◆−ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方−由季まる (2002/11/16 00:02:40) No.11397
 ┣Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方−渚 (2002/11/16 08:51:29) No.11401
 ┃┗Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方−由季まる (2002/11/16 13:41:19) No.11417
 ┣Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方−D・S・ハイドラント (2002/11/16 13:11:34) No.11412
 ┃┗Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方−由季まる (2002/11/16 13:54:00) No.11418
 ┣タイトルに釣られました−陽月 (2002/11/16 14:16:31) No.11420
 ┃┗おや、それでは陽月さんの魚拓を作らなくては。(待て)−由季まる (2002/11/18 23:44:48) No.11478
 ┗初めまして。−東琥珀 (2002/11/17 22:25:08) No.11451
  ┗Re:初めまして。−由季まる (2002/11/19 00:12:19) No.11480


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11397ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方由季まる 2002/11/16 00:02:40



 闇の中で
 少年―魔王の腹心冥王フィブリゾは巨大な氷の塊を静かに見上げていた


 「魔王ルビーアイ様。…お久しぶりでございます」
 その顔にはめずらしく陰りがあった
 「こんなに近くにいるのにな…」氷の塊を見上げ呟く
 声すらも聞こえない…
 必要とする方が、あと1歩の所で戻ってこなかった、その事が彼の顔を陰らせていたるのであった
 後悔はしていない、姿は現れたのだから、たとえどんな犠牲よりも価値のある事だとフィブリゾは思う
 ただ…

 あと1歩だったのに…
 僕の油断さえなければ…

 ぎりっと歯をならしてうつむく
 こんな顔を、彼は誰にも見せた事はない、見せる必要がないと思うからである
 他の腹心達にさえ
 同情を買いたいわけではないのだし
 まして魔族の中心にして最強たる―魔王様をのぞいて―自分のそんなところなど誰も見たくはないと思うから
 そして自分も、弱みを見せる事など意味はない、と思う
 誰かに頼る事より、誰よりも強くある事が自分の誇りであり、そして魔族全体としても必要な事だと思うから
 自分への戒めの為に一人で思い出す事はあったとしても
 この悔しさは、この切なさは、
 誰も知らなくていい事なのである

 
 その顔にはもう、いつものいたずらっぽい笑みが浮かんでいる
 まだ行動するべき時ではない
 それまではせいぜい世を楽しもう
 暗い顔は似合わない
 「だって、僕は冥王フィブリゾだもんねv」
 そう呟き軽やかに闇へ溶けていった


 後に残された氷の塊は闇に鈍く光っているだけであった










(終)
番外編でした。
本編(ダルフのお月見)と違ってシリアスな雰囲気のふぃぶ君です
番外編ですが単品としても読めまるかと思います
こんな一面もあるんではないのかなっと思って書いてみました
実は本編にいれようと思ったのですが雰囲気全然違うし…と思ってこうなりました
多分繋がりが出ると思うのですが、まだどうなるかまだわかりません(汗)
本編お待ちの方すいませんがもう少しお待ち下さい(汗)ごめんなさい!
終わりにするというのは苦手です、私(苦笑)
では。近日中に、またです。

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11401Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方2002/11/16 08:51:29
記事番号11397へのコメント

おおっ!番外編!しかもフィブときたら読むしかあるまい!!

>本編(ダルフのお月見)と違ってシリアスな雰囲気のふぃぶ君です
ほんとーにシリアスでした!!

>本編お待ちの方すいませんがもう少しお待ち下さい(汗)ごめんなさい!
いつまで待ちますよー(^O^)

>では。近日中に、またです。
また、ご縁がありましたら。

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11417Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方由季まる 2002/11/16 13:41:19
記事番号11401へのコメント

こんにちは。

>おおっ!番外編!しかもフィブときたら読むしかあるまい!!
>
>>本編(ダルフのお月見)と違ってシリアスな雰囲気のふぃぶ君です
>ほんとーにシリアスでした!!
もう、かなり別物はいってますからね
これでも最近フィブにはまってるんですがねー(苦笑)
お絵描きのほうでフィブん描いたりとか(小説書け!ですね・苦笑)

>>本編お待ちの方すいませんがもう少しお待ち下さい(汗)ごめんなさい!
>いつまで待ちますよー(^O^)
有難うございますーそう言っていただけると嬉しいです。

>>では。近日中に、またです。
>また、ご縁がありましたら。
はい。


では!

