◆-ちゅりぃ♪-真琳(2/9-04:17)No.1241
 ┣『日常なる事、その一  味見』-真琳(2/9-04:22)No.1242
 ┃┣ごめんね。催促しちゃって-神楽奈津(2/9-15:40)No.1250
 ┃┃┗奈津ちゃんへ♪-真琳(2/10-02:03)No.1257
 ┃┗Re:『日常なる事、その一  味見』-鏡花(2/11-02:53)No.1269
 ┗『関係』-真琳(2/10-05:44)No.1258
  ┗今日もがんばる!-神楽奈津(2/10-14:13)No.1263


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1241ちゅりぃ♪真琳 E-mail URL2/9-04:17


さて、久々にツリーを作りたいと思います。
今度はミスりませんように(笑)

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1242『日常なる事、その一 味見』真琳 E-mail URL2/9-04:22
記事番号1241へのコメント

まず最初に。
本編と題名は必ずしも一致しませんのであしからず・・・・・・


*******************************************************



発端は極些細なことだった―――


「まぁったく、信じらんないわよねっ!!」
あたしは非常に苛ついていた。
断っておくがあの日だなんて口に出したら命がないと思った方がよい。
それだけあたしはむかついていた。
あたしの後ろ10mくらいのところを歩いているその元凶に聞こえるくらいの大声で言う。
「デリカシーのない男って、ほんっとサイテーよねっ!!」
……ああ、もうむかつくっ!!
さきほどからこの一点張りであたしはずんずかと歩いていた。
「なぁ、リナ」
何よっ!!
だぁれが答えてやるもんですかっ!!
「おい、リナってば」
無視。
「リナっ」
「何だって言うのよっ!!」
ずべんっ!!!
あたしは突然……こけた。

「いったぁぁぁぁっ!!」
お尻を押さえながら声を上げる。
「そこ滑りやすくなってるから、気を付けろって言おうと思ったのに……」
んなことは早く言いなさいよねっ!!
あたしはキッとガウリイを睨んだ。
何のことはない。ただちょっぴし坂になっていて、摩擦のなさげなきめの細かい砂があるだけである。
あたしが力みながら歩いていたからずるっといってしまっただけのことだ。
……しかし、お尻が痛ひ……
結構盛大に勢いよくこけたからなぁ〜〜〜
「そんなに睨まなくったっていいじゃないか……」
溜息付くように言う。
「なっ!!」
ぬあんですってぇっ!!??
この期におよんで大した事じゃないだろう、みたいな言い方するなんてっ!
「うきゃぁっ!!?」
突然視界が高くなる。
目の前にはガウリイの顔があった。
「少し休もう」
「ち、ちょっと何考えてるのよっ!?」
あたしは明らかに動揺しながらも声を荒げる。
確かに宿を出てから少しも休まずに、しかもハイペースでここまで来たのだから、過保護なガウリイが休もうといってもおかしくはないが……
こんな時に休めるかぁぁぁぁっ!!!
んなことを考えているうちにもガウリイはずかずかと、街道をはずれた何も周りにない野っぱらにまで歩いてきていた。
ガウリイはあたしが暴れていようがちっとも気にした様子はない。
くっそう、こんな所で言いなりになってたまるもんかっ!!
あたしはガウリイの腕の中で叫ぶ。
「いい加減、降ろせっ!」
その言葉を合図にしたかのようにガウリイはいきなしあたしを降ろした。
いや、落としたと言った方が正解である。
「っ!!」
先ほどの痛みも重なって、あたしのお尻は大ダメージを食らう。
あたしは横に転がっておしりを押さえた。
だからといって痛みが引くものでもなく。
「いった……」
痛みに対する堪え性がないあたしは涙目になりながらやっとそれだけを言えた。
ガウリイといえばただ黙ってこちらを見ている。
睨んでいるわけではない。でも怒っていることが容易に分かる。
「何するのよっ!! 女の子は大事に扱わなきゃいけないのよっ」


何考えてるのよっ、信じらんないっ!!
言いながらもあたしはガウリイを睨みつける。
「お前、何怒ってるんだよ……」
表情には表さなくとも口調が明らかに怒っている。
何よ、自分だって怒ってるじゃないっ!!
それに怒ってる原因はあんたのせいでしょうがっ!! 自分でやったこと覚えてないのっ!?
「あんたがいけないのよっ!!」
あたしは立ったままであるガウリイを見上げながらあたしは怒鳴りつける。
「そんなにデザート食べたのがいけなかったのか?」
「当たり前でしょうっ!! 人がせっかく残しておいたデザート食べちゃうなんてっ!!」


覚えてるんだったらあたしが怒ってる理由だって分かるはずなのに……っ!
……そこの君、止まらないように。
たかがデザート横取りされたくらいで、なんて思わないで欲しい。
女の子にとってデザートというのはとっても大事なのだ。
それこそメインデッシュを食べてお腹いっぱいになっても必ず入るように、別の空間があるくらいに。
それを大の男が、しかも自分から保護者をかってでたガウリイが食べるだなんてっ!!!
「そんなに食べたかった?」
「そーよ、楽しみにしてたのにっ!!」
ちょびっと起きるのが遅くて、朝食の人気メニューであるそれは残り一個だけになってしまっていたのだ。
「ふぅん……」
な、何よ、その笑みは……
「んじゃ味見だけでもさせてやろうか?」
にやりと笑いながらあたしの横に腰を下ろす。
「え……?」
あんたのお腹の中に入っちゃってるものをどうやって味見しろと……
んなこと思ってるとふいにガウリイの頭が近づいてきて……
次の瞬間にはあたしの唇は塞がれていた。ガウリイのそれで。
「んんんんんっ!!!」
あたしは即座に暴れまくる。
すぐにガウリイはあたしを解放した。
「なっ、何すんのよっ!!!」
顔を真っ赤に染めながらもあたしはガウリイに抗議する。
いきなし何するんだっ!!
そんなあたしとはうらはらにしれっとしながらガウリイは言う。
「だから味見」
むっかぁぁぁぁぁぁぁっ!!
「そんなんで分かるかぁぁぁぁぁぁっ!!」
言ってあたしはさらに後悔したのだった。


