◆−久々の投稿ですね〜−闇竜翔 (2003/1/4 10:03:38) No.12550 ┣第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・−闇竜翔 (2003/1/4 10:04:09) No.12551 ┃┣Re:第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・−D・S・ハイドラント (2003/1/4 21:14:57) No.12563 ┃┃┗Re:第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・−闇竜翔 (2003/1/5 09:01:19) No.12570 ┃┗第三十七章 ELDERDRAGON−闇竜翔 (2003/1/10 23:29:13) No.12757 ┃ ┗Re:第三十七章 ELDERDRAGON−D・S・ハイドラント (2003/1/11 10:17:22) No.12772 ┃ ┗Re:第三十七章 ELDERDRAGON−闇竜翔 (2003/1/12 17:18:41) No.12812 ┣第三十八章 SANCTUARY−闇竜翔 (2003/1/13 15:09:13) No.12835 ┗第三十九章 孤独なりし盲目の魔術師−闇竜翔 (2003/1/22 22:42:40) NEW No.13049
12550 | 久々の投稿ですね〜 | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/4 10:03:38 |
闇;と言うわけでまいります ファ:何を? 闇:第二部です ファ;そういえば更新と待ってたな〜 闇:許してください。それでは・・・・ |
12551 | 第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・ | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/4 10:04:09 |
記事番号12550へのコメント 闇:よく考えれば自分のは久々だな〜 ファ:いや、和むな 闇:でも、これか書きながら1のほうも書いているって時点で愚かかな? ファ:知らん 闇:・・・・それでは、いきます ######################################## ファントムサイド 奴はあっという間に逃げていった。 「何をしたかったんだ?」 俺はそう言い、階段を上っていく。途中岩などが降って来たが、ラグナブレイカーの一閃で木っ端微塵となった。 「ルナ達とはまだかな」 そう言いながらどんどん上に上っていくと、上で戦いの音がする。 「ルナ達か!?」 俺はそう言うと、一気にペースを上げる。 そして、目の前が開けた・・・・ 決着はついていた、マヤが床に膝をつき、何かを言いながら奥の部屋に走っていく。その後を追っていくミント。ルナもなぜかそこにいる。 「ルナ!」 俺が声を出すと、いきなり止まるルナ。 「ファントム!よかった・・・・無事だったのね」 そう言ってしがみついてくるルナ。 「状況は?」 俺が聞くと、 「さっきのはマヤに化けたモードマスターよ。ミントはマヤを探しにいったわ。ルウは・・・・まだここに来ていないわ」 ルナがいう。俺は一つ頷くと、 「了解。じゃあ、マヤの後を追うか?」 「そうね。さっきのモードマスターの言うことだったらルウはマヤの閉じ込められている所の近くで何かをしているといっていたわ」 「よし、じゃあ行こうか」 俺はそう言い、奥の部屋に急いだ。 奥の部屋では、ミントとマヤが仲良くモードマスターをぼこぼこにしている最中だった。ちなみに、ルウもいるが、外から傍観している。 「あっ、ちょっと行って来るわね」 ルナがそう言って、ミント&マヤのペヤの中に入っていった。俺はルウの近くに近寄り、 「どうしたんだルウ?何かあったのか?」 ルウの表情がかなり落ち込んでいる表情だったので聞く。すると、 「いや、なんでもないんだ・・・・」 そう言って俯くルウ。 