◆−夢の中の真実−渚 (2003/3/23 15:56:02) No.13714
 ┣Re:夢の中の真実−颪月夜ハイドラント (2003/3/24 18:05:45) No.13723
 ┃┗Re:夢の中の真実−渚 (2003/3/24 22:34:09) No.13727
 ┣夢の中の真実:はかりに乗せられない物−渚 (2003/3/25 18:04:14) No.13730
 ┃┣Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物−夜宵 吹雪 (2003/3/25 21:21:37) No.13731
 ┃┃┗Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物−渚 (2003/3/25 22:49:54) No.13738
 ┃┗Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物−颪月夜ハイドラント (2003/3/26 18:37:49) No.13746
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物−渚 (2003/3/26 20:24:51) No.13747
 ┣夢の中の真実:夢を実現させないために−渚 (2003/3/27 17:24:26) No.13752
 ┃┣Re:夢の中の真実:夢を実現させないために−有太 (2003/3/27 18:12:26) No.13754
 ┃┃┗Re:夢の中の真実:夢を実現させないために−渚 (2003/3/27 22:29:30) No.13757
 ┃┗Re:夢の中の真実:夢を実現させないために−イヌひこ (2003/3/27 19:17:09) No.13756
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:夢を実現させないために−渚 (2003/3/27 22:35:38) No.13758
 ┣夢の中の真実:苦しみ、それは本人しか分からなく−渚 (2003/3/30 22:49:58) No.13788
 ┃┣憎しみの深さ痛感しました・・・。−夜宵 吹雪 (2003/3/31 10:55:18) No.13794
 ┃┃┗Re:憎しみの深さ痛感しました・・・。−渚 (2003/3/31 22:27:56) No.13805
 ┃┗意味深な科白が多くて悩んでます。−有太 (2003/3/31 17:55:16) No.13798
 ┃ ┗Re:意味深な科白が多くて悩んでます。−渚 (2003/3/31 22:40:50) No.13807
 ┣夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−渚 (2003/3/31 23:24:40) No.13808
 ┃┣Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−有太 (2003/4/1 17:16:05) No.13826
 ┃┃┗Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−渚 (2003/4/1 22:48:09) No.13842
 ┃┃ ┗Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−有太 (2003/4/3 20:16:43) No.13865
 ┃┗Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−颪月夜ハイドラント (2003/4/1 18:00:50) No.13829
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い−渚 (2003/4/1 22:52:43) No.13843
 ┣夢の中の真実:初めての裏切り−渚 (2003/4/2 23:00:51) No.13853
 ┃┗意味深ですね・・・−有太 (2003/4/3 19:52:17) No.13863
 ┃ ┗Re:意味深ですね・・・−渚 (2003/4/3 22:12:22) No.13870
 ┣夢の中の真実:守りたいもの−渚 (2003/4/3 23:09:03) No.13872
 ┃┗Re:夢の中の真実:守りたいもの−有太 (2003/4/4 13:59:00) No.13875
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:守りたいもの−渚 (2003/4/4 16:25:23) No.13883
 ┃  ┗迷惑も考えずレス返し・・・・;−有太 (2003/4/4 18:10:14) No.13895
 ┃   ┗迷惑じゃないですよ♪−渚 (2003/4/4 22:37:28) No.13902
 ┣夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば−渚 (2003/4/4 22:57:54) No.13904
 ┃┗Re:夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば−颪月夜ハイドラント (2003/4/5 15:37:44) No.13912
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば−渚 (2003/4/5 17:01:18) No.13916
 ┣夢の中の真実:ナジュと愉快な仲間たち−渚 (2003/4/6 15:43:20) No.13921
 ┃┗仲良し四人組・・・(>ワ<)。−イヌひこ (2003/4/7 11:16:44) No.13931
 ┃ ┗Re:仲良し四人組・・・(>ワ<)。−渚 (2003/4/7 11:34:56) No.13933
 ┣夢の中の真実:何の手がかりもなく−渚 (2003/4/7 11:31:37) No.13932
 ┃┣やっぱし速いです・・・。−イヌひこ (2003/4/7 13:38:26) No.13937
 ┃┃┗Re:やっぱし速いです・・・。−渚 (2003/4/7 16:01:49) No.13939
 ┃┣Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく−颪月夜ハイドラント (2003/4/9 22:15:50) No.13963
 ┃┃┗Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく−渚 (2003/4/10 21:59:58) No.13965
 ┃┗Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく−有太 (2003/4/10 11:29:29) No.13964
 ┃ ┗Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく−渚 (2003/4/10 22:11:33) No.13966
 ┣夢の中の真実:予知夢どおりに進み・・・・−渚 (2003/4/10 22:48:47) No.13967
 ┗夢の中の真実:自分が進む道−渚 (2003/4/20 23:42:07) NEW No.14037
  ┣Re:夢の中の真実:自分が進む道−有太 (2003/4/21 16:13:26) NEW No.14042
  ┃┗Re:夢の中の真実:自分が進む道−渚 (2003/4/21 17:43:12) NEW No.14043
  ┗Re:夢の中の真実:自分が進む道−颪月夜ハイドラント (2003/4/21 21:00:02) NEW No.14046
   ┗Re:夢の中の真実:自分が進む道−渚 (2003/4/21 22:08:48) NEW No.14048


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13714夢の中の真実2003/3/23 15:56:02


『もつの?その体力で?』
「闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの」

――確かに、もたないかもしれない・・・・でも

「混沌の海よ たゆたいし存在 金色なりし闇の王」
『くすくす。無駄なことはやめといたほうがいいよ』

――無駄・・・・?そんなの分からない。

「我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う」
『本当、分からないわ。そこまでして何の価値があるの』

――あんたなんかに分かるはずがない。

「我が前に立ち塞がりし すべての愚かなる者に」

――守りたいものがある時、人は強くなれることを!!

「我と汝が力持て 等しく滅びを与えんことを!
重破斬!!」
『あなた、リナ=インバースにふさわしい最期ね』

――やっぱり・・・・もた、な・・・・・い・・・・



――がばっ。
もうすぐ夜明けであろうこの時刻。汗だくになりながら起きた少女、リナ=インバース。
――やな夢・・・・。
そう思いながら、息を整える。
――まったく、こんな寒い町で寝汗なんてシャレになんないわね。
汗が乾いて、冷たい風がこたえるのだろう、タオルをもちシャワー室に向かう。

ここは、はるか北の小さなとある村。
リナがみんなと別れたのは10日ぐらい前のこと。理由は「最初のように気ままな旅をしたいから」
そして、分かれて一直線に来たのがこの村である。


「ねーねー、おっちゃん」
朝食を食べ終わり、皿洗いをしているこの村で一つしかない宿の主人に声をかける。
「ん?なんだい、じょうちゃん」
「この村に、ライラ=マークス、ってゆー人いるって聞いたんだけど・・・・」
「なんだいじょうちゃん、そんなやつに会いに来たのか?」
近くにいた30代ぐらいの客がリナに話しかけてくる。
「そーだけど」
「やめとけやめとけ。あんなじじーんとこ行ったら頭が変になるぜ?」
「そうそう。悪いことは言わねーから、あんな老いぼれのとこ行っても変な話聞かされるだけだ」
客の言葉に宿の主人もうなずく。
「ふーん。ま、とにかくいるんでしょ。場所教えてよ」
「いいけどよ。マジで行くのかい? 」
客は紙に地図を書きながら再度聞く。
「一体どんな用があるんだい?夢ばかり見てるあんな老いぼれんとこに」
紙をリナに渡し、好奇心なのだろうか客の問いにリナは
「ありがと。・・・・そーね。その夢を聞きに行くのよ。」
そうきっぱり答え、宿を出るリナ。

――う〜寒い〜。

宿の中との温度とは比べ物にもならないくらい寒く、思わず身震いをしてしまう。
リナは書いてもらった地図見、

――しかし、そーとーな変人扱いね。
さっきのおっちゃんたちの言い方にしろ、年老いたおじいさんが村の横にある森の中で住んでるなんて。
どーせ、研究のせいで追い出されたんだろーけど。

そう思いながらもう一度地図見、頭に縦線をいれ

――なんで、森の中でしかも、こんなはずれにいるのよ・・・・。

そう愚痴っても仕方なく、森の中に足を入れるリナ。


「迷った・・・・・」
森の中に入り空には星が輝いている中、一番最初にあげた声はこれだった。
確かに地図は書いてもらった。・・・・・が、
なにせん森の中、しかも、雪が積もっており道が分からなくなってしまったのだ。

――やばい・・・・非常にやばい・・・・。

いつもなら野宿ができるのだが、先ほども言ったように雪が積もるほどの気温の低さ。
こんなとこで野宿などすれば

――間違いなく凍死。

「・・・・・・・・」
リナは考えてはならぬことを思い浮かべ、サーっと気温が低くなっていく。
だが、固まっているリナに声をかける2人の男性。
「おーおー、ここら辺じゃ見かねー顔だな」
「どーした?寒いのか?何なら俺らんとこにきてあっためてやろうか」
この寒い中ご苦労なことで、と同情してしまう盗賊の下っ端の言葉に
脅えるリナ・・・・ではなく。
「本当!?どこどこ?どこにあんのよ。さっさと連れてってよ」
笑顔で言うリナ。さすがのごろつきも、予想外の反応に一瞬と惑うがいつもの調子を取り戻し
「あ、ああ。いいぜ、そっちがノリ気なら」
「まあ、顔も結構いいしな」
リナは盗賊に連れられて・・・・・いやごろつきの先頭につき急ぎ足でアジトに向かう。


「おいしーい!!」
「おい、この女自分の立場分かってんのか?」
「さあ・・・・・。最初から変な女だったし・・・・・」
アジトにつき、リナは空かした腹を満たすため、ばくばくとご飯を食べ続ける。
所詮は下っ端なのだろうか。リナを縛りもせず、料理を食べさせているあたりまだまだ青い証拠。
「お頭がいないし、変に手を出すとどやされるから、このままにしとくか」
「そーだな」
田舎のごろつきはこんなものだろうか、人数もリナが見る限りでは8人程度。
「はー、おなかいっぱい」
大満足のリナ。それを見て
「・・・・。お前、よく食うな」
呆れ顔で言う盗賊。
「まーね。朝からずーっと歩きっぱなしだったから。そーだ、ライラっていう人の家ってどこ?」
「あー?変な研究してるじーさんのことか?」
「そうそう」
もはや、本当に盗賊か怪しいくらいリナと和んでいる。
「それならここからずーっと東だぜ」
「そ。ありが・・・・」
ばたん!!
リナがお礼を言い終わる前に扉が開く音がし
「お頭!!」
「なんだ?この娘は・・・・」
入ってきたのは40ぐらいのおっさんと、20後半の目つきが鋭い男。
見た感じ、おっさんが頭、若い方が頭の補佐役なのだろう。
「あっ。外をうろついていたので、お頭の土産にしようかと・・・・」
「・・・・それで、飯を食わしていたのか・・・・・?」
目つきをさらに鋭くして言う。
「ごちそうさま。いやー、いい子分たちね」
答えたのは、笑顔でいうリナ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
それを見て、気難しそうな顔をする。お頭のほうは
「それじゃあ、飯代の分も含めてかわいがってやるか・・・・」
リナの顎をもち、いやらしそうな目をする。
「・・・・・。これぐらいのご飯じゃだめよ。あたしはもっとお高いんだから」
リナの言葉にふっと笑い
「安い、の間違いじゃねーのか?そんなちいせー胸でよ」
この言葉でわっと盛り上がり、笑いすぎで腹を押さえるものもいる。
「ちがいねー」
「じょうちゃん。その言葉はもっと育ってから言うもんだぜ」

――い、言わせておけば〜・・・・。

我慢の限界なのだろう。リナの頭には怒りの四つ角でっかく出ている。だが

――・・・・・。絶えるしかないか・・・・。

目つきの鋭いやつだけは笑わずに、、まだ何か考えている様子。
それに気づいたお頭は
「どーした?クオン?」
どうやら、名はクオンというらしい。そのクオンは小声で
「女。お前の名はもしかして、リナ。リナ=インバースか?」
ぴしぃぃぃぃぃぃん。
クオンの言葉に凍りつく盗賊。リナの通り名はここまで広がっているのか、言葉が出ないご様子である。


「ん〜、いい天気。そんじゃ、泊めてくれてありがとう」
見事な快晴で、雪もだいぶ溶けている。
そしてリナは、太陽に負けないぐらいの笑顔で挨拶をし、まっすぐ東に進む。
「いえいえ。お役に立ててうれしいです」
「それでは、お気をつけて・・・・・」
ぺこぺこと頭を下げる盗賊。
どうやら盗賊たちは、盗賊殺しのリナと分かり何も手を出さず泊めてやったようである。
どうゆう噂が流れているのか分からないが、脅えてしまっている盗賊。
あんなこと言ったのに、アジトも破壊されず宝も何も取られていないのは奇跡的である。

「どうしたんですか?リナさんらしくもない」
何もないところから突然、リナに声をかけたのはいわずと知れた、ゼロスである。

――はー。こんなときにいやな奴が・・・・。こんなときはとりあえず、無視!!

「無視しないでくださいよ〜」
無言で歩くリナに、姿は見えないが口調からして弱々しいのは想像ができる。

――こんなんで、本当に獣神官?

歩くのを止めず、リナはそう思ってしまう。
「どうして、魔法を使わなかったんですか?」
「わわっ!!」
いきなり目の前に現れたゼロスに思わず、驚いてしまうリナ。
「どうしてですか?」
そんなのお構いなしに問うゼロス。
「あんた、分かってて聞いてるんでしょ?何でわざわざ聞くのよ」
「いえいえ、僕は確かめに来たんですよ。リナさんが、魔法を使わない、ということを」
ぴくっ。
その言葉に反応するリナ。それを見たゼロスは
「どうやら本当のようですね。魔法を使うだけ寿命が減っているというのは」

リナが仲間とはなれた理由。それがこれなのだ。
魔法が使えない以上、自分は仲間を今まで見たいに守れなく、足を引きずってしまう。
自分が魔族に狙われているのに、自分は戦えない。これ以上厄介なものはない。
そんな自分がいやで、一人旅を始めた。

「しかし、不運ですよね。ルークさんを倒し、アメリアさんとゼルガディスさんとも再会。
また4人で楽しい旅の始まり、と思った矢先に額に見てはいけない模様を見てしまうなんて」
「・・・・あんた。ずっと見てたの?」
「これもお仕事ですから・・・・」
嫌気がさすリナの表情に、いつもどおりのニコニコ目のゼロス。
「さすがリナさん、と言うべきでしょうか。よくご存知でしたね、その模様の意味を」
「・・・・昔、ある書物を読んでね」

リナの額に出た模様。それは、魔力を使いすぎた魔道士がなる病気の症状。
魔力を使えば、その分だけ寿命は短くなるという。

「それで?聞きたいのはそれだけ?」
「そーですね。これからリナさんが、病気を治すためではなく、何しにこんなところまで来ているのか興味はありますが。
仕事がたまっているので、この辺で失礼させていただきます」
そう言い、姿を消すゼロス。



*  どーも。
リナ:あんた、新学期まで新作出さないんじゃあ・・・・。
*  いやー、たまたま思いついたネタで、暇つぶしに・・・・。
リナ:ふ〜ん。珍しくシリアスね。
*  はい。それでは、もしよければ最後まで付き合ってください。

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13723Re:夢の中の真実颪月夜ハイドラント 2003/3/24 18:05:45
記事番号13714へのコメント

こんばんはラントです。

意味深な始まり・・・例の8巻のあれに似てるような・・・。

そして盗賊とのほのぼの(?)シーン。
名が知れてますなあ。
にしても結構良い人もいるんだ。
人権ない人らにも・・・。

>「あんた、分かってて聞いてるんでしょ?何でわざわざ聞くのよ」
>「いえいえ、僕は確かめに来たんですよ。リナさんが、魔法を使わない、ということを」
>ぴくっ。
>その言葉に反応するリナ。それを見たゼロスは
>「どうやら本当のようですね。魔法を使うだけ寿命が減っているというのは」
ううむなるほど・・・。
でも剣とマジック・アイテムを併用して戦えば盗賊数人程度は倒せるのでは・・・。マジック・アイテムって攻撃用あったか忘れたけど・・・。

>「そーですね。これからリナさんが、病気を治すためではなく、何しにこんなところまで来ているのか興味はありますが。
>仕事がたまっているので、この辺で失礼させていただきます」
仕事?
あるんすね魔族にもいろいろ・・・。
実は伏線だとか?

それではこれで失礼致します。

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13727Re:夢の中の真実2003/3/24 22:34:09
記事番号13723へのコメント

>こんばんはラントです。
>
>意味深な始まり・・・例の8巻のあれに似てるような・・・。
>
>そして盗賊とのほのぼの(?)シーン。
>名が知れてますなあ。
>にしても結構良い人もいるんだ。
>人権ない人らにも・・・。
*  そうですねー。
 リナ:しょせんは人権なんて、ないけどね。
>
>>「あんた、分かってて聞いてるんでしょ?何でわざわざ聞くのよ」
>>「いえいえ、僕は確かめに来たんですよ。リナさんが、魔法を使わない、ということを」
>>ぴくっ。
>>その言葉に反応するリナ。それを見たゼロスは
>>「どうやら本当のようですね。魔法を使うだけ寿命が減っているというのは」
>ううむなるほど・・・。
>でも剣とマジック・アイテムを併用して戦えば盗賊数人程度は倒せるのでは・・・。マジック・アイテムって攻撃用あったか忘れたけど・・・。
 *  そうか、そのテがあったのか・・・・。
 リナ:あんた、もっと考えなさいよ。
 *  んーでも、あんときのりナは疲れてたし、無駄な体力は使いたくなかった、ってことで。
>>「そーですね。これからリナさんが、病気を治すためではなく、何しにこんなところまで来ているのか興味はありますが。
>>仕事がたまっているので、この辺で失礼させていただきます」
>仕事?
>あるんすね魔族にもいろいろ・・・。
>実は伏線だとか?
 *   中間管理職だしねー。雑用とかいろいろあんでしょ?
 ゼロス:ほっといてください。
 *   ゼラスも人じゃなくて、魔族使いあらそうだしねー。
 ゼロス:しくしくしく。
 *   そーとーひどいらしいな。
>それではこれで失礼致します。
 *  コメントありがとうございました。
 リナ:こんな馬鹿にもったいないお言葉ありがとうございました。
 *  何だよ、その言い方。

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13730夢の中の真実:はかりに乗せられない物2003/3/25 18:04:14
記事番号13714へのコメント

「ここ、か・・・・」
リナは古びた家の前に立ち、そう呟く。
「すいまえーん」
言いながら、ドアを叩くが返事はない。時刻は昼近く、寝ている時間でもあるまい出かけているのだろうか。

――外で待つのはかなりキビシーナー。

いくら天気が良くても寒いのには変わりない。
「ライラさーん!留守ですかー!?」
先ほどよりも声を出し、ドアを叩くのも強くなっている。リナはドアノブに手をかけると
かちゃ。

――ラッキー。あいてるじゃん。いないんだったら仕方ないし、しょうがない。中で待たせてもらおーっと。

なにがしょうがないのか。ある意味、ドロボー行為をしているリナ。
ドアを開けた瞬間、リナは目を見開いた。
「・・・・なっ!?」
リナの目の前に光景それは、血だらけのリナが探していた人物、ライラ=マークスであった。
「ライラさん!?」

――そんな!?どーして!?これも・・・・あたしのせい・・・・?

リナは急いで駆け寄り、ライラをさわるが体はかなり冷たくなっていた。
「・・・・・・・・」
言葉をなくしているリナに、ナイフが飛びかかる!
きぃぃぃぃんっ。
耳が痛くなるような金属音が部屋の中を響く。ナイフをはじいたのはねらわれたリナ、ではなく
「ゼロス・・・・!?」
先ほどわかれた神獣官ゼロスであった。リナは思わず声を上げ戦闘態勢をとろうとするが
「おやおや、逃げられたみたいですね」
その言葉と、周りに自分たち以外の気配がないことを確かめリナは剣をぬくのを止めた。


「・・・・・・・・・・・・」
リナは無言で墓、ライラ=マークスの墓の前で手を合わせる。
「お知り合い、だったんですか?」
ゼロスはリナが墓をつくったのを疑問に思い
「・・・・。顔も見たこともない人よ。でも、いくらなんでもあのままにしとくわけにはいかないでしょ」
顔を上がるリナ。立ち上がり家に足を入れながら
「それより、何であんたがここにいるのよ。仕事はどーしたのよ?パシリ魔族のクセにさぼっていいの?」
「・・・・だから、お仕事ですよ」
『パシリ』というところが気になったのか、多少顔を引きつらせるゼロス。
「仕事?ったく、今度はなに考えてんのよ、あんたたち」

――あたしを守るのがお仕事?・・・・そんなわけないか。

「それは・・・・」
「秘密っていうのはなしよ」
ゼロスお得意の言葉ばリナの鋭いまなざしで中断された。
「・・・・リナさんは、ナゼ、こんなところに来ているのですか?」
「・・・・・・・・」
無言のリナを見て
「『過去』か『未来』にでも行きたかったんですか?」
ぴくっ。
図星なのだろう、ゼロスの言葉に反応するリナ。
「・・・・未来、よ・・・・。ライラさんは時代をあやつる研究を長年やっているって聞いてね」
ゼロスには敵わない、とでも思ったのか少しずつだが話し始めるリナ。
それとも、誰かに相談したく、それが偶然ゼロスになったのか。
「ねえ、ゼロス。もし、ゼラスとロードオブナイトメアが対立したら、あんたならどっちにつく?」
あまりにもな質問で、ゼロスはとまどってしまう。
「やっぱ、すぐには答えられないわよね」
リナはめったに見せないような悲しい目をする。

――比べることなんか・・・・比べることできないのよ!!・・・・ナジュ・・・・。

 *  短っ!!
ディナ:時間かけたわりには短いですね。
 *  いやー、いろんな小説めぐりしてまして。いまはぷよ○よの方を・・・・。
ディナ:だから、シェアルを検索してたんですか。
 *  んだ。それは置いといて、最後びみょーにゼロリナ?って感じだったねー。
ディナ:でも、男性キャラ(?)はゼロスさんぐらいなんですよね、今回。
 *  そうなんです。では、この辺で。

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13731Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/25 21:21:37
記事番号13730へのコメント


>いくら天気が良くても寒いのには変わりない。
>「ライラさーん!留守ですかー!?」
>先ほどよりも声を出し、ドアを叩くのも強くなっている。リナはドアノブに手をかけると
>かちゃ。
>
>――ラッキー。あいてるじゃん。いないんだったら仕方ないし、しょうがない。中で待たせてもらおーっと。
>
>なにがしょうがないのか。ある意味、ドロボー行為をしているリナ。

吹雪:おいおい(笑)
K:ま、しょうがないだろ、外にいたら死ぬし。

>リナは急いで駆け寄り、ライラをさわるが体はかなり冷たくなっていた。
>「・・・・・・・・」
>言葉をなくしているリナに、ナイフが飛びかかる!
>きぃぃぃぃんっ。
>耳が痛くなるような金属音が部屋の中を響く。ナイフをはじいたのはねらわれたリナ、ではなく
>「ゼロス・・・・!?」

吹雪:ゼロスッ!お前か、またお前が関係してんのかい!!
K:やかましい、最初に出たところで気付け。

>「それより、何であんたがここにいるのよ。仕事はどーしたのよ?パシリ魔族のクセにさぼっていいの?」
>「・・・・だから、お仕事ですよ」
>『パシリ』というところが気になったのか、多少顔を引きつらせるゼロス。

吹雪:パシリが嫌なら何がいいですか?
K:じゃ、パシリにストーカーに、あと覗き魔のどれか選んで。

>「『過去』か『未来』にでも行きたかったんですか?」
>ぴくっ。
>図星なのだろう、ゼロスの言葉に反応するリナ。

K:・・・・・・ふーん、でも僕はまったく興味ないな。
吹雪:私もないですね、今を生きたいですから。・・・・・・もっともKの場合、今が楽しければそれで良し。後のことはまったく考えてないんですけどね・・・。
K:何か文句あるのか?

