◆−一息ついて、茶飲み話−キツネノテブクロ (2003/5/7 14:01:50) No.14179 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第16章−キツネノテブクロ (2003/5/7 14:05:54) No.14180 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第17章−キツネノテブクロ (2003/5/8 11:24:36) No.14184 ┃┣アイズさん。頑張ってください。−猫楽者 (2003/5/9 00:06:26) No.14187 ┃┃┗Re:アイズさん。頑張ってください。−キツネノテブクロ (2003/5/9 14:22:03) No.14189 ┃┗疑いたくもなるかも……−エモーション (2003/5/9 23:33:16) No.14194 ┃ ┗Re:疑いたくもなるかも……−キツネノテブクロ (2003/5/10 09:43:25) No.14197 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章−キツネノテブクロ (2003/5/10 09:27:02) No.14196 ┃┣Re:The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章−エモーション (2003/5/10 23:24:04) No.14200 ┃┃┗Re:The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章−キツネノテブクロ (2003/5/13 08:57:36) No.14212 ┃┗優しく強いステキな家族ですね。−猫楽者 (2003/5/11 00:33:21) No.14201 ┃ ┗Re:優しく強いステキな家族ですね。−キツネノテブクロ (2003/5/13 09:38:16) No.14213 ┣一息ついて、茶飲み話−キツネノテブクロ (2003/5/13 09:42:42) No.14214 ┃┣おまけ−キツネノテブクロ (2003/5/13 09:48:34) No.14215 ┃┗司会の方の服装は、金ラメタキシードでしょうか(笑)−猫楽者 (2003/5/14 08:41:54) No.14219 ┃ ┗魔王手縫いの金ラメタキシードを、レンタルして貰おうとしたら却下されたそうです(笑)−キツネノテブクロ (2003/5/14 16:09:08) No.14220 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第19章−キツネノテブクロ (2003/5/14 16:18:25) No.14221 ┃┗あとは白馬に乗れば完璧(笑)−エモーション (2003/5/14 22:25:18) No.14229 ┃ ┗Re:あとは白馬に乗れば完璧(笑)−キツネノテブクロ (2003/5/16 20:56:51) No.14238 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第20章−キツネノテブクロ (2003/5/16 21:04:44) No.14239 ┃┗おまけ−キツネノテブクロ (2003/5/17 11:07:27) No.14241 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第21章−キツネノテブクロ (2003/5/17 15:01:32) No.14242 ┃┗本日のER7(地上波)のサブタイトルと同じ気分でしょうね。−エモーション (2003/5/17 22:24:16) No.14247 ┃ ┗レスが遅くなりました。−キツネノテブクロ (2003/5/21 08:44:31) No.14280 ┣The song of a dragon. The requiem to darkness. 第22章−キツネノテブクロ (2003/5/21 08:28:23) No.14279 ┃┗新しい国の登場ですね。−エモーション (2003/5/21 23:19:39) No.14287 ┃ ┗Re:新しい国の登場ですね。−キツネノテブクロ (2003/5/23 20:58:38) NEW No.14296 ┗The song of a dragon. The requiem to darkness. 第23章−キツネノテブクロ (2003/5/23 20:29:01) NEW No.14295 ┣神秘的な国ですね。−猫楽者 (2003/5/23 23:42:06) NEW No.14298 ┗女王制の国でしょうか−エモーション (2003/5/25 22:13:08) NEW No.14309
14179 | 一息ついて、茶飲み話 | キツネノテブクロ | 2003/5/7 14:01:50 |
【竜の謳・闇への鎮魂歌の座談会?】 皆さんこんにちは、もしくはこんばんは。 キツネノテブクロです。 玻璃:聖魔太子白帝玻璃。 ・・・・えーと(汗)、ラダ氏の元の名・・・てか、これが本来の名です(滝汗) 玻璃:狐、何をあせっておる? いや、何でも無いっす!(汗) 玻璃:?まあ、よい。 座談会だと聞いたが? あ・・・・えーっと・・・・・(ラダ氏が来るはずだったのに、何で玻璃が来てるんだ??;;) 玻璃:どうした? いえ何でも・・・・ 玻璃:怯えずとも、今はうぬを殺すことは無い。 だが、言葉に気をつけることぞ、天寿を全うしたいならばな。 はい(TT) さて、ここまでの感想なんかあります? 玻璃:ふむ・・・・あの赤き者、あれは・・・ あ、正体解ってても言わないで下さい。 玻璃:承知した。 ところで・・・・白霧だが・・・ 何か気になることでも? 玻璃:俺を探しているのか? そうですよ。 玻璃:・・・・・何ゆえ俺を探す? 俺は、どれほどの時を生きている? どれほどの時を封印と言う眠りに費やした? その答えは、直接白霧たちに聞いてください。 玻璃:・・・・ 玻璃の目から見て、赤の世界ってどんな感じ? 玻璃:物騒。 一言かよ(汗) 玻璃:それ以外何があろうか。 ・・・・・・・・ふむ、時間のようぞ。 へ? 玻璃:俺はこれで失礼しよう。 ではな。 あー・・・はい、お疲れ様です。 ラダ:よっ! おおお! ラダ氏、やっと出てきたか。 ラダ:玻璃が来てたろ。 うん。 玻璃って、見た目は少年なのに;;; あの喋りはどうよ(汗) ラダ:寿命が縮む思いがしたか(笑) あいつは俺でもあるんだぜ( ̄ー ̄) そりゃ、解ってるさ。 ここに来てた玻璃のことも。 ラダ:なら、別に良いだろ。 怒らせなければ、特に問題はねえ筈だし・・・・・多分! おい(怒) ラダ:俺の設定とかは、まだ一部分しか出してないだろ。 この、「竜の謳・闇への鎮魂歌」でまた幾つか出すつもりなんだろ? ここに来てた玻璃も含めて。 予定としてはね。 ラダ:しかしなんだな、使うかどうか解らん設定ばかり増えるな。 何気にゼフィーリアの、騎士団の設定とか作ってるし・・・・ 作った後で、本編よりも、『――硝子――』のシリーズの方で、使いそうだと思ったし(^^; ラダ:設定魔か、おのれは;; 自覚はある。 ラダ:・・・・ もしかしたら、おまけとして何処かに騎士団の設定とか乗せるかも(笑) ラダ:ここにあほがいる・・・・・ 失敬な(憤) ラダ:で、この先どうなる? と言う質問は、せずにいてやる。 どうも。 ラダ:これから登場予定の奴は? ・・・・魔族が数名・・・・あと思いついたら。 ラダ:ほう・・・・ 愉快な奴とかいるから、気長に生暖かい目で、そいつのことは待ってもらうとして。 ネタバレしないうちにこの辺で。 ラダ:次は本編でな。 それと、ツリーが下のほうにいるんで、新規ツリーにするそうだ。 ちなみに、タイトル長すぎるんで、英語の「The song of a dragon. The requiem to darkness.」の部分だけにしてますが、フルタイトルは【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】です。 |
14180 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第16章 | キツネノテブクロ | 2003/5/7 14:05:54 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 闇深き夜。 外の空気を吸いに、ラダマンティスは王城裏手を散歩していた。 「何をしに来た、赤き姿の悪魔。 不吉なる砂漠の神」 「ほう、僕をご存知か。 聖魔太子白帝玻璃どの」 手近な木によりかかりながら、ステフは微笑む。 どがっ! 鈍い音と共に、ステフが寄りかかっていた木とその周りの木が、爆ぜるように折れる。 「避けたか」 片手はポケットに突っ込んだまま、無表情に言う。 「ダムドストローク、高速で打ち出される拳圧による攻撃。 そこらの建物を軽く壊せる威力がある。 周りへの被害を考えて、威力を抑えてあるみたいだね」 何時の間に移動したのか、反対側から声がする。 「下らんうんちくは良い、何故あるべき世界におらず、この世界に貴様がいるのだ」 「今は語るべき時ではない、いずれ語るとしよう。 君の手が自由な時に」 そう言って両手を広げる。 「我が手はいつでも自由だ、貴様が下らぬ手間をかけねばな」 「ならば、僕が何を求めるか、知っているなら、僕がこの世界で何をするか。 解るのでは?」 「真実を求めるか、だが貴様が望むは、揺らぐこと無き絶対なもの。 真実とは、けして一つではない。 受け取る側によって、幾重にも変わる」 「然り」 「だが貴様が望む真実は、絶対にして普遍なる真理! 全てのもに等しく訪れる死さえ、貴様には無い。 不死なる者ゆえ終わりすらない。」 「そう、僕にとって、死すら真実ではなく、望むべき絶対ではない」 「死すらない貴様には、如何なる真実も価値は無い。 それでも望むか?」 「僕の世界には僕の望むものは無い。 だが、この世界には僕の知らないモノもある」 「貴様が何をなそうと、この世界に混乱をもたらそうと、それは俺の知ったことではない。 だが、この俺の敵となることは止めておけ」 「解ってるよ。 君を相手にすれば、いくら僕でも無事ではいられない。 この世界の神や魔では君の相手にすら、ならないだろう。 完全な状態の神や魔でも、疲弊しきった今の状態で、君を相手にするのは辛かろう。 とは言え、君も力を全て使えるわけではないね」 「白の竜神そして白霧がかけた、強力な封印があるのでな」 「その封印がとかれるようなことが無いことを、僕は願うよ」 「今でも貴様を殺すぐらいは出来よう。 ここで相手をしてやろうか?」 「遠慮しておこう、白帝よ。 先にも言った様に、君と争う気は無い」 「よき心がけぞ・・・・それと今ひとつ、貴様に忠告しておこう。 俺に係わるものに、手を出すな! 手を出さば、ただで済まぬと思え!」 ルビー色の瞳に、銀の光が宿る。 「もっとも深く、強き力を封じられ、自らの血にすら制約をかけし者。 ひとつだけ、君に敬意を表して教えてあげる。 闇が全て、絶対の悪がこの世界に来ているよ」 翌朝。 「The history of blood continues. Tragedy which is not finished.(血の歴史は続く。終わらない悲劇と共に)」 「何かっこつけて言っている」 カノンのセリフにラダマンティスは呆れたようにツッコミを入れる。 「ええじゃろ、別に。 わしだってかっこええ事言ってみてーもん」 ぶうっと膨れながら言うが、可愛い女の子ならともかく、おっさん入りかけの男が言っても、可愛くは無かった。 「言うのは勝手だが、いきなり何の脈絡も無く言うな! しかも階段からこけた姿勢のままで」 「・・・・いわんでくれぇ〜(涙)」 カノンは階段の途中で思いっきり足を踏み外し、物の見事に上下がひっくり返っていた。 ただ、普通なら骨にひびが入るとか、どこか捻挫するとかいった有様なのに、すっと立ち上がって、ぱたぱたと埃をはたく。 「相変わらず頑丈な奴め;;」 「そりゃじいちゃんの攻撃に比べりゃ、てーしたことねーもん」 「シオンじいさんか・・・・(汗)」 ラダマンティスはカノンの祖父という事になっている、シオンの事を思い浮かべる。 年齢不詳、本名不明、通称シオンじいさん。 ラダマンティスもあの老人には勝てる気がしない、というより勝てる者がいるのかかなり怪しい。 実際の力なら、ラダマンティスのほうが上ではあるが、気分的に勝てないようだ。 「あの人ホントに人間か?(汗)」 「あははははは・・・・・(汗)」 フレイたちは暫くその港町に滞在することになった。 街道封鎖により、一部の許可されたものしか通れなくなってしまったのだ。 「何処へ行くんだ?」 夜中、部屋を出て行くヴァルに、同室のガーヴが声をかける。 「ただの散歩」 ふっと笑って答えると、静かに出て行った。 夜の街、静かな街には、ヴァルの立てる微かな足音だけ。 「何時までついてくるつもりだ? 異国の主、嵐と暴風の領主」 「僕を知ってるんだ」 洒落た街灯のした、街灯に寄りかかっているのは、赤い色も鮮やかな赤毛の男、ステフ。 「あいにく、俺は普通のドラゴンじゃねえんだ」 「そうだったね。 君の事は、なんて呼べば良い? 黒の竜神?闇を撒く者?それとも、混沌の夢?」 「カオティック・メシアか・・・・俺であって、俺でないものの名。 そう呼びたければ、呼ぶが良い」 「良いのかい? 君が嫌がるかと思ったけど」 「否定は出来ねえだろ。 それより、何しに来た? 俺と世間話をしに来たわけじゃねえだろ」 「君は僕が何を望むか、知ってるか?」 「歪む事無き真実、だったか?」 「君は見つからないと思う? それとも、見つかると思う?」 「さあな・・・俺は真実よりも、現実をどうするかの方が、重要なんでね。 ・・・白霧が言ってた、召喚されたものの一つは、貴様だな」 「いずれ、君らが相手をする者には、光でなければ相手にならない。 あれは、闇であり悪だから」 「貴様はその戦いを傍観するか」 「そうだよ、僕は別にこの世界がどうなろうと、どうでも良いから」 「ならば、大人しくしていろ。 死にたく無ければな」 「僕に死は無いよ・・・」 「・・・そうだったな・・・」 朝一番に窓を開ける。 「戦争の影響か?」 フレイは少し慌しくなった街を宿の窓から見下ろしていた。 フレイたちがその気になれば、この町を抜けるのは容易いのだが、無駄に騒ぎを起こしたくなかった。 「おっさん、ちょっと出てくるぜ」 「ん?何処に行くんだ、ヴァル」 「この状況を一番知ってそうで、一番首を突っ込みたがる人んとこ」 「・・・・・・・あー・・・・・よろしく言っといてくれ;;」 「ああ;;」 ヴァルは軽く頷いて出て行った。 「フレイ様♪ヴァルちゃん何処行ったの?」 「ヴィシュヌか、ヴァルならあのお方のとこだろう」 「・・・・・そうなんだ;;;」 ヴィシュヌはフレイの言うあのお方に思い当たり、額に汗が一筋浮かぶ。 「ここ最近、封印状態にあったはずのヴァルの力が、解放されかかってるから気になったんだろう」 「ヴァルちゃんが天竜王様んとこの馬鹿どもに、喧嘩売られたのもそのせい?」 「まあ、そんなところだろう」 「ヴァルちゃんってば大変ねえ・・・」 気分はすっかり近所のおばさんなヴィシュヌだった。 ・・・・・・何も無い空間・・・・・全てが満たされた空間・・・・・闇が闇でなく、光が光でない・・・・・どちらでもあり、どちらでもない空間・・・・ 「ナイトメア!何処だ!!・・・・ちっ、しゃあねえ光よ!=v ヴァルの言葉に光が生まれ、人の形を作っていく。 「何やってんだよ?」 「・・・・別に・・・・・私は意志であり力・・・・ありがと・・・・さっきまで無の中に居たから。 形をくれて」 「いつもの姿じゃねえな・・・・・・力を消耗してるのか? 何があった?」 Lの姿はいつもの最高の美貌を誇る姿ではなく、美しいことには変わりないのだが、何故か幼い子供の姿だった。 「・・・・私に近く、異質なものが・・・・私が創った世界に降りた・・・・・・それは歪みを生んで、私の力を変化させ始めた・・・・だから一部を切り離した・・・・暫くはただ・・・・見守ることしか出来ない・・・・」 「ナイトメアに近いもの?何だそれは」 「・・・・赤い・・・・・」 「ナイトメア!?」 ・・・・ぱあぁぁぁぁぁ・・・・ 不意にLの体が光の粒に変わり、周りにとける様に消える。 ――赤い者に気をつけなさい・・・・その力はあまりに異質で・・・・私でさえ防ぐだけで精一杯だった・・・・ 「・・・・赤い者・・・・気に留めとくさ」 ――奴か・・・・さて、どうしたもんかな・・・・ <続> 【あとがき】 謎の会話。 ヴァル:だな。 ひたすら意味不明な回です。 ヴァル:俺やラダの旦那なんかの会話は結構・・・・ ストップ。 ヴァル:別に止める事はねえだろ。 いや、ラダ氏たちの会話が意味不明ですといわれても。 ゴメンナサイとしか言えんから。 ヴァル:まあ、そうなんだが・・・ これ以上はネタバレしそうな気がするんで、このへんで。 ヴァル:次もよろしく。 |
14184 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第17章 | キツネノテブクロ | 2003/5/8 11:24:36 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 ヴァリシア帝国、広大な宮殿の一角に皇族と限られた者だけが入れる庭がある。 その庭にテーブルセットを持ち出し、アダマスはゼクスだけを傍におき寛いでいた。 「いい天気ですねえ、陛下v」 ゼクスは何処から持ち出したのか、銀盆の上に鮮やかな彩色のされたティーセットを持って、アダマスの隣に立っている。 「陛下、コバルト大将指揮下の艦隊、そろそろ最初の中継地につく頃でしょう」 優雅な手つきでお茶を注ぎつつ、ゼクスは唇を笑みの形にする。 形の良い口元以外を仮面で隠し、癖の無い金髪を風に揺らせる道化師・・・・・宮中の者たちは、時として見せる育ちのよさに貴族の生き残りだと思っている。 あながち外れてはいない・・・・ 「ああそれから陛下、僕はちょっと出てきますね」 「例のところか?」 「はい」 ――早く陛下を解放してあげます・・・・・陛下の心が擦り切れてしまう前に・・・・・・ アイゼリナルは途方にくれていた。 一応上官でもあるゼルガディスの命令に従って、本国経由でこの国に入ったのだが・・・・・・ 「あの夫婦って本当に人間なのかしら・・・・・(汗)」 セイルーンの王宮を出ようとしたところで、メティスにつかまり、本国に行くと告げると転送魔法で、一気にゼフィーリアの王城のラダマンティスの執務室に飛ばされ、着地に失敗したのをラダマンティスとクロイセルに盛大に笑われ、ゼルガディスの命令書を見せると、クロイセルが何かの資料を手渡して、ラダマンティスが空間を渡ってここに放り出していったのだ。 これだけやられれば、人間かどうか、疑いたくなるものなのかも知れない。 「・・・取りあえず・・・・落ち着ける場所に行こう・・・」 アイゼリナルは、ひたすらテクテクと街道を歩いていく。 きちっと整地された道には、石畳がひかれ、僅かに馬車のわだちの跡がついている。 「文化的に、こっちの国の方が上だったら、ショックよね」 たどり着いたのは、塀で囲まれた街。 町の入り口らしき所には、門があり、門番のような者が通行人を、チェックしているのが見える。 「・・・それって関所よね・・・それ以前に言葉が通じるかしら?」 アイゼリナルは、何かあればすぐに逃げ出すつもりで、門へと近づく。 「Who are you? Though strange clothes seem to be worn.(貴様、何者だ?見慣れない服を着ているようだが。)」 門番の男が、高圧的な口調でアイゼリナルに言葉をかける。 「え!? あ・・・エーと(汗)」 「It is a doubtful fellow.(怪しい奴だ)」 「あうぅぅぅ・・・(汗)」 ――どっかで聞いたことある言葉なのよね;; 「I cannot talk about English so much.(私は余り英語を喋れません)」 ――これで駄目だったらどうしよう;; 「It is possible to talk a little.(少しは喋れるのだな?)」 「い・・Yes.」 「O.K. Did you come here what to be done?(ここには何をしに来た?)」 「On the way of travel. It travels unrestrained one person.(旅の途中です。気ままな一人旅をしてます)」 「Do you know saying that it is the war under now?(今が戦時かだと言うのは知ってるか?)」 「I'm sorry. Could you say again? Because it was not possible to catch it.(すみません。もう一度言ってもらえますか?聞き取れなかったので)」 アイゼリナルがそう言葉を返すと、質問していた男の表情が険しくなる。 ――逃げた方が良いかしら? 「The town is a serious situation now. Do not cause the commotion. Have you understood?(街は今大変な状況だ。騒ぎを起こすな。解ったか?)」 「い・・・Yes.」 ――随分気が立ってるわね・・・ アイゼリナルは、門番の胡散臭そうな目に見送られながら、街の中へと入る。 「習っといて良かった・・・・使うことなんてないと思ってたし、あの言葉」 ゼフィーリアのかなり古い家の中には、この言語を習わせる。 昔、異国で使われていたと言う言語で、今はこの言語を使う国は結界内にはない。 アイゼリナルの実家、ミーズ家も貴族ではないが、昔から続く旧家で、この言語を伝えている。 「何が役に立つかわからないわね、世の中って」 ・・・・・・・・・・・・黒い感情がわきあがってくる・・・・・・・・・・・ 天竜王は自身の周りに幾重もの結界を張っていた、自らの内に眠る狂気が外へ流れるのを止めるために・・・・ だがそれは遅かった、いつから抱いていたのか、いつから広がっていたのか・・・・・それは神である竜王自身にも解らなかった・・・・ ・・・・・・・・・・・ひきずられる・・・・・・・・・・・・・・・・ 火竜王と顔を会わせた時は、まだ気づかなかった。 そう・・・・・・・気づかなかっただけ・・・・・・・・・ 「ヴラバザードの様に常に自覚しているわけでは、無いからな・・・・・・」 天竜王は一人呟く・・・・友にして兄弟ともいえる火竜王・・・・・ かの竜王は常に自身のなかの狂気に、苦しめられていた、そして、それを自身が背負う罪として贖罪の道を行く。 「解らぬ・・・・・誰が我の狂気を・・・・・」 ――――我の狂気・・・・ 「いい加減にしてください!!(怒)(怒)(怒)」 フィリアはモーニングスターを振り回してキレていた。 あまりにしつこいナンパに、美しい柳眉を逆立てて、今にもレーザーブレスを吐くのではという、有様だ。 「そんなに嫌がんなくても良いじゃねえか姉ちゃん♪ 綺麗な顔が台無しになるぜ」 ナンパ男その一がニヤニヤしながら言うが、余計にフィリアの神経を逆なでしていく。 「何やってんだアイツ(汗)」 通りがかったヴァルは、その様子を見かけてどうしたもんかと思っていた。 「街が壊れる前に止めるか」 「触んないでください!!」 後ろから腕をとられてフィリアは相手を怒鳴りつけるが・・・ 「あんまり怒鳴ると喉が潰れるぞ」 「ヴァル!?」 「頭に血を上らせ過ぎだ」 「・・・・」 「ほら帰るぞ」 そう言うとフィリアの腕をつかんで引きずっていく。 「おい兄ちゃん!何横から手え出してんだよ!!」 ナンパ男その一が声を荒げる。 「俺たちの方が先に声かけたんだぜ!邪魔してんじゃねーよ!」 続いてナンパ男その二が喚く。 ヴァルはやる気の無さそうな顔で、その騒々しいナンパ男を一瞥する。 「黙ってねえーでなんか言えよ!! 女みてーな面した兄ちゃんよ!!(怒)」 「あーうるせい」 「ヴァル?(汗)」 ヴァルはつかんでいた手を離す、その様子にフィリアは嫌な予感がする。 ―間― 「お嬢さん帰るぞ」 「はい(汗)」 二人はさっさとその場を立ち去る。 その足元に転がるのは、先程まで元気に喚いていたナンパ男その一その二、他数名(巻き添えになった方々)。 教訓:人のものに手を出しちゃいけません。 <続> 【あとがき】 みぢか(−ー; アイズ:あの英語・・・ 翻訳サイトを使った。 以上。 それと、思いっきり英語って言ってますが、気にしないでください(^^; アイズ:・・・;; そのうち、座談会でもしたいなあ・・・・ゼロスに司会させて(笑) アイズ:その座談会のメンバーは? それはね・・・(アイズに耳打ち) アイズ:・・・・(汗) ゼロスさん、蝋燭と玉ぐし用意して置きますね。 何故に神道?(汗) アイズ:気にしてはいけません。 うみゅ。 ではこのへんで。 アイズ:次もよろしくです。 |
14187 | アイズさん。頑張ってください。 | 猫楽者 E-mail | 2003/5/9 00:06:26 |
