◆−虚無の欠片・前書き−RIN (2002/11/18 18:43:11) No.11466
 ┣虚無の欠片5−RIN (2002/11/18 18:46:01) No.11467
 ┣虚無の欠片6−RIN (2002/11/21 21:12:55) No.11574
 ┃┗初めまして。−奈月るり (2002/11/23 10:19:10) No.11614
 ┃ ┗Re:初めまして。−RIN (2002/11/23 23:21:10) No.11643
 ┗虚無の欠片7−RIN (2002/11/25 00:41:38) No.11673
  ┗7ですね♪−奈月るり (2002/11/27 15:20:58) No.11729
   ┗Re:7ですね♪−RIN (2002/11/27 21:35:25) No.11739


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11466虚無の欠片・前書きRIN URL2002/11/18 18:43:11



 ―虚無の欠片5―前書き―

 RIN:皆様お久し振りです、RINです、
     随分ご無沙汰致しておりましたが、
     ようやく『虚無の欠片』第五話が書き上がりましたm(_ _)m
 L様:ホントッ!長かったわよね〜♪
 RIN:はい、もうほんとに…って…
     えっ!?ええ!?L様!?何故にここに!? 
 L様:そんなの決まってるじゃないv
    あんたが今回は前書きも書くって聞いて、
    急いで出演(でに)来てあげたのよ♪
 RIN:そ…そうなんですか…それは光栄ですv
     と…とてもうれひいですぅv(ぶるぶる)
 L様:あらvあんた何で振るえてんの?
 RIN:そ…それは勿論感激のあまり…ってやつです!はい!
 L様:そうvそれなら良いけれどv
 RIN:ほう(僅かに胸を撫で下ろす…)
 L様:それでどうしてこんなに遅れたの?
    それに前に書くって言ってたあたしの話しは?
 RIN:あう…それは…あの実は…色々忙しくて…
     それで無理して寝込んでました…(T_T)
 L様:で?あたしの話は?
 RIN:そちらは現在鋭意制作中デスゥ〜(T_T)
 L様:フ〜ンそう…
 RIN:あ…あのぅL様…そろそろ本編に移りたいんですけど…
 L様:そうねまあ良いわ♪
 RIN:それでは皆様遅くなりましたが…
     『虚無の欠片』第五話どうぞお楽しみ下さいm(_ _)m
 L様:それじゃあもう良いわよね♪
 RIN:え゛あ゛の〜L様?良いって何の事でしょうか?
 L様:あら(にこり)勿論おしおきよv
    (何処からともなく取り出したピッケルをRINに向かって振り下ろすL様)
    それじゃあ恒例のおしおきも済んだしv
    みんな!いつかこいつ(RIN)が素直になって!
    あたしのお話書くその時を楽しみにしててね〜♪ 

                                      ―幕―         

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11467虚無の欠片5RIN URL2002/11/18 18:46:01
記事番号11466へのコメント


