◆-スレイヤーズGOLD5 闇の中の死闘-ティーゲル(1/22-21:55)No.1148
 ┣Re:スレイヤーズGOLD5 闇の中の死闘-る〜ら(1/23-19:41)No.1149
 ┃┗お礼です♪-ティーゲル(1/26-21:32)No.1167
 ┗スレイヤーズGOLD6 凍れる時-ティーゲル(2/5-15:09)No.1216
  ┗おもしろいです!-る〜ら(2/6-17:44)No.1224
   ┗お礼です♪-ティーゲル(2/6-21:03)No.1225


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1148スレイヤーズGOLD5 闇の中の死闘ティーゲル 1/22-21:55


新ツリー一発目の一人称はガウリィです。

「で、ゼルとアメリアは大丈夫なのか?」
 俺の問いにゼロスは首を振った。
「・・・・大丈夫とは言い難いですね。ゼルガディスさんは見ての通り腕が一本あ
りませんしアメリアさんはあの力の直撃を受けて今にも死んじゃいそうですし。」
「どうにかならんのか!?」
 フィルさんがゼロスの襟をつかんでがっくんがっくんゆさぶる。
「そ、そんなこと言われましても〜」
 フィルさんにがっくんがっくん揺さぶられつつもいつもの笑顔のままゼロスが指
をひとつたてた。
「無理です(はあと)」
「そこをなんとかせんかぁっ!!!!!!」
「むちゃいわないでくださいよ〜。」
「根性じゃあっ!!根性で何とかせいっ!!」
「だから無理なんですってば〜。」
「ええいっ!!弱音など聞きたくないわっ!!!貴様それでも若者かっ!!!!」
「いや僕2000はもう・・・・・・」
「屁理屈をこねるでないわぁっ!!!!」
「こりゃしばらくかかるわね。」
 ゼロスをぶんまわすフィルさんから離れてリナが俺の方によってきた。
「なあリナ。」
「なに?」
「ゼルとアメリア直す方法ないのか?」
「・・・・・ゼルはともかくアメリアは難しいわね。ゼルの場合は腕が一本なくな
っただけだけど・・・・・」
「アメリアは違うのか?」
「「金色の魔王」の力がアメリアを蝕んでいるのよ。つまりあいつらの武器や鎧か
ら発せられる力は「金色の魔王」の力なんだけど、あれは一度人が一度喰らうとそ
の相手の体に毒になって残るのよ。うーんガウリィにはなんて説明・・・・・って
言ってるそばから寝るなぁっ!!!」
 
すぱぁんっ!!!

 きれいな音と痛みが俺の目を覚ます。
「痛いじゃないかぁ、リナ。」
 おもわずちょっと涙声になって言う。うう、なんか一瞬星が見えた・・・・
「話の途中で寝るあんたが悪いのよっ!まあつまりラグナブレードさわったら危な
いでしょ。そういうこと。」
「おお、そうか。」
 とりあえずよくわからんがこれ以上リナに殴られるのはいやなので分かったふり
をした。ちょっと情けなひかも・・・・・
「そういえばさあ・・・・・」
「今度はなによ。」
「ゼロスの奴なんか一回様子が変わってからまた戻ったけど・・・・・なんかあっ
たのか?頭でもぶつけたとか。」
「・・・・・・まーあんたがあの事態理解してたとは最初っから思ってなかったけ
ど。」
「いやあ、はっはっはっ。」
 事実なので笑うしかない。
「はあ・・・・・なんかあれ力の消耗が激しいんだって。それで今はゼロスでいる
みたい。まあ、ゼロスの方が扱いやすいからいいんだけどね。」
「哀れな奴・・・・・・」

 そして夜になった・・・・・・
「あれ、どこ行くの?」
 俺が起き出すと隣で寝ていたリナが眠そうな声をかけてきた。
「ん、ちょっとトイレ。」
「あっそ。」
 またこてっと眠る。その寝顔はいたってあどけなく可愛らしいものだったが・・
・・寝言で「ガウリィそのお肉あたしの・・・・・」とか言われると少しばかりロ
マンとゆーものがない気がする。
「しかし・・・・・トイレどこだよ。」
 セイルーンの城は広い。前に泊まった時もトイレがどこにあるかわかんなかった
んだよな。ようするにいわゆるひとつの道に迷ったって奴だ。・・・・・困った。
 なんか暗いとこに来ちゃったし・・・・・・・・ってあれ?明かりだ。たぶん城
の兵隊さんの詰め所だろう。あそこで聞くか。
「すいませ〜ん。トイレの場所・・・・・・あれ?寝てる?」
 確かに兵隊さんはいたが寝ていた。そりゃもうぐっすりと。
「う〜ん、不用心だな。さて困ったな、ゆすっても起きないぞこりゃ。」
 その時である。俺の感覚に妙な気配がひっかかった。
「誰だ?」
 兵隊さんじゃない!・・・・・・俺はたてかけてあった剣を抜き構える。

