◆−出逢い・別れ−渚 (2003/1/19 22:15:13) No.12978
 ┣Re:出逢い・別れ−D・S・ハイドラント (2003/1/20 19:29:04) No.12995
 ┃┗Re:出逢い・別れ−渚 (2003/1/20 22:15:59) No.13005
 ┗あうあうあう〜っ−奈月るり (2003/1/25 21:07:18) No.13098
  ┗ありがとうございます!!−渚 (2003/1/25 21:59:55) No.13102


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12978出逢い・別れ2003/1/19 22:15:13


初めてのかたは初めましてー!!
渚と申しますー。
小説1のほうの続きをせずに、奥底に眠ってたゼルリナを投稿してる、愚か者です。
ゼルリナが苦手な方は、回れ右を!

あたしとゼル、二人の気持ちが通じ合い、今は一緒に旅をしているの。
今日立ち寄った町の宿屋のおばちゃんから、ちょっとした伝説を聞いた。
――そして

「ゼル!こっちこっち」
「一体どーしたんだ?リナ」
町の近くの森にゼルを連れてきた。森の中へ進んで行き、あたしたちは小さな泉に出た。
そこは、泉に月明かりが反射し、何匹ものフェアリーソウルが飛ぶ。その情景に思わず見とれてしまう。
「んっふっふっ。
実はね何年も前のことで、この場所で運命的な出会いをした男女のカップルがいたんだって」
「ほう」
興味がないのか、それともこの情景に見とれているのか、ゼルはあたしのほうを向かず泉のほうを向いている。
「それからというもの、ここで出会った男女は幸せになれるって言う伝説ができたんだって。
素敵よねー。こんな綺麗な場所で出逢って、幸せな人生が送れるなんて」
「ふっ。それを試しに来たのか?」
小さく笑い、あたしのほうを向くゼル。
「まさか。あたしたちはもう出会ってるから無理よ。
それに、あたしたちの出会い、運命的かは知らないけど、ちっとも素敵じゃなかったしね」
素敵の『す』の字さえも出てこないわよ、敵対してたんだから。
「だけど・・・・」
「だけど、なんだ?」
目線を上にし、夜空に散らばっている星を見る。
「二度目は素敵な出会いになるかもね・・・・」
「! 二度目・・・・?」
一瞬顔がびくついたのをあたしは見逃さなかった。
やっぱり・・・・。
「ゼル、一人旅しようと思ってるんでしょ?」
「・・・・しってたのか・・・・」
ゼルと目が合う。
「ううん。ただ最近様子がおかしいなー、と思って。もしかしたらってね」
多分隠してるつもりだったんだろうけど、あたしにはバレバレ。
あたしが他の誰よりもゼルの行動に反応するの、分かってるんだろーか。

「・・・・悪いなリナ。やっぱり、この体は自分の事だ。それにリナは巻き込めない」
そう、二人旅の目的。ゼルの体を人間の体に戻す事。
だけど、あたしはぜんぜん気にしてないし、苦になんか思ってない。
好きな人・・・・ゼルのために何かしたい、手伝いたい!これは前、ゼルにちゃんと言ってはずだ。

「だから、体が戻るまで待っていてくれないか?」
「勝手ね。自分ひとりで決めちゃうなんてさ」
こんなこといってるけど、あたしの答えは最初から決まってる。
この答えはゼルが出した事。だったらあたしはそれを尊重したいと思ってる。
だけど、自分から言い出さなかった罰として、少し困らせちゃお。
「それに、いつまで待ってればいいの?あたし、そんなに長く待つの嫌だかんね」
「――それはっ」
フフッ、困ってる。
もういいかな。