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11412Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方D・S・ハイドラント 2002/11/16 13:11:34
記事番号11397へのコメント

> 闇の中で
闇・・・?
> 少年―魔王の腹心冥王フィブリゾは巨大な氷の塊を静かに見上げていた
カタートですか。
闇となると夜でしょうか。

> 声すらも聞こえない…
魔王様寝てるのかな

> 僕の油断さえなければ…
油断?

> そして自分も、弱みを見せる事など意味はない、と思う
そうですよね。
魔族なんですから

> その顔にはもう、いつものいたずらっぽい笑みが浮かんでいる
もう・・・ですか。
何か思いついたとか・・・。

> 後に残された氷の塊は闇に鈍く光っているだけであった
Sさんやっぱり寝てるのかな

シリアスですねえ。
いいですこれ。

それでは本編に期待します。
では最終話でお会いいたしましょう
さようなら〜

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11418Re:ダルフィンのお月見―番外編―フィブリゾの考え方由季まる 2002/11/16 13:54:00
記事番号11412へのコメント


>> 闇の中で
>闇・・・?
>> 少年―魔王の腹心冥王フィブリゾは巨大な氷の塊を静かに見上げていた
>カタートですか。
>闇となると夜でしょうか。
そうですね

>> 声すらも聞こえない…
>魔王様寝てるのかな
というか意思疎通不可能かな〜とか思ってみました
いや本当はそうか知らないのですが(笑)

>> 僕の油断さえなければ…
>油断?
降魔戦争で指揮をとっていたのはフィブだったでしょうから
自分が油断さえしなければ魔王様は無事だったかも…
ってな話です
説明不足ですいません(汗)

>> そして自分も、弱みを見せる事など意味はない、と思う
>そうですよね。
>魔族なんですから
ですね。でも弱味みたいなーとか思って書いてるんですが(笑)

>> その顔にはもう、いつものいたずらっぽい笑みが浮かんでいる
>もう・・・ですか。
>何か思いついたとか・・・。
いえ、反省(?)終わっていつもどうりにもどったってワケです
こっちの方がフィブ本来でしょうし

>> 後に残された氷の塊は闇に鈍く光っているだけであった
>Sさんやっぱり寝てるのかな
わかりにくくてすいません(汗)

>シリアスですねえ。
>いいですこれ。
そーですか。それは有難うございます
ギャグ書いてるとたまにこういうシリアスなのを書きたくなります
フィブの苦悩?みたいな〜、ってサブタイトルがついてますが(笑)まあそれはどーでもいいですね


>それでは本編に期待します。
>では最終話でお会いいたしましょう
>さようなら〜
はい有難うございます
ではまたー!

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11420タイトルに釣られました陽月 2002/11/16 14:16:31
記事番号11397へのコメント

こんにちは〜。
タイトル通り、タイトルに釣られました(意味不明な文法)
フィブファンですから。


> 「魔王ルビーアイ様。…お久しぶりでございます」
> その顔にはめずらしく陰りがあった
> 「こんなに近くにいるのにな…」氷の塊を見上げ呟く
> 声すらも聞こえない…
> 必要とする方が、あと1歩の所で戻ってこなかった、その事が彼の顔を陰らせていたるのであった
魔族の望みが少し遠ざかったんですね……。

> 後悔はしていない、姿は現れたのだから、たとえどんな犠牲よりも価値のある事だとフィブリゾは思う
まあそうですね。

> あと1歩だったのに…
> 僕の油断さえなければ…
フィブが油断ですかぁ…………

> ぎりっと歯をならしてうつむく
おっと。芸が細かい(待て)

> こんな顔を、彼は誰にも見せた事はない、見せる必要がないと思うからである
> 他の腹心達にさえ
> 同情を買いたいわけではないのだし
> まして魔族の中心にして最強たる―魔王様をのぞいて―自分のそんなところなど誰も見たくはないと思うから
魔族をまとめるものはやっぱり威厳というかそういうものがないといけませんからね。

> 誰かに頼る事より、誰よりも強くある事が自分の誇りであり、そして魔族全体としても必要な事だと思うから
偉いです。魔族にとっては当たり前かもしれませんが偉いです。

> 「だって、僕は冥王フィブリゾだもんねv」
か、かわいいっ。(待て)

