◆−エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 前書き−モクバ (2003/1/11 11:28:48) No.12777
 ┗エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 前−モクバ (2003/1/11 11:41:35) No.12778
  ┗Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 中−モクバ (2003/1/11 11:43:57) No.12779
   ┗Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後−モクバ (2003/1/11 11:49:54) No.12780
    ┣はじめまして。−にゅーよーく (2003/1/11 12:42:09) No.12782
    ┃┗はじめまして!ありがとうございます♪−モクバ (2003/1/11 13:49:37) No.12784
    ┣雰囲気ありますね−おどるねこ (2003/1/11 16:17:23) No.12789
    ┃┗ご感想ありがとうございます♪−モクバ (2003/1/11 17:39:35) No.12792
    ┣Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後−D・S・ハイドラント (2003/1/11 16:36:31) No.12791
    ┃┗ありがとうございます。嬉しいです♪−モクバ (2003/1/11 18:12:30) No.12793
    ┣物悲しげな――−飛龍 青夏  (2003/1/11 18:29:01) No.12794
    ┃┗ありがとうございます!−モクバ (2003/1/11 20:31:38) No.12795
    ┗Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後−エモーション (2003/1/11 22:29:10) No.12799
     ┗はじめましてvこんばんはv−モクバ (2003/1/11 23:42:51) No.12802


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12777エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 前書きモクバ E-mail 2003/1/11 11:28:48




はじめまして、
モクバと申します。
いつもは皆様の小説を楽しく拝見させてもらっているだけですが
私も小説を書いてみて、投稿させていただきたくなりました。

とはいえ、文章的にも内容的にもひどいものなので、読んでいただく前に前書きとして注意(というかお詫び)をいくつか書かせていただきたいとおもいます。



まず

*慣れないもので、大変読みにくい文章です。すいません。



カップリングは一応、ゼロフィリでございます。(苦手な方は避けてくださいね。)
登場人物は、
ゼロス、フィリア、リナ、(ガウリイ・名前だけ、ちらりと)
となっていますが、

*ゼロス、フィリア、リナの行動、性格、話し方など、に「違う!」と思われるところがあるかもしれません。
「こんなのゼロスじゃないよ!」やら「フィリア嬢はこんなんじゃな〜い(T_T)」
「リナちゃんはこんな人じゃありません!」
とか思われるかもしれません。すいません。



そして、内容は「ホラー」となっています。
(少なくとも自分は「ホラー」を目指して書いたつもりのものです。)

*なので、気味の悪いのとかそういうのが苦手な人、ダークがとか暗いの嫌いな人、ごめんなさい。読まないほうがいいと思います。

あと、スプラッタな表現等はありませんが、多少、歪んだ話なので、読んでる途中に気持ち悪くなったりしたら、・・・・・・ごめんなさい。





う――――ム――――、なんだか初っ端からまとまりのない文章ですが、(^_^;)


それでは、本編にどうぞ。駄文ですが、よろしければ読んでください。

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12778エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 前モクバ E-mail 2003/1/11 11:41:35
記事番号12777へのコメント


                  
  1 







チン



暗い廊下に電子音のベルの音が響きわたる。
ほこりに薄汚れたクリーム色のドアの上の階を示すランプは順々に赤く光ってとまった。
機械式のやたら大儀そうな音をたて、分厚いドアが両開きで開く。




『 エレベーター・ボーイ 』




「まって! のります!」
ぱたぱたと走る音を廊下の闇に響かせながら
閉まろうとするエレベーターのドアに向かってフィリアが叫んだのは
ドアが開いたとき、
エレベーターの内側、ちょうどボタンの前に立っている人影がちらりと見えたからだ。
くすんだクリーム色の分厚いドアの向こうで人影がフィリアの声に気づいて「開」のボタンを押してくれた気配がする。
閉まる直前のドアは、一瞬止まり、ガゴン、とどこかぎこちない動きでもう一度開いた。
その隙間にフィリアは急ぎ足のまま滑り込む。
「閉」のボタンが押されドアは速やかに再び閉まった。

エレベーターの中は暗い廊下よりも明るいくせに
煌々と中を照らす蛍光灯の光はなぜか陰気で薄暗い気がする。

「どちらの階ですか?」

エレベーターに走りこんできたまま、ドアに背を向けて、少し下を向いて呼吸をととのえていた
フィリアはかけられた声に振り向いた。
「え?」
見ると、男がドアのよこボタンの前、ボタンに手をかけてフィリアの方を見て、立っている。
エレベーターの外からはよく見えない位置なのでわからなかったが
濃い灰色のスーツを着込んだ、スマートな印象の男だった。
見たことのない男だ。紫紺の髪は肩の上で切り揃えられ、
自分を見つめるアメジストのような深い瞳と端正な顔に一瞬見とれてしまって
フィリアはどぎまぎした。

「あ、すいません。8階お願いします。」
「はい。」

なんだかあわてて、少し声が裏返ってしまった、それにもしかしたら顔も赤くなっているかもしれない。
変に思われたかしら?
フィリアの心配を他所に、全く落ち着いた声が返されて、フィリアはますます所在無いような気分でじっとエレベーターの床に敷かれた暗い紅色のマットその上の自分のつま先の辺りを見た。
「・・・あの、ありがとうございます。」
小さい声になってしまったが、とりあえず、お礼だけは言っておこうと思った。
ドアを開けてもらったお礼と階のボタンを押してもらったその両方を兼ねて。
「いいえ、どういたしまして。」
男は紫紺の髪を揺らせて振り向き、完璧な笑顔でにっこり笑い、また前を向いた。

フィリアはその笑顔にまた一瞬見惚れ、見惚れながらも何か違和感を感じた。
男はボタンの前で姿勢を崩さず立ったままピクリとも動かない。
しわ一つ無いそのスーツの背中を見ながら、
フィリアは自分自身の感じた違和感の正体について考えていた。
エレベーターの乗っている人がじっとしているのは別に不自然なことでもなんでもない。
でも、この青年の、この後姿はなんだか普通の人とは違うような・・・

