◆−すれいやあず学芸会・人魚姫−むつみ (2003/3/25 17:25:38) No.13729 ┣Re:すれいやあず学芸会・人魚姫−太一 (2003/3/25 23:07:07) No.13739 ┃┗こんにちは−むつみ (2003/3/26 16:45:55) No.13742 ┣Re:すれいやあず学芸会・人魚姫−有太 (2003/3/26 14:38:57) No.13741 ┃┗はじめまして−むつみ (2003/3/26 16:59:28) No.13744 ┗Re:すれいやあず学芸会・人魚姫−ブラントン (2003/3/28 16:17:54) No.13762 ┗ちょっとお久しぶりです−むつみ (2003/3/29 17:34:56) No.13779
13729 | すれいやあず学芸会・人魚姫 | むつみ | 2003/3/25 17:25:38 |
はじめまして。むつみと申します。 …………。 すいません、いきなり大嘘ぶっこきました(^^;) 前世紀(爆)に、少しだけ投稿させていただいたことがあります。 ひさしぶりに投稿したくなって、駄文を書いてもどってきました。 どうぞよろしくです。 すれいやあず学芸会 1. ガウリィの人魚姫 『と、いうわけで主役は君だ』…と脚本家は言った。 「俺、前にもこんな格好したことがあるような気がするなぁ」 魚の下半身をぱたぱたさせながら、ガウリィが答えた。 珍しい。覚えていたか。 「んで、俺なにをすればいいんだっけ?」 『嵐で遭難した王子を助けて来るんだよ』 「よっしゃまかせとけ!」言うなりガウリィは水面目指して泳ぎ去る。そして。 『これこれ。かたっぱしから連れて来ては駄目』 「だって俺、王子の顔知らないぜ?」 男、しか共通点のない遭難者をたくさん助けてきたガウリィだった。 思わずシナリオをメガホンにして、脚本家は叫んだ。 『そこに王子の像があるでしょ! こいつを連れてくるの!』 「おー。それを先に言ってくれ」 『シナリオをちゃんと読め、主役!』 再び水面に向かうガウリィ。だが。 「すまん。よくわからなかったから…この中から適当に選んでくれ」 『誰が量で勝負しろと言った! 連れてくるのはコイツだってば!』 比較的若そうな男を残らず拾ってきたガウリィだった。 「そんなこといわれてもなー。上についた頃には忘れてるし…そうだ!」 にこやかにがうりんは言った。 「この像を担いでいけばまちがえないぞ(手ぽん)」 『あー。もういいよ。王子、自力で助かっちゃったみたいだし』 第一、そんな筋肉人魚姫はイヤだと、脚本家は心から思った。 2. アメリアの人魚姫 『と、いうわけで主役は君だ』…と。疲れた顔で脚本家は言った。 「任せてください!」 元気いっぱいしっぽを振ってみせるアメリアだった。 「私は嵐で遭難した王子様を助けに行けば良いんですねっ!」 そういい残し、アメリアは颯爽と水面に向かった。最初から彼女にしておけばよかったと反省する脚本家。 「大変です! 次々と溺れたヒトが!」 戻ってきたアメリアは、魚たちを指揮して、てきぱきと遭難者の救助をはじめた。 『…え”』 「鯨さんは呼べませんか? シャチさんのグループが通りかかったら救援を要請して! いるかさんグループは水面で他の船に注意を呼びかけてください!」 『をーい』 呟く脚本家を無視して、アメリアはいきなりライフセイバーへの道を突き進みはじめた。 「命の尊さは皆同じ! 助けられる限り助けましょう! それが正義というモノです!!」 『あ”』 いつのまにかその場は「災害救助センター」と化し…。 ため息をつき、丸めたシナリオで自分の頭を叩きながら、こっそりと去る脚本家だった。 3. ゼロスの人魚姫 『と、いうわけで主役は君だ』…と。不安そうな面もちで脚本家は言った。 「ボクですか? どうしてまたそんな無茶な配役を」 『聞くな。シナリオの都合だ。第一君を魔女にしたら、主役の命が危ない』 「なんだか今、さらっと失礼なことを言われたような気がするんですが。まあいいでしょう」 ゼロス人魚は優雅にその場で回転してみせた。 『シナリオは判っているね。今、嵐で遭難しかかっている船が海の上に居るんだけど…』 「そのようですね」 魔族の瞳を細め、ゼロスが答える。 「伝わってきますよ。死ぬ直前の絶望と恐怖。