「ん……」
ガウリイのキスは止まらない。解放されてもすぐにまた塞がれる。
「ちっとは味分かった?」
にんまりと笑いながらガウリイは、まだそんなことを言う。
わ、分かるかぁぁぁぁっ!!!
心の叫びは表には出ない。
いや、出せないと言った方がいいかもしれない……
一番始めのそれは別にして後は全部が長くて深いキス。
息を付く間もなく何度も何度も口付けが落ちてくる。
あたしが息も絶え絶えになった頃、ようやくガウリイが口を開いた。
「元はお前が悪いんだろうが……」
え……?
すでに思考回路さえ上手く回らなくなったあたしはガウリイに顔だけを向ける。
いつのまにかあたしの体は横になっていた。
ガウリイはそんなあたしに覆いかぶさるようにしている。
「おまえがオレの取っておいた肉取るからいけないんだろ」
言って目尻に浮かんだ涙を拭ってくれる。
ああ、そうだった、そういえば。
ガウリイが大事そうに自分の脇に抱えていたでっかい鳥肉さんをあたしが隙を突いて食べちゃったんだっけ……
ガウリイも怒るかもしれない。
にしてもなんでこんなことで……
「んんっ!?」
不意打ちされるように再び唇を奪われる。
「も、やめ……っ」
何が言いたいのか分かってるだろうにちっとも止めてくれるような気配はない。
こいつ……こんな奴だったのか……?
「はぁ……」
「謝ったら止めてやるよ……」
意地悪そうに笑う。
謝るって、鳥肉取ったことを?
なんであたしがそんなことくらいで謝んなきゃ……っ!
「ん……っ」
……意識が、遠のきそう。
「や……」
「やだ」
やだ、って……
なんかもう苦しい。
荒い息が止まらない。
さすがにガウリイもそれに気づいたのかしばらく止めてくれた。
もっともまた再開するんだろうけど……
「謝る気になった?」
「あ、謝るも…何も、ないで、しょうが……」
あたしは目を瞑りながら言う。
目を開けてるのさえ辛い。
「ふーーん、そうゆうこと言うんだ……」
「えっ?」
驚いてつい声を上げてしまう。
目の前には微かに目を細めているガウリイが居る。
「ちょっ……」
……謝らせてくれる間もないじゃないのよ……
いつしかそのキスに酔っている自分がいることにあたしは気づいていた。

「はふ……ん……」
「ちゃんと謝る?」
「ごめ……さい……」
視界が微かに歪んでいる。
「はっきり言ってくれないと分からないぞ?」
いいながらあたしの顔を覗き込む。
なんでこぉかなぁ……こいつは……
「ごめ、ん、なさい……」
やっとの思いでその言葉を紡ぐ。
「いい子だ……」
そういってあたしの前髪を掻き上げるともう一度キスをしてくる。
何よ……謝ったって結局してくるんじゃない……ばかくらげ……
でもすでに抵抗する気力なんてなかった。



やわらかな陽射しがあたしの体に降り注いでいる。ガウリイに背を向けてあたしは寝っ転がっていた。
こんな気候の中であたしの頭の中はほわ〜としていた。
たまにはこうゆのに浸るというのも良いのかもしれない。
でもそんな気持ちも一瞬にして壊されてしまうのだった……
「おーい、リナぁ、大丈夫かぁ?」
……あんなに連続で口塞がれてちゃ、息が切れるわよ、ホント。
「誰のせいよ……誰の……」
起き上がる気力さえもない。
腰が抜けて起きれないというのもあるが、そんなこと絶対言えない。
この暖かい空気が眠気を誘う。
夕べ遅くまで起きていたのも原因の一つかもしれない。
「眠いんなら寝てていいぞ。見張りやってるから」
「あんたなんかの隣でそうやすやすと寝れるもんですかっ!」
「ふ〜〜〜〜〜ん……盗賊いじめ……」
ぎくぅぅぅっ!!!
「行ったろ、昨夜」
な、なぜバレた……っ!
ぴぎぎとガウリイに顔を向ける。
するとにやっと笑ったガウリイが出迎える。
「やっぱりな」
「なっ!」
はめられたっ!
「んなことばっかりやってるから昼間眠いんだよ」
じとっとあたしを見る。
「うるさいっ!!」
「ほら、オレの気が変わらないうちにささと寝とけ」
ぴんとおでこを指ではねられる。
むっかぁぁぁぁぁぁぁっ!!
このあたしがガウリイにいいように扱われるなんてっ!!
でもまたキス攻めにされるのも嫌だし、何より眠気がまともに襲ってきて……

……今考えるとあたしってばファーストキス、奪われちゃったんじゃん……こんなくらげに……
……夢の玉の輿がぁぁぁぁぁぁっ!!!
……ってなんか、頭回ってないわ……ここは大人しく寝よう。
そんなくだらないことを考えつつ、あたしはすぐに眠りに落ちた。


まったく……
あっという間に眠りに就いたリナの寝顔を隣に寝転んで眺める。
「夜、ちゃんと寝とけばいいのに……」
オレは苦笑した。
それでもそのおかげでこの寝顔を見れるわけだが……
「ほんとに素直じゃないよな……」
起こさないようショルダーガードをはずしてやり、そっと引き寄せ腕の上に頭を乗っけてやれば、暖かいものを無意識に求めてくるようでオレにしがみついてくる。
そんなとこを可愛く思ったりするわけだが。
「キスくらいでダウンするようじゃ先は長いよなぁ……」
オレは青い空を仰ぎながらそんなことを呟いた。
右腕の重みと昼のやわらかな空気を確かに感じ取りながら。


**************************************************


ふぅ、ひとまずこれだけ(ぉ

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1250ごめんね。催促しちゃって神楽奈津 2/9-15:40
記事番号1242へのコメント

だってメールだと書きにくい・・・(わがまま)

>本編と題名は必ずしも一致しませんのであしからず・・・・・・
いや。ちゃんと「味見」してるからいいと思います(爆)

>「デリカシーのない男って、ほんっとサイテーよねっ!!」
・・・だからガウリイにそれを求めるのは間違ってるって(笑)

>「うきゃぁっ!!?」
>突然視界が高くなる。
>目の前にはガウリイの顔があった。
抱き上げられたのかな?ふふふふふ

>過保護なガウリイ
ガウリイってめっちゃ過保護よねー。

>「何するのよっ!! 女の子は大事に扱わなきゃいけないのよっ」
そうそう。大切に扱いなさい

>「お前、何怒ってるんだよ……」
え、何って・・・乱暴に落とされたことでしょ?