記事番号14184へのコメント こんばんは、キツネノテブクロさん。 お元気ですか、猫楽者です。 続き♪ですね。とても楽しく読ませて頂きました。 >「ああそれから陛下、僕はちょっと出てきますね」 >「例のところか?」 >「はい」 > >――早く陛下を解放してあげます・・・・・陛下の心が擦り切れてしまう前に・・・・・・ ゼクスさんの謎の行動。陛下の本当の御心を御存知のゼクスさんは、何をしようとしているのでしょうか。 過去の悲劇を知るぜクスさんは・・・・・・ 陛下の良き理解者、味方で居てくださると良いですね。 >アイゼリナルは途方にくれていた。 >一応上官でもあるゼルガディスの命令に従って、本国経由でこの国に入ったのだが・・・・・・ >「あの夫婦って本当に人間なのかしら・・・・・(汗)」 >セイルーンの王宮を出ようとしたところで、メティスにつかまり、本国に行くと告げると転送魔法で、一気にゼフィーリアの王城のラダマンティスの執務室に飛ばされ、着地に失敗したのをラダマンティスとクロイセルに盛大に笑われ、ゼルガディスの命令書を見せると、クロイセルが何かの資料を手渡して、ラダマンティスが空間を渡ってここに放り出していったのだ。 >これだけやられれば、人間かどうか、疑いたくなるものなのかも知れない。 >「・・・取りあえず・・・・落ち着ける場所に行こう・・・」 前にアイゼリナルさんは、とても御体が頑丈と教えていただきましたから怪我などは無かったのですね(笑) それでも、メティスさんの魔法で一気に本国へ飛ばされ・・・・・その後ラダマンティスさんと共に空間を渡って 帝国・・・・・敵地へとたったひとりで放り出される・・・・・精神的には・・・・ボロボロですね(汗) >アイゼリナルは、ひたすらテクテクと街道を歩いていく。 >きちっと整地された道には、石畳がひかれ、僅かに馬車のわだちの跡がついている。 >「文化的に、こっちの国の方が上だったら、ショックよね」 文化的に、上か下かというのは、簡単には判断できないのでしょうね。 文化や風習というのは、本当に様々ですよね。 その国に暮らす方々にとっては、ごく当たり前ことでも・・・・・他の国の人からみれば・・・・・・ ええええええええ!?とか、思うようなこともありますし。 文化、そして宗教の違いなどが原因で、いろいろな争い・・・・戦争も起きてしまいますものね。 >――逃げた方が良いかしら? > >「The town is a serious situation now. Do not cause the commotion. Have you understood?(街は今大変な状況だ。騒ぎを起こすな。解ったか?)」 >「い・・・Yes.」 > >――随分気が立ってるわね・・・ > >アイゼリナルは、門番の胡散臭そうな目に見送られながら、街の中へと入る。 アイゼリナルさん。ご無事で良かったです。 いきなりピンチでしたね。 ゼフィーリアと帝国とは、敵対関係にあったわけでもなく。 仮想敵国と、想定していたわけでもないのですね。 事前に調査らしい調査も出来ないまま・・・・・ひとり帝国内で活動なさる(汗) アイゼリナルさん。どうか酷い目に遭いませんように。 >「解らぬ・・・・・誰が我の狂気を・・・・・」 > > >――――我の狂気・・・・ 天竜王さま(汗)、大変なことになっていますね(滝汗) 神の狂気を、必死に抑えようとさなっているのですね。 どうなってしまうのでしょうか・・・・・・このまま神の狂気に身を委ねてしまう・・・・そんなことはない・・・ですよね(汗) >「いい加減にしてください!!(怒)(怒)(怒)」 >フィリアはモーニングスターを振り回してキレていた。 >あまりにしつこいナンパに、美しい柳眉を逆立てて、今にもレーザーブレスを吐くのではという、有様だ。 >「そんなに嫌がんなくても良いじゃねえか姉ちゃん♪ >綺麗な顔が台無しになるぜ」 >ナンパ男その一がニヤニヤしながら言うが、余計にフィリアの神経を逆なでしていく。 あああああああああ、ナンパ男〜。貴方はこの街を壊滅させるつもりですか〜。 フィリアさんが、プチッ!と切れてしまったら(滝汗) >「おい兄ちゃん!何横から手え出してんだよ!!」 >ナンパ男その一が声を荒げる。 >「俺たちの方が先に声かけたんだぜ!邪魔してんじゃねーよ!」 >続いてナンパ男その二が喚く。 >ヴァルはやる気の無さそうな顔で、その騒々しいナンパ男を一瞥する。 >「黙ってねえーでなんか言えよ!! >女みてーな面した兄ちゃんよ!!(怒)」 > >「あーうるせい」 > >「ヴァル?(汗)」 >ヴァルはつかんでいた手を離す、その様子にフィリアは嫌な予感がする。 人はみかけによらぬもの・・・・・優男さんとヴァルさんをナメテいたのでしょうが・・・・・・。 ナンパ男たち・・・・・迷わず成仏してくださいな(汗) >「お嬢さん帰るぞ」 >「はい(汗)」 >二人はさっさとその場を立ち去る。 >その足元に転がるのは、先程まで元気に喚いていたナンパ男その一その二、他数名(巻き添えになった方々)。 ま・・・・まあ・・・街に被害は無かったようですし・・・・・ナンパ男たちも・・・・原形を保っていたから・・・・・(汗) 良かったのでは・・・・・無いでしょうか(滝汗) >教訓:人のものに手を出しちゃいけません。 はい(汗)・・・・よ〜くおぼえて置きます(汗&汗) >アイズ:あの英語・・・ > >翻訳サイトを使った。 >以上。 >それと、思いっきり英語って言ってますが、気にしないでください(^^; 結界内と帝国では、言葉が違うのですね。 文字とかも違うのでしょうか。 確か、通貨は違ったと思いますから、長さや重さを現す単位なども違うのでしょうか。 >アイズ:・・・;; > >そのうち、座談会でもしたいなあ・・・・ゼロスに司会させて(笑) > >アイズ:その座談会のメンバーは? おおおおおおお、もしかしまして・・・・あの豪華メンバーさまの座談会でしょうか! あああああ、もし実現さなるのでしたら、とてもとても楽しみです〜〜(嬉しい) >それはね・・・(アイズに耳打ち) > >アイズ:・・・・(汗) >ゼロスさん、蝋燭と玉ぐし用意して置きますね。 > >何故に神道?(汗) アイズさん・・・・何処で神道の心得を・・・・ご実家で習ったのでしょうか。 ゼロスさん。良かったですね。 もし逝ってしまっても、慰めてくださる方々が、ちゃんと居てくださいますから(笑) 天竜王さまのことが・・・・・土竜王さまや火竜王さまは、天竜王さまの状態を御存知ではないのですね。 手遅れに・・・・なったりしないですよね(汗) 神の狂気・・・・ステフさんが係わっているのでしょうか。 続きをお待ちしております〜。 5月に入り、段々と暑い日が増えてきましたね。 暑いので薄着で寝て・・・・・明け方寒くて・・・目を覚ましたりしてます(笑) 風邪が流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
14189 | Re:アイズさん。頑張ってください。 | キツネノテブクロ | 2003/5/9 14:22:03 |
記事番号14187へのコメント >こんばんは、キツネノテブクロさん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >続き♪ですね。とても楽しく読ませて頂きました。 こんにちは、キツネノテブクロです。 丁寧な感想ありがとうございます。 >>「ああそれから陛下、僕はちょっと出てきますね」 >>「例のところか?」 >>「はい」 >> >>――早く陛下を解放してあげます・・・・・陛下の心が擦り切れてしまう前に・・・・・・ > >ゼクスさんの謎の行動。陛下の本当の御心を御存知のゼクスさんは、何をしようとしているのでしょうか。 >過去の悲劇を知るぜクスさんは・・・・・・ >陛下の良き理解者、味方で居てくださると良いですね。 アダマスの想いを知っているゼクスは、色々と動いています。 少しでも早く、皇帝を解放してあげるために・・・。 ゼクスは最後まで、皇帝と行動を共にすることになるでしょう。 >>アイゼリナルは途方にくれていた。 >>一応上官でもあるゼルガディスの命令に従って、本国経由でこの国に入ったのだが・・・・・・ >>「あの夫婦って本当に人間なのかしら・・・・・(汗)」 >>セイルーンの王宮を出ようとしたところで、メティスにつかまり、本国に行くと告げると転送魔法で、一気にゼフィーリアの王城のラダマンティスの執務室に飛ばされ、着地に失敗したのをラダマンティスとクロイセルに盛大に笑われ、ゼルガディスの命令書を見せると、クロイセルが何かの資料を手渡して、ラダマンティスが空間を渡ってここに放り出していったのだ。 >>これだけやられれば、人間かどうか、疑いたくなるものなのかも知れない。 >>「・・・取りあえず・・・・落ち着ける場所に行こう・・・」 > >前にアイゼリナルさんは、とても御体が頑丈と教えていただきましたから怪我などは無かったのですね(笑) >それでも、メティスさんの魔法で一気に本国へ飛ばされ・・・・・その後ラダマンティスさんと共に空間を渡って >帝国・・・・・敵地へとたったひとりで放り出される・・・・・精神的には・・・・ボロボロですね(汗) この夫婦に係わったが最後、とんでもない目に遭いそうです(汗) 精神的には、結構きついでしょうね、一人で行動するのですから。 >>アイゼリナルは、ひたすらテクテクと街道を歩いていく。 >>きちっと整地された道には、石畳がひかれ、僅かに馬車のわだちの跡がついている。 >>「文化的に、こっちの国の方が上だったら、ショックよね」 > >文化的に、上か下かというのは、簡単には判断できないのでしょうね。 >文化や風習というのは、本当に様々ですよね。 >その国に暮らす方々にとっては、ごく当たり前ことでも・・・・・他の国の人からみれば・・・・・・ >ええええええええ!?とか、思うようなこともありますし。 >文化、そして宗教の違いなどが原因で、いろいろな争い・・・・戦争も起きてしまいますものね。 その国の文化と言うのは、ほんとに多種多様で驚きますよね。 宗教や思想の違いで戦争になるくらいですから・・・・ >>――逃げた方が良いかしら? >> >>「The town is a serious situation now. Do not cause the commotion. Have you understood?(街は今大変な状況だ。騒ぎを起こすな。解ったか?)」 >>「い・・・Yes.」 >> >>――随分気が立ってるわね・・・ >> >>アイゼリナルは、門番の胡散臭そうな目に見送られながら、街の中へと入る。 > >アイゼリナルさん。ご無事で良かったです。 >いきなりピンチでしたね。 >ゼフィーリアと帝国とは、敵対関係にあったわけでもなく。 >仮想敵国と、想定していたわけでもないのですね。 >事前に調査らしい調査も出来ないまま・・・・・ひとり帝国内で活動なさる(汗) >アイゼリナルさん。どうか酷い目に遭いませんように。 なんとなくぴりぴりした空気がするとこに、来てます。 アイズは苦労しそうです、この話の不幸担当その二にならなければよいのですが。(不幸担当その一はゼロス(笑)) >>「解らぬ・・・・・誰が我の狂気を・・・・・」 >> >> >>――――我の狂気・・・・ > >天竜王さま(汗)、大変なことになっていますね(滝汗) >神の狂気を、必死に抑えようとさなっているのですね。 >どうなってしまうのでしょうか・・・・・・このまま神の狂気に身を委ねてしまう・・・・そんなことはない・・・ですよね(汗) この先天竜王がどうなるか・・・・厳しい状況です。 >>「いい加減にしてください!!(怒)(怒)(怒)」 >>フィリアはモーニングスターを振り回してキレていた。 >>あまりにしつこいナンパに、美しい柳眉を逆立てて、今にもレーザーブレスを吐くのではという、有様だ。 >>「そんなに嫌がんなくても良いじゃねえか姉ちゃん♪ >>綺麗な顔が台無しになるぜ」 >>ナンパ男その一がニヤニヤしながら言うが、余計にフィリアの神経を逆なでしていく。 > >あああああああああ、ナンパ男〜。貴方はこの街を壊滅させるつもりですか〜。 >フィリアさんが、プチッ!と切れてしまったら(滝汗) フィリアがプチっといったら、街が・・・(汗) >>「おい兄ちゃん!何横から手え出してんだよ!!」 >>ナンパ男その一が声を荒げる。 >>「俺たちの方が先に声かけたんだぜ!邪魔してんじゃねーよ!」 >>続いてナンパ男その二が喚く。 >>ヴァルはやる気の無さそうな顔で、その騒々しいナンパ男を一瞥する。 >>「黙ってねえーでなんか言えよ!! >>女みてーな面した兄ちゃんよ!!(怒)」 >> >>「あーうるせい」 >> >>「ヴァル?(汗)」 >>ヴァルはつかんでいた手を離す、その様子にフィリアは嫌な予感がする。 > >人はみかけによらぬもの・・・・・優男さんとヴァルさんをナメテいたのでしょうが・・・・・・。 >ナンパ男たち・・・・・迷わず成仏してくださいな(汗) ナンパ男たち、迷わず成仏してね。 って、誰も止めなかったんだろうか?(汗) >>「お嬢さん帰るぞ」 >>「はい(汗)」 >>二人はさっさとその場を立ち去る。 >>その足元に転がるのは、先程まで元気に喚いていたナンパ男その一その二、他数名(巻き添えになった方々)。 > >ま・・・・まあ・・・街に被害は無かったようですし・・・・・ナンパ男たちも・・・・原形を保っていたから・・・・・(汗) >良かったのでは・・・・・無いでしょうか(滝汗) 原型は・・・多分とどめてるような;; それ以前に、生きてるかなあ・・・・・ >>教訓:人のものに手を出しちゃいけません。 > >はい(汗)・・・・よ〜くおぼえて置きます(汗&汗) これは相手によりけりですけどね(汗) >>アイズ:あの英語・・・ >> >>翻訳サイトを使った。 >>以上。 >>それと、思いっきり英語って言ってますが、気にしないでください(^^; > >結界内と帝国では、言葉が違うのですね。 >文字とかも違うのでしょうか。 >確か、通貨は違ったと思いますから、長さや重さを現す単位なども違うのでしょうか。 帝国と結界内とでは言葉が違います。 それを表現するのに、英語を使ってます。 長さや重さの単位は、今の所決めてません。 >>アイズ:・・・;; >> >>そのうち、座談会でもしたいなあ・・・・ゼロスに司会させて(笑) >> >>アイズ:その座談会のメンバーは? > >おおおおおおお、もしかしまして・・・・あの豪華メンバーさまの座談会でしょうか! >あああああ、もし実現さなるのでしたら、とてもとても楽しみです〜〜(嬉しい) 幾つかメンバーの候補は上がってます。 どれだけゼロスが不幸になるか・・・・。 >>それはね・・・(アイズに耳打ち) >> >>アイズ:・・・・(汗) >>ゼロスさん、蝋燭と玉ぐし用意して置きますね。 >> >>何故に神道?(汗) > >アイズさん・・・・何処で神道の心得を・・・・ご実家で習ったのでしょうか。 >ゼロスさん。良かったですね。 >もし逝ってしまっても、慰めてくださる方々が、ちゃんと居てくださいますから(笑) なぜアイズが神道の心得を知ってるかは謎(まて) ゼロス、安心して逝って来い(笑) >天竜王さまのことが・・・・・土竜王さまや火竜王さまは、天竜王さまの状態を御存知ではないのですね。 >手遅れに・・・・なったりしないですよね(汗) >神の狂気・・・・ステフさんが係わっているのでしょうか。 >続きをお待ちしております〜。 > >5月に入り、段々と暑い日が増えてきましたね。 >暑いので薄着で寝て・・・・・明け方寒くて・・・目を覚ましたりしてます(笑) >風邪が流行っているようですので、お体にお気を付けて、お元気で。 >では、失礼します。 この話、そろそろ色々な方たちの行動が、絡んでくるようになって来るでしょう。 書いてる本人は、収集がつくかどうかかなり不安ですが、気長にお付き合いくださると嬉しいです。 最近は夏日があるかと思えば、朝方寒かったりと、気温の変化が大きいので体調を崩しやすいと思います。 猫楽者さんも、お体にお気をつけくださいませ。 ではこのへんで、失礼します。 |
14194 | 疑いたくもなるかも…… | エモーション E-mail | 2003/5/9 23:33:16 |
記事番号14184へのコメント こんばんは。 アイゼリナルさんの疑問はもっともかも(汗) 本当に人間ですかと疑いたくなりますよね。あのご夫婦は。 一人で敵地視察……と言いますか。情報収集でしょうか。 できる、と判断されたから派遣されたのでしょうけれど……大変ですね。 言葉……要するに結界の中の言葉と結界の外の言葉は、ラテン語やアラビア語と 英語くらいの違いがありますよ、というノリだと思えばよろしいのでしょうか? 言葉は元は同じ言語でも、全く交流のない期間が長く続いたら、全く違う風に 変化してしまう代物ですし。(交流あっても、イギリスとアメリカとオーストラリア みたいに、元は同じイギリス英語なのに、現在では微妙に違ったりしますしね) ステフさんは地位のある者、力のある者の周囲を、活発に回ってますね。 L様でさえ、何とか自分の変質を防ぐので精一杯って……。一体何者でしょうか。 そして天竜王様。必死で〃狂気〃を押さえていますが、地竜王様と同じで、 自然に湧いたもの、と言うよりも、種火状態だったのに、誰かが薪をくべて 油も注ぎまくって、どんどん焚きつけているようですね。 このまま、いいように利用されてしまうのでしょうか。 >「お嬢さん帰るぞ」 >「はい(汗)」 >二人はさっさとその場を立ち去る。 >その足元に転がるのは、先程まで元気に喚いていたナンパ男その一その二、他数名(巻き添えになった方々)。 > >教訓:人のものに手を出しちゃいけません。 ヴァルくん……「女みたいな顔」で怒ったんですね(苦笑) 本当に、人のものに手を出したあげく、悪口言ったらボコられて当然ですね。 でも「俺のものに手を出すな」くらい言いましょう♪ >そのうち、座談会でもしたいなあ・・・・ゼロスに司会させて(笑) > >アイズ:その座談会のメンバーは? > >それはね・・・(アイズに耳打ち) > >アイズ:・・・・(汗) >ゼロスさん、蝋燭と玉ぐし用意して置きますね。 メンバー予想、ラダマンティスさん(または玻璃さん)、ヴィシュヌさん、 マイアさん、白霧さま(オプションとして白の竜神様付き)、ヴァルくんに L様……と、こんなところでしょうか。 ……微妙に会話がどう進むか分からない面子ですね。場合によってはヴァルくんも フィリア絡みで格好のネタにされそうです。 ☆更夜の台詞 更夜の台詞は会話のものなので、複数ある上に長いため要約しますと 「人は群れたがる生き物。それもどうせ群れるなら強い群れの方が良いと 思うものだ。強い群れとは、数が多くて良くまとまっているか、強い長がいる 群れのこと。何にしてもまとめる長は必要になるのだから、王がいなくなっても、 民は自分で生きたりしない。結託して新しく別の玉座を作るだけ」……と、 どう形が変わっても結局は同じ事だと、こんな感じです。 更夜から見たら、民主主義も〃別の玉座〃でしょうし……。 2話をまとめて読ませていただきました。 アイゼリナルさんが派遣された街は、ヴァルくんたちのいる街と同じなのでしょうか。 また、海の怪物って何でしょうと思っています。これがどう関わってくるのかなとも。 さて、次の舞台はどこでしょう♪ 次はどこかが、楽しみになっていたりします。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
14197 | Re:疑いたくもなるかも…… | キツネノテブクロ | 2003/5/10 09:43:25 |
記事番号14194へのコメント >こんばんは。 こんにちは、キツネノテブクロです。 >アイゼリナルさんの疑問はもっともかも(汗) >本当に人間ですかと疑いたくなりますよね。あのご夫婦は。 >一人で敵地視察……と言いますか。情報収集でしょうか。 >できる、と判断されたから派遣されたのでしょうけれど……大変ですね。 まあ、あの夫婦ですから(^^; 深く考えない方が精神的にはよさそうですが。 アイズはある任務をうけてますが、情報収集ではありません。 情報収集はオニキスがやってます。 >言葉……要するに結界の中の言葉と結界の外の言葉は、ラテン語やアラビア語と >英語くらいの違いがありますよ、というノリだと思えばよろしいのでしょうか? >言葉は元は同じ言語でも、全く交流のない期間が長く続いたら、全く違う風に >変化してしまう代物ですし。(交流あっても、イギリスとアメリカとオーストラリア >みたいに、元は同じイギリス英語なのに、現在では微妙に違ったりしますしね) 言葉の違いは、そのノリです。 日本だって、お隣とは全く言葉が違いますから。 >ステフさんは地位のある者、力のある者の周囲を、活発に回ってますね。 >L様でさえ、何とか自分の変質を防ぐので精一杯って……。一体何者でしょうか。 >そして天竜王様。必死で〃狂気〃を押さえていますが、地竜王様と同じで、 >自然に湧いたもの、と言うよりも、種火状態だったのに、誰かが薪をくべて >油も注ぎまくって、どんどん焚きつけているようですね。 >このまま、いいように利用されてしまうのでしょうか。 ステフの行動は、本気で謎だらけです。 ラダ氏やヴァルに接触してるのも、気まぐれに近いのかもしれません。 ただ、ラダ氏やヴァルの会話の中には、結構色々と・・・・ >>「お嬢さん帰るぞ」 >>「はい(汗)」 >>二人はさっさとその場を立ち去る。 >>その足元に転がるのは、先程まで元気に喚いていたナンパ男その一その二、他数名(巻き添えになった方々)。 >> >>教訓:人のものに手を出しちゃいけません。 > >ヴァルくん……「女みたいな顔」で怒ったんですね(苦笑) >本当に、人のものに手を出したあげく、悪口言ったらボコられて当然ですね。 >でも「俺のものに手を出すな」くらい言いましょう♪ 女顔、気にしてるんでしょうか(笑) 「俺のものに手を出すな」は言わないでしょう、まだ。 いえるぐらいになれば良いんですけどね(笑) >>そのうち、座談会でもしたいなあ・・・・ゼロスに司会させて(笑) >> >>アイズ:その座談会のメンバーは? >> >>それはね・・・(アイズに耳打ち) >> >>アイズ:・・・・(汗) >>ゼロスさん、蝋燭と玉ぐし用意して置きますね。 > >メンバー予想、ラダマンティスさん(または玻璃さん)、ヴィシュヌさん、 >マイアさん、白霧さま(オプションとして白の竜神様付き)、ヴァルくんに >L様……と、こんなところでしょうか。 >……微妙に会話がどう進むか分からない面子ですね。場合によってはヴァルくんも >フィリア絡みで格好のネタにされそうです。 座談会メンバー、色々考えてますよ。 テーマを決めて話をさせようかなとか、思ってたりします。 >☆更夜の台詞 >更夜の台詞は会話のものなので、複数ある上に長いため要約しますと >「人は群れたがる生き物。それもどうせ群れるなら強い群れの方が良いと >思うものだ。強い群れとは、数が多くて良くまとまっているか、強い長がいる >群れのこと。何にしてもまとめる長は必要になるのだから、王がいなくなっても、 >民は自分で生きたりしない。結託して新しく別の玉座を作るだけ」……と、 >どう形が変わっても結局は同じ事だと、こんな感じです。 >更夜から見たら、民主主義も〃別の玉座〃でしょうし……。 うわ・・・私も一度は思ったことがありますよ。 少数が支配する構図は変わらないですから・・・(汗) 民主主義も専制君主制も、世襲制かそうでないかの違いぐらいで・・・って、最近は民主主義でも世襲的なとこがあるから・・・・ これはアダマス帝どう答えるでしょうね・・・・難しい。 >2話をまとめて読ませていただきました。 >アイゼリナルさんが派遣された街は、ヴァルくんたちのいる街と同じなのでしょうか。 >また、海の怪物って何でしょうと思っています。これがどう関わってくるのかなとも。 >さて、次の舞台はどこでしょう♪ 次はどこかが、楽しみになっていたりします。 > >それでは、この辺で失礼いたします。 色々謎ばかり増えて、大風呂敷広げまくって、収拾がつくのかどうかわかりませんが、気長にお付き合いくださると嬉しいです。 海の中に居る方は、怪物とは違います。 丁寧な感想ありがとうございました。 |
