◆−スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き−D・S・ハイドラント (2003/3/8 21:20:50) No.13491 ┗Re:スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き−ユア・ファンティン (2003/3/8 22:33:00) No.13496 ┗Re:スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き−D・S・ハイドラント (2003/3/9 17:44:09) No.13504
13491 | スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き | D・S・ハイドラント | 2003/3/8 21:20:50 |
何となく作ってみました。 12345横 1■□□□☆ 2■■☆■■ 3□☆□□■ 4□■■■■ 5☆□□□□ 縦 縦のカギ 横1、縦3:過去の栄光、今は臆病 横3、縦1:捨てられぬ危険な習性、 横のカギ 横1、縦3:いっそ、この手で 横1、縦5:人影(誤字) 横2、縦1:秋の味覚 これはスレイヤーズのクロスワードです。 はっきり言って作るのに意外と苦戦しましたし、結果当てはまるのがマイナーなものばかり。 ・・・全部すぺしゃるっぽいです。というか本編で作れるか疑問。 ちなみにやるときは直接書き込むのが良いかもです。□と☆の部分が書けて、■の部分は書けない部分です。 ちなみに☆に当てはまる文字を組み合せば、まいなぁなキャラの名前が出てきます。 カギは座標でやってみました。 座標に当てはまる点がそのクイズ解答欄の一番上になります。 あっちょっと横の並び変かも知れません。 ・・・やりにくくてすみません。 ――おまけ(か本編かよく分からない)小説―― ――彼は生きることに疲れていた。 星々は遠すぎて、守護にはけしてならぬ。 闇に喰われた濃紺の空が、脅えてか、微かに身震いした。 梢が一斉に歌いだして後に残ったのは静寂。 恐怖が支配したが・・・半ばは安堵だった。 固い大地を過剰に踏みつけ、震えを抑えつつ突き進んでゆく。 歩は思いのほか速かった。 背後から暗鬼が追って来ている。ただしそれは虚ろだった。 それでも幻想の瞳は完璧に捉えているし、硬い皮膚が逃さず感じ取っている。 だがそれでも欺瞞の悪魔に弄ばれるままの世界を彼は受け入れてまでいた。 すでに過ぎた時の欠片が圧し掛かって来る。 その映像に彼は押し潰され、苦しく吐息を放った。 白き焔の如きそれは、虚像になれぬ間に消え去ったが、瞬間に鳴った風の音は強く響いていた。 すべての疲れは過去のことだと鮮明になった意識は訴える。 だが同時に安堵が崩れてゆき、恐怖がその時には浸透しきっていた。 その時になり後悔が生まれ始める。 強き虚像が脳裏を占めた。 「おい、あそこは止めとけ・・・」 焦りに満ちていた声。 その言葉の主から考えれば、不可解なほどにそれ一色であった。 立ち寄った先の酒場で聞いたその山道の噂。 恐ろしき悪霊の存在。 耐えていた寒気が急に強まる。 息吹を浴びせ温める世界。 だが瞬間に感じた安堵は冷めた途端にさらなる恐怖へと・・・。つまりは油断したことにだ。 ――寒いな。 呟きに戦慄を感じたが不発に終わってそれは安堵。むしろ輝きを得ていた。 だがやがて儚き光さえ途切れる。 魔の腕が覆う天蓋に差し込む救いなど希薄すぎてけして見えぬ。 囁きの数も目減りしていた。 沈黙した森は骸の如く、微動の気配もない。 彼の足音は鮮明すぎた。 恐怖を静かに掻き消してゆく。 だが最後の壁は破れない。 焦燥を感じつつも、それでも歩いた。 その1つの行動のみはまだ続いている。 だがそれすらも大いなる地獄への門へ続くのではないかと不意に思えば広がる恐怖。 打ち消す。生まれる。 無限の繰り返し。鬱陶しき輪廻。 激しき憤りが生まれてくる。 それも恐怖を氷解させるものだった。 しかしそれに気付けば翼は失われた。 沈黙はなお続く。 激情を解き放つために・・・。 そしてそれはその瞬間だった。 激しき揺れが確かに感じ取れた。 静かな森の脇。冥き闇の底。 音は連なる。だがただ1つ。 ――獣か!? 瞬間に世界は変貌を遂げた。 腰の剣へその腕を走らす。 一陣の風と同時に、影が飛び出した。 天へ昇り、地へ還る、その放物線はいかなる風より遥かに速し。 黒き瞳には何も映らなかった。 だが恐怖が晴れて意識は最高潮に明白に・・・。 すべての思考が愚かと思え、それに恥じつつも感情を抑える。 ――来る! 影が渡り、消えた茂み。 