「そうか・・・・それならいい」 俺はそう言ってルウの隣に座る。 どうやら、第一回モードマスターたこ殴り大会はなかなか終わりそうに無かった。 モードマスターたこ殴り大会を俺が強制終了させ、いまはカローナの町のクラウスさんの部屋にいる。 「さて・・・・ヴァルレンの聖域は開かれたけど、どうやってあそこに行くんだい?」 その質問に俺達は頭を悩ませている。 俺の能力が使えたら、翼を作り出すことぐらい造作ないのだが・・・・たぶん今はできない。 「どうすれば良いんだろうか・・・・」 俺が頭を悩ませる。 「空を飛べたらいいのにね」 ミントがそう言いあくびをする。 ルナも頑張って考えてるもののいい案が浮かばないようだ。 「・・・・何か特技があればいいのだがね」 クラウスさんが漏らす。うん?特技? 「それだ!」 「そうか!」 俺とルウが突然ひらめいたように立ち上がり声を出す。 「どうしたの?」 ルナがそう聞いてくる。俺はルウと顔を見合わせ、 「あの聖域に行く方法の可能性があるんだよ」 ルウがそう言った。 「ど、どんな方法!?」 ミントが慌てて聞くと、 「ルウの変身能力を使うんだ。あの聖域まで飛べるような強い羽を持ったモンスターを倒せばそれであの聖域まで飛んでいけるよ」 そうミントに笑っていうルウ。 「問題はそのモンスターの心当たりだな。俺はそんな奴見た事無い」 俺がそう言うと、 「僕も見た事が無いね」 ルウもそう言う。 俺たちが唸り始めると、 「ねえ、あれってモンスターと言うのかな?」 「丁度私もそれを考えてた所よ」 ルナとミントがそう言う。 「心当たりがあるのか?」 俺が聞くと、 「ええ、心当たりが一つだけあるわ」 ルナがそう言う。 「どこなんだ!?」 ルウが聞く。ルナとミントは顔を見合わせ・・・・ 「「怒りの山の頂上、ウイーラーフよ」」 二人の声がはもった。 「ドラゴンか!?」 俺が驚きの声を上げる。確かに、ドラゴンはモンスターと考えてもいいかもしれない。ルウの方を見ると、やる気でやんの。 「よし、じゃあ怒りの山に行こう」 「そうね」 俺達は立ち上がり、走り出した。怒りの山に向かって、羽ばたく翼を求めて・・・・ 続く ######################################## 闇:さて・・・・短いですね ファ:分かってるんなら善戦しろ! 闇:はひ ファ:しかし、また中途半端なところだな 闇:まあ、この後はウイーラーフですからね〜 ファ:ふむ、で?どうなるんだ? 闇:さあ、ちなみに、第三部の舞台は決定しました ファ:舞台? 闇:PSのゲームの古いながらもサガフロンティアの舞台を借りようと思います ファ:ゲームか!? 闇:まあ、気にしないで置いてください。ちなみに、行く人々は次回お知らせします ファ:それでは、今回はこの辺で・・・・・ 闇:さようなら〜 |
12563 | Re:第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・ | D・S・ハイドラント | 2003/1/4 21:14:57 |
記事番号12551へのコメント >闇:でも、これか書きながら1のほうも書いているって時点で愚かかな? うわっ可能なんですか >どうやら、第一回モードマスターたこ殴り大会はなかなか終わりそうに無かった。 ううむ二回はあるのだろうか >モードマスターたこ殴り大会を俺が強制終了させ、いまはカローナの町のクラウスさんの部屋にいる。 強制終了・・・嫌な言葉だ >「ルウの変身能力を使うんだ。あの聖域まで飛べるような強い羽を持ったモンスターを倒せばそれであの聖域まで飛んでいけるよ」 犠牲者確定か? >「ドラゴンか!?」 >俺が驚きの声を上げる。確かに、ドラゴンはモンスターと考えてもいいかもしれない。ルウの方を見ると、やる気でやんの。 >「よし、じゃあ怒りの山に行こう」 >「そうね」 >俺達は立ち上がり、走り出した。怒りの山に向かって、羽ばたく翼を求めて・・・・ ドラゴン殺し〜 >闇:さて・・・・短いですね 私はいつもこの程度ですが・・・。 >闇:PSのゲームの古いながらもサガフロンティアの舞台を借りようと思います おおアグニインダストリーとか、ジャンク屋か何かに裏ワザがあるとか、どっかのパスが「名なしやなやつ」だとか、時術の資質と邪術の資質が言い難い早口だとかいうあのサガフロですね。(分かりにくすぎ) ではがんばってください |