>「ねえ、ゼロス。もし、ゼラスとロードオブナイトメアが対立したら、あんたならどっちにつく?」
>あまりにもな質問で、ゼロスはとまどってしまう。
>「やっぱ、すぐには答えられないわよね」

吹雪:むう、禁断の選択です。
K:・・・・・・僕にも答えが出せそうにない問題だな。

> *  いやー、いろんな小説めぐりしてまして。いまはぷよ○よの方を・・・・。
>ディナ:だから、シェアルを検索してたんですか。

吹雪:きゃーvv同士です!いいですよね、シェアル!
   それでは!!

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13738Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物2003/3/25 22:49:54
記事番号13731へのコメント

>>いくら天気が良くても寒いのには変わりない。
>>「ライラさーん!留守ですかー!?」
>>先ほどよりも声を出し、ドアを叩くのも強くなっている。リナはドアノブに手をかけると
>>かちゃ。
>>
>>――ラッキー。あいてるじゃん。いないんだったら仕方ないし、しょうがない。中で待たせてもらおーっと。
>>
>>なにがしょうがないのか。ある意味、ドロボー行為をしているリナ。
>
>吹雪:おいおい(笑)
>K:ま、しょうがないだろ、外にいたら死ぬし。
 *  いくらリナでも死ぬしね。
 リナ:その、『いくら』ってどーゆー意味よ?
>
>>リナは急いで駆け寄り、ライラをさわるが体はかなり冷たくなっていた。
>>「・・・・・・・・」
>>言葉をなくしているリナに、ナイフが飛びかかる!
>>きぃぃぃぃんっ。
>>耳が痛くなるような金属音が部屋の中を響く。ナイフをはじいたのはねらわれたリナ、ではなく
>>「ゼロス・・・・!?」
>
>吹雪:ゼロスッ!お前か、またお前が関係してんのかい!!
>K:やかましい、最初に出たところで気付け。
 *    どーなんでしょーねー、ゼロス。
 アメリア:はっきりしてないんですか?
 *    いやー、話展開させるために急出演ですからねー。
>
>>「それより、何であんたがここにいるのよ。仕事はどーしたのよ?パシリ魔族のクセにさぼっていいの?」
>>「・・・・だから、お仕事ですよ」
>>『パシリ』というところが気になったのか、多少顔を引きつらせるゼロス。
>
>吹雪:パシリが嫌なら何がいいですか?
>K:じゃ、パシリにストーカーに、あと覗き魔のどれか選んで。
 *   良かったなーゼロス。選択肢がいっぱいさー。
 ゼロス:良くありません!!
>
>>「『過去』か『未来』にでも行きたかったんですか?」
>>ぴくっ。
>>図星なのだろう、ゼロスの言葉に反応するリナ。
>
>K:・・・・・・ふーん、でも僕はまったく興味ないな。
>吹雪:私もないですね、今を生きたいですから。・・・・・・もっともKの場合、今が楽しければそれで良し。後のことはまったく考えてないんですけどね・・・。
>K:何か文句あるのか?
 リナ:あんたもよくにたもんよね。
 *  Kサマと一緒(はぁと)
 リナ:馬鹿はほっとこ。
>
>>「ねえ、ゼロス。もし、ゼラスとロードオブナイトメアが対立したら、あんたならどっちにつく?」
>>あまりにもな質問で、ゼロスはとまどってしまう。
>>「やっぱ、すぐには答えられないわよね」
>
>吹雪:むう、禁断の選択です。
>K:・・・・・・僕にも答えが出せそうにない問題だな。
 *やっぱ、ゼラスかなー。
>
>> *  いやー、いろんな小説めぐりしてまして。いまはぷよ○よの方を・・・・。
>>ディナ:だから、シェアルを検索してたんですか。
>
>吹雪:きゃーvv同士です!いいですよね、シェアル!
>   それでは!!
 *  ほ、ほんとうですか!?同士がいてうれしいですー!!
    それでは、小説読んできます!!
 リナ:早く続きを考えろ!!

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13746Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物颪月夜ハイドラント 2003/3/26 18:37:49
記事番号13730へのコメント

こんばんは

謎な展開。
意味深なセリフも出まくりで、謎の大収穫際ですねえ。
ゼロスのお仕事もリナのこれからに関連するもののようですし・・・。
伏線垂れ流し状態でしょうか?(喩え悪いかも)
伏線って大変でしょうからねえ。
不器用で、伏線をすぐに千切ってしまう(はあ?)私は
「伏線なんかなくても面白いものは書けるんだああ〜!!!」と夕陽に向けて叫んだ(一部嘘アリ)経験がありますから凄いと思えます。

>――比べることなんか・・・・比べることできないのよ!!・・・・ナジュ・・・・。
一体誰?
それとこれが今回のサブタイトルとの関連でしょうかねえ。

> *  いやー、いろんな小説めぐりしてまして。いまはぷよ○よの方を・・・・。
ぷよ○よとは、いわゆる魔○物語?
そうだとしてら、そのジャンルの小説も私書いたことありますねえ。
にしてもやっぱり読むの得意とは言えない私、いろいろ読んだ方が良いとは思ってるけど・・・。
>ディナ:だから、シェアルを検索してたんですか。
やはりっすか。
公式ならそれなりに読んでるけど、ネット上では申し訳程度ですなあ。

それではこれで・・・

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13747Re:夢の中の真実:はかりに乗せられない物2003/3/26 20:24:51
記事番号13746へのコメント

>こんばんは
*こんばんは
>
>謎な展開。
>意味深なセリフも出まくりで、謎の大収穫際ですねえ。
>ゼロスのお仕事もリナのこれからに関連するもののようですし・・・。
>伏線垂れ流し状態でしょうか?(喩え悪いかも)
>伏線って大変でしょうからねえ。
>不器用で、伏線をすぐに千切ってしまう(はあ?)私は
>「伏線なんかなくても面白いものは書けるんだああ〜!!!」と夕陽に向けて叫んだ(一部嘘アリ)経験がありますから凄いと思えます。
 リナ:あんた、伏線ってやってる・・・・?
 *  (ぎくっ!!)・・・・てへっ。
 リナ:かわいくないし、しかもやってないの。だから、あんなに話がばらつくのね。
 *  大丈夫だって、何とかなるさ!!
 リナ:ふーん、ゼロスのお仕事もまだ曖昧にしか決まってないのに?
 *  ・・・・・・・・。所詮なまごみだし。ゼロスのお仕事は忘れましょう!!
 リナ:つくづくいいかげんね。
>
>>――比べることなんか・・・・比べることできないのよ!!・・・・ナジュ・・・・。
>一体誰?
>それとこれが今回のサブタイトルとの関連でしょうかねえ。
 *  誰?
 リナ:あたしに聞かないでよ。
 *  オリキャラで、次あたり・・・・たぶん?出ます。
 リナ:はー、サブタイトルなんかつけて大丈夫?タイトル決めんのが一番苦手なのにさ。
 *  そーなんだよね・・・・。どーしよう。
>
>> *  いやー、いろんな小説めぐりしてまして。いまはぷよ○よの方を・・・・。
>ぷよ○よとは、いわゆる魔○物語?
>そうだとしてら、そのジャンルの小説も私書いたことありますねえ。
>にしてもやっぱり読むの得意とは言えない私、いろいろ読んだ方が良いとは思ってるけど・・・。
 *  マジですか!?すごいですね、書けるなんて・・・・。
 リナ:あんた、スレイヤーズしか小説できないもんね。
 *  失礼な!!Kan○nもかいたことあるもん!!
 リナ:だから伏字になってないって。しかも、そのネタ知ってる人いないと思うわよ。
>>ディナ:だから、シェアルを検索してたんですか。
>やはりっすか。
>公式ならそれなりに読んでるけど、ネット上では申し訳程度ですなあ。
>
>それではこれで・・・
 *  コメントありがとうございます!!それでは。

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13752夢の中の真実:夢を実現させないために2003/3/27 17:24:26
記事番号13714へのコメント

――苦しい・・・・助けて・・・・・
――体より、こころが締め付けられる・・・・・
――どーして?どーして私を裏切ったの?
『こちらへ来なさい』
――だ、れ・・・・?

  夢を実現させないために


「額に・・・・模様が出る前の夜、夢を見たのよ」
バンダナの上から額を押さえるリナ。
「ゼロスが言う、『あの方』が見せた予知夢をね・・・・」
『あの方』、もちろん、ロードオブナイトメアのことだろう。
「『あの方』が!? 一体どーしてですか!?」
驚きを隠せないゼロス。だが、当然の反応だろう。
「・・・・なにが目的かは分からないわ。ただ、予知夢を見せてあたしがどんな行動をするか興味がある、って言ってたけど」
「・・・・。どのような夢、だったんですか?」
ゼロスの問いにためらいはあるものの、リナは静かに話しはじめた。
「あたしが・・・・重破斬を使って制御できない夢・・・・。
世界はどーなったかまでは分からないわ、失敗したところで終わったから」
「未来に行ってそれを止めようとしたんですか?」

――重破斬・・・・僕たちがリナさんを襲うのでしょうか・・・・。

ゼロスが考えるように、重破斬をリナが使うなんて魔族、しかも上級クラスに襲われる意外に使わないだろう。
だがゼロスの知っている中ではリナを殺す命令や、話は出ていない。
「そうよ。もう無理だけどね」
目を細め、リナは部屋の中、床に血がこべりついているのを見渡す。

――やっぱりこれも・・・・、あたしがライラさんのところに行く事を分かってて・・・・。あの娘が・・・・。

「重破斬を使った理由は、何ですか・・・・?魔族を倒すためですか?」
ロードオブナイトメアが見せた予知夢、本当に起こると思っているゼロスは少しでも情報がほしいみたいである。
「違うわ」
ゼロスの言葉に首を横に振るリナ。
「仲間を・・・・友達を助けるためによ」
「・・・・・・・・?」
ゼロスは首をかしげる。

――助けるために、重破斬を・・・・?



ライラの家を出、リナたちは村を目指し森の中を歩いている途中。
「何で憑いてくるのよ。仕事はいいの?」
「リナさん。字が違います・・・・」
リナの問いには答えずに、困り顔をするゼロス。
「よく似たもんよ。それで、今回の仕事はストーカーなの?」
「リナさ〜ん」
いじけモードに入るゼロス。
「大体ねー、あたしは事情話したのに何であんたは話さないのよ」
くるりっとゼロスのほうを向き、睨むリナ。
「そんな、僕はリナさんが話したら話す、なんて言ってませんよ」
「・・・・そりゃまあ、そうだけど。・・・・・・・・」

――この感じは・・・・。

何かに反応するリナ。そしてゼロスも
「おやおや、やっとお出ましですか」
ざぁっ・・・・。
風が吹き、木の上に現れたのは
「何故、獣神官が庇い立てするのだ」
リナと同じぐらいの年で、外見から判断すると女ととれるだろう。
リナは目を見開け彼女を見、ポツリと
「・・・・ナジュ」
「お知り合いですか?リナさん・・・・」
ゼロスの声が聞こえてないのか、目は彼女を見続けている。
「久しぶりね、リナ=インバース。もう何年の月日が流れたのかしら、あなたに殺されてから」


*えーこほん。ひとつ言っておきます、この話は原作どおりではありません。
 ですので、ルークを倒したとかありましたけど、原作にそっているのはそこだけです(爆)

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13754Re:夢の中の真実:夢を実現させないために有太 E-mail 2003/3/27 18:12:26
記事番号13752へのコメント

そろそろ日が暮れてきました。今晩和です。
誰)レスありがとうございますv
>「あたしが・・・・重破斬を使って制御できない夢・・・・。
>世界はどーなったかまでは分からないわ、失敗したところで終わったから」
うを!!リナがピンチになった夢ですね・・・
誰)世界崩壊した夢を見るのはさぞつらいでしょうに。
>「仲間を・・・・友達を助けるためによ」
あ、結構こういう科白好きです。友情とかに関する科白とか・・・
誰)自己犠牲精神ですね。
>「何で憑いてくるのよ。仕事はいいの?」
>「リナさん。字が違います・・・・」
>リナの問いには答えずに、困り顔をするゼロス。
ゼロス、そんなくだらない事にいちいち突っ込みをしてたら日が暮れるカラ。
リナ)・・・・ふーん。なんで?
いつもの如く、大食いをやったり、竜破斬をところかまわずぶちかましたり・・ってあ゛ぁ゛?!
リナ)ふふふ・・・(手には火炎球)もういっぺんいう勇気はあるかな?
ないですv
>「大体ねー、あたしは事情話したのに何であんたは話さないのよ」
>くるりっとゼロスのほうを向き、睨むリナ。
>「そんな、僕はリナさんが話したら話す、なんて言ってませんよ」
>「・・・・そりゃまあ、そうだけど。・・・・・・・・」
・・・あっさりと納得しましたね。
dr.)自分なら絞めますケド?
誰)やるなよ。
でもゼロス、情報をいってもらったら情報を渡しましょう。これ鉄則。
>リナと同じぐらいの年で、外見から判断すると女ととれるだろう。
>リナは目を見開け彼女を見、ポツリと
>「・・・・ナジュ」
>「お知り合いですか?リナさん・・・・」
>ゼロスの声が聞こえてないのか、目は彼女を見続けている。
>「久しぶりね、リナ=インバース。もう何年の月日が流れたのかしら、あなたに殺されてから」
え・・・・殺したんかいな・・・
誰)・・・・・魔族?
なら、殺した事に対して見当はつくけども。その場合、殺すになるのかなぁ?それとも、人間が魔族化したとか・・・?いやまてよ・・・(以下延々)
誰)考え込みすぎの大馬鹿者に代わりまして、〆させて頂きます。では渚さん、すっごく面白かったので続きが楽しみデスv執筆頑張ってください!!では!!






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13757Re:夢の中の真実:夢を実現させないために2003/3/27 22:29:30
記事番号13754へのコメント

>そろそろ日が暮れてきました。今晩和です。
>誰)レスありがとうございますv
>>「あたしが・・・・重破斬を使って制御できない夢・・・・。
>>世界はどーなったかまでは分からないわ、失敗したところで終わったから」
>うを!!リナがピンチになった夢ですね・・・
>誰)世界崩壊した夢を見るのはさぞつらいでしょうに。
 *はいー、そのときの夢でありまする。
>>「仲間を・・・・友達を助けるためによ」
>あ、結構こういう科白好きです。友情とかに関する科白とか・・・
>誰)自己犠牲精神ですね。
 *  私も好きなんですよね。でも、読むのが好きだから自分ではなかなか・・・・。
 リナ:文才ないもんねー。
>>「何で憑いてくるのよ。仕事はいいの?」
>>「リナさん。字が違います・・・・」
>>リナの問いには答えずに、困り顔をするゼロス。
>ゼロス、そんなくだらない事にいちいち突っ込みをしてたら日が暮れるカラ。
>リナ)・・・・ふーん。なんで?
>いつもの如く、大食いをやったり、竜破斬をところかまわずぶちかましたり・・ってあ゛ぁ゛?!
>リナ)ふふふ・・・(手には火炎球)もういっぺんいう勇気はあるかな?
>ないですv
 *ゼロス・・・・私の小説では本当に獣神官!?って疑ってしまいます。
>>「大体ねー、あたしは事情話したのに何であんたは話さないのよ」
>>くるりっとゼロスのほうを向き、睨むリナ。
>>「そんな、僕はリナさんが話したら話す、なんて言ってませんよ」
>>「・・・・そりゃまあ、そうだけど。・・・・・・・・」
>・・・あっさりと納得しましたね。
>dr.)自分なら絞めますケド?
>誰)やるなよ。
>でもゼロス、情報をいってもらったら情報を渡しましょう。これ鉄則。
 ゼロス:僕ら魔族が鉄則なんか守るはずないじゃありませんか。
>>リナと同じぐらいの年で、外見から判断すると女ととれるだろう。
>>リナは目を見開け彼女を見、ポツリと
>>「・・・・ナジュ」
>>「お知り合いですか?リナさん・・・・」
>>ゼロスの声が聞こえてないのか、目は彼女を見続けている。
>>「久しぶりね、リナ=インバース。もう何年の月日が流れたのかしら、あなたに殺されてから」
>え・・・・殺したんかいな・・・
>誰)・・・・・魔族?
>なら、殺した事に対して見当はつくけども。その場合、殺すになるのかなぁ?それとも、人間が魔族化したとか・・・?いやまてよ・・・(以下延々)
 *  ぎくっ!!
 リナ:あーあ、先読みされちゃったわね。
>誰)考え込みすぎの大馬鹿者に代わりまして、〆させて頂きます。では渚さん、すっごく面白かったので続きが楽しみデスv執筆頑張ってください!!では!!
 *はい、がんばります!!

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13756Re:夢の中の真実:夢を実現させないためにイヌひこ 2003/3/27 19:17:09
記事番号13752へのコメント

こんにちは、イヌひこです。
今までずーっと読み逃げしていた大ばか者です(すいませんっ)。
でも、いよいよこのお話、すごく気になって我慢できなくなっちゃったんで、レスしてしまいました・・・。
最後はアンハッピーエンドなんでしょうか・・・?ていうかラストまで、メインはリナとゼロス?とっても気になります><。
最初はゼロリナかと思ってたんですけど(すぐカップリングを考えるやつ)、なんかそれよりもっと内容深いみたいですね。
渚さんのお話は、なんつーか一つの世界観みたいのがある感じがして、すごく引き込まれます。

うあああ、こんな感想(しかも短い)しか書けなくってすいません。
やっぱ感想って難しい〜。
でも、こんなんでも続き楽しみにしてますんで、がんばってくださいっ!失礼しましたっ。


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13758Re:夢の中の真実:夢を実現させないために2003/3/27 22:35:38
記事番号13756へのコメント

>こんにちは、イヌひこです。
>今までずーっと読み逃げしていた大ばか者です(すいませんっ)。
 *いえ!読んでくれただけでも感謝です!!
>でも、いよいよこのお話、すごく気になって我慢できなくなっちゃったんで、レスしてしまいました・・・。
>最後はアンハッピーエンドなんでしょうか・・・?ていうかラストまで、メインはリナとゼロス?とっても気になります><。
 *え〜と、それは最後までのお楽しみという事で。
  メインはまあ、リナとゼロスとナジュですね。最後にはLサマも。
>最初はゼロリナかと思ってたんですけど(すぐカップリングを考えるやつ)、なんかそれよりもっと内容深いみたいですね。
 *今回は初のカップリングなしなんですよ。今までは、リナと誰かをいちゃいちゃと・・・・。
 リナ:いやらしいいい方するな!
>渚さんのお話は、なんつーか一つの世界観みたいのがある感じがして、すごく引き込まれます。
 *ううっ!!ありがとうございます!!
>
>うあああ、こんな感想(しかも短い)しか書けなくってすいません。
>やっぱ感想って難しい〜。
>でも、こんなんでも続き楽しみにしてますんで、がんばってくださいっ!失礼しましたっ。
 リナ:ほら、こんなすばらしい感想いただいてるんだから、ちゃんと続き書きなさいよ。
 *はい!がんばります!!

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13788夢の中の真実:苦しみ、それは本人しか分からなく2003/3/30 22:49:58
記事番号13714へのコメント

――怖かった・・・・人と向き合う事が・・・・自分を見ることが・・・・
――周りも、自分さえも信じられなかった・・・・
――だけど大切な言葉の意味を教えられた
――それでわかった・・・・『信じること』『認めること』


  苦しみ、それは本人しか分からなく


(どくんっ。どくんっ。どくんっ)
どんどん早くなるリナの鼓動。

――落ち着けっ!落ち着けっ!!

そう自分に言い聞かせているリナは口を開き
「ナジュ!どーして・・・・・!どーして魔族になんか身をうったの・・・・!?」
悲痛の叫び。ただ、それだけが森のざわめきと一緒に溶け込んで言った。
身にしみるような巨大な瘴気。本当に彼女、ナジュといわれる娘から出されているのか疑ってしまうほどだ。
「・・・・わからないの・・・・?あんたを殺すために決まってるじゃない。
リナ、あんたにも私と同じ苦しみ、いいえ!世界を巻き込む死の恐怖をね・・・・・!」

――世界を巻き込む恐怖・・・・・?

ゼロスは口出ししずにリナとナジュの会話に耳をかたむけている。
そして、今の言葉でゼロスが考えた事は・・・・

――まさかリナさんが重破斬を放つ相手というのは・・・・

ゼロスはナジュのほうに目を向ける。
ナジュはその視線に気づいたのか偶然なのか、ゼロスのほうに目を向き
「ま、ゼロス・・・・ゼラスの目的は知らないけど。邪魔しないでほしいわね」
「そう言われましても、これもお仕事なんで」
いつものニコニコ顔で言うゼロスに、フッ、と笑みを浮かべるナジュ。
「まあ、いいわ。せいぜいそのお仕事やらで、リナを守ってなさい」
(ぱちんっ)
ナジュが指を鳴らし、森の奥から出てきたのは・・・・
『・・・・リナ=インバース・・・・コロス・・・・・』
『・・・・リナ=インバース・・・・・』
昨夜リナをアジトに泊めた盗賊たちだったものだった。
「・・・・なっ!?・・・・ナジュ、これもあんたが・・・・」
「ほんと、人間手もろいわね、つくづくそう思ったわ。まあ。まだ、あのおじーさんよりは殺しがいがあったけどね」
『あのおじーさん』というのは、ライラのことだろう。

――なんて、酷いことを・・・・!?

リナは手を強く握り、下唇をかむ。
盗賊は顔や手、全体が溶け出しゾンビになっていき、同じ言葉を言いながらよろよろとリナたちに近づいていく。
「私がリナの相手をしてあげてもいいんだけど、まだ役者がそろってないから、こいつらで我慢しといてね」
ナジュは敵に言う口調ではなく、まるで友達にでも言っているようである。

――役者!?まさか・・・・

「待って!待ってナジュ!!あんたはあたしに用があるんでしょ!?関係ない人は巻き込まないで!!」
「関係ない?何言ってるのよ。関係あるに決まってるでしょ・・・・元々の原因なんだから」
(フッ)
ナジュは静かに言うと空間を渡ったのだろう。その場からいなくなった。
「ナジュっ!!」
リナの悲鳴に近い声は届かずに。

『リナ・・・・インバース』
(はっ)
「くっ・・・・!!」
ゾンビと化した盗賊に剣向けられ、それに気づいたりナはすぐに横に飛ぶ。

――・・・・魔法がつかえない今、少しきついわね・・・・。

ちらっ、とゼロスを見るリナ。
(ぎくっ)
それに気づいたゼロスは魔族のクセに器用に汗を流す。
「ゼロス!!お願い!こいつらをやっつけて、すぐにガウリイたちのとこに連れてって!!」
「・・・・・・・・」
リナの必死の言葉に目を冷ややかな目線を送るゼロス。
「魔族の僕に願い事ですか・・・・?」
「・・・・違うわ!取引よ!!」
(ざんっ)
ゾンビを切り裂きながら言うリナ。
「取引・・・・?」
(ばちっ)
ゾンビはゼロスにも手を出そうとするが、ゾロスのまわりには結界みたいなものが張ってあり、それをさわるだけで消えていっている。
「そうよ!!まさかあんた!このあたしからただで情報をもらえると思ってたんじゃないでしょーね!?」
『ただで』を強調して言うリナ。
「・・・・はあ、わかりましたよ。どうせ僕もナジュさんのことは調べなければいけませんしね」

――!?

