使われてますね。 では、これで失礼します。 |
11361 | Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ | D・S・ハイドラント | 2002/11/14 21:28:11 |
記事番号11359へのコメント >こんばんは。 こんばんは。 >ああ、シェーラとフィブリゾ、らぶらぶ逃避行中!! そうですねえ。 >らぶらぶですねぇ……散々戦っていたので、このまったり感が何とも言えません。 この辺、意識して書いてみました。 うまく言ったのかなあ? >サバイバル知識なし……。食べられる野草の知識くらいは、教えておけばいいのに……教官……。 まあ若いし、あんまり経験ないようです。 >誰が教官かは知らないけど(爆)……ああ、でも「テントで人が殺せるか」の >名言がありますしね(笑)何の小説か忘れましたが。そっちのサバイバル知識はありそう……。 ううむ知らないけど 何か興味ある。 > >再び「赤いキツネ」。 簡単には壊れませんし、 >復活したのは……ガーヴ……ですか? 多分そうです。 >だとすればいいように使われてますね。 ですね。 >では、これで失礼します。 どうもありがとうござます。(いつもこの一言を忘れてる。) それではエモーションさんもがんばってくださいね。 |
11365 | Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ | 渚 | 2002/11/14 22:32:47 |
記事番号11356へのコメント 一体誰だ・・・・? 死んでたのに生き返った。どうやって・・・・? う〜。謎だらけだー!!気になって夜も眠れない〜。 続きを楽しみにしてますね!! ・・・・・コメント短いですねー。すみません!! |
11378 | Re:冥王の騎士:20章:だがどこにいやがるんだ | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 12:58:19 |
記事番号11365へのコメント >一体誰だ・・・・? 多分ガーヴです。 >死んでたのに生き返った。どうやって・・・・? さあ? 私にもさっぱりです。 >う〜。謎だらけだー!!気になって夜も眠れない〜。 謎・・ですか? >続きを楽しみにしてますね!! はい。 ありがとうござます。 > >・・・・・コメント短いですねー。すみません!! いえいえ、私が変なもの書いたせいです。 それでは〜 |
11379 | 冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 15:51:06 |
記事番号11330へのコメント 闇は掻き消される、暁の焔が天を覆うとともに、暗く冷たい空気は陽の光と共に優しく軽やかに、爽やかな早朝の目覚めの歌を歌いだす。 そのリズムはけして誰の耳にも届かず、ただ風を踊らせ、夜明けを告げさせる。 星はなく、ただ明るい。 深淵の地にもそれは例外なく差し込む。 それにより、シェーラは目覚めた。 高貴なシルクのシャツが光を反射し、美しい。 灯した焔は消えているが、その残香がまだとどまっている。 獣の襲撃の気配はない。 傍で寝ている美貌の少年も無事だと確認する。 笑顔が初めて宿った。 そして近くの木の根元に座り、ただ待った。 目覚めの時を・・・。 ここがどの位置かは分からない。 森の中では迷うのみなのだ。 せめて魔磁石(コンパス)があれば、良かったのだが、そんな準備はしていない。 ただ歩き続けるしかないのか・・・。 誰かに連絡を取ることが出来るか。 ふとシェーラは遠距離受送話の魔法の存在を思い出した。 転移とは違いシェーラにも使用可能なものだが、それでも魔力質を充分に摂取していない体でそれが使えるだろうか。 しかも通信場所に言葉を滞らせる期間はけして長いものではない。 1時間・・・くらいだろうか。 その間に受信してくれるものがいなければ、その魔法は無駄となる。 (無理ね。) シェーラは後にまとめた三つ編みを撫でつつ、胸中で否定した。 助かる望みはあまりにも低すぎる。 通話魔法などなおさらのことだ。 通信空間にアクセスしていられる時間は数分だろうか。 しかもこちらは何かとややこしい。 地区ごとに通信空間が違うため、細かい設定まで構成しなければいけない上に、アクセス後に別のアクセス者をキャッチしなければいけない。 今のシェーラには難しすぎる。 それに出た相手に助けてもらえるかも分からない。 探知と救助をしてくれるものに巡り合うのは極めて難しいことであろう。 しかもフィブリゾは王位継承権を持つ、すでに死んだと思われているであろうし、生存を確認したら世間が知る前に抹殺しようと考えるものもいるだろう。 貴族達だけでなく、それに従うもの達など。 つまり魔道騎士に知られるのはまずい。 マツタケ・シティなどの純魔道士は大丈夫かも知れないが、もしや手が回っているかも知れない。 身分を隠すか。 それだと救助してもらえる率が下がるであろう。 自分の本名だけで伝えても救助時にどうなるかは分からない。 一緒にいる少年が何者か疑われやすくなり、フィブリゾだとばれれば抹殺されかねない。 まあどうせ最初の時点で無理に近いのだからここまで考える必要もないのだが・・・。 割のいい賭けではない。 むしろリスクが多いだろう。 だが脱出も困難だ。 とりあえずこの場は切り抜けられるかも知れない。 それにどうせ自力脱出してもその後の手はない。 ダイナスト公を始めとする様々なもの達に狙われるかも知れない。 マツタケ・シティ辺りに辿りけばフィブリゾの存在を公開することも出来るだろうが、そこまでの小さな村では隠し通さなければならない。 王都を見張る意味として野心の強いダイナスト公の手先がかなり潜んでいるらしい。 これは公然の秘密なのだが・・・。 他の貴族もどうかも分からないし、他国の存在も軽視出来ない。まあ今ならば、ダイナスト公に目が行くだろうが・・・。 さてどうするか・・・。 シェーラは決められずにいた。 (フィブリゾ様にも聞こう。) 半分隠れた美しい寝顔を見つめつつ、その決断を後回しにした。 そして、その瞬間、それに気付いた。 (えっ・・・。) 緊張を解き、獣の接近を許してしまったことを・・・。 「フィブリゾ様!」 即座に起こしに掛かる。 「シェーラ・・・何?」 その双眸に映る潤う碧の宝石が美しく、その寝ぼけたような口調が可愛らしい。 「・・・獣です!フィブリゾ様。」 その焦りをどうにか出来ないかと思いながらフィブリゾを揺さぶり、胸中ではそんな自分を咎めていた。 フィブリゾが何とか起き上がると、それがシェーラの瞳に映し出された。 同時に震えが来る。 それは自分のものではなくフィブリゾから伝わったものだが。 それを見てシェーラは何とか心を落ち着けようとした。 (・・・獣じゃない。) シェーラが捉えたもの。 それは獣などではなく。 ・・・デーモン。 闇よりもなお暗き地から来た最悪の魔獣。 |
11380 | 冥王の騎士:22章:・・・絶対に! | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 16:28:46 |
記事番号11379へのコメント 鮮やかな暁の上天が微かにのぞける中、デーモンはそこにいた。 血のように赤い鋼鉄の体を躍らせつつ。 暗黒の魔獣は歓喜に満ちたすべてを語るその眼で2つの獲物を見据えた。 デーモンに野生種などいない。 闇に住むものは光ある地で長く生きられないだろう。 となるとラルタークの放ったものの生き残りだろうか・・・。 その頃の記憶は魔剣の支配を受け、曖昧だったが、デーモンの出現とその大量虐殺を垣間見ていた。 逃げ延びたデーモンがいたのかも知れない。 だがそのデーモン達は支配を受けていただろう。 そうでなければ、フィブリゾも共に始末することになる。 彼を殺さない理由は知れないが、ゼロス、セイグラム、ラルタークと敵側が言っていた、『冥王様』というのに関係があるのだろう。 しかし支配を受けていたのならば、逃げることはないだろう。 まあデーモンを扱ったことのないシェーラが考えて分かることでもないが・・・。 それにしてもこのデーモンは殺気に満ちている。 フィブリゾも共に殺されかねない。 いや2人を狙っているのだろうか。 そうとならば、危険すぎる。 ただでさえ1対1でもただの剣では勝てる見込みもないのに・・・。 昔、大魔王が自らの兵として使った魔獣だ、セイグラムなどとは比べ物にならないくらい強いだろう。 このデーモンを呼び出したのだから、ラルタークの言った、『大魔王後継者』というのも伊達ではないだろう。 しかし中途半端な支配で呼び出したのだからけして大魔王には及ぶものではない。 まあそれは当たり前の話だが・・・。 実際そんなことを考える暇もない。 デーモンはシェーラ達に飛びかかろうと隙を狙っている。 しかしこれをやめてドゥールゴーファに支配されていたときに使われたあの爆発を受ければ助からない。 どうせこちらの剣で簡単に倒せる相手ではないのだから、そうすればいいのだが、相手のデーモンも用心しているのだろう。 デーモンは1匹でも充分過ぎる脅威だ、しかも生き残りのデーモンが1匹とは限らない。 もし囲まれでもしたら・・・。 まず死は確定だ。 震えが強まる。 すでに自分にすがる少年のものと自分のものとが共鳴し始めているのではないか・・・。 だがそんなことは確認せずに、デーモンだけを見据えた。 すでに言葉など封じられている。 体も動かないのではないだろうか。 その双眸に映るのは恐怖そのものだ。 いつまでその状態を保てるか・・・。 目を離したい。 だがそうすれば終わる。 それに本当に視線が動くか・・・。 もうすでに凍り付いているのではなだろうか。 ただ永遠にそれが続くだろう。 しかし永遠はなく、自分はいずれ墜ちる。 そうなれば終わる。 終焉は確定しているようなものだ。 そこまで考えると、冷気が増したような気がした。 いや錯覚ではなく自分は完全に震え切っている。 伝わっていたはずの少年の震え――鼓動が、すでに希薄となっていた。 孤独感が心に渦巻く。 そして意識が今にも消え去りそうだ。 それほどにデーモンは恐ろしかった。 先日自分が倒したとはまず絶対に思えない。 たとえ魔剣の力を借りていようとも・・・。 だがその凍れる中でも希望を見出すことは出来る。 ・・・出来た。 騎士としての誇り、いやそれよりも大事なこと――。 (フィブリゾ様を護る) (絶対に・・・。) 生気がみなぎる。 それは冷気を打ち払い、精神を解放する。 そして改めてデーモンを凝視する。 それから伝わる恐怖を打ち払うことが出来た。 だが現状は変わっていない。 どうすればいいのか・・・。 いや不可能だろう。 そんな絶望が再び。 だが――絶対に生きる。 このデーモンを倒し、絶対に・・・。 ・・・絶対に。 ・・・絶対に! |
11383 | Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に! | 渚 | 2002/11/15 16:53:22 |
記事番号11380へのコメント > デーモンに野生種などいない。 そうか!誰かに召喚されたんですね!! 主はもういないのか・・・・? > もし囲まれでもしたら・・・。 > まず死は確定だ。 そんなー。 > だがその凍れる中でも希望を見出すことは出来る。 > ・・・出来た。 > 騎士としての誇り、いやそれよりも大事なこと――。 > (フィブリゾ様を護る) > (絶対に・・・。) そうだ!シェーラが倒れたら、フィブはどうなる!! 今までも、そんな思いがあったから切り抜いてこれたんだから!! > このデーモンを倒し、絶対に・・・。 > ・・・絶対に。 > ・・・絶対に! 倒せないなら、いっそ逃げちゃえ〜。ってそれはできないよな・・・・。 さて、フィブをこれからも守るシェーラ!ここで止まらずがんばって!! |