 ―エルメキア・ランスですか…ドラグ・スレイブでもラグナ・ブレードでもなく…
  …派手好きなリナさんらしくないですね…
  …と言う事は…やはりリナさんは… 
  

 虚無の欠片 ―5―


 あたしがエルメキア・ランスの呪文詠唱を止めたのを見て、ゼロスは話しを再開した…

 「確かに僕はあの一件の後、暫くリナさん達の様子を覗かせて頂いてました。それでまあ判った事なんですが…どうやらリナさんの魔力が少しずつ上がっている様でしたので…暫くリナさんの側についていて様子を窺うようにと言われていたんです、ですから…取り敢えず他意はありません」
 「つまりあたしの監視ってわけね(今度こそ…)」
 「まあ…少し違いますが…大体そんな所です」
 「で…あんた、それならどうしてこれまで出て来なかったの?」
 「いえ…まあ…リナさんとご一緒だととても楽しいんですが…一応命令もありましたし…」
 ゼロスが頬を掻きながら明後日の方向を向いて言う。
 「命令?やっぱりまだ何かあるの!?」
 「いえ…そう言うわけでは…ただ…」
 何か言いにくそうな様子のゼロス。
 「ただ?」
 「ただ…僕もまだ滅びたくありませんし」
 笑ってあっさり言うゼロス…
 って!ヲイ!それでいいのか!あんた魔族でしょうが!
 いや…それより…
 「ほ…滅びって…あんたもしかして…あたしにバレたら滅ぼすって上司に言われてんの!?」
 こいつをんな簡単に滅ぼせるのって言えば現在は腹心ぐらいでしょうし…あっ!現在なら竜王もいるか!…あと可能性があるのは…ね…ねえちゃん…なんか姉ちゃんなら出来そうな気が…
 あたしはそう考えた途端蒼白になった…
 「あっ!いえ、まあ…滅びると言うのはいくら何でも言い過ぎでしょうが…あり得ない事では無いですし…やっぱりいくら僕でも魔力の上がったリナさんの呪文は痛いかもしれないなあ〜と思いまして」
 蒼白のあたしに構わず、ゼロスがあっけらかんと言う。
 まあ…確かに…ってそれじゃあ!
 「ゼェロォスゥ〜あんたそれってどういう意味かなぁ〜」
 「いえ…まあ…リナさん随分お怒りだったみたいでしたから…」
 「んっふっふっふ!どうやらあんた随分と滅びたいみたいね!いいわ!リクエストに答えたげようじゃないの!」
 そう言ってラグナ・ブレード(不完全版)の呪文詠唱を始める…
 ―天空の戒め解き放たれし 凍れる黒き虚無の刃よ
 「えっ!いえそういうわけではないんですけど…」
 さすがに慌てるゼロス!尤もこいつはどこまで本気だか怪しいモンだが…
 我が力…
 其処まで唱えたその時だった!
 「待って下さい!!」
 不意のその声にあたしは呪文を中断した、それはセレーネの声だった…
 「なにか用?」
 何故止めたの?やっぱり彼女は魔族?でもだとしたらどうしてあの事を?
 あたしはやっぱり彼女が懐かしい…でもだからって油断するわけにはいかない!これが魔族の罠でないとは言い切れないんだから!
 「あの…私は別に貴女がその方を吹き飛ばそうが消し炭にしようが切り刻もうが別にどうでもいいのですけれど…」
 …結構危ない事を平気で言う人である…
 って!それより!
 「それどういう意味よ!」
 「え?あの…別に普通の事を言っただけなんですけど?死なない程度なら問題無い筈ですし…」
 その言葉に、あたしは彼女を魔族では無いと判断する、すくなくとも敵ではないと…
 「それじゃあ何?」
 「…あの…何時になったら私はお返事を頂けるのでしょうか?」
 セレーネは…少し困った様にそう言った…
 「………」
 「………」
 「………」
 あたし達は暫し沈黙する…
 …そう言えばすっかり忘れてた…あははは(乾いた笑ひ…)
 「えっと…ごめんなさい…でも…そうね…そのことはちょっと待って欲しいのよ…理由は…解ると思うんだけど?」
 「解りました、では話しはあとで…ですね…」
 彼女はハッとした様子で、そして頷いた…
 「あ…あの〜なんだかよく分からないんですけど…それはもしかして先程そちらの方が言っておられた『導師』とやらに関する話しですか?」
 「ハッ!そうだったわ!なんなのリナ!その『どうし』って!さっきからゼロスとも何だかよく解らない話しをしてるし!一体何があったの!それにあなたも!その『どうし』っていうのが、もしリナに『弟子入り』するって意味だったら止めておいた方がいいわ!! 」
 「こぉらアメリア!さっきからあんたやたら静かだと思ってたら!んな失礼な事考えてたんか!」
 「えっ!あっ!だって…だって…リナ…ゼロスが来てから…なんだか辛そうだったから…」
 アメリア…やたら静かだと思っていたら…どうやらゼロスが出てきてからのあまりの展開の早さについて来られず…話しに割って入る事もできなかったらしい…(考えてみたら何だかんだ言って結構重い話ししてたのよね…珍しく…アメリアなら付き合い長いし…気付くか…やっぱり…)
 「…あー…気ィ使わせちゃったか…な…」
 小さく溜め息を吐く…
 「で!それはともかく!アメリアちゃぁ〜ん!さっきのってどう言う意味かなぁ〜?それにゼロスゥ〜!そう言えばあんたも確か似た様な事言ってたわよねぇ〜?出てきた時に?アメリアと二人して?」
 『…それは…そのまんまです』
 ジト目で睨むあたしに、アメリアとゼロスは顔を見合わせ、またも異口同音にそう言った。
                                      ―続く―
 ―あとがき―
 RIN:前書きでも書きましたが改めて…
     これを読んでいて下さっている皆様方、
     遅くなってしまい申し訳ありませんでした<(_ _)>
 L様:ねえ…これ何か予定と少し違うんじゃ無い?
 RIN:ウウ゛…エ…L様…それは…あう…皆様申し訳ありませんでした…
     それで次回は…いよいよリナが神託の存在を知ることになると思います…多分…(弱気)
 L様:なぁにまたいい加減な事言ってんのよ!(言いつつ金属バットを取り出されるL様)
 RIN:…L様…あの金属バットは…
     ちょっと痛いですし前書きでのピッケルのダメージもまだ回復してませんし…
     あの…今回おしおきおおめにみていただけませんか…
 L様:ダァメv(ニィッコリ)
    グサ!ボギ!カッキン!!(そしてRINは星になった…)
    これに懲りたら早くあたしの活躍する話を書くのよ〜♪
    (星となったRINに向かって手を振りながら言うL様…)
 
