◆−使命を守りし者 6−gure-to masa (2002/12/15 10:59:52) No.12101
 ┗使命を守りし者 7−gure-to masa (2002/12/15 17:39:29) No.12110
  ┣Re:使命を守りし者 7−D・S・ハイドラント (2002/12/15 19:05:34) No.12111
  ┗募集してます−gure-to masa (2002/12/16 17:00:35) No.12133


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12101使命を守りし者 6gure-to masa 2002/12/15 10:59:52


「ハーフエルフは普通のエルフより長寿ではないが、人間よりもはるかに長寿であり強力な力を持つことができる・・・それぐらいは知っているだろう?」
「ああ、ハーフエルフは普通のエルフは持たない人間の特性―成長があるからだ」
「そう…さすがはレゾから知識を後継した者だ」
グラウシェラ―の言葉に、ゼルは不機嫌になった。
普通ならすぐにでも斬りかかってもおかしくはない彼だが、さすがに高位魔族相手
にそれを必死に堪えているのだろう。
そんなゼルを無視して、ダルフィンを話しを続けた。
「けど、あのセフィクスだけ特別なのよ」
「特別?どうして?」
「彼女はダークエルフの大族長の孫娘に当たるから魔の力の方が強いの。
けど彼女は水竜王の巫女長をしていたから、水竜王の神力を浴び過ぎて完全に
魔属性から離脱しちゃったのよね」
「神力を持った者を魔族にするにはかなり至難の業だ。ヘタをすると、ただの廃人になる確立があるからだ」
「でも、なんで彼女を魔族――魔竜将軍にしたの?」
「ガ―ヴから頼まれたからだ」
「ガ―ヴに頼まれた!?」
グラウシェラ―の答えに、リナは驚いた。
彼女のイメージでは、ガ―ヴはあまり人に物事を頼むような事をするような魔族
ではなかった。
神滅斬を受けても効果のない身体(?)に、ガウリイやゼルと言った人間屈指の剣士
を赤子のようにあしらう剣技……はっきり言って、自分の力で何でもできる
魔族屈指の体力派高位魔族とリナは認識している。
「そもそも、ガ―ヴは古代竜や黄金竜・黒竜の大軍と単体で戦うために赤眼の魔王様に創られた腹心――力は我やダルフィン・ゼラスと同格だが、破壊力に関しては
フィブリゾよりもわずかに上回っている。
「実際は、魔王様が『あの御方』のお仕置きから逃れるための身代わりとして
創ったとも言われているわね」
ダルフィンの言葉を、グラウシェラーは無視した。
「で、なんでガ―ヴがセフィクスを部下になんかしたの?」
「それに関しては我らも詳しくは知らん。ただ、ガ―ヴが我とダルフィンを呼び出し、セフィクスを魔族にするのを手助けしてくれとしか聞いていない」
「私達が力貸したから、彼女は数カ国の王国を滅亡させたりできたんだけどね」
「しかし、肝心の降魔戦争時はガ―ヴからの特殊任務で参戦していない」
「そして彼女はここにいる。ガ―ヴが滅されてもなお」
いつの間に精神世界から戻ってきたのか、両腕を失い剣も弓も地面に落としたセフィクスの胸倉をゼラスの手が掴んでいた。
すでにセフィクスが虫の息だと言うのは、誰が見てもすぐに分かった。

「いい加減に話したらどうだ?そしたら、楽に死ねるのに」
「な…何の…事ですか…おば様…」
セフィクスの言葉に、ゼラスは怒る事無く少し(?)彼女の首を締め上げた。
「もし、アンタが何も話さずに死んだらこの森を焼き尽くすよ」
「そ・・・それは・・・」
ゼラスの言葉に、セフィクスの顔が青ざめている。
と、その時!!
巨大な火球がセフィクスとゼラスに向かって飛んできた。
ゼラスは難なくよけたが、セフィクスが最後の力でゼラスの手から逃れると
そのまま火球に飲み込まれた。

巨大な爆音と火球と共に、セフィクスが吹っ飛んだのは言うまでもなかった。

「アンタは!?」
リナがその火球と飛んできた方向を見ると、そこには意外な人物(?)が立っていた。


今日はここでおしまいです。
そろそろ1月・・・我々高校生がもっと楽しみにする行事、そう修学旅行です。
今回はテロリストの活動のため、北海道でスキーと決まりました。
(私的では国内がよかったですので、彼らに少し感謝しています
ありがとう、テロリスト諸君!!)
では、今日はさいなら!!

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12110使命を守りし者 7gure-to masa 2002/12/15 17:39:29
記事番号12101へのコメント

「ブ…ブラス……」
そこにはセフィクスの部下であるブラスデーモンのブラスが立っていた。
「何で、アンタがセフィクスを?」
「私も任務でこうした……魔竜王様と水竜王様のな……」
『な……何!?』
ブラスの発言に、リナ達はおろか腹心達も驚きの声はあげた。
「何故、ここでガ―ヴと水竜王の名が出てくる?」
「そうよ。あの2人は敵同士でしょう!?」
「その事については、私の方でお答えします。
できれば、ここではなく主の家でお話させてください」
ブラスの提案で、リナとガウリイ・ゼル…そして3人の腹心もブラスに案内されて
森の奥ふかくに歩き出した。

セフィクスの家は、小さな丸太小屋だった。
その周りには、おびただしい程の墓が立っていた。
ブラスの話では、昔セフィクスが殺したこの森に入ってきたハンターや冒険者
盗族、セフィクス討伐隊などの人間やボブリンなどの魔物達のためにセフィクスが
立てた物らしい。
家に入るなり、ブラスは香りのよい紅茶を入れてきた。
「では、話してもらおうか……全てをな」
「承知しました……では、どこからお話しましょうか?」
「最初からでよい」
「分かりました……では、お話しましょうか」
ブラスはそう言って席に座ると、どこから持ってきたのか日記を取り出した。
「それは何だ?」
「主が水竜王様の神殿に勤めてから、書き始めた日記でございます。
ここには、主の知っている限りの事柄が記載されております」
そうしてブラスが日記のページをなれた手つきで開いた。
「ここからでしたな……では、お話させてもらいます……
できれば、魔王様にはお聞かせさせないように……」
こうして、ブラスは静かに語り始めた。


飯を食べながら考えました。
やっと終末に向かっております。
しかし、第二作も考えてしました!!
では、今回はここまで!!さいなら!!

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12111Re:使命を守りし者 7D・S・ハイドラント 2002/12/15 19:05:34
記事番号12110へのコメント

>そこにはセフィクスの部下であるブラスデーモンのブラスが立っていた。
えっ・・・なぜ?

>家に入るなり、ブラスは香りのよい紅茶を入れてきた。
ブラスデーモンがそんなことを出来るんですか

>「ここからでしたな……では、お話させてもらいます……
>できれば、魔王様にはお聞かせさせないように……」
どんな内容でしょうか・・・。

>やっと終末に向かっております。
お疲れさまです。
最後までがんばってください
>しかし、第二作も考えてしました!!
それはおめでとうございます(で良いのか。)

それでは〜

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12133募集してますgure-to masa 2002/12/16 17:00:35
記事番号12110へのコメント

すいません……
セフィクスの同僚の巫女2人と神官長・神官1人(恋人役)の名前・人物設定を
募集しております。
できれば、数多くのご応募お待ちしております!!

見事採用された懸賞といたしまして、この小説が終わった後のスレイヤーズ∩VP
(ヴァルキュリープロファイル)のある御方々の名前の決定権が……
では、待ってます!!