◆−前書き?−キツネノテブクロ (2003/4/14 20:42:30) No.13989
 ┣沙 ―淀み―−キツネノテブクロ (2003/4/14 20:45:08) No.13990
 ┣沙 ―過去―−キツネノテブクロ (2003/4/18 19:50:30) No.14015
 ┃┣とある舞台裏。−キツネノテブクロ (2003/4/19 16:30:23) No.14021
 ┃┗Re:沙 ―過去―−無限 劉人 (2003/4/20 20:55:15) No.14035
 ┃ ┗Re:沙 ―過去―−キツネノテブクロ (2003/4/21 15:31:25) No.14041
 ┗沙 ―乙女―−キツネノテブクロ (2003/5/9 14:00:38) NEW No.14188


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13989前書き?キツネノテブクロ 2003/4/14 20:42:30


皆様こんにちは、もしくはこんばんは。
謎の存在、キツネノテブクロです。


覚えてる方が居るかどうかちょっぴし謎な、『沙』です。
前回までのあらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・大雑把に言うと、魔竜王が拾った竜族の兄ちゃんと、銀髪の兄ちゃんがなんとなく仲良くなってる話?




ごめんなさい、まじめに書きます。


カオスドラゴン(魔竜王)が拾った竜族の青年、ク・ルオン(古竜)と謎だらけの青年、フェン・レン(風刃)を中心とした話。
ある日フェン・レンは古びた礼拝堂で、ク・ルオンと出会う。
お互い打ち解けあう一方で、フェン・レンは上司であるルビーアイ(赤眼の王)から、ミステリア(謎の人)と共にあるものを探すように命令を受ける。

ざっとこんな感じかな。
ちなみに登場人物は、フェン・レン(ゼルガディス)、ク・ルオン(ヴァルガーヴ)、ミステリア(ゼロス)となってます。
かなり変な設定になってるんで、読みにくいかも・・・・・・・・・・・・。


では気が向いたら読んでみてください。

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13990沙 ―淀み―キツネノテブクロ 2003/4/14 20:45:08
記事番号13989へのコメント

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―淀み―









赤毛の男は必死で広大な敷地を駆け抜けていく。
音を消した銃弾が確実に自分を狙って打ちこまれている。
「行きはよいよい、帰りは怖いってかあ?」
とっさに木陰に身を隠すと、先ほどまでいた場所に数本のナイフが突き立っている。
「ヤベ、逃げ切れるかな」
男の背には冷たい汗が伝っていた。










『で、いつまでこうして睨み合いを続ける?』
フェン・レンは静かに問う。
『見逃してくれるのか?』
冷たい汗を感じながらも、男は逆に問いで返す。
『フッ、見逃してやってもいい。
ここから逃げ切れるのならな』
『フェン・レン!?』
驚いたようにフェン・レンを見る女を手で制止しながら、言葉を続ける。
「お前、ここの連中が本気で侵入者に気づいてないと思ってるのか?
ここの連中の中には気付いていても、手を出さない奴等もいるのさ」
そこまで言ってフェン・レンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
『ここから逃げ切って見せろ!
俺を退屈させるなよ』

現状の原因となったやり取りを回想しても、状況が変わるわけではない。
「ありゃ、命令することに慣れてるよなあ・・・・」
とびっきりの美人が二人。
そのうち一人は男で、男相手に美人と言っていいものかどうか・・・・

――しかし、退屈させるなって;;;










「・・・フェン・レン・・・・何故見逃したの?」
赤毛の男が出て行った窓に視線を向けたまま女が問う。
「気になるか?」
「貴方なら簡単に殺せたはず」
「淀みは押し流さないとな・・・・古き血は新しき血に変わるべきだ・・・・」
「え?」
「雪音(ホワイト・ノイズ)・・・・いや、ミリーナ。
あいつはお前の所にまた現れるだろう、その時はお前の好きにしろ」
「・・・・」
フェン・レンはそれだけ言うと、雪音だけを残して闇に解けるように消えた。
「・・・貴方は何を望んでるの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゼルガディス・・・・・」