   ―それでは皆様この辺で(言ってペコリと会釈するL様…下がってくる幕…)                                                ―幕―      

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11574虚無の欠片6RIN URL2002/11/21 21:12:55
記事番号11466へのコメント


 …リナ…どうしたのかしら…いつものリナならここで黙りこくったりしないのに…
 …やっぱりあの後何かあったの?
 サイラーグで別れたあれから… 
 

 虚無の欠片 ―6―


 ―アメリアとゼロスに、そろって真顔で言われたその言葉に普段のあたしなら暴れ出す所…なんだけど…
 ゼロスはともかく…アメリアの表情に…その瞳に…一瞬混じった真摯さを垣間見て…あたしは不意に言葉を無くした…

 「…で!アメリア!さっきも聞いたけど!あんた一体どうしてここにいるのよ!もしかして何かあったんじゃないでしょうね?」
 …アメリアの様子からあたしは、ただアメリアがこれまでの事からではなく、恐らくこれから先の事であたしに関わる何か(恐らく事件…)があって…というより多分現在進行形で起こっていて…それに巻き込む事を気にしているんだろうと思って言った。
 …あたしのこの考えが正しいのなら、多分この再会は偶然なんかじゃなく、アメリアはあたしを捜して旅をしていたんだろうから…
 「…リナ…彼女は?」
 ちらりとアメリアはセレーネの方に視線を向けて言った…多分…他人の前では話しにくい事があるんだろう…
 「彼女とは…結構込み入った話になりそうだし…後にしようと思うんだけど…先にあんたの話しをっと思ったんだけど…そっちも結構厄介そうな感じだから…宿に戻ってガウリイと合流してから、ゆっくり話すとして…それよりあんたもしかしてあたしの事捜してたんじゃ無いんでしょうね?」
 「そうなんですか?アメリアさん」
 あたしの言葉にゼロスが少しだけ意外そうな様子を見せる…
 …ヲや…ゼロスがこんな反応するなんて…今回本当に魔族は動いてないのか?
 …まあ…魔族も現在(いま)は禄に動けないのかもしれないけど…
 …あれ…でもアメリアの用って一体?
 …やっぱりあたしの気のせい?
 そんな風に僅かに混乱するあたしには気が付かず、しかしアメリアは重々しく頷き…
 「わたし達…リナを捜してたんです…神託の事で…」
 そう言って肯定した…

