◆−五大魔族と五人の部下達in神魔戦争−遙 琥珀 (2003/2/23 13:57:32) No.13341
 ┣第六十八話:どぉぶつきそぉてんがい−遙 琥珀 (2003/2/23 14:03:05) No.13343
 ┃┣Re:第六十八話:どぉぶつきそぉてんがい−りおん (2003/2/24 21:34:13) No.13363
 ┃┃┗りおんさん、さてはシェーラ好きだと見た!(遅い)−遙 琥珀 (2003/2/25 20:35:25) No.13377
 ┃┗Re:第六十八話:どぉぶつきそぉてんがい−あかね (2003/3/9 12:57:52) No.13499
 ┃ ┗初めましてデスvv−遙 琥珀 (2003/3/12 16:16:34) No.13530
 ┣第六十九話:冥王の厄日−遙 琥珀 (2003/2/23 14:05:44) No.13344
 ┃┗海王おそるべし・・・−白樹 (2003/2/24 22:39:53) No.13367
 ┃ ┗全ての海王ファンに詫び。(相方:玲奈含む)−遙 琥珀 (2003/2/25 20:43:00) No.13378
 ┣第七十話:真実の戯言−遙 琥珀 (2003/2/23 14:12:58) No.13345
 ┃┗Re:第七十話:真実の戯言−D・S・ハイドラント (2003/2/23 20:56:38) No.13351
 ┃ ┗くっ…サブタイトル…!(汗)−遙 琥珀 (2003/2/25 20:49:20) No.13379
 ┣第七十一話:空虚なる心−遙 琥珀 (2003/2/25 20:28:47) No.13376
 ┃┗人間 迷ってなんぼ−ユア・ファンティン (2003/2/25 22:09:24) No.13380
 ┃ ┗フィアナは人間で無い(そういう問題で無い)−遙 琥珀 (2003/2/26 21:09:57) No.13396
 ┣第七十二話:全ては黄昏の中へ−遙 琥珀 (2003/2/26 21:43:02) No.13399
 ┃┣Re:第七十二話:全ては黄昏の中へ−D・S・ハイドラント (2003/2/26 23:42:53) No.13400
 ┃┃┗ライアナの恋人について問うたのは貴方が初めてです(滝汗)−遙 琥珀 (2003/2/28 20:36:08) No.13426
 ┃┗初めましてです。−凰月 麗 (2003/3/1 00:20:43) No.13430
 ┃ ┗うあ、ありがとですぅぅ!!−遙 琥珀 (2003/3/12 16:31:21) No.13531
 ┗第七十三話:それぞれの夜−遙 琥珀 (2003/3/12 15:50:10) No.13529
  ┣お久し振りです。−ユア・ファンティン (2003/3/12 18:01:51) No.13533
  ┗Re:第七十三話:それぞれの夜−D・S・ハイドラント (2003/3/13 11:10:47) No.13540


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13341五大魔族と五人の部下達in神魔戦争遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 13:57:32


下のツリーが落ちかけなので。
新ツリー逝ってみよー(爆)

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13343第六十八話:どぉぶつきそぉてんがい遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 14:03:05
記事番号13341へのコメント
上のはミスした二重投稿です(涙)

・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪


辺りに『異質』な雰囲気が満ちる。
『異質』と言っても、何処がどう具体的に違うのかは不明。
ただ…なんとなく、『嫌な感じ』がする。

ざわわわっ。

フィアナは、全身に鳥肌が立つのを感じた。
スクルドが、不審がってきょろきょろ辺りを見回しているのが目に入る。

最初に『異変』に気付いたのは、誰だったろうか。
「………おい………足下、なんか変だ」
誰かが。
ふと、上げた声。
それが、皮切りになった。

ぬっ。
「ぅわぁ!」
「何コレ!?」
上がる、悲鳴と怒号。
地面から……
影が、抜け出た。

「わっ」
「おっ」
ゼラスの影からは、獣人が。
ガーヴの影からは、沢山の首を持つ竜が。

あちこちで、影が実体化する。

「きゃ!?」
「わ……」
スクルドの影から、巨大な蛇。
ガイアの影から、巨大なカラス。

半透明の物質で構成された躰を持つ『其れ』は、己の『主』に牙を剥いた。

「あーもう!ここは愉快な動物園か!?」
フィアナが、自分の影……普通よりも一回り大きい猫……を、必死に地面に押し戻そうとしている。
どうやら彼女、影が地面から完全に抜け出る前に我に返ったらしい。
影は、上半身だけがフィアナの手の中でばたばたもがいていて、下半身が未だ地面に張り付いたままである。
「……あ……あのー」
恐る恐る声を出すフィブリゾ。
「僕の影から一体何が出ようとしてるのかわかるひと、いたら教えてくださいお願いだから」
何人かが、冥王の方に目をやり、硬直した。
半泣きで、顔を引き攣らせながら立っている冥王。
その後ろの……小さな影。
そこから……
なんちゅーか、『異形』としか言い様の無い、ぐにょぐにょとした闇が抜け出ようとしていた。
「……ま、頑張ってくれぃ」
手の下で蠢いている影を押さえつけながら。
フィアナが、ぼそり、と呟いた。

当然、誰も、冥王の問いに答える事はできなかった。



「はぁっ!」
ガイアの指先から、数本の……
光で構成された矢が解き放たれる。
輝く、美しい軌道を描きながら、其れは、巨大カラスの胸元を貫通した。
カラスは、小さな闇の欠片になって四散し、
一瞬後には元通り、ガイアの足下に収まっていた。
「やっぱり、影は光に弱いのね」
特に感慨もこもらない口調で、ぐりぐりと自分の影を踏みつけながら、ガイアは言った。
確かに、当初のインパクトは物凄いが……
実際相手にしてみると、そう特別手強い訳でも無さそうだ。
やはり、所詮は『主』が無いと具現化できない、物真似しか能がない精霊だからであろうか。

「相手の弱点と実力さえ解れば、どってこと無いヨネー♪」
ウルドの放った……
何やらぽよんぽよん弾む、変な動きをする光弾は、彼女自身の影から抜け出た巨大蜘蛛の頭部を砕き、
更に反射し、傍で闘っていたノーストの影もついでに砕き、消滅する。
「ふぅ」
剣をしまい、自分の影が無害になった事を確かめるノースト。
ウルドは、にっ、と笑い、ガイアにVサインを送った。

「うー」
べしゃっ!
とうとう、自分の影を地面に押し戻すフィアナ。
未だ、彼女の手の下で、うごうごと藻掻く猫の形をした影。
「あぁ、うっとぉしい」
フィアナが、面倒くさそうに言った瞬間。

ぢうっ!

耳障りな音と共に。
彼女の手の下と、周りの草が炭化した。
影は、ぎぎぃっ、と、引き攣った様な動きと共に硬直し、やがて薄くなり、人間の形をした影に姿を変えた。

その向こうで、ライアナが、ついでに出てきてしまった自分の影と…文字通り、『遊んで』いる。
ぱたぱたと羽根を動かす、小さな鳩。
彼女は、其れを笑顔で撫でていたが……しばらくして、飽きたらしい。
両の翼を掴むと、

ぶちぃっ!

引き千切ってしまった。
翼を失った小鳥は、落下し……
しばらく、ひくっ、ひくっ、と痙攣していたが……

ぐちゅっ!

ライアナに踏み潰され、冬の風に吹かれて消えた。

「わははははははははははははは」
めちゃくちゃ楽しそうな笑顔で、ぶんぶか剣を振り回している魔竜王。
なんとなく『このひとヤバい』とでも想ったのだろうか、影が一生懸命逃げようとしている。
其れを許さず、追うガーヴ。
「……影も災難じゃの」
「……あーいうヒトの影になったことを後悔してもらおう」
何だか壊れている上司とその影に、想わず憐憫の情をもよおしてしまうラルタークとラーシャートであった。
因みにこの二人は、既に自分達の影を始末してしまっている。

「……………………………」
ぶんっ!
「ぅわぁっ!?」
慌ててしゃがんだシェーラの頭の上を。
彼女の髪の毛を何本か切断し、馬鹿でかい大剣が通過した。
大剣を扱うグラウシェラーは、周囲で闘う部下やら同僚やらに、多大な迷惑を掛けていた。
どんな迷惑……って、ただひたすらにデカい剣。
ただそれだけだが、かなり迷惑。
普通に持っているだけで、周囲の者を殺しそうになるくらいである。
現に彼の後ろで、ダイがぱったりと倒れていて、グラウがそんな彼女を泣きながら揺さ振っているが……
気にしない事にしよう。(ヲイ)
「覇王様っ、早く決着着けるか、小さい剣に持ち替えるかどっちかにしてください!殺す気ですか!?」
文句を飛ばすシェーラに、無言のままの覇王。
頬に伝う一筋の汗は、激しい運動の為ではあるまい。
「…………………」
きゅっぽん。
何処からかマジック(油性)を取り出し、フタを開けるシェーラ。
傍に転がる兜を拾う。(先程覇王が、『前が良く見えん』と、外して投げたのだ)
そして。
「……『むっつりスケベ』『変態』『甲斐性ナシ』……」
「……『部下殺し』も加えて……」
きゅ、きゅ、きゅ、と。
静かな報復を始めるシェーラに。
ダイが、譫言の様に呟いた。
こんな事をしていて、後で怒られはしないのか、という疑問はあるが……
大丈夫なのである。
覇王がシェーラを叱ると。
どちらに大義があろうと必ず、冥王軍の方角から何かが飛んでくる。(そして覇王を直撃する)
飛んでくる『何か』は時によって違い、攻撃魔法の一、二発だったり、ブタさんの絵の付いたボールだったりする。
たまに、皿やタマネギ、薬箱やアジの干物、テディベアの縫いぐるみが飛んできたりという事もあるのだが…
とにかく、冥王軍の『誰か』がやっている事に間違いはあるまい。
冥王軍がある限り、身の安全は(何故か)保証されているっぽいシェーラなのだった。

それはそうと。
皆。
自分の影の相手に気を取られ……気付かなかった。

ライアナが、にぃっ、と笑みを浮かべ……
皆から少し離れたところで立っているヴェルダンディーに、何か指図したのを。












言い訳あんど言い逃れ。


シェーラの報復が書いてて楽しかったです。(笑)
やっぱり悪戯書きは基本ですね、基本(何の)
実は、琥珀も経験があります。
そう。
父の額に『肉』と書いて死ヌ程怒られた想い出が(当たり前だ)。
…………………………………………………………………………
皆様はこんなアホな事しないようにしてくださいね。(誰がするか)

其れでは皆様、またお逢い致しましょうvv





                                               幕。

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13363Re:第六十八話:どぉぶつきそぉてんがいりおん 2003/2/24 21:34:13
記事番号13343へのコメント

読ませていただきましたぁ!!

>ぬっ。
>「ぅわぁ!」
>「何コレ!?」
>上がる、悲鳴と怒号。
>地面から……
>影が、抜け出た。
>
>「わっ」
>「おっ」
>ゼラスの影からは、獣人が。
>ガーヴの影からは、沢山の首を持つ竜が。
ここ・・ちょっと想像をリアルにするとコワイ・・。



>「あーもう!ここは愉快な動物園か!?」
なぜ題名がどぉぶつきそぉてんがいなんだろう?と思ったら・・。

>フィアナが、自分の影……普通よりも一回り大きい猫……を、必死に地面に押し戻そうとしている。
猫〜〜〜♪

>どうやら彼女、影が地面から完全に抜け出る前に我に返ったらしい。
>影は、上半身だけがフィアナの手の中でばたばたもがいていて、下半身が未だ地面に張り付いたままである。
ちょとごわい゛・・


>「僕の影から一体何が出ようとしてるのかわかるひと、いたら教えてくださいお願いだから」
敬語だし・・

>何人かが、冥王の方に目をやり、硬直した。
>半泣きで、顔を引き攣らせながら立っている冥王。
>その後ろの……小さな影。
>そこから……
>なんちゅーか、『異形』としか言い様の無い、ぐにょぐにょとした闇が抜け出ようとしていた。
ぐにょぐにょとした闇・・・なんだろう?

>何やらぽよんぽよん弾む、変な動きをする光弾は、彼女自身の影から抜け出た巨大蜘蛛の頭部を砕き、
ぽよんぽよんしたもの?かわいいvv

>「ぅわぁっ!?」
>慌ててしゃがんだシェーラの頭の上を。
やっとシェーラがでてきた〜〜vv

>きゅっぽん。
>何処からかマジック(油性)を取り出し、フタを開けるシェーラ。
>傍に転がる兜を拾う。(先程覇王が、『前が良く見えん』と、外して投げたのだ)
>そして。
>「……『むっつりスケベ』『変態』『甲斐性ナシ』……」
>「……『部下殺し』も加えて……」
むっつりスケベ・・部下殺しってまだ殺してないよ・・でも、細かいことはきにしないっ☆

>たまに、皿やタマネギ、薬箱やアジの干物、テディベアの縫いぐるみが飛んできたりという事もあるのだが…
>とにかく、冥王軍の『誰か』がやっている事に間違いはあるまい。
テディベアvvたまねぎ・・うーんどっからだしてんだそんなもん・・。

>それはそうと。
>皆。
>自分の影の相手に気を取られ……気付かなかった。
おっ・・まじめに戻ったぁ。

シェーラでてたぁ!!嬉しいvv♪次回も読ませていただきたいですv
楽しかったぁ^^。


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13377りおんさん、さてはシェーラ好きだと見た!(遅い)遙 琥珀 E-mail 2003/2/25 20:35:25
記事番号13363へのコメント


>読ませていただきましたぁ!!
>
ありがとぅございますぅ!(対抗!?)
>>ゼラスの影からは、獣人が。
>>ガーヴの影からは、沢山の首を持つ竜が。
>ここ・・ちょっと想像をリアルにするとコワイ・・。
>
いやー。
単に魔族形態なんですけどね。はっはっは。
>
>
>>「あーもう!ここは愉快な動物園か!?」
>なぜ題名がどぉぶつきそぉてんがいなんだろう?と思ったら・・。
>
>>フィアナが、自分の影……普通よりも一回り大きい猫……を、必死に地面に押し戻そうとしている。
>猫〜〜〜♪
>
猫大好き。(なんか違う)
>>どうやら彼女、影が地面から完全に抜け出る前に我に返ったらしい。
>>影は、上半身だけがフィアナの手の中でばたばたもがいていて、下半身が未だ地面に張り付いたままである。
>ちょとごわい゛・・
ごめんなさい(汗)
>
>
>>「僕の影から一体何が出ようとしてるのかわかるひと、いたら教えてくださいお願いだから」
>敬語だし・・
せっぱ詰まっているというかなんというか(汗)
>
>>何人かが、冥王の方に目をやり、硬直した。
>>半泣きで、顔を引き攣らせながら立っている冥王。
>>その後ろの……小さな影。
>>そこから……
>>なんちゅーか、『異形』としか言い様の無い、ぐにょぐにょとした闇が抜け出ようとしていた。
>ぐにょぐにょとした闇・・・なんだろう?
>
アニメの…NEXT最終話に出てきたヤツ(笑)
>>何やらぽよんぽよん弾む、変な動きをする光弾は、彼女自身の影から抜け出た巨大蜘蛛の頭部を砕き、
>ぽよんぽよんしたもの?かわいいvv
>
ウルドの性格をそのまま反映しているのかも。
>>「ぅわぁっ!?」
>>慌ててしゃがんだシェーラの頭の上を。
>やっとシェーラがでてきた〜〜vv
>
出てきました〜。ちょっぴりですが〜。
>>きゅっぽん。
>>何処からかマジック(油性)を取り出し、フタを開けるシェーラ。
>>傍に転がる兜を拾う。(先程覇王が、『前が良く見えん』と、外して投げたのだ)
>>そして。
>>「……『むっつりスケベ』『変態』『甲斐性ナシ』……」
>>「……『部下殺し』も加えて……」
>むっつりスケベ・・部下殺しってまだ殺してないよ・・でも、細かいことはきにしないっ☆
>
そう!
細かいことは気にしてはいけないのです!(ヲイ!)
>>たまに、皿やタマネギ、薬箱やアジの干物、テディベアの縫いぐるみが飛んできたりという事もあるのだが…
>>とにかく、冥王軍の『誰か』がやっている事に間違いはあるまい。
>テディベアvvたまねぎ・・うーんどっからだしてんだそんなもん・・。
>
謎。
謎の多いこの話(そういう問題ではあるまい)
>>それはそうと。
>>皆。
>>自分の影の相手に気を取られ……気付かなかった。
>おっ・・まじめに戻ったぁ。
>
シリアスって言って(汗)
>シェーラでてたぁ!!嬉しいvv♪次回も読ませていただきたいですv
>楽しかったぁ^^。
>
>
ありがとです〜!
それでは、これからも宜しくお願いしますね!