無駄に広い広大な敷地には、用途不明な場所がかなりある。
その一つが今フェン・レンの前にある。
「あのよぉ・・・・聞いてもいいか?」
フェン・レンの隣に立つク・ルオンが呆れたように問い掛ける。
「何だ?」
「ここって駅だよな?」
「それがどうかしたか?」
「・・・・駅名がねえ・・・」
「この駅≠使うのはここの住人だけだ。
本来は存在しない駅だからな、駅名なんてものはない」
「・・・いいのかそれで?(汗)」
「気にするだけ無駄だ」
あっさりといわれ、ク・ルオンは取り合えず黙る。
目の前の駅は、どことなくレトロな雰囲気を感じさせる造りで、これを建てさせた者の趣味だろうか。
「ぼうっとしてるな、行くぞ」
「え?あ、待てよ」
さっさっと先に歩いていってしまうフェン・レンの後を、慌てて追いかける。
ホームには既に別の客がきていた。
にこやかな笑みを顔に張り付かせた黒髪の男。
「おや?フェン・レンさん。
その方も一緒ですか?」
「ミステリア、暫くは行動をともにするんだ、諍い事を起こすなよ」
「解ってますよ。
彼は貴方のお気に入りだと、もっぱらの噂ですから」
優雅に一礼しつつ、ミステリアはちらりとク・ルオンを見る。
無造作に伸ばされた青い銀髪に、猛禽類を思わせる金混じりの琥珀の目。
顔の造りは端正といっていいが、きつい目つきが人を近づけさせない雰囲気を醸し出している。
「何だその噂は?」
フェン・レンは胡散臭そうな視線をミステリアに向ける。
「おやおや、自覚がないんですか?
フェン・レンさんは常に一人でいるのに、こちらのえーっと、ク・ルオンさんでしたっけ?
この方だけはそばに居させていると」
「それで俺のお気に入りか?
馬鹿馬鹿しい・・・」
ミステリアの言葉に、フェン・レンは呆れたように言う。
「そうは言いますけどね・・・・」
「おい、電車がきたぞ」
ミステリアの言葉を遮るように、ク・ルオンが声をかける。
音もなくホームに滑り込んでくる客車が停まり、その外観にク・ルオンはかすかに眉を寄せる。

――誰の趣味だ?

その客車は真っ赤に塗られていた。
それも鮮やかな明るい赤でなく、血をイメージさせるような暗い赤で・・・・
悪趣味な色だと思いながら乗り込む。

「あのよ・・・・今まで誰も突っ込まなかったのか?」

内装を目にしたク・ルオンの掠れるような呟きに、同乗者はすっと視線をそらす。
「マジで誰の趣味だ?(汗&呆)」

――ここはどこかの宮殿か??

ロココ調の豪奢な内装ははっきり言って悪趣味だろう。
それ以前に何故電車の内装を、ここまでする必要があるのだろうか・・・・・
「・・・取り合えず座れ、それと周りは見なかった事にしろ」
どことなく疲れたような声で、フェン・レンはク・ルオンに椅子を勧める。
ミステリアも慣れなのか諦めなのか、さっさと座っている、どことなく引きつった笑みで・・・・
「さて、打ち合わせをはじめるか」




<続>

*********************************************

――あとがき――

みぢけえ・・・・・はっ!(−−;
皆さんこんにちは、もしくはこんばんは。
キツネノテブクロです。

ゼロス:皆さんこんにちは。

何故ゼロス?

ゼロス:気にしてはいけません。
ところで・・・

何?(汗)

ゼロス:この『沙』ですけど、以前の投稿は何時でしたっけ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・去年の十二月二十四日くりすますいぶ≠ナす(滝汗)

ゼロス:随分間があいてますねえ、ほぼ四ヶ月ですか?(すばらしい笑み)

その笑みが怖いぞゼロス(滝汗)

ゼロス:いえいえ、そんなに怯えないでください。
別に怒ってませんから。

・・・・・(嘘くせーなおい;;)

ゼロス:別に忘れてたわけじゃないんでしょ?