                            ―続く―
 ―あとがき―
 RIN:こんばんはRINですm(_ _)m
     エー何とか今回は前回の予告を守る事が出来ました…
 L様:そうねーほんとになんとかやっとって感じよね〜
    ほんとにリナ知っただけだし…
 RIN:ギクゥ!!
     そんな!でも今回は予定通りに進んでますし…
 L様:取り敢えずだけだけれどね…
    それで次回の予定は?どうなってんの?
    一応立てているんでしょう?
 RIN:ハイィ〜(T_T)(ウウ〜何かコアいヨウ〜(T_T))
     えーと…次回はアメリアの旅の連れが出てきます!
     それと…ようやくガウリイ登場と言うことになると思います…
     全員が合流してから、神託の話しはその次、
     そしてオリキャラ・セレーネの話しは更にその次…位になると思います…
 L様:…で?それで終わり?(不吉な笑みを浮かべるL様…)
 RIN:…ハイ…マアーイチオウ…
     あの…L様…その棘つきハンマーは一体…(恐々…)
 L様:ンッンッンッ!それはもちろん決まってるじゃないの♪
 RIN:えーと…皆様本日もこのような駄文お読み頂きどうも有り難うございました!
     それではまた後日!!(それだけ言って!言うが早いか速攻逃げ出すRIN!!!)
 L様:あらv逃がさないわよv
    それではみんなまたねv
    待ちなさいRINv 
    (そう言って逃げ出したRINを追いかけて姿を消すL様…)
 
 ―そして拍子木の音と共にゆっくりと幕が引かれる…
                            ―幕―  

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11614初めまして。奈月るり E-mail URL2002/11/23 10:19:10
記事番号11574へのコメント

 初めまして、RINさん。
 過去に何度か【書き殴り】に投稿したことのある、奈月るりと申します。(今は、自分のホームページの方で活動していて、レスでしか姿を見せませんが・・・)
 虚無の欠片、6まで全部読みました。続きが気になってたまらない展開で、わくわくして待っています♪
 本当は、もっと早くにレスをしたかったのですが、私の打ち込み無精が要因で遅くなりました。済みません(汗)。
 RINさん、あの後Lさんからは逃げ切れたでしょうか?(笑)
 ちょっと心配です。
 オリキャラのセレーネさんのことが気になります♪
 題名の真相が証される日を、楽しみにしています。
 続き、頑張って下さいね。
 それでは。


     【奈月るり】


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11643Re:初めまして。RIN E-mail URL2002/11/23 23:21:10
記事番号11614へのコメント

 こちらこそ初めまして奈月るり様、RINです。
 このような駄文、読んで頂けた上にレスで感想まで頂け嬉しい限りですv

> 虚無の欠片、6まで全部読みました。続きが気になってたまらない展開で、わくわくして待っています♪
 ↑
 とても嬉しいです!これを励みに頑張って続きを書きたいと思います!
> 本当は、もっと早くにレスをしたかったのですが、私の打ち込み無精が要因で遅くなりました。済みません(汗)。
 ↑
 いえ…お気になさらないで下さい…私も実は結構無精で…レスはしない…カキコはしないと…しょうがない奴なんです…(現に実は奈月様のHPに行った事があるのにも関わらずカキコしたことありません…済みません…)
 
 それとRINがL様から逃げ切れたかは次回あとがきで解るでしょう(苦笑)
 ご心配頂き有り難うございます。
 セレーネとタイトルの真相については、明かされるのはまだまだ先の事になると思います…
 …まだまだ始まったばかりで、しかも先は長いのですが…気長にお読み頂ければ幸いです。
 
 ―それではこれから宜しくお願い致します―RIN―

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11673虚無の欠片7RIN URL2002/11/25 00:41:38
記事番号11466へのコメント

  
 ―アメリアさんがリナさんを捜していたとは…一体どういう事でしょうね…セイルーンで何かがあったと言う様な報告は入っていませんし…
 …アメリアさんの言ったリナさんを捜していた理由…「神託の事」とはどういう事なんでしょうね?
 
