◆−異世界旅行記 1−amy(3/17-16:15)No.1424
 ┗いよいよ始まりっ!パチパチ−えもん(3/18-09:26)No.1441
  ┗Re:異世界旅行記 2−amy(3/22-16:48)No.1458
   ┗たいへん微笑ましいわ〜−えもん(3/23-09:53)NEWNo.1466


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1424異世界旅行記 1amy E-mail 3/17-16:15


「ふん、これが最後の結界か。」
 ゼルの声と同時に弾けるような『ボンッ』という鈍い音。
 そしてゼルは目の前にある水晶をわしづかみにする。
「ふーん?これがプラムの言ってた(知らない人は原作を読もう!)
       何でも願いごとの叶う石?ん?」
 つぶやくと同時に近くに貼ってある貼り紙を見つける。
『この石はあなたとあなたの一番大切な人を
    12時間異世界へと誘ってくれます。』
「一番大切な人、、、、?」
 貼り紙を読み終わり、ゼルが小さくつぶやく。
(嫌な予感。)
 思ったと同時にゼルの回りが変わる。
 何か空間そのものを歪めたような、、、、、。
 ふと気がつくと、、、、、。
「おや?宝探しに行ったのではなかったんですか?」
 後ろからゼロスの声。
「貴様が来たんだ!ここに!!」
 投げやりに答えて頭を抱える。
 そう、ゼルとゼロスは異世界に誘われてしまったらしかった、、、、。



「ちゃんと確認してからつかめばよかったんですよ。」
 いいながらエプロンを外す。
 どうやら食事の用意をしていたらしい。
「もう持ってかないんですか?あれ。」
 スタスタと歩いて行ってしまうゼルに聞く。
「もう触りたくもない!!!とにかく俺は帰る!!」
 その声と同時に水晶玉が煙りのようにえた。
「どうやってです、、、?」
 消えた様子を見て硬直するゼルに問うゼロス。
「、、、、、、。」
「まあ、確かに異世界ですね。とってもチャーミングな。」
「これはマヌケというんだマヌケと!!」
 のほほんとしたゼロスの言葉にゼルがいらただしげに叫ぶ。
 辺りは明るい。が、その元となる太陽がまるで、、、、。
 こう、幼稚園児が渦を書いて、回りに線を引いたよーな、、、。
 そんな太陽。
 そして回りにはこれまた幼稚園児が書いたよーなチューリップが生えている。
 そのチューリップのデカイこと。ゼロスの身長の8倍はあるだろう。
 そんなものが距離を置いてとはいえ、山ほど生えているのだ。
 気色悪いし、第一馬鹿馬鹿しくて力が抜ける。
「いいじゃないですか、どうせ12時間しか遊べないんですし。
             どうやら衣装も整えてくれたようですから。」
 ゼロスの言葉に自分の服を見ると、、、、。
 いつもの服よりも頑丈な、それでいて軽い服。
 かなり高価なものだろう。
 腰にはいつものよりも少し細めのロング・ソードがあった。
     、、、、まあ、俗にいう『勇者様ルック』である。
「だあああああ!!何でこうなる!?」
 叫んでゼロスの方を見ると、こちらはいつもと大して変わらない。
 どこにでもある『魔法使いルック』だった。
「いいと思いません?これ。」
「思わん!!」
       
     かくして、、、勇者達の旅は始まった。

「違う!!」

=====================================
 はい!『異世界旅行記 1』、終わりです!!

  えもんさん、期待してくださっていましたが、、、
         こんなのでいいですか?なんか不安。
  しかもこれ、どの時代だよ、、、。
         ふっ、細かいことは気にしないでくださいませ。

     ではそろそろ、、、、

          AMY

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1441いよいよ始まりっ!パチパチえもん E-mail 3/18-09:26
記事番号1424へのコメント

こんにちは、AMYさん。

いよいよ始まりましたね。「異世界旅行記」!!
しかも予定通り、17日にちゃんと!!すごいっ!!パチパチ。

>『この石はあなたとあなたの一番大切な人を
>    12時間異世界へと誘ってくれます。』
・・・・・ゼルの一番大切な人って・・・ゼロス!?
なーんだ、相思相愛だったのかぁ。よかったねゼロスっ!
・・・・・・・・・いいのか?

幼稚園児のいたずらがきのような異世界・・・。想像するだけで楽しいぞぉ〜。
しかも・・・勇者様ルックとは・・・。くっくっく。
       
>     かくして、、、勇者達の旅は始まった。
いやぁ〜、これからどんな事件(?)が二人を待ち受けているのやら・・・。
ま、ラブラブ旅行は間違いないっ!?・・・かな?

続き楽しみにしてますっ!!