14196 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章 | キツネノテブクロ | 2003/5/10 09:27:02 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 ――――――――――例えばもし、全てを壊す力を手にしたら、貴方はどうしますか? 「そう言えば、ここ二・三日エルメキアのぼんぼん見てないわね」 つかの間の休息、セイルーンの王宮の日当たりのよいテラスで、寛ぐリナたち。 「ゼルガディスさんもメティスさんと一緒に、一度ゼフィーリアに戻るそうです。 もっとも、明日には帰ってくるそうですけど」 アメリアが香茶のはいったカップを、リナに手渡しながら言う。 「でもなんで急に?」 「さあ、私は聞いてませんけど」 綺麗に切り分けられたケーキに、ホークを入れながら、アメリアはつまらなそうに呟く。 「そんな顔しないの、アメリア。 どうせ、打ち合わせとかでしょ」 「だと思いますけど・・・」 「会えないのがそんなに寂しい?(笑)」 意地の悪い笑みを浮かべ、リナはからかうようにアメリアを見る。 「そんなんじゃありません!」 思わずきつく言ってしまい、リナが僅かに身をそらす。 「なんか怒ってない?」 「怒ってません。 物凄く不安なんです・・・・不安て言うより恐怖に近いです」 「ゼルがいないことが?」 「違います。 ゼルガディスさんがゼフィーリアに行くことがです」 「それって、巫女だから感じること?」 「だと思います・・・」 不安そうな表情を浮かべるアメリアに、リナは笑いかける。 「大丈夫よ、だってお父さんのとこに行ってるだけでしょ? あのラダさんが居るんだから、何か起きるなんてありえないわよ」 「そうですよね」 リナの言葉に、やっと笑顔を見せるアメリア。 ――でもどうして、こんなに心がざわつくんでしょうか? ――――――――――痛みを感じる心、愛を感じる心を代償に得た力 ゼフィーリアの王城、ラダマンティスの執務室。 今、この部屋には部屋の主とその息子、ゼルガディスの二人だけだった。 暫くは誰も部屋に近づかないように命じ、ラダマンティスは息子にある話をする事にした。 「なんだ、親父。 急にゼフィーリアに呼び戻したりして?」 ゼルガディスは応接用の椅子に、ゆったりと腰掛、どっしりとした執務用の机に座す人物を見る。 「こんな時に、こんな時期に話すべきことじゃ無いんだが・・・・今話しておかないと、手遅れになりそうな気がしてな」 ラダマンティスは、何時もの自信に満ちた不適な笑みではなく、何かに耐えるようなつらそうな表情を浮かべている。 「何を話すって言うんだ?」 父親のその様子に、ゼルガディスの表情も硬くなる。 「俺の過去と、お前の中に流れる俺の闇の血筋ことだ・・・」 ゼルガディスは、以前一度だけラダマンティスが言っていた事を思い出す。 ・・・お前は俺の闇の血が流れてる・・・ その時は何の事か解らなかった、がそれを今ここで話そうとしているのだけは、解った。 ――――――――――貴方は全てを壊しますか? 「まずは、俺のことから話そう。 俺の本当の名は、聖魔太子白帝玻璃。 白の世界の竜神リュシフィードと、魔王である白霧ルグラディグドゥを創造主に持つ。 俺は竜神と魔王の血肉によって生まれた“人間”、ある意味化け物だな」 「おい・・・」 「俺は誕生した当初は、感情・・・心が無かった。 人形みたいなものだ、何も解らなくて目に映るもの全てを、神も魔も全て・・・・ただの塊に変えていた。 目に映るモノの手足を引きちぎり、内臓を抉り出し・・・ 痛みを知らなかったし、命の意味さえ知らなかった」 ラダマンティスの言葉が進むにつれ、ゼルガディスの顔色が青ざめていく。 「そして、俺は竜神と魔王に封印された。 いや、封印することしか出来なかったんだろう・・・・今も、その封印は効力を失っていない」 「親父・・・・俺は・・・」 「最後まで聞け。 俺の力と、行動を封じた竜神と魔王は暫くは俺のことを放っていた。 だが、俺の行動を封じていた封印が弱まり、俺は自力で封印を解いた。 そのことを知った、竜神達は金色の魔王に、俺に死を与えるように願った・・・・」 「なんで、そんな・・・」 「俺には寿命が無い、そして本来なら肉体的な成長も・・・・今俺が緩やかとはいえ、成長しこうして心を持っているのも、金色の王が俺を哀れんだからさ。 あのお方が、俺に心をくれた。 学び成長する心を」 ――――――――――喜ぶ心すら失っていても 「そして、この世界に飛ばされたのか?」 「そうだ。 この世界で最初に出会ったのが、姉さん――マイア=グレイワーズだ。 俺にラダマンティスという名と、家族というものを教えてくれた。 お前の母、メティスが俺に人としての愛と命を教えてくれた」 「・・・」 「そしてお前が生まれた。 俺はお前が生まれた時、嬉しいと同時に不安があった。 お前に俺の血が受け継がれていることに」 「親父の血?」 「そうだ、俺の中にある神と魔の血。 ・・・・破壊と狂気の血・・・・」 「・・・・」 ――――――――――力を与えられたことを喜びますか? 「まさに狂気。 お前は歩くことが出来るようになると、俺と同じ行動をとるようになった。 綺麗な笑顔で、殺さぬ程度に命を壊す・・・・お前は恐怖そのものだった」 「・・・俺は・・・」 「お前は俺の神と魔の血を継いでしまったのは、生まれた時に解っていた。 お前は俺よりも人の血が濃いとは言え、まともな存在じゃない。 そして俺は、メティスに俺のこと全てを話し、俺とお前の血の封印を施してもらった。 その封印後に生まれたラフィリアスには、俺の闇の血・・・・狂気の血は受け継がれることは無かった。 お前だけだ、俺のもっとも純粋な血を受け継いだのは。 お前がキメラから戻った時、お前の封印はヴァルに改めてしてもらったがな」 「俺は・・・化け物か?」 ゼルガディスの顔は青ざめ、声は震えている。 だが、それは無理も無かった。 「いや、人間さ。 いったろ、俺は人間として生まれた。 普通じゃない生まれだが、人間なんだ。 お前もな・・・・」 ――――――――――貴方はどうしますか? 「何で今・・・こんな話を・・・」 「本当なら、この時期に話したくは無かった。 が、今話とかないとまずい事になりそうな気がした。 異界の神がこの世界にきている、今はまだ特に何かをするということは、無さそうだが・・・ この戦争に決着がつけば、お前に何も説明する暇も無いうちに、事を起こしそうでな」 「異界の神?」 「・・・いずれ解る、少なくともこのヴァリシア帝国からの布告状に、奴は絡んではいない」 「何故解る?」 「そうだな、奴にあったから。 奴がこの世界に来たのは、つい最近だ。 ついでに言えば・・・・白の竜神と白霧の気配もこの世界にある・・・・・来てるな、あの二人」 「白霧だと!?」 「あ・・・・多分、何もしないだろう。 つうか、下手に手を出したらそれこそ;;」 「何だ?」 「いや、知らぬ方が良い」 「?」 ――――――――――貴方はそんな力を望みますか? 「まだ、話は終わっていない」 「これ以上何があるんだ」 「封印された俺の力、解放されたらどうなると思う?」 「さあな、今の俺は頭の中がパニックを起こしてるんだ」 「解放された力は、俺の肉体を再構成する。 今まで成長したラダマンティスと、成長をしない玻璃とが融合することになるだろう」 「・・・おい、それじゃあ・・・」 「今の俺が消える、あくまで予測ではあるが。 記憶は受け継がれ、新たな人格となるだろう・・・・完全な状態の俺は、この世界の神や魔では相手にすらならない。 そうだな、あのヴァルという古代竜と似たようなものか」 「おい・・・」 「混沌に近い力を持つもの、創造主すら恐れた力。 だから竜神も魔王も俺の力を一番に封印した。 俺の精神が幼く、振るえる力も限られているうちにな」 「・・・・親父・・・・ふつう、そういうのは人間とはいわないんじゃあ・・・・」 「・・・・いや、俺もそう思うんだが・・・・ 創った本人たちは、人間だと言い切るしな(汗)」 「絶対に人間を勘違いしてるぞ」 「・・・・」 ――――――――――それが諸刃の剣でも 「まいったな、完全に頭の中がパニックだ」 「もっと、落着いた状況の時に話したかった。 それにな、俺はラダマンティスであると同時に、玻璃でもある。 俺の中に玻璃が居る・・・・」 「親父?」 「・・・・そう、俺は玻璃・・・・ ゼルガディス、お前はラダマンティスの子であり、玻璃の子でもある。 その事が、お前の枷にならぬことを、俺は願う」 「・・・・俺は俺で答えを出せということか・・・」 「そうだな、どう生きるかは、お前で答えを出すしかない。 俺を憎んでも良い、呪っても良い、だがな・・・・お前の父で居ることは許してくれ」 「ふう、許すも何も、親父は親父、俺は俺。 俺が親父を憎むなんて出来るわけ無いだろ、親父は俺よりずっと苦しんできたんだろうからさ・・・」 「そうか・・・・ありがとう」 ――――――――――力は必要ですか? ゼルガディスが出て行ったあと、メティスが入れ替わるように入ってきた。 「お疲れ様、ラダ」 「あいつは暫く不安定になる・・・・すまんな、お前に無茶を押し付けて」 「気にしないで、ラダ。 あの子は私たちの子だもの・・・・貴方の方が、辛いでしょう」 「・・・」 「玻璃・・・・辛いなら辛いと言って良いのよ」 「敵わぬな・・・・だからこそ、惹かれたか。 俺が玻璃として生きることは無かろう、この世の平穏の望むなら、俺は眠り続ける方が良かろうものを」 「玻璃、貴方もラダマンティスも、私は愛しています。 私の夫ですもの・・・・心を与えられたことによって生まれた歪み、二つに分かれてしまった精神は、玻璃とラダマンティスになった」 「俺を否定せぬのは、メティスくらいよ・・・・感謝している。 俺は消えるはずの者だったのだから・・・・」 「私は貴方と一緒になる時、全てを受け入れると・・・・そう言ったでしょ」 「俺のような存在は多重人格者と呼ばれるのだろう? だが俺は違う・・・・」 「そうね・・・」 ――――――――――貴方は、力を持てばどうしますか? 「多重人格者は、一つ一つの人格が独立しているもの。 でも、貴方は一つの人格・・・・ただ、二つの名をもってしまった」 「・・・」 「玻璃・・・自分を否定しないで・・・・」 「ありがとう・・・メティス・・・・」 ――――――――――ただの人形と化しても力を望みますか? <続> 【あとがき】 暗い・・・・ヘビーだし・・・・ 玻璃:もう出て来てよいか? 今回はお疲れ様。 玻璃:ふむ、あの説明で解るものがあるのか? 解んなかったら、質問してもらいましょう。 何とか答えます。 玻璃:簡単に言えば、俺は口調こそ違うがラダマンティスという事か? 性格や口調は違うけど、あのラダ氏です。 多重人格じゃないです・・・・上手く説明できませんが・・・・ 玻璃:ふむ・・・・以前説明した、神の狂気に近いと思えばよいのではないか? うーん、それに近いね。 あとがきだとそう言う説明できるけど、作中はゼルやメティスが神の狂気なんて知らんから、回りくどいこと。 玻璃:ところで。 はい? 玻璃:ゼルガディスの方の説明、あれで全部か? ・・・・ 玻璃:何を黙っておる。 じゃあこの辺で(逃亡) 玻璃:まて!何処へ行く気だ!!?(追跡) |
14200 | Re:The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章 | エモーション E-mail | 2003/5/10 23:24:04 |
記事番号14196へのコメント こんばんは。 とうとう自分の秘密をゼルガディスに話したラダマンティスさん。 ステフさんが出てきたことで、何か予感を感じたのでしょうか。 自分と玻璃さん、完全な形で対処しなければならない事になるんじゃないか、って。 ゼルガディスも……キメラから無事元に戻れば、今度は実は……なヘビーなお話……。 メティスさん。夫と息子、両方に精神的なフォローが必要なので、大変です。 ……もっとも、ゼルの方はアメリアたちに任せます♪ アドバイスはいっぱい できるから何でも聞いてね、になりそうな気も……。 ラダマンティスさんがそうだったように、ゼルに必要なのは一緒に生きていく人たち、 アメリアやリナ、ガウリイと言った仲間が理解し受け入れてくれることだと 思いますから。 それにしても白の竜神様と白霧様……(汗) >「混沌に近い力を持つもの、創造主すら恐れた力。 >だから竜神も魔王も俺の力を一番に封印した。 >俺の精神が幼く、振るえる力も限られているうちにな」 >「・・・・親父・・・・ふつう、そういうのは人間とはいわないんじゃあ・・・・」 >「・・・・いや、俺もそう思うんだが・・・・ >創った本人たちは、人間だと言い切るしな(汗)」 >「絶対に人間を勘違いしてるぞ」 >「・・・・」 考え方の方向性はともかく、微妙に力加減を間違えているような気もしますね。 あの白いご夫婦(勝手に命名) >「玻璃、貴方もラダマンティスも、私は愛しています。 >私の夫ですもの・・・・心を与えられたことによって生まれた歪み、二つに分かれてしまった精神は、玻璃とラダマンティスになった」 >「俺を否定せぬのは、メティスくらいよ・・・・感謝している。 >俺は消えるはずの者だったのだから・・・・」 >「私は貴方と一緒になる時、全てを受け入れると・・・・そう言ったでしょ」 >「俺のような存在は多重人格者と呼ばれるのだろう? >だが俺は違う・・・・」 >「そうね・・・」 分かるような分からないような……。「ツ○ンシ○ナル」のシ○ナル&ちびシ○ナル ……は微妙に違うか。シ○ナルはちびの時の記憶ないし。でもちびはシ○ナルの時の 記憶持ってる……。 それともスタトレのトリル人と共同生命体生物……も、近いけど何か違う。 ノリとしては分かりやすいんだけど……ぶつぶつ。 >「多重人格者は、一つ一つの人格が独立しているもの。 >でも、貴方は一つの人格・・・・ただ、二つの名をもってしまった」 >「・・・」 >「玻璃・・・自分を否定しないで・・・・」 >「ありがとう・・・メティス・・・・」 ……単純に考えれば、極端なまでに、それこそ冷血に思えるほど理性的な面が 表に出ているときは玻璃、そうじゃない感情面が強く表に出ているときは ラダマンティス、と呼ばれるようになった、ということでしょうか。 >玻璃:ゼルガディスの方の説明、あれで全部か? > >・・・・ > >玻璃:何を黙っておる。 > >じゃあこの辺で(逃亡) > >玻璃:まて!何処へ行く気だ!!?(追跡) ゼルガディスには、まだまだ秘密があるんですね(笑) 今のところパニック状態で、何からどう思って良いのか分からない状態のゼル。 しっかりと自分を見つめて「自分」を確立してほしいです。 それでは、この辺で失礼いたします。 続きを楽しみにしています♪ |
14212 | Re:The song of a dragon. The requiem to darkness. 第18章 | キツネノテブクロ | 2003/5/13 08:57:36 |
記事番号14200へのコメント >こんばんは。 こんにちは、キツネノテブクロです。 >とうとう自分の秘密をゼルガディスに話したラダマンティスさん。 >ステフさんが出てきたことで、何か予感を感じたのでしょうか。 >自分と玻璃さん、完全な形で対処しなければならない事になるんじゃないか、って。 ステフの本来の姿と名を知ってますから、ラダ氏は。 もしかしたら、ステフが自分の封印を解くかも知れない、と思っています。 >ゼルガディスも……キメラから無事元に戻れば、今度は実は……なヘビーなお話……。 >メティスさん。夫と息子、両方に精神的なフォローが必要なので、大変です。 >……もっとも、ゼルの方はアメリアたちに任せます♪ アドバイスはいっぱい >できるから何でも聞いてね、になりそうな気も……。 >ラダマンティスさんがそうだったように、ゼルに必要なのは一緒に生きていく人たち、 >アメリアやリナ、ガウリイと言った仲間が理解し受け入れてくれることだと >思いますから。 ゼルガディスにとって、本当にヘビーな話。 精神的なフォローが必要ですね、メティスが走り回ることになるかな? ゼルガディスの一番の支えは、仲間の存在でしょう。 >それにしても白の竜神様と白霧様……(汗) > >>「混沌に近い力を持つもの、創造主すら恐れた力。 >>だから竜神も魔王も俺の力を一番に封印した。 >>俺の精神が幼く、振るえる力も限られているうちにな」 >>「・・・・親父・・・・ふつう、そういうのは人間とはいわないんじゃあ・・・・」 >>「・・・・いや、俺もそう思うんだが・・・・ >>創った本人たちは、人間だと言い切るしな(汗)」 >>「絶対に人間を勘違いしてるぞ」 >>「・・・・」 > >考え方の方向性はともかく、微妙に力加減を間違えているような気もしますね。 >あの白いご夫婦(勝手に命名) 微妙どころでなく、力加減間違えてますね(汗) 人間に興味を持ったから、人間を創ってみたというのが、基ですから(汗) >>「玻璃、貴方もラダマンティスも、私は愛しています。 >>私の夫ですもの・・・・心を与えられたことによって生まれた歪み、二つに分かれてしまった精神は、玻璃とラダマンティスになった」 >>「俺を否定せぬのは、メティスくらいよ・・・・感謝している。 >>俺は消えるはずの者だったのだから・・・・」 >>「私は貴方と一緒になる時、全てを受け入れると・・・・そう言ったでしょ」 >>「俺のような存在は多重人格者と呼ばれるのだろう? >>だが俺は違う・・・・」 >>「そうね・・・」 > >分かるような分からないような……。「ツ○ンシ○ナル」のシ○ナル&ちびシ○ナル >……は微妙に違うか。シ○ナルはちびの時の記憶ないし。でもちびはシ○ナルの時の >記憶持ってる……。 >それともスタトレのトリル人と共同生命体生物……も、近いけど何か違う。 >ノリとしては分かりやすいんだけど……ぶつぶつ。 ややこしくてすみません(汗) 説明が難しくて(汗) >>「多重人格者は、一つ一つの人格が独立しているもの。 >>でも、貴方は一つの人格・・・・ただ、二つの名をもってしまった」 >>「・・・」 >>「玻璃・・・自分を否定しないで・・・・」 >>「ありがとう・・・メティス・・・・」 > >……単純に考えれば、極端なまでに、それこそ冷血に思えるほど理性的な面が >表に出ているときは玻璃、そうじゃない感情面が強く表に出ているときは >ラダマンティス、と呼ばれるようになった、ということでしょうか。 大辞典の方にも説明を載せてます。 もしかすると、余計こんがらがるかもしれませんが・・・・ >>玻璃:ゼルガディスの方の説明、あれで全部か? >> >>・・・・ >> >>玻璃:何を黙っておる。 >> >>じゃあこの辺で(逃亡) >> >>玻璃:まて!何処へ行く気だ!!?(追跡) > >ゼルガディスには、まだまだ秘密があるんですね(笑) >今のところパニック状態で、何からどう思って良いのか分からない状態のゼル。 >しっかりと自分を見つめて「自分」を確立してほしいです。 ゼルガディスには色々と考えてます。 取り合えず、今はパニック状態から脱して貰う方が先ですね。 >それでは、この辺で失礼いたします。 >続きを楽しみにしています♪ 感想ありがとうございました。 |
14201 | 優しく強いステキな家族ですね。 | 猫楽者 E-mail | 2003/5/11 00:33:21 |
記事番号14196へのコメント こんばんは、キツネノテブクロさん。 お元気ですか、猫楽者です。 意を決し、お話しするラダマンティスさんの御姿。 そして、ラダマンティスさんのお話を聞いて、その全てを受け止めたゼルガディスさん。 本当に強く、そして優しいおふたりですね。 キズカ: こんばんは、キツネノテブクロさん。 お互いのことを想い、気遣うラダマンティスさんとゼルガディスさん。 そしてそんなお二人を、そっと支えてくださっているメティスさん。 とてもステキな、羨ましくなるくらい暖かい御家族ですね」 >――――――――――例えばもし、全てを壊す力を手にしたら、貴方はどうしますか? 今回の『力』に関する、問い掛け。いろいろなことを考えさせていただきました。 『力』。やはりある程度は必要なのかもしれませんね。 キズカ: 手にした『力』を使い、好き勝手しているような輩に対抗するには こちらも『力』を使い身を守るしかない、のかもしれませんわ。 もしも自分が・・・・全てを壊せるほどの大きな力を手にしたら・・・・・どうするでしょうか。 今は、その大きすぎる破壊力が怖いので、とても全力で『力』を使うようなことは出来ないと そう思うのですが。 キズカ: 人の心は良くも悪くも変わるもの。 そして、新しいおもちゃを手にした子供のように・・・・・・ 自分の『力』を使ってみたくなってしまうのかも・・・・・しれませんわね。 >「怒ってません。 >物凄く不安なんです・・・・不安て言うより恐怖に近いです」 >「ゼルがいないことが?」 >「違います。 >ゼルガディスさんがゼフィーリアに行くことがです」 >「それって、巫女だから感じること?」 >「だと思います・・・」 >不安そうな表情を浮かべるアメリアに、リナは笑いかける。 >「大丈夫よ、だってお父さんのとこに行ってるだけでしょ? >あのラダさんが居るんだから、何か起きるなんてありえないわよ」 >「そうですよね」 >リナの言葉に、やっと笑顔を見せるアメリア。 > >――でもどうして、こんなに心がざわつくんでしょうか? ゼルガディスさんのことを想い。不安に揺れるアメリアさん。 誰かが、なにかチョッカイをかけて来るのでしょうか。 キズカ: 遠く離れた場所にいる、とても大切な方のことをご心配なさっているのですね。 アメリアさん、本当でしたら・・・・・今すぐにでもゼフィリーリアに行って ゼルガディスさんとずっと一緒にいたいのでしょうね。 >「まずは、俺のことから話そう。 >俺の本当の名は、聖魔太子白帝玻璃。 >白の世界の竜神リュシフィードと、魔王である白霧ルグラディグドゥを創造主に持つ。 >俺は竜神と魔王の血肉によって生まれた“人間”、ある意味化け物だな」 >「おい・・・」 >「俺は誕生した当初は、感情・・・心が無かった。 >人形みたいなものだ、何も解らなくて目に映るもの全てを、神も魔も全て・・・・ただの塊に変えていた。 >目に映るモノの手足を引きちぎり、内臓を抉り出し・・・ >痛みを知らなかったし、命の意味さえ知らなかった」 >ラダマンティスの言葉が進むにつれ、ゼルガディスの顔色が青ざめていく。 >「そして、俺は竜神と魔王に封印された。 >いや、封印することしか出来なかったんだろう・・・・今も、その封印は効力を失っていない」 >「親父・・・・俺は・・・」 >「最後まで聞け。 >俺の力と、行動を封じた竜神と魔王は暫くは俺のことを放っていた。 >だが、俺の行動を封じていた封印が弱まり、俺は自力で封印を解いた。 >そのことを知った、竜神達は金色の魔王に、俺に死を与えるように願った・・・・」 >「なんで、そんな・・・」 >「俺には寿命が無い、そして本来なら肉体的な成長も・・・・今俺が緩やかとはいえ、成長しこうして心を持っているのも、金色の王が俺を哀れんだからさ。 >あのお方が、俺に心をくれた。 >学び成長する心を」 ラダマンティスさん。何処の誰を親として生まれるかは選べません。 何も知らない子供は、ある意味、とても残酷です。 蟻の手足や虫の羽を、無邪気に笑いながら、あるいは無表情にちぎってバラバラにしたりしますから。 キズカ: 自分が何をしているのか。その行為が、どんな結果をもたらすのか。 それを教えるのは、親としての義務だとは・・・・・思うのですけど・・・・・。 ラダマンティスさんの『力』が強すぎて、親御さん達には『心』を与えることが出来なかったのかしら。 >「そして、この世界に飛ばされたのか?」 >「そうだ。 >この世界で最初に出会ったのが、姉さん――マイア=グレイワーズだ。 >俺にラダマンティスという名と、家族というものを教えてくれた。 >お前の母、メティスが俺に人としての愛と命を教えてくれた」 >「・・・」 >「そしてお前が生まれた。 >俺はお前が生まれた時、嬉しいと同時に不安があった。 >お前に俺の血が受け継がれていることに」 >「親父の血?」 >「そうだ、俺の中にある神と魔の血。 >・・・・破壊と狂気の血・・・・」 >「・・・・」 マイアさんと出会い。メティスさんと御結婚されて。 とてもステキな御家族の方が居てくれるからこそ、今のラダマンティスさんは強く、そして優しいのですね。 キズカ: お子さん、ゼルガディスさんが御生まれになって とても幸せな御家族の、ハズですのに。 ラダマンティスさん・・・・・・辛いですね。 >「まさに狂気。 >お前は歩くことが出来るようになると、俺と同じ行動をとるようになった。 >綺麗な笑顔で、殺さぬ程度に命を壊す・・・・お前は恐怖そのものだった」 >「・・・俺は・・・」 >「お前は俺の神と魔の血を継いでしまったのは、生まれた時に解っていた。 >お前は俺よりも人の血が濃いとは言え、まともな存在じゃない。 >そして俺は、メティスに俺のこと全てを話し、俺とお前の血の封印を施してもらった。 >その封印後に生まれたラフィリアスには、俺の闇の血・・・・狂気の血は受け継がれることは無かった。 >お前だけだ、俺のもっとも純粋な血を受け継いだのは。 >お前がキメラから戻った時、お前の封印はヴァルに改めてしてもらったがな」 >「俺は・・・化け物か?」 >ゼルガディスの顔は青ざめ、声は震えている。 >だが、それは無理も無かった。 >「いや、人間さ。 >いったろ、俺は人間として生まれた。 >普通じゃない生まれだが、人間なんだ。 >お前もな・・・・」 ゼルガディスさんの御姿・・・・・ラダマンティスさんは昔の御自分のお姿と重なって見えて・・・・・辛く悲しいですね。 キズカ: メティスさんも、驚き戸惑い悲しんだのでしょうね。 メティスさんと別れることになるかもしれないのに、全てを御話になられたラダマンティスさん。 キズカ: そして、ラダマンティスさんとゼルガディスさんの全てを受け止め 御家族として、温かく包み込んでいるようなメティスさん。 すてきな、本当の御家族ですわね。 >「何で今・・・こんな話を・・・」 >「本当なら、この時期に話したくは無かった。 >が、今話とかないとまずい事になりそうな気がした。 >異界の神がこの世界にきている、今はまだ特に何かをするということは、無さそうだが・・・ >この戦争に決着がつけば、お前に何も説明する暇も無いうちに、事を起こしそうでな」 >「異界の神?」 >「・・・いずれ解る、少なくともこのヴァリシア帝国からの布告状に、奴は絡んではいない」 >「何故解る?」 >「そうだな、奴にあったから。 >奴がこの世界に来たのは、つい最近だ。 >ついでに言えば・・・・白の竜神と白霧の気配もこの世界にある・・・・・来てるな、あの二人」 ステフさんは、ラダマンティスさんとゼルガディスさんに、なにかチョッカイ出そうとしているのでしょうか。 キズカ: たしかステフさんは、“真実”を求めていたのですよね。 それと封印された“破壊と狂気の血”が、どんな関係にあるのかしら。 >「白霧だと!?」 >「あ・・・・多分、何もしないだろう。 >つうか、下手に手を出したらそれこそ;;」 >「何だ?」 >「いや、知らぬ方が良い」 >「?」 あのお方からのお仕置き・・・・・フルコースが白霧さまを待ち受ける・・・・ことになるのでしょうか(汗) キズカ: 白霧さんたちは、ラダマンティスさんを捜していたんですわよね。 ラダマンティスさんたちにお会いして、ステフさんがチョッカイ出して来ると分かったら ステフさんとの全面戦争になってしまうのでしょうか(汗) >「解放された力は、俺の肉体を再構成する。 >今まで成長したラダマンティスと、成長をしない玻璃とが融合することになるだろう」 >「・・・おい、それじゃあ・・・」 >「今の俺が消える、あくまで予測ではあるが。 >記憶は受け継がれ、新たな人格となるだろう・・・・完全な状態の俺は、この世界の神や魔では相手にすらならない。 >そうだな、あのヴァルという古代竜と似たようなものか」 新たな人格は、どんな行動をするのでしょうか。 キズカ: ラダマンティスさんにも、どう動くか。分からないのかもしれないですわね。 でも、記憶は受け継がれるのですから・・・・・・。 キズカ: 記憶はあっても融合した後での行動に、どう影響するのかは分かりませんですわ。 >「・・・・そう、俺は玻璃・・・・ >ゼルガディス、お前はラダマンティスの子であり、玻璃の子でもある。 >その事が、お前の枷にならぬことを、俺は願う」 >「・・・・俺は俺で答えを出せということか・・・」 >「そうだな、どう生きるかは、お前で答えを出すしかない。 >俺を憎んでも良い、呪っても良い、だがな・・・・お前の父で居ることは許してくれ」 >「ふう、許すも何も、親父は親父、俺は俺。 >俺が親父を憎むなんて出来るわけ無いだろ、親父は俺よりずっと苦しんできたんだろうからさ・・・」 >「そうか・・・・ありがとう」 憎んでも良いと言う玻璃さんと、その玻璃さんの御気持ちをわかっているゼルガディスさん。 本当にステキな親子ですね。 キズカ: 父親って、私はよく分からないんですけど、こんなステキな御父さんだったら いっぱいいろんな話を・・・・・してみたいですわ。 >玻璃:簡単に言えば、俺は口調こそ違うがラダマンティスという事か? > >性格や口調は違うけど、あのラダ氏です。 >多重人格じゃないです・・・・上手く説明できませんが・・・・ > >玻璃:ふむ・・・・以前説明した、神の狂気に近いと思えばよいのではないか? > >うーん、それに近いね。 >あとがきだとそう言う説明できるけど、作中はゼルやメティスが神の狂気なんて知らんから、回りくどいこと。 日常生活をしているときや、封印された範囲内で『力』を使うような状態ではラダマンティスさん。 なんらかの事が原因で、封印を解き放ち。持てる『力』の全てを使うような リミッターカットの状態は玻璃さん。なのでしょうか? >玻璃:ところで。 > >はい? > >玻璃:ゼルガディスの方の説明、あれで全部か? > >・・・・ > >玻璃:何を黙っておる。 ゼルガディスさんには、まだ何か秘密が隠されているのでしょうか。 どんな秘密なのでしょう? >じゃあこの辺で(逃亡) > >玻璃:まて!何処へ行く気だ!!?(追跡) 命懸けの追っかけっこ(汗)・・・・気分は大脱走の脱走兵の方々のようなものでしょうか(笑) どうか御無事に逃げ延びることができますように(祈り) 衝撃の事実を知ることになり、混乱しているゼルガディスさん。 アメリアさんの感じていた不安のことが、とても気になります〜。 続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 寒かったり暑かったりしますので、お体にお気を付けてお元気で。 では、失礼します。 |