再び巡り会えることを祈って……

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13499Re:第六十八話:どぉぶつきそぉてんがいあかね 2003/3/9 12:57:52
記事番号13343へのコメント

あ:どうも、始めまして。あかねです。
L:琥珀さんの「五大魔族と五人の部下達in神魔戦争」を途中まで読んで止まっていたので、昨日一番新しいものまでいっきに読んだら、・・・・・・・・・・・・気づいた時にはすでに朝の四時で、両親には「一時まで起きてた」って嘘をついた人です。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・別に言わなくてもいいのに・・・・・(涙)
>辺りに『異質』な雰囲気が満ちる。
>『異質』と言っても、何処がどう具体的に違うのかは不明。
>ただ…なんとなく、『嫌な感じ』がする。
あ:・・・・・・・・・・・・・・L様がいるときみたいな?
L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どおいう意味?
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、特に意味はないです。スイマセン。
>ざわわわっ。
>
>フィアナは、全身に鳥肌が立つのを感じた。
>スクルドが、不審がってきょろきょろ辺りを見回しているのが目に入る。
>
>最初に『異変』に気付いたのは、誰だったろうか。
>「………おい………足下、なんか変だ」
>誰かが。
>ふと、上げた声。
>それが、皮切りになった。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・誰の声かな?
L:口調からして男ね・・・・・・・・・・・グラウ、ノースト・・・覇王軍? ゼロスはどお考えても違うし。
>ぬっ。
>「ぅわぁ!」
>「何コレ!?」
>上がる、悲鳴と怒号。
>地面から……
>影が、抜け出た。
あ:影っ!!?
L:面白そうね〜なんか。
>「わっ」
>「おっ」
>ゼラスの影からは、獣人が。
>ガーヴの影からは、沢山の首を持つ竜が。
>
>あちこちで、影が実体化する。
>
>「きゃ!?」
>「わ……」
>スクルドの影から、巨大な蛇。
>ガイアの影から、巨大なカラス。
>
>半透明の物質で構成された躰を持つ『其れ』は、己の『主』に牙を剥いた。
あ:・・・・・・・・・・・スクルド、蛇なんだ・・・・・・・?
L:ガイアは、カラス・・・・・・・・・・・・・?
あ:・・・・・・・・・・・これ。ゼロスのは、いったい何? ・・・・錐?
L:冥王のなんか、想像したくもないわね・・・・・・・・。きっと、恐ろしくおぞましいものね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・L様だったら、・・・・・・・・・何なんだろう?
>「あーもう!ここは愉快な動物園か!?」
>フィアナが、自分の影……普通よりも一回り大きい猫……を、必死に地面に押し戻そうとしている。
>どうやら彼女、影が地面から完全に抜け出る前に我に返ったらしい。
>影は、上半身だけがフィアナの手の中でばたばたもがいていて、下半身が未だ地面に張り付いたままである。
あ:フィアナは猫なの・・・・・・・・・・・?
L:っていうか、今回の題名はこういう意味なのね。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どおいう基準で、フィアナは猫?(見てみたいけど) ・・・・・・・・じゃあ、ライアナは・・・・ねずみとか? もしくは鳥。
>「……あ……あのー」
>恐る恐る声を出すフィブリゾ。
>「僕の影から一体何が出ようとしてるのかわかるひと、いたら教えてくださいお願いだから」
>何人かが、冥王の方に目をやり、硬直した。
>半泣きで、顔を引き攣らせながら立っている冥王。
>その後ろの……小さな影。
>そこから……
>なんちゅーか、『異形』としか言い様の無い、ぐにょぐにょとした闇が抜け出ようとしていた。
>「……ま、頑張ってくれぃ」
>手の下で蠢いている影を押さえつけながら。
>フィアナが、ぼそり、と呟いた。
>
>当然、誰も、冥王の問いに答える事はできなかった。
あ:いやあああああああああああああああああああああああああああああ!!?
L:うわ。・・・・・・・・・・・・・・・ほんっとーに気持ち悪いわね・・・・・・・。
あ:ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フィブりんvVでこれなら、L様のは・・・・・・・・・・・・・・・・・?
L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんかむかつくし。っていうか、「フィブりんvV」って・・・・・・・・・・・・・?
あ:私の好きな魔族・第二位に、シェ―ラと共にランクイン。
L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっそ。
あ:ちなみに一位はゼロス。・・・・・・・・・・・フィブリゾとシェ―ラは、これを読んで、大好きになりましたv
L:正確には、「転生論」(正式な名前・・・・これだったっけ?)を読んで、ね。
あ:はいっ! 続き、楽しみにしてます。・・・・・私的には、リナ達に正体ばれるところみたいなー。
>「はぁっ!」
>ガイアの指先から、数本の……
>光で構成された矢が解き放たれる。
>輝く、美しい軌道を描きながら、其れは、巨大カラスの胸元を貫通した。
>カラスは、小さな闇の欠片になって四散し、
>一瞬後には元通り、ガイアの足下に収まっていた。
>「やっぱり、影は光に弱いのね」
>特に感慨もこもらない口調で、ぐりぐりと自分の影を踏みつけながら、ガイアは言った。
>確かに、当初のインパクトは物凄いが……
>実際相手にしてみると、そう特別手強い訳でも無さそうだ。
>やはり、所詮は『主』が無いと具現化できない、物真似しか能がない精霊だからであろうか。
>
>「相手の弱点と実力さえ解れば、どってこと無いヨネー♪」
>ウルドの放った……
>何やらぽよんぽよん弾む、変な動きをする光弾は、彼女自身の影から抜け出た巨大蜘蛛の頭部を砕き、
>更に反射し、傍で闘っていたノーストの影もついでに砕き、消滅する。
>「ふぅ」
>剣をしまい、自分の影が無害になった事を確かめるノースト。
>ウルドは、にっ、と笑い、ガイアにVサインを送った。
>
>「うー」
>べしゃっ!
>とうとう、自分の影を地面に押し戻すフィアナ。
>未だ、彼女の手の下で、うごうごと藻掻く猫の形をした影。
>「あぁ、うっとぉしい」
>フィアナが、面倒くさそうに言った瞬間。
>
>ぢうっ!
>
>耳障りな音と共に。
>彼女の手の下と、周りの草が炭化した。
>影は、ぎぎぃっ、と、引き攣った様な動きと共に硬直し、やがて薄くなり、人間の形をした影に姿を変えた。
あ:ああ、やっぱり影って光に弱いんだ。
L:っていうか、ウルドは蜘蛛・・・・・・・・・・・? ・・・・・・・・・・・冥王軍って・・・・・・・・・・・?
あ:・・・・・・・・・・・ノーストの、何だったんだろ? フィアナの猫、・・・・・・種類なんだろー。
>その向こうで、ライアナが、ついでに出てきてしまった自分の影と…文字通り、『遊んで』いる。
>ぱたぱたと羽根を動かす、小さな鳩。
>彼女は、其れを笑顔で撫でていたが……しばらくして、飽きたらしい。
>両の翼を掴むと、
>
>ぶちぃっ!
>
>引き千切ってしまった。
>翼を失った小鳥は、落下し……
>しばらく、ひくっ、ひくっ、と痙攣していたが……
>
>ぐちゅっ!
>
>ライアナに踏み潰され、冬の風に吹かれて消えた。
あ:・・・・・・・・・・・・・・やっぱ「鳥」。っていうか、ライアナやっぱ怖い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
L:あたしと比べて、どっち?
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・L様の方が恐ろしい、かも。
>「わははははははははははははは」
>めちゃくちゃ楽しそうな笑顔で、ぶんぶか剣を振り回している魔竜王。
>なんとなく『このひとヤバい』とでも想ったのだろうか、影が一生懸命逃げようとしている。
>其れを許さず、追うガーヴ。
>「……影も災難じゃの」
>「……あーいうヒトの影になったことを後悔してもらおう」
>何だか壊れている上司とその影に、想わず憐憫の情をもよおしてしまうラルタークとラーシャートであった。
>因みにこの二人は、既に自分達の影を始末してしまっている。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガーヴって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
L:一時期、大好きだったのにね。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・ある人の作品を見て。・・・・・・・めっちゃカッコよかったのに。ガーヴ。「こいつは男の中の男やああああああああ!!」って本気で思ったし。
>「……………………………」
>ぶんっ!
>「ぅわぁっ!?」
>慌ててしゃがんだシェーラの頭の上を。
>彼女の髪の毛を何本か切断し、馬鹿でかい大剣が通過した。
>大剣を扱うグラウシェラーは、周囲で闘う部下やら同僚やらに、多大な迷惑を掛けていた。
>どんな迷惑……って、ただひたすらにデカい剣。
>ただそれだけだが、かなり迷惑。
>普通に持っているだけで、周囲の者を殺しそうになるくらいである。
>現に彼の後ろで、ダイがぱったりと倒れていて、グラウがそんな彼女を泣きながら揺さ振っているが……
>気にしない事にしよう。(ヲイ)
>「覇王様っ、早く決着着けるか、小さい剣に持ち替えるかどっちかにしてください!殺す気ですか!?」
>文句を飛ばすシェーラに、無言のままの覇王。
>頬に伝う一筋の汗は、激しい運動の為ではあるまい。
あ:きゃああああああああああ!! シェーラぐわあああああああああ!!!
L:「ぐわ」って。・・・・・・・・・・・・・・現代仮名遣いだと、・・・・・「が」?
あ:うんそう。国語で習った。テストにも出たし。
>「…………………」
>きゅっぽん。
>何処からかマジック(油性)を取り出し、フタを開けるシェーラ。
>傍に転がる兜を拾う。(先程覇王が、『前が良く見えん』と、外して投げたのだ)
>そして。
>「……『むっつりスケベ』『変態』『甲斐性ナシ』……」
>「……『部下殺し』も加えて……」
>きゅ、きゅ、きゅ、と。
>静かな報復を始めるシェーラに。
>ダイが、譫言の様に呟いた。
>こんな事をしていて、後で怒られはしないのか、という疑問はあるが……
>大丈夫なのである。
>覇王がシェーラを叱ると。
>どちらに大義があろうと必ず、冥王軍の方角から何かが飛んでくる。(そして覇王を直撃する)
>飛んでくる『何か』は時によって違い、攻撃魔法の一、二発だったり、ブタさんの絵の付いたボールだったりする。
>たまに、皿やタマネギ、薬箱やアジの干物、テディベアの縫いぐるみが飛んできたりという事もあるのだが…
>とにかく、冥王軍の『誰か』がやっている事に間違いはあるまい。
>冥王軍がある限り、身の安全は(何故か)保証されているっぽいシェーラなのだった。
あ:・・・・・・・・・・・・・私的に、「シェーラをもっと大事にしろ」・・・とかも入れてほしい。
L:・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、こういうものがたまりにたまって、シェーラに「道具」なんて言ったのかしら・・・・?
あ:後で、混沌からフィブリゾの攻撃飛んできそうだけど。
>それはそうと。
>皆。
>自分の影の相手に気を取られ……気付かなかった。
>
>ライアナが、にぃっ、と笑みを浮かべ……
>皆から少し離れたところで立っているヴェルダンディーに、何か指図したのを。
あ:何・・・・・・・? 何なの・・・・・・・・・・・? って、続きもう見たけど。
L:「どれにレス書こう?」って悩んだあげく、「ギャグみたいな回だし。これでいいか」って決めたのよね。確か。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あははv
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>シェーラの報復が書いてて楽しかったです。(笑)
>やっぱり悪戯書きは基本ですね、基本(何の)
>実は、琥珀も経験があります。
>そう。
>父の額に『肉』と書いて死ヌ程怒られた想い出が(当たり前だ)。
>…………………………………………………………………………
>皆様はこんなアホな事しないようにしてくださいね。(誰がするか)
>
>其れでは皆様、またお逢い致しましょうvv
>
>
>
>
>
>                                               幕。
あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やりたいv
L:やるなやるな。きれるぞ、父。
あ:そこはほら、若気の至りってやつでvV
L:・・・・・・・・それでは。あかねが友達の家に遊びに行く予定があるので。そりでは。

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13530初めましてデスvv遙 琥珀 E-mail 2003/3/12 16:16:34
記事番号13499へのコメント