…ああ、なんて美味しそうな」 『ちょっとまてゼロス』 「さっそく回収に行って来ますね」 『まて! 回収ってなんだ回収って!』 脚本家の絶叫もむなしく、暗い水面に姿を消すゼロス。 「いやだなぁ。ボクに何を期待しているんですか」 軽い笑い声が、水中にも関わらずエコーしながらひびいた。 …すまん私が悪かった。 シナリオを頭にかぶり、誰にともなくわびてしまう脚本家であった。 4. ゼルガディスの人魚姫 『と、いうわけで主役は君だ』…と。不安定な表情で脚本家は言った。 「なんだその顔は。不満なら帰るぞ」 そういうわけではないのだが…という脚本家は泣き笑い顔状態である。 『とにかく人魚姫の衣装を…』 「それはいいが、あんた大事なことを忘れてないか?」 『は?』 「オレは泳げないんだが」 『…はうっ!』 「王子をどうやって助けに行くんだ? 百歩譲って、沈んできた王子を助けたとしよう。そのあとどうするんだ」 『ど、どうするって』 「王子を背負って、歩いて岸に向かうのか? 着いた頃には間違いなく、背中にいるのは水死体だぞ」 『ああう…』 「そもそも、こんな足でどうやって歩けと。オレは王子を背負って海底を這いずって行くのか?」 『…そんな美しくない展開、イヤ』 「じゃ、決まりだな。オレは下ろさせてもらう」 『ううううう…』 「泣かなくてもいいだろうが」 脚本家が、彼の女装が見られなかった無念さで泣いているとは夢にも考えないゼルガディスであった。 5. リナの人魚姫 『と、いうわけで主役は君だ』…と。泣きながら脚本家は言った。 「なんで泣いてっかな? ってーか、どーしてまずあたしのところに話を持ってこないのよ!」 びしっと言い切られ、脚本家は『スポンサーの要望で』などと曖昧に返事する。 「ふーん。ま、いいけど。それでなんだっけ? 王子ゲットして玉の輿に乗ればいいのね。簡単じゃないの」 『ンなむしのいいシナリオじゃないんだけど』 「なんでもいいわよ。あたしが攻撃呪文の二三発もぶちかませば、たいていの男はおとなしく…じゃなくて、私に一目惚れよ」 『人魚姫は口がきけないよ?』 「なんですって?!」 『だから魔法どころか、自分が助けたってコトも伝えられないわけ』 「…で、どっかの馬の骨に王子をさらわれるわけ?」 『そお。その悲劇性がこの話の骨子で…」 「話の骨も馬の骨もどーでもいいっ! あたしはそんな展開認めないからねっ!」 『そんなコト言うなら主役は…』 言いかけた脚本家に向かって炎の矢が一発。 『あっちっち!』 「認めないって言ってるでしょ? 勝利は自力で勝ち取らなきゃ。だからそのシナリオを没にしましょ♪」 んなことを可愛く言われても…。 「不慮の事故で脚本も焼けちゃったし♪ 仕方ないからあたしがお話を盛り上げてあげるわ♪」 『そんな無茶な…』 呟いた脚本家は、次の瞬間彼女の風魔砲裂弾をくらって吹き飛ばされていた。 『こーなるような気がしてたんだぁぁぁぁぁ』 おまけ 謎の人魚姫 「おーっほっほっほっほ」 ばたん。とドアを閉め、脚本家は外の人物を無視した。 「えー。ちょっと何するのよ! このあたしがわざわざ来てあげたっていうのに!」 外で騒ぐ、叫ぶ、脅す…などの騒ぎがあったが、脚本家は耳を貸さない。 最後にはみぃみぃ泣きながら爪でドアを引っ掻いている気配がしていたが、やがてそれも止んだ。 『ふう。やっと帰った』 立ち上がり、天井を見上げて脚本家は宣言する。 『巨乳の人魚姫なんて、私の美学に反するっ! あの女だけは絶対、だめ!』 巨乳になにか恨みでもあるのか、握り拳状態で力説する脚本家であった。 かくて。 誰を主役にしても人魚姫は成立せず、この企画を持ちかけた脚本家は夜逃げしてしまったそうである。 おわり。 |
13739 | Re:すれいやあず学芸会・人魚姫 | 太一 | 2003/3/25 23:07:07 |
