◆−五大魔族と五人の部下達in神魔戦争−遙 琥珀 (2003/1/19 12:04:51) No.12963
 ┣第五十九話:I don’t know how to love don’t ask me why…−遙 琥珀 (2003/1/19 12:07:07) No.12964
 ┃┣このレスは、無表情の笑顔でお送りいたします。−ユア・ファンティン (2003/1/19 13:47:24) No.12966
 ┃┃┗毎度怖いです。(どキッパリ)−遙 琥珀 (2003/1/23 23:19:57) No.13062
 ┃┗Re:第五十九話:I don’t know how to love don’t ask me why…−キツネノテブクロ (2003/1/21 16:54:50) No.13019
 ┃ ┗ありがとですv−遙 琥珀 (2003/1/24 23:01:58) No.13074
 ┣第六十話:水の将軍、再び……−遙 琥珀 (2003/1/19 14:12:13) No.12968
 ┣第六十一話;魔降臨連鎖概論−遙 琥珀 (2003/1/19 21:28:28) No.12975
 ┃┗Re:第六十一話;魔降臨連鎖概論−氷月椋佳 (2003/1/19 22:39:50) No.12980
 ┃ ┗お忙しいところありがとですです。−遙 琥珀 (2003/1/25 14:47:41) No.13087
 ┣第六十二話:優しい悲劇−遙 琥珀 (2003/1/19 22:39:17) No.12979
 ┃┣Re:第六十二話:優しい悲劇−D・S・ハイドラント (2003/1/20 21:35:27) No.12999
 ┃┃┗ライアナは好きな人と嫌いな人がきっぱりはっきりすっきり二分されております。−遙 琥珀 (2003/1/25 21:40:52) No.13099
 ┃┗Re:第六十二話:優しい悲劇−闇竜翔 (2003/1/22 20:33:55) No.13044
 ┃ ┗レスを打ち込んで……投稿しようとした瞬間に凍った(涙)−遙 琥珀 (2003/1/26 12:32:48) No.13109
 ┣第六十三話:心−遙 琥珀 (2003/1/23 23:23:46) No.13063
 ┃┣Re:第六十三話:心−D・S・ハイドラント (2003/1/24 10:03:48) No.13066
 ┃┃┗(頭押さえて)あいたたたたた……−遙 琥珀 (2003/1/26 12:51:41) No.13111
 ┃┗オルとリノ、ディスとアル一緒の兄弟ですねえ。(口しか笑ってない)−ユア・ファンティン (2003/1/24 23:06:38) No.13075
 ┃ ┗超遅れてます(滝汗)−遙 琥珀 (2003/2/11 19:35:27) No.13265
 ┣第六十四話:銀の巨狼−遙 琥珀 (2003/1/26 15:42:02) No.13113
 ┃┣ちょっとした勘違いを致しました……。−風碧 陽月 (2003/1/27 16:58:51) No.13143
 ┃┃┗勘違いさせる様なものを書いてしまいました…。−遙 琥珀 (2003/2/11 19:43:50) No.13266
 ┃┗Re:第六十四話:銀の巨狼−D・S・ハイドラント (2003/1/28 19:47:31) No.13157
 ┃ ┗む。ありがとうございまふ。−遙 琥珀 (2003/2/11 19:48:18) No.13267
 ┣第六十五話:Inquisitorial−遙 琥珀 (2003/1/30 20:44:06) No.13182
 ┃┗Re:第六十五話:Inquisitorial−D・S・ハイドラント (2003/1/30 22:48:39) No.13187
 ┃ ┗連続レスさんくすvv−遙 琥珀 (2003/2/11 19:52:50) No.13268
 ┣第六十六話:How to play−遙 琥珀 (2003/2/11 20:01:29) No.13269
 ┃┣Re:第六十六話:How to play−りおん (2003/2/11 22:07:49) No.13270
 ┃┃┗出来るだけ読者の方の意見は反映したいのですが…むぅ。−遙 琥珀 (2003/2/13 21:18:55) No.13273
 ┃┗Re:第六十六話:How to play−D・S・ハイドラント (2003/2/11 22:27:46) No.13271
 ┃ ┗フィアナ=血統書付きの厭世主義者−遙 琥珀 (2003/2/13 21:26:19) No.13274
 ┗第六十七話:余興の間の……−遙 琥珀 (2003/2/18 21:49:20) No.13289
  ┣Re:第六十七話:余興の間の……−D・S・ハイドラント (2003/2/18 22:36:16) No.13290
  ┃┗ぅわぁ(汗)−遙 琥珀 (2003/2/23 13:47:29) NEW No.13339
  ┗Re:第六十七話:余興の間の……−ユア・ファンティン (2003/2/18 22:58:13) No.13291
   ┗なんかいつも以上に壊れてますね(失礼)−遙 琥珀 (2003/2/23 13:54:19) NEW No.13340


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12963五大魔族と五人の部下達in神魔戦争遙 琥珀 E-mail 2003/1/19 12:04:51


琥珀:……てな訳で、新しいツリーでーっス♪
オルエン:(ジト目で)……………………………………………………………………………………………………………………
     遅れすぎ。
琥珀:……ぐがはぁっ!(吐血)
   ……ふッ……今のパンチは効いたぜ……姉御……
オルエン:誰が姉御だ。誰が。
フィアナ:……げほふっ!……げふげふっ!
オルエン:……んー?
フィアナ:琥珀に風邪……感染され……がふッ……
オルエン:……って事は……またしょーこりもなく風邪引いてたのかコイツ。
フィアナ:……そーゆぅことです姉御。
オルエン:だからその呼び方やめいッ!
フィアナ:姉御〜♪
オルエン:やめんかッ!

(オルエンをからかいつつ走るフィアナ。追いかけるオルエン。)

琥珀:……えーと……
   何はともあれ……
   今ツリーも、よろしくお願い致します……げふっ。
   皆様風邪には注意しましょう……紀州(待テ)ではかなり流行して……がふっ……
   大阪では去年の暮れ頃から学級閉鎖などが始まっていたらしいのですが……
   和歌山には……今頃になって魔の手が……ぐげふぅ。
   ……しかし……私ばかり何故こう風邪引くのだろーか?
   玲奈の風邪引いたとこって、そー言えばあんまり見てないなぁ……
   そ……それでは、五大魔族と五人の部下達in神魔戦争(実はこのネーミングを今更後悔していたりする琥珀)、
   今回からかなり波瀾万丈でする……………それでは、すたぁとッ!…………げふげふげふ…………
フィアナ:お読みに成る際には少しモニターから離れた方がよろしいかと。
オルエン:感染りますよ。
琥珀:うつるかぁぁぁぁぁッッ!!!!!
フィアナ:……元気じゃん。

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12964第五十九話:I don’t know how to love don’t ask me why…遙 琥珀 E-mail 2003/1/19 12:07:07
記事番号12963へのコメント



I don’t know how to love don’t ask me why…………


父上も 母上も もう 記憶の中では 霞の様に 曖昧です
生きるのに必要の無い記憶なんて 掠れて 消えて行くものなのです


それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです


この世に存在するもの いつかは必ず消えて行くのです
私も 妹も 大切なものも ひとも 想いさえも
霞の様に薄らいで 虚空に溶けて 消えるのです


それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです


どんなに愛しても いつかは消えて無くなってしまうのですね
どんなに愛していても 大切でも 必ず……………


この世に存在するもの いつかは必ず消えて行くのです
それがどんな形であれ
私もいつかは 薄らいで消えるのです


それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです


私『アイ』って よく わかりません
誰も 教えて くれなかったもの
だから 尚更 そういうものが 虚しく 思えるのですね……………


どうせ いつか 消えてしまうのに
何故 私達は 自分以外の存在を スキになってしまうのでしょう
自分も そのひとも 愛も 想いも どうせいつか 消えてしまうのに……………


Idon’t know how to love don’t ask me why…………













「……取り敢えずッ!」
ぱんっ、と。
何処からか出した羽根扇子で。
テーブルを叩くフィアナ。
「……何処から出て来るの……?そんなもの……?」
「私は付いて行かない!
 なんて言われても絶対付いて行かない!
 なんて言っても無駄なんでよろしく!よろしくって何を!」
冥王のツッコミを無視し、自分の意見を述べ、一人ボケツッコミまでかまし、ぷぅっ、と頬を膨らませる。
多芸なフィアナ。
「無駄…と言われましても」
「…俺等の立場は…」
恐る恐る、交互に口に出す死神A&B。
「知らない。そんなもん。」
あっさりきっぱりストレート。
一度『こう』と決めたら、よっぽどの事でも無いと自分の信念を曲げない。
フィアナの長所であり短所でもある。
「…この子がこう言ってるんだから…
 多分、一週間不眠不休で説得し続けても無駄だよ……」
「…ますますダイアナ様に良く似ていらっしゃる」

―――――――――――――――――フィアナのおかーさまって一体。

疑問を心の中に留めておくフィブリゾ。
賢明な判断である。
「行かないもーん、赤の竜神様が頭下げて頼みに来たって行かないもーん」
「フィアナキャラ変わってる……」
むしろこちらの方が『地』だという説もある。
「……今回は、退いてくれない?」
「いや…我々も仕事だから…」
「そこをなんとか」
「なんともならん…」
死神Bとフィブリゾ。
結構似た者同士かも知れない。
「むぅ。強情な。」
「こちらの台詞だ」
んみゅぅ、と睨み合う二人。
Aが、呆れたような視線を向けていたり。
「べ―――――――――――――――――だ。
 私に逢いたいならライアがこっち来れば良いんだ―――――――――――――――――ッ」
「それが嫌だから部下に『連れてこい』って言ったんだと思うけど。
 ていうか来られてもそれはそれで困るんだけど。
 お二人さん……フィアナがこう言った、って、ライアナに伝えてくれない?
 それでダメならも一度来てよ」
「………………………………………」
顔を合わせて、相談を始める二人。
やがて、くるりと冥王に向き直る。
「……確かに……もうすぐ勤務時間過ぎるし」
「……キンムジカン?」
「……死神だからって労働基準法無視して良いってもんでも無いし」
「……ロウドウキジュンホウ?」
なんのこっちゃ。
首を傾げるフィブリゾ。
彼も、人間たちの法律には疎かった。
死神達がなんでそんなもの知ってるのか、という疑問は残るが…まぁそれはそれ。
『労働基準法』が解らないと言う読者様は、お母さんに聞くか政治・経済の教科書でも捲ろう。
―――――――――――――――――って、それはともかく。
「……何より……これ以上粘っても、残業手当出るかどうか怪しいもんな……」
「一旦退く」
驚く程あっさりと。
二人は判断した。
「………………………」
「………………守銭奴か……お前等は……」
さしものフィアナも、呆れたような顔で突っ込む。
「何言ってるんですかッ!
 最近物価の値上がりがキツくて……生活苦しいんですよッ!?」
「ファンタジーでその発言はどうかと想うが……」
「……ファンタジーだったの?これ?」
「……一応剣だの魔法だの神だの魔王だの出てくるしさぁ。
 ……私的には……一応ファンタジーかなーっ、とか想ってたんだが……違うの?」
どんどん論点がズレて行く。
悪かったな。ファンタジーなんだかなんなんだかわかんなくて。
最近俺にもわかんねーよ。(待テ)
「…てな訳で。
 一旦帰ります」
「もう来るな」
席を立つBに。
ジト目で言う冥王。
まぁ、正直な意見である。
二人は、冥王の一言を無視し……
『再び巡り会う事を祈って』
声を合わせ、ぺこり、と一礼し……空間に消えた。
…………………………………………………………………………………………………………
「……変なの」
後に残った残留思念を前に。
冥王が呟いた。
「……さすがフィアナの同郷って感じ?」
「……どういう意味だ……」
「解ったごめん謝るから殺気出しながらレイピアとか構えないで。
 ……取り敢えず……
 キミが連れてかれなくて良かったぁ」
胸を撫で降ろし、安堵の溜息をつく。
「大人しくお姫様役に徹するのは趣味じゃ無い」
『お姫様役』=『助けられ役』。
「まぁそうだろうねなんとなく。
 ほら。なんていうか……キミ、いつも無茶するじゃない。
 ライアナの所潜り込んで決着着けるとかなんとか言い出しそうで怖かったんだけどね〜」
「……私……そこまで無茶するか?」
「うん」
こっくり、と。
フィブリゾは、正直に頷いた。
「まぁ、そう言ってたとしても、行かさないけどね、絶対に」
冷め切った紅茶を飲み干す。
「なんで?」
「幸せになってもらわなきゃなんないから……言ったでしょ?この間」
にこっ、と、お得意の『天使の微笑み』を浮かべてみせる。
「………………………………………………」
フィアナは、しばらくフィブリゾの顔を見詰め……………………
やがて、俯き、溜息をついた。
「……あのさぁ……
 私、離反したんだけど…………」
「うん」
「もう…
 カラダの属性はともかく……
 戸籍上?…ってのかな…は…神族じゃ無いワケだけど…」
「うん」
「……戸籍上は……神族じゃ無くて……魔族で……
 一応お前の軍に所属してるんだけど」
「うん」
「魔族って、滅びを求める種族じゃ無かったっけか?
 ……トモダチに、幸せ追求させてる場合なのか?」
「んーとねー、それ良く言われるんだよねー」
んにゅ、と、こめかみに手を当てる冥王。
「そーだよね、やっぱり魔族なんだよねー。
 オルちゃんみたいなのは異端だし、はっきり言っていちゃ困るよね。
 あの子はまだ魔族中枢部の子だったしー……
 その感情表立っては出してなかったからなんの被害にも逢ってないけど……
 下層部だったら同僚の私刑に逢ってボロボロ、だよねー…」
フィブリゾは、そこでこめかみの手を離し……
フィアナに、にこっ、と笑いかけた。
「でもね、僕、『異端』ってのも、結構イイな、と想うんだけど」
「へ?」
ぽかん、と。
間の抜けたような声を出すフィアナ。
「だってさぁ。魔族が滅びたいと想うのって、何の為?
 それが秩序で、それが幸せで、それが目的だからでしょ?
 なら……滅ばなくても幸せで、楽しくって……………
 別の方法でその幸せが手に入れられるなら、それでイイと想うんだ」
「……脳天気だなぁ」
フィアナも、釣られて笑う。
「こういう考え方、嫌い?」
「いや…」
フィアナは、少し考え……
「私も、好きだな」
とびきりの笑顔を浮かべて見せた―――――――――――――――――………






魔族だから。

滅ばなければならない、なんてコト無いと想う。

それに代わる幸せが見つけられたら、それでイイと想う。

ただ、それしか考えられないような状況だから、それしか考えないだけなんだ。






























「……そうですかぁ……」
はぁ、と溜息を付くライアナ。
彼女の前に跪いている二人の死神。
「……お姉様らしーですねぇ……」
腕を組み、うみゅみゅ…と考え込む。
「さてどーいたしましょーか……
 あ、貴方達、もう下がって結構ですよぅ」
ぺこり、と頭を下げ、御前より退出する彼ら。
内心、お咎めナシで、ほっとしているに違いない。
「……こうなったらどーしても向こうからこっちには来そうにありませんしぃ……
 何の用意もナシに行くのは気が引けますしぃ」
独り言を呟きつつ………
玉座の上で、脚をぶらぶらと動かしている。(つま先が床に届かないのだ)
「…………………………………………………………そうだ☆」
ぽんっ、と手を打つ彼女。
表情が輝く。
玉座から飛び降り、たたたっ、と走り…そこらへんの衛兵を捕まえる。
「この城に、“アレ”が使える方は?」
「“アレ”ですか……?」
しばらく…うみゅ…と、顎に手を当てて考える衛兵。
「心当たりはありますけれど。
 あんな危険な術、何に使うんです?」
「貴方は其れを知る必要はありません!」
「失礼しました……
 確か……ゼフェルが使えた、と……
 さっき、貴女の御前にいた茶髪の」
ライアナの脳裏に、死神Bの顔が浮かぶ。
「あの方……
 ありがとうございますぅ!」
礼を言い、走っていくライアナ。
廊下に足音が響く。
すたたたたたたたたたたたた……こけっ。
……たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた……………………
「………コケたな………
 ………全く…………賑やかな王だ」
衛兵は、深く深く、溜息を付き………
胸の前で、ゼフェルに捧げる十字架を切った。

もう二度と、生きて顔を合わす事の無いであろう同僚に。










“換魂の法”
―――――――――――――――――と、呼ばれる術がある―――――――――――――――――

効果は……………………………蘇生。
普通の蘇生呪文とは異なり、異種族間での使用さえ可能な、最高クラスの神術。
しかし……欠点は…勿論ある。
その名の通り、相手と自分の魂を交換する術なのだ。
つまり………………………………………………………………
使えば、術者が死ぬ。
術に失敗すれば、死んだ者は還らず、術者は肉体を失い、逝き場を失う。

其れ程の危険な術なので、神術の中では『禁術』に指定され、使用にも許可が要り、
ある程度の階級以上の神族では無いと使ってはいけないという制限付き。









ゼフェルは。
『面白そうだから』という理由だけでそれを修得した―――――――――――――――――
いや、修得してしまった、『優等生』だった。











「……………………………は………………………………っ…………………………」
どしゃあっ!
軽い悲鳴を漏らし。
冷たい床に倒れ伏す彼。
もう、動かない。
やがて……塵となり、光の粒となり………
ゼフェルの躰は、澱んだ地下室の空気の中に散った。
「……………………………」
ライアナは、表情ひとつ変えずに…………………
つかつかと、先程までゼフェルの居た場所を通り過ごした。
そして……二つ並んでいる、大きい容器のひとつに手を掛ける。
容器の下に設置されている台。
その上に、一枚の紙が貼り付けられている。
そこには、乱雑に、こう書き殴られていた。











……………………O……………………r……………………l……………………e……………………n……………………































言い訳あんど言い逃れ。(良く考えりゃ言い訳でも言い逃れでも無いよな私のあとがきって毎回)






冬だコタツだ風邪引きだッ!
消化に悪いはずなのに、風邪を引いたらミカンが食べたくなるのは何故だろうッ!?
数年前『和歌山のミカン日本一』とか言う看板観て、『生産量愛媛に負けてる癖に』と呟き周囲を引かせたノリの悪い子供は私です!
ノリの悪いのは幼稚園から、風邪を引いたり落ち込んだりすると異様にハイテンションになるのも幼稚園からだッ!
風邪引いた話出すの遅れたすまん私が悪かったッ!

……なんていう訳のわからないノリは置いといて……私の性癖なんぞ皆さん興味無いだろうし。
……関係ないついでにもう一発自分の話。
落ち込んだりすると異様にハイテンションになるのは、心理カウンセラーのヒトによると
『自分が今傷つきやすい状況にあるのを隠そうとするフェイク』だそうです。
……そーなのか。(汗)野生動物か俺は。
昔、友人に『妙に明るい厭世主義で虚弱体質のゲーマーです』(文面ウロ覚え)と紹介された覚えがある。
………………………………確かに間違っちゃぁいねェ。(汗)



今回何やらフィブリゾ様がカッコ良いです。色んな意味で。
最近見せ場無かったからなぁ(汗)

…しかし…ゼフェルくん(汗)なんと不運な。
名前が出てきた途端逝っちゃったし(汗)
…因みに、もう一人…Aの名前は『ヒースクリフ』と言います。
昔ある漫画のパロディを書いたんですが……
その時のオリキャラ二人の名前、使い回しました(爆)性格もそのまんま。
一人は無口で冷淡、一人はよく喋って明る………………………
……………………………………………………………………………………………
レンとアセルト思い出したなんて口が裂けても言えません。書くけど(待テ)

ちなみに。
この続き……………………………………………………………
遅れそうです。

……ああっ!そこのひとっ!石投げないでっ!
風邪引いてるし!忙しいし!
中三の三学期は何かと忙しいんです冗談ナシにッ!
テストは多いわ担任は口うるさくなるわ……
しゃ・し・ん・は・と・ら・れ・る・わッ!!(カメラ嫌い)
え?
写真って、魂吸い取るんですよv(お前は明治時代の人間か)
ま…まぁ…それはともかく…………また次回ッ!!







                                                           幕。

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12966このレスは、無表情の笑顔でお送りいたします。ユア・ファンティン 2003/1/19 13:47:24
記事番号12964へのコメント



ユ:おひさしぶりっす。
 『忘却の彼方〜』についてお知らせあります。
  下にツリ―ありますので・・

>
>
>I don’t know how to love don’t ask me why…………

ユ:私は、愛し方を知らないか・・・
ディ:愛仕方は、教えてもらう物ではない感じる物だぞ。
ユ:今回は、ディ:のことディスティアと一緒に行きます。

>
>
>父上も 母上も もう 記憶の中では 霞の様に 曖昧です
>生きるのに必要の無い記憶なんて 掠れて 消えて行くものなのです

ディ:霞のようにか・・・・
   それでも、あるだけマシではないか・・・
   私のように、一欠片も無いよりは・・・・・・・

>
>
>それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです
>
>
>この世に存在するもの いつかは必ず消えて行くのです
>私も 妹も 大切なものも ひとも 想いさえも
>霞の様に薄らいで 虚空に溶けて 消えるのです

ユ:永遠なんぞ無いと言い切れない
 まだ。消えてないだけで、もう数十億年生きている奴もいるんだし。

>
>
>それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです
>
>
>どんなに愛しても いつかは消えて無くなってしまうのですね
>どんなに愛していても 大切でも 必ず……………

ディ:確かにな・・・・・・・異母兄様は・・・・・もういない・・・・・・
   ケイトも、いなくなるかもしれないな・・・・・・

>
>
>この世に存在するもの いつかは必ず消えて行くのです
>それがどんな形であれ
>私もいつかは 薄らいで消えるのです
>
>
>それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです
>
>
>私『アイ』って よく わかりません
>誰も 教えて くれなかったもの
>だから 尚更 そういうものが 虚しく 思えるのですね……………
>
>
>どうせ いつか 消えてしまうのに
>何故 私達は 自分以外の存在を スキになってしまうのでしょう
>自分も そのひとも 愛も 想いも どうせいつか 消えてしまうのに……………

ユ:マイナス思考だねえ・・・・・
 ここで、アセルトが、言うとしたら・・・・
 まあ、それは、いつか来る未来の事だし・・・・・・・
 今はこう考えるか・・・

>
>
>
>
>
>「……取り敢えずッ!」
>ぱんっ、と。
>何処からか出した羽根扇子で。
>テーブルを叩くフィアナ。
>「……何処から出て来るの……?そんなもの……?」

ユ:服の合わせ・・って、今幽体か・・・・・

>「私は付いて行かない!
> なんて言われても絶対付いて行かない!
> なんて言っても無駄なんでよろしく!よろしくって何を!」
>冥王のツッコミを無視し、自分の意見を述べ、一人ボケツッコミまでかまし、ぷぅっ、と頬を膨らませる。
>多芸なフィアナ。
>「無駄…と言われましても」
>「…俺等の立場は…」
>恐る恐る、交互に口に出す死神A&B。
>「知らない。そんなもん。」
>あっさりきっぱりストレート。
>一度『こう』と決めたら、よっぽどの事でも無いと自分の信念を曲げない。
>フィアナの長所であり短所でもある。

ユ:ああ、頑固者なわけね・・・

>「…この子がこう言ってるんだから…
> 多分、一週間不眠不休で説得し続けても無駄だよ……」
>「…ますますダイアナ様に良く似ていらっしゃる」
>
>―――――――――――――――――フィアナのおかーさまって一体。
>
>疑問を心の中に留めておくフィブリゾ。
>賢明な判断である。
>「行かないもーん、赤の竜神様が頭下げて頼みに来たって行かないもーん」
>「フィアナキャラ変わってる……」
>むしろこちらの方が『地』だという説もある。

ユ:の方がいいのかもな・・・
ディ:過去を考えたら・・・・・そうなのかもな・・・

>「……今回は、退いてくれない?」
>「いや…我々も仕事だから…」
>「そこをなんとか」
>「なんともならん…」
>死神Bとフィブリゾ。
>結構似た者同士かも知れない。
>「むぅ。強情な。」
>「こちらの台詞だ」
>んみゅぅ、と睨み合う二人。
>Aが、呆れたような視線を向けていたり。
>「べ―――――――――――――――――だ。
> 私に逢いたいならライアがこっち来れば良いんだ―――――――――――――――――ッ」
>「それが嫌だから部下に『連れてこい』って言ったんだと思うけど。
> ていうか来られてもそれはそれで困るんだけど。
> お二人さん……フィアナがこう言った、って、ライアナに伝えてくれない?
> それでダメならも一度来てよ」
>「………………………………………」
>顔を合わせて、相談を始める二人。
>やがて、くるりと冥王に向き直る。
>「……確かに……もうすぐ勤務時間過ぎるし」
>「……キンムジカン?」
>「……死神だからって労働基準法無視して良いってもんでも無いし」
>「……ロウドウキジュンホウ?」
>なんのこっちゃ。
>首を傾げるフィブリゾ。
>彼も、人間たちの法律には疎かった。

ユ:って言うか。
 労基法って、仮にこの話が、十世紀前後だとしても・・・約1000年後の法律だし。
ディ:ロウドウキジュンホウとは、何だ。
ユ:(社会の(中学)公民を出し見せる)
  こうこうこう言う理由で、こうなるんだ。
ディ:よくわからんな。
ユ:後からミッチリ、教える。

>死神達がなんでそんなもの知ってるのか、という疑問は残るが…まぁそれはそれ。
>『労働基準法』が解らないと言う読者様は、お母さんに聞くか政治・経済の教科書でも捲ろう。
>―――――――――――――――――って、それはともかく。
>「……何より……これ以上粘っても、残業手当出るかどうか怪しいもんな……」
>「一旦退く」
>驚く程あっさりと。
>二人は判断した。
>「………………………」
>「………………守銭奴か……お前等は……」
>さしものフィアナも、呆れたような顔で突っ込む。
>「何言ってるんですかッ!
> 最近物価の値上がりがキツくて……生活苦しいんですよッ!?」
>「ファンタジーでその発言はどうかと想うが……」
>「……ファンタジーだったの?これ?」
>「……一応剣だの魔法だの神だの魔王だの出てくるしさぁ。
> ……私的には……一応ファンタジーかなーっ、とか想ってたんだが……違うの?」
>どんどん論点がズレて行く。
>悪かったな。ファンタジーなんだかなんなんだかわかんなくて。
>最近俺にもわかんねーよ。(待テ)

ユ:一応ファンタジィという事で・・

>「…てな訳で。
> 一旦帰ります」
>「もう来るな」
>席を立つBに。
>ジト目で言う冥王。
>まぁ、正直な意見である。
>二人は、冥王の一言を無視し……
>『再び巡り会う事を祈って』
>声を合わせ、ぺこり、と一礼し……空間に消えた。
>…………………………………………………………………………………………………………
>「……変なの」
>後に残った残留思念を前に。
>冥王が呟いた。
>「……さすがフィアナの同郷って感じ?」
>「……どういう意味だ……」
>「解ったごめん謝るから殺気出しながらレイピアとか構えないで。
> ……取り敢えず……
> キミが連れてかれなくて良かったぁ」
>胸を撫で降ろし、安堵の溜息をつく。
>「大人しくお姫様役に徹するのは趣味じゃ無い」
>『お姫様役』=『助けられ役』。

ユ:ピ−チ姫みたいなものね。
ディ:ぴ−ち姫?
ユ:マリオシリ―ズの助けられ役。
ディ:・・・なるほど

>「まぁそうだろうねなんとなく。
> ほら。なんていうか……キミ、いつも無茶するじゃない。
> ライアナの所潜り込んで決着着けるとかなんとか言い出しそうで怖かったんだけどね〜」
>「……私……そこまで無茶するか?」
>「うん」
>こっくり、と。
>フィブリゾは、正直に頷いた。
>「まぁ、そう言ってたとしても、行かさないけどね、絶対に」
>冷め切った紅茶を飲み干す。
>「なんで?」
>「幸せになってもらわなきゃなんないから……言ったでしょ?この間」
>にこっ、と、お得意の『天使の微笑み』を浮かべてみせる。
>「………………………………………………」
>フィアナは、しばらくフィブリゾの顔を見詰め……………………
>やがて、俯き、溜息をついた。
>「……あのさぁ……
> 私、離反したんだけど…………」
>「うん」
>「もう…
> カラダの属性はともかく……
> 戸籍上?…ってのかな…は…神族じゃ無いワケだけど…」

ユ:所属?