忘れてたわけじゃなくて、名前とか考えてたら何時の間にか、こんなに空いてしまったというだけだ。

ゼロス:そういうことにしておきましょうか。

じゃ、この辺で。

ゼロス:次もよろしく・・・・・・・・・・って、次って何時ですか?

さあ?

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14015沙 ―過去―キツネノテブクロ 2003/4/18 19:50:30
記事番号13989へのコメント

*********************************************

―過去―









初めて会った時、人形かと思った・・・・とても綺麗な人形・・・・・






暗い研究室の片隅、明かりが灯った場所に、レゾは一人研究データを確認していた。
彼は自身が進めていた研究が、形になろうとしていることに、この上ない高揚感を得ていた。
「やはり・・・あれは一から造った方がよさそうですね・・・」
そこに浮かんだ笑みは、見る者が居たなら背筋を寒くさせるであろう、狂気の笑み。
ふっと視線を動かす。
レゾの視線を動かした先には、Artificial life object ―Minerva―≠ニ書かれた何かの実験装置のような、クリスタルのケース。
「もうすぐですからね、もうすぐ・・・」
その暗い呟きを聞くものはいない・・・・






白に見える白銀の髪に、銀の目の少年が裏通りを歩いていく。
その整った容姿に、男娼だと思って声をかける者もいるが、綺麗に無視をしていく。
ふと、立ち止まる、視線の先に緋色の髪の男と、暗めの銀髪の男が二人、その少年を見ている。
「またか・・・ったく、おれはお稚児さんじゃねーぞ(怒)」
不機嫌そうな表情を浮かべ、その二人の横を通り過ぎようとした時、声をかけられる。
「霧の硝子(グラス)・・・だな?」
声をかけてきたのは、緋色の髪の男。
「へえ・・・俺のその呼び名を知ってるって事は、まっとうな家業じゃないね、おっさんたち」
そう言って少年――グラスは不敵な笑みを浮かべた。






グラスは、男二人に連れられて来た場所は、郊外の一軒家、しかもそれなりに大きい。
「さてと、改めて名乗らせてもらうぜ。
俺は魔竜王(カオスドラゴン)って名で呼ばれてる、因みにあいつは覇王(ダイナスト)と呼ばれてる。
それから、オッサン言うな(怒)俺はまだ若いんだ!」
「カオスドラゴン・・・違うだろ(呆)」
つい突っ込んでしまうダイナスト。
「で、俺になんのようだよ?」
「うむ、実は・・・」






グラスはこの依頼を受けたことを後悔し始めていた。
今忍び込んでいるのは、ルビーアイの総帥の研究所、見つかればただでは済まない。
ひたすら入り組んだ通路を抜け、とある一室に忍び込む。
研究データを集め解析するコンピューター室のようだ。
「大体、幹部が自分の親玉の研究データを欲しがるんだよ?
しかも自分の手駒を使わねーで、部外者なら安心って訳でもあるまいし・・・」
跡を残さぬようにしながら、端末から色々データを探るが、あの二人が言うようなデータは無い。

「・・・変だ・・・あいつらが騙したのか?・・・違う最初からここには探すデータは入ってない」

そこからのグラスの動きは早かった。
自分が触れた場所は手袋をしていたとはいえ、一応ふき取っておく。
そして端末の使用記録を消去し、自身の靴から僅かに落ちた土を手持ちのテープで綺麗に掃除する。
そこには最初から誰も居なかったようにすると、その部屋を抜け出し、一旦外へと出る。
そのまま研究所から離れ、身を隠すと先程までいた研究所内の見取り図を頭の中で描いていく。
外から見た大きさと、中の広さが会わない場所に、何かの隠し部屋がある可能性も考えて・・・