 …まずは少し様子を見ましょうか… 
 
 …それにしても…あれからどれほども経っていないと言うのに…やれやれ…
 …リナさん…あなたもつくづく大変な人ですね…
 

 虚無の欠片 ―7―


 「…神託?」
 神託の事であたしを捜していたというアメリアのその言葉に、あたしは僅かに眉を顰める…
 どんな神託が下ったのかは知らないが、現在(いま)この時期にアメリアがセイルーンから離れこんな所までやって来るのは少しおかしい…
 それにそれだとあたしを捜してわざわざ旅に出るというのは妙な話だ…
 仮に神託があたし絡み、或いは何か神託の事であたしに相談なり話しなりあったとしても、わざわざ捜して旅に出ると言うのはおかしな話しだ…
 ただあたしに話しや用があると言うのなら、各魔道士協会の方に連絡をし、あたしが訪れたら連絡を取りたがっていたと伝えておけばいいのだ。
 わざわざ何処にいるのか分からない旅の魔道士を追いかけて旅をするよりは余程早くて確実な方法である…
 ちょっと大げさな手段ではあるが…だがこの時期にセイルーンのデーモン討伐隊陣頭指揮者である王女(アメリア)が自ら捜して旅に出るよりは余程マシである…何かが起こっている、或いは起こると言うのなら尚更…(いまアメリアがたとえ忍びでも旅になんぞに出れば人心は揺れるだろう…幾ら豪快でも、あのフィルさんがそれを判らないわけは無い!)
 それなら…アメリアは…

 …そんな事をつらつらと考えるあたしを余所に、アメリアの話しは続いていた…

 「…ええ…その神託はある日突然…ある一定以上の能力(ちから)を持つ総ての巫女に下されました…」
 その言葉にさすがのあたしも驚く!!
 …ある事実(こと)を知っているが故に…
 …あ!ゼロスも意外そうにしてる…
 …って事はゼロスも知ってるのか…やっぱり…まあ…ゼロスは魔族だし…別におかしくも何ともないけど…
 『ちょっ!!総ての巫女って!!!』
 今度はあたしとゼロスの声がハモル!!
 驚くあたしとゼロスの様子に、その勢いに圧されたのか…或いはただ単に予想以上の反応であったが為だろうか…アメリアは僅かに戸惑った様子で話しを続けた…
 …あ!ゼロスがこっち見てる…もしかして気が付いたかな?あたしがあの事を知ってるって…
 「はっ!はい!!総てですぅ!!でもリナもゼロスもどうしたんですか?そんなに驚いて?確かにこんな事前例がありませんけど…何か…そこまで驚かれるとすごく意外です!」
 「どういう意味よ!!」
 「だって…リナ…これまでにも散々色々あったじゃない!」
 「うーそれはそうだけど…まあそれよりそれじゃあその神託ってどういう内容だったの?急ぐんじゃ無いの?」
 何かに気付いて疑わしげにあたしを見るゼロスを余所に…
 あたしは…あたしとゼロスの様子に意外そうな表情(かお)のアメリアにこれ以上追求される前に…本題に入るように見せかけて、話しを逸らした…
 …幸いそれはゼロスにとっても都合が良かったらしく、ゼロスも何も言って来なかった…(尤もゼロスの方は後で何か言って来るかも知れないけれど…)
 「そうですね…じゃあ取り敢えず内容だけ…」

 
 ―アメリアから神託の内容を聞くとゼロスは蒼白になってその場を立ち去った…(人目を一応気にしたらしい…)
 …あたしは…その神託の内容を聞き何故アメリアがここにいるのかを理解した…
 
 「…取り敢えず…この話はまた後で合流してからゆっくりしましょう…あたし達この先の村にある宿に泊まってるから…そこで明日の朝待ってるから…」
 「えー!一緒じゃ駄目なんですかー?」
 そう言って、少しアメリアがふくれる。
 「だって…あんた誰か連れがいるみたいな事言ってたじゃない、ならあんたも夜中に宿を抜け出して来たって事でしょ?」
 「まあーそうですけど…」
 「それじゃあ…セレーネ…あなたは旅の途中だったみたいだしまだ今夜の宿は決めてないのよね?」
 アメリアとの話しをそこで打ち切ると、あたし達に遠慮でもしたのか、少し離れてあたし達の話しが終わるのを待っていたセレーネを振り向きそう聞く。
 「はい…なかなか良い宿がなくて…今夜も野宿かと思っていたんです…」
 セレーネは頷いてそう言った。
 「そう、ならあたしの泊まってる宿でも良いわよね、じゃあ話しはそこでしましょうか」
 「はい」
 それだけ言って小さく頷いたセレーネに少しだけ待ってもらい、盗賊達のお宝を没収しあたし達は宿に向かう事にした…