11385 | Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に! | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 17:37:22 |
記事番号11383へのコメント >> デーモンに野生種などいない。 >そうか!誰かに召喚されたんですね!! まあラルタークかなと >主はもういないのか・・・・? そうですどっかに消えましたし。 > >> もし囲まれでもしたら・・・。 >> まず死は確定だ。 >そんなー。 まあデーモン強いですし > >> だがその凍れる中でも希望を見出すことは出来る。 >> ・・・出来た。 >> 騎士としての誇り、いやそれよりも大事なこと――。 >> (フィブリゾ様を護る) >> (絶対に・・・。) >そうだ!シェーラが倒れたら、フィブはどうなる!! >今までも、そんな思いがあったから切り抜いてこれたんだから!! そうですよね > >> このデーモンを倒し、絶対に・・・。 >> ・・・絶対に。 >> ・・・絶対に! >倒せないなら、いっそ逃げちゃえ〜。ってそれはできないよな・・・・。 >さて、フィブをこれからも守るシェーラ!ここで止まらずがんばって!! はい。 がんばります。 それではレスありがとうございました。 |
11392 | Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に! | エモーション E-mail | 2002/11/15 21:48:25 |
記事番号11380へのコメント ほっとしたのもつかの間、またしてもおじゃま虫……じゃなくて、 襲撃!! ああ、シェーラちゃん、大変です。でも、こうして愛は深まっていく(←おい、こら) ところでこれは、ある意味野良デーモンになるのでしょうか? 召還されて、帰れなくなったのでムカついて暴れてるとか(笑) ガンの飛ばしあい……猛獣の調教を思い出しました。 あとは使令の折伏。(「十二国記」シリーズ、作、小野不由美さん。講談社ホワイトハートと 講談社文庫の両方から出版中。BS2でアニメも今放送してます) シェーラがデーモン手なづけたりしたら、それはそれで面白いかも。 「デーモン、ゲットだぜっ!」……違う。 そういえば、昨日書いた「テントで〜」の台詞、あれは「テントで敵が倒せるか!」でした。 ……意味的には同じですけど。サバイバルというのはテント張りや食糧確保の 仕方を学ぶのでは?という主人公に教官の言った台詞です。 多分富士見書房だったと思うのですが、野尻抱介氏の「ロケットガール」の台詞でした。 では、これで失礼します。 |
11393 | Re:冥王の騎士:22章:・・・絶対に! | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 22:09:30 |
記事番号11392へのコメント >ほっとしたのもつかの間、またしてもおじゃま虫……じゃなくて、 >襲撃!! 襲撃ですねえ。 通りすがりの偶然獲物を見つけたデーモンですけど > >ああ、シェーラちゃん、大変です。でも、こうして愛は深まっていく(←おい、こら) そうかも・・・。 > >ところでこれは、ある意味野良デーモンになるのでしょうか? まあそうですねえ。 >召還されて、帰れなくなったのでムカついて暴れてるとか(笑) あるかもそれ。 > >ガンの飛ばしあい……猛獣の調教を思い出しました。 へえ。 >あとは使令の折伏。(「十二国記」シリーズ、作、小野不由美さん。講談社ホワイトハートと >講談社文庫の両方から出版中。BS2でアニメも今放送してます) 何っアニメ放送・・・。 そーいや本屋さんに売ってたその本に書いてあったよーな >シェーラがデーモン手なづけたりしたら、それはそれで面白いかも。 >「デーモン、ゲットだぜっ!」……違う。 ははは。 それいいかも(待て) > >そういえば、昨日書いた「テントで〜」の台詞、あれは「テントで敵が倒せるか!」でした。 >……意味的には同じですけど。サバイバルというのはテント張りや食糧確保の >仕方を学ぶのでは?という主人公に教官の言った台詞です。 なるほど。 >多分富士見書房だったと思うのですが、野尻抱介氏の「ロケットガール」の台詞でした。 見たことあるタイトルだ。 探してみます。 > >では、これで失礼します。 では〜。 レスありがとうございました〜 |
11382 | Re:冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から | 渚 | 2002/11/15 16:46:33 |
記事番号11379へのコメント > 誰かに連絡を取ることが出来るか。 一体誰と・・・・? > 「シェーラ・・・何?」 > その双眸に映る潤う碧の宝石が美しく、その寝ぼけたような口調が可愛らしい。 うお〜(><)可愛いぞ〜フィブ〜!! > (・・・獣じゃない。) > シェーラが捉えたもの。 > それは獣などではなく。 > ・・・デーモン。 > 闇よりもなお暗き地から来た最悪の魔獣。 デーモン。それはシェーラじゃ、楽に倒せないものでしょうか? それか、また多勢に無勢になったりして・・・・。 それでは、次を読んできます〜。 |
11384 | Re:冥王の騎士:21章:闇よりもなお暗き地から | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 17:33:39 |
記事番号11382へのコメント >> 誰かに連絡を取ることが出来るか。 >一体誰と・・・・? 誰でもいいんじゃないでしょうか > >> 「シェーラ・・・何?」 >> その双眸に映る潤う碧の宝石が美しく、その寝ぼけたような口調が可愛らしい。 >うお〜(><)可愛いぞ〜フィブ〜!! そうですか。 ありがとうございます。 > >> (・・・獣じゃない。) >> シェーラが捉えたもの。 >> それは獣などではなく。 >> ・・・デーモン。 >> 闇よりもなお暗き地から来た最悪の魔獣。 >デーモン。それはシェーラじゃ、楽に倒せないものでしょうか? うーん実際強いですし・・・。 >それか、また多勢に無勢になったりして・・・・。 今のところ1匹ですが・・・。 >それでは、次を読んできます〜。 それでは〜 > |
11405 | 冥王の騎士:23章:目標へ | D・S・ハイドラント | 2002/11/16 11:36:37 |
記事番号11330へのコメント (なぜ、私がこんなことを!) 内心、訴えつつも、そばにいる兵士達や通信用の純魔道士には悟られぬようそれを隠した。 血と焔の後が残る廃墟に、吹く風は寂しいながらもどこか強くざわめいている。 滅びゆくもの達の怨念が生んだものであろうか。 いや、自然はそんな些細な出来事に自らを変えるほど弱くはないし、そのような慈悲など持つはずもない。 魔道騎士ヒムド、彼にはそう確信出来た. ならば、この風は何なのだ。 簡単だ。自分がそう感じているだけだ。 風はただの風に過ぎない。 そこまで考え、まだ20をいくつか過ぎただけの自分がこんなことを考えているのかと思い、胸中で開いた口を閉ざす。 「ヒムド様、早くいたしましょう。」 兵の1人が急かすような、だが本気で焦っているというわけでもないらしい。 どうでも良いとでも思っているのだろうか。 (腹の内を知れば、殺したくなるかも知れんな。) 彼の持つ、覇剣ロマネ・コンティが、その誰だか知れぬ兵の喉元を突き刺し、血を啜る光景を脳裏に浮かべ、にやけた顔を鉄仮面のような無表情へすぐさま戻す。 「ヒムド様!」 兵士の声が大きくなる、すでに何回呼ばれただろう。 その連続する声は彼の頭を突き破るが如く響いた。 実際にはそれほど大きな声ではなかったが、彼には充分に声に攻撃性を感じていた。 「分かった。」 小さく、しかし相手に伝わるように、冷たく。 無関心な表情のまま、瞬馬――魔道具を装備し、かなりの速度で走る馬――に乗り込み、空を見上げ、それから目標の曖昧な方向へ視線を動かす。 あの兵士に怒りを覚えつつも、それは風が自らを切り裂くようになると同時に捨てた。 (勇者の末裔がこれではいかんな。) 冷たい風を浴び、冷静に呟いた彼は、音も感じられぬ、結界の中で1人になった錯覚を感じ、気が少し晴れた。 だが現実には5つの足音、自分のものも含めた5つの馬が規則的に奏でるうるさいメロディ。 その中で彼の意識は明白ながらも夢を見、描いていた。 大量虐殺、偉大なるダイナスト公を蹂躙し、忠誠を誓うべきグラウシェラーの喉元に剣を当てて歓喜に震える自分があった。 その夢とは言えぬ、ただの妄想を彼は止めどなく続けていた。 そして震えがそして歓喜がなお強まり、血が汚らわしい領主の御体を冷たく洗う。 主従のどこか歪んでいるかも知れぬ愛を感じながらそれを踏み躙る。 そんな異常な妄想に表情を崩すも誰も気付かないようだ。 いや今さら気にはしていないのかも知れない。 そして目標を残った感覚で捉えると、即座にすべてを打ち消し、無愛想な仮面で降り立った。 ここはフレア候領、いや元候領に位置する小さな村である。 候領はダイナスト公が剥奪した。 そう彼らの手によって、・・・。 そう彼ら5人――実質戦闘員は4人――によって主を失い、腐敗した城を制圧したのだ。 本来なら後続隊が数日後辿り着くのを待ち、復旧作業の間に彼がその地の領主となり、男爵位を与えられるはずだったのだが、制圧後のダイナスト公との通信により新たな命が与えられた。 それは彼にはどうでもいいことような命であった。 ただ瞬馬を持つというくだらない――誇り高い彼にとっては――理由だけで、墜ちた王都の調査を任されたのだ。 下等な兵どもにやらせておけばいいのだ。 彼の怒りはそれを思い出すと現れるが、先ほど妄想を再発させて、沈めた。 そしてまだ村の入り口に突っ立っている自分を確認すると兵を従え、村の門ともつかず門をくぐりぬけた。 何かが変わったわけではないが、妙に落ち着きを感じると、食料を売る店を視線で探った。 意外と早く見つけるとそこで出来る限りの上質な食物――魔道騎士であるために――を選んで買う。 そして迅速に村を出ると再び瞬馬を駆り、目標へ向かう。 |
11408 | Re:冥王の騎士:23章:目標へ | 渚 | 2002/11/16 12:26:17 |
記事番号11405へのコメント > 彼の持つ、覇剣ロマネ・コンティが、その誰だか知れぬ兵の喉元を突き刺し、血を啜る光景を脳裏に浮かべ、にやけた顔を鉄仮面のような無表情へすぐさま戻す。 えっと、ワインでしたっけ・・・・? > 大量虐殺、偉大なるダイナスト公を蹂躙し、忠誠を誓うべきグラウシェラーの喉元に剣を当てて歓喜に震える自分があった。 > その夢とは言えぬ、ただの妄想を彼は止めどなく続けていた。 そんな妄想はいやだー!! > 意外と早く見つけるとそこで出来る限りの上質な食物――魔道騎士であるために――を選んで買う。 お金もかかりそうですなー。 ふー、毎回シリアスで、すごいです!! 私はシリアスはできないからなー。 それでは、ご縁がありましたら。 |
11409 | Re:冥王の騎士:23章:目標へ | D・S・ハイドラント | 2002/11/16 12:30:24 |
記事番号11408へのコメント >えっと、ワインでしたっけ・・・・? そうだと思います。 >そんな妄想はいやだー!! こんなキャラです。 >お金もかかりそうですなー。 まあ必要経費として・・・。 >ふー、毎回シリアスで、すごいです!! そうでしょうか。 まあシリアスオンリーなやつはあんまりないつもりですけど >私はシリアスはできないからなー。 そうなんですか。 でもがんばればきっと出来ると思います。 >それでは、ご縁がありましたら。 それでは〜。 ご縁がありますよーに。 さようなら〜 |