12570 | Re:第三十六章 決着、羽ばたく翼を求め・・・・ | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/5 09:01:19 |
記事番号12563へのコメント >>闇:でも、これか書きながら1のほうも書いているって時点で愚かかな? >うわっ可能なんですか 闇:ええ、一応は・・・・ >>どうやら、第一回モードマスターたこ殴り大会はなかなか終わりそうに無かった。 >ううむ二回はあるのだろうか 闇:ない事を祈る限りですね >>モードマスターたこ殴り大会を俺が強制終了させ、いまはカローナの町のクラウスさんの部屋にいる。 >強制終了・・・嫌な言葉だ 闇;PCでは・・・・ >>「ルウの変身能力を使うんだ。あの聖域まで飛べるような強い羽を持ったモンスターを倒せばそれであの聖域まで飛んでいけるよ」 >犠牲者確定か? 闇:う〜ん、なるかどうかはわからない >>「ドラゴンか!?」 >>俺が驚きの声を上げる。確かに、ドラゴンはモンスターと考えてもいいかもしれない。ルウの方を見ると、やる気でやんの。 >>「よし、じゃあ怒りの山に行こう」 >>「そうね」 >>俺達は立ち上がり、走り出した。怒りの山に向かって、羽ばたく翼を求めて・・・・ >ドラゴン殺し〜 闇:といってもゼロスじゃないですよ >>闇:さて・・・・短いですね >私はいつもこの程度ですが・・・。 闇:何時もはもう少し長い・・・・ >>闇:PSのゲームの古いながらもサガフロンティアの舞台を借りようと思います >おおアグニインダストリーとか、ジャンク屋か何かに裏ワザがあるとか、どっかのパスが「名なしやなやつ」だとか、時術の資質と邪術の資質が言い難い早口だとかいうあのサガフロですね。(分かりにくすぎ) 闇:・・・・裏解体を持ってないので良くわかりません >ではがんばってください 闇:は〜い、久々の登場にレス入れてくださってありがとうございます。それでは、今回はこの辺で・・・・ |
12757 | 第三十七章 ELDERDRAGON | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/10 23:29:13 |
記事番号12551へのコメント 闇:前書きだけで精根使い果たしそうなのでパスです。 ######################################## ファントムサイド 俺達は怒りの山の頂上にいる。 そして、目の前に年老いた黒竜を前にしている。 「ふむ、なるほどな・・・・」 ウイーラーフが頷く。 この土地では人間形態を取るという事がないようだ。そして、一番強いのはこの黒竜。 「どうにかお願いできないでしょうか」 ルウが聞く。 ウイーラーフは目を閉じ、 「別の事を聞くが・・・・なぜ妖魔がこんな所に居るのだ?それも、妖魔の君と言われるほどの高レベルの者が」 そう言い、薄く目を開け俺のほうを見てくる。 「ありゃ?ばれてたか」 俺はそう言うと、 「その通り。俺の名前は幻の君ファントム。無情の王、断罪の主とも呼ばれるな」 俺はそう言い、肩を竦める。 ルウとミントは何のことかさっぱり分からないのか首をかしげている。 ルナは呆れたような目つきで俺のほうを見ている。 「ふむ、我が生の中で三度も伝説とも言われる妖魔に会う事が出来るとはな。嬉しい限りじゃ」 彼はそう言うと目を更に細める。といっても観察しているのではなく、喜んでいるのだ。 「三度?」 ルナが聞くと、彼は一つ頷き、 「一度目は普通の妖魔じゃったわい。妖魔の君でもない普通の中級といわれる者達だったのかもしれぬ。一人一人がワシといろいろな話しをした」 そう言うとフォフォフォと笑い、 「そういえば、一人だけ君といわれる者がいたかの〜?覚えてはおらんがな」 そう言う。 「二度目は、黒き闇を背負ったような奴等じゃった。