>それに怒ってる原因はあんたのせいでしょうがっ!! 自分でやったこと覚えてないのっ!?
へ、なんかガウリイリナにやったの?

>「そんなにデザート食べたのがいけなかったのか?」
>「当たり前でしょうっ!! 人がせっかく残しておいたデザート食べちゃうなんてっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(沈黙)
>……そこの君、止まらないように。
とまるよお(笑)

>それを大の男が、しかも自分から保護者をかってでたガウリイが食べるだなんてっ!!!
・・・何か論点が違う気がするが気のせいか?(笑)
>「そーよ、楽しみにしてたのにっ!!」
>ちょびっと起きるのが遅くて、朝食の人気メニューであるそれは残り一個だけになってしまっていたのだ。
そりゃあ怒るよね(苦笑)
>「ふぅん……」
>な、何よ、その笑みは……
いけないこと考えてるの♪
>「んじゃ味見だけでもさせてやろうか?」
・・・どんなふうに味見させるの?(笑)
>にやりと笑いながらあたしの横に腰を下ろす。
ふふふふふふふふふふふふ
>あんたのお腹の中に入っちゃってるものをどうやって味見しろと……
さあて、どんなふうにするんだろうねえ(笑)
>んなこと思ってるとふいにガウリイの頭が近づいてきて……
>次の瞬間にはあたしの唇は塞がれていた。ガウリイのそれで。
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ(怪しさ大爆発)
>「んんんんんっ!!!」
○○ープですか?(爆)
>あたしは即座に暴れまくる。
えー、もったいなあい(指くわえる)
>すぐにガウリイはあたしを解放した。
ガウリイ!なんで放しちゃうのよ!(おい)
>「なっ、何すんのよっ!!!」
え、何って・・・何?何を期待しているの?リナちゃん?(にやり)
>顔を真っ赤に染めながらもあたしはガウリイに抗議する。
てれちゃってぇ
>そんなあたしとはうらはらにしれっとしながらガウリイは言う。
ぶははははは。ガウリイ今回ブラック?(笑)
>「だから味見」
味見・・・おいしかった?ガウリイ(あれ?リナが味見するはずだったんだよね?(笑))
>「そんなんで分かるかぁぁぁぁぁぁっ!!」
え?なに?まだ分からない?(笑)
>言ってあたしはさらに後悔したのだった。
あはははは。ひっかかっちゃった(笑)

>「ん……」
あ、またやられてるし(笑)
>「ちっとは味分かった?」
ガウリイこそしっかり味わえましたか?(核爆)
>わ、分かるかぁぁぁぁっ!!!
えー?わかんない?(笑)
>心の叫びは表には出ない。
>いや、出せないと言った方がいいかもしれない……
出したらまたやられるもんね(笑)
>一番始めのそれは別にして後は全部が長くて深いキス。
・・・やっぱり○○ープだったのね(爆)
>息を付く間もなく何度も何度も口付けが落ちてくる。
ガウリイそんっっっっっっっっっっっっっっっっっなに何回もしたい?(笑)
>「元はお前が悪いんだろうが……」
え?リナも何かしたの?
>すでに思考回路さえ上手く回らなくなったあたしはガウリイに顔だけを向ける。
・・・そんなにめろめろになってたんかい(笑)
>いつのまにかあたしの体は横になっていた。
ふふ、とうとうここまで来たのね・・・(邪笑)
>ガウリイはそんなあたしに覆いかぶさるようにしている。
ぶははははははははは!ガウリイナイス!
>「おまえがオレの取っておいた肉取るからいけないんだろ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(覚めた)
>言って目尻に浮かんだ涙を拭ってくれる。
泣いてるし。まあ泣きたくもなるわね(苦笑)でもガウリイやっさし〜♪
>ああ、そうだった、そういえば。
>ガウリイが大事そうに自分の脇に抱えていたでっかい鳥肉さんをあたしが隙を突いて食べちゃったんだっけ……
>ガウリイも怒るかもしれない。
まあそりゃあ怒るでしょうね(苦笑)
>にしてもなんでこんなことで……
キスを奪われてしまった?(笑)
>「んんっ!?」
おお!まただわ♪
>「も、やめ……っ」
え?まだ足りないって?(爆笑)
>何が言いたいのか分かってるだろうにちっとも止めてくれるような気配はない。
ガウリイだから(笑)
>こいつ……こんな奴だったのか……?
そう、こんなやつだったのよ♪もっともいつもという説あるだろうが(笑)
>「謝ったら止めてやるよ……」
えー?謝ったらやめちゃうのー?
>意地悪そうに笑う。
・・・ガウリイめっちゃ楽しんでる?(笑)
>謝るって、鳥肉取ったことを?
>なんであたしがそんなことくらいで謝んなきゃ……っ!
んなこと言ってるとまたやられちゃうぞ(笑)
>「ん……っ」
ほーら、またやられてるし(笑)
>……意識が、遠のきそう。
ほらほら、ガウリイ気うしなっちゃうわよ。少しはひかえめにね(笑)
>「や……」
>「やだ」
>やだ、って……
ぶはははははは!ガウリイだだっ子(笑)でもいいわ〜♪(よくない)
>なんかもう苦しい。
>荒い息が止まらない。
・・・息がきついのか?それとも・・・・・(ずきゅーん←どこからともなく銃弾がとんできた)
>さすがにガウリイもそれに気づいたのかしばらく止めてくれた。
もう何回もしたから満足したのかな?
>もっともまた再開するんだろうけど……
ぶははははははははははは!そうだろうねえ。だけどリナちゃん予想してるあたりもしかして期待(ずきゅーん←命中した)
>「謝る気になった?」
ならなかったら・・・だねえ(笑)
>「あ、謝るも…何も、ないで、しょうが……」
でも謝らないとまたやられちゃうぞー(笑)
>あたしは目を瞑りながら言う。
ああ、ほらほらそんな顔してると・・・(苦笑)
>「ふーーん、そうゆうこと言うんだ……」
ぶはははは。ガウリイブラックどころか鬼○だあ(笑)
>……謝らせてくれる間もないじゃないのよ……
っていうか謝ったらキス出来なくなっちゃうから、謝らせる気なんかないんじゃない?(笑)
>いつしかそのキスに酔っている自分がいることにあたしは気づいていた。
わあい♪リナちゃん酔ってる〜♪