11410 | Re:冥王の騎士:23章:目標へ | 由季まる | 2002/11/16 12:55:23 |
記事番号11405へのコメント こんにちは。 しばらく見ないうちにこんなに沢山の話が…凄いなーと思いつつざっと見てきました。 かっこよかったですー!話が色々展開してますね 短いですがレスをば致します 思いついた順なので話数が順不同なのですがすいません読みにくいです(汗) スターゲイザーさんまで出てきましたねー!ダークスター(黒毛和牛)な鎧ですか(笑) 食べたらおいしそうですね(え) 食べ物の名前を選んで出していたんですね、なるほどー デーモンブラッドはなんとなく目玉料理っぽいと思ったので目玉焼きはいかがでしょう?(笑) ゼロスくんは冥神官と名乗ってましたが、フィブとどんな関係になるんでしょう 後グラさんダルフの夫婦が今後どんな性格で出てくるのか楽しみです〜 ガーヴさん復活?の兆しもありますし、操られてるようだし今後の展開楽しみです。 20章の死のふちから戻ってくる感覚がかっこよかったです、あんなふうに表現できるのは凄いです。私好きですああいう表現 22章はシェーラちゃんに感動でした。「絶対に!」ってがんばれっ!!負けんなっ! 今回でてきた悪者(決めつけ)は恐ろしい奴そうですね、(色んな意味で)主人を血まみれにねじ伏せる事で愛とか言って…狂ってますね、しかも勇者の末裔なのですか…そんなのが部下でいいのかグラウシェラーって感じです 色んな登場人物もでてきて今後もどうなるのか楽しみにしております それでは。 |
11411 | Re:冥王の騎士:23章:目標へ | D・S・ハイドラント | 2002/11/16 13:05:57 |
記事番号11410へのコメント >こんにちは。 こんにちは〜 >しばらく見ないうちにこんなに沢山の話が…凄いなーと思いつつざっと見てきました。 ヒマですから(勉強しろ!) >かっこよかったですー!話が色々展開してますね 展開させすぎて困ってます。 >短いですがレスをば致します はい。 >思いついた順なので話数が順不同なのですがすいません読みにくいです(汗) いえいえ。 > >スターゲイザーさんまで出てきましたねー!ダークスター(黒毛和牛)な鎧ですか(笑) あの方は黒毛和牛の鎧を出すために登場したようなものです。 >食べたらおいしそうですね(え) うんでも鎧食べたら死んじゃいますね多分 >食べ物の名前を選んで出していたんですね、なるほどー そうです。 食が支配する魔法の国ですから >デーモンブラッドはなんとなく目玉料理っぽいと思ったので目玉焼きはいかがでしょう?(笑) うーん出しましょうかね。 >ゼロスくんは冥神官と名乗ってましたが、フィブとどんな関係になるんでしょう うーん考えてあるような、無いような >後グラさんダルフの夫婦が今後どんな性格で出てくるのか楽しみです〜 私が知りたいです(待て) >ガーヴさん復活?の兆しもありますし、操られてるようだし今後の展開楽しみです。 はいあれは多分ガーヴです。(Sがあんな性格だとは思えないし) > >20章の死のふちから戻ってくる感覚がかっこよかったです、あんなふうに表現できるのは凄いです。私好きですああいう表現 そうでしたか。 ありがとうございます。 > >22章はシェーラちゃんに感動でした。「絶対に!」ってがんばれっ!!負けんなっ! でも勝てるか疑問です。(この話のデーモンは意外と強いですから) > >今回でてきた悪者(決めつけ)は恐ろしい奴そうですね、(色んな意味で)主人を血まみれにねじ伏せる事で愛とか言って…狂ってますね、しかも勇者の末裔なのですか…そんなのが部下でいいのかグラウシェラーって感じです 確かに彼狂いすぎ・・・。 あれでいいのかな? > >色んな登場人物もでてきて今後もどうなるのか楽しみにしております はい。 もっと出るかも知れないけど、もういい加減半筋に戻ろうかと思います。 >それでは。 レスありがとうございました。 それでは由季まるさんの読んできますね。 さようなら〜 |
11424 | 冥王の騎士:24章:その紅蓮の焔は | D・S・ハイドラント | 2002/11/16 21:41:55 |
記事番号11405へのコメント 風がゆっくりと体に染み込んでくる。しつこくない。淡白でなおいい。 それは丘を下るほどその身により刻まれていくが、それは何の問題にもならない。 彼は風如きに気を取られるような感覚を持っているわけではない。 今はただ、やることをやるだけだ。 それが与えれたものか、自分で決めたことかも知ったことではない。 どうだとしてもやりたいことをやるべきだ。 そう騎士を殺し、冥王を奪還する。よく分からないが・・・。 それを望む、よく分からないがそうしたいのだ。それ以外ではない。 丘を下り終えると風はさほどでもなくなった。 ただ冷たさだけは残っている。 (腹減った。) それであった欲求は・・・。 死んでいたのかも知れない数瞬前などどうでもいい。 現に生きているのだ。 こだわる必要などない。 神だろうが何だろうが助けてくれるのなら、頼るだろうし、拒むなら捻じ伏せる。 それが今の心境だろう。 特に神を嫌うわけではないが、分かるように信心深くはけしてない。 一応、侯爵という地位のため無神主義というわけでもないのだ。 戦場で神に祈ったことなどないが・・・。 そう今は神などどうでもいい。 今はそんな虚像に救い求めるのは筋が違い過ぎている。 重い緋の鎧を苦ともせず歩いた。 記憶などは生前というのはおかしいだろうが、あの奇怪な感覚の以前のものがすべてというわけではない。 だが城攻めに向かった数日前――死んだような感覚のせいでよく分からないが、恐らく数日は経っているだろう――のことははっきりと覚えている。もちろん『撲殺人参ソード』のことも・・・。 俺は成功したのか・・・。 城が墜ちていることから成功であろう。 それと神滅刃がないのが気になるが、 まあ過去のことはどうでもいい。 最寄の村にでも行くか。 それしかないであろう。 少なくとも背後にそびえる、王都の北方面を埋め尽くす、巨大な――名もなき――森に行くという手はまず頭にない。 (あんなところにいく馬鹿がいるわきゃねえな。) 事実その馬鹿の存在は知らずに、村になら足跡を残しているかも知れないと思う。まあ最大の理由、いや大半数は食事のためだが。 とにかく向かうことにした。 王都から出る街道は南に続く、それがまず3方向――北西、北東、真南――へ分岐する点に始めの村がある。 徒歩には少々辛いが、それでも2,3時間だろう。 足取りは軽くはない。 だがけして辛くもない。 慣れているだろう。戦陣に1人で乗り込むような彼には・・・。 空腹は苦であるが、限界でない限り、苦でしかない。 それにしても気配がする。 遠くから自分の向かっている方から・・・。 風のざわめきが・・・自然そのものだけのざわめきではなく。 気配あるものの起こすもの・・・。 そしてそれは近づいてくる。 そして大体確認出来た。 (おもしれえ、どうせ腹減ってるだけだ。) 滅多に会えるやつではない。 長く会いたかった。 そう腐り切った冷徹堅物謀略馬鹿野郎――グラウシェラーのことらしい――よりもずっと興味のある相手。 ダイナスト公、いや王国最強と呼ばれ、王都すら威嚇していたもの達。 あの大魔王を滅ぼした伝説の勇者の末裔、鉄面の狂戦士ヒムドと、彼が育て上げた少数精鋭。 王城でも数人しか駆るもののいない伝説の瞬馬に乗った兵達。 実質階級はそこらの兵と同じだが、扱いは圧倒的に違いすぎる。 その身分で魔道を身に付けたものもいるとか言われる。 3人のみだがその力は魔道騎士数人分に値するらしい。 とにかくその最強部隊≪血吸いの聖剣≫と一度、会いたかった。 いや会って雌雄を決したかった。 王国いや大陸でも最強の戦闘者と名高い勇者ヒムドも彼にとっては恐れるものではなかった。 どうせ、ここで終わってもいい。 やることは他にあるが、ここで死ねればそんなことなどどうでもよくなるだろう。 決意までの時間は短かった。一瞬と言ってもいいだろう。 そう殺戮の決意を・・・。 赤いキツネから放たれるその紅蓮の焔は、のどかにも見える、寂し気にも明るいこの平原を、死神が漂う地獄の戦場へと変えた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 独り言。 ああキャラの人気投票でもやろうかな |
11429 | 人気投票 | 渚 | 2002/11/16 23:50:58 |
記事番号11424へのコメント こんばんわ、渚です! 人気投票ですか! 自分が入れたキャラが何位か気になったりして、楽しいですよね!! やられるのなら私、誰に入れるだろ・・・・。 うーむ、今のところはフィブ? それでは、ご縁がありましたら。 |
11432 | Re:人気投票 | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 12:47:08 |
記事番号11429へのコメント >こんばんわ、渚です! こんばんは。 って私がいるのは昼だし・・・。 こんにちは、なのかな。 >人気投票ですか! まあ予定ですが・・・。 >自分が入れたキャラが何位か気になったりして、楽しいですよね!! そうですね。 >やられるのなら私、誰に入れるだろ・・・・。 >うーむ、今のところはフィブ? >それでは、ご縁がありましたら。 それでは・・・。 うーん5ポイント振り分けとか・・・。 マイナス入れるのまずいかな・・・。 まあ考えておきます。 では〜 |
11433 | 冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 14:16:54 |
記事番号11424へのコメント 焔が巻き起こる。 だがそれは、静かに、風の何ら変わらずにただ駆ける。 行き着く先はすでに近く、今はなお近い。 そして始まった。 5人と5頭の影。 その内3人は金属製の軽装鎧(ライト・アーマー)を身に付けており、それはダイナスト公の兵士のものと彼には分かった。 いや、とうに分かっていた。 後の2人の内、後方に位置する黒ローブの男――恐らく純魔道士だろう。 そして最前方の屈強でかつ麗美な身体に高貴な鎧と白のマントを身に付けた、線の細く、白い肌に光を浴びた雪のような美しい銀の髪。 彼はその男は睨む。 焔のように赤い髪が燃え上がるように逆立つ。 怒りが体中から敵意を持って放たれる。 だが対する騎士風のその男。 それを見て、まるで歓喜の如く、不気味な笑みを見せた。 余裕・・・そう取れた。 だがその頃、放たれた焔はその騎士――いや騎士の乗る瞬馬を捉えていた。 そして他の兵達にも焔の手は伸びていた。 「俺と闘え!」 彼はその一言と歓喜の表情――先ほどの騎士が見せたものとは少々質の異なる――で着弾を待った。 「≪赤いキツネ」か・・・面白い。」 無愛想に言った騎士は冷徹な表情で、 「我は誘う最果ての大滝。」 焔がすべて消える。 まるでそこに存在しなかったかのように・・・。 他の兵達の方もまた焔は届かない。 騎士は腰に付けた剣に触れていた。 だがそこからは不可思議な力が流れ出ていた。 「魔道剣・・・か、おもしれえ。」 彼が震え出す。 そして生れる焔。 「あの伝説の鎧を持つとは。」 剣を抜いた騎士は、兵達を目で後退させる。 「私はヒムド・・・そう言えば分かるだろう。」 歪んだ笑みを浮かべ 「元フレア候の・・・愚かなガーヴ殿。」 そして剣は彼の方に向けられた。 ◇◆◇◆ 焔は消した。 覇剣ロマネ・コンティは至高の剣。 そう信じている。 それに間違いなどない。 桁外れの魔力を蓄え、それでもまだ足りぬ。 そしてこの剣には様々な魔法が記されている。 だが完成した魔法など、魔法ではない。 彼はそういつも思う。 だからこう呼ぶ・・・魔術と。 つまり彼はこの剣の力を魔術、つまり手品同様と言ってるのだ。 だがそんなことよりも今は、この墜ちた貴族を血で染めることに心は一杯だ。 ただそれを冷徹な仮面に隠すことも忘れない。 部下はとうに気付いているが・・・。 鉄面の狂戦士とはこのことだ。 (予想以上の威力だ。) ≪赤いキツネ≫の力は何度も剣に吸収出来るほど微弱なものではない。 特に剣で受ける必要性などないのだが、ただそっちの方が凄く見えるのだ。 そうそれだけである。 焔が突然消えたがそれに驚いたようすもない。 ガーヴは即座に第二弾を放ってくる。 好戦的で彼にも好ましく感じられる。 事実似ている。 ただ快楽の対象が戦闘か虐殺かの違いだけだ。 違うようだが、結局現在の戦いは双方共に願ったものだ。 兵達に手出しはさせない。 相手も恐らくそのつもりはないであろう・・・今は。 焔は彼の目前へと迅速に向かって来る。 「我は誘う最果ての瀑布。」 素早く消し去った彼の瞳にそれが映った。 「フレイム・ソード!」 ガーヴの手より生れる焔の剣。 「変態騎士さんよ。こいつで勝負だ。」 ガーヴは不敵な笑みを浮かべ飛び掛って来る。 「我は解く大地の足枷。」 声と同時に宙に浮いた体がただ跳ぶように、なお沈まずに空中を駆ける。 そのままロマネ・コンティはガーヴの腹を薙ぐ・・・。 いや瞬間受けられ、魔力が剣を走る。 接近状態で剣を何度も素早く交わし、彼は天、ガーヴは地へと向かうそして、 「魔竜烈火砲(ガーヴ・フレア)!」 「我は撃つ断滅の魔弾。」 2つの強力な魔がぶつかり合い、余波が天地を吹き飛ばす。 |