そうだ。
完璧すぎるのだ。
この男の動作も、抑揚の無い丁寧な言葉遣いも、立ち姿も
端正な顔も。まるで、よくできた作り物のような・・・


そこまで考えて、フィリアはある可能性に行き当たった。

(もしかして・・・、エレベーター・ドールなのかしら。この人。)

 

                   2




エレベーター・ドールとは
その名のとおり人間ではなく人形、アンドロイドである。
ただし、仕事はエレベーターを動かす事ただそれのみで、知能・性能等はそれほどよくない。
昔、人の集まる百貨店、デパートなどで、エレベーター・ガールという職業があった。
バブル後の不景気による人員削減の為、数を減らし、
今では全く影も形も無い職業になってしまったが、
少し前に景気が少し回復した際、昔を懐かしんだどこかの会社が
このエレベーター・ガールを模したエレベーター・ドールというアンドロイドを売り出し、
出てきた当初は無駄な嗜好品と評されたその商品は思わぬ事に
古き良き時代への懐古の情と共に物珍しさも手伝い、ヒットして
今では少し大きめの会社や店には一つや二つはエレベーター・ドール付のエレベーターが備えられているのが当たり前になってしまった。
本来、エレベーター・ドールはエレベーターの使用者の眼を楽しますために見目華やかな若い美人の女の姿をしたものが多いが、女性を多く乗せるところや、性差問題を意識してなかには美形の男の姿の物も、数は少ないがあると聞いたことがある。
エレベーター・ドールの仕事は主にエレベーターの使用者の世話。にっこり笑って見目を楽しませ、ボタンを押す以外に、昔、エレベーター・ガールがしていたような、各階の案内、他にも、重い荷物を使用者に代わってエレベーターへ運び込んだり、運び出したり、他に災害時、緊急時のエレベーター内の人への支援など。
性能は一般的なアンドロイドとは天と地との差があるとはいえ、人と会話する際、臨機応変に内蔵されたマニュアルの中から対応を選び出すくらいの知能、そして特殊なゴムに覆われた、人と見分けがつかない外見を持っている。

でも、

フィリアは目の前の背中を見ながら首をひねった。
そもそも、こんなエレベーターにエレベーター・ドールが付くものかしら?

今の時代。エレベーター・ドールは大概の大きな会社に1体はいる。当然、フィリアの勤めるこの会社にも。
しかし、そのエレベーター・ドール達は、例えば、正面玄関前のロビーのつながるエレベーターなど、いずれも来賓やたくさんの社員が使うことが多いエレベーターに備えられているものだ。
こんな裏方の、しかも建物の少し奥まったところにあり、このエレベーターを使うのは時々備品を取りに行くために使うフィリアも合わせて数人の社員、あとは掃除の人だけ。そんなエレベーターにエレベーター・ドールを設置するだろうか?

やっぱり違うのかしら?
フィリアはそんな思いで穴の開くほど目の前の背中を凝視した。肝心の男はフィリアの視線に気づかないのか直立不動のままピクリとも動かない。現に先ほどからフィリアが見続けている間、男は異常なほど、物体のように静止している。これはやはりエレベーター・ドールではないのか。
たまたまエレベーターに乗っているだけの普通の人だとはどうしても思えない。






チン


はっと顔を上げるとドアの上のランプが「8」の数字を照らしていた。

「着きましたよ。」
落ち着いた声に視線を下げると、
開いたドアの手前、男が「開」ボタンを押しながら振り向いて穏やかな笑顔でフィリアを見つめていた。

「あ、ありがとうございます。」

少しおっかなびっくり、男の横を通り過ぎながらフィリアは軽く会釈した

そんなフィリアを感情の読めない眼でニコニコと見つめながら男も会釈を返す。
フィリアが外に出るまでボタンを押していた男の手元にフィリアはちらりと眼を這わせた。並んだボタンのランプは「8」のボタンしかついておらず、押されてはいない。

ぷし―

空気の抜けるような音と共にくすんだクリーム色の扉が閉まる。
フィリアは振り返る。
笑った男の顔は微動だせずそのまま、ドアの向こうへ消えた。

ドアの上、壁に埋め込まれたランプの上を赤い光が7・6・5・・と順に下がっていきそのまま1の上に止まった。


まあ、いいわ。

フィリアは思った。頼まれた書類を取りにいくため所定の部屋へと暗い廊下に足を進める。

また帰りにここに戻ってきたときわかる事だもの。




                     3





チン


廊下の暗い壁を赤い光が走り、止まった所で
クリーム色の分厚い扉がゆっくりと開く

フィリアが書類を受け取り、エレベーターへ戻ると
案の定、
開いたドアの向こう側ボタンの前の位置に、先ほどの紫紺の髪の男が立っていた。
これでこの男がエレベーター・ドールだという事は決まりだ。普通の人間ならばまだエレベーターに乗っている事はない。
男はまたにっこり笑って「開」ボタンを押したまま立っている。
「ありがとう。」
フィリアは書類を抱えエレベーターの中に入りながら礼を言った。
言いながらなんだかおかしくなってしまう。だって相手はエレベーター・ドールなのに。
「いいえ。どういたしまして。」
先ほどと同じように完璧な笑顔でにっこり笑って男は答えた。
「どちらの階ですか?」
「5階、にお願いします。」
「はい。」
頬が少し赤くなったのがわかる。そんなふうに笑顔を向けられると、まっすぐ見つめられるとなんだか恥ずかしくなってしまう。エレベーター・ドール相手に。
だって仕方ない。
フィリアは胸中で言い訳した。だってこんなにも人間そっくりなんだから。








「へ? あんなとこに?」

どこの会社でもそうだと思うが、昼時の社員食堂は多くの人でごった返していた。その中の窓際の一番端の席そこの向かい席をなんとか陣取って、フィリアは友人と昼食をとっている。

フィリアが手製のお弁当を広げている向かいで、ハンバーグ定食特盛3人前をつつきながらフィリアの話を聞いていた同期の友人リナは思わず、ハンバーグを攻略する手をとめてフィリアの顔を見た。