出でた方とは反対側に睨みを放つ。 だが気配はそこに出でず、背後に生まれた。 衝撃――苦痛を伴った。 意識が削り取られ、視界が混濁する。 崩れゆく身体を必死で回転させ、視線は相手を見据えた。 黒き影は――獣の姿であった。 だが小さき体躯に似合わぬ豪腕、闇に慣れた視線が見るのは狼でありながら黄金の猿の毛並み。 異形と言える。 だが思考を打ち切り、立ち上がる。 空気の微動に叫ぶ背中を無視し、吠えもせず静かに見据える獣へ飛び出した。 不完全な体勢での跳躍は不安定な飛行を生んだものの、 ――飛翔界(レイ・ウィング)! 魔なる力がそれを助けた。 獣が接近する中、震えを切らせた腕は白刃を抜き取る。 煌きは微かだった。 低空飛行のまま風の結界より具現した剣は、異形の獣の血を求め疾駆。 だが焦り――。 金音がそれに拍車を掛けた。 剣は片方の爪に受け止められ、さらに結界を突き破る一撃。 宙を舞い、襲った大地は激しき悲鳴を上げた。 ――立てるか? 言い聞かせる自分に希望が損なわれてゆくことを思った。 獣は接近して来る。 その中、必死で心を落ち着かせた。 それは容易かったのかも知れない。 ――火炎球(ファイアー・ボール)! 安堵が浸透して来る。 それは翼の如く、高き地へ舞い上げる。 だが翼は消え去り闇へと――。 そう絶望が突き落とした。 焔に塗れなお歩み寄る獣、傷は思うより深く微動が彼を蹂躙する。 死・・・遠くに見ていたそれが急激に隣接。 死神の鎌をこれほど恐ろしく思ったのも随分と懐かしい・・・。 数多の死との狭間を越えていた。 だが苦しき時は今だけでない。 だが疑問など打ち消したかった。 ――生きたい。 数刻前と反したその感情が、疑問などを望まなかった。 緩慢に見える時は流れは遅いものの、目まぐるしかった。 瞬間の連続のその中で、彼は必死で目覚めようとした。 そして立ち上がる。 よろめきつつも駆け出して、黄金の死神へと凶刃を向ける。 だが獣は余裕すぎた。 交差する剣と爪。 だが彼はよろめきそして崩れる。 真に近づいた獣は笑っていた。 それは嘲笑でなく普遍の微笑み。 安らかな瞳、だが殺戮者。 その爪が振り下ろされ、すべてが終わる。 ――今1つだったな。 後悔が強い。 だがそれは言葉のみで、 ――だが幸せだったのかも知れんな。 終わる刻みは静かで緩やかで鮮明すぎた。 だがそれで審判を待ち侘びてもいた。 そして届く瞬間に・・・。 風が吹いた。 生暖かい鮮明な風が・・・。 獣の爪は止まっていた。 そしてどこか震えていた。 無表情だが鮮明に取れる感情。 そしてやがて崩れ落ちた。 ――まだまだですねえ。 そして響いたのは金属の音。 頭が蠢く。不快な頭痛。 その中で彼は見た。 おぼろげだが確かな姿。 真紅の幽鬼。その姿は・・・。 ――レゾ! 赤法師レゾのその姿であった。 ――まだまだですよ。 遥か昔が蘇り、忘却していた焔が灯る。 今までのすべてが偽りの如く、彼は闇に映えていた。 ――それくらいで諦められては困りますよ。 激情にすべての恐怖は晴れた。 憎しみにすべての疲れは消えた。 ――私としては是非とも望む姿を得て欲しいのですよ。 そこで消えた。 すべてが終わった。 獣の骸さえそこには残らない。 輝いていた獣。 異形だったが完全形だったのかも知れない。 弱すぎる自分。 ――絶対に元に戻ってやる。 彼は再び歩を進めた。 傷がすべて消えていたがそれを思うこともまずなかった。 すべて例の悪霊の仕業だったのだろうか。 それともあの男が悪霊の正体なのだろう。 だが輝くゼルガディスは闇よりも光を選ぶ。 ――おまけ(か本編かよく分からない)小説:完―― この後書きはクロスワードに関してかおまけ小説に関してなのかという感じの後書き。 えーD・S・ハイドラントです。 はじめましての方は・・・いらっしゃられるでしょうか? 一応、言っておきますと、D・Sは デモン・スレイヤーでも、 ドラゴン・スレイヤーでも、 ドラグ・スレイブでも、 ダーク・シュナイダーでも、 デスストーカーでも、 デイミア最高でも、 デカいスライムでも、 ありません。 旧名『ドラマ・スライム』です。 まあこれは竜破斬から取ったんですけど実は・・・。 クロスワード(しつこいようですがこちらがメイン)は必然的に難しくなってしまいました。 ちなみに正解者プレゼントは正直、書く余裕があるか微妙なので、すみませんが、正解発表時に決めさせていただきます。 ・・・本当はガウリイとかリナとかアメリアとか使いたかったんですけど厳しいんですよ結構。 出来たら今度はもっと難度の低いやつを作りたいと思います。 後おまけ小説・・・何でこんなものがって疑問の方・・・すみません。