11435 | 冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 15:52:45 |
記事番号11433へのコメント さてさて今年もやってきました(謎) 冥王の騎士・・・以下略です。 今回ゲストに・・・えっと誰も来てくれていません。 寂しいですねえ。 まあそれは置いといて。 これは冥王の騎士の登場キャラの人気投票です。 10ポイントのプラスポイントを皆様の好きなキャラ達に自由に振り分けて投票します。(だっていっぱい票もらった気になるから) 10人に1ポイントでも、1人に10ポイントでもいいです。 マイナスポイントはありません。 対象は冥王の騎士に登場したキャラ(物質含む)すべてです。 期限は11月25日の昼まで(結構曖昧です。) 毎日中間発表あり お一人様1日1回までとさせていただきます。 上位キャラは登場数がアップ。 それでは多数のご応募を・・・。 (不慮の事故などで突然中止となる場合もないともいえません。) |
11436 | 追記・・・。 | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 15:57:42 |
記事番号11435へのコメント 中間発表は私が寝る前くらいに書くと思います。 その後の票は翌日の票となります。 後、寝る前にそれを忘れた、または出来なかった場合は明日書きます。 その時は寝る以降の票もその日付けの票となります。 質問はどんどん言っちゃってください。 それでは〜 |
11437 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | gure-to masa E-mail | 2002/11/17 17:11:24 |
記事番号11435へのコメント >さてさて今年もやってきました(謎) 毎年やってるのか(驚) >冥王の騎士・・・以下略です。 >今回ゲストに・・・えっと誰も来てくれていません。 すいません >寂しいですねえ。 そうですね…… >まあそれは置いといて。 いいのか!? > >これは冥王の騎士の登場キャラの人気投票です。 > >10ポイントのプラスポイントを皆様の好きなキャラ達に自由に振り分けて投票します。(だっていっぱい票もらった気になるから) >10人に1ポイントでも、1人に10ポイントでもいいです。 >マイナスポイントはありません。 > >対象は冥王の騎士に登場したキャラ(物質含む)すべてです。 > >期限は11月25日の昼まで(結構曖昧です。) 曖昧過ぎますよ!! >毎日中間発表あり >お一人様1日1回までとさせていただきます。 > >上位キャラは登場数がアップ。 それはすごいですね〜〜!! > >それでは多数のご応募を・・・。 そんでは、<赤いキツネ>ガ―ヴ候に10ポイント入れますよ!!! > >(不慮の事故などで突然中止となる場合もないともいえません。) > がんばって下さいね |
11442 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 20:08:12 |
記事番号11437へのコメント >>さてさて今年もやってきました(謎) >毎年やってるのか(驚) ただの冗談です。 >>冥王の騎士・・・以下略です。 >>今回ゲストに・・・えっと誰も来てくれていません。 >すいません いえいえ。 >>寂しいですねえ。 >そうですね…… まあゲストを書くのが面倒くさいと言うのが本音・・・ぐっぐはっ。 >>まあそれは置いといて。 >いいのか!? まあいいでしょう。 >> >>これは冥王の騎士の登場キャラの人気投票です。 >> >>10ポイントのプラスポイントを皆様の好きなキャラ達に自由に振り分けて投票します。(だっていっぱい票もらった気になるから) >>10人に1ポイントでも、1人に10ポイントでもいいです。 >>マイナスポイントはありません。 >> >>対象は冥王の騎士に登場したキャラ(物質含む)すべてです。 >> >>期限は11月25日の昼まで(結構曖昧です。) >曖昧過ぎますよ!! まあ私が帰ってくるころだと。 >>毎日中間発表あり >>お一人様1日1回までとさせていただきます。 >> >>上位キャラは登場数がアップ。 >それはすごいですね〜〜!! そうです。 まあこれのための人気投票ですから。 >> >>それでは多数のご応募を・・・。 >そんでは、<赤いキツネ>ガ―ヴ候に10ポイント入れますよ!!! はいありがとうございました。 >> >>(不慮の事故などで突然中止となる場合もないともいえません。) >> >がんばって下さいね はい。 では本当にありがとうございました。 |
11438 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | 渚 | 2002/11/17 17:28:18 |
記事番号11435へのコメント こんにちは?こんばんはですかね・・・・ では、早速入れますね!! フィブに、5ポイント!! やっぱ、フィブ好きだから・・・・。 ふー、後5ポイントはそうしようかね・・・。 それでは、また!! |
11443 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 20:09:57 |
記事番号11438へのコメント >こんにちは?こんばんはですかね・・・・ 私としてはこんばんはです。 >では、早速入れますね!! はい。 >フィブに、5ポイント!! 承知いたしました。 >やっぱ、フィブ好きだから・・・・。 >ふー、後5ポイントはそうしようかね・・・。 5ポイントはどうするんですか〜 >それでは、また!! それではフィブに5ポイントですね。 それでは投票ありがとうございました〜 |
11453 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | エモーション E-mail | 2002/11/17 22:26:28 |
記事番号11435へのコメント 人気投票ですか。 全部で10ポイントですね。 ではとりあえず ゼラス様に5ポイント。 シェーラちゃんに3ポイント ゼロスに2ポイント。 いきなり趣味を優先させます。何か好きなんです、ゼラス様。 >上位キャラは登場数がアップ。 こう書かれては、もう張り切って! >(不慮の事故などで突然中止となる場合もないともいえません。) 不慮の事故って……(^_^;) では、失礼します。 |
11455 | Re:冥王の騎士:第1回キャラクター人気大投票(仮) | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 22:34:39 |
記事番号11453へのコメント >人気投票ですか。 はい。 >全部で10ポイントですね。 いっぱいもらった気になれるし >ではとりあえず >ゼラス様に5ポイント。 おお。 >シェーラちゃんに3ポイント 実は今日始めてのシェーラ票だったり >ゼロスに2ポイント。 おお姉弟そろって > >いきなり趣味を優先させます。何か好きなんです、ゼラス様。 そうなんですか そうだとしたら、この人の運命変えないと・・・。 > >>上位キャラは登場数がアップ。 >こう書かれては、もう張り切って! このためにやってますから > >>(不慮の事故などで突然中止となる場合もないともいえません。) >不慮の事故って……(^_^;) まあわたしがここに書き込めない状態にならないとも限りませんし > >では、失礼します。 では〜 今日はこの辺で集計します。 |
11450 | Re:冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす | エモーション E-mail | 2002/11/17 22:20:13 |
記事番号11433へのコメント こんばんは。 シェーラちゃんVSデーモンのガンの飛ばしあいから、打って変わって 思考と忠誠心に難あり、なヒムド。心の中での妄想(みたいなものですね)の キレっぷりに、「心の魔王」の称号を授けたくなりました。 心の中でのみ、「ワーハハハハハ」と高笑いしたらもう完璧(笑) そして、いいように操られているガーヴ様。 でもお腹はすくのね、ガーヴ様。 さらに自分の趣味(?)を優先させるガーヴ様。 ロマネコンティと赤いキツネ……価格ではワインが有利。しかし赤いキツネは リーズナブルで庶民の味方。……そーゆー勝負じゃない(笑) 何か滅茶苦茶楽しそうに戦っているヒムドとガーヴがいいですね。 すんなり片が付くとは思えないけど、どちらもあっさり倒れそうな人じゃないし、 相打ち……もちょっと……。 どうなるのか、期待してます。 では、これで失礼します。 |
11454 | Re:冥王の騎士:25章:天地を吹き飛ばす | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 22:31:30 |
記事番号11450へのコメント >こんばんは。 こんばんは >シェーラちゃんVSデーモンのガンの飛ばしあいから、打って変わって >思考と忠誠心に難あり、なヒムド。心の中での妄想(みたいなものですね)の >キレっぷりに、「心の魔王」の称号を授けたくなりました。 良いですねえその名前。 密かにわたしもそう呼ぼうかな >心の中でのみ、「ワーハハハハハ」と高笑いしたらもう完璧(笑) それは怖い。 > >そして、いいように操られているガーヴ様。 そうですね。 >でもお腹はすくのね、ガーヴ様。 そりゃあ空くでしょう。 3日ほど死んでたし・・・。 >さらに自分の趣味(?)を優先させるガーヴ様。 まあわたしが決闘させたかったし >ロマネコンティと赤いキツネ……価格ではワインが有利。しかし赤いキツネは >リーズナブルで庶民の味方。……そーゆー勝負じゃない(笑) どっちが勝つでしょうか・・・。 > >何か滅茶苦茶楽しそうに戦っているヒムドとガーヴがいいですね。 戦いを楽しむ質ですから >すんなり片が付くとは思えないけど、どちらもあっさり倒れそうな人じゃないし、 まあ安易に決着つけられません。 >相打ち……もちょっと……。 >どうなるのか、期待してます。 >では、これで失礼します。 レスありがとうございます。 それでは〜 |