>番外編でした。
>本編(ダルフのお月見)と違ってシリアスな雰囲気のふぃぶ君です
最高ですv

>では。近日中に、またです。
それではこの辺で失礼します

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11478おや、それでは陽月さんの魚拓を作らなくては。(待て)由季まる 2002/11/18 23:44:48
記事番号11420へのコメント


>こんにちは〜。
>タイトル通り、タイトルに釣られました(意味不明な文法)
>フィブファンですから。
フィブファン!
…イメージ壊してないか心配です(汗)

>> 「魔王ルビーアイ様。…お久しぶりでございます」
>> その顔にはめずらしく陰りがあった
>> 「こんなに近くにいるのにな…」氷の塊を見上げ呟く
>> 声すらも聞こえない…
>> 必要とする方が、あと1歩の所で戻ってこなかった、その事が彼の顔を陰らせていたるのであった
>魔族の望みが少し遠ざかったんですね……。
ですね。
でも、人間としては望みがかなっていたら、とっても困るんですけどね(笑)

>> 後悔はしていない、姿は現れたのだから、たとえどんな犠牲よりも価値のある事だとフィブリゾは思う
>まあそうですね。
犠牲があったことをフィブが気にするかと言えば…こうではないかと思ったんです。

>> あと1歩だったのに…
>> 僕の油断さえなければ…
>フィブが油断ですかぁ…………
そーですね、彼のキャラじゃないですもんね…
でも、魔王様の事だからいつもよりナイーブだったんじゃないかと…
って言うのではだめですか?・汗(←言い訳)

>> ぎりっと歯をならしてうつむく
>おっと。芸が細かい(待て)
こんな一面のフィブが書いてみたかったんですよ〜

>> こんな顔を、彼は誰にも見せた事はない、見せる必要がないと思うからである
>> 他の腹心達にさえ
>> 同情を買いたいわけではないのだし
>> まして魔族の中心にして最強たる―魔王様をのぞいて―自分のそんなところなど誰も見たくはないと思うから
>魔族をまとめるものはやっぱり威厳というかそういうものがないといけませんからね。
ですね。悲しい顔しては、できませんし
フィブ自身もそういうのは自分のスタイルではないと、見せるつもりもなかったでしょうし。

>> 誰かに頼る事より、誰よりも強くある事が自分の誇りであり、そして魔族全体としても必要な事だと思うから
>偉いです。魔族にとっては当たり前かもしれませんが偉いです。
偉い…そうかもしれませんね、彼は自分のためでもあるけれど、魔族のためにそうしているのでしょうから…。

>> 「だって、僕は冥王フィブリゾだもんねv」
>か、かわいいっ。(待て)
おお?そうですか?お〜いフィブ!可愛いって〜!
フィブ:え?ほんと?それは、ありがとうvじゃあぼくが滅ぼす時は特別に苦しまないように…
だーっ!滅ぼさんでえーっちゅうねん!!
フィブ:…ね、このネタもうゼロスがやったんじゃなかったっけ?
う!…(汗)

>>番外編でした。
>>本編(ダルフのお月見)と違ってシリアスな雰囲気のふぃぶ君です
>最高ですv
そうですか、それはよかったです。

>>では。近日中に、またです。
>それではこの辺で失礼します
はい、レス有難うございました!


では。

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11451初めまして。東琥珀 E-mail 2002/11/17 22:25:08
記事番号11397へのコメント