ふっ・・・・・・

 ろうそくの火が消え・・・・・・・何かが俺に向かって飛んできた!!
「くそっ!!」
 横っ飛びに避けて飛んできた方にむかって突進する!!
「とおりゃああああっ!!」
 俺の斬撃はあっさりと空を切り、再び何かが俺に向かって飛ぶ。
「つうっ!!」
 今度はかわしきれずに俺の腕に突き刺さる。鋼糸・・・・・・・俺の腕を貫いた
もの、それは鋼糸だった。そして目をこらすと、はりめぐらされた糸が月明かりに
光りながら俺を囲んでいた。
「見えてしまえばこんなもの!!」
 剣を一ふりしてあたりの鋼糸を切り払う。俺の周りの鋼糸がはらりと落ちる。が
・・・・・・相手はどこにいる?俺のカンにもなにもひっかからない。俺は目を閉
じて感覚を研ぎ澄ます・・・・・・なにも・・・・・・いない?・・・・・・そう
思った瞬間!!
「後ろっ!!!」
 振り返って斬る。だが、一瞬影のようなものは認識できたが、それだけだった。
「ほう・・・・・・・」
 声が聞こえてくる。
「獣王とかいうのはこれでやれたが・・・・・我が気配を見切るか・・・・・・」
 どこだ・・・・・・・
「私の気配をみきれたのはこれまではゴーディスくらいだったが・・・・・・・」
 俺は感覚を広げる。しゃべっている今なら・・・・・・・いた!!
「そこだぁっ!!!」
「ぬあっ!!」
 手に伝わるほんの少しの手応え・・・・・・・外したかっ!!
「いかんいかん。ゴーディスにも言われていたのにな。私の動きを見切れるほどの
相手に会うとつい饒舌になってしまう。しかし・・・・・これはどうかな?」
 ふたたび奴の気配が完全にきえる。だが・・・・・・・
「そこだっ!!」
 背後にむかって一撃を加える。
「くおっ!?なぜだ、なぜ私の居場所が・・・・・」
「簡単さ。さっきあたった所から血が出てる。」
「なるほど、血の匂いか。ならば木は木の中、紙は紙の中、血は血の中にかくすの
み!ブラッディミスト!!」
 つんと鼻をつく血の匂いが広がる。なるほど血を霧状に噴出したのか・・・・・
俺はまた目を閉じ、カンをとぎすまし気配を探る。
 息詰まる時が流れた。そして先に仕掛けたのは奴だった。
「はあっ!!」
 俺と奴の気合いが交錯した。そして・・・・・・・膝を突いたのは俺だった。
「私の血は毒になっている。いかにお前が頑丈でも動きは鈍る。そこが勝負の分か
れ目だ・・・・・しばらく眠っているがいい。」
 それだけ聞くと俺の意識は闇に落ちていった。リナ・・・・・きをつけろ・・・
・・・
 

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1149Re:スレイヤーズGOLD5 闇の中の死闘る〜ら E-mail 1/23-19:41
記事番号1148へのコメント

おおおお!!!!
読ませて頂ました。

ガウリイすごい!
適も強い!!!!
L様もすごいぞ!
短い感想ですが、また読みたいと思っています。
よろしく!

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1167お礼です♪ティーゲル 1/26-21:32
記事番号1149へのコメント

>おおおお!!!!
>読ませて頂ました。

毎度ありがとうございます♪

>ガウリイすごい!
>適も強い!!!!
>L様もすごいぞ!
>短い感想ですが、また読みたいと思っています。
>よろしく!

またお願いします♪短いお礼ですが失礼します♪

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1216スレイヤーズGOLD6 凍れる時ティーゲル 2/5-15:09
記事番号1148へのコメント