「ちょっ、どーいうことよ!?」
「もうだめですよ。僕と取引できるモノがないんですから」
笑みを浮かべるゼロス。

*  明日からスキーなので次の最新は少し遅れます。
リナ:いつものことじゃない。
*  ううっ。では(逃)

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13794憎しみの深さ痛感しました・・・。夜宵 吹雪 E-mail 2003/3/31 10:55:18
記事番号13788へのコメント


吹雪:遅くなりましたがレスです。

>――怖かった・・・・人と向き合う事が・・・・自分を見ることが・・・・
>――周りも、自分さえも信じられなかった・・・・
>――だけど大切な言葉の意味を教えられた
>――それでわかった・・・・『信じること』『認めること』
>  苦しみ、それは本人しか分からなく

吹雪:むう、なんとなくわかりますが、私に言えるのはこれだけです。
K:?
吹雪:信じる事を、認めることを恐れてはいけない。その先に待つものがあるのだから・・・。
K:・・・・・・たまにはマトモなことを言えるんだな。
吹雪:「たまには」は余計だ

>「ナジュ!どーして・・・・・!どーして魔族になんか身をうったの・・・・!?」
>悲痛の叫び。ただ、それだけが森のざわめきと一緒に溶け込んで言った。
>身にしみるような巨大な瘴気。本当に彼女、ナジュといわれる娘から出されているのか疑ってしまうほどだ。
>「・・・・わからないの・・・・?あんたを殺すために決まってるじゃない。
>リナ、あんたにも私と同じ苦しみ、いいえ!世界を巻き込む死の恐怖をね・・・・・!」

吹雪:重破斬【ギガ・スレイブ】ですか?
K:ンな呪文、使われたらあんたも滅びるんだぜ?ナジュさんよ。

>「ま、ゼロス・・・・ゼラスの目的は知らないけど。邪魔しないでほしいわね」
>「そう言われましても、これもお仕事なんで」
>いつものニコニコ顔で言うゼロスに、フッ、と笑みを浮かべるナジュ。
>「まあ、いいわ。せいぜいそのお仕事やらで、リナを守ってなさい」
>(ぱちんっ)
>ナジュが指を鳴らし、森の奥から出てきたのは・・・・
>『・・・・リナ=インバース・・・・コロス・・・・・』
>『・・・・リナ=インバース・・・・・』
>昨夜リナをアジトに泊めた盗賊たちだったものだった。
>「・・・・なっ!?・・・・ナジュ、これもあんたが・・・・」
>「ほんと、人間手もろいわね、つくづくそう思ったわ。まあ。まだ、あのおじーさんよりは殺しがいがあったけどね」
>『あのおじーさん』というのは、ライラのことだろう。

吹雪:あんたもかつては人間でしょーが。
K:・・・・・・抵抗しない同族を殺すのって楽しい?
吹雪:ちなみにKは自分の邪魔をする者には容赦しないです。けどそれ以外は殺したりしません。

>リナは手を強く握り、下唇をかむ。
>盗賊は顔や手、全体が溶け出しゾンビになっていき、同じ言葉を言いながらよろよろとリナたちに近づいていく。

吹雪:うげげげげっ!(ゾンビ嫌い)

>「待って!待ってナジュ!!あんたはあたしに用があるんでしょ!?関係ない人は巻き込まないで!!」
>「関係ない?何言ってるのよ。関係あるに決まってるでしょ・・・・元々の原因なんだから」

K:他人を一番苦しめるものって知ってるか?
吹雪:なんですか、やぶからぼーに。
K:いいから黙って聞け。他人を一番苦しめる方法ってのは至ってシンプル、目の前で人・・・、できればそいつの知り合いとかを目の前で殺すんだよ。仲が良ければ効果は絶対だ。
吹雪:彼女も似たよーなことをするんでしょーね。

>ちらっ、とゼロスを見るリナ。
>(ぎくっ)
>それに気づいたゼロスは魔族のクセに器用に汗を流す。

吹雪:またまた、器用な・・・。
K:芸の細かいヤツ。

>「ゼロス!!お願い!こいつらをやっつけて、すぐにガウリイたちのとこに連れてって!!」
>「・・・・・・・・」
>リナの必死の言葉に目を冷ややかな目線を送るゼロス。
>「魔族の僕に願い事ですか・・・・?」

吹雪:ゼロスのお馬鹿さん♪リナがこんな状況でお願い事するわけないです。
K:脅迫、強請ってとこだな。

>「もうだめですよ。僕と取引できるモノがないんですから」
>笑みを浮かべるゼロス。

吹雪:何、企んでるんだ、あんたわ。
K:今に始まった事じゃないだろ、気にするな。
K:気になるわ!!

>*  明日からスキーなので次の最新は少し遅れます。
>リナ:いつものことじゃない。
>*  ううっ。では(逃)

吹雪:いってらっしゃい。無事に帰ってきてくださいね。それでは。

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13805Re:憎しみの深さ痛感しました・・・。2003/3/31 22:27:56
記事番号13794へのコメント

>吹雪:遅くなりましたがレスです。
>
>>――怖かった・・・・人と向き合う事が・・・・自分を見ることが・・・・
>>――周りも、自分さえも信じられなかった・・・・
>>――だけど大切な言葉の意味を教えられた
>>――それでわかった・・・・『信じること』『認めること』
>>  苦しみ、それは本人しか分からなく
>
>吹雪:むう、なんとなくわかりますが、私に言えるのはこれだけです。
 *      おおっ!すごいです!!私でもわかんないのに!!
 ゼルガディス:いーのか?それで・・・・。
>K:?
>吹雪:信じる事を、認めることを恐れてはいけない。その先に待つものがあるのだから・・・。
>K:・・・・・・たまにはマトモなことを言えるんだな。
>吹雪:「たまには」は余計だ
 リナ:マトモなことをいった事がないのがここに一人。
 *  どーせ私は、マトモじゃねーべさ。
>>「ナジュ!どーして・・・・・!どーして魔族になんか身をうったの・・・・!?」
>>悲痛の叫び。ただ、それだけが森のざわめきと一緒に溶け込んで言った。
>>身にしみるような巨大な瘴気。本当に彼女、ナジュといわれる娘から出されているのか疑ってしまうほどだ。
>>「・・・・わからないの・・・・?あんたを殺すために決まってるじゃない。
>>リナ、あんたにも私と同じ苦しみ、いいえ!世界を巻き込む死の恐怖をね・・・・・!」
>
>吹雪:重破斬【ギガ・スレイブ】ですか?
>K:ンな呪文、使われたらあんたも滅びるんだぜ?ナジュさんよ。
 ミリーナ:魔族になったから滅びを望んでるのかしら?
 *    う〜ん・・・・なんだろね。リナを試したいんだよねー。
>>「ま、ゼロス・・・・ゼラスの目的は知らないけど。邪魔しないでほしいわね」
>>「そう言われましても、これもお仕事なんで」
>>いつものニコニコ顔で言うゼロスに、フッ、と笑みを浮かべるナジュ。
>>「まあ、いいわ。せいぜいそのお仕事やらで、リナを守ってなさい」
>>(ぱちんっ)
>>ナジュが指を鳴らし、森の奥から出てきたのは・・・・
>>『・・・・リナ=インバース・・・・コロス・・・・・』
>>『・・・・リナ=インバース・・・・・』
>>昨夜リナをアジトに泊めた盗賊たちだったものだった。
>>「・・・・なっ!?・・・・ナジュ、これもあんたが・・・・」
>>「ほんと、人間手もろいわね、つくづくそう思ったわ。まあ。まだ、あのおじーさんよりは殺しがいがあったけどね」
>>『あのおじーさん』というのは、ライラのことだろう。
>
>吹雪:あんたもかつては人間でしょーが。
>K:・・・・・・抵抗しない同族を殺すのって楽しい?
>吹雪:ちなみにKは自分の邪魔をする者には容赦しないです。けどそれ以外は殺したりしません。
 *    おー!偉い!偉いねー、Kサマ!!
 アメリア:ナジュさんに対して何かないんですか?
 *    ナジュはねー、ま!次回を読めば分かるよーな分からんでもないよーな。
 リナ  :どっちよ。
>>リナは手を強く握り、下唇をかむ。
>>盗賊は顔や手、全体が溶け出しゾンビになっていき、同じ言葉を言いながらよろよろとリナたちに近づいていく。
>
>吹雪:うげげげげっ!(ゾンビ嫌い)
 *私も嫌いー(><)
>>「待って!待ってナジュ!!あんたはあたしに用があるんでしょ!?関係ない人は巻き込まないで!!」
>>「関係ない?何言ってるのよ。関係あるに決まってるでしょ・・・・元々の原因なんだから」
>
>K:他人を一番苦しめるものって知ってるか?
>吹雪:なんですか、やぶからぼーに。
>K:いいから黙って聞け。他人を一番苦しめる方法ってのは至ってシンプル、目の前で人・・・、できればそいつの知り合いとかを目の前で殺すんだよ。仲が良ければ効果は絶対だ。
>吹雪:彼女も似たよーなことをするんでしょーね。
 *   ・・・・・・・・・・・・・。
 ゼラス:よまれてるわね。
 *   よし!今から少しひねろう!!
>>ちらっ、とゼロスを見るリナ。
>>(ぎくっ)
>>それに気づいたゼロスは魔族のクセに器用に汗を流す。
>
>吹雪:またまた、器用な・・・。
>K:芸の細かいヤツ。
 *   細かいねー、だってさ。
 ゼロス:あなたがそうしているんじゃないですか・・・・。
>>「ゼロス!!お願い!こいつらをやっつけて、すぐにガウリイたちのとこに連れてって!!」
>>「・・・・・・・・」
>>リナの必死の言葉に目を冷ややかな目線を送るゼロス。
>>「魔族の僕に願い事ですか・・・・?」
>
>吹雪:ゼロスのお馬鹿さん♪リナがこんな状況でお願い事するわけないです。
>K:脅迫、強請ってとこだな。
 *  そう!私の中のリナは脅迫してこそリナさっ!!
 リナ:なによーそれはーー!!??
>>「もうだめですよ。僕と取引できるモノがないんですから」
>>笑みを浮かべるゼロス。
>
>吹雪:何、企んでるんだ、あんたわ。
>K:今に始まった事じゃないだろ、気にするな。
>K:気になるわ!!
 *    何なんでしょーねー、ゼロスって。
 フィリア:考えてないんですか?
 *    最後まで謎のままで終わるのもいいかも。
 フィリア:考えてないんですね。 
>>*  明日からスキーなので次の最新は少し遅れます。
>>リナ:いつものことじゃない。
>>*  ううっ。では(逃)
>
>吹雪:いってらっしゃい。無事に帰ってきてくださいね。それでは。
 *こけましたけど、無事に帰還しました!!

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13798意味深な科白が多くて悩んでます。有太 E-mail 2003/3/31 17:55:16
記事番号13788へのコメント

お久しぶりです、渚さん。
誰)そろそろ暗くなってまいりました・・・・・・
>――怖かった・・・・人と向き合う事が・・・・自分を見ることが・・・・
>――周りも、自分さえも信じられなかった・・・・
>――だけど大切な言葉の意味を教えられた
>――それでわかった・・・・『信じること』『認めること』
信じる事は大切ですよね。因みに自分自身(の心や心理)は信じられないですけど(自分)
誰)人間として生きていくうちの大切なもだから。
>「ナジュ!どーして・・・・・!どーして魔族になんか身をうったの・・・・!?」
>悲痛の叫び。ただ、それだけが森のざわめきと一緒に溶け込んで言った。
>身にしみるような巨大な瘴気。本当に彼女、ナジュといわれる娘から出されているのか疑ってしまうほどだ。
>「・・・・わからないの・・・・?あんたを殺すために決まってるじゃない。
>リナ、あんたにも私と同じ苦しみ、いいえ!世界を巻き込む死の恐怖をね・・・・・!」
?!!ナジュさん!
誰)魔族に身を売ってまでリナを殺したいんですか?人間やめる前に、別の方法を・・・・・・
そうじゃなくて、リナにどんな殺され(?)方をして恨みをもったって言うところに興味が・・・
誰)似非謎人間が何を言うか。
>そして、今の言葉でゼロスが考えた事は・・・・
>
>――まさかリナさんが重破斬を放つ相手というのは・・・・
・・・・・検討着きそう。
>昨夜リナをアジトに泊めた盗賊たちだったものだった。
>「・・・・なっ!?・・・・ナジュ、これもあんたが・・・・」
>「ほんと、人間手もろいわね、つくづくそう思ったわ。まあ。まだ、あのおじーさんよりは殺しがいがあったけどね」
>『あのおじーさん』というのは、ライラのことだろう。
ナジュさん、酷い・・・・
誰)多分、アメリアが後で説教に出ますよ。夢のなかで。
でも確かに人間ていうものはもろいですよね。さほど生命力があるわけでもなく、身体的能力があるわけでもなく。壊してしまうのは本当に簡単そうですよね。
誰)恐ろしい事をさらりと吐いてスミマセン・・・
>盗賊は顔や手、全体が溶け出しゾンビになっていき、同じ言葉を言いながらよろよろとリナたちに近づいていく。
>「私がリナの相手をしてあげてもいいんだけど、まだ役者がそろってないから、こいつらで我慢しといてね」
>ナジュは敵に言う口調ではなく、まるで友達にでも言っているようである。
友達だったんですか?!
誰)同郷の友達とか、旅先で親切にしてもらった人だったりとかでしょうか?
>――役者!?まさか・・・・
>
>「待って!待ってナジュ!!あんたはあたしに用があるんでしょ!?関係ない人は巻き込まないで!!」
>「関係ない?何言ってるのよ。関係あるに決まってるでしょ・・・・元々の原因なんだから」
誰)過去に何が・・・・
何か事件があったりして巻き込まれたのだろうか・・・・でもリナに恨みがある・・・う〜・・・・
>「・・・・はあ、わかりましたよ。どうせ僕もナジュさんのことは調べなければいけませんしね」
意味深ですね。
誰)ゼロス、そのまえに前々から迷惑をかけたりしすぎてるんだからただでやっても損は無いと・・・・
それでも情報は欲しいからただでやるはず無いですね。でも言葉に籠められている意味は知りたいです。
>「ちょっ、どーいうことよ!?」
>「もうだめですよ。僕と取引できるモノがないんですから」
>笑みを浮かべるゼロス。
スミマセン、黒いなぁ、と思いました。ゼロスにたいして・・・・
>*  明日からスキーなので次の最新は少し遅れます。
>リナ:いつものことじゃない。
いってらっしゃいませ!
誰)この大馬鹿者の住んでいる県ではスキーシーズンが終わっていました。
・・・・・(↑を無視)すべりまくって楽しんできてください!!


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13807Re:意味深な科白が多くて悩んでます。2003/3/31 22:40:50
記事番号13798へのコメント

>お久しぶりです、渚さん。
>誰)そろそろ暗くなってまいりました・・・・・・
>>――怖かった・・・・人と向き合う事が・・・・自分を見ることが・・・・
>>――周りも、自分さえも信じられなかった・・・・
>>――だけど大切な言葉の意味を教えられた
>>――それでわかった・・・・『信じること』『認めること』
>信じる事は大切ですよね。因みに自分自身(の心や心理)は信じられないですけど(自分)
>誰)人間として生きていくうちの大切なもだから。
 *本当に信じることは勇気のいる事だと思うんですよね。
>>「ナジュ!どーして・・・・・!どーして魔族になんか身をうったの・・・・!?」
>>悲痛の叫び。ただ、それだけが森のざわめきと一緒に溶け込んで言った。
>>身にしみるような巨大な瘴気。本当に彼女、ナジュといわれる娘から出されているのか疑ってしまうほどだ。
>>「・・・・わからないの・・・・?あんたを殺すために決まってるじゃない。
>>リナ、あんたにも私と同じ苦しみ、いいえ!世界を巻き込む死の恐怖をね・・・・・!」
>?!!ナジュさん!
>誰)魔族に身を売ってまでリナを殺したいんですか?人間やめる前に、別の方法を・・・・・・
>そうじゃなくて、リナにどんな殺され(?)方をして恨みをもったって言うところに興味が・・・
>誰)似非謎人間が何を言うか。
 *殺され方・・・・次回分かります!!少し言いますとー、リナが止めを刺したんではないんですよねー。
 シルフィール:でも、手は出したんですか?
 *まあ、うん。どーだすなー。
>>そして、今の言葉でゼロスが考えた事は・・・・
>>
>>――まさかリナさんが重破斬を放つ相手というのは・・・・
>・・・・・検討着きそう。
 *  まあ、んだばねー。
 リナ:どこの方言よ。
 *  自己流。
>>昨夜リナをアジトに泊めた盗賊たちだったものだった。
>>「・・・・なっ!?・・・・ナジュ、これもあんたが・・・・」
>>「ほんと、人間手もろいわね、つくづくそう思ったわ。まあ。まだ、あのおじーさんよりは殺しがいがあったけどね」
>>『あのおじーさん』というのは、ライラのことだろう。
>ナジュさん、酷い・・・・
>誰)多分、アメリアが後で説教に出ますよ。夢のなかで。
>でも確かに人間ていうものはもろいですよね。さほど生命力があるわけでもなく、身体的能力があるわけでもなく。壊してしまうのは本当に簡単そうですよね。
>誰)恐ろしい事をさらりと吐いてスミマセン・・・
 *いえいえ、私もそう思いますし。でも、いきたい!って言う本能は強いなーと、時々感じます。
>>盗賊は顔や手、全体が溶け出しゾンビになっていき、同じ言葉を言いながらよろよろとリナたちに近づいていく。
>>「私がリナの相手をしてあげてもいいんだけど、まだ役者がそろってないから、こいつらで我慢しといてね」
>>ナジュは敵に言う口調ではなく、まるで友達にでも言っているようである。
>友達だったんですか?!
>誰)同郷の友達とか、旅先で親切にしてもらった人だったりとかでしょうか?
 *あー、旅先ですね。少しの間でしたけど。
>>――役者!?まさか・・・・
>>
>>「待って!待ってナジュ!!あんたはあたしに用があるんでしょ!?関係ない人は巻き込まないで!!」
>>「関係ない?何言ってるのよ。関係あるに決まってるでしょ・・・・元々の原因なんだから」
>誰)過去に何が・・・・
>何か事件があったりして巻き込まれたのだろうか・・・・でもリナに恨みがある・・・う〜・・・・
 *そんな大きな事件ではないですねー。まあ、すこーし村がつぶれ・・・・ましたけど。
>>「・・・・はあ、わかりましたよ。どうせ僕もナジュさんのことは調べなければいけませんしね」
>意味深ですね。
>誰)ゼロス、そのまえに前々から迷惑をかけたりしすぎてるんだからただでやっても損は無いと・・・・
>それでも情報は欲しいからただでやるはず無いですね。でも言葉に籠められている意味は知りたいです。
 *    意味深だなー。ねー?
 ガウリイ:俺に聞かれてもなー。
 *    だよねー。
>>「ちょっ、どーいうことよ!?」
>>「もうだめですよ。僕と取引できるモノがないんですから」
>>笑みを浮かべるゼロス。
>スミマセン、黒いなぁ、と思いました。ゼロスにたいして・・・・
 *いいですよー。黒いゼロス書きたい!っても思ってもいつもギャグオチキャラなんで、そう言って頂けると嬉しい。
>>*  明日からスキーなので次の最新は少し遅れます。
>>リナ:いつものことじゃない。
>いってらっしゃいませ!
>誰)この大馬鹿者の住んでいる県ではスキーシーズンが終わっていました。
>・・・・・(↑を無視)すべりまくって楽しんできてください!!
 *信州に行ってきましたー見事に転びまくり。バスに何時間も乗りながら帰ってきました。

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13808夢の中の真実:リナとナジュの出逢い2003/3/31 23:24:40
記事番号13714へのコメント

――何回死にたいと思っただろう・・・・
――でも死ねない・・・・・
――何故・・・・?
――自分に問いかけるとかえってくるのが
――思い出、些細なことでも心にある思い出


 リナとナジュの思い出


『見て、呪われた娘(こ)よ』
『堂々と村に入ってきてほしくないわ。せっかくの平和な村が汚れてしまう』
村人は十歳ぐらいの一人の少女を見てざわめいている。
自分では小声と思っているのか、しかし少女にはしっかり聞こえている。

――なんで・・・・?

『ほらっ。近づいちゃだめよ』
親は自分の子供に近づくなと注意する。

――私・・・・何もしてないよ・・・・?

『ほらっ、さっさと自分の家に帰んな!』
30代ぐらいの男はまるで犬を追い払うかのように、しっしっ、といいながら手を振る。

――・・・・みんなと同じように生活したらだめなの・・・・・?

少女はとうとう自分の家・・・・森に走っていった。



――誰か・・・・私が生まれてきた意味を教えてください・・・・。

森の中にある少女のお気に入りの場所、湖を見ながらいつも思っているのだ。
近くには小さな家がある。おそらくそこが少女の家なのだろう。
大きな瞳に涙をため、ついには泣き出してしまう少女。
だが、少女にも喋り相手がいた。それは、この森に住んでいる動物たちであった。
「ラム、私って何なんだろーね」
少女は自分の肩にとまっている一番の仲良しの鳥に話しかける。
「ピーピッ」
「人間、って・・・・?ううん、違うんだよ。私は・・・・」
(がさっ)
風ではなく、何かが葉と当たったほうに目を向ける少女。
「誰っ!?」
「うえっ!? ええっと・・・・リナ。リナ=インバースよ」
少女の声に驚くものの一応名を告げるリナ。リナも見たところ十歳ぐらいだろう。
「あなたは?」
「・・・・・・・・ナジュっ」
ぼそっと呟く。
「ねえナジュ。あなた鳥の言葉分かるの?」
さっきの会話を聞いていたのか、リナは好奇心いっぱいに大きな目を輝かせて聞いてくる。
それを不審に思うナジュ。
「・・・・ここの村の生まれじゃないでしょ」
「うん。今日から二、三日だけこの村に止まるけどね」

――やっぱり・・・・。

「それで?何で話ができるの?」
口ごもるナジュだが、リナに押され口を開く。
「・・・・・・・・・。私は・・・・呪われて生まれてきたから」
「??」
リナは理解できずに頭の中を『?』で埋め尽くす。
「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
「どーして・・・・?」
リナは優しくナジュの肩に手をかけようとするが

(ぱしっ)

「さわらないで!!」
ナジュはリナの手を払いのけた。
「った!何する、の・・・・よ」
叩かれ怒っていたリナだが、ナジュの表情、目つき。それを見るとだんだん声を小さくなっていった。
睨みつけるような、だが悲しそうなそんな目を見ていると。
「・・・・ねえ、あれあんたの家?」
近くにある家に目を向けながらリナが聞く。
「そうよ」
「小さな家ね。不便じゃない?」
「いいのよ。私一人で住んでいるんだから」
「一人で・・・・!?お母さんやお父さんは?」
自分と同じぐらいの年で一人暮らし。いや、それよりも両親がいないことにリナは驚き、ナジュにはさわらない程度に身を乗り出す。
「・・・・いない。殺されて・・・・」
「・・・・ころ、されて・・・・?」

――今の言葉を聞いて同情した?可哀想、って・・・・。それとも、聞かなきゃよかった、って後悔・・・・?
こんな事聞いたら、今さら普通はほっとけないもんね。
とりあえず、今は一緒にいて慰めの言葉をかける。でもすぐに、離れていって忘れる。こんなとこよね。

ナジュは頭の中でいろいろと考えているが、こんな風に考えてしまうのは今まで育ってきた環境からだろうか。

――簡単。簡単な言葉。それでも本当に心から言うのはそう簡単にはできない。

「何で殺されたの?ナジュの親、なんか悪いことしたの?」
両親のことを聞くリナに対し

――同情も元気付けようをしないで、好奇心が勝ったのかな?

ナジュはそう思っているが気づいていない。リナの目つきが先ほどより打って変わって鋭くなっている事を。
「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
「何もしてないのに殺された・・・・・よし!仕返ししに行こう!!」
「はっ!?」
予想外のリナの言葉に驚きの声を出すナジュ。
「だって、悪い事してないのに殺されるなんてさ・・・・おかしいじゃない!あっ、もしかして。もう捕まってるとか!?」
「捕まってない。・・・・あなたもあったんじゃない?あなたが泊まる村の人たちに殺されたんだから」

――さっきの言葉、仕返しなんて・・・・見ず知らずの私のために本当に言った言葉?
そんなわけないか・・・・。

思いながら、リナが地面に手を突いている手に、そっ、と手をナジュが触ると

――!?まっすぐ・・・・なんの迷いもない・・・・。本当に心から怒ってる・・・・。
・・・・その怒りは私のために・・・・?信じて大丈夫・・・・・?