「そうなんです。昨日は置いてなかったから、今日からだとおもうんですけど。」

「なんかの間違いじゃない?あんな辺鄙なとこにあるエレベーターにエレベーター・ドール置くなんて。」

「辺鄙ってリナさんっっ。一応、私、毎日のように使っているんですけど・・・」

「あのエレベーター使ってるのなんてこの会社でフィリア、あんたぐらいのもんじゃないの?」

「そ、そんなことはないですよ?私の他にも2、3人・・・それに掃除のおばさんとかも。」

おいおい。そんな表情で、こんっとリナはフォークの柄でテーブルを軽く小突いた。そのまま2人前のハンバーグと付けあわせを神業の如き速さで流し込む。

「かー、だからそっんなエレベーターになんでエレベーター・ドールなんかつくのよ!大体あの辺一体人通りも少ないからって廊下の電気もケチられていっつも薄暗いじゃないの。会社だってそんな金ないわよ。」

そのまま一気に味噌汁、ご飯、残りのハンバーグが次々と彼女の口に消えていく。いつもの事だがこの細い体のどこに消えていくのだろうとフィリアは感心しながら、お茶をいれ、彼女の前に出して言う。

「でも、現にあるんです。」

「うーむ。」
満腹にフィリアから受け取ったお茶を一口流しいれ、リナは言った。同期にもかかわらず、童顔と小さな体のせいでフィリアよりもはるかに若く見えるこの友人を、フィリアはとても頼りにしていた。
見かけにかかわらずこの友人はとても頭が切れるのだ、消して仕事ができないわけではないが、お嬢さん育ちでどこかのんびりしており、いつまでたっても雑用係から抜け出せないフィリアと違って、同期の中では1番の出世頭で上司の信頼も厚い。

「おかしいわね。エレベーター・ドールなんてそんな安い物でもないのに・・・。誰かが間違えで備え付けたか、それとも何かの使用試験でもやってるのかしら? 社の新しい試作品とかで。」

フィリアも自分の分のお茶を飲みながらあいづちを打つ。
この会社はいろいろな方面に手を広げている。アンドロイドに関する部門もあるし、新しい商品としてエレベーター・ドールに手を出してみたとしても不思議ではない。

「ね、そのエレベーター・ドールってどんなの?」
突然、リナが尋ねてきた。
「え?」
「なんか、かわったとことかなかった?」
「ええ、そうですねー・・・」
フィリアは少し考えて
「最近のエレベーター・ドールには珍しくないことですけど、まるで本当の人間みたいでした。最初、わからなかったくらい。それと・・・男の人型でした。」
「男性型?! めずらしいじゃない。」
「ええ、私も実際はじめて見ましたから。」
リナはふと、なにか思いついたようにテーブルの向かいのフィリアに手でこいっこいっとした。
「?」
フィリアが少しテーブルに身を乗り出して耳を寄せると、
小声で、
「ねえ、そのエレベーター・ドール。もしかして美形だった?」

「えっっ!そ、そんなっ!リナさんっっっ!」

「やっぱりね〜。なあんか、話すとき顔が赤いと思ったわ〜。んも〜フィリアったら。こーの――♪。」
「なっ。この〜っじゃありませんっ!リナさんっっ――――」
「わ〜かった、わかったから。でもそのエレベーター・ドール、フィリアがそんなうろたえるほどなんだったら、よっぽどのもんなのね♪
だったらあんまり、ウワサ広めないほうがいいかも知れないわね。聞きつけた社の女の子達でそのエレベーター、ギューギューいっぱいになっちゃうだろうし。」
「う゛。」
フィリアとしても、それは勘弁して欲しいかもしれない。フィリアはあのエレベーターをよく使う。よく行く部署へ近道だし、それにいつでもすいているので、エレベーターが来るのが速く、大変使いやすいのだ。
たくさんの人が使えば今のけっこう快適な状況がなくなってしまう。
廊下は明るくなるかもしれないけど。

そんなフィリアの苦悩を他所に、リナはお茶の最後の一口を飲み干して、
「まあ、フィリア以外の人も使ってるんだったらその人達の口からすぐ広まると思うけど。じゃあね。あたしもう行くわ。
ふっふっふっ。また、暇があったら見に行くから、『彼』を紹介してね♪」
ブッフ――――――(盛大にお茶を吹く音)
「ちょちょちょちょっちょっと、りなさんっっ!彼ってなんですか彼って!!、・・・・・もぅ。」

全くもぅ、とテーブルの上のお茶を布巾で拭きながら、
ふと、フィリアはリナの言葉を反芻した。

――― ウワサを聞きつけた女の子達でエレベーターがいっぱいになるかもね。――――


布巾はお茶を吸ってすぐに茶色く染みなった。
窓を見ると外はさんさんと日が差しているのに、なぜか薄暗いような気がする。
思わず眼を細める。

一体、何故なんだろう?不安になるのは―――――



 



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12779Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 中モクバ E-mail 2003/1/11 11:43:57
記事番号12778へのコメント


 


                    4


チン


エレベーターのドアが開くといつでも彼はそこにいた。
何を考えているのかわからない、しかし、蕩けるような極上の笑みをその端正な作り物の顔に張り付かせて。

彼のその笑顔を見るたびに

「どちらの階ですか?」

そのアメジストの視線を向けられる度に

「ありがとう。」
「いいえ、どういたしまして。」

何故、


こんなに、鼓動が高鳴るのか?