記事番号13729へのコメント はじめまして。太一と申します。 むつみさんの作品を以前よく拝見しては、くねくねと乙女な 悲鳴を上げていたのが昨日の様です。 スレネットに嵌りたての頃に作品を見ていた感動すらも思い出させて 頂きましたとも。相変わらず素晴らしいネタの構築でけたけた笑いつつ も、「くそーーーあたしもスレイで猛るぞ」とパワーまで頂きました。 おもろい作品を読ませて頂いて光栄ですわ。 > > すれいやあず学芸会 > >1. ガウリィの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と脚本家は言った。 >「俺、前にもこんな格好したことがあるような気がするなぁ」 > 魚の下半身をぱたぱたさせながら、ガウリィが答えた。 > 珍しい。覚えていたか。 >「んで、俺なにをすればいいんだっけ?」 >『嵐で遭難した王子を助けて来るんだよ』 >「よっしゃまかせとけ!」言うなりガウリィは水面目指して泳ぎ去る。そして。 >『これこれ。かたっぱしから連れて来ては駄目』 >「だって俺、王子の顔知らないぜ?」 > 男、しか共通点のない遭難者をたくさん助けてきたガウリィだった。 > 思わずシナリオをメガホンにして、脚本家は叫んだ。 >『そこに王子の像があるでしょ! こいつを連れてくるの!』 >「おー。それを先に言ってくれ」 >『シナリオをちゃんと読め、主役!』 やったーーー。いきなりガウリイ炸裂。 これだけでもう、誰よりもガウリイだと判るネタとキャラの癖に 乾杯です。むしろ、完敗です。 > 再び水面に向かうガウリィ。だが。 >「すまん。よくわからなかったから…この中から適当に選んでくれ」 >『誰が量で勝負しろと言った! 連れてくるのはコイツだってば!』 > 比較的若そうな男を残らず拾ってきたガウリィだった。 >「そんなこといわれてもなー。上についた頃には忘れてるし…そうだ!」 > にこやかにがうりんは言った。 >「この像を担いでいけばまちがえないぞ(手ぽん)」 >『あー。もういいよ。王子、自力で助かっちゃったみたいだし』 > 第一、そんな筋肉人魚姫はイヤだと、脚本家は心から思った。 > あたし的には凄まじく拝見したいのですが? 肉ガウリイ人魚。伝説になるの間違いなし。むしろ作れ、伝説。 >2. アメリアの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と。疲れた顔で脚本家は言った。 >「任せてください!」 > 元気いっぱいしっぽを振ってみせるアメリアだった。 >「私は嵐で遭難した王子様を助けに行けば良いんですねっ!」 > そういい残し、アメリアは颯爽と水面に向かった。最初から彼女にしておけばよかったと反省する脚本家。 >「大変です! 次々と溺れたヒトが!」 > 戻ってきたアメリアは、魚たちを指揮して、てきぱきと遭難者の救助をはじめた。 >『…え”』 ぶははははははははははははははははははははははははははははは。 脚本家たいへーーーーーーーん。脚本家さんに激しく大変が起きてます。 >「鯨さんは呼べませんか? シャチさんのグループが通りかかったら救援を要請して! いるかさんグループは水面で他の船に注意を呼びかけてください!」 >『をーい』 > 呟く脚本家を無視して、アメリアはいきなりライフセイバーへの道を突き進みはじめた。 >「命の尊さは皆同じ! 助けられる限り助けましょう! それが正義というモノです!!」 >『あ”』 > いつのまにかその場は「災害救助センター」と化し…。 > ため息をつき、丸めたシナリオで自分の頭を叩きながら、こっそりと去る脚本家だった。 > ああ、(腹いてえ)転んでもただでは起きない脚本家さんです。 しかも、海の者を自在に操る姫が爆笑。 脳裏に簡単に思い描かれるんですよー。ナチュラルすぎて しゃれになってないです。 >3. ゼロスの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と。不安そうな面もちで脚本家は言った。 >「ボクですか? どうしてまたそんな無茶な配役を」 >『聞くな。シナリオの都合だ。第一君を魔女にしたら、主役の命が危ない』 >「なんだか今、さらっと失礼なことを言われたような気がするんですが。まあいいでしょう」 本当に、この脚本家さん、追い詰められてきてます。 その哀れ振りがまたーーー。愉快痛快です。 主人公の命が危ない前に、人魚って自体で脚本家きづけ!! > ゼロス人魚は優雅にその場で回転してみせた。 >『シナリオは判っているね。今、嵐で遭難しかかっている船が海の上に居るんだけど…』 >「そのようですね」 > 魔族の瞳を細め、ゼロスが答える。 >「伝わってきますよ。