14213 | Re:優しく強いステキな家族ですね。 | キツネノテブクロ | 2003/5/13 09:38:16 |
記事番号14201へのコメント >こんばんは、キツネノテブクロさん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >意を決し、お話しするラダマンティスさんの御姿。 >そして、ラダマンティスさんのお話を聞いて、その全てを受け止めたゼルガディスさん。 >本当に強く、そして優しいおふたりですね。 > >キズカ: こんばんは、キツネノテブクロさん。 > お互いのことを想い、気遣うラダマンティスさんとゼルガディスさん。 > そしてそんなお二人を、そっと支えてくださっているメティスさん。 > とてもステキな、羨ましくなるくらい暖かい御家族ですね」 こんにちは、キツネノテブクロです。 この親子は、本当に色々と背負ってます。 >>――――――――――例えばもし、全てを壊す力を手にしたら、貴方はどうしますか? > >今回の『力』に関する、問い掛け。いろいろなことを考えさせていただきました。 >『力』。やはりある程度は必要なのかもしれませんね。 >キズカ: 手にした『力』を使い、好き勝手しているような輩に対抗するには > こちらも『力』を使い身を守るしかない、のかもしれませんわ。 >もしも自分が・・・・全てを壊せるほどの大きな力を手にしたら・・・・・どうするでしょうか。 >今は、その大きすぎる破壊力が怖いので、とても全力で『力』を使うようなことは出来ないと >そう思うのですが。 >キズカ: 人の心は良くも悪くも変わるもの。 > そして、新しいおもちゃを手にした子供のように・・・・・・ > 自分の『力』を使ってみたくなってしまうのかも・・・・・しれませんわね。 こういった問いかけ、答えが凄く難しいものだと思ってます。 その時の精神状態や、状況で答えが変わるでしょうから。 ただ、破壊の力だけを望む人間にはなりたくは無いとは、思っています。 >>「怒ってません。 >>物凄く不安なんです・・・・不安て言うより恐怖に近いです」 >>「ゼルがいないことが?」 >>「違います。 >>ゼルガディスさんがゼフィーリアに行くことがです」 >>「それって、巫女だから感じること?」 >>「だと思います・・・」 >>不安そうな表情を浮かべるアメリアに、リナは笑いかける。 >>「大丈夫よ、だってお父さんのとこに行ってるだけでしょ? >>あのラダさんが居るんだから、何か起きるなんてありえないわよ」 >>「そうですよね」 >>リナの言葉に、やっと笑顔を見せるアメリア。 >> >>――でもどうして、こんなに心がざわつくんでしょうか? > >ゼルガディスさんのことを想い。不安に揺れるアメリアさん。 >誰かが、なにかチョッカイをかけて来るのでしょうか。 >キズカ: 遠く離れた場所にいる、とても大切な方のことをご心配なさっているのですね。 > アメリアさん、本当でしたら・・・・・今すぐにでもゼフィリーリアに行って > ゼルガディスさんとずっと一緒にいたいのでしょうね。 アメリアの不安、ラダ氏がゼルガディスに事実を告げることに関係してます。 その事が良くも悪くも、影響が出ることでしょうから。 >>「まずは、俺のことから話そう。 >>俺の本当の名は、聖魔太子白帝玻璃。 >>白の世界の竜神リュシフィードと、魔王である白霧ルグラディグドゥを創造主に持つ。 >>俺は竜神と魔王の血肉によって生まれた“人間”、ある意味化け物だな」 >>「おい・・・」 >>「俺は誕生した当初は、感情・・・心が無かった。 >>人形みたいなものだ、何も解らなくて目に映るもの全てを、神も魔も全て・・・・ただの塊に変えていた。 >>目に映るモノの手足を引きちぎり、内臓を抉り出し・・・ >>痛みを知らなかったし、命の意味さえ知らなかった」 >>ラダマンティスの言葉が進むにつれ、ゼルガディスの顔色が青ざめていく。 >>「そして、俺は竜神と魔王に封印された。 >>いや、封印することしか出来なかったんだろう・・・・今も、その封印は効力を失っていない」 >>「親父・・・・俺は・・・」 >>「最後まで聞け。 >>俺の力と、行動を封じた竜神と魔王は暫くは俺のことを放っていた。 >>だが、俺の行動を封じていた封印が弱まり、俺は自力で封印を解いた。 >>そのことを知った、竜神達は金色の魔王に、俺に死を与えるように願った・・・・」 >>「なんで、そんな・・・」 >>「俺には寿命が無い、そして本来なら肉体的な成長も・・・・今俺が緩やかとはいえ、成長しこうして心を持っているのも、金色の王が俺を哀れんだからさ。 >>あのお方が、俺に心をくれた。 >>学び成長する心を」 > >ラダマンティスさん。何処の誰を親として生まれるかは選べません。 >何も知らない子供は、ある意味、とても残酷です。 >蟻の手足や虫の羽を、無邪気に笑いながら、あるいは無表情にちぎってバラバラにしたりしますから。 >キズカ: 自分が何をしているのか。その行為が、どんな結果をもたらすのか。 > それを教えるのは、親としての義務だとは・・・・・思うのですけど・・・・・。 > ラダマンティスさんの『力』が強すぎて、親御さん達には『心』を与えることが出来なかったのかしら。 血の繋がりだけは選べません。 最初の状態で、ラダマンティスに心が無かったのは、龍神や白霧が人間を余り知らなかった、というのがあります。 人間を知るために、人間を創ったけど、心が無いから残酷な存在になってしまったようです。 >>「そして、この世界に飛ばされたのか?」 >>「そうだ。 >>この世界で最初に出会ったのが、姉さん――マイア=グレイワーズだ。 >>俺にラダマンティスという名と、家族というものを教えてくれた。 >>お前の母、メティスが俺に人としての愛と命を教えてくれた」 >>「・・・」 >>「そしてお前が生まれた。 >>俺はお前が生まれた時、嬉しいと同時に不安があった。 >>お前に俺の血が受け継がれていることに」 >>「親父の血?」 >>「そうだ、俺の中にある神と魔の血。 >>・・・・破壊と狂気の血・・・・」 >>「・・・・」 > >マイアさんと出会い。メティスさんと御結婚されて。 >とてもステキな御家族の方が居てくれるからこそ、今のラダマンティスさんは強く、そして優しいのですね。 >キズカ: お子さん、ゼルガディスさんが御生まれになって > とても幸せな御家族の、ハズですのに。 > ラダマンティスさん・・・・・・辛いですね。 マイアもメティスも精神的に強いですから、ラダマンティスの支えになってくれています。 出会った人たちに恵まれています、彼は。 >>「まさに狂気。 >>お前は歩くことが出来るようになると、俺と同じ行動をとるようになった。 >>綺麗な笑顔で、殺さぬ程度に命を壊す・・・・お前は恐怖そのものだった」 >>「・・・俺は・・・」 >>「お前は俺の神と魔の血を継いでしまったのは、生まれた時に解っていた。 >>お前は俺よりも人の血が濃いとは言え、まともな存在じゃない。 >>そして俺は、メティスに俺のこと全てを話し、俺とお前の血の封印を施してもらった。 >>その封印後に生まれたラフィリアスには、俺の闇の血・・・・狂気の血は受け継がれることは無かった。 >>お前だけだ、俺のもっとも純粋な血を受け継いだのは。 >>お前がキメラから戻った時、お前の封印はヴァルに改めてしてもらったがな」 >>「俺は・・・化け物か?」 >>ゼルガディスの顔は青ざめ、声は震えている。 >>だが、それは無理も無かった。 >>「いや、人間さ。 >>いったろ、俺は人間として生まれた。 >>普通じゃない生まれだが、人間なんだ。 >>お前もな・・・・」 > >ゼルガディスさんの御姿・・・・・ラダマンティスさんは昔の御自分のお姿と重なって見えて・・・・・辛く悲しいですね。 >キズカ: メティスさんも、驚き戸惑い悲しんだのでしょうね。 >メティスさんと別れることになるかもしれないのに、全てを御話になられたラダマンティスさん。 >キズカ: そして、ラダマンティスさんとゼルガディスさんの全てを受け止め > 御家族として、温かく包み込んでいるようなメティスさん。 > すてきな、本当の御家族ですわね。 ゼルガディスの姿は、ラダマンティスの忘れてはいけない過去の姿でしょう。 これから先、悩み苦しんでいくであろう、息子の事を一番に心配してます。 それが解るから、メティスも二人を受け止めたのでしょう。 >>「何で今・・・こんな話を・・・」 >>「本当なら、この時期に話したくは無かった。 >>が、今話とかないとまずい事になりそうな気がした。 >>異界の神がこの世界にきている、今はまだ特に何かをするということは、無さそうだが・・・ >>この戦争に決着がつけば、お前に何も説明する暇も無いうちに、事を起こしそうでな」 >>「異界の神?」 >>「・・・いずれ解る、少なくともこのヴァリシア帝国からの布告状に、奴は絡んではいない」 >>「何故解る?」 >>「そうだな、奴にあったから。 >>奴がこの世界に来たのは、つい最近だ。 >>ついでに言えば・・・・白の竜神と白霧の気配もこの世界にある・・・・・来てるな、あの二人」 > >ステフさんは、ラダマンティスさんとゼルガディスさんに、なにかチョッカイ出そうとしているのでしょうか。 >キズカ: たしかステフさんは、“真実”を求めていたのですよね。 > それと封印された“破壊と狂気の血”が、どんな関係にあるのかしら。 ステフがちょっかいを出すとしたら、ラダ氏よりもゼルガディスのほうがありえそうです。 ステフの性格も、結構壊れてますから(汗) >>「白霧だと!?」 >>「あ・・・・多分、何もしないだろう。 >>つうか、下手に手を出したらそれこそ;;」 >>「何だ?」 >>「いや、知らぬ方が良い」 >>「?」 > >あのお方からのお仕置き・・・・・フルコースが白霧さまを待ち受ける・・・・ことになるのでしょうか(汗) >キズカ: 白霧さんたちは、ラダマンティスさんを捜していたんですわよね。 > ラダマンティスさんたちにお会いして、ステフさんがチョッカイ出して来ると分かったら > ステフさんとの全面戦争になってしまうのでしょうか(汗) あのお方のお仕置き・・・・フルコースが待ち受けてることでしょう・・・・(汗) 白霧たちとステフが争うことになるかどうかは、解りませんが、余り良い状況にはならないでしょう。 >>「解放された力は、俺の肉体を再構成する。 >>今まで成長したラダマンティスと、成長をしない玻璃とが融合することになるだろう」 >>「・・・おい、それじゃあ・・・」 >>「今の俺が消える、あくまで予測ではあるが。 >>記憶は受け継がれ、新たな人格となるだろう・・・・完全な状態の俺は、この世界の神や魔では相手にすらならない。 >>そうだな、あのヴァルという古代竜と似たようなものか」 > >新たな人格は、どんな行動をするのでしょうか。 >キズカ: ラダマンティスさんにも、どう動くか。分からないのかもしれないですわね。 >でも、記憶は受け継がれるのですから・・・・・・。 >キズカ: 記憶はあっても融合した後での行動に、どう影響するのかは分かりませんですわ。 完全な状態の玻璃がどう動くかは、今のラダ氏には解りません。 あくまで予想することしか出来ませんので。 できれば、ゼルガディス達の敵にだけには、なって欲しくないですね。 >>「・・・・そう、俺は玻璃・・・・ >>ゼルガディス、お前はラダマンティスの子であり、玻璃の子でもある。 >>その事が、お前の枷にならぬことを、俺は願う」 >>「・・・・俺は俺で答えを出せということか・・・」 >>「そうだな、どう生きるかは、お前で答えを出すしかない。 >>俺を憎んでも良い、呪っても良い、だがな・・・・お前の父で居ることは許してくれ」 >>「ふう、許すも何も、親父は親父、俺は俺。 >>俺が親父を憎むなんて出来るわけ無いだろ、親父は俺よりずっと苦しんできたんだろうからさ・・・」 >>「そうか・・・・ありがとう」 > >憎んでも良いと言う玻璃さんと、その玻璃さんの御気持ちをわかっているゼルガディスさん。 >本当にステキな親子ですね。 >キズカ: 父親って、私はよく分からないんですけど、こんなステキな御父さんだったら > いっぱいいろんな話を・・・・・してみたいですわ。 もし、ゼルガディスがキメラのままなら、素直にラダ氏の言葉を、受け取れなかったと思います。 憎みきれなくても、複雑な思いを抱えそうです。 今のゼルガディスは、人間の姿に戻ったことで、少しだけ精神が成長してる気がします。 人と違うことが辛いと、ちゃんとわかってる子ですから、ゼルガディスは。 >>玻璃:簡単に言えば、俺は口調こそ違うがラダマンティスという事か? >> >>性格や口調は違うけど、あのラダ氏です。 >>多重人格じゃないです・・・・上手く説明できませんが・・・・ >> >>玻璃:ふむ・・・・以前説明した、神の狂気に近いと思えばよいのではないか? >> >>うーん、それに近いね。 >>あとがきだとそう言う説明できるけど、作中はゼルやメティスが神の狂気なんて知らんから、回りくどいこと。 > >日常生活をしているときや、封印された範囲内で『力』を使うような状態ではラダマンティスさん。 >なんらかの事が原因で、封印を解き放ち。持てる『力』の全てを使うような >リミッターカットの状態は玻璃さん。なのでしょうか? 玻璃に関する説明は、大辞典の方に載せてます。 自分でも、説明かいてて、こんがらがりそうになったりしてます(汗) >>玻璃:ところで。 >> >>はい? >> >>玻璃:ゼルガディスの方の説明、あれで全部か? >> >>・・・・ >> >>玻璃:何を黙っておる。 > >ゼルガディスさんには、まだ何か秘密が隠されているのでしょうか。 >どんな秘密なのでしょう? 秘密、まだありますよ(笑) ゼルにはレゾの血がありますからねえ(企んでる笑) >>じゃあこの辺で(逃亡) >> >>玻璃:まて!何処へ行く気だ!!?(追跡) > >命懸けの追っかけっこ(汗)・・・・気分は大脱走の脱走兵の方々のようなものでしょうか(笑) >どうか御無事に逃げ延びることができますように(祈り) そう言えば、昔「大脱走」という映画がありましたねえ・・・テレビで見たんですが・・・・ 実話が元になったとか聞いたんですが、本当なんだろうか? >衝撃の事実を知ることになり、混乱しているゼルガディスさん。 >アメリアさんの感じていた不安のことが、とても気になります〜。 >続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 > >寒かったり暑かったりしますので、お体にお気を付けてお元気で。 >では、失礼します。 > この話、ゼルガディスの成長日記状態にならければ良いのですが(苦笑) アメリアの感じる不安が、どんな形で出てくるか、それ以前にこの話、ちゃんと収集がつくのかかなり不安ですが、気長にお付き合い下さると嬉しいです。 感想ありがとうございました。 |
14214 | 一息ついて、茶飲み話 | キツネノテブクロ | 2003/5/13 09:42:42 |
記事番号14179へのコメント 【竜の謳・闇への鎮魂歌 ――座談会 第一弾――】 ゼロス:皆さんこんにちは。 今回の座談会、司会進行役のゼロスです。 ダイ・グ:ゼロス様の補佐いたします。 覇王神官ダイ・グと申します。 ゼロス:ダイ・グさん、よろしくお願いしますね。 ダイ・グ:こちらこそよろしくお願いします。 あ、アシスタントとして、私の部下を数名連れて来ております。 何かありましたら、申し付けてください。 ゼロス:それにしても、本来ならあの“毒草”が司会をするべきでしょう。 ダイ・グ:毒草・・・ああ、キツネのことですね。 まあ、あれは放っておいて、進めましょう。 ゼロス:そうですね。 えーと最初の方々は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げたい(涙) ダイ・グ:どうしたんです?ゼロス様。 (進行表を覗き込む)・・・・頑張ってください(汗)。 マイア:何時まで待たせるつもり? カノン:よっぽどわしらに会いとうねんじゃろ。 ラダ:お前らが原因だろう。 マイア:そうかしら? ダイ・グ:n、皆さんに飲み物を。 n:どうぞ、アイスティーにしてみました。 さっぱりとしたレアチーズケーキもご一緒にどうぞ。 マイア:あら、ありがとう。 ゼロス:あのー、進めてもよろしいでしょうか?(おどおどびくびく) ラダ:いいぜ。 ゼロス:では・・・ ラダマンティスさんの説明、詳しくお願いしたいんですが・・・・ ラダ:そうだな・・・・ある程度はキツネが大辞典に載せたみたいだけどな。 『本来の名は「聖魔太子白帝玻璃」 白の世界の竜神と、白霧の血肉を持って創られた“人間”。 その精神状態は酷く複雑で、封印された力に対しても人格を持ち、それこそが本来の完全なる姿、「聖魔太子白帝玻璃」である。 通常はラダマンティスという人格だが、同時にその心が枷の役目を負っている。 心という枷が外れ、あらゆる感情が廃された状態になると、「玻璃」と名乗るが、人格そのものは同一である。 玻璃と名乗っている時は、ラダマンティス自身の暴走状態に近いため、金色の魔王はそれを独立した人格にし、封印しようとした。 だが、本人に拒否され危ういバランスの上に、ラダマンティスという人格が存在している。 玻璃とは、彼の狂気ともいえる部分、白の世界に居た頃の彼とも言える。 とにかく複雑な人』 とキツネのメモではなっているらしい。 大辞典の方も、こんな感じで載せてるし・・・・どうも、設定が変わるというより、増えてるようだが・・・・ マイア:玻璃と名乗る時って、マジ切れして昔に戻ってるときの方が多いんじゃない? 人間、きれると性格変わるし。 カノン:しかしつくづく、めんどい設定にしとるのー(呆) ゼロス:なんかとんでも無いような気が(滝汗) ダイ・グ:もしかしなくても、我らの魔王様より強いのでは・・・・ ラダ:ん? 北の魔王よりは俺の方が強いのは強いんだが・・・・ マイア:ラダが本気出すと、生物が住めなくなるから。 ラダ:周りへの被害を考えなきゃ、現存してる魔族を一瞬で消すくらいはできるぞ。 ゼロス&ダイ・グ:・・・・・・(滝汗) ラダ:本気を出すと、今居る大陸が消滅するしな・・・ってか、白霧にしろ竜神にしろ、何考えてここまで力を与えんたんだか(汗) カノン:普通じゃねーな。 ゼロス:・・・・では、次ですが・・・・マイアさんたちは何者ですか? マイア:何者って言われてもねえ・・・・私の両親はちゃんとした人間よ。 カノン:マイアは先祖がえりじゃけえ。 普通の人間にくれべりゃ、魔力はたけーけど。 ダイ・グ:カノンさんも、マイアさんの先祖と同じ種族とかなんですか? カノン:そうじゃ。 ラダ:カノンや姉さんがどういう種族かは、本編で説明するかどうかは、まだ解らんらしい。 カノン:一応わしが一族の中で一番わけーんで。 実際は百年以上は生きとるけどね、ただうちの爺ちゃんは神魔戦争当時から生きとるけど(汗) ラダ:シオンじいさんか・・・・・俺、あの人精神的に勝てない;;; カノン:生きた歴史じゃけーな・・・・ それとな爺ちゃん、わけ―頃は男前じゃったらしいで。 マイア:想像できない(笑) ラダ:だよな(笑) ダイ・グ:皆さんのお茶が温くなったようですね。 n、皆さんのお茶を変えて差し上げて。 n:ハーブティーを冷たくしてみました。 氷もハーブティーを凍らせたものなので、薄くなることはありません。 ラダ:ありがと。 マイア:シオン様、ゼフィーリアに来るつもりかしら? カノン:来るんじぇねんか? 爺ちゃん、ラダのこと気に入っとるけえ。 ゼロス:あのーそのシオンさんて・・・・“死音”て言う名前じゃあ・・・・ カノン:そうじゃ。 ゼロス:・・・・(汗) まだ生きてたんですか、あの人(滝汗) カノン:何じゃ? 爺ちゃんのこと知っとんか? ゼロス:ええ;; マイア:シオン様が若い頃男前だったって、ホント? ゼロス:ホントですよ。 渋い二枚目でしたよ、今はどうか知りませんけど。 マイア:年月って残酷(笑) ラダ:メモリーオーブとか残ってねえのか? ゼロス:いえ、その頃はメモリーオーブとかありませんでしたし・・・・ カノン:わしの訛りって・・・・ 岡山の方言がベース。 同じ県内でも違うからねえ、方言って。 例えば「早くしてください」とかでも、「はよせられえ」と「はよしねー」とあるから同じ岡山弁でも。 カノン:おいおい;; これ言う為だけにでてきたんか? さいです。 じゃ、ダイ・グあとよろしく。 ダイ・グ:了解した。 ゼロス:なぜダイ・グさんに言って、僕には言わないんでしょう? ダイ・グ:さあ?(胡散臭い笑み) ラダ:で、姉さん・・・・その手に持った、物凄く良く切れそうな手術道具は? マイア:えへv 目の前にこの上なく面白そうな、研究材料が居るのよvv ラダ&カノン:・・・・・・ ラダ:成仏しろよ(ぽそ) ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗) っは!ダイ・グさん何処いったんですか!!??(泣) カノン:アシスタントの奴らもおらんで。 マイア:うふふふ♪ ゼロス:ひいいいいいいいいいいいい(滝涙) ラダ:あ、逃げた。 カノン:マイアも追ってったな・・・ ダイ・グ:では皆さん、この辺でお開きにしましょうか。 ラダ:あんた何処行ってたんだ? ダイ・グ:気にしてはいけませんよ。 では皆さん、ごきげんよう(^^) ―――幕――― 以上、座談会第一弾でした。 第二弾、第三段と予定してます、こういうテーマで話をさせて、というのがありましたら、教えていただけると嬉しいです。 もちろん司会はゼロスです(笑)、今回も最後は結局不幸に(^^; |
14215 | おまけ | キツネノテブクロ | 2003/5/13 09:48:34 |
記事番号14214へのコメント ここまでする必要が何処にある?と突っ込まれそうな設定集です。 ゼフィーリアの騎士団の設定まで入れてるし・・・・(汗) 登場人物設定は、まだありますが、まずはリナたちから。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 登場人物 ―――正義の仲良し四人組(笑)&ゼフィーリア――― ■リナ リナ=インバース【19・♀・人間】 ■ガウリイ ガウリイ=ガブリエフ【27(推定)・♂・人間】 ■ゼル ゼルガディス=グレイワーズ【22・♂・人間】 [備考] 公式な場では、ゼルガディス=G=イモータルを名乗っている。 ■アメリア アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン【18・♀・人間】 [備考] セイルーン公国の王女様。 公国なら普通、大公とか公王とかって言い方になるから、その子は公子とか公女という呼び方のはずだけど・・・・何故か国王に王女・・・・謎だ・・・・ ■ラダ ラダマンティス=グレイワーズ【41・♂・人間(多分)】 [備考] 本来の名は「聖魔太子白帝玻璃」、白の世界の竜神と、白霧の血肉を持って創られた“人間”。 聖魔太子が神と魔の直系であることを示し、白帝は白の世界における彼の地位を示す称号、通常は白帝玻璃、聖魔太子玻璃と呼ばれる。 どういう経過で赤の世界に行く事になったかは、『――硝子―― 零れ落ちた沙』を参照。 その精神状態は酷く複雑で、封印された力に対しても人格を持ち、それこそが本来の完全なる姿、「聖魔太子白帝玻璃」である。 通常はラダマンティスという人格だが、同時にその心が枷の役目を負っており、枷が外れあらゆる感情が廃された状態になると、「玻璃」と名乗るが、人格そのものは同一である。 玻璃と名乗っている時は、ラダマンティス自身の暴走状態に近いため、金色の魔王はそれを独立した人格にし、封印しようとした。 だが、本人に拒否され危ういバランスの上に、ラダマンティスという人格が存在している。 玻璃とは、彼の狂気ともいえる部分、白の世界に居た頃の彼とも言える。 とにかく存在その物が複雑な人なのだ。 彼の神と魔の血「破壊と狂気の血」は、息子ゼルガディスに受け継がれている。 とまあ、色々言ってはいるが、基本的に結構図太い神経してるので、特に何の問題は無かったりする(^^; この方が玻璃を名乗る時は、注意した方が良い。 単にキレて暴れてるだけの事だったりするので;; ■メティ メティス=クレイオ=ジュノー=イモータル(メティス=K=グレイワーズ)【41・♀・人間】 [備考] ゼフィーリアの有力貴族のイモータル公爵家の三十九代目当主で、レゾの孫。 ゼルガディスの母で、ラダマンティスの妻。 レゾの血を受け継ぐだけあって、その魔力はかなりのもの。 特殊な存在である、ラダマンティスの子を産めたのも、彼女の持つ魔王レゾの血筋故かも知れない。 ■クルス クロイセル=ディ=ルクセル(クロイセル=D)【?・♂・?】 [容姿]黒髪・藍色の瞳・褐色の肌 [武器]?(剣、刃物全般) [備考] 狼をイメージさせる様な、精悍な顔立ちをしている、隠密集団オニキスのリーダー。 因みに、名前のDはDEMON(魔神)の頭文字。 色々と過去を持っており、グレイワーズ親子をマスターと呼ぶ。 ■ラフィ ラフィリアス=ウラニア=グレイワーズ=イモータル(ラフィリアス=U=グレイワーズ)【17・♀・人間】 [容姿]銀髪・孔雀色の眼 [備考] ゼルガディスの妹。 うーん・・・これと言って特徴が無い・・・・・ 登場そのものは結構前なのに、影が薄い。 ■マイア マイア=グレイワーズ【?・♀・人間】 [容姿]砂色の髪・淡い翠の瞳 [備考] ラダマンティスの姉。 森で迷子になっていた玻璃(ラダマンティス)を、拾って育てた剛の人。 ゼロスの天敵みたいな人(笑) 両親は人間だが、彼女自身は遠い先祖の血を強く受け継いでいる。 彼女の先祖は人間ではない、その名すら歴史の中に埋もれてしまった種族である。 ■アイズ アイゼリナル=ミーズ【16・♀・人間】 [容姿]黒髪・翠の瞳 [備考] 結構頑丈な娘さん、騎士見習い。 グレイワーズ親子が目をかけている、なかなかの逸材なのだが、雑用に使われることの方が多いらしい(笑)。 ある人物にそっくりだったりする。 ■バカ皇子 ルドウィヒ=アウイン=エルメキア【20・♂・人間】 [備考] エルメキア帝国、第四皇位継承権を持つ皇子、基本的に、バカ皇子で通用してしまうであろうひと。 ステフの誘いに乗ってしまった、とんでもないお方。 最初はちょい役のつもりで出したのに・・・・なんでこんなキャラに(汗) ■コノカルコ卿 ノゼアン=コノカルコ【60・♂・人間】 [備考] エルメキア帝国、帝国騎士団副団長。 ルドウィヒのお守り役となってしまっている、苦労人な方。 モデルにしている某老提督のごとく、悲惨な最期にならければよいのだが・・・・ ■グラノファイア シルビン=グラノファイア【53・♂・人間】 [備考] ライゼール帝国、帝国軍の海軍最高司令官。 一見のほほんとしているが、軍の本質が暴力であり、破壊であることを理解している。 優秀な人物である。 ■ホルンフェルス嬢 シルト=ホルンフェルス【28・♀・人間】 [備考] ライゼール帝国、帝国軍少佐。 グラノファイアの副官で、才女としても名高い。 関係ないが、この方まだ独身である(笑) ■カノン カノン=リヴァイアサン【?・♂・――】 [容姿]金髪碧眼 [備考] ラダマンティスの親友兼悪友(笑)、訛りのある口調で喋り、飄々とした性格。 とある種族の最も若い人物、彼以降その種族は増えてはおらず、現在は彼を含めて数名ほどが居るのみである。 ■シオン 死音【?・♂・――】 [容姿]金髪碧眼(若い頃)・白髪の老人(現在) [備考] カノンの爺ちゃん、得意技は「うろたえるな小僧!」という物理攻撃(笑) 神魔戦争の頃から生きてる、生きた歴史とも呼べる人物。(生きた化石でも可) 若い頃は結構美形だったようだが・・・・ ■プルトン伯爵 ミーノス=プルトン=イモータル【41・♂・人間】 [容姿]栗色の髪・緑の目 [武器]ロングソード [備考] 王国騎士団のラダ氏の同期の騎士、イモータル公爵家の一族。 アイアコスとは二卵性の双子、ミーノスのほうが兄。 出たがりなキャラなので、どっかに登場しそうです。 ■ジュノー伯爵 アイアコス=ジュノー=イモータル【41・♂・人間】 [容姿]黒髪・緑の目 [武器]バスターソード [備考] 王国騎士団のラダ氏の同期の騎士、イモータル公爵家の一族。 ミーノスの弟、メティスが公爵位を継いだ為、彼がジュノー家の当主となる。 ミーノスに比べると常識人、口は悪いが仕事はちゃんとしてるので、ラダ氏が居ない時は彼が騎士団長代理をすることがある。 彼も出たがりなキャラなので、登場する可能性が・・・・ ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 騎士団の設定。 騎士団とは別に、陸軍も存在する・・・・・筈。 陸軍は出番殆どないし、目立たないであろう。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― ゼフィーリア王国・王国騎士団 ■総騎士団長 筆頭騎士:ラダマンティス=グレイワーズ男爵 【王宮騎士・テンプルナイト】 ■第一士団(近衛騎士) 士団長:ラダマンティス=グレイワーズ男爵(兼任) 白騎士(ホープナイト) リーダー:ミーノス=プルトン=イモータル伯爵 黒騎士(フィアーナイト) リーダー:アイアコス=ジュノー=イモータル伯爵 【正騎士・フルナイト】 ■第二士団(王都警護騎士) 士団長:セピオ=グリュネル ■第三士団(王国警護騎士) 士団長:ジェット=グラウバー 【遊撃騎士・ファントム】 ■第四士団 士団長:ゼルガディス=グレイワーズ=イモータル ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 【王宮騎士・テンプルナイト】 ■第一士団(近衛騎士) 白騎士(ホープナイト) 黒騎士(フィアーナイト) 国王及び、王家の者を守るための騎士。 白騎士、黒騎士共に定員は十名、王国騎士団中最強の騎士団。 殆ど王宮から出ることが無いため、王都に住む者でも、その姿を見るのは稀。 【正騎士・フルナイト】 ■第二士団(王都警護騎士) ■第三士団(王国警護騎士) ゼフィーリア王国、王国騎士団の主力。 一般的に、王国騎士団と言えば、この正騎士を指す。 第二士団と第三士団の違いは殆ど無い、国のあちこちに配備されるのが、第三士団の騎士である。 新入りはまず第二士団に配属される。 因みに、ラダマンティスが最初に配属されたのは、第二士団の第二小隊(笑) 【遊撃騎士・ファントム】 ■第四士団 新設された部隊。 未だ実験的な騎士団で、主に、国外での活動を目的とした騎士。 一部では、ラダマンティスが息子の為に作ったと言われるが、ゼルガディスが戻る前から、準備され士団長の選考は行われていた。 第一から第三までの士団長と、白騎士黒騎士の各リーダーの推薦で、ゼルガディスが第四士団の士団長に就いている。 ※第二士団の士団長、セピオ=グリュネルは女性騎士。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 第一から第四までは鎧のデザインは同じで、カラーリングが違う。 デザインはフルアーマーだが、動きやすさを重視して、シンプルなものを採用している。 左胸と盾に、ゼフィーリアの王国の紋章が入っている。(ゼフィーリアの王家の紋章ではない) 総騎士団長、エナメル光沢のホワイト、ライトシルバーの縁取り、マントはピュアホワイトに銀糸の刺繍入り。 第一士団は二通りのカラーリング。 白騎士、カラーはエナメル光沢にパールホワイト、オレンジゴールドの縁取り、マントはピュアホワイト。 黒騎士、つや消しのジェットブラックに、シルバーの縁取り、マントもブラック。 白騎士、黒騎士共にマントの裏地は自由、中にはすんごい刺繍が入ったのを、してる奴もいるとか・・・・・ 第二士団、ダークシルバーに、アンティークシルバー、マントはオフホワイト。 第三士団、第二士団とカラーリングは同じ、マントはライトグレー。 第四士団、エナメル光沢のメタリックピーコック、パールブルーの縁取り、マントはサファイアブルー。 礼服は、総騎士団長は詰襟の長衣で、白地に左腕の所に国家の紋章と、騎士団のマークが銀糸で刺繍してある。 白の手袋、腰には帯剣、鎧と同じマント。 第一から第四までの礼服は、総騎士団長と同じデザインで、色は黒。 各士団長と白騎士、黒騎士は国家の紋章と騎士団マーク、それ以外の騎士は騎士団マークのみ。 各士団のマントは鎧と同じ、マントを着けない場合は、マントと同色の飾り紐を、肩のあたり付ける。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― てな感じです。 |
14219 | 司会の方の服装は、金ラメタキシードでしょうか(笑) | 猫楽者 E-mail | 2003/5/14 08:41:54 |
記事番号14214へのコメント こんばんは、キツネノテブクロさん。 お元気ですか、猫楽者です。 豪華メンバーの方々♪による『座談会♪』。とても楽しく読ませて頂きました。 ばしめまして、キツネノテブクロさん。 キウユです。よろしくおねがいします(ぺこり、と一礼) >ゼロス:そうですね。 >えーと最初の方々は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げたい(涙) > >ダイ・グ:どうしたんです?ゼロス様。 >(進行表を覗き込む)・・・・頑張ってください(汗)。 ゼロスさん。人生(?)は山あり谷あり、なのです。とは、言うものの(笑) ゼロスさんの場合・・・・谷ばかりに・・・・なってしまっているような気もしますね(笑) キウユ : ねえ。なんでゼロスおじさんは泣いているの? さあ?(笑)、きっと司会役で緊張しているんじゃ無いですか(笑) キウユ : よくわかんないけど、ゼロスおじさん。がんばってね。 >マイア:何時まで待たせるつもり? > >カノン:よっぽどわしらに会いとうねんじゃろ。 > >ラダ:お前らが原因だろう。 > >マイア:そうかしら? マイアさん♪カノンさん♪、それにラダマンティスさん♪の豪華メンバーの皆さんが ご出席なさっての『座談会』、いよいよ始まるのですね。 キウユ : マイアさん。優しそうで、きれいなおねえさんだなあ(見惚れてます) ラダマンティスさん。マイアさんとカノンさんだけが原因では無いのでは・・・・・いっ、いえ・・・ なんでもありませんです(汗) >ゼロス:あのー、進めてもよろしいでしょうか?(おどおどびくびく) > >ラダ:いいぜ。 > >ゼロス:では・・・ >ラダマンティスさんの説明、詳しくお願いしたいんですが・・・・ ゼロスさん。もし許されるのなら、今すぐにでも逃げ出したい(笑) そう思っているような気配が、伝わってきますね(笑) キウユ : いいなあ。ぼくもマイアさんと一緒にお茶のみたいなあ。 >ラダ:そうだな・・・・ある程度はキツネが大辞典に載せたみたいだけどな。 >『本来の名は「聖魔太子白帝玻璃」 >白の世界の竜神と、白霧の血肉を持って創られた“人間”。 >その精神状態は酷く複雑で、封印された力に対しても人格を持ち、それこそが本来の完全なる姿、「聖魔太子白帝玻璃」である。 >通常はラダマンティスという人格だが、同時にその心が枷の役目を負っている。 >心という枷が外れ、あらゆる感情が廃された状態になると、「玻璃」と名乗るが、人格そのものは同一である。 >玻璃と名乗っている時は、ラダマンティス自身の暴走状態に近いため、金色の魔王はそれを独立した人格にし、封印しようとした。 >だが、本人に拒否され危ういバランスの上に、ラダマンティスという人格が存在している。 >玻璃とは、彼の狂気ともいえる部分、白の世界に居た頃の彼とも言える。 >とにかく複雑な人』 >とキツネのメモではなっているらしい。 >大辞典の方も、こんな感じで載せてるし・・・・どうも、設定が変わるというより、増えてるようだが・・・・ > >マイア:玻璃と名乗る時って、マジ切れして昔に戻ってるときの方が多いんじゃない? >人間、きれると性格変わるし。 ラダマンティスさんの普段の行動は、玻璃さんも同時に見て聞いているのですね。 ラダマンティスさんも玻璃さんも、あまり玻璃さんとして行動したくない、そう思っているのでしょうか。 キウユ : リナおねえちゃんも、ときどきこわいけど・・・・・・ ラダおじさんは、自分の強すぎる『力』がこわいのかなあ? >ゼロス:なんかとんでも無いような気が(滝汗) > >ダイ・グ:もしかしなくても、我らの魔王様より強いのでは・・・・ > >ラダ:ん? >北の魔王よりは俺の方が強いのは強いんだが・・・・ > >マイア:ラダが本気出すと、生物が住めなくなるから。 > >ラダ:周りへの被害を考えなきゃ、現存してる魔族を一瞬で消すくらいはできるぞ。 > >ゼロス&ダイ・グ:・・・・・・(滝汗) > >ラダ:本気を出すと、今居る大陸が消滅するしな・・・ってか、白霧にしろ竜神にしろ、何考えてここまで力を与えんたんだか(汗) もし・・・・ラダマンティスさんが『本気』を出して『力』を振るわれたりしたら・・・・・(汗) キウユ : ラダおじさん。カッコいいね。 カッコいい?確かに、とてもステキな方だと思いますが キウユちゃん。どうしてカッコいいと思うの? キウユ : だってラダおじさん。レイおじさんより強いんでしょ。 ラダおじさん。悪いやつらを、やっつける正義の味方みたい。 本気を出すと・・・・・大陸消滅(汗)・・・・・全魔族・・・・瞬殺・・・・・ ゼロスさんとダイ・グさん・・・・・出来ることなら・・・・一刻も早くこの場から逃げ出したい・・・のでしょうね(汗) >ゼロス:・・・・では、次ですが・・・・マイアさんたちは何者ですか? > >マイア:何者って言われてもねえ・・・・私の両親はちゃんとした人間よ。 > >カノン:マイアは先祖がえりじゃけえ。 >普通の人間にくれべりゃ、魔力はたけーけど。 先祖がえり・・・・・マイアさんは、ご先祖様の『血』と『力』を色濃く継がれた方なのでしょうか? キウユ : マイアおねえちゃんのお父さんとお母さんは、どんな人なのかなあ。 会ってみたいな。 >ダイ・グ:カノンさんも、マイアさんの先祖と同じ種族とかなんですか? > >カノン:そうじゃ。 > >ラダ:カノンや姉さんがどういう種族かは、本編で説明するかどうかは、まだ解らんらしい。 > >カノン:一応わしが一族の中で一番わけーんで。 >実際は百年以上は生きとるけどね、ただうちの爺ちゃんは神魔戦争当時から生きとるけど(汗) > >ラダ:シオンじいさんか・・・・・俺、あの人精神的に勝てない;;; > >カノン:生きた歴史じゃけーな・・・・ >それとな爺ちゃん、わけ―頃は男前じゃったらしいで。 シオンさん(汗)・・・・神魔戦争当時から生きている・・・・ということは5000年以上生きておられるのですね(汗) マイアさんとカノンさんは、同じ種族の方なのですね。 キウユ : ねえねえマイアおねえちゃんとカノンおにいさんは、恋人どおしなの? マイアおねえちゃんとカノンおにいさん、すごくお似合いだけど 結婚するのかなあ? キ・・・キウユちゃん。そういうのは御二人のお気持ちしだいなんだよ(汗) >カノン:わしの訛りって・・・・ > >岡山の方言がベース。 >同じ県内でも違うからねえ、方言って。 >例えば「早くしてください」とかでも、「はよせられえ」と「はよしねー」とあるから同じ岡山弁でも。 > >カノン:おいおい;; >これ言う為だけにでてきたんか? カノンさんの御言葉は岡山弁だったのですね。 言葉と地名それに人名は、本当にいろいろですね。 キウユ : マイアおねえちゃんもカノンおにいさんみたいな話し方したら カノンおにいちゃん、すごく喜ぶんじゃないかなあ。 >さいです。 >じゃ、ダイ・グあとよろしく。 > >ダイ・グ:了解した。 > >ゼロス:なぜダイ・グさんに言って、僕には言わないんでしょう? > >ダイ・グ:さあ?(胡散臭い笑み) あの・・・ダイ・グさん(汗)・・・・もしかしまして・・・・ゼロスさんには秘密の・・・・ 進行表・・・・とか・・・・持っていたりするのですか(滝汗) キウユ : ダイ・グおにいちゃん、楽しそうに笑ってるね。 >ラダ:で、姉さん・・・・その手に持った、物凄く良く切れそうな手術道具は? > >マイア:えへv >目の前にこの上なく面白そうな、研究材料が居るのよvv > >ラダ&カノン:・・・・・・ > >ラダ:成仏しろよ(ぽそ) > >ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗) >っは!ダイ・グさん何処いったんですか!!??(泣) > >カノン:アシスタントの奴らもおらんで。 > >マイア:うふふふ♪ > >ゼロス:ひいいいいいいいいいいいい(滝涙) > >ラダ:あ、逃げた。 > >カノン:マイアも追ってったな・・・ ・・・・・・(汗)・・・・・ キウユ : いいなあゼロスおじさん。マイアおねえちゃんと、あんなに楽しそうに追いかけっこしてる。 そ・・・・・そうだね(汗)・・・・楽しそうだね(滝汗) ゼロスさん・・・・・逝ってしまった・・・あなたをシノンで・・・・沢山の方々が涙することでしょう(汗) キウユ : マイアおねえちゃん。どんな研究するのかな。 ゼロスおじさん。ロケットパンチとか、背中から羽が生えてきたりするようになるのかな(わくわく) キウユちゃん・・・・・それ、研究じゃなくて・・・改造ですよ(汗) >ダイ・グ:では皆さん、この辺でお開きにしましょうか。 > >ラダ:あんた何処行ってたんだ? > >ダイ・グ:気にしてはいけませんよ。 >では皆さん、ごきげんよう(^^) ダイ・グさんとアシスタントのnさん・・・・ゼロスさんを盾にして逃げましたね(笑) nさん、ハーブティーを凍らせた氷をご用意するような、細やかなお心遣いの出きる方なのですね。 ダイ・グさん、nさん・・・・ゼロスさんは・・・・ご無事でしょうか(汗) キウユ : おもしろかった〜♪、マイアおねえちゃんとゼロスおじさんは戻ってこなかったね。 >以上、座談会第一弾でした。 >第二弾、第三段と予定してます、こういうテーマで話をさせて、というのがありましたら、教えていただけると嬉しいです。 >もちろん司会はゼロスです(笑)、今回も最後は結局不幸に(^^; ゼロスさん(笑)・・・・不幸ですね〜(笑) 楽しかったです〜。 ゼロスさんたちのお姿を想像させていただきながら、とても楽しく読ませていただきました。 テーマですか。う〜ん。なにか良いテーマは・・・・・。 魔族に関して何か・・・・・すいません・・・・思いつかなかったです(汗) 前にキツネノテブクロさんから、いただきましたお返事の 「大脱走」という映画についてなのですが 自分もあまり詳しくは知らないのですが、実際にドイツ軍の捕虜収容所で起った 集団脱走の話を、脱走兵の方が書かれた小説を元にして映画化したのだそうです。 次回の『座談会♪』と本編の続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 暖かかったり、急に寒くなったりしますね。 お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
14220 | 魔王手縫いの金ラメタキシードを、レンタルして貰おうとしたら却下されたそうです(笑) | キツネノテブクロ | 2003/5/14 16:09:08 |
記事番号14219へのコメント >こんばんは、キツネノテブクロさん。 >お元気ですか、猫楽者です。 >豪華メンバーの方々♪による『座談会♪』。とても楽しく読ませて頂きました。 > >ばしめまして、キツネノテブクロさん。 >キウユです。よろしくおねがいします(ぺこり、と一礼) こんにちは、キツネノテブクロです。 キウユ君、こちらこそよろしくです。 >>ゼロス:そうですね。 >>えーと最初の方々は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げたい(涙) >> >>ダイ・グ:どうしたんです?ゼロス様。 >>(進行表を覗き込む)・・・・頑張ってください(汗)。 > >ゼロスさん。人生(?)は山あり谷あり、なのです。とは、言うものの(笑) >ゼロスさんの場合・・・・谷ばかりに・・・・なってしまっているような気もしますね(笑) >キウユ : ねえ。なんでゼロスおじさんは泣いているの? >さあ?(笑)、きっと司会役で緊張しているんじゃ無いですか(笑) >キウユ : よくわかんないけど、ゼロスおじさん。がんばってね。 ゼロスの人生は断崖絶壁の山あり、谷ありなのでは? ゼロス:そんな人生嫌です(泣) キウユさん、応援ありがとうございます。 >>マイア:何時まで待たせるつもり? >> >>カノン:よっぽどわしらに会いとうねんじゃろ。 >> >>ラダ:お前らが原因だろう。 >> >>マイア:そうかしら? > >マイアさん♪カノンさん♪、それにラダマンティスさん♪の豪華メンバーの皆さんが >ご出席なさっての『座談会』、いよいよ始まるのですね。 >キウユ : マイアさん。優しそうで、きれいなおねえさんだなあ(見惚れてます) >ラダマンティスさん。マイアさんとカノンさんだけが原因では無いのでは・・・・・いっ、いえ・・・ >なんでもありませんです(汗) マイア:キウユ君、ありがとう(^^) この笑顔が恐ろしい・・・・ マイア:何か言った? いえ(汗) >>ゼロス:あのー、進めてもよろしいでしょうか?(おどおどびくびく) >> >>ラダ:いいぜ。 >> >>ゼロス:では・・・ >>ラダマンティスさんの説明、詳しくお願いしたいんですが・・・・ > >ゼロスさん。もし許されるのなら、今すぐにでも逃げ出したい(笑) >そう思っているような気配が、伝わってきますね(笑) >キウユ : いいなあ。ぼくもマイアさんと一緒にお茶のみたいなあ。 ゼロスじゃなくても、このメンバーなら逃げ出したくなるでしょう(^^; マイア:キウユ君、お茶菓子用意してるから、遊びにいらっしゃい(^^) >>ラダ:そうだな・・・・ある程度はキツネが大辞典に載せたみたいだけどな。 >>『本来の名は「聖魔太子白帝玻璃」 >>白の世界の竜神と、白霧の血肉を持って創られた“人間”。 >>その精神状態は酷く複雑で、封印された力に対しても人格を持ち、それこそが本来の完全なる姿、「聖魔太子白帝玻璃」である。 >>通常はラダマンティスという人格だが、同時にその心が枷の役目を負っている。 >>心という枷が外れ、あらゆる感情が廃された状態になると、「玻璃」と名乗るが、人格そのものは同一である。 >>玻璃と名乗っている時は、ラダマンティス自身の暴走状態に近いため、金色の魔王はそれを独立した人格にし、封印しようとした。 >>だが、本人に拒否され危ういバランスの上に、ラダマンティスという人格が存在している。 >>玻璃とは、彼の狂気ともいえる部分、白の世界に居た頃の彼とも言える。 >>とにかく複雑な人』 >>とキツネのメモではなっているらしい。 >>大辞典の方も、こんな感じで載せてるし・・・・どうも、設定が変わるというより、増えてるようだが・・・・ >> >>マイア:玻璃と名乗る時って、マジ切れして昔に戻ってるときの方が多いんじゃない? >>人間、きれると性格変わるし。 > >ラダマンティスさんの普段の行動は、玻璃さんも同時に見て聞いているのですね。 >ラダマンティスさんも玻璃さんも、あまり玻璃さんとして行動したくない、そう思っているのでしょうか。 >キウユ : リナおねえちゃんも、ときどきこわいけど・・・・・・ > ラダおじさんは、自分の強すぎる『力』がこわいのかなあ? ラダ:できれば玻璃の状態にはなりたくは無いな。 誰であろうと、手加減も容赦もねえから。 >>ゼロス:なんかとんでも無いような気が(滝汗) >> >>ダイ・グ:もしかしなくても、我らの魔王様より強いのでは・・・・ >> >>ラダ:ん? >>北の魔王よりは俺の方が強いのは強いんだが・・・・ >> >>マイア:ラダが本気出すと、生物が住めなくなるから。 >> >>ラダ:周りへの被害を考えなきゃ、現存してる魔族を一瞬で消すくらいはできるぞ。 >> >>ゼロス&ダイ・グ:・・・・・・(滝汗) >> >>ラダ:本気を出すと、今居る大陸が消滅するしな・・・ってか、白霧にしろ竜神にしろ、何考えてここまで力を与えんたんだか(汗) > >もし・・・・ラダマンティスさんが『本気』を出して『力』を振るわれたりしたら・・・・・(汗) >キウユ : ラダおじさん。カッコいいね。 >カッコいい?確かに、とてもステキな方だと思いますが >キウユちゃん。どうしてカッコいいと思うの? >キウユ : だってラダおじさん。レイおじさんより強いんでしょ。 > ラダおじさん。悪いやつらを、やっつける正義の味方みたい。 >本気を出すと・・・・・大陸消滅(汗)・・・・・全魔族・・・・瞬殺・・・・・ >ゼロスさんとダイ・グさん・・・・・出来ることなら・・・・一刻も早くこの場から逃げ出したい・・・のでしょうね(汗) ラダ:ありがとな、キウユ君。 うーん(−ー; ラダ氏のほうが下手すると悪役っぽいんですが・・・・(汗) ラダ:いらんこというなよ(目の笑って無い笑み) >>ゼロス:・・・・では、次ですが・・・・マイアさんたちは何者ですか? >> >>マイア:何者って言われてもねえ・・・・私の両親はちゃんとした人間よ。 >> >>カノン:マイアは先祖がえりじゃけえ。 >>普通の人間にくれべりゃ、魔力はたけーけど。 > >先祖がえり・・・・・マイアさんは、ご先祖様の『血』と『力』を色濃く継がれた方なのでしょうか? その通りです。 >キウユ : マイアおねえちゃんのお父さんとお母さんは、どんな人なのかなあ。 > 会ってみたいな。 マイア:うーんとね、私の両親は優しい人たちだったよ。 何処にでもいる、普通な人たちだった。 >>ダイ・グ:カノンさんも、マイアさんの先祖と同じ種族とかなんですか? >> >>カノン:そうじゃ。 >> >>ラダ:カノンや姉さんがどういう種族かは、本編で説明するかどうかは、まだ解らんらしい。 >> >>カノン:一応わしが一族の中で一番わけーんで。 >>実際は百年以上は生きとるけどね、ただうちの爺ちゃんは神魔戦争当時から生きとるけど(汗) >> >>ラダ:シオンじいさんか・・・・・俺、あの人精神的に勝てない;;; >> >>カノン:生きた歴史じゃけーな・・・・ >>それとな爺ちゃん、わけ―頃は男前じゃったらしいで。 > >シオンさん(汗)・・・・神魔戦争当時から生きている・・・・ということは5000年以上生きておられるのですね(汗) >マイアさんとカノンさんは、同じ種族の方なのですね。 マイアの血の方が薄いですが、同じ種族です。 ちなみに、マイアも見た目ほど若くないです。 >キウユ : ねえねえマイアおねえちゃんとカノンおにいさんは、恋人どおしなの? > マイアおねえちゃんとカノンおにいさん、すごくお似合いだけど > 結婚するのかなあ? >キ・・・キウユちゃん。そういうのは御二人のお気持ちしだいなんだよ(汗) だ、そうですよ。 お二人さん(笑) カノン&マイア:///////(真っ赤) >>カノン:わしの訛りって・・・・ >> >>岡山の方言がベース。 >>同じ県内でも違うからねえ、方言って。 >>例えば「早くしてください」とかでも、「はよせられえ」と「はよしねー」とあるから同じ岡山弁でも。 >> >>カノン:おいおい;; >>これ言う為だけにでてきたんか? > >カノンさんの御言葉は岡山弁だったのですね。 >言葉と地名それに人名は、本当にいろいろですね。 同じ日本という国なのに、違いますからねえ。 >キウユ : マイアおねえちゃんもカノンおにいさんみたいな話し方したら > カノンおにいちゃん、すごく喜ぶんじゃないかなあ。 キウユ君、流石にマイアがあの喋りをすると似合わないような気が;; >>さいです。 >>じゃ、ダイ・グあとよろしく。 >> >>ダイ・グ:了解した。 >> >>ゼロス:なぜダイ・グさんに言って、僕には言わないんでしょう? >> >>ダイ・グ:さあ?(胡散臭い笑み) > >あの・・・ダイ・グさん(汗)・・・・もしかしまして・・・・ゼロスさんには秘密の・・・・ >進行表・・・・とか・・・・持っていたりするのですか(滝汗) >キウユ : ダイ・グおにいちゃん、楽しそうに笑ってるね。 ダイ・グ:進行表に関しては、企業秘密ですよ。 キウユさん、楽しいですよ(笑) >>ラダ:で、姉さん・・・・その手に持った、物凄く良く切れそうな手術道具は? >> >>マイア:えへv >>目の前にこの上なく面白そうな、研究材料が居るのよvv >> >>ラダ&カノン:・・・・・・ >> >>ラダ:成仏しろよ(ぽそ) >> >>ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗) >>っは!ダイ・グさん何処いったんですか!!??(泣) >> >>カノン:アシスタントの奴らもおらんで。 >> >>マイア:うふふふ♪ >> >>ゼロス:ひいいいいいいいいいいいい(滝涙) >> >>ラダ:あ、逃げた。 >> >>カノン:マイアも追ってったな・・・ > >・・・・・・(汗)・・・・・ >キウユ : いいなあゼロスおじさん。マイアおねえちゃんと、あんなに楽しそうに追いかけっこしてる。 >そ・・・・・そうだね(汗)・・・・楽しそうだね(滝汗) >ゼロスさん・・・・・逝ってしまった・・・あなたをシノンで・・・・沢山の方々が涙することでしょう(汗) >キウユ : マイアおねえちゃん。どんな研究するのかな。 > ゼロスおじさん。ロケットパンチとか、背中から羽が生えてきたりするようになるのかな(わくわく) >キウユちゃん・・・・・それ、研究じゃなくて・・・改造ですよ(汗) ゼロス:キウユさぁぁんん(泣) 楽しくはないですよ〜〜〜〜(滝涙) >>ダイ・グ:では皆さん、この辺でお開きにしましょうか。 >> >>ラダ:あんた何処行ってたんだ? >> >>ダイ・グ:気にしてはいけませんよ。 >>では皆さん、ごきげんよう(^^) > >ダイ・グさんとアシスタントのnさん・・・・ゼロスさんを盾にして逃げましたね(笑) >nさん、ハーブティーを凍らせた氷をご用意するような、細やかなお心遣いの出きる方なのですね。 >ダイ・グさん、nさん・・・・ゼロスさんは・・・・ご無事でしょうか(汗) >キウユ : おもしろかった〜♪、マイアおねえちゃんとゼロスおじさんは戻ってこなかったね。 ゼロスを盾にしましたね、ダイ・グは(笑) nは気遣いのできる魔族さんです。 >>以上、座談会第一弾でした。 >>第二弾、第三段と予定してます、こういうテーマで話をさせて、というのがありましたら、教えていただけると嬉しいです。 >>もちろん司会はゼロスです(笑)、今回も最後は結局不幸に(^^; > >ゼロスさん(笑)・・・・不幸ですね〜(笑) >楽しかったです〜。 >ゼロスさんたちのお姿を想像させていただきながら、とても楽しく読ませていただきました。 >テーマですか。う〜ん。なにか良いテーマは・・・・・。 >魔族に関して何か・・・・・すいません・・・・思いつかなかったです(汗) ゼロス相変わらず不幸です(笑) テーマに関しては、特に気になさら無いでください。 >前にキツネノテブクロさんから、いただきましたお返事の >「大脱走」という映画についてなのですが >自分もあまり詳しくは知らないのですが、実際にドイツ軍の捕虜収容所で起った >集団脱走の話を、脱走兵の方が書かれた小説を元にして映画化したのだそうです。 経験者の体験談が元なんですね。 実際に脱走できた人は、どれほど居たんでしょうか? 映画の方もうろ覚えなので・・・・映画を見たのが、中学生か高校生くらいの頃で、テレビでしてたのを親に言われて見た覚えが・・・ >次回の『座談会♪』と本編の続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 >暖かかったり、急に寒くなったりしますね。 >お体にお気を付けて、お元気で。 >では、失礼します。 > コメントありがとうございました。 季節の変わり目ですので、体調が崩れやすいと思います。 猫楽者さんも、お体にお気をつけくださいませ。 |
