◆−おっしゃ復活!五大魔族と五人の部下達in神魔戦争−東琥珀 (2002/12/10 19:39:59) No.11987
 ┣第五十話:御利用は計画的に。−東琥珀 (2002/12/10 19:43:22) No.11988
 ┃┣待ってました〜〜〜〜〜−闇竜翔 (2002/12/10 20:40:46) No.11992
 ┃┃┗ありがとです〜〜〜〜〜−東琥珀 (2002/12/10 21:20:21) No.11995
 ┃┣お久し振りです。(無表情な笑顔で)(←マテ)−ユア・ファンティン (2002/12/10 21:42:26) No.12000
 ┃┃┗リノアンは壊れてなんぼなキャラですから(ヲイ)−東琥珀 (2002/12/11 22:01:32) No.12037
 ┃┣Re:第五十話:御利用は計画的に。−gure-to masa (2002/12/10 22:09:18) No.12005
 ┃┃┗冥王が活躍すれば魔竜王は目立たないと言う公式が(ナイナイ)−東琥珀 (2002/12/11 22:15:03) No.12040
 ┃┗○コムへGO!−白樹 (2002/12/13 17:24:23) No.12075
 ┃ ┗取り立ての シーンCMで 見せてみろ (字余り)−東琥珀 (2002/12/17 21:56:32) No.12165
 ┃  ┗借金を 返せなければ 夜逃げしよ♪(コラ待て)−白樹 (2002/12/17 22:56:47) No.12168
 ┃   ┗金借りる その前にまず 返す目処 付けないヤツは もう金借りるな(また字余りの57578)−東琥珀 (2002/12/18 22:52:56) No.12189
 ┣第五十一話:Justice and Evil−東琥珀 (2002/12/11 22:10:00) No.12039
 ┃┗おおお、乗った−闇竜翔 (2002/12/12 00:11:26) No.12042
 ┃ ┗うふふふふふ、乗せました−東琥珀 (2002/12/17 22:49:47) No.12166
 ┣第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)−東琥珀 (2002/12/17 22:52:19) No.12167
 ┃┣Re:第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)−闇竜翔 (2002/12/18 08:30:33) No.12170
 ┃┃┗ふぅv(嬉しそう)−東琥珀 (2002/12/19 23:21:16) No.12212
 ┃┗Re:第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)−白樹 (2002/12/18 15:34:17) No.12175
 ┃ ┗ああっ!時間がない!(汗)−東琥珀 (2002/12/22 16:54:19) No.12269
 ┣第五十三話:フィアナちゃん 発進!−東琥珀 (2002/12/19 23:01:41) No.12211
 ┃┗Re:第五十三話:フィアナちゃん 発進!−闇竜翔 (2002/12/20 19:23:13) No.12225
 ┃ ┗「『発進』でなくて『墜落』じゃ無いの?」相方談−東琥珀 (2002/12/22 18:53:45) No.12271
 ┗第五十四話:死神シスターズ−東琥珀 (2002/12/25 16:56:06) NEW No.12348
  ┣爆笑しても良いですか?(まて)−キツネノテブクロ (2002/12/25 18:41:33) NEW No.12353
  ┣ははははは(爆笑中)−闇竜翔 (2002/12/25 19:22:08) NEW No.12355
  ┗Re:第五十四話:死神シスターズ−氷月椋佳 (2002/12/26 11:50:59) NEW No.12367


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11987おっしゃ復活!五大魔族と五人の部下達in神魔戦争東琥珀 E-mail 2002/12/10 19:39:59


そんな訳で行きます。

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11988第五十話:御利用は計画的に。東琥珀 E-mail 2002/12/10 19:43:22
記事番号11987へのコメント

なんつータイトルだよこりゃ。
……人のやる事気にも留めずに、いけしゃあしゃあと我が道を突っ走りまくってる相方にまで突っ込まれました。
………確かに、ツッコミ所しか無いが。今回。
温かい目で見守って頂きとう存じます。






・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪





「ま……ライアナもしばらくは来ないと思う」
病床で。
宣言するフィブリゾ。
その傍に付き従う一人の娘も口を開く。
「自尊心の塊の様な方ですからね…いえ、私達魔族も、他人…いえ。他神族の事は言えないのですけれども…………
 弱り切った姿で私達の前に現れる程、愚かではないでしょう」
どぉ見ても六、七歳にしか見えない姿で、まともな事を言う冥王神官ウルド。
彼女の口調は本来『ですぅ』『ますぅ』なのだが、
ライアナと被って冥王に疎ましがられては、と先日無理矢理に矯正した。
なかなか涙ぐましい努力をする娘である。
「で?それだけ言う為にわざわざ俺達を呼んだのか?」
顔をしかめ、皮肉っぽい口調の魔竜王。
病床で未だ動けない(と言うよりエイルが動かせない)冥王が、『言いたい事がある』と、同僚四名を呼び出したのだが。
どうやらガーヴ、夕飯の途中に呼び出されたのがかなり気に入らないご様子。
「ううん、違うよ」
彼の口調を気にも留めずに、ふるふる首を左右に振るフィブリゾ。
傍に寝かせたテディベアのぬいぐるみ(スクルドが置いたオプション)が妙に似合う。
って、そりゃともかく。
「ここからが本題なの」
きっ、と真剣な眼差しを皆に向ける。
そして………傍で三つ指付いて控えているウルドに、目で合図を送る。
ちょこちょこ、と、歩み出るウルド。
五人が輪を作っている所に押して入り、五人の中央…フィブリゾの掛け布団の上に、ぽん、と
一冊の……………………本の様なものを置く。
かなり古いもののようである。
「?」
のぞきこむ一同。
「なんだこりゃ?」
「開けてみてよ」
問う魔竜王に、明後日の方向を見ながら返す冥王。
「では」
本に手を伸ばす獣王。
古びた其れを手に取り、ページをめくる。
消えかけた字を指でなぞりながら解読して……………………
ぴしっ、と音さえ立てて硬直した。
「?」
「なんですの?」
「数字が書き付けてある様に見えるが………」
全く訳が解っていない魔竜王、海王、覇王。
三人の反応を見て、やれやれ、といった感じで首を横に振る冥王。
「どうやらこの中で、軍の管理に自ら細かい所まで目を通してるのは、僕とゼラスだけみたいだね………
 これが何かさえも解らないのなら……………」
「……………………………………」
頭をひねる三人。
三人とも、細かい所の管理は部下に任せきりなのである。
魔竜王はラルタークに任せていたし、覇王は四人に交代で任せていた。
ちなみに海王は、『オルエンの次は誰にやって貰おう』と思案を巡らせていたりする。(自分でやれよ)
未だ硬直したままのゼラス。
ぶつぶつと呟いている三人をちら、と見ながら、
「起きてよゼラス………」
フィブリゾが、ゼラスをつつき起こす。
「…………降参ですわ」
小さく手を挙げてみせるダルフィン。
残りの二人も、こくん、と頷く。
「じゃあ、ヒント行きます。
 それが何か、何を意味するか解ったら手を挙げて大きな声で答えてNE☆」
何処かのクイズ番組か。
「ウルド、説明してあげて」
「はい、ダディ」
にこ、と笑う幼女。
一同に向き直り、
「まず………これはですね。
 人間の言葉で、『カケェボ』と言います」
『カケェボ?』
三人の声がハモる。
…………………………………………………………………………………
念のために言って置くが…………『家計簿』の事である。『家計簿』。
「軍資金の詳細を書き連ねた、メモ帳です」
「ウルドは冥王軍の簿記係なんだよ」
冥王に頭を撫でられ、ぐいっ、と誇らしげに胸を張るウルド。
グラウシェラーが、しばらく難しい顔をしていたが………………
「…………てヲイっ!?まさかっ!?」
察しが付いたらしい。
獣王の後ろから、一緒になってメモ帳を覗き込む。
「グラウシェラー、ゼラスに続いて二位」
ぱちぱち、と手を叩くフィブリゾ。
口元は笑っているが、目は全然笑っていない。
何処か遠くの空を見詰めている様にも見える。
そして、ガーヴとダルフィン。
この二人は、まだよく解らない、と言う顔で数字とにらめっこしている。
「…………3…………2……………1………………
 残念、時間切れッ」
手で×印を作ってみせる冥王。
「…………………えーと…………………では……………………
 気が進まないけど、解説入ります。
 つまり………何が言いたいかというと…………………………」
言いにくそうにどもり、人差し指で頬をぽりぽりと掻く。
そして、意を決した様に。
「あの………………………
 お金が底を尽いちゃったんだ………これが…………」
…………………………………………………………………………………………………………
今度こそ。
魔竜王も海王も、二人並んで仲良く硬直した。
「…………あのな……………」
呆然とした様に……………
取り敢えず口を開いてみる覇王。
「なんで……………………
 無くなるまで気付かないんだ……………?
 前もって気付いていれば、其れに対する対策とか立てられたんじゃあ………」
「うっかりしてた。」
身もフタもなく。
あっさり答える冥王。
口元には薄笑いを浮かべていたりするが………
『笑っている』と言うより、『もぉ笑うしかない』と言った方が遙かに的確である。

…………………………………………………
ぱきょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…………………………

冥王の言葉に。
四人の理性が。
軽い音を立てて、砕け散った。
「何やってたんだよお前はぁぁぁぁっっ!!!!???」
冥王の肩を掴んで、がたがたと前後に揺さぶる獣王。
「ああぁ(がくん)ちょっ(がこん)とっ!落ち着(げこん)いてッ!今更ぼ(げくん)くに当たっても(がぐん)
 仕方無(げごん)いでしょ(げかこん)ッッ!!!!」
「力無い上に金まで無くてどーやって戦うんだよッ!?
 魔族はともかく、人間中なんだぜ俺達はッ!?
 ライアナと決着着ける前に餓死…いやその前に冬の寒さで凍死だッッ!!!」
「根性でなんとかして。」
『無茶言うなッ!!』
「あぁ………空にイチゴ畑が見える………」
現実逃避に走っている覇王。
幻覚まで見えるらしい。
「それにっ……
 僕ここ数日寝込んでて、そういう所にチェック入れられなかったんだよッ!
 取り敢えず今買いだめしてる分で、薪も食料も終わりだからよろしくっ!!」
…………………………………………いやよろしくと言われても………………………………………
…………………………………………何をよろしくすればイイんだ………………………………………
四人は。
確かに。
胸の奥で、鐘の音が響くのを聞いた気がした。
「最初に言ったと思うけど、ライアナもしばらくは来ないと思うから。多分。多分ね。
 次の襲撃までになんとかしないと、ほぼ確実に死ヌから。
 ―――って、聞いてる?聞いてる?ねぇ。」
………………………………………聞いてねェよ。
冥王の声を何処か遠くに聞きつつ。
一同は、意識がどことなく遠のいていくのを感じていた。










辛い闘いの幕開けだった――――――…………













言い訳あんど言い逃れ。



御利用は計画的に♪
『………………計画的に……………………できるくらいなら最初から持ち金足りなくなって金借りに行く事ねェんだよ。』
などと、ひねくれた事を漠然と考えるアズマコハクです。他人には好き勝手呼ばれます。
私の言葉を聞いて母が爆笑した。
何故笑う。間違ってはいないと思うぞ。合ってるかどうかも果てしなく怪しいが。(合ってるかどうか確かめる気も無いが)

今回から…皆様、ピンチだなぁ(汗)
食費に燃料費、さぁどう捻出する。
なんとかライアナ襲撃までに金都合出来なかったら、間違いなく死ヌぞ。
十二月の寒さで燃料無しはキツいぞ。うん。
取り敢えず、頑張って欲しいですなッ。うみゅッ。


次回予告。


ライアナが作った、精巧な『土人形』に封じられたオルエンが再登場。
複雑な思いを胸に、彼女は一体何を語るのか!?


それではまたお会いしましょうv


(余談ですが人気投票、現在フィブリゾとシェーラが二人並んでトップです。(汗)やはり愛の力か?(爆))




                                       


                                                 幕。

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11992待ってました〜〜〜〜〜闇竜翔 E-mail 2002/12/10 20:40:46
記事番号11988へのコメント


>なんつータイトルだよこりゃ。
>……人のやる事気にも留めずに、いけしゃあしゃあと我が道を突っ走りまくってる相方にまで突っ込まれました。
>………確かに、ツッコミ所しか無いが。今回。
>温かい目で見守って頂きとう存じます。
>

闇:ほ〜い、試験最終日を前に現実逃避中の闇竜です

>
>
>
>
>
>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪
>
>
>
>
>
>「ま……ライアナもしばらくは来ないと思う」
>病床で。
>宣言するフィブリゾ。
>その傍に付き従う一人の娘も口を開く。
>「自尊心の塊の様な方ですからね…いえ、私達魔族も、他人…いえ。他神族の事は言えないのですけれども…………
> 弱り切った姿で私達の前に現れる程、愚かではないでしょう」
>どぉ見ても六、七歳にしか見えない姿で、まともな事を言う冥王神官ウルド。
>彼女の口調は本来『ですぅ』『ますぅ』なのだが、
>ライアナと被って冥王に疎ましがられては、と先日無理矢理に矯正した。
>なかなか涙ぐましい努力をする娘である。

闇;:う〜ん、冥王軍って主のためならなんでもしますね

>「で?それだけ言う為にわざわざ俺達を呼んだのか?」
>顔をしかめ、皮肉っぽい口調の魔竜王。
>病床で未だ動けない(と言うよりエイルが動かせない)冥王が、『言いたい事がある』と、同僚四名を呼び出したのだが。
>どうやらガーヴ、夕飯の途中に呼び出されたのがかなり気に入らないご様子。

闇:食欲魔人め・・・・

>「ううん、違うよ」
>彼の口調を気にも留めずに、ふるふる首を左右に振るフィブリゾ。
>傍に寝かせたテディベアのぬいぐるみ(スクルドが置いたオプション)が妙に似合う。

闇:子供ですね〜

>って、そりゃともかく。
>「ここからが本題なの」
>きっ、と真剣な眼差しを皆に向ける。
>そして………傍で三つ指付いて控えているウルドに、目で合図を送る。
>ちょこちょこ、と、歩み出るウルド。
>五人が輪を作っている所に押して入り、五人の中央…フィブリゾの掛け布団の上に、ぽん、と
>一冊の……………………本の様なものを置く。
>かなり古いもののようである。

闇:なんだ?

>「?」
>のぞきこむ一同。
>「なんだこりゃ?」
>「開けてみてよ」
>問う魔竜王に、明後日の方向を見ながら返す冥王。

闇:現実逃避かな?

>「では」
>本に手を伸ばす獣王。
>古びた其れを手に取り、ページをめくる。
>消えかけた字を指でなぞりながら解読して……………………
>ぴしっ、と音さえ立てて硬直した。

闇:おんや?

>「?」
>「なんですの?」
>「数字が書き付けてある様に見えるが………」
>全く訳が解っていない魔竜王、海王、覇王。
>三人の反応を見て、やれやれ、といった感じで首を横に振る冥王。
>「どうやらこの中で、軍の管理に自ら細かい所まで目を通してるのは、僕とゼラスだけみたいだね………
> これが何かさえも解らないのなら……………」

闇:なんか、かなり重要な事に聞こえる・・・・

>「……………………………………」
>頭をひねる三人。
>三人とも、細かい所の管理は部下に任せきりなのである。
>魔竜王はラルタークに任せていたし、覇王は四人に交代で任せていた。
>ちなみに海王は、『オルエンの次は誰にやって貰おう』と思案を巡らせていたりする。(自分でやれよ)

闇:海王人任せ(あっ、人じゃなかったか)

>未だ硬直したままのゼラス。
>ぶつぶつと呟いている三人をちら、と見ながら、
>「起きてよゼラス………」
>フィブリゾが、ゼラスをつつき起こす。
>「…………降参ですわ」
>小さく手を挙げてみせるダルフィン。
>残りの二人も、こくん、と頷く。
>「じゃあ、ヒント行きます。
> それが何か、何を意味するか解ったら手を挙げて大きな声で答えてNE☆」
>何処かのクイズ番組か。
>「ウルド、説明してあげて」
>「はい、ダディ」
>にこ、と笑う幼女。
>一同に向き直り、
>「まず………これはですね。
> 人間の言葉で、『カケェボ』と言います」
>『カケェボ?』
>三人の声がハモる。
>…………………………………………………………………………………
>念のために言って置くが…………『家計簿』の事である。『家計簿』。

闇:・・・・なんか予想ついた

>「軍資金の詳細を書き連ねた、メモ帳です」
>「ウルドは冥王軍の簿記係なんだよ」
>冥王に頭を撫でられ、ぐいっ、と誇らしげに胸を張るウルド。
>グラウシェラーが、しばらく難しい顔をしていたが………………
>「…………てヲイっ!?まさかっ!?」
>察しが付いたらしい。
>獣王の後ろから、一緒になってメモ帳を覗き込む。
>「グラウシェラー、ゼラスに続いて二位」
>ぱちぱち、と手を叩くフィブリゾ。
>口元は笑っているが、目は全然笑っていない。
>何処か遠くの空を見詰めている様にも見える。

闇:もし僕の予想が正しければ・・・・最悪の事ですね

>そして、ガーヴとダルフィン。
>この二人は、まだよく解らない、と言う顔で数字とにらめっこしている。
>「…………3…………2……………1………………
> 残念、時間切れッ」
>手で×印を作ってみせる冥王。

闇:クイズですか?

>「…………………えーと…………………では……………………
> 気が進まないけど、解説入ります。
> つまり………何が言いたいかというと…………………………」
>言いにくそうにどもり、人差し指で頬をぽりぽりと掻く。
>そして、意を決した様に。
>「あの………………………
> お金が底を尽いちゃったんだ………これが…………」

闇:やっぱり〜〜〜

>…………………………………………………………………………………………………………
>今度こそ。
>魔竜王も海王も、二人並んで仲良く硬直した。
>「…………あのな……………」
>呆然とした様に……………
>取り敢えず口を開いてみる覇王。
>「なんで……………………
> 無くなるまで気付かないんだ……………?
> 前もって気付いていれば、其れに対する対策とか立てられたんじゃあ………」
>「うっかりしてた。」
>身もフタもなく。
>あっさり答える冥王。
>口元には薄笑いを浮かべていたりするが………
>『笑っている』と言うより、『もぉ笑うしかない』と言った方が遙かに的確である。

闇:ホントの現実逃避ですね

>…………………………………………………
>ぱきょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…………………………
>
>冥王の言葉に。
>四人の理性が。
>軽い音を立てて、砕け散った。
>「何やってたんだよお前はぁぁぁぁっっ!!!!???」
>冥王の肩を掴んで、がたがたと前後に揺さぶる獣王。
>「ああぁ(がくん)ちょっ(がこん)とっ!落ち着(げこん)いてッ!今更ぼ(げくん)くに当たっても(がぐん)
> 仕方無(げごん)いでしょ(げかこん)ッッ!!!!」
>「力無い上に金まで無くてどーやって戦うんだよッ!?
> 魔族はともかく、人間中なんだぜ俺達はッ!?
> ライアナと決着着ける前に餓死…いやその前に冬の寒さで凍死だッッ!!!」
>「根性でなんとかして。」

闇:L様と同じような事いうね君

>『無茶言うなッ!!』
>「あぁ………空にイチゴ畑が見える………」
>現実逃避に走っている覇王。
>幻覚まで見えるらしい。
>「それにっ……
> 僕ここ数日寝込んでて、そういう所にチェック入れられなかったんだよッ!
> 取り敢えず今買いだめしてる分で、薪も食料も終わりだからよろしくっ!!」
>…………………………………………いやよろしくと言われても………………………………………
>…………………………………………何をよろしくすればイイんだ………………………………………

闇:リナのように盗賊いじめvvv

>四人は。
>確かに。
>胸の奥で、鐘の音が響くのを聞いた気がした。
>「最初に言ったと思うけど、ライアナもしばらくは来ないと思うから。多分。多分ね。
> 次の襲撃までになんとかしないと、ほぼ確実に死ヌから。
> ―――って、聞いてる?聞いてる?ねぇ。」
>………………………………………聞いてねェよ。
>冥王の声を何処か遠くに聞きつつ。
>一同は、意識がどことなく遠のいていくのを感じていた。
>

闇:仕方ないかも・・・・

>
>
>
>
>辛い闘いの幕開けだった――――――…………
>

闇:サバイバルですね〜

>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>御利用は計画的に♪
>『………………計画的に……………………できるくらいなら最初から持ち金足りなくなって金借りに行く事ねェんだよ。』
>などと、ひねくれた事を漠然と考えるアズマコハクです。他人には好き勝手呼ばれます。
>私の言葉を聞いて母が爆笑した。
>何故笑う。間違ってはいないと思うぞ。合ってるかどうかも果てしなく怪しいが。(合ってるかどうか確かめる気も無いが)

闇:うみゅ・・・・自分は計画的ではありませんが、金がなくなると、ほとんど絶食気味になりますね

>今回から…皆様、ピンチだなぁ(汗)
>食費に燃料費、さぁどう捻出する。
>なんとかライアナ襲撃までに金都合出来なかったら、間違いなく死ヌぞ。
>十二月の寒さで燃料無しはキツいぞ。うん。
>取り敢えず、頑張って欲しいですなッ。うみゅッ。

闇:え〜と、琥珀さん?現実から目をそむけないでください

>次回予告。
>
>
>ライアナが作った、精巧な『土人形』に封じられたオルエンが再登場。
>複雑な思いを胸に、彼女は一体何を語るのか!?

闇:うみゅ、まずはオルエンからですか。いったいどうなっちゃうんでしょうね

>それではまたお会いしましょうv
>
>
>(余談ですが人気投票、現在フィブリゾとシェーラが二人並んでトップです。(汗)やはり愛の力か?(爆))
>

闇:うみゅ、面白かったです。次回も楽しみにしてます。それでは・・・・
                                  幕。

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11995ありがとです〜〜〜〜〜東琥珀 E-mail 2002/12/10 21:20:21
記事番号11992へのコメント