死ぬ直前の絶望と恐怖。…ああ、なんて美味しそうな」 >『ちょっとまてゼロス』 >「さっそく回収に行って来ますね」 >『まて! 回収ってなんだ回収って!』 > 脚本家の絶叫もむなしく、暗い水面に姿を消すゼロス。 >「いやだなぁ。ボクに何を期待しているんですか」 > 軽い笑い声が、水中にも関わらずエコーしながらひびいた。 > …すまん私が悪かった。 > シナリオを頭にかぶり、誰にともなくわびてしまう脚本家であった。 > 回収ってーーーーおめーーーさら金かよーーーー!! もうつっこみ放題ですね。このお話。 こんな愉快なの久しぶりです。 スレで久しぶりに爆笑した。 >4. ゼルガディスの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と。不安定な表情で脚本家は言った。 >「なんだその顔は。不満なら帰るぞ」 > そういうわけではないのだが…という脚本家は泣き笑い顔状態である。 >『とにかく人魚姫の衣装を…』 >「それはいいが、あんた大事なことを忘れてないか?」 >『は?』 >「オレは泳げないんだが」 >『…はうっ!』 >「王子をどうやって助けに行くんだ? 百歩譲って、沈んできた王子を助けたとしよう。そのあとどうするんだ」 >『ど、どうするって』 >「王子を背負って、歩いて岸に向かうのか? 着いた頃には間違いなく、背中にいるのは水死体だぞ」 >『ああう…』 >「そもそも、こんな足でどうやって歩けと。オレは王子を背負って海底を這いずって行くのか?」 >『…そんな美しくない展開、イヤ』 >「じゃ、決まりだな。オレは下ろさせてもらう」 >『ううううう…』 >「泣かなくてもいいだろうが」 > 脚本家が、彼の女装が見られなかった無念さで泣いているとは夢にも考えないゼルガディスであった。 > 脚本家、かなり待て!!どーしょもなく待て。つか、ストップ(床バシ) 私も彼の助走が見れなくて残念です。緑川ボイスで嫌がるのを聞くと ゾクゾクします。ええ、ぞくぞくと♪ >5. リナの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と。泣きながら脚本家は言った。 >「なんで泣いてっかな? ってーか、どーしてまずあたしのところに話を持ってこないのよ!」 > びしっと言い切られ、脚本家は『スポンサーの要望で』などと曖昧に返事する。 >「ふーん。ま、いいけど。それでなんだっけ? 王子ゲットして玉の輿に乗ればいいのね。簡単じゃないの」 >『ンなむしのいいシナリオじゃないんだけど』 >「なんでもいいわよ。あたしが攻撃呪文の二三発もぶちかませば、たいていの男はおとなしく…じゃなくて、私に一目惚れよ」 >『人魚姫は口がきけないよ?』 >「なんですって?!」 >『だから魔法どころか、自分が助けたってコトも伝えられないわけ』 >「…で、どっかの馬の骨に王子をさらわれるわけ?」 >『そお。その悲劇性がこの話の骨子で…」 >「話の骨も馬の骨もどーでもいいっ! あたしはそんな展開認めないからねっ!」 >『そんなコト言うなら主役は…』 > 言いかけた脚本家に向かって炎の矢が一発。 >『あっちっち!』 >「認めないって言ってるでしょ? 勝利は自力で勝ち取らなきゃ。だからそのシナリオを没にしましょ♪」 > んなことを可愛く言われても…。 >「不慮の事故で脚本も焼けちゃったし♪ 仕方ないからあたしがお話を盛り上げてあげるわ♪」 >『そんな無茶な…』 > 呟いた脚本家は、次の瞬間彼女の風魔砲裂弾をくらって吹き飛ばされていた。 >『こーなるような気がしてたんだぁぁぁぁぁ』 > 本当、スレキャラって一人一人が際立っているんだなーと 爆笑しつつ関心。そしてやはりリナさんです。 僕らのリナさん、脚本すらも塗り替えます。さいこーだ!! >おまけ 謎の人魚姫 >「おーっほっほっほっほ」 > ばたん。とドアを閉め、脚本家は外の人物を無視した。 >「えー。ちょっと何するのよ! このあたしがわざわざ来てあげたっていうのに!」 > 外で騒ぐ、叫ぶ、脅す…などの騒ぎがあったが、脚本家は耳を貸さない。 > 最後にはみぃみぃ泣きながら爪でドアを引っ掻いている気配がしていたが、やがてそれも止んだ。 >『ふう。やっと帰った』 > 立ち上がり、天井を見上げて脚本家は宣言する。 >『巨乳の人魚姫なんて、私の美学に反するっ! あの女だけは絶対、だめ!』 > > 巨乳になにか恨みでもあるのか、握り拳状態で力説する脚本家であった。 > > > かくて。 > 誰を主役にしても人魚姫は成立せず、この企画を持ちかけた脚本家は夜逃げしてしまったそうである。 > > おわり。 落ちまでぬかることなく、完璧に愉快でした。 あーーースレってやっぱおもれぇぇぇぇぇぇぇ。 むつみさん、大変楽しく拝見させていただきました。 ありがとうございます。 |
