◆−青庭キャラ誕生日話〜12月13日〜−陽月 (2002/12/13 14:45:26) No.12074


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12074青庭キャラ誕生日話〜12月13日〜陽月 E-mail URL2002/12/13 14:45:26


(注)この話はもろ青庭外伝の『子犬と姫さま』の続きです。……その前に、青庭外伝って青庭の外伝になってないよなぁ……。思いっきりFF[話になってる……(汗)




12月13日〜アンジェロ〜


一年が経ち、アンジェロも大きくなった。
ほんの子犬だったのに、今はもう立派に成長し、体高も50cmを越えている。

この一年でアンジェロの好物もはっきりした。
ホワイトチョコレート、寿司、リンゴ、ヨーグルト、ピーナッツバターを好み、ドッグフードと香辛料が強いものは嫌う。
結論:甘党犬。

リノアは一年前に家を飛び出してから一度も帰っていない。
ティンバーのレジスタンス組織、“森のフクロウ”に入った。
反政府組織の多いティンバーだが、実際に大きな活動を興しているのは“森のフクロウ”だけと言っても過言ではない。
その組織でリノアはもちろんのこと、アンジェロも活躍した。

いろいろあった一年が過ぎ――

そして今日、12月13日。
アンジェロの誕生日だ。
クリスマスも近いこの時期はティンバーの町並みも飾り立てられる。
一年前もその前の年もそうだった。
あの日、アンジェロと一緒に町を歩いて、アンジェロに林檎……レナーンアップルを買ってあげたんだっけ……。

リノアは毎日の習慣として、今日も町を散歩していた。
隣を歩くのはもちろんアンジェロ。
リノアはアンジェロを見て微笑し、それからある店へと目を向けた。
1年前、アンジェロが欲しがっていた菓子を売っていた店だ。

リノアはその店に足を進める。
彼女にすっかり懐いているアンジェロはちゃんと後をついて行く。

一年前にアンジェロが欲しがった菓子と同じ物はなかったが、リノアはアンジェロの味覚に合いそうなものを選び買う。

森のフクロウのアジトの中の豪華な自室で菓子を食べさせた。
嬉しそうに食べるアンジェロを見て、リノアの顔が自然と緩む。

「誕生日おめでとう。アンジェロ」







                                    ――fin――




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終わった終わった。
所要時間今までで最短。
いや、これだけ短いからそうなんでしょうけど……(爆)。
それでは。