11456 | 人気投票日曜日の集計 | D・S・ハイドラント | 2002/11/17 22:39:20 |
記事番号11312へのコメント 1:ガーヴ14票 2:フィブリゾ5票 2:ゼラス5票 2:ヒムド5票 5:シェーラ4票 6:ゼロス2票 お気づきの方もおられるかもしれませんが わたしも投票してます。 ガーヴ4票 ヒムド5票 シェーラ1票です。 それではまた明日〜 |
11460 | 人気投票変更点(すみません。) | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 12:52:59 |
記事番号11456へのコメント 先日より開始した人気投票ですが、早速変更があります。 ご迷惑をお掛けいたします。 変更点は1つ。 期間は来週の月曜日の昼まででしたが、それを今週の水曜日夜までにします。 それでは〜。 ちなみに10ポイントすべてを割り振らなくてもいいです。 質問等がありましたらどうぞ、ここのレスに・・・。 |
11461 | 冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 14:12:43 |
記事番号11312へのコメント 「強い・・・あなたのように強いものはそうそういるものではない!」 一瞬晴れやかになるヒムドの表情がすぐに不気味に歪み、 (だからぐちゃぐちゃにしたくなるんだよ。) 「魔術なんて無粋なものはやめだ。」 表情が仮面のように冷たくなり、そして術を解き、地上に降り立つ。 「ほう、剣で勝負かおもしれえ。」 ガーヴは焔の剣を構えなおす。 「あなたは好きに術や鎧に頼って結構だ。」 だが特に見下したような態度ではない。 (ただその血を私の剣で啜りたいだけだよ。) にやけた顔を即座に戻し、大地を蹴る。 速い・・・。 ガーヴの表情が呆然となる。 そして斬撃は吹く風のようにただの一瞬で焔の剣へと届いた。 「くっ!」 強烈な一撃を受けるも一瞬で体勢を整えたガーヴは次の斬撃に備えた。 再び一瞬で火花と双方の剣の魔力が飛ぶ。 焔の剣はヒムドの魔道剣には劣るもかなり強力なものであり焔の熱を持つ。 ロマネ・コンティは軽量で、頑丈かつ切れ味もかなり良さそうだ。 (何より魔力が散るのが目障りなんだよ。) ガーヴはそうも思うが、それくらいで自分を圧倒する材料になるはずもない。 腕が違い過ぎる。 剣では敵わない。 (ちっ。) 舌打ちしたガーヴは剣を何とか受けつつも、後へ跳躍した。 だがそれと同時に装甲のない部分に一本の線が出来る。 そこから血が吹き出し、冷たい風に痛みが露となる。 そして何とか着地したガーヴは街道脇の黄色い花を踏みつけた。 そんなことには当然、気もとめずに強く呼吸し、 「魔竜烈火砲!(ガーヴ・フレア)」 術を大声とともに解き放つ。 巨大な焔が一直線上に素早く走る。 「これでいい。剣だけでは物足りない。」 獲物を追い詰めるような両眼は即座に焔を見切り、紙一重でかわす。 だがそこに撃ち込まれる焔の嵐、≪赤いキツネ≫の怒涛の攻撃がヒムドを襲う。 そのとき傍観していた兵の1人が一歩前へ踏み出そうとした。 同時にヒムドが焔を無視して兵の方を見、それを静止する。 と、同時にヒムドが加速し、焔同士の隙間を瞬時に抜ける。 ガーヴは即座に剣を構えるも、来たのは衝撃ではなく、苦痛であった。 赤いキツネは軽装な鎧であり体全体を完全に覆うものではない。 背中はすべて護られているが腹部の両側と胸元の上部に装甲はなく、足部には全くない。 この理由はよく分からない、何しろ製作者も不明なのだ。ただその名だけが残る。 偉大な精霊の名が・・・。 ただ強度は魔法が掛かっておりかなり高い、装甲部分を攻撃しても無駄だ。 だからヒムドはその露になった部分を攻撃した。 「ぐはっ、げほっ。」 さながら美術品のような細身の剣の一撃はかなり重いものだった。 だが一瞬怯んだだけで、すぐに打ち返した。 だがガーヴの繰り出す剣はことごとく受け流され続ける。 反撃に放たれた一撃がガーヴを退かせ、同時にヒムドが死角へと踏み込む。 それを察知し、斜め後に跳び、即座に方向を切り返したヒムドを迎え撃つ、そして焔を放ち、それとともに斬りかかる。 焔は数個は魔道剣に吸い込まれ、残りは軽くかわされる。 (終りだ、ガーヴ、貴様は地にひれ伏し、苦痛とともに血で染まる。) それが映像として浮かび上がり、煌く剣はガーヴの喉元を突き刺す。 ・・・予定だった。 だがガーヴの一撃がヒムドを捕らえる。 鎧を着ていたヒムドにも、その焔の剣の高熱が襲う。 「ぐっ。」 その熱に耐え、叫びを飲み込む。 「我は駆ける星空の銀鱗。」 ヒムドの体が消え一瞬待たず間に少し離れた場所に現れる。 そして再び動きを見せた兵達を目で静止させる。 「強いな・・・油断した。」 苦悶の表情だが苦痛はあまり容貌には映っていないようだった。 「てめえとやんのは楽しかったぜ。」 傷をものともしていないガーヴ。 「だが私も遊んでばかりいられない。」 (いつかぐちゃぐちゃにしてやる。) だがその思いと裏腹に表情は晴れやかだった。 「そうだな。」 (こんなことに付きあわせてすまんな。) それは声になることなく。 ガーヴとヒムド、2人の戦士はいつかの決着を胸中で願い、いや確信しながらもそれぞれの道標へ歩みを進めた。 |
11462 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | 陽月 | 2002/11/18 14:35:49 |
記事番号11461へのコメント 今まで読み逃げしてましたすみません。陽月です。 > 一瞬晴れやかになるヒムドの表情がすぐに不気味に歪み、 そういえば、大辞典見ましたが、ヒムドさんの項目が…………いえなんでもないッス(をい)。 > 「強いな・・・油断した。」 > 苦悶の表情だが苦痛はあまり容貌には映っていないようだった。 > 「てめえとやんのは楽しかったぜ。」 > 傷をものともしていないガーヴ。 > 「だが私も遊んでばかりいられない。」 > (いつかぐちゃぐちゃにしてやる。) > だがその思いと裏腹に表情は晴れやかだった。 > 「そうだな。」 > (こんなことに付きあわせてすまんな。) > それは声になることなく。 > ガーヴとヒムド、2人の戦士はいつかの決着を胸中で願い、いや確信しながらもそれぞれの道標へ歩みを進めた。 ガーヴが勝ったんですね〜(←嬉しいらしい(をい))。 で、人気投票なんですが、ここに書いていいのか疑問だったりしつつ書きます(待て)。 フィブに10ポイント全部入れちゃいます。 騎:やっぱりな………… とうっ。 騎:うあローキックか!お前いつから風神の技を覚えた!? 無視しましょう。元魔女の騎士は無視しましょう。 ではかなり短いっすがこの辺で〜 > |
11463 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 14:41:27 |
記事番号11462へのコメント >今まで読み逃げしてましたすみません。陽月です。 いえいえ。 私もしてますし(爆) > >> 一瞬晴れやかになるヒムドの表情がすぐに不気味に歪み、 >そういえば、大辞典見ましたが、ヒムドさんの項目が…………いえなんでもないッス(をい)。 あれは狂ってます。 > >> 「強いな・・・油断した。」 >> 苦悶の表情だが苦痛はあまり容貌には映っていないようだった。 >> 「てめえとやんのは楽しかったぜ。」 >> 傷をものともしていないガーヴ。 >> 「だが私も遊んでばかりいられない。」 >> (いつかぐちゃぐちゃにしてやる。) >> だがその思いと裏腹に表情は晴れやかだった。 >> 「そうだな。」 >> (こんなことに付きあわせてすまんな。) >> それは声になることなく。 >> ガーヴとヒムド、2人の戦士はいつかの決着を胸中で願い、いや確信しながらもそれぞれの道標へ歩みを進めた。 >ガーヴが勝ったんですね〜(←嬉しいらしい(をい))。 そうですね。 ヒムドの敗因は油断でしょう。 > >で、人気投票なんですが、ここに書いていいのか疑問だったりしつつ書きます(待て)。 思いっきりここでいいです。 その方がツリーが無駄に大きくならなくて済むし >フィブに10ポイント全部入れちゃいます。 はいありがとうございます。 > >騎:やっぱりな………… > >とうっ。 > >騎:うあローキックか!お前いつから風神の技を覚えた!? 風神語を話していると自然に身に付くのでしょうか > >無視しましょう。元魔女の騎士は無視しましょう。 >ではかなり短いっすがこの辺で〜 それでは〜 レスありがとうございました >> > |
11464 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | 渚 | 2002/11/18 15:42:22 |
記事番号11461へのコメント > 「強い・・・あなたのように強いものはそうそういるものではない!」 > 一瞬晴れやかになるヒムドの表情がすぐに不気味に歪み、 > (だからぐちゃぐちゃにしたくなるんだよ。) うお〜、性格が何というおうか・・・・ > 「あなたは好きに術や鎧に頼って結構だ。」 余裕・・・? > (ただその血を私の剣で啜りたいだけだよ。) 余裕じゃないのか。うーん、でも考えていることがすごい。 > 速い・・・。 > ガーヴの表情が呆然となる。 すごく速そうですね。いいなー。私足遅いから。 > 腕が違い過ぎる。 > 剣では敵わない。 ならどーするんだ?ガーヴ!? > だがそれと同時に装甲のない部分に一本の線が出来る。 > そこから血が吹き出し、冷たい風に痛みが露となる。 考えたら、痛くなってきた・・・・・。 > 「これでいい。剣だけでは物足りない。」 物足りないって、遊んでるような感じが・・・・。 > 偉大な精霊の名が・・・。 精霊の名・・・・?なんで? > (終りだ、ガーヴ、貴様は地にひれ伏し、苦痛とともに血で染まる。) ガーヴが負ける!? > ・・・予定だった。 > だがガーヴの一撃がヒムドを捕らえる。 やっぱ、そう簡単には倒せないか。 > ガーヴとヒムド、2人の戦士はいつかの決着を胸中で願い、いや確信しながらもそれぞれの道標へ歩みを進めた。 このまま続けたら、どっちが勝ってたのでしょうか? では、ご縁がありましたら。 |
11465 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 15:51:14 |
記事番号11464へのコメント >> 「強い・・・あなたのように強いものはそうそういるものではない!」 >> 一瞬晴れやかになるヒムドの表情がすぐに不気味に歪み、 >> (だからぐちゃぐちゃにしたくなるんだよ。) > >うお〜、性格が何というおうか・・・・ あんな人です。 > >> 「あなたは好きに術や鎧に頼って結構だ。」 > >余裕・・・? もあります。 > >> (ただその血を私の剣で啜りたいだけだよ。) > >余裕じゃないのか。うーん、でも考えていることがすごい。 まあ余裕もあるんですけど > >> 速い・・・。 >> ガーヴの表情が呆然となる。 > >すごく速そうですね。いいなー。私足遅いから。 わたしも遅い。 > >> 腕が違い過ぎる。 >> 剣では敵わない。 > >ならどーするんだ?ガーヴ!? どーしましょう > >> だがそれと同時に装甲のない部分に一本の線が出来る。 >> そこから血が吹き出し、冷たい風に痛みが露となる。 > >考えたら、痛くなってきた・・・・・。 それを考えたら私まで > >> 「これでいい。剣だけでは物足りない。」 > >物足りないって、遊んでるような感じが・・・・。 この人たちには遊び同然でしょう > >> 偉大な精霊の名が・・・。 > >精霊の名・・・・?なんで? 赤いキツネのキツネは炎の精霊の名前です。 > >> (終りだ、ガーヴ、貴様は地にひれ伏し、苦痛とともに血で染まる。) > >ガーヴが負ける!? 負けそうですねえ。 > >> ・・・予定だった。 >> だがガーヴの一撃がヒムドを捕らえる。 > >やっぱ、そう簡単には倒せないか。 まあガーヴが簡単に負けるとは思えないです > >> ガーヴとヒムド、2人の戦士はいつかの決着を胸中で願い、いや確信しながらもそれぞれの道標へ歩みを進めた。 > >このまま続けたら、どっちが勝ってたのでしょうか? 多分ヒムドでしょうかな >では、ご縁がありましたら。 それではレスありがとうございました〜。 |