「・・・何処かに地下が有るかもな・・・」

そう結論付ける。
細かい間取りは違うかもしれないが、ざっと見た感じではそれ程大きな研究所ではない。
だとしたら何処にあるか・・・・
「まずは入り口から探すか・・・」






レゾの研究成果が形となって表れていた。
Artificial life object ―Minerva―≠ニ書かれた、クリスタルの筒状のケースの中には青白く光る液体が満たされ、その中を人影が浮いている。
大きさから行くと、子供のように見える。
「もうすぐそこから出してあげますよ・・・・・・・新しき種の始まり・・・・・」
歓喜に震える声には狂気の色が混じり、その目はただクリスタルケースの中に浮かぶ者を凝視し続ける。






――目に映るのは青い世界、ゆらゆら揺らめく・・・






クリスタル越しに見えるのは何時も青い光に照らされた、無機的な世界・・・クリスタルケースの中の子供はただ、ゆらゆらと漂いながら感情も無く見ていた。
「名前・・・どうしましょうかね?
そうですね、永遠の処女神の母たる者の名を貴方にあげましょう・・・・メティス≠サれが貴方の名前ですよ」
青白い光に照らし出されたレゾが告げる。
『メティス?』
子供が唇だけ動かし、言葉を紡ぐ。
「そうですよ、そろそろ外に出してあげましょう・・・」
そう言うと端末を操作し、クリスタルの筒を満たしていた青い液体を抜いていく。
すっかり水気がなくなったところで、前面が開きメティスはゆっくりと外へ出てくる。
「これを着なさい、そのままでは寒いでしょう。
先に体を拭いてからですよ」
バスタオルと白いシンプルなデザインのワンピース渡しつつ、レゾが言う。

――色々とデータを取らないといけませんね・・・

彼は科学者だった・・・
決して褒められる類の研究をしてはいなかったが、それでも科学者だった・・・そしてメティス≠フ親だった。






グラスが依頼を受けてから、数日の時が流れていたが未だに成果が上がっていなかった。
何処を探しても研究所の隠し部屋は無いし、地下室があると睨んで入り口を探したが見つからない。
いい加減イラついて依頼主に、この仕事をおりると言ってはみても、何か思うことでもあるのか首を縦に振らない。
「だあああああああああああああああ!!!(苛)(苛)(苛)(苛)(苛)(苛)(苛)
もう嫌じゃああああ!!!!」

一方グラスは叫んでいた・・・・進展が全く無い事に苛立って・・・・






メティスの世界は暗い地下室が全てだった。
広くはあったが、見るものも無い世界では何一つ感情を動かす事は無く、表情の無い人形の様に、ただそこにいた。
メティスの知る人間はレゾが全てだった、地下室に来るのはレゾだけで、他には誰も来なかった。
だから、メティスは知らなかった、人間というものを・・・・世界と言うものを・・・






グラスは最後の手段として、レゾの私室に忍び込んでいた。
もしあるとしたら、この部屋のどこかにある可能性が高いため。
そして・・・
「あった・・・」
どんでん返しになった壁の向こうに、通路と階段が見える。
「行って見るか・・・不安だが」
通路を抜けた先には・・・






青い計器類の光にてらされ、その少女はいた。
白そのものに見える銀髪に、孔雀色の瞳・・・整った顔立ちは美しく、最高の技術を注ぎ込んで作った人形の様でもあった。






――そう、それは最高に美しい人形の様に見えた・・・





<続>

*********************************************

――あとがき――

いきなり過去話です。
続きはどうなるか、まだ謎。

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14021とある舞台裏。キツネノテブクロ 2003/4/19 16:30:23
記事番号14015へのコメント

――某日某所――


皆さんお疲れ様。

一同:お疲れ〜

台本覚えてきました?