>あ:どうも、始めまして。あかねです。
琥珀:初めまして、琥珀です。
   レス遅れちゃって、ごめんなさいね。
>L:琥珀さんの「五大魔族と五人の部下達in神魔戦争」を途中まで読んで止まっていたので、昨日一番新しいものまでいっきに読んだら、・・・・・・・・・・・・気づいた時にはすでに朝の四時で、両親には「一時まで起きてた」って嘘をついた人です。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・別に言わなくてもいいのに・・・・・(涙)
琥珀:あー、私もありますよ、そんな経験(苦笑)
フィアナ:そうして子供は嘘を憶えていく。
琥珀:…いやそんな陰湿な事言われても…
>>辺りに『異質』な雰囲気が満ちる。
>>『異質』と言っても、何処がどう具体的に違うのかは不明。
>>ただ…なんとなく、『嫌な感じ』がする。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・L様がいるときみたいな?
>L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どおいう意味?
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、特に意味はないです。スイマセン。
琥珀:………………………………………
   感じ的には似てるかもv(爆)
ライアナ:殺されますよぅ。そんな事言ったらぁ。
>>ざわわわっ。
>>
>>フィアナは、全身に鳥肌が立つのを感じた。
>>スクルドが、不審がってきょろきょろ辺りを見回しているのが目に入る。
>>
>>最初に『異変』に気付いたのは、誰だったろうか。
>>「………おい………足下、なんか変だ」
>>誰かが。
>>ふと、上げた声。
>>それが、皮切りになった。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・誰の声かな?
>L:口調からして男ね・・・・・・・・・・・グラウ、ノースト・・・覇王軍? ゼロスはどお考えても違うし。
琥珀:私は、グラウのつもりで書いてました。
>>ぬっ。
>>「ぅわぁ!」
>>「何コレ!?」
>>上がる、悲鳴と怒号。
>>地面から……
>>影が、抜け出た。
>あ:影っ!!?
>L:面白そうね〜なんか。
ライアナ:面白いでしょvv
フィアナ:褒めたらいかんよ。調子に乗るから。
>>「わっ」
>>「おっ」
>>ゼラスの影からは、獣人が。
>>ガーヴの影からは、沢山の首を持つ竜が。
>>
>>あちこちで、影が実体化する。
>>
>>「きゃ!?」
>>「わ……」
>>スクルドの影から、巨大な蛇。
>>ガイアの影から、巨大なカラス。
>>
>>半透明の物質で構成された躰を持つ『其れ』は、己の『主』に牙を剥いた。
>あ:・・・・・・・・・・・スクルド、蛇なんだ・・・・・・・?
>L:ガイアは、カラス・・・・・・・・・・・・・?
>あ:・・・・・・・・・・・これ。ゼロスのは、いったい何? ・・・・錐?
>L:冥王のなんか、想像したくもないわね・・・・・・・・。きっと、恐ろしくおぞましいものね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・L様だったら、・・・・・・・・・何なんだろう?
琥珀:混沌。
フィアナ:怖ッ!(汗)
>>「あーもう!ここは愉快な動物園か!?」
>>フィアナが、自分の影……普通よりも一回り大きい猫……を、必死に地面に押し戻そうとしている。
>>どうやら彼女、影が地面から完全に抜け出る前に我に返ったらしい。
>>影は、上半身だけがフィアナの手の中でばたばたもがいていて、下半身が未だ地面に張り付いたままである。
>あ:フィアナは猫なの・・・・・・・・・・・?
>L:っていうか、今回の題名はこういう意味なのね。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どおいう基準で、フィアナは猫?(見てみたいけど) ・・・・・・・・じゃあ、ライアナは・・・・ねずみとか? もしくは鳥。
琥珀:あぁ。
   フィアナの神族形態、猫なんです。ちなみにシャム猫。
フィアナ:にゃーvv
>>「……あ……あのー」
>>恐る恐る声を出すフィブリゾ。
>>「僕の影から一体何が出ようとしてるのかわかるひと、いたら教えてくださいお願いだから」
>>何人かが、冥王の方に目をやり、硬直した。
>>半泣きで、顔を引き攣らせながら立っている冥王。
>>その後ろの……小さな影。
>>そこから……
>>なんちゅーか、『異形』としか言い様の無い、ぐにょぐにょとした闇が抜け出ようとしていた。
>>「……ま、頑張ってくれぃ」
>>手の下で蠢いている影を押さえつけながら。
>>フィアナが、ぼそり、と呟いた。
>>
>>当然、誰も、冥王の問いに答える事はできなかった。
>あ:いやあああああああああああああああああああああああああああああ!!?
>L:うわ。・・・・・・・・・・・・・・・ほんっとーに気持ち悪いわね・・・・・・・。
>あ:ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フィブりんvVでこれなら、L様のは・・・・・・・・・・・・・・・・・?
>L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんかむかつくし。っていうか、「フィブりんvV」って・・・・・・・・・・・・・?
>あ:私の好きな魔族・第二位に、シェ―ラと共にランクイン。
>L:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっそ。
>あ:ちなみに一位はゼロス。・・・・・・・・・・・フィブリゾとシェ―ラは、これを読んで、大好きになりましたv
>L:正確には、「転生論」(正式な名前・・・・これだったっけ?)を読んで、ね。
>あ:はいっ! 続き、楽しみにしてます。・・・・・私的には、リナ達に正体ばれるところみたいなー。
琥珀:ぅぐはぁっ!
ライアナ:あ。血ィ吐いた。
フィアナ:停滞しまくってるもんな。転生話。
ライアナ:なんにしろ私出ないんでどうでもいいです。
フィアナ:……身もフタも無いな……
>>「はぁっ!」
>>ガイアの指先から、数本の……
>>光で構成された矢が解き放たれる。
>>輝く、美しい軌道を描きながら、其れは、巨大カラスの胸元を貫通した。
>>カラスは、小さな闇の欠片になって四散し、
>>一瞬後には元通り、ガイアの足下に収まっていた。
>>「やっぱり、影は光に弱いのね」
>>特に感慨もこもらない口調で、ぐりぐりと自分の影を踏みつけながら、ガイアは言った。
>>確かに、当初のインパクトは物凄いが……
>>実際相手にしてみると、そう特別手強い訳でも無さそうだ。
>>やはり、所詮は『主』が無いと具現化できない、物真似しか能がない精霊だからであろうか。
>>
>>「相手の弱点と実力さえ解れば、どってこと無いヨネー♪」
>>ウルドの放った……
>>何やらぽよんぽよん弾む、変な動きをする光弾は、彼女自身の影から抜け出た巨大蜘蛛の頭部を砕き、
>>更に反射し、傍で闘っていたノーストの影もついでに砕き、消滅する。
>>「ふぅ」
>>剣をしまい、自分の影が無害になった事を確かめるノースト。
>>ウルドは、にっ、と笑い、ガイアにVサインを送った。
>>
>>「うー」
>>べしゃっ!
>>とうとう、自分の影を地面に押し戻すフィアナ。
>>未だ、彼女の手の下で、うごうごと藻掻く猫の形をした影。
>>「あぁ、うっとぉしい」
>>フィアナが、面倒くさそうに言った瞬間。
>>
>>ぢうっ!
>>
>>耳障りな音と共に。
>>彼女の手の下と、周りの草が炭化した。
>>影は、ぎぎぃっ、と、引き攣った様な動きと共に硬直し、やがて薄くなり、人間の形をした影に姿を変えた。
>あ:ああ、やっぱり影って光に弱いんだ。
>L:っていうか、ウルドは蜘蛛・・・・・・・・・・・? ・・・・・・・・・・・冥王軍って・・・・・・・・・・・?
>あ:・・・・・・・・・・・ノーストの、何だったんだろ? フィアナの猫、・・・・・・種類なんだろー。
琥珀:ノーストは……そうですね。
   ……………………………………えーと。
   カマキリをでっかくして、二足歩行させたものを想像して頂いたら、
   かなり近いかと思われます。
>>その向こうで、ライアナが、ついでに出てきてしまった自分の影と…文字通り、『遊んで』いる。
>>ぱたぱたと羽根を動かす、小さな鳩。
>>彼女は、其れを笑顔で撫でていたが……しばらくして、飽きたらしい。
>>両の翼を掴むと、
>>
>>ぶちぃっ!
>>
>>引き千切ってしまった。
>>翼を失った小鳥は、落下し……
>>しばらく、ひくっ、ひくっ、と痙攣していたが……
>>
>>ぐちゅっ!
>>
>>ライアナに踏み潰され、冬の風に吹かれて消えた。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・やっぱ「鳥」。っていうか、ライアナやっぱ怖い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>L:あたしと比べて、どっち?
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・L様の方が恐ろしい、かも。
ライアナ:ちっ。負けたか。
琥珀:張り合うなよ……
>>「わははははははははははははは」
>>めちゃくちゃ楽しそうな笑顔で、ぶんぶか剣を振り回している魔竜王。
>>なんとなく『このひとヤバい』とでも想ったのだろうか、影が一生懸命逃げようとしている。
>>其れを許さず、追うガーヴ。
>>「……影も災難じゃの」
>>「……あーいうヒトの影になったことを後悔してもらおう」
>>何だか壊れている上司とその影に、想わず憐憫の情をもよおしてしまうラルタークとラーシャートであった。
>>因みにこの二人は、既に自分達の影を始末してしまっている。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガーヴって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>L:一時期、大好きだったのにね。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・ある人の作品を見て。・・・・・・・めっちゃカッコよかったのに。ガーヴ。「こいつは男の中の男やああああああああ!!」って本気で思ったし。
琥珀:………………………ごめんなさい(汗)
>>「……………………………」
>>ぶんっ!
>>「ぅわぁっ!?」
>>慌ててしゃがんだシェーラの頭の上を。
>>彼女の髪の毛を何本か切断し、馬鹿でかい大剣が通過した。
>>大剣を扱うグラウシェラーは、周囲で闘う部下やら同僚やらに、多大な迷惑を掛けていた。
>>どんな迷惑……って、ただひたすらにデカい剣。
>>ただそれだけだが、かなり迷惑。
>>普通に持っているだけで、周囲の者を殺しそうになるくらいである。
>>現に彼の後ろで、ダイがぱったりと倒れていて、グラウがそんな彼女を泣きながら揺さ振っているが……
>>気にしない事にしよう。(ヲイ)
>>「覇王様っ、早く決着着けるか、小さい剣に持ち替えるかどっちかにしてください!殺す気ですか!?」
>>文句を飛ばすシェーラに、無言のままの覇王。
>>頬に伝う一筋の汗は、激しい運動の為ではあるまい。
>あ:きゃああああああああああ!! シェーラぐわあああああああああ!!!
>L:「ぐわ」って。・・・・・・・・・・・・・・現代仮名遣いだと、・・・・・「が」?
>あ:うんそう。国語で習った。テストにも出たし。
琥珀:……懐かしい(汗)
>>「…………………」
>>きゅっぽん。
>>何処からかマジック(油性)を取り出し、フタを開けるシェーラ。
>>傍に転がる兜を拾う。(先程覇王が、『前が良く見えん』と、外して投げたのだ)
>>そして。
>>「……『むっつりスケベ』『変態』『甲斐性ナシ』……」
>>「……『部下殺し』も加えて……」
>>きゅ、きゅ、きゅ、と。
>>静かな報復を始めるシェーラに。
>>ダイが、譫言の様に呟いた。
>>こんな事をしていて、後で怒られはしないのか、という疑問はあるが……
>>大丈夫なのである。
>>覇王がシェーラを叱ると。
>>どちらに大義があろうと必ず、冥王軍の方角から何かが飛んでくる。(そして覇王を直撃する)
>>飛んでくる『何か』は時によって違い、攻撃魔法の一、二発だったり、ブタさんの絵の付いたボールだったりする。
>>たまに、皿やタマネギ、薬箱やアジの干物、テディベアの縫いぐるみが飛んできたりという事もあるのだが…
>>とにかく、冥王軍の『誰か』がやっている事に間違いはあるまい。
>>冥王軍がある限り、身の安全は(何故か)保証されているっぽいシェーラなのだった。
>あ:・・・・・・・・・・・・・私的に、「シェーラをもっと大事にしろ」・・・とかも入れてほしい。
>L:・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、こういうものがたまりにたまって、シェーラに「道具」なんて言ったのかしら・・・・?
>あ:後で、混沌からフィブリゾの攻撃飛んできそうだけど。
琥珀:そうかもしれない。
>>それはそうと。
>>皆。
>>自分の影の相手に気を取られ……気付かなかった。
>>
>>ライアナが、にぃっ、と笑みを浮かべ……
>>皆から少し離れたところで立っているヴェルダンディーに、何か指図したのを。
>あ:何・・・・・・・? 何なの・・・・・・・・・・・? って、続きもう見たけど。
>L:「どれにレス書こう?」って悩んだあげく、「ギャグみたいな回だし。これでいいか」って決めたのよね。確か。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あははv
琥珀:読んで頂けただけでも嬉しいのですvv
   ありがとうございましたぁ!
>>言い訳あんど言い逃れ。
>>
>>
>>シェーラの報復が書いてて楽しかったです。(笑)
>>やっぱり悪戯書きは基本ですね、基本(何の)
>>実は、琥珀も経験があります。
>>そう。
>>父の額に『肉』と書いて死ヌ程怒られた想い出が(当たり前だ)。
>>…………………………………………………………………………
>>皆様はこんなアホな事しないようにしてくださいね。(誰がするか)
>>
>>其れでは皆様、またお逢い致しましょうvv
>>
>>
>>
>>
>>
>>                                               幕。
>あ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やりたいv
>L:やるなやるな。きれるぞ、父。
>あ:そこはほら、若気の至りってやつでvV
>L:・・・・・・・・それでは。あかねが友達の家に遊びに行く予定があるので。そりでは。
本当に有り難う御座いました。
悪戯する時は、言い訳を考えてからvv

それでは、またvv

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13344第六十九話:冥王の厄日遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 14:05:44
記事番号13341へのコメント

「消えろッ!」
ぐりょっ!
獣王の蹴りが、彼女の『影』…人狼の腹部にめり込んだ。
人狼は、そのまま倒れ伏し…そのまま、すっ…と、地に溶けた。
「よぅし」
ふぅ、と息を付く彼女。
「獣王様〜」
てってって、と走ってくる彼女の部下。
「御無事ですかぁ」
「あぁ」
素っ気なく答え…辺りをぐるっと見渡す。
「もう大体が片付いてるのか」
「はい。
 やはり影ですから、日の当たる所では力が発揮できないのかもしれませんねぇ。
 直射日光を避けて御使用下さいってところですか、はっはっは」
「……はっはっはってお前」
半ば呆れつつ視線を巡らし…
ぱったりと倒れているダルフィンが目に入った。
「海王!?」
「心配いりません」
叫んで駆け寄ろうとする獣王を、引き留めるゼロス。
「ただ少し気絶しているだけですから」
「…何があった?」
「…はぁ」
ぽつり、ぽつり、と自分の見た事を語り始める彼。


ゼロスは、早々に自分の影を打ち砕いた。
そして、次は誰かの援護を…と想い、視線を巡らせたところ…
海王が目に入った。
海王は、自分の影を前に、呆然としている様子だった。
海王は今精神的にも不安定なことだし…と、ゼロスが彼女の方に歩みを進めようとすると。
『きゃっ!』
丁度その時…影の攻撃が、海王を襲った。
彼女は避けたが…避けきれず。
びっ。
『影』の扱う槍が。
彼女の、頬を、掠めた。
海王の頬に走った、紅い筋。
頬の痛みに、反射的に手をやる海王。
指先に付着する、紅いもの。
『………………………』
硬直する海王。
其れを好機と見て取ったか、攻撃の手を強める『影』。
『………………………』
海王は……何か、小さな声で……ぼそり、と呟いた。
構わず、影が彼女に第二撃を加えようとした瞬間―――――――――――――――――
かっ、と、海王の目が見開いた。
『何さらす言うとんじゃこのクソボケぇぇぇぇぇッッ!!!』
ごふっ!
ゼロスにさえ見切れないスピードで、海王の正拳が『影』を襲った。
『この俺の美貌に傷付けったぁ良い度胸しとるや無いけコラぁ!』
続いて、裏拳が顔面に。
『こちとら気ィ立っとんじゃあぁあぁぁぁっ!』
逃げ出す影。
其れを許さない海王。

ゼロスは、ただ其れを黙って見詰める事しか出来なかったと言う―――――――


「………………………」
頭痛がした様な気がして、額を押さえるゼラス。
「……さすがに、あの方の性癖までは真似れなかった様で」
ゼロスが、沈痛な表情で呟いた。
「……で……それから?」
「ボロ雑巾と言えば雑巾に失礼な程の状態になって打ち捨てられました。
 しかし、海王様は……まだ……その……暴れ足りなかった様でして……」
くいっ、と別の方角を指し示すゼロス。
その方角には。
「わぁぁ!フィブリゾ!アテネ!」
今度は、ゼロスも、駆け寄るのを止めようとはしなかった。


それは、突然の出来事だった。
フィブリゾは、さっさと自分の影を倒した。
ちょうど其れと同時期に、アテネも自分の影……でっけぇクマさんだったが……を倒していた。
そして、二人で色々と話し合っていた所……

『ぅらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!』

すぱかぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!どげしっ!どかどかっ!