前見た時のような紫の目ではなく、青い感情のない目をしておったわ」 邪妖だ・・・・。 「まあ、無視しておったらどこかに行きおったがな」 そう言い笑うと、 「そして、三人目がお主じゃ。いいじゃろう。ルウと言ったなお主」 彼はルウの方を向くと話し掛ける。 「はい。なんですか?」 ルウが聞くと、 「これを持って行くが良い」 そう言って、彼が吠えると空から何かの光がルウの中に吸収される。 「一度きりじゃがな。我が力分けてやろう」 そう言うと、今度はミントの方を向き、 「そなたの恐るべき心の強さは知っておる。魔法を一つ与えよう」 そう言うと同時にミントの手の中に現れる一つの光。 ミントは当然喜び始める。ついでに、ルナの手の中にも同じような光があったりする。 「では、汝等に幸福がある事を祈るぞ」 ウイーラーフがそう言う。 「ええ」 ルウがそう言うと同時にウイーラーフの姿に変わる。 石の力を借りたのだ。急いでミントとルナも乗り込む。もちろん俺もだが・・・・ 「幻の君よ」 俺がルウの背中に乗り、体を固定してからウイーラーフが声をかけてくる。 「うん?何だ?」 俺が聞き返すと、 「主の中にはまだ閉ざされしいくつもの扉がある。それは四つの鎖によって封じられておる」 俺は無言だ。と言っても何をどう表現すればいいのか分からないのだ。 「すべてを見つけ出すが良い。わしにできる事は傍観だけじゃからな。そう、昔から」 そう言うと、彼は顔をファントムに合わせ、 「そう、時空竜の長にして最後の生き残りであるワシはな」 「なっ」 俺が驚きの声を上げるが、 「行けルウよ。そなたにはもう翼がある。どこまでも飛んで行くがいい!」 彼がそう言い、ルウが飛び立つのは同時だった。 「・・・・」 飛び立つ前彼が何かを言ったが、俺は聞き取れずに空に飛んでゆく。 そして、目指すは最後の地ヴァルレンの聖域・・・・ 「・・・・それで、主はいつまでそこに居るつもりじゃ」 ワシがそう聞くと、 「・・・・これでよかったのウイーラーフ?」 岩陰から現れた何千年前から変わらぬ服装のメルが現れる。 ワシは腰を落ち着けて座ると、 「いいんじゃよ。ワシ等の時代は終わった。これからは新しき者達の時代じゃ。ワシ等は傍観で構わん」 彼女は肩を竦め、 「ずいぶんと丸くなったものね時空竜最後の長。ルキフグスといわれたあなたが」 「それを言うのならお互い様であろうアシュタロトよ」 ルキフグス、拒絶する魔王・・・・ アシュタロト、無感動の魔王・・・・ それは二人がまだエリオンと呼ばれていた時の名・・・・ 「そう、ワシ等古き時代の者の時はもうすぎたのじゃ」 怒りの山の頂上。そこに、一人の青年と一人の少女が寄り添っていた・・・・ 続く ######################################## 闇:さて、次回がヴァルレンの聖域への殴り込みです ファ:もうちぃっと言葉選べれんのかおのれは 闇:(無視)あと、第三部で出るキャラが決まりました。 赤眼の魔王ルビーアイ(レイ) かおさんオリキャラ石の精霊フェアリー 魔王の配下の海王ダルフィン 魔王の配下、赤の世界の魔族最大の苦労人事ゼラス の以上四名です ファ:ふむ 闇:という訳で、この四人で第三部を飾ります ファ:で?第2部は後どれくらいで終わるのだ? 闇:・・・・(計算中)最短で後十二章分 ファ:多! 闇:それでは、まあ後少しなのでお付き合いください。さようなら〜(逃走) |
12772 | Re:第三十七章 ELDERDRAGON | D・S・ハイドラント | 2003/1/11 10:17:22 |
記事番号12757へのコメント >「別の事を聞くが・・・・なぜ妖魔がこんな所に居るのだ?それも、妖魔の君と言われるほどの高レベルの者が」 ありゃりゃばれてるや >「そう、時空竜の長にして最後の生き残りであるワシはな」 おお時空竜だ >闇:(無視)あと、第三部で出るキャラが決まりました。 > 赤眼の魔王ルビーアイ(レイ) > かおさんオリキャラ石の精霊フェアリー > 魔王の配下の海王ダルフィン > 魔王の配下、赤の世界の魔族最大の苦労人事ゼラス >闇:・・・・(計算中)最短で後十二章分 がんばってくださいね。 それでは〜 |