>
>>なんつータイトルだよこりゃ。
>>……人のやる事気にも留めずに、いけしゃあしゃあと我が道を突っ走りまくってる相方にまで突っ込まれました。
>>………確かに、ツッコミ所しか無いが。今回。
>>温かい目で見守って頂きとう存じます。
>>
>
>闇:ほ〜い、試験最終日を前に現実逃避中の闇竜です
>
頑張ってくださいね。
私はもう中三なので、試験を前に現実逃避、はできません。
ちょっとした気の緩みが大変な事に繋がりますからね。
>>
>>
>>
>>
>>
>>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪
>>
>>
>>
>>
>>
>>「ま……ライアナもしばらくは来ないと思う」
>>病床で。
>>宣言するフィブリゾ。
>>その傍に付き従う一人の娘も口を開く。
>>「自尊心の塊の様な方ですからね…いえ、私達魔族も、他人…いえ。他神族の事は言えないのですけれども…………
>> 弱り切った姿で私達の前に現れる程、愚かではないでしょう」
>>どぉ見ても六、七歳にしか見えない姿で、まともな事を言う冥王神官ウルド。
>>彼女の口調は本来『ですぅ』『ますぅ』なのだが、
>>ライアナと被って冥王に疎ましがられては、と先日無理矢理に矯正した。
>>なかなか涙ぐましい努力をする娘である。
>
>闇;:う〜ん、冥王軍って主のためならなんでもしますね
>
リノアンみたいなのの集まりよりはマシかと。
>>「で?それだけ言う為にわざわざ俺達を呼んだのか?」
>>顔をしかめ、皮肉っぽい口調の魔竜王。
>>病床で未だ動けない(と言うよりエイルが動かせない)冥王が、『言いたい事がある』と、同僚四名を呼び出したのだが。
>>どうやらガーヴ、夕飯の途中に呼び出されたのがかなり気に入らないご様子。
>
>闇:食欲魔人め・・・・
>
生活力がある、ともいいます(違うだろ)
>>「ううん、違うよ」
>>彼の口調を気にも留めずに、ふるふる首を左右に振るフィブリゾ。
>>傍に寝かせたテディベアのぬいぐるみ(スクルドが置いたオプション)が妙に似合う。
>
>闇:子供ですね〜
>
いいじゃないですか、可愛ければ(ヲイ)
>>五人が輪を作っている所に押して入り、五人の中央…フィブリゾの掛け布団の上に、ぽん、と
>>一冊の……………………本の様なものを置く。
>>かなり古いもののようである。
>
>闇:なんだ?
ふふふふふふvv
>
>>「?」
>>のぞきこむ一同。
>>「なんだこりゃ?」
>>「開けてみてよ」
>>問う魔竜王に、明後日の方向を見ながら返す冥王。
>
>闇:現実逃避かな?
>
かもしれませぬ。
>>「では」
>>本に手を伸ばす獣王。
>>古びた其れを手に取り、ページをめくる。
>>消えかけた字を指でなぞりながら解読して……………………
>>ぴしっ、と音さえ立てて硬直した。
>
>闇:おんや?
>
硬直せずにはいられませんでした。
>>「?」
>>「なんですの?」
>>「数字が書き付けてある様に見えるが………」
>>全く訳が解っていない魔竜王、海王、覇王。
>>三人の反応を見て、やれやれ、といった感じで首を横に振る冥王。
>>「どうやらこの中で、軍の管理に自ら細かい所まで目を通してるのは、僕とゼラスだけみたいだね………
>> これが何かさえも解らないのなら……………」
>
>闇:なんか、かなり重要な事に聞こえる・・・・
>
にぃぃぃ(怪笑)
>>「……………………………………」
>>頭をひねる三人。
>>三人とも、細かい所の管理は部下に任せきりなのである。
>>魔竜王はラルタークに任せていたし、覇王は四人に交代で任せていた。
>>ちなみに海王は、『オルエンの次は誰にやって貰おう』と思案を巡らせていたりする。(自分でやれよ)
>
>闇:海王人任せ(あっ、人じゃなかったか)
>
魔族任せ。
>>未だ硬直したままのゼラス。
>>ぶつぶつと呟いている三人をちら、と見ながら、
>>「起きてよゼラス………」
>>フィブリゾが、ゼラスをつつき起こす。
>>「…………降参ですわ」
>>小さく手を挙げてみせるダルフィン。
>>残りの二人も、こくん、と頷く。
>>「じゃあ、ヒント行きます。
>> それが何か、何を意味するか解ったら手を挙げて大きな声で答えてNE☆」
>>何処かのクイズ番組か。
>>「ウルド、説明してあげて」
>>「はい、ダディ」
>>にこ、と笑う幼女。
>>一同に向き直り、
>>「まず………これはですね。
>> 人間の言葉で、『カケェボ』と言います」
>>『カケェボ?』
>>三人の声がハモる。
>>…………………………………………………………………………………
>>念のために言って置くが…………『家計簿』の事である。『家計簿』。
>
>闇:・・・・なんか予想ついた
>
んふv(謎)
>>「軍資金の詳細を書き連ねた、メモ帳です」
>>「ウルドは冥王軍の簿記係なんだよ」
>>冥王に頭を撫でられ、ぐいっ、と誇らしげに胸を張るウルド。
>>グラウシェラーが、しばらく難しい顔をしていたが………………
>>「…………てヲイっ!?まさかっ!?」
>>察しが付いたらしい。
>>獣王の後ろから、一緒になってメモ帳を覗き込む。
>>「グラウシェラー、ゼラスに続いて二位」
>>ぱちぱち、と手を叩くフィブリゾ。
>>口元は笑っているが、目は全然笑っていない。
>>何処か遠くの空を見詰めている様にも見える。
>
>闇:もし僕の予想が正しければ・・・・最悪の事ですね
>
ある意味最悪ですね。
>>そして、ガーヴとダルフィン。
>>この二人は、まだよく解らない、と言う顔で数字とにらめっこしている。
>>「…………3…………2……………1………………
>> 残念、時間切れッ」
>>手で×印を作ってみせる冥王。
>
>闇:クイズですか?
>
其れに近い。
>>「…………………えーと…………………では……………………
>> 気が進まないけど、解説入ります。
>> つまり………何が言いたいかというと…………………………」
>>言いにくそうにどもり、人差し指で頬をぽりぽりと掻く。
>>そして、意を決した様に。
>>「あの………………………
>> お金が底を尽いちゃったんだ………これが…………」
>
>闇:やっぱり〜〜〜
>
予想は当たっていらっしゃいましたか?(笑)
>>…………………………………………………………………………………………………………
>>今度こそ。
>>魔竜王も海王も、二人並んで仲良く硬直した。
>>「…………あのな……………」
>>呆然とした様に……………
>>取り敢えず口を開いてみる覇王。
>>「なんで……………………
>> 無くなるまで気付かないんだ……………?
>> 前もって気付いていれば、其れに対する対策とか立てられたんじゃあ………」
>>「うっかりしてた。」
>>身もフタもなく。
>>あっさり答える冥王。
>>口元には薄笑いを浮かべていたりするが………
>>『笑っている』と言うより、『もぉ笑うしかない』と言った方が遙かに的確である。
>
>闇:ホントの現実逃避ですね
>
ですね。
>>…………………………………………………
>>ぱきょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…………………………
>>
>>冥王の言葉に。
>>四人の理性が。
>>軽い音を立てて、砕け散った。
>>「何やってたんだよお前はぁぁぁぁっっ!!!!???」
>>冥王の肩を掴んで、がたがたと前後に揺さぶる獣王。
>>「ああぁ(がくん)ちょっ(がこん)とっ!落ち着(げこん)いてッ!今更ぼ(げくん)くに当たっても(がぐん)
>> 仕方無(げごん)いでしょ(げかこん)ッッ!!!!」
>>「力無い上に金まで無くてどーやって戦うんだよッ!?
>> 魔族はともかく、人間中なんだぜ俺達はッ!?
>> ライアナと決着着ける前に餓死…いやその前に冬の寒さで凍死だッッ!!!」
>>「根性でなんとかして。」
>
>闇:L様と同じような事いうね君
>
そう言う子ですから。
>>『無茶言うなッ!!』
>>「あぁ………空にイチゴ畑が見える………」
>>現実逃避に走っている覇王。
>>幻覚まで見えるらしい。
>>「それにっ……
>> 僕ここ数日寝込んでて、そういう所にチェック入れられなかったんだよッ!
>> 取り敢えず今買いだめしてる分で、薪も食料も終わりだからよろしくっ!!」
>>…………………………………………いやよろしくと言われても………………………………………
>>…………………………………………何をよろしくすればイイんだ………………………………………
>
>闇:リナのように盗賊いじめvvv
>
無理です(キッパリ)
>>四人は。
>>確かに。
>>胸の奥で、鐘の音が響くのを聞いた気がした。
>>「最初に言ったと思うけど、ライアナもしばらくは来ないと思うから。多分。多分ね。
>> 次の襲撃までになんとかしないと、ほぼ確実に死ヌから。
>> ―――って、聞いてる?聞いてる?ねぇ。」
>>………………………………………聞いてねェよ。
>>冥王の声を何処か遠くに聞きつつ。
>>一同は、意識がどことなく遠のいていくのを感じていた。
>>
>
>闇:仕方ないかも・・・・
>
仕方ないでしょうね。
>>
>>
>>
>>
>>辛い闘いの幕開けだった――――――…………
>>
>
>闇:サバイバルですね〜
>
殺すか殺されるか?
>>
>>
>>
>>
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>
>>御利用は計画的に♪
>>『………………計画的に……………………できるくらいなら最初から持ち金足りなくなって金借りに行く事ねェんだよ。』
>>などと、ひねくれた事を漠然と考えるアズマコハクです。他人には好き勝手呼ばれます。
>>私の言葉を聞いて母が爆笑した。
>>何故笑う。間違ってはいないと思うぞ。合ってるかどうかも果てしなく怪しいが。(合ってるかどうか確かめる気も無いが)
>
>闇:うみゅ・・・・自分は計画的ではありませんが、金がなくなると、ほとんど絶食気味になりますね
>
絶食(汗)
ダメですよ、絶食は。
>>今回から…皆様、ピンチだなぁ(汗)
>>食費に燃料費、さぁどう捻出する。
>>なんとかライアナ襲撃までに金都合出来なかったら、間違いなく死ヌぞ。
>>十二月の寒さで燃料無しはキツいぞ。うん。
>>取り敢えず、頑張って欲しいですなッ。うみゅッ。
>
>闇:え〜と、琥珀さん?現実から目をそむけないでください
>
……………………はぁ(タメ息)
>>次回予告。
>>
>>
>>ライアナが作った、精巧な『土人形』に封じられたオルエンが再登場。
>>複雑な思いを胸に、彼女は一体何を語るのか!?
>
>闇:うみゅ、まずはオルエンからですか。いったいどうなっちゃうんでしょうね
>
にゅふぅv
>>それではまたお会いしましょうv
>>
>>
>>(余談ですが人気投票、現在フィブリゾとシェーラが二人並んでトップです。(汗)やはり愛の力か?(爆))
>>
>
>闇:うみゅ、面白かったです。次回も楽しみにしてます。それでは・・・・
>                                  幕。
>
ありがとですv
それではまたですvv

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12000お久し振りです。(無表情な笑顔で)(←マテ)ユア・ファンティン 2002/12/10 21:42:26
記事番号11988へのコメント


>なんつータイトルだよこりゃ。
>……人のやる事気にも留めずに、いけしゃあしゃあと我が道を突っ走りまくってる相方にまで突っ込まれました。
>………確かに、ツッコミ所しか無いが。今回。
>温かい目で見守って頂きとう存じます。

ユ:模試の結果悪くて、現実逃避していますし・・
 全然気にしませんから・・

>
>
>
>
>
>
>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪
>
>
>
>
>
>「ま……ライアナもしばらくは来ないと思う」
>病床で。
>宣言するフィブリゾ。
>その傍に付き従う一人の娘も口を開く。
>「自尊心の塊の様な方ですからね…いえ、私達魔族も、他人…いえ。他神族の事は言えないのですけれども…………
> 弱り切った姿で私達の前に現れる程、愚かではないでしょう」
>どぉ見ても六、七歳にしか見えない姿で、まともな事を言う冥王神官ウルド。
>彼女の口調は本来『ですぅ』『ますぅ』なのだが、
>ライアナと被って冥王に疎ましがられては、と先日無理矢理に矯正した。
>なかなか涙ぐましい努力をする娘である。

ユ:さすが、パパ様命

>「で?それだけ言う為にわざわざ俺達を呼んだのか?」
>顔をしかめ、皮肉っぽい口調の魔竜王。
>病床で未だ動けない(と言うよりエイルが動かせない)冥王が、『言いたい事がある』と、同僚四名を呼び出したのだが。
>どうやらガーヴ、夕飯の途中に呼び出されたのがかなり気に入らないご様子。

ユ:・・・・・・・・・
ミ:代弁:食欲しかないんかこのおっちゃんは:だ−そです。

>「ううん、違うよ」
>彼の口調を気にも留めずに、ふるふる首を左右に振るフィブリゾ。
>傍に寝かせたテディベアのぬいぐるみ(スクルドが置いたオプション)が妙に似合う。

ユ:外見的には・・・

>って、そりゃともかく。
>「ここからが本題なの」
>きっ、と真剣な眼差しを皆に向ける。
>そして………傍で三つ指付いて控えているウルドに、目で合図を送る。
>ちょこちょこ、と、歩み出るウルド。
>五人が輪を作っている所に押して入り、五人の中央…フィブリゾの掛け布団の上に、ぽん、と
>一冊の……………………本の様なものを置く。
>かなり古いもののようである。
>「?」
>のぞきこむ一同。
>「なんだこりゃ?」
>「開けてみてよ」
>問う魔竜王に、明後日の方向を見ながら返す冥王。
>「では」
>本に手を伸ばす獣王。
>古びた其れを手に取り、ページをめくる。
>消えかけた字を指でなぞりながら解読して……………………
>ぴしっ、と音さえ立てて硬直した。
>「?」
>「なんですの?」
>「数字が書き付けてある様に見えるが………」
>全く訳が解っていない魔竜王、海王、覇王。
>三人の反応を見て、やれやれ、といった感じで首を横に振る冥王。
>「どうやらこの中で、軍の管理に自ら細かい所まで目を通してるのは、僕とゼラスだけみたいだね………
> これが何かさえも解らないのなら……………」
>「……………………………………」
>頭をひねる三人。
>三人とも、細かい所の管理は部下に任せきりなのである。
>魔竜王はラルタークに任せていたし、覇王は四人に交代で任せていた。
>ちなみに海王は、『オルエンの次は誰にやって貰おう』と思案を巡らせていたりする。(自分でやれよ)

ユ:それかリノにやらせれば・・・

>未だ硬直したままのゼラス。
>ぶつぶつと呟いている三人をちら、と見ながら、
>「起きてよゼラス………」
>フィブリゾが、ゼラスをつつき起こす。
>「…………降参ですわ」
>小さく手を挙げてみせるダルフィン。
>残りの二人も、こくん、と頷く。
>「じゃあ、ヒント行きます。
> それが何か、何を意味するか解ったら手を挙げて大きな声で答えてNE☆」
>何処かのクイズ番組か。
>「ウルド、説明してあげて」
>「はい、ダディ」
>にこ、と笑う幼女。
>一同に向き直り、
>「まず………これはですね。
> 人間の言葉で、『カケェボ』と言います」
>『カケェボ?』
>三人の声がハモる。
>…………………………………………………………………………………
>念のために言って置くが…………『家計簿』の事である。『家計簿』。
>「軍資金の詳細を書き連ねた、メモ帳です」
>「ウルドは冥王軍の簿記係なんだよ」

ユ:わたしは、そのために勉強中

>冥王に頭を撫でられ、ぐいっ、と誇らしげに胸を張るウルド。
>グラウシェラーが、しばらく難しい顔をしていたが………………
>「…………てヲイっ!?まさかっ!?」
>察しが付いたらしい。
>獣王の後ろから、一緒になってメモ帳を覗き込む。
>「グラウシェラー、ゼラスに続いて二位」
>ぱちぱち、と手を叩くフィブリゾ。
>口元は笑っているが、目は全然笑っていない。
>何処か遠くの空を見詰めている様にも見える。
>そして、ガーヴとダルフィン。
>この二人は、まだよく解らない、と言う顔で数字とにらめっこしている。
>「…………3…………2……………1………………
> 残念、時間切れッ」
>手で×印を作ってみせる冥王。
>「…………………えーと…………………では……………………
> 気が進まないけど、解説入ります。
> つまり………何が言いたいかというと…………………………」
>言いにくそうにどもり、人差し指で頬をぽりぽりと掻く。
>そして、意を決した様に。
>「あの………………………
> お金が底を尽いちゃったんだ………これが…………」
>…………………………………………………………………………………………………………
>今度こそ。
>魔竜王も海王も、二人並んで仲良く硬直した。

ユ:石像四体か・・
  このまま売ったら・・・
  一体金貨で、60から100・・・・
  ダルフィンは・・・120枚いきそうですね。
  
>「…………あのな……………」
>呆然とした様に……………
>取り敢えず口を開いてみる覇王。
>「なんで……………………
> 無くなるまで気付かないんだ……………?
> 前もって気付いていれば、其れに対する対策とか立てられたんじゃあ………」
>「うっかりしてた。」
>身もフタもなく。
>あっさり答える冥王。
>口元には薄笑いを浮かべていたりするが………
>『笑っている』と言うより、『もぉ笑うしかない』と言った方が遙かに的確である。

ユ:人生悟ってますね・・。

>
>…………………………………………………
>ぱきょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…………………………
>
>冥王の言葉に。
>四人の理性が。
>軽い音を立てて、砕け散った。
>「何やってたんだよお前はぁぁぁぁっっ!!!!???」
>冥王の肩を掴んで、がたがたと前後に揺さぶる獣王。
>「ああぁ(がくん)ちょっ(がこん)とっ!落ち着(げこん)いてッ!今更ぼ(げくん)くに当たっても(がぐん)
> 仕方無(げごん)いでしょ(げかこん)ッッ!!!!」
>「力無い上に金まで無くてどーやって戦うんだよッ!?
> 魔族はともかく、人間中なんだぜ俺達はッ!?
> ライアナと決着着ける前に餓死…いやその前に冬の寒さで凍死だッッ!!!」
>「根性でなんとかして。」
>『無茶言うなッ!!』
>「あぁ………空にイチゴ畑が見える………」
>現実逃避に走っている覇王。
>幻覚まで見えるらしい。
>「それにっ……
> 僕ここ数日寝込んでて、そういう所にチェック入れられなかったんだよッ!
> 取り敢えず今買いだめしてる分で、薪も食料も終わりだからよろしくっ!!」
>…………………………………………いやよろしくと言われても………………………………………
>…………………………………………何をよろしくすればイイんだ………………………………………
>四人は。
>確かに。
>胸の奥で、鐘の音が響くのを聞いた気がした。
>「最初に言ったと思うけど、ライアナもしばらくは来ないと思うから。多分。多分ね。
> 次の襲撃までになんとかしないと、ほぼ確実に死ヌから。
> ―――って、聞いてる?聞いてる?ねぇ。」
>………………………………………聞いてねェよ。
>冥王の声を何処か遠くに聞きつつ。
>一同は、意識がどことなく遠のいていくのを感じていた。


ユ:アルバイトでもするのでしょうか・・・?

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>辛い闘いの幕開けだった――――――…………
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>御利用は計画的に♪
>『………………計画的に……………………できるくらいなら最初から持ち金足りなくなって金借りに行く事ねェんだよ。』
>などと、ひねくれた事を漠然と考えるアズマコハクです。他人には好き勝手呼ばれます。
>私の言葉を聞いて母が爆笑した。
>何故笑う。間違ってはいないと思うぞ。合ってるかどうかも果てしなく怪しいが。(合ってるかどうか確かめる気も無いが)
>
>今回から…皆様、ピンチだなぁ(汗)
>食費に燃料費、さぁどう捻出する。
>なんとかライアナ襲撃までに金都合出来なかったら、間違いなく死ヌぞ。
>十二月の寒さで燃料無しはキツいぞ。うん。
>取り敢えず、頑張って欲しいですなッ。うみゅッ。
>
>
>次回予告。
>
>
>ライアナが作った、精巧な『土人形』に封じられたオルエンが再登場。
>複雑な思いを胸に、彼女は一体何を語るのか!?

ユ:・・・・
ミ:っていきなり水炎竜まで発動させるな
  しかも、笑顔で

>
>
>それではまたお会いしましょうv
>
>
>(余談ですが人気投票、現在フィブリゾとシェーラが二人並んでトップです。(汗)やはり愛の力か?(爆))

ユ:そういえば
  「I・Feel〜」の考えは、どれがあなたに近いのでしょう?
  そして、『忘却の彼方』でリノアン嬢が壊れた事ここで
  お詫び申し上げます。

>
>
>
>
>                                       
>
>
>                                                 幕。

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12037リノアンは壊れてなんぼなキャラですから(ヲイ)東琥珀 E-mail 2002/12/11 22:01:32
記事番号12000へのコメント


>
>>なんつータイトルだよこりゃ。
>>……人のやる事気にも留めずに、いけしゃあしゃあと我が道を突っ走りまくってる相方にまで突っ込まれました。
>>………確かに、ツッコミ所しか無いが。今回。
>>温かい目で見守って頂きとう存じます。
>
>ユ:模試の結果悪くて、現実逃避していますし・・
> 全然気にしませんから・・
>
だいじょぉぶですかぁ。
……そぉいえば、私も模試の結果悪かったなぁ。
お互い、ガンバリマせう。
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪
>>
>>
>>
>>
>>
>>その傍に付き従う一人の娘も口を開く。
>>「自尊心の塊の様な方ですからね…いえ、私達魔族も、他人…いえ。他神族の事は言えないのですけれども…………
>> 弱り切った姿で私達の前に現れる程、愚かではないでしょう」
>>どぉ見ても六、七歳にしか見えない姿で、まともな事を言う冥王神官ウルド。
>>彼女の口調は本来『ですぅ』『ますぅ』なのだが、
>>ライアナと被って冥王に疎ましがられては、と先日無理矢理に矯正した。
>>なかなか涙ぐましい努力をする娘である。
>
>ユ:さすが、パパ様命
>
命以上に大切なのでしょう。多分。(多分か)
>>「で?それだけ言う為にわざわざ俺達を呼んだのか?」
>>顔をしかめ、皮肉っぽい口調の魔竜王。
>>病床で未だ動けない(と言うよりエイルが動かせない)冥王が、『言いたい事がある』と、同僚四名を呼び出したのだが。
>>どうやらガーヴ、夕飯の途中に呼び出されたのがかなり気に入らないご様子。
>
>ユ:・・・・・・・・・
>ミ:代弁:食欲しかないんかこのおっちゃんは:だ−そです。
>
そんなイメージを彼に抱いている私。
>>「ううん、違うよ」
>>彼の口調を気にも留めずに、ふるふる首を左右に振るフィブリゾ。
>>傍に寝かせたテディベアのぬいぐるみ(スクルドが置いたオプション)が妙に似合う。
>
>ユ:外見的には・・・
>
内面的にどうかは。
触れないで頂きとうございます(汗)
>>三人とも、細かい所の管理は部下に任せきりなのである。
>>魔竜王はラルタークに任せていたし、覇王は四人に交代で任せていた。
>>ちなみに海王は、『オルエンの次は誰にやって貰おう』と思案を巡らせていたりする。(自分でやれよ)
>
>ユ:それかリノにやらせれば・・・
>
あはははは。
リノにやらせたらとんでもないことになるぞ。
ノート開いたら
『知るかよこんなもん』とか
『多分これくらい』とか言う文字が(意味ねぇ)
>>「ウルド、説明してあげて」
>>「はい、ダディ」
>>にこ、と笑う幼女。
>>一同に向き直り、
>>「まず………これはですね。
>> 人間の言葉で、『カケェボ』と言います」
>>『カケェボ?』
>>三人の声がハモる。
>>…………………………………………………………………………………
>>念のために言って置くが…………『家計簿』の事である。『家計簿』。
>>「軍資金の詳細を書き連ねた、メモ帳です」
>>「ウルドは冥王軍の簿記係なんだよ」
>
>ユ:わたしは、そのために勉強中
>
そぉなのですか。
頑張ってくださりませ。
>>「…………………えーと…………………では……………………
>> 気が進まないけど、解説入ります。
>> つまり………何が言いたいかというと…………………………」
>>言いにくそうにどもり、人差し指で頬をぽりぽりと掻く。
>>そして、意を決した様に。
>>「あの………………………
>> お金が底を尽いちゃったんだ………これが…………」
>>…………………………………………………………………………………………………………
>>今度こそ。
>>魔竜王も海王も、二人並んで仲良く硬直した。
>
>ユ:石像四体か・・
>  このまま売ったら・・・
>  一体金貨で、60から100・・・・
>  ダルフィンは・・・120枚いきそうですね。
>  
う、売るんですかッ!?(汗)
>>「…………あのな……………」
>>呆然とした様に……………
>>取り敢えず口を開いてみる覇王。
>>「なんで……………………
>> 無くなるまで気付かないんだ……………?
>> 前もって気付いていれば、其れに対する対策とか立てられたんじゃあ………」
>>「うっかりしてた。」
>>身もフタもなく。
>>あっさり答える冥王。
>>口元には薄笑いを浮かべていたりするが………
>>『笑っている』と言うより、『もぉ笑うしかない』と言った方が遙かに的確である。
>
>ユ:人生悟ってますね・・。
>
変に悟ってます。無意味に。
>>「最初に言ったと思うけど、ライアナもしばらくは来ないと思うから。多分。多分ね。
>> 次の襲撃までになんとかしないと、ほぼ確実に死ヌから。
>> ―――って、聞いてる?聞いてる?ねぇ。」
>>………………………………………聞いてねェよ。
>>冥王の声を何処か遠くに聞きつつ。
>>一同は、意識がどことなく遠のいていくのを感じていた。
>
>
>ユ:アルバイトでもするのでしょうか・・・?
>
謎。(ヲイ)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>辛い闘いの幕開けだった――――――…………
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>
>>御利用は計画的に♪
>>『………………計画的に……………………できるくらいなら最初から持ち金足りなくなって金借りに行く事ねェんだよ。』
>>などと、ひねくれた事を漠然と考えるアズマコハクです。他人には好き勝手呼ばれます。
>>私の言葉を聞いて母が爆笑した。
>>何故笑う。間違ってはいないと思うぞ。合ってるかどうかも果てしなく怪しいが。(合ってるかどうか確かめる気も無いが)
>>
>>今回から…皆様、ピンチだなぁ(汗)
>>食費に燃料費、さぁどう捻出する。
>>なんとかライアナ襲撃までに金都合出来なかったら、間違いなく死ヌぞ。
>>十二月の寒さで燃料無しはキツいぞ。うん。
>>取り敢えず、頑張って欲しいですなッ。うみゅッ。
>>
>>
>>次回予告。
>>
>>
>>ライアナが作った、精巧な『土人形』に封じられたオルエンが再登場。
>>複雑な思いを胸に、彼女は一体何を語るのか!?
>
>ユ:・・・・
>ミ:っていきなり水炎竜まで発動させるな
>  しかも、笑顔で
>
>>
怖い……
>>
>>それではまたお会いしましょうv
>>
>>
>>(余談ですが人気投票、現在フィブリゾとシェーラが二人並んでトップです。(汗)やはり愛の力か?(爆))
>
>ユ:そういえば
>  「I・Feel〜」の考えは、どれがあなたに近いのでしょう?
>  そして、『忘却の彼方』でリノアン嬢が壊れた事ここで
>  お詫び申し上げます。
>
タイトルにもある通り…………………………
リノアンは、壊れてなんぼです(笑)
壊れてこそ価値があるっていうか(汗)
そして…………………………………………………
I・Feel……むぅ。
どの考え方にも一致するっていうか………………みゅぅ…………
すみません。考えておきます。(コラ)
それではまた、お会いしましょう……………………
>>
>>
>>
>>
>>                                       
>>
>>
>>                                                 幕。
>

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12005Re:第五十話:御利用は計画的に。gure-to masa 2002/12/10 22:09:18
記事番号11988へのコメント

やっと魔竜王様が出てきたみたいですね。
冥王様が忙しいせいで、魔竜王様も影が薄いみたいです

PS;最近期末が終わりました
前回古典で赤点を取りましたが、今回は一体どうなるのでしょうか?(オロオロ!)
自分的には数学がやばいですよ。

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12040冥王が活躍すれば魔竜王は目立たないと言う公式が(ナイナイ)東琥珀 E-mail 2002/12/11 22:15:03
記事番号12005へのコメント


>やっと魔竜王様が出てきたみたいですね。
>冥王様が忙しいせいで、魔竜王様も影が薄いみたいです
そぉです。
タイトルにも在るとおり………………
というか、私自身が実は苦手なんです、魔竜王。
だからです。
>
>PS;最近期末が終わりました
私も終わりました♪
>前回古典で赤点を取りましたが、今回は一体どうなるのでしょうか?(オロオロ!)
>自分的には数学がやばいですよ。
私もヤバいな数学(汗)
個数の処理がめちゃくちゃよくわからんです。
それでは、わざわざレスありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。

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12075○コムへGO!白樹 2002/12/13 17:24:23
記事番号11988へのコメント