海王の連続蹴りが、二人を襲ったのだった…………



「そりゃもう、見ていてユカイなくらいに景気よくすっ飛んでましたよ二人とも」
「落ち着いて傍観してるなよ!お前はッ!」
きゅー、と目を回して倒れているフィブリゾを、がたがた揺さ振る獣王。
因みに、アテネは既に目を覚ましている。
つくづくタフな女なのだ。
「一瞬ダンプカーか何か突っ込んできたのかと想った」
草の上に正座して、しみじみと語っていたりする。
しかし、何故ダンプカーを知っているのかは謎。
「うーむ、適切な表現だ」
同じく傍観しているフィアナ。
腕を組んで獣王の後ろに立ち、しきりに何かに感心している。
「フィ―――ブ―――リ―――ゾ――――――――」
ぺちぺち、と、冥王の頬を軽くはたく獣王。
「……ん……」
冥王が、わずかに顔を歪め……うっすらと目を開いた。
「…………………」
しばらくぼーっとしていたが……
「あーびっくりしたぁ!」
ばっ!
ごちっ!
「〜っ…」
「〜っ!」
「アホですか、アンタらは」
いきなり起き上がった冥王は。
獣王の顔面に頭突きをしてしまい。
二人は、頭と顔を押さえて草の上に転がるハメになったのだった。
「因みに海王様は、フィアナさんが背後から首筋にチョップして気絶させました」
「気絶させました」
「……あ……そう……」
鼻を押さえて起き上がるゼラス。
フィブリゾも、涙目になりつつ、むくりと起き上がる。
「……なんか酷い目に遭ったけど……取り敢えずみんな、無事で良かった」
いつの間にか、周囲には人だかりが出来ていた。
皆、己の影に打ち勝ったのだ。
海王も目を覚まし……首筋の辺りを押さえながら、フィアナと何やら言い争っている。
「…………………」
人混みを掻き分け、冥王の傍に来て跪くガイア。
沈痛な表情で……ぽつり、と呟く。
「やられました」
「……え!?」
ガイアの言う通りだった。
先程までいたはずの場所に、薄い残留神力が残っているばかり。
「あと、ヴェルダンディーもいません」
「…………………」
ざわめく魔族達。
きょろきょろと、辺りを見渡す彼等は……気付かなかった。
自分達の足下を、『主を持たない』影が、通り過ぎた事。

冥王の傍で、不意に地面から抜け出た巨狼が。
その牙で、彼の腕を、斬り裂くまで―――――――――――――――――










言い訳あんど言い逃れ。


今回、ぷち切れダルフィンが、書いていて楽しかったです。とてつもなく(笑)
横から玲奈に色々言われましたが、それでも楽しかったのですよ。
……えーと……それから……
キレた時の台詞…ですが…
思いっきり地元方言混ぜてます(苦笑)
えーと。
ウチの担任が、風紀乱しの生徒見付けた時に…生徒に叫んだかなv『良い度胸しとるや無いけコラ』。
ウチの担任人相悪い(失礼)ので、すげェ迫力あるです。怖いです。
そりゃもぉ、黙って立ってるとそこらのヤクザのおぢさまと変わり無いですから。いやマジに。
教育実習の先生がかなりビビっていたという噂があったり。ふ、哀れな。
それでいて奥様にはすげェ甘くて、担任休んだなと想ったら結婚記念日だったり(爆)
保護者会で奥様の自慢話して、思いっきり父兄を引かせたり、そぉいうユカイな担任です。(待テ)

ていうか、私の周辺は皆キレたら怖い方達ばかりです。
私の幼馴染みなんぞ、怒ると黒板(付属の小さいタイプのヤツ)投げてきますから。(遠い目)
私は、キレてる間の記憶がすっぱり飛びます。(苦笑)何やったんだか憶えてませーん。(汗)

貴方は、どうですか?


                                                    幕。

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13367海王おそるべし・・・白樹 2003/2/24 22:39:53
記事番号13344へのコメント

お久しぶりです。琥珀さん。それではレスいきます。
>「消えろッ!」
>ぐりょっ!
>獣王の蹴りが、彼女の『影』…人狼の腹部にめり込んだ。
>人狼は、そのまま倒れ伏し…そのまま、すっ…と、地に溶けた。
>「よぅし」
>ふぅ、と息を付く彼女。
>「獣王様〜」
>てってって、と走ってくる彼女の部下。
>「御無事ですかぁ」
>「あぁ」
>素っ気なく答え…辺りをぐるっと見渡す。
>「もう大体が片付いてるのか」
>「はい。
> やはり影ですから、日の当たる所では力が発揮できないのかもしれませんねぇ。
> 直射日光を避けて御使用下さいってところですか、はっはっは」
いや笑い事じゃないでしょゼロスくん。
>「……はっはっはってお前」
>半ば呆れつつ視線を巡らし…
>ぱったりと倒れているダルフィンが目に入った。
>「海王!?」
>「心配いりません」
>叫んで駆け寄ろうとする獣王を、引き留めるゼロス。
>「ただ少し気絶しているだけですから」
>「…何があった?」
>「…はぁ」
>ぽつり、ぽつり、と自分の見た事を語り始める彼。
>
>
>ゼロスは、早々に自分の影を打ち砕いた。
>そして、次は誰かの援護を…と想い、視線を巡らせたところ…
>海王が目に入った。
>海王は、自分の影を前に、呆然としている様子だった。
>海王は今精神的にも不安定なことだし…と、ゼロスが彼女の方に歩みを進めようとすると。
>『きゃっ!』
>丁度その時…影の攻撃が、海王を襲った。
>彼女は避けたが…避けきれず。
>びっ。
>『影』の扱う槍が。
>彼女の、頬を、掠めた。
>海王の頬に走った、紅い筋。
>頬の痛みに、反射的に手をやる海王。
>指先に付着する、紅いもの。
>『………………………』
>硬直する海王。
>其れを好機と見て取ったか、攻撃の手を強める『影』。
>『………………………』
>海王は……何か、小さな声で……ぼそり、と呟いた。
おい・・・・まさか・・・・
>構わず、影が彼女に第二撃を加えようとした瞬間―――――――――――――――――
>かっ、と、海王の目が見開いた。
>『何さらす言うとんじゃこのクソボケぇぇぇぇぇッッ!!!』
あああああっ!やっぱりキレてるっ!怖いよ海王っ!
>ごふっ!
>ゼロスにさえ見切れないスピードで、海王の正拳が『影』を襲った。
>『この俺の美貌に傷付けったぁ良い度胸しとるや無いけコラぁ!』
>続いて、裏拳が顔面に。
>『こちとら気ィ立っとんじゃあぁあぁぁぁっ!』
>逃げ出す影。
>其れを許さない海王。
>
>ゼロスは、ただ其れを黙って見詰める事しか出来なかったと言う―――――――
『影』、ご愁傷様です。
>
>
>「………………………」
>頭痛がした様な気がして、額を押さえるゼラス。
>「……さすがに、あの方の性癖までは真似れなかった様で」
>ゼロスが、沈痛な表情で呟いた。
>「……で……それから?」
>「ボロ雑巾と言えば雑巾に失礼な程の状態になって打ち捨てられました。
> しかし、海王様は……まだ……その……暴れ足りなかった様でして……」
・・・犠牲者が出た、と?
>くいっ、と別の方角を指し示すゼロス。
>その方角には。
>「わぁぁ!フィブリゾ!アテネ!」
>今度は、ゼロスも、駆け寄るのを止めようとはしなかった。
>
>
>それは、突然の出来事だった。
>フィブリゾは、さっさと自分の影を倒した。
>ちょうど其れと同時期に、アテネも自分の影……でっけぇクマさんだったが……を倒していた。
>そして、二人で色々と話し合っていた所……
>
>『ぅらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!』
>
>すぱかぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!どげしっ!どかどかっ!
>
>海王の連続蹴りが、二人を襲ったのだった…………
海王大暴走。 
>
>
>
>「そりゃもう、見ていてユカイなくらいに景気よくすっ飛んでましたよ二人とも」
>「落ち着いて傍観してるなよ!お前はッ!」
傍観してるしか手がない気もしますが・・・ 首突っ込んだら矛先が自分に向くでしょうし・・・
>きゅー、と目を回して倒れているフィブリゾを、がたがた揺さ振る獣王。
>因みに、アテネは既に目を覚ましている。
>つくづくタフな女なのだ。
>「一瞬ダンプカーか何か突っ込んできたのかと想った」
>草の上に正座して、しみじみと語っていたりする。
>しかし、何故ダンプカーを知っているのかは謎。
>「うーむ、適切な表現だ」
>同じく傍観しているフィアナ。
>腕を組んで獣王の後ろに立ち、しきりに何かに感心している。
>「フィ―――ブ―――リ―――ゾ――――――――」
>ぺちぺち、と、冥王の頬を軽くはたく獣王。
>「……ん……」
>冥王が、わずかに顔を歪め……うっすらと目を開いた。
>「…………………」
>しばらくぼーっとしていたが……
>「あーびっくりしたぁ!」
>ばっ!
>ごちっ!
>「〜っ…」
>「〜っ!」
>「アホですか、アンタらは」
>いきなり起き上がった冥王は。
>獣王の顔面に頭突きをしてしまい。
>二人は、頭と顔を押さえて草の上に転がるハメになったのだった。
>「因みに海王様は、フィアナさんが背後から首筋にチョップして気絶させました」
>「気絶させました」
>「……あ……そう……」
>鼻を押さえて起き上がるゼラス。
>フィブリゾも、涙目になりつつ、むくりと起き上がる。
>「……なんか酷い目に遭ったけど……取り敢えずみんな、無事で良かった」
>いつの間にか、周囲には人だかりが出来ていた。
>皆、己の影に打ち勝ったのだ。
>海王も目を覚まし……首筋の辺りを押さえながら、フィアナと何やら言い争っている。
>「…………………」
>人混みを掻き分け、冥王の傍に来て跪くガイア。
>沈痛な表情で……ぽつり、と呟く。
>「やられました」
>「……え!?」
>ガイアの言う通りだった。
>先程までいたはずの場所に、薄い残留神力が残っているばかり。
>「あと、ヴェルダンディーもいません」
>「…………………」
>ざわめく魔族達。
>きょろきょろと、辺りを見渡す彼等は……気付かなかった。
>自分達の足下を、『主を持たない』影が、通り過ぎた事。
>
>冥王の傍で、不意に地面から抜け出た巨狼が。
>その牙で、彼の腕を、斬り裂くまで―――――――――――――――――
ああっ!冥王っ!
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>今回、ぷち切れダルフィンが、書いていて楽しかったです。とてつもなく(笑)
見てておもしろかったです。めちゃくちゃ。
>横から玲奈に色々言われましたが、それでも楽しかったのですよ。
>……えーと……それから……
>キレた時の台詞…ですが…
>思いっきり地元方言混ぜてます(苦笑)
>えーと。
>ウチの担任が、風紀乱しの生徒見付けた時に…生徒に叫んだかなv『良い度胸しとるや無いけコラ』。
>ウチの担任人相悪い(失礼)ので、すげェ迫力あるです。怖いです。
>そりゃもぉ、黙って立ってるとそこらのヤクザのおぢさまと変わり無いですから。いやマジに。
>教育実習の先生がかなりビビっていたという噂があったり。ふ、哀れな。
>それでいて奥様にはすげェ甘くて、担任休んだなと想ったら結婚記念日だったり(爆)
>保護者会で奥様の自慢話して、思いっきり父兄を引かせたり、そぉいうユカイな担任です。(待テ)
>
>ていうか、私の周辺は皆キレたら怖い方達ばかりです。
>私の幼馴染みなんぞ、怒ると黒板(付属の小さいタイプのヤツ)投げてきますから。(遠い目)
>私は、キレてる間の記憶がすっぱり飛びます。(苦笑)何やったんだか憶えてませーん。(汗)
>
>貴方は、どうですか?
とりあえず・・・あたりのものを投げまくります。さらにひっかくわ蹴るわ・・・最悪首絞めます。
えーと、ぷち切れたダルフィンがすっごくおもしろかったです。でもフィブリゾが大怪我しちゃったみたいですね・・・無事を祈ります。
次のお話楽しみにしてます。それでは。

>
>
>                                                    幕。

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13378全ての海王ファンに詫び。(相方:玲奈含む)遙 琥珀 E-mail 2003/2/25 20:43:00
記事番号13367へのコメント


>お久しぶりです。琥珀さん。それではレスいきます。
お久しぶりです。
読んで下さって有り難う御座います♪
それでは、レス返し参らせて頂きますねー。

>>「はい。
>> やはり影ですから、日の当たる所では力が発揮できないのかもしれませんねぇ。
>> 直射日光を避けて御使用下さいってところですか、はっはっは」
>いや笑い事じゃないでしょゼロスくん。
ゼロスって、なんでいつも笑っているイメージがあるんだろう?
個人的には笑っていない…
俗に言う開眼バージョンの方が好きv(爆)

>>『………………………』
>>海王は……何か、小さな声で……ぼそり、と呟いた。
>おい・・・・まさか・・・・
うふふふふふふふぅ。
まさかですぅぅ。
>>構わず、影が彼女に第二撃を加えようとした瞬間―――――――――――――――――
>>かっ、と、海王の目が見開いた。
>>『何さらす言うとんじゃこのクソボケぇぇぇぇぇッッ!!!』
>あああああっ!やっぱりキレてるっ!怖いよ海王っ!
キレたら暴走するキャラって、実は結構好き(爆)
>>ゼロスは、ただ其れを黙って見詰める事しか出来なかったと言う―――――――
>『影』、ご愁傷様です。
>>
チーン☆(ヲイ)
>>「ボロ雑巾と言えば雑巾に失礼な程の状態になって打ち捨てられました。
>> しかし、海王様は……まだ……その……暴れ足りなかった様でして……」
>・・・犠牲者が出た、と?
出ちゃいましたです。
>>海王の連続蹴りが、二人を襲ったのだった…………
>海王大暴走。 
>>
普段大人しい(?)分、切れると怖いのです。多分。
>>
>>
>>「そりゃもう、見ていてユカイなくらいに景気よくすっ飛んでましたよ二人とも」
>>「落ち着いて傍観してるなよ!お前はッ!」
>傍観してるしか手がない気もしますが・・・ 首突っ込んだら矛先が自分に向くでしょうし・・・
でしょうな。
やはり、傍観していて正解でしょうか。
>>冥王の傍で、不意に地面から抜け出た巨狼が。
>>その牙で、彼の腕を、斬り裂くまで―――――――――――――――――
>ああっ!冥王っ!
>>
酷いことにしちゃいました。
>>今回、ぷち切れダルフィンが、書いていて楽しかったです。とてつもなく(笑)
>見てておもしろかったです。めちゃくちゃ。
ウケて頂いて幸せです♪
>>貴方は、どうですか?
>とりあえず・・・あたりのものを投げまくります。さらにひっかくわ蹴るわ・・・最悪首絞めます。
>えーと、ぷち切れたダルフィンがすっごくおもしろかったです。でもフィブリゾが大怪我しちゃったみたいですね・・・無事を祈ります。
>次のお話楽しみにしてます。それでは。
>
楽しみにしていて下さい♪
ご期待に添えるよう頑張りたいと思います♪
それでは、再び巡り会えることを祈って……

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13345第七十話:真実の戯言遙 琥珀 E-mail 2003/2/23 14:12:58
記事番号13341へのコメント

琥珀:最近なんとなく解った事。
   『【何を考えてるんだか解らない人】の、約八割は【単に何も考えてない人】である』。
ライアナ:そら…ワカリマセンですねぇ。何も考えてない人の考えてる事なんて。


・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪


一瞬の、事だった。
狼の牙が彼の腕に食い込み、その柔らかい肌を引き裂いた。
飛び散る血飛沫が、彼と、その周囲の者を濡らす。
響く、気持ちの悪い咀嚼音。
何かが割れる音。

皮膚が裂け、筋肉組織が弾け、露わになった骨に、牙が潜り込む。
骨が砕け、小さな骨片が、血の付着した筋肉組織を絡み付かせたまま、地に落ちる。
暖かい鮮血が溢れ出て―――――――――――――――――
って、呑気に観察している場合では無い。
取り敢えず、それは一瞬だった。
皆の頭の中では、何十分にも想われた出来事は、実は一秒足らずのものだった。