 ―ちなみにアメリアに宿がある村はどこかと聞かれ、話してみて分かった事は…
 アメリア達が泊まっている村はあたし達が泊まっている村より僅かにベゼルドよりの、すぐ隣の村だったという事だった…

 ―そうして宿に向かおうとした(途中まではアメリアも一緒に…)その時…複数の足音と気配に振り向けば…遠く幾人かの人影と微かに聞こえるガウリイの声…そしてそれを追う様によく知った男女の声が聞こえ…
 …そんなあたしを訝しんだのか、どうかしたのかと言いかけ、あたし同様彼等に気付き、アメリアが嬉しそうな声を上げて両手を頭の上でぶんぶんと振り、あたしもまた片手を上げあたし達を呼びながらこちらへと向かって来る彼等に応える…
 …アメリアの様子から何故ここに彼等がいるのかも大凡判る…多分アメリアの連れとは彼等の事だったのだろう…(…まあ…神託の内容を考えれば少しもおかしな事では無い…特に彼女なら…彼は別として…だけどアメリアの様子から彼も一緒だったんだろう事は容易に想像出来る…アメリアの態度は偶然の再会を喜んでいる様には見えないから…)

 …何時どういう経緯で彼等が再会し、共に旅をする事になったのかは分からないが、一つだけ分かる事がある…
 …それは彼等の旅の目的地(取り敢えずのものは…)は、あたし達と同じだと言う事だ!

                                           ―続く―
 ―あとがき―
  L:みんなこんにちは!(にこやかに手を振るL)
    RINの奴がついさっき不幸な事故に遭って、
    緊急入院したから今日はあとがき(ここ)の事はあたしに一任されたから…
    そうね〜それじゃあ♪
    出よ部下S(パチンッと指を鳴らすL)
 部下S:ハッ!ここに!!(大慌てで出てくるLの部下その一)
  L:部下Sあんたちゃあーんとお仕事してるんでしょうね♪
 部下S:ハッ!ハイ!それはもちろん!!
  L:へー♪そうなの?でもそれならどうして復活した分身が人間に滅ばされ挙げ句、
    次に復活したのが人間と同化して、
    しかも意識の主導権持っていかれるなんて事になったのかしら?
    おまけにその分身も同じ人間に滅ばされたわよね〜
    それも自分の力でvあれってある意味自殺なんじゃないかしら?
    仮にも魔王が自殺だなんてあんた随分情けないわよね〜v
    ああそれとあんたの部下!なんていったかしらあいつ?冥王・フィブリゾだったかしら?
    たとえ気付いて無かったとはいえ、あたしに攻撃を仕掛けるなんて!
    あんた部下にどうゆう教育をしてるのかしら?んっんっんっ!
 部下S:ああ!L様それはその〜…
  L:返事が遅いっ!!
    シュッ!ブン!ザシュ!!(大鎌を取り出し!振りかざし!切り裂くL!)
 部下S:…す…スミ…マセン…L様…
  L:…で?(にこりと微笑んで促すLに何故か怯えるLの部下)
 部下S:L様人間と申しますが!
     ですがあの人間・リナ=インバースはただの人間では…
     (だんだん声が小さくなり、顔色も悪くなる)
  L:そんな事は知ってるわよ!それよりあたしが言いたいのは!
    あんたがその事をちゃあんと解ってるのなら、
    どうしてあんたの分身も、あんたの部下も彼女と戦ったのかって事よ!
 部下S:そっ…それは…あの…水竜王の封印のせいでどうもうまく意志疎通が出来なくて…
  L:フ〜ン♪って事はやっぱりあんたの怠慢が原因なのね〜♪
 部下S:…ア…アノ…L様…何故にその様に嬉しそうに鎌を振っておられるのですか…
     (何故か恐々とした様子で聞くLの部下)
  L:そんなの決まってるじゃない♪今日のあとがきは部下(あんた)のおしおき大会だからよv
    (言って大鎌を振りかぶるL)
 部下S:そっ!そんなァ〜(大泣)待って下さいL様ー
  L:イヤv待たないv
    …あっ!そうだ♪(パンっと手を叩くL)
    ネェ♪あなたも裏方(そんな所)でナレーションなんてしてないでこっちに来て一緒にやらない?
 謎の声:あらvいいの?あなたのお楽しみでしょv(何処からともなく響く楽しそうなアルトの声)
  L:あら♪一人より二人の方が楽しいでしょうv
 謎の女:それもそうね♪(そう言って何処からともなく姿を顕す銀髪の女)
  L:あら今日は銀の方なのね♪
 謎の女:ええvだってこれからおしおきなんでしょう?
  L:ええ(にっこり)それじゃあ始めましょうかv(大鎌を振り上げるL)
 謎の女:そうね♪(クスリと笑んで白銀の杖から銀色の光の鎌を創り出す)
 部下S:えっ!?ええええええ!?(展開についていけない様子の部下S)
 ―ザシュ!!ザシュ!シュ!!ボシュ!!