14221 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第19章 | キツネノテブクロ | 2003/5/14 16:18:25 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 「汝、ゼルガディス=グレイワーズ。 第四士団、士団長に任ず」 「謹んで拝命いたします」 ゼフィーリアの王城、玉座の間にて行われる儀式。 新しく興された騎士団の士団長任命式である。 文官武官がずらりと並ぶ中、堂々たる態度で式をこなすゼルガディス。 「老人方がうるさいかな?」 「口ばっかり達者なご老人には、いい加減退場願いたいところだよな」 よく似た顔立ちの男が二人、周りにわからぬ様に囁きあう。 ミーノスとアイアコスの二人だ。 今ここに居る騎士達は、黒の礼装に身を包んでいる。 デザインそのものは、シンプルですっきりしたものだが、細かな所にさり気無い装飾がほどされている。 襟や、袖の折り返しなどに、銀のラインが入っているのだが、近くで見れば細かな刺繍で美しい模様が入れられている。 各士団の区別はマントの色で行われるが、そのマントの止め具も各自の好みが現れている。 シンプルな物から、細かな細工が施されたものまで、様々である。 ゼルガディスも、新設された士団の色であるサファイアブルーのマントを、細かな細工の施された銀の止め具で止めている。 その姿に、文官席のほうに居る女官達から、溜息がこぼれる。 さらりと揺れる銀糸の髪、深い湖を思わせる孔雀色の瞳、そして両親に似た美貌。 動作の一つ一つが優雅なこの男は、とにかく女性の目を集める。 もっとも、本人にその自覚は無いが・・・・ 「若いし、独身だし、彼の人気は凄いんじゃない?」 「みたいだな。 もっとも、ラダマンティスが言うには、セイルーンの王女と良い雰囲気らしい」 ミーノスの言葉に、アイアコスは笑を噛み殺すように言葉を返す。 「ラダ君も早く孫の顔が見たいのかな?」 「さあな」 こそこそと、この二人が喋ってる間に、滞り無く式典は終わった。 式典後、ゼルガディスはラダマンティスの下に居た。 「一応聞くが、何でこの忙しい時に?」 「解ってて聞くか、お前は」 「確認だ、それで呼称はどうなる?」 「遊撃騎士・ファントム、第四士団の呼称だ。 団員は、今セイルーンにいってる奴らと、こっちに数名居る。 必要だと思うなら、連れて行け」 「いや、こっちとの連絡用に置いとく。 必要になれば呼び寄せるが・・・」 「そうか、ファントムはお前の指揮で動く、独立した騎士団だ。 女王及び、総騎士団長である俺の命以外、如何なるの者の、如何なる命にも従わない」 「通常の騎士とは扱いが違うか・・・」 「そう言うことだ。 で、夕べの話だが・・・・」 そこまで言って、ラダマンティスの表情が曇る。 「ショックと言えば、ショックだが・・・・何分無茶苦茶な奴等と、行動する事が多かったんで、悩んでも無駄なことは、悩まないことにした。 特にこの状況で悩んでも、ろくな答えなんか出ないだろうしな」 悪戯っぽい笑みを浮かべながら、話すゼルガディスに、ラダマンティスはきょとんとした表情を浮かべる。 が、すぐにやわらかい笑みを浮かべる。 「すぐにセイルーンに戻るか?」 「ああ」 「無茶はするなよ」 「・・・」 「何で黙ってる?」 「いや・・・・リナたちが居るしなあ・・・」 「ははは・・(汗)」 ラダマンティスはあの賑やかな少女を思い出し、引き攣った笑みを浮かべる。 「じゃあ、俺は行く」 「ああ、ここが正念場だ。 お前の全てが試されている時だ」 「面倒なことだな」 「仕方ないだろう、公爵家当主の候補なんだから」 「・・・・」 ゼルガディスは額に軽く手を当て、小さな溜息をつくと、騎士の礼をしてラダマンティスの執務室を後にする。 「歴史があるが故に、複雑化するものもあるということだな・・・」 誰も居ない部屋で、ラダマンティスの呟きは空に消える。 メティスは久しぶりにマイアとカノンに会っていた。 「久しぶりね、元気にしてた?」 「そう言うマイアこそ、元気にしてみたいね。 カノンも相変わらず見たいだし(笑)」 「そう簡単には変わらないでしょう(笑)」 やたらと賑やかな女性二人から離れ、カノンはのんびりとお茶をすする。 女三人姦しいとは言うが、実際は二人で十分やかましい。 ましてや、見た目は若いが二人とも実年齢から言えば、おばさんなのだから、その賑やかなこと・・・・ まあ、おばさんというのは、一人でも十分やかましいが・・・・・ ひたすら喋くり倒す二人に圧倒され、カノンといえど近づくのを遠慮していた。 「・・・よくもまあ、あんなに喋ることがあるんじゃ・・・・」 呆れを通り越して、無感動な呟きになる。 「それが女ってもんなんだろ。 久しぶり、変わらないみたいだな」 何時の間に来たのか、カノンの隣にゼルガディスが立っていた。 「よう。 わしがそう簡単に、変わるわけねかろうが」 言って、カノンはにやりと不敵な笑みを浮かべる。 「確かにな。 で、マイアおば・・・姉さんとはどうなんだ?」 「お前今おばさんって言おうとしただろ(汗)」 「気のせいだ」 とすっ!とすとすとすっ! 「のわっ!!(驚)」 カノンが座っているテーブルに、何処からとも無く飛んできたフォークが突き刺さる。 それも十数本・・・・・ 「・・・・」 男二名、突き刺さったフォークに無言になる。 「ゼルくーん、久しぶりね♪ 相変わらず良い男ねv」 機嫌のよさそうな笑顔で、マイアがゼルガディスに声をかける。 「お久しぶりです、マイア姉さん。 お元気そうで何よりです」 ゼルガディスは、条件反射で綺麗な笑顔を浮かべ、マイアに言葉を返す。 一応、伯母に当たるはずなのだが、「伯母さん」等と言おうものなら、何が降ってくるか解ったものではなく、身の安全のために身に付けた笑顔だった。 「ゼル君も元気そうねvv どっかの誰かさんとは違って、良い男よねえvv」 「どっかの誰かってのは、俺のことか」 マイアの言葉に、聞こえない声で突っ込みを入れるカノン。 ただ、隣に居るゼルガディスには聞こえ、ゼルガディスの笑みが一瞬引き攣る。 ――相変わらずか、この二人は(汗) つかず離れず、恋人同士というには、少々疑問符が飛び交うような二人だ。 二人並んでいれば、美男美女の組み合わせなのだが・・・・・未だに、二人の関係はゼルガディスには理解不能なものだった。 「母さん、そろそろセイルーンに戻りたいんだが・・・」 「ゼル、貴方だけ先に行ってなさい」 「ああ、解った」 結界内が昼間なら、今アイゼリナルが居る帝国は夜だった。 日が暮れて、何とかとれた宿で、ようやく落着く。 彼女が居る町は、外からでは解らなかったが、かなり広い街で、一日で廻りきれない程だった。 彼女の受けた任務、帝国内の反政府組織との接触。 だが、そんなものにそうほこほこ出遭えるわけではない。 クロイセルが手渡してくれた資料で、大体の見当はついているが、路銀の事とか言葉の事とか色々と不安はある。 「戦争回避のために、この国の不安材料に火をつける・・・・ゼルガディス様、無茶を考えられる。 反政府組織の一斉蜂起をさせること、軽く言って下さるけど、どれだけ難しいと思ってるのかしら?」 あくまで一斉蜂起させ、戦争どころで無くせば良い。 ――軽く言ってくれる・・・ 幾つかの組織のリストを見つつ、アイゼリナルは微かに頭痛を感じる。 ――それだけ、私の能力を買ってくださるんだろうけど・・・・・ 一人できることではない。 それが解るだけに、どうしようも無く不安がある。 昼の間に買い込んでおいた地図を広げ、現在地を確認する。 ここは帝都に近い街で、町の中央には天竜王の神殿が、異様な存在感を持って建っている。 「この国は天竜王に仕える神官が、優遇されてるみたいだけど」 実際、街を歩いても解る。 明らかに、異国の服のアイゼリナルが、神官たちに何の反応をしなくても、別段気にした様子を見せないが。 町の人間の神官たちの扱いが少し異常に見える。 「まるで貴族か王族の扱いね。 普通じゃない」 皇帝アダマスが、神官たちを随分と優遇しているせいで、聖職者にあってはならない傲慢さが目に付く。 もちろん全ての神官がそうではないのだが、むしろそういった神官は、神殿内においても地位は低いようだ。 ――何考えてるのかしら?この国の皇は・・・・ 「お帰りなさいゼルガディスさん!!」 満面の笑みで出迎えたのはアメリア。 その横で、どこか呆れたような疲れた笑みを浮かべるのは、リナ。 「ゼルガディスさん! なんかかっこいいです!」 ゼルガディスは、騎士の礼装のままセイルーンに戻っていた。 人間に戻ってからも、白っぽい服装を好んで着ているためか、今着ている騎士の礼装は、かなり新鮮な印象を与える。 「ゼル、ゼフィーリアには何しに戻ったの?」 やたらと眼をキラキラさせているアメリアを、とりあえず無視して、リナはゼルガディスに話し掛ける。 「新たに出来た騎士団の士団長の任命のためにな。 これで、セイルーンに来ているうちの騎士連中も、正規の団員扱いが出来る」 「へ? じゃあ、今までは違ったの?」 「所属が違ったんだ、細かい説明は省くが。 俺の直属として使ってはいたが、昨日までは借り物扱いでな」 「借り物って(汗)」 「まあ、気にするな。 ついでにあいつらに、辞令を出さなきゃならないんでね。 悪いが、話は後にしてくれるか」 「O.K.ゼルガディス。 またあとで」 ゼルガディスは軽く頷くと、鮮やかな青いマントを翻して行った。 「・・・・なんつーか・・・・思いっきり王子様よね、あの見た目じゃ;;」 ゼルガディスの立ち去った方を見ながら、リナは世の不公平さを思っていた。 ――フィルさんもああなら、夢が壊れずに済むんだろーな・・・・・・(遠い眼) <続> 【あとがき】 公爵のことを、プリンスというらしい。 ゼル:何だいきなり。 うっす。 衝撃の事実を告げられて、それでもお仕事しなきゃいけない感想は? ゼル:・・・さあな。 ただ、親父の人間離れしまくった強さに、納得はいったけどな。 はははは(汗) ゼル:だいたい、あのリナたちといて気にしてる余裕があると思うか? それもそうか。 特に今は、大変だしね。 ゼル:そう言うことだ。 ではこの辺で。 ゼル:次もよろしくな。 |
14229 | あとは白馬に乗れば完璧(笑) | エモーション E-mail | 2003/5/14 22:25:18 |
記事番号14221へのコメント こんばんは。 座談会、楽しかったです。 ゼロスの不幸はどこまでもどこまでも続くんですねぇ……。 解剖されたくらいで滅ぶほどヤワじゃないでしょうけど(←鬼)、 ゼロス、がんばって逃げましょう。……でも頭にメスの2〜3本は 刺さってそうですね(笑) おうぢ様なゼル……。陰口たたきつつも、縁談話がグロス単位で来てそうですね。 身分は高いし、外見も良いし、本人も有能ですし。 ……アメリア姫、うかうかしていられませんよ!(にっこり) >――相変わらずか、この二人は(汗) > >つかず離れず、恋人同士というには、少々疑問符が飛び交うような二人だ。 >二人並んでいれば、美男美女の組み合わせなのだが・・・・・未だに、二人の関係はゼルガディスには理解不能なものだった。 マイアさんとカノンさん。少なくとも互いに大切な友人同士であるのは 確かですよね。どつき漫才のコンビニも見えますが。 長い付き合いで、お互いに好感はあるけれど恋人同士ではない。 単純にそーゆー意味では好みじゃないだけとか。 でも寿命が長くて老化が人間より遅い種族のようなので、案外、「お互いそろって、 未だに自分の気持ちに気づいていない」という感じでも納得はしますね。 >「戦争回避のために、この国の不安材料に火をつける・・・・ゼルガディス様、無茶を考えられる。 >反政府組織の一斉蜂起をさせること、軽く言って下さるけど、どれだけ難しいと思ってるのかしら?」 >あくまで一斉蜂起させ、戦争どころで無くせば良い。 つまり国内に内乱を起こせ、と。現在の帝国みたいな不安要素を抱えた国を 相手にする場合としては、常套手段と言えば、常套手段ですね。 もっとも、完璧に割り切らないと出来ない手段ではありますが。 (単純に、一斉蜂起ですむわけないし、済んだら済んだで、首謀者がお咎めなしに なるわけない。さらに巻き込まれて死ぬ一般人が必ずいますから) >――フィルさんもああなら、夢が壊れずに済むんだろーな・・・・・・(遠い眼) 私は「平和主義者」のイメージの方を粉砕されましたけどね……(遠い目) 「王子≠10代20代で美形」というのは気づいてましたので。 >公爵のことを、プリンスというらしい。 臣下に下った王族がいるからではないでしょうか? 「公爵」はその昔、王の婚外子に与えられたりしていたようですから。 とりあえず前向き(?)に考えているゼル。その調子を保っていてほしいです。 結界内も着々と動き始めましたが、連携の問題が残っているんですよね。 おバカ皇子のこともありますし。 さて、次はどこが舞台でしょうか。 それでは、この辺で失礼いたします。 |
14238 | Re:あとは白馬に乗れば完璧(笑) | キツネノテブクロ | 2003/5/16 20:56:51 |
記事番号14229へのコメント >こんばんは。 > >座談会、楽しかったです。 >ゼロスの不幸はどこまでもどこまでも続くんですねぇ……。 >解剖されたくらいで滅ぶほどヤワじゃないでしょうけど(←鬼)、 >ゼロス、がんばって逃げましょう。……でも頭にメスの2〜3本は >刺さってそうですね(笑) こんにちは。 ゼロスの頭にメスが突き刺さってる図・・・・ありえそうですね(笑) 確かに解剖ぐらいじゃ、滅びることは無いでしょう。(酷) >おうぢ様なゼル……。陰口たたきつつも、縁談話がグロス単位で来てそうですね。 >身分は高いし、外見も良いし、本人も有能ですし。 >……アメリア姫、うかうかしていられませんよ!(にっこり) グロス単位の縁談・・・12で1ダース、12ダースで1グロス・・・・結構な数ですね;; >>――相変わらずか、この二人は(汗) >> >>つかず離れず、恋人同士というには、少々疑問符が飛び交うような二人だ。 >>二人並んでいれば、美男美女の組み合わせなのだが・・・・・未だに、二人の関係はゼルガディスには理解不能なものだった。 > >マイアさんとカノンさん。少なくとも互いに大切な友人同士であるのは >確かですよね。どつき漫才のコンビニも見えますが。 >長い付き合いで、お互いに好感はあるけれど恋人同士ではない。 >単純にそーゆー意味では好みじゃないだけとか。 >でも寿命が長くて老化が人間より遅い種族のようなので、案外、「お互いそろって、 >未だに自分の気持ちに気づいていない」という感じでも納得はしますね。 いい加減、友人づきあいが長いせいでそう言う目で、相手を見れないんでしょう。 それとも単に、不器用なだけだったりして(^^; >>「戦争回避のために、この国の不安材料に火をつける・・・・ゼルガディス様、無茶を考えられる。 >>反政府組織の一斉蜂起をさせること、軽く言って下さるけど、どれだけ難しいと思ってるのかしら?」 >>あくまで一斉蜂起させ、戦争どころで無くせば良い。 > >つまり国内に内乱を起こせ、と。現在の帝国みたいな不安要素を抱えた国を >相手にする場合としては、常套手段と言えば、常套手段ですね。 >もっとも、完璧に割り切らないと出来ない手段ではありますが。 >(単純に、一斉蜂起ですむわけないし、済んだら済んだで、首謀者がお咎めなしに >なるわけない。さらに巻き込まれて死ぬ一般人が必ずいますから) 常套手段ですが、それを実行するには、割り切りがいりますよね。 犠牲になる方が、半端じゃなく多いでしょうから・・・・ >>――フィルさんもああなら、夢が壊れずに済むんだろーな・・・・・・(遠い眼) > >私は「平和主義者」のイメージの方を粉砕されましたけどね……(遠い目) >「王子≠10代20代で美形」というのは気づいてましたので。 まあ、私も王子が若い者とは思ってませんが(遠い目) リナとシルフィールの、王子のイメージを見事に粉砕した方ですし・・・・本人のせいじゃないけど・・・・ >>公爵のことを、プリンスというらしい。 > >臣下に下った王族がいるからではないでしょうか? >「公爵」はその昔、王の婚外子に与えられたりしていたようですから。 > >とりあえず前向き(?)に考えているゼル。その調子を保っていてほしいです。 >結界内も着々と動き始めましたが、連携の問題が残っているんですよね。 >おバカ皇子のこともありますし。 >さて、次はどこが舞台でしょうか。 >それでは、この辺で失礼いたします。 今の所前向きなゼルです。 結界内は相変わらず問題が多そうだし、まとめるだけで大変でしょう。 バカ皇子の行動・・・・ちょい役のはずが、何故あんなキャラに(汗) 感想ありがとうございました。 |
14239 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第20章 | キツネノテブクロ | 2003/5/16 21:04:44 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 穏やかな海、この世の争いとは無縁なほど、静かである。 ヴァルは、港の突先で釣り糸を垂れながら、静かに世界の気の流れを読んでいた。 「釣れますか?」 不意に声をかけられ、首だけめぐらすと、穏やかな笑顔を浮かべた十四・五歳の少年。 薄いグリーンの神官服を着ている。 「いや、釣るために糸を垂れてねえから」 そう言って、すっと竿を持ち上げる。 その先には真っ直ぐな針。 「釣の真似事だ。 波の音を聞いてるだけで、気分が良い」 「そうですか。 でも、もうじきここも騒がしくなります」 少年は少し悲しげに眉を寄せる。 「・・・」 ヴァルは少年の様子に、わずかに表情を曇らせ、視線をめぐらす。 港に停泊する巨大な船・・・軍船・・・・ 「あの・・・間違ってたらごめんなさい。 貴方、竜族の気配がします」 少年の言葉に、ヴァルが微かに表情を動かす。 「・・・」 「小さい頃に、竜族の方とお会いしたことがあるんです。 祖父の友人だった方なんですが、その方と何処と無く似てる気配だったもので」 「よく違いが解ったな。 けど、むやみやたらに聞くもんじゃないぜ、知られたくないと思ってる奴だって、居るだろからな」 「はい」 「それと、ここで俺と会ったことは黙っとけ。 まあ、まず信じてもらえねえだろうけど」 そう言って、ふわりと微笑むと少年も笑顔を浮かべる。 「そうします。 では、ボクはこれで・・・・気の流れを読んでらしたのでしょう? 邪魔してゴメンナサイ」 ぺこんと頭を下げると、少年は走り去っていった。 その先には、少年より少し年上に見える、別の神官服の少年が居る。 「トロナ、急に居なくなるなよ。 探したじゃないか」 「ごめん、サニー。 ちょっとね・・・」 そう言って、視線を突先の方に向ける。 そこには先ほど言葉を交わした、竜族の青年が糸を垂れている。 「あんな所で、魚なんて釣れるのかな?」 サニディンはトロナの視線の先に目をやって、不思議そうに言う。 「そうだね」 トロナは相槌を打ちながらも、その青年の周りの気の流れに、目を奪われて居た。 ――あの方、物凄く強い・・・・ トロナは、死んだ祖父から色々なことを教わっていた。 気の流れを読むこともそうで、気の流れから人間かそうでないか、魔力の強さなどを知ることが出来た。 そして、視線の先に居る青年は、だいぶ離れたこの場所に居てさえ、感じ取れるほどの強い気を持っている。 それは竜族だからという理由だけでは無いほどの、強さなのだ。 「ねえ、サニーは竜族に会ったことある?」 「何だよ、急に」 「ううん、何でもないよ。 ただ聞いてみたかっただけ」 何でもないという風に笑ってみせるトロナに、サニディンは訝しげな表情を見せる。 が、特に気にした様子も無く、トロナを船へと誘う。 ――サニーなら僕の言う事は信じてくれるだろけど・・・・ こんな街中で、竜に出会ったといっても、まず誰も信じないだろう。 それを見越して、あの青年は黙っているように言ったのだ。 ――でもどうして、こんな所に竜が・・・・ 「人間にも、色々居るもんだな・・・なあ、そう思うだろ? そこで見てる奴」 ヴァルは視線を海に向けたまま、軽い調子で言葉を発する。 そして、僅かに空間が歪むと、その場には一人の男が立っていた。 「何処の誰だ?」 「名乗らねばならんか?」 「嫌なら別に良いぜ、その代わり。 名無しのドザエモン≠チて呼んでやろうか?」 「・・・ドザエモンじゃなくて、普通は名無しのゴンベエ≠カゃ無いのか」 「そうとも言うなあ」 「そんな、下らん名前で呼ばれるのは勘弁してもらいたいな」 「じゃあ、名乗れよ」 「覇王神官グラン」 男が名乗った所で、ようやくヴァルは男の方に顔を向ける。 見た目は四十前後、短めの黒髪を後ろに軽く流した、長身痩躯。 きつめの顔立ちに無精ひげ、さらに咥え煙草。 「・・・魔族でもタバコ吸うのかよ・・・」 よく見かける葉巻やパイプではなく、紙巻の煙草を吸っている。 「嗜好の問題だ、俺はこの煙草って奴を気に入ってる。 それと、吸うではなく、喫むと言え」 「ふーん、そう言うもんか・・・・ で、なんで俺の周りをうろちょろとしてんだ?」 「たまたまだ、特に意味は無い。 あえて言うなら、この街の負の感情を食いにな」 「本当か?」 グランの言葉に、ヴァルの眼がすっと細められる。 「ここ数年、上司のとこに戻ってないんでな。 なにがおきてるのか知らん。 下の連中がやたら、騒々しいんで、気にはなってるんだが・・・」 淡々と喋りながらも、短くなった煙草を踏み消し、次を咥える。 「何で戻らねんだ?」 「好き好んで、無駄に滅びる気は無いんでな」 「随分な言い様だな」 「仕方あるまい、ああいう上司なんでな」 眉を顰め、眉間を抑える様に手をやって、淡々と言葉にする。 「あの二流策士のせいで滅びる気は無い」 「・・・(汗)」 部下にここまで言われる覇王に、自業自得だとは思いながら、ヴァルはちょっとだけ同情した。 「今ここで、滅びる気がねえなら、さっさと失せな」 ヴァルは再び、視線を海に戻して言う。 グランは一瞬、目を細めたが、何も言わずに姿を消した。 トロナとサニディンは、兵士に連れられ船内を案内されていた。 必要最低限、覚えてもらわなければならない、場所だけを案内される。 「こちらがお二人の部屋です。 何か入用なものがありましたら、お申し付けください。 なるべく用意いたしますので」 「ありがとうございます。 お気遣い感謝します」 サニディンはそう言って、頭を下げる。 トロナも同じように頭を下げる、その様子に案内していた兵士は、驚いた様子を見せる。 この兵士が知る限り、こんな風に感謝の言葉を、神官が口にすることはめったに無い。 どちらかと言えば、他者を見下したような雰囲気すら持っているのだ。 トロナ達と同年代の神官でも、やはり少年らしさの無い神官の方が多いのだ。 「では、自分はこれで」 兵士は敬礼をトロナ達に返し、踵を返して立ち去る。 トロナ達はその兵士を見送ったあと、室内へと入る。 中は、ベットが二つと、書き物机が一つ。 一人掛けのソファーが二脚に、テーブルが一つ、それぞれの家具は足の所を固定されている。 船が揺れても、家具が移動しないようにしてあるのだろう。 「思ったより綺麗だね。 それに広いね」 「神殿の俺らの部屋より広いんじゃないか?」 部屋そのものは神殿の方が広いのだが、一人が使える割合が神殿の方が狭いのだ。 「荷物を置いたら、元帥の所に挨拶に行かなきゃね」 かなり大きな荷物を、引き摺る様にしながら、トロナはサニディンに笑いかける。 「・・・なあ、トロナ・・・・なんでお前の荷物、そんなにでかいんだ?(汗)」 「うーん・・・気にしないほうが良いよ(^^)」 にっこりと、邪気の無い笑顔でいわれ、サニディンもとりあえず黙る。 サニディンは、無駄だと思うことは、やら無い性格だった。 <続> 【あとがき】 みぢかいなあ・・・・やっとグラン登場♪ ヴァル:魔族が煙草吸うのか? 吸って良いのか??? 吸うじゃなくて、喫むと言えって言われなかった? ヴァル:じじいか? じじいとか言うな;; ヴァル:普通、若い奴はそんな言い方、しねえだろ。 まあ、そうなんだけどね(−ー; ヴァル:俺はまたあのガキに会うのか? さあね、話の展開次第かな。 ヴァル:これちゃんと終わるのか? 聞くな(遠い眼) ヴァル:・・・・(汗) じゃ、この辺で。 ヴァル:次もよろしくな。 |