「この泉の名前ね、『出逢いの泉』っていうんだって。あの伝説があるから。
・・・・・でも、もうひとつの名前があるみたい。『別れの泉』」
「別れ・・・・?」
「そ。ここでキスをして別れたら、いつか必ず逢えるんだって・・・・・」
「リナ・・・・?」
「こんなの本当なのかはわかんないけど、伝説に頼って夢見るのもいいわよね。
だって、絶対っていう言葉は存在しないわ。
だけど、少しでも心の支えになって不安が消えれば、あたしでも待っていられると思うの・・・・
行ってらっしゃいゼル。がんばってね・・・・」
ゼルも不安だと思う。自分の体が元に戻る保障はどこにもない。
だけどゼルは笑って・・・・・
やさしいキスをしてくれた。そして
やさしく抱きしめてくれた。
「そんな伝説に頼らなくても、絶対逢えるさ。素敵な出逢い方でな」
「・・・・ゼル・・・・」
だから、絶対なんて存在しなのに・・・・。
・・・・なんでだろ、ゼルがそういうと、あるよーな感じがしてくる・・・・。

そのままゼルとあたしは別れた。
「あーあ、あたしってほんと馬鹿ね」
ほんとゼル馬鹿だわ。自分を支えるために伝説やってみたのに、ゼルの言葉がそれ以上の心の支えになっちゃった。
その心の支えで、あたしはいつまでゼルを待てるかな。


何年か先、連絡も取り合っていないのに『出逢いの泉』で一組の男女が出逢ったという。
それ以後、その二人は幸せなときを過ごしたそーな。

うーむ、ハッピーエンドですな・・・・・。
まあ、こんな駄作読んでくださった方!ありがとうございますー!
感謝です!!

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12995Re:出逢い・別れD・S・ハイドラント 2003/1/20 19:29:04
記事番号12978へのコメント

>ゼルリナが苦手な方は、回れ右を!
私もたまに書きますから問題なし、前進いたします。

>そこは、泉に月明かりが反射し、何匹ものフェアリーソウルが飛ぶ。その情景に思わず見とれてしまう。
フェアリーソウル?・・・虫か何かですか?
それとも反射した月光をこう表現したんですか?

>素敵の『す』の字さえも出てこないわよ、敵対してたんだから。
あれですからねえ。
最初は絶対に仲間にはなれない、とか、そんなようなこと言ってましたしね。


>「ゼル、一人旅しようと思ってるんでしょ?」
>「・・・・しってたのか・・・・」
まああれこれ迷惑にもなりかねないですしね・・・。
>ゼルと目が合う。
>「ううん。ただ最近様子がおかしいなー、と思って。もしかしたらってね」
>多分隠してるつもりだったんだろうけど、あたしにはバレバレ。
>あたしが他の誰よりもゼルの行動に反応するの、分かってるんだろーか。
それだけゼルのことを・・・ってことですかね

>この答えはゼルが出した事。だったらあたしはそれを尊重したいと思ってる。
それは良い心掛けで・・・(何?)

>「この泉の名前ね、『出逢いの泉』っていうんだって。あの伝説があるから。
>・・・・・でも、もうひとつの名前があるみたい。『別れの泉』」
おおっそのようなものまで・・・

>だけどゼルは笑って・・・・・
>やさしいキスをしてくれた。そして
>やさしく抱きしめてくれた。
>「そんな伝説に頼らなくても、絶対逢えるさ。素敵な出逢い方でな」
>「・・・・ゼル・・・・」
>だから、絶対なんて存在しなのに・・・・。
>・・・・なんでだろ、ゼルがそういうと、あるよーな感じがしてくる・・・・。
ゼルリナですねえ・・・。

>何年か先、連絡も取り合っていないのに『出逢いの泉』で一組の男女が出逢ったという。
>それ以後、その二人は幸せなときを過ごしたそーな。
おおっそれは良かった・・・。でもガウリイは?