>「うん」
>「……戸籍上は……神族じゃ無くて……魔族で……
> 一応お前の軍に所属してるんだけど」
>「うん」
>「魔族って、滅びを求める種族じゃ無かったっけか?
> ……トモダチに、幸せ追求させてる場合なのか?」
>「んーとねー、それ良く言われるんだよねー」
>んにゅ、と、こめかみに手を当てる冥王。
>「そーだよね、やっぱり魔族なんだよねー。
> オルちゃんみたいなのは異端だし、はっきり言っていちゃ困るよね。
> あの子はまだ魔族中枢部の子だったしー……
> その感情表立っては出してなかったからなんの被害にも逢ってないけど……
> 下層部だったら同僚の私刑に逢ってボロボロ、だよねー…」

ユ:でもさ・・・・・・・・
  恋愛感情も・・・禁止な気するけど・・・?
  (フィブシェラ、ダルフィブ等)

>フィブリゾは、そこでこめかみの手を離し……
>フィアナに、にこっ、と笑いかけた。
>「でもね、僕、『異端』ってのも、結構イイな、と想うんだけど」
>「へ?」
>ぽかん、と。
>間の抜けたような声を出すフィアナ。
>「だってさぁ。魔族が滅びたいと想うのって、何の為?
> それが秩序で、それが幸せで、それが目的だからでしょ?
> なら……滅ばなくても幸せで、楽しくって……………
> 別の方法でその幸せが手に入れられるなら、それでイイと想うんだ」
>「……脳天気だなぁ」
>フィアナも、釣られて笑う。
>「こういう考え方、嫌い?」
>「いや…」
>フィアナは、少し考え……
>「私も、好きだな」
>とびきりの笑顔を浮かべて見せた―――――――――――――――――………
>
>
>
>
>
>
>魔族だから。
>
>滅ばなければならない、なんてコト無いと想う。
>
>それに代わる幸せが見つけられたら、それでイイと想う。
>
>ただ、それしか考えられないような状況だから、それしか考えないだけなんだ。


ディ:こっちの冥王は、まともなんだな・・・・・・

>
>
>
>
>

>「この城に、“アレ”が使える方は?」
>「“アレ”ですか……?」
>しばらく…うみゅ…と、顎に手を当てて考える衛兵。
>「心当たりはありますけれど。
> あんな危険な術、何に使うんです?」
>「貴方は其れを知る必要はありません!」
>「失礼しました……
> 確か……ゼフェルが使えた、と……
> さっき、貴女の御前にいた茶髪の」
>ライアナの脳裏に、死神Bの顔が浮かぶ。
>「あの方……
> ありがとうございますぅ!」
>礼を言い、走っていくライアナ。
>廊下に足音が響く。
>すたたたたたたたたたたたた……こけっ。
>……たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた……………………
>「………コケたな………
> ………全く…………賑やかな王だ」
>衛兵は、深く深く、溜息を付き………
>胸の前で、ゼフェルに捧げる十字架を切った。
>
>もう二度と、生きて顔を合わす事の無いであろう同僚に。

ユ:・・・・・・・・・・・
ディ:こっちの死神族(仮名)のほうが、まだマシだな・・・・・・・・・

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>“換魂の法”
>―――――――――――――――――と、呼ばれる術がある―――――――――――――――――
>
>効果は……………………………蘇生。
>普通の蘇生呪文とは異なり、異種族間での使用さえ可能な、最高クラスの神術。
>しかし……欠点は…勿論ある。
>その名の通り、相手と自分の魂を交換する術なのだ。
>つまり………………………………………………………………
>使えば、術者が死ぬ。
>術に失敗すれば、死んだ者は還らず、術者は肉体を失い、逝き場を失う。
>
>其れ程の危険な術なので、神術の中では『禁術』に指定され、使用にも許可が要り、
>ある程度の階級以上の神族では無いと使ってはいけないという制限付き。


ユ:タロットのほうに出る予定の生命再活性(アン・レイズ)と
 似て・・・・というか一緒か、人間に使ったから・・・
 精神体に使ってたら・・・・・・・・
 上と同じ結末だな・・・

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>ゼフェルは。
>『面白そうだから』という理由だけでそれを修得した―――――――――――――――――
>いや、修得してしまった、『優等生』だった。

ユ:確かにな・・・
 上の呪者曰く『命を操る呪が一番難しい』と言っていたしな・・・・


>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>「……………………………は………………………………っ…………………………」
>どしゃあっ!
>軽い悲鳴を漏らし。
>冷たい床に倒れ伏す彼。
>もう、動かない。
>やがて……塵となり、光の粒となり………
>ゼフェルの躰は、澱んだ地下室の空気の中に散った。

ユ:この者に安らぎを
  ライアナに死よりも辛き苦痛の後の滅びを・・・・・もたらさん事を願わん・・・・。

>「……………………………」
>ライアナは、表情ひとつ変えずに…………………
>つかつかと、先程までゼフェルの居た場所を通り過ごした。
>そして……二つ並んでいる、大きい容器のひとつに手を掛ける。
>容器の下に設置されている台。
>その上に、一枚の紙が貼り付けられている。
>そこには、乱雑に、こう書き殴られていた。
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>……………………O……………………r……………………l……………………e……………………n……………………



ユ:・・・・・・・・・・・・・・・!?
ディ:外道だな・・
   死神王・ライアナさんよ・・・・・

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>

>……なんていう訳のわからないノリは置いといて……私の性癖なんぞ皆さん興味無いだろうし。

ユ:面白いから良し

>……関係ないついでにもう一発自分の話。
>落ち込んだりすると異様にハイテンションになるのは、心理カウンセラーのヒトによると
>『自分が今傷つきやすい状況にあるのを隠そうとするフェイク』だそうです。
>……そーなのか。(汗)野生動物か俺は。
>昔、友人に『妙に明るい厭世主義で虚弱体質のゲーマーです』(文面ウロ覚え)と紹介された覚えがある。
>………………………………確かに間違っちゃぁいねェ。(汗)

ユ:ノ―コメント

>
>
>
>今回何やらフィブリゾ様がカッコ良いです。色んな意味で。
>最近見せ場無かったからなぁ(汗)

ユ:そうでもないです。
 私のとこのフィブなんて・・・・・・数えている
 名前のみを含めて7回、台詞ありだと2回しかなかったりする
 キ−キャラなのに・・・・・(笑)

>
>…しかし…ゼフェルくん(汗)なんと不運な。
>名前が出てきた途端逝っちゃったし(汗)

ユ:合掌

>ま…まぁ…それはともかく…………また次回ッ!!

ユ:次回も楽しみしています。
 それでは・・・・・・・

>
>
>
>
>
>
>
>                                                           幕。

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13062毎度怖いです。(どキッパリ)遙 琥珀 E-mail 2003/1/23 23:19:57
記事番号12966へのコメント



>ユ:おひさしぶりっす。
> 『忘却の彼方〜』についてお知らせあります。
>  下にツリ―ありますので・・
>
ありがとさんっす。
見させて頂きました。
>>
>>
>>I don’t know how to love don’t ask me why…………
>
>ユ:私は、愛し方を知らないか・・・
>ディ:愛仕方は、教えてもらう物ではない感じる物だぞ。
>ユ:今回は、ディ:のことディスティアと一緒に行きます。
>
ほほう。
貴重なご意見ありがとうです。(ヲイ)
>>
>>
>>父上も 母上も もう 記憶の中では 霞の様に 曖昧です
>>生きるのに必要の無い記憶なんて 掠れて 消えて行くものなのです
>
>ディ:霞のようにか・・・・
>   それでも、あるだけマシではないか・・・
>   私のように、一欠片も無いよりは・・・・・・・
>
そういう方もいるんですねぇ(遠い目)
>>この世に存在するもの いつかは必ず消えて行くのです
>>私も 妹も 大切なものも ひとも 想いさえも
>>霞の様に薄らいで 虚空に溶けて 消えるのです
>
>ユ:永遠なんぞ無いと言い切れない
> まだ。消えてないだけで、もう数十億年生きている奴もいるんだし。
>
無い……………………………………………………
と、言い切れると思いますけどね。私は。(ヲイ)
>>
>>
>>それが当たり前 でも 時々 ふっと寂しくなるのです
>>
>>
>>どんなに愛しても いつかは消えて無くなってしまうのですね
>>どんなに愛していても 大切でも 必ず……………
>
>ディ:確かにな・・・・・・・異母兄様は・・・・・もういない・・・・・・
>   ケイトも、いなくなるかもしれないな・・・・・・
>
いなくなります。(ヤなやつ)
>>どうせ いつか 消えてしまうのに
>>何故 私達は 自分以外の存在を スキになってしまうのでしょう
>>自分も そのひとも 愛も 想いも どうせいつか 消えてしまうのに……………
>
>ユ:マイナス思考だねえ・・・・・
> ここで、アセルトが、言うとしたら・・・・
> まあ、それは、いつか来る未来の事だし・・・・・・・
> 今はこう考えるか・・・
>
アセルトが居たら生きていけるけどね(笑)この子は。
>>「……取り敢えずッ!」
>>ぱんっ、と。
>>何処からか出した羽根扇子で。
>>テーブルを叩くフィアナ。
>>「……何処から出て来るの……?そんなもの……?」
>
>ユ:服の合わせ・・って、今幽体か・・・・・
>
もしかしたら自分の一部かもしんない。
>>一度『こう』と決めたら、よっぽどの事でも無いと自分の信念を曲げない。
>>フィアナの長所であり短所でもある。
>
>ユ:ああ、頑固者なわけね・・・
>
そのとーり。
>>むしろこちらの方が『地』だという説もある。
>
>ユ:の方がいいのかもな・・・
>ディ:過去を考えたら・・・・・そうなのかもな・・・
>
わざと明るく振る舞う癖。

>>首を傾げるフィブリゾ。
>>彼も、人間たちの法律には疎かった。
>
>ユ:って言うか。
> 労基法って、仮にこの話が、十世紀前後だとしても・・・約1000年後の法律だし。
>ディ:ロウドウキジュンホウとは、何だ。
>ユ:(社会の(中学)公民を出し見せる)
>  こうこうこう言う理由で、こうなるんだ。
>ディ:よくわからんな。
>ユ:後からミッチリ、教える。
>
ディスティアさん頑張れv(待て)
>>悪かったな。ファンタジーなんだかなんなんだかわかんなくて。
>>最近俺にもわかんねーよ。(待テ)
>
>ユ:一応ファンタジィという事で・・
>
はい、一応……………………

>>『お姫様役』=『助けられ役』。
>
>ユ:ピ−チ姫みたいなものね。
>ディ:ぴ−ち姫?
>ユ:マリオシリ―ズの助けられ役。
>ディ:・・・なるほど
>
懐かしいなぁ…その名前(汗)
>> 戸籍上?…ってのかな…は…神族じゃ無いワケだけど…」
>
>ユ:所属?
>
ををっ!それだ!
その言葉だ!
>> 下層部だったら同僚の私刑に逢ってボロボロ、だよねー…」
>
>ユ:でもさ・・・・・・・・
>  恋愛感情も・・・禁止な気するけど・・・?
>  (フィブシェラ、ダルフィブ等)
>
今だから許されてる感情……………………
>ディ:こっちの冥王は、まともなんだな・・・・・・
>
おう。
マトモです。
>ユ:・・・・・・・・・・・
>ディ:こっちの死神族(仮名)のほうが、まだマシだな・・・・・・・・・
>
はうっ!
これでマシかっ!?(滝汗)
>
>ユ:タロットのほうに出る予定の生命再活性(アン・レイズ)と
> 似て・・・・というか一緒か、人間に使ったから・・・
> 精神体に使ってたら・・・・・・・・
> 上と同じ結末だな・・・
>
ほほぉ。(何を頷いている)
>>いや、修得してしまった、『優等生』だった。
>
>ユ:確かにな・・・
> 上の呪者曰く『命を操る呪が一番難しい』と言っていたしな・・・・
>
運の悪い子だよねぇ…ゼフェル…本気で…
>>>ゼフェルの躰は、澱んだ地下室の空気の中に散った。
>
>ユ:この者に安らぎを
>  ライアナに死よりも辛き苦痛の後の滅びを・・・・・もたらさん事を願わん・・・・。
>
……………………………………(何やら考えている)
>>……………………O……………………r……………………l……………………e……………………n……………………
>
>
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・・・・!?
>ディ:外道だな・・
>   死神王・ライアナさんよ・・・・・
>
外道です(ヲイ)
>>……なんていう訳のわからないノリは置いといて……私の性癖なんぞ皆さん興味無いだろうし。
>
>ユ:面白いから良し
>
>>今回何やらフィブリゾ様がカッコ良いです。色んな意味で。
>>最近見せ場無かったからなぁ(汗)
>
>ユ:そうでもないです。
> 私のとこのフィブなんて・・・・・・数えている
> 名前のみを含めて7回、台詞ありだと2回しかなかったりする
> キ−キャラなのに・・・・・(笑)
>
>
ほほぉ……………
>>…しかし…ゼフェルくん(汗)なんと不運な。
>>名前が出てきた途端逝っちゃったし(汗)
>
>ユ:合掌
>
ちーん。
>>ま…まぁ…それはともかく…………また次回ッ!!
>
>ユ:次回も楽しみしています。
> それでは・・・・・・・
はい。
ありがとうございました。
それでは、また逢いましょう………………

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13019Re:第五十九話:I don’t know how to love don’t ask me why…キツネノテブクロ 2003/1/21 16:54:50
記事番号12964へのコメント

こんにちは、キツネノテブクロです。

ヴィシュヌ:こんにちは、琥珀様v

何でヴィシュヌ???おかしい・・・・確かフレイ呼んだはずなのに・・・・
えーと(ぱらぱらぱら・・・(電話帳をめくってる))あった・・・・

ヴィシュヌ:何してんの?(にやり)

(何故か懐かしい黒電話、じーこじことダイヤル回してる)・・・・<呼び出し音>・・・・<ブツ>・・・・・何で繋がらないんだああああああああああああああ!!!!!!!!!(怒)

ヴィシュヌ:・・・・・(何故か手に鋏)残念だったねえ。

電話線切るなよ(泣)

ヴィシュヌ:感想行きますv



>「……取り敢えずッ!」
>ぱんっ、と。
>何処からか出した羽根扇子で。

ヴィシュヌ:いいなあ羽根扇子v昔懐かしジュリアナ扇子が思い浮かんじゃったvv
ねえ、キツネv私も欲しいなあvv

却下(きぱ)

ヴィシュヌ:けち(ぽそ)

>テーブルを叩くフィアナ。
>「……何処から出て来るの……?そんなもの……?」

どっからでてきたんだろーね・・・・

>「私は付いて行かない!
> なんて言われても絶対付いて行かない!
> なんて言っても無駄なんでよろしく!よろしくって何を!」
>冥王のツッコミを無視し、自分の意見を述べ、一人ボケツッコミまでかまし、ぷぅっ、と頬を膨らませる。
>多芸なフィアナ。

器用だねえ。

ヴィシュヌ:フィアナちゃんなかなか面白い子だね。

>「…この子がこう言ってるんだから…
> 多分、一週間不眠不休で説得し続けても無駄だよ……」
>「…ますますダイアナ様に良く似ていらっしゃる」
>
>―――――――――――――――――フィアナのおかーさまって一体。

どんな母親だ?

ヴィシュヌ:会ってみたかったな・・・・ゴージャスな鎌さばきだったけ?

>「……確かに……もうすぐ勤務時間過ぎるし」
>「……キンムジカン?」
>「……死神だからって労働基準法無視して良いってもんでも無いし」
>「……ロウドウキジュンホウ?」
>なんのこっちゃ。
>首を傾げるフィブリゾ。
>彼も、人間たちの法律には疎かった。
>死神達がなんでそんなもの知ってるのか、という疑問は残るが…まぁそれはそれ。
>『労働基準法』が解らないと言う読者様は、お母さんに聞くか政治・経済の教科書でも捲ろう。
>―――――――――――――――――って、それはともかく。
>「……何より……これ以上粘っても、残業手当出るかどうか怪しいもんな……」

タイムカードでもおしてるんでしょうか?時給いくらとか・・・・

ヴィシュヌ:パートタイマー制の死神?
これで時給500円とかだったら哀しいよねえ・・・・・・

>「………………守銭奴か……お前等は……」
>さしものフィアナも、呆れたような顔で突っ込む。
>「何言ってるんですかッ!
> 最近物価の値上がりがキツくて……生活苦しいんですよッ!?」
>「ファンタジーでその発言はどうかと想うが……」
>「……ファンタジーだったの?これ?」
>「……一応剣だの魔法だの神だの魔王だの出てくるしさぁ。
> ……私的には……一応ファンタジーかなーっ、とか想ってたんだが……違うの?」

守銭奴な神・・・・ファンタジーの認識の無い神・・・・なかなか天然さんですね。

ヴィシュヌ:物価値上がりしてるんだ・・・・

>廊下に足音が響く。
>すたたたたたたたたたたたた……こけっ。

こけたな・・・・・

>……たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた……………………
>「………コケたな………
> ………全く…………賑やかな王だ」
>衛兵は、深く深く、溜息を付き………

ヴィシュヌ:陰気な王様よりいいんじゃない。

そういう問題か?

>冬だコタツだ風邪引きだッ!
>消化に悪いはずなのに、風邪を引いたらミカンが食べたくなるのは何故だろうッ!?

ビタミンCは体にいいですよね。

>昔、友人に『妙に明るい厭世主義で虚弱体質のゲーマーです』(文面ウロ覚え)と紹介された覚えがある。
>………………………………確かに間違っちゃぁいねェ。(汗)

奇妙な紹介のされ方ですね・・・・

ヴィシュヌ:人のこと言えないでしょう。
「南極の氷の様なやつ」とか「歩く人間凶器」とか言われてたでしょう。

まあ、違うとは言わんが・・・・・そう言われたのは結構前だぞ;;


>写真って、魂吸い取るんですよv(お前は明治時代の人間か)
>ま…まぁ…それはともかく…………また次回ッ!!

インフルエンザが流行ってるそうなので、お体にお気をつけくださいませ。
ではこの辺で、所々怪しげなレスを残しつつ、失礼します。

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13074ありがとですv遙 琥珀 E-mail 2003/1/24 23:01:58
記事番号13019へのコメント

>こんにちは、キツネノテブクロです。
>
>ヴィシュヌ:こんにちは、琥珀様v
>
こんにちは、キツネノテブクロ様v
『こんにちは』って言ってるけど、コレ書いてるのは夜の十時v
>何でヴィシュヌ???おかしい・・・・確かフレイ呼んだはずなのに・・・・
>えーと(ぱらぱらぱら・・・(電話帳をめくってる))あった・・・・
>
電話帳に載ってる様なもんなのか?(笑)
>ヴィシュヌ:何してんの?(にやり)
>
>(何故か懐かしい黒電話、じーこじことダイヤル回してる)・・・・<呼び出し音>・・・・<ブツ>・・・・・何で繋がらないんだあああああああああああああ!!!!!!!!!(怒)
>
ダイヤル黒電話……
三年前くらいまで、ウチ、それでした。
>ヴィシュヌ:・・・・・(何故か手に鋏)残念だったねえ。
>
をを。
ヴィシュヌさん早技ッ。(感嘆の眼差し)
>電話線切るなよ(泣)
>
>ヴィシュヌ:感想行きますv
>
ううっ。
毎度毎度有り難う御座います。
それでは、レス返し行かせて頂きたいです。
遅れてゴメンナサイね…何やら物凄く忙しゅうて……(言い訳)
>
>
>>「……取り敢えずッ!」
>>ぱんっ、と。
>>何処からか出した羽根扇子で。
>
>ヴィシュヌ:いいなあ羽根扇子v昔懐かしジュリアナ扇子が思い浮かんじゃったvv
>ねえ、キツネv私も欲しいなあvv
>
>却下(きぱ)
>
>ヴィシュヌ:けち(ぽそ)
>
羽根扇子。
琥珀はひとつだけ持ってます。
確かどっかに旅行行った時のオミヤゲでしたかね〜(記憶曖昧)
>>テーブルを叩くフィアナ。
>>「……何処から出て来るの……?そんなもの……?」
>
>どっからでてきたんだろーね・・・・
>
懐。(カツ丼とか牛丼も出てたし)多分。
>>「私は付いて行かない!
>> なんて言われても絶対付いて行かない!
>> なんて言っても無駄なんでよろしく!よろしくって何を!」
>>冥王のツッコミを無視し、自分の意見を述べ、一人ボケツッコミまでかまし、ぷぅっ、と頬を膨らませる。
>>多芸なフィアナ。
>
>器用だねえ。
>
>ヴィシュヌ:フィアナちゃんなかなか面白い子だね。
>
この子は面白いです。
漫才の才能あるんじゃねぇか、っつーくらいに。(いや微妙に違わねーか其れ?)
多分…自分の暗い過去を隠す為、無理矢理そういうキャラクターを演じている、っていうのはあると思いますけど。
>>「…この子がこう言ってるんだから…
>> 多分、一週間不眠不休で説得し続けても無駄だよ……」
>>「…ますますダイアナ様に良く似ていらっしゃる」
>>
>>―――――――――――――――――フィアナのおかーさまって一体。
>
>どんな母親だ?
>
>ヴィシュヌ:会ってみたかったな・・・・ゴージャスな鎌さばきだったけ?
>
…………………………………………………………………………………………………
ヴィシュヌさんと気ィ合うと思いますよ。
取り敢えず変わったヒトなんで。(それ結構失礼じゃないか)
>>「……確かに……もうすぐ勤務時間過ぎるし」
>>「……キンムジカン?」
>>「……死神だからって労働基準法無視して良いってもんでも無いし」
>>「……ロウドウキジュンホウ?」
>>なんのこっちゃ。
>>首を傾げるフィブリゾ。
>>彼も、人間たちの法律には疎かった。
>>死神達がなんでそんなもの知ってるのか、という疑問は残るが…まぁそれはそれ。
>>『労働基準法』が解らないと言う読者様は、お母さんに聞くか政治・経済の教科書でも捲ろう。
>>―――――――――――――――――って、それはともかく。
>>「……何より……これ以上粘っても、残業手当出るかどうか怪しいもんな……」
>
>タイムカードでもおしてるんでしょうか?時給いくらとか・・・・
>
>ヴィシュヌ:パートタイマー制の死神?
>これで時給500円とかだったら哀しいよねえ・・・・・・
>
……………うーん。
死神って、一種族の名前の筈なんだけどなぁ(汗)
職業の名前になりつつある、最近(爆)
>>「………………守銭奴か……お前等は……」
>>さしものフィアナも、呆れたような顔で突っ込む。
>>「何言ってるんですかッ!
>> 最近物価の値上がりがキツくて……生活苦しいんですよッ!?」
>>「ファンタジーでその発言はどうかと想うが……」
>>「……ファンタジーだったの?これ?」
>>「……一応剣だの魔法だの神だの魔王だの出てくるしさぁ。
>> ……私的には……一応ファンタジーかなーっ、とか想ってたんだが……違うの?」
>
>守銭奴な神・・・・ファンタジーの認識の無い神・・・・なかなか天然さんですね。
>
>ヴィシュヌ:物価値上がりしてるんだ・・・・
>
フィアナ:最近やたら高いぞ!キャベツ!
琥珀:知らんわッ!
>>廊下に足音が響く。
>>すたたたたたたたたたたたた……こけっ。
>
>こけたな・・・・・
>
そぉいうキャラなんだよねぇ。ライア。
>>……たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた……………………
>>「………コケたな………
>> ………全く…………賑やかな王だ」
>>衛兵は、深く深く、溜息を付き………
>
>ヴィシュヌ:陰気な王様よりいいんじゃない。
>
>そういう問題か?
>
そういう問題だと言う事にしておきましょうか(笑)
>>冬だコタツだ風邪引きだッ!
>>消化に悪いはずなのに、風邪を引いたらミカンが食べたくなるのは何故だろうッ!?
>
>ビタミンCは体にいいですよね。
>
食べ過ぎるとお腹壊しますけどね。
結構消化悪いっスから。
…………………………………………
食べ過ぎなきゃそんな心配いらないんですけど。(食い過ぎるヤツ)
>>昔、友人に『妙に明るい厭世主義で虚弱体質のゲーマーです』(文面ウロ覚え)と紹介された覚えがある。
>>………………………………確かに間違っちゃぁいねェ。(汗)
>
>奇妙な紹介のされ方ですね・・・・
>
>ヴィシュヌ:人のこと言えないでしょう。
>「南極の氷の様なやつ」とか「歩く人間凶器」とか言われてたでしょう。
>
>まあ、違うとは言わんが・・・・・そう言われたのは結構前だぞ;;
>
>
……………………うーん……面妖な人物像ですな。(他人の事言えるのかよ)
>>写真って、魂吸い取るんですよv(お前は明治時代の人間か)
>>ま…まぁ…それはともかく…………また次回ッ!!
>
>インフルエンザが流行ってるそうなので、お体にお気をつけくださいませ。
>ではこの辺で、所々怪しげなレスを残しつつ、失礼します。
私の住んでいる県では、『インフルエンザ警報』なるものが出ております。
………………………………………別に、学校休みになる訳でも無いんですけど。(当たり前)

いつもレスありがとうございますvv
これからも精進に努めますので、見捨てないでやってくださいませvv
それではまたお逢い致しましょうvv

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12968第六十話:水の将軍、再び……遙 琥珀 E-mail 2003/1/19 14:12:13
記事番号12963へのコメント

…………………………………………………………………………………………………………………………
……………………………ごぽっ!
容器に満たされた水が、急に震え始めた。
大きな泡が幾つも立ち上り…………カタカタ、と、容器が細かく震え始める。
其れを観て、満足そうに微笑みを浮かべているライアナ。
そして、一言……叫んだ。
「海王将軍オルエン!
 我が一族の魂を代価に、再臨せよ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――!
がたっ!
ぴしっ……
ぱりっ……
ぴきぱきっ……
派手な音と共に、容器にヒビが入る。
ばりんっ!
そして。
容器が、粉々に砕け散った。
飛び散る、破片と『水』。
恐らくこの水も、只の水では無く、何らかの神力を込められた代物であろう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一瞬の沈黙の後。
ライアナは、先程まで容器があった位置を見て……
微笑んだ。
そして……
声を掛ける。
「気分はいかがですかぁ?」
「……良い訳が……げほっ……無い……」
咳き込みながら返す――――――――――――――――――――――――――――――――――
水色の髪の………………………………魔族。
魔力波動も、雰囲気も……
完全に、魔族。
「…………………………………………」
立ち上がる彼女。
さっさっ、と、着衣の乱れを直し……
懐から、白い手袋を取りだして、はめる。
その際にも…………全く、衣擦れの音はしなかった。
「………………そうでしたね………………
 気分が良い訳有りませんね、失礼しました」
ぺこり、と頭を下げるライアナ。
鬱陶しそうに、其れを横目で見る彼女。
「……………………………で?」
「え?」
「状況説明。
 気が立ってるので簡潔に述べよ」
「答える必要なし、以上」
「簡潔すぎるわッ!」
「解ってますよ、冗談ですぅ」
「……ったく……ッ!ケホッ……」
まだ体内に『水』が残っているらしい。
軽く、しかし何度も咳き込む。
「風邪ですか?」
「アホッ!!」
しれっ、と言うライアナに、反射的に怒鳴り返すオルエン。
「……ああ……リノアンと言いお前といいなんで私の周りにはこんなタイプのヤツばっかり集まってくるんだ……」
「類は友を……」
「やかましいッ!」
ほぼ漫才。
全く緊張感が無い。
「……お前と居ると気分悪いからさっさと言えよ」
無い胃を押さえて言うオルエン。
彼女が人間の躰なら、胃が溶解して無くなってしまいそうである。
「……ん。
 では、簡潔に言わせて頂きましょーっ」
ライアナは、にこっ、と、女神の微笑みを浮かべた。
「今から貴女に、魔族のキャンプ地に斬り込んで貰います」
心底。
心底楽しそうに。
ライアナは、言った。
「…………………………!」
反応するオルエン。
「…………………………何だと?」
「その為にもう一度魔族に戻して差し上げたんですよぅ。勝ち目がある様に、ね」
ころころと明るく笑う。
「―――――――――――――――――お前―――――――――――――――――」
「ヤですねッ、怖い顔しちゃって♪女の子は笑顔が大事ですよ♪」
そんな顔させてるのは誰だ。
「……いくら貴女とは言え……向こうにはお姉様もいますしねー。
 四級とは言え……おねーさま強いですしー。
 人間の躰で…一人で斬り込んでも…海王以外の方にやられちゃうのがオチでしょーし。
 それなら、少々身内を犠牲にしてでも、『勝てる躰』にして差し上げた方が、私としてはお得なので」
「お得………」
軽い物言いに、想わず転び掛ける彼女。
槍にしがみついて、体勢を立て直す。
「…私はスーパーの大安売り品か……?」
「ソレに近いです」
をいをい。
「そーゆー訳で、今から早速お願いしますぅ」
「誰が行くかッ!」
「えー。行ってくれないんですかぁ?」
「……普通、それだけ聞かされて行くヤツがいるか……?」
「いや……貴女、ノリが良さそうですから、反射的に行ってくれるかなー、とか……期待しちゃったんですが」
「…………………………………」
リノアンとのボケツッコミの応酬の所為で、自然とノリが良くなってしまった彼女。
数百年間で染み付いた習慣って怖い。
「…………………………………」
「…………………………………」
しばらく黙ったまま、見つめ合う二人。
「………貴女も頑固ですねェ」
先に沈黙を破ったのは、ライアナだった。
「そんなコには、やっぱり、コレですよねェ」
笑顔を崩さないまま―――――――――――――――――
すっ、と、右手を軽く上へ挙げる。
「ん?」
怪訝そうな眼差しで、ライアナの右手を見詰めるオルエン。
ライアナが、微笑み―――――――――――――――――
軽く。
くっ、と、右手を握った。
その瞬間。
―――――――――――――――――どくんッ!
「ッ!!」
オルエンの躰を、何とも言えない感覚が走り抜ける。
躰の奥が、熱く、痛く―――――――――――――――――
「……っ……」
声にならない悲鳴を上げ、その場にしゃがむ。
胸の辺りを押さえ、床に膝を付く。
「…っ…ああっ」
「苦しいでしょ?」
脳天気に問いかける彼女。
返答する場合ではないオルエン。
彼女の躰の奥で、何かがうずいている。
人間に例えるなら……心臓を、誰かの手で握られている様な感じ、と言った所だろうか。
熱い。
痛い。
苦しい……
痙攣する、オルエンの躰。
「…………………………」
ライアナが、再び右手を開いた。
「言う事を聞かないコには、やっぱりカラダで教えるのが一番ですかねー、手っ取り早くて」
「っはぁッ……………はぁ…………はぁ…………」
解放され……
荒い息を付く。
やがて、顔を上げ……
金髪の死神を睨み付ける。
「……お前……ライアナ……
 ……私に、一体、何をした!?」
「んー、何をした、って聞かれてもちょっぴり困るんですが」
本気で困ったように、明後日の方向を向き、ぽりぽりと頬を掻く。
「ただ……まぁ、私も……
 貴女が素直に言う事聞く様な方じゃ無い事は解ってましたし……
 そんな、制御も効かない様な方を、なんの制約も付けずに魔族に戻してあげる……
 って程、お人好しじゃありませんから。私。
 ま、魔族の躰に戻っても、貴女は私の支配下な訳です、てな訳で宜しく」
「…………………………」
「その訳の解らない痛み……
 貴女が、魔族達への……『友好的』な発言とか、しようとした時にも発動します。寝返り防止。
 覚えて置いてくださいね」
俯くオルエン。
絶望が、彼女の身を捕らえていた。
「あー、因みに………
 貴女の事ですからねぇ……
 そのまま行かせると、やっぱり途中で自殺でもしちゃいそーなので……
 心配しなくても、ちゃんと精神は支配掛けてあげますから。
 例の土人形の時みたいに……私の合図ひとつで私の下僕となる存在に」
「…………………………………………………」
聞き流すオルエン。
ただ、哀しかった。
その程度でライアナに乗っ取られる、自分の精神が憎かった。
海王に逢っても―――――――――――――――――
海王に逢っても、『自分の言葉』ひとつ掛ける事が出来ない。
ライアナに支配され、計算された宣戦布告のみ。
それが、どうしようもなく、哀しく、辛く、憎かった。
ライアナに支配―――――――――――――――――
心を操られ―――――――――――――――――
そこで……………………………………………………
彼女の脳裏に……………………………………………………………
ひとつの、疑問が浮かんだ。
「………………………何故…………………………」
「んにゅ?」
講釈を中断され、ちょっと不満そうなライアナ。
「………………………………………………………」
オルエンが、顔を上げる。
「……もうひとつ、聞いてイイか」
「なんなりと」
「……何故、私の心を滅ぼさない?」
「は?」
不思議そうな顔をするライアナ。
「土人形に入れられた時は、私を…海王様に対しての盾として活用するつもりだろう、と想っていたのだが……
 ……今、お前は私を戦力として利用しようとしている。
 戦力として、だけなら…私の、この……『心』は必要無いだろう……
 必要ない………いや…………むしろ……………邪魔な筈だ………………………
 心を操る…と言うが……
 操る事などせず、心を潰して、代わりになんらかの気持ちを植え付けた方が、お前にとっても楽なはずだ」