14241 | おまけ | キツネノテブクロ | 2003/5/17 11:07:27 |
記事番号14239へのコメント フレイたちと帝国サイドのキャラ設定。 ―――フレイ(火竜王)一行――― ■フレイ 火竜王ヴラバザード【?・♂・神】 [備考] 狂気と紙一重の神。 実際は、酒好きの天然ボケはいった方。 筋金入りの方向音痴(汗) ■ヴァル ヴァル=アガレス【?・♂・古代竜】 ■ガーヴ 魔竜王ガーヴ【?・♂・魔族】 ■フィリア フィリア=ウルコプト【?・♀・黄金竜】 ■ヴィシュヌ ヴィシュヌ=アガレス【?・♂・古代竜】 [容姿]翠に見える黒髪・琥珀色の目 [武器]錫杖 [備考] ヴァルの叔父、シヴァ(ヴァルの親父)の弟。 おネエ言葉を使って人をからかう癖がある(^^; ■ラクシュミ ラクシュミ=アガレス【?・♀・古代竜】 [容姿]ダークブラウンの髪・碧の瞳・琥珀の肌 [備考] ヴィシュヌの奥さん。 一番の謎は何故ヴィシュヌと結婚したのかであろう・・・・・ ■天ちゃん(笑)(←地竜王曰く) 天竜王バールウィン【?・♂・神】 [備考] 天竜王、神様です。 苦労人(T▽T) ■ランちゃん(自称) 地竜王ランゴート【?・♀・神】 [容姿]ライトブラウンの髪・グレー目 [備考] 地竜王、すっとぼけな神様・・・。 ―――ヴァリシア帝国――― ■アダマス帝 アダマス=ディス=グランド=ヴァリシア=ゼクス(ジル・アーク=アダマス)【50・♂・人間】 [容姿]金髪碧眼・琥珀の肌 [備考] 帝国皇帝。 かつては名君と呼ばれたが、今は野心をむき出しにし、他国に侵略している。 ■ゼクス ラウル=アダマス=マーキーズ【22・♂・人間】 [容姿]金髪碧眼・琥珀の肌 [備考] 元皇子、第二皇位継承者。 ラウルは17歳の時に、父ブルーノの犯した罪により、処刑されたことになっている。 彼は仮面で顔を隠し、名と地位と姿を捨て皇帝の側で、全ての終わりを見届ける。 皇帝同様、深い悲しみを抱えている。 ■グアヴァ グアヴァ=リッキー【?・♂・?】 [備考] 皇帝アダマスの親友。 この方も、クルスと同じ過去を持っており、アダマスをマスターと呼ぶ。 『ルクセルの亡霊』『ルクセルの遺産』等とも呼ばれる。 ■アレク アレクセル=フレイム【35・♂・人間】 [容姿]金髪碧眼 [備考] 帝国軍人。 帝国軍の元帥、優秀で良識に富む。 皇帝に出兵を反対した際、一族を人質として扱われ、やむなく出兵命令に従う。 ■シェイル シェイル=コバルト【30・♂・人間】 [容姿]黒髪碧眼・琥珀の肌 [備考] 帝国軍人。 軍大将の地位にある、なかなか優秀な人物で、アレクの信頼も厚い。 ■トロナ トロナ=コランダム【17・♂・人間】 [容姿]金髪碧眼・琥珀の肌 [備考] 天竜王の神官見習い。 実際は高位の神聖魔法も使えるため、神官としての能力なら他の神官や司祭よりも上である。 なお、童顔のため3・4歳は下に見られる。 ■サニー サニディン=パイロファン【17・♂・人間】 [容姿]金髪碧眼・琥珀の肌 [備考] 天竜王の神官見習いで、トロナの友人。 トロナが童顔のせいか、同い年には見えないらしい。 ■サキア メル=サキア=アダマス【42(享年)・♀・人間】 [備考] 故人。 アダマス6世の妻。 度重なる精神的ショックに、正気を失い自殺した。 純粋であるが故に、脆かった人。 ■シリル シリル=リット【40(享年)・♀・人間】 [備考] 故人。 アダマス6世の友人で、女医。 ある事件に巻き込まれ死亡。 ■ラスティ ラスティ・ネール=アダマス【2(享年)・♂・人間】 [備考] 故人。 アダマス6世とサキアとの間に生まれた皇子。 第一皇位継承権を持っていたが、毒蛇にかまれ死亡。 ■リーザ リーザ・リット=アダマス【13(享年)・♀・人間】 [備考] 故人。 アダマスとサキアの子供だが、シリルが代理母として出産。 父親に似て活動的な子だったが、暗殺者に殺害される。 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 死人の方が多いぞ;; |
14242 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第21章 | キツネノテブクロ | 2003/5/17 15:01:32 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 ――――――――――全てが壊れる音を聞いた―――――――――― 世界の中心、瓦礫の山に黒いローブの男は静かに腰掛けている。 男の周りには、黒ずんだ膿が散っている。 まだ原形を留める右腕を、動かすと手首より先がぼとりと落ちる。 「あれから半年・・・・よく持ったほうか・・・・・」 男の声は更にしゃがれ、不明瞭になっている。 ――ここで朽ちるも運命(さだめ)か・・・・・ 男は思い出す、失ったものを・・・・・ 半年前、彼の住む世界彼を生み出したものが消滅した。 それと同時に彼も消滅する筈だった・・・・だが、男は生きていた。 男と男に連なるものたちは、ゆっくりと肉体を腐らせ、死んでいった。 そして、最後まで残ったのは、男とその弟だけだった。 男と弟は、何故自分たちの世界が消滅したのかを知った。 そして、二人は選んだ、自分たちの世界と皇を奪ったこの世界に、復讐する事を。 男と弟は、己の魂と肉体を代償に、異界より破壊と混乱をもたらす者を、召喚した。 男と弟の召喚したのは、二体。 だが、予定していなかったものまで召喚されていた、魔王白霧である。 何故、白霧までもこの世界に召喚されたのか、男には解らなかったが、男にはどうでも良かった。 この世界に、自分と同じ絶望と苦しみさえ与えられれば・・・・ 「くくく・・・・最早感覚すらないか・・・・」 のろのろと腕を持ち上げ、ゆっくりとフードを外す。 黒ずんだ肌、落ち窪んだ眼窩、老人なのかそうで無いのか、判断すら出来ぬほど、男には生気が無かった。 だが、その表情は酷く穏やかだった。 「我・・・が・・・・・召・・・喚せし・・・・者よ・・・・この世・・・に・・・・・絶・・・望・・・を・・・・与え・・・・よ・・・・」 その言葉を最後に、男の体はぼろぼろと、黒い砂となって崩れ。 砂は黒い水溜りへと変わった。 「復讐を願うも真実。 君の真実を見せてもらたよ」 黒い水溜りのそばに立ち、赤い男は静かに呟く。 「君の魂は、未来永劫このボクの手にある」 赤い男、ステフの掌には黒い光を放つ小さなオーブ。 「君の望んだ復讐の結末は、ボクと共に見よう」 硝子細工を扱うように、そっとオーブを両手で包み、ステフはそっとその場を後にした。 「獣王様ぁ〜(泣) もうこの仕事嫌ですぅぅ〜〜〜!!!(大泣)」 何とも情けない悲鳴がゼフィーリアの王城に響いた。 獣王の命令で、グレイワーズ親子の調査をしていたゼロスは、ラダマンティスだけがどうしても調べきれないでいた。 で、一応途中経過としてそこまでのことを、獣王に報告すると引き続きラダマンティスの調査をするように言われてしまった。 結局ゼロスはだくだくと涙を流しつつ、今王城に来ていた。 王城に来る前に、マイアの住んでる森に行くと、更に強烈な結界が張られていて、森の奥に行くことすら出来なかった。 それで仕方なく直接本人に会いに来たのだが・・・・・ 「まちなさいい!!!!!!!!!!」 「嫌ですぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!(泣)」 「何やってんだあいつら(汗)」 ゼフィーリアの王城内を、ゼロスとマイアの追いかけっこが繰り広げられていた。 何気にマイアが、ゼロスがアストラルサイドから逃げ出せないように、結界を張ったせいでもある。 「大人しく解剖(ばら)されなさい!!」 「そんなの嫌に決まってますううう!!!(滝涙)」 「誰か止めろ、五月蝿くてかなわん!(怒)」 「ん〜じゃあわしが止めてくらあ。 なあ、あれがラダが言ようたパシリ魔族?」 「ああ」 「ふーん・・・じゃあ、止めるかの」 そう言うとカノンはあっさり二人の腕をひっ捕まえて、動きを止める。 「お二人さんv 静かにしたほーがえーで♪ あそこで睨んでる人に、まとめて吹っ飛ばされるで」 やたらと楽しそうなカノンのセリフに、ふたりはそっとラダマンティスのほうを見る。 額に青筋を浮かべて、据わった目でこちらを見るラダマンティスと目が合う。 『・・・・・(滝汗)』 「ようやく静かになったか・・・・このくそ忙しいときに面倒を増やすな(怒)」 限りなく不機嫌な声に、ゼロスとマイアは背中に冷たい汗がつたう。 「まあまあ、わしがこいつら外に出してくるけえ、お前も何時までもそう苛々しなさんな」 苦虫を噛み潰したかのように、不機嫌な表情をしたラダマンティスにカノンは苦笑しつつ、二人を引きずって出て行った。 二人を外に引きずり出すと、マイアは直ぐに中に戻っていった。 やりかけの仕事を片付けるのだろう。 「ゼロスつったっけ? 何でこんな時に来るかなあ(苦笑)、急がしそうなん見りゃ解ろうが?」 「はあ、ボクもホントは来たくなかったんですけど(TT) 上司様の命令ですし・・・・はあ・・・」 「お役所仕事は辛いねえってとこか?」 「はははは・・・」 ゼロスは力ない笑みだけを返すと、その場にへたり込んでしまった。 「やれやれ、あのマイア相手にようやるよ・・・・・・そこらのちゃちい魔族ならとっくに滅ばされとるで」 「はあ、そうなんですか(疲)」 とことん力ない返事に、カノンは苦笑する。 「おっ、早々言うの忘れるとこじゃった」 よろよろと立ち上がり、歩きかけたゼロスの背中に向かってカノンは言う。 「下手に手出しするなよ、あの姉弟に。 いらん手出しをすれば・・・・」 ―――――――――――俺が滅(ころ)す―――――――――― 小さく聞こえた声はどんな刃より鋭く、あまりの冷たさにゼロスは振り返る。 「肝に命じておきます・・・・・」 <続> 【あとがき】 前半ダークシリアス、後半ギャグ。 カノン:ま、しゃあねえじゃろ。 何と言うか・・・ゼロスこのシリーズで、シリアスなシーンに一度も出てない;; 常に何か不幸になってるし。 カノン:ま、ゼロスじゃけえ。 そう言うもんか?(汗) カノン:そういうもんじゃ♪ ・・・・じゃあ、この辺で。 カノン:次もよろしう。 |
14247 | 本日のER7(地上波)のサブタイトルと同じ気分でしょうね。 | エモーション E-mail | 2003/5/17 22:24:16 |
記事番号14242へのコメント ちなみにER7(地上波)本日(5/17)のサブタイトルは「だれか助けて」。 話もそう言う内容だったけれど(私はBS視聴組)、思いっきり今回の ゼロスの心情とシンクロしていますね♪ 面白いので思わず書いてしまいました。 こんばんは。 トロナくん、お祖父さまからいろいろな特技(何か違う)を仕込まれてますね。 気まで読みますか(汗)凄い。 ヴァルは気を隠す……と言いますか、抑えることは出来ないのでしょうか。 ヴァルなら出来そうな気がするんですが……。そのつもりもないのに、 ある程度力のある者には速攻でバレバレっていうのはかなり問題あるような……。 それとも気の流れを読んでいたから、それが出来なかったのでしょうか。 そしてグランさん……。自分の主をそこまで言いますか……(汗) まあ、シェーラが滅んだケースとか見ていると、そう言いたくなるのも 分かりますが。 変わって、ゼフィーリアのラダマンティスさんと愉快な仲間たち(仮名)に 翻弄……いえ、遊ばれているゼロス……。 仕事とはいえ、まるで探知機なしでまんべんなく地雷が埋まった場所を 歩かされているようなと言いますか、命綱なしでバンジージャンプを させられているようなと言いますか……(汗) 何だかんだ言いながら、真面目ですねぇ……ゼロス……。 そして最後のカノンさんの言葉 > >―――――――――――俺が滅(ころ)す―――――――――― > すごく迫力あります。 普段とは全く違う口調が、真剣さを物語ってますね。 カノンさんにとってマイアさん、ラダマンティスさんの姉弟は、 本当に大切な友人、仲間なんですね。 さて、ゼロスはラダマンティスさんについてどこまで知ることが 出来るでしょうか。(ゼル辺り聞こうとは思わない……のかな。 もっとも聞きに行っても完璧に無視されるか、ニコニコしたメティスさんに 捕まって、カロン運送便(笑)でマイアさんへの元へ、贈答品として 宅配されそうですが) それぞれの考えや状況、思いが交錯するこのお話、今後どう絡んでくるの でしょうか。 それでは、今日はこの辺で失礼いたします。 続きを楽しみにしていますね。 |
14280 | レスが遅くなりました。 | キツネノテブクロ | 2003/5/21 08:44:31 |
記事番号14247へのコメント >ちなみにER7(地上波)本日(5/17)のサブタイトルは「だれか助けて」。 >話もそう言う内容だったけれど(私はBS視聴組)、思いっきり今回の >ゼロスの心情とシンクロしていますね♪ >面白いので思わず書いてしまいました。 ER見て無いので、どんな話なのか解りませんが、ゼロスの心情と似た内容の話だったんですか? >こんばんは。 こんにちは、キツネノテブクロです。 >トロナくん、お祖父さまからいろいろな特技(何か違う)を仕込まれてますね。 >気まで読みますか(汗)凄い。 >ヴァルは気を隠す……と言いますか、抑えることは出来ないのでしょうか。 >ヴァルなら出来そうな気がするんですが……。そのつもりもないのに、 >ある程度力のある者には速攻でバレバレっていうのはかなり問題あるような……。 >それとも気の流れを読んでいたから、それが出来なかったのでしょうか。 >そしてグランさん……。自分の主をそこまで言いますか……(汗) >まあ、シェーラが滅んだケースとか見ていると、そう言いたくなるのも >分かりますが。 トロナは祖父から、色々なことを仕込まれてます、意外と多芸な子ですよ(笑) ヴァルは普段は気を隠すと言うか、解らない様にごまかしてます。 ただ、気の流れを読むのに、自分の気を乗せて読んでいたので、トロナにばれちゃってます。 グラン・・・・自分の上司をそこまで言うせいか、上司と相性悪い可能性も;; 多分、今までに覇王さんの、行き当たりばったりな策のせいで滅びかけたことがあるのでは?(汗) >変わって、ゼフィーリアのラダマンティスさんと愉快な仲間たち(仮名)に >翻弄……いえ、遊ばれているゼロス……。 >仕事とはいえ、まるで探知機なしでまんべんなく地雷が埋まった場所を >歩かされているようなと言いますか、命綱なしでバンジージャンプを >させられているようなと言いますか……(汗) >何だかんだ言いながら、真面目ですねぇ……ゼロス……。 >そして最後のカノンさんの言葉 純粋な人間が一人もいない場所へ、ゼロスは仕事とは言えご苦労様ですよ(苦笑) ここに居る人たちだけで、世界をぶっ壊せますから(滝汗) >> >>―――――――――――俺が滅(ころ)す―――――――――― >> > >すごく迫力あります。 >普段とは全く違う口調が、真剣さを物語ってますね。 >カノンさんにとってマイアさん、ラダマンティスさんの姉弟は、 >本当に大切な友人、仲間なんですね。 カノンにとっては、物凄く大事な二人なんでしょう。 怒らせると怖いという点では、カノンが一番かもしれません・・・・ >さて、ゼロスはラダマンティスさんについてどこまで知ることが >出来るでしょうか。(ゼル辺り聞こうとは思わない……のかな。 >もっとも聞きに行っても完璧に無視されるか、ニコニコしたメティスさんに >捕まって、カロン運送便(笑)でマイアさんへの元へ、贈答品として >宅配されそうですが) ゼロスがゼルのとこに行っても、無視されるでしょうね(笑) メティスのとこだと・・・・・・・・・・ホントにカロン運送で、マイアのとこに送りつけそうですね;; >それぞれの考えや状況、思いが交錯するこのお話、今後どう絡んでくるの >でしょうか。 既にこんがらがりそうになりながら、何とか書いてます。 何処まで続くか解りませんが、気長にお付き合いくださると嬉しいです。 >それでは、今日はこの辺で失礼いたします。 >続きを楽しみにしていますね。 感想ありがとうございました。 |
14279 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第22章 | キツネノテブクロ | 2003/5/21 08:28:23 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 ―――――――――――おれが滅(ころ)す―――――――――― 「肝に命じておきます・・・」 「とか言って、実際はラダにサクッと殺されるの先じゃろうけど(笑)」 どべえええええっっ!! さくっと言われたセリフに、ゼロスは盛大にずっこける。 「おめーもラダマンティスの性格知っとるじゃろ? 普通に考えりゃあいつが大人しゅうしとるわけねえし」 かんらかんらと笑うカノンを、ゼロスは疲れたように見る。 「じゃあ、さっきのセリフは冗談なんですか?」 「うんにゃ、本気v」 「・・・(汗)」 「ホントは気づいとるんじゃろ? わしやマイアが人間じゃない事は・・・・・」 「何と無くですけど・・・・・・昔、神魔戦争の頃に、似たような感じの方にお会いしたことはあります。 竜族よりも更に上の種族・・・・・」 「それ以上言わん方がええで、まだ終わりたくねえじゃろ?」 「ボクとしては、貴方方と敵対したくはありませんね」 ゼロスとカノン、二人の顔からは笑みが消え、静かな表情を浮かべている。 「ラダマンティスはな・・・」 「何か知ってるんですか!?」 「何者で何処から来たか知ってるが、教えちゃらん(笑)」 「・・・・・・・・・微妙にけちですね(涙)」 思いっきり期待して聞いたのに、あっさりきっぱり断られ、ついつい涙するゼロス。 「ま、諦めて他所行け他所。 もっとも、ラダのことを正確に知ってるのは、メティぐれーじゃろーけど・・・・・彼女に手を出すと洩れなくラダに滅(ころ)されるで(笑)」 先程までの静かな表情を一転させ、これでもかというほどの満面の笑みを浮かべ、さっくりと言う。 「あの〜、ボクのことからかってます?(汗)」 「はっはっは、気のせい気のせい(笑)」 ――絶対からかってるううううううう(泣) 等と心で思いながら、角の隅で丸くなっていぢけて(縦線、人魂のオプション付)しまった。 古い友人からの手紙に目を通し、ヒュームは馬車を用意させる。 御者に、帝都に向かうように告げると、静かに寝息を立て始めた。 帝都に着き、起こされた時には既に日付が変わっていた。 「やれやれ、この街に来るのも久しぶりだね。 随分と面倒を押して着けてくれるもんだよ、あいつも」 うっすらと朝靄が立ち込める街を、馬車はゆっくりと走る。 所々から朝食の準備でもしているのか、うっすらと煙の筋がたっている。 何気なく馬車から外を見ていたヒュームは、不快気に眉を寄せる。 視線の先には、建物の影に固まって眠る人影。 浮浪者たちが、寒さをしのぐために固まって眠っている中に、小さな人影もある。 「・・・・あんな子供もこんな生活をしてるか・・・この街じゃ・・・けほっけほっ・・・」 咳き込む口元に手をやれば、掌に血が滲む。 「やれやれ、病気(こいつ)のことをアレクに言う暇があるかね。 まあ、あいつが戻るまでは、くたばる事は無いだろうけどね」 辛そうに息をしながらも、不敵に笑みを浮かべる。 「城にやっとくれ、あいつが話をつけてる筈だからね」 アレクセルは、帝都を離れる前に、古い友人と再会した。 この国の人間にしては、珍しいほど色の白い肌で、癖のある黒髪に黒い瞳に、不気味なほど目をひく赤く薄い唇。 にやりと笑みの形に歪められた口元とは対照的に、細く釣り目がちな瞳はきつい印象を与えるが、その目の奥にたたえる光は酷く優しい。 「ヒューム、よく来てくれた」 アレクセルにしては、珍しいほど無邪気な笑顔を見せる。 「アレク、元気なようだな。 安心したぞ」 そう言って、ヒュームも破顔する。 「私の留守の間を、頼まれてくれるか?」 「まあ、よかろう。 これだけ大規模な遠征が組まれてるからな。 これを機に動き出す反政府組織(やつら)もいるだろうよ」 「私もそれが心配でな・・・国が倒れることより、国民に犠牲が出ることのほうが問題だ」 「おいおい、その言い方だと、国が倒れても良いように聞こえるぞ」 アレクセルの言葉に、ヒュームは苦笑しながら言う。 「国民がいてこその国だろう。 支配者一人、国民ゼロ、そんなのを国と呼ぶか?」 「まあ、そうかもしれんが・・・曲りなりにも、お前はこの国の軍部のトップだろう」 「・・・」 「お前は武官には向かん、あたしはお前にそう言った筈だ・・・・・」 ヒュームは少し険しい顔をして、アレクセルを見る。 アレクセルは辛そうに視線を下に落とすが、すぐに真っ直ぐに相手を見返す。 「後を頼む。 無理を頼んですまんな・・・・帰ったらおごる」 そう言うと、アレクセルは踵を返し、外の待たせていた馬車へと乗り込んでいった。 「まったく・・・不器用な男だよ。 昔からかわりゃしない」 苦笑を浮かべて、ヒュームはアレクセルの背中を見送った。 トロナたちに遅れること半日で、アレクセルは乗船した。 出航は到着するとすぐだった。 港から滑るように海へと出て行く軍船を、ヴァルはただ静かに見送っていた。 そして、全ての軍船が港から見えなくなると、ヴァルは静かに目を閉じ、何かを考えていた。 地竜王が守護する大陸、その大陸の最南端。 青く澄んだ水をたたえる広大な湖、その湖の中心に美しい宮殿が建てられている。 水上宮殿鳳翠宮=A九竜皇国の女皇の居城である。 湖には、その王宮を中心に、水上都市が広がっている。 その都市は、幾つかに別れた浮島のようになっており、区画ごとを橋でつないであった。 建物は、石やレンガが主流の他の国々と違って、木と土で出来ておいる。 所々、塀を巡らせた寝殿造りの建物が見られ、位の高い者が住んでいるのがわかる。 ヴァルは、その浮島の町のひとつに、姿を見せていた。 国民の殆どが黒髪のなか、ヴァルの青い銀髪は酷く目に付く。 その視線を気にする事無く、ヴァルは通りを歩く。 浮島の町は、思っているよりも安定しており、波に揺れると言うことは無い。 人々の好奇の視線を受けながら、ヴァルはただぶらぶらと街を歩いていく。 時折立ち止まっては、店先に並ぶ土産物に目をやる、何処にでもいる観光客のように。 やがて、水上に浮かぶ寝殿造りの美しい城、鳳翠宮が見える場所にまで来ていた。 「流石に美しいな」 ヴァルは感嘆の声を上げる。 青い湖面に朱色の建物、そのコントラストが建築の美しさを、際立たせている。 鳳翠宮は別名朱雀殿≠ニも呼ばれている。 「お嬢さんも連れて来れば良かったか・・・」 ここ二来る前に、暫く一人で行動すると言ったら、フィリアが酷く心配していた。 「噂に違わぬ美しい街に、皇の御所か」 九竜皇国は九竜王朝とも呼ばれ、小国による共同国家であり、それぞれの国には国王が存在し、それぞれの国を統治している。 女皇は、九竜王朝の帝である最高統治者でありながら、国としての領土を持たない、稀有な存在でもある。 「さて、帝にあえるかな?」 沈み行く夕日が湖面も町も赤く染める中、ヴァルは静かに佇んでいた。 <続> 【あとがき】 あいも変わらず設定魔なキツネノテブクロです。 ヴァル:消化し切れるのか? うっ(汗) ヴァル:しかも九竜皇国の元ネタって・・・・・ 私がちょくちょくあとがきとかで言ってる、ファイブスター物語のアトール王朝と、天照家を混ぜた感じのものだよ。 あの漫画知ってる人には、大体のイメージがわかると思うけど・・・・ ヴァル:解るのか? あの漫画も相当複雑怪奇だろ? 言うな;; ヴァル:で、まんま使うのか? 国の形態だけアトールのイメージで。 いくらなんでも、騎士(シバレースorヘッドライナー)≠竍ファティマ≠ノMH≠ヘ出せんでしょ。 ・・・・・出そうかな・・・・ ヴァル:出すな!(怒) 解ってるよ、ちょっと力入れて殴っただけで、頭吹き飛ばす様な連中を、わんさか出せるわけ無いでしょ。 ヴァル:・・・(疑いの目) ううぅ・・・ じゃあ、この辺で(やけ) ヴァル:次もよろしくな。 |
14287 | 新しい国の登場ですね。 | エモーション E-mail | 2003/5/21 23:19:39 |