>うーむ、ハッピーエンドですな・・・・・。
良かったですねえ。ゼルはもとの姿に戻れたのかな?
>まあ、こんな駄作読んでくださった方!ありがとうございますー!
>感謝です!!
いえいえ感謝されるほどのことは・・・。

それでは〜

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13005Re:出逢い・別れ2003/1/20 22:15:59
記事番号12995へのコメント

>>そこは、泉に月明かりが反射し、何匹ものフェアリーソウルが飛ぶ。その情景に思わず見とれてしまう。
>フェアリーソウル?・・・虫か何かですか?
>それとも反射した月光をこう表現したんですか?
 リナが言うには、妖精の魂、あるいは浄化されて散っていく生き物たちの魂、だそうです。
>>素敵の『す』の字さえも出てこないわよ、敵対してたんだから。
>あれですからねえ。
>最初は絶対に仲間にはなれない、とか、そんなようなこと言ってましたしね。
 そうですよねー、でも今では仲良し四人組(笑)
>>「ゼル、一人旅しようと思ってるんでしょ?」
>>「・・・・しってたのか・・・・」
>まああれこれ迷惑にもなりかねないですしね・・・。
 うんうん、そうなんだよ。
>>ゼルと目が合う。
>>「ううん。ただ最近様子がおかしいなー、と思って。もしかしたらってね」
>>多分隠してるつもりだったんだろうけど、あたしにはバレバレ。
>>あたしが他の誰よりもゼルの行動に反応するの、分かってるんだろーか。
>それだけゼルのことを・・・ってことですかね
 もうこれは、自分でも読んでて・・・・恥ずかしくなった代物ですから。
リナちゃん、ゼルのこと愛しすぎー!
>>この答えはゼルが出した事。だったらあたしはそれを尊重したいと思ってる。
>それは良い心掛けで・・・(何?)
 リナにしては・・・・。
>>「この泉の名前ね、『出逢いの泉』っていうんだって。あの伝説があるから。
>>・・・・・でも、もうひとつの名前があるみたい。『別れの泉』」
>おおっそのようなものまで・・・
 まあ、題名がそうですからね。
>>だけどゼルは笑って・・・・・
>>やさしいキスをしてくれた。そして
>>やさしく抱きしめてくれた。
>>「そんな伝説に頼らなくても、絶対逢えるさ。素敵な出逢い方でな」
>>「・・・・ゼル・・・・」
>>だから、絶対なんて存在しなのに・・・・。
>>・・・・なんでだろ、ゼルがそういうと、あるよーな感じがしてくる・・・・。
>ゼルリナですねえ・・・。
 はいー、恥ずかしくなるほど・・・・(////)
>>何年か先、連絡も取り合っていないのに『出逢いの泉』で一組の男女が出逢ったという。
>>それ以後、その二人は幸せなときを過ごしたそーな。
>おおっそれは良かった・・・。でもガウリイは?
 はうっ!そうです、これはガウリイのこと考えてなかったんですよ・・・・。
>>うーむ、ハッピーエンドですな・・・・・。
>良かったですねえ。ゼルはもとの姿に戻れたのかな?
戻れた、という事で。どう戻ったかは知らんが(待てぃ!)
>>まあ、こんな駄作読んでくださった方!ありがとうございますー!
>>感謝です!!
>いえいえ感謝されるほどのことは・・・。
>それでは〜
 コメントありがとうございますー!!

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13098あうあうあう〜っ奈月るり E-mail URL2003/1/25 21:07:18
記事番号12978へのコメント


 こんにちは、渚さん。
 あぁっ、もう私は馬鹿です馬鹿です馬鹿です〜っ!!
 投稿小説2を覗いていなかったばかりに、こんな素敵なゼルリナ小説を読み損ねていただなんて・・・っ!
 ともかく読みました。
 渚さんの書く小説は、相変わらず素敵です♪全然駄作なんかじゃないです、はい。
 今回は、少し切ない感じでした・・・
 でも、再会したんですね、二人とも。
 やっぱり愛のなせる技です!(←そんな、アメリアみたいなことを・・・)
 それでは、短いですがこの辺で。




     【奈月るり】






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13102ありがとうございます!!2003/1/25 21:59:55
記事番号13098へのコメント

コメントありがとうございました!
奥底に眠ってたこの小説。
素敵といわれてもう、私はうれしい限りですー。
今回は切ない&ラブを目指しました!
ゼルとリナが愛し合ってますー!という感じで・・・・・。
それでは、多分最新は4月ころになると思いますが、
良ければ気長に待っていてくださいませ。