12812 | Re:第三十七章 ELDERDRAGON | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/12 17:18:41 |
記事番号12772へのコメント >>「別の事を聞くが・・・・なぜ妖魔がこんな所に居るのだ?それも、妖魔の君と言われるほどの高レベルの者が」 >ありゃりゃばれてるや 闇:彼の正体があれですからね〜 >>「そう、時空竜の長にして最後の生き残りであるワシはな」 >おお時空竜だ 闇:そう言うおちです >>闇:・・・・(計算中)最短で後十二章分 >がんばってくださいね。 闇:頑張ります >それでは〜 闇:は〜い、レスどうもありがとうございました。それではこれにて・・・・ |
12835 | 第三十八章 SANCTUARY | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/13 15:09:13 |
記事番号12550へのコメント 闇:長くなる気がするので前書き抜きで ######################################## ファントムサイド 「見えたよ」 ルウが心で語りかけてくる。 確かに目の前に大きな聖域が見えて取れた。 「よし!さっさとミントとかを下ろした方がいいぞ!」 俺が言う。 ミントはさっきからの飛行中に気分が悪いのかかなり顔が青い。 ルナも無表情ながらも顔が青かったりする。 「わかった!」 ルウがそう語りかけてくる。 そして、数分後俺達はヴァルレンの聖域に到着した。 「広いわね〜」 どうにか回復したミントが言う。 今は広場のような場所にみんなで下りている。その時、 「プリマ!」 ミントが驚愕の声を出す。 俺達も慌ててみると、その方向に座り込んでいるプリマが居た。 「大丈夫!?」 ミントが駆け寄り、手を取ろうとするが、一瞬で放してしまう。 「プリマ、大丈夫なの?」 ルナが聞く。 「えへへへへ、ごめんね。でも、どうしてもミントに渡したい物があったから・・・・・・」 プリマはそう言うと自分の首から下げているネックレスのような物をミントに差し出す。 クラウスさんが作った遺跡の封印を解く為の最後の鍵のパーツだ。 「!?これって!」 ミントが何かを言おうとするが、 「多分それはミントの役に立つと思うんだ。だから持っていって」 プリマがぎこちなく笑う。 ミントは無言で首を縦に振り、 「解かったわ。さっさとヴァルレンも何もかも倒して遺産を手に入れてくるからそれまで待ってなさいよ!解かった!?」 そう言う。プリマはこくりと頷き、 「僕ミント達がここに来るまでずっと起きていたせいで眠くなちゃったよ・・・・・・ちょっと眠るね。お休み」 そうプリマが言うと同時にプリマの体が光だし・・・・・・ 「プリマ!プリマ!プリマ!」 ミントがキューブに向かって言う。 「大丈夫だ。きっと消費エネルギーを減らす為にキューブに戻っただけだ。町に帰って適切な処置をすれば戻る」 俺が言う。 「という事は、町に帰らなければプリマは助からないってことですか?」 ルウが聞く。 俺は無言でミントからキューブを取り上げ、 「この様子だともってもせいぜい三時間が目安だな」 そう言う。 「つまり、三時間のうちに町に帰ればプリマは助かるということね」 ミントが下を向いたまま言う。 「そういうことね」 ルナが言う。 「なら簡単よ!さっさとここを攻略して、ドールマスターもヴァルレンもみんな倒してちゃっちゃとお宝を取ってしまえばいいだけよ!」 ミントがそう言って拳を握り締める。 俺はキューブをミントに返し、 「じゃあ、行こう!」 そう言うと走り出す。広場の中心に向かって、皆もその後に続き、 しゅうるうううううん 軽やかな音と光を出して四人はヴァルレンの聖域の中に入っていった。 『参嵯の間』 どこからか声がする。 そんな事を考える間もなくミントが走り出す。もちろん、俺達も急いで後に続く。 所々出てくる奴等は一度は会ったことがありそうな奴と、会った事も見た事もない奴だ。 小さい肉食恐竜のような電気を出してくる奴が居れば、体の下がバネのような奴もいる。 