◆−かなり痛いかも・・・−空木 架夢雨 (2003/1/26 21:57:56) No.13125


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13125かなり痛いかも・・・空木 架夢雨 2003/1/26 21:57:56


     なんとなく書いたブツです。本当になにも無いっすから・・・
すんませんすんません・・・私最近狂ってるんですよぅ・・・


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夢の中。とても怖かった。

一人だった。誰も居ない。

真っ暗で、叫んでも、叫んでも、声が暗闇に吸い込まれる感じ。

イヤだった。

お願い。早く醒めて・・・夢なら・・・

夢じゃない?ならココは何処?

僕はどうしちゃったの?何があったの?

『た・す・け・て』

もがいた。どろどろと足場が崩れ、僕が飲まれてゆく。

いやだ。やめて。お願い。だれか。僕を助けて。

明るくなった。

生臭い。

まとわりつく、赤いもの。見たことある。血だ・・・

こんどは血が僕を飲み込もうとしてるんだ。

ずぷり、と一気に飲み込まれた。

『たすけて!』

手しか出てないと思う。

光が見えた。

だまされない。あれは助けなんかじゃない。絶対に・・・

「ずいぶんと矛盾してるんですね。たすけて、って言ったのに。
    だまされない。ですか?」

え?誰だろ・・・酷く懐かしい・・・

「覚えてませんか?僕はゼロスですよ・・・」

声は苦笑したようだった。

あ。顔が出た。

見えたのは、黒い翼を生やした男・・・

優しげに笑っていた。

天使?

「いいえ。悪魔ですよ」

僕の考えを読んだかのようににっこりと微笑んだ。

『どうしているの?悪魔だったら見捨てればいいのに』

ゼロスは血から僕を助けて膝の上に乗せた。

「あなたを必要としているからですよ」

『僕を?』

「だから。早く目覚めて・・・」

額にキスして・・・

僕は目覚めた。




「おわぁっ!!!貴様っ!どうしてここに居る!?」
「嫌だなぁ。ゼルガディスさんが魘されてたから来て上げたんですよぉ?」
ベットの端に鎮座するゼロスが、口調とは裏腹に優しい目をする。
詰まってしまった。
「どれくらい前から居たんだ?」
「血にはまった時からです」
「?・・・あっ・・・」
思い出した。夢の中で・・・
「あれは幼い時のゼルガディスさんですね。可愛かったです」
「・・・・・・すまんな。起こしてくれたんだろう?」
「ええ。」
「・・・・・・・・・・・・」
黙ってしまった。
どうしてあんな夢をみたんだろう・・・
「ゼルガディスさん。ちょっとこっち向いて」
「?」

やわらかいものが、唇にあたる。

「!!!?」
「これで。お礼は頂きましたから。別に気にしないでください」
ゼロスはそういって消えた。