 二回ほどインフルエンザで倒れておりました。皆様も気をつけましょう。今年の
インフルエンザはかなり危険です。今回の一人称はルナです。

 二つの殺気が膨れ上がり・・・・・・・そして消えた。眠っていた私をたたき起
こした殺気は一つはガウリィさんのもの、そしてもう一つは私の知らないものだっ
た。
「ゼロスいるんでしょ?」
 私は虚空に呼びかけた。・・・・・いや、虚空というのは正しくないだろう。
「はい。」
 なぜならそこのアストラルサイドにはこいつがひそんでいたのだから。
「私の寝室に入らないでって何度言ったらわかるの?」
「そんな事言ってていいんですか?ガウリィさんやられちゃいましたよ?」
 なっ!?ガウリィさんが?
「で、生きてるの!?」
 多少口調が堅くなる。
「なんとか生きてます。リナさんの所へつれていきました。」
「良かった。で、誰がやったかわかる?」
 問い返した私にゼロスはくくっと忍び笑いを返した。
「なによ。」
「いえ、さすがご姉妹だと。リナさんと反応がまったく同じです。」
 ・・・・・・ま、いいけど。
「で、私の質問の答えは?」
「わかりません。」
「あなたにも分からないって事は相手は相当できるわね。」
 私が考え込んだその時!
「じゃあその力、身をもって知ってみないかい?」
「誰っ!?」
 枕元の剣を手に取り声の方をみると窓のそばに一人の青年がたっていた。月明か
りに照らされたその姿はまだ少年と言っていい面影を残している。 
「僕の名はアレムス。獣神官と赤竜の騎士の始末が僕の用事。」
 アレムスと名乗った人物は仰々しい仕草で一礼した。
「短い間だけど・・・・・・よろしく!」
 次の瞬間!いきなりかなり離れた位置にたっていたアレムスが私の目の前に現れ、
私のあごにアッパー気味のパンチをたたき込む!
「ぐうっ!ゴホッゴホッ!!」
 剣を握ったまま私は受け身もとれずに背中から壁にたたきつけられ、息が詰まり
むせる。
「はああっ!!」
 ゼロスがアストラルサイドを渡り、アレムスの背後に現れ杖を振り下ろしたが、
あっさりとかわされた。
「遅いよ。」
 余裕の笑みを浮かべるアレムス。
「ならばこれはどうです!!」
 ゼロスは一度アストラルサイドへ潜ると私がゼロススプラッシュと呼んでいる技
を繰り出した。
 これは細かい本体錐攻撃を繰り返すことで相手を消耗させるという実にゼロスら
しい技だ。私でもかわすのは難しいだろう。まあもっともガウリィさんか私なら一
瞬出てきた本体を居合いで斬ると言うまねもできるのだが。
 だが、ゼロスが猛然と襲いかかった空間にはすでにアレムスはいなかった。
「一体どこに・・・・・・」
「君の後ろだよ。」
 みまわした私の後ろから声が聞こえた!私は振り向きざまに斬りつける!
「遅い遅い。じゃこっちだ。」
 そう言ってアレムスは剣を抜くと斬りつけてくる。グラードの時の例もあるので
受けずにバックステップでかわした。
「ふふふ、大丈夫だよ。この剣はただの魔法剣だから。僕のカオティックブレード
今日は使えないからね。」

 ドーン!!!!!

 城の中で爆発音!?最初の一つを皮切りに断続的に爆発音が聞こえる。
「グラードが始めたらしいね。今日あいつにわたしたカオティックブレードは特別
製の新型でね。強力すぎてこんなに近くで使うと僕らのとハウリングしちゃうんだ。」
 たしかにいまのアレムスから金色の魔王の力はまったくかんじない・・・・・
 ならば!
「はああっ!!」
 私は猛然と上段から斬りつけた。アレムスが私の剣をがっちりと受ける!だが剣
には火花が散ったくらいで何の異常もなかった。
 私がさらに手首を返して斬り上げようとしたのをアレムスはバックステップでか
わそうとするが・・・・・甘いっ!私はさらに一歩踏み込んだ!
「もらった!!」
 そのとき私は確かに見た。私の剣の刃はあと1センチでアレムスに届くというと
ころまで彼に迫った。だが・・・・・次の瞬間、彼は私からさらに離れた場所に無
傷でたっていた。
「やれやれ。あそこから踏み込めるのか。どうも純粋な剣の腕じゃ勝てないみたい
だね。」
「問答無用!!」
 どうなってるの?とにかく攻撃するしかない!私は再び猛然と斬りつけた。今度
は一撃をねらった技ではなく、当てる事を目的とした剣の運びをした。
 具体的には細かい突きから入って、斬るときも多少スピードをおとしてすぐに手
首の動きで変幻自在の攻撃ができるようにしたのだ。
「わっわっ、わわっ!?」
 アレムスは最初のうちは受けていたが次第に受けきれなくなっていった。今だ!
「ゼロス!!」
「わかってますよ!」 
それまで様子をうかがっていたゼロスが私の声に応えてアストラルサイドから錐を
出した!
「ちいっ!」
 絶対よけられるはずのないタイミングだったにも関わらず、アレムスはもうその
場にいなかった。
 肩で息をしながら距離をとってたっている・・・・・・
「どうも君たちを甘く見てたみたいだよ。他の神族や魔族は簡単に殺れたからね。
だけど・・・・・本番はこれから・・・・・」
 アレムスが苦々しくもらしたそのときだった。城の中に巨大なエネルギーが出現
したのは。
「これは、この力の波動は・・・・・・」
「ギガスレイブ・・・・・・・・・」 
 私とゼロスのつぶやきが重なった。  

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1224おもしろいです!る〜ら E-mail 2/6-17:44
記事番号1216へのコメント

どうも、お久しぶりです。
風邪で寝込んでいる、る〜らです。(笑)

うぅーまぢで強いですね、敵。
ルナさん頑張って!
それと・・・重破斬の波動っていったら、
あの世界自体危ないと思うが・・・(汗)。

次回も首を長くしてまってます(笑)。
ではまた。

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1225お礼です♪ティーゲル 2/6-21:03
記事番号1224へのコメント

>どうも、お久しぶりです。

 毎度ありがとうございます♪

>風邪で寝込んでいる、る〜らです。(笑)

 冒頭に書きましたけど今年の風邪は危険です。お大事にしてください。

>うぅーまぢで強いですね、敵。
>ルナさん頑張って!
>それと・・・重破斬の波動っていったら、
>あの世界自体危ないと思うが・・・(汗)。
>次回も首を長くしてまってます(笑)。
>ではまた。

次回はもう少し早くお届けできると思います。次もお願いします♪では。