「………………くっ」
ばっ、と立ち上がり、狼に向けて掌を翳すガイア。
しかし。
其れより早く。
彼女の背後の誰かが放った光弾が、狼の下半身を吹き飛ばした。
影の狼は、上半身だけとなっても、まだしつこく冥王の腕に齧り付いていた。
「……引っ込め影絵ッ!」
ガイアの放った光弾は、狼を塵に変えた。
ヴェルダンディーの影は、風に吹かれて空間へ溶けた。
その瞬間。
『何か』に束縛されている様に動かなかった皆が、一斉に動いた。
狼から解放され、そのまま倒れるフィブリゾを、アテネが受け止める。
ウルドが、彼の傍でほろほろと泣き出したのが見える。
「フィブリゾ!」
「冥王様!?」
どっ、と、魔族達が彼を取り囲む。
「………………………」
輪の中心、冥王のすぐ傍で……
ちらっ、と、背後に視線をやるガイア。
人だかりより、少し離れた場所に。
フィアナが、紅い髪を風に靡かせて立っていた。
ガイアは、それを確認すると……王に、視線を戻した。
原形を留めてすらいない左腕。
もはやそれは『腕』では無い。
ズタズタに引き裂かれた肉片に、色でやっと骨と判別できる様な欠片が絡み付いている。
どくどくと溢れ出す血。
フィブリゾの顔から血の気が引いていく。
「………ッ」
「動いてはいけません!」
右手を動かす冥王。
スクルドが、其れを押さえつける。
「どうします、ガイア」
「…どうするって、なんとか再生させるしか無いでしょう」
エイルの問いに、仏頂面で答えるガイア。
「人間の躰に閉じこめられているだけでもオオゴト、なんだから。
 この上に左手が無い、なんて事になったらどうするんですか。
 魔族に戻れば問題は無くなりますけど……
 もう、しばらくは戻れないものとしてライアナとの闘いを進めた方が良いと想います。
 皆様、『冥王様が魔族に戻りさえすれば』とか想ってる節があるようだけれども、
 冥王様は他の腹心の方よりも封印が少々外れやすくなってるだけで、明日にでも解けるものでは無いわ。
 明日解けるという確証があれば、このまま逃げ回って明日を迎えると言うのは立派な策ですが、
 確証が無い限り、其れは実現するはずもない無駄な希望。
 無駄な希望は時間と精神の浪費です。
 それに良く考えれば私達、ライアナがマトモに闘っている所、見た事無いのよね」
そう。
いつも、遊び半分。
つまり―――――実力は不明。
「スィーフィードが、そんな弱いヤツ送りつけて来るとも想わないし。
 そんな事は無いと信じたいけど……………
 封印の解けた冥王様より、ライアナの方が強い可能性だってあるのよね」
「そんな……」
「言ってたでしょ、アイツ。
 『第三級』だって」
「神格?」
「……私も、そんなに神学には詳しくないから……
 あんまり詳しい事はよくわかんないんだけどね。
 私の記憶が正しければ…………………………
 第三級って、一般の神族の最高位だわ」
「最高位!?」
「なんでかは良く知らないけど。
 スィーフィードが一級だと想ってたら、違うのよ。
 スィーフィードは二級なんだって」
「二級…って、なんで?」
「わかんないわよ、神族の考える事は」
「悪かったな」
フィアナが、ぽそりと呟いた。

それには、理由がある。
あなた方なら、知っているだろう。
金色の魔王は、魔族の王であると同時に全ての王。
つまり、神々の王でもある。
しかし、冥王は彼女を魔族の王だと勘違いしていた。
冥王程のレベルの者が勘違いしているのである。
神々だって、彼女の存在を正確に理解しているかどうか、はっきり言って怪しい。
そりゃ、赤の竜神ともなれば知っているだろうが、彼女がそれを正確に部下に教えるかどうか。
フィアナが彼女を、『金色の女神様』と、呼んでいたのを憶えているだろうか。
そう。
赤の竜神は、部下達に、そう、教えた。
金色の王を、伝説的な…いわゆる、神話的な存在に祭り上げ(まぁ実際そうだしさ)、
それが自分達に全面的に味方していると想わせたのである。
実際には違って、神族が窮地に陥っても、彼女が助けに来る事は絶対に無い。
彼女はあくまでも傍観者。
眺めている事しかできない。(だからたまに暇になって皆に迷惑掛けに行く訳だ)
というか、してはいけない。
つーか、してはいけない……のに、赤眼の魔王には何かとちょっかい出しに行く訳で。
もしかしたら、精神的にはかなり魔族贔屓なのかもしれなひ。理由は知らないが。
…失礼。話がズレた。
そして、自分の上に更に強い神族がいる事を、皆にほのめかす事で、
他の神族の士気を高めたり、安心感を植え付けたりしてはいるものだと想われる。
そして、その話を完璧なものにする為には、自分が第一級の座に着く事は許されなかった。
そんな訳で、彼女は、神々の王であるにも関わらず、わざわざ第二級に着いたのである。
第一級は、『金色の女神』なのである。
それを知っているフィアナ。
金色の魔王は魔族の味方だと思いこんでいる冥王。
この時二人が良く話し合って、お互いに伝えられている彼女の役割を教え合っていれば、
二人揃って彼女の正体に気付いていた筈だが……
何の前振りもなく、冥王が『お母様』の事を話し出す訳も無く、
フィアナだって『金色の女神様』の事をいきなり話し出す義理も無く。
結局、気付かず終いの二人なのだった。
因みに述べておこう。
魔族と神族の伝承で、『金色の魔王』の役割はそれぞれ違うものになっている。
魔族は…知っての通り。
魔族達の真の王だの混沌の王だの支配欲の強い女王様タイプだの暇があったら魔王をいぢめにくる暇なヒトだの。
本人が聞いたら張り倒されそうな事ばかりである。(いや、張り倒されるだけならまだ良い方か)
神族は…『転生する魂を見守る事』。
あと…良く言われている、『運命の環を廻す事』。
いきなりだが、このお仕事の為に、金色の魔王は神族内でなかなか嫌われている。
自分の今の境遇に納得しているヤツなら良いが、納得してないヤツ。
例えばフィアナやライアナ。
運命に翻弄されっぱなしのヤツと言うのはいつの世も存在する訳で、
彼等にとっちゃあ『一体あの女は俺になんの怨みがあるってんだよ』てなもんである。
フィアナの様に『ああもうどうでもいいやどうにでもして』的な思考になるヤツもいれば、
ライアナの様に『不公平だ、こんな運命ヤだ、私ってなんでこんな不幸なの』と嘆き…
果てにトチ狂って、自分が翻弄された分他人に運命を押しつけるのが大好きになってしまう奴もいる。
押しつけられた方はたまったもんじゃ無いが…。

「赤の竜神が二級。
 ライアナが三級。
 赤眼の魔王様と赤の竜神が互角。
 って事は、ライアナって……………………」
敢えて言葉を切るガイア。
彼女の言葉を理解する一同。
痛いまでの沈黙が辺りに満ちる。
「フィアナぁっ!」
「いやだって、私何も聞かれなかったもん」
遠い目で、ぷいっ、と明後日の方向を見るフィアナ。
なかなかいい性格である。
「……取り敢えず……
 冥王様と互角、下手すりゃそれ以上な訳よ。単純計算で。
 そうなると、やっぱり冥王様の封印が解けなきゃヤバい、んだけど……
 封印解ける前に攻めて来ちゃったじゃない。今日。現に。
 アイツの言う通り、『鬼ごっこ』なんだから。
 『あ、ちょっと躓いたからつかまえるの待って』とか言って……
 そんな願い、人間の子供でも聞かないわよ。そういうゲームなんだから。
 封印が解けようと解けまいと殺らなければ殺られるのだから、戦闘の準備は進めた方が良いわね。
 相手が攻めてきてるのに、戦力が足りないからって無駄死になんてできませんもの。
 でも、封印されている冥王様の戦力は、はっきり言って期待できない。
 私は、冥王様をライアナとの闘いに参戦させる事には賛成できないわ。この腕が治ろうと、治るまいと。
 だけど……
 ライアナが、『闘う意志の無い』戦闘準備の無いヤツを殺さない程性格良かったら、
 オルエンさんもヴェルダンディーも死んでませんよ。
 殺されるでしょうね。完全平和主義者だ、って主張してもね……」
ガイアは、ふぅ、と、溜息を付いた。
「あの女は、一人になった……
 『群れから離れた』子ばっかり狙ってきたのよ。
 つまり、『絶対に自分が勝てる状況』にある子。
 アイツなら、『弱い所』から切り崩しに掛かると想う……
 ……………………………………………………………………………
 冥王様に、『弱味』を持たせる訳にはいかないのですよね……」
ガイアは、辺りを取り囲んでいる者達に視線を戻した。
「すみませんが、少し離れてください…
 影になって、傷口が良く見えませんので」
左腕の治療方針について、エイルと相談しながら。
ガイアは、別の事を考えていた。
ライアナの事でも。
冥王の事でも。
ヴェルダンディーの事でもない。



目の前で、身近な…大切な者が敵に襲われた時。
一体何人が、正確な判断力を維持する事ができるだろうか。

いない、とは言い切れないが…そういう者は、極めて稀である。

普通の者なら、百人中九十九人が錯乱状態に陥る。
正確な判断が出来ない。その前に、一体何が起こったのかが解らない。
現に、フィアナが狼を吹き飛ばし、自分が始末するまで、他のものはただ放心していた。
放心するだけならまだ良いが……
ガイアは、ぎりっ、と、唇を噛んだ。


自分は、冷静なつもりだった。
本当に、『つもり』だった。
今から思い返してみれば……
フィアナが後ろから光弾を撃つまで、私は一体『影』の何処を狙っていた?
頭部。
冗談じゃない。
狼は、口に冥王様をくわえていたのだ。
自分がフィアナより先に撃っていれば、狼の頭部は、冥王様もろとも砕けていた筈。
こんな本末転倒な話はない。
この私でさえ、正確な判断力を欠いていた。
この私が!

なのに、フィアナは―――――――――――

私よりも、早かった。
しかも、私になかった、正確な判断力があった。
あの状況で。
あの一瞬で。
そこまで判断したのだ。

百人中九十九人が錯乱する状況で、動揺すらせず一秒足らずで正確な判断を下し、ほぼ反射的に光弾を放った事になる。

はっきり言って、もはや『奇跡』『驚異』のレベルである。

考えてみればいい。
貴方は、目の前で大切な者が切り刻まれた瞬間。
大切な者の表情が、苦痛に歪んだ瞬間。
正確な判断を下す事ができるか?
無表情に、いつもと変わらない心の状態を、保てるか?

『できる』と言い切った方。
悪いが…貴方が狂戦士か暗殺者でも無い限り、それは余り自慢にはならない。
自分の心の、鈍さと冷徹さを証明する様なものである。

………………………………どんな思考回路してんだか、アイツは―――――――――――――――――



「……人知及ばぬ神の業、とは良く言ったもんねぇ」
ガイアは、ぽつり、と呟いた。
「え?」
聞き返すエイル。
「なんでもないのよ、気にしないで」
あっさり返すガイア。
そんな彼女の心の内に。
以前目にした、ある記録が浮かび上がってきた。


―――――――――――――――――まさか……でも、そうとしか……ねぇ……


「……ふぅん……
 フィアナが、ねぇ」
ガイアは、口の端に冷笑を乗せ……
真顔に戻り、上司の腕に全神経を集中させた。



「荒療治、行きますよ」
意を決した様に、言うエイル。
「皆様、冥王様押さえてください」
こくん、と頷き……彼の手足を押さえつける一同。
エイルは、そっと……左腕(原型は留めてない)に、手を翳す。
何か白っぽい糸の様なものが、エイルの掌から吹き出て……冥王の左腕(くどいよーだが原形は留めてない)に付着する。
そしてそのまま、中に潜り込む。
びくんっ!
大きく痙攣する冥王。
「押さえてッ!
 動いたら、その瞬間が冥王様のご臨終ッ!」
「ひぃっ」
「縁起でも無いこと言わないでよーっ」
「真実よ真実!
 冥王様殺したくなかったら絶対動かすんじゃ無いわよッ!?」
半泣き…つーか泣いてるスクルド。
厳しい表情で叫ぶエイル。(人格がいつもと変わっている)
暴れようとする冥王を、必死で押さえようとする一同。
エイルは、軽く目を閉じ……ぶつぶつと呟き始める。
何が行われているかと言うと……
エイルの精神体を、糸の形にして彼の中に潜り込ませているのだ。
そして、失った部分を再生しながら、千切れた部分を繋ぎ合わせていくという、気が遠くなる様な作業。
麻酔も無いので………
当然患者(この場合冥王)に取っちゃあそれこそ死ヌ程痛い。
しかし、動かれては困る。
狙いが狂って、エイルでも再生できないような所を裂いてしまった場合、取り返しが付かないからである。
「エイル……
 フィブリゾ様、口から泡吐いてるんだけど…」
「いいから押さえるッ!
 もしどうしても押さえきれない場合は後頭部殴って気絶させなさいっ!
 死ぬよりゃ数百倍マシでしょっ!」
「エイル……アンタって、性格変わるタイプだったんだ……」
ウルドの呟きを無視するエイル。
「え…っと、この血管が…あの血管だから…これはこれあれはあれ…あれ、血管が一本足りない」
『エイルぅ!?』
「と想ったらあったわ」
「………………………………………」
段々余裕が出てきたらしい。
軽口まで叩き始める一同。
どんどん、フィブリゾの左腕が、元の形を取り戻していく。


数分後。


冥王の左腕は、すっかり元通りになっていた。
冥王本人は、気絶していたりするが。
「うわー、凄いー」
「流石」
皆がわいわい騒いでる中。
「……あれ?」
フィアナが、フィブリゾの左手をよく見て……
硬直した。
「どしたの?」
「…………」
自分の左手と見比べ……
ぎぎぃっ、と振り向き……
沈痛な口調で。
フィアナは、言った。
「親指と小指の位置が、逆だと想うんだけど」
………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………
『エイルッ!』
「きゃー!どーしよー!?」


冥王の災難は続くのだった。


















言い訳あんど言い逃れ。


スプラッタ。
なんちゅーか、それしか言う事が無いです(苦笑)
昔から、何故か他人の嫌がるものが平気でした。虫と両生類以外。(爬虫類は、触れないけど平気)
幽霊とかも怖いと想った事は無いですしね。
怪談話はきゃーきゃー騒ぎながら聞いてましたけど。
実際遭った時には、『……あ。どぉも。』でした(汗)
なんとなく、『死んでるヤツが生きてるヤツに敵う訳ねーだろ』的な考えがありまして。
今考えるとなんかヤです。当時の私(滝汗)

琥珀:しかし…どうしよう。
フィアナ:?
琥珀:実は今、近所の四歳児と、家の中でかくれんぼの最中なんです。
フィアナ:は?
琥珀:それが、何処行ったのか本気でわかんなくなっちゃって。
   どーしましょうか。取り敢えずコレ書いて現実逃避してるんですけど。
フィアナ:するなっ!
     捜せよ、子供!
琥珀:……うーん、こういうのも罪になるんだろうか。
   かくれんぼの途中で、鬼が勝手に鬼止めて帰っちゃうのは犯罪なんだよね。(注.本当)
   他の子供を『動けない』状態にした、と言う事で監禁罪が成立する(注.本当)んだけど……
   どーしても子供が見付からない場合、一体どーしたらいいんでしょーか。
フィアナ:……知るか。
     ちゃんと捜せ。
琥珀:……………………………………うーむ…………………………………………………(滝汗)





                                                         幕。






追記。
後に、近所の四歳児は、琥珀が夕飯の用意をしようとした時お米の袋の中から発見された。

食べ物は大切にしましょう。
ていうかよく窒息しなかったもんだ。

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13351Re:第七十話:真実の戯言D・S・ハイドラント 2003/2/23 20:56:38
記事番号13345へのコメント

こんばんは

・・・面白いです。
もうこの一言ですねこの話。
サブタイトルも毎回良いですし・・・。

にしてもライアナ・・・強いのね。
3級ってbQだとは・・・。
フィブ君に匹敵するかそれ以上・・・。
しかもフィブ様(呼称変わってるよ)心に傷あり。

ポルテ:凄い。凄いよライアナちゃん。でも君には僕との純愛の方が絶対似合うから

あっ変なもん乱入しました。純愛とか言ってるけどこいつ本当は女ですから・・・。

多分斬られても、操られても、これが君の愛なんだねって言いそうなやつですし、もしかしたら対抗も・・・。

・・・ところであなた様との対決って何個申し込みましたっけ・・・

>スプラッタ。
>なんちゅーか、それしか言う事が無いです(苦笑)
ううむでもそんな感じの方が精神刺激して良いですけど
>昔から、何故か他人の嫌がるものが平気でした。虫と両生類以外。(爬虫類は、触れないけど平気)
>幽霊とかも怖いと想った事は無いですしね。
>怪談話はきゃーきゃー騒ぎながら聞いてましたけど。
>実際遭った時には、『……あ。どぉも。』でした(汗)
・・・えっ!
>なんとなく、『死んでるヤツが生きてるヤツに敵う訳ねーだろ』的な考えがありまして。
ううむ凄い考えですけど・・・確かに・・・
>今考えるとなんかヤです。当時の私(滝汗)
まあ過去は捨て去り続けましょう(で良いのかな?)

