◆−『青っぽい色の庭の問題児と恐竜』(遅くなりました)−陽月 (2002/12/21 17:38:40) No.12242
 ┣Re:『青っぽい色の庭の問題児と恐竜』(遅くなりました)−D・S・ハイドラント (2002/12/21 18:23:43) No.12243
 ┃┗ちなみにタイトルの没ネタあり、です(爆)−陽月 (2002/12/21 19:17:24) No.12246
 ┗『青っぽい色の庭の問題児と恐竜……のその後』−陽月 (2002/12/24 23:04:23) No.12324


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12242『青っぽい色の庭の問題児と恐竜』(遅くなりました)陽月 E-mail URL2002/12/21 17:38:40



バラムガーデンの訓練施設。
文字通り訓練のための施設で、バラムガーデン中では唯一夜間の使用を認められている(寮は除いて)。
モンスター放し飼いだったりするあたり、シド学園長の考えが謎である(?)。
SeeD候補生でも楽に倒せる弱いモンスターから、正SeeDでも苦戦を強いられるほどの強敵モンスターもいる。
その所為で生徒が死んだらどうするつもりだ学園長。
………………と、まあそれは置いといて。
今日、この訓練施設では正SeeD並――いや、それ以上の実力を持つ候補生が暴れ回っていた。
サイファー・アルマシー。
バラムガーデンの問題児、風紀(乱し)委員長、万年SeeD候補生。
いろんなあだ名がある。そしてこれからも増える。
暇だったから訓練施設でバトル……なのだが、彼がバトルすると、『バトル』というより『大乱闘』という感じがするのはどうしてなのだろうか。
訓練施設に棲息するモンスターはグラッドとアルケオダイノス。(少)
ただし、アルケオダイノスはかなり少ない。
今日倒したモンスターは全部グラッドである。
サイファーの力量ならガンブレードの一撃で倒すことが可能なほど弱いモンスターである。
斬ったときの感触が植物然としているのでつまらない。
草刈りの気分、と言いたいところだが、サイファーが大人しく草刈りをするとは思えないし、第一、バラムガーデンには中庭こそあるものの、そこに雑草など生えてない。
その前に、サイファーが草刈りする図など見たくない(爆)。
「けっ。弱すぎるんだよな……。アルケオダイノスでも出ねえかな」
ハイペリオンの名を持つガンブレードを方に担ぎ、つまらなさそうにぼやく。
と、その時、一体どういう展開なのか、アルケオダイノスが一体サイファーの目の前に現れた。
「よっしゃあっ!!」
アルケオダイノスはかなりの強敵である。
しかもこのアルケオダイノス、通常の体長10〜12mを余裕で越えている。
15mはあるのではないだろうか。
普通の大きさの相手に3人で戦っても苦戦を強いられるモンスターなのに、やたらと嬉しそうなのはやはりいつでも豪快不遜な性格の所為……いえ何でもございません(待て)。
アルケオダイノスが一声叫び(すみません。鳴き声、擬音に出来ません)、サイファーに襲い掛かってくる。
「甘いっ!」
鋭い爪の一撃をあっさり避わし、間合いを取る。
ちなみにアルケオダイノスの弱点属性は冷気である。
普段、何故か炎属性の魔法(フレアを含む)を好んで使うサイファーは、ブリザラ系を絶対に使わないつもりで戦っている。
太い尾をぶん回して攻撃してくるアルケオダイノス。
だが空振りに終わり、尾は遠心力によって一回転。
一瞬だがアルケオダイノスの動きが止まる。
その隙にアルケオダイノスの足元に走りより、アルケオダイノスの足に一撃。
ガンブレードのトリガーが引かれたときの特有の音が訓練施設に響き渡った。
なんだか痛そうな悲鳴(鳴き声)を上げて倒れ伏すアルケオダイノスに、たった今足の腱を斬ったサイファーのひとこと。
「アルケオダイノスって……こういうところがバカなんだよな……。
 自分の尾の重さくらい考えろってんだ。
 まあ脳みそ少ねぇ恐竜の末裔に言っても仕方ねえか」
さて、トドメを刺すか、などと考え、苦しみ、憎悪の眼差しを向けるアルケオダイノスにガンブレードを構え――
――た、その時。
「サイファー! ここにいたんだもんよ!」
「我言正解」
「うおっ! アルケオダイノスだもんよ。しかもでかいもんよ!」
「サイファー、此一人、倒?」
「まだトドメ刺してねえよ」
「でもひとりで戦うなんて凄いもんよ!」
「あー、それはいいからよ。何か用か?」
ガンブレードを降ろして面倒くさそうに問うサイファーと対照的に少し慌てたような表情の雷神。
「またゼルだもんよ。速度違反だもんよ」
「ゼル、走回中」
「またかよ……あのチキン野郎……」
「速すぎて正直俺たちじゃ捕まれられないもんよ」
「あー、わかったわかった」
サイファーは風神と雷神と一緒に訓練施設を出て行った。
ガーデン一階の円状の廊下を何故か走り回ってるゼルを捕まえるために。