(だって、ただのエレベーター・ドールなのに・・・)










ある日、フィリアはふと彼のスーツの胸に付けられていた小さなネームプレートに気づいた。

「Ie、ゼロス、メタリオム?」

胸に書類を抱えて、すこし首をかしげて、読む彼女を、彼はいつもどおりの笑顔で見つめた。

顔を上げて彼女は聞いた。顔を上げたとき、下ろしていた薄い金の髪がさらりと細い肩を滑った。

「これって・・・あなたの名前ですか?」

「はい。そうです。ゼロス=メタリオムそれが僕の名前です。」

「じゃあ、Mr.メタリオム。5階にお願いします。」

「はい。よろしければ、ゼロス。と呼んでください。」

「え、それじゃあ、ゼロス。」

「はい。」

「えっと、じゃあ、・・・私の名前はフィリア=ウル=コプトです。」

「わかりました。フィリアさん。」

そう言って、ゼロスはニッコリと笑った。フィリアは一瞬、自分の名前を呼ばれたことに驚いたのか、目を丸くして。そうして、横を向いてクスクス笑いはじめた。
思いかけず、エレベーター・ドールと自己紹介をし合ってしまった事がそんなにもおかしかったのか、
頬を染めてクスクスいつまでも笑い続ける彼女の横顔を
ゼロスは感情を見せない紫の瞳を見開いて吸い付くように見つめ続け

彼女がゼロスのほうをちらりと見た、その一瞬前に、
何事もなかったかのようないつもの笑顔でニッコリと笑った。

                    

                     5         




チン


重い扉は開いた。

「こんにちは、ゼロス。」

「こんにちは、フィリアさん。」

フィリアとゼロスの会話はぐっと数多くなっていた。

「毎日、ご苦労様です。」

「ありがとうございます。フィリアさんこそ、毎日、お仕事大変ですね。」

「ありがとう。でも、まだまだ雑務ですから。」

相変わらず、声は抑揚が乏しかったけど、
この応答が全てマニュアルの通りなのだと、知ってはいたけれど、

フィリアにとってこの意味のない穏やかな応酬がなんだか嬉しかった。

「―― それでですね、ゼロス、その部署の部長さんたら・・・」

フィリアは前よりエレベーターの中でゼロス相手に、色々な話をよく話すようになり、
フィリアは前よりエレベーターの中でコロコロとよく笑うようになった。

フィリアの気づかない事であったがフィリアのその笑い顔を、この狭い箱の中の空間で、いつでもゼロスはじっと見ていた。





廊下の闇に響く、
パタパタと歩く音、二つ。

「相変わらず暗い廊下ね。フィリア。」
「ええ、でも、リナさん。最低限の電気はいつでもついていますし、それにこの辺は窓に面していますから、それほど困るほどでもないでしょう?」
「うん、でも、なんてゆーの、ちょっと気が滅入るわねー。
とーこーろーでー♪、そのエレベーターはまだなの?! そのフィリアとラブラブっな謎の美青年エレベーター・ドールがいるエレベーターは?」
「もうすぐですよ。そこの角を曲がったところの突き当たり・・・って、リ〜ナ〜さ〜んんんっっ!!なっなんですかっ、そのラブラブとかっっっ!?、別に私はゼロスとそーゆーつもりはいっさい・・・」
「あ――――、はいはいはい。わかったわかった。別に名前教えあったり、もうすでに呼び捨てて呼んじゃってることとか特に追求したりしないわ。」「〜〜〜〜それはゼロスがそう呼んでくださいって・・・」
「ハイハイ。それよりも、そんなエレベーター・ドールがこんなところにいてよく今まで噂になったりしなかったわね。フィリアの他にもそのエレベーター使ってる人いるんでしょ?」
「ええ、そうなんです。他にも使っている人は確かにいると思うんですけど。使う時間帯違う性か、めったに他の人と一緒に乗り合わせたりしませんから・・・」
「ふ〜ん。何にしろなんだか訳がありそうねー。」




「あ、」
「どうしたんですか?リナさん。」
「イヤリング片方落としちゃった。」
「え!さっきまでは確かにありましたよ。両方ついているのを見ましたから。」
「ってことはこの辺で落としたのね。ごめん。フィリアあたしちょっと見てくるね。」
「一緒に探しますよ!?」
「いーって。いーって。先行って、エレベーターのボタン押しといて。ちょっと見てなかったら、帰りに探す事にして戻ってくるから。」
「わかりました。見つからなかったら、すぐ戻ってきてください。帰りに2人で手分けして探しましょうね。」





                    6






薄闇の中で白い指が「△」ボタンを押す。

ランプが点灯す。 「▲」


赤い光が 1・2・3・4    5





チン


扉が開く。


「こんにちは、ゼロス。」

「こんにちは、フィリアさん。」


フィリアは開いた扉から中に入る。

「あ、ちょっと待っていてください。もう少ししたら来るはずなんです。」

「何が来るんですか?」

「実は、ゼロス。今日はあなたに紹介したい人が・・・」


「お―――い。フィリア―――!ごめん、あった、あった。」

「リナさん!よかった。イヤリング、見つかったん・・・」


プシ――…


「え? ゼロス! 何故扉を閉めるんですか!?ちょっと、待って!リナさんがまだっ・・・」

「・・・・・・」








「どうして・・・?」



「・・・・・・すいません。間違えて押してしまいました。」




「・・・・・・」




「どちらの階ですか?」




「・・・5階に。5階に戻ってください。リナさんのところへ。」




「・・・・・・」




「聞けないんですか?」




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どちらの階ですか?」














振り向いたゼロスはいつものような笑みを浮かべていた。







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12780Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後モクバ E-mail 2003/1/11 11:49:54
記事番号12779へのコメント