ナジュは驚きながらリナから手を放すと、心の中は戸惑いと少しだが嬉しさがあった。
「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」

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13826Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い有太 E-mail 2003/4/1 17:16:05
記事番号13808へのコメント

今日和ですっ!

>『見て、呪われた娘(こ)よ』
>『堂々と村に入ってきてほしくないわ。せっかくの平和な村が汚れてしまう』
>村人は十歳ぐらいの一人の少女を見てざわめいている。
>自分では小声と思っているのか、しかし少女にはしっかり聞こえている。
可哀想(泣)えっと、ナジュさん?(疑問系)大丈夫ですか!!
>――・・・・みんなと同じように生活したらだめなの・・・・・?
駄目じゃないです。人間皆兄弟ですから。
>だが、少女にも喋り相手がいた。それは、この森に住んでいる動物たちであった。
>「ラム、私って何なんだろーね」
>少女は自分の肩にとまっている一番の仲良しの鳥に話しかける。
>「ピーピッ」
>「人間、って・・・・?ううん、違うんだよ。私は・・・・」
動物(鳥)と会話ですか・・・なんかあこがれますよね。
誰)人間以外の言語を理解できる事はやはり凄い・・・
>「・・・・・・・・ナジュっ」
>ぼそっと呟く。
>「ねえナジュ。あなた鳥の言葉分かるの?」
>さっきの会話を聞いていたのか、リナは好奇心いっぱいに大きな目を輝かせて聞いてくる。
>それを不審に思うナジュ。
>「・・・・ここの村の生まれじゃないでしょ」
>「うん。今日から二、三日だけこの村に止まるけどね」
リナはやはり好奇心旺盛ですか・・・
誰)食欲も旺盛・・・・?
誰、リナが後ろに神滅斬かまえてまってるよ。
>「それで?何で話ができるの?」
>口ごもるナジュだが、リナに押され口を開く。
>「・・・・・・・・・。私は・・・・呪われて生まれてきたから」
>「??」
>リナは理解できずに頭の中を『?』で埋め尽くす。
>「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
>「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
自分に無いものは羨ましく感じるけど、でもその自分に無いものを持っている他人は実はそれが嫌だったりするんですよね
誰)背が高いのがコンプレックスだったりするのも。そういう類ですカ?
>ナジュはそう思っているが気づいていない。リナの目つきが先ほどより打って変わって鋭くなっている事を。
>「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
>「何もしてないのに殺された・・・・・よし!仕返ししに行こう!!」
>「はっ!?」
>予想外のリナの言葉に驚きの声を出すナジュ。
>「だって、悪い事してないのに殺されるなんてさ・・・・おかしいじゃない!あっ、もしかして。もう捕まってるとか!?」
>「捕まってない。・・・・あなたもあったんじゃない?あなたが泊まる村の人たちに殺されたんだから」
誰)リナらしいというか、なんというか。
いっそのこと竜破斬で消し飛ばしてきてください。無抵抗の人間を殺すなんてのは人道に外れすぎているので。
誰)をい。
>――!?まっすぐ・・・・なんの迷いもない・・・・。本当に心から怒ってる・・・・。
>・・・・その怒りは私のために・・・・?信じて大丈夫・・・・・?
信じて大丈夫。・・・・・・・・・・・・・・・・多分。
誰)人を信じるってこともたまには良いと思うから。ナジュさん。
>ナジュは驚きながらリナから手を放すと、心の中は戸惑いと少しだが嬉しさがあった。
>「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」
何に呪われているんでしょうか?
誰)あんたにとってそこが一番の疑問点だと。
うん。あ、でも展開が読めない・・・・気になりまくりデス。
続き楽しみにしています!では!




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13842Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い2003/4/1 22:48:09
記事番号13826へのコメント

>今日和ですっ!
 *こんばんはー。
>
>>『見て、呪われた娘(こ)よ』
>>『堂々と村に入ってきてほしくないわ。せっかくの平和な村が汚れてしまう』
>>村人は十歳ぐらいの一人の少女を見てざわめいている。
>>自分では小声と思っているのか、しかし少女にはしっかり聞こえている。
>可哀想(泣)えっと、ナジュさん?(疑問系)大丈夫ですか!!
 *   はい、ナジュでありまする。これからナジュをどんどん苦しめようと・・・・。
 ルーク:ひでぇな。
>>――・・・・みんなと同じように生活したらだめなの・・・・・?
>駄目じゃないです。人間皆兄弟ですから。
 *   そうなんだって、良かったねナジュ。
 ナジュ:あ、ええ。まあ///(照れてます)
>>だが、少女にも喋り相手がいた。それは、この森に住んでいる動物たちであった。
>>「ラム、私って何なんだろーね」
>>少女は自分の肩にとまっている一番の仲良しの鳥に話しかける。
>>「ピーピッ」
>>「人間、って・・・・?ううん、違うんだよ。私は・・・・」
>動物(鳥)と会話ですか・・・なんかあこがれますよね。
>誰)人間以外の言語を理解できる事はやはり凄い・・・
 *私、動物と話してみたいんですよねー。
>>「・・・・・・・・ナジュっ」
>>ぼそっと呟く。
>>「ねえナジュ。あなた鳥の言葉分かるの?」
>>さっきの会話を聞いていたのか、リナは好奇心いっぱいに大きな目を輝かせて聞いてくる。
>>それを不審に思うナジュ。
>>「・・・・ここの村の生まれじゃないでしょ」
>>「うん。今日から二、三日だけこの村に止まるけどね」
>リナはやはり好奇心旺盛ですか・・・
>誰)食欲も旺盛・・・・?
>誰、リナが後ろに神滅斬かまえてまってるよ。
 *   えっ!?(後ろをふりむき、ゼロスをたてに)
 ゼロス:何で僕なんですか〜(泣)
 *   なんとなく。
>>「それで?何で話ができるの?」
>>口ごもるナジュだが、リナに押され口を開く。
>>「・・・・・・・・・。私は・・・・呪われて生まれてきたから」
>>「??」
>>リナは理解できずに頭の中を『?』で埋め尽くす。
>>「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
>>「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
>自分に無いものは羨ましく感じるけど、でもその自分に無いものを持っている他人は実はそれが嫌だったりするんですよね
>誰)背が高いのがコンプレックスだったりするのも。そういう類ですカ?
 *今のナジュは精神的にまいってるんですよー、小さいのにかわいそーに。
>>ナジュはそう思っているが気づいていない。リナの目つきが先ほどより打って変わって鋭くなっている事を。
>>「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
>>「何もしてないのに殺された・・・・・よし!仕返ししに行こう!!」
>>「はっ!?」
>>予想外のリナの言葉に驚きの声を出すナジュ。
>>「だって、悪い事してないのに殺されるなんてさ・・・・おかしいじゃない!あっ、もしかして。もう捕まってるとか!?」
>>「捕まってない。・・・・あなたもあったんじゃない?あなたが泊まる村の人たちに殺されたんだから」
>誰)リナらしいというか、なんというか。
>いっそのこと竜破斬で消し飛ばしてきてください。無抵抗の人間を殺すなんてのは人道に外れすぎているので。
>誰)をい。
 アメリア:同感です!!そんなの正義じゃありません!!
 *    で?何故に私を指差すのだ?
 アメリア:こんな事考えるあなたが正義でわないからです!!
>>――!?まっすぐ・・・・なんの迷いもない・・・・。本当に心から怒ってる・・・・。
>>・・・・その怒りは私のために・・・・?信じて大丈夫・・・・・?
>信じて大丈夫。・・・・・・・・・・・・・・・・多分。
>誰)人を信じるってこともたまには良いと思うから。ナジュさん。
 *    その『多分』がくせもの
 ゼル  :リナだしな・・・・。
 ガウリイ:だよなー。
 アメリア:ですよねー。
 リナ  :何を言いたいのかしら〜?
>>ナジュは驚きながらリナから手を放すと、心の中は戸惑いと少しだが嬉しさがあった。
>>「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」
>何に呪われているんでしょうか?
>誰)あんたにとってそこが一番の疑問点だと。
>うん。あ、でも展開が読めない・・・・気になりまくりデス。
>続き楽しみにしています!では!
 *呪われた、と思っているのはナジュだけなんですー。
  では、がんばって続きを・・・・。

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13865Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い有太 E-mail 2003/4/3 20:16:43
記事番号13842へのコメント

今晩和。続きのほうにもレスをしてきたくせに迷惑も考えずにレス返しをする大馬鹿者です・・・
>>>『見て、呪われた娘(こ)よ』
>>>『堂々と村に入ってきてほしくないわ。せっかくの平和な村が汚れてしまう』
>>>村人は十歳ぐらいの一人の少女を見てざわめいている。
>>>自分では小声と思っているのか、しかし少女にはしっかり聞こえている。
>>可哀想(泣)えっと、ナジュさん?(疑問系)大丈夫ですか!!
> *   はい、ナジュでありまする。これからナジュをどんどん苦しめようと・・・・。
> ルーク:ひでぇな。
罪無しなのに・・・・(続き読んでます。)ルークと同じ意味を持つ単語をを言わせていただきます。本気で酷過ぎデス。
>>>――・・・・みんなと同じように生活したらだめなの・・・・・?
>>駄目じゃないです。人間皆兄弟ですから。
> *   そうなんだって、良かったねナジュ。
> ナジュ:あ、ええ。まあ///(照れてます)
照れずに堂々とっ!私的意見でみんなと同じような生活をするっていうのは殆ど常識ですし。というか、反対している人達が非常識・・・です?(疑問系)
誰)疑問系ってなにさ・・・
>>>だが、少女にも喋り相手がいた。それは、この森に住んでいる動物たちであった。
>>>「ラム、私って何なんだろーね」
>>>少女は自分の肩にとまっている一番の仲良しの鳥に話しかける。
>>>「ピーピッ」
>>>「人間、って・・・・?ううん、違うんだよ。私は・・・・」
>>動物(鳥)と会話ですか・・・なんかあこがれますよね。
>>誰)人間以外の言語を理解できる事はやはり凄い・・・
> *私、動物と話してみたいんですよねー。
友達にもなりたいですよねー。自分。
>>>「・・・・・・・・ナジュっ」
>>>ぼそっと呟く。
>>>「ねえナジュ。あなた鳥の言葉分かるの?」
>>>さっきの会話を聞いていたのか、リナは好奇心いっぱいに大きな目を輝かせて聞いてくる。
>>>それを不審に思うナジュ。
>>>「・・・・ここの村の生まれじゃないでしょ」
>>>「うん。今日から二、三日だけこの村に止まるけどね」
>>リナはやはり好奇心旺盛ですか・・・
>>誰)食欲も旺盛・・・・?
>>誰、リナが後ろに神滅斬かまえてまってるよ。
> *   えっ!?(後ろをふりむき、ゼロスをたてに)
> ゼロス:何で僕なんですか〜(泣)
> *   なんとなく。
多分そう簡単に滅びないからだと思うよ、ゼロス。何気に丈夫そうだし。それにこれは必然事項だし。
ゼロス)酷い・・・・
そういえば魔族に人権ってあるんでしょうか?(話題違。)
>>>「それで?何で話ができるの?」
>>>口ごもるナジュだが、リナに押され口を開く。
>>>「・・・・・・・・・。私は・・・・呪われて生まれてきたから」
>>>「??」
>>>リナは理解できずに頭の中を『?』で埋め尽くす。
>>>「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
>>>「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
>>自分に無いものは羨ましく感じるけど、でもその自分に無いものを持っている他人は実はそれが嫌だったりするんですよね
>>誰)背が高いのがコンプレックスだったりするのも。そういう類ですカ?
> *今のナジュは精神的にまいってるんですよー、小さいのにかわいそーに。
精神的に参るのって辛いですよね・・・・・なかなか直らないですし(体験者)。そんなことを小さいうちから・・・不幸すぎる−―――っ!!(号泣)
>>>ナジュはそう思っているが気づいていない。リナの目つきが先ほどより打って変わって鋭くなっている事を。
>>>「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
>>>「何もしてないのに殺された・・・・・よし!仕返ししに行こう!!」
>>>「はっ!?」
>>>予想外のリナの言葉に驚きの声を出すナジュ。
>>>「だって、悪い事してないのに殺されるなんてさ・・・・おかしいじゃない!あっ、もしかして。もう捕まってるとか!?」
>>>「捕まってない。・・・・あなたもあったんじゃない?あなたが泊まる村の人たちに殺されたんだから」
>>誰)リナらしいというか、なんというか。
>>いっそのこと竜破斬で消し飛ばしてきてください。無抵抗の人間を殺すなんてのは人道に外れすぎているので。
>>誰)をい。
> アメリア:同感です!!そんなの正義じゃありません!!
> *    で?何故に私を指差すのだ?
> アメリア:こんな事考えるあなたが正義でわないからです!!
アメリア・・・正義を語りだしたり議論しだしたりすると止まんないから・・・・あ、でも私的意見で渚さんも正義!アメリアも一応正義!
アメリア)一応ってなんですか・・・
そのまんまv
>>>――!?まっすぐ・・・・なんの迷いもない・・・・。本当に心から怒ってる・・・・。
>>>・・・・その怒りは私のために・・・・?信じて大丈夫・・・・・?
>>信じて大丈夫。・・・・・・・・・・・・・・・・多分。
>>誰)人を信じるってこともたまには良いと思うから。ナジュさん。
> *    その『多分』がくせもの
> ゼル  :リナだしな・・・・。
> ガウリイ:だよなー。
> アメリア:ですよねー。
> リナ  :何を言いたいのかしら〜?
リナ、不機嫌になったなら謝ります・・・御免なさい・・・
>>>ナジュは驚きながらリナから手を放すと、心の中は戸惑いと少しだが嬉しさがあった。
>>>「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」
>>何に呪われているんでしょうか?
>>誰)あんたにとってそこが一番の疑問点だと。
>>うん。あ、でも展開が読めない・・・・気になりまくりデス。
>>続き楽しみにしています!では!
> *呪われた、と思っているのはナジュだけなんですー。
思い込みで本当になる場合があるって話が・・・・
誰)あったような無いような・・・・
でもナジュ、不幸に負けず頑張れっ
>  では、がんばって続きを・・・・。
是にレス返しをする前によんできました!凄く面白かったです!



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13829Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い颪月夜ハイドラント 2003/4/1 18:00:50
記事番号13808へのコメント

こんばんはラントです。

>――何回死にたいと思っただろう・・・・
>――でも死ねない・・・・・
>――何故・・・・?
>――自分に問いかけるとかえってくるのが
>――思い出、些細なことでも心にある思い出
死ぬくらいなら死ぬ気で生きた方が特ですね。
どうせいつか死ねるのだから・・・

>少女の声に驚くものの一応名を告げるリナ。リナも見たところ十歳ぐらいだろう。
ゼフィーリア近くなのですかな?

>「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
>「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
異能者はやはり迫害されるものなのでしょうかね。

>「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
>「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」
血族を絶やすためならば、子供も始末するべきだ。そうすれば未来に哀しむものが消える。
でもこの考え方はいかんですかね?
別にこれは私の考えではないです。

それでは・・・

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13843Re:夢の中の真実:リナとナジュの出逢い2003/4/1 22:52:43
記事番号13829へのコメント

>こんばんはラントです。
 *こんばんはです。
>
>>――何回死にたいと思っただろう・・・・
>>――でも死ねない・・・・・
>>――何故・・・・?
>>――自分に問いかけるとかえってくるのが
>>――思い出、些細なことでも心にある思い出
>死ぬくらいなら死ぬ気で生きた方が特ですね。
>どうせいつか死ねるのだから・・・
 *そうかー、そうですよねー。(納得)
>
>>少女の声に驚くものの一応名を告げるリナ。リナも見たところ十歳ぐらいだろう。
>ゼフィーリア近くなのですかな?
 *  どうなんだろ?
 リナ:おいっ!
 *  こうゆうの考えるの苦手なもんで。
>
>>「何で呪いなのよ。鳥と会話できるなんてすごいじゃない」
>>「・・・・すごくなんかない!!こんな能力(ちから)ないほうがいいのよ!!」
>異能者はやはり迫害されるものなのでしょうかね。
 *はい〜そうです。でも実際はほかの能力で迫害を。
>
>>「何もしてない。無抵抗、だったな。私も本当は殺されるはずだったんだけど、子供だから生かしてくれた」
>>「・・・・そんなに怒らないで。これは仕方ないことだから・・・・私たちは呪われた一族だから」
>血族を絶やすためならば、子供も始末するべきだ。そうすれば未来に哀しむものが消える。
>でもこの考え方はいかんですかね?
>別にこれは私の考えではないです。
>
>それでは・・・
 *  毎回思うんですが、ラントさんの考えはすごいです。
 リナ:あんたもみならいないさいよ。
 *  あい・・・・。それでは。

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13853夢の中の真実:初めての裏切り2003/4/2 23:00:51
記事番号13714へのコメント

――人は恐怖に陥ったとき
――自分のことしか考えられない
――自分たちを助けてくれる方を信じ
――自分たちを恐怖にさせた方を裏切る
――例えそれが頭の中で『反対』だと分かっていても
――恐怖の元を消す


  初めての裏切り


「さっきも言ったけど、呪われた、とかどーゆー意味?」
「ね、自分の生まれ故郷を頭の中で思い浮かべて」
問いと何の関係があるのか、リナは頭を悩ませるが一応素直に思い浮かべる。郷里のゼフィーリアのことを
「ゼフィーリアなんだ・・・・ブドウが産地なの」
ナジュはリナの手を触りながら答える。
「えっ!?どーしてわかるの!?」
「これが・・・・呪われた能力(ちから)なの」
驚きの声を上げるリナに、静かに答えるナジュ。
「人の心がよめるの。私とふれた人の」

「この能力が目覚めたのは物心がついたころ。
母や父からはこのことは誰にも言ってはならない、と十分に注意されて、私も素直にそれに従った」
ナジュは静かに語り始めた。自分が生まれてからどんな事が起こったか。
だが、こうして自分から話すことにナジュ自身が驚いている。
「親が殺されたのは2年ぐらい前。それまでは私たち一家も村人と仲良く暮らしてた。
だけど・・・・村に旅人が数人立ち寄ったの、その一人に偶然ぶつかってしまってそしてよんでしまった。
その人の心の中、この村に来た目的が・・・・・」
旅人たちの目的・・・・この辺鄙な村から食料や金を奪う事。
旅人たちはいろいろな犯罪をしており、指名手配もされてあったのだ。
だが、この村の住人はそんな事知らず普通の旅人として接していたのだ。
「その旅人が今までに何をしたか一気に頭に入ってきた。そして、子供ながらに直感したの。
この村も襲われる、って・・・・」
ナジュはそれが恐ろしくて親からの注意を忘れ、夢中に叫んだ。

『止めて!この村を襲わないで!!』
『あ?何言ってんだ?このガキは』
『どうしたんだい?ナジュちゃん』
ナジュは近くにいたおばさんに
『おばちゃん聞いて!この人たち悪い奴らだよ!!』
旅人を指差しながら言うナジュだが、村人たちにはナジュの言っていることが分からなかった。
『おやおや、お譲ちゃん。どーしてそんな事言うのかな?』
ぶつかった奴とは違う、20代ぐらいの男が話しかけてきた。
『だって、だって・・・・今までに泥棒とかほかにもいろんな悪い事してきたんでしょ!?』
旅人5人は顔を見合わせ、眉を寄せる。
『どーしてそんな事分かるのかしら?』
金髪美人の女性がナジュの慎重に合わせ腰をかがめる。それに、ナジュは後ずさりしながら
『・・・・・だもん』
『あ?何だって・・・・』
『よめたんだもん!さっきおじさんにぶつかったとき、おじさんの心の中が!!』

(しーん・・・・)

その場は一瞬静かになった。
「すごーいナジュ!!そんなことできるんだー!!」
「何でもっと早く言ってくれなかったのー?」
子供たちはただ、無邪気にナジュに話しかける。だが、大人たちはというと・・・・
『今の・・・・』
『ああ、どーいうことだ・・・・?』
ひそひそと話し出す村人たち。
『ナジュっ!!』
騒ぎに気づきナジュの両親はナジュに近づいてきた。
『へへっ。こりゃ珍しーもんに合ったな。お前らそのガキの両親か?』
『ええ』
『それがなにか・・・・?』
母はナジュを抱きかかえる。父は警戒心を止めず頷く。
『なら、その子がいったように、触れた人の心の中がうよめるとしたら。
あなたちは数少ない闇族ですか』

(びくっ)

村人たちはその言葉にいっきにクエス一家(ナジュのみよじ)に警戒する。
『いいえ、違います。私たちは普通の人間です』
『おとーさんよー、嘘はついちゃーいけねーよ?そこの譲ちゃんは俺の心ん中をしっかりよんだんだぜ?
村人たちは知らねーみたいだから教えてやるよ。お前ら一家の正体を』

――私たちの正体・・・・?

ナジュは一体何を言っているのか分からず、きょとんとしていた。だが、母の顔を見るとひどくおびえているのが分かった。
『動物と会話ができ、人の心の中を隅々までよめる闇族。だがその特別な能力を怖がり、人間からひどい仕打ちを受けてきた。
それからの闇族は人間を滅ぼすために生きてきた』

――闇族・・・・?人間を滅ぼす・・・・?

『クエスさん、今のことは本当かい?』
村長がナジュの父、に聞く。クエスは何かを決心したように。
『違います。・・・・確かに私たちは闇族です。でも、祖先とは違います。
私たちが願うのは人間と同じように生活したい、それだけです』
『クエスさん・・・・』
誰かは分からないが、村人が呟く。ナジュの両親の気持ちが伝わったのか。
『あーら。口では何でも言えるわよ。それにあなたたち人の心がよめるんでしょ?
そんな人たちと一緒に普通の人間が暮らせるはずないわよ』

(ざわっ)

恐怖。確かに怖いものがある。人には誰にも知られたくない部分が当然ある、だがナジュたち一家はそれを簡単によんでしまう。
『それに、あなた一人でもこんな村者の数秒で破壊だってできる能力、あるんでしょ?』
『ありません。そんな力捨てました』
はっきり言い切るナジュの母。だが、村人たちの恐怖は消えず、青ざめている。
『さーて、それは本当か?おいっ、ここにいる住人よ、どーする?こいつら一家はいつか、この村を破壊するかも知れねーぜ?
それで、だ。俺らを雇えばこいつらを退治してやるよ』
『いきなり何言ってんのよ!?あなたたちがこの村を襲う気なんでしょ!?なのに、雇うわけないじゃん!!』
母に抱かれながら叫ぶナジュ。
『んなことねーぜ。金さえもらえば黙って出て行ってやるさ』
そういいつつ男はナジュの頭を触ろうとするが
『あっ、と、危ねー。もー少しで俺の心ん中が隅々まで分かるとこだったぜ。怖えーよなー。少し触れただけで全て分かるなんて。
さて、この村の住人はどれだけこいつら一家に触れられたんだろな。もう何もかも分かってんだろーなー』
びくっ、と身震いする住民。クエス一家をまるで特別な生き物でも見ているように遠巻きになっていく。
『大丈夫です皆さん!!誰の心も見ていません!!ナジュはまだ幼くて、力を使いきれないだけなんです!!』
ナジュの母は必死に訴えるが
『そんな事、あなたたち自身にしか分からないじゃないですが。
それに、あなたたち一族にわたしたち人間がしてきた仕打ち、そう簡単に消えるものだったんですか?
本当は、いつかこの村を恨みを込めて滅ぼそうと考えているんじゃないですか?』
<人間>というところをわざと強調し、静かに言う。
『そんな事思ったこともあり・・・』
『本当に、金を払えば退治してくれるんじゃな』
ナジュの父が言い切る前に村長が口を出した。

――えっ・・・・?