初めまして(だったと思う)。アズマコハクと申します。
以後、お見知り置きを。

さて………『ダルフィンのお月見』ですが………
毎回、楽しみに読ませて頂いております。
読み逃げ常習犯です。ごめんなさい。
それでは、感想行きます。

>
> 闇の中で
> 少年―魔王の腹心冥王フィブリゾは巨大な氷の塊を静かに見上げていた
>
>
> 「魔王ルビーアイ様。…お久しぶりでございます」
わー。
この子の敬語って、なんとなく違和感があるのって私だけかな(汗)
なんとなく、偉そうなイメージが(汗)
> その顔にはめずらしく陰りがあった
> 「こんなに近くにいるのにな…」氷の塊を見上げ呟く
> 声すらも聞こえない…
氷漬けですから。
>
> ぎりっと歯をならしてうつむく
> こんな顔を、彼は誰にも見せた事はない、見せる必要がないと思うからである
> 他の腹心達にさえ
> 同情を買いたいわけではないのだし
> まして魔族の中心にして最強たる―魔王様をのぞいて―自分のそんなところなど誰も見たくはないと思うから
それはそうですね。
腹心最強のツラい所………
なのかもしれません。
> 自分への戒めの為に一人で思い出す事はあったとしても
> この悔しさは、この切なさは、
> 誰も知らなくていい事なのである
>
ああ。
なんだか、すっごく切ない気分になった私なのです。
> 
> その顔にはもう、いつものいたずらっぽい笑みが浮かんでいる
> まだ行動するべき時ではない
> それまではせいぜい世を楽しもう
> 暗い顔は似合わない
> 「だって、僕は冥王フィブリゾだもんねv」
> そう呟き軽やかに闇へ溶けていった
>
ああああああああああああああああああああああ。
フィブリゾ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。(大ファン)
>
>終わりにするというのは苦手です、私(苦笑)
私も苦手です(汗)
>では。近日中に、またです。
本編も、ものすごく楽しみにしております。
最近寒いですが、体調を崩さない程度に頑張って下さいね。
それでは、また………………………………………………

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11480Re:初めまして。由季まる 2002/11/19 00:12:19
記事番号11451へのコメント


>初めまして(だったと思う)。アズマコハクと申します。
>以後、お見知り置きを。
はい。こちらこそよろしくお願いします。

>さて………『ダルフィンのお月見』ですが………
>毎回、楽しみに読ませて頂いております。
>読み逃げ常習犯です。ごめんなさい。
>それでは、感想行きます。
そうなんですか!
それは、いつも読んでくださって有難うございます。


>>
>> 闇の中で
>> 少年―魔王の腹心冥王フィブリゾは巨大な氷の塊を静かに見上げていた
>>
>>
>> 「魔王ルビーアイ様。…お久しぶりでございます」
>わー。
>この子の敬語って、なんとなく違和感があるのって私だけかな(汗)
>なんとなく、偉そうなイメージが(汗)
いえ、私も違和感を感じました(笑)
でも魔王様相手にため口たたかれても困りますけど(笑)
ああ。「お久しぶりです」ぐらいにしておけばよかったんですねー(←今更)

>> その顔にはめずらしく陰りがあった
>> 「こんなに近くにいるのにな…」氷の塊を見上げ呟く
>> 声すらも聞こえない…
>氷漬けですから。
そうなんですけどねー
わかってても切ないのでしょうね…

>>
>> ぎりっと歯をならしてうつむく
>> こんな顔を、彼は誰にも見せた事はない、見せる必要がないと思うからである
>> 他の腹心達にさえ
>> 同情を買いたいわけではないのだし
>> まして魔族の中心にして最強たる―魔王様をのぞいて―自分のそんなところなど誰も見たくはないと思うから
>それはそうですね。
>腹心最強のツラい所………
>なのかもしれません。
でしょうね。
もっとも、フィブは辛いと感じてないかもしれません…
それが、魔族には当たり前だと…

>> 自分への戒めの為に一人で思い出す事はあったとしても
>> この悔しさは、この切なさは、
>> 誰も知らなくていい事なのである
>>
>ああ。
>なんだか、すっごく切ない気分になった私なのです。
はい。
でもフィブならきっと大丈夫です。だって…

>> 
>> その顔にはもう、いつものいたずらっぽい笑みが浮かんでいる
>> まだ行動するべき時ではない
>> それまではせいぜい世を楽しもう
>> 暗い顔は似合わない
>> 「だって、僕は冥王フィブリゾだもんねv」
>> そう呟き軽やかに闇へ溶けていった
>>
>ああああああああああああああああああああああ。
>フィブリゾ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。(大ファン)
ですからね。
おおうっ!それにしても、フィブ好きなんですね〜。
こんなシリアスでしたが、オッケーでしたか?

>>
>>終わりにするというのは苦手です、私(苦笑)
>私も苦手です(汗)
それは、仲間(?)ですね〜。
>>では。近日中に、またです。
>本編も、ものすごく楽しみにしております。
ああ!有難うございます!そう言っていただけると凄く嬉しいです。
>最近寒いですが、体調を崩さない程度に頑張って下さいね。
はい。有難うございます。
>それでは、また………………………………………………
また、です。