                   
                     7






翌日、フィリアの部屋で。


「そりゃ、あわてたわよ!
あんたが話してる途中でいきなり扉が閉まるし!すぐ開くかと思ったら、なんだか中からあんたが叫んでるみたいな声が聞こえるし!
必死であんたの名前呼びながらドアにとびついて、ボタン押しまくったり、外からドアを蹴ってみたり、ドアの隙間から無理やりこじ開けようとしてみたり。そりゃあ、あの時は必死だったから。だから、あわててたのよ。
それで、そのうちふと、気づいてドアの上のランプ見たら、赤い光が9からB1までの間を行ったり来たり、行ったり来たりしてて。やっと1で止まったから、急いであの階で階段探して、うん。廊下暗かったから苦労したわ。それで1階まで駆け下りてあのエレベーターの前まで行ったら・・・
エレベータのすぐそばの廊下にあんたが呆然自失で壁にもたれて座ってたの。
その時あたしが「大丈夫!?」とか「何があったの!?」と聞いたり名前呼んだりしたの覚えてる?覚えてないか。そりゃあ、そうよね。フィリア、あんたその後すぐに気を失って。うん。そうよ。感謝しなさいよ。人のいるところまで、あたしが担いで行ったんだから。あーほら、やだ、泣かないで。うん、あの廊下を。
あー重かったあ〜〜。いや、何?冗談よ。怒らないでよ。あの時は必死でそんなこと気にならなかったから。少しでもあんたを連れてあそこから離れようと思って。さすがにあのエレベーターの前は避けて、ね。や、怖くはなかったけど、ちょっと気味が悪かったし・・・。そのせいでずいぶん遠回りになっちゃったけど・・・・・・フィリア・・・ほら、ね。泣かないで。あんたもあたしも全然何もなく無事だったんだし。あんたが謝る必要なんてないよ。ね。・・・ほら。あはは、何で余計泣くの?・・・ほら。しっかりして。ね。






3日後、会社の食堂で。


―――ねえ、フィリア、あの中で何があったの?あのエレベーターの中で。・・・・・・・・言いたくなければそれでもいいよ。忘れたければ、忘れたほうがいい。・・・・・・でも、・・・・・・・・。

・・・・いい? フィリア?もうあのエレベーターには金輪際近づかないほうがいいわよ。

うん。そう。あんたもそのつもりだったの。うん、やっぱりそれがいいよ。




え?

何でそんな事言うのかって?









う――ーん、それはね。
あのね。これは、あんたがショックを受けるかもしれないから言わないつもりだった。
だから、こころして聞いてね。

あのね、社のアンドロイド開発部門につてがあってね。こっそり、尋ねてみたのよ。
そしたらその人は、エレベーター・ドールの開発・研究・商品化共にわが社ではまだ全く手を付けてないはずだって。
ううん。その人の話では、そんな話が少しでも持ち上がれば必ず自分の耳に入るはずだから、これは絶対だって。

それでね。・・・まだ聞く?・・・そっか。じゃあ、しっかり気を強くもってね。
あのあとあたしも色々調べてみたの。
そしたらね。ないのよ。
ゼロス=メタリオムなんて名前のエレベーター・ドールを作ってる会社ないの。
それどころかね、
フィリア、確かこう言ったわよね。「紫紺の髪に、アメジストみたいな紫の瞳を持った男の人型のエレベーター・ドール」だって。
それもないの。
「紫紺の髪に、紫の瞳を持った男性型のエレベーター・ドール」自体を作っているとこだって、1つもないの。
ううん。残念ながら。これも、確か。




そしてね。まだあるの。フィリア。 落ち着いて聞いてね。




あのね。あたし達の同期にガウリイ=ガヴリエフっていたでしょう?そう。長い金髪の、背の高い。
あたし、あいつと親しくて、よく話すんだけどさ。
あいつがね。ついこの間、あのエレベーターに乗ったって言うのよ。
うん。あたし、その話を聞いた後、何かの間違いだと思って何度も聞いたら、多分、間違いなくあのエレベーター。
あのエレベーターをつかってB1階の倉庫の備品を取りに行ったんだって。
別に何もなかったって。

フィリア。よく聞いて。



だから、何もなかったの。
あのエレベーターには行きも帰りも、エレベーター・ドールなんて物は乗ってなかったって。






ごめん。フィリア、ほら、水飲んで。ごめん。

まだ話はつづくの。本当に、だいじょうぶ?


それでね。あたしは驚いて、他の人たち、フィリアの他にも日常的にあのエレベーターをつかっている人を調べて探して、直接その人たちにも聞いてみたのよ。
そしたら、誰一人、そんなエレベーター・ドールの事は知らなかった。
毎日あのエレベーターを使ってても、そんなもの、一度も見たことがないって。






――――落ち着いて、フィリアっ!!わかってる!ゼロスがあんたの幻想なんかじゃない事は! わかってる。少なくとも、あたしだけはわかってるわよ!!





・・・・・・うん。そうよ。
あたしもあの時ゼロスを見たもの。

あのエレベーターが閉まる前。エレベーターの内側のボタンの前に立ってた。外からはちょうど隠れた場所になってて、顔や体は見えなかったけど。
紫紺の髪の端と灰色のスーツの肩の部分がはっきりと見えたわ。

幻覚なんかじゃなかった。

だから、フィリア、あんたはもう二度とあそこへは近づかないほうが・・・



ちょ、ちょっと!フィリア!! あんたどこ行くの?! 待ちなさいっ!! こら、落ち着きなさい!! だから、フィリア!!もうあそこへはっっっ――――






                       
                    8           
























チン



「・・・・・・・」




「こんにちは、フィリアさん。」




「・・・・・・・」




「どうして、あれからここへ来てくれなかったんです?」




「・・・・・・・」




「貴女の来ない三日の間、結構寂しかったんですよ?」




「・・・・・・・」




「どちらの階ですか?」




「・・・ゼロス。あなたは一体誰なんですか?」




「・・・・・・・」




「・・・どうして、何が目的でこんなところにいるんですか?」












「貴女こそ、どうしてこんなところにいるんですか?」







「・・・え・・・?」



「毎日、毎日、お仕事ご苦労様です。フィリアさん。
 同期の皆さんが次々出世していかれる中で
 貴女はこんな、会社の端の穴倉のような暗い場所を這いずり回り
 来る日も来る日も、雑務ばかり。」


「・・なっ・・・・・・・・・。」


「何故、自分がこんな所へいるのかと
 暗い廊下を呪ってみたことはありませんか?」


「・・・・何を・・・・・・・。」


「こんな、雑用ばかり言いつけられる身よりも
 もっと、華々しく、責任ある立場の仕事をいつか任されてみたい。」


「・・・・・・何を言って・・。」


「大変、優秀なご友人をお持ちのようですね?
 いつか貴女は彼女をとても尊敬していると言いました。
 彼女のように、私もなりたいと。
 自分の隣で成功を掴む、彼女を妬ましく思った事があるでしょう?
 いつか自分も彼女のようになって、彼女がいる位置に今度は自分が入る―――」