ゼル:ああ、一応はな。

ヴァル:しかし面倒臭い話だな。

レゾ:そうですね、普通に名前を呼ばせてくれた方が楽ですよ。

まあまあ・・・・アイデアはL様からですし・・・・入れないと怖いし(怯)

一同:・・・・・

ゼル:しかし何だ、俺の設定は・・・(台本についてる設定書に目を通してる)
呼び名は二つあるは、種族が?になってるは・・・・

ヴァル:設定だとリナ=インバースたちも出るようだが?(下の設定書には載せてません)

何時のなるかは未定だけど、出しますよ。
もちろんフィリアもv
ガウリナ、ゼルアメ、ヴァルフィリを目指してるからね。
あとできればルクミリも

ヴァル:親父たちは出るのか?ルースとか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あとヴィシュヌとか

ルースは出したいよね(=▽=)
あの子が出るとほっとするから・・・・

ラダ:マイア姉さんやカノンは?

マイアはともかく、カノンは出すときは口調をどうにかしないと、一気にギャグだよ(−ー;
そういう意味ではヴィシュヌも一緒か・・・・・・

ヴァル:竜王たちは?

・・・・考えてなかった、出す気無かったし・・・・

ゼロス:あのー、設定だけ決まってる方たちは登場するんですか?
僕の上司様とか・・・・

さあ、話の流れとその時の気分で決まる。

ゼロス:・・・

レゾ:どうでも良いことかもしれませんが、気になることがあるんですよね。

何です?

レゾ:ラダ君のツルハシ≠ヘ登場するんですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・ホントどうでも良いことだね;;

ラダ:そういやあのツルハシ、レゾのジイサマのとこで貰ったんだよな。

レゾ:強奪したの間違いでしょう(ぽそ)

ラダ:ん?なんか言ったかジイサマ。

レゾ:いえ何も(TT)

立場弱いなあ、レゾ(^^;
ラダ氏は孫ぐらいの年なのに(笑)




取り合えず、今出せるだけの設定です。

■風刃
[呼び方]
フェン・レン
[本名]
ゼルガディス=グレイワーズ
[種族]


■古竜
[呼び方]
ク・ルオン
[本名]
ヴァル=アガレス(ヴァルガーヴ)
[種族]
古代竜

■霧の硝子
[呼び方]
グラス
[本名]
ラダマンティス=グレイワーズ
[種族]
人間(ただしイヴィルの可能性あり)

■孔雀
[呼び方]
クオン・チュエオ
[本名]
メティス
[種族]


■赤眼の王
[呼び方]
ルビーアイ
[本名]
レゾ
[種族]
人間とイヴィルの混血児

■謎の人
[呼び方]
ミステリア
[本名]
ゼロス
[種族]
イヴィル

■雪音
[呼び方]
ホワイト・ノイズ
[本名]
ミリーナ
[種族]
人間

■冥王
[呼び方]
ヘルマスター
[本名]
フィブリゾ
[種族]
イヴィル

■魔竜王
[呼び方]
カオスドラゴン
[本名]
ガーヴ
[種族]
イヴィルと魔王竜の混血

■覇王
[呼び方]
ダイナスト
[本名]
グラウ=シェラー
[種族]
イヴィル(変更の可能性あり)

■獣王
[呼び方]
グレータービースト
[本名]
ゼラス=メタリオム
[種族]
獣人(変更の可能性あり)

■海王
[呼び方]
ディープシー
[本名]
ダルフィン
[種族]
イヴィル(?)

■傀儡士
[呼び方]
ドールマスター
[本名]
エリシエル=ブルグムン
[種族]
人間


次に、作中に出るであろうと思われる、種族とかです。

■人間
説明するまでも無いので省略

■竜族
翼を持った一族の総称、中にはドラゴンの姿に変じるものも居る。
高い魔力と長い寿命を持つ。
古代竜、黄金竜、魔王竜などが上げられる。

■イヴィル
黒い血と無駄に長い寿命を持つ一族。
高い魔力を持ち、イヴィルアイ(魔の目)と呼ばれる特殊能力を持つ者も多い。

■妖精族
エルフと呼ばれ、整った容姿と、とがった耳の長命種。
人間をはじめ、あらゆる種族との交流を絶っているため、現在も存在しているかは謎。

■獣人
通常は普通の人間と同じ、自分の意思などで獣の姿に変じる一族。
人間に比べると寿命は長いが、それでも2・3倍程度。

■etc
そのうちに増えるかも。

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14035Re:沙 ―過去―無限 劉人 2003/4/20 20:55:15
記事番号14015へのコメント

