◆−遠い日の約束<1>−ルイ(2/28-22:01)No.1346
 ┣Re:遠い日の約束<1>−シェラ(3/1-15:59)No.1348
 ┃┣シェラさんへ−ルイ(3/8-16:09)No.1370
 ┃┗シェラさんへ−ルイ(3/8-16:09)No.1371
 ┣初投稿だったんです−ルイ(3/8-16:23)No.1372
 ┃┣Re:初投稿だったんです−ネオ(3/9-12:41)No.1377
 ┃┃┗ありがとうございます−ルイ(3/10-14:43)No.1385
 ┃┗Re:初投稿だったんです−シェラ(3/9-18:46)No.1380
 ┣Re:遠い日の約束<1>−cross(3/11-14:52)No.1396
 ┃┗crossさん有り難う御座います−ルイ(3/11-15:28)No.1397
 ┗遠い日の約束<2>−ルイ(3/18-23:40)No.1443


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1346遠い日の約束<1>ルイ 2/28-22:01


「うー。ひっく、うっうっ。」
町のはずれの大きな樹の下で、栗色の髪をした小さな女の子が、
その赤い瞳をくもらせて泣いていた。
「どうしたんだ?」
それを見て、青い澄んだ瞳を持つ、金髪の十五、六の少年が、
その栗色の髪をなでてそう言った。
栗色の髪の少女は、真っ赤にはれた目を大きく開いて、金髪の少年を見上げた。
優しそうな少年の目を見て少女は、
「ねえちゃんに怒られた。」
とだけ言って見せた。
「なんで。」
と、少年が聞くと、少しためらった表情を見せてから、
「ルイスとけんかして、けがさせたから。」
と、言った。
「どうしてけんかなんかしたんだ?」
「ルイスがねえちゃんの悪口言ったから。」
「それは姉ちゃんに言ったのか?」
少女は小さく首を振った。
「なら、言えばきっとわかってくれるさ。怪我をさせちまったのは悪いが、
これからはしないようにすればいいんだしな。」
言って少年は微笑んだ。
それにつられて栗色の髪の少女もかわいらしい笑顔を見せ、
それまでの警戒心が消えていた。
「ねえ。おにいちゃん旅してるの?」
と、今度は少女が尋ねると、
「ああ。あてのない旅だ。」
そう言って、少年は少し悲しそうな目をした。
しかし、少女がそれに気付くはずもなく、
好奇心おおせいに次々と質問を投げかけた。
そして、最後に少女が、
「旅してて楽しい?」
と、聞いた。すると少年は、困ったような顔を見せた。
「楽しくないの?」
少女は、不思議そうに言った。
「いやそんな事はないさ。いろんな場所を見たり、名物料理を食べたり、
いろんな人と知り合ったりできるしな。」
「ほんと!」
「ああ。」
「あたしも旅してみたいなぁ。」
少女は目を輝かせて言った。
「それにはすぐ泣かない様に、強い子にならなきゃだめだぞ。」
少女は拗ねたような顔をした。
「もっと大きくなったらな。」
「うんっ!」
少年は優しげな笑みを浮かべた。そして、少女は元気いっぱいの笑顔を見せた。
「リナー、リナー」
「ねえちゃん!」
街の方へ続く道から、栗色の髪の少女より、少し大人びた少女が走って来た。
「ほらお出迎えだぞ。早く行けよ。」
「うん。でも‥‥」
「大丈夫だって言ったろ。おまえのこと心配して来てくれたんだから
いい姉ちゃんじゃないか。」
「うん!」
栗色の髪の少女は、自分の姉に向かって走って行った。
「おにいちゃんばいばーい。あたしが旅始めたらまた会えるよねー。」
「ああ。またな。」
「ばいばーい。絶対だよー。」
少女は満面の笑みを浮かべて、少年を一人にして行ってしまった。
「また会える、か‥‥」
少年は寂しげに笑って、街とは反対方向へ去って行った。

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1348Re:遠い日の約束<1>シェラ 3/1-15:59
記事番号1346へのコメント

ルイさんへ
続きを読みたい。
がんばって!!