―――――――――――――――――こんな辛い想いをするのなら
                       心など無かった方が良かった―――――――――――――――――


ぎゅっ、と、自らの胸を押さえるオルエン。
そんな彼女に……ライアナは、くすっ、と笑いかけた。
「そうですねぇ……
 まぁ、確かにその方が楽なんですけど……
 そんなの、面白く無いでしょう?」
「……………………面白く、無い?」
「ええ」
ライアナは……
オルエンから、目を背け……地上と通ずる水鏡を見た。
白々とした……月がひとつ、ぽっかりと浮かんでいる。
「……心が無い方同士の争いなんか……
 見ていても、ちっとも面白く無いですもの………………………」



















言い訳あんど言い逃れ。



コメント避けたい。
物凄く避けたい。
だけどそれじゃあとがき寂しい。
そんな時にはおまけで逃げよう。





おまけ。





歴史に『もし』は存在しない。
しかし、想像する事は可能である。







1、もし、海王のお供がオルエンではなくリノアンだったら―――――――――――――――――




「きゃっはははははははははははッ☆バッカじゃ無いのぉアンタ!?
 あはははははははははははははははは☆……ったく…………………」
「…………………………………………………………………………」
「ダルフ………………………………………………
 人選、間違ったんじゃ無い?」
部下に『アンタ』『バカ』呼ばわりされた海王は。
冥王のツッコミに、言葉を返す事が出来なかった―――――――――――――――――


その頃海王城。


「海王様ー、一体何処へー」
涙目になりつつ一生懸命主を捜す女将軍が一人。
「おやつあげるから出てきてくださーい」
ペットかい。
「海王様ぁ、海王様ぁ、何処へ行ってしまったんですかぁぁぁぁぁ!!!!!」



推察。

これはこれで笑えるかも知れないが、
海王が一人で一ヶ月生き延びられるかどうかこれ以上なく不安である。
ついでに言えば、オルエンが、海王が無事かどうか解らない状況で一ヶ月心の平穏を保てるかどうか怪しい。
多分一ヶ月後には背景が透けて見えるくらい消耗しているだろう。

結論。

やっぱり海王のお供はオルエンしかいない―――――――――――――――――







                                                           幕。

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12975第六十一話;魔降臨連鎖概論遙 琥珀 E-mail 2003/1/19 21:28:28
記事番号12963へのコメント

「…………………………………………………………ッ!」
目が覚めるなり。
フィアナの躰に、激痛が走った。
「……………………………」
ゆっくりと身を起こし………………
嫌な予感に突き動かされる。
神官服の……スカートの部分を捲る。
若い女の、柔らかい、白い脚。
其処に……紅く……
似つかわしくない文字が、浮き出ていた。
躰を失い…………………………………
新しく再生し…………………………………
消えた筈の、烙印が。
再び、浮き上がって来たのだ。
忌まわしい、死神の証が。
「……………………………」
絶句するフィアナ。
予想外のコトだった。
「……………………………忘れさせてはくれない、と……………………………
 そういう、コトか………………………………………………………………………………」
大きく、溜息を付き………………
声を押し殺して、静かに、泣いた。


「ああ、それは、その傷が魂に刻まれたものだからでしょう」
エイルは、ハタキで棚の上を払いながら答えた。
「確かに……
 肉体に刻まれた傷は、新しく躰を再生すれば消えますが……
 再生してもしつこく浮かび上がる、と言う事は、貴女の魂にそれが刻み込まれていると言う事なのですよ」
「……消す事は?」
「難しいですね」
「……そうか……」
俯くフィアナ。
「邪魔したな」
短く溜息を付き、その場を後にした。


「……………………はぁ………………………」
草むら。
短い芝生の上に……
フィアナは、ころん、と寝転がって、ひなたぼっこしていた。
冬の弱い日差しとは言え、日中ならば割と暖かい。
そっ、と、目を閉じる彼女。
遠い記憶が、浮かび上がってきた。

暗い部屋。
赤の竜神に呼ばれて入った、部屋の一室。
躰の痛みに堪えながら、フィアナは、泣き続けているライアナに、こう言った。
『心配するな、いつかきっと、消す方法が見付かるから』
『……ホントウ?』
『ああ……
 今は無くても……
 私がきっと、見つけてやる』
『ホントウ?
 ヤクソク、ね』
『ああ、約束だ』
『ヤクソク、ヤクソク……』

………………………………………………………………………………………………………………
「……守れないのかなぁ……」
蒼穹を見上げ―――――――――――――――――
溜息を付くフィアナ。
十二の時から、ずっと。
この傷を消す方法を、探し続けてきた。
神界、精神世界、物質世界………………
何処にも、見付からなかった。
覚えている。
その日から、フィアナは、研究に打ち込んだ。
一生懸命勉強して、研究して―――――――――――――――――
数々の本を読み漁り、解らない所が有れば上級の神族にも聞いた。
十六になる頃には、神学講座の講師ができる程にまでなっていた。
色々な新しい発見もしたし……其れが認められ、高位神族にまで上り詰めた。
それでも、彼女たちの傷を消す方法は見付からなかった。
「……階級を上げたかったんじゃ無い……
 ライアナを助けたかったんだ……………………」

ライアナと、約束したんだ―――――――――――――――――

“ホントウ?ヤクソク、ね”

“ライアと、おねえさまの、ヤクソク、ね……………”

「諦めるもんかぁっ!」
がばっ、と起き上がるフィアナ。
「この世界がダメなら異界だぁッ!
 無理矢理にでも行ってやる―――――――――――――――――ッ!!!」

……………………………………………………………………………………………………………
新しい夢が出来た様である。

「そうと決まれば早速研究ッ!
 異界に行くぞ――――――――ッ、なんとしてでも―――――――――ッ!」
「その前に、少し頼みがある」
………………………………………………………………………………………………………………………………
「え?」
振り向いた………………………………………………
水色の髪をした、軍服の女性が立って、こちらを見下ろしていた。
その手には……一振りの槍が握られている。
その瞳には、狂気の―――――――――――――――――
ライアナと、同じ色をした光が宿っていた―――――――――――――――――














その森の外れを…………
二十を少し過ぎたくらいの、青年と女性が歩いていた。
一人は赤い髪の青年、一人は蒼い髪を長髪にした女性…どちらもかなりの美形に値する。
「いい天気だな〜」
「脳天気ですね〜」
「……なんか言ったか?」
「……いえ何も」
ぷいっ、と視線を逸らす彼女。
青年はしばらく何か考えていたが……
「ま、いっか」
気にしない事にした様だ。
「そういえば、この世界にはあの姉妹がいるんだな〜」
青年―――――――アセルトが、遠い目で何処か明後日の方向を見詰める。
「そう…………
 あれは、十二年と十一ヶ月十四日前の事…………」
「細かいですね」
ジト目で突っ込む女性―――――――パショカ。
気にしないアセルト。
延々と、『あの姉妹』について語り出す。
聞き流しているパショカ。
もぉ何度目になるか解らない上司の話である。
試してみた事は無いが、もしかしたら暗誦可能かもしれない。
其れ程にまで何度と無く聞かされていた。


―――――――――――――――――紅い髪に、翡翠みたいな碧の瞳―――――――――――――――――
                       捜せば結構沢山いそうな気がするけど―――――――――――――――――


語り続けているアセルトから視線を逸らし、ふと彼の背後の方を見ると―――――――――――――――――

ひゅんっ!

物凄い勢いで―――――――――――――――――
赤毛で、瞳が翡翠の様な色をしている女性が。
水色の髪を、肩先で揃えた女性を抱えて…
飛びすぎていった。

「…………………………………………………………………………」
「……………………でね、そこで僕は………」
「……………………アセルト様…………………………」
「今イイ所なんだからちゃんと聞いてて」
「……………………はぁ…………………………」


―――――――――――――――――ま、いっか。


そしてパショカは、その出来事の記憶を、闇の中に葬ったのだった。



こうして、二人の再会は数百年後に繰り越された―――――――――――――――――















「離せッ!離さないかコラッ!」
「うるさいッ!耳元で叫ぶなちょっとは黙れッ!」
じたばた藻掻くオルエン。
彼女を抱えながら怒鳴るフィアナ。
あの後………………………
フィアナは、一瞬の隙を見て、槍の穂先を掴み、力一杯引いた。
精神が支配されている―――――――――――――――――
つまりが『他人に操られている』状態のオルエンに、その動きに対応できるだけの機才は無かった。
槍と一緒にオルエンも引き寄せられ……
結果、足下のバランスを崩し、フィアナの上に倒れ込み……
現在に至る。
「とーりーあーえーずーはーなーせーッ」
「やーかーまーしーいー!」
似た者同士。
「お前はウチの妹に操られてるだけだから!
 取り敢えず海王の所連れて行ってやるッ!」
「そんなヤツ知るかッ!」
ぱたくたと暴れ回るオルエン。


―――――――――――――――――もしかしたら私、物凄く厄介な役取っちゃったかも―――――――――――――――――


今更自覚するフィアナ。
やがて……
暴れ回るだけだったオルエンの逆襲が始まった。
「こちょこちょこちょこちょ」
「ッ!
 こ…こらッ!ははははははははははッ!やっ、やめろぉぉっ!
 反則だろぉぉ、それはぁぁぁ!!!!」
くすぐり攻撃。
たまにいるのだ。
感度が良いのか何かは知らないが、滅茶苦茶くすぐりに弱いヤツ。
フィアナ、どうやらそのタイプだったようだ。
端から見ていて面白いくらいに笑い転げている。
「ははははははははははは………ひぃっ!はぁはぁ……
 ワキ腹は止めてーッ…たははははははははははははは」
涙出とるぞ。ねーちゃん。
そして……………………………………
「ッ!」
どさっ!
バランスを崩して、地面に突っ込む二人。
「ヘタクソッ!」
「やかましッ!誰の所為だッ!」
こんな際でも言い合いを忘れない。
やっぱり似た者同士。
そして慣性の法則そのままに……
ころころと、二人もつれたまま転がって……
ばっしゃんっ!
あ。
川に堕ちた。
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
幸い、浅い川だった様だ。
ほぅっ、と、心から安堵の溜息を付くフィアナ。
彼女、泳げない。
全身びしょぬれになったまま、取り敢えず見つめ合う。
「………あぁ………」
ざぱっ。
川から上がるオルエン。
「……………………」
頭を押さえて……ふるふると、首を左右に振る。


―――――――――――――――――わたしは―――――――――――――――――…………


「?」
フィアナも同じく川から上がり、ふるふるふるっ、と、猫がするように全身を振って水を払う。
「……………………」
「をーい?」
てこてこと歩み寄り…ぽふっ、とオルエンの肩を叩く。
「……………………」
振り返る彼女。
先程とは―――――――――――――――――目の色が違う。
「……ライアナの支配が解けたか……」
呟き……
軽く微笑み、オルエンに手を差し伸べるフィアナ。
「……………………」
しばらく、呆然とした様子でフィアナを見詰めているオルエン。


―――――――――――――――――誰?―――――――――――――――――


―――――――――――――――――……ライアナと……似た『匂い』がする―――――――――――――――――


―――――――――――――――――神族―――――――――――――――――


―――――――――――――――――神族―――――――――――――――――!!


「ッ!」
ぶんっ!
嫌な予感に、後ろに跳び下がる彼女。
一瞬遅れて―――――――――――――――――
彼女のいた所を、槍が薙ぎ払った。
「……………ッ!」
「ちょ……ちょっと待てッ!」
狂気の光が消え―――――――――――――――――
代わりに。
オルエンの瞳に宿ったのは―――――――――――――――――敵意。
「神族……………殺ス……………!」
抑揚のない声で、呟く彼女。
『精神』支配が解け……………………
『感情』を支配されている。
これで、オルエン本来の力を保ったまま、ライアナの思い通りに相手を攻撃させる事が出来る。
ライアナは、フィアナ対策に、『神族』に対する憎しみをインプットしていた。
「あンのバカライア〜ッ!」
それを悟る彼女。
慌てて、レイピアを抜く。
続いて……オルエンの、第二撃。
「……くぁッ!」
レイピアに特殊な強化結界を張り、なんとか受け流す。
しかし…………………
フィアナの手に残る……じーんと、痺れるような感触。
「……なんつぅ馬鹿力だ……」
受け流して正解。
マトモに受けていたら、レイピアと一緒に、フィアナの腕も砕けていただろう。
接近戦は―――――――――――――――――非力なフィアナには、圧倒的に、不利。
ふわ……
空に浮くフィアナ。
今、彼女の精神がライアナの支配下に無いのなら……
先程とは違う。
先程より、動き、攻撃、共に上。
しかし、先程とは違い…説得は可能。
感情を解きほぐし、すっかり元の『オルエン』に戻せれば……なんとかなる。
それには………………
なんとか…………………………………………
説得しながら、攻撃しつつ防御しつつ、耐え続けるしかない。
「……しゃーないかッ……
 ……戦うのは、嫌いなんだけど………」
フィアナは。
軽く、溜息を付き―――――――――――――――――
地上の、『ライアナの狂戦士』を睨み付けた。
























言い訳あんど言い逃れ。



前回に続いて………………おまけですッ。




おまけ。




2、もし、覇王が選んだのがシェーラでなくノーストだったら―――――――――――――――――




「……………………………………………………」
きょろきょろと、辺りを見渡すノースト。
やがて―――――――――――――――――
目当てのものを見つける。
冥王の傍にいる―――――――――――――――――
腰まで届く、流れるような黒髪。
何処と無く豹を思い出す金色の瞳……
人形が動き出したかの様な印象さえ与える、造形的に整った顔立ち。
動きに無駄が無く、しなやかで美しい。
そして、その名に恥じる事のない、正に女神の如き微笑み―――――――――――――――――
「ヴェルダンディーさんッ!」
「あコラノーストッ!」
覇王の制止気にも留めず。
冥王将軍の前に跪く。
そして、歯の浮きまくった、聞いていてこちらが恥ずかしいような台詞を次々並べ立てる。
「貴女は今日も変わらず美しい……」
「やかまし。」
冥王が目を伏せ、ぽそりと呟く。
「あらあら」
ヴェルダンディーは笑顔を崩さない。
ノーストは、何処からか一輪の薔薇を取り出し、ヴェルダンディーの手を取り、細い指に口付けする。
「……ああ、ヴェルダンディーさん……
 逢えない時間、どれ程まで貴女に思い焦がれた事か……
 この様な所で貴女に逢えるとは……これは正に運命!」
「くどいよーだけどやかまし。」
ぐりょっ!
前口上をつらつらと並べ立てていたノーストの膝裏に、冥王の蹴りがめり込む。
ぱたっ、と倒れるノースト。
冥王……覇王が選んだのがシェーラでなくて、ただでさえイラだっているのだ。
「あー。すまんな。」
覇王が、ノーストの脚を掴んで、ずるずると引きずって行く。
それを見て。
ヴェルダンディーが、ノーストのよこした薔薇を見て一言。
「……ノーストさん……
 造花のアルバイトでも始めたのかしら……」

……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………

―――――――――――――――――ノーストくんの春は遠い―――――――――――――――――







結論。

こ…………………………………………………………………………………………
こっちの方が良かったかもぉぉぉぉぉぉ!!!!!!(大爆笑)フィブリゾ可哀相だけどネ!
ああっ!なんか今ノーストくんへの愛情度増加したッ!ぐいっと!
……因みに、私が好きになると、本編での出番がもれなく増えます(苦笑)
さぁ……ノーストくんの春はいつだ―――――!?(玲奈談:『その前に来るのか?春。』)
いや……私、ノスヴェルスキなんだけど……歯ァ浮きまくりで。
……なんつーか……
ノースト=邪魔者扱い……とかいうイメージがあってさ。
セイルーン王立図書館から追い出されて以来(爆)
あと……『りぽぉたぁ』のイメージで、なんとなく敬語の長身美形、薔薇の似合うおにーさまになってます。
まぁ……頑張って頂きたいですね、ノーストくん(汗)
それではッ!




                                                            幕。

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12980Re:第六十一話;魔降臨連鎖概論氷月椋佳 2003/1/19 22:39:50
記事番号12975へのコメント

うふふvvお久ですわv琥珀さんv
>「…………………………………………………………ッ!」
>目が覚めるなり。
>フィアナの躰に、激痛が走った。
>「……………………………」
>ゆっくりと身を起こし………………
>嫌な予感に突き動かされる。
>神官服の……スカートの部分を捲る。
>若い女の、柔らかい、白い脚。
>其処に……紅く……
>似つかわしくない文字が、浮き出ていた。
>躰を失い…………………………………
>新しく再生し…………………………………
>消えた筈の、烙印が。
>再び、浮き上がって来たのだ。
>忌まわしい、死神の証が。
>「……………………………」
>絶句するフィアナ。
>予想外のコトだった。
>「……………………………忘れさせてはくれない、と……………………………
> そういう、コトか………………………………………………………………………………」
>大きく、溜息を付き………………
>声を押し殺して、静かに、泣いた。
氷:ああっ!フィアナさぁぁぁぁん!!!(げしっ)
凪:やかまし
氷:ひっどいわぁ!親友に向かってなんてことを!
凪:うっさい!
>「ああ、それは、その傷が魂に刻まれたものだからでしょう」
>エイルは、ハタキで棚の上を払いながら答えた。
>「確かに……
> 肉体に刻まれた傷は、新しく躰を再生すれば消えますが……
> 再生してもしつこく浮かび上がる、と言う事は、貴女の魂にそれが刻み込まれていると言う事なのですよ」
>「……消す事は?」
>「難しいですね」
>「……そうか……」
>俯くフィアナ。
>「邪魔したな」
>短く溜息を付き、その場を後にした。
>
>
>「……………………はぁ………………………」
>草むら。
>短い芝生の上に……
>フィアナは、ころん、と寝転がって、ひなたぼっこしていた。
>冬の弱い日差しとは言え、日中ならば割と暖かい。
>そっ、と、目を閉じる彼女。
>遠い記憶が、浮かび上がってきた。
>
>暗い部屋。
>赤の竜神に呼ばれて入った、部屋の一室。
>躰の痛みに堪えながら、フィアナは、泣き続けているライアナに、こう言った。
>『心配するな、いつかきっと、消す方法が見付かるから』
>『……ホントウ?』
>『ああ……
> 今は無くても……
> 私がきっと、見つけてやる』
>『ホントウ?
> ヤクソク、ね』
>『ああ、約束だ』
>『ヤクソク、ヤクソク……』
氷:ウウッ・・・・約束だって・・・・泣かせるねぇ・・・・
凪:大袈裟だ・・・・お前は・・・
>「……守れないのかなぁ……」
>蒼穹を見上げ―――――――――――――――――
>溜息を付くフィアナ。
>十二の時から、ずっと。
>この傷を消す方法を、探し続けてきた。
>神界、精神世界、物質世界………………
>何処にも、見付からなかった。
>覚えている。
>その日から、フィアナは、研究に打ち込んだ。
>一生懸命勉強して、研究して―――――――――――――――――
>数々の本を読み漁り、解らない所が有れば上級の神族にも聞いた。
>十六になる頃には、神学講座の講師ができる程にまでなっていた。
>色々な新しい発見もしたし……其れが認められ、高位神族にまで上り詰めた。
>それでも、彼女たちの傷を消す方法は見付からなかった。
>「……階級を上げたかったんじゃ無い……
> ライアナを助けたかったんだ……………………」
>
>ライアナと、約束したんだ―――――――――――――――――
>
>“ホントウ?ヤクソク、ね”
>
>“ライアと、おねえさまの、ヤクソク、ね……………”
>
>「諦めるもんかぁっ!」
>がばっ、と起き上がるフィアナ。
>「この世界がダメなら異界だぁッ!
> 無理矢理にでも行ってやる―――――――――――――――――ッ!!!」
氷:そうだ――-!!!いっけいっけ〜
凪:だからうっさいのがおまえはわかんないのか!(怒)
氷:はうっ!
>その森の外れを…………
>二十を少し過ぎたくらいの、青年と女性が歩いていた。
>一人は赤い髪の青年、一人は蒼い髪を長髪にした女性…どちらもかなりの美形に値する。
>「いい天気だな〜」
>「脳天気ですね〜」
>「……なんか言ったか?」
>「……いえ何も」
>ぷいっ、と視線を逸らす彼女。
>青年はしばらく何か考えていたが……
>「ま、いっか」
>気にしない事にした様だ。
>「そういえば、この世界にはあの姉妹がいるんだな〜」
>青年―――――――アセルトが、遠い目で何処か明後日の方向を見詰める。
>「そう…………
> あれは、十二年と十一ヶ月十四日前の事…………」
>「細かいですね」
氷:凄い・・・・かなり記憶力いいよ・・・・
凪:っていうかお前が記憶力薄いんだよ?
>今更自覚するフィアナ。
>やがて……
>暴れ回るだけだったオルエンの逆襲が始まった。
>「こちょこちょこちょこちょ」
>「ッ!
> こ…こらッ!ははははははははははッ!やっ、やめろぉぉっ!
> 反則だろぉぉ、それはぁぁぁ!!!!」
>くすぐり攻撃。
>たまにいるのだ。
>感度が良いのか何かは知らないが、滅茶苦茶くすぐりに弱いヤツ。
>フィアナ、どうやらそのタイプだったようだ。
>端から見ていて面白いくらいに笑い転げている。
>「ははははははははははは………ひぃっ!はぁはぁ……
> ワキ腹は止めてーッ…たははははははははははははは」
>涙出とるぞ。ねーちゃん。
氷:くすぐりかぁ・・・・
凪:たしかあんたって、何処くすぐられても笑わないんだよね?
氷:くすっ?でも、あ・ん・た・は・?
凪:・・・・・・うっきゅぁぁぁぁぁぁ!!!助けて!!!!
>「ッ!」
>ぶんっ!
>嫌な予感に、後ろに跳び下がる彼女。
>一瞬遅れて―――――――――――――――――
>彼女のいた所を、槍が薙ぎ払った。
>「……………ッ!」
>「ちょ……ちょっと待てッ!」
>狂気の光が消え―――――――――――――――――
>代わりに。
>オルエンの瞳に宿ったのは―――――――――――――――――敵意。
>「神族……………殺ス……………!」
>抑揚のない声で、呟く彼女。
>『精神』支配が解け……………………
>『感情』を支配されている。
>これで、オルエン本来の力を保ったまま、ライアナの思い通りに相手を攻撃させる事が出来る。
>ライアナは、フィアナ対策に、『神族』に対する憎しみをインプットしていた。
>「あンのバカライア〜ッ!」
>それを悟る彼女。
>慌てて、レイピアを抜く。
>続いて……オルエンの、第二撃。
>「……くぁッ!」
>レイピアに特殊な強化結界を張り、なんとか受け流す。
>しかし…………………
>フィアナの手に残る……じーんと、痺れるような感触。
>「……なんつぅ馬鹿力だ……」
>受け流して正解。
>マトモに受けていたら、レイピアと一緒に、フィアナの腕も砕けていただろう。
>接近戦は―――――――――――――――――非力なフィアナには、圧倒的に、不利。
>ふわ……
>空に浮くフィアナ。
>今、彼女の精神がライアナの支配下に無いのなら……
>先程とは違う。
>先程より、動き、攻撃、共に上。
>しかし、先程とは違い…説得は可能。
>感情を解きほぐし、すっかり元の『オルエン』に戻せれば……なんとかなる。
>それには………………
>なんとか…………………………………………
>説得しながら、攻撃しつつ防御しつつ、耐え続けるしかない。
>「……しゃーないかッ……
> ……戦うのは、嫌いなんだけど………」
>フィアナは。
>軽く、溜息を付き―――――――――――――――――
>地上の、『ライアナの狂戦士』を睨み付けた。
氷:フィアナさん・・・・いろいろと大変ですな・・・・
凪:あんたさぁ・・・・・
>2、もし、覇王が選んだのがシェーラでなくノーストだったら―――――――――――――――――
氷:うおう!楽しそうv
>「……………………………………………………」
>きょろきょろと、辺りを見渡すノースト。
>やがて―――――――――――――――――
>目当てのものを見つける。
>冥王の傍にいる―――――――――――――――――
>腰まで届く、流れるような黒髪。
>何処と無く豹を思い出す金色の瞳……
>人形が動き出したかの様な印象さえ与える、造形的に整った顔立ち。
>動きに無駄が無く、しなやかで美しい。
>そして、その名に恥じる事のない、正に女神の如き微笑み―――――――――――――――――
>「ヴェルダンディーさんッ!」
>「あコラノーストッ!」
>覇王の制止気にも留めず。
>冥王将軍の前に跪く。
>そして、歯の浮きまくった、聞いていてこちらが恥ずかしいような台詞を次々並べ立てる。
>「貴女は今日も変わらず美しい……」
>「やかまし。」
>冥王が目を伏せ、ぽそりと呟く。
>「あらあら」
>ヴェルダンディーは笑顔を崩さない。
>ノーストは、何処からか一輪の薔薇を取り出し、ヴェルダンディーの手を取り、細い指に口付けする。
>「……ああ、ヴェルダンディーさん……
> 逢えない時間、どれ程まで貴女に思い焦がれた事か……
> この様な所で貴女に逢えるとは……これは正に運命!」
>「くどいよーだけどやかまし。」
>ぐりょっ!
>前口上をつらつらと並べ立てていたノーストの膝裏に、冥王の蹴りがめり込む。
>ぱたっ、と倒れるノースト。
>冥王……覇王が選んだのがシェーラでなくて、ただでさえイラだっているのだ。
>「あー。すまんな。」
>覇王が、ノーストの脚を掴んで、ずるずると引きずって行く。
>それを見て。
>ヴェルダンディーが、ノーストのよこした薔薇を見て一言。
>「……ノーストさん……
> 造花のアルバイトでも始めたのかしら……」
>
>……………………………………………………………………………………………………………………
>……………………………………………………………………………………………………………………
>……………………………………………………………………………………………………………………
>
>―――――――――――――――――ノーストくんの春は遠い―――――――――――――――――
氷:うっくっくっくっくっく・・・・・さぁぁぁいこう!です!
凪:だからうっさいって
>結論。
>
>こ…………………………………………………………………………………………
>こっちの方が良かったかもぉぉぉぉぉぉ!!!!!!(大爆笑)フィブリゾ可哀相だけどネ!
>ああっ!なんか今ノーストくんへの愛情度増加したッ!ぐいっと!
>……因みに、私が好きになると、本編での出番がもれなく増えます(苦笑)
>さぁ……ノーストくんの春はいつだ―――――!?(玲奈談:『その前に来るのか?春。』)
>いや……私、ノスヴェルスキなんだけど……歯ァ浮きまくりで。
>……なんつーか……
>ノースト=邪魔者扱い……とかいうイメージがあってさ。
>セイルーン王立図書館から追い出されて以来(爆)
>あと……『りぽぉたぁ』のイメージで、なんとなく敬語の長身美形、薔薇の似合うおにーさまになってます。
>まぁ……頑張って頂きたいですね、ノーストくん(汗)
>それではッ!
氷:うふふvvたのましていただけましたわv
凪:ほんとっこんなうるさいのがいなければ、ゆっくり見れたのに?
氷:ほっとけ・・・・
氷&凪:ではまたvこれからも同じ受験生(←でしたっけ?間違ってたらすいません!記憶力薄いんで)としても頑張ってくださいねv