私たち一家を裏切る言葉を・・・・。

*疲れた・・・・。これ、本当は番外編にしよーと思ってたんだけど本編にしちゃった。
しかも、こんなに長くなる予定ではなかったのに。
さて、この続きは大体予想できるのではないでしょうか。

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13863意味深ですね・・・有太 E-mail 2003/4/3 19:52:17
記事番号13853へのコメント

今晩和・・・大馬鹿者+αですっ!
>――人は恐怖に陥ったとき
>――自分のことしか考えられない
>――自分たちを助けてくれる方を信じ
>――自分たちを恐怖にさせた方を裏切る
>――例えそれが頭の中で『反対』だと分かっていても
>――恐怖の元を消す
矢張り人間の心理ってそんなもんですか・・・・
誰)人間じゃないみたいな事を言うな。
確かに元凶じゃないにしろ、何か変な力をもっていたり妙に何かが特異だったりする人を気味悪がったりしますよね。そのうえ、危機になったらその人を以上に頼ったりして・・・・(えぐえぐ。)そういうわけで、そんな感情は良くわかります!
誰)でも結構意味深・・・人間の心理がよく表れてる言葉ですよね・・・・
言葉に表すのすら難しそう。
誰)アンタが馬鹿なだけ。
・・・・・結論其ノ壱。明らかと言うほど渚さんと自分の頭のよさが違うと。
>「これが・・・・呪われた能力(ちから)なの」
>驚きの声を上げるリナに、静かに答えるナジュ。
>「人の心がよめるの。私とふれた人の」
・・・・テスト前に先生に触れたら問題とかわかりそうで・・・・
dr.)そんなのを考えるのはお前だけデショ。
誰)でも触れた人の心が判るのは確かに凄いよね。たとえば、葬式(縁起悪すぎ)のときとかに心境をわかってあげられるのとか。
結論。便利で・・・ぐはっ!
><人間>というところをわざと強調し、静かに言う。
>『そんな事思ったこともあり・・・』
>『本当に、金を払えば退治してくれるんじゃな』
>ナジュの父が言い切る前に村長が口を出した。
>
>――えっ・・・・?
>
>私たち一家を裏切る言葉を・・・・。
dr.)・・・・酷。
誰)・・・・・神滅斬をかまして旅人を滅ぼしてもいいかと。
旅人の言っていることが全て事実とも限らないかも。というか村長さん!まずは理論的に考えて、どこの誰とも知らない旅人を信用する前にナジュさん一家に対して旅人が言った言葉に反論しましょう。ナジュさん、思いっきり復讐したくなる気持ちがよくわかりました。
レス短くてスミマセン・・というよりかも、個人意見を語りすぎでスミマセンッ!あ、レスがえし有難う御座います!
続き楽しみにしてます。
ではっ!

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13870Re:意味深ですね・・・2003/4/3 22:12:22
記事番号13863へのコメント

>今晩和・・・大馬鹿者+αですっ!
*こんばんわです。
>>――人は恐怖に陥ったとき
>>――自分のことしか考えられない
>>――自分たちを助けてくれる方を信じ
>>――自分たちを恐怖にさせた方を裏切る
>>――例えそれが頭の中で『反対』だと分かっていても
>>――恐怖の元を消す
>矢張り人間の心理ってそんなもんですか・・・・
>誰)人間じゃないみたいな事を言うな。
>確かに元凶じゃないにしろ、何か変な力をもっていたり妙に何かが特異だったりする人を気味悪がったりしますよね。そのうえ、危機になったらその人を以上に頼ったりして・・・・(えぐえぐ。)そういうわけで、そんな感情は良くわかります!
>誰)でも結構意味深・・・人間の心理がよく表れてる言葉ですよね・・・・
>言葉に表すのすら難しそう。
>誰)アンタが馬鹿なだけ。
>・・・・・結論其ノ壱。明らかと言うほど渚さんと自分の頭のよさが違うと。
 *  そんなことありません!!
 リナ:こいつはもっと馬鹿です!!
 *  うぐっ。ホントのことだけど傷付くぞ。人間の心理、難しいですよね。時々自分でもよくわかんなくなってます(笑)
>>「これが・・・・呪われた能力(ちから)なの」
>>驚きの声を上げるリナに、静かに答えるナジュ。
>>「人の心がよめるの。私とふれた人の」
>・・・・テスト前に先生に触れたら問題とかわかりそうで・・・・
>dr.)そんなのを考えるのはお前だけデショ。
>誰)でも触れた人の心が判るのは確かに凄いよね。たとえば、葬式(縁起悪すぎ)のときとかに心境をわかってあげられるのとか。
>結論。便利で・・・ぐはっ!
 *テスト、いいですねー。学生には便利な道具だな。でも、ナジュ本人は人間の見たくないとこまで見てしまって、誰も信じられなくなってんですよね。
>><人間>というところをわざと強調し、静かに言う。
>>『そんな事思ったこともあり・・・』
>>『本当に、金を払えば退治してくれるんじゃな』
>>ナジュの父が言い切る前に村長が口を出した。
>>
>>――えっ・・・・?
>>
>>私たち一家を裏切る言葉を・・・・。
>dr.)・・・・酷。
>誰)・・・・・神滅斬をかまして旅人を滅ぼしてもいいかと。
>旅人の言っていることが全て事実とも限らないかも。というか村長さん!まずは理論的に考えて、どこの誰とも知らない旅人を信用する前にナジュさん一家に対して旅人が言った言葉に反論しましょう。ナジュさん、思いっきり復讐したくなる気持ちがよくわかりました。
>レス短くてスミマセン・・というよりかも、個人意見を語りすぎでスミマセンッ!あ、レスがえし有難う御座います!
>続き楽しみにしてます。
>ではっ!
 *確かに、今回。自分でもひどいなー、って感じです。次回も、ナジュには厳しいです。
  どんどん個人意見!入れてください!!大歓迎です!!
  それでは!!

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13872夢の中の真実:守りたいもの2003/4/3 23:09:03
記事番号13714へのコメント

――現実を見る大人
――夢や理想を見る子供
――どちらも悪くもなく良くもない
――どちらにも言えること、背けてはいけない
――だが現実を見る、これはあまりにも残酷である


 守りたいもの


それからは悲劇だった・・・・。今まで一緒に住んできた村人よりも犯罪者のほうを信じた。
理由は簡単。人間、同じ種族ではなかったからだ。
「『力を捨てた』この言葉を誰も信じなかった。私の両親は何の能力もない人間、当然なぶり殺しだった。
私はそれを見てるだけしかできなかった」
リナはごくっ、と唾を飲み込み、真剣にナジュの話を聞いている。


『おとーさーん!おかーさーん!!』
泣きじゃくるナジュ。すぐにでも飛びつきたい、だが足が動かない。
今、目の前で起こっていることはあまりにも残酷すぎるのだ。
村人は子供を引き連れ家の中に入る。ナジュ以外の子供を・・・・
外に出ているのはナジュ、犯罪者、そして息も絶え絶えのナジュの両親。
『は・・・・やく、に・・・・げ』
『・・・・し・・・・あわ・・・・せ・・・・に』
ナジュの親は最後に暖かな微笑をナジュに見せ、息を引き取った。
『ちっ。なーんでぇ。もっと殺しがいのあるもんだと思ってたが、あっという間だったな』
『ホントねー』
『もしかして、本当に能力はなかったんじゃないんですか?』
血だらけのナジュの両親を見ながら、言葉を吐き捨てる犯罪者。
『ま、んなの俺たちにはかんけーねーよ。さて、残るは・・・・・』
彼らはナジュに目を向ける。
『おとーさん?おかーさん?』

――どーして?どーして?私が約束を破ったから?ごめんなさい。ごめんなさい。
もう破らないから、何でも言うこときくから。おねがいだから・・・・

『おとーさーん!!おかーさーん!!』
悲痛の叫び。そんなのにかまわずナジュに忍び寄る複数の影。
『安心しな。すぐに親んとこに逝かしてやるからよ』


『ねえ、どーして急に家の中に入るの?』
家の中に身をひそめている住人。大人たちはおびえ、子供たちはそんな大人たちに質問する。
『ナジュちゃんのおとーさんとおかーさんどーしたの?』
『いいから。外は見ちゃいけないよ』
『??』
そういわれると見たくなるのが人間。それに好奇心いっぱいの子供だ、ついつい窓から外を見てしまう。
『あっ!ナジュちゃん!!』
『だめよっ!!』
外の状況を見てしまい、外に出てくる子供一人。
足が震えたてないナジュ、それに立ち塞がる犯罪者たち。だが、一人の子供がナジュに近寄った。
『大丈夫?ナジュちゃん』
『・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!』
ナジュはその子供にすがりつくように泣いた。そして、どんどん外に出てくる子供たち。
子供たちはナジュのところに駆け寄っていく。
『あっ?なんだなんだ』
『さあ。大事なお友達、が心配なんじゃない?』
『おいっ!こいつらどーにかしろよ!!』
男は大人たちに目を向ける。
『す、すいません。ほら、早くきなさい!!』
『なんで!?何でこいつらのゆーこときくの!?ナジュちゃんのおとーさんとおかーさん殺したんだよ!?』
『そーだよ!』
大人に反抗する子供たち。
『どーして!こんなことするんだよ!!』
犯罪者に怒鳴りつける子供。その問いに当然のように男は
『決まってんだろ。このガキの親やこのガキは呪われてんだから』

――呪われてる・・・・?

どこが?と自分に問いただすと返ってきた答えは、能力(ちから)のことだった。
『いーから!早くきなさい!!』
大人は無理やりにも子供を家の中に入れようとするが、子供は暴れだす。手足をばたつかせ、犯罪者の中の一人に当たった。
『でっ!』
『なーに痛がってんのよ。少し当たったぐらいで。・・・・でも、もういい加減うざいわね』
『そーですね』
村人たちに目を向ける彼等。無論、その会話を聞いている村人はいない。

(どがっ!!)

一人の男が子供を蹴る。子供は勢いよく吹っ飛んだ。

――!!??

その子供は最初にナジュに駆け寄った子である。
『ケッ。いーかげんうるせーんだよな』
『な、何するんですか!?』
『何をするだ?決まってんじゃねーか。その子供が最初に言ったことをするんだよ』
その子供、ナジュのことだろう。
『そうよ。あなたたち、最初から私たちが何者か、なんてわかってたじゃない』
『そ、そんな・・・・』
『ま、こんなちんけな村、潰したぐらいどーもならねーがな』
お遊び気分なのだろう。こいつらにとっては、人を殺すことが・・・・。
『い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』
誰が最初に叫んだのか分からないが、一人が叫びだすと次々と叫びだす人々。そして逃げ惑う。
だが、一人だけ逃げず静かに立つ人物が。
それに気づかず
『炎の矢!』
『氷の矢!』
犯罪者たちは次々と民家、村人に向けて魔法を放つ。
誰もがもうだめだ!と思った瞬間。

(ざあっ)

魔法はすべて消え去り、全員言葉を失った。いよーな雰囲気を撒き散らしているナジュを見て。
『な、なんだ!?このガキ!!』
声を震わす犯罪者の一人。
『・・・・この子は力を制御できない、と親は言ってましたよね』
『つまり暴走してる、ってこと?』
『たぶん・・・・』
冷静に状況を判断する男と女。
『ナ、ナジュちゃん・・・・?』
先ほど蹴飛ばされた少年が少しおびえながらも話しかける。
『・・・・・・・・・・・・・』
ナジュはその少年の方に無言で歩いていく。それに気づきその少年の母親が
『近寄らないで!』
睨みつけながら言うが、それにかまわずナジュは近づき、少年の頭に手を伸ばす。
少年は頭から血を出していたが、ナジュが手を近づけると少しずつ傷口が塞がっていった。
『だいじょーぶ?』
『うん・・・・・ありがと』
いつもどおりの無邪気な笑顔で話すナジュと少年。だが、少年の母親はわが子を守るように強く抱きしめる。
『お母さん?大丈夫だよ、ナジュちゃんは僕を助けてくれたんだよ』
『・・・・・・・・・』
母親は頷きもせず、否定もしない。
『闇族、つってもただのガキ』
『そーよね』
『それに、ついさっきこの村の住人には裏切られましたからね。こんな村、守る義理なんかありませんしね』
『そーよ。どーせならあんたも一緒にこの村、破壊しない?』
犯罪者たちはもう一回呪文を唱えだす。村人はおびえだし、もう声すら出ない。
その中でただ一人声を出したのが
『ふざけんな!!んなこと関係ない!!私は守りたいものを守るだけ!!
それに、おとーさんとおかーさんの仇。とらしてもらう!!』
自分では抑えきれないほどの力を出しているナジュであった。


*まだ続くのか・・・・。早く本編いかなくちゃ。

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13875Re:夢の中の真実:守りたいもの有太 E-mail 2003/4/4 13:59:00
記事番号13872へのコメント

今日和!更新速度(?)が早いので毎日が楽しみですっ!
>――現実を見る大人
>――夢や理想を見る子供
>――どちらも悪くもなく良くもない
>――どちらにも言えること、背けてはいけない
>――だが現実を見る、これはあまりにも残酷である
子供にとって大人の見ている現実を目の当たりにするのって辛いですよね。結構ドロドロとした感じもありますし。あと子供の夢って幼稚だけども残酷なときもありますからね・・・
誰)長ったらしい個人意見を吐くな。
・・・・ごもっともで;
>それからは悲劇だった・・・・。今まで一緒に住んできた村人よりも犯罪者のほうを信じた。
>理由は簡単。人間、同じ種族ではなかったからだ。
>「『力を捨てた』この言葉を誰も信じなかった。私の両親は何の能力もない人間、当然なぶり殺しだった。
>私はそれを見てるだけしかできなかった」
>リナはごくっ、と唾を飲み込み、真剣にナジュの話を聞いている。
黄色人種が白人から別種族を見るように見られてるのと同じですね・・・
誰)でも力があろうと無かろうとナジュさん一家は人間だと思いますっ!(検挙)
↑に同じくデス。なぶり殺しって酷すぎ・・・一番苦しいやり方じゃないですか・・・・
>『おとーさーん!おかーさーん!!』
>泣きじゃくるナジュ。すぐにでも飛びつきたい、だが足が動かない。
>今、目の前で起こっていることはあまりにも残酷すぎるのだ。
>村人は子供を引き連れ家の中に入る。ナジュ以外の子供を・・・・
矢張り自分の子がかわいいからですかねぇ、dr.。あとゼロス。
ゼロス)なんで僕に・・・
面白そうだから。
dr.)まぁ確かに自分の子はかわいいデスヨネv(親莫迦)
誰)ナジュもいれようよ。
>――どーして?どーして?私が約束を破ったから?ごめんなさい。ごめんなさい。
>もう破らないから、何でも言うこときくから。おねがいだから・・・・
約束を破ったからじゃないと思うよ。大丈夫。ゼロスも保障しますっ!
ゼロス)そんな勝手に・・・(泣)
dr.御手製のタイム○シー○の動力に放り込まれたい?
>そういわれると見たくなるのが人間。それに好奇心いっぱいの子供だ、ついつい窓から外を見てしまう。
そうやって残酷な世界を知っていくんですね、子供たち(滝汗)
誰)知識を得るためには必要だけど、やっぱり控えたほうが・・・自分のためだよ、のぞいている子供たち(誰に言っている)。
>外の状況を見てしまい、外に出てくる子供一人。
>足が震えたてないナジュ、それに立ち塞がる犯罪者たち。だが、一人の子供がナジュに近寄った。
>『大丈夫?ナジュちゃん』
>『・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!』
>ナジュはその子供にすがりつくように泣いた。そして、どんどん外に出てくる子供たち。
>子供たちはナジュのところに駆け寄っていく。
子供って純粋だから友達のことを信用したり助けたいとか思いますよね。駆け寄った子供たち、偉いっ!
誰)大人はそれができないから情けないですね・・・(悔泣)
>『す、すいません。ほら、早くきなさい!!』
>『なんで!?何でこいつらのゆーこときくの!?ナジュちゃんのおとーさんとおかーさん殺したんだよ!?』
>『そーだよ!』
>大人に反抗する子供たち。
正しすぎるほど正しい意見ですね。
誰)無謀と言えば無謀だけども。
>『何をするだ?決まってんじゃねーか。その子供が最初に言ったことをするんだよ』
>その子供、ナジュのことだろう。
>『そうよ。あなたたち、最初から私たちが何者か、なんてわかってたじゃない』
>『そ、そんな・・・・』
>『ま、こんなちんけな村、潰したぐらいどーもならねーがな』
>お遊び気分なのだろう。こいつらにとっては、人を殺すことが・・・・。
>『い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』
>誰が最初に叫んだのか分からないが、一人が叫びだすと次々と叫びだす人々。そして逃げ惑う。
>だが、一人だけ逃げず静かに立つ人物が。
>それに気づかず
>『炎の矢!』
>『氷の矢!』
>犯罪者たちは次々と民家、村人に向けて魔法を放つ。
>誰もがもうだめだ!と思った瞬間。
サイテーデスネ。
dr.)悪人はいつか滅びマス(断言)
>魔法はすべて消え去り、全員言葉を失った。いよーな雰囲気を撒き散らしているナジュを見て。
>『な、なんだ!?このガキ!!』
>声を震わす犯罪者の一人。
>『・・・・この子は力を制御できない、と親は言ってましたよね』
>『つまり暴走してる、ってこと?』
>『たぶん・・・・』
>冷静に状況を判断する男と女。
>『ナ、ナジュちゃん・・・・?』
>先ほど蹴飛ばされた少年が少しおびえながらも話しかける。
>『・・・・・・・・・・・・・』
>ナジュはその少年の方に無言で歩いていく。それに気づきその少年の母親が
>『近寄らないで!』
>睨みつけながら言うが、それにかまわずナジュは近づき、少年の頭に手を伸ばす。
>少年は頭から血を出していたが、ナジュが手を近づけると少しずつ傷口が塞がっていった。
>『だいじょーぶ?』
>『うん・・・・・ありがと』
>いつもどおりの無邪気な笑顔で話すナジュと少年。だが、少年の母親はわが子を守るように強く抱きしめる。
>『お母さん?大丈夫だよ、ナジュちゃんは僕を助けてくれたんだよ』
>『・・・・・・・・・』
>母親は頷きもせず、否定もしない。
>『闇族、つってもただのガキ』
>『そーよね』
>『それに、ついさっきこの村の住人には裏切られましたからね。こんな村、守る義理なんかありませんしね』
>『そーよ。どーせならあんたも一緒にこの村、破壊しない?』
>犯罪者たちはもう一回呪文を唱えだす。村人はおびえだし、もう声すら出ない。
>その中でただ一人声を出したのが
>『ふざけんな!!んなこと関係ない!!私は守りたいものを守るだけ!!
>それに、おとーさんとおかーさんの仇。とらしてもらう!!』
>自分では抑えきれないほどの力を出しているナジュであった。
あ、もう展開が読めないです・・・・・
誰)このあとナジュは如何するんでしょうか?
思い浮かびません、想像つきません(汗)そういうわけで続き楽しみにしてます!レスがえし有難うございました!


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13883Re:夢の中の真実:守りたいもの2003/4/4 16:25:23
記事番号13875へのコメント

>今日和!更新速度(?)が早いので毎日が楽しみですっ!
 *こんにちはです。
 L更新が早くでも中身がねー。
 *うぐっ。
>>――現実を見る大人
>>――夢や理想を見る子供
>>――どちらも悪くもなく良くもない
>>――どちらにも言えること、背けてはいけない
>>――だが現実を見る、これはあまりにも残酷である
>子供にとって大人の見ている現実を目の当たりにするのって辛いですよね。結構ドロドロとした感じもありますし。あと子供の夢って幼稚だけども残酷なときもありますからね・・・
>誰)長ったらしい個人意見を吐くな。
>・・・・ごもっともで;
 *そうなんです!大人を見て子供は育つのに、大人が薄情だったりして良い見本になってないんですよ。
  でも、私自身いつから大人、っていうのは分からないんですが。
>>それからは悲劇だった・・・・。今まで一緒に住んできた村人よりも犯罪者のほうを信じた。
>>理由は簡単。人間、同じ種族ではなかったからだ。
>>「『力を捨てた』この言葉を誰も信じなかった。私の両親は何の能力もない人間、当然なぶり殺しだった。
>>私はそれを見てるだけしかできなかった」
>>リナはごくっ、と唾を飲み込み、真剣にナジュの話を聞いている。
>黄色人種が白人から別種族を見るように見られてるのと同じですね・・・
>誰)でも力があろうと無かろうとナジュさん一家は人間だと思いますっ!(検挙)
>↑に同じくデス。なぶり殺しって酷すぎ・・・一番苦しいやり方じゃないですか・・・・
 *そう言っていただけますと、ナジュも喜びでしょう。Lサマー、なんとかしてよ。
 L子供がやってる事に口出さないの、私。
>>『おとーさーん!おかーさーん!!』
>>泣きじゃくるナジュ。すぐにでも飛びつきたい、だが足が動かない。
>>今、目の前で起こっていることはあまりにも残酷すぎるのだ。
>>村人は子供を引き連れ家の中に入る。ナジュ以外の子供を・・・・
>矢張り自分の子がかわいいからですかねぇ、dr.。あとゼロス。
>ゼロス)なんで僕に・・・
>面白そうだから。
>dr.)まぁ確かに自分の子はかわいいデスヨネv(親莫迦)
>誰)ナジュもいれようよ。
 *我が子が一番、本当に危ないときは我が子を守るんですかね。全ての母さん。
 Lう〜ん・・・・。
>>――どーして?どーして?私が約束を破ったから?ごめんなさい。ごめんなさい。
>>もう破らないから、何でも言うこときくから。おねがいだから・・・・
>約束を破ったからじゃないと思うよ。大丈夫。ゼロスも保障しますっ!
>ゼロス)そんな勝手に・・・(泣)
>dr.御手製のタイム○シー○の動力に放り込まれたい?
 *子供ですからねー、こうなったのが自分のせい、って思いつめているシーンっす。
>>そういわれると見たくなるのが人間。それに好奇心いっぱいの子供だ、ついつい窓から外を見てしまう。
>そうやって残酷な世界を知っていくんですね、子供たち(滝汗)
>誰)知識を得るためには必要だけど、やっぱり控えたほうが・・・自分のためだよ、のぞいている子供たち(誰に言っている)。
 *はじめは残酷に見えても、だんだん慣れていく。そして自分も・・・・。
 L怖いわねー。そーやって少年犯罪とか増えてるし。
 *悪い事、分かってるけど周りがやっているからやってしまう。
>>外の状況を見てしまい、外に出てくる子供一人。
>>足が震えたてないナジュ、それに立ち塞がる犯罪者たち。だが、一人の子供がナジュに近寄った。
>>『大丈夫?ナジュちゃん』
>>『・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!』
>>ナジュはその子供にすがりつくように泣いた。そして、どんどん外に出てくる子供たち。
>>子供たちはナジュのところに駆け寄っていく。
>子供って純粋だから友達のことを信用したり助けたいとか思いますよね。駆け寄った子供たち、偉いっ!
>誰)大人はそれができないから情けないですね・・・(悔泣)
 *やっぱ、本能のままがいいんですかね。
 Lそーとも限らないわよ。誰かが困っているとき、『助けたい』っていう気持ちがあっても動けない。
  それを動かすのが、本能少しの勇気。
>>『す、すいません。ほら、早くきなさい!!』
>>『なんで!?何でこいつらのゆーこときくの!?ナジュちゃんのおとーさんとおかーさん殺したんだよ!?』
>>『そーだよ!』
>>大人に反抗する子供たち。
>正しすぎるほど正しい意見ですね。
>誰)無謀と言えば無謀だけども。
 *子供は思ったことをそのままに口に出しますからね。
 L大人は分かっているけど口には出さない。その差が辛いとこです。
>>『何をするだ?決まってんじゃねーか。その子供が最初に言ったことをするんだよ』
>>その子供、ナジュのことだろう。
>>『そうよ。あなたたち、最初から私たちが何者か、なんてわかってたじゃない』
>>『そ、そんな・・・・』
>>『ま、こんなちんけな村、潰したぐらいどーもならねーがな』
>>お遊び気分なのだろう。こいつらにとっては、人を殺すことが・・・・。
>>『い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』
>>誰が最初に叫んだのか分からないが、一人が叫びだすと次々と叫びだす人々。そして逃げ惑う。
>>だが、一人だけ逃げず静かに立つ人物が。
>>それに気づかず
>>『炎の矢!』
>>『氷の矢!』
>>犯罪者たちは次々と民家、村人に向けて魔法を放つ。
>>誰もがもうだめだ!と思った瞬間。
>サイテーデスネ。
>dr.)悪人はいつか滅びマス(断言)
 *はい、滅びます。一瞬で。
>>魔法はすべて消え去り、全員言葉を失った。いよーな雰囲気を撒き散らしているナジュを見て。
>>『な、なんだ!?このガキ!!』
>>声を震わす犯罪者の一人。
>>『・・・・この子は力を制御できない、と親は言ってましたよね』
>>『つまり暴走してる、ってこと?』
>>『たぶん・・・・』
>>冷静に状況を判断する男と女。
>>『ナ、ナジュちゃん・・・・?』
>>先ほど蹴飛ばされた少年が少しおびえながらも話しかける。
>>『・・・・・・・・・・・・・』
>>ナジュはその少年の方に無言で歩いていく。それに気づきその少年の母親が
>>『近寄らないで!』
>>睨みつけながら言うが、それにかまわずナジュは近づき、少年の頭に手を伸ばす。
>>少年は頭から血を出していたが、ナジュが手を近づけると少しずつ傷口が塞がっていった。
>>『だいじょーぶ?』
>>『うん・・・・・ありがと』
>>いつもどおりの無邪気な笑顔で話すナジュと少年。だが、少年の母親はわが子を守るように強く抱きしめる。
>>『お母さん?大丈夫だよ、ナジュちゃんは僕を助けてくれたんだよ』
>>『・・・・・・・・・』
>>母親は頷きもせず、否定もしない。
>>『闇族、つってもただのガキ』
>>『そーよね』
>>『それに、ついさっきこの村の住人には裏切られましたからね。こんな村、守る義理なんかありませんしね』
>>『そーよ。どーせならあんたも一緒にこの村、破壊しない?』
>>犯罪者たちはもう一回呪文を唱えだす。村人はおびえだし、もう声すら出ない。
>>その中でただ一人声を出したのが
>>『ふざけんな!!んなこと関係ない!!私は守りたいものを守るだけ!!
>>それに、おとーさんとおかーさんの仇。とらしてもらう!!』
>>自分では抑えきれないほどの力を出しているナジュであった。
>あ、もう展開が読めないです・・・・・
>誰)このあとナジュは如何するんでしょうか?
>思い浮かびません、想像つきません(汗)そういうわけで続き楽しみにしてます!レスがえし有難うございました!
 *単純です(笑)あー、やばい。まだまだ続くよ過去話。それでは(逃)