>「はふ……ん……」
ふふふふふ。酔ってる酔ってる(にやり)
>「ちゃんと謝る?」
あやまらせちゃうの?ガウリイ(笑)
>なんでこぉかなぁ……こいつは……
えーと・・・皆様の真っ黒いご要望に答えた結果でない?(爆笑)
>「ごめ、ん、なさい……」
>やっとの思いでその言葉を紡ぐ。
ほお、やっと謝らせてもらえた(笑)
>「いい子だ……」
って・・・・・・・・(笑)
>そういってあたしの前髪を掻き上げるともう一度キスをしてくる。
またやってるし(笑)
>何よ……謝ったって結局してくるんじゃない……ばかくらげ……
っていうかやめるとでも思った?(笑)
>でもすでに抵抗する気力なんてなかった。
っていうか酔ってる(笑)

>「おーい、リナぁ、大丈夫かぁ?」
>……あんなに連続で口塞がれてちゃ、息が切れるわよ、ホント。
だいじょうぶかい?でも幸せだったろう?(にやり)
>「誰のせいよ……誰の……」
ガウリイのせい(笑)
>起き上がる気力さえもない。
>腰が抜けて起きれないというのもあるが、そんなこと絶対言えない。
ぶははははは。ガウリイテクニシャンだねえ(笑)
>このあたしがガウリイにいいように扱われるなんてっ!!
いや、リナちゃんって非力だし(笑)
>でもまたキス攻めにされるのも嫌だし、何より眠気がまともに襲ってきて……
キス攻め(笑)

>……今考えるとあたしってばファーストキス、奪われちゃったんじゃん……こんなくらげに……
いいじゃん。顔はいいし剣の腕は超一流だし美形だし(笑)

>それでもそのおかげでこの寝顔を見れるわけだが……
寝顔(笑)ガウリイ嬉しいのね(にっこり)
>「ほんとに素直じゃないよな……」
そこがいいのよ!素直なリナちゃんってあんまりそそらないわ(爆)
>起こさないようショルダーガードをはずしてやり、そっと引き寄せ腕の上に頭を乗っけてやれば、暖かいものを無意識に求めてくるようでオレにしがみついてくる。
ぶははははは。ガウリイ寝てる娘の柔肌に触れるなよ(笑)だけどリナちゃんすりよってくのね(笑)
>そんなとこを可愛く思ったりするわけだが。
うんうん。可愛いよね
>「キスくらいでダウンするようじゃ先は長いよなぁ……」
何々?これから何かするの?

ハイなのはきっとめちゃめちゃハイなHPのめちゃめちゃハイなチャットでめちゃめちゃハイなお話したせいです(爆)
長いの分かってるけど切れない・・・ご免なさい(;;)読む方々
でもめっちゃ楽しかった(爆)

では、次のアップを楽しみにまってまーす

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1257奈津ちゃんへ♪真琳 E-mail URL2/10-02:03
記事番号1250へのコメント