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13087お忙しいところありがとですです。遙 琥珀 E-mail 2003/1/25 14:47:41
記事番号12980へのコメント

>うふふvvお久ですわv琥珀さんv
ふふふv
お久です椋佳さんv
レス有り難うですv
ではレス返し参りますvv
>>「……………………………忘れさせてはくれない、と……………………………
>> そういう、コトか………………………………………………………………………………」
>>大きく、溜息を付き………………
>>声を押し殺して、静かに、泣いた。
>氷:ああっ!フィアナさぁぁぁぁん!!!(げしっ)
>凪:やかまし
>氷:ひっどいわぁ!親友に向かってなんてことを!
>凪:うっさい!
ををっ。
なんとにぎやかなっ!(笑)

>>『ああ、約束だ』
>>『ヤクソク、ヤクソク……』
>氷:ウウッ・・・・約束だって・・・・泣かせるねぇ・・・・
>凪:大袈裟だ・・・・お前は・・・
大袈裟です(汗)

>>ライアナと、約束したんだ―――――――――――――――――
>>
>>“ホントウ?ヤクソク、ね”
>>
>>“ライアと、おねえさまの、ヤクソク、ね……………”
>>
>>「諦めるもんかぁっ!」
>>がばっ、と起き上がるフィアナ。
>>「この世界がダメなら異界だぁッ!
>> 無理矢理にでも行ってやる―――――――――――――――――ッ!!!」
>氷:そうだ――-!!!いっけいっけ〜
>凪:だからうっさいのがおまえはわかんないのか!(怒)
>氷:はうっ!
近い将来、強制的に連れて行かれるんですがね(爆)
彼女の恋人の手で(汗)

>>「そう…………
>> あれは、十二年と十一ヶ月十四日前の事…………」
>>「細かいですね」
>氷:凄い・・・・かなり記憶力いいよ・・・・
>凪:っていうかお前が記憶力薄いんだよ?
アセルトくんは記憶力イイと思います。
ここまでイイかどうかは謎ですが(ヲイ)

>>「ははははははははははは………ひぃっ!はぁはぁ……
>> ワキ腹は止めてーッ…たははははははははははははは」
>>涙出とるぞ。ねーちゃん。
>氷:くすぐりかぁ・・・・
>凪:たしかあんたって、何処くすぐられても笑わないんだよね?
>氷:くすっ?でも、あ・ん・た・は・?
>凪:・・・・・・うっきゅぁぁぁぁぁぁ!!!助けて!!!!
……………………………
をーい。
大丈夫っスかぁ。
そういう私もめちゃくちゃ弱かったりするんですけど(汗)

>>軽く、溜息を付き―――――――――――――――――
>>地上の、『ライアナの狂戦士』を睨み付けた。
>氷:フィアナさん・・・・いろいろと大変ですな・・・・
>凪:あんたさぁ・・・・・
そうです。
色々と大変なんです。(遠い目)
>>2、もし、覇王が選んだのがシェーラでなくノーストだったら―――――――――――――――――
>氷:うおう!楽しそうv
はい!
楽しいです!(待てや)

>>―――――――――――――――――ノーストくんの春は遠い―――――――――――――――――
>氷:うっくっくっくっくっく・・・・・さぁぁぁいこう!です!
>凪:だからうっさいって
う……うーむ。
それだけ笑って頂けて幸せだったりします。
作者冥利に尽きます。
>>それではッ!
>氷:うふふvvたのましていただけましたわv
>凪:ほんとっこんなうるさいのがいなければ、ゆっくり見れたのに?
>氷:ほっとけ・・・・
>氷&凪:ではまたvこれからも同じ受験生(←でしたっけ?間違ってたらすいません!記憶力薄いんで)としても頑張ってくださいねv
はい。
私は中学三年生……もうすぐ義務課程修了です。間違ってはおりません。
………………………………………………………………………………………………………
ですが、私立生なので受験は有りません(汗)
………………………………………………………………………………………………………
ああっ!石投げないでっ!中学受験受けたんだからその分楽してもいいでしょっ!?緊張感無いけど!
………………それでは………………(汗)
今回は、この辺で。
今後も宜しくお願い致します―――――――――――――――――

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12979第六十二話:優しい悲劇遙 琥珀 E-mail 2003/1/19 22:39:17
記事番号12963へのコメント

「さて……
 どうするべきか……」
考え込むフィアナ。
オルエンを、何とか落ち着かせたい。
しかし、今の彼女は他人(人じゃ無いけど)の言葉に耳を傾けないだろう。
つまり……死なない程度の呪の応酬を続け、相手が我に返るのを待つ。
間違っても殺してはいけない。
言葉は悪いが、『生かさず殺さず』である。
自らの感情を自らの支配下に置けるかどうかを、オルエンの精神力に期待するしかない。
……な・の・だ・が……
「……アレはダメこれはダメ何か無いか何か無いか……」
記憶の中、必死で使えそうな術を捜すフィアナ。
……前に一度触れたと想うが―――――――――――――――――
死神とは、本来戦闘神では無い。
あくまでも、人間の魂を回収するところに目的がある。
その前過程―――――――――――――――――
死に抗う人間達を大人しくさせる過程なんぞ、どーでもいい。
と、言う訳で。
フィアナは、『手加減』と言うものを知らない。
『確実に相手の息の根を止める術』か、『単なる目くらまし』か。
フィアナは、数秒掛け、自分の法術のストックが、どう組み合わせるにしろ、
全く効果が無いか一撃必殺かのどちらかに分類される事を理解した。
「……法術も神術も使えない……か……なら直接攻撃……」
接近戦の苦手な彼女。
戦争でのポジションも、いつも後衛だった。
そんな彼女の、一番苦手なスタイルでの戦闘であった。
はぁ。
想わず盛大に溜息を付く。
目を伏せ、地上にいる相手を見………………………
「……ん?」
そこで。
フィアナは、オルエンの様子がおかしいのに気付いた。
「……………………………………」
しばらく観察し…
彼女の中の魔力の流れを分析し………
目的を理解する。
「……………………って……………………」
想わず顔を引き攣らせるフィアナ。
どんっ!
『っるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!』
オルエンが。
巨大な……海竜の姿に変化した。
魔族形態、変化。
その背には、異形の翼が付いている。
そのまま翼を羽ばたかせ……フィアナに突っ込んでくる。
「うああああああああッ!?」
ギリギリ避けるフィアナ。
風圧で吹き飛ばされそうになる。
ふらふらっ、とよろけ……
体勢を立て直そうと、海竜から逃れるように飛ぶ。
恐らくフィアナ自身の最高速度更新中。
『待て神族ッ!』
「待てと言われて待つ奴ぁいねーよッ!」
そらそうだ。
しかし、こんな状況で言い返している辺り結構余裕かもしれなひ。
「……爬虫類ってダメなんだ私……」
そんな理由かい。
なかなかイイ性格をしているフィアナであった。
「あああ、どーする私〜」
混乱している頭を、なんとか鎮めようと努力する。
少しずつ考え、結論を出す。


―――――――――――――――――取り敢えず………
                       子供の暴走は母親と姉に任せるか―――――――――――――――――


考えが纏まった所で……フィアナは、飛んでいく方角を変えた。










目の前に―――――――――――――――――
一人の存在を認め。
海竜の姿は収縮し……
とんっ……
地面に……人の姿を取ったオルエンが降り立つ。
「……オルエン……!」
息を呑むリノアン。
「……アンタ……何やってんの!?」
「……………リノアン……………」
頭を押さえ……呟くオルエン。
実の姉を目の前にした事で、精神が落ち着きを取り戻したか―――――――――――――――――?
フィアナは地上に降り立ち―――――――冥王の背後に回る。
冥王の隣で……
かくかく、と、震え続けている海王。
その隣に、獣王、覇王、魔竜王と続く。
「……………………」
ぽん、と、冥王が、背伸びして、海王の背を叩いた。
「……落ち着いて」
「……え…ええ……」
すぅっ、と、深呼吸して―――――――――――――――――
『現実』を見詰める。
「…………私は…………」
オルエンが……言葉を紡ぎ掛けた……瞬間。
「ッ!」
その場に膝を付く彼女。
胸を押さえ、荒い息を付く。
「……オルエン……!」
「……くそッ……」
感情支配が解けた事を知ったライアナが、彼女の精神にダメージを与える。
「…………………く……ぁ……………………」
「オルエン…落ち着いて……あたしよ……リノアンよ……海王様もいるわ……落ち着いて!」
リノアンが、声を掛け、オルエンを宥めようとする。
「り……リノ、ア………………………………………………………」
胸を押さえ―――――――――――――――――
苦しそうに、顔を上げた―――――――――――――――――
オルエンの表情が、引き攣った。
「!?」


―――――――――――――――――ドクン―――――――――――――――――


「あ……………あ………………あ…………………………………………
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
オルエンが、苦しみ出す。
喉元を押さえ、転げ回る。
「な……なんですの!?」
「……ライアナが……
 あの手この手で、オルエンを支配しよーとしてるんじゃ無いの?」
「ひぎぃっ……」


―――――――――――――――――嫌……嫌ぁ……
                       攻撃……したくない……
                       戦いたく……ナイ……よ…………
                       海王様とは………リノアンとは―――――――――――――――――………


―――――――――――――――――貴女は私の言う事を聞いていれば良い―――――――――――――――――
                       私の、操り人形―――――――――――――――――


「リノ……ア……」


―――――――――――――――――攻撃、なさい―――――――――――――――――


「……あ………………………………………………………………………………………………ッ…………」
ゆっくりと―――――――――――――――――
オルエンは、立ち上がった。


―――――――――――――――――攻撃、なさい―――――――――――――――――


胸に―――――――――――――――――
ライアナの声が、回り続けていた。


―――――――――――――――――攻撃、なさい―――――――――――――――――
                       さもないと、苦痛は増すばかりですよ―――――――――――――――――


「…………くっ……………あぁっ…………」
オルエンは、抗い続けていた。
しかし………
心は抗っても……
躰が、動く……
「………………………………………」
はぁ………………………………
リノアンが。
深く―――――――――――――――――
溜息を付いた。
「…………………………闘るの?」
蒼い石の付いた杖。
リノアンが、虚空から錫杖を取り出し―――――――――――――――――
オルエンに向けた。
「…………………………おねーちゃん、かなしい…………………………わよ」
口元に微笑を浮かべ、リノアンは呟いた。
いつも、オルエンに向けて呟いていた言葉を。






“お前な……ちょっとは仕事手伝えよ”

“えー?やーよぉ…大体、私が手伝うより、アンタ一人でやった方が絶対進み早いって”

“……………………………………それもそうか”

“ああああああッ!なんでそこで納得すんの!?”

“言ったのお前”

“言ったのはあたしでも!それをフォローするのが妹ってもんでしょ!?”

“………お前の抱いてる妹像って、絶対どっか間違ってる”

“………ああッ………こんなにグレちゃうなんて………お姉ちゃん哀しいッ!しくしく………”

“……………………………………よしよしよし………泣くなよ、そんくらいで……………”






―――――――――――――――――イヤ………だ………よ………―――――――――――――――――
                        リノ……ア……ン……………………―――――――――――――――――


―――――――――――――――――お姉ちゃん………………………―――――――――――――――――


オルエンの意識が―――――――――――――――――闇に堕ちるまで。
さほど、時間はかからなかった――――――――――――――――――――――――――――――――――



















言い訳あんど言い逃れ。





一度書いてみたかったんだ。
オルエンVSリノアン。(ヲイ)
設定の中に、『海王神官リノアン。その性格の所為で戦闘経験ゼロ』と言うのがありまして――――――――
海王でさえリノアンの闘う所は見た事ナイでしょう、って感じ(爆)
………さぁ。姉の実力如何ほどに、ってか。
………『大したこと無い』と思う方が大半でしょうな……私もそう思う(待テ)
チャットとか出て、海王軍の話題してると、大体の、話読んで下さってる方が
『リノアン=失敗作』『リノアンあっさり死滅』発言しますから(爆)
なんつーかもう、『海王神官制作に失敗した海王が、全力注ぎ込んで妹を創ったらオルエンになった』が通説。(汗)
この説を友人から聞かされた時、妙に納得してしまい設定に加えたのを覚えてます。
だとしたら……妹に姉の失敗、活かせた訳ですな、ちゃんと(汗)
さぁ……因縁(?)の姉妹対決、結果は如何に……
それはまた次回ッ!



                                                         幕。

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12999Re:第六十二話:優しい悲劇D・S・ハイドラント 2003/1/20 21:35:27
記事番号12979へのコメント

リノアンVSオルエン
というかこれってまず勝負になるんですかね・・・。

にしてもライアナ・・・最近スパイス効いてますねえ。
これくらいの方が印象に残って良いかも(?)
あれを越える残酷外道キャラを密かに作成したいと密かに思っていたり・・・。
でも度が過ぎるとやっぱりひかれちゃいますかな・・・
にしても現実にはいて欲しくないキャラですね。被害者になるのは絶対嫌だ。

闇竜翔さんのキャラ方はどのようにか関わってくるのでしょうか・・・。

ギャグありシリアスありでもうはまっちゃいます。

続きお楽しみにしております。

短い上にやたらとライアナ関係が長いですがこの辺りで・・・。

それでは御失礼致しました

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13099ライアナは好きな人と嫌いな人がきっぱりはっきりすっきり二分されております。遙 琥珀 E-mail 2003/1/25 21:40:52
記事番号12999へのコメント


>リノアンVSオルエン
>というかこれってまず勝負になるんですかね・・・。
>
なるでしょう。
ってかなってくれなければ困ります。
いくら性格があんなのとはいえ、リノアンは海王神官。
オルエンと同クラスですから。
>にしてもライアナ・・・最近スパイス効いてますねえ。
スパイスかぁ。
もう少し胡椒味を効かせた方が……(違)
>これくらいの方が印象に残って良いかも(?)
良いのです。
話の内容を忘れてしまっても、キャラだけは残るでしょうから(ヲイ)
>あれを越える残酷外道キャラを密かに作成したいと密かに思っていたり・・・。
ををっ!
その挑戦受けたッ!(ヲイ)
もし、そういうキャラが出来たらあとがきかなんかに私への呼びかけでも書いてください(笑)
これこれこーゆー面でライアナに勝った、って。(爆)
>でも度が過ぎるとやっぱりひかれちゃいますかな・・・
度が過ぎると……
ってかとっくに過ぎまくって無いですか。アレ。
>にしても現実にはいて欲しくないキャラですね。被害者になるのは絶対嫌だ。
当然。(汗)
……………………………………
見ていてやってもいいが、友達になるのは嫌だ、的な?(微妙に違うだろう)
>
>闇竜翔さんのキャラ方はどのようにか関わってくるのでしょうか・・・。
…………………………………………………………………………………………
関わってくるのかなぁ。(汗)
ちょっとしたお遊び的要素なキャラのつもりで出させて頂いたのですが。
>ギャグありシリアスありでもうはまっちゃいます。
ううう。
そこまで言って頂いてホント嬉しいです。
これからも頑張りますので、どうか見捨てないで下さいね。
>
>続きお楽しみにしております。
>
はい。
お楽しみにしていて下さいね。
>短い上にやたらとライアナ関係が長いですがこの辺りで・・・。
>
いえいえ。
嬉しいです。
>それでは御失礼致しました
はい。
それでは、またお逢い致しましょう。
では、これにて。

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13044Re:第六十二話:優しい悲劇闇竜翔 E-mail 2003/1/22 20:33:55
記事番号12979へのコメント


>「さて……
> どうするべきか……」
>考え込むフィアナ。
>オルエンを、何とか落ち着かせたい。
>しかし、今の彼女は他人(人じゃ無いけど)の言葉に耳を傾けないだろう。

闇:まあ、あれだけ酷な目に合わされていたら普通のような機がします

>つまり……死なない程度の呪の応酬を続け、相手が我に返るのを待つ。
>間違っても殺してはいけない。
>言葉は悪いが、『生かさず殺さず』である。
>自らの感情を自らの支配下に置けるかどうかを、オルエンの精神力に期待するしかない。
>……な・の・だ・が……
>「……アレはダメこれはダメ何か無いか何か無いか……」
>記憶の中、必死で使えそうな術を捜すフィアナ。

闇:がんばってますね〜(他人事)

>……前に一度触れたと想うが―――――――――――――――――
>死神とは、本来戦闘神では無い。
>あくまでも、人間の魂を回収するところに目的がある。
>その前過程―――――――――――――――――
>死に抗う人間達を大人しくさせる過程なんぞ、どーでもいい。
>と、言う訳で。
>フィアナは、『手加減』と言うものを知らない。

闇:手加減を知らないというのは怖いですね

>『確実に相手の息の根を止める術』か、『単なる目くらまし』か。
>フィアナは、数秒掛け、自分の法術のストックが、どう組み合わせるにしろ、
>全く効果が無いか一撃必殺かのどちらかに分類される事を理解した。

闇:恐ろしき

>「……法術も神術も使えない……か……なら直接攻撃……」
>接近戦の苦手な彼女。
>戦争でのポジションも、いつも後衛だった。
>そんな彼女の、一番苦手なスタイルでの戦闘であった。

闇:まさに打つ手無しですね

>はぁ。
>想わず盛大に溜息を付く。
>目を伏せ、地上にいる相手を見………………………
>「……ん?」
>そこで。
>フィアナは、オルエンの様子がおかしいのに気付いた。
>「……………………………………」
>しばらく観察し…
>彼女の中の魔力の流れを分析し………
>目的を理解する。
>「……………………って……………………」
>想わず顔を引き攣らせるフィアナ。
>どんっ!
>『っるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!』
>オルエンが。
>巨大な……海竜の姿に変化した。
>魔族形態、変化。

闇:あの形態ですね

>その背には、異形の翼が付いている。
>そのまま翼を羽ばたかせ……フィアナに突っ込んでくる。
>「うああああああああッ!?」
>ギリギリ避けるフィアナ。
>風圧で吹き飛ばされそうになる。
>ふらふらっ、とよろけ……
>体勢を立て直そうと、海竜から逃れるように飛ぶ。
>恐らくフィアナ自身の最高速度更新中。

闇:必死ですね

>『待て神族ッ!』
>「待てと言われて待つ奴ぁいねーよッ!」
>そらそうだ。
>しかし、こんな状況で言い返している辺り結構余裕かもしれなひ。
>「……爬虫類ってダメなんだ私……」
>そんな理由かい。
>なかなかイイ性格をしているフィアナであった。

闇:良い根性というか・・・・・・こんな時までマイペースでいられる神経に少し疑問をいだきます

>目の前に―――――――――――――――――
>一人の存在を認め。
>海竜の姿は収縮し……
>とんっ……
>地面に……人の姿を取ったオルエンが降り立つ。

闇:目的地に着いたんですね

>「……オルエン……!」
>息を呑むリノアン。
>「……アンタ……何やってんの!?」
>「……………リノアン……………」
>頭を押さえ……呟くオルエン。
>実の姉を目の前にした事で、精神が落ち着きを取り戻したか―――――――――――――――――?
>フィアナは地上に降り立ち―――――――冥王の背後に回る。

闇:逃走ですね

>冥王の隣で……
>かくかく、と、震え続けている海王。
>その隣に、獣王、覇王、魔竜王と続く。
>「……………………」
>ぽん、と、冥王が、背伸びして、海王の背を叩いた。
>「……落ち着いて」
>「……え…ええ……」
>すぅっ、と、深呼吸して―――――――――――――――――
>『現実』を見詰める。

闇:現実ですか・・・・・・

>感情支配が解けた事を知ったライアナが、彼女の精神にダメージを与える。

闇:さすがライアナ、良い根性してますね

―――――――――――――――嫌……嫌ぁ……
>                       攻撃……したくない……
>                       戦いたく……ナイ……よ…………
>                       海王様とは………リノアンとは―――――――――――――――――………
>
>
>―――――――――――――――――貴女は私の言う事を聞いていれば良い―――――――――――――――――
>                       私の、操り人形―――――――――――――――――

闇:精神支配の言霊ですね

>「…………くっ……………あぁっ…………」
>オルエンは、抗い続けていた。
>しかし………
>心は抗っても……
>躰が、動く……

闇:つまり身体が言う事を聞かないという状況ですね

>「………………………………………」
>はぁ………………………………
>リノアンが。
>深く―――――――――――――――――
>溜息を付いた。
>「…………………………闘るの?」
>蒼い石の付いた杖。
>リノアンが、虚空から錫杖を取り出し―――――――――――――――――
>オルエンに向けた。
>「…………………………おねーちゃん、かなしい…………………………わよ」
>口元に微笑を浮かべ、リノアンは呟いた。
>いつも、オルエンに向けて呟いていた言葉を。

闇:今はなき思い出・・・・・・

>“お前な……ちょっとは仕事手伝えよ”
>“えー?やーよぉ…大体、私が手伝うより、アンタ一人でやった方が絶対進み早いって”
>“……………………………………それもそうか”
>“ああああああッ!なんでそこで納得すんの!?”
>“言ったのお前”
>“言ったのはあたしでも!それをフォローするのが妹ってもんでしょ!?”
>“………お前の抱いてる妹像って、絶対どっか間違ってる”
>“………ああッ………こんなにグレちゃうなんて………お姉ちゃん哀しいッ!しくしく………”
>“……………………………………よしよしよし………泣くなよ、そんくらいで……………”

闇:う〜ん、姉と妹の立場が逆じゃ・・・・・・

>オルエンの意識が―――――――――――――――――闇に堕ちるまで。
>さほど、時間はかからなかった――――――――――――――――――――――――――――――――――

闇:姉妹対決ですか

>一度書いてみたかったんだ。
>オルエンVSリノアン。(ヲイ)
>設定の中に、『海王神官リノアン。その性格の所為で戦闘経験ゼロ』と言うのがありまして――――――――
>海王でさえリノアンの闘う所は見た事ナイでしょう、って感じ(爆)

闇:海王でさえって・・・・・・

>………さぁ。姉の実力如何ほどに、ってか。
>………『大したこと無い』と思う方が大半でしょうな……私もそう思う(待テ)
>チャットとか出て、海王軍の話題してると、大体の、話読んで下さってる方が
>『リノアン=失敗作』『リノアンあっさり死滅』発言しますから(爆)

闇:まあ、そうですね〜

>なんつーかもう、『海王神官制作に失敗した海王が、全力注ぎ込んで妹を創ったらオルエンになった』が通説。(汗)
>この説を友人から聞かされた時、妙に納得してしまい設定に加えたのを覚えてます。

闇:ははははは(汗)でも納得

>だとしたら……妹に姉の失敗、活かせた訳ですな、ちゃんと(汗)
>さぁ……因縁(?)の姉妹対決、結果は如何に……
>それはまた次回ッ!

闇:は〜い、やはりおもしろいです。さてさて、リノアンはどう言う風に滅ぶのでしょう(激しく待て)
  次回が楽しみです!それでは・・・・・・


追伸 今週から部活の新人戦が始まるのでアセフィアの進み具合が遅くなるかもしれません。その点をご報告しておきます。相方その2事闇竜翔)

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13109レスを打ち込んで……投稿しようとした瞬間に凍った(涙)遙 琥珀 E-mail 2003/1/26 12:32:48
記事番号13044へのコメント

タイトルの通り……
凍りました。(涙)
ウチのパソコンが異様に凍りやすいのは貴方なら御存知でしょう(涙)
そんな訳で再度打ち込み直し……する気力が無いです。(涙)
そんな訳で、この形式で逝きます。(逝くな)

フィアナは、キレた時と本気になった時が怖いです。
絶対怒らせてはいけないキャラです。マジで(汗)

リノアン…………やっぱり扱い酷い(汗)
彼女別に『出来ない』訳じゃなくて……
『やる気が出にくい』だけなんです。
多分、本気になれば、オルエンと同等以上の働きをしてくれる…………
と、信じてます。私は。

ふぅ……
新人戦ですか。頑張ってくださいね。
応援してます。
遅れる事については、私も多分それ以上に遅れると思いますので、何も言えません。
期待してるよ相方!(ヲイ)
それではこれにて。

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13063第六十三話:心遙 琥珀 E-mail 2003/1/23 23:23:46
記事番号12963へのコメント


この世界に自分が存在している事を認識して

貴女が存在している事を認識して

その瞬間から喧嘩ばかりしていた様な気がします

私は貴女の存在を疎み 貴女は私の存在に悩み

私は貴女の存在を恥じ 貴女は其れを笑い飛ばし

私は貴女の存在を認め 貴女は私の存在を認め

私達は姉妹で 私達は友達だった

結構 楽しかった と 想う

喧嘩ばっかりしていたけれど 本当は 皆が言うのよりも 仲良かったよね

姉妹だもん

友達だもん

貴女が もし ほんの少しでも

私と 同じ感情を 持っていてくれたら

『結構 楽しかった』と

想っていてくれたら 嬉しいな……





「…ダルフィン様」
俯きながら。
リノアンは、自らの……
そして、対峙している相手の……
上司で在り、母親で在る……
海王ダルフィンの、名を呼んだ。
「は…はい?」
何故自分が呼ばれるのか解らずに…戸惑い気味に返す海王。
「…許可を」
「え?」
そう。
今から行われるのは、練習試合などでは無い。
―――――――――――海王将軍の――――――――――妹の―――――――――――『粛清』。
勿論、海王の許可が要る。
リノアンは、その事を忘れてはいなかった。
「海王将軍を潰す、許可を!」
リノアンの声は、ほとんど絶叫に近かった。
『何度も言わせるな』という響きが、声の内にあった。


―――――――――――――――――潰す―――――――――――――――――


―――――――――――――――――海王将軍を、潰す―――――――――――――――――


「……………………………」
自分の言葉の意味を……
改めて考えながら、返事を待つ。
自分で言った事ながら、何だか恐ろしかった。
「…え…え…あの…その…」
マトモに狼狽える海王。
返ってくるのは、煮え切らない返事ばかり。


―――――――――――――――――迷っている場合では無いのに―――――――――――――――――


―――――――――――――――――辛いのが自分だけだと思いなさんな―――――――――――――――――


リノアンのイラつきは、最高に達していた。
そして……………
大きく息を付き、口上を述べる。
「あたしはオルエンとは違います…
 貴女の判断を待つ様なイイコじゃありません…
 貴女が指示を出さないのなら――――――――あたしが判断しますよ」
キッパリと言い切るリノアン。
言葉を失う海王。
「海王将軍オルエン。
 現在:神族の支配下。
 状態:錯乱状態。
 敵意:有り。
 ……更正の可能性、限りなく零に近し。粛清が必要」


―――――――――――――――――まさか、あたしがオルエンにこんな台詞言う日が来るなんて、
                        想ってもみなかったわ―――――――――――――――――
                        どっちかってったら逆だと想ってた―――――――――――――――――


「多分…つーか絶対……
 『オルエン』本人にしたらかなり不本意だろうけど……
 もう、こんな状況になっちゃったら……仕方無い………」
リノアンは―――――――――――――――――
もう一度、顔を上げ―――――――――――――――――
嘗ての同僚の、成れの果ての姿を見た。
「……今まで……なんとか、助ける方法捜したし――――――考えたし――――――――
 色々、したのよ?アンタの為に――――――――みんな、頑張ったんだからね?努力は、認めてね……
 なんか、アンタに泣かされてばっかりみたいな気もするけど、ね。ったく、手の掛かる子だわ……
 手を掛けた割には…見付からなかったんだけど、ね…………………………
 アンタいつも、『結果が全て』って言ってたけど―――――――――――――――――
 その通りかもしれないけど…………………ね……………………とにかく、ホントごめん……………………
 助ける方法………アンタが、一番楽になる方法……考えたんだ……………………
 一番は、やっぱり……あのアマの束縛解いて……アンタ、どーやってか知らないけど、魔族に戻ってるし……
 海王軍に、戻って貰う事なんだろうけど……フィアナ…あ、あの赤毛の人ね…に聞いたら、無理なんだって。
 アンタ、心侵されちゃってるんだって。
 あの人形の…精神操る方法って、えげつないのよ?
 心に、自分の…精神の欠片を植え付けるんだって。相手が気付かない内に。
 もう……ホント……笑えないわよね。どんどん心蝕まれちゃってさ……
 で、アンタは…もう末期らしいの。ほら、アンタ頭イイから、解るでしょ?
 もう、心の大半がライアナに喰われてる。あの女と同化してるのよ。アンタ自身は解らないだろうけど。
 ……アイツが、そこまでして……アンタの心を壊さずに、操ろうとした…理由は、わかんない。
 ……ていうか、はっきり言って、解りたくも無いわよね。あんなヤツの事情。
 アイツにも色々事情があった。アンタを殺さなきゃいけない、操らなきゃいけない訳があったのかもしれない。
 でも、あたし達にはそんなもん知ったこっちゃない。あたし達にだって、譲れないものがあるもの。そうでしょ?
 …で…アンタの心、めちゃくちゃにされちゃって…アイツに侵されて…
 アンタの心から、アイツの欠片取り除いて…ちゃんとした魔族…に戻っても―――――――――
 多分、すぐに死んじゃうって…心の大半がアイツの欠片になっちゃってる訳だもん……
 ……ねぇ……あたし、一応、アンタのお姉ちゃんなのよね?
 ……だから……なんとなく…解るの。アンタが正常なら、こう言う時……どういう事を望むか、とか…………ね…
 アハ、欺瞞かもしんないけどね――――」
早口で。
一気にまくし立てる。
そして、名を呼んだ。
「………オルエン―――――――――――――――――」
「…………………………」
オルエンは、もう、苦しんでいなかった。
地面に立ち……こちらを、見ていた。
ライアナに、何らかの処理を施されたのか………………
その瞳には、何の感情も篭もっていなかった。
「……そんな訳で……一体どーゆぅ訳なんだか…
 アンタが一番楽になれる方法って…さ…………
 やっぱり、終わらせてあげるしか、思い付かないんだよね…ごめんね、バカなお姉ちゃんで…」
困った様な表情で。
いつもの声を、感じを装って。
リノアンは、できるだけ……通常通りに努めた。
明るくて、元気で、軽くて、お調子者の、海王神官リノアンを。
……魔族の皆から見たら、その様子は、痛々しくしか見えなかったのだが。
「ったく…世の中、何が起こるかわかんないわねェ………
 まさか、アンタがこんな事になっちゃうなんてねぇ………
 ………と………つい喋り過ぎちゃった……………」
アハハ、と……軽い笑い声を立てる。
勿論、表情は笑っていなかったが。
「あの女が、アンタに与えた運命…………
 その運命の連鎖の結果が、コレ…………酷すぎるわね。
 こんな運命なら……最初から、生まれてなんか来なかった方が良かったっつーの」