11471 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | エモーション E-mail | 2002/11/18 20:59:35 |
記事番号11461へのコメント 心の魔王・ヒムド君と、赤いキツネのガーヴ様の対決。 ……もう、誰にも止められない……(笑) 会うたびにこうなるとしたら、出来れば二度と再会して欲しくないと願う 兵士達でありました……。(思わず代弁) でも、2人にとっては軽いジャブの応酬みたいなものなんでしょうね……。 名刺交換のごとく、相手に一撃食らわせて別れる……。 何て燃えるシチュエーション! と言うことで。今日は心の魔王・ヒムド君(何か君付けの方があいますね)と ガーヴ様にそれぞれ3ポイントずつ投票します。 そして無理やり10ポイント使うために、そろそろ出番かな〜?のアイン君に 2ポイント。個人的好みのゼラス様に2ポイントです。 では、これで失礼します。 |
11474 | Re:冥王の騎士:26章:それぞれの道標へと | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 21:14:24 |
記事番号11471へのコメント >心の魔王・ヒムド君と、赤いキツネのガーヴ様の対決。 >……もう、誰にも止められない……(笑) そうですね。 > >会うたびにこうなるとしたら、出来れば二度と再会して欲しくないと願う >兵士達でありました……。(思わず代弁) そうでしょうねえ。 > >でも、2人にとっては軽いジャブの応酬みたいなものなんでしょうね……。 まあそんなところでしょう。 > >名刺交換のごとく、相手に一撃食らわせて別れる……。 ・・・名刺交換ですか。 >何て燃えるシチュエーション! > >と言うことで。今日は心の魔王・ヒムド君(何か君付けの方があいますね)と はい。 私も君が合うと思ってました。 >ガーヴ様にそれぞれ3ポイントずつ投票します。 >そして無理やり10ポイント使うために、そろそろ出番かな〜?のアイン君に >2ポイント。個人的好みのゼラス様に2ポイントです。 はい。そろそろ出番です。 実は次回に出そうと思ったけどその次に出ると思います(スケールの低い暴露) > >では、これで失礼します。 ではレス&投票 Wで大変ありがとうございました。 |
11473 | 冥王の騎士:27章:世界を震わす | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 21:10:42 |
記事番号11461へのコメント 2対の視線はただ同じ世界を見ている。 それが終わる気配はない。 だが終りはいつでも来る。 そしてそれまでは永遠の時が流れる。 感覚が研ぎ澄まされる。 5感すべてははっきりとそこに広がる世界を感じていた。 しかしそれはただ明白となり続けていくわけでもない。 限界はおのずと現れる、そしてその時が終焉だ。 破滅の時、それが来る。 来るとすればそれは自分の方だろうと言うことは明らかだった。 だがその時よりも永遠の終りが訪れる方が早かったようだ。 偽りの永遠が砕け散り、血と焔が渦を巻く、それは錯覚だが、それは戦いの始まりの合図だったようだ。 シェーラの背中から震えが消えた。 彼女が先だった。 大地が彼女を宙へと弾き、加速がさほど距離のないおぞましきデーモンへと襲い掛かる。 地の枷に引き戻される瞬間に彼女は魔獣の腹を剣で薙ぐ。 魔獣も動くが、鋼鉄の体に剣を受け、半ば動きを封じられる。 だが同時に腹部を裂く剣も、その頑強な肉に阻まれ、食い込んだまま、これ以上の深手を負わせるのは愚か、隙なく剣を抜くことも出来ないだろう。 怪物の方は2足で立ち上がり、前足の鋭い爪で彼女を切り裂こうとしている。 剣を離すか・・・それは出来ない。 これで魔獣の前進を必死で拒んでいるのだ、もし離せば後で脅えつつも見守るフィブリゾに危害を加えかねない。 それに自分の危険は当然だ。 何とか狭い空間で身を捩り、デーモンの攻撃をかわす。 簡単に出来ることではない。 それにいつか力尽きるし、それまでに何かを出来るわけではない。 剣は恐らくこれ以上深く通ることはないだろう。 まるで剣を食い込ませるためにあるような皮膚だ。 異世界の魔物らしいデーモンに剣を持った敵などいるのだろうか。 むしろこの世界に合わせたと言った方が自然にも思える。 それはともかくとして、このデーモンに半端な剣でこの皮膚を攻撃したのが間違いだった。 だがそれ以外に方法などあっただろうか。 魔法もまだ少しは使えるかも知れないが、そんな隙もなかったし、あの化け物を倒せるほどのものを構成できるとは思えない。 とにかく、この剣の切れ味を少しでも良いものにすれば、そうすれば・・・。 爪を見かわしながら刹那に思った。 魔法・・・使えるか。 そうすれば、だが構成の間、爪をかわせるだろうか。 傷を一撃でも受ければ、構成は儚く霧散する。 だがやって見るしかない。 先ほどよりなお近づいた破滅を待つことなど出来ない。 構成を始めた。 精神がそれの色――つまりは白紙の白に――染まる。 攻撃の感覚が薄れる。 だが、明らかにそれが自分を襲うのは明白すぎるくらいに残っている。 恐怖――いやほんの少しの過度の注意でさえ、紙は破れ、構成は霧散するだろう。 構成に実力に不相応な速度――つまり焦りでさえ、容易くそれを掻き消す。 彼女だからこそ、少しの注意や焦りなどは許されるのだ。 ただ恐怖だけは強く残る。 それを植え付けすぎてはいけない。 シェーラは必死で・・・かつ自制で構成の消失を何とか抑えた。 そして来る。 構成が薄れる。 何とか保とうとすれば、体が凍りそうだ。 早く完成させないと・・・。 その気持ちが崩壊をさらに進めた。 構成が消えかかる。 そして間に合わない。 恐怖だけは何とか抑えるも、それでも完全には不可能だ。 精神で出来上がった1つの絵画はむなしく消えて行く。 「剣に宿れ光の魂。」 それは瞬きよりも早く、不可解すぎる速さで放たれた。 補助音声は普通に出す声とは違い、瞬時にそれを終えることが出来る。 だが声の範囲には早口でなく普通の声に聞こえるだろう。 そしてそれにより――。 「妖斬剣!(ブラスト・ソード)」 魔法発生音(ソーサルワーズ)とともに、放たれた眩き光が剣に吸い込まれ、そして無気味な咆哮が響いた。 暗黒の魔獣は大地に崩れ落ち、そして消え去った。 しかし同時に激痛が世界を震わす。 |
11484 | 冥王の騎士:28章:秘密 | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 14:23:32 |
記事番号11473へのコメント 揺れる。 世界が震えている。 いや違う、世界は常に平行だ。 陸を抜ければ海があり、海を越えれば天に至る、天をも進めば虚空に消される。 震えているのは自分だ。 気付くのに一瞬の刻さえ必要としなかった。 視界が激しく揺れ、それが瞬きとともに大地をより大きく映し続ける。 そしてやがて暗転し、感覚も希薄となって行った。 「フィブ・・・リゾ・・・様・・・・。」 ◇◆◇◆ 「シェーラ!!?」 まだ熟されてはいないものの、どこか超越的なその碧宝石(ジェルズ・エメラルド)はその碧に劣らぬ、自然の緑の中、その美しさも忘れたようにその中の1つの影――1人の少女に視線を奪われていた。 「シェーラ。」 だが呪縛などなく、意思によるもの。 少年は駆ける。震えを抑えつつも・・・。 「シェーラ・・・大丈夫?」 少女が揺れる。 空は不気味に暗い、まるで墓石の如く・・・。 還らぬものはどこへ行くのか。 少年の美貌は冷気に曇り、碧の雨に濡れる。 「シェーラ、起きてよ、シェーラ。」 激しさは増す。 だがむなしさも・・・。 宝石の欠片、地に墜ちるが、ただ不変の大地に消え行くだけ。 「・・・シェーラ。」 その両手が冷たい。 まるで氷に触れたかのように、 「シェーラ。」 揺らす力は衰えていく 「・・・・・・ェーラ。」 絶え間なく注ぐ陽の光はただ絶望だけを無情に照らし続ける。 ◇◆◇◆ 「これは幸運じゃのうゼロス殿。」 暗闇渦巻く中にも光が感じられる、だがそれは可視の光ではなく希望。 だがそれは歪んだ希望。 「・・・。」 「どうしたんじゃなゼロス殿。」 夜の色に染まった美しき髪、そして虚像の如く、暗黒に映されたいつもの影。 だがそれはいつもと違う。 「いえ、何でもないですよラルターク殿。」 焦りを浮かべた声、だが真意は閉ざされている。 光のようでありながらもさぞ深淵は暗いだろう。 (まさかあの人が・・・。) 「ゼロス殿、迎えはわしが向かってよろしいんじゃな。」 不気味な笑い顔は見なくとも分かる。 「ええ、でもあなたほどの方がわざわざ行かなくてもいいんじゃないでしょうかね。」 この悪戯な笑いも同じく暗闇でも明白だ。 「それにそのご老体では不向きとも思えなくもないでしょうか。」 「ははは、そうじゃの、ではわしの配下のものに・・・。」 ラルタークはそう言って立ち去る。 ゆっくりとしかし返答は来ない。 それはには分かっていた。 (ラーシャートさんでしょうかね。彼も適任とは言えませんが・・・。) 「ラーシャート、お主に迎えの任を授けるとからの、失敗は許されぬぞ。」 「はは、ラルターク殿、この私が失敗など・・・ガーヴとは違いますよ。」 ラーシャートの口調は絶対の自信に満ちていた。 「ゼロス、あんなやつらにあれを任せて良いのか。」 ただ何かを待つよう闇を見つめていたゼロスに、ふと後から声が掛かる。 「ああゼラス姉様ですか。」 そして振り向けば、自分よりも大柄な美しい女性。 暗闇に梳けることなき存在感はさらなる闇を思わせるゼロスとは違い、闇を越える力を感じさせている。 「冥王様に覚醒の危険はありません、大丈夫でしょう。」 「そうか、だがそれとは違ってな。」 ゼラスの声に首を傾げる仕草を取るゼロス。 「では、どういうことでしょうか。」 ゼラスは間を起き、そして 「それは・・・。」 「それは・・・?」 聞き返すゼロスを見て、苦笑し、 「・・・秘密だ。」 |
11487 | この辺で第三部完なので中書き | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 16:44:23 |
記事番号11484へのコメント ようやく一段落・・・してない。 当初は私としては重要だろうと思っていたアインが一回しか出てないよ。 まあ次くらいに出ます。 ここでツリーを変えますが投票は新旧どちらのツリーに書いても結構です。 さて短いですが書くことないしこの辺でさようなら〜(それにしてもシェーラは一体?) |
11500 | Re:この辺で第三部完なので中書き | 渚 | 2002/11/19 20:09:06 |
記事番号11487へのコメント >ようやく一段落・・・してない。 >当初は私としては重要だろうと思っていたアインが一回しか出てないよ。 >まあ次くらいに出ます。 > >ここでツリーを変えますが投票は新旧どちらのツリーに書いても結構です。 では早速、ゼロスに3ポイント!シェーラに2ポイントです!! 私のもちポイントはなくなりました・・・・。 後は、結果が楽しみです!! |
11501 | Re:この辺で第三部完なので中書き | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 20:15:15 |