そして、訓練施設には倒れて動けず、苦しそうな唸り声を上げるアルケオダイノス(ちなみに、ここの群れのボスだったり)が残された。







――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


D・S・ハイドラントさんからのリクです。
遅くなりました。すみません。しかも短いです。更にすみません。
サイファー対アルケオダイノスなんですが、どうでしょう。
なんか今一迫力がないです。

それではこの辺で失礼しますです。
リクありがとうございました〜。

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12243Re:『青っぽい色の庭の問題児と恐竜』(遅くなりました)D・S・ハイドラント 2002/12/21 18:23:43
記事番号12242へのコメント

タイトルで笑いました。


>SeeD候補生でも楽に倒せる弱いモンスターから、正SeeDでも苦戦を強いられるほどの強敵モンスターもいる。
>訓練施設に棲息するモンスターはグラッドとアルケオダイノス。(少)
つまり前者がグラッドで後者がアルちゃん(・・・。)


>その前に、サイファーが草刈りする図など見たくない(爆)。
そうですね。

>と、その時、一体どういう展開なのか、アルケオダイノスが一体サイファーの目の前に現れた。
スレすぺでも使っていたお約束攻撃とやらでしょう

>アルケオダイノスが一声叫び(すみません。鳴き声、擬音に出来ません)、サイファーに襲い掛かってくる。
まあ私も最近祇園(じゃなくて擬音)使ってません。

>「うおっ! アルケオダイノスだもんよ。しかもでかいもんよ!」
>「サイファー、此一人、倒?」
>「まだトドメ刺してねえよ」
>「でもひとりで戦うなんて凄いもんよ!」
>「あー、それはいいからよ。何か用か?」
>ガンブレードを降ろして面倒くさそうに問うサイファーと対照的に少し慌てたような表情の雷神。
>「またゼルだもんよ。速度違反だもんよ」
>「ゼル、走回中」
>「またかよ……あのチキン野郎……」
>「速すぎて正直俺たちじゃ捕まれられないもんよ」
>「あー、わかったわかった」
>サイファーは風神と雷神と一緒に訓練施設を出て行った。
>ガーデン一階の円状の廊下を何故か走り回ってるゼルを捕まえるために。
ゼル・・・またパンかぁ?

>リクありがとうございました〜。
こちらこそありがとうございました〜。

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12246ちなみにタイトルの没ネタあり、です(爆)陽月 E-mail URL2002/12/21 19:17:24
記事番号12243へのコメント


>タイトルで笑いました。
それはよかったです(をい)。
ありがとうございます。

因みに没ネタは、
『青い庭に生息する古代恐竜』
『青っぽい色をした庭に撒かれた種の問題児と古代恐竜』
1つめはともかく、2つめは長すぎですね(をい)。

>>SeeD候補生でも楽に倒せる弱いモンスターから、正SeeDでも苦戦を強いられるほどの強敵モンスターもいる。
>>訓練施設に棲息するモンスターはグラッドとアルケオダイノス。(少)
>つまり前者がグラッドで後者がアルちゃん(・・・。)
そうです。アルちゃんはゾンビ状態にしてそせい使えば瞬殺できますけどね(待て)。

>>その前に、サイファーが草刈りする図など見たくない(爆)。
>そうですね。
想像もしたくないです……。
もし、サイファーが草刈りしたら、きっと次の日はガーデン生たちの話題はすべてそれ……(自爆)。