13742 | こんにちは | むつみ | 2003/3/26 16:45:55 |
記事番号13739へのコメント 覚えていてもらえて嬉しいです。 「世代交代してるかな。…してるよね。でも」 と思いつつ、昔の名前ででてきました(^^;) >これだけでもう、誰よりもガウリイだと判るネタとキャラの癖に >乾杯です。むしろ、完敗です。 わーい(^-^) 嬉しいお言葉です。 >肉ガウリイ人魚。伝説になるの間違いなし。むしろ作れ、伝説。 彼ならできそうですね。 >しかも、海の者を自在に操る姫が爆笑。 >脳裏に簡単に思い描かれるんですよー。ナチュラルすぎてしゃれになってないです。 私の印象では、彼女は有能な指導者でもありますので。正義のためなら相手選ばず! それが敵でも味方でも!(をい) >回収ってーーーーおめーーーさら金かよーーーー!! >もうつっこみ放題ですね。このお話。 >こんな愉快なの久しぶりです。 >スレで久しぶりに爆笑した。 さ、サラ金w なんだか絶妙なつっこみをありがとうございます。 爆笑してもらえたら、書き手としては大成功な気分です >脚本家、かなり待て!!どーしょもなく待て。つか、ストップ(床バシ) >私も彼の助走が見れなくて残念です。緑川ボイスで嫌がるのを聞くと >ゾクゾクします。ええ、ぞくぞくと♪ 脚本家、追いつめられてますのでw 嫌がってるくせになりきっちゃうところがなんとも笑えます。 自分でもNEXTがかなり影響しているな、と思いますね(^^;) >本当、スレキャラって一人一人が際立っているんだなーと >爆笑しつつ関心。そしてやはりリナさんです。 >僕らのリナさん、脚本すらも塗り替えます。さいこーだ!! 本当にそうですよね。どのキャラもすごく個性的で、書いていて楽しいです。 リナはほら、「あたしの前に道を造」っちゃうヒトですから。 >落ちまでぬかることなく、完璧に愉快でした。 (^-^)このオチのために書いた話なので、嬉しいです。 どうもありがとうございます。 |
13741 | Re:すれいやあず学芸会・人魚姫 | 有太 E-mail | 2003/3/26 14:38:57 |
記事番号13729へのコメント はじめまして、有太と物申す者です。 誰)どうしてもスレイヤーズで人魚姫というと、TRYのあのはなしを思い出します・・・あ、申し送れました。誰です。 >すいません、いきなり大嘘ぶっこきました(^^;) >前世紀(爆)に、少しだけ投稿させていただいたことがあります。 最近(今年参月頃)出没し始めているので、過去ログの方を漁って読ませていただきます・・・・ >1. ガウリィの人魚姫 >『と、いうわけで主役は君だ』…と脚本家は言った。 >「俺、前にもこんな格好したことがあるような気がするなぁ」 > 魚の下半身をぱたぱたさせながら、ガウリィが答えた。 > 珍しい。覚えていたか。 本当に珍しいですね。ガウリィっていえば海月を思い出しますから・・・ >「んで、俺なにをすればいいんだっけ?」 >『嵐で遭難した王子を助けて来るんだよ』 >「よっしゃまかせとけ!」言うなりガウリィは水面目指して泳ぎ去る。そして。 >『これこれ。かたっぱしから連れて来ては駄目』 >「だって俺、王子の顔知らないぜ?」 > 男、しか共通点のない遭難者をたくさん助けてきたガウリィだった。 > 思わずシナリオをメガホンにして、脚本家は叫んだ。 >『そこに王子の像があるでしょ! こいつを連れてくるの!』 >「おー。それを先に言ってくれ」 >『シナリオをちゃんと読め、主役!』 誰)失礼します。右(?)に同じくでいいでしょうか? > 第一、そんな筋肉人魚姫はイヤだと、脚本家は心から思った。 同感です。