俺達は、転送ゾーンと思われる円に乗りまくっていく。そして、 「ここは特殊だな」 俺達の目の前には大きな石の塊がある。 「僕の斧でも多分これを壊すのは無理だよ」 ルウが言うが、 「ボム!」 ミントがそう言うと同時に魔法を放ち、それによって木っ端微塵に壊れる石の塊。 「「「・・・・・・」」」 「さあ、いくわよ!」 ひたすらテンションの高いミントの後を俺達はため息をつきながら追いかけた。 次に普通と違う所に出ときに目の前にあったのは炎だった。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・燃えてるね〜」 「そうね」 俺が目の前で何もないのに燃えている炎を見つめながら言った。ルナが相槌を打つ。 「じゃあ消すわよ」 ルナがそう言った途端現れる水の塊、それが落ちると共に消える炎。 そして、その円盤に乗った途端、俺達はまた別の所に出ていた。 『五獣の間』 またしても声が聞こえる。 周りを見渡すと、モンスターが一匹も居ない。 静かだ。 「二手に別れる?」 ルナが聞く。 俺は頷き、 「ああ、今は時間が惜しい。さっさとこの階を廻りきってしまおう。どうやらモンスターは居ないようだしな」 そう言うと同時に走りだすミント。その後を追うルウ。 「じゃあ、いくわよ」 ルナがいい、俺もその後を追いかける。 丁度反対の所に転送ゾーンがあった。 俺達は二つの転送ゾーンにそれぞれ乗り、そして目の前の風景が歪むと同時に別の場所についていた。 「ここは?」 俺がつい言葉に出してしまったとき、突然現れる牛のようなモンスター。雷を吐いてくる奴だ。結構強いが、 「邪魔だ!」 俺の一言と共に消えるモンスター。 「他にはなさそうだな」 俺はそう言うと、来た所の転送ゾーンに乗り、またしてもさっきの場所についていた。 そして、目の前にはルナが・・・・・・ 「そっちも終わったの?」 ルナが聞いてくる。 「ああ、終わったぜ」 俺がそう言うと、 「じゃあミント達と合流しましょう」 そう言って走り出す。俺も急いで走り出す。 ミント達も最初の場所にいた。というか、イライラとしていた。 「さっさといくわよ!」 ミントがそう言い、転送ゾーンに乗り込む。 俺達も慌てて乗り込むと、次の瞬間まったく持って今までとは違う場所についていた。 四つの赤、緑、青、茶のオーブを載せた柱が正方形になるように部屋の四隅に立っている。 そして、その囲まれた中に居る人物は・・・・・・ 「サイコマスター・・・・・・」 ルナが言った。 続く ######################################## 闇:やれやれ、これで次回はサイコマスターとの対決になります ファ:サイコマスターVS誰なのだ? 闇:それは秘密です♪ ファ:・・・・・・ 闇:そ、それでは・・・・・・ |
13049 | 第三十九章 孤独なりし盲目の魔術師 | 闇竜翔 E-mail | 2003/1/22 22:42:40 |
記事番号12550へのコメント 闇:疲れた・・・・・・ ファ:更新がかなり遅れてるな 闇:そうですね・・・・・・一週間に一度のペース? ファ:いや、我に聞くな 闇:まあいいや。じゃあいきます〜 ######################################## ファントムサイド ミント達も最初の場所にいた。というか、イライラとしていた。 「さっさといくわよ!」 ミントがそう言い、転送ゾーンに乗り込む。 俺達も慌てて乗り込むと、次の瞬間まったく持って今までとは違う場所についていた。 四つの赤、緑、青、茶のオーブを載せた柱が正方形になるように部屋の四隅に立っている。 そして、その囲まれた中に居る人物は・・・・・・ 「サイコマスター・・・・・・」 ルナが言った。 そう、俺達の前に現れたのはサイコマスターだった。 彼は中央で手を組んで俺達の方を向き、 「ようこそ、やはり殿下達ならここまでは来れると思ってましたよ。しかし、ここで終わりです」 そう言うと共にオーブを載せた柱の間を魔力の壁が封鎖する。 「私達はあんたを倒しにきたんじゃないのよ!さっさとドールマスターを出しなさい!」 