こんにちは。最近ポケモンサファイヤにはまってネットから遠ざかっていた白樹です。久しぶりにきたらいっぱいあがってたんでめっちゃうれしかったりします。
 では今回の感想ですが、なんだか意外な強敵が現れましたね。人間社会で生きている限り、絶対に避けることのできない金欠という最強にして最大の強敵。手ごわいですよ。これは。(しみじみ)いったいどうやって克服するのか、けっこう楽しみにしております。そこでですが、ちょっと自分なりに金欠の克服のしかたを考えてみました。
1、どっかから借りて踏み倒す。
2、まじめに働く。
3、盗賊いぢめ。

・・・・・だめだな。これ。特に1。犯罪だし。気になさらないでください。バカのたわごとですので。
 では、この辺で失礼させていただきます。続き楽しみにしております。

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12165取り立ての シーンCMで 見せてみろ (字余り)東琥珀 E-mail 2002/12/17 21:56:32
記事番号12075へのコメント


>こんにちは。最近ポケモンサファイヤにはまってネットから遠ざかっていた白樹です。久しぶりにきたらいっぱいあがってたんでめっちゃうれしかったりします。
おおお。
喜んで頂けましたか。
すごく幸せです。
> では今回の感想ですが、なんだか意外な強敵が現れましたね。人間社会で生きている限り、絶対に避けることのできない金欠という最強にして最大の強敵。手ごわいですよ。これは。(しみじみ)いったいどうやって克服するのか、けっこう楽しみにしております。そこでですが、ちょっと自分なりに金欠の克服のしかたを考えてみました。
意外な強敵ですね、確かに(汗)
>1、どっかから借りて踏み倒す。
をいをい。
>2、まじめに働く。
想像できん。
>3、盗賊いぢめ。
………………………………………………………
成る程?
>
>・・・・・だめだな。これ。特に1。犯罪だし。気になさらないでください。バカのたわごとですので。
> では、この辺で失礼させていただきます。続き楽しみにしております。
うう。
楽しみにして頂いて嬉しいのです。
それではまたお会い致しましょう。
それでは。

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12168借金を 返せなければ 夜逃げしよ♪(コラ待て)白樹 2002/12/17 22:56:47
記事番号12165へのコメント


>
>>こんにちは。最近ポケモンサファイヤにはまってネットから遠ざかっていた白樹です。久しぶりにきたらいっぱいあがってたんでめっちゃうれしかったりします。
>おおお。
>喜んで頂けましたか。
>すごく幸せです。
 はい。ものすっごく喜びました。
>> では今回の感想ですが、なんだか意外な強敵が現れましたね。人間社会で生きている限り、絶対に避けることのできない金欠という最強にして最大の強敵。手ごわいですよ。これは。(しみじみ)いったいどうやって克服するのか、けっこう楽しみにしております。そこでですが、ちょっと自分なりに金欠の克服のしかたを考えてみました。
>意外な強敵ですね、確かに(汗)
 はい。昔散々苦しめられた経験が・・・ 今となってはヤな思い出です。
>>1、どっかから借りて踏み倒す。
>をいをい。
 絶対ダメですね。(自分で言ったんだろおい)
>>2、まじめに働く。
>想像できん。
 その前に雇ってもらえるんでしょうか?戸籍もないのに。(いや自分でつっこんでどーする)
>>3、盗賊いぢめ。
>………………………………………………………
>成る程?
 一番可能性としては高いんじゃないでしょうか・・・これ。なんかハマってるし・・
>>
>>・・・・・だめだな。これ。特に1。犯罪だし。気になさらないでください。バカのたわごとですので。
>> では、この辺で失礼させていただきます。続き楽しみにしております。
>うう。
>楽しみにして頂いて嬉しいのです。
>それではまたお会い致しましょう。
>それでは。
それでは〜 レス返しありがとうございました。

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12189金借りる その前にまず 返す目処 付けないヤツは もう金借りるな(また字余りの57578)東琥珀 E-mail 2002/12/18 22:52:56
記事番号12168へのコメント


>
>>
>>>こんにちは。最近ポケモンサファイヤにはまってネットから遠ざかっていた白樹です。久しぶりにきたらいっぱいあがってたんでめっちゃうれしかったりします。
>>おおお。
>>喜んで頂けましたか。
>>すごく幸せです。
> はい。ものすっごく喜びました。
それだけ喜んでくれる方がいて幸せです(汗)
これからもよろしくオネガイしますね。
>>> では今回の感想ですが、なんだか意外な強敵が現れましたね。人間社会で生きている限り、絶対に避けることのできない金欠という最強にして最大の強敵。手ごわいですよ。これは。(しみじみ)いったいどうやって克服するのか、けっこう楽しみにしております。そこでですが、ちょっと自分なりに金欠の克服のしかたを考えてみました。
>>意外な強敵ですね、確かに(汗)
> はい。昔散々苦しめられた経験が・・・ 今となってはヤな思い出です。
経験あるんですかぁぁ!?(汗)
>>>1、どっかから借りて踏み倒す。
>>をいをい。
> 絶対ダメですね。(自分で言ったんだろおい)
魔族のプライドは何処へ行った!
>>>2、まじめに働く。
>>想像できん。
> その前に雇ってもらえるんでしょうか?戸籍もないのに。(いや自分でつっこんでどーする)
もらえ……るようなきがする。
あの世界だし(ヲイ)
>>>3、盗賊いぢめ。
>>………………………………………………………
>>成る程?
> 一番可能性としては高いんじゃないでしょうか・・・これ。なんかハマってるし・・
でも……………………
いいのかなー。
魔族が、人間如き襲って。
プライドは大丈夫なのかな。
魔族に戻った瞬間其れで死んじゃったりしないかな。
>>>
>>>・・・・・だめだな。これ。特に1。犯罪だし。気になさらないでください。バカのたわごとですので。
>>> では、この辺で失礼させていただきます。続き楽しみにしております。
>>うう。
>>楽しみにして頂いて嬉しいのです。
>>それではまたお会い致しましょう。
>>それでは。
>それでは〜 レス返しありがとうございました。
レス返しの瞬間って幸せなんですよね(笑)
それではまたです♪

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12039第五十一話:Justice and Evil東琥珀 E-mail 2002/12/11 22:10:00
記事番号11987へのコメント



私は、この世の全ての存在に対して問いかける。


『悪』とは何だ?


『正義』とは何だ?


私は、この世の全ての存在に対して主張する。


『絶対悪』


『絶対正義』


そんなものは、それこそ『絶対』に何処にも存在しない…と、言う事を。


もし、この世の中に『悪』などというものが存在するならば……


それは、他でもない。


私達一人一人の心の中に在るものなのでは無いだろうか?


どんな存在の中にも、必ず『悪』は存在する。


もし、自分の中に『悪』を認める事が出来たら…………………


その時こそ、貴方は今までにも増して一際輝く事であろう。


覚えておくがいい。


『正義』と『悪』は、決して両極ではないと言う事。


『生』と『死』が決して両極ではないのと同様に……………………………………













「………………………………………………………畜生……………………」
ぽそり……………と、呟く彼女。
神術失敗の代償に、白銀に染まった髪を掻き上げ、おぼつかない足取りで、よろよろと進んでいた。
ここに魔族達がいても、彼女があの死神だとわかったかどうか怪しい。
その表情は、今までに見せた事がない―――――…………
どんな時にも笑顔を崩さなかった彼女が、初めて見せた………憎悪の表情。
………くす…………
そんな彼女を見て。
微笑みを浮かべる者がいた。
笑い声を聞き、その場に止まる彼女。
彼女の後ろには、一人の女性が立っていた。
肩口でそろえた水色の髪。
紫色の輝く瞳。
真紅のマントに白い手袋。
すらりとした長い手足。
形のいい桜色の唇には、微笑みが浮かんでいた。
かつての……………………………………………
海王将軍、オルエン。
ライアナに『狩』られ、不死者と化した彼女。
土と水で創り上げられた肉体にその魂を宿し、『蘇った』。
「…………なんだ…………
 お前も、そんな表情出来るんじゃないか」
ぱちぱち、と手を叩きながら、彼女は言った。
『偽りの唇』で、言の葉を紡ぐ『オルエン』に、きっ、と鋭い視線を向けるライアナ。
眼光は、未だ死んではいない。
「………滅多な事は言わない方が、貴女の為だと思うんですけど?」
嘲った様な笑みを浮かべる死神。
「今すぐ『支配』して、貴女を海王の元へ斬り込ませてもいいんですよ?」
…………………………………………………………ふん…………
鼻で笑う『オルエン』。
不快そうな表情を浮かべるライアナ。
「………もう一度言いますけど…………
 滅多な態度は取らない方が貴女の為です。聞こえましたか?」
「………………………………」
唇の端に嘲笑を乗せる『オルエン』。
心底――――――――――――――――――
ライアナを、憐れむような表情。
「……………………なんだ?
 ……………………媚びて欲しかったのか?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!
次の瞬間。
ライアナは、消耗しているとは思えない程の力で彼女を地に押し倒し―――
力の限り、『オルエン』の首を締め上げていた。
「………くは……ッ」
苦痛の声を漏らす『オルエン』。
「……たかが……ッ……
 たかが、『創造物』のクセに…………ッ」
「…………………ッ!!」
「粘土の躰に、腐りきった魂………ッ
 救いの価値もない存在が…………ッ!!」
………………………………………………………………
『オルエン』は。
澄みきった瞳で、ライアナの瞳をじっと見詰めていた。
そして…………息も絶え絶えに、言葉を絞り出す。
「そう………やって………他の存在に、当たる事で……………
 自己を………満足………させて、来たのだろう……………ふふ…………
 己の………愚かさに………も………気付かぬ………哀しい…………存在よ………」
「黙れッ!」
「………黙らない………」
『オルエン』の、土製ののど笛が苦しげな音を上げる。
「………どうせ………一度は、死んだ、身だから…………」
言って……………
『オルエン』は顔を歪めた。
…………………………………………………………………………………………………………
笑みの形に。
ライアナの手が、驚きで少し緩まる。
いや………………………
『緩めた』のかも知れない。
「……………………きっと……………………
 海王様も………呆れて………いらっしゃるし…………
 あのまま………混沌に………沈んでいれば………少しは憐れんでくださったかもしれないのに………」
「……………………………」
「………神族に………偽りの肉体を与えられ………のうのうと生きているなど…………
 単なる………海王、様の、お荷物に……成り下がってしまった………
 ……………………………………………だから…………………………………………………
 ………いっそ、あの方の負担に……ならないよう、に………………………
 …………………………………………………………………………………………………………………
 ……………………―――死にたい――――………………………………………………………………」
生への執着を。
最期まで捨てなかった、オルエンが。
『死』を望んだ。
「…………………………………な…………………………ッ」
呆然とした様に………………
呟く、ライアナ。
思わず、『オルエン』を掴んでいた手を離す。
どさっ、と草の上に落ちる『オルエン』。
咳き込みながら、喉をさする。
「……………………………………………
 なんでですか!?」
がしっ、と、『オルエン』の肩を掴むライアナ。
「なんで…………
 …………生きたい、んじゃ無かったんですか!?
 貴女、そう言ってたじゃ無いですか!!」 
自分で殺そうとしたのに、こういう事を問うとは。
矛盾があるのは解っている。
だが、聞かずにはいられなかった。
「……………………………………」
『オルエン』は。
笑った。
哀しそうに…………………
微笑みを、口の端に浮かべた。
「………………海王様のお側にいる事の出来ない世界で生きる事など…………
 ………………そんなもの、意味などあるものか…………………………………………………」
………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………
『魔族の変わり種』。
『生を望む魔』。
『平和主義者魔族』。
海王は、オルエンの事をこう評した。
そして、それを、同僚との話のネタに……………
笑い話のネタにした。
……………しかし……………
彼女が…………………………………
それが、紛れもない自分の為だと気付いていたかどうかは定かではない。
「私は………………
 生きたかったんじゃない」
土で出来た『オルエン』の頬を。
流れるはずのない涙が伝うのが………確かに、見えた気がした。
「ただ…………………………
 海王様のお側に、いたかっただけ……………………………」



アノ方ト一緒ニ存在シタカッタダケ。


何ガナンデモ、生ヲ望ンダ訳デハ無イ。


海王様ガ私ノ存在ヲ望ンデクレナイノナラバ、私ノ存在ハ無意味。


今ノ私ハ、無用ナ存在。


求メラレナイ…………………………


世ノ中ニ必要トサレナイ存在ハ、消エ去ルガ道理…………………………



「もう……………
 生きてても、仕方がないから…………」
海王と共に存在し。
海王が、自分の存在を望んでくれる。
リノアンが、自分の存在を認めてくれる。
それだけで、充分だった。
満たされていた。
幸せだった―――……
「……なのに……
 全部全部、狂ってしまった!
 お前が現れた、その日から…………!」
『オルエン』の口元からは。
いつの間にか、笑みが消えていた。
あるのは………………深い深い哀しみの色。
単語の一つ一つが、哀しみと絶望に満ちている。
しかし……………………………
言葉にこそ、ライアナを責めている様な風だが…………
口調は、違った。
今、彼女が責めているのは、自分自身。
海王の元に帰る事が出来なかった………………
任務に『失敗』した自分自身。
と、言う事が、ライアナにははっきりと解った。
「……………貴女ぐらいですよ」
ぽそり、と呟くライアナ。
「………………」
顔を上げ、ライアナを見るオルエン。
「何が?」
「ものごとを全て私の所為にしなかったのは」
「…………………………………………
 『殺した』のはお前だが、『死んだ』のは私だしな」
はっ、と軽く笑い……………
もう一度、ライアナを見つめ直す。
裏に、決して消えぬ紫の炎を灯した、オルエンの瞳。
ライアナの土人形に入った後も……その輝きは、消えなかった。
オルエンの言葉に。
ライアナは。
再び………………………………………………………
軽く、微笑んだ。
「本当に………………変わった方」
「人の事言えるのか?」
「言えません」
「それにだな」
ふぅ、とため息をつく『オルエン』。
「私は、お前の事は嫌いだ。それは覚えとけ」
「はいはい」
ライアナは、微笑んだ。




















言い訳あんど言い逃れ。



なんか…………………………………………………
その内、ライアナとオルエンがくっつきそうで、怖い琥珀。(待テ)
現にこの間ウチに来た友人、『ライアナとオルエン、怪しい』って言ってたし。
まぁ、確かに………………
なんか、オルエンはライアナ責めてる様子あんまり無いですね。(汗)
くっつくとしたら……
ヴァイオレンスラヴ?Sエ……げほげほがほっ!(わざとらしい咳)
って、それはともかく。
オルエンにはちゃんと恋人が…………………………
出来そうな感じだし。↓



某月某日チャットにて


東琥珀×闇竜翔さんの対談。


琥珀:……てなわけで。
   じゃあ、今から話した事を編集してあとがきに乗っけるのでよろしく。(コラ)
闇:おおおお、乗れるんですね。感激です
琥珀:そんな、感激する程のものでもないですが(汗)
アセルス:へえ、闇竜もよくやるよ
レン:・・・・酔狂な
闇:・・・・二人の意見です。(なに考え取るんだおのれ等は!)
琥珀:あはは、お二人とも元気いいですねv
アセルト:どうも。これからよろしくお願いします
レン:・・・・・・
闇:なんかいえよレン・・・・
レン:酔狂な・・・・
琥珀:こちらこそ宜しくお願いしますv
   突然ですが、レンさんとアセルトさんのお二人はジェラルディーンとフィアナのお見合い相手として立候補下さったそうですが?
アセルト:ええ、そうですよ
レン:・・・・
闇:照れてないで何か言えレン
レン:・・・・
ジェリィ:……初めまして。
フィアナ:同じく…初めまして、二人とも。
     …えっと…アセルトさん、レンさん、でイイかな?
琥珀:をや、なんか二人とも静かだねぇ。緊張してんのかなー?んー?
ジェリィ:う、うるさいっ!(真っ赤)
フィアナ:で……さん付け、で構わないか?
アセルト:ええ、いいですよ。ジェリィさんとフィアナさんvvv
レン:(かなり照れている)ま、まあよろしく
ジェリィ・フィアナ:…………………………………
アセルト:おや、緊張してもらっているのか。公平だね(にっこり)
ファントム:常時の任務に支障をきたさんように!
アセルト:はい・・・・ちなみに、このファントム様が僕の上司です
ジェリィ:……………………………………………
     ………では………単刀直入に聞くが。
琥珀:?
ジェリィ:四人で合同生活をする訳でもあるまい。
     私の相手、フィアナの相手、とそれぞれ別なのだろう?
     何故一堂に四人全員集められる?   
琥珀:誰と誰がくっつくかまだ決まっていないから。
アセルト:そう言えばまだだったね
闇:・・・・
レン:決めてないとかほざいたら・・・・暗殺するぞ
フィアナ:ああ………なんとアバウトなイベントだ………







冥:…………………………………………………で?
琥:これ以上は長すぎるので。
  このお見合いの結末は第五十二話あとがきに繰り越しですv
冥:……………………………うーん……
琥:個人的にはアセルトさん×フィアナ、レンさん×ジェリィかな、と。
冥:なんで?
琥:貰った故人(個人だろ)データには、アセルトさんは料理上手と書いております。
冥:…………あー。
  なんとなく解った。
琥:ジェリィはもはや『家事の達人』ですから。海王城で花嫁修業してたんじゃないか、って程。
  わざわざ家事上手を二人くっつける事も無いかと。
冥:なるほど。
琥:で……翔さん、五十二話も宜しく。
  そう言う事で。




                                   幕。

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12042おおお、乗った闇竜翔 E-mail 2002/12/12 00:11:26
記事番号12039へのコメント


闇:期末も終わり、すべては、真冬の雪より寒い・・・・
  悪かったです。ホントに得点やばいです。それでは感想いきます。

>
>私は、この世の全ての存在に対して問いかける。
>
>
>『悪』とは何だ?
>
>
>『正義』とは何だ?
>
>
>私は、この世の全ての存在に対して主張する。
>
>
>『絶対悪』
>
>
>『絶対正義』
>
>
>そんなものは、それこそ『絶対』に何処にも存在しない…と、言う事を。

闇:そうですね。この世には絶対ということはありえませんからね

>もし、この世の中に『悪』などというものが存在するならば……
>
>
>それは、他でもない。
>
>
>私達一人一人の心の中に在るものなのでは無いだろうか?
>
>
>どんな存在の中にも、必ず『悪』は存在する。
>
>
>もし、自分の中に『悪』を認める事が出来たら…………………
>
>
>その時こそ、貴方は今までにも増して一際輝く事であろう。

レン:・・・・そうかも知れぬ。それならばキングが今輝いている理由がわかる

>覚えておくがいい。
>
>
>『正義』と『悪』は、決して両極ではないと言う事。
>
>
>『生』と『死』が決して両極ではないのと同様に……………………………………
>

アセルト:私達は心が死んだ時がある意味の消滅ですからね

>
>
>「………………………………………………………畜生……………………」
>ぽそり……………と、呟く彼女。
>神術失敗の代償に、白銀に染まった髪を掻き上げ、おぼつかない足取りで、よろよろと進んでいた。

アセルト:魔力の使いすぎですか。自業自得ですね
闇:そこまで言うか?普通?

>ここに魔族達がいても、彼女があの死神だとわかったかどうか怪しい。
>その表情は、今までに見せた事がない―――――…………
>どんな時にも笑顔を崩さなかった彼女が、初めて見せた………憎悪の表情。
>………くす…………
>そんな彼女を見て。
>微笑みを浮かべる者がいた。
>笑い声を聞き、その場に止まる彼女。
>彼女の後ろには、一人の女性が立っていた。
>肩口でそろえた水色の髪。
>紫色の輝く瞳。
>真紅のマントに白い手袋。
>すらりとした長い手足。
>形のいい桜色の唇には、微笑みが浮かんでいた。
>かつての……………………………………………
>海王将軍、オルエン。
>ライアナに『狩』られ、不死者と化した彼女。
>土と水で創り上げられた肉体にその魂を宿し、『蘇った』。

闇:いやな蘇り方ですね。・・・・死者への冒涜だ・・・・

>「…………なんだ…………
> お前も、そんな表情出来るんじゃないか」
>ぱちぱち、と手を叩きながら、彼女は言った。
>『偽りの唇』で、言の葉を紡ぐ『オルエン』に、きっ、と鋭い視線を向けるライアナ。
>眼光は、未だ死んではいない。

闇:強気だな〜

>「………滅多な事は言わない方が、貴女の為だと思うんですけど?」
>嘲った様な笑みを浮かべる死神。
>「今すぐ『支配』して、貴女を海王の元へ斬り込ませてもいいんですよ?」
>…………………………………………………………ふん…………
>鼻で笑う『オルエン』。
>不快そうな表情を浮かべるライアナ。
>「………もう一度言いますけど…………
> 滅多な態度は取らない方が貴女の為です。聞こえましたか?」
>「………………………………」
>唇の端に嘲笑を乗せる『オルエン』。
>心底――――――――――――――――――
>ライアナを、憐れむような表情。

闇:心を無くしたとさえ分かってませんからねこの死神は・・・・

>「……………………なんだ?
> ……………………媚びて欲しかったのか?」
>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!
>次の瞬間。
>ライアナは、消耗しているとは思えない程の力で彼女を地に押し倒し―――
>力の限り、『オルエン』の首を締め上げていた。

レン:・・・・あまり暗殺とはいえないな・・・・
闇:お前が言うかお前が!?

>「………くは……ッ」
>苦痛の声を漏らす『オルエン』。
>「……たかが……ッ……
> たかが、『創造物』のクセに…………ッ」
>「…………………ッ!!」
>「粘土の躰に、腐りきった魂………ッ
> 救いの価値もない存在が…………ッ!!」
>………………………………………………………………
>『オルエン』は。
>澄みきった瞳で、ライアナの瞳をじっと見詰めていた。
>そして…………息も絶え絶えに、言葉を絞り出す。
>「そう………やって………他の存在に、当たる事で……………
> 自己を………満足………させて、来たのだろう……………ふふ…………
> 己の………愚かさに………も………気付かぬ………哀しい…………存在よ………」
>「黙れッ!」
>「………黙らない………」
>『オルエン』の、土製ののど笛が苦しげな音を上げる。
>「………どうせ………一度は、死んだ、身だから…………」
>言って……………
>『オルエン』は顔を歪めた。
>…………………………………………………………………………………………………………
>笑みの形に。

闇:こんな状況で笑えるとは・・・・かなり余裕ですね。それか諦めてるのか・・・・

>ライアナの手が、驚きで少し緩まる。
>いや………………………
>『緩めた』のかも知れない。
>「……………………きっと……………………
> 海王様も………呆れて………いらっしゃるし…………
> あのまま………混沌に………沈んでいれば………少しは憐れんでくださったかもしれないのに………」

レン:それは違うと思うぞ。少なくとも悲しんでたようだったからな
アセルト:・・・・レンさん。後でちょっとばかり女性に対する慰め方教えましょうか?
闇:やめいおまえ等

>「……………………………」
>「………神族に………偽りの肉体を与えられ………のうのうと生きているなど…………
> 単なる………海王、様の、お荷物に……成り下がってしまった………
> ……………………………………………だから…………………………………………………
> ………いっそ、あの方の負担に……ならないよう、に………………………
> …………………………………………………………………………………………………………………
> ……………………―――死にたい――――………………………………………………………………」
>生への執着を。
>最期まで捨てなかった、オルエンが。
>『死』を望んだ。

闇:オルエンさん・・・・

>「…………………………………な…………………………ッ」
>呆然とした様に………………
>呟く、ライアナ。
>思わず、『オルエン』を掴んでいた手を離す。
>どさっ、と草の上に落ちる『オルエン』。
>咳き込みながら、喉をさする。
>「……………………………………………
> なんでですか!?」
>がしっ、と、『オルエン』の肩を掴むライアナ。
>「なんで…………
> …………生きたい、んじゃ無かったんですか!?
> 貴女、そう言ってたじゃ無いですか!!」 
>自分で殺そうとしたのに、こういう事を問うとは。
>矛盾があるのは解っている。
>だが、聞かずにはいられなかった。

闇:確かに・・・・

>「……………………………………」
>『オルエン』は。
>笑った。
>哀しそうに…………………
>微笑みを、口の端に浮かべた。
>「………………海王様のお側にいる事の出来ない世界で生きる事など…………
> ………………そんなもの、意味などあるものか…………………………………………………」

闇:つまり、海王が居たから生きる価値があったんですね

>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>『魔族の変わり種』。
>『生を望む魔』。
>『平和主義者魔族』。
>海王は、オルエンの事をこう評した。
>そして、それを、同僚との話のネタに……………
>笑い話のネタにした。

闇:おいおいおい

>……………しかし……………
>彼女が…………………………………
>それが、紛れもない自分の為だと気付いていたかどうかは定かではない。
>「私は………………
> 生きたかったんじゃない」
>土で出来た『オルエン』の頬を。
>流れるはずのない涙が伝うのが………確かに、見えた気がした。
>「ただ…………………………
> 海王様のお側に、いたかっただけ……………………………」

アセルト:・・・・それが望みですか・・・・・・・・

>アノ方ト一緒ニ存在シタカッタダケ。
>
>
>何ガナンデモ、生ヲ望ンダ訳デハ無イ。
>
>
>海王様ガ私ノ存在ヲ望ンデクレナイノナラバ、私ノ存在ハ無意味。
>
>
>今ノ私ハ、無用ナ存在。
>
>
>求メラレナイ…………………………
>
>
>世ノ中ニ必要トサレナイ存在ハ、消エ去ルガ道理…………………………

闇:心を無くした妖魔と変わりませんよそれじゃあ

>「もう……………
> 生きてても、仕方がないから…………」
>海王と共に存在し。
>海王が、自分の存在を望んでくれる。
>リノアンが、自分の存在を認めてくれる。
>それだけで、充分だった。
>満たされていた。
>幸せだった―――……

闇:じゃれあいも今となっては楽しき思い出・・・・

>「……なのに……
> 全部全部、狂ってしまった!
> お前が現れた、その日から…………!」
>『オルエン』の口元からは。
>いつの間にか、笑みが消えていた。
>あるのは………………深い深い哀しみの色。
>単語の一つ一つが、哀しみと絶望に満ちている。
>しかし……………………………
>言葉にこそ、ライアナを責めている様な風だが…………
>口調は、違った。
>今、彼女が責めているのは、自分自身。
>海王の元に帰る事が出来なかった………………
>任務に『失敗』した自分自身。
>と、言う事が、ライアナにははっきりと解った。
>「……………貴女ぐらいですよ」
>ぽそり、と呟くライアナ。
>「………………」
>顔を上げ、ライアナを見るオルエン。
>「何が?」
>「ものごとを全て私の所為にしなかったのは」
>「…………………………………………
> 『殺した』のはお前だが、『死んだ』のは私だしな」

レン:無茶苦茶な物言いだな。・・・・構わんが
闇:そう言いながらホークスを出さない

>はっ、と軽く笑い……………
>もう一度、ライアナを見つめ直す。
>裏に、決して消えぬ紫の炎を灯した、オルエンの瞳。
>ライアナの土人形に入った後も……その輝きは、消えなかった。
>オルエンの言葉に。
>ライアナは。
>再び………………………………………………………
>軽く、微笑んだ。
>「本当に………………変わった方」
>「人の事言えるのか?」
>「言えません」
>「それにだな」
>ふぅ、とため息をつく『オルエン』。
>「私は、お前の事は嫌いだ。それは覚えとけ」
>「はいはい」
>ライアナは、微笑んだ。
>

闇:魔族と神族の変り種ですね

>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>なんか…………………………………………………
>その内、ライアナとオルエンがくっつきそうで、怖い琥珀。(待テ)
>現にこの間ウチに来た友人、『ライアナとオルエン、怪しい』って言ってたし。
>まぁ、確かに………………
>なんか、オルエンはライアナ責めてる様子あんまり無いですね。(汗)

闇:そう言えばそうですね

>くっつくとしたら……
>ヴァイオレンスラヴ?Sエ……げほげほがほっ!(わざとらしい咳)

闇:それを言ったらあのカタカタの報復が(ざしゅ)・・・・
アセルト:死んだなこりゃあ
レン:(冷や汗)この鎌は何処から?