>>と、その時、一体どういう展開なのか、アルケオダイノスが一体サイファーの目の前に現れた。
>スレすぺでも使っていたお約束攻撃とやらでしょう
ヒドラを呼び出すあれですね。
サイファーがあれを使うとは(をい)。

>>アルケオダイノスが一声叫び(すみません。鳴き声、擬音に出来ません)、サイファーに襲い掛かってくる。
>まあ私も最近祇園(じゃなくて擬音)使ってません。
擬音って中々難しいんですよね。

>>「うおっ! アルケオダイノスだもんよ。しかもでかいもんよ!」
>>「サイファー、此一人、倒?」
>>「まだトドメ刺してねえよ」
>>「でもひとりで戦うなんて凄いもんよ!」
>>「あー、それはいいからよ。何か用か?」
>>ガンブレードを降ろして面倒くさそうに問うサイファーと対照的に少し慌てたような表情の雷神。
>>「またゼルだもんよ。速度違反だもんよ」
>>「ゼル、走回中」
>>「またかよ……あのチキン野郎……」
>>「速すぎて正直俺たちじゃ捕まれられないもんよ」
>>「あー、わかったわかった」
>>サイファーは風神と雷神と一緒に訓練施設を出て行った。
>>ガーデン一階の円状の廊下を何故か走り回ってるゼルを捕まえるために。
>ゼル・・・またパンかぁ?
たぶん……いえ、絶対そうです。
パンを入手できなくて悔しくて思わず涙ぐみながら廊下を疾走です(爆)。

>>リクありがとうございました〜。
>こちらこそありがとうございました〜。
遅くなってすみませんでした。

それでは失礼します。

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12324『青っぽい色の庭の問題児と恐竜……のその後』陽月 E-mail URL2002/12/24 23:04:23
記事番号12242へのコメント


その後です。
読まなくても展開わかるような気がしますが……(どうせ『焼きそばパンと風紀委員』みたいなものだろうと)。

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ガーデンの円状の廊下。
中心のエレベーターが設置された巨大な柱の所為で見通しは結構悪い。
廊下の先が見え難いという意味で。
そこを疾走するなんて命知らずのすることかもしれない。
疾走して何かにぶつかったら大変だ。
だが。
「チキン野郎―――――ッ!!!!」
「うわまたサイファーだ……」
今日もまた、疾走するのが約4名。(気付けば川柳に……)
「待ちやがれチキン野郎――――ッ!!!!」
幼馴染相手に凶器(=ガンブレード)をぶん回して追いかけるのもどうか。
まあ、まだ思い出してないんだけど……。(ゲーム開始前だから)
風紀乱し委員長……(ぼそっ)。
「クリスマスイヴくらいいいだろ―――――ッ!?」
「いいわけあるかチキン野郎が―――――ッ!!!!」
「サイファー落着!」
「サイファー! お、俺疲れたもんよ」
「根性ねえな雷神!」
「ひ、酷いもんよ」
言いながらも走り続けるのがSeeD(候補生)の凄いところ。
いい加減合格すればいいのにサイファーは……。
あんた、この時点で何回落ちてるんだよ……。(by.スコール)
いや、それはともかくとして。
「スコぉぉぉぉルぅぅぅぅぅぅっっ!!!!! いないのかぁぁぁ!?」
「……」
あっという間に目の前を通り過ぎたゼル(+風紀委員達)を見て呆れるスコール(実はいた)。
気付けよゼル……。
「待ちやがれチキン野郎ぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!!」
喧しい騒音だな、これ。
これに対するスコールの見解は。
「…………………………………………パンを与えれば収まるか……」
まあ、間違っちゃいないかもしれないが、『与える』って……ゼルはそこらの動物じゃないんだから(爆)。
でも、こういう冷静なところはさすが(将来)『バラムガーデン総指揮官』『伝説のSeeD』『眠れる若獅子』である(何)。
「ちくしょおっ! まだあのバカ恐竜にトドメ刺してねえのにっ!!」
サイファーの怒りはゼルに向いた(?)。
そして続く追いかけっこ……。

いつものことか。


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やっぱりこういう展開ですね(汗)。
すみませんです。