たしかにガウリィは結構そういう系統の役柄が来ることが多くて慣れてますけども・・・ > 戻ってきたアメリアは、魚たちを指揮して、てきぱきと遭難者の救助をはじめた。 >『…え”』 >「鯨さんは呼べませんか? シャチさんのグループが通りかかったら救援を要請して! いるかさんグループは水面で他の船に注意を呼びかけてください!」 >『をーい』 > 呟く脚本家を無視して、アメリアはいきなりライフセイバーへの道を突き進みはじめた。 >「命の尊さは皆同じ! 助けられる限り助けましょう! それが正義というモノです!!」 >『あ”』 > いつのまにかその場は「災害救助センター」と化し…。 アメリアが人魚姫だったらこーなってたのですか・・・実際姫だから違和感が少ないかと思いきや、こんな弱点が・・・・ >「伝わってきますよ。死ぬ直前の絶望と恐怖。…ああ、なんて美味しそうな」 >『ちょっとまてゼロス』 >「さっそく回収に行って来ますね」 >『まて! 回収ってなんだ回収って!』 > 脚本家の絶叫もむなしく、暗い水面に姿を消すゼロス。 >「いやだなぁ。ボクに何を期待しているんですか」 > 軽い笑い声が、水中にも関わらずエコーしながらひびいた。 > …すまん私が悪かった。 > シナリオを頭にかぶり、誰にともなくわびてしまう脚本家であった。 誰)ゼロス、あなた黒いです。というか恐ろしい・・・ >「それはいいが、あんた大事なことを忘れてないか?」 >『は?』 >「オレは泳げないんだが」 >『…はうっ!』 ゼルはかなづちでしたね。 誰)沈んでたしね。NEXTで。 >「王子をどうやって助けに行くんだ? 百歩譲って、沈んできた王子を助けたとしよう。そのあとどうするんだ」 >『ど、どうするって』 >「王子を背負って、歩いて岸に向かうのか? 着いた頃には間違いなく、背中にいるのは水死体だぞ」 誰)追加で藤壺がたくさんついている・・・・かなぁ? >『ううううう…』 >「泣かなくてもいいだろうが」 > 脚本家が、彼の女装が見られなかった無念さで泣いているとは夢にも考えないゼルガディスであった。 ・・・・・脚本家さん・・・・ 誰)気持ちは判りますけど。アニメでは結構みんな驚いてましたし。 >「ふーん。ま、いいけど。それでなんだっけ? 王子ゲットして玉の輿に乗ればいいのね。簡単じゃないの」 >『ンなむしのいいシナリオじゃないんだけど』 >「なんでもいいわよ。あたしが攻撃呪文の二三発もぶちかませば、たいていの男はおとなしく…じゃなくて、私に一目惚れよ」 >『人魚姫は口がきけないよ?』 >「なんですって?!」 >『だから魔法どころか、自分が助けたってコトも伝えられないわけ』 >「…で、どっかの馬の骨に王子をさらわれるわけ?」 >『そお。その悲劇性がこの話の骨子で…」 >「話の骨も馬の骨もどーでもいいっ! あたしはそんな展開認めないからねっ!」 >『そんなコト言うなら主役は…』 > 言いかけた脚本家に向かって炎の矢が一発。 >『あっちっち!』 >「認めないって言ってるでしょ? 勝利は自力で勝ち取らなきゃ。だからそのシナリオを没にしましょ♪」 > んなことを可愛く言われても…。 >「不慮の事故で脚本も焼けちゃったし♪ 仕方ないからあたしがお話を盛り上げてあげるわ♪」 >『そんな無茶な…』 > 呟いた脚本家は、次の瞬間彼女の風魔砲裂弾をくらって吹き飛ばされていた。 >『こーなるような気がしてたんだぁぁぁぁぁ』 脚本家さーーーーーーーーーん!!!だいじょーぶですか!!!! 誰)リナ、そういうことはやっちゃダメだよ。(追伸・おれっちもそういう経験は設定上なんかいか・・・) >おまけ 謎の人魚姫 >「おーっほっほっほっほ」 > ばたん。とドアを閉め、脚本家は外の人物を無視した。 >「えー。ちょっと何するのよ! このあたしがわざわざ来てあげたっていうのに!」 > 外で騒ぐ、叫ぶ、脅す…などの騒ぎがあったが、脚本家は耳を貸さない。 > 最後にはみぃみぃ泣きながら爪でドアを引っ掻いている気配がしていたが、やがてそれも止んだ。 >『ふう。やっと帰った』 > 立ち上がり、天井を見上げて脚本家は宣言する。 >『巨乳の人魚姫なんて、私の美学に反するっ! あの女だけは絶対、だめ!』 > > 巨乳になにか恨みでもあるのか、握り拳状態で力説する脚本家であった。 どんな恨みがあるのでしょうか!!! 誰)しかも握りこぶしで力説しなければならないほどの・・・ > かくて。 > 誰を主役にしても人魚姫は成立せず、この企画を持ちかけた脚本家は夜逃げしてしまったそうである。 夜逃げ!? 誰)根気良く、各地で人魚姫に適役な方をお探しください・・・武運を。 むつみさん、すっごくおもしろかったですv 誰)五月蠅い上に迷惑千番で、さらに短くてごめんなさい(汗) また別の話を書かれることを楽しみにしてますv |