「…………………………………」
外野で、フィアナは考えていた。


―――――――――――――――――こんな運命なら、私、生まれたく無かった―――――――――――――――――
                         生まれた瞬間から、終わってるんですね―――――――――――――――――


「フィアナ?どしたの?」
彼女の様子を不審に思った冥王が、声を掛ける。
「あっ、いやっ、なんでもない……」
慌てて首を横に振る彼女。
「…ただ…
 リノアンの今の台詞さぁ……
 どっかで、聞いた気が………………?」
「ふぅん?」
探る様な視線をフィアナに向け―――――――――――――――――
冥王は、もう一度、海王神官と将軍の二人に視線を戻した。
「…………………………………」
フィアナは、彼に気づかれない様に、大きく溜息を付いた。


「長話もここまでにして……始めよっか」
「…………………………」
無言のまま。
オルエンは、こくり、と、頷いた。
手を伸ばし…虚空から、槍を取り出す。
「…………………………」
同時に、くるり、と背中を向ける二人。
二歩、三歩、と距離を空け……………
充分な間合いを空けた処で、再び向き合う。
そして―――――――――――――――――
始まった。
しゅんっ!
二人同時に、空間渡り。
二人の姿が見えないのに、大気の彼方此方で軽く火花が散る。
「…………わ……………
 わからん………………………」
ガーヴが溜息を付く。
「……うーん……
 人間には僕らの闘いってこぉ見えるんだなぁ……
 何が何やらさっぱりだ」
遠い目のフィブリゾ。
頬を汗が伝っている。
精神世界を『視る』力が無い所為で、二人の闘いがほとんど見えない。
仕方がないので、部下や同僚の精神を介し、見せて貰う事にする。
獣王、ゼロス、海王は、冥王軍(魔族のままの方が無意味に多い)に協力して貰っている。
「フィアナは精神世界視えるのー?」
「……一応……ちょっと疲れるけど……」
目を細めているフィアナ。
どうやら、見えるものの、少し視にくい様だ。
良く解らない人は、近視の人が、教室の一番後ろの席に座り、眼鏡無しで授業を受けている図を想像して頂ければ宜しい。
フィアナにとったらあんな感じなのであろう。
「…ま…神様だもんねェ」
「…『様』付けられてムカつくのって初めてだ」
こしこしと目を擦っているフィアナ。
なかなか苦労する様だ。
それはそうと。
闘いは…
「…リノアンとオルエン……互角だな……」
「…そりゃ…『元』が一緒なんだ…普段の態度とかが正反対だから、二人とも全然違う様に見えるだけで……
 海王様、あの二人の力は全く均等に配分しているんでしょう?」
「……ええ……ほぼ均等の筈です」
『筈』ってなんだ。
結構アバウトである。
「……リノアンが負けたら……どうなるんだろう」
「そりゃ……次は……他の誰かがオルエンと……」
「げー…俺ヤだよー…」
勝手な憶測が飛び交う。
「…………………………………………」
なんだか嫌な雰囲気の中―――――――――――――――――
海王神官と海王将軍の争いは、続いていた。



















言い訳あんど言い逃れ。



琥珀:あとがきのネタがありません。
フィアナ:ヲイッ!(汗)
ライアナ:……ダメダメですねー。
琥珀:…ふぅ…これがチャット中に書いてる原稿なら、そこたへんうろついてる不運な人つかまえて、
   ネタ提供して貰えるんだけどなぁ…………………………残念ながら、学校から帰って暇つぶしに書いてる原稿だ……
フィアナ:……そこたへんうろついてる不運な人って……
ライアナ:黙祷。
フィアナ:死んでないって。
琥珀:………しかし………もう六十三話か………人間界漫遊合わせれば八十話行くかな?
   冥王の午後と、転生話と合わせれば、百話超えるんじゃ無いかな――――………
フィアナ:『それだけ書いてりゃあとがきのネタ無いわな』とかナシですからね。
     書いてる人はもっともっと沢山書いてますから。
ライアナ:そうそう♪
     ハイドラントさんとかいっぱい書いてますもんね♪
     アンタの方が書き始めたの先な癖に♪
琥珀:…………………………う゛っ…………………
   ……仕方ない。
   いつか募集してた人気投票結果発表だ。
フィアナ:……へ?
     ネタ、あるじゃないですか。
ライアナ:そう言えば……そんなのありましたよね。
     なんで今まで発表しなかったんですか?
琥珀:……いや………
   発表するのが怖くて………
フィアナ:?
琥珀:……一位、二位は妥当なんだよ……
   一位が………冥王フィブリゾ。
   二位が………覇王将軍シェーラだ。
   多分あのラブラブ攻撃(吐血)で点稼いだんだろう。
ライアナ:ふみゅ。
琥珀:で………そこからが、荒れに荒れまくってて……
   三位……………………ライアナ。
ライアナ:ええええええええええええええええええええええええッ!?
     私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
フィアナ:…そ…それはまた…なんとも……言えませんな……
琥珀:私の知り合いの一団が、組織票入れやがった(汗)
   723ねーさんも入れたし。ライアナに数票。
   あの方、覇王様に全票入れると踏んでたのに……(汗)何故にライア……?
  (『あまりに愛らしいので』723ねーさん談)←………なんと奇特な…………
フィアナ:……お前の知り合いって……一体……?
琥珀:聞くな。(目に恐れの色)
ライアナ:………………………で……………………………
     四位は?
琥珀:…………723ねーさんの努力(?)と……私も数票入れたけど…………覇王様です。覇王グラウシェラー。
   つーか、これも小学校時代の友人の組織票だったりします。
フィアナ:………何…………それ?
     ていうか、小学校時代の友人って…………
     久し振りに電話掛かって来たと思ったら、そんな電話……………
     友達なくすぞ………お前は………………………
琥珀:(無視)………で…………五位が………フィアナと獣神官ゼロスが同票…………
フィアナ:…………………………………………………………
ライアナ:…………………なんか………もう………………なんですか?その偏りまくった結果は?
琥珀:……私に聞くな……私に……
   七位が……海王将軍オルエン。
フィアナ:……なんか、やっと……『ランク入りして当然』のヤツが……
琥珀:…なんかもうアホらしいのでさっさと述べます。八位冥王将軍スクルド。
   一途すぎるところが人気集めたよーです。
   九位海王ダルフィン。オルエンの事件に便乗した可能性有り。
   十位冥王将軍ヴェルダンディー。
   …………………………………………………………で……………………………
ライアナ:………十位以降はー?
フィアナ:……………………………………………………なんかもぉどーでもいいや。
琥珀:…………………………………………………………………………………………………………………………
   なんでアセルトくんに票が入るのか物凄く謎です。
   いや一応出てるんだけどさぁ。
フィアナ:アセルトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?(滝汗)なんでっ!?
ライアナ:……お兄様……
     巻き込まれちゃったんですね………哀れな……
フィアナ:……アセルト…アセルト、アセルト、アセルト…………(錯乱中)
琥珀:いや……だから……私もわからん、って………
   幼馴染みにも協力要請して…………………
   今まで私のキャラが出てくる話、全部持っていったんだ……プリントアウトして。
ライアナ:…………………それは………………………結構な嫌がらせですね…………………
琥珀:……まぁ……そのヒトたちが読書好きで助かった。
   なんだけど…………………………………………………………………
ライアナ:『私のキャラが出てくる話』………って…………………………
     もしかして、ユアさんとか翔さんとかの話ももってったんですか…………………?
琥珀:……………………………………………………………………………………………………………………………(こくん)
フィアナ:……………………………………………………………………………………………………………………………
     って事は……………………………………………………………………………………………………………………
     『時を超えた想い』…………………………………………………………………………………………………………
琥珀:当然。
フィアナ:…………………………………………………………………………………………………………(ふらっ)
ライアナ:……ああっ!ちょっと!お姉様ッ!?
琥珀:……………………そんな訳で…………………
   十位、妖魔族の、アセルト=ロスト=ミュルーズくんです……………(汗)
   私以外のアマチュアの方のキャラなので…お詫び兼賞品になんか贈る事を本気で思案中です……
   因みにレンくんは僅差で十一位でした…………………………………………………………………………(票入った)
フィアナ:………………………………………………………………………………(ぷつん)
ライアナ:………お姉様?
琥珀:?
フィアナ:………スコップ持ってこい…………
ライアナ:……………はい。(意図を察し、二つ持ってくる)
フィアナ:(ぽんっ、と、琥珀の肩を叩いて……ライアナを視て)
     ………………………………………………………………………………………………
     埋めろッ!埋めてしまえッ!こんなアホ作者ッ!
ライアナ:ラジャーっ!
琥珀:だぁぁぁぁ!だから『怖い』って言ったんだ最初にッ!!
   幕降ろせ幕ッ!取り敢えずッ!!


                                       幕。
(下りる幕。幕の向こうで聞こえる喧噪。
 しばらくして、『ごりゅっ』と、何かを鈍器で殴る音が聞こえて―――――――――――――――――沈黙)


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13066Re:第六十三話:心D・S・ハイドラント 2003/1/24 10:03:48
記事番号13063へのコメント

>この世界に自分が存在している事を認識して
>
>貴女が存在している事を認識して
>
>その瞬間から喧嘩ばかりしていた様な気がします
>
>私は貴女の存在を疎み 貴女は私の存在に悩み
>
>私は貴女の存在を恥じ 貴女は其れを笑い飛ばし
>
>私は貴女の存在を認め 貴女は私の存在を認め
>
>私達は姉妹で 私達は友達だった
>
>結構 楽しかった と 想う
>
>喧嘩ばっかりしていたけれど 本当は 皆が言うのよりも 仲良かったよね
>
>姉妹だもん
>
>友達だもん
>
>貴女が もし ほんの少しでも
>
>私と 同じ感情を 持っていてくれたら
>
>『結構 楽しかった』と
>
>想っていてくれたら 嬉しいな……
オルエン→リノアンですかね

>―――――――――――海王将軍の――――――――――妹の―――――――――――『粛清』。
おおっ!
果たして可能ですかね。

>「…ただ…
> リノアンの今の台詞さぁ……
> どっかで、聞いた気が………………?」
どこかにありましたかな。

>「……リノアンが負けたら……どうなるんだろう」
>「そりゃ……次は……他の誰かがオルエンと……」
やはりリノアン負けると思う方が多いようですね。

>琥珀:…ふぅ…これがチャット中に書いてる原稿なら、そこたへんうろついてる不運な人つかまえて、
>   ネタ提供して貰えるんだけどなぁ…………………………残念ながら、学校から帰って暇つぶしに書いてる原稿だ……
・・・私、最近――無人状態の――チャットしながらじゃないと書けない体質です。

>琥珀:………しかし………もう六十三話か………人間界漫遊合わせれば八十話行くかな?
>   冥王の午後と、転生話と合わせれば、百話超えるんじゃ無いかな――――………
すごいですね。

>ライアナ:そうそう♪
>     ハイドラントさんとかいっぱい書いてますもんね♪
>     アンタの方が書き始めたの先な癖に♪
そんなに書いてないですよ。
記事投稿数は確かに多いでしょうけど、一話一話の分量はかなり短めですし(最近ほんの少しだけ多くなりましたけど)

>琥珀:……一位、二位は妥当なんだよ……
>   一位が………冥王フィブリゾ。
>   二位が………覇王将軍シェーラだ。
>   多分あのラブラブ攻撃(吐血)で点稼いだんだろう。
ううむフィブシェラ人気ですね。

>   三位……………………ライアナ。
>ライアナ:ええええええええええええええええええええええええッ!?
>     私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
>フィアナ:…そ…それはまた…なんとも……言えませんな……
>琥珀:私の知り合いの一団が、組織票入れやがった(汗)
>   723ねーさんも入れたし。ライアナに数票。
>   あの方、覇王様に全票入れると踏んでたのに……(汗)何故にライア……?
>  (『あまりに愛らしいので』723ねーさん談)←………なんと奇特な…………
まあキャラとしての魅力はありますし・・・

>     埋めろッ!埋めてしまえッ!こんなアホ作者ッ!
>ライアナ:ラジャーっ!
>琥珀:だぁぁぁぁ!だから『怖い』って言ったんだ最初にッ!!
>   幕降ろせ幕ッ!取り敢えずッ!!
>
>
>                                       幕。
>(下りる幕。幕の向こうで聞こえる喧噪。
> しばらくして、『ごりゅっ』と、何かを鈍器で殴る音が聞こえて―――――――――――――――――沈黙)
・・・次回までには復活してくださいね。

それではこのあたりで・・・

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13111(頭押さえて)あいたたたたた……遙 琥珀 E-mail 2003/1/26 12:51:41
記事番号13066へのコメント


>>『結構 楽しかった』と
>>想っていてくれたら 嬉しいな……
>オルエン→リノアンですかね
えーと……
両方取れる様に書きました。一応。(汗)
>
>>―――――――――――海王将軍の――――――――――妹の―――――――――――『粛清』。
>おおっ!
>果たして可能ですかね。
>
可能だと思います。
ただ、難しいでしょうけどね。
>>「…ただ…
>> リノアンの今の台詞さぁ……
>> どっかで、聞いた気が………………?」
>どこかにありましたかな。
>
いや…………
フィアナの回想。
>>「……リノアンが負けたら……どうなるんだろう」
>>「そりゃ……次は……他の誰かがオルエンと……」
>やはりリノアン負けると思う方が多いようですね。
……………………………………
『中には、いる』程度だと思いますけど(フォロー終わり。)
>>琥珀:…ふぅ…これがチャット中に書いてる原稿なら、そこたへんうろついてる不運な人つかまえて、
>>   ネタ提供して貰えるんだけどなぁ…………………………残念ながら、学校から帰って暇つぶしに書いてる原稿だ……
>・・・私、最近――無人状態の――チャットしながらじゃないと書けない体質です。
>
ほほう(汗)
私もそんな時期ありましたよ。
仲間仲間〜♪(違うだろ)
>>琥珀:………しかし………もう六十三話か………人間界漫遊合わせれば八十話行くかな?
>>   冥王の午後と、転生話と合わせれば、百話超えるんじゃ無いかな――――………
>すごいですね。
>
えへん!(いばってどうする)
>>ライアナ:そうそう♪
>>     ハイドラントさんとかいっぱい書いてますもんね♪
>>     アンタの方が書き始めたの先な癖に♪
>そんなに書いてないですよ。
>記事投稿数は確かに多いでしょうけど、一話一話の分量はかなり短めですし(最近ほんの少しだけ多くなりましたけど)
>
いや…尊敬してます。(汗)
>>琥珀:……一位、二位は妥当なんだよ……
>>   一位が………冥王フィブリゾ。
>>   二位が………覇王将軍シェーラだ。
>>   多分あのラブラブ攻撃(吐血)で点稼いだんだろう。
>ううむフィブシェラ人気ですね。
>
人気です。
>>  (『あまりに愛らしいので』723ねーさん談)←………なんと奇特な…………
>まあキャラとしての魅力はありますし・・・
>
あるのかな……?(汗)
>>     埋めろッ!埋めてしまえッ!こんなアホ作者ッ!
>>ライアナ:ラジャーっ!
>>琥珀:だぁぁぁぁ!だから『怖い』って言ったんだ最初にッ!!
>>   幕降ろせ幕ッ!取り敢えずッ!!
>>
>>
>>                                       幕。
>>(下りる幕。幕の向こうで聞こえる喧噪。
>> しばらくして、『ごりゅっ』と、何かを鈍器で殴る音が聞こえて―――――――――――――――――沈黙)
>・・・次回までには復活してくださいね。
>
>それではこのあたりで・・・
………復活しました。
それではまた…………………

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13075オルとリノ、ディスとアル一緒の兄弟ですねえ。(口しか笑ってない)ユア・ファンティン 2003/1/24 23:06:38
記事番号13063へのコメント


>
>この世界に自分が存在している事を認識して
>
>貴女が存在している事を認識して
>
>その瞬間から喧嘩ばかりしていた様な気がします
>
>私は貴女の存在を疎み 貴女は私の存在に悩み
>
>私は貴女の存在を恥じ 貴女は其れを笑い飛ばし
>
>私は貴女の存在を認め 貴女は私の存在を認め
>
>私達は姉妹で 私達は友達だった
>
>結構 楽しかった と 想う
>
>喧嘩ばっかりしていたけれど 本当は 皆が言うのよりも 仲良かったよね
>
>姉妹だもん
>
>友達だもん
>
>貴女が もし ほんの少しでも
>
>私と 同じ感情を 持っていてくれたら
>
>『結構 楽しかった』と
>
>想っていてくれたら 嬉しいな……


オルエン←→リノアンどっちでも取れそうですね。

>
>
>
>
>
>「…ダルフィン様」
>俯きながら。
>リノアンは、自らの……
>そして、対峙している相手の……
>上司で在り、母親で在る……
>海王ダルフィンの、名を呼んだ。

ユ:まだ、同じ兄弟対決でも、こっちの方が、救われてるね。
ディ:軍規違反だったからという言い訳できるしな・・・
   もし、あの女の心が違っていたら、私が神側にいたのかも知れないのだからな・・・

>「は…はい?」
>何故自分が呼ばれるのか解らずに…戸惑い気味に返す海王。
>「…許可を」
>「え?」
>そう。
>今から行われるのは、練習試合などでは無い。
>―――――――――――海王将軍の――――――――――妹の―――――――――――『粛清』。

ユ:行えるんだろうか?
  ほんの少し前まで、同僚だったものを・・・・・・。
ディ:やらなきゃ自分が殺られる。
   ただそれだけだ。

>勿論、海王の許可が要る。
>リノアンは、その事を忘れてはいなかった。
>「海王将軍を潰す、許可を!」
>リノアンの声は、ほとんど絶叫に近かった。
>『何度も言わせるな』という響きが、声の内にあった。

ユ:・・・・・・・。
ディ:マスタ−、無言&無表情で水炎竜を出すな。
   しかも、バトルMAXモ−ドで(汗)

>
>
>―――――――――――――――――潰す―――――――――――――――――
>
>
>―――――――――――――――――海王将軍を、潰す―――――――――――――――――
>
>
>「……………………………」
>自分の言葉の意味を……
>改めて考えながら、返事を待つ。
>自分で言った事ながら、何だか恐ろしかった。
>「…え…え…あの…その…」
>マトモに狼狽える海王。
>返ってくるのは、煮え切らない返事ばかり。
>
>
>―――――――――――――――――迷っている場合では無いのに―――――――――――――――――
>
>
>―――――――――――――――――辛いのが自分だけだと思いなさんな―――――――――――――――――
>
>
>リノアンのイラつきは、最高に達していた。
>そして……………
>大きく息を付き、口上を述べる。
>「あたしはオルエンとは違います…
> 貴女の判断を待つ様なイイコじゃありません…
> 貴女が指示を出さないのなら――――――――あたしが判断しますよ」
>キッパリと言い切るリノアン。
>言葉を失う海王。
>「海王将軍オルエン。
> 現在:神族の支配下。
> 状態:錯乱状態。
> 敵意:有り。
> ……更正の可能性、限りなく零に近し。粛清が必要」

ユ:ある意味での高荷恵だな。
ディ:タカ二メグミ?
ユ:かなり蓮っ葉で、いいかげんで、・・・・でも芯の通った人だよ。
ディ:????????

>
>
>―――――――――――――――――まさか、あたしがオルエンにこんな台詞言う日が来るなんて、
>                        想ってもみなかったわ―――――――――――――――――
>                        どっちかってったら逆だと想ってた―――――――――――――――――

ユ:貰った資料の中にもありましたし。
 そうなっていたかもしれませんね。

>
>
>「多分…つーか絶対……
> 『オルエン』本人にしたらかなり不本意だろうけど……
> もう、こんな状況になっちゃったら……仕方無い………」
>リノアンは―――――――――――――――――
>もう一度、顔を上げ―――――――――――――――――
>嘗ての同僚の、成れの果ての姿を見た。
>「……今まで……なんとか、助ける方法捜したし――――――考えたし――――――――
> 色々、したのよ?アンタの為に――――――――みんな、頑張ったんだからね?努力は、認めてね……
> なんか、アンタに泣かされてばっかりみたいな気もするけど、ね。ったく、手の掛かる子だわ……

ユ:妹とは、姉に世話をかけるものなり。

> 手を掛けた割には…見付からなかったんだけど、ね…………………………
> アンタいつも、『結果が全て』って言ってたけど―――――――――――――――――
> その通りかもしれないけど…………………ね……………………とにかく、ホントごめん……………………
> 助ける方法………アンタが、一番楽になる方法……考えたんだ……………………
> 一番は、やっぱり……あのアマの束縛解いて……アンタ、どーやってか知らないけど、魔族に戻ってるし……

ユ:・・・・・・・・
ディ:だから、マスタ−、無言&無表情で火力上げるな。
   気持ちは力一杯分かるから(汗焦)

> 海王軍に、戻って貰う事なんだろうけど……フィアナ…あ、あの赤毛の人ね…に聞いたら、無理なんだって。

ユ:だろうさ・・・・。
ディ:あのライアが外道女が、そんな穴作るかよ・・・・・

> アンタ、心侵されちゃってるんだって。
> あの人形の…精神操る方法って、えげつないのよ?
> 心に、自分の…精神の欠片を植え付けるんだって。相手が気付かない内に。
> もう……ホント……笑えないわよね。どんどん心蝕まれちゃってさ……
> で、アンタは…もう末期らしいの。ほら、アンタ頭イイから、解るでしょ?
> もう、心の大半がライアナに喰われてる。あの女と同化してるのよ。アンタ自身は解らないだろうけど。
> ……アイツが、そこまでして……アンタの心を壊さずに、操ろうとした…理由は、わかんない。

ユ:面白いから・・・・・だろうよ。
  末期でも処分しないのは、
  心がないもの同士の戦いはつまらないからでしょうよ。

>……ていうか、はっきり言って、解りたくも無いわよね。あんなヤツの事情。
> アイツにも色々事情があった。アンタを殺さなきゃいけない、操らなきゃいけない訳があったのかもしれない。
> でも、あたし達にはそんなもん知ったこっちゃない。あたし達にだって、譲れないものがあるもの。そうでしょ?

ユ:だな。
冥(自):僕にとってのディスティアみたいにね。

> …で…アンタの心、めちゃくちゃにされちゃって…アイツに侵されて…
> アンタの心から、アイツの欠片取り除いて…ちゃんとした魔族…に戻っても―――――――――
> 多分、すぐに死んじゃうって…心の大半がアイツの欠片になっちゃってる訳だもん……

ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  ライアナどおうやって殺そうか・・・・・・・・・・・。

> ……ねぇ……あたし、一応、アンタのお姉ちゃんなのよね?
> ……だから……なんとなく…解るの。アンタが正常なら、こう言う時……どういう事を望むか、とか…………ね…
> アハ、欺瞞かもしんないけどね――――」

ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  人間に封じて、肺にレイピアで刺して・・・・生温いか・・・・・・・
ディ:リノアン。
   欺瞞ではない。
   少なくとも私はそう思う。

>早口で。
>一気にまくし立てる。
>そして、名を呼んだ。
>「………オルエン―――――――――――――――――」
>「…………………………」
>オルエンは、もう、苦しんでいなかった。
>地面に立ち……こちらを、見ていた。
>ライアナに、何らかの処理を施されたのか………………
>その瞳には、何の感情も篭もっていなかった。
>「……そんな訳で……一体どーゆぅ訳なんだか…
> アンタが一番楽になれる方法って…さ…………
> やっぱり、終わらせてあげるしか、思い付かないんだよね…ごめんね、バカなお姉ちゃんで…」

ディ:私も、打ち解けた後の兄様やオカリナ達がそうなっていたらそうしていたよ。
   そしたら、私も馬鹿な妹か、馬鹿な主君だったな。

>困った様な表情で。
>いつもの声を、感じを装って。
>リノアンは、できるだけ……通常通りに努めた。
>明るくて、元気で、軽くて、お調子者の、海王神官リノアンを。
>……魔族の皆から見たら、その様子は、痛々しくしか見えなかったのだが。

ディ:虚勢か・・・・・・・・

>「ったく…世の中、何が起こるかわかんないわねェ………
> まさか、アンタがこんな事になっちゃうなんてねぇ………
> ………と………つい喋り過ぎちゃった……………」
>アハハ、と……軽い笑い声を立てる。
>勿論、表情は笑っていなかったが。
>「あの女が、アンタに与えた運命…………
> その運命の連鎖の結果が、コレ…………酷すぎるわね。
> こんな運命なら……最初から、生まれてなんか来なかった方が良かったっつーの」

ユ:・・・・・・・・・・・・・・・(滝涙)
ディ:だぁぁっぁぁぁぁぁ、泣きながらも火力上げるなぁぁぁぁぁ。

>
>
>「…………………………………」
>外野で、フィアナは考えていた。
>
>
>―――――――――――――――――こんな運命なら、私、生まれたく無かった―――――――――――――――――
>                         生まれた瞬間から、終わってるんですね―――――――――――――――――

ディ:私の方が、おわっとるわい。
  あんたらみたいに、人質としてでも生きることが許されているからいいじゃないの。 
  私なんて、生後1年以下で殺されかけてたんだから・・・・・

>
>
>「フィアナ?どしたの?」
>彼女の様子を不審に思った冥王が、声を掛ける。
>「あっ、いやっ、なんでもない……」
>慌てて首を横に振る彼女。
>「…ただ…
> リノアンの今の台詞さぁ……
> どっかで、聞いた気が………………?」

ユ:どこだったけ・・・・

>「ふぅん?」
>探る様な視線をフィアナに向け―――――――――――――――――
>冥王は、もう一度、海王神官と将軍の二人に視線を戻した。
>「…………………………………」
>フィアナは、彼に気づかれない様に、大きく溜息を付いた。

ユ:・・・・・・・・・。
  魔王の救いをってな感じだね。(私は、基本的に神は、嫌いですから)
  (スィフィ−ドの救いをってのも嫌だし。)

>
>
>「長話もここまでにして……始めよっか」
>「…………………………」
>無言のまま。
>オルエンは、こくり、と、頷いた。
>手を伸ばし…虚空から、槍を取り出す。
>「…………………………」
>同時に、くるり、と背中を向ける二人。
>二歩、三歩、と距離を空け……………
>充分な間合いを空けた処で、再び向き合う。
>そして―――――――――――――――――
>始まった。
>しゅんっ!
>二人同時に、空間渡り。
>二人の姿が見えないのに、大気の彼方此方で軽く火花が散る。

ユ:どっちが勝っても、ライアの・・しいては、あの女の思惑どうりか・・・・・・

>「…………わ……………
> わからん………………………」
>ガーヴが溜息を付く。
>「……うーん……
> 人間には僕らの闘いってこぉ見えるんだなぁ……
> 何が何やらさっぱりだ」
>遠い目のフィブリゾ。
>頬を汗が伝っている。
>精神世界を『視る』力が無い所為で、二人の闘いがほとんど見えない。
>仕方がないので、部下や同僚の精神を介し、見せて貰う事にする。
>獣王、ゼロス、海王は、冥王軍(魔族のままの方が無意味に多い)に協力して貰っている。

ディ:こっちの冥王も、2人を除いて全員女で、計12名ぐらいだったけ・・・・・

>「フィアナは精神世界視えるのー?」
>「……一応……ちょっと疲れるけど……」
>目を細めているフィアナ。
>どうやら、見えるものの、少し視にくい様だ。
>良く解らない人は、近視の人が、教室の一番後ろの席に座り、眼鏡無しで授業を受けている図を想像して頂ければ宜しい。
>フィアナにとったらあんな感じなのであろう。」

ユ:うみゅ

>「…ま…神様だもんねェ」
>「…『様』付けられてムカつくのって初めてだ」
>こしこしと目を擦っているフィアナ。
>なかなか苦労する様だ。
>それはそうと。
>闘いは…
>「…リノアンとオルエン……互角だな……」
>「…そりゃ…『元』が一緒なんだ…普段の態度とかが正反対だから、二人とも全然違う様に見えるだけで……
> 海王様、あの二人の力は全く均等に配分しているんでしょう?」
>「……ええ……ほぼ均等の筈です」
>『筈』ってなんだ。
>結構アバウトである。

ユ:家のは、4等分(内1人滅び済み)

>「……リノアンが負けたら……どうなるんだろう」
>「そりゃ……次は……他の誰かがオルエンと……」
>「げー…俺ヤだよー…」
>勝手な憶測が飛び交う。

ユ:すくなくとも、梨乃は死なないのは、今のところ確定事項だし。(神魔では。)

>「…………………………………………」
>なんだか嫌な雰囲気の中―――――――――――――――――
>海王神官と海王将軍の争いは、続いていた。

ユ:どうなるのだろうか・・・・・・・・・。
  楽しみなのかな・・・・・・?