>って、それはともかく。
>オルエンにはちゃんと恋人が…………………………
>出来そうな感じだし。↓

闇:ふふふふふ

>某月某日チャットにて

闇:ああ、あの時のですね

>東琥珀×闇竜翔さんの対談。
>
>
>琥珀:……てなわけで。
>   じゃあ、今から話した事を編集してあとがきに乗っけるのでよろしく。(コラ)
>闇:おおおお、乗れるんですね。感激です
>琥珀:そんな、感激する程のものでもないですが(汗)
>アセルス:へえ、闇竜もよくやるよ
>レン:・・・・酔狂な
>闇:・・・・二人の意見です。(なに考え取るんだおのれ等は!)

闇:ははははは、今でも何考えてるかわからない二人
アセルト:そもそもなんで今回は私達二人なんですか?
レン:・・・・依頼が遅れる
闇:まあ、いいとして

>琥珀:あはは、お二人とも元気いいですねv
>アセルト:どうも。これからよろしくお願いします
>レン:・・・・・・
>闇:なんかいえよレン・・・・
>レン:酔狂な・・・・
>琥珀:こちらこそ宜しくお願いしますv
>   突然ですが、レンさんとアセルトさんのお二人はジェラルディーンとフィアナのお見合い相手として立候補下さったそうですが?
>アセルト:ええ、そうですよ
>レン:・・・・
>闇:照れてないで何か言えレン
>レン:・・・・
>ジェリィ:……初めまして。
>フィアナ:同じく…初めまして、二人とも。
>     …えっと…アセルトさん、レンさん、でイイかな?
>琥珀:をや、なんか二人とも静かだねぇ。緊張してんのかなー?んー?
>ジェリィ:う、うるさいっ!(真っ赤)
>フィアナ:で……さん付け、で構わないか?
>アセルト:ええ、いいですよ。ジェリィさんとフィアナさんvvv
>レン:(かなり照れている)ま、まあよろしく
>ジェリィ・フィアナ:…………………………………
>アセルト:おや、緊張してもらっているのか。公平だね(にっこり)
>ファントム:常時の任務に支障をきたさんように!
>アセルト:はい・・・・ちなみに、このファントム様が僕の上司です
>ジェリィ:……………………………………………
>     ………では………単刀直入に聞くが。
>琥珀:?
>ジェリィ:四人で合同生活をする訳でもあるまい。
>     私の相手、フィアナの相手、とそれぞれ別なのだろう?
>     何故一堂に四人全員集められる?   
>琥珀:誰と誰がくっつくかまだ決まっていないから。
>アセルト:そう言えばまだだったね
>闇:・・・・
>レン:決めてないとかほざいたら・・・・暗殺するぞ
>フィアナ:ああ………なんとアバウトなイベントだ………

闇:あれから後、レンに殺されかけました・・・・って言うか目が据わってた・・・・

>冥:…………………………………………………で?
>琥:これ以上は長すぎるので。
>  このお見合いの結末は第五十二話あとがきに繰り越しですv
>冥:……………………………うーん……
>琥:個人的にはアセルトさん×フィアナ、レンさん×ジェリィかな、と。
>冥:なんで?
>琥:貰った故人(個人だろ)データには、アセルトさんは料理上手と書いております。

闇:そうです。アセルトは唯一ファクトの軍内で料理が出来る男です

>冥:…………あー。
>  なんとなく解った。
>琥:ジェリィはもはや『家事の達人』ですから。海王城で花嫁修業してたんじゃないか、って程。
>  わざわざ家事上手を二人くっつける事も無いかと。

闇:家事できない組みの二人を組み合わせたら・・・・悲惨な事になりますね

>冥:なるほど。
>琥:で……翔さん、五十二話も宜しく。
>  そう言う事で。

闇:ほ〜い、って言うか昨日(もうそんな時刻か・・・・)チャットであえなくてすみません。って言うか眠かったから寝てました。
  今日だったら(そんな時刻か)多分7時頃に居ます。また会いましょう。それでは・・・・

>
>                                   幕。

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12166うふふふふふ、乗せました東琥珀 E-mail 2002/12/17 22:49:47
記事番号12042へのコメント


>
>闇:期末も終わり、すべては、真冬の雪より寒い・・・・
>  悪かったです。ホントに得点やばいです。それでは感想いきます。
>
ありがとうですです。
レス返し行きますます。
>>私は、この世の全ての存在に対して主張する。
>>
>>
>>『絶対悪』
>>
>>
>>『絶対正義』
>>
>>
>>そんなものは、それこそ『絶対』に何処にも存在しない…と、言う事を。
>
>闇:そうですね。この世には絶対ということはありえませんからね
>
うみゅうみゅ。
>>もし、自分の中に『悪』を認める事が出来たら…………………
>>
>>
>>その時こそ、貴方は今までにも増して一際輝く事であろう。
>
>レン:・・・・そうかも知れぬ。それならばキングが今輝いている理由がわかる
きらきらと…(違う)
>
>>覚えておくがいい。
>>
>>
>>『正義』と『悪』は、決して両極ではないと言う事。
>>
>>
>>『生』と『死』が決して両極ではないのと同様に……………………………………
>>
>
>アセルト:私達は心が死んだ時がある意味の消滅ですからね
>
心だけでも死にます。うみゅ。
>>
>>
>>「………………………………………………………畜生……………………」
>>ぽそり……………と、呟く彼女。
>>神術失敗の代償に、白銀に染まった髪を掻き上げ、おぼつかない足取りで、よろよろと進んでいた。
>
>アセルト:魔力の使いすぎですか。自業自得ですね
>闇:そこまで言うか?普通?
>
まぁ、神ですから、『魔力』ではなく『法力』と言った方が正しいかもしれませぬ。または『神力』?
>>ここに魔族達がいても、彼女があの死神だとわかったかどうか怪しい。
>>その表情は、今までに見せた事がない―――――…………
>>どんな時にも笑顔を崩さなかった彼女が、初めて見せた………憎悪の表情。
>>………くす…………
>>そんな彼女を見て。
>>微笑みを浮かべる者がいた。
>>笑い声を聞き、その場に止まる彼女。
>>彼女の後ろには、一人の女性が立っていた。
>>肩口でそろえた水色の髪。
>>紫色の輝く瞳。
>>真紅のマントに白い手袋。
>>すらりとした長い手足。
>>形のいい桜色の唇には、微笑みが浮かんでいた。
>>かつての……………………………………………
>>海王将軍、オルエン。
>>ライアナに『狩』られ、不死者と化した彼女。
>>土と水で創り上げられた肉体にその魂を宿し、『蘇った』。
>
>闇:いやな蘇り方ですね。・・・・死者への冒涜だ・・・・
>
『死』への冒涜ですね。
>>「…………なんだ…………
>> お前も、そんな表情出来るんじゃないか」
>>ぱちぱち、と手を叩きながら、彼女は言った。
>>『偽りの唇』で、言の葉を紡ぐ『オルエン』に、きっ、と鋭い視線を向けるライアナ。
>>眼光は、未だ死んではいない。
>
>闇:強気だな〜
>
強気というか、開き直っているというか。
>>「………滅多な事は言わない方が、貴女の為だと思うんですけど?」
>>嘲った様な笑みを浮かべる死神。
>>「今すぐ『支配』して、貴女を海王の元へ斬り込ませてもいいんですよ?」
>>…………………………………………………………ふん…………
>>鼻で笑う『オルエン』。
>>不快そうな表情を浮かべるライアナ。
>>「………もう一度言いますけど…………
>> 滅多な態度は取らない方が貴女の為です。聞こえましたか?」
>>「………………………………」
>>唇の端に嘲笑を乗せる『オルエン』。
>>心底――――――――――――――――――
>>ライアナを、憐れむような表情。
>
>闇:心を無くしたとさえ分かってませんからねこの死神は・・・・
>
解ってませんね。
>>「……………………なんだ?
>> ……………………媚びて欲しかったのか?」
>>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!
>>次の瞬間。
>>ライアナは、消耗しているとは思えない程の力で彼女を地に押し倒し―――
>>力の限り、『オルエン』の首を締め上げていた。
>
>レン:・・・・あまり暗殺とはいえないな・・・・
>闇:お前が言うかお前が!?
>
暗殺……………………
というか、感情に流されてますから。
>>「………くは……ッ」
>>苦痛の声を漏らす『オルエン』。
>>「……たかが……ッ……
>> たかが、『創造物』のクセに…………ッ」
>>「…………………ッ!!」
>>「粘土の躰に、腐りきった魂………ッ
>> 救いの価値もない存在が…………ッ!!」
>>………………………………………………………………
>>『オルエン』は。
>>澄みきった瞳で、ライアナの瞳をじっと見詰めていた。
>>そして…………息も絶え絶えに、言葉を絞り出す。
>>「そう………やって………他の存在に、当たる事で……………
>> 自己を………満足………させて、来たのだろう……………ふふ…………
>> 己の………愚かさに………も………気付かぬ………哀しい…………存在よ………」
>>「黙れッ!」
>>「………黙らない………」
>>『オルエン』の、土製ののど笛が苦しげな音を上げる。
>>「………どうせ………一度は、死んだ、身だから…………」
>>言って……………
>>『オルエン』は顔を歪めた。
>>…………………………………………………………………………………………………………
>>笑みの形に。
>
>闇:こんな状況で笑えるとは・・・・かなり余裕ですね。それか諦めてるのか・・・・
>
『もぉどぉでもええわい』だとおもう(ヲイ)
>>ライアナの手が、驚きで少し緩まる。
>>いや………………………
>>『緩めた』のかも知れない。
>>「……………………きっと……………………
>> 海王様も………呆れて………いらっしゃるし…………
>> あのまま………混沌に………沈んでいれば………少しは憐れんでくださったかもしれないのに………」
>
>レン:それは違うと思うぞ。少なくとも悲しんでたようだったからな
>アセルト:・・・・レンさん。後でちょっとばかり女性に対する慰め方教えましょうか?
>闇:やめいおまえ等
>
ジェリィ:……………………………………
>>「……………………………」
>>「………神族に………偽りの肉体を与えられ………のうのうと生きているなど…………
>> 単なる………海王、様の、お荷物に……成り下がってしまった………
>> ……………………………………………だから…………………………………………………
>> ………いっそ、あの方の負担に……ならないよう、に………………………
>> …………………………………………………………………………………………………………………
>> ……………………―――死にたい――――………………………………………………………………」
>>生への執着を。
>>最期まで捨てなかった、オルエンが。
>>『死』を望んだ。
>
>闇:オルエンさん・・・・
>
ジェリィ:(そっと涙を拭く)
>>「…………………………………な…………………………ッ」
>>呆然とした様に………………
>>呟く、ライアナ。
>>思わず、『オルエン』を掴んでいた手を離す。
>>どさっ、と草の上に落ちる『オルエン』。
>>咳き込みながら、喉をさする。
>>「……………………………………………
>> なんでですか!?」
>>がしっ、と、『オルエン』の肩を掴むライアナ。
>>「なんで…………
>> …………生きたい、んじゃ無かったんですか!?
>> 貴女、そう言ってたじゃ無いですか!!」 
>>自分で殺そうとしたのに、こういう事を問うとは。
>>矛盾があるのは解っている。
>>だが、聞かずにはいられなかった。
>
>闇:確かに・・・・
>
うむ………(何やら考えてる)
>>「……………………………………」
>>『オルエン』は。
>>笑った。
>>哀しそうに…………………
>>微笑みを、口の端に浮かべた。
>>「………………海王様のお側にいる事の出来ない世界で生きる事など…………
>> ………………そんなもの、意味などあるものか…………………………………………………」
>
>闇:つまり、海王が居たから生きる価値があったんですね
>
そぉです。
>>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>>………………………………………………………………………………………………………………………………………
>>『魔族の変わり種』。
>>『生を望む魔』。
>>『平和主義者魔族』。
>>海王は、オルエンの事をこう評した。
>>そして、それを、同僚との話のネタに……………
>>笑い話のネタにした。
>
>闇:おいおいおい
>
そぉいうキャラです。海王。
>>……………しかし……………
>>彼女が…………………………………
>>それが、紛れもない自分の為だと気付いていたかどうかは定かではない。
>>「私は………………
>> 生きたかったんじゃない」
>>土で出来た『オルエン』の頬を。
>>流れるはずのない涙が伝うのが………確かに、見えた気がした。
>>「ただ…………………………
>> 海王様のお側に、いたかっただけ……………………………」
>
>アセルト:・・・・それが望みですか・・・・・・・・
>
望み………だった、んです。
>>アノ方ト一緒ニ存在シタカッタダケ。
>>
>>
>>何ガナンデモ、生ヲ望ンダ訳デハ無イ。
>>
>>
>>海王様ガ私ノ存在ヲ望ンデクレナイノナラバ、私ノ存在ハ無意味。
>>
>>
>>今ノ私ハ、無用ナ存在。
>>
>>
>>求メラレナイ…………………………
>>
>>
>>世ノ中ニ必要トサレナイ存在ハ、消エ去ルガ道理…………………………
>
>闇:心を無くした妖魔と変わりませんよそれじゃあ
>
そうかも(汗)
>>「もう……………
>> 生きてても、仕方がないから…………」
>>海王と共に存在し。
>>海王が、自分の存在を望んでくれる。
>>リノアンが、自分の存在を認めてくれる。
>>それだけで、充分だった。
>>満たされていた。
>>幸せだった―――……
>
>闇:じゃれあいも今となっては楽しき思い出・・・・
>
今となっては。
幸せは、無くしてから気付くもの………
>>「……なのに……
>> 全部全部、狂ってしまった!
>> お前が現れた、その日から…………!」
>>『オルエン』の口元からは。
>>いつの間にか、笑みが消えていた。
>>あるのは………………深い深い哀しみの色。
>>単語の一つ一つが、哀しみと絶望に満ちている。
>>しかし……………………………
>>言葉にこそ、ライアナを責めている様な風だが…………
>>口調は、違った。
>>今、彼女が責めているのは、自分自身。
>>海王の元に帰る事が出来なかった………………
>>任務に『失敗』した自分自身。
>>と、言う事が、ライアナにははっきりと解った。
>>「……………貴女ぐらいですよ」
>>ぽそり、と呟くライアナ。
>>「………………」
>>顔を上げ、ライアナを見るオルエン。
>>「何が?」
>>「ものごとを全て私の所為にしなかったのは」
>>「…………………………………………
>> 『殺した』のはお前だが、『死んだ』のは私だしな」
>
>レン:無茶苦茶な物言いだな。・・・・構わんが
>闇:そう言いながらホークスを出さない
>
怖い(苦笑)
>>はっ、と軽く笑い……………
>>もう一度、ライアナを見つめ直す。
>>裏に、決して消えぬ紫の炎を灯した、オルエンの瞳。
>>ライアナの土人形に入った後も……その輝きは、消えなかった。
>>オルエンの言葉に。
>>ライアナは。
>>再び………………………………………………………
>>軽く、微笑んだ。
>>「本当に………………変わった方」
>>「人の事言えるのか?」
>>「言えません」
>>「それにだな」
>>ふぅ、とため息をつく『オルエン』。
>>「私は、お前の事は嫌いだ。それは覚えとけ」
>>「はいはい」
>>ライアナは、微笑んだ。
>>
>
>闇:魔族と神族の変り種ですね
>
両方とも変わってますからね(汗)
>>
>>
>>
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>なんか…………………………………………………
>>その内、ライアナとオルエンがくっつきそうで、怖い琥珀。(待テ)
>>現にこの間ウチに来た友人、『ライアナとオルエン、怪しい』って言ってたし。
>>まぁ、確かに………………
>>なんか、オルエンはライアナ責めてる様子あんまり無いですね。(汗)
>
>闇:そう言えばそうですね
>
そうです。
>>くっつくとしたら……
>>ヴァイオレンスラヴ?Sエ……げほげほがほっ!(わざとらしい咳)
>
>闇:それを言ったらあのカタカタの報復が(ざしゅ)・・・・
>アセルト:死んだなこりゃあ
>レン:(冷や汗)この鎌は何処から?
>
あああああ。
大丈夫ですかぁぁぁ。
>>って、それはともかく。
>>オルエンにはちゃんと恋人が…………………………
>>出来そうな感じだし。↓
>
>闇:ふふふふふ
>
にゅふふv
>>某月某日チャットにて
>
>闇:ああ、あの時のですね
>
あの時のですv
>>東琥珀×闇竜翔さんの対談。
>>
>>
>>琥珀:……てなわけで。
>>   じゃあ、今から話した事を編集してあとがきに乗っけるのでよろしく。(コラ)
>>闇:おおおお、乗れるんですね。感激です
>>琥珀:そんな、感激する程のものでもないですが(汗)
>>アセルス:へえ、闇竜もよくやるよ
>>レン:・・・・酔狂な
>>闇:・・・・二人の意見です。(なに考え取るんだおのれ等は!)
>
>闇:ははははは、今でも何考えてるかわからない二人
>アセルト:そもそもなんで今回は私達二人なんですか?
>レン:・・・・依頼が遅れる
>闇:まあ、いいとして
>
アセルトさんとレンさん、好きだ………
何故かはわからんが無性に好きだ(笑)
>>琥珀:あはは、お二人とも元気いいですねv
>>アセルト:どうも。これからよろしくお願いします
>>レン:・・・・・・
>>闇:なんかいえよレン・・・・
>>レン:酔狂な・・・・
>>琥珀:こちらこそ宜しくお願いしますv
>>   突然ですが、レンさんとアセルトさんのお二人はジェラルディーンとフィアナのお見合い相手として立候補下さったそうですが?
>>アセルト:ええ、そうですよ
>>レン:・・・・
>>闇:照れてないで何か言えレン
>>レン:・・・・
>>ジェリィ:……初めまして。
>>フィアナ:同じく…初めまして、二人とも。
>>     …えっと…アセルトさん、レンさん、でイイかな?
>>琥珀:をや、なんか二人とも静かだねぇ。緊張してんのかなー?んー?
>>ジェリィ:う、うるさいっ!(真っ赤)
>>フィアナ:で……さん付け、で構わないか?
>>アセルト:ええ、いいですよ。ジェリィさんとフィアナさんvvv
>>レン:(かなり照れている)ま、まあよろしく
>>ジェリィ・フィアナ:…………………………………
>>アセルト:おや、緊張してもらっているのか。公平だね(にっこり)
>>ファントム:常時の任務に支障をきたさんように!
>>アセルト:はい・・・・ちなみに、このファントム様が僕の上司です
>>ジェリィ:……………………………………………
>>     ………では………単刀直入に聞くが。
>>琥珀:?
>>ジェリィ:四人で合同生活をする訳でもあるまい。
>>     私の相手、フィアナの相手、とそれぞれ別なのだろう?
>>     何故一堂に四人全員集められる?   
>>琥珀:誰と誰がくっつくかまだ決まっていないから。
>>アセルト:そう言えばまだだったね
>>闇:・・・・
>>レン:決めてないとかほざいたら・・・・暗殺するぞ
>>フィアナ:ああ………なんとアバウトなイベントだ………
>
>闇:あれから後、レンに殺されかけました・・・・って言うか目が据わってた・・・・
>
だいじょうぶですか、ほんとに(汗)
>>冥:…………………………………………………で?
>>琥:これ以上は長すぎるので。
>>  このお見合いの結末は第五十二話あとがきに繰り越しですv
>>冥:……………………………うーん……
>>琥:個人的にはアセルトさん×フィアナ、レンさん×ジェリィかな、と。
>>冥:なんで?
>>琥:貰った故人(個人だろ)データには、アセルトさんは料理上手と書いております。
>
>闇:そうです。アセルトは唯一ファクトの軍内で料理が出来る男です
>
うーん。
そういう男の人って憧れるなぁ(笑)
>>冥:…………あー。
>>  なんとなく解った。
>>琥:ジェリィはもはや『家事の達人』ですから。海王城で花嫁修業してたんじゃないか、って程。
>>  わざわざ家事上手を二人くっつける事も無いかと。
>
>闇:家事できない組みの二人を組み合わせたら・・・・悲惨な事になりますね
>
二日で死にます。
>>冥:なるほど。
>>琥:で……翔さん、五十二話も宜しく。
>>  そう言う事で。
>
>闇:ほ〜い、って言うか昨日(もうそんな時刻か・・・・)チャットであえなくてすみません。って言うか眠かったから寝てました。
>  今日だったら(そんな時刻か)多分7時頃に居ます。また会いましょう。それでは・・・・
>
>>
>>                                   幕。
>
ありがとうです。
ではっ。

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12167第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)東琥珀 E-mail 2002/12/17 22:52:19
記事番号11987へのコメント

経費削減において………………
一番に注目されたのは、獣王ゼラス=メタリオムだった。
彼女の使い魔…ロック鳥の、『メタルちゃん』。(因みに雌)
大きいので、人を乗せる事も出来るし、戦闘能力も動物にしては高い。
…………………………………………………しかし。
ロック鳥というものは、何分躰が大きい。
エサ代だけでもバカにならない、と言う事である。
と言う訳で……
皆に説得され、獣王は渋々メタルちゃんを一時的に手放す事にした。
「……うう…済まぬ、メタルちゃん」
「ぴぎぃ」
涙ながらの獣王に、嘴を擦りつけるメタルちゃん。
心なしか寂しそうである。
「冥王が肝心な所でアホやらかした所為で、責任を持って飼う事が出来ぬ……」
「悪かったね」
少々責任を感じるらしく、弱気な冥王。
余談だが…………
相方談。
『最後の最後でコケるのがフィブリゾ』
………………………………………………………………………
妙に納得してしまった自分が哀しかったり。
………そらそうと………
「元気でな」
「ぴぎゅい」
二体が別れの言葉(?)を交わしている間に。
よじよじ、と、メタルちゃんの背に登るゼロス。
別に遊んでいる訳ではない。
よいしょ、とメタルちゃんの背に跨り……
かちゃん☆かろけんっ!
軽い音と共に、怪鳥の首にはめられた、銀色の首輪が外れる。
ふぅ、とタメ息を付き……
降りようとするゼロス。
と、その時。

ばっさばっさばっさ………………

『あ゛。』
魔族一同の声がハモる。
メタルちゃんが、ゼロスを乗せたまま飛び立ってしまったのだ。
「わぁぁぁぁうっ!?ちょっとぉぉ!?
 メタルちゃんちょっと待って下さいぃぃぃっっ!!!」
ゼロスの叫びを気にも留めず、大空に羽ばたく怪鳥。
「ああっ!ゼロスっ!」
マトモに取り乱すゼラス。
「獣王様ぁぁぁぁ……」
どんどん遠ざかっていくゼロスの声。
「ああっ!ゼロス!ゼロスぅっ!!」
やがて…………
完全に見えなくなる、ゼロスの姿。
「……………………………………………」
コメントのしようがなく立ち尽くす冥王、覇王、海王。
魔竜王はと言うと…………
いそいそと、メタルちゃんの抜け羽根を集め………
火を点け…………
おいもさん(買いだめ分の数少ない食料)を突っ込んだ。
………………………………………………………………
……………何やってんだか。
現実逃避してるのか、食欲が最優先なのか。
どちらにしろ迷惑な事に変わりはないが。
がくっ。
へたり込む獣王。
「なんて事だ………ゼロス………」
ふるふると震えつつ……………
きっ、と空を見上げ、
「出かける時は行き先と帰る時刻を言ってから行け、と
 あれほど言い聞かせてあったのにっ!!」
「いやそれなんか違う」
脊椎反射で突っ込む冥王。
「………おや?」
「ん?どしたのグラウシェラー」
覇王の呟きを、フィブリゾが聞き留める。
「いや…………
 ゼラス、お前のロック鳥、戻ってきたぞ」
『え?』
覇王の指さした方を見る一同。
確かに……………………
一羽の巨大な鳥がこちらに飛んでくる。
まさかそう沢山ロック鳥がいる訳もないから、メタルちゃんなのであろうが………
「何か持ってるぞ」
「なんだろね?」
メタルちゃんのかぎ爪には、何か白い切れっ端が引っかかっている。
よく見ると………………………
その切れっ端には……………………
手も足もあり…………………
ぴぃぴぃと、何やら騒いでいる。
「うあああああんっ!何ですかぁ急にぃぃ!!
 ってああっ、皆さぁんっ!へるぷ・みぃぃぃ!!」
…………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
「私、そろそろ夕御飯のメニューでも考えますわ」
「ダルフ、僕手伝うよ…うーん、低価格でおいしーのがいいな」
「よっしゃ、焼き芋できたっ♪」
「ガーヴ、私にも分けてくれ」
「作りかけのマフラー完成させないと…シェーラ、手伝え」
「あああああああ!!!なにゆえ無視ぃぃぃっ!!??」
『てめぇの胸に聞いてみろ。』
上空から降ってくる彼女の声に、見事なまでの調和で返す五人。
「ううっ……酷い……私が何をしたと言うのですかぁ………」
「色々と」
ロック鳥の背から、かぎ爪に引っかかっているライアナに言うゼロス。
「色々と…なんて酷い………」
へしょり、とライアナのリボンがしおれる。