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13895迷惑も考えずレス返し・・・・;有太 E-mail 2003/4/4 18:10:14
記事番号13883へのコメント

既に家では今晩和といっているのでおはよっ・・・・
誰)時間が違うだろう時間が。
> *こんにちはです。
> L更新が早くでも中身がねー。
> *うぐっ。
可也濃すぎてもう頭がパンクしそうです・・・・(汗)
誰)パンクするのはお前くらいだろうに。
ごもっともです・・・・・自分で書いてて自爆したぐらいですから;_;
> *そうなんです!大人を見て子供は育つのに、大人が薄情だったりして良い見本になってないんですよ。
>  でも、私自身いつから大人、っていうのは分からないんですが。
バイトじゃなくて本職についたら大人だとか言われました;自分自身はそうじゃないよなぁとか思ってますケド。
誰)大人と子供の境目ってあいまいですよね。
大人が薄情だったりしていい見本になっての無いのは特に学校でだとおもいます・・・実際、家の学校がそうです。(自分の学年の)殆どの教師が虐めなんか見向きもしないくせに親から言われてクラス替えまでしたくらいですし;
誰)思っても見れば有る意味大人のほうが子供を見習うべき?心の温かさとかで・・・・とか思いました。渚さんの言葉を聴(?)いて・・・
> *そう言っていただけますと、ナジュも喜びでしょう。Lサマー、なんとかしてよ。
> L子供がやってる事に口出さないの、私。
助けてあげてくださいませ、Lさま(切実)
> *我が子が一番、本当に危ないときは我が子を守るんですかね。全ての母さん。
> Lう〜ん・・・・。
あ、そう考えるとLさまは全てを救わなければいけないんですね・・・なるほど。一々御尤も!
誰)どこぞの白竜が言った科白を言わない・・
> *はじめは残酷に見えても、だんだん慣れていく。そして自分も・・・・。
> L怖いわねー。そーやって少年犯罪とか増えてるし。
> *悪い事、分かってるけど周りがやっているからやってしまう。
残酷にみえることもなれていくのは確かに怖いです;でも慣れてきてしまっている自分がいるんですよ。
誰)矛盾。判っていてもやってしまうのは矢張り矛盾ですね。というかアメリア辺りが黙ってないですよきっと。
> *やっぱ、本能のままがいいんですかね。
> Lそーとも限らないわよ。誰かが困っているとき、『助けたい』っていう気持ちがあっても動けない。
>  それを動かすのが、本能少しの勇気。
名言っ!!!これは絶対に名言ですっ!本当にこれを言い聞かせればそういう場面でしっかりと動けるような気がします。
> *子供は思ったことをそのままに口に出しますからね。
> L大人は分かっているけど口には出さない。その差が辛いとこです。
場合によっては自分も被害をくらいますからね・・・
誰)ほとんど学校で有りそうな虐めを思い浮かべますよね。矢張り口に出す事も大事・・・
> *はい、滅びます。一瞬で。
一瞬!?懺悔する暇も無いんですね。
誰)それが当然でしょ。
> *単純です(笑)あー、やばい。まだまだ続くよ過去話。それでは(逃)
楽しみにしてます!
それでは!




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13902迷惑じゃないですよ♪2003/4/4 22:37:28
記事番号13895へのコメント

>既に家では今晩和といっているのでおはよっ・・・・
>誰)時間が違うだろう時間が。
 *こんばんわ。
>> *こんにちはです。
>> L更新が早くでも中身がねー。
>> *うぐっ。
>可也濃すぎてもう頭がパンクしそうです・・・・(汗)
>誰)パンクするのはお前くらいだろうに。
>ごもっともです・・・・・自分で書いてて自爆したぐらいですから;_;
 *  ははっ、私爆発するまでもう秒読みはいってます。
 リナ:10、9、8・・・・・
>> *そうなんです!大人を見て子供は育つのに、大人が薄情だったりして良い見本になってないんですよ。
>>  でも、私自身いつから大人、っていうのは分からないんですが。
>バイトじゃなくて本職についたら大人だとか言われました;自分自身はそうじゃないよなぁとか思ってますケド。
>誰)大人と子供の境目ってあいまいですよね。
>大人が薄情だったりしていい見本になっての無いのは特に学校でだとおもいます・・・実際、家の学校がそうです。(自分の学年の)殆どの教師が虐めなんか見向きもしないくせに親から言われてクラス替えまでしたくらいですし;
>誰)思っても見れば有る意味大人のほうが子供を見習うべき?心の温かさとかで・・・・とか思いました。渚さんの言葉を聴(?)いて・・・
 *ををっ!すごい学校ですね。学校、そうですねー。どんどん登校拒否の生徒増えてますし。
  小学校のころ、熱血教師(?)いましたよ。なんか、登校拒否の子に誰かが毎日、電話かその子の家に行かないと、私たちが怒られました。
>> *そう言っていただけますと、ナジュも喜びでしょう。Lサマー、なんとかしてよ。
>> L子供がやってる事に口出さないの、私。
>助けてあげてくださいませ、Lさま(切実)
 *ほらほら、助けてあげなよ。
 L話が変わるわよ?それでもいいなら・・・・。
 *・・・・それはまずいか。
>> *我が子が一番、本当に危ないときは我が子を守るんですかね。全ての母さん。
>> Lう〜ん・・・・。
>あ、そう考えるとLさまは全てを救わなければいけないんですね・・・なるほど。一々御尤も!
>誰)どこぞの白竜が言った科白を言わない・・
>> *はじめは残酷に見えても、だんだん慣れていく。そして自分も・・・・。
>> L怖いわねー。そーやって少年犯罪とか増えてるし。
>> *悪い事、分かってるけど周りがやっているからやってしまう。
>残酷にみえることもなれていくのは確かに怖いです;でも慣れてきてしまっている自分がいるんですよ。
>誰)矛盾。判っていてもやってしまうのは矢張り矛盾ですね。というかアメリア辺りが黙ってないですよきっと。
 *こう考えるとアメリアってすごいと感じますねー。
 Lじゃあ、アメリアみたいな子を増やしたいの?
 *・・・・・それは、ちょっと・・・・。
>> *やっぱ、本能のままがいいんですかね。
>> Lそーとも限らないわよ。誰かが困っているとき、『助けたい』っていう気持ちがあっても動けない。
>>  それを動かすのが、ほんの少しの勇気。
>名言っ!!!これは絶対に名言ですっ!本当にこれを言い聞かせればそういう場面でしっかりと動けるような気がします。
 *さすがLちゃま!!
 L・・・・その呼び方は・・・・・やめて。
>> *子供は思ったことをそのままに口に出しますからね。
>> L大人は分かっているけど口には出さない。その差が辛いとこです。
>場合によっては自分も被害をくらいますからね・・・
>誰)ほとんど学校で有りそうな虐めを思い浮かべますよね。矢張り口に出す事も大事・・・
 *口を出して一番怖いのは、自分も苛められること。これですかねー。
>> *はい、滅びます。一瞬で。
>一瞬!?懺悔する暇も無いんですね。
>誰)それが当然でしょ。
 *ナジュが暴走してますから(笑)
>> *単純です(笑)あー、やばい。まだまだ続くよ過去話。それでは(逃)
>楽しみにしてます!
>それでは!
 *今思ったんですけど、なんかすごいコメントしてるなー。スレイヤーズとは思えない。
 Lしかも、ギャグばかり書いてた奴とは思えないぐらいの暗さ!!
 *ははー。やばいなー、んじゃ!!

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13904夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば2003/4/4 22:57:54
記事番号13714へのコメント

――信じたい。なぜこう思えたのだろ
――彼女が私を『人間』をして見てくれたから
――いや、関係ない
――彼女は『私』を見てくれたからだ



 信じたい、その気持ちがあれば




静かだった。
戦いが終わった後は沈黙だった。
勝利したのは村を・・・・村人を守ろうとしたナジュ。
負けたのは何もかも壊そうとした犯罪者。
村人はこう思った。
自分たちは助かった、喜んでもいいのだ。だが、助かったと素直に喜べない。
今、目の前で起こったことを見てしまっては・・・・
犯罪者全員、ものの数秒で一箇所にまとめられ死んでいるのだ。
これが、闇族の呪われた能力(ちから)なのだろうか。
『もう、大丈夫だよ』
村人に目を向け、暖かに微笑むナジュ。
それを見ても声が出ない村人たち。
自分たちはクエス一家を裏切った。自分も殺されると考えてしまう大人。
確かに相手は悪い奴ら、だけど子供ながらに考えた事は捕まえればいいだけ。殺してほしくなかった。
大人と子供、声が出ないわけは違うが、一緒なのはナジュがした行動に声が出ないのだ。


「それで、私に向けて最初に出た言葉が、『出てけっ!』だった」
お礼の言葉は誰も言わずに・・・・
「そんな・・・・・」
「でも、本当は殺されそうになった。村の住人はこの呪われた力が怖くて。でも・・・・」
助けてくれた子供たち。

『ナジュはこの村を助けてくれたんだよ!?』

その言葉で殺されなかったナジュ。大人たちもナジュには十分に感謝していた。
だが、感謝のしるしが言葉ではなく『殺さない』だった。

『どーして追い出すの!?』

子供の反発の言葉。

『あのこはね、人間じゃなくて呪われた力を持っているからよ。もう、近寄っちゃだめよ』

大人は子供にそう言う。


「最初はね、友達来てくれてたんだ。ホントに最初だけだけど。
でも、全然さびしくないよ。ここにも友達たくさんいるし」
「動物のこと?」
「うん。それに正直言うと、こうなってよかったのかもしれない。
あのまま人の心をよみ続けてたら、私・・・・誰も信じられなくなってたかもしれない」
人の心の奥底にしまったある憎悪。そんなものを見続けていたら人を疑ってしまうのも仕方がないことだ。
「ねえ、村の人たち、好き?嫌い?」
「・・・・嫌いだったらここにいないよ。忘れられないんだ、あの村で起こったいろんな出来事。
友達と遊んだこと、ケンカしたこと、いろんなことを話し合ったこと」
「だったら信じてる?」
「・・・・・・・・・・」
今度の問いには無言のナジュ。
「今の話し聞いたら、さ。人を信じて、って言うのは難しいかもしれない。
でも、でもね、逃げちゃだめなんだよ!!まずはね、自分を認めて信じなくちゃ!!
自分が中途半端なのが一番いけないと思う!」
「・・・・・・・・・でも」
「大丈夫だよ。村にはナジュを助けてくれた友達いるんでしょ?
まだ、全てを信じなくていいと思う。少しでいい、自分を助けてくれた友達の思い、自分を殺さなかった大人の思い。
そこだけでいいから信じればいい」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「最後には人間の悪いところも信じればいい。信じて、悪いところを直せばいい。
人を怖がっちゃだめ、嫌いになっちゃだめ。
それに・・・・・ナジュ自分で分かってる?」
ぎゅうっ、とリナはナジュの手を握り
「本当は人に触れたいんでしょ?」
「・・・・・うん。でも、でも・・・・・」
「ナジュならできるよ。見ず知らずのあたしにここまで自分のこと話してくれたんだから。
・・・・やっぱり人が信じられないなら、ナジュのおとーさんとおかーさんを信じて。
能力(ちから)を捨ててまでなりたかった、人間。その気持ちを信じて」
「・・・・私――」
「リナー!」
「やばっ!ねーちゃんだ!!」
ナジュの言葉をさえぎったのはリナの姉である、ルナの声であった。
「どーしたの?」
一気に真っ青になり方を震わしているリナ。
「ここにいたあ。ったく、手間かかせてー」
「あ、あははははははー。あっ、ねーちゃん。この子、友達のナジュ」
顔は汗だらけ、苦笑いをしているリナに紹介されるナジュは少し頭を下げ
「ナジュです」
「あら、ごめんねー。リナの相手させられてたんでしょ」
頭を下げているナジュを少しなでるルナ。

――!?

ナジュは驚き、顔をあげて目線をルナにする。
「ほら、もう帰るわよ!!」
「えー・・・・・。はい、帰ります!!」
一瞬反抗しようとしたリナ、だがそれは本能が止めさせた。
「それじゃあ、ナジュ。いつか、絶対会いにくるからね!!」
「う、うん」
悲しそうな顔をするナジュ。
「・・・・・・・・。ナジュ、あたしと離れるのが嫌?」
「え、うん・・・・」
「大丈夫。あたしとナジュは『友達』なんだから。あたしが会いに行く、って言ってるんだから会いに来るよ。
『友達』のいうこと、信じてね」
「・・・・信じるよ。だから来てね、私待ってるから!!」
「うん!!」


「はー・・・・」
バタン、とベッドに倒れるナジュ。

――そーいえば、この家。造ってくれらのは村の人。家の中にあるもの、自分の家から運んでくれたのは村の人。
・・・・・・・・・・・・・・。信じられる。リナ、あなたが私に会いに来てくれたら、もっと信じられるよ。
だから、絶対来てね。それまで私ここを動かないから。

『ちゅんちゅん』
「あー、ご飯だね。・・・・やっぱり、わかるよねラムの言葉・・・・・。さっきのはなんだったんだろ」
ルナの手がナジュの頭に触れた時・・・・

――よめなかった。何も感じなかった。ルナさん、だったけ・・・・一体なんだろう。

ナジュは今日あったことを頭の中で繰り返しながら眠りについた。



それから数年後。
リナはナジュに会いに行った。
「久しぶりだなー、ここ。何年ぶりだろう」
「何か思い出の場所なんですか?」
「あ、うん。まあね」
「また、何か悪事でも働いたのか」
「それは、ど〜ゆ〜意味かしら〜?」
「それより、道はこれであっているのか?」
「大丈夫だって」
リナにとって心やすらぐ仲間を連れて、ナジュにとっては心を揺らす者をつれて。

はう〜、次か次ぐらいで過去話終わります。

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13912Re:夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば颪月夜ハイドラント 2003/4/5 15:37:44
記事番号13904へのコメント

こんばんはラントです。

>犯罪者全員、ものの数秒で一箇所にまとめられ死んでいるのだ。
>これが、闇族の呪われた能力(ちから)なのだろうか。
そぉいう力もあるんですね。

>「今の話し聞いたら、さ。人を信じて、って言うのは難しいかもしれない。
>でも、でもね、逃げちゃだめなんだよ!!まずはね、自分を認めて信じなくちゃ!!
>自分が中途半端なのが一番いけないと思う!」
すっ凄い・・・10歳かそこらでこんなこと言えるなんて・・・

>「リナー!」
>「やばっ!ねーちゃんだ!!」
>ナジュの言葉をさえぎったのはリナの姉である、ルナの声であった。
おおっ出てきました故郷の姉ちゃん。

>――よめなかった。何も感じなかった。ルナさん、だったけ・・・・一体なんだろう。
やはり竜神の騎士には通用しない?

それではたいしたことないレスになりましたけどこれで・・・

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13916Re:夢の中の真実:信じたい、その気持ちがあれば2003/4/5 17:01:18
記事番号13912へのコメント


>こんばんはラントです。
 *こんにちはです。
>
>>犯罪者全員、ものの数秒で一箇所にまとめられ死んでいるのだ。
>>これが、闇族の呪われた能力(ちから)なのだろうか。
>そぉいう力もあるんですね。
 *あるんですねー。
 L何他人ごとみたいに言ってるのよ。
>
>>「今の話し聞いたら、さ。人を信じて、って言うのは難しいかもしれない。
>>でも、でもね、逃げちゃだめなんだよ!!まずはね、自分を認めて信じなくちゃ!!
>>自分が中途半端なのが一番いけないと思う!」
>すっ凄い・・・10歳かそこらでこんなこと言えるなんて・・・
 *いや、実は12歳かもしれないんですよね。
 L何よ、急に。
 *リナとナジュはきっと外見が幼すぎて本当の年齢より幼く見えるんだろ言う、裏設定が・・・・。
 Lふーん、で結局何歳?
 *さあ。
>
>>「リナー!」
>>「やばっ!ねーちゃんだ!!」
>>ナジュの言葉をさえぎったのはリナの姉である、ルナの声であった。
>おおっ出てきました故郷の姉ちゃん。
 *たぶん、ここだけです。ねーちゃんの出番は。
>
>>――よめなかった。何も感じなかった。ルナさん、だったけ・・・・一体なんだろう。
>やはり竜神の騎士には通用しない?
 *はい、そうなんです。ここではひそかにルナのすごさ(?)を出そうと思いまして。
>
>それではたいしたことないレスになりましたけどこれで・・・
 *コメントありがとうございました!!

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13921夢の中の真実:ナジュと愉快な仲間たち2003/4/6 15:43:20
記事番号13714へのコメント

「んっー」
朝、ベッドから起き上がり大きく伸びをする少女ナジュ。
『ちゅん』
「おはよっ」
(にこっ)
動物の中でも一番の友達、鳥のラムに笑顔を見せる。自分でも分かる、リナとあってから笑うことが多くなったことを。

――あれから・・・・何年たっただろ。

ふと思い出す記憶。自分の人生を変えてくれた少女のことを。

――信じてるよ、リナ。だから私、今でもリナのこと待ってるんだから。

家の外へ出、太陽の光を体に当てる。
「今日も快晴!気持ちいいね、ラム」
自分の肩に乗っているラムに話しかけるが、かえってきた声はラムのではなく
「そーね」
忘れようにも忘れられない、自分を支え、励ましてくれた人の声。
「リ・・・・ナ?」
「久しぶり、ナジュ」


 ナジュと愉快な仲間たち


(ばくばくばく)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(ずるずるずる)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(ごくごくごく)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(むしゃむしゃむしゃ)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
唖然とするナジュ。
長年待ち続けていた友人と感動のご対面!と思いきや、その雰囲気はリナの腹の音でぶち壊されたのである。

「ぷはー。お腹いっぱい」
リナがそう言ったのは、ナジュがためといた食料がなくなった時であった。
「まったく、こうなったのもリナのせいよ」
口元を上品にナプキンで拭くかわいらしい少女。だが、今食べた食料の量で上品も何もないのだが。
「まったくだ」
同意するのは白のフードをふかくかぶっており、顔などはよく見えない男。
「まあ、一応ついたんだしいいじゃねーか。半日ほど森ん中を歩き続けたのは確かにリナのせいだが」
リナのフォローしているつもりなのだろうか、笑顔で言っているのは金髪でなかなかの美形の男。
「しょーがないでしょ。ホントにここ来るの久しぶりだったんだから」
香茶を飲みながら言うリナ。そのリナに少し汗をかきながら問うナジュ。
「ねえ、リナ・・・・・」
「ん・・・・・・・・?」
「それで、誰なの?この人たちは・・・・・」
リナに料理をごちそうするのは良しとしよう。だが、誰とも分からない人にごちそうしているナジュは不安でいっぱいなのだ。
「ああ。紹介まだだったわね。旅の同行者よ」
本当に気づいていなかったのか、わざとなのかリナはみんなに紹介するよう進める。
「ガウリイ=ガブリエル、リナの保護者だよろしくな」
「正義の申し子のアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンです」
「ゼルガディスだ」
みんな個性的(?)な挨拶を終える。
「初めまして、ナジュです」
ぺコッ、とお辞儀をするナジュ。
「緊張しなくていいわよ、ナジュ。みんな・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉が続かないリナ。少し考え出た言葉が
「いい奴だから」
それだけだった。
「その間は一体何かしら〜?」
「あはは。気にしない気にしない」
アメリアの言葉に、手をパタパタ振りながら笑うリナ。
「もっとまともな紹介は思いつかなかったのか?」
「あ〜らゼル。自分の紹介が名前だけの人に言われたくない・・・・・」
「ぐーっ」
リナのいやみをさえぎったのは満腹からきたのか、ガウリイの寝息であった。
「寝るなぁぁぁぁぁ!!」
(すぱぁぁぁぁぁぁぁぁん!!)
リナのスリッパはガウリイの頭に見事命中!!
その光景にまたもや、空いた口が塞がらない状況のナジュ。
ナジュは口元を押さえ、くすくす笑い出した。
「あっ。ナジュさん肩にごみが・・・・」
言いながら手を伸ばすアメリア、それに気づくナジュは
「いやっ!!」
リナと最初にあったときと同じ行動をした。
「・・・・・・・・・」
リナはため息をひとつし
「ナジュはね、触れた相手の心の中がよめるのと、動物と話せる能力をもっているのよ」

――リナ・・・・?