13744 | はじめまして | むつみ | 2003/3/26 16:59:28 |
記事番号13741へのコメント >はじめまして、有太と物申す者です。 はじめまして(^-^) TRY終了後姿を消していた根性なしです。 どぞ、よろしくです。 >誰)どうしてもスレイヤーズで人魚姫というと、TRYのあのはなしを思い出します・・・あ、申し送れました。誰です。 私もあの話が頭にあったようです。アニメは無印からTRYまで、未だに印象に残っていますね。 >誰)失礼します。右(?)に同じくでいいでしょうか? 読んだそばから忘れるんだよね、がうりん(ほろり) >同感です。たしかにガウリィは結構そういう系統の役柄が来ることが多くて慣れてますけども・・・ ガウリィが筋肉なのはおっけー♪です。 人魚姫が筋肉…なのがイヤという、脚本家のこだわりでしたw >アメリアが人魚姫だったらこーなってたのですか・・・実際姫だから違和感が少ないかと思いきや、こんな弱点が・・・・ 私的には、「アメリアが溺れている他の人を見捨てられるはずがない」と思うのでした。 >誰)ゼロス、あなた黒いです。というか恐ろしい・・・ (^-^)b だってほら、ゼロスですから。 >ゼルはかなづちでしたね。 >誰)沈んでたしね。NEXTで。 原作ではどうだったでしょうか? 絶対沈むと思うんですけどね。 錨だし。 >・・・・・脚本家さん・・・・ >誰)気持ちは判りますけど。アニメでは結構みんな驚いてましたし。 アニメの女装を見たときは息が止まりましたね。 「ここまでやるか!」って。喜んじゃいましたけど(^^;) >脚本家さーーーーーーーーーん!!!だいじょーぶですか!!!! >誰)リナ、そういうことはやっちゃダメだよ。(追伸・おれっちもそういう経験は設定上なんかいか・・・) 多分生き残って、次の主役を捜しているでしょう。 爆発→空のかなたに消えてお星様。…お約束ですし(^-^) >どんな恨みがあるのでしょうか!!! >誰)しかも握りこぶしで力説しなければならないほどの・・・ ふふふ。脚本の影で泣いているので、つっこまないでやってください(^^;) >夜逃げ!? >誰)根気良く、各地で人魚姫に適役な方をお探しください・・・武運を。 てーか、なぜそこまで人魚姫にこだわる…と、セルフつっこみしてみたり。 >むつみさん、すっごくおもしろかったですv >誰)五月蠅い上に迷惑千番で、さらに短くてごめんなさい(汗) >また別の話を書かれることを楽しみにしてますv お読みくださって上に感想までありがとうございました。 また、ネタが浮かんだら書かせてもらうつもりです。 それではまた、ご縁がありましたら♪ |
13762 | Re:すれいやあず学芸会・人魚姫 | ブラントン | 2003/3/28 16:17:54 |
記事番号13729へのコメント お久しぶりでございます、むつみさん。 って、それほどお久しぶりでもないですか(^^;) ですが、ここでもう一度お名前を拝見できるなど……心から驚いています。 何か書かれましたらぜひ読ませてください、といっておきながら本当に読めるとなると驚きばかりです。 考えてみれば私今までこちらに投稿なされた作品に感想を付けたことがない気がする次第でして……いまさらですが、初感想失礼します。 (そういえば、著者別の方の「ふたりのゼロス1」がリンク切れになっているようで……ご報告いたします。作品自体は過去ログにちゃんとありました) 学芸会&昔話(御伽噺)ネタ、懐かしいですね…… 人魚姫も確かいくつかあったはずで、その中でも特に素晴らしいと思ったのは水晶さな様の『LITTLE MERMAID』! 