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1458Re:異世界旅行記 2amy E-mail 3/22-16:48
記事番号1441へのコメント

 行けども行けどもらくがきのようなチューリップの森。
 なんだかこのドデカイチューリップを見ていると、自分が蟻になった気がする。
(くそ〜、、、、プラムの奴〜、、、、、、、。)
 この異常な事体を招く原因となった少女を思い出し、怒りが込みあげる。
 大体あの少女に関わるとろくなことがないのだ。
「ゼルガディスさ〜ん。もっとゆっくり歩きましょうよ(はあと)」
「黙れ!!」
 自分が不幸な時、誰かが笑っていると妙に腹が立つものである。
 例えそれがいつも笑っている魔族相手でも、、、、。
「ずうぇったいにプラムの嫌がらせだ!くそっ!」
「あははは。」
「『アハハハ。』じゃないッ!」
 いつもより重い(きちんとした)服装で歩きにくい。
 イライラしながらゼルはゼロスの顔も見ずに歩く。
「でもゼルガディスさん、『何でも願いが叶う』なら
      一体何をお願いするつもりだったんです?」
 ゼロスの質問にゼルが薄笑いをしてゆっくり振り向く。
「、、、、聞きたいか?」
「h、、、、なんか嫌だけど。
     恐いもの見たさでちょっと聞きたいです。」
「そうか、、、、、。」
 ゼロスの言葉にくくくっと笑ってゼルはまた前を向く。
「あの〜ゼルガディスさん?」
「『ゼロスが俺の回りに現れなくなりますよ〜に。』」
「h。」
「『俺のこの体が早く人間に戻りますよ〜に。』」
「、、、、。」
「『魔族がこの世から消えて、人間の平和な世界を。』」
「、、、、、、(涙)」
 願いごとを指折り数えて言うゼルにゼロスが涙する。
「ゼルガディスさん、そんなに僕がお嫌いですか、、、?」
「うん。」
「魔族だからですか?」
「それもある。」
 ゼロスの質問にニタニタ笑いながらゼルが頷く。
「『一番大切な人』は僕なのにっ?!」
「違うッ!!」
 貼り紙のことを言うゼロスにゼルは激しく否定する。
「じゃあなんで僕がこっちの世界に来るんですっ!!!!?」
「あの石が不良品なんだ!!」
「不良品って、、、デパートに売ってる『便利道具』じゃあるまいし!」
「ハッ、同じような物だ!!」
 泣きながらこちらににじりよるゼロスを叩きながらゼルは言う。
「大体貴様かプラムかに会うと必ず変なことが起きるんだ!!」
「自分の不幸さを他人のせいにしないで下さい!!」
「いつも不幸を持ってくるのは貴様だろうが!」
「何を言うんです!僕はあなたを幸せにしようと、、、、」
 ぎゃあぎゃあぎゃあ、、、、、、。
    
    二人がまだ罵り合っております。
          少々お待ち下さい。


「ぜーはーぜーはー、、、、。」
「ふっ、もう息があがっているんですか?」
 肩で息をするゼルを見て、ゼロスが満足そうに頷く。
「やはり僕のこの正し過ぎる意見にはかなわないようで、、、。」
(間違いだらけの間違いだろーがっ!)
 声に出したくとも息があがって喋れなかったりする。
 すると、、、、。
 すう、、、と太陽が消え(沈んでいない)、またまた幼稚園児が書いたらく
がきのような月が現れる。
 と、同時にベッドがぽつねんと置いてあったりする。
「おや、気の利いた世界ですね〜(はあと)」
「ちょっとまてえええええええええええええええ!!!??」
 えいっとばかりにそのベッドにゼルを押し倒すゼロス。
 そして声が出ないはずにも関わらず、悲鳴をあげるゼル。
「照れなくていいんですよ、ゼルガディスさん(はあと)」
「だあああああ!!話の展開が急過ぎるぞおおおおおおおおお!!」
 そのゼルの悲鳴と同時に辺りがまた明るくなり、ベッドが消える。
「ちっ。」
「『ちっ。』じゃねえええええええ!!」
 パチンと指を鳴らすゼロスを殴ってゼルは飛び起きる。
 少しだけ服装が乱れており、それを直した。
「今後俺に半径2メートル以内に近付くな!」
 言ってゼルはゼロスと距離をとり、さっさと歩いていくのだった。

===================================
 お待たせ(?)しました!
   異世界旅行記2、終わりです!!

 えもんさん、感想いつもありがとうございます。
    1の方はなんとか予告通りにいきましたが、、、、、。
   すみません。2、、、遅れました。
    まあ、、、私にも事情というものがありまして、、、、。
 hhh、、、ごめんにゃしゃあ〜い。
      ゆりゅして〜(涙)

   では、また3でお会いしましょー。
        AMYより

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1466たいへん微笑ましいわ〜えもん E-mail 3/23-09:53
記事番号1458へのコメント

こんにちは、AMYさん。

いやぁ。タイトルにも書きましたが、大変ほほえましい限りですねぇ。ほっほっほ。
わたし、ゼルゼロの何が好きって、やっぱし二人の掛け合い(からみとも言う?)が好きなんですよ。
言い寄るゼロスを足蹴にするゼル・・・なんて仲がいい二人なんでしょうっ!!
ベットまで登場しちゃうし・・・この先ゼルにどんな危険が待ち受けているのやら・・・たのしみ。(はあと)

ゼロス、これからもっとゼルを追いつめて〜っ!!それがわたしの、の・ぞ・み。おほほほ・・・・。

この先の展開も楽しみにしております。

えもん。