ナジュは正直に言ったリナに驚いた。そして、ガウリイたちがどのような反応をするか怯えた。
ナジュは下を向き、少し肩を震わせた。
考えをどんどん悪いほうに持っていくナジュだが
「すごいです!!その能力を正義に役立てて見ませんか!?」
目をきらきら輝かせているアメリア。
「はっ?」
予想外の答えに間抜けな声を出すナジュ。そのとき、ナジュははた、と気づく。

――あれ?このパターンは・・・・

「おー、すげーな。動物と話せるなら、森ん中で道に迷うこともないな。迷っても動物に道聞けばいいしなー」
感心するガウリイ。
「・・・・」
ゼルガディスはなにも言わないが、ナジュを特別視はしていない。
みんながみんな、自分を怖がらない反応。それに嬉しさより先に驚いてしまうナジュ。
(ぽんっ)
リナはナジュの肩を軽く叩き
「ね、いい奴等でしょ」
ウインクひとつ。
「そーね」


ナジュはガウリイたちともとけこみ。今までどんなことがあったのか、リナの悪事(笑)の数々を聞いていた。
(ビクッ)
「・・・・また」

――みんな(動物たち)がおびえてる。

「どーしたの?」
いきなり立ち上がり、外に出て行くナジュ。それを追うようにリナたちも立ち上がる。

「あのなー、ねーちゃん。いいかげん出て行ってくれねーか?」
「いいかげんにしてほしいのはそっちです」
外に出ると、男性二人がナジュを睨めつけている。
「一体何なの?このいかにも悪者〜って感じの二人組みは」
こそっ、とリナはナジュに耳打ちをする。
「・・・・この森をはさんで、東側にある村の人たちらしいんですけど
・・・・その村の人たちはこの森を焼き払って、名産になるような大きな建物を建てるらしいんです」
ちなみに、ナジュが住んでいた村は西側なのだ。
「・・・・村おこし、ってわけね」
「何度言われてもこの森からは出て行きません!!それに、この森には多くの動物たちがいるんです!!
それを分かっていて森を焼こうと思っているんですか!?」
「ふーん。大体さー、何を建てるかなんてどーせはっきり決まってないんでしょ?
しかも、それを建てて村が繁盛する!っていう保障もないのに、動物たちや森林を破壊するんだー。
いい根性してるわよねー」
「動物たちをも見殺しにしてまで自分たちの私欲が大事なんですか!?そんなの正義じゃありません!!
その捻じ曲がった根性!この私、アメリア=テスラ=セイルーンがなおしてさしあげましょう!!」
ナジュの訴えに続いて、リナはどす黒いオーラを背負い、アメリアのバックには正義の炎、
それはもうすごい迫力で男二人に迫っている。
「すごいなー、あいつら」
「そーだな」
その光景を落ち着いてみているガウリイとゼルガディス。ナジュはというと、リナとアメリアに少しおびえている。
「ふ、ふん!そんな大口叩いてられんのも今日までだ!」
「明日には必ず出て行ってもらうからな!!」
そういって、男二人はダッシュで逃げていった。
「明日・・・・?」


 *あー、一体リナたちは何歳なんでしょーねー。
 Lまったく考えてないの?
 *うん。
 L自信満々に言うこと?
 *さて。次はまちに待った(?)リナがナジュを裏切るシーン!!

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13931仲良し四人組・・・(>ワ<)。イヌひこ 2003/4/7 11:16:44
記事番号13921へのコメント

こんにちは、イヌひこです。
う〜、ガウ、アメ、ゼルが登場した〜(嬉)。
やっぱりいつものノリですね。特にアメリアがステキだと思いました。
リナってば、彼らの前で裏切っちゃうんですか・・・。
一体どんな風に・・・?結構考えたんですが、わかりません・・・(想像力ゼロ)。
関係無いですが、渚さんって、書くの速いですね〜。
おおうっ、もう新しいの出てるしっ、て感じで読んでます。・・・ほんと、関係無いですね・・・。
では続きも頑張ってください。失礼しました〜(><)。

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13933Re:仲良し四人組・・・(>ワ<)。2003/4/7 11:34:56
記事番号13931へのコメント

>こんにちは、イヌひこです。
>う〜、ガウ、アメ、ゼルが登場した〜(嬉)。
 *  あー、でも・・・・
 リナ:ほとんど出番ないわよね。
 *  はい〜・・・・。
>やっぱりいつものノリですね。特にアメリアがステキだと思いました。
>リナってば、彼らの前で裏切っちゃうんですか・・・。
>一体どんな風に・・・?結構考えたんですが、わかりません・・・(想像力ゼロ)。
 *いや〜、自分でもよくわかんないよーな裏切り方で・・・・。
>関係無いですが、渚さんって、書くの速いですね〜。
>おおうっ、もう新しいの出てるしっ、て感じで読んでます。・・・ほんと、関係無いですね・・・。
 *でも明日から学校が始まるので、遅くなりますー。
 L本当は、春休みが終わる前に仕上げるつもりだったのにね。
 *それは言わないで〜。なんか、書いてるうちにふくれ上がっていって。
>では続きも頑張ってください。失礼しました〜(><)。
 *がんばります〜。もうすぐクライマックス!!

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13932夢の中の真実:何の手がかりもなく2003/4/7 11:31:37
記事番号13714へのコメント

――期待して 裏切られ
――悲しみさえも残らない


 何の手がかりもなく


「悪いわね、みんな」
リナがそう言ったのはナジュと別れ、ナジュの生まれ故郷である村の宿で食事をとったときであった。
「別にいいわよ。むしろ!あの人たちにはもう一度あって正義の鉄槌を・・・・」
なにやら一人で燃え上がっているアメリアは置いておき、ナジュはあの後
『お願いリナ!明日もここに来て!!予感がするの・・・・明日、何かよくないことが起きるって・・・・』
『ナジュ・・・・・』
リナにすがりつくナジュ、リナは優しく抱きしめ
『ええ、必ず来るわ』
『ほんと・・・・?』
『本当よ。信じてね』
リナにこう言ってきたのだ。
「ところでリナ・・・・・」
「ん?どしたのゼル・・・・・」


「はー、なんだか騒がしい人たちだったなー」
中身がほとんどない冷蔵庫を見て、苦笑するナジュ。
「でも、楽しかった・・・・」

――きっと、リナはあの人たちを心から信頼している。そして、あの人たちもリナのことを



「う・・・・ん」
もぞもぞとベッドから起き上がり、第一声に上げた言葉は
「天気悪いなー」
どんより曇り空を見て、はー、とため息一つするナジュ。
「・・・・・・・・・!?」

――動物たちが騒いでる!!??

(ばんっ!!)
勢いよく扉を開け、ナジュの前に立ち塞がったのは5人の男たちだった。
三人は剣士、二人は魔道士、そう思えるナリをしていた。
「ああ。お前か?この森にいついてる呪われた子供っていうのは?」
(ドクンッ)
久しぶりに言われたこの言葉。最近ではナジュの生まれ故郷ではいわれなくなったこの言葉。
「いいかげん出て行ってくれねーかなー?俺等もお前みたいなガキを殺(や)るのは気が引けてな」
そう言ってくる男、リーダーらしき人物の下に目を向ける。
「・・・・動物を殺すのは気が引けないんですか?」
目を向けたそこには、数々の動物の死骸だった。
「ああ、これか?これはちょっとした脅しだよ。
いさぎよく俺等のゆーこと聞いて出て行くならよし、出ていかねーならこいつらみたいになる、ってな」
(がっ)
言いながら男は、ウサギの死体をナジュの方向に蹴りだした。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ナジュは無言でウサギを抱きかかえる。
「・・・・そんなこと言ってられるのも今だけよ」
「あんだと?」
ぽつり、とそういったナジュに男は首をかしげ。
「もーすぐ、もーすぐ!盗賊殺しのリナ=インバースがあんたたちをやっつけにくるんだから!!」
「リナ=インバース、だと・・・・・?」
少し後ず去る男を見てナジュは
「それに、剣の腕が超一流の剣士!白のゼルガディス!セイルーンのお姫様だって!!」
世界で起こっている情報などもこの森には伝わらないが、昨日リナたちから聞いたことを覚えているだけ口走った。
「お、おい。どーする?」
さっきまでの勢いはどうしたのか、あたふたあわてているリーダー。
「くす。それはすごいですね。それだけの人たちがきたら僕等では、到底太刀打ちできないでしょう」
リーダーとは対象に、落ち着いた物腰で話し始めた魔道士。
その言葉を聞いてほっ、と胸をなで落とす。
「けれど、本当にここに来たら、の話ですけど・・・・」

――えっ・・・・!?

「どーいうことよ・・・・」
きっ、と睨みつける。
「聞いた話では、どうやら今朝早く『クレアバイブル』という写本を探すために出て行ったそうです」
「クレア、バイブル・・・・?」
写本の話も少しリナたちから聞いていたナジュ。

――私との約束よりも・・・・ゼルガディスさんたちのほうをとったの?リナ・・・・。

「そ、そんなの嘘よ!大体リナたちはあんたたちとは違う村で宿をとっているのよ!?何でそんな事分かるのよ!!」
「聞いたんですよ。あなたの生まれ故郷、『ザン』の村の住人から」
「それにだな、俺等が雇われてんのは『ザン』なんだからな」
(どくんっ)
「・・・・・・・・・・・・・・」
力が入らないのか、そのまま地面に座り込む。

――私を追い出そうとしていたのは・・・・ザンの住人・・・・?

「なんでぇ。ほんとにこいつが村の住人が言ってたとおり、指名手配されてたやつ等を数秒で倒したのか?」
「・・・・そんな感じはしませんね。どうやら、精神的、言葉の方が弱いみたいですね」
「ふーん。ことば、ね」
リーダーは口元をにっ、ゆがめる。
「ザンの住人に『人間』扱い、やさしくされてたほんとの理由、教えてやるぜ。怖かったんだよ、お前が」

――本当の、理由・・・・・。怖かった・・・・。

「だんだん知識を付けていって、自分等に親の復讐されんのがな。
復讐が怖くてびくびく暮らしていくのも疲れて、森を焼くのは口実でお前を殺すのを俺等に頼んだんだよ」

――復讐・・・・。考えもしなかった。

「そういえば、リナ=インバースたち。こんなことを言ってましたね」

『ホントなの!?ゼル!写本が近くの洞窟にある、っていうのは』
『ああ。それでだな明日のことだが・・・・』
『決まってるじゃない!行くわよ!』
『いいの?ナジュさんは・・・・』
『仕方ないわよ。早く行かないとまた変なパシリ魔族とか出てきそーだし。ナジュには悪いけど・・・・』

「う、そ・・・・」
(どくんっ)

――『ナジュには悪いけど』そうなの?リナ・・・・。

「嘘じゃないですよ」
(どくん。どくん)

――やっぱり・・・・リナにとって私より

「信じない・・・・」
(どくん、どくん、どくん)

――あの人たちのほうが・・・・・

「はっ、さすがのな=インバースも
(どくん、どくん、どくん、どくん・・・・

――大事、必要なの・・・・・?

呪われてる奴とはつるむ気はねーみたいだな」
どっくんっ・・・・・・・)


(ぽつ、ぽつ。ざー)
雨が降り出した。けれど、それにも気づかないナジュ。
一瞬、何が起こったのか自分でも分からなかった。
「ナ、ジュ・・・・・?」
意識は戻ったのはリナが自分の名を呼ぶ声であった。
「リナ?」
声がするほうにふり向けば、そこには呆然と立ちすくむリナたち。
それを見たナジュは目いっぱいに涙をあふれさせ、リナに勢いよく抱きついた。
「来てくれたんだね!嘘じゃなかったんだね!あの言葉、信じてよかったんだね!」
「ナジュ・・・・これ、あなたがやったの・・・・?」
リナ、ナジュ以外の目線の先には
「え・・・・?」
荒れ果てた大地。お気に入りの湖、今まで住んできた家、すべてなくなっていた。
そして、5人の死体・・・・ラム、多くの動物たちの死体の残骸であった。
「え?え?わから、ない・・・・」

――これを全て、私が・・・・?

自分では拒否するが、思い出す記憶。能力(ちから)が暴走したのだ。あの時みたいに・・・・
だが、あの時と確実に違うのは『目標物』だけでなく、まわりにも被害を及ぼしたという事だ。
「だ、だって・・・・。あいつら・・・・ほんとはザンの人たちに雇われてて・・・・」
震えて、頭の中で整理ができていなく、思いついたことを話す。
「また、人は信じられなくなってきて・・・・でも、リナは信じられるって思ったら
リナは来ない、って言ってきて・・・・私のことよりもガウリイさんたちのほうが大事、だって・・・・」
能力(ちから)が抑え切れなくて、こうなったの・・・・・。
「そう。これからは、能力(ちから)をなくしていく練習しなくちゃね」
「・・・・え?」

――なくしていく・・・・?

「そうしなきゃ。また、いつこんなこと起こるかわからないしね」
「で、でもこいつら。『私』を殺そうとしてきたんだよ。こんなことになったのも仕方ないんだよ」
「!?ナジュ!何を言ってるの!?『あなた』が守ろうとした動物、森まで壊したのよ!!」
「もう、いいの。私にはリナがいたらそれで・・・・」
(ぱぁん!!)
ナジュの頬にリナの平手打ちが炸裂した。
「違う!どーしたのよ、ナジュ!!なんでそんな考え方になったの!?
それに、あなたの力が暴走したのは、私の言葉よりあいつらの言葉のほうを信じたから!
私の言葉を信じられなかったんなら、もう『友達』じゃない!」
リナはナジュの頭を冷やそうと、わざときつい言い方をしたのだ。
だが、今のナジュではそこまで考えられなく、心をゆらすには十分な言葉だった。
『友達じゃない』

――信じられる人がいない
――人を信じることができない
――何を目安に 何を信じていれば
――裏切られない?

(カッ!!)
ナジュからとてつもない力が放出された。それをまともに受けたりなたちは地面に叩きつけられた。
「かはっ・・・・・。ナジュ?」
「やっぱり・・・・友達、じゃないんだ・・・・」

――能力(ちから)をなくす。リナはそう言った。力を持った私のままでは友達になれないから?

「やばいぞ!あのまま『ザン』に向かうきだ!!」
ナジュは自分の周りに誰もちかづけないような結界を張り、そのまま村に歩いていく。
「ナジュ!だめ!!」
リナの止める声、ナジュにはとどいてないようである。

――あの人たちは復讐が怖かった。だったら、復讐してあげるよ。

「ナジュ!止まって!!どーして、あなたが守りたかったものを壊すの!?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「本当に5人だけで大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですよ。たかが、小娘一人なんですから」
村長と、ナジュのところに襲い掛かった仲間の一人だろう。ナジュが今、村に向かっているとも知らずに香茶を飲んでいる。
「ですが、あのリナ=インバースもいるみたいですが」
「そのことなら、リナ=インバースたちは朝早く写本を探しに出て行ったんですから」
リナが写本を探しに出て行った。実はこれ、芝居だったのだ。
ザンの村の住人がナジュを追い出そうと知ったリナたちは、自分たちが明日、ナジュの家に行けば相手は来ないかもしれない。
自分たちが村を離れてから、ナジュに襲い掛かるかもしれない、と考えたのだ。
そして、宿屋で村の住人に聞こえるように、自分たちは写本を探しにいくのでナジュのところには行かない、と一芝居うった。
「大変です!村長!!」
「どうしたんだ!?そんなにあわてて」
「ナジュが、ナジュが!!」


ナジュに触れた家は次々と壊されていった。村の住人は悲鳴を上げ、逃げ回った。
「このままじゃあ、村が全滅するぞ、リナ。どーする?」
「どーする、って言っても・・・」
ガウリイの問いに頭を悩ますリナ。
「ナジュには近づけないし・・・・。でもこうなったのも」

――あたしが言った言葉から・・・・。ナジュ、ごめんね。でも、違うの・・・・

「あなたには、もうその能力(ちから)で人を何も傷つけてほしくなかったの!!
あなたがその力を恨まないよーに!!あなたは優しい子だから!!」

――だからあの時も・・・・力で犯罪者を殺したときもあなたは後悔した。本当は殺したくなかった。
どんなに相手が悪くても・・・・

大声で訴える、ナジュにはそれが聞こえたのか。
「リナ・・・・?」
小声だが、確かにそう呟いた。
「ナジュ!友達よ!あたしたち」
ナジュの力が弱まった。このままリナがナジュと話し、落ち着かせられたかもしれない。
力は弱まったが、ナジュの歩みは止まらない。悠長にナジュを落ち着かせていたら村は全滅する。
リナは決意した。ナジュの力が弱まったときに
「風よ!!」
(ドッ)
「リ、ナ・・・・・?」
リナはナジュに剣を魔法で押し出した。力が弱まっているおかげで、剣は跳ね返させられず、そのままナジュに突き刺さった。
同時に、ナジュは倒れ辺り一体を覆っていた力がなくなった。
「アメリア!復活を!!」
「は、はい!!」
リナの考えはまずナジュを倒れさせること。危ない方法だが、すぐにナジュを止める方法はこれしか思いつかなかったのだ。
そして、復活をかけナジュが目を覚ましたらちゃんと話し合うつもりだった。
そう、『だった』のだ・・・・。
「アメリア!さがれ!!」
「えっ!?」
ゼルガディスがナジュに駆け寄ろうとするアメリアを止めた。そのわけは・・・
「火炎球!」
「炎の矢!」
次々と倒れたナジュ目がけて繰り出す魔法のせいであった。
魔法を放ったのは、村に雇われていて村にとどまっていた数人の魔道士であった。
「え・・・・?」
リナの頭が真っ白になった。
ナジュがいた場所には土煙が立ち、収まったその場所には焼け焦げた土しかなく、ナジュはいなかった。

――もしも、どんなに自分が悪くても
――認めてくれる人 理由がなくても味方してくれる人
――がほしかった
――ただ、それだけだった

「ナジュー!!??」
リナの叫び声は雨の音と一緒にとけていった。


*長っ!!しかも暗っ!!
Lこれで過去編終わり?
*う〜ん・・・・たぶん。えーとですね、ナジュがリナに裏切られた、と思ったのはみなさんの想像の部分でいいです。
Lなによそれ。
*あっ、それと。今回のナジュの心の中、気づかなかったらいいんですけど、気づいた人がいたらほっといてください。
 では!(逃)

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13937やっぱし速いです・・・。イヌひこ 2003/4/7 13:38:26
記事番号13932へのコメント

どおも、イヌひこです・・・。
悲しかったです〜〜><。
すれ違いって、いつだってこんな感じ・・・。
でも、こんな緊迫な場面にもかかわらず、私は後半のシーンで・・・

>「アメリア!さがれ!!」
>「えっ!?」
>ゼルガディスがナジュに駆け寄ろうとするアメリアを止めた。そのわけは・・・

・・・ゼルアメ・・・><。
あー、私のばかばかばか!!てゆうか思っても書くな!!
・・・すいません。

そんでもって、ナジュにリナが来ないと告げた魔道師、どっかのパシリ魔族に見えました(また関係ない)。

そんな感じです。いつも以上にわけのわからん感想ですいません。
では!!

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13939Re:やっぱし速いです・・・。2003/4/7 16:01:49
記事番号13937へのコメント


>どおも、イヌひこです・・・。
>悲しかったです〜〜><。
>すれ違いって、いつだってこんな感じ・・・。
 *はう〜、分かってももらえてうれしいですにゃ。
>でも、こんな緊迫な場面にもかかわらず、私は後半のシーンで・・・
>
>>「アメリア!さがれ!!」
>>「えっ!?」
>>ゼルガディスがナジュに駆け寄ろうとするアメリアを止めた。そのわけは・・・
>
>・・・ゼルアメ・・・><。
>あー、私のばかばかばか!!てゆうか思っても書くな!!
>・・・すいません。
*いいですよ、思って(^^)少し意識してましたし(笑)
>
>そんでもって、ナジュにリナが来ないと告げた魔道師、どっかのパシリ魔族に見えました(また関係ない)。
 *はい、そうです。パシリ魔族です。
>
>そんな感じです。いつも以上にわけのわからん感想ですいません。
>では!!
 *コメントありがとうございました!!

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13963Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく颪月夜ハイドラント 2003/4/9 22:15:50
記事番号13932へのコメント

こんばんはラントです。

いつの間にか続き出ていて驚きです。
今回は誤解・・・がテーマなのでしょうか。
その結果が裏切ったと思われたり
辛いですね世の中。
でもリナ達としては最善を尽くしたのですし、運命と諦めるべき?(待て)

過去編終了お疲れ様です。
引き続きがんばってください。

短くてすみません。

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13965Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく2003/4/10 21:59:58
記事番号13963へのコメント

>こんばんはラントです。
 *こんばんわです。
>
>いつの間にか続き出ていて驚きです。
>今回は誤解・・・がテーマなのでしょうか。
 *はい、そうです。
 L分かってもらえてよかったわね。
>その結果が裏切ったと思われたり
>辛いですね世の中。
>でもリナ達としては最善を尽くしたのですし、運命と諦めるべき?(待て)
 *う〜ん、リナならあきらめないでしょう!
 Lそうなの?
 *・・・・・・・・続きどーなってたっけ?
>
>過去編終了お疲れ様です。
>引き続きがんばってください。
>
>短くてすみません。
 *コメントありがとうございましたー。学校が始まり、最新は遅くなるかと・・・・。
  けど、続きがんばります!!

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13964Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく有太 E-mail 2003/4/10 11:29:29
記事番号13932へのコメント

もう可也お久しぶりです、渚さんっ!!
>目を向けたそこには、数々の動物の死骸だった。
>「ああ、これか?これはちょっとした脅しだよ。
>いさぎよく俺等のゆーこと聞いて出て行くならよし、出ていかねーならこいつらみたいになる、ってな」
>(がっ)
>言いながら男は、ウサギの死体をナジュの方向に蹴りだした。
此処を読んでて凄く酷と思ってました。
誰)人間じゃなくても生命があるから無闇に殺すのは全ての生き物にある原罪すらも違反してますよね・・・・・
誰でも怒ります。
>自分では拒否するが、思い出す記憶。能力(ちから)が暴走したのだ。あの時みたいに・・・・
>だが、あの時と確実に違うのは『目標物』だけでなく、まわりにも被害を及ぼしたという事だ。
そういえば強くなった力を感情で発動させるととんでもない事になるんだそうです。
dr.)でもやっぱり友情と愛情(?)は大事ですからナジュの行動は正しいと思いマス。カッとなって反撃したわけデスカラ。
周りに被害が出たのは可也悲しいですけど・・・・・
>――だからあの時も・・・・力で犯罪者を殺したときもあなたは後悔した。本当は殺したくなかった。
>どんなに相手が悪くても・・・・
友達は大事ですから。
誰)リナって結構情が深い感じがするしね。やっぱりそういうところを表すのって難しそうです。
>ゼルガディスがナジュに駆け寄ろうとするアメリアを止めた。そのわけは・・・
>「火炎球!」
>「炎の矢!」
>次々と倒れたナジュ目がけて繰り出す魔法のせいであった。
>魔法を放ったのは、村に雇われていて村にとどまっていた数人の魔道士であった。
>「え・・・・?」
>リナの頭が真っ白になった。
>ナジュがいた場所には土煙が立ち、収まったその場所には焼け焦げた土しかなく、ナジュはいなかった。
・・・・・・ナジュが殺されてしまった理由が是ですか・・・・凄い悲惨・・・
dr.)被害を加えられなくなった相手に止めを刺す事ほど卑怯な事って無いデスヨネ。
誰)それで雇われた理由をまっとうできてるとでも思うんでしょうか?
・・・・・すっごく悲しいですね。過去篇・・・・・・・友達に裏切られたときほど子供(?)にとって悲しいことって無いですよね。
あ、物凄く感動させていただきました。
ではこれにて。



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13966Re:夢の中の真実:何の手がかりもなく2003/4/10 22:11:33
記事番号13964へのコメント

>もう可也お久しぶりです、渚さんっ!!
 *お久しぶりですー。
>>目を向けたそこには、数々の動物の死骸だった。
>>「ああ、これか?これはちょっとした脅しだよ。
>>いさぎよく俺等のゆーこと聞いて出て行くならよし、出ていかねーならこいつらみたいになる、ってな」
>>(がっ)
>>言いながら男は、ウサギの死体をナジュの方向に蹴りだした。
>此処を読んでて凄く酷と思ってました。
>誰)人間じゃなくても生命があるから無闇に殺すのは全ての生き物にある原罪すらも違反してますよね・・・・・
>誰でも怒ります。
 *同感です。怒らない人を疑ってしまう。
 Lこんなこと書いたあんたはどーなのよ。
 *・・・・・・・・さあ、次いってみよー。
>>自分では拒否するが、思い出す記憶。能力(ちから)が暴走したのだ。あの時みたいに・・・・
>>だが、あの時と確実に違うのは『目標物』だけでなく、まわりにも被害を及ぼしたという事だ。
>そういえば強くなった力を感情で発動させるととんでもない事になるんだそうです。
>dr.)でもやっぱり友情と愛情(?)は大事ですからナジュの行動は正しいと思いマス。カッとなって反撃したわけデスカラ。
>周りに被害が出たのは可也悲しいですけど・・・・・
 *そのお言葉でナジュは救われます。
>>――だからあの時も・・・・力で犯罪者を殺したときもあなたは後悔した。本当は殺したくなかった。
>>どんなに相手が悪くても・・・・
>友達は大事ですから。
>誰)リナって結構情が深い感じがするしね。やっぱりそういうところを表すのって難しそうです。
 *時々思うんです、リナってこんなこと思うんだろうか、って。リナだけじゃないですけど、変なところがあったらスミマセン!!
>>ゼルガディスがナジュに駆け寄ろうとするアメリアを止めた。そのわけは・・・
>>「火炎球!」
>>「炎の矢!」
>>次々と倒れたナジュ目がけて繰り出す魔法のせいであった。
>>魔法を放ったのは、村に雇われていて村にとどまっていた数人の魔道士であった。
>>「え・・・・?」
>>リナの頭が真っ白になった。
>>ナジュがいた場所には土煙が立ち、収まったその場所には焼け焦げた土しかなく、ナジュはいなかった。
>・・・・・・ナジュが殺されてしまった理由が是ですか・・・・凄い悲惨・・・
>dr.)被害を加えられなくなった相手に止めを刺す事ほど卑怯な事って無いデスヨネ。
>誰)それで雇われた理由をまっとうできてるとでも思うんでしょうか?
>・・・・・すっごく悲しいですね。過去篇・・・・・・・友達に裏切られたときほど子供(?)にとって悲しいことって無いですよね。
 *多分、雇われていた人も予想外の事に混乱していたかもしれません。
 Lそれで?ナジュって何歳なの?
 *・・・・・・・・。十・・・・六、七?どーだろう。
 L子供ってことに変わりわないのね。
>あ、物凄く感動させていただきました。
>ではこれにて。
 *コメントありがとうございましたー。しかも!感動してくださったなんて!あうう、私も感動です。
 Lお世辞に舞い上がっててどーすんのよ。
 *うぐっ。それでは!!