こんばんわー。
おひさしぶりっすー;

『沙』は難しいっすね;;勉強してきます;
 でも素敵。世界が美麗ですねぇvvv

引用しなくてごめんなさい;むつかしくてどう突っ込みいれていいのか
解りませんm(−ー)m

それでは・・・

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14041Re:沙 ―過去―キツネノテブクロ 2003/4/21 15:31:25
記事番号14035へのコメント


>こんばんわー。
>おひさしぶりっすー;

お久しぶりです、キツネノテブクロです。

>『沙』は難しいっすね;;勉強してきます;

書いてる本人もこんがらがってます(まて)

> でも素敵。世界が美麗ですねぇvvv

ありがとうございます(^^)。

>引用しなくてごめんなさい;むつかしくてどう突っ込みいれていいのか
>解りませんm(−ー)m
>
>それでは・・・

レスありがとうございました。

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14188沙 ―乙女―キツネノテブクロ 2003/5/9 14:00:38
記事番号13989へのコメント

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―乙女―









「まず、最初の目的地はサイラーグ・シティだ」
フェン・レンは豪奢な椅子に、優雅に足を組みつつ、二人に言う。
「サイラーグにはフェン・レンさんのラボ(研究所)がありましたね」
ミステリアもゆったりと腰掛、出されたお紅茶を静かに味わっている。
「へ?
お前、科学者なのか?」
ク・ルオンは出されたお茶菓子をぱくつきながら、不思議そうな表情でフェン・レンを見る。
「魔道と科学を同時に研究している。
どちらも使い方次第だからな、役に立つかどうかは」
「で、ボク達もラボに入れてもらえるんですか?」
「いや、遠慮してもらいたい。
下手にいじられて、今までの研究を台無しにされたくは無いからな」
「じゃ、ボク達はホテルで大人しくしてますね。
サイラーグの次の予定地があれば、調べておきますよ」
「・・・セイルーン・シティだ」
「解りました、調べておきます。
あ、ク・ルオンさんはどうしますか?」
「俺は・・・」
「ク・ルオン、お前は俺と一緒に来い」
「え?」
フェン・レンの言葉に、ク・ルオンもミステリアも驚いた表情をする。
「変わったモノを見せてやるよ」
フェン・レンはそう言うと、悪戯っぽい笑みを浮かべた。











「ここで普通の列車に乗り換えだ」
「あのまま、あの派手な奴で行くかと思った」
割と大き目の街、その街の一番大きな駅の地下に、赤い列車が滑り込む。
三人は、そこで降りると、エレーベーターに乗り込み、地上へと上がる。
関係者以外立ち入ることの出来ない区画に、そのエレーベーターがあるため、三人は人目に触れる事無く、一般のホームへとでる。
「こういった駅が、近くの町に幾つかある。
始めのうちは面倒に感じるかも知れんが、慣れれば逆にこっちの方が面倒が無くて良い」
「そうですね、列車で移動する方が、時間に正確ですし。
何より、車を使うより楽ですしね(笑)」
フェン・レンとミステリアは、物問いたげなク・ルオンに話し掛ける。
「まあ・・・そのうち慣れるだろうけどよ・・・。
サイラーグってのは、ここからどれくらいあるんだ?」
「そうですね・・・・一日はかかるでしょう。
これから乗るのは、寝台車ですから」
「一応、それぞれに個室を取ってある。
周りの目を気にしなくて、良いだろう」
先ほどから、周りの視線に、不快そうに顔を顰めていたク・ルオンに、フェン・レンは微笑を浮かべながら言う。