深い意味は多分ないです。 普通はギャグですよねこんな時は・・・。 でもシリアス・・・本気でオチも何もない純シリアス書いたの久しぶりかも知れないです。 ちなみにもしかしたら意味不明のところがあるかも知れませんが(一応修正は掛けましたけど)・・・突然の比喩や分かり辛い表現は私の気持ちになれれば分かるはずです。(ヲイ) まあとにかくそれではこの辺りで・・・さようなら〜 あっこんな記事にレスしようと思ってくださる慈悲深き方、クロスワードだけでもおまけ小説だけでも構いません。 本気の本気で構いませんので・・・。 あっクロスワードに関して分からないことがありましたらそう一言で良いのでレスしてください。 それでは本当にさようなら〜 |
13496 | Re:スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き | ユア・ファンティン | 2003/3/8 22:33:00 |
記事番号13491へのコメント > > ――生きたい。 そう思えるならねまだいいかもよ・・・ > > > ――まだまだですねえ。 アンタがね > > > > ――絶対に元に戻ってやる。 ユ:うっしゃ―、その意気や。 > > > > >後おまけ小説・・・何でこんなものがって疑問の方・・・すみません。深い意味は多分ないです。 >普通はギャグですよねこんな時は・・・。 >でもシリアス・・・本気でオチも何もない純シリアス書いたの久しぶりかも知れないです。 ユ:面白いから良しとしましょう。 >ちなみにもしかしたら意味不明のところがあるかも知れませんが(一応修正は掛けましたけど)・・・突然の比喩や分かり辛い表現は私の気持ちになれれば分かるはずです。(ヲイ) > >まあとにかくそれではこの辺りで・・・さようなら〜 さようなら > あっひとつ言い忘れ あのチャットの後、 風野と紅屍の関係(親戚)を知っている人の設定をやっと掘り返したんですけど。 その人、ルリ―アさんて言うんですけど。最後の最後まで、しゃべらない事になってました ですので、ラントさんには、できれば、さっきの発言を 今宵一晩の幻か夢だと思って・・・・他言無用にしてくださるとありがたいです。 あともう一つ ACT1−3は、シリアス風味なのに 兄と妹、宣伝で初のセレスとディスティアのキスシ-ンがあります。 よろしければどうぞ > >それでは本当にさようなら〜 次の邂逅を祈りましてさようなら > |
13504 | Re:スレイヤーズ版クロスワードパズル:おまけ小説付き | D・S・ハイドラント | 2003/3/9 17:44:09 |
記事番号13496へのコメント > >> >> ――生きたい。 > >そう思えるならねまだいいかもよ・・・ こんな短編で死ぬほど絶望させるの私には無理っすよ。(ゼル自殺させたことあるけど) > >> >> >> ――まだまだですねえ。 > >アンタがね ううむそう来ましたか。 > >> >> >> >> ――絶対に元に戻ってやる。 > >ユ:うっしゃ―、その意気や。 ・・・でもすぐに燃え尽きそうな気がします(ヲイ) > >> >> >> >> >>後おまけ小説・・・何でこんなものがって疑問の方・・・すみません。深い意味は多分ないです。 >>普通はギャグですよねこんな時は・・・。 >>でもシリアス・・・本気でオチも何もない純シリアス書いたの久しぶりかも知れないです。 > >ユ:面白いから良しとしましょう。 ・・・ありがとうございます。 > >>ちなみにもしかしたら意味不明のところがあるかも知れませんが(一応修正は掛けましたけど)・・・突然の比喩や分かり辛い表現は私の気持ちになれれば分かるはずです。(ヲイ) >> >>まあとにかくそれではこの辺りで・・・さようなら〜 > >さようなら >> >あっひとつ言い忘れ >あのチャットの後、 >風野と紅屍の関係(親戚)を知っている人の設定をやっと掘り返したんですけど。 > >その人、ルリ―アさんて言うんですけど。最後の最後まで、しゃべらない事になってました > >ですので、ラントさんには、できれば、さっきの発言を >今宵一晩の幻か夢だと思って・・・・他言無用にしてくださるとありがたいです。 分かりました。 > >あともう一つ >ACT1−3は、シリアス風味なのに >兄と妹、宣伝で初のセレスとディスティアのキスシ-ンがあります。 > >よろしければどうぞ よろしかったのでどうぞしてみました(意味不明) > >> >>それでは本当にさようなら〜 > >次の邂逅を祈りましてさようなら それでは、どうもありがとうございました。 > >> > |