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13967夢の中の真実:予知夢どおりに進み・・・・2003/4/10 22:48:47
記事番号13714へのコメント

――信じたいものはなに?
――言葉?態度?思い?
――そんなことじゃない
――私が信じたかったもの
――信じられる関係があること
――それを信じたかった


 予知夢通りに進み・・・・


「ほう、そうだったのですか」
「確かに、あたしはナジュに止めをさしていないわ。だけど、あたしはナジュを裏切って殺した事に変わりはないのよ」
宿屋の食堂。時間のせいか客はゼロスとリナ以外いないようである。

――今考えても分からない。私は本当に能力(ちから)を持ったままのナジュを友達として思っていたのか。
本当は心の奥底で、力を持ったそのままのナジュを受け入れる自信がなかったのかもしれない。

「それで?ガウリイたちの居場所分かったの?」
「はあー、それが・・・・」
ゼロスとリナはガウリイたちを探しに行ったのだが、いまだ見つからず。
「・・・・多分、ナジュが先に攫ったのね。ったく、ゼロスがノロノロしてるからよ!!」
「え〜そんなー。確定できませんがナジュさんは僕より強いんですから、仕方ないですよー」
「へー、あんたより・・・・」

――ゼロスより強い・・・・?

リナの目は点になった。
「どうしたんですか?」
「ちょっとそれ!どーゆーことよ!?」
「リナさん、苦しい〜」
リナはゼロスの首元をぎゅう〜、としめている。
「あんたが苦しいはずないでしょ!!」
「まあ、そうですが」
急に芝居を止めるゼロス。
「・・・・・・・・・・・・・・・」

――なんか、むしょーに腹立つのよね。

「くすくす」
「ん?」
頭上から聞こえてくる笑い声。その声に反応し、上を見るリナ。
そのとき、空気は張り詰めた。

――結界!?

「ナジュ」
ポイッ、とリナはゼロスを捨て、真剣な表情になる。捨てられたゼロスは影を背負いのの字を書いているのはほっといて。
「あなたに殺されてからの私の名前、教えてなかったわね」
「名前?」
「生まれ変わった私の名前、冥将軍ナジュ」

――冥、冥将軍ーー!!??

「あんたの言葉を信じて力をゆるめて、あんたに剣でさされた感触、今でも鮮明に覚えてるわ。
今思えば何でゆるめたんだろう、って感じなんだけどね。
私がさされた時、一気に魔法も飛んできて爆風で見えなかったかもしれないけど、
魔法は全て私には当たらなかった。フィブリゾ様が守ってくれたおかげで」

――フィブリゾが!?

「正確に言うと私は死んでいない。だけど、リナ!あんたに裏切られた時に今までの私は死んだのよ!!
そして、フィブリゾ様のおかげで魔族として生き返った。
あんたとあんたの大事なお仲間を殺すためにね」
(パチンッ)
ナジュが指をならし出てきたのは
「ガウリイ!ゼル!アメリア!」
『リナッ!!』
3人のまわりには見えない壁でもあるのだろうか、リナは三人に近寄るが何かにはじき返させられた。
「無理よ。私を倒さない限りその壁は消えない」
「・・・・・・・・っ」

――いい瞳(め)ね。憎悪も丸分かり、本当はずっとそんな目で私を見てたんじゃない?

「さーて、始める?人間の大事な仲間を助けるための戦いを?」
「ナジュ・・・・」
余裕の笑みを浮かべるナジュ、切なそうな瞳をするリナ。
「あなたたちに戦いの邪魔にならないよーに、眠っててもらうわね」
ガウリイたちはばたばた、倒れていった。
「みんな!!」

――どーする。

「言っておくけど」

――このままじゃあ、夢の通りに

「私を倒すには」

――私が

「重破斬しかないから」

――重破斬を失敗する!!

「くす。でも最初から無理な話ね。魔力がなくて死にかけているあんたには」
(ぱあんっ)
言ってリナのバンダナが破け、額に模様が浮かび上がる。
「・・・・・・・・・ゼロス!!」
「はい、なんですか?」
リナの呼びかけに答えるゼロス。
「どーしてナジュはあんたより強いの?普通に考えたら悪くて上級魔族レベル、良くてあんたと同じレベルの強さでしょ?
・・・・・・フィブリゾは、もしかしてナジュに何か・・・」
「おやおや。さすがリナさん、と言うべきでしょうかね」
「んな、ほめてんのかけなしてんのかよく分からない言葉はいいから、早く言いなさいよ」
すごむリナにゼロスはあわてず
「それを調べるのが僕のお仕事なんですよ」
「・・・・・・・・・・はっ?」
「だから、冥王様がナジュさんに何をしたかを調べるのがお仕事なんですよ。ですからここにいるんです」
間抜け顔のリナに再度言うゼロス。
「つまり、あんたは何も知らないわけ?」
「まあ、そうなりますね」


(ぷちっ)


リナの何かが切れた。
「こんの役立たずがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ぐげぶっ!!」
リナの肘がゼロスの鳩尾にクリーンヒット!!
「・・・・あんたたち。真面目にする気あるの?」
ナジュがそう言うのも仕方があるまい。周りから見てたら、まるで漫才だ。
(くすっ)
「本当、リナってどっか変なんじゃない?これから死ぬかもしれないのに」
笑みを浮かべながら話す、それは魔族とは思えなかった。
「・・・・・だってさ。相手がナジュだしね。緊張感が出ないのよ」
「・・・・!!??」
「信じてるから」
今のリナの顔は、まっすぐ嘘をつくような顔ではない。ナジュがリナと最初にあったときのように。
「いまさらっ、今さらなんなのよ!?あんたはあの時私を裏切ったのよ!?リナは、私より人間の仲間を選んだんでしょ!?
『信じてね』あんたはそう言ったのに、写本を探して出て行ったんでしょ!?」
ガウリイたちを指差し叫ぶ。このような感情、魔族になっても生まれるのだろうか、ゼロスは疑問に思う。
リナはそんなこと気にもとめず。
「違う!写本のことは芝居よ!それに、あたしは行ったいじゃない!!あなたのところに!!ちゃんと!」
「だったら、何ですぐに来てくれなかったの!?あいつらが来る前・・・・・私が能力(ちから)前に・・・・」
「そ、それは・・・・

――こんなシリアスな場面で、夕べ食べ過ぎて寝込んで出遅れた、なんて言えるわけないじゃない。

リナの心の中で思いはナジュにはとどかず。
「まあ、いいわ。本当に私のことを思ってるんなら」
「思ってるなら・・・・?」
ごくっとのどを鳴らし、緊張が走るリナ。
「この大事なお仲間を殺して、私のとこ(魔族)にくること。でも、それが嫌なら・・・・
私を殺しなさい。もう一度。何の抵抗もしないから。
さあ、どっちをとる?人間の仲間か、呪われたこの友達か」


*やばい!やばいぞ自分!!今回の作品はシリアスにしようと思ったのに
Lギャグね。
*ああっ、なぜかゼロスが出るとギャグになってしまう!!
Lだんだんくだらなくなってるけど、もしよかったらこんな奴だけど見捨てないであげてねー。

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14037夢の中の真実:自分が進む道2003/4/20 23:42:07
記事番号13714へのコメント

それは、どっちかを選ぶと同時にどちらかを裏切る、という事になるのだろうか。
「・・・・なっ!?」

――そんなの選べるわけがない!

『さあ、どっちをとるの?リナ=インバース』
声が二重に聞こえてきた。
片方はナジュの声ということだけは分かる。だがもう片方の声は聞いたことがない。
「ナジュ?」

――おやおや。とうとう出てきましたか。

疑問を抱いたリナに対し、ゼロスはなぜか楽しそうである。
「あら、感情が高ぶったのかしら?私まで出てきてるわね」
今度ははっきりと一人の声がナジュの口から出た。変なところといえば、その声はナジュの声ではないところだ。
「どーゆーことよ?」
いっそう目つきを鋭くするリナ。
「ナジュはどーしたのよ!?一体ヘルマスターはナジュに何をしたのよ!?」
「そーね、そこの獣神官にでも聞いたら?あなたの推測が正しいか判断してあげるわよ」
二人の目線がゼロスにいく。ゼロスはゆっくりと口を開け
「ナジュさんは魔族になったんではなく、魔族のヴィレッタさん、あなたがナジュさんの体に入り込んだんですね。
ヴィレッタさんも上級魔族ですし、元々ナジュさんには不思議な能力がありました。
二人が一緒になり、より強力な能力を持てた。
そして、先ほどヴィレッタさんが言いましたとおり、ナジュさんの精神力が不安定になりヴィレッタさんが出てきた。
これが僕の考えですが」
(ぱちぱちぱち)
拍手をするナジュ。リナはゼロスの言葉を頭の中でゆっくり繰り返し、整理をしている。
「さすがゼロスね。その通りだわ。まあ、もう少し付け加えれば・・・・
能力の強さはそのままでも意志力の弱いナジュはだんだん消えていく」

――・・・・・・・・えっ!?

「消えて・・・・?」
リナは顔を真っ青にする。
「そうよ。『ナジュ』の出てくる回数が減るのとは逆に『私』が出てくる回数が多くなっていってね」

――そ、んな・・・・。

「それじゃあ。おしゃべりはここまでで、決めてもらおうしら?リナ=インバース」
(ヴィン)
音と一緒に出てきたガウリイたち。
「・・・・・・・・」
「選択肢は二つ。友達の私(ナジュ)をとるか仲間のこいつらをとるか・・・・」
「・・・・・・・・」
「黙っていても分からないわよ」

――あたしは・・・・。

「あたしはどちらの選択肢もとらないわ!あたしは最初からある道より自分でつくる道を通るのよ!
だから選択肢も自分でつくるわ!ヴィレッタ!あんたを倒す選択肢をね!」
ヴィレッタのほうに指差すリナ。
「・・・・あら、そんなことできるの?またナジュを傷つける危ない賭けでもするつもり?」
「いいえ、ナジュには一切手を出さないわ。ヴィレッタ、あんただけを倒すわ」
「面白いわね、そんな方法あるのかしら?」
「精神世界。精神世界には魔族ではないナジュはいないわ、でも魔族であるあんたはいる。
つまり、精神世界であんたを倒せばいいのよ」
「・・・・あんたみたいな人間に精神世界に来られるの?」
(ちら)
リナはゼロスのほうを見る。

――このパターンは・・・・。

ゼロスは前にもあったことを思い出し、顔を引きつらせる。
「ゼロスが連れて行ってくれるわ!」
「ええ〜。僕がですかー?」
キッパリ言い切るリナに嫌そうな表情と声を出すゼロス。だが、これも君の運命、あきらめなぜロス。
「そんなー、ナレーターさんにまで見放されるなんて・・・・(泣)」
「いいでしょ!どーせナジュのつくった結界から出れないんでしょ!?だったら手伝いなさいよ!」
「そうは言いますけど〜・・・・・」
さすがに魔族と人間が戦うのに意味もなく人間に見方をするのは気が引けるのか。
だが、
「いいじゃないゼロス。手伝ってあげなさいよ」
ヴィレッタのこの言葉でリナの手伝いをする羽目になったゼロス。
獣神官ゼロス。本当はもっと強いのだが、実際はこれを考えている馬鹿のせいで良い役をもらえない可哀相な奴だ。
「ほら、ヴィレッタもこういってるんだし、いいじゃない。それに・・・・」
リナはゼロスに耳打ちをするかのように小声で
「決着はすぐつくわ」

――あたしが勝つか負けるか、勝敗は分からないけど


(ヴィンッ)
何もない空間。そこに現れた三つの影。最初に口を開いたのは
「どーぞ。遠慮なくあなたから仕掛けていいわよ」
余裕の笑みを浮かべるヴィレッタだった。
「・・・・そーね。さっさと終わらせるわ。ナジュが最初に言ったよーに重破斬でね」
言って静かに呪文を唱え始めるリナ。
「もつの?その体力で?」
「闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの」

――確かに、もたないかもしれない・・・・でも

「混沌の海よ たゆたいし存在 金色なりし闇の王」
「くすくす。無駄なことはやめといたほうがいいわよ」

――無駄・・・・?そんなの分からない。

「我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う」
「本当、分からないわ。そこまでして何の価値があるの」

――あんたなんかに分かるはずがない。

「我が前に立ち塞がりし すべての愚かなる者に」

――守りたいものがある時、人は強くなれることを!!

「我と汝が力持て 等しく滅びを与えんことを!
重破斬!!」
「あなた、リナ=インバースにふさわしい最期ね」

――やっぱり・・・・もた、な・・・・・い・・・・



(がばっ!)
「・・・・・え?」
勢いよく起き上がり辺りを見回すリナ。

――ここは・・・・宿・・・・?

そう、ここはガウリイたちと別れる時いた宿だ。
「・・・・夢・・・・?」

――今までの全て・・・・?

「そう夢よ。私がつくったね」
自分に問いかけるリナに返ってきた答えは頭上から聞こえてきた。
そして、目があった。
「・・・・あんたは・・・・」
リナは上手く声が出なかった。じわり、と手が汗ばむのが分かる。
息の仕方を忘れてしまうような緊張感、だが目をそらせない。
「今の夢はリナ=インバース。あなたに私が予知夢を教えたらどう動くが私が予想したもの。
どう?なかなかのものでしょ」
「・・・・なんで・・・・こんなことを・・・・?」
ゆういつ動く口を動かすリナ。体は動かず、つうっと頬に汗が流れる。
「さあ、暇だからかしら。それか、あなたがこの夢の通りにことを運ぶか興味があるからか」
「・・・・残念ながら、この夢の通りにはいかないわ。だって、この夢の中のあたしはあたしじゃないから。
しょせんはあなたがつくったあたし。真実じゃないわ。この夢は夢で終わりよ」
だんだんといつものリナらしい口調になっていくリナ。
ベッドからおり、話し相手に背を向け顔だけ向ける。
「そうね。それじゃあこれからどーするの?魔力が落ちていき、仲間の荷物になるあなたは」
「・・・・・・・・」
リナは一瞬黙るが。
「まずはお腹いっぱいにご飯を食べてから考えるわ」
ウインク一つするリナ。相手にとっては予想外だったのか予想していたのか少し笑みを浮かべ。
「それじゃあ、楽しく見させてもらうわ」
「そうそう。これからする行動、選択肢は自分でつくっていく、夢の中でのあたしと一緒だったのはこれぐらいだったわ」
リナが言うと話し相手は姿を消した。


――ふふっ。そうね、リナ=インバース。簡単に壊さないでね、私が作った世界を・・・・。




「Lサマ最近ご機嫌ですね」
「これから何を起こしてくれるのか楽しみなのよ。リナ=インバースが」
「はあ・・・・。しかし、いきなりリナ=インバースのデータを集めろ、って言うのには苦労しましたよ」
「あーらS。く・ち・ご・た・え・するの?」
「そ、そんな・・・・滅相もありません!!」
「うふふふふふふふふふー(極上の笑み。Sから見ては悪魔の笑顔)」
「(ああ、わたくしの命もここまで・・・・・)
うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

――――自主規制にさせてもらいます―――――

「はあ。でもあのナジュってこ・・・・・。リナ=インバースに救えるかしら」
そう呟くLの傍にはゴミのような物体がぴくぴくと、少しだが動いている。

――多分、あの子は怖かった。自分の友達が前と同じように離れていくのが。
リナ=インバースが仲間を連れてきたのでよけいに・・・・。
そして、心の中ではリナ=インバースのことを信じていも奥底では怖がっていた。
裏切り。頭では裏切られていないと分かっていた、だが心がついていかず。あんな結末に・・・・。
訳は裏切り=失う。という公式を考えていたかもしれない。
リナに裏切られ、リナを失った。
裏切られていても信じようとすることができなかった。

「ふう」
ため息一つするLサマ。
「うぐっ」
その傍で苦しみのある声を出す物体。


*やはり無理なのだろーか、シリアスで終わらすという事は・・・・・!?
L最後は思いっきりギャグね・・・・。しかも、投稿するの遅かったわねー。
*いやー、新しい生活に疲れましてね。パソコンに向き合う時間が減りまして。
ま、無事終われまして良かったです。
L無事、ねぇ。大分話し変わってるんじゃない?
*はー、そうですねー。本とはもっとシリアスな言葉とかあったはずなんですけど、力尽きました。
ナジュももっと出番少なかったはずですし。
それでは、最終回まで読んでくれたみなさん!(いなさそう)さようならです!!
お付き合いありがとうございました!!

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14042Re:夢の中の真実:自分が進む道有太 E-mail 2003/4/21 16:13:26
記事番号14037へのコメント

可也お久しぶりすぎて頭が上がりません。どうも、有太です・・・
最終回ですか・・・・・ご苦労様です。
結論はナジュが魔族になったのではなくて魔族がナジュをのっとったという事ですか・・・・ヴィレッタさん腹黒ですね。
誰)途中参加ですが誰です。そして二重人格ですか・・・・・そういえば二重人格にしろ、多重人格にしろ、表に出なかったりすると実際本当に消え去って逝くそうです。
ナジュを助けてガウリィたちも助けるってなんだか凄くリナらしい感じですよね。此処にリナたちの結束と友情を強く感じました。
誰)最後の夢落ち、犯人はL様ですか・・・・・
さらに部下S哀れ也・・・・・・安らかに・・・・・
誰)そしてナジュさんは救われるのでしょうか?
凄く気になる終わり方だったので・・・・・・
では短いレスですがこれにて。
夢の中の真実、連載お疲れ様でした。


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14043Re:夢の中の真実:自分が進む道2003/4/21 17:43:12
記事番号14042へのコメント

*コメントありがとうございますー(泣)
>可也お久しぶりすぎて頭が上がりません。どうも、有太です・・・
>最終回ですか・・・・・ご苦労様です。
*どうもです。
L苦労してないのにね。
*うぐっ・・・・。苦労したさ!いままでで一番!!
>結論はナジュが魔族になったのではなくて魔族がナジュをのっとったという事ですか・・・・ヴィレッタさん腹黒ですね。
*一番の腹黒は・・・・フィブ?
L結局なんだったの冥王の企みは?
*めんどいから・・・・皆さんお自由な発想という事で。
>ナジュを助けてガウリィたちも助けるってなんだか凄くリナらしい感じですよね。此処にリナたちの結束と友情を強く感じました。
*良かったですー、感じてくれて・・・・今回はそこら辺を重心におきたかったんですが、なにやらごちゃごちゃになってしまって。
有田サマー、分かってくれて感謝ですー(号泣)
>誰)最後の夢落ち、犯人はL様ですか・・・・・
>さらに部下S哀れ也・・・・・・安らかに・・・・・
*眠ってください。
Lあーら、これからまだまだ仕事があるのにこれくらいで眠ってもらったら困るわよ。
>誰)そしてナジュさんは救われるのでしょうか?
>凄く気になる終わり方だったので・・・・・・
Lどうなの?
*どうでしょう。まあ、これも自由な発想という事で(笑)
>では短いレスですがこれにて。
>夢の中の真実、連載お疲れ様でした。
*はいー、本当にありがとうございましたー。

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14046Re:夢の中の真実:自分が進む道颪月夜ハイドラント 2003/4/21 21:00:02
記事番号14037へのコメント

こんばんはラントです。

夢オチ・・・しかし幸せな夢オチですね。
実は昔、夢オチでハッピーな話書こうと思っていたんですよ。
にしても本当に良かったです世界滅びずに・・・。

>「はあ。でもあのナジュってこ・・・・・。リナ=インバースに救えるかしら」
ということはまだ終わってないと・・・。

それにしても
>「そうよ。『ナジュ』の出てくる回数が減るのとは逆に『私』が出てくる回数が多くなっていってね」
ジキル博士とハイド氏っすか?

>それでは、最終回まで読んでくれたみなさん!(いなさそう)さようならです!!
>お付き合いありがとうございました!!
すみませんこんなコメントで・・・最終回なのに・・・。

最後に大変失礼致しました。
それでは・・・。


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14048Re:夢の中の真実:自分が進む道2003/4/21 22:08:48
記事番号14046へのコメント

>こんばんはラントです。
*こんばんはです。
>
>夢オチ・・・しかし幸せな夢オチですね。
*自分的にはバッドエンドにしたいんですけど、なぜかハッピーエンドになるんですよね。
Lそりゃ、自分の力量の問題でしょ。
>実は昔、夢オチでハッピーな話書こうと思っていたんですよ。
>にしても本当に良かったです世界滅びずに・・・。
*どうだろ、滅びるかな?
Lリナ=インバースの行動の仕方しだいじゃない?
>
>>「はあ。でもあのナジュってこ・・・・・。リナ=インバースに救えるかしら」
>ということはまだ終わってないと・・・。
*はい、続きは皆様の想像で!!
L書かないの?
*あっしは高校生活に疲れたもんで。
L部活が週二回しかないくせにナニ言ってんだか。
*でも、七時間授業だし、通学には一時間以上も・・・・!!
>
>それにしても
>>「そうよ。『ナジュ』の出てくる回数が減るのとは逆に『私』が出てくる回数が多くなっていってね」
>ジキル博士とハイド氏っすか?
*誰々?
Lそんな事も知らないの?
*Lサマは知ってんの?
L・・・・もちろんよ!(汗)
>
>>それでは、最終回まで読んでくれたみなさん!(いなさそう)さようならです!!
>>お付き合いありがとうございました!!
>すみませんこんなコメントで・・・最終回なのに・・・。
*いえ!コメントありがとうございました!!
Lこんな『馬鹿!!』にわざわざありがとうね。
*『馬鹿』を強調しなくても・・・・。