作者の気力が尽きたので次回へ続く(ヲイ)







言い訳あんど言い逃れ。




前回続き。

東琥珀×闇竜翔さんの対談……




琥珀:では、前回の続きです。
ジェリィ:…まだやるのか?
アセルト:やるんじゃないですか?
フィアナ:そりゃ…あんな尻切れトンボな終わり方でも困るがな。
レン:・・・・確かに
アセルト:あれから後闇竜を殺しかけましたねあなた
レン:気にするな
琥珀:うーん、頑張れ翔さん(笑)
闇:・・・・あれは完全な八つ当たりだろう
レン:(かちゃっ)
闇:ホークス構えるのよせ
フィアナ:で………やはり、お前が言っていたとおり………
     私とアセルトさん、ジェラルディーンとレンさん?
琥珀:多分………
ジェリィ:多分って………
琥珀:いや…カップリングのバランス的にはそれがいいかな、なんて。
フィアナ:それだけの理由か…………
闇:そうですね。それじゃないと、大変な事になりますからね
アセルト:確かに・・・・
レン:・・・・
闇:そう言えば、そろそろレンが物語で出ますよ
レン:もう一つの異名もその時出るのか?
闇:ええ、王の騎士ですね。つまり、『ジャック』
ジェリィ:おおっ!それは『ようちぇっく』と言うヤツだなっ!
フィアナ:『ようちぇっく』の意味解ってるのか……?
ジェリィ:わからん。しかし、こう言う時に使う言葉だろうとは思った。
琥珀:……………えーと……二人とも結構な世間知らずです。
アセルト:確かにようちぇっくですね
レン:・・・・見るな、照れる
闇:・・・・絶対派手な出演にしてやる
琥珀:ところで…やはり、カップリングを組むのなら、それにまつわる物語が欲しい所ですよね……
フィアナ:………何か企んでるんじゃ無いだろうな………
琥珀:だって、設定だけのカップリングなんてつまらないじゃない。
ジェリィ:まぁ…そらそうだが…
闇:確かに確かに(にこにこ)
アセルト:かなり怖いぞ
レン;・・・・気にするな。気にしたら終わりだ
闇:どう言う設定にしますか?
レン:・・・・主役は嫌だな
琥珀:で。ここからが問題なんですが。
   カップリングは…もぉ『レン×ジェラルディーン(オルエン)』『アセルト×フィアナ』でイイかと思うんですが。
フィアナ:………いいのか?
琥珀:翔さんから文句こんかったもん。
闇:オッケイです!
琥珀:よっしゃ!
ジェリィ:よっしゃ!………って………
琥珀:(無視)当然、私は『神魔戦争』にレンさんとアセルトさんの乱入を予期していなかった訳で………
   多分出演させたら問答無用で話のバランスは崩れまくります。
闇:それは確実ですね。普通の人間(それも現代の)と、とてつもない力を持った妖魔・・・・こりゃあ崩れますね
アセルト:ファントム様には負けますけどね
闇:お前も高位妖魔だろうが
フィアナ:出逢った場所、惹かれた訳などの設定をいきなり入れるのも大変だし。
琥珀:で………私が提案したいのは…………
   もういっそ、それ専用のツリーを立ててみないか、と。
闇:賛成です!
アセルト:異議なし!
レン:・・・・酔狂な
闇:・・・・レンは無視してやってください
琥珀:それ専用のツリーを立てて、私と翔さんが書き込んでいって。
   落ちたらまた立てて、って感じかな。
フィアナ:チャットで物語作るのにも限界があるし………
闇:確かに、ちゃっとでつくるのではちょっと無理ですね
琥珀:十四と十五の若年作家ですからね(汗)
   余り長い間チャットに籠もると親が怖い(汗)
闇:そうですね。ぞくに言うリレー小説とやらに近い形ですね
レン;書けるのか?東琥珀様レベルの作品が?
闇:・・・・ちょっと(かなり)不安な所がありますね
ジェリィ:私達…キャラの著作権はどぉなるんだろぉ。
琥珀:私は、翔さんに預ける気でいるんだけど。フィアナもジェリィも。
アセルト:しっかし著作権の問題って言うのはでかいね
闇:うみゅみゅみゅみゅ。確かに・・・・
琥珀:宣言します。
   翔さんが書くフィアナとオルエンが、どれだけ壊れていようとも、
   私は一切口出ししません。
闇:では、アセルトとレンがどんなになっても、僕は口出ししません(誓い)
  ここに、妖魔のプライドと血をもって・・・・(違う!)
  フィアナとオルエンは時々ミスするかもしれません。その時は言ってくださって結構です
アセルト:ちなみに、さっきの妖魔のプライドと血をもってと言うのは、妖魔族の最上級の誓いの時の言葉です
琥珀:では、契約成立ですね。
   ジェリィとフィアナを、宜しくお願いします。
闇:こちらこそ。よろしくお願いします
  個性的なキャラですが、レンとアセルトお願いします
琥珀:はいっ!
闇:アセルトとレンの細かなデータを後でメールにてお送りします
レン;なぜここでいわないのだ?
闇:ネタばれになりまくるからです
アセルト:ふ〜ん
闇:今からデータを打ち込み始めるので、大体三十分を目安に遅れると思います(データ)
琥珀:ジェリィとフィアナのデータは、『あれ』で全部です(汗)
   じゃ、これ以降はオフレコと言う事で(笑)
闇:では、よろしくお願いします
琥珀:はい。
ジェリィ:レン殿、よろしく頼む……
フィアナ:アセルトさん、これから宜しく……




                            取り敢えず幕。

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12170Re:第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)闇竜翔 E-mail 2002/12/18 08:30:33
記事番号12167へのコメント


>経費削減において………………
>一番に注目されたのは、獣王ゼラス=メタリオムだった。

闇:おや?

>彼女の使い魔…ロック鳥の、『メタルちゃん』。(因みに雌)
>大きいので、人を乗せる事も出来るし、戦闘能力も動物にしては高い。
>…………………………………………………しかし。
>ロック鳥というものは、何分躰が大きい。
>エサ代だけでもバカにならない、と言う事である。

闇:なるほど・・・・エサ代ですか

>と言う訳で……
>皆に説得され、獣王は渋々メタルちゃんを一時的に手放す事にした。
>「……うう…済まぬ、メタルちゃん」
>「ぴぎぃ」
>涙ながらの獣王に、嘴を擦りつけるメタルちゃん。
>心なしか寂しそうである。

闇:動物にも心がわかるのかな?

>「冥王が肝心な所でアホやらかした所為で、責任を持って飼う事が出来ぬ……」
>「悪かったね」
>少々責任を感じるらしく、弱気な冥王。
>余談だが…………
>相方談。
>『最後の最後でコケるのがフィブリゾ』

闇:う〜ん、確かに。八巻でも最後の最後にこけましたからね〜

>………………………………………………………………………
>妙に納得してしまった自分が哀しかったり。
>………そらそうと………
>「元気でな」
>「ぴぎゅい」
>二体が別れの言葉(?)を交わしている間に。
>よじよじ、と、メタルちゃんの背に登るゼロス。
>別に遊んでいる訳ではない。
>よいしょ、とメタルちゃんの背に跨り……
>かちゃん☆かろけんっ!
>軽い音と共に、怪鳥の首にはめられた、銀色の首輪が外れる。

闇:お疲れです

>ふぅ、とタメ息を付き……
>降りようとするゼロス。
>と、その時。
>
>ばっさばっさばっさ………………
>
>『あ゛。』
>魔族一同の声がハモる。
>メタルちゃんが、ゼロスを乗せたまま飛び立ってしまったのだ。

闇:あ〜あ、さよならメタルちゃん。さよならゼロス(違う!)

>「わぁぁぁぁうっ!?ちょっとぉぉ!?
> メタルちゃんちょっと待って下さいぃぃぃっっ!!!」
>ゼロスの叫びを気にも留めず、大空に羽ばたく怪鳥。
>「ああっ!ゼロスっ!」
>マトモに取り乱すゼラス。
>「獣王様ぁぁぁぁ……」
>どんどん遠ざかっていくゼロスの声。
>「ああっ!ゼロス!ゼロスぅっ!!」
>やがて…………
>完全に見えなくなる、ゼロスの姿。
>「……………………………………………」
>コメントのしようがなく立ち尽くす冥王、覇王、海王。

闇:ぼーぜんですか?

>魔竜王はと言うと…………
>いそいそと、メタルちゃんの抜け羽根を集め………
>火を点け…………
>おいもさん(買いだめ分の数少ない食料)を突っ込んだ。

闇:食欲魔人だな
レン:二、三日食わんでもどうにかなろうに・・・・

>………………………………………………………………
>……………何やってんだか。
>現実逃避してるのか、食欲が最優先なのか。
>どちらにしろ迷惑な事に変わりはないが。
>がくっ。
>へたり込む獣王。
>「なんて事だ………ゼロス………」
>ふるふると震えつつ……………
>きっ、と空を見上げ、
>「出かける時は行き先と帰る時刻を言ってから行け、と
> あれほど言い聞かせてあったのにっ!!」

闇:ちょっと違うような気が・・・・

>「いやそれなんか違う」
>脊椎反射で突っ込む冥王。
>「………おや?」
>「ん?どしたのグラウシェラー」
>覇王の呟きを、フィブリゾが聞き留める。
>「いや…………
> ゼラス、お前のロック鳥、戻ってきたぞ」
>『え?』

闇:へっ?

>覇王の指さした方を見る一同。
>確かに……………………
>一羽の巨大な鳥がこちらに飛んでくる。
>まさかそう沢山ロック鳥がいる訳もないから、メタルちゃんなのであろうが………

闇:いたらいたで困りますね〜

>「何か持ってるぞ」
>「なんだろね?」
>メタルちゃんのかぎ爪には、何か白い切れっ端が引っかかっている。
>よく見ると………………………
>その切れっ端には……………………
>手も足もあり…………………
>ぴぃぴぃと、何やら騒いでいる。

闇:はい?

>「うあああああんっ!何ですかぁ急にぃぃ!!
> ってああっ、皆さぁんっ!へるぷ・みぃぃぃ!!」

闇:・・・・
アセルト:・・・・
レン;・・・・ガチャ(ホークスを構え安全装置を解除)
アセルト:・・・・(無言でホークスに魔力を上乗せ)

>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>「私、そろそろ夕御飯のメニューでも考えますわ」
>「ダルフ、僕手伝うよ…うーん、低価格でおいしーのがいいな」
>「よっしゃ、焼き芋できたっ♪」
>「ガーヴ、私にも分けてくれ」
>「作りかけのマフラー完成させないと…シェーラ、手伝え」

闇:三者三様に無視ですね

>「あああああああ!!!なにゆえ無視ぃぃぃっ!!??」
>『てめぇの胸に聞いてみろ。』
>上空から降ってくる彼女の声に、見事なまでの調和で返す五人。

闇:おおおおお、さすが同じ兄弟姉妹(違うだろうが)

>「ううっ……酷い……私が何をしたと言うのですかぁ………」
>「色々と」
>ロック鳥の背から、かぎ爪に引っかかっているライアナに言うゼロス。

闇:ゼロスに言われたらおしまいですね

>「色々と…なんて酷い………」
>へしょり、とライアナのリボンがしおれる。

闇:まあ、自業自得ですね

>作者の気力が尽きたので次回へ続く(ヲイ)
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>
>前回続き。
>
>東琥珀×闇竜翔さんの対談……

闇:あれですね

>琥珀:では、前回の続きです。
>ジェリィ:…まだやるのか?
>アセルト:やるんじゃないですか?
>フィアナ:そりゃ…あんな尻切れトンボな終わり方でも困るがな。
>レン:・・・・確かに
>アセルト:あれから後闇竜を殺しかけましたねあなた
>レン:気にするな
>琥珀:うーん、頑張れ翔さん(笑)
>闇:・・・・あれは完全な八つ当たりだろう
>レン:(かちゃっ)
>闇:ホークス構えるのよせ
>フィアナ:で………やはり、お前が言っていたとおり………
>     私とアセルトさん、ジェラルディーンとレンさん?
>琥珀:多分………
>ジェリィ:多分って………
>琥珀:いや…カップリングのバランス的にはそれがいいかな、なんて。
>フィアナ:それだけの理由か…………
>闇:そうですね。それじゃないと、大変な事になりますからね
>アセルト:確かに・・・・
>レン:・・・・
> 闇:そう言えば、そろそろレンが物語で出ますよ
>レン:もう一つの異名もその時出るのか?
>闇:ええ、王の騎士ですね。つまり、『ジャック』
>ジェリィ:おおっ!それは『ようちぇっく』と言うヤツだなっ!
>フィアナ:『ようちぇっく』の意味解ってるのか……?
>ジェリィ:わからん。しかし、こう言う時に使う言葉だろうとは思った。
>琥珀:……………えーと……二人とも結構な世間知らずです。
>アセルト:確かにようちぇっくですね
>レン:・・・・見るな、照れる
>闇:・・・・絶対派手な出演にしてやる

闇:アセルトは、変なところでいろいろ詳しいです

>琥珀:ところで…やはり、カップリングを組むのなら、それにまつわる物語が欲しい所ですよね……
>フィアナ:………何か企んでるんじゃ無いだろうな………
>琥珀:だって、設定だけのカップリングなんてつまらないじゃない。
>ジェリィ:まぁ…そらそうだが…
>闇:確かに確かに(にこにこ)
>アセルト:かなり怖いぞ
>レン;・・・・気にするな。気にしたら終わりだ
>闇:どう言う設定にしますか?
>レン:・・・・主役は嫌だな
>琥珀:で。ここからが問題なんですが。
>   カップリングは…もぉ『レン×ジェラルディーン(オルエン)』『アセルト×フィアナ』でイイかと思うんですが。
>フィアナ:………いいのか?
>琥珀:翔さんから文句こんかったもん。
>闇:オッケイです!
>琥珀:よっしゃ!
>ジェリィ:よっしゃ!………って………
>琥珀:(無視)当然、私は『神魔戦争』にレンさんとアセルトさんの乱入を予期していなかった訳で………
>   多分出演させたら問答無用で話のバランスは崩れまくります。
>闇:それは確実ですね。普通の人間(それも現代の)と、とてつもない力を持った妖魔・・・・こりゃあ崩れますね
>アセルト:ファントム様には負けますけどね
>闇:お前も高位妖魔だろうが
>フィアナ:出逢った場所、惹かれた訳などの設定をいきなり入れるのも大変だし。
>琥珀:で………私が提案したいのは…………
>   もういっそ、それ専用のツリーを立ててみないか、と。
>闇:賛成です!
>アセルト:異議なし!
>レン:・・・・酔狂な
>闇:・・・・レンは無視してやってください

闇:ちゃんと対談が終わった後で半殺しの目にあわせておきました

>琥珀:それ専用のツリーを立てて、私と翔さんが書き込んでいって。
>   落ちたらまた立てて、って感じかな。
>フィアナ:チャットで物語作るのにも限界があるし………
>闇:確かに、ちゃっとでつくるのではちょっと無理ですね
>琥珀:十四と十五の若年作家ですからね(汗)
>   余り長い間チャットに籠もると親が怖い(汗)

闇:って言うか、そんなにチャットにこれないかもしれない・・・・

>闇:そうですね。ぞくに言うリレー小説とやらに近い形ですね
>レン;書けるのか?東琥珀様レベルの作品が?
>闇:・・・・ちょっと(かなり)不安な所がありますね
>ジェリィ:私達…キャラの著作権はどぉなるんだろぉ。
>琥珀:私は、翔さんに預ける気でいるんだけど。フィアナもジェリィも。
>アセルト:しっかし著作権の問題って言うのはでかいね
>闇:うみゅみゅみゅみゅ。確かに・・・・
>琥珀:宣言します。
>   翔さんが書くフィアナとオルエンが、どれだけ壊れていようとも、
>   私は一切口出ししません。
>闇:では、アセルトとレンがどんなになっても、僕は口出ししません(誓い)
>  ここに、妖魔のプライドと血をもって・・・・(違う!)
>  フィアナとオルエンは時々ミスするかもしれません。その時は言ってくださって結構です
>アセルト:ちなみに、さっきの妖魔のプライドと血をもってと言うのは、妖魔族の最上級の誓いの時の言葉です

闇:正確には、『妖魔のプライドと紫の血。そして、我が従う○○○の君により』です

>琥珀:では、契約成立ですね。
>   ジェリィとフィアナを、宜しくお願いします。
>闇:こちらこそ。よろしくお願いします
>  個性的なキャラですが、レンとアセルトお願いします
>琥珀:はいっ!
>闇:アセルトとレンの細かなデータを後でメールにてお送りします
>レン;なぜここでいわないのだ?
>闇:ネタばれになりまくるからです
>アセルト:ふ〜ん
>闇:今からデータを打ち込み始めるので、大体三十分を目安に遅れると思います(データ)
>琥珀:ジェリィとフィアナのデータは、『あれ』で全部です(汗)
>   じゃ、これ以降はオフレコと言う事で(笑)
>闇:では、よろしくお願いします
>琥珀:はい。
>ジェリィ:レン殿、よろしく頼む……
>フィアナ:アセルトさん、これから宜しく……
>
>                            取り敢えず幕。

闇:データ届いたでしょうか?レンとアセルトのデータはあれで終わりです。
アセルト:もしあれで分からないようでしたら、この闇竜に言ってくださって結構です
レン:『キング』『ジョーカー』のことも必要だったら言ってくれと言っている
闇:それでは、今回はこの辺で、よろしくお願いします
レン&アセルト&闇:さようなら〜

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12212ふぅv(嬉しそう)東琥珀 E-mail 2002/12/19 23:21:16
記事番号12170へのコメント


>
>>経費削減において………………
>>一番に注目されたのは、獣王ゼラス=メタリオムだった。
>
>闇:おや?
>
意外な彼女。
>>彼女の使い魔…ロック鳥の、『メタルちゃん』。(因みに雌)
>>大きいので、人を乗せる事も出来るし、戦闘能力も動物にしては高い。
>>…………………………………………………しかし。
>>ロック鳥というものは、何分躰が大きい。
>>エサ代だけでもバカにならない、と言う事である。
>
>闇:なるほど・・・・エサ代ですか
>
どれくらい食べるんでしょうね?ロック鳥って。
ロック鳥の詳しいデータなんて無いのでわからない(汗)
>>心なしか寂しそうである。
>
>闇:動物にも心がわかるのかな?
>
使い魔ですから。
>>「冥王が肝心な所でアホやらかした所為で、責任を持って飼う事が出来ぬ……」
>>「悪かったね」
>>少々責任を感じるらしく、弱気な冥王。
>>余談だが…………
>>相方談。
>>『最後の最後でコケるのがフィブリゾ』
>
>闇:う〜ん、確かに。八巻でも最後の最後にこけましたからね〜
>
ある意味かなりの不幸キャラ。
>>かちゃん☆かろけんっ!
>>軽い音と共に、怪鳥の首にはめられた、銀色の首輪が外れる。
>
>闇:お疲れです
>
苦労人ゼロス。
>>魔族一同の声がハモる。
>>メタルちゃんが、ゼロスを乗せたまま飛び立ってしまったのだ。
>
>闇:あ〜あ、さよならメタルちゃん。さよならゼロス(違う!)
>
ゼロスが去っちゃいけません(汗)
>>コメントのしようがなく立ち尽くす冥王、覇王、海王。
>
>闇:ぼーぜんですか?
>
あぜんぼーぜん打つ手ナシ。
>>魔竜王はと言うと…………
>>いそいそと、メタルちゃんの抜け羽根を集め………
>>火を点け…………
>>おいもさん(買いだめ分の数少ない食料)を突っ込んだ。
>
>闇:食欲魔人だな
>レン:二、三日食わんでもどうにかなろうに・・・・
>
魔竜王ですから。(なんのこっちゃ)
>>「出かける時は行き先と帰る時刻を言ってから行け、と
>> あれほど言い聞かせてあったのにっ!!」
>
>闇:ちょっと違うような気が・・・・
>
いや、大分違う様な気が。

>>「いや…………
>> ゼラス、お前のロック鳥、戻ってきたぞ」
>>『え?』
>
>闇:へっ?
>
戻ってきました。
>>覇王の指さした方を見る一同。
>>確かに……………………
>>一羽の巨大な鳥がこちらに飛んでくる。
>>まさかそう沢山ロック鳥がいる訳もないから、メタルちゃんなのであろうが………
>
>闇:いたらいたで困りますね〜
>
その辺りの食料食い尽くされちゃうでしょ。
農業とか放牧とかできませんな。
>>「何か持ってるぞ」
>>「なんだろね?」
>>メタルちゃんのかぎ爪には、何か白い切れっ端が引っかかっている。
>>よく見ると………………………
>>その切れっ端には……………………
>>手も足もあり…………………
>>ぴぃぴぃと、何やら騒いでいる。
>
>闇:はい?
>
ライアナって、なんとなくやかましそう。
>>「うあああああんっ!何ですかぁ急にぃぃ!!
>> ってああっ、皆さぁんっ!へるぷ・みぃぃぃ!!」
>
>闇:・・・・
>アセルト:・・・・
>レン;・・・・ガチャ(ホークスを構え安全装置を解除)
>アセルト:・・・・(無言でホークスに魔力を上乗せ)
>
おおっ。
攻撃準備オッケー、ですか。
>>…………………………………………………………………………
>>…………………………………………………………………………
>>…………………………………………………………………………
>>…………………………………………………………………………
>>…………………………………………………………………………
>>「私、そろそろ夕御飯のメニューでも考えますわ」
>>「ダルフ、僕手伝うよ…うーん、低価格でおいしーのがいいな」
>>「よっしゃ、焼き芋できたっ♪」
>>「ガーヴ、私にも分けてくれ」
>>「作りかけのマフラー完成させないと…シェーラ、手伝え」
>
>闇:三者三様に無視ですね
>
無視したくもなりましょう(苦笑)
>>「あああああああ!!!なにゆえ無視ぃぃぃっ!!??」
>>『てめぇの胸に聞いてみろ。』
>>上空から降ってくる彼女の声に、見事なまでの調和で返す五人。
>
>闇:おおおおお、さすが同じ兄弟姉妹(違うだろうが)
>
そんなもんかもしれません(笑)
>>「ううっ……酷い……私が何をしたと言うのですかぁ………」
>>「色々と」
>>ロック鳥の背から、かぎ爪に引っかかっているライアナに言うゼロス。
>
>闇:ゼロスに言われたらおしまいですね
>
終わりですね。(汗)
>>「色々と…なんて酷い………」
>>へしょり、とライアナのリボンがしおれる。
>
>闇:まあ、自業自得ですね
>
うあ身もフタもない(笑)
>>作者の気力が尽きたので次回へ続く(ヲイ)
>>
>>東琥珀×闇竜翔さんの対談……
>
>闇:あれですね
>

>>レン:・・・・見るな、照れる
>>闇:・・・・絶対派手な出演にしてやる
>
>闇:アセルトは、変なところでいろいろ詳しいです
>
へぇ。
>>琥珀:ところで…やはり、カップリングを組むのなら、それにまつわる物語が欲しい所ですよね……
>>フィアナ:………何か企んでるんじゃ無いだろうな………
>>琥珀:だって、設定だけのカップリングなんてつまらないじゃない。
>>ジェリィ:まぁ…そらそうだが…
>>闇:確かに確かに(にこにこ)
>>アセルト:かなり怖いぞ
>>レン;・・・・気にするな。気にしたら終わりだ
>>闇:どう言う設定にしますか?
>>レン:・・・・主役は嫌だな
>>琥珀:で。ここからが問題なんですが。
>>   カップリングは…もぉ『レン×ジェラルディーン(オルエン)』『アセルト×フィアナ』でイイかと思うんですが。
>>フィアナ:………いいのか?
>>琥珀:翔さんから文句こんかったもん。
>>闇:オッケイです!
>>琥珀:よっしゃ!
>>ジェリィ:よっしゃ!………って………
>>琥珀:(無視)当然、私は『神魔戦争』にレンさんとアセルトさんの乱入を予期していなかった訳で………
>>   多分出演させたら問答無用で話のバランスは崩れまくります。
>>闇:それは確実ですね。普通の人間(それも現代の)と、とてつもない力を持った妖魔・・・・こりゃあ崩れますね
>>アセルト:ファントム様には負けますけどね
>>闇:お前も高位妖魔だろうが
>>フィアナ:出逢った場所、惹かれた訳などの設定をいきなり入れるのも大変だし。
>>琥珀:で………私が提案したいのは…………
>>   もういっそ、それ専用のツリーを立ててみないか、と。
>>闇:賛成です!
>>アセルト:異議なし!
>>レン:・・・・酔狂な
>>闇:・・・・レンは無視してやってください
>
>闇:ちゃんと対談が終わった後で半殺しの目にあわせておきました
>
レンくん、頑張れ(笑)
>>琥珀:それ専用のツリーを立てて、私と翔さんが書き込んでいって。
>>   落ちたらまた立てて、って感じかな。
>>フィアナ:チャットで物語作るのにも限界があるし………
>>闇:確かに、ちゃっとでつくるのではちょっと無理ですね
>>琥珀:十四と十五の若年作家ですからね(汗)
>>   余り長い間チャットに籠もると親が怖い(汗)
>
>闇:って言うか、そんなにチャットにこれないかもしれない・・・・
>
そりゃそーだ。
学生ですから。
>>闇:そうですね。ぞくに言うリレー小説とやらに近い形ですね
>>レン;書けるのか?東琥珀様レベルの作品が?
>>闇:・・・・ちょっと(かなり)不安な所がありますね
>>ジェリィ:私達…キャラの著作権はどぉなるんだろぉ。
>>琥珀:私は、翔さんに預ける気でいるんだけど。フィアナもジェリィも。
>>アセルト:しっかし著作権の問題って言うのはでかいね
>>闇:うみゅみゅみゅみゅ。確かに・・・・
>>琥珀:宣言します。
>>   翔さんが書くフィアナとオルエンが、どれだけ壊れていようとも、
>>   私は一切口出ししません。
>>闇:では、アセルトとレンがどんなになっても、僕は口出ししません(誓い)
>>  ここに、妖魔のプライドと血をもって・・・・(違う!)
>>  フィアナとオルエンは時々ミスするかもしれません。その時は言ってくださって結構です
>>アセルト:ちなみに、さっきの妖魔のプライドと血をもってと言うのは、妖魔族の最上級の誓いの時の言葉です
>
>闇:正確には、『妖魔のプライドと紫の血。そして、我が従う○○○の君により』です
>
ほほう。
よくそんなもの思い付きますね。尊敬します。
>>琥珀:では、契約成立ですね。
>>   ジェリィとフィアナを、宜しくお願いします。
>>闇:こちらこそ。よろしくお願いします
>>  個性的なキャラですが、レンとアセルトお願いします
>>琥珀:はいっ!
>>闇:アセルトとレンの細かなデータを後でメールにてお送りします
>>レン;なぜここでいわないのだ?
>>闇:ネタばれになりまくるからです
>>アセルト:ふ〜ん
>>闇:今からデータを打ち込み始めるので、大体三十分を目安に遅れると思います(データ)
>>琥珀:ジェリィとフィアナのデータは、『あれ』で全部です(汗)
>>   じゃ、これ以降はオフレコと言う事で(笑)
>>闇:では、よろしくお願いします
>>琥珀:はい。
>>ジェリィ:レン殿、よろしく頼む……
>>フィアナ:アセルトさん、これから宜しく……
>>
>>                            取り敢えず幕。
>
>闇:データ届いたでしょうか?レンとアセルトのデータはあれで終わりです。
>アセルト:もしあれで分からないようでしたら、この闇竜に言ってくださって結構です
>レン:『キング』『ジョーカー』のことも必要だったら言ってくれと言っている
>闇:それでは、今回はこの辺で、よろしくお願いします
>レン&アセルト&闇:さようなら〜
>
うう、ほんっっっとぉにいつもいつもすまんです。
これからもよろしくお願いです!
あと、レス返し遅れてごめんなさい!
それでは!