記事番号11500へのコメント > >>ようやく一段落・・・してない。 >>当初は私としては重要だろうと思っていたアインが一回しか出てないよ。 >>まあ次くらいに出ます。 >> >>ここでツリーを変えますが投票は新旧どちらのツリーに書いても結構です。 > >では早速、ゼロスに3ポイント!シェーラに2ポイントです!! では入れておきます。 >私のもちポイントはなくなりました・・・・。 えっ一日10ポイントまでですよ・・・。 多分私の説明が悪かった、と・・・すみません。 >後は、結果が楽しみです!! 投票ありがとうございました〜。 後、すみません〜 |
11505 | シェーラちゃんっ??!! | エモーション E-mail | 2002/11/19 21:26:45 |
記事番号11484へのコメント 第2部終了、お疲れさまです。 シェーラちゃん、根性入れて戦って……(だばだば) ここで倒れちゃうなんて……(号泣)フィブリゾは誰が守るの〜っ?! そして久々のゼロス&ゼラス様。 やはり弟は色んな意味で姉には勝てないと(笑) 色々お見通しですね、ゼラス様。 倒れておそらく三途の川でうろうろしてそうな、シェーラ。 魔の手が忍び寄りつつある(いや、最初からだろう、それは)フィブリゾ。 多分、近所から深夜の格闘でクレームされているだろう(勝手に決めるな)アイン。 心の魔王ヒムド君とガーヴ様もいるし。 どうなる!第3部というところですね。楽しみにしてます。 あ、本日分の投票。 やはりゼラス様3票、ゼロス3票、シェーラちゃん4票にします。 では、今日はこれで失礼します。 |
11513 | Re:シェーラちゃんっ??!! | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 21:58:40 |
記事番号11505へのコメント >第2部終了、お疲れさまです。 ありがとうございます。 > >シェーラちゃん、根性入れて戦って……(だばだば) >ここで倒れちゃうなんて……(号泣)フィブリゾは誰が守るの〜っ?! どうなるのでしょうか。 > >そして久々のゼロス&ゼラス様。 本当に久しぶりです。 >やはり弟は色んな意味で姉には勝てないと(笑) そうですね。 >色々お見通しですね、ゼラス様。 まあゼラス様ですから > >倒れておそらく三途の川でうろうろしてそうな、シェーラ。 さあどうなるのでしょう。(こればっかり) >魔の手が忍び寄りつつある(いや、最初からだろう、それは)フィブリゾ。 まあ事実あんまり強そうなやつじゃないけど今回(ラーシャートだし) >多分、近所から深夜の格闘でクレームされているだろう(勝手に決めるな)アイン。 されるでしょう多分。 >心の魔王ヒムド君とガーヴ様もいるし。 ヒムド君・・・あれは魔王越えてるかも > >どうなる!第3部というところですね。楽しみにしてます。 はいありがとうございます(またか) > >あ、本日分の投票。 >やはりゼラス様3票、ゼロス3票、シェーラちゃん4票にします。 承知いたしました〜。 > >では、今日はこれで失礼します。 では〜。 大変ありがとうございました〜 |
11475 | 人気投票月曜日までの集計 | D・S・ハイドラント | 2002/11/18 21:39:24 |
記事番号11312へのコメント 1:ガーヴ20票 2:フィブリゾ17票 3:ヒムド10票 4:ゼラス7票 5:シェーラ5票 6:ゼロス2票 6:アイン2票 6:悪魔のペンダント 今回私は――。 ガーヴ3票 フィブリゾ&ヒムド&悪魔のペンダント(物質可なので)2票 シェーラ1票です。 ちなみに多分すでに書きましたが一日一回まで投票ポイントは10ポイント以下まで、期間は水曜日いっぱいまでです。(投票はこのツリーのどこに書いても有効だと思います。) それではまだ始まったばかり(だと思う)ので・・・。 ご多数の清き10票を〜(10票だとあんまり清く感じない。) では今日はこれで〜 皆様お休みなさいです。 あっ間違い等や質問がおありでしたら、レスでよろしくお願いします。 |
11497 | Re:人気投票月曜日までの集計 | 陽月 | 2002/11/19 19:35:08 |
記事番号11475へのコメント なんとなく一番下の記事に入れます。投票です。 ゼロスにも入れたいゼラスにも入れたい…………しっか〜っし!!!!(テンション高っ!!!)やっぱりふぃぶに10票入れます♪ シェーラどうなっちゃったんでしょう…………。 ふと思ったこと:『ラーシャートがガーヴを呼び捨てに……命知らずなっ!!』。でもこのお話の中では主従関係じゃないんですよね。 あーまたよくわからんレス書いてるよぉ私…………。 ではかなり短いですがこの辺で〜 |
11499 | Re:人気投票月曜日までの集計 | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 19:41:16 |
記事番号11497へのコメント >なんとなく一番下の記事に入れます。投票です。 へえ、まあ一番分かりやすいですし > >ゼロスにも入れたいゼラスにも入れたい…………しっか〜っし!!!!(テンション高っ!!!)やっぱりふぃぶに10票入れます♪ はいまいどあり〜(何か違うかも) > >シェーラどうなっちゃったんでしょう…………。 さあ・・・。 > >ふと思ったこと:『ラーシャートがガーヴを呼び捨てに……命知らずなっ!!』。でもこのお話の中では主従関係じゃないんですよね。 そうです主従関係じゃないです。 そしてラルタークの方がガーヴより多分上だし > >あーまたよくわからんレス書いてるよぉ私…………。 いえ全然そんなことないですよ > >ではかなり短いですがこの辺で〜 はい。 では〜 ありがとうございました〜 |
11506 | Re:人気投票月曜日までの集計 | gure-to masa E-mail | 2002/11/19 21:38:34 |
記事番号11499へのコメント こんばんは!! 最近、期末に向け勉強をはじめました。 しかし、ラーシャートがよくガーヴを呼び捨てしましたよね…… やっと出て来た分際で!!(笑) その彼に対して、1票あげましょう!! では、またあした!! (でも、やはり9票はガーヴへ) |
11507 | Re:人気投票月曜日までの集計 | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 21:40:42 |
記事番号11506へのコメント >こんばんは!! >最近、期末に向け勉強をはじめました。 へえがんばってくださいね。 影ながら応援します。(すぐ忘れるくせに) >しかし、ラーシャートがよくガーヴを呼び捨てしましたよね…… まあ主従関係じゃないですし >やっと出て来た分際で!!(笑) >その彼に対して、1票あげましょう!! おお。 >では、またあした!! (でも、やはり9票はガーヴへ) はいありがとうございます。 それでは〜 |
11518 | 火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません) | D・S・ハイドラント | 2002/11/19 23:06:34 |
記事番号11312へのコメント 1:ガーヴ31票 2:フィブリゾ29票 3:ヒムド12票 4:シェーラ11票 5:ゼラス10票 6:ゼロス5票 7:悪魔のペンダント4票 8:アイン2票 9:ラーシャート1票 このようになりました。 並ぶ方がいません。 それにしてもアインが悪魔のペンダントに負けているのは何故でしょう(私のせいか。) 今回、私はガーヴ、フィブリゾ、ヒムド、シェーラ、悪魔のペンダントに各2票入れました。 また1位は読みきり短編の主役になります(こちらはまだ確定してませんが) ちなみに上位5位までがその順位相応に出番が上がります。(多分です。) それ以下も影響があるかも知れません。 後、渚さん、本当にすみませんでした。 私が説明下手なばかりに・・・。 初日も・・・。 本当にすみませんでした。 明日、20票までで使ってもいい(使い切らなくてもいいです。)というのでよろしいでしょうか。 それでは〜。 いよいよ明日最終日です。 まだまだ逆転可能・・・かなあ。 本当にご迷惑をお掛けいたします〜。 |
11527 | Re:火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません) | gure-to masa E-mail | 2002/11/20 17:38:04 |
記事番号11518へのコメント >1:ガーヴ31票 さすがは、ガ―ヴ様だな!! >2:フィブリゾ29票 さすが冥王!! >3:ヒムド12票 よくもガーヴ様を傷つけやがって!!(怒)広辞苑の角で殴り飛ばしてやる… マイナスポイントがあったら、全票いれてやるのに!! >4:シェーラ11票 主人公もがんばれ!! >5:ゼラス10票 出てきましたっけ? >6:ゼロス5票 生ゴミくんもがんばれ >7:悪魔のペンダント4票 ある意味すごいアイテムですな >8:アイン2票 アイテムに負けるな!! >9:ラーシャート1票 今やラルタークの部下か…… > >このようになりました。 1位と2位以外は差がありますね >それにしてもアインが悪魔のペンダントに負けているのは何故でしょう(私のせい >か。) アインもまけるなよ!! >今回、私はガーヴ、フィブリゾ、ヒムド、シェーラ、悪魔のペンダントに各2票入 >れました。 >また1位は読みきり短編の主役になります(こちらはまだ確定してませんが) このままだと、ガ―ヴ様の!!(期待している) >ちなみに上位5位までがその順位相応に出番が上がります。(多分です。) じゃ、ガ―ヴ様とフィブリゾの初めて会った時かの話か…… >それ以下も影響があるかも知れません。 興味深いですな〜〜〜!! では、今回もガーヴ様に7票、<赤いキツネ>に3票入れます!! めざせ、ガ―ヴ様の短編小説!! |
11528 | Re:火曜日までの集計(渚さん、本当にすみません) | D・S・ハイドラント | 2002/11/20 17:46:02 |
記事番号11527へのコメント > >>1:ガーヴ31票 >さすがは、ガ―ヴ様だな!! ですね。 >>2:フィブリゾ29票 >さすが冥王!! 最近出番も上がってるようですし >>3:ヒムド12票 >よくもガーヴ様を傷つけやがって!!(怒)広辞苑の角で殴り飛ばしてやる… 痛そうですね。 >マイナスポイントがあったら、全票いれてやるのに!! さすがにマイナス入れると問題ありそうですし >>4:シェーラ11票 >主人公もがんばれ!! そーいえば主人公でしたっけ(をい) >>5:ゼラス10票 >出てきましたっけ? 微妙に・・・。 >>6:ゼロス5票 >生ゴミくんもがんばれ >>7:悪魔のペンダント4票 >ある意味すごいアイテムですな 過去の作品の時代から気に入ってます。 >>8:アイン2票 >アイテムに負けるな!! ですね(アイテムに入れた張本人) >>9:ラーシャート1票 >今やラルタークの部下か…… 哀しいです。 >> >>このようになりました。 >1位と2位以外は差がありますね ですね。 やはりフィブとガーヴは大人気ですね。 >>それにしてもアインが悪魔のペンダントに負けているのは何故でしょう(私のせい >>か。) >アインもまけるなよ!! まあペンダントが出ればアインも出ますし >>今回、私はガーヴ、フィブリゾ、ヒムド、シェーラ、悪魔のペンダントに各2票入 >>れました。 >>また1位は読みきり短編の主役になります(こちらはまだ確定してませんが) >このままだと、ガ―ヴ様の!!(期待している) ですね。 >>ちなみに上位5位までがその順位相応に出番が上がります。(多分です。) >じゃ、ガ―ヴ様とフィブリゾの初めて会った時かの話か…… おおいいですねえそれ。 >>それ以下も影響があるかも知れません。 >興味深いですな〜〜〜!! まあもしすでに死亡したキャラが復活するのはよほどの人気じゃないとありえませんが・・・。 > >では、今回もガーヴ様に7票、<赤いキツネ>に3票入れます!! ありがとうございます >めざせ、ガ―ヴ様の短編小説!! さてどうなるのでしょうか。 ご投票ありがとうございました。 それでは〜 |