「やめてぇぇっっ!!!」



「やめてっ!!ゼロス!! 私はそんなこと思っていません!!
 何故ですか!?何故そんなこというの!? どうして―――――――あなたは――――――――」


叫んで
紅く敷かれた絨毯の上
うずくまって泣き出した彼女を
ゼロスは紫水晶の瞳で静かに見下ろした。




「――――何故、僕がこんなことを言うのか知りたいですか?
 ――――どうして、僕がこんな事をしているのか。
 ――――そして、僕が一体何者なのか。 知りたいですか? 」



「逆に言えば、貴女は一体僕にどんな言葉をかけてもらえることを期待していたんですか?
       僕がどんなふうにしている事を。
       僕が一体何者であることを、あなた自身は望んでいたんですか?」
 

その言葉にフィリアは、はっ、と顔を上げた。
ゼロスはいつの間にかフィリアと同じように床に座ってフィリアと同じ目線にいた。
フィリアが顔を上げたその目の前にゼロスの顔があった。
ゼロスは、
ニッコリといつもと同じように穏やか顔で、笑った。




「貴女が僕にかけて欲しいのは、貴女を労わるマニュアルどおりの言葉。」




ずりっっ とフィリアは座ったまま体をあとずさった。
それを追ってゼロスの左手がゆっくりと一歩前に出される、笑顔のままの顔が上体を引き連れてフィリアに近づく。




「貴女が僕にして欲しいのは、貴女を安心させる決まりきった偽りの行動。」




ずりっっ とフィリアはまたあとずさった。
ゼロスの右手がゆっくりと一歩前へと出される、あくまでも笑顔の顔が、あいた隙間を埋めるようにフィリアに近づく。




「そして、貴女が僕に望んでいるのは、貴女を決して傷付ける事のない、エレベーター・ドールの僕。そうでしょう?」




ずりっっっ とフィリアはまたあとずさった、その背中を二面から覆うように固い壁が当たる、エレベーターの角に追い詰められた。
ゼロスは、もうそれ以上は手を進めなかった。

かわりに、

張り付くような笑顔を突然やめ、目を見開いて、熱心にフィリアの顔を穴の開くほど凝視した。










何の感情も写さないアメジストの瞳

切り揃えられた紫紺の髪、濃い灰色のスーツ、完璧な美しさ

無駄のない、どこか作り物じみた動作


背中に当たる壁の固い感触と
膝の下の汚れた紅色の絨毯の。




痛いほどのアメジストの視線にさらされて
狂ってしまいそうな恐怖のなかで


フィリアは、――――








フィリアは、突然、




(―――貴女が僕に望んでいるのは、貴女を決して傷付ける事のない、エレベーター・ドールの僕―――)



気がついた。

――――――望んでいるのは、―――― ?
  




そういえば、


私は、どうして、


どうして、彼がエレベーター・ドールだと思ったのかしら?










目の前の彼の体も表情もまるで硬直したかのように動かない。
ただ、フィリアに視線を送るだけ。






手を伸ばしてみればわかるかもしれない。
 

フィリアは、そう思う。


手を伸ばして、目の前に出された彼の端正な顔に触れてみれば
生身の肌に触れてみれば


しかし、手が動かない。
決心がつかない。

動いて。

右手が、床の上を少しだけ滑った。
何かに操られるように少しだけ宙を進んで

彼はピクリをも動かない

ゆっくりゆっくりそのまま、











チン




彼の背後で、両開きのドアが開いた。

フィリアがそちらに目をやった、

その瞬間、彼の左手が動き、彼女の伸びかけた腕の手首を
ガシっと掴んだ。



彼の生身の掌の肌と彼女の生身の手首の肌が触れ―――――






                   9







暗い廊下で

リナは上を見上げた。


赤いランプはリナがここについたときからずっと

B1

その上に滞っている。




急いで階段を駆け下りる。




地下一階は階全体が狭く、

広い空間がそのまま備品倉庫になっていた

「フィリア !!」

叫ぶ声が闇に反響して消える。



大きな備品棚の隙間を縫って、

あの廊下よりも、

暗い暗い倉庫を、エレベーターの方へ急ぐ。




エレベーターのドアは開いていた。

闇がそこだけぽっかりと四角く切り取られたように白く頼りない光の穴が開いている。

エレベーターの中の蛍光灯の光は煌々としているのにどこか薄暗いとリナは思った。

エレベーターの床一面に敷かれた、薄汚れた紅い絨毯が、その光に白く照らされていた。



エレベーターは空っぽだった。



「フィリア――――――――――――――――――――――――ッッ」


暗い倉庫の闇に力いっぱい何度も叫んでも、返ってくるのは反響と、物音一つしない静寂のみ。






















その日から、フィリアの消息は消えたままだった。

























 End.







:::::::::::::::::::::::::::::::::::


以上でございます。ホラーにしたって暗すぎるお話ですいませぬっ。(;>_<)
しかも、ストーリーから考えたものでフィリア嬢やゼロスさん、リナちゃんの魅力が全然出せてない・・・何だか半分違う人に・・・。

こんな変な文章を、ここまで読んでくださった方に感謝の気持ちを捧げます。ありがとうございました。m(__)m


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12782はじめまして。にゅーよーく E-mail 2003/1/11 12:42:09
記事番号12780へのコメント

こんにちは。
にゅーよーくといいます。

『エレベーターボーイ』読ませていただきました。
なんかすごく怖い表現とかはないんですけどなんか物悲しい怖さというか…。
いいたいことが文字に表せないんですがともかく怖かったです。(−−)
個人的にフィリアがどうなったのか気になります…。
あとゼロスが結局なんだったかっていうのも。

それでは。
よくわかんない感想ですみません!(><)
おもしろいお話でしたっ!