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12175Re:第五十二話:なんかあとがきがメインに(汗)白樹 2002/12/18 15:34:17
記事番号12167へのコメント

こんにちは琥珀さん。白樹です。では、今回のレスいきます。

>経費削減において………………
>一番に注目されたのは、獣王ゼラス=メタリオムだった。
>彼女の使い魔…ロック鳥の、『メタルちゃん』。(因みに雌)
 雌だったんですね・・・ メタルちゃん。
>大きいので、人を乗せる事も出来るし、戦闘能力も動物にしては高い。
>…………………………………………………しかし。
>ロック鳥というものは、何分躰が大きい。
>エサ代だけでもバカにならない、と言う事である。
>と言う訳で……
>皆に説得され、獣王は渋々メタルちゃんを一時的に手放す事にした。
>「……うう…済まぬ、メタルちゃん」
>「ぴぎぃ」
>涙ながらの獣王に、嘴を擦りつけるメタルちゃん。
>心なしか寂しそうである。
 飼い主の恩がわかるんでしょうねぇ。ちゃんと。
>「冥王が肝心な所でアホやらかした所為で、責任を持って飼う事が出来ぬ……」
>「悪かったね」
>少々責任を感じるらしく、弱気な冥王。
>余談だが…………
>相方談。
>『最後の最後でコケるのがフィブリゾ』
>………………………………………………………………………
>妙に納得してしまった自分が哀しかったり。
 コケた。確かに。
>………そらそうと………
>「元気でな」
>「ぴぎゅい」
>二体が別れの言葉(?)を交わしている間に。
>よじよじ、と、メタルちゃんの背に登るゼロス。
>別に遊んでいる訳ではない。
>よいしょ、とメタルちゃんの背に跨り……
>かちゃん☆かろけんっ!
>軽い音と共に、怪鳥の首にはめられた、銀色の首輪が外れる。
>ふぅ、とタメ息を付き……
>降りようとするゼロス。
>と、その時。
>
>ばっさばっさばっさ………………
>
>『あ゛。』
>魔族一同の声がハモる。
>メタルちゃんが、ゼロスを乗せたまま飛び立ってしまったのだ。
 ああっ!ゼロスが飛んでいく!?
>「わぁぁぁぁうっ!?ちょっとぉぉ!?
> メタルちゃんちょっと待って下さいぃぃぃっっ!!!」
>ゼロスの叫びを気にも留めず、大空に羽ばたく怪鳥。
>「ああっ!ゼロスっ!」
>マトモに取り乱すゼラス。
>「獣王様ぁぁぁぁ……」
>どんどん遠ざかっていくゼロスの声。
>「ああっ!ゼロス!ゼロスぅっ!!」
>やがて…………
>完全に見えなくなる、ゼロスの姿。
>「……………………………………………」
>コメントのしようがなく立ち尽くす冥王、覇王、海王。
>魔竜王はと言うと…………
>いそいそと、メタルちゃんの抜け羽根を集め………
>火を点け…………
>おいもさん(買いだめ分の数少ない食料)を突っ込んだ。
 ・・・わびしいぞ・・・っていうかそのイモどっから出した?魔竜王。
>………………………………………………………………
>……………何やってんだか。
>現実逃避してるのか、食欲が最優先なのか。
 食欲が最優先に一票。
>どちらにしろ迷惑な事に変わりはないが。
>がくっ。
>へたり込む獣王。
>「なんて事だ………ゼロス………」
>ふるふると震えつつ……………
>きっ、と空を見上げ、
>「出かける時は行き先と帰る時刻を言ってから行け、と
> あれほど言い聞かせてあったのにっ!!」
 いや、なんかズレてる気が・・・
>「いやそれなんか違う」
>脊椎反射で突っ込む冥王。
>「………おや?」
>「ん?どしたのグラウシェラー」
>覇王の呟きを、フィブリゾが聞き留める。
>「いや…………
> ゼラス、お前のロック鳥、戻ってきたぞ」
>『え?』
>覇王の指さした方を見る一同。
>確かに……………………
>一羽の巨大な鳥がこちらに飛んでくる。
>まさかそう沢山ロック鳥がいる訳もないから、メタルちゃんなのであろうが………
>「何か持ってるぞ」
>「なんだろね?」
>メタルちゃんのかぎ爪には、何か白い切れっ端が引っかかっている。
>よく見ると………………………
>その切れっ端には……………………
>手も足もあり…………………
>ぴぃぴぃと、何やら騒いでいる。
>「うあああああんっ!何ですかぁ急にぃぃ!!
> ってああっ、皆さぁんっ!へるぷ・みぃぃぃ!!」
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………
>「私、そろそろ夕御飯のメニューでも考えますわ」
>「ダルフ、僕手伝うよ…うーん、低価格でおいしーのがいいな」
>「よっしゃ、焼き芋できたっ♪」
>「ガーヴ、私にも分けてくれ」
>「作りかけのマフラー完成させないと…シェーラ、手伝え」
>「あああああああ!!!なにゆえ無視ぃぃぃっ!!??」
>『てめぇの胸に聞いてみろ。』
>上空から降ってくる彼女の声に、見事なまでの調和で返す五人。
 うをっ!いつもは仲悪い冥王と魔竜王までもが!
>「ううっ……酷い……私が何をしたと言うのですかぁ………」
>「色々と」
 確かにやってますね。いろいろと。
>ロック鳥の背から、かぎ爪に引っかかっているライアナに言うゼロス。
>「色々と…なんて酷い………」
>へしょり、とライアナのリボンがしおれる。
>
>作者の気力が尽きたので次回へ続く(ヲイ)
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>
>前回続き。
>
>東琥珀×闇竜翔さんの対談……
>
>
>
>
>琥珀:では、前回の続きです。
>ジェリィ:…まだやるのか?
>アセルト:やるんじゃないですか?
>フィアナ:そりゃ…あんな尻切れトンボな終わり方でも困るがな。
>レン:・・・・確かに
>アセルト:あれから後闇竜を殺しかけましたねあなた
>レン:気にするな
>琥珀:うーん、頑張れ翔さん(笑)
>闇:・・・・あれは完全な八つ当たりだろう
>レン:(かちゃっ)
>闇:ホークス構えるのよせ
>フィアナ:で………やはり、お前が言っていたとおり………
>     私とアセルトさん、ジェラルディーンとレンさん?
>琥珀:多分………
>ジェリィ:多分って………
>琥珀:いや…カップリングのバランス的にはそれがいいかな、なんて。
>フィアナ:それだけの理由か…………
>闇:そうですね。それじゃないと、大変な事になりますからね
>アセルト:確かに・・・・
>レン:・・・・
> 闇:そう言えば、そろそろレンが物語で出ますよ
>レン:もう一つの異名もその時出るのか?
>闇:ええ、王の騎士ですね。つまり、『ジャック』
>ジェリィ:おおっ!それは『ようちぇっく』と言うヤツだなっ!
>フィアナ:『ようちぇっく』の意味解ってるのか……?
>ジェリィ:わからん。しかし、こう言う時に使う言葉だろうとは思った。
>琥珀:……………えーと……二人とも結構な世間知らずです。
>アセルト:確かにようちぇっくですね
>レン:・・・・見るな、照れる
>闇:・・・・絶対派手な出演にしてやる
>琥珀:ところで…やはり、カップリングを組むのなら、それにまつわる物語が欲しい所ですよね……
>フィアナ:………何か企んでるんじゃ無いだろうな………
>琥珀:だって、設定だけのカップリングなんてつまらないじゃない。
>ジェリィ:まぁ…そらそうだが…
>闇:確かに確かに(にこにこ)
>アセルト:かなり怖いぞ
>レン;・・・・気にするな。気にしたら終わりだ
>闇:どう言う設定にしますか?
>レン:・・・・主役は嫌だな
>琥珀:で。ここからが問題なんですが。
>   カップリングは…もぉ『レン×ジェラルディーン(オルエン)』『アセルト×フィアナ』でイイかと思うんですが。
>フィアナ:………いいのか?
>琥珀:翔さんから文句こんかったもん。
>闇:オッケイです!
>琥珀:よっしゃ!
>ジェリィ:よっしゃ!………って………
>琥珀:(無視)当然、私は『神魔戦争』にレンさんとアセルトさんの乱入を予期していなかった訳で………
>   多分出演させたら問答無用で話のバランスは崩れまくります。
>闇:それは確実ですね。普通の人間(それも現代の)と、とてつもない力を持った妖魔・・・・こりゃあ崩れますね
>アセルト:ファントム様には負けますけどね
>闇:お前も高位妖魔だろうが
>フィアナ:出逢った場所、惹かれた訳などの設定をいきなり入れるのも大変だし。
>琥珀:で………私が提案したいのは…………
>   もういっそ、それ専用のツリーを立ててみないか、と。
>闇:賛成です!
>アセルト:異議なし!
>レン:・・・・酔狂な
>闇:・・・・レンは無視してやってください
>琥珀:それ専用のツリーを立てて、私と翔さんが書き込んでいって。
>   落ちたらまた立てて、って感じかな。
>フィアナ:チャットで物語作るのにも限界があるし………
>闇:確かに、ちゃっとでつくるのではちょっと無理ですね
>琥珀:十四と十五の若年作家ですからね(汗)
>   余り長い間チャットに籠もると親が怖い(汗)
>闇:そうですね。ぞくに言うリレー小説とやらに近い形ですね
>レン;書けるのか?東琥珀様レベルの作品が?
>闇:・・・・ちょっと(かなり)不安な所がありますね
>ジェリィ:私達…キャラの著作権はどぉなるんだろぉ。
>琥珀:私は、翔さんに預ける気でいるんだけど。フィアナもジェリィも。
>アセルト:しっかし著作権の問題って言うのはでかいね
>闇:うみゅみゅみゅみゅ。確かに・・・・
>琥珀:宣言します。
>   翔さんが書くフィアナとオルエンが、どれだけ壊れていようとも、
>   私は一切口出ししません。
>闇:では、アセルトとレンがどんなになっても、僕は口出ししません(誓い)
>  ここに、妖魔のプライドと血をもって・・・・(違う!)
>  フィアナとオルエンは時々ミスするかもしれません。その時は言ってくださって結構です
>アセルト:ちなみに、さっきの妖魔のプライドと血をもってと言うのは、妖魔族の最上級の誓いの時の言葉です
>琥珀:では、契約成立ですね。
>   ジェリィとフィアナを、宜しくお願いします。
>闇:こちらこそ。よろしくお願いします
>  個性的なキャラですが、レンとアセルトお願いします
>琥珀:はいっ!
>闇:アセルトとレンの細かなデータを後でメールにてお送りします
>レン;なぜここでいわないのだ?
>闇:ネタばれになりまくるからです
>アセルト:ふ〜ん
>闇:今からデータを打ち込み始めるので、大体三十分を目安に遅れると思います(データ)
>琥珀:ジェリィとフィアナのデータは、『あれ』で全部です(汗)
>   じゃ、これ以降はオフレコと言う事で(笑)
>闇:では、よろしくお願いします
>琥珀:はい。
>ジェリィ:レン殿、よろしく頼む……
>フィアナ:アセルトさん、これから宜しく……
 なんだかいろいろ進んでるみたいですね。ツリーできたら読みますので。
 では失礼します。
>
>
>
>
>                            取り敢えず幕。

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12269ああっ!時間がない!(汗)東琥珀 E-mail 2002/12/22 16:54:19
記事番号12175へのコメント

読んでくれてありがとうございました。
いつもいつもすまんです、本当に〜(汗)
タイトル通り、時間が無くて、
余り沢山レス返しが出来ないです。
本気でゴメンナサイ。
> 雌だったんですね・・・ メタルちゃん。
雌だったのです。
なんとなく、雌な気がしたので。
ただ単にそれだけの理由からです。
>>メタルちゃんが、ゼロスを乗せたまま飛び立ってしまったのだ。
> ああっ!ゼロスが飛んでいく!?
頑張れゼロス………………………
いやマジで。


これからも、この話宜しくお願いしますね。
ううっ。
無精な作者ですまんですぅぅぅ(涙)

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12211第五十三話:フィアナちゃん 発進!東琥珀 E-mail 2002/12/19 23:01:41
記事番号11987へのコメント

「うう…
 こんなカッコ悪い死に方はイヤ〜…私の美学に反しますぅぅぅぅ」

涙しながらぶつぶつと何やら呟いているライアナ。
因みに、『【死】は美しいもの』と言うのが彼女の美学である。

「食べられるのにしても落とされるにしてもカッコ悪すぎですぅぅぅぅぅぅぅ………」

まぁ確かに、ロック鳥に喰われる死神の存在なんぞ認めたくないが。

「ライアナ、大丈夫だ。
 もし堕ちても、其処からなら多分、堕ちてる間に気絶するだろうから、痛くもなんとも無いぞ」

あんまり励ましになってない励ましの言葉を掛けるフィアナ。

「お姉様のバカぁぁぁぁ………」

地面に叩き付けられ、潰れた自分を想像してしまったらしい。

「お姉様のバカぁ、お姉様のへっぽこぴー、お姉様のおっぺけぺー、お姉様のぷっぷくぷー」

うるうると涙ぐみながら姉のよくわからん悪口をねちねちと呟き始める。

「なんか、言動は元気そうだがな」

もふもふと、焼き芋を頬張りつつ呟く魔竜王。

「カラ元気?」

ちら、と焼き芋を少しうらやましそうに見てから言うフィブリゾ。(彼の躰は育ち盛り)

「ていうか………
 ロック鳥も殺せない程衰弱してるのかな?」

フィブリゾの発言に、獣王が鋭い眼差しを向ける。
慌てて目を反らす冥王。

「…………いや…………」

手を振り、冥王の言葉を否定するフィアナ。

「MPが完全に回復して無いんだろう…髪の色薄いし」
「MPって………」

ゲームの世界かい。

MP。
Magic pointの略である。
その名の通り、其れが尽きてしまうと、魔法が打てなくなる。

「神は元々精神世界の生き物では無いからな……
 肉体、精神、心の三つが在って初めて其処に『生存』する事が出来る」

フィアナ先生の神学講座。

「そう言った意味では余り人間と変わらない。
 皮膚が裂ければ血が出るし、子を成す事も可能…
 まぁ、能力の差は圧倒的だし………………神族は肉体が無くても『存在』は可能だが」

つまり、人間よりはかなり自由に動ける。
しかし、精神世界に入る…つまり、『空間渡り』をするためにはある程度の法力…いわゆるMPの消費が必要なのだ。
空を飛ぶ時も同じ、である。

「ロック鳥殺す事は可能だが………
 殺すのにMP使えば、飛ぶMPが無くなって…………
 堕ちて死ヌな。多分。」
「……なんなの……その、遠い目………」
「………………………………………」

明後日の方向を見ているフィアナに、冥王がツッコミを入れる。

「ライアナー、頑張れよー。
 運がよけりゃ死なずに済むからー」
「もぉお姉様黙ってらしてくださぁいッ!」

いい加減腹が立ってきたらしく、怒鳴るライアナ。
黙る、素直なフィアナ。

「…………………………………で………………………………………
 どうする?」

魔竜王の問いに。
地上の面々が一斉に黙る。

「ゼラス…呼んでみて」
「…………………………………」

ゼラスが、一歩歩み出て…………

「メタルちゃぁぁぁんッ!
 お前の背に乗ってるゼロス、返して欲しいんだがぁぁぁ!
 降りてきてくれぇぇッッ!!!」

獣王の呼びかけに、反応するメタルちゃん。
ゆっくりと、降りてくる。

「あ、上手くいきそうだよッ」
「ライアナまで助かってしまう様な気もするが………」
「ま、なんとかなるさ」

口々に感想を述べる一同。
それに乗じて。
珍しく黙っていた魔竜王が…………
口を開き、一言。

「…良く考えりゃ…
 ロック鳥って、鳥肉にしたら何人分だろうな」

………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
一瞬硬直した後、再び上空へ舞い上がるロック鳥。
心なしか、さっきより高くまで上がった様に思える。

『アホかアンタはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!』

どげげしっ!どかどかっ!
ほぼ全員の蹴りと拳が魔竜王にめり込む。
こっそりラーシャートまでもが攻撃しているのはどういう事か。(A.日頃のストレス)

「お前なぁッ!なんて事をッ!なにゆえそれを今言う必要があったんだッ!?」
「なんとなく」
「なんとなくって…………!」
「いやだって相手、ロック鳥だし……人間の言葉わかんないかな、とか……」
「キミってホントバカだよッ!
 メタルちゃんはゼラスのペットじゃ無くて使い魔ッ!
 言葉くらい解るに決まってるじゃないッ!」
「わかんねーよ!そんなの!」
「察してよ!それくらい!お願いだから!
 ……………………………………ああッ……………」

怒鳴りすぎで酸欠を起こす冥王。
ふらっ、と後ろに倒れかけ、スクルドに受け止められる。

「あああッ!どーするのだぁぁっっ!?」

獣王が叫ぶ。

「言って置くが、メタルちゃん撃ち落とすのはナシだからなッ!?」

獣王が釘を差す。

「上にゼロスが乗ってるんだからッ!
 ライアナと違ってアイツは絶対に助からないんだからッ!」

ゼロスは人間の躰に封じられている魔族の一人である。
しかし……………………………
彼、人間になっている間に飛行呪文を修得しようとはしなかった。
当時は、『すぐに戻れる』と考えていた為である。
ゼロスは、飛べない。
メタルちゃんが堕ちれば………………
一緒に、堕ちる。
下に何かを敷いていたとしても、助かる高さではない。

「ゼラス」

ぽん、と、獣王の肩を叩くダルフィン。

「?」

ダルフィンは、ゆっくりと首を横に振り、

「長い魔族生の中、何かを失う事は避けられませんわ」

妙に悟った口調で言う。

「ここはひとつ、ゼロスくんに尊い犠牲になって頂いて、
 我々の不幸と悩みの種を始末する事にしませんか?」
「イヤじゃあっ!」

あ。
やっぱり。
ゼラスがダルフィンの提案をはねのけた事に、ほっ、と安堵のため息をつくゼロス。
獣王が拒否した事が、少し嬉しかったりする。

「アイツがいなくなったら、獣王軍の雑用一体誰がやるってんだッ!」

ゼロス、コケる。

「よりによって雑用の為ですか貴女は。
 雑用係と、憎い敵の始末と、どちらが大事なのです?」
「なんと言われようとダメ!絶対にダメ!」

ふるふると首を横に振る。

「じゃあ、お前の神官あそこまで飛ばせて、ゼロス連れて来させろよッ!
 そしたら撃ち落としても良いよッ!!」
「う゛ッ………そ、それは…………」

マトモに顔色を変える海王。
リノアンが、さっ、と彼女の背後に隠れた。



もはや、ライアナが自らロック鳥を撃ち落とす事はないだろう。
かと言って………ロック鳥が、自ら『エサ』を離すとは思えない。
つまり…ライアナにしてみれば、メタルちゃんを撃ち落とす事も出来ず、ロック鳥が離さないなら飛んで逃れる事も出来ない。
精神世界に入ってしまう、と言う手もあるが……………
入ってしまえば、MPがまた少し回復するまで物質世界に出現できない。
しばらく精神世界に入りっきりになれば、赤の竜神に『仕事を放棄した。んじゃ当初の予定通り処刑』と言われても仕方ない。
ライアナに、もう打つ手は無かった。
それで…………ヤケになって、ゼロスを連れて行こうとする者を攻撃する事も充分に考えられる。



海王は…黙って、俯いた。
海王神官を失う事だけは、絶対に避けたかった。


あの絶望を再び味わうくらいなら、自ら逝く道を選ぶ――――………………


海王は、誰にも聞こえないくらい小さな声で、呟いた。

…………………………………………………………………………………………………………
ふぅ………………………………………………………
フィアナが、溜息をついた。

「フィアナ?」

嫌な予感がして、彼女を呼ぶ冥王。
フィアナは、冥王の方を見て、にっこり、と笑い…………
とん、と、軽く、地を蹴った。
ふわっ。
空に浮かぶ、フィアナ。
風が、彼女の紅い髪を揺らす。
彼女の表情は、既に、いつもとは違い――――………………
『仕事』の時の表情になっていた。
その姿は、正に……………『女神』。
見る者全ての時が止まる程に――――………………

………………………美しかった。

フィアナは、一気にロック鳥と同じ高さまで舞い上がった。

「フィアナさん!」

ゼロスの声に、フィアナは、風の音に負けない様に、叫んだ。

「必ず助ける!」

そして、微笑みを浮かべ、

「私を受け入れてくれた礼だ!」




冥王軍の皆も、初めは戸惑っていた。

神族だから。

死神だから。

ライアナの姉だから。

寂しかった。

避けられるのは解っていた。

神族の仲間でさえ、私を避けたのだから。

魔族なら、どんな冷たい仕打ちをされるかわからない、と。

解っていても、寂しかった。

冥王軍に所属して数日、冥王以外に話し掛けてくる奴はいなかった。

だけど――――………………

ゼロスは、話し掛けてくれた。

たった一言だったけど。

嬉しかった。

『貴女も大変ですね』

その一言に、救われた。

だから、今度は私が助ける。

必ず、助ける。




フィアナは…
飛んだ。
さっ、とロック鳥の背中をかすめるように、ゼロスの背中を掴む。
フィアナの目の端に、一瞬、憎悪に満ちたライアナの瞳が見えた。
――――――――………………
フィアナは、とん、とゼロスの躰に手を置いた。
ぽう、と、蒼い光がゼロスの躰を包む。

「浮遊結界だ」

端的に言い………
ゼロスを、力一杯、虚空に投げた。



それと――――………………
同時だった。
ライアナの放った、紅い閃光が。
フィアナの胸を、貫いたのは。



――――――――――――………………………………
――――――――――――………………ライ……………………………………………ア………………………………………



ふっ、と。
フィアナの意識が、薄れた。
フィアナの最後の視界には、浮遊結界に包まれて、浮いているゼロスが映った。



――――――――――――………………よかっ………た……………………………………………………




フィアナは、満足そうに微笑み…………………………………………………




真っ逆様に………………………………………………………………




堕ちた。




























言い訳あんど言い逃れ。









サブタイトルにそぐわぬ内容に、驚かれた方もいるのでは無いかと思われます。
でもまぁ、それが狙いだったりするんですけどね。
『DEAD OR ALIVE』の様に、シリアスなサブタイトルにギャグなのもありましたしね。
サブタイトルと……内容が一致しちゃったら……
サブタイトルで、内容が全て解れば面白くない。
オルエンが死ぬ回(『水の将軍』)、あれ、初めはもっとストレートに、『オルエン 散る』の予定だったのです。
しかし、『それじゃ読む前にどんな話か解っちゃうじゃん』と言う事で、直前変更したのですよ。
サブタイトルというのは難しいですね、本当。