何か凄く内容のないレスですね・・・すみません。
感想下手です私。

それでは〜

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13379くっ…サブタイトル…!(汗)遙 琥珀 E-mail 2003/2/25 20:49:20
記事番号13351へのコメント


>こんばんは
>
こんばんは♪
レス返し、微妙に遅れてマスですね。
ごめんなさいです。
>・・・面白いです。
>もうこの一言ですねこの話。
>サブタイトルも毎回良いですし・・・。
>
うううううう。
そこまで言って頂いて嬉しいですぅぅぅ。
頑張りますね!
サブタイトル……うう。
苦労するんですよ(汗)
英語辞書引きまくったり、国語辞典めくったり。
たまに意味わかんなかったり、内容とタイトルがあってなかったり、
なんて事もあって大変なのです。
>にしてもライアナ・・・強いのね。
>3級ってbQだとは・・・。
そうです。
強いんですよ、ライアナ(汗)
>フィブ君に匹敵するかそれ以上・・・。
>しかもフィブ様(呼称変わってるよ)心に傷あり。
うむ。
>
>ポルテ:凄い。凄いよライアナちゃん。でも君には僕との純愛の方が絶対似合うから
>
>あっ変なもん乱入しました。純愛とか言ってるけどこいつ本当は女ですから・・・。
>
女なのかぁ!(汗)
なんか最近、こういう男と見えて実は女とか、
女に見えて男なキャラとお近づきに成ることが多い。
………………………………………………………………………
なんかヤだ。
>多分斬られても、操られても、これが君の愛なんだねって言いそうなやつですし、もしかしたら対抗も・・・。
>
む。
くっ、負けてたまるか!(ヲイ)
>・・・ところであなた様との対決って何個申し込みましたっけ・・・
>
えーと……
四、五回?
>>スプラッタ。
>>なんちゅーか、それしか言う事が無いです(苦笑)
>ううむでもそんな感じの方が精神刺激して良いですけど
そぉですかね(汗)
>>昔から、何故か他人の嫌がるものが平気でした。虫と両生類以外。(爬虫類は、触れないけど平気)
>>幽霊とかも怖いと想った事は無いですしね。
>>怪談話はきゃーきゃー騒ぎながら聞いてましたけど。
>>実際遭った時には、『……あ。どぉも。』でした(汗)
>・・・えっ!
えへv(コラ)
>>なんとなく、『死んでるヤツが生きてるヤツに敵う訳ねーだろ』的な考えがありまして。
>ううむ凄い考えですけど・・・確かに・・・
生きてる人間が一番強いですよvきっとv
>>今考えるとなんかヤです。当時の私(滝汗)
>まあ過去は捨て去り続けましょう(で良いのかな?)
>
むぅ。
それで良い時もあるかも(どっちだ)
>何か凄く内容のないレスですね・・・すみません。
>感想下手です私。
>
いえいえ。
とても嬉しいのですよ。
>それでは〜
はい。
それでは、再び巡り会えることを祈って…………………

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13376第七十一話:空虚なる心遙 琥珀 E-mail 2003/2/25 20:28:47
記事番号13341へのコメント


『生きる』って、どんな事?

小さな私の無邪気な問いに
母は微笑み答えてくれた

それは
感じる事
笑う事
考える事
愛する事
愛される事
存在を認める事
存在を認められる事

握った手の 柔らかなぬくもり
幸せということ

『生きる』とは、どんな事ですか?

成長した私の皮肉を込めた問いに
赤の竜神様は 口の端に嘲笑を浮かべた

そんな事
考える必要は無い
貴女は私に尽くす事だけ考えていれば
それで良いのよ

貴女にとって生きる事
私の為 神族の為に闘う事
神族の為に闘って
そして 死ぬ事

生は死の内
死は生の内
貴女の生は常に死と共にある

私はそう教えられながら成長した

感じず
笑わず
考えず
愛さず
愛されず
認めず
認められない

そんな私

私は 一体 何なのだろう?

金色の女神様
私は一体
何なのでしょう
何の為に生きているのでしょう

苦しむ為?
哀しむ為?
他人の為?

愛する事も無く
愛される事も無く
笑う事も 怒る事さえ無く

他人の操り人形になって
抜け殻のような
形だけの存在になって

それでも生は正しいと?

これでも生は尊いと?

他人の意のまま思うまま
傷付いてボロボロになって 苦しんで哀しんで
それでもいいから生き続けろと?

誰かが私に言いました

神には滅ぶ必要は無い
何故滅びに向かう必要があるのか、と

『必要』?

そんなもの 有る筈が 無いでしょう?

私は 義務感から滅びを望んでいる訳では無いもの

勘違いしないで

私は『生』を望んでいないだけで
『滅び』を望んでる訳じゃないの

似てるけど違うの

ただの個人の希望なの

人は夜眠る時
翌朝目覚める事を疑いはしない

そんな風に

いつものように眠りについて

そのまま

苦しい事も哀しい事も全部忘れて

ゆっくりと 混沌にでも何処へでも 沈んでいきたい




それが 私の夢です。












言い訳あんど言い逃れ。




今回は、死神シスターズ心中吐露でしたー。
いや…先日、ユアさん(と言うよりはディスティア嬢)と、翔さん(と言うよりはアセルトくん)に、
色々言われまくったので。なんとなく。(苦笑)
まぁ、ディスティア嬢はライアナ相手、アセルトくんはフィアナ相手でしたが。
そんだけです、ただ(汗)


それではまた。








                                                     幕。

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13380人間 迷ってなんぼユア・ファンティン 2003/2/25 22:09:24
記事番号13376へのコメント


>
>『生きる』って、どんな事?

ディ:今回は、私が主にいく

>
>小さな私の無邪気な問いに
>母は微笑み答えてくれた

ディ:よいな・・・そなたには、母の記憶があって

>
>それは
>感じる事

ディ:感じない事だった

>笑う事

ディ;笑わないこと。

>考える事

ディ:考えないこと
>愛する事
>愛される事

ディ:愛されない事

>存在を認める事
>存在を認められる事

ディ:ほんのわずかな人にだけ認められること
>
>握った手の 柔らかなぬくもり
>幸せということ

ディ:・・・・・・・・(無表情めの寂しそうな顔)

>
>『生きる』とは、どんな事ですか?
>
>成長した私の皮肉を込めた問いに
>赤の竜神様は 口の端に嘲笑を浮かべた
>
>そんな事
>考える必要は無い
>貴女は私に尽くす事だけ考えていれば
>それで良いのよ
>
>貴女にとって生きる事
>私の為 神族の為に闘う事
>神族の為に闘って
>そして 死ぬ事

ディ:アル兄様もそうだったかもしれない

>
>生は死の内
>死は生の内
>貴女の生は常に死と共にある
>
>私はそう教えられながら成長した

ディ:アル兄様は、『魔族が死ななければ、お前が滅べ。
          お前の生は、魔族の滅びと共にあるのだ。』といわれて育ったって言ってったけ

>
>感じず
>笑わず
>考えず
>愛さず
>愛されず
>認めず
>認められない
>
>そんな私
>
>私は 一体 何なのだろう?

ディ:貴女は貴女。それ以外の何でもないわ

>
>金色の女神様
>私は一体
>何なのでしょう
>何の為に生きているのでしょう
>
>苦しむ為?
>哀しむ為?
>他人の為?
>
>愛する事も無く
>愛される事も無く
>笑う事も 怒る事さえ無く
>
>他人の操り人形になって
>抜け殻のような
>形だけの存在になって
>
>それでも生は正しいと?

ディ:正しい

>
>これでも生は尊いと?

ディ:尊い

>
>他人の意のまま思うまま
>傷付いてボロボロになって 苦しんで哀しんで
>それでもいいから生き続けろと?

ディ:そうなって、人並みの幸せ最後に手に入れた奴もいる。
ユ:(アルちゃんのこと)

>
>誰かが私に言いました
>
>神には滅ぶ必要は無い
>何故滅びに向かう必要があるのか、と
>
>『必要』?

ディ:ないね。

>
>そんなもの 有る筈が 無いでしょう?
>
>私は 義務感から滅びを望んでいる訳では無いもの

ディ:権利で望んでいるわけではなかったからな・。

>
>勘違いしないで
>
>私は『生』を望んでいないだけで
>『滅び』を望んでる訳じゃないの

ディ:生も滅びも何望んじゃいなかった 
   あの人に出会うまでは、

>
>似てるけど違うの
>
>ただの個人の希望なの
>
>人は夜眠る時
>翌朝目覚める事を疑いはしない
>
>そんな風に
>
>いつものように眠りについて
>
>そのまま
>
>苦しい事も哀しい事も全部忘れて
>
>ゆっくりと 混沌にでも何処へでも 沈んでいきたい
>
>
>
>
>それが 私の夢です。

ディ:私の夢は、ケイトに出会うまでは、
   セレスがいる筈の混沌に行く事だった

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>
>
>今回は、死神シスターズ心中吐露でしたー。
>いや…先日、ユアさん(と言うよりはディスティア嬢)と、翔さん(と言うよりはアセルトくん)に、
>色々言われまくったので。なんとなく。(苦笑)

ユ:すみません。
  私もディスも割と頭に血が上りやすいので、
ディ:私は、悪くないからな。
   純神族であるだけましだと思うよ。
   私みたいに蝙蝠みたいにどっちつかずよりもね。

>まぁ、ディスティア嬢はライアナ相手、アセルトくんはフィアナ相手でしたが。
>そんだけです、ただ(汗)

ユ:ありがとうございます。

>
>
>それではまた。
>
>
>
>
>
>
>
>
>                                                     幕。

ユ:サブ・タイトルもグットです。
  暇在れば、投票プリ―ズ。
  ではでは


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13396フィアナは人間で無い(そういう問題で無い)遙 琥珀 E-mail 2003/2/26 21:09:57
記事番号13380へのコメント

えーと。
今回、本文中のレスになんて言っていいのやら解らなかったんで。
こういう形式です。
お許しを。

ま、考え方は人それぞれですけどねー。
私…琥珀はどーしても、生が絶対的に正しいとは思わないのだ。
生は死の内…って、本文中にも書いてますけど。
生まれたからにはいつか死ぬんだしねー。
なんか一種諦めの境地。

一度、友人に自殺相談されたことがあるんですけど。
その時、私の答はこうでした(汗)

死にたいなら死ねばいい。
だけど……
自分が死んで、哀しむ人がいないのを証明しきってから死ね。

…………………………………………………………………………
我ながら酷い答である。(遠い目)
でも、証明できないに決まっている(汗)

…………………………………………………………………………
まぁ、生命観というものは人によって違いますから。
ずっと同じ事を考え続ける訳でもないですし。

これからも、この二人の生命観、
長い目で見守って下さいませ。

それでは。

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13399第七十二話:全ては黄昏の中へ遙 琥珀 E-mail 2003/2/26 21:43:02
記事番号13341へのコメント

日没。
柔らかく、優しく…しかし、何処か寂しい、紅の光が世界に満ちる。
世に言う『黄昏時』。
『逢魔が時』とも言われ、一日の内最も、『魔』の活動しやすい時間帯である。
元々魔が活動する時間帯だし、『神々の黄昏』という言葉もあるし…
と言う事で、神は黄昏時を『縁起の悪いもの』と考えるらしい。

しかし、神にも変わり者はいるのである。
例えば………
某死神姉とか。

「綺麗だなぁ」
目を細めて、消えていく夕陽を眺めているフィアナ。
そう。
彼女は、黄昏時を縁起が悪いとは思わない。
というか、むしろ、空が自分の髪と同じ色に染まるこの時間が、好きなのである。
「…何を呑気な」
「フィブリゾ様ぁぁ!!」
そんなフィアナを見て、溜息を付くガイア。
がこがこと上司を揺さ振っているスクルド。
因みにフィブリゾはと言うと、なんかもうぐったりとしていて、
心臓なんかギリギリやっと動いてる様な感じである。
「やめろスクルド、王が泡を吹いている」
アテネがスクルドを止める。
「…ダディ、カニさんみたいですぅ」
ウルドが、ぷくぷくと泡を吹いている冥王を見て、ぽつりと呟いた。
「カニって、鍋の中で、まだ生の時に身ィ引きずり出して、しゃぶしゃぶみたいにして食べるとおいしいのです、確か」
『喰うなッ!』
ガイア、スクルド、アテネ、そして何故かシェーラの突っ込みが重なった。
向こうを向いて、夕陽を観賞していた筈のフィアナが、ぶふっ、と吹き出した。
「…しかし…本気で、あのアマは何処行っちまったのかね」
ふぁぁ、と欠伸しつつ……ガーヴが呟く。
フィアナが、そんな彼の方に、くるっ、と向き直り、
「あぁ、多分帰ったと思う」
『帰ったァ!?』
一同の声がハモった。
みんな一斉にフィアナに詰め寄る。
「あんだけ訳わからん事しでかしといて勝手に!?」
「え…あの…」
いきなり詰め寄られ、ちょっと焦るフィアナ。
そして…作り笑いを浮かべ、
「だ…だって…
 日ィ暮れたもん…」
「……日ィ?」
「……光合成しながらでないと戦えないとか?」
「……いや……そういうわけで無くて……ウチの妹に勝手に変な能力を与えないでくれ……」
少し困った様に、ぽりぽりと頬を掻くフィアナ。
やがて……
何やら考えていたゼラスが、ぽんっ、と手を打った。
「そうか。『神々の黄昏』か」
皆が、『あぁ、成程』という表情になった。
「今更ゲン担ぎなんかしてどーするってのかね」
はぁぁ、と溜息を付くダイ。
「………………」
フィアナが、少し考えるかの様に…少し上を向き…
話す決心が付いたのか、もう一度皆に視線を戻す。
「…いや…ゲン担ぎとかラグナロクとか言うよりも…
 アイツ、夜が嫌いなんだよね」
『はァ?』
見事なまでに、一同の声がハモる。
「私と一緒に住んでた時も、暗いのが怖い、って……
 夜の八時までには寝ちゃったから」
「…………………………」
それで死神として商売成り立つのだろうか。
夜に死人が出た場合にはどうするのだろうか。
ライアナが昼専門、フィアナが夜専門とかなのだろうか。
様々な疑問を抱きつつも、それを口に出すのをすっぱりと諦める魔族達だった。
なんつーか、聞いてみても、フィアナが夜を怖がっている訳では無いのだから、正確な答えは得られないだろうし…
仮に、フィアナの答が正確だったとしても、なんだかそれを理解出来ない様な気がしたのである。
魔族の皆が、何やら色々なリアクションをするのを見つつ、何やら引き攣った笑みを浮かべているフィアナ。
何故引き攣った笑みなのか……
理由は簡単。
ライアナの暗所恐怖症の原因が、彼女だからである。
とは言っても、別に彼女がライアナを脅かしたり虐待したりした訳では無い。