――ク・ルオンさん、自覚無いんですね・・・

ミステリアは内心苦笑していた。
自分たち三人が、人目を十分ひく容姿をしていることを、ミステリアだけが自覚してた。
優しげで端整な顔立ちのミステリア、黒に近いダークグレーのカジュアルスーツを品よく着こなしている。
冷たくも恐ろしく美しい容姿のフェン・レンは、白のニットに黒のレザーパンツ、薄手の黒のコートを羽織っている。
ク・ルオンは、猫科の肉食獣を思わせるような、しなやかな体躯に、きつい目つきの美形、着ているスーツはミステリアと同じ物で、着崩しているのだがそれがむしろ彼には似合っている。
この三人、半端なモデルよりもはるかに目立つ、それゆえか、先ほどから特に女性の視線が凄いのだ。

―― 一人でも目立つのに、三人もいますからねえ・・・

視線の意味に気付いていない二人に、微かに呆れながらも、ミステリアは表面上は穏やかな笑みを浮かべていた。











「闘姫、そんなにはしゃいでると、こけるわよ」
フェン・レン達より少しはなれた場所、少女の呆れた声が響く。
栗色の髪に大きな眼の少女だ。
「そんなあ、こけませんよ」
闘姫と呼ばれた黒髪の少女が、元気よさそうに走り回っている。

どんっ!

「きゃっ!」
闘姫が栗色の髪の少女に、返事をするために前を見ていなかったため、人にぶつかってしまった。
「おい、大丈夫か?」
尻餅をついてしまった闘姫に、すっと手が伸ばされる。
その白く綺麗な手に、闘姫は相手の顔を間近に見た。

――綺麗な人・・・・

白銀の髪に、孔雀色の瞳、芸術品ともいえる美しい顔立ち。
闘姫は我知らず見惚れていた。
「フェン・レンさん、列車がきますよ」
側に立つ黒髪の男が声をかける。
「ああ、先に乗っていろ。
あんた、立てるか?」
「あ、はいっ」
闘姫は顔を赤くしながら、差し出された手を取って立ち上がる。
「えと、ぶつかってすみません。
あと、手を貸してくれてありがとうございます」
闘姫はぺこんと頭を下げると、慌てたようにパタパタと走り去る。
その先には栗色の髪の少女が、呆れた表情で待っている。
「もう何やってんのよ、ほら行くわよ」
「あー、待ってくださいぃ」
少女たちの賑やかな声を上げながら、列車へ乗り込んでいく。
「行こうぜ、フェン・レン。
ミステリアは先に乗ってる」
ク・ルオンがフェン・レン肩をぽんと叩いて、乗り込んでいった。











フェン・レンは、指定された個室に入ると、持ってきていた資料に目を通し始める。
今は、内容は不明だが盗まれたデータを持って逃げた、スモールの足取りをたどっている。
その途中にサイラーグがあり、セイルーンがある。
「サイラーグのラボに行くのは、かなり久しぶりだな・・・」
以前行ったのは、何時だったか覚えてはいないが、かなり手間の掛かる事依頼され、自持ちの施設で一番色々と揃っている、サイラーグのラボを使ったのだ。
「そろそろ、起こしても良い頃だろう」
うっすらと笑みを浮かべ、窓の外に目をやる。
車窓からの風景は、既に朱に染まりかけていた。











<続>

*********************************************

――あとがき――

前回よりさらに短い・・・・

ゼル:相変わらずわけの解らん世界だな。

う、やっぱりそう思うか・・・・(汗)

ゼル:今回はリナとアメリアが出てるが、ガウリイの旦那は?

ちゃんと出すよ、いずれ・・・・

ゼル:こっちは忘れた頃に続きを書いてるな。

まあ、こっちはマジで気長に書いていくから。

ゼル:まあ、見捨てられないようにな。

あう、相変わらずきついことを・・・
じゃあ、このへんで。

ゼル:次もよろしくな。
何時になるか解らんが。