さて、今回フィアナがピーンチ!です。
一応言っておきますが、胸に恋人から貰ったペンダントが入っていて助かった、とか言うのナシですから(苦笑)
ライアナの攻撃力が、ペンダントで防げるくらい弱いものじゃ無い事は皆様承知して頂いていると思いますし。

ライアナ、人間な魔族ばかり狙ってる所為で良くわかりにくいのですが……かなり強いです。
特赦の際に赤の竜神直々に少しばかり力を貰った様なので。
だから、お姉ちゃんがあっさりとやられちゃうワケですな。うむうむ。

ばかすかとライアナにやられまくってるので誤解している方も多いと思いますが、
フィアナも、かなり強いんです。
結界とかなら、呪文詠唱無しで張っちゃうんですね。文中にもありますが。
因みに魔力(神力?)容量は、フィアナの方が多いです。やはり年の功。

死神としての純粋な働きとしては、ライアナよりもフィアナの方がずっと良かったと思います。
恐らく、赤の竜神もきっちりと仕事をこなすフィアナの方を優遇した事でしょうし、
ライアナがフィアナをためらい無く攻撃するのは、その事からの嫉妬心と考えれば説明つきますからね。
神族の階級から言えば、フィアナが第四級、ライアナが第三級、と、ライアナの方が一級上ですが、
これは、神族の階級が、『強さ』と『出来高』で決められているから。
『死神』というだけで、かなりの冷遇を喰らってきた彼女たちにとって、
この実力次第の階級制度が、神族社会を生きていく上での唯一の救いだったはず。
妹だけ虐められて姉は…って事はないだろうから…フィアナも、狂ってもおかしくないくらいの冷遇を受けたはず。
だけど、フィアナは狂わなかった。
どうしてか。
いつか、死神も普通の神族と、社会的にも同等に渡り合える日が来ると信じていたから。
ライアナは、狂った当時十四歳少し。
幼すぎ、自分の不幸な境遇を呪うばかりで、未来を考える事が出来なかった。
死神だと言うだけで虐待される身の上を呪い、自分の躰に流れている血を恨んだ。
自分自身を信じる事が出来なかった。
だから、耐えられなかったんです。
ライアナは、自分に自信が無かったんです。
本編中では彼女、結構強気な発言してますが……
それは、魔族を相手にしているから。
幼い頃から、魔族は社会の害虫だと教えられてきた子だから。
害虫相手に、少しでも弱味を見せるなんてできないから。
感情を殺し、自分を殺し、心を殺し、偽りの仮面を被り続ける。
そうしているうちに、とうとう耐えられなくなってしまったんですね。
だんだん心を殺し続けるのが辛くなってきた。
仮面を被り続けるのが辛くなってきたから………
いっそ、仮面を本当の顔にしてしまえ………と。
そう思った時、ライアナは狂い、殺人を愉しむ様になった。
そして、それを止めようとした十一歳の妹を血祭りに上げ、捕らえられた。

だけど、九歳年上の姉は狂う事もなく頑張った。
で、その日を信じて頑張って、死神という不利な立場で、第四級まで上り詰めたのに………
特赦で、赤の竜神に貰った力により、ライアナはそれまでこつこつ地味に働いて階級上げてきたフィアナを追い越しちゃった、と。
フィアナも内心、その事に結構ムカついてたかもしれませんね(汗)
魔族に組みする前のフィアナって、結構『赤の竜神様命』みたいな所ありましたし……
なのに、赤の竜神がいきなり妹に力与えちゃって、妹は自分を飛び越えちゃう。
『ちょっとちょっと待って下さいよ、私の立場一体どうなるんですか』な所にいきなり妹反抗。
自分と同じ立場で、唯一心を許せると思った妹にいきなりばっさり斬りかかられ……
………………………………そりゃ裏切りたくもなるわな。かわいそーに、フィアナ(苦笑)

『姉』という立場を利用して、ライアナどつき倒す事も出来たはずなのに、
(妹は大抵の場合姉に負い目があるもんである、色んな意味で)
『必要のない虐殺』をしたライアナを説得しようとしている辺り…うーん、姉、器が大きいなぁ(汗)
だけど、やはりフィアナも寂しい。
だから、自分に好意を持って接してくれた人に、物凄く懐いてしまう(笑)
懐いちゃいましたね。ゼロスに。
……といったら誤解されそうなので注釈。
ゼロスに抱いているのは、恋愛感情では無いです。
いくらなんでも声掛けられただけでなびく様な安い女じゃない(笑)
神族のプライドも、欠片くらいは残ってるだろうし。

なんかもう『死神色々図鑑』みたいに成っちゃったので、この際もう少し書きます。

フィアナといえば…『常識知らず』と言った一面もあったりしますね(汗)
『城』を『家』と言ったり、『国』を『村』と言ったり。
あれ、別に謙遜してる訳でなく、思いっきり地ですのでよろしく。(何を)
やはり、母親の影響でしょうか。
ダイアナ。
一応王妃。
フィアナが全然王女らしく無いのって、ぜってーあの母親の所為だ(笑)
体を動かすのが大好きで、闘いから何から家事以外の全てをこなす超グレートな母上で…
絶対、死神五人中二人くらいは『死神王?ああ、ダイアナ様だろ』と答えるに違いない(苦笑)
うあフェルグス立場ねぇ(汗)
もしかしたら婿養子じゃ…って、それ却下。
本編中に、
『一人で死神の国家を築いた帝王』的な事を書いたはず(確認しろよ)
そうです。
フェルグスさん、政治もきっちりこなすんです。なんか家事ばっかりやってる様なイメージもありますが(汗)
………それはそうと………
フェルグス処刑後。
ダイアナは、謀反…魔族に情報流す事…を狙い、側近の裏切りにより捕まって処刑されます。
フィアナもライアナも、その日公開処刑された女性が、母だとすら教えて貰えなく………
次の日から、二人に対する周りの神族の扱いは更に悪化する。
測らずとも、二人の両親は更に二人を苦しめる事となってしまうワケで…合掌。

なんか、死神シスターズには色々と他にも暗い過去やら未来やらがありそうな感じですが…
あとは本編で明かされるかと思います。

では、また、次回お会いしましょう。









                                         幕。(うあ…今確認したら14,3KB…)

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12225Re:第五十三話:フィアナちゃん 発進!闇竜翔 E-mail 2002/12/20 19:23:13
記事番号12211へのコメント


>「うう…
> こんなカッコ悪い死に方はイヤ〜…私の美学に反しますぅぅぅぅ」
>
>涙しながらぶつぶつと何やら呟いているライアナ。
>因みに、『【死】は美しいもの』と言うのが彼女の美学である。

闇:さて、どうなるのか・・・・

>「食べられるのにしても落とされるにしてもカッコ悪すぎですぅぅぅぅぅぅぅ………」
>
>まぁ確かに、ロック鳥に喰われる死神の存在なんぞ認めたくないが。

闇:う〜ん、でもレン今怖いし・・・・
レン;ふふふふふ

>「ライアナ、大丈夫だ。
> もし堕ちても、其処からなら多分、堕ちてる間に気絶するだろうから、痛くもなんとも無いぞ」
>
>あんまり励ましになってない励ましの言葉を掛けるフィアナ。

闇:半分いじめ?

>「お姉様のバカぁぁぁぁ………」
>
>地面に叩き付けられ、潰れた自分を想像してしまったらしい。
>
>「お姉様のバカぁ、お姉様のへっぽこぴー、お姉様のおっぺけぺー、お姉様のぷっぷくぷー」
>
>うるうると涙ぐみながら姉のよくわからん悪口をねちねちと呟き始める。

闇:・・・・よくやるな〜

>「なんか、言動は元気そうだがな」
>
>もふもふと、焼き芋を頬張りつつ呟く魔竜王。
>
>「カラ元気?」
>
>ちら、と焼き芋を少しうらやましそうに見てから言うフィブリゾ。(彼の躰は育ち盛り)
>
>「ていうか………
> ロック鳥も殺せない程衰弱してるのかな?」

闇:そう言えば、そうなかも・・・・

>フィブリゾの発言に、獣王が鋭い眼差しを向ける。
>慌てて目を反らす冥王。
>
>「…………いや…………」
>
>手を振り、冥王の言葉を否定するフィアナ。
>
>「MPが完全に回復して無いんだろう…髪の色薄いし」
>「MPって………」
>
>ゲームの世界かい。
>
>MP。
>Magic pointの略である。
>その名の通り、其れが尽きてしまうと、魔法が打てなくなる。
>
>「神は元々精神世界の生き物では無いからな……
> 肉体、精神、心の三つが在って初めて其処に『生存』する事が出来る」

闇:なりゅほど・・・・妖魔は、心さえあればいつでも生存して再生する事が出来ます

>フィアナ先生の神学講座。
>
>「そう言った意味では余り人間と変わらない。
> 皮膚が裂ければ血が出るし、子を成す事も可能…
> まぁ、能力の差は圧倒的だし………………神族は肉体が無くても『存在』は可能だが」
>
>つまり、人間よりはかなり自由に動ける。
>しかし、精神世界に入る…つまり、『空間渡り』をするためにはある程度の法力…いわゆるMPの消費が必要なのだ。
>空を飛ぶ時も同じ、である。

闇:ふむふむ

>「ロック鳥殺す事は可能だが………
> 殺すのにMP使えば、飛ぶMPが無くなって…………
> 堕ちて死ヌな。多分。」
>「……なんなの……その、遠い目………」
>「………………………………………」
>
>明後日の方向を見ているフィアナに、冥王がツッコミを入れる。
>
>「ライアナー、頑張れよー。
> 運がよけりゃ死なずに済むからー」
>「もぉお姉様黙ってらしてくださぁいッ!」
>
>いい加減腹が立ってきたらしく、怒鳴るライアナ。
>黙る、素直なフィアナ。

闇:素直ですね〜
アセルト:ふふふ♪
闇:?

>「…………………………………で………………………………………
> どうする?」
>
>魔竜王の問いに。
>地上の面々が一斉に黙る。
>
>「ゼラス…呼んでみて」
>「…………………………………」
>
>ゼラスが、一歩歩み出て…………
>
>「メタルちゃぁぁぁんッ!
> お前の背に乗ってるゼロス、返して欲しいんだがぁぁぁ!
> 降りてきてくれぇぇッッ!!!」
>
>獣王の呼びかけに、反応するメタルちゃん。
>ゆっくりと、降りてくる。

闇:忠実ですね

>「あ、上手くいきそうだよッ」
>「ライアナまで助かってしまう様な気もするが………」
>「ま、なんとかなるさ」
>
>口々に感想を述べる一同。
>それに乗じて。
>珍しく黙っていた魔竜王が…………
>口を開き、一言。

闇:?バカ魔竜王が?

>「…良く考えりゃ…
> ロック鳥って、鳥肉にしたら何人分だろうな」

闇:・・・・こんな時に言うセリフじゃないな

>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>………………………………………………………………………………………………
>一瞬硬直した後、再び上空へ舞い上がるロック鳥。
>心なしか、さっきより高くまで上がった様に思える。
>
>『アホかアンタはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!』
>
>どげげしっ!どかどかっ!
>ほぼ全員の蹴りと拳が魔竜王にめり込む。
>こっそりラーシャートまでもが攻撃しているのはどういう事か。(A.日頃のストレス)

闇:はははははvv

>「お前なぁッ!なんて事をッ!なにゆえそれを今言う必要があったんだッ!?」
>「なんとなく」
>「なんとなくって…………!」
>「いやだって相手、ロック鳥だし……人間の言葉わかんないかな、とか……」
>「キミってホントバカだよッ!
> メタルちゃんはゼラスのペットじゃ無くて使い魔ッ!
> 言葉くらい解るに決まってるじゃないッ!」
>「わかんねーよ!そんなの!」
>「察してよ!それくらい!お願いだから!
> ……………………………………ああッ……………」
>
>怒鳴りすぎで酸欠を起こす冥王。
>ふらっ、と後ろに倒れかけ、スクルドに受け止められる。

闇:スクルドですか

>「あああッ!どーするのだぁぁっっ!?」
>
>獣王が叫ぶ。
>
>「言って置くが、メタルちゃん撃ち落とすのはナシだからなッ!?」
>
>獣王が釘を差す。
>
>「上にゼロスが乗ってるんだからッ!
> ライアナと違ってアイツは絶対に助からないんだからッ!」

闇:流石に部下の心配はするんですね

>ゼロスは人間の躰に封じられている魔族の一人である。
>しかし……………………………
>彼、人間になっている間に飛行呪文を修得しようとはしなかった。
>当時は、『すぐに戻れる』と考えていた為である。
>ゼロスは、飛べない。
>メタルちゃんが堕ちれば………………
>一緒に、堕ちる。
>下に何かを敷いていたとしても、助かる高さではない。

闇:なるほど・・・・

>「ゼラス」
>
>ぽん、と、獣王の肩を叩くダルフィン。
>
>「?」
>
>ダルフィンは、ゆっくりと首を横に振り、
>
>「長い魔族生の中、何かを失う事は避けられませんわ」

闇:おーい、・・・・逝っちゃってるな

>妙に悟った口調で言う。
>
>「ここはひとつ、ゼロスくんに尊い犠牲になって頂いて、
> 我々の不幸と悩みの種を始末する事にしませんか?」
>「イヤじゃあっ!」
>
>あ。
>やっぱり。
>ゼラスがダルフィンの提案をはねのけた事に、ほっ、と安堵のため息をつくゼロス。
>獣王が拒否した事が、少し嬉しかったりする。

闇:確かにね
アセルト:当り前じゃないのか?

>「アイツがいなくなったら、獣王軍の雑用一体誰がやるってんだッ!」
>
>ゼロス、コケる。

闇:よく落ちませんね〜

>「よりによって雑用の為ですか貴女は。
> 雑用係と、憎い敵の始末と、どちらが大事なのです?」
>「なんと言われようとダメ!絶対にダメ!」
>
>ふるふると首を横に振る。
>
>「じゃあ、お前の神官あそこまで飛ばせて、ゼロス連れて来させろよッ!
> そしたら撃ち落としても良いよッ!!」
>「う゛ッ………そ、それは…………」
>
>マトモに顔色を変える海王。
>リノアンが、さっ、と彼女の背後に隠れた。

闇:危険察知したんですね

>もはや、ライアナが自らロック鳥を撃ち落とす事はないだろう。
>かと言って………ロック鳥が、自ら『エサ』を離すとは思えない。
>つまり…ライアナにしてみれば、メタルちゃんを撃ち落とす事も出来ず、ロック鳥が離さないなら飛んで逃れる事も出来ない。
>精神世界に入ってしまう、と言う手もあるが……………
>入ってしまえば、MPがまた少し回復するまで物質世界に出現できない。
>しばらく精神世界に入りっきりになれば、赤の竜神に『仕事を放棄した。んじゃ当初の予定通り処刑』と言われても仕方ない。
>ライアナに、もう打つ手は無かった。

闇:確かに打つ手無しですね

>それで…………ヤケになって、ゼロスを連れて行こうとする者を攻撃する事も充分に考えられる。
>
>
>
>海王は…黙って、俯いた。
>海王神官を失う事だけは、絶対に避けたかった。
>
>
>あの絶望を再び味わうくらいなら、自ら逝く道を選ぶ――――………………

闇:・・・・滅びを願ったらいけませんよ

>海王は、誰にも聞こえないくらい小さな声で、呟いた。
>
>…………………………………………………………………………………………………………
>ふぅ………………………………………………………
>フィアナが、溜息をついた。
>
>「フィアナ?」
>
>嫌な予感がして、彼女を呼ぶ冥王。
>フィアナは、冥王の方を見て、にっこり、と笑い…………
>とん、と、軽く、地を蹴った。
>ふわっ。
>空に浮かぶ、フィアナ。
>風が、彼女の紅い髪を揺らす。
>彼女の表情は、既に、いつもとは違い――――………………
>『仕事』の時の表情になっていた。
>その姿は、正に……………『女神』。
>見る者全ての時が止まる程に――――………………
>
>………………………美しかった。

アセルト:vvvv^▽^
闇:なにやってんだか

>フィアナは、一気にロック鳥と同じ高さまで舞い上がった。
>
>「フィアナさん!」
>
>ゼロスの声に、フィアナは、風の音に負けない様に、叫んだ。
>
>「必ず助ける!」
>
>そして、微笑みを浮かべ、
>
>「私を受け入れてくれた礼だ!」

闇:はい?
アセルト:・・・・(怒)

>冥王軍の皆も、初めは戸惑っていた。
>
>神族だから。
>
>死神だから。
>
>ライアナの姉だから。
>
>寂しかった。
>
>避けられるのは解っていた。
>
>神族の仲間でさえ、私を避けたのだから。
>
>魔族なら、どんな冷たい仕打ちをされるかわからない、と。
>
>解っていても、寂しかった。
>
>冥王軍に所属して数日、冥王以外に話し掛けてくる奴はいなかった。
>
>だけど――――………………
>
>ゼロスは、話し掛けてくれた。
>
>たった一言だったけど。
>
>嬉しかった。
>
>『貴女も大変ですね』

闇:さすがゼロス

>その一言に、救われた。
>
>だから、今度は私が助ける。
>
>必ず、助ける。
>
>
>
>
>フィアナは…
>飛んだ。
>さっ、とロック鳥の背中をかすめるように、ゼロスの背中を掴む。
>フィアナの目の端に、一瞬、憎悪に満ちたライアナの瞳が見えた。

闇:危険な気配・・・・

>――――――――………………
>フィアナは、とん、とゼロスの躰に手を置いた。
>ぽう、と、蒼い光がゼロスの躰を包む。
>
>「浮遊結界だ」
>
>端的に言い………
>ゼロスを、力一杯、虚空に投げた。
>
>
>
>それと――――………………
>同時だった。
>ライアナの放った、紅い閃光が。
>フィアナの胸を、貫いたのは。

闇:・・・・
レン:・・・・
アセルト:・・・・闇よりなお暗きもの混沌よりなお深きもの
闇:ちょっと待て!そりゃあ一体なんだ!
アセルト:狭間の中吹き飛びし者 天空より落されし民(ごん)
ファ:一体何をしようとしてたのだ?
闇:さあ?

>――――――――――――………………………………
>――――――――――――………………ライ……………………………………………ア………………………………………
>
>
>
>ふっ、と。
>フィアナの意識が、薄れた。
>フィアナの最後の視界には、浮遊結界に包まれて、浮いているゼロスが映った。
>
>
>
>――――――――――――………………よかっ………た……………………………………………………
>
>
>
>
>フィアナは、満足そうに微笑み…………………………………………………
>
>
>
>
>真っ逆様に………………………………………………………………
>
>
>
>
>堕ちた。

闇:フィアナさん!
アセルト:助かってくれ!(絶叫)
レン:・・・・酔狂な
アセルト:(ぎろっ)
レン:・・・・

>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>サブタイトルにそぐわぬ内容に、驚かれた方もいるのでは無いかと思われます。
>でもまぁ、それが狙いだったりするんですけどね。
>『DEAD OR ALIVE』の様に、シリアスなサブタイトルにギャグなのもありましたしね。
>サブタイトルと……内容が一致しちゃったら……
>サブタイトルで、内容が全て解れば面白くない。

闇:確かに・・・・僕のはそれが多すぎます

>オルエンが死ぬ回(『水の将軍』)、あれ、初めはもっとストレートに、『オルエン 散る』の予定だったのです。
>しかし、『それじゃ読む前にどんな話か解っちゃうじゃん』と言う事で、直前変更したのですよ。
>サブタイトルというのは難しいですね、本当。

闇:確かに・・・・

>さて、今回フィアナがピーンチ!です。
>一応言っておきますが、胸に恋人から貰ったペンダントが入っていて助かった、とか言うのナシですから(苦笑)
>ライアナの攻撃力が、ペンダントで防げるくらい弱いものじゃ無い事は皆様承知して頂いていると思いますし。

闇:ええ

>ライアナ、人間な魔族ばかり狙ってる所為で良くわかりにくいのですが……かなり強いです。
>特赦の際に赤の竜神直々に少しばかり力を貰った様なので。
>だから、お姉ちゃんがあっさりとやられちゃうワケですな。うむうむ。

闇:いや、だからなぜ納得?

>ばかすかとライアナにやられまくってるので誤解している方も多いと思いますが、
>フィアナも、かなり強いんです。
>結界とかなら、呪文詠唱無しで張っちゃうんですね。文中にもありますが。
>因みに魔力(神力?)容量は、フィアナの方が多いです。やはり年の功。

闇:・・・・ああいうセリフは言っていいのでしょうか?
ファ:さあ

>死神としての純粋な働きとしては、ライアナよりもフィアナの方がずっと良かったと思います。
>恐らく、赤の竜神もきっちりと仕事をこなすフィアナの方を優遇した事でしょうし、
>ライアナがフィアナをためらい無く攻撃するのは、その事からの嫉妬心と考えれば説明つきますからね。
>神族の階級から言えば、フィアナが第四級、ライアナが第三級、と、ライアナの方が一級上ですが、
>これは、神族の階級が、『強さ』と『出来高』で決められているから。
>『死神』というだけで、かなりの冷遇を喰らってきた彼女たちにとって、
>この実力次第の階級制度が、神族社会を生きていく上での唯一の救いだったはず。
>妹だけ虐められて姉は…って事はないだろうから…フィアナも、狂ってもおかしくないくらいの冷遇を受けたはず。
>だけど、フィアナは狂わなかった。
>どうしてか。
>いつか、死神も普通の神族と、社会的にも同等に渡り合える日が来ると信じていたから。

闇:一筋の希望ですね

>ライアナは、狂った当時十四歳少し。
>幼すぎ、自分の不幸な境遇を呪うばかりで、未来を考える事が出来なかった。
>死神だと言うだけで虐待される身の上を呪い、自分の躰に流れている血を恨んだ。
>自分自身を信じる事が出来なかった。
>だから、耐えられなかったんです。
>ライアナは、自分に自信が無かったんです。
>本編中では彼女、結構強気な発言してますが……
>それは、魔族を相手にしているから。

闇:なるほど・・・・

>幼い頃から、魔族は社会の害虫だと教えられてきた子だから。
>害虫相手に、少しでも弱味を見せるなんてできないから。
>感情を殺し、自分を殺し、心を殺し、偽りの仮面を被り続ける。
>そうしているうちに、とうとう耐えられなくなってしまったんですね。
>だんだん心を殺し続けるのが辛くなってきた。
>仮面を被り続けるのが辛くなってきたから………
>いっそ、仮面を本当の顔にしてしまえ………と。
>そう思った時、ライアナは狂い、殺人を愉しむ様になった。
>そして、それを止めようとした十一歳の妹を血祭りに上げ、捕らえられた。

闇:・・・・

>だけど、九歳年上の姉は狂う事もなく頑張った。
>で、その日を信じて頑張って、死神という不利な立場で、第四級まで上り詰めたのに………
>特赦で、赤の竜神に貰った力により、ライアナはそれまでこつこつ地味に働いて階級上げてきたフィアナを追い越しちゃった、と。
>フィアナも内心、その事に結構ムカついてたかもしれませんね(汗)
>魔族に組みする前のフィアナって、結構『赤の竜神様命』みたいな所ありましたし……
>なのに、赤の竜神がいきなり妹に力与えちゃって、妹は自分を飛び越えちゃう。
>『ちょっとちょっと待って下さいよ、私の立場一体どうなるんですか』な所にいきなり妹反抗。
>自分と同じ立場で、唯一心を許せると思った妹にいきなりばっさり斬りかかられ……
>………………………………そりゃ裏切りたくもなるわな。かわいそーに、フィアナ(苦笑)

闇:納得
アセルト:・・・・あの時に記憶を無くさせなければ・・・・
闇:今悔やんでも仕方ないよ

>『姉』という立場を利用して、ライアナどつき倒す事も出来たはずなのに、
>(妹は大抵の場合姉に負い目があるもんである、色んな意味で)
>『必要のない虐殺』をしたライアナを説得しようとしている辺り…うーん、姉、器が大きいなぁ(汗)
>だけど、やはりフィアナも寂しい。
>だから、自分に好意を持って接してくれた人に、物凄く懐いてしまう(笑)
>懐いちゃいましたね。ゼロスに。
>……といったら誤解されそうなので注釈。
>ゼロスに抱いているのは、恋愛感情では無いです。
>いくらなんでも声掛けられただけでなびく様な安い女じゃない(笑)

闇:確かに・・・・じゃないとアセルトが暴走を始める(汗)

>神族のプライドも、欠片くらいは残ってるだろうし。
>
>なんかもう『死神色々図鑑』みたいに成っちゃったので、この際もう少し書きます。
>
>フィアナといえば…『常識知らず』と言った一面もあったりしますね(汗)
>『城』を『家』と言ったり、『国』を『村』と言ったり。
>あれ、別に謙遜してる訳でなく、思いっきり地ですのでよろしく。(何を)
>やはり、母親の影響でしょうか。

闇:絶対そうですね

>ダイアナ。
>一応王妃。
>フィアナが全然王女らしく無いのって、ぜってーあの母親の所為だ(笑)
>体を動かすのが大好きで、闘いから何から家事以外の全てをこなす超グレートな母上で…
>絶対、死神五人中二人くらいは『死神王?ああ、ダイアナ様だろ』と答えるに違いない(苦笑)