11534 | どの記事にいれようか迷いましたよ(をい) | 陽月 | 2002/11/20 20:50:28 |
記事番号11518へのコメント こんばんは〜 今日の分です〜 やっぱふぃぶに10票全部入れます(爆) ………………なんか……私って…………全部ふぃぶに入れてますよね…………(乾笑) そこまでふぃぶが好きって事で(をい) それでは短いですがこれでっ!!!! |
11538 | Re:どの記事にいれようか迷いましたよ(をい) | D・S・ハイドラント | 2002/11/20 21:07:48 |
記事番号11534へのコメント ふぃぶですね。 承知いたしました〜 ご投票どうもありがとうございました。 集計は明日となります。 では〜 |
11533 | では、本日の投票分。 | エモーション E-mail | 2002/11/20 20:34:11 |
記事番号11312へのコメント あちらのツリーにしようかとも思いましたが……。 何かあちらで不幸だったシェーラちゃんに4票。 あとはアインと個人的贔屓のゼラスさまとまだ入れてなかったフィブリゾに それぞれ2票ずつ、投票いたします。 では、失礼します。 |
11539 | 最後くらいは私は票入れないで置こう | D・S・ハイドラント | 2002/11/20 21:09:18 |
記事番号11533へのコメント はい分かりました〜。 ご投票どうもありがとうございました〜。 それでは明日集計で順位が決まります。 |
11548 | 人気投票、最終的集計 | D・S・ハイドラント | 2002/11/21 12:37:42 |
記事番号11312へのコメント ☆1:フィブリゾ41票☆ ★2:ガーヴ38票(41票)★ 3:シェーラ15票 4:ヒムド12票 4:ゼラス12票 6:エル(新登場)10票 7:ゼロス5票 8:アイン4票(8票) 8:悪魔のペンダント4票 10:赤いキツネ3票 11:ラーシャート1票 このような結果になりました。 1位:フィブリゾ やはり冥王様強し 1位としての器は充分でしょう 2位ガーヴ 装備の赤いキツネを入れれば1位と同票。 これはもう特別賞を与えちゃいます。(詳しくは未定) 彼が勝っても不思議ではなかった。 大健闘です。(赤いキツネのガーヴ候だから、赤いキツネもガーヴに入れるべきかも・・・?) 3位シェーラ 主人公です。 主人公。 最後の最後でヒムドに勝った。 それにしても上2人とかなりの差が・・・。 ガーヴ&フィブの2大腹心はやはり強いです。 4位ヒムド&ゼラス 心の魔王ことヒムド君。 危険物です彼。 一応伝説の勇者の血を引いているらしいですが・・・。 ドラ●エの勇者より悪どいかも あのゼラス様 出演時間かなり短い。 それなのに大人気。 やはり腹心達は大人気。 ダルとグラウもがんばれ 6位エル 昨日初登場の新キャラ 彼女はまさか・・・。 7位ゼロス 謎の神官。 最近キャラが生かされてない。 8位アイン&悪魔のペンダント 道具と主人が同票 ・・・これでいいのかアイン(すべての元凶は私) 10位赤いキツネ 物質第二弾 緑のタヌキよりはるかに派手。 ガーヴ様はやはり強い。 これから焔を連発するシーンとか私好きだあ(自画自賛になるのかな?) 11位ラーシャート これからに期待・・・出来るかな? それでは〜 これで締め切りです。 |
11553 | おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも) | D・S・ハイドラント | 2002/11/21 13:39:53 |
記事番号11548へのコメント タイトルの通り気を付けてください。 ゼロス(以降謎):獣王様〜。人気投票結果出ましたよ〜。(紙を差し出す。) ゼラス(以降獣):そうかパシリご苦労。(受け取って内容を見る。) 謎:ひどいですよ獣王様。(泣いた振りをする。) ガーヴ(以降狐(待て):おい、俺にも見せろ。(紙を奪い取る) グラシェラー(以降公):私にも見せてみろ。 狐:出番のねえ貴様に票なんかあるわけねえだろ。 シェーラ(以降騎):そうですよ覇王様。 公:・・・(泣き) 獣:グララシェラー・・・機嫌直せ ダルフィン(以降魚(再び待て):そうですわ 狐:ったく腹心のくせに泣きやがって 魚:あなたは票がたくさんあってよろしいですわねえ 獣:確かにそうだな 狐:そりゃあ俺の人望だろう フィブリゾ(以下冥):まあ馬鹿だけどね 狐:何だと陰険野郎! 獣:まあ落ち着けガーヴ 魚:そうですわよ 冥:それに僕の方が投票数多いし・・・。 狐:黙れ!自分だけいい役しやがって・・・。シェーラ、シェーラって。 騎:でもあの役冥王様にしか出来ないと思いますが・・ 冥:そうだよ、あの役は僕のように究極的な美貌と可愛さがあってこそ出来るんだよ 狐:それにしても美化しすぎだろ 魚:そんなことないですわよ。 狐:それにゼロス、お前も別に美化しすぎだ! 獣:そういえば、そうかも知れんな 謎:そんなことないですよ 狐:黙れ許さんぞゼロス! 謎:獣王様〜助けてください〜。 獣:あっち行け! 他:・・・・。 冥:それにしても単純だねガーヴ その頃 謎の人物L(以降L:ふふふふふ、フィブリゾにガーヴにシェーラにゼラス・・・まとめてお仕置きね。 謎の部下S(以降S):L様、何も人気投票で自分より上だっただけでですよ。大人気ない L:S〜ぅ S:はっはい! L:あんたもお仕置きだから覚悟しといて(はぁと) S:ひょひょええーーーーーーーーーーーーーー。 おひまい |
11562 | Re:おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも) | 渚 | 2002/11/21 16:26:22 |
記事番号11553へのコメント > ゼラス(以降獣):そうかパシリご苦労。(受け取って内容を見る。) はっきりと・・・・。 > フィブリゾ(以下冥):まあ馬鹿だけどね さりげない一言を、当然のごとく言ってますね。 でも、フィブなら許せる。(←馬鹿) > 騎:でもあの役冥王様にしか出来ないと思いますが・・ ほかの腹心がやったら・・・・あんま想像したくないな。 特に、ガーヴ・・・・。 > 獣:あっち行け! きついです、ゼラス様。 > 謎の人物L(以降L:ふふふふふ、フィブリゾにガーヴにシェーラにゼラス・・・まとめてお仕置きね。 一体どんなお仕置きが・・・・!! > 謎の部下S(以降S):L様、何も人気投票で自分より上だっただけでですよ。大人気ない 結果見たんですけど、エル様の票って私だけでしたね。 > L:S〜ぅ > > S:はっはい! > > L:あんたもお仕置きだから覚悟しといて(はぁと) > > S:ひょひょええーーーーーーーーーーーーーー。 > > おひまい 面白かったです。なんか役者の舞台裏って感じで。 |
11564 | Re:おまけのおまけ(腹心+ゼロスやシェーラのイメージを著しく壊す危険があるかも) | D・S・ハイドラント | 2002/11/21 16:44:50 |
記事番号11562へのコメント >> ゼラス(以降獣):そうかパシリご苦労。(受け取って内容を見る。) > >はっきりと・・・・。 はっきりとです。 > >> フィブリゾ(以下冥):まあ馬鹿だけどね > >さりげない一言を、当然のごとく言ってますね。 ですね。 >でも、フィブなら許せる。(←馬鹿) まあフィブですから > >> 騎:でもあの役冥王様にしか出来ないと思いますが・・ > >ほかの腹心がやったら・・・・あんま想像したくないな。 ですね >特に、ガーヴ・・・・。 全然合わない・・・っていうか怖い > >> 獣:あっち行け! > >きついです、ゼラス様。 ガーヴの突進付きですから > >> 謎の人物L(以降L:ふふふふふ、フィブリゾにガーヴにシェーラにゼラス・・・まとめてお仕置きね。 > >一体どんなお仕置きが・・・・!! さあ? ただ生ぬるいものではけしてないかと > >> 謎の部下S(以降S):L様、何も人気投票で自分より上だっただけでですよ。大人気ない > >結果見たんですけど、エル様の票って私だけでしたね。 まあ最終日に登場したキャラですし・・・。 > >> L:S〜ぅ >> >> S:はっはい! >> >> L:あんたもお仕置きだから覚悟しといて(はぁと) >> >> S:ひょひょええーーーーーーーーーーーーーー。 >> >> おひまい > >面白かったです。なんか役者の舞台裏って感じで。 まあそんな感じでしょう。 それでは大変ありがとうございました〜(おお上手く打てた・・・誤字覚悟で高速で打ったのに) |
11567 | フィブリゾ優勝記念フィブ&ガーヴ特別短編(ここに入れます。) | D・S・ハイドラント | 2002/11/21 17:58:22 |
記事番号11553へのコメント 「あれ、ガーヴ・・・?」 フィブリゾはすぐにその存在に気付いた。 「てめえ、何しにきやがった。」 返って来るのはそんな声・・・。 「だから僕もやられちゃって・・・。」 「はあ?」 そうここは混沌の海――本来なら滅びた魔族は意思も何もなくなるはずだが、なぜか何もかもがある。 魔族として滅びを撒いていた頃と同じように・・・。 「だか滅びたんだよ頭悪いね。」 「何だと!」 怒鳴るガーヴ・・・。 (ふふっ・・・まるで昔を思い出しそうだよ。) ◇◆◇◆ 「フィブリゾ君、ガーヴ君、あなた達は非常に優秀な成果を収めてくれました。」 そうこれが僕があいつに出会った日。 それまではシャブラニグドゥ様のお話の中でだけ聞いていたんだっけ・・・。 あの頃は腹心同士が全くの別行動で、出会う暇も全くなかったんだよね。 赤の竜神率いる、神々や竜達との長い戦い。 力ある僕等は分散して戦っていたんだよね。 だから初めて会うんだったよ。 まあ生れた頃には会ったこともあるかも知れないけどあんまり覚えてないや。 まあそんなことはどうでもいいけど・・・。 「シャブラニグドゥ様、何で俺がこんなガキと組まなきゃならないんですか。」 それがシャブラニグドゥ様に向けて言った、僕の聞いた君の第一声だったんだよ。 「君、シャブラニグドゥ様に向かってその態度は良くないよ。」 僕はこう言ったんだ。 あの頃の僕はそんな感じだったかな。 「うるせえガキ!」 あれは僕の純真なハートに傷がついたよ。 えっ僕、全然純真じゃないって・・・ばれたあ? 「僕はこの姿を好んでいるんだ、君はその汚らしい姿が好みなのかい。」 「何だとてめえ!」 何だ大したやつじゃない。 分かったよ。 シャブラニグドゥ様の言ってたのは過剰な評価だって・・・。 今はどうかな。 「まあ2人とも・・・喧嘩しないように・・・。」 そしてその後、一緒に戦いに出たんだっけ・・・。 確か手ごわい竜族が出たんだったっけ。 あんまり覚えてないなあ。 確かエル・・・エル何だったっけ・・・うーん忘れた。 バラバラでチームワークは最悪だったけど、それでもなかなかいい戦いが出来たよね。 まあ結局大将の竜には逃げられたけど・・・。 でもその後、結構褒められたよね。 シャブラニグドゥ様、僕等が帰ってきただけで涙出して喜んでいたね。 あれは魔族には堪えたんじゃないかな。 でもあの後もっと仲悪くなったんだよね。 その後かあ、ダルフィン達に出会ったのは・・・。 君が最初だったんだね。 ガーヴ。 陰険野郎でもいいよ。 君の強さは認める。 |