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1370シェラさんへルイ 3/8-16:09
記事番号1348へのコメント

コメント有り難う御座います。
早く続きを書くようにがんばります。おーえんして下さい。
シェラさんも小説がんばれ!

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1371シェラさんへルイ 3/8-16:09
記事番号1348へのコメント

コメント有り難う御座います。
早く続きを書くようにがんばります。おーえんして下さい。
シェラさんも小説がんばれ!

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1372初投稿だったんですルイ 3/8-16:23
記事番号1346へのコメント

えっとはじめましてルイと申します。
この間初投稿だったんですけど、時間がなくて挨拶できなかったんでここであいさつします。つたない文章ですけれど、もしお時間がありましたら、
ちょっと見ていただければ光栄です。
もし読んで下さっていたら、一言コメントを頂けると大変有り難いです。
よろしくお願いいたします。

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1377Re:初投稿だったんですネオ 3/9-12:41
記事番号1372へのコメント

はじめましてルイさん。
遠い日の約束よかったですよ。ほのぼのします。
<1>ってことは、<2>と続くんですね?続きもがんばって書いて下さい。
陰ながら応援させていただきます。


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1385ありがとうございますルイ 3/10-14:43
記事番号1377へのコメント

ありがとうございます。
友達以外の人からコメントをもらうのは初めてなんです。
すっっっっごく感激しています。
続きを投稿するのは来月になります。
がんばって書くので応援して下さい。


by ルイ

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1380Re:初投稿だったんですシェラ 3/9-18:46
記事番号1372へのコメント

初めてのコメントがみじかくてごめんなさい。
いそいでいたので・・・、話は変わって、初投稿でもうまいです。
学校でわ、2話ぐらいと言ってたね。また、新しい話を出すとかいってたっけ・・。
そのときもがんばって!!
応援しているよ。

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1396Re:遠い日の約束<1>cross E-mail 3/11-14:52
記事番号1346へのコメント

はじめまして。
読ませていただきましたぁ。素敵ですねぇ・・・・
なんかこう、胸がきゅんっと、ね・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気持ち悪くてごめんなさい・・・・
あー、もぉ、どーして私がコメント書くといつもこうなっちゃうんだろぉ〜 うっうっ・・・・

とにかく!続き楽しみに待ってます。

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1397crossさん有り難う御座いますルイ 3/11-15:28
記事番号1396へのコメント

ありがとうございますっ!!!!!
もううれしくてうれしくて‥‥
感謝感激あめあられですっっっ


>とにかく!続き楽しみに待ってます。
はいっ!ガンバって速く書きます。
これからもよろしくお願いします。

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1443遠い日の約束<2>ルイ 3/18-23:40
記事番号1346へのコメント

こんにちは、えっと、2話目を書いてみました。
ずいぶん遅くなりました。でも、これでも予定よりは早いんです!
すいません‥‥十分遅いですね‥‥
1話を読んでくれた方、もしよろしければ、2話目も読んでいただければ
大変嬉しいです。