>だってメールだと書きにくい・・・(わがまま)
いや、いいですけど(^^;;
コピーしてペーストするだけだし(爆死)
>
>>本編と題名は必ずしも一致しませんのであしからず・・・・・・
>いや。ちゃんと「味見」してるからいいと思います(爆)
そでしか、ならよかったです(^^)
>
>>「デリカシーのない男って、ほんっとサイテーよねっ!!」
>・・・だからガウリイにそれを求めるのは間違ってるって(笑)
あたしもつくづくそう思う(ーー;;
>
>>「うきゃぁっ!!?」
>>突然視界が高くなる。
>>目の前にはガウリイの顔があった。
>抱き上げられたのかな?ふふふふふ
そそ。
>
>>過保護なガウリイ
>ガウリイってめっちゃ過保護よねー。
うん(こっくり)
>
>>「何するのよっ!! 女の子は大事に扱わなきゃいけないのよっ」
>そうそう。大切に扱いなさい
逃げちゃうわよ(ぉ
>
>>「お前、何怒ってるんだよ……」
>え、何って・・・乱暴に落とされたことでしょ?
それ以外にも(^^;;
>
>>それに怒ってる原因はあんたのせいでしょうがっ!! 自分でやったこと覚えてないのっ!?
>へ、なんかガウリイリナにやったの?
やったやった(笑)
>
>>「そんなにデザート食べたのがいけなかったのか?」
>>「当たり前でしょうっ!! 人がせっかく残しておいたデザート食べちゃうなんてっ!!」
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(沈黙)
(笑)
>>……そこの君、止まらないように。
>とまるよお(笑)
そっかぁ?まぁ確かに止まる・・・かな?(苦笑)
>
>>それを大の男が、しかも自分から保護者をかってでたガウリイが食べるだなんてっ!!!
>・・・何か論点が違う気がするが気のせいか?(笑)
気のせいじゃないでしょう(笑)
>>「そーよ、楽しみにしてたのにっ!!」
>>ちょびっと起きるのが遅くて、朝食の人気メニューであるそれは残り一個だけになってしまっていたのだ。
>そりゃあ怒るよね(苦笑)
起きないのも悪いと思うが・・・・・・(言ったら殺されそう(^^;;))
>>「ふぅん……」
>>な、何よ、その笑みは……
>いけないこと考えてるの♪
ガウリイの考えてる事なんてそんなもんでしょ(死)
>>「んじゃ味見だけでもさせてやろうか?」
>・・・どんなふうに味見させるの?(笑)
ひみつ(ぉ
>>にやりと笑いながらあたしの横に腰を下ろす。
>ふふふふふふふふふふふふ
(^^;;;
>>あんたのお腹の中に入っちゃってるものをどうやって味見しろと……
>さあて、どんなふうにするんだろうねえ(笑)
ねぇ・・・(くす)
>>んなこと思ってるとふいにガウリイの頭が近づいてきて……
>>次の瞬間にはあたしの唇は塞がれていた。ガウリイのそれで。
>ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ(怪しさ大爆発)
(怪しすぎ)
>>「んんんんんっ!!!」
>○○ープですか?(爆)
それは聞いてみない事には(ぉ
>>あたしは即座に暴れまくる。
>えー、もったいなあい(指くわえる)
それは君がでしょう(笑)
>>すぐにガウリイはあたしを解放した。
>ガウリイ!なんで放しちゃうのよ!(おい)
(をひ)
>>「なっ、何すんのよっ!!!」
>え、何って・・・何?何を期待しているの?リナちゃん?(にやり)
期待はしてないと思うが(^^;;
>>顔を真っ赤に染めながらもあたしはガウリイに抗議する。
>てれちゃってぇ
いつものこと(ーー)
>>そんなあたしとはうらはらにしれっとしながらガウリイは言う。
>ぶははははは。ガウリイ今回ブラック?(笑)
かなりね(笑)
>>「だから味見」
>味見・・・おいしかった?ガウリイ(あれ?リナが味見するはずだったんだよね?(笑))
(結局ガウリイの味見になってしまったよ(^^;;)
>>「そんなんで分かるかぁぁぁぁぁぁっ!!」
>え?なに?まだ分からない?(笑)
(もー何も言えません(ーー;;;)
>>言ってあたしはさらに後悔したのだった。
>あはははは。ひっかかっちゃった(笑)
リナにしかできない芸当だな(笑)
>
>>「ん……」
>あ、またやられてるし(笑)
基本でしょう(爆)
>>「ちっとは味分かった?」
>ガウリイこそしっかり味わえましたか?(核爆)
さすがにそれだけやれば(ぉぉぉぉ
>>わ、分かるかぁぁぁぁっ!!!
>えー?わかんない?(笑)
やっぱ実際食べてみないとねぇ(ぉ
>>心の叫びは表には出ない。
>>いや、出せないと言った方がいいかもしれない……
>出したらまたやられるもんね(笑)
そうそう(こっくし)
>>一番始めのそれは別にして後は全部が長くて深いキス。
>・・・やっぱり○○ープだったのね(爆)
まぁガウリイのことですから(しれっ)
>>息を付く間もなく何度も何度も口付けが落ちてくる。
>ガウリイそんっっっっっっっっっっっっっっっっっなに何回もしたい?(笑)
ゆっくりと味わいたいのではないかと(ぉぉぉ
>>「元はお前が悪いんだろうが……」
>え?リナも何かしたの?
ガウリイの期限を損ねるくらいのことをしたのでしょう・・・・・(お茶すすり)
>>すでに思考回路さえ上手く回らなくなったあたしはガウリイに顔だけを向ける。
>・・・そんなにめろめろになってたんかい(笑)
なるくらいのキス責め(はあと)←(死)
>>いつのまにかあたしの体は横になっていた。
>ふふ、とうとうここまで来たのね・・・(邪笑)
ガウリイ、押しが強いから(ぉ
>>ガウリイはそんなあたしに覆いかぶさるようにしている。
>ぶははははははははは!ガウリイナイス!
笑うなよ(^^;;
>>「おまえがオレの取っておいた肉取るからいけないんだろ」
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(覚めた)
やっぱし?(爆笑)
>>言って目尻に浮かんだ涙を拭ってくれる。
>泣いてるし。まあ泣きたくもなるわね(苦笑)でもガウリイやっさし〜♪
まぁガウリイですから(なんじゃそりゃ)
>>ああ、そうだった、そういえば。
>>ガウリイが大事そうに自分の脇に抱えていたでっかい鳥肉さんをあたしが隙を突いて食べちゃったんだっけ……
>>ガウリイも怒るかもしれない。
>まあそりゃあ怒るでしょうね(苦笑)
そらねぇ・・・・・・
しかし自分で書いておいてなんだが、くだらない落ちだ(ーー;;
>>にしてもなんでこんなことで……
>キスを奪われてしまった?(笑)