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12784はじめまして!ありがとうございます♪モクバ E-mail 2003/1/11 13:49:37
記事番号12782へのコメント


>こんにちは。
>にゅーよーくといいます。

こんにちは!にゅーよーく様
モクバといいます。はじめまして!コメントありがとうございます。

>『エレベーターボーイ』読ませていただきました。
>なんかすごく怖い表現とかはないんですけどなんか物悲しい怖さというか…。
>いいたいことが文字に表せないんですがともかく怖かったです。(−−)

ありがとうございます!!!何よりのお言葉です。
怖いって言われて喜ぶのもおかしい気がするのですが、書きたかったのはあくまでも「ホラー」なお話なので。
「すごく怖い表現とかないんですけど・・・」辺りのお言葉が、なおのこと嬉しいです。

>個人的にフィリアがどうなったのか気になります…。
>あとゼロスが結局なんだったかっていうのも。

そ、その辺は・・・この物語の「謎」なので私にもわかりません・・・(^_^;)。(<つまり考えてない。)
読む方のご想像におまかせするとゆうことで♪(<無責任)

>それでは。
>よくわかんない感想ですみません!(><)
>おもしろいお話でしたっ!

いえいえ、大変嬉しゅうございました。
どうも、ありがとうございました!!!


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12789雰囲気ありますねおどるねこ 2003/1/11 16:17:23
記事番号12780へのコメント

モクバさん、はじめまして。
おどるねこと申します。
エレベーター・ボーイ、読ませていただきました。

スレイヤーズでホラーって珍しいなと思いながら読み始めたんですけど。
怖いですね…
今ちょっと心臓がバクバクしてます。
日没前とはいえ曇りの日に暗い部屋で読むべきじゃなかった…
もう怖い怖い。
ホラーの雰囲気たっぷりですね。
しかもスティーブン・キングじゃなくてラヴクラフト系の。
…ちょっと違うかな。
なにはともあれ字で読むホラーを堪能させていただきました。

とにかく、とても面白かったです。
もしあるなら、次回作も是非是非読んでみたいと思ってます。

なんだか分かりにくい感想でごめんなさい。
それでは失礼します。おどるねこでした

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12792ご感想ありがとうございます♪モクバ E-mail 2003/1/11 17:39:35
記事番号12789へのコメント

はじめまして、おどるねこ様
コメントありがとうございますっ。\(^o^)/

確かに、おっしゃるとおり、スレイヤーズの二次創作で(ギャグでない)ホラーって少ないかもしれないですね。原作が面白くて明るいからでしょうか?

>今ちょっと心臓がバクバクしてます。
>日没前とはいえ曇りの日に暗い部屋で読むべきじゃなかった…
>もう怖い怖い。
ありがとうございます。そこまで怖がって頂けるてとても嬉しいですvv<やっぱし、変ですね。この返事(^_^;)

>ホラーの雰囲気たっぷりですね。
とても嬉しいお言葉です。拙い文章でいかにホラーの雰囲気を出すか苦労したので。

>しかもスティーブン・キングじゃなくてラヴクラフト系の。
うーん。キングのほうはずっと昔に何作か読んだような覚えがありますが、ラブクラフトは読んだ事がないです。名前はよく聞くのですが・・・。勉強不足で申し訳ありません。また今度読んでみたいですv

>なにはともあれ字で読むホラーを堪能させていただきました。
>
>とにかく、とても面白かったです。
>もしあるなら、次回作も是非是非読んでみたいと思ってます。
本当ですか?わーい。嬉しいです。力を頂いた気分です。もし、書けたら書いてみたいと思います。もう、「ホラー」ではないかと思いますが。

>なんだか分かりにくい感想でごめんなさい。
>それでは失礼します。おどるねこでした
いえいえいえ、そんなこちらのほうがでございます。
ご感想、本当にありがとうございました。

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12791Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後D・S・ハイドラント 2003/1/11 16:36:31
記事番号12780へのコメント

初めまして

いやあ面白かったです。

あのスペースなどもなかなか良い方法だと思いました。

結構雰囲気が出ていて凄いです。

私もホラー最近書いてみたのですが(ここに載せる予定はないですけど)それを遥かに凌いでいると勝手に思ってます。

一気に読めました。

ゼロスは何者なのでしょう。
リナも見えたのだからフィリアの幻覚ではなさそうだし・・・。
何者・・・そしてフィリアはどうなった?

わけの分からん感想ですが、その類が苦手なのでお許しを・・・。

それでは〜

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12793ありがとうございます。嬉しいです♪モクバ E-mail 2003/1/11 18:12:30
記事番号12791へのコメント

はじめまして、D・S・ハイドラント様。
拙い文を最後まで読んでくださったばかりか、
コメントまでありがとうございます。

>あのスペースなどもなかなか良い方法だと思いました。
スペース活用は、ここも含めて、ネット界でご活躍されている二次小説作家の方々のご作品を読んで、盗ませてもらった技です。m(__)m(ペコリ)
最後の方になればなるほど使いすぎて変に文章が長くなってしまっていますが・・・(-_-;)

>結構雰囲気が出ていて凄いです。
>
>私もホラー最近書いてみたのですが(ここに載せる予定はないですけど)それを遥かに凌いでいると勝手に思ってます。
そ、そんな!D・S・ハイドラント様の作品の方が凄いに決まってます!見てもなくても断言できます。(キッパリと。)
しかし、雰囲気が出てると言って頂けて光栄です。

>一気に読めました。
あ、ありがとうございますっっ!途中誤字脱字などはあるわ。文章は拙いわ。表現は限られてるわで多分最後まで読むことが困難な話になっているだろうと心配していました。本当に嬉しいです!