数年前。
正確には十二年前。
フィアナ十二歳、ライアナ三歳の時である。
一部の神族の暴走により、二人には消える事のない烙印が刻まれた。
そして、それを見た赤の竜神が、彼女ら二人を自分の城に引き取って養育する事にした―――――――――――――――――
と、ここまではまだ美談で片付けられるのである。まだ。
スィーフィードは、彼女ら二人を城に連れて帰った…その後、どうしたか。
『ただいま。
 あー、なんだか今日は色々あって疲れた…
 私湯浴みに行ってくるから、この子達宜しくネ』
と。
いきなり、部下の者に預けてしまったのである。
しかも、なんの説明も無しに。
そして、彼女は、一日の疲れを取りに、湯殿に行ってしまい…そのまま忘れて寝所に行ってしまったのだが。
預けられた部下がどう思ったか、である。
大体の方には想像が付くであろう。
死神というのは、大体の神族に嫌われる。
偏見の目で見られ、正しい評価をされる事も少ないだろう。
好きな者のやる事なら、悪い事でも危険な事でもなんだか立派に見えてしまうものだが、
それと正反対に、嫌いな者のやる事なら、良い事だろうが何だろうが、気に喰わないのである。
そういう訳で。
部下の者は。
死神な二人が、何か問題でも起こしたのだと思い。
いきなり、地下牢に…文字通り『投げ込んだ』のだった。
元々気楽なフィアナである。
『朝になったら赤の竜神様が気付くだろー』と、言い訳すらせず、大人しく入ってしまった。
大人しく入って、小さな妹をあやしていたのだが……
これが元々の間違いだった。
この時に、何らかの抗議をすべきだったのである。
当然、地下室には日が当たらない。
後、特殊な神力が檻に働いている為、中では魔法神術法術の類が一切使えない。
と言う訳で。
フィアナとライアナは、真っ暗な中一晩過ごすハメになったのである。
床が固くて冷たくて、寝られたもんじゃ無いので、フィアナはライアナを膝の上に乗せ、そこで寝る様に言った。
『私が付いてるから、大丈夫だから。
 朝になるまで、眠って、待てばいい』
ライアは、フィアナに抱きついたまま、しばらく起きていたが……
やがて、うとうとと眠ってしまった。
そのまま数時間。
真夜中になった頃。
ぽとん、と…ライアナの頬に何か、水の様なものが堕ちた。
眠りの薄かったライアナは、目を覚まし……
『異常事態』に気付いた。
抱きついている姉の躰が、異常な熱を発していた。
炎属性の彼女は、元々他人よりも体温が高いのだが…それを計算に入れても、高すぎた。
ライアナの頬に堕ちたのは、彼女の汗だったらしい。
ライアナは、慌てたが…
フィアナは、『大丈夫、大丈夫、朝が来るまで寝て』と、言い続けた。

その内……………

フィアナは、ライアナの呼びかけに答えなくなった。
焦って、フィアナを揺さ振るライアナ。
フィアナは、くたり、と……床に崩れ落ちた。

翌朝。
スィーフィードは、昨日連れてきた娘二人の事を想いだした。
そして、昨日二人を預けた部下に二人の事を聞いてみると。
『地下牢に入れました』
『あ、そう。
 ……………………………………………………………………………………………………
 ……………………………………………………………………………………………………
 えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?』
スィーフィードが慌てて地下牢に降りていって見ると…
壁にもたれかかり、くったりとなっているフィアナ。
鉄格子の傍で倒れているライアナ。
ライアナの拳からは血が滲み出ており…鉄格子にも、その血が付着していた。
ライアナは、一晩中、姉を助ける為に助けを呼び続けたのだろう。


フィアナは、助かった。
助かったから、今ここにいるのだが。
しかし。
その夜の出来事は、幼い頃のライアナの心に、深い傷を残したらしい。
以後、ライアナは夜や、暗い所が苦手になりましたとさ。

そんな事を漠然と思い出すフィアナ。
「取り敢えず、夜が明けるまで、ライアナ本人は出てこないと思う…」
「つまり……
 待ち続けるしか無いと」
「うん」
『………………………………………………………………………………………はぁ………………』
長い夜を前に。
一同は、深く深く溜息を付いたのだった。





















言い訳あんど言い逃れ。






時間が足りないので逃げます(爆)







                                                幕。

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13400Re:第七十二話:全ては黄昏の中へD・S・ハイドラント 2003/2/26 23:42:53
記事番号13399へのコメント

こんばんはラントです。
奇襲(れす)しに来ました。

>『逢魔が時』とも言われ、一日の内最も、『魔』の活動しやすい時間帯である。
>元々魔が活動する時間帯だし、『神々の黄昏』という言葉もあるし…
>と言う事で、神は黄昏時を『縁起の悪いもの』と考えるらしい。
まあ真っ暗になっちゃうことは滅びにも喩えられるでしょうし・・・。
にしても神や魔族の世界にも黄昏とかあるんだ。


>「カニって、鍋の中で、まだ生の時に身ィ引きずり出して、しゃぶしゃぶみたいにして食べるとおいしいのです、確か」
>『喰うなッ!』
ポルテ:フィブリゾ君の鍋なんて美味しそうじゃないか。きっと僕への愛がいっぱい詰まってるはず・・・。

・・・何かこの人嫌だ。面白い(?)けど男女見境ないのは・・・。


>「……日ィ?」
>「……光合成しながらでないと戦えないとか?」
>「……いや……そういうわけで無くて……ウチの妹に勝手に変な能力を与えないでくれ……」
どちらかといえば−な能力?


>「…いや…ゲン担ぎとかラグナロクとか言うよりも…
> アイツ、夜が嫌いなんだよね」
>『はァ?』
>見事なまでに、一同の声がハモる。
>「私と一緒に住んでた時も、暗いのが怖い、って……
> 夜の八時までには寝ちゃったから」
ポルテ:ふふふ可愛いところがあるじゃないか。やっぱり君と僕とは・・・あっもちろんフィアナちゃんとか冥王軍の皆さんとかも好きだけど。

・・・そういえば告白した相手を強制的に召喚して支配するなんて技も持ってたなあ。そうなる前にぶっ飛ばすのが最善の方法。

>ライアナの暗所恐怖症の原因が、彼女だからである。
>とは言っても、別に彼女がライアナを脅かしたり虐待したりした訳では無い。
・・・違うんだ。

>フィアナ十二歳、ライアナ三歳の時である。
結構昔ですね。

>死神な二人が、何か問題でも起こしたのだと思い。
>いきなり、地下牢に…文字通り『投げ込んだ』のだった。
ポルテ:全くひどいことするよねえ。僕とフィアナちゃんとライアナちゃんを・・・

・・・こいつの登場やっぱりこれくらいで止めときます。

>『地下牢に入れました』
>『あ、そう。
> ……………………………………………………………………………………………………
> ……………………………………………………………………………………………………
> えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?』
・・・ガウリイ並の低速(?)

>フィアナとライアナは、真っ暗な中一晩過ごすハメになったのである。
>床が固くて冷たくて、寝られたもんじゃ無いので、フィアナはライアナを膝の上に乗せ、そこで寝る様に言った。
>『私が付いてるから、大丈夫だから。
> 朝になるまで、眠って、待てばいい』
結構優しい。

>「取り敢えず、夜が明けるまで、ライアナ本人は出てこないと思う…」
・・・代わりに違うものが出てくるのでしょうか。
ポルテ:ライアナちゃんの代わりにライアナちゃんの愛、とか
・・・上のは空耳です。気にしないでください(待て)
いや本気でもう使うの止めようと思ったんですけど止められないんです。

にしてもライアナは誰かとくっ付かないんですかねえ。
・・・ってあの子のお相手になれる方なんているのか?
・・・でも意外に神魔戦争の最後、フィブリゾ×ライアナのらぶらぶもぉどで終わったりして(激しくありえん)
今、脳内で2人、花畑を駆けながら笑いつつに爽やかに殺し合いしてる場面が浮かんでたりする。

それではこの辺りで・・・何か迷惑になってるかも知れないので・・・逃げます。
さようなら〜

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13426ライアナの恋人について問うたのは貴方が初めてです(滝汗)遙 琥珀 E-mail 2003/2/28 20:36:08
記事番号13400へのコメント

琥珀です。
ポルテさん……面白いっスねぇ。
このひと好きだ、あたし(苦笑)
変な人好きなんですよ、昔から。

フィブリゾ×ライアナ。
考えました。一度(滝汗)
だけど、なんつーか話に収拾つきませんし、つーかシェーラが立場無いので。

ライアナの恋人……………………
微妙。
いるといえばいるし、いないと言えばいない。(この言葉の意味は、後に解るはず)
誰か彼女と釣り合う様な方を考えてくださるのなら、差し上げますよ(苦笑)
彼女もフィアナに負けず劣らず愛が必要ですから。
ただし、転生後になりますが。

それでは、短いレス返しですみません。
また何処かで、お逢いしましょう。

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13430初めましてです。凰月 麗 2003/3/1 00:20:43
記事番号13399へのコメント

初めまして。遙琥珀さん。
凰月 麗(こうげつ あきら)と申します。
ずっと前から思いっきり読み逃げしてました愚か者は私です。はい。
今回は、勇気を振り絞って、レスいたします!

>日没。
>柔らかく、優しく…しかし、何処か寂しい、紅の光が世界に満ちる。
>世に言う『黄昏時』。
>『逢魔が時』とも言われ、一日の内最も、『魔』の活動しやすい時間帯である。
黄昏……。キレイですよねぇ。(ヲイ)
夕日で空がだんだん紅くなっていって……。
そいでもって、夕日で障子が茜色に染まったら、なおGOOD。(は?)
一度見たとき、マジですごかったです。
でも、あんまり見れないのが哀しひ。

>「…ダディ、カニさんみたいですぅ」
>ウルドが、ぷくぷくと泡を吹いている冥王を見て、ぽつりと呟いた。
カニフィブリゾ…。でも、カニといったら、部下Sでしょう。(をひ)
>「カニって、鍋の中で、まだ生の時に身ィ引きずり出して、しゃぶしゃぶみたいにして食べるとおいしいのです、確か」
>『喰うなッ!』
ナイスつっこぉみ!

>翌朝。
>スィーフィードは、昨日連れてきた娘二人の事を想いだした。
思い出すの遅っ!
はっ。もしや、更年期による痴呆症!?
>そして、昨日二人を預けた部下に二人の事を聞いてみると。
>『地下牢に入れました』
>『あ、そう。
> ……………………………………………………………………………………………………
> ……………………………………………………………………………………………………
> えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?』
反応も遅い!
やっぱトシだからかな……?(ばきっ)

>以後、ライアナは夜や、暗い所が苦手になりましたとさ。
フィアナのせいっていうより、スィーフィードのせいなんじゃあ……?


>ライアナの恋人……………………
>微妙。
>いるといえばいるし、いないと言えばいない。(この言葉の意味は、後に解るはず)
えぇ!?いるんですかぁ!!?(ちょっとショック)
いえ。以前、フィアナとオルエン(ジェリィ)の恋人キャラ募集してたじゃないですか。
あの時私、真っ先に思いついたのが……………………………
        …………………………ライアナの相手キャラ……
…………………だったもので。

何故なのかは私にも分かりませんが、『恋人キャラ募集』の文字を見た瞬間、頭の中に一瞬にして設定されました。

>誰か彼女と釣り合う様な方を考えてくださるのなら、差し上げますよ(苦笑)
釣り合うかどうかは分かりませんが(笑)、そのキャラ一応書いておきます。
……初対面のくせして、図々しいかもしれませんけど、とりあえず書いときます。

名前:未定(をい)
年齢:十五、六
所属:赤の竜神様直属の秘書係(っつーか、パシリ)
階級:多分けっこう高い(だって、赤の竜神直属のパシリだし…)
容姿:決まってなかったり★(をい)多分、かなりの美形に属するかと…
性格:天然ボケで粘り強い
備考:赤の竜神のお気に入りで、よく一緒に行動している。
   が、なぜか周りからの印象は薄い。
   (例:廊下とかですれ違っても、
       『あのひと誰だっけ?』
       『さぁ?新参者かなぁ?』
              とか言われたりする。
      覚えていても、『赤の竜神様のパシリ』としか言われない)
   炊事洗濯肩もみ買い物…etc、etc。赤の竜神のために、日夜がんばっている。
   ライアナに片恋している。
   ちなみに、死神シスターズが王都にいる理由を『人質』ではなく、『すごい能力を持っているから王都に来れた』
   と勘違いして尊敬している。

こんな感じです。気に入ってくれたら嬉しいです。
もし、使いたいなと思いましたら、名前とか容姿はかってに決めちゃってください(笑)。
琥珀様に差し上げますので…。(迷惑だって)

初対面のくせに、キャラを作って、しかもプレゼントするという
図々しすぎることをやってしまいましたが、どうか嫌わないでくださいね。(遅いって)
では、またお会いできるのを楽しみにしておりますので。


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13531うあ、ありがとですぅぅ!!遙 琥珀 E-mail 2003/3/12 16:31:21
記事番号13430へのコメント


>初めまして。遙琥珀さん。
>凰月 麗(こうげつ あきら)と申します。
>ずっと前から思いっきり読み逃げしてました愚か者は私です。はい。
>今回は、勇気を振り絞って、レスいたします!
>
ありがとうございます。
読み逃げでもなんでも、読んで下さるだけで嬉しいのですよvv
テストで、とても遅れてしまいましたが、レス返し参ります。
>>日没。
>>柔らかく、優しく…しかし、何処か寂しい、紅の光が世界に満ちる。
>>世に言う『黄昏時』。
>>『逢魔が時』とも言われ、一日の内最も、『魔』の活動しやすい時間帯である。
>黄昏……。キレイですよねぇ。(ヲイ)
>夕日で空がだんだん紅くなっていって……。
>そいでもって、夕日で障子が茜色に染まったら、なおGOOD。(は?)
>一度見たとき、マジですごかったです。
>でも、あんまり見れないのが哀しひ。
>
そうですね。
私も、現実には余り見た事がありません。
また見たいなvv

>>「…ダディ、カニさんみたいですぅ」
>>ウルドが、ぷくぷくと泡を吹いている冥王を見て、ぽつりと呟いた。
>カニフィブリゾ…。でも、カニといったら、部下Sでしょう。(をひ)
>>「カニって、鍋の中で、まだ生の時に身ィ引きずり出して、しゃぶしゃぶみたいにして食べるとおいしいのです、確か」
>>『喰うなッ!』
>ナイスつっこぉみ!
>
フィブリゾ鍋って美味そうだよな(待て)
>>翌朝。
>>スィーフィードは、昨日連れてきた娘二人の事を想いだした。
>思い出すの遅っ!
>はっ。もしや、更年期による痴呆症!?
そうかも。
エルフが若ボケするんだから神様が痴呆症でも……
おかしいか。やっぱり。
>>そして、昨日二人を預けた部下に二人の事を聞いてみると。
>>『地下牢に入れました』
>>『あ、そう。
>> ……………………………………………………………………………………………………
>> ……………………………………………………………………………………………………
>> えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?』
>反応も遅い!
>やっぱトシだからかな……?(ばきっ)
>
『ばきっ』?(汗)
>>以後、ライアナは夜や、暗い所が苦手になりましたとさ。
>フィアナのせいっていうより、スィーフィードのせいなんじゃあ……?
そかも。(汗)
>
>
>>ライアナの恋人……………………
>>微妙。
>>いるといえばいるし、いないと言えばいない。(この言葉の意味は、後に解るはず)
>えぇ!?いるんですかぁ!!?(ちょっとショック)
>いえ。以前、フィアナとオルエン(ジェリィ)の恋人キャラ募集してたじゃないですか。
>あの時私、真っ先に思いついたのが……………………………
>        …………………………ライアナの相手キャラ……
>…………………だったもので。
ほほぉぉぉぉぉう!(苦笑)
>
>何故なのかは私にも分かりませんが、『恋人キャラ募集』の文字を見た瞬間、頭の中に一瞬にして設定されました。
>
>>誰か彼女と釣り合う様な方を考えてくださるのなら、差し上げますよ(苦笑)
>釣り合うかどうかは分かりませんが(笑)、そのキャラ一応書いておきます。
>……初対面のくせして、図々しいかもしれませんけど、とりあえず書いときます。
いえいえvv
嬉しいですvv
>
>名前:未定(をい)
>年齢:十五、六
>所属:赤の竜神様直属の秘書係(っつーか、パシリ)
>階級:多分けっこう高い(だって、赤の竜神直属のパシリだし…)
>容姿:決まってなかったり★(をい)多分、かなりの美形に属するかと…
>性格:天然ボケで粘り強い
>備考:赤の竜神のお気に入りで、よく一緒に行動している。
>   が、なぜか周りからの印象は薄い。
>   (例:廊下とかですれ違っても、
>       『あのひと誰だっけ?』
>       『さぁ?新参者かなぁ?』
>              とか言われたりする。
>      覚えていても、『赤の竜神様のパシリ』としか言われない)
>   炊事洗濯肩もみ買い物…etc、etc。赤の竜神のために、日夜がんばっている。
>   ライアナに片恋している。
>   ちなみに、死神シスターズが王都にいる理由を『人質』ではなく、『すごい能力を持っているから王都に来れた』
>   と勘違いして尊敬している。
>
>こんな感じです。気に入ってくれたら嬉しいです。
>もし、使いたいなと思いましたら、名前とか容姿はかってに決めちゃってください(笑)。
>琥珀様に差し上げますので…。(迷惑だって)
よし。
貰いましょう。
名前も容姿も一瞬に出来上がりました(苦笑)
ありがとうございます。
>
>初対面のくせに、キャラを作って、しかもプレゼントするという
>図々しすぎることをやってしまいましたが、どうか嫌わないでくださいね。(遅いって)
>では、またお会いできるのを楽しみにしておりますので。
>
嫌いません(きっぱり)
むしろめちゃくちゃ嬉しいです。
ううっ…ありがとうです。
じゃあ、多分そのうち出てくると思いますから。この子。
その時を楽しみにしていて下さいねvv

それでは!