 …そして大急ぎで幕が引かれる― 

 RIN:…ウウ…前回…結局あの後捕まって…
     …その後なんとかL様を説得し命からがら生き延びる事に成功したRINですm(_ _)m
     …ですが…逃げ出したのが原因か小細工を弄したのが原因か…
     あとがき会場に来る前に不幸でとても恐ろしい事故に遭ってしまいました…
     (どんな事故かは恐ろしくてここでは言えません…)
     …えーもう時間がないので次回予告だけ…
     次回は…今度こそようやくセレーネの問題発言の真相が明かされると思います…(また弱き…)
     
     ―えーでは皆様ここまでお読み下さり有り難うございますm(_ _)m
     ―それではまた―RIN― 

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117297ですね♪奈月るり E-mail URL2002/11/27 15:20:58
記事番号11673へのコメント

 こんにちは、RINさん。
 結局、Lさんに捕まってしまわれたのですね・・・(涙)
 ご冥福を心からお祈り致します・・・って、違う!(←自分で突っ込むな)
 神託の内容が、すごく気になります♪
 後書きに出てきた銀髪の女性の正体は如何に?
 まだまだ聞きたいことだらけですが、頑張って続き打ち込んで下さい♪
 短いですが、それでは♪


     【奈月るり】


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11739Re:7ですね♪RIN URL2002/11/27 21:35:25
記事番号11729へのコメント

 こんばんは奈月るり様、RINです。
 再びのレスどうも有り難うございます。

> 結局、Lさんに捕まってしまわれたのですね・・・(涙)
 ↑
 ハイ、結局捕まってしまいました…(T_T)

 神託の内容については、内容だけなら著者別の方にあります『虚無の欠片3』の冒頭で実は既に一度出てます。
 いえ…ほんとはこの時に(あとがきでも書いたんですが…)話しが脱線しなければ…アメリアがリナに神託の事を伝えていた筈だったんですけれど…(-_-;)
 …まあ…今回のリナとゼロスの神託を聞いてのそれぞれの反応の理由については…おいおい判ると思います…

 それと、あとがきに出てL様と一緒に部下Sをおしおきした銀髪の謎の女についてですが…
 あれは、この本編の方にはまだ未登場…どころか登場するかどうかも怪しいキャラなので、名前を伏せましたが…実は…別の所でちゃっかり出てます…(ちなみにこいつは元々は完全にオリキャラです…)
 それと他の場所ではこいつは銀髪とは限りません(オーイ)
 実は姿なんてあって無きもの…殆ど変幻自在です…
 呼び名も色々あって…人格も実は複数だったりします…
 そんな彼女達を実は同一存在だと解る奴はそういません…
 彼女にとってL様は貴重な存在です。
 …えー何だか気が付いたらオリキャラのネタばらしになってますね…(苦笑)
 スミマセンm(_ _)m
 …でも…ここまで書けば多分誰なのかは番外編をお読み頂ければ判ると思います…(番外編も著者別からいけます…)
 
 …多分…その内書く予定の…L様関係の話しにこいつは登場する事になると思います…

 それと、質問その他!遠慮なくどうぞ!いつでも受け付けます!

 ―長々とオリキャラの話しばかりになってしまいましたが…それでは―RINm(_ _)m