>ゼロスは何者なのでしょう。
>リナも見えたのだからフィリアの幻覚ではなさそうだし・・・。
>何者・・・そしてフィリアはどうなった?
本当にそうですね〜。ゼロスは一体何者?<考えてないのでまるっきりひとごと。(^_^;) 
フィリアさんはどうなったにしろ、なんだか不幸にしてしまってごめんなさいです。

>わけの分からん感想ですが、その類が苦手なのでお許しを・・・。
いいえ。こちらこそ訳のわからない感想返しでごめんなさい。
ありがとうございました!!!(≧ヮ≦)

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12794物悲しげな――飛龍 青夏 E-mail 2003/1/11 18:29:01
記事番号12780へのコメント

 こんばんは。初めまして。飛龍 青夏です。
 
 「エレベーター・ボーイ」、読ませていただきました。ちょっぴり怖かったけど、すっごく怖い表現とかがあるわけでもないので、どきどきしながらもちゃんと読める作品でした。実は閉所・暗所がちょっと苦手だったので、どんな話なのかと読み始めたときは少しビクビクしてたような・・・。
 テレビアニメ版を見ていないのでフィリアがどんなキャラなのかはあまりよく知らないのですが、純粋っぽくてよかったです。ゼロスも笑みを浮かべている姿が目に浮かび・・・。
 後編では最後のあたりが寂しげでした。ゼロスが何者なのかははっきりしていないのですが、彼もどことなく悲しげな雰囲気だったような気がします。「寂しかった」と言うあたり、フィリアと一緒にいられるのが嬉しかったのかな・・・となんとなく思います。片思い的な雰囲気ですかね。

 とりとめなく書いてしまいました。すみません(汗)。では。


  

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12795ありがとうございます!モクバ E-mail 2003/1/11 20:31:38
記事番号12794へのコメント

はじめまして、飛龍 青夏様。こんばんはv

 
> 「エレベーター・ボーイ」、読ませていただきました。ちょっぴり怖かったけど、すっごく怖い表現とかがあるわけでもないので、どきどきしながらもちゃんと読める作品でした。実は閉所・暗所がちょっと苦手だったので、どんな話なのかと読み始めたときは少しビクビクしてたような・・・。
やたら閉所・暗所のシーンばかりのこの話を、ちゃんと最後まで読んでいただいてありがとうございます♪\(^o^)/

> テレビアニメ版を見ていないのでフィリアがどんなキャラなのかはあまりよく知らないのですが、純粋っぽくてよかったです。ゼロスも笑みを浮かべている姿が目に浮かび・・・。
実は、私もテレビアニメ(特にスレイヤーズTRYのほう)をほとんど見ていないんです。
フィリア、ヴァルガーブなどの情報はほとんどネットの二次創作から知りました。
だから私の書くフィリア像(&ゼロフィリ像)はかなり偏った物になっているかと思います(^_^;) 私が書くと、フィリアさんは、なんだか弱弱しすぎる気がするし、ゼロスさん独特のとぼけた持ち味も無くなってしまって・・・。
でも気に入っていただけたんなら良かったですvv

> 後編では最後のあたりが寂しげでした。ゼロスが何者なのかははっきりしていないのですが、彼もどことなく悲しげな雰囲気だったような気がします。「寂しかった」と言うあたり、フィリアと一緒にいられるのが嬉しかったのかな・・・となんとなく思います。片思い的な雰囲気ですかね。
オオ――――(◎o◎ )、という感じです!書いているときは全然意図していませんでしたが、確かに!読み返してみるとそんな気がします。ゼロスも実は寂しかったのかもしれません。
話の最初のほうは、どちらかといえばフィリアさんの方の淡い片思いっぽい(?)気持ちを意識していました。
「お互い好きあっているのに、けして両思いではなく、どちらも片思い。」それが私の中のゼロフィリの1つのイメージなので、「片思い的な雰囲気」そう指摘いただけると、意図したわけでもないのに、なんだか嬉しいですねv

> とりとめなく書いてしまいました。すみません(汗)。では。

いいえ、鋭いご感想、大変嬉しかったです。ありがとうございました♪

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12799Re:エレベーター・ボーイ (ゼロフィリ) 後エモーション E-mail 2003/1/11 22:29:10
記事番号12780へのコメント

初めまして、モクバさま。エモーションと申します。
そして、こんばんは。

「エレベーター・ボーイ」読ませていただきました。
怖くて、どこか切ない、都市伝説になりそうなホラーですね。
何となく、ゼロス的にはハッピーエンドのような気もしますが(笑)

基本的にはフィリアがいるときにだけ、見えるんですね。
何だったのでしょう……あのゼロス……。怖くて、不気味で、でも魅力的でした。
また、あのあとリナは必死で捜したんでしょうね……フィリアと、
それから「ゼロス=メタリオム」を。
ほんのちょっとの手がかりでも良いからって、必死で。そう思いました。

では、短いコメントですがこの辺で失礼します。
また、何か書かれましたら読ませていただきますね。

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12802はじめましてvこんばんはvモクバ E-mail 2003/1/11 23:42:51
記事番号12799へのコメント

はじめまして、今晩はvエモーション様。

>「エレベーター・ボーイ」読ませていただきました。
>怖くて、どこか切ない、都市伝説になりそうなホラーですね。
>何となく、ゼロス的にはハッピーエンドのような気もしますが(笑)
う、はははははははははっ。(≧▽≦)爆笑です!
そうですね!彼的にはもう、万々歳でしょう!
ただ、彼は例えフィリア嬢をさらって物理的(笑)に手に入れてても、心までは手に入れてはいませんが・・・。彼はそんなこと全然気にしないヒトかもしれませんしね!(笑)

>基本的にはフィリアがいるときにだけ、見えるんですね。
>何だったのでしょう……あのゼロス……。怖くて、不気味で、でも魅力的でした。
怖くて、不気味で、でも魅力的。ありがとうございますvなんだかこの話のゼロスに対してこれ以上ないような賛辞のように思いますv

>また、あのあとリナは必死で捜したんでしょうね……フィリアと、
>それから「ゼロス=メタリオム」を。
>ほんのちょっとの手がかりでも良いからって、必死で。そう思いました。
本当ですね。彼女は友達思いの人だと思いますから。行動力もありますし・・・。自分が関わっていながら何故止めれなかったのか悔やみつつ、後々まで諦めずに捜し続けるかもしれません。

>では、短いコメントですがこの辺で失礼します。
>また、何か書かれましたら読ませていただきますね。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
素敵なご感想心よりお礼申し上げます。