――――――――――――――――――――

「やー、久しぶりねー。」
あたし達は今、あたしの故郷 ゼフィーリアのもう目前という所まで来ている。
「ここがゼフィーリアなんですか。きれいな所ですねー。」
アメリアが感心したように言う。
「あ、こっちの花もきれい。」
言いながら、アメリアは嬉しそうに花畑の方へ駆けて行った。
「ゼルガディスさんも来て下さーい。」
「ったく」
そう言って、ゼルもアメリアの後を追う様に走って行った。
「あんまり遠くに行かないでよ!もう、アメリアったらあんなにはしゃいじゃって。」
あたしはため息をつきながらも、アメリアにも子供っぽい所があるんだなぁと思うと、自然と笑みがこぼれた。
「なぁリナ。ここ前にも来た事ないか?」
「え?ガウリィと来たのは始めてよ。あたしと旅を始める前に来たんじゃないの。」
「そうかなぁ。リナと一緒に来たような気がするんだけどなぁ。」
うーん、そう言われれば、ガウリィとここへ来た事があるような気もする。
まだ、あたしが小さい頃に‥‥
なんてあたしが考え込んでいると、
「ま、いいか。それより日陰で休もうぜ。」
と、ガウリィが言った。あたしは頷いて、大きな樹の側に腰をおろした。
「あれ?」
ここそういえば‥‥
「ん?どうしたんだ?」
「あ、いやちょっと今思い出して。確か、ここ姉ちゃんに怒られた時、
いつも泣いてた場所だなーと思って。」
「ふーん。おまえにもそんなかわいい時があったんだなぁ。」
どういう意味よ。あたしはガウリィをジト目で見る。
ぽんっ
ガウリィは笑いながら、あたしの頭に手を乗せ、自慢の栗色の髪をなでた。
「もうっ、子供扱いしないでよっ。」
あたしはそう言いながらも、ガウリィにつられて笑みを浮かべた。


ヒュー
風が優しく金色と、栗色の髪をなでていった。
「ねぇ、ガウリィ。」
あたしは、何となくガウリィに声をかけてみた。
「ん?どうした?」
「あのさぁ、旅してて楽しい?」
と、空を見上げながら言った。
ガウリィは急に何を言い出すんだ、と言うような顔で見ている。そして、
「おまえと会ってから、いろんな事があったからなぁ。
まぁ、楽しいと言えば楽しかったのかなぁ。」
と、言った。ちょっとひっかかる所があったので尋ねてみた。
「過去形なの?」
「いや。楽しい、かな。」
ガウリィがこっちを向いて、青い瞳にあたしの姿が映った。
ふと吸い込まれそうな気分になる。
「急にそんな事‥‥どうしたんだ?」
ガウリィは、空に視線を戻しながら言った。
「ん、何となく‥‥」
「そうか‥‥」
なんだか納得したようだった。でも‥‥ガウリィって、昔会った‥‥
「何だよ。人の顔じろじろ見て。」
あたしは無意識に、ガウリィの顔を見ていたらしい。
「なっ、なんでもないわよっ。」
「そうかぁ。」
あたしは、ちょっと顔が赤くなっているようだったが気にせず、
太い樹の幹に体をあずけ、ガウリィの方を見てみる。
「あのお嬢ちゃんも大きくなったんだな‥‥」
っっ!!ガウリィ‥‥やっぱりあの時の‥‥
ガウリィは聞こえない様に呟いたつもりなのだろうが、
あたしにはきっちり聞こえていた。
なんだ‥‥こんな近くにいたんだ‥‥ずっと探してたのに‥‥
あたしは、ガウリィの瞳と同じ色の空を見上げて微笑んだ。
「ねぇ、ガウリィ」
「ん、なんだ?」
ガウリィがこっちに顔を向ける。
「また会えたね。」
ガウリィはびっくりしたような顔をしてから、優しく笑った。
「そうだな‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「よしっ、行くかっ。」
あたしは立ち上がって駆け出す。
「おいっ、待てよ。」
言ってガウリィも後を追う。
「アメリアー、ゼルー行くわよっ。」
遠くにいる仲間達にも声をかける。
そして、あたしは久しぶりの故郷へ駆けて行った。


少女と青年の出会いは、偶然ではなく必然
遠い日の約束は、現実のものとなった....


fin

―――――――――――――――――――――――
ふぅー 疲れたー
実は今日、卒業式だったんです。
それに明日、新入生テストなんです。早く寝なきゃいけないのに‥‥
まぁそんな話は置いといて、ここまで読んで下さって有り難う御座います。
もしよろしかったら、コメント下さい。
あ、でもそうすると調子に乗って、また書くと思いますんでご了承下さい。
では、ここまで読んで下さった事を、心より感謝いたします。