>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>琥珀:あとがきのネタがありません。
>フィアナ:ヲイッ!(汗)
>ライアナ:……ダメダメですねー。
>琥珀:…ふぅ…これがチャット中に書いてる原稿なら、そこたへんうろついてる不運な人つかまえて、
>   ネタ提供して貰えるんだけどなぁ…………………………残念ながら、学校から帰って暇つぶしに書いてる原稿だ……

ユ:もしかして、前後書きも書いてからいれてるんですか?
  (書き下ろしでほとんどいれている人)

>フィアナ:……そこたへんうろついてる不運な人って……
>ライアナ:黙祷。
>フィアナ:死んでないって。

ユ:なんでやねん。(ボソッと)クソアマ

>琥珀:………しかし………もう六十三話か………人間界漫遊合わせれば八十話行くかな?
>   冥王の午後と、転生話と合わせれば、百話超えるんじゃ無いかな――――………
>フィアナ:『それだけ書いてりゃあとがきのネタ無いわな』とかナシですからね。
>     書いてる人はもっともっと沢山書いてますから。

ユ:まあ確かに・・・・・。

>ライアナ:そうそう♪
>     ハイドラントさんとかいっぱい書いてますもんね♪
>     アンタの方が書き始めたの先な癖に♪
>琥珀:…………………………う゛っ…………………
>   ……仕方ない。
>   いつか募集してた人気投票結果発表だ。

ユ:パチパチ
S:それでは・・・・ディスティアどうしました?
デぃ:・・・・・・・・・・(無言で訴えている)
S:わかりました。パパは去りますよ・・・・・(淋しげな背中で去って行く)

>フィアナ:……へ?
>     ネタ、あるじゃないですか。
>ライアナ:そう言えば……そんなのありましたよね。
>     なんで今まで発表しなかったんですか?
>琥珀:……いや………
>   発表するのが怖くて………
>フィアナ:?
>琥珀:……一位、二位は妥当なんだよ……
>   一位が………冥王フィブリゾ。
>   二位が………覇王将軍シェーラだ。
>   多分あのラブラブ攻撃(吐血)で点稼いだんだろう。
>ライアナ:ふみゅ。
>琥珀:で………そこからが、荒れに荒れまくってて……
>   三位……………………ライアナ。
>ライアナ:ええええええええええええええええええええええええッ!?
>     私ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
ユ&ディ&冥:はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・
       あのクソアマガァァァァァァァァぁぁぁぁ・・・
       (失礼な発言すいません、琥珀さん。)

>フィアナ:…そ…それはまた…なんとも……言えませんな……
>琥珀:私の知り合いの一団が、組織票入れやがった(汗)
>   723ねーさんも入れたし。ライアナに数票。
>   あの方、覇王様に全票入れると踏んでたのに……(汗)何故にライア……?
>  (『あまりに愛らしいので』723ねーさん談)←………なんと奇特な…………

ユ:・・・・・・・・・。
ディ&冥:マスタ−、水炎竜消えかけてるよ(焦)

>フィアナ:……お前の知り合いって……一体……?
>琥珀:聞くな。(目に恐れの色)
>ライアナ:………………………で……………………………
>     四位は?
>琥珀:…………723ねーさんの努力(?)と……私も数票入れたけど…………覇王様です。覇王グラウシェラー。
>   つーか、これも小学校時代の友人の組織票だったりします。
>フィアナ:………何…………それ?
>     ていうか、小学校時代の友人って…………
>     久し振りに電話掛かって来たと思ったら、そんな電話……………
>     友達なくすぞ………お前は………………………
>琥珀:(無視)………で…………五位が………フィアナと獣神官ゼロスが同票…………
>フィアナ:…………………………………………………………
>ライアナ:…………………なんか………もう………………なんですか?その偏りまくった結果は?
>琥珀:……私に聞くな……私に……
>   七位が……海王将軍オルエン。
>フィアナ:……なんか、やっと……『ランク入りして当然』のヤツが……

ユ:うんうん

>琥珀:…なんかもうアホらしいのでさっさと述べます。八位冥王将軍スクルド。
>   一途すぎるところが人気集めたよーです。
>   九位海王ダルフィン。オルエンの事件に便乗した可能性有り。
>   十位冥王将軍ヴェルダンディー。
>   …………………………………………………………で……………………………
>ライアナ:………十位以降はー?
>フィアナ:……………………………………………………なんかもぉどーでもいいや。
>琥珀:…………………………………………………………………………………………………………………………
>   なんでアセルトくんに票が入るのか物凄く謎です。
>   いや一応出てるんだけどさぁ。

ユ:うんうん

>フィアナ:アセルトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?(滝汗)なんでっ!?
>ライアナ:……お兄様……
>     巻き込まれちゃったんですね………哀れな……

ユ:あんたに兄呼ばわりされたくないと思うぞ。
  アセルトは・・・

>フィアナ:……アセルト…アセルト、アセルト、アセルト…………(錯乱中)
>琥珀:いや……だから……私もわからん、って………
>   幼馴染みにも協力要請して…………………
>   今まで私のキャラが出てくる話、全部持っていったんだ……プリントアウトして。
>ライアナ:…………………それは………………………結構な嫌がらせですね…………………
>琥珀:……まぁ……そのヒトたちが読書好きで助かった。
>   なんだけど…………………………………………………………………
>ライアナ:『私のキャラが出てくる話』………って…………………………
>     もしかして、ユアさんとか翔さんとかの話ももってったんですか…………………?

ユ:へえ

>琥珀:……………………………………………………………………………………………………………………………(こくん)
>フィアナ:……………………………………………………………………………………………………………………………
>     って事は……………………………………………………………………………………………………………………
>     『時を超えた想い』…………………………………………………………………………………………………………
>琥珀:当然。
>フィアナ:…………………………………………………………………………………………………………(ふらっ)
>ライアナ:……ああっ!ちょっと!お姉様ッ!?
>琥珀:……………………そんな訳で…………………
>   十位、妖魔族の、アセルト=ロスト=ミュルーズくんです……………(汗)
>   私以外のアマチュアの方のキャラなので…お詫び兼賞品になんか贈る事を本気で思案中です……
>   因みにレンくんは僅差で十一位でした…………………………………………………………………………(票入った)
>フィアナ:………………………………………………………………………………(ぷつん)
>ライアナ:………お姉様?
>琥珀:?
>フィアナ:………スコップ持ってこい…………
>ライアナ:……………はい。(意図を察し、二つ持ってくる)
>フィアナ:(ぽんっ、と、琥珀の肩を叩いて……ライアナを視て)
>     ………………………………………………………………………………………………
>     埋めろッ!埋めてしまえッ!こんなアホ作者ッ!
>ライアナ:ラジャーっ!
>琥珀:だぁぁぁぁ!だから『怖い』って言ったんだ最初にッ!!
>   幕降ろせ幕ッ!取り敢えずッ!!

ユ:質問。
 多分、20位にも入ってないだろうけど。
 ミリル達には、票入ってました?

>
>
>                                       幕。
>(下りる幕。幕の向こうで聞こえる喧噪。
> しばらくして、『ごりゅっ』と、何かを鈍器で殴る音が聞こえて―――――――――――――――――沈黙)
>
>
ユ:合掌&黙祷。
ディ:死んでないだろうねえ。
ユ:次回も楽しみにしています。
  それでは・・・・・・


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13265超遅れてます(滝汗)遙 琥珀 E-mail 2003/2/11 19:35:27
記事番号13075へのコメント

>オルエン←→リノアンどっちでも取れそうですね。
>
はい。
そう想って頂ける様に書いたので。
>>海王ダルフィンの、名を呼んだ。
>
>ユ:まだ、同じ兄弟対決でも、こっちの方が、救われてるね。
>ディ:軍規違反だったからという言い訳できるしな・・・
>   もし、あの女の心が違っていたら、私が神側にいたのかも知れないのだからな・・・
>
言い訳………………
リノアンは、それを許すかな?
>>―――――――――――海王将軍の――――――――――妹の―――――――――――『粛清』。
>
>ユ:行えるんだろうか?
>  ほんの少し前まで、同僚だったものを・・・・・・。
>ディ:やらなきゃ自分が殺られる。
>   ただそれだけだ。
>
行わなければならないの。
>>『何度も言わせるな』という響きが、声の内にあった。
>
>ユ:・・・・・・・。
>ディ:マスタ−、無言&無表情で水炎竜を出すな。
>   しかも、バトルMAXモ−ドで(汗)
>
怖いってば(汗)
>> ……更正の可能性、限りなく零に近し。粛清が必要」
>
>ユ:ある意味での高荷恵だな。
>ディ:タカ二メグミ?
>ユ:かなり蓮っ葉で、いいかげんで、・・・・でも芯の通った人だよ。
>ディ:????????
>
リノアンのいい加減さは、ある意味演技な所があったりします。
……恵さん……
懐かしいなぁ。その名前。(汗)
>>                        どっちかってったら逆だと想ってた―――――――――――――――――
>
>ユ:貰った資料の中にもありましたし。
> そうなっていたかもしれませんね。
>
そうなっていたかもしれないけど……
現実は、ね。
>> なんか、アンタに泣かされてばっかりみたいな気もするけど、ね。ったく、手の掛かる子だわ……
>
>ユ:妹とは、姉に世話をかけるものなり。
>
その通り。
ってか私の話はそればかりなり。
>> 一番は、やっぱり……あのアマの束縛解いて……アンタ、どーやってか知らないけど、魔族に戻ってるし……
>
>ユ:・・・・・・・・
>ディ:だから、マスタ−、無言&無表情で火力上げるな。
>   気持ちは力一杯分かるから(汗焦)
>
暑い。
ってか熱い。
>> 海王軍に、戻って貰う事なんだろうけど……フィアナ…あ、あの赤毛の人ね…に聞いたら、無理なんだって。
>
>ユ:だろうさ・・・・。
>ディ:あのライアが外道女が、そんな穴作るかよ・・・・・
>
変なところでしっかりしておりますから。

>> ……アイツが、そこまでして……アンタの心を壊さずに、操ろうとした…理由は、わかんない。
>
>ユ:面白いから・・・・・だろうよ。
>  末期でも処分しないのは、
>  心がないもの同士の戦いはつまらないからでしょうよ。
>
って、本人が言ってましたから。
>> でも、あたし達にはそんなもん知ったこっちゃない。あたし達にだって、譲れないものがあるもの。そうでしょ?
>
>ユ:だな。
>冥(自):僕にとってのディスティアみたいにね。
>
うみゅ。
>> 多分、すぐに死んじゃうって…心の大半がアイツの欠片になっちゃってる訳だもん……
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>  ライアナどおうやって殺そうか・・・・・・・・・・・。
>
うーん(汗)
いっぱい思索してください(笑)
>> アハ、欺瞞かもしんないけどね――――」
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>  人間に封じて、肺にレイピアで刺して・・・・生温いか・・・・・・・
>ディ:リノアン。
>   欺瞞ではない。
>   少なくとも私はそう思う。
>
うーむ。
色々考えて頂いてるよーだ(汗)
>> やっぱり、終わらせてあげるしか、思い付かないんだよね…ごめんね、バカなお姉ちゃんで…」
>
>ディ:私も、打ち解けた後の兄様やオカリナ達がそうなっていたらそうしていたよ。
>   そしたら、私も馬鹿な妹か、馬鹿な主君だったな。
>
頑張ってください。(他に何か言う事はないのか)
>>……魔族の皆から見たら、その様子は、痛々しくしか見えなかったのだが。
>
>ディ:虚勢か・・・・・・・・
>
元気がないのを隠して、空元気を出してみせる。
簡単な様で、難しい事です。

>> こんな運命なら……最初から、生まれてなんか来なかった方が良かったっつーの」
>
>ユ:・・・・・・・・・・・・・・・(滝涙)
>ディ:だぁぁっぁぁぁぁぁ、泣きながらも火力上げるなぁぁぁぁぁ。
>
をう。
器用な御方だ(違)
>>                         生まれた瞬間から、終わってるんですね―――――――――――――――――
>
>ディ:私の方が、おわっとるわい。
>  あんたらみたいに、人質としてでも生きることが許されているからいいじゃないの。 
>  私なんて、生後1年以下で殺されかけてたんだから・・・・・
>
ていうかライアナの場合、自分の死を望んでるからね。
生はあんまり望んでないので、ちっちゃい頃に殺されてた方が、
あの子的には幸せだったかも知れない。
>> どっかで、聞いた気が………………?」
>
>ユ:どこだったけ・・・・
さぁどこでしょう(ヲイ)
>>フィアナは、彼に気づかれない様に、大きく溜息を付いた。
>
>ユ:・・・・・・・・・。
>  魔王の救いをってな感じだね。(私は、基本的に神は、嫌いですから)
>  (スィフィ−ドの救いをってのも嫌だし。)
>
そぉだねぇ。
神様ばっかりに頼るのは良くないよー(微妙にズレたコメント)
>>二人の姿が見えないのに、大気の彼方此方で軽く火花が散る。
>
>ユ:どっちが勝っても、ライアの・・しいては、あの女の思惑どうりか・・・・・・
>
そゆ事。
>>獣王、ゼロス、海王は、冥王軍(魔族のままの方が無意味に多い)に協力して貰っている。
>
>ディ:こっちの冥王も、2人を除いて全員女で、計12名ぐらいだったけ・・・・・
>
神官将軍総勢六名。
>>フィアナにとったらあんな感じなのであろう。」
>
>ユ:うみゅ
>
うにゅ。
>>結構アバウトである。
>
>ユ:家のは、4等分(内1人滅び済み)
>
四つっスか。
>>勝手な憶測が飛び交う。
>
>ユ:すくなくとも、梨乃は死なないのは、今のところ確定事項だし。(神魔では。)
>
今の所、ね。
>>海王神官と海王将軍の争いは、続いていた。
>
>ユ:どうなるのだろうか・・・・・・・・・。
>  楽しみなのかな・・・・・・?
>
うふふふふふふふふふふふふふふ(怖い笑み)
>>   ネタ提供して貰えるんだけどなぁ…………………………残念ながら、学校から帰って暇つぶしに書いてる原稿だ……
>
>ユ:もしかして、前後書きも書いてからいれてるんですか?
>  (書き下ろしでほとんどいれている人)
>
はい。
暇人なので(爆)

人気投票、メリルさん(だっけ)←(ヲイ)に数票入っておりました。

本気で毎回ありがとうございます。
次回もよろしくですvv
それでは、この辺で。

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13113第六十四話:銀の巨狼遙 琥珀 E-mail 2003/1/26 15:42:02
記事番号12963へのコメント

『おねーさまー、まってー』
とことことことこっ。
小走りに走り、赤毛の少女の後を追う、金髪の少女。
『付いてくるなと言っているのに』
赤毛の少女は苦笑し、しゃがんで、小さな妹と目線を合わせる。
『私に付いてきても、何もないだろうが』
姉の言葉に、しばらくきょとんとした表情を浮かべる彼女。
そして…弾ける様な笑顔を浮かべた。
『いーの!ライアは、おねえさまがいればいいの♪
 だってライア、おねーさま大好きだもん♪』
赤毛の少女は、つられる様に、微笑みを浮かべ―――妹を抱き締めた。

フィアナ十二歳、ライアナ三歳の、幸せなひととき―――――――――――――――――




「……あんな事もあったよなぁ」
遠い目で、何処か明後日の方向を見詰めているフィアナ。
瞳はちっとも笑っちゃいないのだが、口元に微笑みを浮かべていて結構怖い。
「……ダディ、フィアちゃんが何処か遠くに逝っちゃってます」
「……ほっとこう」
怖いらしく、ぼそり、と呟くウルドに、呟き返すフィブリゾ。
「……やっぱり、神族ってわからん……」
ウルドにしがみつかれ、アテネも一緒に呟いたのだった。
「ていうか……飽きてきてるんでしょうね……」
ガイアが、フィアナに聞こえない様に呟く。
「フィアナの集中力が、尽きてきてます」
「…………………………」
はぁ、と溜息を付く冥王。
「……二人の戦闘開始から、どれくらい経ってる?」
「三時間五十八分二十六秒…三十秒…三十五秒…
 まもなく四時間が経過しますっ」
フィブリゾの問いに、時報の様な答え方をするエイル。
「……まぁ……僕もちょっと退屈して来たけどね……」
フィブリゾも口元を押さえ、欠伸する。
因みにこの一連の会話は、蚊の鳴く様な……ほとんど囁き声で行われている。
海王がすぐ傍に立っている事を考えると、正直にキッパリ『飽きた』と言え無い。
冥王なりの優しさ。
「でもねぇ……手ェ出せないもん」
遠い目ウルド。
「援護しようにも…ねぇ?」
欠伸ガイア。
「……オルエンを攻撃しても、リノアンを攻撃しても、ダルフ様から文句が来るわね、まぁ間違いなく」
こちらも欠伸しつつ答えるスクルド。
「煮え切らないんだから、全く」
「リノアンみたいなせっかちさんが苛立つのも仕方ないです」
「こらこら、静かにね」
『はぁい』
冥王の言葉に、声を上げる一同。

魔族同士の戦闘というものは、お互いに余程の実力差でも無い限り、かなり長引く傾向にある。
二次元…三次元での戦闘しか出来ない人間に比べ、三次元、四次元での戦闘が当たり前だから、である。
攻撃の回避も簡単だし、相手の魔力波動を分析し、次の手を読む、などといった離れ業も可能。
そう。
攻撃がめちゃくちゃ相手に当たりにくい。
つまり、長引く。
戦闘が三日四日越しに成る事だって、珍しくないのだ。
…………珍しくないのだが……………
神族なフィアナはそんなもん知ったこっちゃない。
異様に長引く戦闘と、未だに決定打…どころか、マトモな一撃すら相手に浴びせられない二人に、少々苛立っていた。
少々苛立ち…苛立ちを前面に出さず、意識を何処か別の場所に飛ばしているのだろう。
意識を別の場所に飛ばす…………………………………………………
つまりが、想像妄想エトセトラ。
…………………………………そんな彼女をさておいて……二人の戦闘は未だ続いていた。
リノアンの光弾を、オルエンが防御結界で弾く。
弾かれ、自分の処へ戻ってきた光弾を、リノアンが吸収し、自分の力に還元する。
オルエンの槍、光弾、数々の攻撃を、全て、紙一重で…しかし、的確に回避していくリノアン。
リノアンの魔法、光弾を、全て結界で弾き返してしまうオルエン。
……………ひとつも、マトモに相手に当たらない。
しかし……もし、当たったとしても……二人は同じ属性。
与えられるダメージはたかが知れている。


―――――――――――――――――数週間かかるぞ。これは。ヘタしたら。


フィアナとダルフィン以外の全員が、的確に、掛かる時間を予想した。
ガーヴが飽きて騒ぎ、ラルタークとラーシャートを困らせていたりする。
「ラル、お前なんか芸やれ」
「げ、芸と言われましても……」
「ラーシャートと二人で漫才やるとか」
「できませんよ…そんなもん…」
『出来ない』と言うより……『やれない』。
海王がいるのである。
海王がこんな状態にある時に、傍で芸や漫才なんか出来るだろうか。
怒られる。
張り倒されるくらいならまだマシだろう。
もしかしたら、頭上の二人からも攻撃が来るかもしれない。
死ヌ。ってーか滅ぶ。
「うるさいよそこッ!」
騒いでいる三人に、思わず怒鳴るフィブリゾ。
「そーよそーよ!」
スクルドがいらない援護をする。
それがキッカケとなり……
「大体アンタらはいつもいつもぉ!」
「なんだと!?それを言うならお前等だって……」
「うわぁ、男が女の子殴るのー?さいってーッ!!」
「……………………ごめん。余計うるさくしちゃった。」
「……………………いやこっちこそ。」
いきなり喧嘩を始めてしまった、冥王軍五人と魔竜王軍二人。
喧々囂々と怒鳴り始めた七人の横で、ぺこり、と頭を下げ合う冥王と魔竜王。
喧嘩の原因二人は収まったのだが……
取り巻き達の所為で余計五月蠅くなってしまったのだった。
「……ま、いつもの事か」
「そーゆー事だ」
他人の振り(かなり無理がある)をしている獣王と覇王。
海王は、ぼーっとしていて、冥王軍魔竜王軍が喧嘩している事にすら気づいてない。
「あーもうヤだヤだ死臭がするわこの人…」
「ヒトじゃ無いわ馬鹿者!」
「言葉のアヤにいちいち突っ込むんじゃ無いわよ!」
わいわいわいわい。
がやがやがやがや。
「あー、私ってムサい男苦手なのよねー」
「俺だってお前みたいなヤツごめんだね」
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………ぷちむ。
『何外野で喧嘩しとんじゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!』
づどどどどどどどどどどどどどどどどどどどっっっ!!!!!
『うわあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!』
上空から、地上に向かって、流星群にも似た光弾が降り注ぐ。
逃げまどう一同。
本人達も、かなり苛立っているらしい。


―――――――――――――――――全く―――――――――――――――――
―――――――――――――――――何しているのやら―――――――――――――――――


オルエンの心の隅で、誰かが呟いた。


「っはー、はー、はー」
肩で荒い息を付くリノアン。
「……ったく……イイわねぇ外野はッ!」
吐き捨て、ふと地上を見て…………………
「………………何………?あれ?」
狼が―――――――――――――――――…一頭。
地上を疾走している。
向かう先は…外野の魔族陣。
位置が森の中だけに……狼は珍しくない。
問題なのが………
その狼の……外見。
異様に大きい。
普通の狼より…二廻り程大きく……体毛は、銀色。
「………………………?」
首を傾げるオルエンとリノアン。
地上。
こちらに向かってくる巨狼に………
冥王が、ぼそり、と呟いた。

「……………ヴェルダンディー………!」











言い訳あんど言い逃れ。


逃走。(爆)


                                              幕。

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13143ちょっとした勘違いを致しました……。風碧 陽月 E-mail URL2003/1/27 16:58:51
記事番号13113へのコメント


こんにちは、琥珀さん。
最後のレスからずっと読み逃げが続いておりました。
だから、ではないのですが……お久しぶりです(←ボキャブラリーが少ない)。

>『おねーさまー、まってー』
>とことことことこっ。
>小走りに走り、赤毛の少女の後を追う、金髪の少女。
>『付いてくるなと言っているのに』
>赤毛の少女は苦笑し、しゃがんで、小さな妹と目線を合わせる。
>『私に付いてきても、何もないだろうが』
>姉の言葉に、しばらくきょとんとした表情を浮かべる彼女。
>そして…弾ける様な笑顔を浮かべた。
>『いーの!ライアは、おねえさまがいればいいの♪
> だってライア、おねーさま大好きだもん♪』
>赤毛の少女は、つられる様に、微笑みを浮かべ―――妹を抱き締めた。
>
>フィアナ十二歳、ライアナ三歳の、幸せなひととき―――――――――――――――――
確かに幸せそうですね。
ライアちゃん可愛いっす。

>「……あんな事もあったよなぁ」
>遠い目で、何処か明後日の方向を見詰めているフィアナ。
>瞳はちっとも笑っちゃいないのだが、口元に微笑みを浮かべていて結構怖い。
>「……ダディ、フィアちゃんが何処か遠くに逝っちゃってます」
ん。現実逃避も人生(人じゃないですが)には必要なものなのです。
やりすぎはいけないですが、少しくらいは必要なのです(何)。


>「……二人の戦闘開始から、どれくらい経ってる?」
>「三時間五十八分二十六秒…三十秒…三十五秒…
> まもなく四時間が経過しますっ」
>フィブリゾの問いに、時報の様な答え方をするエイル。
……。
『午後4時48分ちょうどを、お知らせします。ピッピッピッポー。午後4時48分10秒を……』
失礼しました。


>「こらこら、静かにね」
>『はぁい』
>冥王の言葉に、声を上げる一同。
をを。なんだか面倒見のいい父親と娘たちといった感じですね(なんだかよくわからない例えかもしれませんが)。


>魔族同士の戦闘というものは、お互いに余程の実力差でも無い限り、かなり長引く傾向にある。
>二次元…三次元での戦闘しか出来ない人間に比べ、三次元、四次元での戦闘が当たり前だから、である。
>攻撃の回避も簡単だし、相手の魔力波動を分析し、次の手を読む、などといった離れ業も可能。
>そう。
>攻撃がめちゃくちゃ相手に当たりにくい。
>つまり、長引く。
>戦闘が三日四日越しに成る事だって、珍しくないのだ。
7巻でゼロス対ラル&ラーシャートってかなり時間かかってましたしね。


>フィアナとダルフィン以外の全員が、的確に、掛かる時間を予想した。
>ガーヴが飽きて騒ぎ、ラルタークとラーシャートを困らせていたりする。
>「ラル、お前なんか芸やれ」
ここで爆笑させて頂きました。
芸ってそんないきなり……(笑)。
なかなかユニークなお人ですな(違うだろ)。


>「げ、芸と言われましても……」
>「ラーシャートと二人で漫才やるとか」
今なんとなく思ったんですが、ガーヴって実は「笑点」観てるとか……(をい)。


>「……………………ごめん。余計うるさくしちゃった。」
>「……………………いやこっちこそ。」
>いきなり喧嘩を始めてしまった、冥王軍五人と魔竜王軍二人。
>喧々囂々と怒鳴り始めた七人の横で、ぺこり、と頭を下げ合う冥王と魔竜王。
>喧嘩の原因二人は収まったのだが……
兄弟喧嘩はすぐに収まるものです(そうかな)。


>―――――――――――――――――全く―――――――――――――――――
>―――――――――――――――――何しているのやら―――――――――――――――――
ここで元に戻ってくれればいいのですが……。そう簡単には行きませんね……。


>狼が―――――――――――――――――…一頭。
>地上を疾走している。
>向かう先は…外野の魔族陣。
>位置が森の中だけに……狼は珍しくない。
>問題なのが………
>その狼の……外見。
>異様に大きい。
>普通の狼より…二廻り程大きく……体毛は、銀色。
>「………………………?」
>首を傾げるオルエンとリノアン。
>地上。
>こちらに向かってくる巨狼に………
>冥王が、ぼそり、と呟いた。
>
>「……………ヴェルダンディー………!」
最初。
狼と出た瞬間(というか、タイトルからでしょうか)、ゼラスの封印だけ解除されたのかと思いました。
でも考えてみたら、可能性低いと思い……以下言い訳。


>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>逃走。(爆)
あれっ!? 逃走しちゃうんですかっ!(汗)

毎回楽しみにさせて頂いてます。
えっと……次回までには戻って来てください(おい)。
それでは失礼します。

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13266勘違いさせる様なものを書いてしまいました…。遙 琥珀 E-mail 2003/2/11 19:43:50
記事番号13143へのコメント


>
>こんにちは、琥珀さん。
>最後のレスからずっと読み逃げが続いておりました。
>だから、ではないのですが……お久しぶりです(←ボキャブラリーが少ない)。
>
こんにちは、陽月さん。(お久しぶり、かな)
物凄くレス返し遅れてます、すみません(涙)
>>フィアナ十二歳、ライアナ三歳の、幸せなひととき―――――――――――――――――
>確かに幸せそうですね。
>ライアちゃん可愛いっす。
>
でも、その内『あぁいうふうに』なります。
>>「……ダディ、フィアちゃんが何処か遠くに逝っちゃってます」
>ん。現実逃避も人生(人じゃないですが)には必要なものなのです。
>やりすぎはいけないですが、少しくらいは必要なのです(何)。
>
そうかもしれなひ(苦笑)
>>フィブリゾの問いに、時報の様な答え方をするエイル。
>……。
>『午後4時48分ちょうどを、お知らせします。ピッピッピッポー。午後4時48分10秒を……』
>失礼しました。
>
いえ(笑)
いつもながら楽しい御方だ。(誉めてるのかそれは)
>>>冥王の言葉に、声を上げる一同。
>をを。なんだか面倒見のいい父親と娘たちといった感じですね(なんだかよくわからない例えかもしれませんが)。
>
ソレに近い(笑)
>>戦闘が三日四日越しに成る事だって、珍しくないのだ。
>7巻でゼロス対ラル&ラーシャートってかなり時間かかってましたしね。
>
ええ。
平均どれくらいか、とかはわかりませんけど(ヲイ)

>>「ラル、お前なんか芸やれ」
>ここで爆笑させて頂きました。
>芸ってそんないきなり……(笑)。
>なかなかユニークなお人ですな(違うだろ)。
>
そんなにウケていただきましたか(笑)
ちょっと嬉しいカモ。
>>「ラーシャートと二人で漫才やるとか」
>今なんとなく思ったんですが、ガーヴって実は「笑点」観てるとか……(をい)。
>
前世日本人(違)
>>喧嘩の原因二人は収まったのだが……
>兄弟喧嘩はすぐに収まるものです(そうかな)。
>
そうかもv

>>―――――――――――――――――何しているのやら―――――――――――――――――
>ここで元に戻ってくれればいいのですが……。そう簡単には行きませんね……。
>
行きません(キッパリ)
>>>「……………ヴェルダンディー………!」
>最初。
>狼と出た瞬間(というか、タイトルからでしょうか)、ゼラスの封印だけ解除されたのかと思いました。
>でも考えてみたら、可能性低いと思い……以下言い訳。
>
ごめんなさい(汗)
勘違いさせてしまいました………
>
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>逃走。(爆)
>あれっ!? 逃走しちゃうんですかっ!(汗)
逃げますv(とことことこ……)
>
>毎回楽しみにさせて頂いてます。
>えっと……次回までには戻って来てください(おい)。
>それでは失礼します。
>
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いしますねv
それでは!