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13529第七十三話:それぞれの夜遙 琥珀 E-mail 2003/3/12 15:50:10
記事番号13341へのコメント

定期テスト終了。
すげェ遅れました。ごめんなさい。
多分これからも、ちょくちょく遅れる事はあると思うんですが……
見捨てないで下さい。

前回から…すこし時が経過しております。
日が暮れて、一同が小屋に引っ込んだ辺り、です。

それでは本編参りましょう……


・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪



「良い月だぁー」
「呑気ねぇ……」
何やら遠い目で…空を見上げるアテネ。
スクルドがジト目で言う。


今夜は、満月だった。

白々と、銀の輝き放つ夜の支配者が、世界を優しく抱いている。
そんな感じのする月だった。


「ふぃー」
ガーヴが、呑気に……屋根に登って月見酒。
二人のお供も勿論一緒。
なんだか、その内月に向かって遠吠えでも始めそうな勢い。


疲れが出たのか……ベッドで、ぐっすりと眠っているフィブリゾ。
フィアナが、うつらうつらしつつ付き添っている。
その時……
とんとん、と、誰かが部屋の戸を叩く。
「エイル?」
顔を上げ、問うフィアナ。
誰か…は、その問いに答えず……
ゆっくり、きぃ……と、ドアを開いた。
立っていたのは、三つ編みの少女。
立場上、昼間は声を掛ける事が出来なかったのだ。
フィアナなら大丈夫だと思って、会いに来たのだろうか。
フィアナは、微笑を浮かべ……シェーラと入れ違いに部屋を出た。


ノーストが、窓際のテーブルにつき……小さな本を、パラパラと捲っている。
グラウシェラー、ダイ、グラウが、暖炉の傍で編み物教室を開いている。
ゼラスは…ノーストの向かいの席で、顔を伏せて浅い眠りについている。
ゼロスが、そんな彼女に、そっと毛布を掛けた。


「…んーとぉ…」
「…早くして下さいよ、ウルド」
「んもぉ、ちょっと待ってよッ」
「下手の考え休むに似たり、よ」
「あーっ、ガイア酷いっ」
ガイア、ウルド、エイルが、わいわい喋りながらトランプゲームに興じている。


「……………………」
はぁ……
吐く息が白い。
海王は薄い毛布に身を包み、軒下に腰を下ろしていた。
夜の闇を溶かし込んだ様な黒い瞳が、じっと空を……二人の娘を見詰めている。
「寒いだろう」
不意に横手から声がして、マグカップが突き出される。
「……………………」
ダルフィンは、フィアナの顔を、ちらっ、と伺い……
マグカップを受け取り、中のココアを、こくん、と呑んだ。
フィアナが、彼女の隣に座る。
海王と同じく、毛布を躰に巻き付けている。
「うー、寒い」
ぷるるっ、と、身を震わせるフィアナ。
三月とは言え、朝と夜はやはり寒い。
「………………………空は、もっと寒いでしょうね……」
ダルフィンが……ぽつり、と呟く。
フィアナは、複雑な笑みを浮かべ……白い月に浮かぶ点となっている、二人を見上げる。
そして……きっぱりと言った。
「ああ、寒い。
 地上よりも、ずっとずっと寒い」
「……………………………」
ダルフィンは俯き……
温かいマグカップに手を添えたまま、黙り込んでしまった。
「だけど」
フィアナが、一旦言葉を切り……
ぐいっ、と、自分のココアを飲み干した。
「あの二人は、ずっとずっと……
 寒さよりも、辛くて厳しいものと闘ってる」
「……………………………」
ぽふん。
海王が、顔を膝に埋めた。
「……………………………なんで、あの子たちがこんな目に?」
「……………………………私はその問いに答えられない」
フィアナが、何処か遠い目で言う。
「運命……と、ライアナなら言うだろうが」
「………ウンメイ……」
何度聞いたか。
その言葉を。
何度憎んだか。
その言葉を。
ダルフィンは、なんとなく…やりきれない気持ちでいっぱいだった。
「…ウンメイ、って、何なんでしょう」
「………………………」
「…何を基準に、決められてるんでしょう…」
「私にもわからん」
きっぱりと言うフィアナ。
「…………私も、昔からそう思っていた」
哀しそうな声で呟く。
「……そして、こう思う事にした。
 運命ってのは、化け物だ。
 存在も、想いも……一片の良心さえ、容易く喰らい尽くす化け物だ」
「……化け物?」
「ああ。
 神と言えども、その化け物の下にある。
 逆らう事など出来はしない。
 逆らう者には、罰が与えられる」
「……罰……」
「……しかし……
 逆らい、罰せられる……
 その事自体が既に、変えられぬ運命かもしれない」
「………………そうですか」
ダルフィンが、今日何度目になるか解らない溜息を付き、ココアを口に近づける。
「辛いだろうが…ちゃんと前を見て、な……
 多分、お前がしっかりしている事が、今、あの二人に対してできる唯一の救いだと思うぞ」
ぽん、と、海王の肩を叩くフィアナ。
海王は、フィアナの方を見て、にっ、と、笑って見せた。
「それでいい」
フィアナは、立ち上がり……自分の毛布を、海王に投げてよこす。
「これからもっと冷えるからな」
「ありがとうございます」
フィアナは、くるっ、と背を向け……
小屋のドアを開け……中の時計に目をやる。
既に、十二時を回っていた。
フィアナは、少し考え…不意に、何かを思い出した様な顔つきになり……
ぽそり、と……
誰にも聞こえない様な、小さな声で呟いた。


―――――――――――――――――ライアナ、十六歳おめでとう―――――――――――――――――












言い訳あんど言い逃れ。


はいはいはい。テスト明けの琥珀です。
凄いお久しぶりですが、お元気でしょうか。
ライアナの誕生日……三月中旬って決めてたんです。なら、いっそ、って。

次回、ライアナサイドに移ります。話が。
乞わないご期待。



                                                  幕。

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13533お久し振りです。ユア・ファンティン 2003/3/12 18:01:51
記事番号13529へのコメント


>定期テスト終了。
>すげェ遅れました。ごめんなさい。
>多分これからも、ちょくちょく遅れる事はあると思うんですが……
>見捨てないで下さい。

ユ:そういえば、オルエンの遅れてますね。
  相方&私の体調不調+用事(期末)+自分シリ−ズで少ししか書いてなかったり
 あはははすみません。

>
>前回から…すこし時が経過しております。
>日が暮れて、一同が小屋に引っ込んだ辺り、です。
>
>それでは本編参りましょう……

ユ:いきませおう

>
>
>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪
>
>
>
>「良い月だぁー」
>「呑気ねぇ……」
>何やら遠い目で…空を見上げるアテネ。
>スクルドがジト目で言う。

ユ:余裕があるからいいのかもね。

>
>
>今夜は、満月だった。
>
>白々と、銀の輝き放つ夜の支配者が、世界を優しく抱いている。
>そんな感じのする月だった。

ユ:月といえば、ディスティアのイメ―ジがそれだったり
  ・・・・関係ないけど。

> 
>
>「ふぃー」
>ガーヴが、呑気に……屋根に登って月見酒。

ユ:月見酒か・・・・・・
  今の時期やろうとしたら寒いだろうな・・・・・・


>
>
>疲れが出たのか……ベッドで、ぐっすりと眠っているフィブリゾ。

ユ:束の間の休息か・・・・・・

>フィアナが、うつらうつらしつつ付き添っている。
>その時……
>とんとん、と、誰かが部屋の戸を叩く。
>「エイル?」
>顔を上げ、問うフィアナ。
>誰か…は、その問いに答えず……
>ゆっくり、きぃ……と、ドアを開いた。
>立っていたのは、三つ編みの少女。
>立場上、昼間は声を掛ける事が出来なかったのだ。

ユ:そうだよねえ。
ディ:私たちの恋よりは楽だと思うぞ。
ケ:そうだよな。


>フィアナなら大丈夫だと思って、会いに来たのだろうか。
>フィアナは、微笑を浮かべ……シェーラと入れ違いに部屋を出た。
>
>
>ノーストが、窓際のテーブルにつき……小さな本を、パラパラと捲っている。
>グラウシェラー、ダイ、グラウが、暖炉の傍で編み物教室を開いている。

ユ:覇王以外はともかく覇王がそういうことする所は想像できない

>ゼラスは…ノーストの向かいの席で、顔を伏せて浅い眠りについている。
>ゼロスが、そんな彼女に、そっと毛布を掛けた。
>
>
>「…んーとぉ…」
>「…早くして下さいよ、ウルド」
>「んもぉ、ちょっと待ってよッ」
>「下手の考え休むに似たり、よ」
>「あーっ、ガイア酷いっ」
>ガイア、ウルド、エイルが、わいわい喋りながらトランプゲームに興じている。

ユ:ああ、ほのぼの

>
>
>「……………………」
>はぁ……
>吐く息が白い。
>海王は薄い毛布に身を包み、軒下に腰を下ろしていた。
>夜の闇を溶かし込んだ様な黒い瞳が、じっと空を……二人の娘を見詰めている。

ユ:・・・・・・・・・・・・・(無表情かつ焔を背負っている。」
風:怖いかも知れない・・・・・・・・

>「寒いだろう」
>不意に横手から声がして、マグカップが突き出される。
>「……………………」
>ダルフィンは、フィアナの顔を、ちらっ、と伺い……
>マグカップを受け取り、中のココアを、こくん、と呑んだ。
>フィアナが、彼女の隣に座る。
>海王と同じく、毛布を躰に巻き付けている。
>「うー、寒い」
>ぷるるっ、と、身を震わせるフィアナ。
>三月とは言え、朝と夜はやはり寒い。
>「………………………空は、もっと寒いでしょうね……」
>ダルフィンが……ぽつり、と呟く。
>フィアナは、複雑な笑みを浮かべ……白い月に浮かぶ点となっている、二人を見上げる。
>そして……きっぱりと言った。
>「ああ、寒い。
> 地上よりも、ずっとずっと寒い」

風:1人の方がもっと寒い
瀬:今は私がいるでしょう?
風:そうね。
ユ:ずれてるから次ね。

>「……………………………」
>ダルフィンは俯き……
>温かいマグカップに手を添えたまま、黙り込んでしまった。
>「だけど」
>フィアナが、一旦言葉を切り……
>ぐいっ、と、自分のココアを飲み干した。
>「あの二人は、ずっとずっと……
> 寒さよりも、辛くて厳しいものと闘ってる」
>「……………………………」
>ぽふん。
>海王が、顔を膝に埋めた。
>「……………………………なんで、あの子たちがこんな目に?」
>「……………………………私はその問いに答えられない」
>フィアナが、何処か遠い目で言う。
>「運命……と、ライアナなら言うだろうが」
>「………ウンメイ……」
>何度聞いたか。
>その言葉を。
>何度憎んだか。
>その言葉を。

ユ:運命ね。
風:そんなもので私とお兄ちゃんは引き裂かれた。
ユ:うんにゃあれは神(私)の作為

>ダルフィンは、なんとなく…やりきれない気持ちでいっぱいだった。

ユ:だろうね。

>「…ウンメイ、って、何なんでしょう」
>「………………………」
>「…何を基準に、決められてるんでしょう…」
>「私にもわからん」
>きっぱりと言うフィアナ。
>「…………私も、昔からそう思っていた」
>哀しそうな声で呟く。
>「……そして、こう思う事にした。
> 運命ってのは、化け物だ。
> 存在も、想いも……一片の良心さえ、容易く喰らい尽くす化け物だ」

ユ:そうなんだよねえ。
  『ウンメイ』ってもんで、私から友人・ユウはいなくなったしね。

>「……化け物?」
>「ああ。
> 神と言えども、その化け物の下にある。
> 逆らう事など出来はしない。
> 逆らう者には、罰が与えられる」
>「……罰……」
>「……しかし……
> 逆らい、罰せられる……
> その事自体が既に、変えられぬ運命かもしれない」
>「………………そうですか」
>ダルフィンが、今日何度目になるか解らない溜息を付き、ココアを口に近づける。
>「辛いだろうが…ちゃんと前を見て、な……
> 多分、お前がしっかりしている事が、今、あの二人に対してできる唯一の救いだと思うぞ」
>ぽん、と、海王の肩を叩くフィアナ。
>海王は、フィアナの方を見て、にっ、と、笑って見せた。

風:無理な笑みだな。
  昔の私を見ているようだぞ。

>「それでいい」
>フィアナは、立ち上がり……自分の毛布を、海王に投げてよこす。
>「これからもっと冷えるからな」
>「ありがとうございます」
>フィアナは、くるっ、と背を向け……
>小屋のドアを開け……中の時計に目をやる。
>既に、十二時を回っていた。
>フィアナは、少し考え…不意に、何かを思い出した様な顔つきになり……
>ぽそり、と……
>誰にも聞こえない様な、小さな声で呟いた。
>
>
>―――――――――――――――――ライアナ、十六歳おめでとう―――――――――――――――――

ユ:最後の誕生日かな・・・・・・

>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ。
>
>
>はいはいはい。テスト明けの琥珀です。
>凄いお久しぶりですが、お元気でしょうか。
>ライアナの誕生日……三月中旬って決めてたんです。なら、いっそ、って。

ユ:なるほど。

>
>次回、ライアナサイドに移ります。話が。
>乞わないご期待。
>
>
>
>                                                  幕。


ユ:文中の瀬:と風:は、フルネ−ム
風:風野ディスティアよ。
瀬:紅屍瀬怜栖です。
ユ:というわけで、兄と妹のディスちゃんとセレスの原案になったキャラです。
  小説1に、風華というのがそれです。
  何かの漫画に似ていても突っ込まないで下さい
  自覚してますから・・・・・
  それでは、またいつか邂逅の奇跡があること。

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13540Re:第七十三話:それぞれの夜D・S・ハイドラント 2003/3/13 11:10:47
記事番号13529へのコメント

こんばんはアンバーさん・・・じゃなくて琥珀さん。
にしてもアンヴァーさんだと男性名っぽいかも・・・。
でも琥珀さんでも男性の方になるのかな(私は女性名っぽいと思うけど)
まあ置いといて・・・

夜ですねえ。
そんなに詳しく書かれてるわけでもなさそうなのに、雰囲気が思いっきり出てます。
穏やかで安らかで優しい感じの夜ですね。
・・・私の夜像(?)は冷たく暗く寂しい感じ

>―――――――――――――――――ライアナ、十六歳おめでとう―――――――――――――――――
おめでとう♪
・・・でも16歳の誕生日だから16人殺すとかそういうことしそうだな。
にしても私とタメになるのか。
恐いなあライアナと同級生。

>次回、ライアナサイドに移ります。話が。
やっぱり16人殺しですか♪
・・・最近その辺のリミッターが外れかけてる私。

では次回も楽しみにしています。