うん、そんな感じ・・・(疲)
>>「んんっ!?」
>おお!まただわ♪
喜ぶなよ(笑)
>>「も、やめ……っ」
>え?まだ足りないって?(爆笑)
ずっと我慢してればきっと何回やっても足りないんじゃ(核爆)
>>何が言いたいのか分かってるだろうにちっとも止めてくれるような気配はない。
>ガウリイだから(笑)
それで言い切れるところがすごい(笑)
>>こいつ……こんな奴だったのか……?
>そう、こんなやつだったのよ♪もっともいつもという説あるだろうが(笑)
昔っからよねぇ(笑)
>>「謝ったら止めてやるよ……」
>えー?謝ったらやめちゃうのー?
きっと♪(ぉ
>>意地悪そうに笑う。
>・・・ガウリイめっちゃ楽しんでる?(笑)
すっごく楽しんでます(ーー;;
>>謝るって、鳥肉取ったことを?
>>なんであたしがそんなことくらいで謝んなきゃ……っ!
>んなこと言ってるとまたやられちゃうぞ(笑)
考えてる間にやられます(笑)
>>「ん……っ」
>ほーら、またやられてるし(笑)
そそ。
>>……意識が、遠のきそう。
>ほらほら、ガウリイ気うしなっちゃうわよ。少しはひかえめにね(笑)
無理だったりして(ぉ
>>「や……」
>>「やだ」
>>やだ、って……
>ぶはははははは!ガウリイだだっ子(笑)でもいいわ〜♪(よくない)
そのくらいのほうがいいです(爆死)<だだっ子
>>なんかもう苦しい。
>>荒い息が止まらない。
>・・・息がきついのか?それとも・・・・・(ずきゅーん←どこからともなく銃弾がとんできた)
・・・・・・(笑)
>>さすがにガウリイもそれに気づいたのかしばらく止めてくれた。
>もう何回もしたから満足したのかな?
ガウリイは優しいですから。でも意地悪なの(ぉ
>>もっともまた再開するんだろうけど……
>ぶははははははははははは!そうだろうねえ。だけどリナちゃん予想してるあたりもしかして期待(ずきゅーん←命中した)
期待はしてないだろう(^^;;
>>「謝る気になった?」
>ならなかったら・・・だねえ(笑)
ならなかったら、どうするんだろう・・・・・←考えてなかった(爆)
>>「あ、謝るも…何も、ないで、しょうが……」
>でも謝らないとまたやられちゃうぞー(笑)
やられる(どきっぱり)
>>あたしは目を瞑りながら言う。
>ああ、ほらほらそんな顔してると・・・(苦笑)
おか・・・・(どげしっ!!←何かが飛んできたらしい)
>>「ふーーん、そうゆうこと言うんだ……」
>ぶはははは。ガウリイブラックどころか鬼○だあ(笑)
これを鬼○というのか(ぉ
>>……謝らせてくれる間もないじゃないのよ……
>っていうか謝ったらキス出来なくなっちゃうから、謝らせる気なんかないんじゃない?(笑)
それはどうだろう??
>>いつしかそのキスに酔っている自分がいることにあたしは気づいていた。
>わあい♪リナちゃん酔ってる〜♪
くす・・・
>
>>「はふ……ん……」
>ふふふふふ。酔ってる酔ってる(にやり)
怪しいって・・・・・(^^;;
>>「ちゃんと謝る?」
>あやまらせちゃうの?ガウリイ(笑)
もう十分堪能したのよ、きっと。
>>なんでこぉかなぁ……こいつは……
>えーと・・・皆様の真っ黒いご要望に答えた結果でない?(爆笑)
(大爆笑)
>>「ごめ、ん、なさい……」
>>やっとの思いでその言葉を紡ぐ。
>ほお、やっと謝らせてもらえた(笑)
よかったよかった(ぉ
>>「いい子だ……」
>って・・・・・・・・(笑)
まだ保護者ぶるらしいよ、彼は(爆)
>>そういってあたしの前髪を掻き上げるともう一度キスをしてくる。
>またやってるし(笑)
そんなもんでしょう、ガウリイだし(なんていいかげんな)
>>何よ……謝ったって結局してくるんじゃない……ばかくらげ……
>っていうかやめるとでも思った?(笑)
たぶん、少しは予想していたのではないかと(ぉ
>>でもすでに抵抗する気力なんてなかった。
>っていうか酔ってる(笑)
(恐らく)
>
>>「おーい、リナぁ、大丈夫かぁ?」
>>……あんなに連続で口塞がれてちゃ、息が切れるわよ、ホント。
>だいじょうぶかい?でも幸せだったろう?(にやり)
さ、さぁ・・・・・・?(^^;;
>>「誰のせいよ……誰の……」
>ガウリイのせい(笑)
もっともだ。
>>起き上がる気力さえもない。
>>腰が抜けて起きれないというのもあるが、そんなこと絶対言えない。
>ぶははははは。ガウリイテクニシャンだねえ(笑)
いろいろと経験積んでそうだし(なんのだ)
>>このあたしがガウリイにいいように扱われるなんてっ!!
>いや、リナちゃんって非力だし(笑)
非力だね、ずえったい(どきっぱし)
魔法使えなかったらそこらへんの女の子より弱いと思うもん(笑)
>>でもまたキス攻めにされるのも嫌だし、何より眠気がまともに襲ってきて……
>キス攻め(笑)
字、間違えた(苦笑)ま、いっか、似たようなもんだし(ぉぉぉ
>
>>……今考えるとあたしってばファーストキス、奪われちゃったんじゃん……こんなくらげに……
>いいじゃん。顔はいいし剣の腕は超一流だし美形だし(笑)
脳みそはないみたいだけどね(笑)
>
>>それでもそのおかげでこの寝顔を見れるわけだが……
>寝顔(笑)ガウリイ嬉しいのね(にっこり)
あたしはガウリイの寝顔見たい・・・・・・(核爆死)
>>「ほんとに素直じゃないよな……」
>そこがいいのよ!素直なリナちゃんってあんまりそそらないわ(爆)
おひっ(^^;;<そそらない
ま、そうだけど。
>>起こさないようショルダーガードをはずしてやり、そっと引き寄せ腕の上に頭を乗っけてやれば、暖かいものを無意識に求めてくるようでオレにしがみついてくる。
>ぶははははは。ガウリイ寝てる娘の柔肌に触れるなよ(笑)だけどリナちゃんすりよってくのね(笑)
風が吹けばたぶん寒いと思う・・・・・・
>>そんなとこを可愛く思ったりするわけだが。
>うんうん。可愛いよね
可愛い可愛い(はあと)
>>「キスくらいでダウンするようじゃ先は長いよなぁ……」
>何々?これから何かするの?
それはガウリイに聞いて(ぉぉぉ
>
>ハイなのはきっとめちゃめちゃハイなHPのめちゃめちゃハイなチャットでめちゃめちゃハイなお話したせいです(爆)
>長いの分かってるけど切れない・・・ご免なさい(;;)読む方々
読まれるのか・・・・・・知ってるけどなんかやっぱし恥ずかし(^^;;
>でもめっちゃ楽しかった(爆)
あたしも楽しかったです。
ありがとうございましたm(_ _)m
>
>では、次のアップを楽しみにまってまーす
一日、一個かな?(ぉぉぉぉ