「美女と野獣」こと『Beauty and the Beast』も万人に勧めたい名作ですっ! この手のネタは配役命な部分がありますが――そう来ましたか(^^;) 数で勝負関係はいきなり全員分考え付くことはそうないので、あっさり浮かぶものとなかなか出てこないものとあるのでしょうね。 個人的感想では、 いちばん上手くてなるほどと思ったのがゼルガディス 見事にひねったな、というのがゼロス たぶん最初に浮かんだのだろう、というのがガウリイ かなり苦戦したのだろうな、というのがアメリア 彼女らしくて納得、というのがリナ さすがキャラの扱いがわかっていらっしゃる、と思ったのがナーガ です。メインメンバーだけを漏らさず揃えているので、じゃあフィリアやミリーナとかならどうなんだ、と突っ込めないのが上手ですね。これでマルチナが入っていたり、ゼルが抜けていたりしたらまとまりというか完成度が下がってしまうのでしょう。 また各キャラの順番も重要なのでしょうけど、そのあたりにも配慮を感じました。 「起」となるのが男キャラ、というのは普通なら違和感あるのでしょうが、TRYでの前歴があるガウリイがじつはいちばん自然ですし(本文中でも出てますが)、それがダメならリナを避けるとアメリアにいかざるをえなくて、その次は男女姿形(全部訓読みで)自由自在のゼロスに、そして次がゼルでおまけがナーガ――と。 あえて挙げるのならば、ゼルの女装が見たかったのなら4番目というのはちょっと遅すぎな気がする、というのがありますが。 他に細かいこだわりを感じたのは毎回の一行目。悲哀が出てます。 そういえば脚本家のセリフを『』にしたのには――何らかの意図がおありなのでしょうか? メガホンでしゃべってるなり何なりどこかを通したセリフ、というわけでもないようですが。 気になったことを挙げるのならば、地の文が多少ぶれている気がして、笑いを取れていない気がするのがあるでしょうか。どうもセリフの合間に差し込んでいる、という感じがして存在感がいまいち出ていない気が致しました。 短いですが、つらつら感想を書かせていただきました(m_ _m) それでは、私は明日からキャラバンを引き連れてハートを集めに行ってくる所存―― |
13779 | ちょっとお久しぶりです | むつみ | 2003/3/29 17:34:56 |
記事番号13762へのコメント お元気そうで何よりです。こちらもそれなりに頑張っているという証に、久しぶりに投稿してみました。 水晶さなさんの作品、よかったです(^-^) オリジナリティがあってそれでいてちゃんとスレパロになっている。文章もむちゃ巧いし。推薦ありがとうございました。 >この手のネタは配役命な部分がありますが――そう来ましたか(^^;) どちらかというと、「全員主役失敗」な話を書くのが目的だったので。 そのせいで各話一行目にひそかに力が入ってます。 それと「メインキャラ全員出す」「ガウリィで始まってリナでシメ」ということは決まってました。 初めはゼロスとゼルの間にシルフィールが入っていたのですが、バランス悪くなるのと…キャラがちょっとブラックになったので没にしました。 その割におまけにあの人が出ているのですが…(^^;) ちなみにゼロスとゼルの順番が逆…とは、友人にも指摘されました。それもそうかな、と反省。 『』と地の文については…痛たたた。 いつもと違う雰囲気にしたくて失敗した…かな(^^;) なるべく地の文を使いたくなかったのです、が。あまりスマートに書けませんでしたね。自分でもそう思います。 二重鍵かっこにしたのは、地の文を減らしたのでキャラの台詞と区別が付きにくくなる気がしたのでそういう工夫をしたわけです いっそマイクを使って喋っていることにしようかな(笑) それぞれの話については。 一番に浮かんだの、ご推察の通りガウリィです。だから人魚姫で行こうと決めました。 そう思ったら人数分ぽろぽろと。アメリアなんて、わりと早かったですよ。 一番手間がかかったのはリナ。結局正攻法(?)になりました。 気に入っているのはゼルとゼロス。あ、ナーガもわりと好きですね。 メインキャストだけ、リナでオチ…と決めていたのも関わらす、高笑いと共に脳裏に押し掛けてきた彼女(T-T) 書くしかなかったですね(^^;) にしても。 ミリーナの人魚姫…って。恐ろしく難易度高そうです。 それでは。 感想ありがとうございました。 |