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13157Re:第六十四話:銀の巨狼D・S・ハイドラント 2003/1/28 19:47:31
記事番号13113へのコメント

こんばんは、あなた様のナーガ(だからそれはやめろ←と言いつつやめてないんだよなあ)ことハイドラントでございます。
では早速、ワタクシの半ば腐敗の始まりつつある感想を・・・。

>『おねーさまー、まってー』
>とことことことこっ。
>小走りに走り、赤毛の少女の後を追う、金髪の少女。
>『付いてくるなと言っているのに』
>赤毛の少女は苦笑し、しゃがんで、小さな妹と目線を合わせる。
>『私に付いてきても、何もないだろうが』
>姉の言葉に、しばらくきょとんとした表情を浮かべる彼女。
>そして…弾ける様な笑顔を浮かべた。
>『いーの!ライアは、おねえさまがいればいいの♪
> だってライア、おねーさま大好きだもん♪』
>赤毛の少女は、つられる様に、微笑みを浮かべ―――妹を抱き締めた。
>
>フィアナ十二歳、ライアナ三歳の、幸せなひととき―――――――――――――――――
幸せな時とはあるものですねえ。
だから余計に今が辛く思えるのでしょうが・・・。

>「三時間五十八分二十六秒…三十秒…三十五秒…
> まもなく四時間が経過しますっ」
ううむ長ひ。

>
>魔族同士の戦闘というものは、お互いに余程の実力差でも無い限り、かなり長引く傾向にある。
>二次元…三次元での戦闘しか出来ない人間に比べ、三次元、四次元での戦闘が当たり前だから、である。
>攻撃の回避も簡単だし、相手の魔力波動を分析し、次の手を読む、などといった離れ業も可能。
>そう。
>攻撃がめちゃくちゃ相手に当たりにくい。
>つまり、長引く。
>戦闘が三日四日越しに成る事だって、珍しくないのだ。
まあでも魔族同士の本気の戦いってそんなにあることではないですよね。

>リノアンの光弾を、オルエンが防御結界で弾く。
>弾かれ、自分の処へ戻ってきた光弾を、リノアンが吸収し、自分の力に還元する。
>オルエンの槍、光弾、数々の攻撃を、全て、紙一重で…しかし、的確に回避していくリノアン。
>リノアンの魔法、光弾を、全て結界で弾き返してしまうオルエン。
>……………ひとつも、マトモに相手に当たらない。
>しかし……もし、当たったとしても……二人は同じ属性。
>与えられるダメージはたかが知れている。
ううむ苛立ちと焦りが強まるばかり・・・。

>本人達も、かなり苛立っているらしい。
・・・やはり。

>「……………ヴェルダンディー………!」
なっなぜ・・・。

>逃走。(爆)
当然、後追います(待て)

さようなら〜(幕)

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13267む。ありがとうございまふ。遙 琥珀 E-mail 2003/2/11 19:48:18
記事番号13157へのコメント


>こんばんは、あなた様のナーガ(だからそれはやめろ←と言いつつやめてないんだよなあ)ことハイドラントでございます。
>では早速、ワタクシの半ば腐敗の始まりつつある感想を・・・。
>
腐敗…って…
わぁっ、お早めに読まなきゃいけないのにっ!(違う)
取り敢えず有り難うございましたッ!!
>>フィアナ十二歳、ライアナ三歳の、幸せなひととき―――――――――――――――――
>幸せな時とはあるものですねえ。
>だから余計に今が辛く思えるのでしょうが・・・。
>
この幸せな姉妹が、いつしかあーいう風になっちゃうんだ(遠い目)
>>「三時間五十八分二十六秒…三十秒…三十五秒…
>> まもなく四時間が経過しますっ」
>ううむ長ひ。
取り敢えず長ひ。
>>戦闘が三日四日越しに成る事だって、珍しくないのだ。
>まあでも魔族同士の本気の戦いってそんなにあることではないですよね。
>
同じ目的の人達だからね。
よっぽど特殊な状況で無いと……

>>与えられるダメージはたかが知れている。
>ううむ苛立ちと焦りが強まるばかり・・・。
>
特に見ている方々の。
>>本人達も、かなり苛立っているらしい。
>・・・やはり。
>
やっぱり。
>>「……………ヴェルダンディー………!」
>なっなぜ・・・。
>
謎(ヲイ)
>>逃走。(爆)
>当然、後追います(待て)
>
をうっ!
追ってくるのか!(滝汗)
>さようなら〜(幕)
ありがとうございました(汗)
これからもよろしくお願いしますv
それではまた〜vv

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13182第六十五話:Inquisitorial遙 琥珀 E-mail 2003/1/30 20:44:06
記事番号12963へのコメント

「……オルエンだけじゃ心許ないと思ったのかしら……?」
「……いや……単なる人質処分……?」
「あのアマの事だからさ……『今出しとかなきゃヴェルダンディー出す場所がない』とかじゃないの?」
「ありえる」
口々に自分の意見、推測を呟き始める魔族達。
中にこっそり真実を突いたものが混じっていたりするが、そんなもん無論本人達は気付いていない。
勝手な事を呟き、勝手に納得している。
只一人――――――――――顔を軽く歪め、銀の狼を凝視している冥王を除いて。
皆の視線の中…狼は軽いフットワークで…二、三回宙返りをしつつ……
すたっ、と皆のすぐ前に立った。
巨体に似合わない身の軽さ。
「をー…げぶっ!」
ぱちぱち、と拍手したグラウの腹に、スクルドの鉄拳がめり込む。
「時と場合を考えなさいよね」
「……口で言えよ」
ジト目で言うスクルドに、げほげほ咳き込むグラウ。
「……微笑ましいな」
『何処がッ!?』
アテネの呟きに、二人同時に言い返した。
二人が漫才している間に……銀の巨狼は……みるみる内に姿を変え……
一人の女性になった。
冥王将軍ヴェルダンディーの、人間形態に。
「うあ本当にそっくり」
フィアナが何処からか手鏡を出し、自分と彼女を見比べ、呟いた。
ガイアが、『一体何処から出したその鏡』と視線で言っていたりするが……
聞いても無駄だと解っているのでもぉ聞かない。
カツ丼牛丼羽根扇子に手鏡と、本気で異次元に通じてそうである。フィアナの懐。
その内猫型の機械人形が出てくる事を期待しよう。(してどうする)
「…………………………」
ヴェルダンディーは、黙ったまま……金色の瞳を、きろりっ、とこちらに向けた。
思わず一歩下がる一同。
しかし……ヴェルダンディーは、動かない。
「………なんだ?」
「……アンタ、なんか話し掛けてみなさいよ」
「ヤだよ」
「…………………………………………」
冥王が………軽く、手を挙げ…………
「やほv元気だった?」
……………………………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………………………
「もっと気の利いた言葉思い付かないんですかッ!?」
「じゃあ何を言えってのさ!?良いお天気ですね貴女の微笑みはまるで今日の太陽の様ですとでも!?」
「……それじゃお見合いだよ」
ぐいっ、とフィブリゾの袖を掴んで抗議するシェーラ。
抗議し返す彼。
更にその横で、ぼそりと呟く獣王。
ヴェルダンディーは、二人のやり取りを興味深そうに眺めていたり。
それはそうと……………
冥王とはまた違う感想を抱いているヤツが居た。
「……ああ……ヴェルダンディーさん」
ほとんど涙目で……たまりかねた様に声を出す……覇王将軍ノースト。
彼の声にフィブリゾの頬が少しばかり引き攣ったが……気付いていないノースト。
「?」
「ノースト、ヴェルダンディーに片想いしてたみたいです」
首を傾げる覇王に、ダイが耳打ちする。
『片想い』と断言する当たりが結構残酷。
まぁ確かに……ぼぉっとして見えてなかなかガードの堅い(特に周りの者のガードだが)彼女には、
ノーストの、ギャグの域にまで昇華された口説き文句は全く通用しなかったのだが。
ダイの言葉を聞いていないノースト。
更に言い募る。
「ああ愛しき者よ、私の女神……なんという哀れな御姿になってしまわれたのか…」
涙ぐみながら、歯ァ浮きまくりの台詞を仰いやがる彼に、冥王は、怒りと不安はさて置いて、つい吹き出してしまった。
気にせず……そのまま、総入れ歯になりそうな台詞を続けるノースト。
「……をい……冥王が笑い死ヌぞ」
フィブリゾの背中をさするゼラス。
げほげほ咳き込むフィブリゾ。
やがて、復活し―――――――――――――――――
「大人しく現場中継やってろお前はッ!」
げんっ!
ノーストの向こう脛を蹴っ飛ばし、黙らせる。
くたり、と倒れる彼。
「……………………………惨い………」
「やかましい!」
ぼそり、と呟いたフィアナに怒鳴り返す。
もぉほぼヤケである。
「…………………………………………」
とことことこ。
シェーラがノーストに歩み寄り……………………………
「成仏して下さい」
こっそり同僚に手を合わせるシェーラであった。
いいのかそれで。
「……………なんか雰囲気崩されたけど……………
 …………………………………………………………………………
 ヴェルダンディー―――――――――――――――――……………」
ぐりぐりとノーストの頭踏みつつシリアス顔しても余りキマらない。
ヴェルダンディーも困った様な表情をしている。
………………………………………………………………………………と、その時……………………………………………………
「ごめん避けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッッッ!!!!!!!」
「えっ!?」
不意に響くリノアンの叫び声。
空を見上げる魔族達。
見上げて―――――――――――――――――硬直。
必死に此方に向かって飛んでくる……いや、逃げてくるリノアン。
その後を追ってくるオルエン…………………………もとい、巨大海竜。
また変化したらしい。
「だぁぁぁぁぁっ!?」
いきなりの海竜突撃に慌てる魔族陣。
まあ無理も無かろう。
「オルエンまた化けてるしぃぃぃ!!」
「ってかリノアンこっち来るなぁぁぁぁ!!」
「だからごめんって言ってるじゃ―――――んッ!!」
「きゃああぁっ!」
喧噪。
悲鳴。
罵声。
怒号。
取り敢えず色々な声の中に。
づどごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんっッッッッ!!!
オルエン海竜が、マトモに突っ込んだ。


―――――――――――――――――沈黙―――――――――――――――――



ぐるぉぁあああぁぁあぁあああああぁぁあああああッッッッッ!!!!!

想わず目を閉じた一同の耳に……海竜とはまた異質の吼え声が届いた。
………………………………………………………………………………………………………………
「リノアン」
瞳を開き。
呆然とした様に呟く海王。
「…………………………………?」
残る皆も……目を開ける。
目の前に、リノアンの――――――――――――
ひらひらのイヴニングドレスを着た、紫の髪をポニーテールに纏めた少女の姿は無かった。
代わりに―――――――――――――――――
蒼い蒼い、海の様な色をした瞳。
限りなく白色に近い鱗。
日光の加減で、水色や紫に輝く。
形態としては―――――――――――――――――雷竜に近い。
しかし……………………
ばさっ。
背に生えた、巨大な…小さな町なら包んでしまう程大きな翼を翻す雷竜(もどき)。
雷竜には普通翼は無い。
恐らく…機動性を重視した…のでは無かろう。
本人のデザインセンスの問題と思われる。

海王神官リノアン、魔族形態。

彼女は自分の魔族形態を嫌っていたが…あの一瞬、咄嗟に変化して、続いて突っ込んできた妹を止めたのだろう。
見た目にこだわっている場合では無い、と覚悟を決めたのだ。

るぐぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッ!!!!!!!!!

一声吼え…再び上空へ、螺旋を描きながら舞い登る。
海竜も、其れに習う様にして上空へ。

そして……そのまま距離を詰め―――――――――ってをいをいっ!
そのまま体当たりをかます。
がんっ!
がしっ!
何か金属がこすれる様な音が響く。
お互いの躰を覆う鱗が何枚か千切れ飛ぶ。
「っ!」
小さく叫ぶ海王。
雷竜が海竜の喉首に噛み付いた。
牙が鱗を貫く。

ぐぉぉぉぉぉぉぉぉんっっっ!!!!

海竜の口から漏れる苦痛の呻き。
ぐじゅ……ごぶっ!
雷竜の牙を伝い、何か…青色の光が傷から溢れ、虚空に溶ける。
魔族なので血は出ない。
オルエンの精神体が少し削られたか。

先程の、『当たらなければ意味がない』的な戦闘ではない。
二頭の竜が、絡み合い、もつれ合い、傷つけ合う。
肉弾戦。

「……なんで……姉妹でこんな事しなきゃならないんだろう」
「……あの……忌まわしいガキの所為だろう」
今更ながら……ぽそっ、と呟く冥王に……今更ながら……覇王が、ぽそっ、と呟き返した。

ぐりゅっ!
海竜の爪が、雷竜の背に突き刺さる。
雷竜の牙が、海竜の首筋に突き刺さる。

これが、本当に姉妹同士の争いなのだろうか……………………

「…………先に消耗した方が負け…………
 少々野蛮ではありますけど……確実ですぅ♪」
……………………………………………………………………………………………………………………………
不意に、聞き慣れた声が、風に乗って届く。
少々舌足らずな……甘ったるい、耳に残る声。
「ライアナ」
何人かの声が重なった。
「その通り、ですぅ♪」
かさっ。
草を踏み分け。
進み出てくる、一人の少女。
少女は……敵意の篭もった視線が集まる中で…優雅に、いつもと変わらぬ笑みを浮かべていた。


















言い訳あんど言い逃れ。




ライアナ:ふぅ。
フィアナ:……ってあれ?琥珀は?
ライアナ:気にしちゃいけませんよv(にやり)
フィアナ:いや…血の付いた鋸持って返り血べっとり浴びて『気にしちゃいけません』て言われても。
     世の中これほど気になる光景は滅多に無いぞ。
ライアナ:そうですね。あそこのゴミ箱の中の…あの、黒いポリ袋の中とかにいそうですね。
フィアナ:いそうってお前。お前が入れたんだろうが。
ライアナ:お姉様、私を疑ってるんですかぁ!?
フィアナ:他に誰を疑えと言うんだぁ!?
ライアナ:むぅ。心狭いし。
     例えばお兄様とか。
     琥珀がいつもお姉様と一緒にいるのに嫉妬して……
フィアナ:ンな訳無いし。
     てかンなアブナい恋人ならいらんし。
     アセルトそんなキャラじゃ…………………………………………無い………………………………………… …………………………………………………………………………………………………………………かな?
ライアナ:お兄様信用無いんですね……
フィアナ:………………………………………………………………………………………………………………………
     ま、いいか。
     今回の犯人はハッキリしてるし。てな訳で覚悟。
ライアナ:はっ!我に返ってしまった!
     お姉様がお兄様に気ィ取られてる間に何か言い訳考えようと想ったのにッ!
フィアナ:気ィ取られるかそんなもんでッ!
ライアナ:あっ!お兄様『そんなもん』扱いッ!
     わーっ、いーけないんだーいけないんだっ!
     言ーってやろー言ってやろーっ!
フィアナ:言うって誰に!ってちょっと待ってッ!(滝汗)

(ぱたぱたと走っていく姉妹。置いて行かれるポリ袋。)





                                                          幕。

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13187Re:第六十五話:InquisitorialD・S・ハイドラント 2003/1/30 22:48:39
記事番号13182へのコメント

こんばんは

>「うあ本当にそっくり」
やはり似てるんですね。
1*(8か9くらいかな)話でライアナは指摘しなかったようですが・・・まあ言わなきゃならない義務もないですし。

>しかし……ヴェルダンディーは、動かない。
電池切れ・・・?(待て)


>「ああ愛しき者よ、私の女神……なんという哀れな御姿になってしまわれたのか…」
何か私のノースト君と似てる。
イメージ・・・途中までは一緒だったんですかね。
あーいうキャラ=思いっきり歪んでる。
というイメージが私にはつきましたから・・・。

>海竜の爪が、雷竜の背に突き刺さる。
>雷竜の牙が、海竜の首筋に突き刺さる。
>
>これが、本当に姉妹同士の争いなのだろうか……………………
ううむ・・・最近、1の方の海王将軍オルエン以下略読んで・・・この姉妹気に入りました・・・。
哀しっ!
フィアナ&ライアナというか、ライアナなんちゅうものを妹に持ったフィアナの気持ち云々がよおく分かったようなで、何だかかんだかあれこれでお気に入りでったんですけど、最近はこちらも良いなあって・・・。

>少女は……敵意の篭もった視線が集まる中で…優雅に、いつもと変わらぬ笑みを浮かべていた。
さて・・・何をしにきたのでしょう。

>(ぱたぱたと走っていく姉妹。置いて行かれるポリ袋。)
不法投棄はいけません・・・ってそーいう問題じゃない。(失礼致しました)

それでは〜

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13268連続レスさんくすvv遙 琥珀 E-mail 2003/2/11 19:52:50
記事番号13187へのコメント


>こんばんは
>
こんばんはvv
>>「うあ本当にそっくり」
>やはり似てるんですね。
>1*(8か9くらいかな)話でライアナは指摘しなかったようですが・・・まあ言わなきゃならない義務もないですし。
>
あのひと(ヒトじゃない)、意外とメンドくさがりですし。
>>しかし……ヴェルダンディーは、動かない。
>電池切れ・・・?(待て)
>
いや違う様な(汗)
>
>>「ああ愛しき者よ、私の女神……なんという哀れな御姿になってしまわれたのか…」
>何か私のノースト君と似てる。
>イメージ・・・途中までは一緒だったんですかね。
>あーいうキャラ=思いっきり歪んでる。
>というイメージが私にはつきましたから・・・。
>
…………………………………………………………
私のノーストくんは、ただの『変な人』かもしんない(爆)
>>海竜の爪が、雷竜の背に突き刺さる。
>>雷竜の牙が、海竜の首筋に突き刺さる。
>>
>>これが、本当に姉妹同士の争いなのだろうか……………………
>ううむ・・・最近、1の方の海王将軍オルエン以下略読んで・・・この姉妹気に入りました・・・。
>哀しっ!
>フィアナ&ライアナというか、ライアナなんちゅうものを妹に持ったフィアナの気持ち云々がよおく分かったようなで、何だかかんだかあれこれでお気に入りでったんですけど、最近はこちらも良いなあって・・・。
>
そ……そうですか(汗)
私も、この姉妹は結構気に入ってます。
取り敢えず、ヤな運命付きまとってますけど。
>>少女は……敵意の篭もった視線が集まる中で…優雅に、いつもと変わらぬ笑みを浮かべていた。
>さて・・・何をしにきたのでしょう。
>
それは次回明らかに(手抜き)
>>(ぱたぱたと走っていく姉妹。置いて行かれるポリ袋。)
>不法投棄はいけません・・・ってそーいう問題じゃない。(失礼致しました)
>
>それでは〜
よいしょ。(ゴミ袋から這い出し)
毎回ありがとうございます。
それではまた次回vv

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13269第六十六話:How to play遙 琥珀 E-mail 2003/2/11 20:01:29
記事番号12963へのコメント

かさっ………
小さい、葉擦れの音。
「お久しぶりですねぇ」
甘ったるい、耳に残る声。
冬の…枯れ草を踏み分けながら。
通常と変わらぬ、朗らかで友好的な笑みを浮かべつつ。
金髪の死神は、彼女に向けられた殺意と憎悪の視線が渦巻く中、ゆっくりと進み出た。
「皆様、その後お変わり無い様で何よりですぅv」
顔に仮面が張り付いているのでは無いか、と疑いたくなる程、いつもいつも笑っている娘である。
笑顔は友好的だが…………………
その笑顔が、見た目と同じように友好的なものなら最初から苦労はしない。
「………………………………」
魔族達は……どうやら、彼女の笑みを見た目通りには取らなかった様だ。
彼女に、険しい視線を向ける。
間合いを目測する者、剣の柄に手を掛ける者。
ただ一人…ライアナの実の姉を除いて、皆が彼女に抱く感情は、似たり寄ったりのものであろう。
まぁ、無理は無いのだが。
全員の注意と視線が、彼女に向けられていた。
ライアナは、しばし辺りに視線を巡らせ……
やがて、フィアナの上でその視線を止める。
心なしか、フィアナの表情は、少し青ざめて見えた。
フィブリゾが、フィアナの後ろで何事か囁く。
何を言ったのかは良く聞こえないが、『気を確かにね』といったところであろう。
前回、ライアナと彼女が顔を合わせてから……
フィアナは、日に日に元気を無くしていく様であった。
フィブリゾは彼なりに、其れを気に掛けているのである。
フィアナは、立場上、すぐ自分の命や心を軽視する傾向にある。
ずっと見張っていないと、危なっかしくて仕方なかったりするのだ。
ライアナは、深々と姉に向かって一礼を捧げた。
「お久しゅう、お姉様……
 貴女も、お変わり無い様で」
「…………………………」
フィアナは、気丈に、優雅な微笑みを浮かべて見せた。
「………お前は――……
 色々と何ヤら出世した様で喜ばしイ限りだ」
表情と言葉と醸し出しているオーラが一つとして一致していない。
声裏返ってるし。
「有り難う御座いますぅ」
ぺこり、ともう一度深々とお辞儀するライアナ。
「…………………………」
無言のままお辞儀し返すフィアナ。
「死神には、『闘うべき相手とにこにこ笑いながら世間話しなければならない』って法律でもあるのか?」
「いや、ありませんけどもさー」
正直な疑問を述べる魔竜王に、ライアナが苦笑する。
「敵意剥き出しな会話より、世間話の方が心なごむでしょ?」
「こんな時になごんでどーする!?」
何やら遠い目で、何処かから熱々の日本茶を取り出して啜るライアナに、ゼラスの至極もっともな突っ込みが突き刺さる。
横で、フィアナが思わず吹き出した。
「じゃあ、敵意剥き出しに会話して、何か得する事でも?」
「いや、ありませんけどもさー…」
ジト目ライアナに、獣王が何やら真面目に考え込みつつ答える。
何事も真面目に考え込み過ぎてしまうのが、彼女の最大の欠点かも知れない。
「……なんだ……この緊張感のない会話は……」
覇王が、やれやれ、と言った感じで呟いた。
「……そうですわ……全くもう……」
覇王の隣で、何やら黒いオーラを背負った海王が、涙ぐみながら呟く。
今の彼女には、どんな言葉も、彼女の精神を傷つける刃にしか聞こえないだろう。
「……失礼」
ライアナが、相変わらずにこにこ笑いながら、海王に謝る。
笑いながらそんな台詞吐かれても、余計に苛立ちが募るだけであるが。
彼女がそれを意識しているのか、それとも元々そういうヤツなのかは謎である。
「ところで……皆様。
 いよいよゲームも佳境に入りますが、楽しんで頂けましたか?」
軽い口調で。
ライアナが言った言葉に、何人かが反応した。
「………ゲーム………」
「………佳境………」
そんな彼等に、ライアナは不思議そうな表情をして見せた。
「あらら?
 最初に、言ったでしょう?」


―――――――――――――――――私と、ひとつ、ゲームをしましょう……
                         鬼ごっこなんて、いかがですか―――――――――――――――――


「ルールも、言いましたよね?
 私は、私の好きな時に貴方達に攻撃を加える………
 私の提示する期間内、逃げ切るか、私を殺すかできたら、貴方達の勝ち。
 私が貴方達を全員殺せば、私の勝ちです……って?
 ゲームはまだ、終わってはいませんから。
 少し、駒を進めようと思いましてね」
悪びれもせず、しれっ、と言うライアナ。
「……………………………駒…………………………………」
「私の手駒」
ひょい、と、頭上のオルエンを指さす。
「ゲームを終わらせるには、貴方達を全員殺さなければいけない。
 リノアンさんが死んでも、オルエンさんが死んでも、ゲーム終了に一歩近付くだけ。
 楽しい余興ですよ」


ひくっ、と、海王の頬が引き攣った。


「―――――――――――――――――余興……ですって!?
 ―――――――――――――――――あの子たちが、余興!?」
「……他に何か、あの方達に存在価値でも?」
「―――――――――――――――――ッ!」
海王は……
気が、遠くなって行く様な気がした。
ふらっ、とよろけ、獣王に受け止められる。
「ゲームのサブイベントですよ?
 倒れてないで、ちゃんとチェック、です」
楽しそうに笑う彼女。
じっと見ていると、吸い込まれそうな―――――――――――――――――
蒼い蒼い、空の色をした瞳が、海王を見詰めた。
心の奥まで見透かされそうな、蒼い瞳。
海王は、自分の精神に、何かが影響を与えようとしているのを感じた。
ライアナが……
そっと、彼女の精神に、囁きかける。


―――――――――――――――――ほら。
―――――――――――――――――聞こえるでしょう?
―――――――――――――――――お二人の、声が―――――――――――――――――………


きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……………………
「ッ……」
海王を遅う、凄まじい頭痛。
苦悶の声を上げ、蹲る海王。
心配した様に彼女の傍にしゃがむ同僚達。
「心配はいりません。
 私の精神と、少し同調させているだけですから。
 ……あぁ、海王の精神乗っ取る気はありませんから。
 手駒は、そう沢山はいりませんしね」
淡々と説明する。
「同調させて……
 『私にだけ聞こえている声』を、海王に聞かせて差し上げようと思いまして」


…………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………嫌………………………嫌だ………………よ……………………………
…………………………………………………………………………………………………………………
………………………………痛いッ…………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………怖い…………………………………………………………
…………………………………………………苦しい………………………………………………………


「―――――――――――――――――オルエン?」
呆然とした様に、呟く海王。
「え?」
彼女の同僚が、驚いた様に、声を掛ける。
彼女とライアナ以外の者に、この声は聞こえていないのだ。


………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………ヤだぁ……………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………痛い……………………………よ………………………………………
…………………………………いたい……………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………


「―――――――――――――――――リノアン!」
海王が、悲痛な声で叫んだ。
「………………………………………………」
何が起こっているのか解らず……
呆然と、彼女の傍に立つだけの、同僚達。
ライアナは、そんな様子を、愉しそうに眺めていた。
そして……
きゃたきゃたと、声を出して笑い……
言い放った。
「―――――――――――――感じるんでしょう?……生贄達の、心の痛みを――――――――――
 ―――――――――――――聞こえるんでしょう?……生贄達の、気の狂わんばかりの、慟哭が――――――――――」


心があるから。
心があるから、辛い。
心があるから、痛い。
痛みを伴わない闘いを見るのなんて、つまらない。
だから、心を失わせない。
最期まで、苦しみ抜いて逝くがいい―――――――――――――――――










どうせ、魔族に救いの道など、無いのだから―――――――――――――――――












―――――――――――――――――さぁ、楽しいゲームの始まりですぅ―――――――――――――――――


























言い訳あんど言い逃れ。




はい。
そんな訳で、最終話が近付いております。
……近付いてる、つーても……
話を進めるのが遅い私の事ですから―――――――――――――――――
…………………………………………………………………………………
うーん、考えただけで頭が痛いゼ。(滝汗)あと何十話ー?

と……取り敢えず……
頑張るさ!負けるもんかぁ!(何に!)
それではまた次回!(あ、逃げた)




                                                    幕。

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13270Re:第六十六話:How to playりおん 2003/2/11 22:07:49
記事番号13269へのコメント

え〜〜っと・・・りおんと申しますv待ってましたっ!第六十六話っ!

>「お久しぶりですねぇ」
>甘ったるい、耳に残る声。
>冬の…枯れ草を踏み分けながら。
>通常と変わらぬ、朗らかで友好的な笑みを浮かべつつ。
>金髪の死神は、彼女に向けられた殺意と憎悪の視線が渦巻く中、ゆっくりと進み出た。
ライアナ登場♪


>何やら遠い目で、何処かから熱々の日本茶を取り出して啜るライアナに、ゼラスの至極もっともな突っ込みが突き刺さる。
>横で、フィアナが思わず吹き出した。
>「じゃあ、敵意剥き出しに会話して、何か得する事でも?」
>「いや、ありませんけどもさー…」
>ジト目ライアナに、獣王が何やら真面目に考え込みつつ答える。
>何事も真面目に考え込み過ぎてしまうのが、彼女の最大の欠点かも知れない。
>「……なんだ……この緊張感のない会話は……」
緊張感がうすれていく〜〜〜でも腹心らしい♪


>「ところで……皆様。
> いよいよゲームも佳境に入りますが、楽しんで頂けましたか?」
>軽い口調で。
>ライアナが言った言葉に、何人かが反応した。
>「………ゲーム………」
>「………佳境………」
>そんな彼等に、ライアナは不思議そうな表情をして見せた。>―――――――――――――――――私と、ひとつ、ゲームをしましょう……
>                         鬼ごっこなんて、いかがですか―――――――――――――――――
あ・・そういえばゲームだった・・すっかり忘れてました。

>「私の手駒」
>ひょい、と、頭上のオルエンを指さす。
>「ゲームを終わらせるには、貴方達を全員殺さなければいけない。
> リノアンさんが死んでも、オルエンさんが死んでも、ゲーム終了に一歩近付くだけ。
> 楽しい余興ですよ」
リノアン+オルエン殺さないでーー!私リノアン+オルエン結構好きなの!!