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1269Re:『日常なる事、その一 味見』鏡花 E-mail 2/11-02:53
記事番号1242へのコメント

 え〜〜と、ひとつ聞きたいことが……。
 ファーストキス奪われた、って、前の話?
 もしや、この時が初めてぢゃないでしょうね!?
 いやん、いかがわし〜〜〜♪♪♪

 ガウさん、初めての時は、優しくしてあげなくちゃダメよ♪(何をだ)
 であであ〜〜♪

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1258『関係』真琳 E-mail 2/10-05:44
記事番号1241へのコメント

二人の定まらない関係みたいなのを書きたくて書いたよーな気が・・・・・・(^^;;
ま、本人もこうゆうガウリナが一番好きですね。
くっつきそうでくっつかないってのが(苦笑)←生殺しとかよく言われるけど。


********************************************************


「う、ん……」
身じろぎして目を開ける。
まだ暗い。
あたしはすっとベッドに身を起こす。
眠れない。
「ふぅ……」
一つ溜め息を吐いて、あたしはベッドから出た。
そのままベランダへと向かう。
月明かりが細く差している。

ベランダに出ればひんやりとした空気があたしにまとわり付いてくる。
何をするでもなくあたしは手すりに腕を置き、その上に顎を乗せた。
昼間寝ていたわけではない。
でもなぜか眠れないのだ。
「まぁったく、困ったもんよねぇ……」
つい、口から漏れてしまう。
風があたしの髪をなびかせた。
シン、と辺りは静まり返っている。
天空を見上げれば、いくつもの星が月の光に負けじと輝きを放っている。
本当に静かな夜だ。

「リナ?」
え?
声をした方を見れば、そこにはガウリイ。
月の光を浴びてその金髪がきらきらと光っている。
「何やってるのよ、こんな時間に……」
あたしは驚きながらも問う。
「それはこっちだって同じだよ、何やってるんだ?」
ベランダとベランダとの間の1mくらいの空間があたしたちを分け隔てている。
「別に……ただ眠れないだけよ……」
あたしは視線をガウリイからはずして答える。
「なんだ、同じかよ」
「え?」
あたしは驚き振り向いた。
やさしい微笑みを浮かべたガウリイがいる。
「なんかさ、眠れなくてな。おっかしいよなぁ、別に昼間居眠りしていたわけじゃないのにな」
あたしはその言葉に思わず笑ってしまった。
「なにかおかしいか?」
怪訝そうにガウリイが言う。
「ううん、ただ考えてる事まで同じだったんだって思ったら、おかしくて……」


「なぁ、リナ」
「何?」
「こっち、来ないか?」
「え……」
相変わらずガウリイは微笑みを絶やさない。
「無理にってわけじゃ……ただなんとなく、な」
言って苦笑する。
「分かった」
それだけを言ってあたしは混沌の言語を唱える。
「浮遊っ」
「わざわざそんな呪文使わなくったって……」
「いいでしょっ!!」
確かに1mくらいの距離だけど、跳んで越せないわけじゃない距離だけど。
やっぱし恐いわよ……

ガウリイが手を広げてあたしを迎えようとする。
あたしは思わず躊躇した。
「ほら、早く来いよ」
「……分かってるわよ、でもね……」
「でも?」
「その手、邪魔」
あたしはどっきぱしと告げる。
「いいだろ?」
よくないから言ってるんだけどなぁ……
「やめないなら戻る」
ガウリイの顔色が変わる。
「そんなに嫌か?」
「嫌よっ」
恥ずかしいじゃない……
「あっそ」
と言うなりあたしの手をぐいっと引っ張る。
「きゃあっ!?」
その拍子にあたしはコントロールを失い、そのままガウリイの腕の中に抱きとめられる。

「なっ、なんてことすんのよっ!! 危なじゃないっ!!」
あたしはガウリイに抱き上げられたまま、文句をオンパレードする。
「お前があんなこと言うからだろ?」
ガウリイはムッとした顔で言い返す。
「だってっ!!」
「だって、なんだよ……」
ちょっぴし、怒っているような表情。
「うぅ……」
なんとなく後悔する。
「言いたい事があるんだろ? 無理すんなよ」
こうゆう時のガウリイには逆らえない。
真っ直ぐな瞳に何もかもが見透かされそうで……
「恥ずかしいんだってば……」
あたしは小声でそう呟く。
くすりとガウリイが笑った。
「何よっ 笑う事ないでしょう!?」
「いや、ただあんまりにもおまえさんが可愛くて」
っかぁぁぁぁぁっ!!
一気に顔が上気する。
「ほら、またそうやって照れるし」
「わ、悪かったわねっ!!」
「誰も悪いなんて言ってないって。そうゆうところがいいんだよ……」
じっとあたしを見つめる瞳。
どうしてこの男はそうゆう事を恥ずかしげもなく言えちゃうんだろう?
あたしには一生無理だろうな、きっと。
「ばか……」
何度このセリフを言っただろう。
ガウリイに負けると決まってあたしはこのセリフを言うのだ。


「寒いか?」
「ううん」
と、言った次には小さなくしゃみ。
「あ……」
「まったく……」
仕方なさそうにあたしを見ると、ゆっくりと降ろす。
「ちょっと待ってろよ」
言って部屋へと入ってしまう。
「はぁ……」
ガウリイとこんな夜中に二人っきりになるのは初めてではない。何度もあるのに……でもなんとなく緊張してしまう。
それでもなぜかいなくなると寂しく思ってしまう。
なんでだろう……
ふわっ……
「これかぶってれば平気だろう」
薄い毛布を一枚持ってきたらしい。
「うん」
頭の上から毛布をかぶせて、そしてその上からあたしを抱きしめる。
……暖かい……
「寒くないだろ?」
「大丈夫よ」
自然とガウリイに寄り掛かる。
いつの頃からか、これが当たり前になってしまっていた。
別にそれ以上に何かあるわけではない。
世間一般で言う恋人同士がすることなど何もない。
でもいつのまにか寄り添っている。

きっと、一番落ち着ける場所だから……


「眠くない?」
「ちょっと」
ガウリイの問いにあたしは何気もなく答える。
「眠ろうか」
「そだね……」
いつまでも起きていてもしょうがない。明日もまた旅は続くのだ。
「ベッドまで運んでやろうか?」
「いらない」
ふざけたような言い方にあたしは冷たく言い放つ。
「けち」
無視。





手を出さない。
手を、出せない……

手を出して欲しい?
手を出して、欲しくない……

掴めない関係。
それは……?