ミントが怒鳴るが、 「ドールマスター様はここから先に居られます。しかし、ここは通らせません」 サイコマスターが言う。ミントは鼻で笑い、 「じゃあ、帰れって言うの?」 そう言うが、 「いいえ、帰らせもしません。いずれあなた方は我等の脅威になる事は必死です」 そう言うと右手を俺達の前に突き出し、 「先に進ませもしません。しかし、後に引かせもしません。あなた方あるのは死のみです」 そう言うサイコマスター。ルウとルナが一歩前に出ようとするが、 「おいミント。お前一人で片をつけろ」 俺がそう言う。ルナとルウが驚きの表情でこちらを向くが、 「解かったわ」 そう言うと共にミントが前に出る。俺はその様子を確認してから、 「あんたとの勝負はミントが着けるらしい。俺達は傍観しているぜ」 そう言うと一つの柱の下に座る。 ルウとルナはその様子を見ていたが、やがて俺の側に座った。 サイコマスターが口を開く、 「ここであなた方を進ます事はできません。全力で行かせていただきます」 そう言うと共に、閉じていた目を奴が開いた。 サイコマスターの目は青かったが光がない。完全な盲目だ。 「いきます」 目を開き、魔力を全開にしたサイコマスターが言う。 「絶対に負けないわ!」 ミントがそう言って飛び掛っていった。 勝負はほぼ互角だった。以前ミントはサイコマスターと戦っているので奴の弱点を知っている。 しかし、奴もそれを簡単に許すはずもなく、見た事もない術を使って撃退している。 時々俺達の方に飛んでくるがラグナブレイカーの一撃で切り伏せている。 そして、ついにサイコマスターが膝をついた。 「ふふふふふ、やっぱりミント様は無敵よね〜」 そう言っているミント。 俺達は立ち上がると、 「そんじゃあ行こうか」 そう言う。 しかし、 「待ちなさい。まだ私は倒れてません」 サイコマスターはそう言い、立ち上がる。と言ってもふらつきながらだ。 「なによ〜。別にいいじゃない。あんたが負けたと決まったんだから」 ミントがそう言うが、 「そういうのなら止めを刺してください」 そう言うサイコマスター。 ミントはしばらく黙った後、 「それなら、十秒数えて丁度にお互いのもっている最大の攻撃で潰れた方が負けという風にしましょう」 そう言うとミントは一つ息を吸い、 「いくわよ!」 「分かりました。それでは、10」 「九つ」 サイコマスターが感情を込めずに言う。 「8」 「七つ」 「6」 「五つ」 二人はにらみ合ったままそう言いつづける。ルウもルナも心配そうに見ているが手を出そうとはしない。 「4」 「三つ」 「2」 「一つ」 そうミントが言った途端、ミントはバッと天井を指し、 「あっ、空飛ぶカボチャ!」 そう言う。 「えっ?」 サイコマスターがつられてその方を見るがそこには何も無い。 「隙あり!」 ミントはそう言うと同時に、強力な飛び蹴りをお見舞いする。そのまま飛んでいき壁に激突するサイコマスター。 「ふっ、この天才ミント様にかかればあんたなんてちょろいちょろい」 「ちなみに、天才のさいは災害の災ね」 ルナがそう言う。ミントはそっちの方をむくと、 「ルナ・・・・・・ひどい」 そうポツリと言った。 「無理ですよ」 まだ気絶してなかったのかサイコマスターがそう弱弱しい声で言う。 「何が?」 ルウが聞くが、 「この次は絶叫の回廊。あなたたちの中に眠る忌々しき記憶が蘇る所です。ドールマスター様はその更に先。あなた方はドールマスター様に追いつく前に力尽きます」 そう言うが、 「何を言ってるのよ!私がいる限り大丈夫だって言うの!」 ミントがそう言って俺達の方を向き、 「さあ!後少しよ!いきましょう」 俺達はふっと笑うとミントの後に着いて行き、転送ゾーンに足を踏みこんだ。 「後悔しなさい」 サイコマスターの声が聞こえたような気がした。 続く ######################################## 闇:さて、久々の投稿になったな〜 ファ:をい、なぜかなり遅いのだ? 闇:気にしないでおきましょう ファ:・・・・・・ 闇:それでは、次回『第四十章 絶叫の回廊』にてお会いしましょう 闇&ファ:さようなら〜 |