>「―――――――――――――――――余興……ですって!?
> ―――――――――――――――――あの子たちが、余興!?」
>「……他に何か、あの方達に存在価値でも?」
オルエン・・きつすぎ・・・

>…………………………………………………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………………………………………………
>…………………………………嫌………………………嫌だ………………よ……………………………
>…………………………………………………………………………………………………………………
>………………………………痛いッ…………………………………………………………………………
>…………………………………………………………………………………………………………………
>…………………………………………………怖い…………………………………………………………
>…………………………………………………苦しい………………………………………………………
>

オルエン・・まだのっとられていないのでしょうか・・・?


>
>―――――――――――――――――さぁ、楽しいゲームの始まりですぅ―――――――――――――――――
え?これって始まりなんですか?

続きが楽しみです♪
シェーラ・・最近出番うすい・・・続きみたいけど・・ああっ!リノアン+オルエン殺さないで〜〜・・・(涙)




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13273出来るだけ読者の方の意見は反映したいのですが…むぅ。遙 琥珀 E-mail 2003/2/13 21:18:55
記事番号13270へのコメント


>え〜〜っと・・・りおんと申しますv待ってましたっ!第六十六話っ!
>
レスありがとうございます。
休載のお知らせにも反応頂いていましたね。

>>金髪の死神は、彼女に向けられた殺意と憎悪の視線が渦巻く中、ゆっくりと進み出た。
>ライアナ登場♪
>
ライアナ。
未だに命名の由来が作者にもよく解らな(殴)
>>「……なんだ……この緊張感のない会話は……」
>緊張感がうすれていく〜〜〜でも腹心らしい♪
>
そうかも(苦笑)
でも……
シリアスな雰囲気だとちょっと脱力。
>>「………ゲーム………」
>>「………佳境………」
>>そんな彼等に、ライアナは不思議そうな表情をして見せた。
>―――――――――――――――――私と、ひとつ、ゲームをしましょう……
>>                         鬼ごっこなんて、いかがですか―――――――――――――――――
>あ・・そういえばゲームだった・・すっかり忘れてました。
>
私もすっかり忘れてました。(待たんかい)
>>「私の手駒」
>>ひょい、と、頭上のオルエンを指さす。
>>「ゲームを終わらせるには、貴方達を全員殺さなければいけない。
>> リノアンさんが死んでも、オルエンさんが死んでも、ゲーム終了に一歩近付くだけ。
>> 楽しい余興ですよ」
>リノアン+オルエン殺さないでーー!私リノアン+オルエン結構好きなの!!
>
そうですか…ありがとうございます、と言うべきなの……
………………………………………………………………………
だろうか(待て)
>>「―――――――――――――――――余興……ですって!?
>> ―――――――――――――――――あの子たちが、余興!?」
>>「……他に何か、あの方達に存在価値でも?」
>オルエン・・きつすぎ・・・
>
それがライアナ(謎)
>>…………………………………………………苦しい………………………………………………………
>>
>
>オルエン・・まだのっとられていないのでしょうか・・・?
>
心は壊れていませんから。
乗っ取られている部分と、そうでない部分が混在するのです。
これは、そうでない部分の声なのですよ。
>
>>
>>―――――――――――――――――さぁ、楽しいゲームの始まりですぅ―――――――――――――――――
>え?これって始まりなんですか?
>
『佳境』の始まりです(ややこしい。)
>続きが楽しみです♪
>シェーラ・・最近出番うすい・・・続きみたいけど・・ああっ!リノアン+オルエン殺さないで〜〜・・・(涙)
う゛っ…シェーラ…(汗)
フィブリゾとの恋愛話が無ければ彼女の影は異様に薄い。
でも、こんな時にらぶらぶかましてられないし……
てな訳で今後しばらく彼女の影は薄いです(爆)

リノアンとオルエン……
うーむ。
…………………………………………………………………………………
ま、今後の展開を見て頂きましょう(あ、コメントを避けた)

それでは、ありがとうございました。
またの機会に、お逢い致しましょう。

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13271Re:第六十六話:How to playD・S・ハイドラント 2003/2/11 22:27:46
記事番号13269へのコメント

こんばんはラントです。

ライアナ登場♪
会話のなごやかモードがいつ変貌するか毎回ぞくぞくさせてくれます。
その辺り滅茶苦茶凄いと思い尊敬もしているんですが・・・依存症が(待て)こいつに悩まされてます。

フィアナの抱く感情・・・私が思う分には結構複雑怪奇(怪奇?)で、そして私に似てるかもです。境遇はそんなに悪いと思ってないですし。うちの弟も彼女に比べりゃそりゃあかなりまともですけど・・・。
なぜだか携帯でひっそりこっそり書いてた詩・・・フィアナが暴力的すぎるなと思い違うキャラのになりました。詩の文は意味以上に狂ってる。過剰表現よくしちゃうんだよな。正直あんまり駄目なこととも思っていないですけど・・・。

にしてもライアナの残酷さ、うちにも狂った人数人いますけど、ここまでの域は(今のところ)いないです。
でもまあ比較的さっぱりしてて良いかも知れません。無邪気さとかそんな感じで・・・ひいちゃうようなそれとは違って・・・震えさせ笑わせて(おい待て)くれます。

それではこの辺りで失礼致します。

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13274フィアナ=血統書付きの厭世主義者遙 琥珀 E-mail 2003/2/13 21:26:19
記事番号13271へのコメント


>こんばんはラントです。
>
こんばんはコハクです。
>ライアナ登場♪
登場しました。
>会話のなごやかモードがいつ変貌するか毎回ぞくぞくさせてくれます。
ただ単に『シリアスとギャグがごちゃごちゃ』とも言います。
(ある人にそう言われてちょっぴり悩む今日この頃)
>その辺り滅茶苦茶凄いと思い尊敬もしているんですが・・・依存症が(待て)こいつに悩まされてます。
尊敬……
そんな偉いヤツじゃ無いわよ(滝汗)
依存症……
………ふふふふふ。(怪笑)←なにゆえ
>
>フィアナの抱く感情・・・私が思う分には結構複雑怪奇(怪奇?)で、そして私に似てるかもです。境遇はそんなに悪いと思ってないですし。うちの弟も彼女に比べりゃそりゃあかなりまともですけど・・・。
そうですね。
フィアナの感情はかなり複雑です。
作者の私ですらたまに混乱する時があるのですが(汗)
基本的には厭世主義者の自殺願望者なんですけど……
それを周りに気取られない様に、明るく生きている。
フィアナは、そんな子です。
簡単に、言うと。
ライアナに対する扱いは、結構酷い様に見えても……
実は、いつも気に掛けてる。
結構妹に甘い方なのです。フィアナ。
>なぜだか携帯でひっそりこっそり書いてた詩・・・フィアナが暴力的すぎるなと思い違うキャラのになりました。詩の文は意味以上に狂ってる。過剰表現よくしちゃうんだよな。正直あんまり駄目なこととも思っていないですけど・・・。
はい。
それが貴方の文体ならば、貴方はそれに誇りを持つべきでしょう。
私も読ませていただくときがありますが、
貴方の文体は私も好きです。
自信持って下さいね。

フィアナが暴力的……
フィアナというのは、沢山の人格が有る様な気がしますので……
そういうフィアナも有りなんじゃ無いでしょーか(爆)
たまにライアナ蹴り飛ばしたりもしてるし?(苦笑)
>
>にしてもライアナの残酷さ、うちにも狂った人数人いますけど、ここまでの域は(今のところ)いないです。
いない方がいいです(汗)
>でもまあ比較的さっぱりしてて良いかも知れません。無邪気さとかそんな感じで・・・ひいちゃうようなそれとは違って・・・震えさせ笑わせて(おい待て)くれます。
>
笑うのか!(滝汗)
>それではこの辺りで失礼致します。
はい。
いつも有り難う御座いますv
これからもこのアホ話、宜しくお願いしますね。

それではまた、お逢いしましょう。

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13289第六十七話:余興の間の……遙 琥珀 E-mail 2003/2/18 21:49:20
記事番号12963へのコメント

「さてと…ゲームを進めましょうか?」
ライアナは、柔らかい微笑を浮かべた。
愛らしい『天使の微笑み』が、妙に、一同の感情を逆撫でした。
「良く考えれば…
 冥王軍と海王軍ばかり引っ掻き回しちゃってますねぇ…
 他軍の皆様、退屈させてしまい申し訳ございませぇん」
棒読みで言いながら。
ぺこりっ、と、礼儀正しく頭を下げる。
何やら嫌な予感。
顔を歪める獣王、覇王、魔竜王。
「余興が片づくまで…少し遊びましょうかぁ」
懐に手を差し入れ……
ライアナは、一本のナイフを取り出した。
オルエンの心臓を貫いたナイフと同じものである。

……『目に見えない不可視の刃』を操る能力を持っていながら、わざわざナイフでトドメを刺したのは、
『その方が手応えが良いから』という理由からだと言う事を、オルエンは知らない。
て言うか、知らない方が幸せである。

キラキラと輝く刃を、楽しそうに見るライアナ。
柄に蒼い色をした石が填め込まれているいるだけの、シンプルなデザインだが、持ち主は其れを愛用している様子である。
派手好きのライアナとしては、珍しい傾向と言えるかもしれない。
「…ナイフ一本で、俺等の相手する気か?」
長剣の柄に手を掛ける魔竜王。
「違いますよぅ、相変わらず短気な方ですねぇ」
ライアナは、苦笑し――――
「これは、こうやって使うのですよぅ」
ナイフに、ちらっ、と愛しげな眼差しを向け―――

びぢゅっ!

「!?」
驚きに、硬直する魔族達。
ライアナが、一体何をしようとしているのかが、解らずに。

鮮血に染まった、白い神官服。
真っ白い肌を伝う、紅い液体の筋。
顔に飛び散った、血飛沫。
ライアナは、口元に付いた血を、ぺろっ、と舐め取った。
そして……
いつも通り。
にこっ、と、笑ってみせる。
自らの二の腕に、ナイフを、深々と突き立てたまま。
そして、再び、柄に手を掛け、一気に引き抜く。

ごぷっ!
どぷどぷどぷどぷ……

大量の血液が、傷口から噴き出す。

しかし……ライアナは。
口の端に、微笑さえ浮かべ―――――……

「――――――――……綺麗」

……ぞくっ……

魔族達の背中を、何か冷たいものが走った。
そして、それと同時に、何かを悟った気がした。


ああ。
そうなんだ。
こいつは、本当に、ゲームとしか、遊びとしか、考えていないんだ。

別に、魔族に特別な恨みを持っている訳でも無い。
姉を、この上なく、嫌っている訳でもない。

ただ、血が見たいだけなんだ。
生きている者の肌を、心を、引き裂いて、
相手が傷付くのを見るのが、好きなんだ――――――――――――


ライアナは、ぺた、と自分の傷口に触れ…
手に付いた血を、ぽとぽとと地面に落とし……
地面に、血文字を書いた。
オルエンの脚の。
冥王軍コテージの、壁の。
『アレルヤ』と、同じ、筆跡で。


                “我の躰を巡る  紅き流れを  代償に
                                 影の精霊  契約の元  姿を現せ”


「……………………………………」
ライアナは、もう一度……
とん、と、傷口に触れた。
瞬時に傷口付近に未分化細胞が集まり、分裂、増殖するのが『見えた』。
触った瞬間、何らかの力が傷に作用したのだろうが……物凄い再生力。
傷は、あっという間に塞がった。
ライアナは、傷を塞いでから、改めて血文字に向き直る。
そりゃ、傷を塞いでから作業に入らないと、いくら神でも出血多量で死んでしまう。
ライアナも、そんなドジは踏まなかった。(フィアナなら踏みそうな気もするが)←失礼

ライアナは…早口で、神族以外には発音できないであろう呪を紡ぐ。
フィアナとライアナ、姉妹以外に、内容まで理解できる者はこの場には居なかったが、
フィアナの表情、ライアナの様子から見て、かなり難解なものであろう。

地面に向き合って呪を紡ぐライアナ。
一見隙だらけに見えるが……
フィアナは、誰かが、自分を押さえきれず、彼女に斬り込む前に、簡単に説明した。


あの手の呪は、術者の周囲に時空の歪みを生む。
下手に近付けば、五体が砕ける、と。


そこまで聞かされて挑戦するヤツはいなかった。
ただ遠巻きに眺めているのみである。
フィアナの表情が何処か楽しそうなのが気になる冥王であった。
ライアナは、数十秒で呪を紡ぎ終わり……
たんっ、と、既に凝固の始まった血文字の上に手を付いた。

瞬間。

ざわっ………

大気が――――――――――――――震えた。












言い訳あんど言い逃れ。




今回異様に短いです。(汗)
今回からしばらく、異様に短い話が続きそうですが……
ここで切らないと、後切る場所が無くて異様に長い話になるんです。解ってください。(意味不明)

ああ。
相変わらずライアナは暴走してるなぁ。
誰か止めてくれ(謎)

それでは、またお逢いしましょう………

今回、よくわからんあとがきだったなぁ(汗)







                                                    幕。

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13290Re:第六十七話:余興の間の……D・S・ハイドラント 2003/2/18 22:36:16
記事番号13289へのコメント

こんばんはラントです。

>「良く考えれば…
> 冥王軍と海王軍ばかり引っ掻き回しちゃってますねぇ…
> 他軍の皆様、退屈させてしまい申し訳ございませぇん」
確かに・・・そうでしたね。
まあ退屈の方がマシでしょうけど

>……『目に見えない不可視の刃』を操る能力を持っていながら、わざわざナイフでトドメを刺したのは、
>『その方が手応えが良いから』という理由からだと言う事を、オルエンは知らない。
>て言うか、知らない方が幸せである。
ううむ本物のこだわりってやつですかね(何か違う?)

>「――――――――……綺麗」
そーいやうちにも血を美しいというやついるけど、本当に綺麗なのかな?

>                “我の躰を巡る  紅き流れを  代償に
>                                 影の精霊  契約の元  姿を現せ”
影の精霊・・・まさかシャドウ・リフレクターみたいなことが?

>今回異様に短いです。(汗)
えっ・・・私の1話より長いような・・・。

>ああ。
>相変わらずライアナは暴走してるなぁ。
>誰か止めてくれ(謎)
・・・うちのあのキャラ止められずとも対抗出来るかも・・・。
愛に生きる変態男女領主ポルテちゃんなら・・・。
ちなみに神魔弁当に登場するキャラですが・・・
あんなつまらんもん読むくらいならこの面白い『五大魔族』様(ついに様付け)書いてください(かなり待て)
または書く力蓄えるために休養とか・・・。

では次回ひっそりと期待してします。

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13339ぅわぁ(汗)遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 13:47:29
記事番号13290へのコメント


>こんばんはラントです。
>
こんにちは琥珀です。
>>「良く考えれば…
>> 冥王軍と海王軍ばかり引っ掻き回しちゃってますねぇ…
>> 他軍の皆様、退屈させてしまい申し訳ございませぇん」
>確かに・・・そうでしたね。
>まあ退屈の方がマシでしょうけど
>

そうですよねぇ。
こんな事で忙しい想いしたくないですよね(苦笑)

>>……『目に見えない不可視の刃』を操る能力を持っていながら、わざわざナイフでトドメを刺したのは、
>>『その方が手応えが良いから』という理由からだと言う事を、オルエンは知らない。
>>て言うか、知らない方が幸せである。
>ううむ本物のこだわりってやつですかね(何か違う?)
>

何か違う………………
けど、ライアナに取ったらそんなもんかもしれんです。
そういうヤツだから、あいつ。

>>「――――――――……綺麗」
>そーいやうちにも血を美しいというやついるけど、本当に綺麗なのかな?
>
>>                “我の躰を巡る  紅き流れを  代償に
>>                                 影の精霊  契約の元  姿を現せ”
>影の精霊・・・まさかシャドウ・リフレクターみたいなことが?
>
いや、そんな事は(苦笑)
>>今回異様に短いです。(汗)
>えっ・・・私の1話より長いような・・・。
>
いや、私の平均。
>>ああ。
>>相変わらずライアナは暴走してるなぁ。
>>誰か止めてくれ(謎)
>・・・うちのあのキャラ止められずとも対抗出来るかも・・・。
対抗……
おう、その挑戦受けて立つ(待て)
>愛に生きる変態男女領主ポルテちゃんなら・・・。
>ちなみに神魔弁当に登場するキャラですが・・・
>あんなつまらんもん読むくらいならこの面白い『五大魔族』様(ついに様付け)書いてください(かなり待て)
>または書く力蓄えるために休養とか・・・。
>
>では次回ひっそりと期待してします。
はい。
ひっそりと期待しておいてください(汗)
それではまた、お逢いしましょう。

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13291Re:第六十七話:余興の間の……ユア・ファンティン 2003/2/18 22:58:13
記事番号13289へのコメント


>「さてと…ゲームを進めましょうか?」
>ライアナは、柔らかい微笑を浮かべた。
>愛らしい『天使の微笑み』が、妙に、一同の感情を逆撫でした。

ディ:あの女・・・・アザリンとランシア以下だが、狂っているな・・・
   ・・・堕天使の微笑みか・・

>「良く考えれば…
> 冥王軍と海王軍ばかり引っ掻き回しちゃってますねぇ…
> 他軍の皆様、退屈させてしまい申し訳ございませぇん」

ラ&ア:あら、一、二箇所引っ掻き回して
    全体を崩す・・・・それが楽しいんじゃない

>棒読みで言いながら。
>ぺこりっ、と、礼儀正しく頭を下げる。
>何やら嫌な予感。
>顔を歪める獣王、覇王、魔竜王。
>「余興が片づくまで…少し遊びましょうかぁ」
>懐に手を差し入れ……
>ライアナは、一本のナイフを取り出した。
>オルエンの心臓を貫いたナイフと同じものである。
>
>……『目に見えない不可視の刃』を操る能力を持っていながら、わざわざナイフでトドメを刺したのは、
>『その方が手応えが良いから』という理由からだと言う事を、オルエンは知らない。

ユ:ナイフで、刺したんだっけ?

>て言うか、知らない方が幸せである。

ユ:だろうね。

>
>キラキラと輝く刃を、楽しそうに見るライアナ。
>柄に蒼い色をした石が填め込まれているいるだけの、シンプルなデザインだが、持ち主は其れを愛用している様子である。
>派手好きのライアナとしては、珍しい傾向と言えるかもしれない。

ラ&ア:私達は、血のような紅い石を嵌めただけのものを愛用してますわ。

>「…ナイフ一本で、俺等の相手する気か?」
>長剣の柄に手を掛ける魔竜王。
>「違いますよぅ、相変わらず短気な方ですねぇ」
>ライアナは、苦笑し――――
>「これは、こうやって使うのですよぅ」
>ナイフに、ちらっ、と愛しげな眼差しを向け―――
>
>びぢゅっ!
>
>「!?」
>驚きに、硬直する魔族達。
>ライアナが、一体何をしようとしているのかが、解らずに。
>
>鮮血に染まった、白い神官服。
>真っ白い肌を伝う、紅い液体の筋。
>顔に飛び散った、血飛沫。
>ライアナは、口元に付いた血を、ぺろっ、と舐め取った。
>そして……
>いつも通り。
>にこっ、と、笑ってみせる。
>自らの二の腕に、ナイフを、深々と突き立てたまま。
>そして、再び、柄に手を掛け、一気に引き抜く。

ラ&ア:うわっ、私たちでもやらんような・・
ユ:うんにゃ、一応なんかの神術の媒体に使う予定。

>
>ごぷっ!
>どぷどぷどぷどぷ……
>
>大量の血液が、傷口から噴き出す。
>
>しかし……ライアナは。
>口の端に、微笑さえ浮かべ―――――……
>
>「――――――――……綺麗」

ラ&ア:確かに血とその入れ物の中のほうの肉は綺麗ね・・・

>
>……ぞくっ……
>
>魔族達の背中を、何か冷たいものが走った。
>そして、それと同時に、何かを悟った気がした。
>
>
>ああ。
>そうなんだ。
>こいつは、本当に、ゲームとしか、遊びとしか、考えていないんだ。
>
>別に、魔族に特別な恨みを持っている訳でも無い。
>姉を、この上なく、嫌っている訳でもない。

ラ&ア:たしかにねえ。
    ま、私達は、ヨルム以外は、玩具だけどねえ
    スィフィ―ドも・・・・・・
ヨ:ランシアも、母さんも勝手ですねぇ(魔族の黒いゼロスの10倍怖い笑みで)

>
>ただ、血が見たいだけなんだ。
>生きている者の肌を、心を、引き裂いて、
>相手が傷付くのを見るのが、好きなんだ――――――――――――

ラ:本当それって楽しいわ。
ア:そうねえ。

>
>
>ライアナは、ぺた、と自分の傷口に触れ…
>手に付いた血を、ぽとぽとと地面に落とし……
>地面に、血文字を書いた。
>オルエンの脚の。
>冥王軍コテージの、壁の。
>『アレルヤ』と、同じ、筆跡で。
>
>
>                “我の躰を巡る  紅き流れを  代償に
>                                 影の精霊  契約の元  姿を現せ”


DQ辺りで言うシャドウマン辺りかな・・・?

>
>
>「……………………………………」
>ライアナは、もう一度……
>とん、と、傷口に触れた。
>瞬時に傷口付近に未分化細胞が集まり、分裂、増殖するのが『見えた』。
>触った瞬間、何らかの力が傷に作用したのだろうが……物凄い再生力。
>傷は、あっという間に塞がった。
>ライアナは、傷を塞いでから、改めて血文字に向き直る。
>そりゃ、傷を塞いでから作業に入らないと、いくら神でも出血多量で死んでしまう。
>ライアナも、そんなドジは踏まなかった。(フィアナなら踏みそうな気もするが)←失礼
>
>ライアナは…早口で、神族以外には発音できないであろう呪を紡ぐ。

ユ:そういえば、呪文って早口にいうと歌ってるように聞こえるんだよね。
  ・・え?何で知ってるかって?
  タロットに深く深く関わってるから・・・・としておきます。

>フィアナとライアナ、姉妹以外に、内容まで理解できる者はこの場には居なかったが、
>フィアナの表情、ライアナの様子から見て、かなり難解なものであろう。
>
>地面に向き合って呪を紡ぐライアナ。
>一見隙だらけに見えるが……
>フィアナは、誰かが、自分を押さえきれず、彼女に斬り込む前に、簡単に説明した。
>
>
>あの手の呪は、術者の周囲に時空の歪みを生む。
>下手に近付けば、五体が砕ける、と。
>
>
>そこまで聞かされて挑戦するヤツはいなかった。
>ただ遠巻きに眺めているのみである。
>フィアナの表情が何処か楽しそうなのが気になる冥王であった。
>ライアナは、数十秒で呪を紡ぎ終わり……
>たんっ、と、既に凝固の始まった血文字の上に手を付いた。
>
>瞬間。
>
>ざわっ………
>
>大気が――――――――――――――震えた。

ユ:どうなるのでしょう。

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>
>今回異様に短いです。(汗)
>今回からしばらく、異様に短い話が続きそうですが……
>ここで切らないと、後切る場所が無くて異様に長い話になるんです。解ってください。(意味不明)

解ります。
もう少し詰めたいけど、でも、長くなりそうっていうアレですね。
 
>
>ああ。
>相変わらずライアナは暴走してるなぁ。
>誰か止めてくれ(謎)

サ―ちゃん呼ぶ?
呪文必要ならレスしますけど?

>
>それでは、またお逢いしましょう………
>
>今回、よくわからんあとがきだったなぁ(汗)
>
>
>
>
>
>
>
>                                                    幕。

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13340なんかいつも以上に壊れてますね(失礼)遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 13:54:19
記事番号13291へのコメント


>
>>「さてと…ゲームを進めましょうか?」
>>ライアナは、柔らかい微笑を浮かべた。
>>愛らしい『天使の微笑み』が、妙に、一同の感情を逆撫でした。
>
>ディ:あの女・・・・アザリンとランシア以下だが、狂っているな・・・
>   ・・・堕天使の微笑みか・・
>

……………………………………………………
なんか今、妙に悪寒がした様な気がする(汗)
怖いです、ディスティアさん(だっけ)←ヲイ

>>「良く考えれば…
>> 冥王軍と海王軍ばかり引っ掻き回しちゃってますねぇ…
>> 他軍の皆様、退屈させてしまい申し訳ございませぇん」
>
>ラ&ア:あら、一、二箇所引っ掻き回して
>    全体を崩す・・・・それが楽しいんじゃない
>
そーかな。(遠い目)
>>棒読みで言いながら。
>>ぺこりっ、と、礼儀正しく頭を下げる。
>>何やら嫌な予感。
>>顔を歪める獣王、覇王、魔竜王。
>>「余興が片づくまで…少し遊びましょうかぁ」
>>懐に手を差し入れ……
>>ライアナは、一本のナイフを取り出した。
>>オルエンの心臓を貫いたナイフと同じものである。
>>
>>……『目に見えない不可視の刃』を操る能力を持っていながら、わざわざナイフでトドメを刺したのは、
>>『その方が手応えが良いから』という理由からだと言う事を、オルエンは知らない。
>
>ユ:ナイフで、刺したんだっけ?
>
心臓は。
>>て言うか、知らない方が幸せである。
>
>ユ:だろうね。
>
そうです。
>>
>>キラキラと輝く刃を、楽しそうに見るライアナ。
>>柄に蒼い色をした石が填め込まれているいるだけの、シンプルなデザインだが、持ち主は其れを愛用している様子である。
>>派手好きのライアナとしては、珍しい傾向と言えるかもしれない。
>
>ラ&ア:私達は、血のような紅い石を嵌めただけのものを愛用してますわ。
>
ちなみにフィアナは緑の石。
>>自らの二の腕に、ナイフを、深々と突き立てたまま。
>>そして、再び、柄に手を掛け、一気に引き抜く。
>
>ラ&ア:うわっ、私たちでもやらんような・・
>ユ:うんにゃ、一応なんかの神術の媒体に使う予定。
>
使うのかッ!(笑)
>>
>>ごぷっ!
>>どぷどぷどぷどぷ……
>>
>>大量の血液が、傷口から噴き出す。
>>
>>しかし……ライアナは。
>>口の端に、微笑さえ浮かべ―――――……
>>
>>「――――――――……綺麗」
>
>ラ&ア:確かに血とその入れ物の中のほうの肉は綺麗ね・・・
>
うん。
綺麗っスよ。血は。(真顔)
>>
>>……ぞくっ……
>>
>>魔族達の背中を、何か冷たいものが走った。
>>そして、それと同時に、何かを悟った気がした。
>>
>>
>>ああ。
>>そうなんだ。
>>こいつは、本当に、ゲームとしか、遊びとしか、考えていないんだ。
>>
>>別に、魔族に特別な恨みを持っている訳でも無い。
>>姉を、この上なく、嫌っている訳でもない。
>
>ラ&ア:たしかにねえ。
>    ま、私達は、ヨルム以外は、玩具だけどねえ
>    スィフィ―ドも・・・・・・
>ヨ:ランシアも、母さんも勝手ですねぇ(魔族の黒いゼロスの10倍怖い笑みで)
>
ゼロス。
開眼バージョンが好きv(何か他に言う事は無いのか)
>>
>>ただ、血が見たいだけなんだ。
>>生きている者の肌を、心を、引き裂いて、
>>相手が傷付くのを見るのが、好きなんだ――――――――――――
>
>ラ:本当それって楽しいわ。
>ア:そうねえ。
>
悪趣味といいます。
>>
>>
>>ライアナは、ぺた、と自分の傷口に触れ…
>>手に付いた血を、ぽとぽとと地面に落とし……
>>地面に、血文字を書いた。
>>オルエンの脚の。
>>冥王軍コテージの、壁の。
>>『アレルヤ』と、同じ、筆跡で。
>>
>>
>>                “我の躰を巡る  紅き流れを  代償に
>>                                 影の精霊  契約の元  姿を現せ”
>
>
>DQ辺りで言うシャドウマン辺りかな・・・?
>ごめん。
知らない(苦笑)
>>ライアナは…早口で、神族以外には発音できないであろう呪を紡ぐ。
>
>ユ:そういえば、呪文って早口にいうと歌ってるように聞こえるんだよね。
>  ・・え?何で知ってるかって?
>  タロットに深く深く関わってるから・・・・としておきます。
>
ほほう。
>>ざわっ………
>>
>>大気が――――――――――――――震えた。
>
>ユ:どうなるのでしょう。
>
次回お楽しみに。(身もフタも無い)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>
>>
>>今回異様に短いです。(汗)
>>今回からしばらく、異様に短い話が続きそうですが……
>>ここで切らないと、後切る場所が無くて異様に長い話になるんです。解ってください。(意味不明)
>
>解ります。
>もう少し詰めたいけど、でも、長くなりそうっていうアレですね。
> 
アレです。
苦労するんだよねぇ……
>>
>>ああ。
>>相変わらずライアナは暴走してるなぁ。
>>誰か止めてくれ(謎)
>
>サ―ちゃん呼ぶ?
>呪文必要ならレスしますけど?
>
いいです(汗)
他人に頼るの好きじゃない……
>>
>>それでは、またお逢いしましょう………
>>
>>今回、よくわからんあとがきだったなぁ(汗)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>                                                    幕。
>
>1の方で、人気投票してます。
>あなたの好きなキャラをいれいてみてください
>オリキャラ部門もありです。
>
はい。
気が向けば(ヲイ)
>
>それでは、またいつか巡り会うことを祈って  サヨウナラ
>
>
はい。
では、再び巡り会う事を祈って……