保護者と被保護者。
いつの日かその関係も崩れるの?

未来は、まだ、分からない……

分かりたく、ない……


********************************************************


ふぅ、疲れた(爆死)

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1263今日もがんばる!神楽奈津 2/10-14:13
記事番号1258へのコメント

昨日はご苦労様(苦笑)今日もかくぞお!(やめれ)

くっつきそうでくっつかない。生殺しだけど二人の反応がたのしーのよねえ(笑)

>眠れない。
眠れない夜ってあるよね〜。何故かつかれてるのに(苦笑)

>「リナ?」
何故こんな時間に起きている?ガウリイ(笑)
>月の光を浴びてその金髪がきらきらと光っている。
うっきゃあ・・・・(想像した)
>「何やってるのよ、こんな時間に……」
ガウリイも寝れなかったんじゃない?
>「なんだ、同じかよ」
あはは。やっぱり(笑)
>やさしい微笑みを浮かべたガウリイがいる。
がふっ(想像した)
>「なんかさ、眠れなくてな。おっかしいよなぁ、別に昼間居眠りしていたわけじゃないのにな」
あはは。リナと同じことかんがえてら(笑)
>「ううん、ただ考えてる事まで同じだったんだって思ったら、おかしくて……」
おいらは嬉しい(笑)

>「こっち、来ないか?」
・・・誘ってる?いや、違う意味で誘ってはいるのだが(笑)
>相変わらずガウリイは微笑みを絶やさない。
・・・何考えてるの?ガウリイ?
>やっぱし恐いわよ……
おや、珍しい

>ガウリイが手を広げてあたしを迎えようとする。
ぶはははは。ガウリイ(笑)
>あたしは思わず躊躇した。
やっぱ恥ずかしいやね(苦笑)
>「ほら、早く来いよ」
>「……分かってるわよ、でもね……」
恥ずかしがり屋さん♪(撲殺)
>「いいだろ?」
>よくないから言ってるんだけどなぁ……
いいじゃん、別に。怖いんでしょ?(笑)
>「やめないなら戻る」
もったいない
>恥ずかしいじゃない……
可愛い・・・(死)
>と言うなりあたしの手をぐいっと引っ張る。
ふはははは。強引だなあガウリイ(笑)
>「きゃあっ!?」
>その拍子にあたしはコントロールを失い、そのままガウリイの腕の中に抱きとめられる。
うっきゃあ(はあと)

>「なっ、なんてことすんのよっ!! 危なじゃないっ!!」
でもだきとめてたでしょ?それにガウリイが落とすわけないじゃん(笑)
>あたしはガウリイに抱き上げられたまま、文句をオンパレードする。
ガウリイ一回おろせ(笑)
>こうゆう時のガウリイには逆らえない。
>真っ直ぐな瞳に何もかもが見透かされそうで……
っていうか思いっきり見透かされてる気がするぞ
>「いや、ただあんまりにもおまえさんが可愛くて」
そうそう!恥ずかしがってるリナちゃんってめっちゃくちゃ可愛いよね!(賛同するでない)
>「ほら、またそうやって照れるし」
そうそう!それでまた照れて顔真っ赤にしてるとこがまた可愛いのよ!(だから賛同するなあああ(笑))
>「誰も悪いなんて言ってないって。そうゆうところがいいんだよ……」
初なリナちゃん可愛い?ガウリイ(笑)
>どうしてこの男はそうゆう事を恥ずかしげもなく言えちゃうんだろう?
ガウリイだし(苦笑)
>何度このセリフを言っただろう。
>ガウリイに負けると決まってあたしはこのセリフを言うのだ。
まあ、馬鹿には勝てないっていう言葉あるし(苦笑)

>ガウリイとこんな夜中に二人っきりになるのは初めてではない。何度もあるのに……でもなんとなく緊張してしまう。
>それでもなぜかいなくなると寂しく思ってしまう。
まだ自分の気持ちわかってないねえ。だけど緊張してるってことは分かってるのか?
>「これかぶってれば平気だろう」
>薄い毛布を一枚持ってきたらしい。
ガウリイ優しいねえ(にっこり)
>「うん」
>頭の上から毛布をかぶせて、そしてその上からあたしを抱きしめる。
あははははは。リナ抵抗しないの?(笑)
>……暖かい……
うん、ガウリイ暖かい♪(笑)
>「寒くないだろ?」
寒くないけど、そのうちあつくなっちゃうぞ(笑)
>自然とガウリイに寄り掛かる。
すでに自然なのね。だけどわかってないねえ、リナ

>きっと、一番落ち着ける場所だから……
だけどそれ以上はないの?

>「眠ろうか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・深読みok?(爆)あ、眠ろうか(笑)
>「ベッドまで運んでやろうか?」
・・・・・・・・やっぱ深読みしてよろしいですか?(爆)
>「けち」
あははははははははは。だだっ子だ(笑)

>手を出して欲しい?
>手を出して、欲しくない……
・・・今思ったがリナが分からないふりしてるのってやっぱ溺れちゃうからかな?

>保護者と被保護者。
>いつの日かその関係も崩れるの?
崩れてほしいです(爆)

>未来は、まだ、分からない……
分かってるけど知らんぷりしてるっていうほうが正解じゃない?

>分かりたく、ない……
まだ覚悟決めてないのね・・・

がんばれ〜。おいらもがんばる〜