闇:真の死神王立場ねえ

>うあフェルグス立場ねぇ(汗)
>もしかしたら婿養子じゃ…って、それ却下。
>本編中に、
>『一人で死神の国家を築いた帝王』的な事を書いたはず(確認しろよ)
>そうです。
>フェルグスさん、政治もきっちりこなすんです。なんか家事ばっかりやってる様なイメージもありますが(汗)
>………それはそうと………
>フェルグス処刑後。
>ダイアナは、謀反…魔族に情報流す事…を狙い、側近の裏切りにより捕まって処刑されます。
>フィアナもライアナも、その日公開処刑された女性が、母だとすら教えて貰えなく………

闇:・・・・

>次の日から、二人に対する周りの神族の扱いは更に悪化する。
>測らずとも、二人の両親は更に二人を苦しめる事となってしまうワケで…合掌。
>
>なんか、死神シスターズには色々と他にも暗い過去やら未来やらがありそうな感じですが…
>あとは本編で明かされるかと思います。

闇:なるほど・・・・

>では、また、次回お会いしましょう。

闇:はい、楽しみにしてます。それでは、今回はこれで・・・・

>
>                                         幕。(うあ…今確認したら14,3KB…)

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12271「『発進』でなくて『墜落』じゃ無いの?」相方談東琥珀 E-mail 2002/12/22 18:53:45
記事番号12225へのコメント

レス、ありがとうです。
アセルトさんの暴走?が、好きでした♪
アセルトさん…好きですv
ええvものすごくv
………ってそれはともかく………
フィアナさん…今回大変ですよねぇ…
アセルトさんも心配ですよねぇ………
しばらくちょっとアセルトさんの心臓(あるのか?)に
悪い話が続くかも知れませんが、お付き合い願います。
それでは、みじかいですが、これにて失礼………

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12348第五十四話:死神シスターズ東琥珀 E-mail 2002/12/25 16:56:06
記事番号11987へのコメント

……………………どぷっ……………………………
どぷどぷどぷ…………………………………………………………
地面に叩き付けられたフィアナの躰から、真紅の液体が流れ出す。
ひくっ、ひくっ、と痙攣する躰。
「――――………………エイル!!」
はっ、と我に返った冥王が、エイルを呼ぶ。
「は、はいっ!」
こちらもようやく我に返ったらしい。
慌ててフィアナに走り寄り、止血処理を施す。
ガイアが横から近づき……


天と地の精霊に願い奉る

汝その大いなる心を持ちて

この罪深き魂に救いを与えん事を―――――――――――――――――…

冥王神官 ガイアの名において命ずる―――――――――――――――――…


早い話が、精霊に脅しを掛けて、力を分けさせようとしているのだ。
が――――――――――――――――――――――――――――――――――……
「ダメです!出血が多すぎます!」
「なんとか………………
 なんとか………………できないのッ!?」
「なんとかできるならもうとっくにやってます!」
叫ぶ冥王。
半泣きのエイル。
「………おかしい………精霊の様子が………」
顔をしかめ、ぶつぶつと呟いているガイア。
「いつもなら、慌てて言う事を聞くのに……?」
ごぷっ……
彼女の衣類が、彼女自身の髪と同じ色に染まっていく……
「内臓破裂を確認。
 脊椎損傷を確認。
 ……………………………………」
 エイルが、自らの精神体を彼女の躰の中に潜り込ませ、怪我の状態を探っていく。
「ダメです。
 死にます」
やがて―――――――――――――――――……
エイルは、そう呟いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!
「……………そんな…………………」
「やれるだけの事はやりました。
 あとは、神族としての能力に期待しましょう」
言って………………
頭上を見上げるエイル。
「………え………?」
続いて頭上を見る冥王。
「貴方が私達に付けた名前のお陰で、私は貴方よりも神学に詳しい」
にこっ、と笑うエイル。
他の四人も笑っている。
「……?」
「自分の名前の由来を調べる為に、勉強しましたから」
その時―――――――――――――――――……

『ラ〜イ〜ア〜ナ〜ッッ!!!』
地獄から響いてくるかの様な声と共に…………
フィアナ(後ろが透けて見える)が、上空のライアナの前に出現した。
「きゃああっ!?」
『きゃああっ!?じゃないッ!
 姉に向かってなんつー事をするんだッ!?』
「…………………………………………?」
呆気にとられている冥王。
地面に転がっているフィアナの躰と、上空に浮いている半透明のフィアナを見比べる。
転がっているフィアナの躰は―――――――――――――――――……
やがて、痙攣を止め、霞になって消えた。
「……どぉなってんの?」
ぽかん、と呟く冥王。
それは、ライアナも同じの様だ。
「心霊現象ですかッ!?お姉様は!?」
『誰が心霊現象だ誰が!?』
「アンタですアンタ!」

やがて、訳の解らない言い争いを始める。

『大体お前は神学講座ちゃんと受けないからッ!
 神が精神体だけでも存在できる事を忘れていたのだろう!?思いっきり物理攻撃しかけてきてッ!
 地面に落ちる直前に幽体離脱したわッ!
 ………ったく…………二十四年間使ってきた躰、使い物にならなくしやがって………』
「うあ相変わらず人間…じゃなかった、神離れした芸当を………」
『相変わらずって………』
「昔からそう言う事ばっかりしてたじゃないですか。
 戦闘中、MP切れた時に、私を敵の真ん中に放り投げて物理ダメージ狙ったの誰ですか!?」
『私の他にそーいうコトするヤツはおらん。多分。』
「わかってるじゃ無いですか。
 ついでに言うなれば、多分ではなく決定事項です」
『自覚はある。
 反省はしないが』
「してくださいよッ!ちょっとは!
 あの後私が一体何日意識無かったと想ってるんですか!?」
『百五十三日と二十一時間四十六分三十二秒。
 まぁ、敵倒せたんだからイイじゃ無いか♪』
「あああああああああああ。
 妹を人…で無く…神とも想わぬその態度ッ!
 お姉様のそう言う所が嫌いなんですよ私はッ!」
『はっはっはっはっはっは。
 そうかそうか。
 私もお前の執念深い所とか大ッッ嫌いだv』
「んっふっふっふっふっふっふっふっふっふ」
『はっはっはっはっはっはっはっはっはっは』
笑った口元。
ちっとも笑ってない声と瞳。
『ふ……………
 大体、ロック鳥に捕まる時点でダメダメだなお前は………同じ神として情けない』
はぁぁ、と溜息をつくフィアナ。
「ソレを言うなら………………………
 貴女だって、妹に撃ち落とされたりしてるじゃ無いですか。
 私の攻撃を防ぐだけの結界も張れなかったんですか?」
『んんんんんん?
 ほほう。
 そう言う事を言うかお前は?
 ロック鳥に攫われるのとどっちがマシかなぁぁぁ?」
「あの…どっちも情けないと想います」
『黙ってなさいッッ!!!!』
恐る恐るツッコミを入れるゼロスに、フィアナライアナ死神シスターズが言い返す。



そして―――――――――――――――――………
訳の解らない、姉妹戦争が始まるのであった………………………………



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12353爆笑しても良いですか?(まて)キツネノテブクロ 2002/12/25 18:41:33
記事番号12348へのコメント

こんにちは、謎の植物キツネノテブクロです。

ヴィシュヌ:はじめましてv
これのオリキャラ、神官のヴィシュヌです。

これ呼ばわりかい・・・・

ヴィシュヌ:だって謎の植物なんでしょv

・・・・えー、こやつの説明します、ヴァルの叔父≠ニいう設定で、妻帯者≠ナす。
おネエ言葉で喋り、見た目は和服が似合うしっとり美人だったりします(滝汗)、琥珀様が引いたりしないだろうか・・・・・(遠い目)

ヴィシュヌ:怪しい植物はほっといて、感想いきます♪


>『ラ〜イ〜ア〜ナ〜ッッ!!!』
>地獄から響いてくるかの様な声と共に…………
>フィアナ(後ろが透けて見える)が、上空のライアナの前に出現した。
うわあああ幽霊!!??

ヴィシュヌ:多分違うんじゃない。
神様って何でも有りそうだし♪

>「きゃああっ!?」
>『きゃああっ!?じゃないッ!
> 姉に向かってなんつー事をするんだッ!?』
悲鳴を上げるのは普通な反応な気がしますが・・・・・

ヴィシュヌ:駄目でしょ、悲鳴なんて上げたら失礼でしょ。

それは何か違うぞ・・・・ヴィシュヌ・・・・;;

>「……どぉなってんの?」
>ぽかん、と呟く冥王。
>それは、ライアナも同じの様だ。
>「心霊現象ですかッ!?お姉様は!?」
>『誰が心霊現象だ誰が!?』
>「アンタですアンタ!」
神様にも心霊現象ってあるんですか!?

ヴィシュヌ:ライアナちゃんも大変ね、変わったお姉さんで♪

お前みたいな親戚持ったヴァルのほうが大変じゃ。

ヴィシュヌ:でも創ったのはキツネでしょvv

あうっ・・・(汗)

>『大体お前は神学講座ちゃんと受けないからッ!
> 神が精神体だけでも存在できる事を忘れていたのだろう!?思いっきり物理攻撃しかけてきてッ!
> 地面に落ちる直前に幽体離脱したわッ!
> ………ったく…………二十四年間使ってきた躰、使い物にならなくしやがって………』
フィアナさん取りあえず落ち着こう。

ヴィシュヌ:言いたいことは言わせようよ、黙っててもストレスたまるよ。

あんたはストレスなさそうだよね。

>「うあ相変わらず人間…じゃなかった、神離れした芸当を………」
>『相変わらずって………』
>「昔からそう言う事ばっかりしてたじゃないですか。
> 戦闘中、MP切れた時に、私を敵の真ん中に放り投げて物理ダメージ狙ったの誰ですか!?」
>『私の他にそーいうコトするヤツはおらん。多分。』
>「わかってるじゃ無いですか。
> ついでに言うなれば、多分ではなく決定事項です」
どういう姉妹だ???

ヴィシュヌ:なかなか楽しい会話だねv

お前も相当ずれとるぞ、ヴィシュヌ(汗)

>「あああああああああああ。
> 妹を人…で無く…神とも想わぬその態度ッ!
> お姉様のそう言う所が嫌いなんですよ私はッ!」
>『はっはっはっはっはっは。
> そうかそうか。
> 私もお前の執念深い所とか大ッッ嫌いだv』
>「んっふっふっふっふっふっふっふっふっふ」
>『はっはっはっはっはっはっはっはっはっは』
>笑った口元。
>ちっとも笑ってない声と瞳。
この二人って・・・・・結構似てるかも・・・・・姉妹だし・・・・・・

>『ふ……………
> 大体、ロック鳥に捕まる時点でダメダメだなお前は………同じ神として情けない』
>はぁぁ、と溜息をつくフィアナ。
>「ソレを言うなら………………………
> 貴女だって、妹に撃ち落とされたりしてるじゃ無いですか。
> 私の攻撃を防ぐだけの結界も張れなかったんですか?」
>『んんんんんん?
> ほほう。
> そう言う事を言うかお前は?
> ロック鳥に攫われるのとどっちがマシかなぁぁぁ?」
>「あの…どっちも情けないと想います」
>『黙ってなさいッッ!!!!』
>恐る恐るツッコミを入れるゼロスに、フィアナライアナ死神シスターズが言い返す。
ゼロスよ・・・・傍観してる方がいいと思うぞ・・・・・

ヴィシュヌ:ゼロスって、からかうと面白い子のことでしょ?

お前だけだ、そう思ってるのは;;;
ゼロスってのは魔族の不幸担当その一だよ。


>そして―――――――――――――――――………
>訳の解らない、姉妹戦争が始まるのであった………………………………
笑っていいですか?
テンポが良くて面白かったです。

ヴィシュヌ:モニターの前で読んだ後笑ってたもんね。
ライアナちゃんって、話とかしてると面白そうな子だねvv

そんなこと思うのは、お前とうちの地竜王ぐらいだ。
私の書く地竜王は変わってるからな・・・・・

ヴィシュヌ:そうかな?

そうだ、どうせ自覚なんて無いんだろうけど・・・(−ー;

取り留めなくなってきたんで、この辺で失礼します。
寒くなってきたので、風邪などにお気をつけくださいませ。

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12355ははははは(爆笑中)闇竜翔 E-mail 2002/12/25 19:22:08
記事番号12348へのコメント


闇:闇竜です。感想いきます〜

>……………………どぷっ……………………………
>どぷどぷどぷ…………………………………………………………
>地面に叩き付けられたフィアナの躰から、真紅の液体が流れ出す。
>ひくっ、ひくっ、と痙攣する躰。

闇:ありゃりゃ
アセルト:ぶちっ
闇:何かが切れた音が・・・・
アセルト:ふふふふふ、闇よりなお暗きもの 混沌よりなお深きもの・・・・
闇:だああああ、やめい!

>「――――………………エイル!!」
>はっ、と我に返った冥王が、エイルを呼ぶ。
>「は、はいっ!」
>こちらもようやく我に返ったらしい。
>慌ててフィアナに走り寄り、止血処理を施す。
>ガイアが横から近づき……

闇:さて・・・・冥王軍の回復役二人が出てきましたね〜

>天と地の精霊に願い奉る
>
>汝その大いなる心を持ちて
>
>この罪深き魂に救いを与えん事を―――――――――――――――――…
>
>冥王神官 ガイアの名において命ずる―――――――――――――――――…
>
>
>早い話が、精霊に脅しを掛けて、力を分けさせようとしているのだ。

闇:脅迫なんですね
アセルト:頼む!助かってくれ!!!!
     光の中たゆたいし存在よ 今ここに集いたまえ
     癒しの心の中に眠る星
     焔の魂持ちし者が命ず 今ここに
     我が前に横たわりしこの者を 汝の復活の光で
     再生させん事を!
闇:無駄だと思う・・・・
アセルト:再生復活呪!

>が――――――――――――――――――――――――――――――――――……
>「ダメです!出血が多すぎます!」
>「なんとか………………
> なんとか………………できないのッ!?」
>「なんとかできるならもうとっくにやってます!」
>叫ぶ冥王。
>半泣きのエイル。

闇:う〜ん、あのマイペースの彼女がですか?

>「………おかしい………精霊の様子が………」
>顔をしかめ、ぶつぶつと呟いているガイア。
>「いつもなら、慌てて言う事を聞くのに……?」

闇:ガイヤ?まさか、ライアナノせいで?

>ごぷっ……
>彼女の衣類が、彼女自身の髪と同じ色に染まっていく……
>「内臓破裂を確認。
> 脊椎損傷を確認。
> ……………………………………」
> エイルが、自らの精神体を彼女の躰の中に潜り込ませ、怪我の状態を探っていく。
>「ダメです。
> 死にます」
>やがて―――――――――――――――――……
>エイルは、そう呟いた。

アセルト:フィアナ――――――――!
闇:やかましい!(ごげしっ)
アセルト:がはっ
闇:ふう、アセルトは百tハンマーで眠らした事だし・・・・やっと静かになる

>――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!
>「……………そんな…………………」
>「やれるだけの事はやりました。
> あとは、神族としての能力に期待しましょう」
>言って………………
>頭上を見上げるエイル。

闇:はい?

>「………え………?」
>続いて頭上を見る冥王。
>「貴方が私達に付けた名前のお陰で、私は貴方よりも神学に詳しい」
>にこっ、と笑うエイル。
>他の四人も笑っている。
>「……?」

闇:冥王よ・・・・部下に言われるとは・・・・

>「自分の名前の由来を調べる為に、勉強しましたから」
>その時―――――――――――――――――……
>
>『ラ〜イ〜ア〜ナ〜ッッ!!!』
>地獄から響いてくるかの様な声と共に…………
>フィアナ(後ろが透けて見える)が、上空のライアナの前に出現した。

アセルト:良かった・・・・
闇:っていうか死んでたら僕のほうの物語ができないじゃないか

>「きゃああっ!?」
>『きゃああっ!?じゃないッ!
> 姉に向かってなんつー事をするんだッ!?』
>「…………………………………………?」
>呆気にとられている冥王。
>地面に転がっているフィアナの躰と、上空に浮いている半透明のフィアナを見比べる。
>転がっているフィアナの躰は―――――――――――――――――……
>やがて、痙攣を止め、霞になって消えた。

闇:あれ?体は死んだんですか?

>「……どぉなってんの?」
>ぽかん、と呟く冥王。
>それは、ライアナも同じの様だ。
>「心霊現象ですかッ!?お姉様は!?」
>『誰が心霊現象だ誰が!?』

闇:状況的にはフィアナ
焔(アセルトのことです):フィアナは幽霊じゃ無い!
闇:ハイハイ、分かりましたよ

>「アンタですアンタ!」
>
>やがて、訳の解らない言い争いを始める。
>
>『大体お前は神学講座ちゃんと受けないからッ!
> 神が精神体だけでも存在できる事を忘れていたのだろう!?思いっきり物理攻撃しかけてきてッ!
> 地面に落ちる直前に幽体離脱したわッ!
> ………ったく…………二十四年間使ってきた躰、使い物にならなくしやがって………』

闇:口調が変わっている
焔:まあ、フィアナだしvvvv
闇:そこ!のろけない!

>「うあ相変わらず人間…じゃなかった、神離れした芸当を………」
>『相変わらずって………』
>「昔からそう言う事ばっかりしてたじゃないですか。
> 戦闘中、MP切れた時に、私を敵の真ん中に放り投げて物理ダメージ狙ったの誰ですか!?」

闇:・・・・
焔;ちょっとお茶目だねフィアナvvv
闇:いや、お茶目って・・・・それで済まさないでほしい

>『私の他にそーいうコトするヤツはおらん。多分。』
>「わかってるじゃ無いですか。
> ついでに言うなれば、多分ではなく決定事項です」
>『自覚はある。
> 反省はしないが』
>「してくださいよッ!ちょっとは!
> あの後私が一体何日意識無かったと想ってるんですか!?」
>『百五十三日と二十一時間四十六分三十二秒。
> まぁ、敵倒せたんだからイイじゃ無いか♪』

闇:細かっ

>「あああああああああああ。
> 妹を人…で無く…神とも想わぬその態度ッ!
> お姉様のそう言う所が嫌いなんですよ私はッ!」
>『はっはっはっはっはっは。
> そうかそうか。
> 私もお前の執念深い所とか大ッッ嫌いだv』
>「んっふっふっふっふっふっふっふっふっふ」
>『はっはっはっはっはっはっはっはっはっは』
>笑った口元。
>ちっとも笑ってない声と瞳。

闇:姉妹喧嘩ですね〜それも、言っちゃ悪いけど低レベルな・・・・
焔:フィアナを侮辱するな!
闇:ええい、一回混沌の海に沈んで来い!混沌への墓標!
焔:うぎゃあああああああああ

>『ふ……………
> 大体、ロック鳥に捕まる時点でダメダメだなお前は………同じ神として情けない』
>はぁぁ、と溜息をつくフィアナ。
>「ソレを言うなら………………………
> 貴女だって、妹に撃ち落とされたりしてるじゃ無いですか。
> 私の攻撃を防ぐだけの結界も張れなかったんですか?」
>『んんんんんん?
> ほほう。
> そう言う事を言うかお前は?
> ロック鳥に攫われるのとどっちがマシかなぁぁぁ?」
>「あの…どっちも情けないと想います」

闇:正解・・・・

>『黙ってなさいッッ!!!!』
>恐る恐るツッコミを入れるゼロスに、フィアナライアナ死神シスターズが言い返す。

闇:ゼロス君・・・・女は怖いんだよ。それも恐ろしく・・・・

>そして―――――――――――――――――………
>訳の解らない、姉妹戦争が始まるのであった………………………………

闇:ありゃりゃ
焔:はあはあ、滅ぼす気か俺を!
闇;うん
焔:・・・・聞かなかった事にしよう
闇:では次回も楽しみにしてます琥珀さん。それでは・・・・といいながらアセルトに四大混暴斬!
焔:ぐあああああああああ

(アセルトが混沌に沈んでいく。闇竜はその様子を傍観してい途中幕が下りる)

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12367Re:第五十四話:死神シスターズ氷月椋佳 2002/12/26 11:50:59
記事番号12348へのコメント

はいは〜い☆氷月ですぅ!
>……………………どぷっ……………………………
>どぷどぷどぷ…………………………………………………………
>地面に叩き付けられたフィアナの躰から、真紅の液体が流れ出す。
>ひくっ、ひくっ、と痙攣する躰。
ああぁ!!!フィアナさ―――――ん!!!
>「――――………………エイル!!」
>はっ、と我に返った冥王が、エイルを呼ぶ。
>「は、はいっ!」
>こちらもようやく我に返ったらしい。
>慌ててフィアナに走り寄り、止血処理を施す。
>ガイアが横から近づき……
>
>
>天と地の精霊に願い奉る
>
>汝その大いなる心を持ちて
>
>この罪深き魂に救いを与えん事を―――――――――――――――――…
>
>冥王神官 ガイアの名において命ずる―――――――――――――――――…
>
>
>早い話が、精霊に脅しを掛けて、力を分けさせようとしているのだ。
お・・・脅しか・・・・・
>が――――――――――――――――――――――――――――――――――……
>「ダメです!出血が多すぎます!」
>「なんとか………………
> なんとか………………できないのッ!?」
>「なんとかできるならもうとっくにやってます!」
>叫ぶ冥王。
>半泣きのエイル。
>「………おかしい………精霊の様子が………」
>顔をしかめ、ぶつぶつと呟いているガイア。
>「いつもなら、慌てて言う事を聞くのに……?」
>ごぷっ……
>彼女の衣類が、彼女自身の髪と同じ色に染まっていく……
>「内臓破裂を確認。
> 脊椎損傷を確認。
> ……………………………………」
> エイルが、自らの精神体を彼女の躰の中に潜り込ませ、怪我の状態を探っていく。
>「ダメです。
> 死にます」
>やがて―――――――――――――――――……
>エイルは、そう呟いた。
はぅ・・・・ぱたっ・・・・・
>「……………そんな…………………」
>「やれるだけの事はやりました。
> あとは、神族としての能力に期待しましょう」
>言って………………
>頭上を見上げるエイル。
>「………え………?」
>続いて頭上を見る冥王。
>「貴方が私達に付けた名前のお陰で、私は貴方よりも神学に詳しい」
>にこっ、と笑うエイル。
>他の四人も笑っている。
>「……?」
>「自分の名前の由来を調べる為に、勉強しましたから」
>その時―――――――――――――――――……
勉強かぁ・・・・何か今一番触れたくない単語だなぁ・・・・・
>『ラ〜イ〜ア〜ナ〜ッッ!!!』
>地獄から響いてくるかの様な声と共に…………
>フィアナ(後ろが透けて見える)が、上空のライアナの前に出現した。
>「きゃああっ!?」
>『きゃああっ!?じゃないッ!
> 姉に向かってなんつー事をするんだッ!?』
>「…………………………………………?」
ええっ!!!!幽霊!?
>呆気にとられている冥王。
>地面に転がっているフィアナの躰と、上空に浮いている半透明のフィアナを見比べる。
>転がっているフィアナの躰は―――――――――――――――――……
>やがて、痙攣を止め、霞になって消えた。
>「……どぉなってんの?」
>ぽかん、と呟く冥王。
>それは、ライアナも同じの様だ。
>「心霊現象ですかッ!?お姉様は!?」
>『誰が心霊現象だ誰が!?』
>「アンタですアンタ!」
>
>やがて、訳の解らない言い争いを始める。
・・・・・・は?マジでどうなったんだ?
>『大体お前は神学講座ちゃんと受けないからッ!
> 神が精神体だけでも存在できる事を忘れていたのだろう!?思いっきり物理攻撃しかけてきてッ!
> 地面に落ちる直前に幽体離脱したわッ!
> ………ったく…………二十四年間使ってきた躰、使い物にならなくしやがって………』
>「うあ相変わらず人間…じゃなかった、神離れした芸当を………」
>『相変わらずって………』
>「昔からそう言う事ばっかりしてたじゃないですか。
> 戦闘中、MP切れた時に、私を敵の真ん中に放り投げて物理ダメージ狙ったの誰ですか!?」
>『私の他にそーいうコトするヤツはおらん。多分。』
>「わかってるじゃ無いですか。
> ついでに言うなれば、多分ではなく決定事項です」
>『自覚はある。
> 反省はしないが』
>「してくださいよッ!ちょっとは!
> あの後私が一体何日意識無かったと想ってるんですか!?」
>『百五十三日と二十一時間四十六分三十二秒。
> まぁ、敵倒せたんだからイイじゃ無いか♪』
>「あああああああああああ。
> 妹を人…で無く…神とも想わぬその態度ッ!
> お姉様のそう言う所が嫌いなんですよ私はッ!」
>『はっはっはっはっはっは。
> そうかそうか。
> 私もお前の執念深い所とか大ッッ嫌いだv』
>「んっふっふっふっふっふっふっふっふっふ」
>『はっはっはっはっはっはっはっはっはっは』
>笑った口元。
>ちっとも笑ってない声と瞳。
>『ふ……………
> 大体、ロック鳥に捕まる時点でダメダメだなお前は………同じ神として情けない』
>はぁぁ、と溜息をつくフィアナ。
>「ソレを言うなら………………………
> 貴女だって、妹に撃ち落とされたりしてるじゃ無いですか。
> 私の攻撃を防ぐだけの結界も張れなかったんですか?」
>『んんんんんん?
> ほほう。
> そう言う事を言うかお前は?
> ロック鳥に攫われるのとどっちがマシかなぁぁぁ?」
>「あの…どっちも情けないと想います」
>『黙ってなさいッッ!!!!』
>恐る恐るツッコミを入れるゼロスに、フィアナライアナ死神シスターズが言い返す。
あはは〜姉妹喧嘩の始まり始まり〜っていうか最高だ!
>そして―――――――――――――――――………
>訳の解らない、姉妹戦争が始まるのであった………………………………
おおう!かなり見ものっすかね?ではではvv氷月椋佳でしたぁvv