記事番号14279へのコメント こんばんは。 カノンさんに遊ばれているゼロス、いつになったら報われるのでしょう(笑) そして、いよいよ動き出した帝国の遠征艦隊と、今回登場した新しい国。 わくわくしながら読ませていただきました。 >「肝に命じておきます・・・」 >「とか言って、実際はラダにサクッと殺されるの先じゃろうけど(笑)」 > >どべえええええっっ!! > >さくっと言われたセリフに、ゼロスは盛大にずっこける。 >「おめーもラダマンティスの性格知っとるじゃろ? >普通に考えりゃあいつが大人しゅうしとるわけねえし」 >かんらかんらと笑うカノンを、ゼロスは疲れたように見る。 >「じゃあ、さっきのセリフは冗談なんですか?」 >「うんにゃ、本気v」 >「・・・(汗)」 ……真面目な顔で冗談を言う、というより煙に巻いて遊んでいますね、カノンさん(笑) カノンさんが相手では、ゼロスも普段の調子がでませんね。 無理もないですが。 >「ま、諦めて他所行け他所。 >もっとも、ラダのことを正確に知ってるのは、メティぐれーじゃろーけど・・・・・彼女に手を出すと洩れなくラダに滅(ころ)されるで(笑)」 これは確かに事実ですよね。それにしても見事に手玉に取られていますね、ゼロス。 >「あの〜、ボクのことからかってます?(汗)」 >「はっはっは、気のせい気のせい(笑)」 > >――絶対からかってるううううううう(泣) > >等と心で思いながら、角の隅で丸くなっていぢけて(縦線、人魂のオプション付)しまった。 さすが「不幸」を基本オプション機能に持つだけのことはあります。 聞くまでもなく、誰がどう見ても立派に、からかわれています。 まあ、それが人生とゆーものです(きっぱり)……地道にガンバレ、ゼロス! >視線の先には、建物の影に固まって眠る人影。 >浮浪者たちが、寒さをしのぐために固まって眠っている中に、小さな人影もある。 >「・・・・あんな子供もこんな生活をしてるか・・・この街じゃ・・・けほっけほっ・・・」 >咳き込む口元に手をやれば、掌に血が滲む。 >「やれやれ、病気(こいつ)のことをアレクに言う暇があるかね。 >まあ、あいつが戻るまでは、くたばる事は無いだろうけどね」 >辛そうに息をしながらも、不敵に笑みを浮かべる。 >「城にやっとくれ、あいつが話をつけてる筈だからね」 貧富の差が激しいうえに、それに対する対策も何も、何一つ、なされなく なった状態なんですね。 そしてヒュームさん。結核のようなご病気になっているのですね。 病を押してまで、しなくてはならないことがあるのでしょうか。 >「国民がいてこその国だろう。 >支配者一人、国民ゼロ、そんなのを国と呼ぶか?」 名言です。本当にそのとおりです。 アレクセルさんは、国が倒れるのは仕方がないと思っていても、そして犠牲が どうがんばっても、多少なりとも出るのは分かっていても、人が傷つくのは 見たくないのでしょうね。 ……本当に、武官には向かないと思うくらい、優しい方ですね。 だから、逆に武官をやっているのかもしれませんね。 誰かが目の前で傷つくのを見ていられないのでしょうから。 そして、誰かを傷つけなきゃ進めないのなら、自分が汚れ役を引き受けようと 思ってしまうのでしょうから。 >やがて、水上に浮かぶ寝殿造りの美しい城、鳳翠宮が見える場所にまで来ていた。 >「流石に美しいな」 >ヴァルは感嘆の声を上げる。 >青い湖面に朱色の建物、そのコントラストが建築の美しさを、際立たせている。 >鳳翠宮は別名?朱雀殿?とも呼ばれている。 >「お嬢さんも連れて来れば良かったか・・・」 >ここ二来る前に、暫く一人で行動すると言ったら、フィリアが酷く心配していた。 本当に綺麗な場所ですね。ヴァルくん、あんまり綺麗なので、フィリアさんにも みせたいと思ったのですね。……良い傾向です。(頷き) ……と言うことで新婚旅行先決定ですね。 >九竜皇国は九竜王朝とも呼ばれ、小国による共同国家であり、それぞれの国には国王が存在し、それぞれの国を統治している。 >女皇は、九竜王朝の帝である最高統治者でありながら、国としての領土を持たない、稀有な存在でもある。 この国は東洋風といいますか、中華風……なんですね。 中国の王朝っぽい感じですが、微妙に違いますね。 ヴァルくんはこの国に、どんな用事があるのでしょうか。 >あいも変わらず設定魔なキツネノテブクロです。 > >ヴァル:消化し切れるのか? > >うっ(汗) うっ!←ここでも設定魔で、消化しきるどころか、そのせいで身動き 取れなくなったりする者が一人、ダメージを受けました(笑) >ヴァル:しかも九竜皇国の元ネタって・・・・・ > >私がちょくちょくあとがきとかで言ってる、ファイブスター物語のアトール王朝と、天照家を混ぜた感じのものだよ。 >あの漫画知ってる人には、大体のイメージがわかると思うけど・・・・ タイトルぐらいしか知りませんので、よく分からなかったのですが、私は 中国の王朝や十二国記を連想しました。 ……でも皇帝も十二国の王も直轄地はあるから、やっぱり違いますよね。 新しく登場した九竜皇国、一体どのような国なのでしょうか。 また、ここでもステフさんは何かしら動いているのでしょうか。 帝国や結界内も気になりますが、新しく登場のこの国も面白そうで、 続きがとても楽しみです。 それでは、この辺で失礼します。 |
14296 | Re:新しい国の登場ですね。 | キツネノテブクロ | 2003/5/23 20:58:38 |
記事番号14287へのコメント >こんばんは。 > >カノンさんに遊ばれているゼロス、いつになったら報われるのでしょう(笑) >そして、いよいよ動き出した帝国の遠征艦隊と、今回登場した新しい国。 >わくわくしながら読ませていただきました。 こんばんは。 ゼロスは相変わらず不幸で、帝国は色々と大変そうです。 >>「肝に命じておきます・・・」 >>「とか言って、実際はラダにサクッと殺されるの先じゃろうけど(笑)」 >> >>どべえええええっっ!! >> >>さくっと言われたセリフに、ゼロスは盛大にずっこける。 >>「おめーもラダマンティスの性格知っとるじゃろ? >>普通に考えりゃあいつが大人しゅうしとるわけねえし」 >>かんらかんらと笑うカノンを、ゼロスは疲れたように見る。 >>「じゃあ、さっきのセリフは冗談なんですか?」 >>「うんにゃ、本気v」 >>「・・・(汗)」 > >……真面目な顔で冗談を言う、というより煙に巻いて遊んでいますね、カノンさん(笑) >カノンさんが相手では、ゼロスも普段の調子がでませんね。 >無理もないですが。 カノンは捉えどころが無いですからねえ、ゼロスでも扱いづらいでしょう。 ゼロスもさっさと退避する事を進めときましょう。 >>「ま、諦めて他所行け他所。 >>もっとも、ラダのことを正確に知ってるのは、メティぐれーじゃろーけど・・・・・彼女に手を出すと洩れなくラダに滅(ころ)されるで(笑)」 > >これは確かに事実ですよね。それにしても見事に手玉に取られていますね、ゼロス。 グレイワーズ親子に、手を出さないほうが良いですよね・・・・やっぱり。 >>「あの〜、ボクのことからかってます?(汗)」 >>「はっはっは、気のせい気のせい(笑)」 >> >>――絶対からかってるううううううう(泣) >> >>等と心で思いながら、角の隅で丸くなっていぢけて(縦線、人魂のオプション付)しまった。 > >さすが「不幸」を基本オプション機能に持つだけのことはあります。 >聞くまでもなく、誰がどう見ても立派に、からかわれています。 >まあ、それが人生とゆーものです(きっぱり)……地道にガンバレ、ゼロス! 頑張れゼロス。 不幸は一生ついて回るだろうケドさ。 >>視線の先には、建物の影に固まって眠る人影。 >>浮浪者たちが、寒さをしのぐために固まって眠っている中に、小さな人影もある。 >>「・・・・あんな子供もこんな生活をしてるか・・・この街じゃ・・・けほっけほっ・・・」 >>咳き込む口元に手をやれば、掌に血が滲む。 >>「やれやれ、病気(こいつ)のことをアレクに言う暇があるかね。 >>まあ、あいつが戻るまでは、くたばる事は無いだろうけどね」 >>辛そうに息をしながらも、不敵に笑みを浮かべる。 >>「城にやっとくれ、あいつが話をつけてる筈だからね」 > >貧富の差が激しいうえに、それに対する対策も何も、何一つ、なされなく >なった状態なんですね。 >そしてヒュームさん。結核のようなご病気になっているのですね。 >病を押してまで、しなくてはならないことがあるのでしょうか。 アダマスはわざと放置してます。 何処までも突き放した目で今の帝国を見てます。 ヒュームの病気は肺の病気です。 結核のようなものですが、この世界では不治の病なのかどうかは、ちょっと解りません。 >>「国民がいてこその国だろう。 >>支配者一人、国民ゼロ、そんなのを国と呼ぶか?」 > >名言です。本当にそのとおりです。 >アレクセルさんは、国が倒れるのは仕方がないと思っていても、そして犠牲が >どうがんばっても、多少なりとも出るのは分かっていても、人が傷つくのは >見たくないのでしょうね。 >……本当に、武官には向かないと思うくらい、優しい方ですね。 >だから、逆に武官をやっているのかもしれませんね。 >誰かが目の前で傷つくのを見ていられないのでしょうから。 >そして、誰かを傷つけなきゃ進めないのなら、自分が汚れ役を引き受けようと >思ってしまうのでしょうから。 このアレクの台詞は、書いた本人は特に意図したわけじゃなかったです。 こういう台詞が自然に出るようなキャラです。 アレクは基本的に優しすぎです、その分貧乏くじをひいてますが、彼のような人が居るから、この国はかろうじて持っているのでしょう。 >>やがて、水上に浮かぶ寝殿造りの美しい城、鳳翠宮が見える場所にまで来ていた。 >>「流石に美しいな」 >>ヴァルは感嘆の声を上げる。 >>青い湖面に朱色の建物、そのコントラストが建築の美しさを、際立たせている。 >>鳳翠宮は別名?朱雀殿?とも呼ばれている。 >>「お嬢さんも連れて来れば良かったか・・・」 >>ここ二来る前に、暫く一人で行動すると言ったら、フィリアが酷く心配していた。 > >本当に綺麗な場所ですね。ヴァルくん、あんまり綺麗なので、フィリアさんにも >みせたいと思ったのですね。……良い傾向です。(頷き) >……と言うことで新婚旅行先決定ですね。 新婚旅行先ですか・・・・良いかもしれませんね(笑) >>九竜皇国は九竜王朝とも呼ばれ、小国による共同国家であり、それぞれの国には国王が存在し、それぞれの国を統治している。 >>女皇は、九竜王朝の帝である最高統治者でありながら、国としての領土を持たない、稀有な存在でもある。 > >この国は東洋風といいますか、中華風……なんですね。 >中国の王朝っぽい感じですが、微妙に違いますね。 >ヴァルくんはこの国に、どんな用事があるのでしょうか。 中華風というか、奈良・平安京な感じですね。 ヴァルがこの国に、どんな用があるかはそのうち。 >>あいも変わらず設定魔なキツネノテブクロです。 >> >>ヴァル:消化し切れるのか? >> >>うっ(汗) > >うっ!←ここでも設定魔で、消化しきるどころか、そのせいで身動き >取れなくなったりする者が一人、ダメージを受けました(笑) 大丈夫ですか?? >>ヴァル:しかも九竜皇国の元ネタって・・・・・ >> >>私がちょくちょくあとがきとかで言ってる、ファイブスター物語のアトール王朝と、天照家を混ぜた感じのものだよ。 >>あの漫画知ってる人には、大体のイメージがわかると思うけど・・・・ > >タイトルぐらいしか知りませんので、よく分からなかったのですが、私は >中国の王朝や十二国記を連想しました。 >……でも皇帝も十二国の王も直轄地はあるから、やっぱり違いますよね。 > >新しく登場した九竜皇国、一体どのような国なのでしょうか。 >また、ここでもステフさんは何かしら動いているのでしょうか。 どういう国かは、おいおい出していきます。 かなり特殊な国です。 >帝国や結界内も気になりますが、新しく登場のこの国も面白そうで、 >続きがとても楽しみです。 >それでは、この辺で失礼します。 感想ありがとうございました。 |
14295 | The song of a dragon. The requiem to darkness. 第23章 | キツネノテブクロ | 2003/5/23 20:29:01 |
記事番号14179へのコメント 【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】 「ヴァル=アガレス様ですね」 暫く沈み行く夕日を眺めたあと、踵を返した所で呼び止められる。 すそを絞った袴に、ゆったりとしたあわせの服のその上に、薄手の貫頭衣の様なものを着て、玉の飾りはついた飾り紐や、帯で留めている。 左の腰には太刀を下げた、狩衣姿の男たちが数名。 「帝の命により、お迎えに上がりました。 我らとおいでいただきますよう」 男たちの中でも一番年かさの男が、静かな声で告げる。 「ほう・・・女皇はご存知か。 流石と言うべきか、案内してもらおうか」 ヴァルは微かに驚きに目を大きくしたが、すっと目を細める。 男は軽く頷くと、先導するように歩き出す。 暫く歩くと、桟橋のような場所に連れてこられ、船へ乗るよう促される。 その船も、この国独特なもので、船首には竜の頭が彫刻されている。 その竜も、他の国々とは形状が違っている。 見るもの全てが珍しい物ばかりで、ヴァルはそれら一つ一つに目を奪われていた。 やがて、静かに滑るようについた場所は、鳳翠宮の正門前。 「でけえ・・・・・」 どうやって建造したのか、巨大な門は竜族がそのまま通れる程の大きさをしている。 その門も朱に塗られ、細やかで独特な彫刻が施されている。 そこで船を降り、中へと案内される。 ひたすら延々と長く広い廊下を歩く、途中にいくつもの橋を渡り、ひたすら奥へと案内される。 外から見た以上に、広大な宮殿である。 「おい;; まだか?」 いい加減疲れてきたヴァルが、案内をする男に問い掛ける。 「申し訳ありません。 あと少しですので・・・・」 男は視線だけを後ろに向け、静かに答える。 先ほどから交わされる会話でも、この男を始め他の男たちは、常に静かな声で話す。 声を荒げるということは無い。 ヴァルがこっそり溜息をついたところで、ようやく目的の場所に着いた。 長い黒髪を金や銀、鼈甲の簪や櫛で結い上げ、金糸銀糸を織り込んだ唐衣姿の、五十くらいの女性が玉座に座している。 九竜王朝の帝、女皇その人である。 「皇女を呼んで置いてください」 女皇は玉座に座したまま、側近くにいる者に命じる。 侍従の一人が深く腰をおって、音も立てずに退室するのと同時に、案内されたヴァルが入ってくる。 「ようこそおいで下さいました。 わたくしがこの国の神女(みこ)、玉竜朱梨遠(ぎょくりゅうしゅりおん)と申します。 遠き異国より来られし、古の竜たる方よ」 「丁寧な挨拶いたみいる。 俺がこの地にきた理由も、知っているのだろう?」 「存じております」 「さすが・・・・ん?」 「お気づきになられましたか」 梨遠は穏やかな笑みを、口元に浮かべる。 「目が・・・」 「はい。 わたくしの目は、光と影で形なす現は映す事無く、光と影を持っても形にならぬものを映します。 全てが見えず、全てを見ます」 「見えぬ目で見るは、遠き世界か」 ヴァルは静かな声で、答える。 女皇は、穏やかな笑みを浮かべたまま、何も言わず静かに瞼を落とす。 「梨遠女皇様、瑠璃です」 扉の向こうから、若い女性の声がする。 梨遠は僅かに扉の方に顔を向ける。 「お入りなさい」 「しつれいします」 声と共に入ってきたのは、緋の袴に濃紫の単姿の、十四・五歳の少女。 「こちらの方に、ご挨拶なさい」 「九竜の皇女、慧朱瑠璃(けいしゅるり)と申します」 ゆったりと深々と頭を下げ、挨拶をする。 「俺はヴァル=アガレス。 旅のものだ」 ヴァルは、少女をさり気無く観察しながら、そっけない口調で言葉を返す。 幼さが残る顔立ちに、大き目の瞳の可愛らしい少女だが、どこかまとう雰囲気が女皇に似ている。 ――なるほど・・・・次期女皇か・・・・・ 名前に“朱”が入るのは女皇か、次期女皇の皇女だけである。 九龍皇国は、それぞれ“赤”“橙”“黄”“緑”“青”“藍”“紫”“白”“黒”とあり、それぞれの色のあとに竜をつけて、国の名を呼ぶ。 名前に、自らの出身国を示す為に、国を表す色が入る。 瑠璃の場合だと元は黒竜国の出身なので、慧黒瑠璃となる。 名前の見方として、黒竜国の慧家の瑠璃と言う風になる。 ちなみに、どの国の王家も“竜”と言う家名である。 現女皇の梨遠は、現在ある九国何処かの、王族出身と言うことになる。 さらに、名前に“玉”の字が入るのは、女皇ただ一人である。 そして、この国の特殊性に、代々の女皇は一切の血縁関係が無い、と言うのがある。 なぜなら、女皇は退位するまで、処女のままだからである。 何千年と続くこの国の特殊なシステム、女皇は神女と呼ばれる預言者であり、次の女皇はその時の女皇によって、予言されるのだ。 現女皇の梨遠が、次期女皇に瑠璃を予言したように。 通常、予言される次期女皇は十歳までの少女で、十歳になるまでに王宮入りし、女皇としての修行をすることになる。 瑠璃も、十歳の誕生日を迎えた日に、王宮入りしている。 「そろそろ日が落ちるな・・・・ 今日はこれで、また明日にでも来させてもらうが、かまわないか?」 開放的な玉座の間は、外の景色が良く見えるが、その外も既に夜の闇が覆っていた。 「今宵は、こちらにお泊りになれば、よろしいでしょう。 部屋も用意させてあります」 梨遠は穏やかに微笑みながら、ヴァルに言う。 ヴァルは暫し考えていたが、その好意に従う事にした。 静かな夜に何処からか、弦楽の音が聞こえてくる。 その音色に耳を傾けながら、ヴァルは縁台から青く冴えた月を見上げていた。 「こんばんは、メシア。 良い月ダネ」 何時の間に来たのか、ステフが静かな笑みを浮かべて立っていた。 傍らには見ない顔の男が居る。 「また、貴様か・・・」 「あれ? メシアって呼び方に、突っ込みがくるかと思ったケド?」 「どうせ、カオティック・メシアからとったんだろ」 「まあ、そうなんだけどネ」 「そっちのは?」 そう言って視線だけ傍らの男に向ける。 軟らかそうな金茶の髪に、藍色の瞳のまずハンサムと言って顔立ちだが、その目には表情が無い。 「ああ、彼ね。 彼はアウイン、ルドウィヒ=アウインって言うんだ」 何処か歪んだ狂気じみた笑みを浮かべて、ステフは言葉を紡ぐ。 「ボクの人形だよ」 それは楽しそうに、恍惚とした表情で告げた。 <続> 【あとがき】 暴走設定魔なキツネノテブクロでございやす。 ヴァル:漢字の名前を使いたいが為に、この国出したんだろ(呆) 九竜皇国の名前とか、人名のつけ方とかは、結構昔に考えたネタで、オリジ小説に使おうと思ってたネタだったりする。 ヴァル:設定だけ考えて、ストーリーが思いつかなかったせいで、闇に埋もれてたネタだそうだな。 日の目を見たんだから、それで良し。 ヴァル:そう言うもんか? そう言うもんだ。 じゃ、この辺で。 ヴァル:次もよろしく。 |
14298 | 神秘的な国ですね。 | 猫楽者 E-mail | 2003/5/23 23:42:06 |
記事番号14295へのコメント こんばんは、キツネノテブクロさん。 お元気ですか、猫楽者です。 九龍皇国は、東洋の国の雰囲気ですね。 スレイヤーズの西洋的な国々に、東洋の雰囲気の国を違和感無く存在させている。 凄いなあと、思います。 自分には、東洋的な雰囲気をひとつの世界として作り上げる、という発想が、目からウロコが落ちるような とても新鮮な驚きでした。 >「ようこそおいで下さいました。 >わたくしがこの国の神女(みこ)、玉竜朱梨遠(ぎょくりゅうしゅりおん)と申します。 >遠き異国より来られし、古の竜たる方よ」 >「丁寧な挨拶いたみいる。 >俺がこの地にきた理由も、知っているのだろう?」 >「存じております」 >「さすが・・・・ん?」 >「お気づきになられましたか」 >梨遠は穏やかな笑みを、口元に浮かべる。 >「目が・・・」 >「はい。 >わたくしの目は、光と影で形なす現は映す事無く、光と影を持っても形にならぬものを映します。 >全てが見えず、全てを見ます」 >「見えぬ目で見るは、遠き世界か」 女皇さまは、ヴァルさんが、この地を訪れた訳を御存知なのですね。 穏やかな会話が続いている、ということは、九龍皇国に害になるような行動はしない。 そう女皇さまには、おわかりになっているのでしょうか。 >ヴァルは静かな声で、答える。 >女皇は、穏やかな笑みを浮かべたまま、何も言わず静かに瞼を落とす。 >「梨遠女皇様、瑠璃です」 >扉の向こうから、若い女性の声がする。 皇女さまの『瑠璃』さん、というお名前。 ラダマンティスさんの『聖魔太子白帝玻璃』というお名前と近いような感じがしました。 なにか関連があるのでしょうか。 >「九竜の皇女、慧朱瑠璃(けいしゅるり)と申します」 >ゆったりと深々と頭を下げ、挨拶をする。 >「俺はヴァル=アガレス。 >旅のものだ」 >ヴァルは、少女をさり気無く観察しながら、そっけない口調で言葉を返す。 >幼さが残る顔立ちに、大き目の瞳の可愛らしい少女だが、どこかまとう雰囲気が女皇に似ている。 > >――なるほど・・・・次期女皇か・・・・・ > >名前に“朱”が入るのは女皇か、次期女皇の皇女だけである。 >九龍皇国は、それぞれ“赤”“橙”“黄”“緑”“青”“藍”“紫”“白”“黒”とあり、それぞれの色のあとに竜をつけて、国の名を呼ぶ。 >名前に、自らの出身国を示す為に、国を表す色が入る。 >瑠璃の場合だと元は黒竜国の出身なので、慧黒瑠璃となる。 >名前の見方として、黒竜国の慧家の瑠璃と言う風になる。 >ちなみに、どの国の王家も“竜”と言う家名である。 >現女皇の梨遠は、現在ある九国何処かの、王族出身と言うことになる。 >さらに、名前に“玉”の字が入るのは、女皇ただ一人である。 >そして、この国の特殊性に、代々の女皇は一切の血縁関係が無い、と言うのがある。 >なぜなら、女皇は退位するまで、処女のままだからである。 >何千年と続くこの国の特殊なシステム、女皇は神女と呼ばれる預言者であり、次の女皇はその時の女皇によって、予言されるのだ。 >現女皇の梨遠が、次期女皇に瑠璃を予言したように。 >通常、予言される次期女皇は十歳までの少女で、十歳になるまでに王宮入りし、女皇としての修行をすることになる。 >瑠璃も、十歳の誕生日を迎えた日に、王宮入りしている。 色が国を現しているのですね。 全体は『龍』として、各国は『竜』となっているのは、九龍皇国では『竜』の“力”を束ねる存在として より強い『龍』という存在が居る。そう考えられているのでしょうか。 血縁関係を重視しないで、あくまでも『予言』が絶対的な決定力を持っているのですね。 特殊な巫女による政治形態ですね。 後継者争いとか、王家どうしの権力争いなども無いような、平和な国なのでしょうか。 >静かな夜に何処からか、弦楽の音が聞こえてくる。 >その音色に耳を傾けながら、ヴァルは縁台から青く冴えた月を見上げていた。 >「こんばんは、メシア。 >良い月ダネ」 >何時の間に来たのか、ステフが静かな笑みを浮かべて立っていた。 >傍らには見ない顔の男が居る。 >「また、貴様か・・・」 >「あれ? >メシアって呼び方に、突っ込みがくるかと思ったケド?」 >「どうせ、カオティック・メシアからとったんだろ」 >「まあ、そうなんだけどネ」 ステフさん。気のせいか・・・・突っ込みをいれてもらえなくて・・・・寂しそうですね(笑) しかし、ここまでヴァルさんを追いかけて来るとは よほどヴァルさんに興味があるのでしょうか。 それとも、この世界への召還者である 黒いローブの男の方に、なにか託されているのでしょうか。 黒いローブの男の方の世界に係わるヴァルさんに、なにかチョッカイかけるつもりなのでしょうか。 >「そっちのは?」 >そう言って視線だけ傍らの男に向ける。 >軟らかそうな金茶の髪に、藍色の瞳のまずハンサムと言って顔立ちだが、その目には表情が無い。 >「ああ、彼ね。 >彼はアウイン、ルドウィヒ=アウインって言うんだ」 >何処か歪んだ狂気じみた笑みを浮かべて、ステフは言葉を紡ぐ。 > >「ボクの人形だよ」 > >それは楽しそうに、恍惚とした表情で告げた。 ステフさん(汗) 少しずつ少しずつ、ルドウィヒを改造中なのでしょうか(汗) ヴァルさんにルドウィヒを会わせて、どうするおつもりなのでしょうか。 >暴走設定魔なキツネノテブクロでございやす。 > >ヴァル:漢字の名前を使いたいが為に、この国出したんだろ(呆) > >九竜皇国の名前とか、人名のつけ方とかは、結構昔に考えたネタで、オリジ小説に使おうと思ってたネタだったりする。 > >ヴァル:設定だけ考えて、ストーリーが思いつかなかったせいで、闇に埋もれてたネタだそうだな。 > >日の目を見たんだから、それで良し。 > >ヴァル:そう言うもんか? > >そう言うもんだ。 沢山のステキな設定を思いつく。その才能が羨ましいです(泣) よし。設定をキチンと作るぞ・・・・・そう思っても・・・・思いが空回りするだけで・・・・・ 設定用の紙は、真っ白いまま・・・・・・ただ時間だけが虚しく過ぎていっております(号泣) >じゃ、この辺で。 > >ヴァル:次もよろしく。 ヴァルさんは、九竜皇国でなにをなさるのか。 ステフが訪ねて来た、真の目的は。 続きを読ませて頂けるのを、とても楽しみにお待ちしております。 またも大脱走のお話で、申し訳ありませんが 自分も原作を読んだことはないのですが、映画の方は、計画の段階では250人で脱走、 実際に収容所の外に無事に出ることが出来たのは76人ほどでしたか。 結局最後まで逃げおおせたのは、76人中僅か3人(J・コバーン、C・ブロンソン、ジョン・レイトン)の方でした。 寒暖の差の為か、昨日、一昨日と熱を出して倒れておりました(汗) この時期の風邪は、なかなかキツイです。 お体にお気を付けて、お元気で。 では、失礼します。 |
14309 | 女王制の国でしょうか | エモーション E-mail | 2003/5/25 22:13:08 |
記事番号14295へのコメント こんばんは。 こちらにレスをつけるのが遅れました。すみません。 また、ちょっと私信ですが、「読みまくれ2」全体の記事ツリー、これから 沈む予定だった私の記事もそうですが、キツネノテブクロ様の作品も変な風に、 しかも中途半端に削除済みになっているのにお気づきでしょうか。 (単なる私のパソコンの表示がおかしいだけなら良いのですが……。 ああ、でも一坪様にメール送ってしまいましたので、もしそうなら一坪様に 無駄にご迷惑をかけることになったのかも……) 本当はこの件はメールでご連絡及び確認を取りたかったのですが、 キツネノテブクロ様はメールをお持ちでないようでしたので、 こちらでご連絡させていただきました。m(__)m ──── 九竜皇国……神女(みこ)が治める女王制の国なんですね。邪馬台国みたいに、 不思議な力を持つ女性が治めている国……。象徴的な存在なのかとも思いましたが、 どうやらそうでもそうでもなさそうで、とても神秘的ですね。 読んでいて、下手な神殿よりも神聖な感じがしました。 ゆったりとした空気のこの国に……やっぱり出ましたか(汗)ステフさん。 しかもおバカ皇子も(汗) ……人形……感情や自我を奪われてしまったのでしょうか。 元はどうしようもない方でしたが、こうなってしまうとさすがに可哀相ですね。 彼を連れてわざわざこの国へ来た理由、そしてヴァルくんにそれを知らせるように 見せている目的が分からなくて、本当に不気味です。 ヴァルくんの目的、そしてこの国が今回どう関わることになるのか、楽しみです。 また、個人的にもこの国、とても気に入りました。好きです、こういう雰囲気。 それでは、ちょっと短いですが、この辺で失礼いたします。 ……さすがに削除ショックが響いてまして(汗) ……確かに、私のはつたない話だけど……ちょっと悲しい……。 |